JP2001176896A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】フリップチップ方式樹脂封止型半導体装置を製
造するに当り、封止樹脂の塗布に要する作業時間を短縮
して生産性を高め、しかも封止樹脂がチップの所定部分
以外の部分に付着してしまうことがないようにする。 【解決手段】チップ1を基板1に熱圧着した後、チップ
1の裏面に接着シート9を貼着する。シート9を貼着
後、一番端のチップの脇に封止樹脂11を滴下すると、
樹脂はチップ1と基板4との間及びシート9と基板4と
の間の毛管現象により、チップとその隣りのチップとの
間を順次埋めて行くので、樹脂の滴下は1回で済み、チ
ップ毎に1つずつ滴下して行く必要がない。且つチップ
の裏面は保護される。接着シート9に加熱または紫外線
照射で接着力が低下する性質のものを用いると、封止樹
脂を固化させるときの加熱または紫外線照射で、同時に
シート9の接着力が低下するので、シート9を剥離する
ときの作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、フリップチップ方式で樹脂封止構造
の半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体装置を製造する従来の方
法について、図3を用いて説明する。図3は、従来の製
造方法によるフリップチップ方式樹脂封止型半導体装置
の製造途中の断面を、工程順に模式的に示す図である。
図3を参照して、始めに、半導体チップ1に設けられて
いる図示しないパッドの上に、金などによりバンプ3を
形成する(図3(a))。別に、銅などの金属製のフレ
ーム7に貼り付けた基板4を予め用意しておき、チップ
1のバンプ3が形成されていない方の面をコレット8で
吸着して基板4側に移送し、基板上の基板パッド5とチ
ップ上のバンプ3とを位置合せし加熱、加圧して、フリ
ップチップボンディング工法で圧着する(図3
(b))。その後、一つ一つのチップ毎に、ニードル1
0から封止樹脂11を吐出して、チップ1と基板4の隙
間及びチップとチップとの間の空間に樹脂を流し込み
(図3(c))、全体を加熱して封止樹脂11を硬化さ
せる(図3(d))。更に、基板4の反対側の面に設け
たBGA(ボール・グリッド・アレー:Ball Gr
id Alley)パッド6にはんだボール12を取り
付け(図3(a))、最後にチップ間を切断しチップど
うしを分離して、フリップチップ方式で樹脂封止構造の
半導体装置13を完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフリッ
プチップ方式樹脂封止型半導体装置の製造方法では、図
3(c)の封止樹脂11を塗布する工程で、半導体チッ
プ1に対してニードル10を移動させて、一つ一つ個別
に封止樹脂11を塗布して行く。そのため、封止樹脂1
1の塗布に長時間を要し、生産性に改善の余地があっ
た。
【0004】また、封止樹脂11がチップ1の裏面(バ
ンプ3が形成されている面とは反対側の面)に付着し、
その付着樹脂がそのまま硬化されてチップ裏面に凸状に
残ってしまうということが起りやすい。この付着樹脂が
硬化した突起物は、外観上見栄えが悪いのみならず、後
の工程でさまざまな問題を発生させる可能性がある。例
えば、ダイシング工程ではチップの裏面を仮固定用のシ
ートに貼り付けて位置決めを行うので、チップの裏面に
突起物があると位置ずれが発生してしまう。また、完成
した半導体装置に対する検査の一つであるIR検査は、
赤外線がチップを透過しアルミニウム製のパッドで反射
する性質を利用して、Si基板におけるクラックの発生
の有無を検査する方法であるので、チップの裏面に有機
物が付着していると赤外線が透過せず、検査の信頼性が
低下してしまうことになる。更には、捺印が正常に行わ
れないという事故や、マザーボードへの実装の際の位置
ずれという問題も生じる。
【0005】したがって、本発明は、フリップチップ方
式で樹脂封止構造の半導体装置を製造するにあたって、
封止樹脂の塗布に要する作業時間が短くて済み、しかも
封止樹脂がチップの所定部分以外の部分に付着してしま
うことがないようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、一主面にバンプ電極を備える半導体チップ
を、フリップチップボンディング工法により基板の一方
の主面に搭載する第1の工程と、前記基板に搭載した半
導体チップの他方の主面に接着シートを貼着する第2の
工程と、搭載した半導体チップの前記一主面を除く周囲
及び半導体チップと基板との間の空隙に封止外装用の樹
脂を充填する第3の工程と、前記封止外装用の樹脂を固
化させる第4の工程と、前記接着シートを剥離する第5
の工程とを含んでいる。
【0007】また、一主面にバンプ電極を備える少なく
とも2以上の半導体チップを、フリップチップボンディ
ング工法により基板の一方の主面に搭載する第1の工程
と、前記基板に搭載した複数の半導体チップの他方の主
面に、1枚で少なくとも2以上の半導体チップに掛るよ
うに、接着シートを貼着する第2の工程と、前記接着シ
ートで繋がれた複数の半導体チップの組ごとに、いずれ
か1つ以上の半導体チップの近傍の基板上に封止外装用
の樹脂を滴下する第3の工程と、前記封止外装用の樹脂
を固化させる第4の工程と、前記接着シートを剥離する
第5の工程とを含んでいる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面を、模式
的に、工程順に示す図である。図1を参照して、始め
に、半導体チップ1のアルミニウム製パッド(図示せ
ず)上に、金のバンプ3をボールボンディングにより形
成する(図1(a))。金バンプ3を形成する際、めっ
き法などのボールボンディング法以外の方法を用いても
よい。また、チップのパッドはアルミニウムに限らず、
例えば銅などのその他の金属でも良い。
【0009】次いで、金バンプ3の形成が済んだ半導体
チップ1を裏返しにして、バンプ3が形成されている面
とは反対側の面をコレット8で吸着し、予め準備してお
いた基板4上に移送して、チップ上のバンプ3と基板上
の基板パッド5とを位置合せしたあと加熱、加圧して、
バンプ3とパッド5とをフリップチップボンディング工
法で接続する(図1(b))。このとき、コレット8の
温度:300℃、加熱・加圧時間:加圧力100gf/
バンプで10秒間の条件で、熱圧着した。
【0010】次に、基板4に熱圧着した半導体チップ1
の裏面に、熱剥離シート9を貼り付ける。(図1
(c))。熱剥離シート9には、例えば日東電工株式会
社製の熱剥離シート(商品名:リバアルファ)を用いる
ことができる。この熱剥離シートはPETを基材とし
て、粘着剤とで二層にした構造をしており、その粘着剤
層に発泡剤を含ませてある。この熱剥離シートは、熱を
加えると粘着剤層中の発泡剤が発泡して粘着剤層表面に
凹凸が生じ、被着体との接着面積が著しく減少して接着
力が失われる性質を持っているので、その加熱による剥
離容易化という性質を利用して、本実施の形態の例に限
らず、電子部品の製造工程における自動化を目的とした
部品の仮固定などに用いられている。
【0011】その後、紙面最左端の半導体チップ1の横
の基板4上に、封止樹脂としての熱硬化性のエポキシ樹
脂11を、ニードル10を用いて滴下する。エポキシ樹
脂11は、チップ1と基板4との間に生じる毛管現象に
より、チップ1と基板4との隙間に流れ込んで行き、更
に、熱剥離シート9と基板4との間に生じる毛管現象に
より、チップとその隣りのチップとの間を順次埋めて行
く。従って、従来の製造方法におけるとは違って、チッ
プ毎に1つずつ個別にエポキシ樹脂を塗布して行く必要
はない。また、チップ1の裏面に熱剥離シート9が貼り
付けられているので、エポキシ樹脂11がチップ1の裏
面に付着することもない。しかも、エポキシ樹脂吐出用
のニードル10は1箇所に固定しておくことができ、チ
ップ毎に移動させる必要がないので、この点からも、エ
ポキシ樹脂11がチップ1の不要個所に付着する確率は
小さくなる。尚、この封止用のエポキシ樹脂11を充填
する際に、基板4などを載せた図示しないステージを加
熱すると、エポキシ樹脂の粘度が低下するので、チップ
1と基板4の間隙に封止樹脂11が更に流れ込み易くな
る。
【0012】次いで、チップ1、エポキシ樹脂11、熱
剥離シート9及び基板4を含む全体を加熱する(図1
(e))。加熱は、温度:150℃、時間:2時間の条
件で行った。この加熱により、エポキシ樹脂11が硬化
すると同時に、並行して、熱剥離シート9の粘着剤層中
で発泡が生じて接着力が低下する。本実施の形態で用い
た熱剥離シートは、120℃で1分間以上加熱すると、
接着力が発泡前の約1/35に低下する。
【0013】次に、発泡し接着力が低下した熱剥離シー
ト9を、半導体チップ1の裏面より剥離し(図1
(f))、その後、基板4のチップ搭載面とは反対側の
面に形成されているBGAパッド6上に、公知の方法
で、はんだボール12を形成した(図1(g))。はん
だボール12の材料には、例えばPb・Sn共晶はんだ
を用いることができるが、他の材料でも良い。或いは、
用途によっては、必ずしもはんだボールを形成しなくて
も構わない。
【0014】最後に、各チップとチップとの間を切断し
て、本実施の形態に係る半導体装置13を完成させる。
切断にはダイサーを用いたが、例えば打ち抜きなどの他
の方法を用いても良い。
【0015】本実施の形態においては、熱剥離シート9
を、或るチップとその隣のチップとの間に掛け渡すよう
にして各半導体チップ1の上に貼りつけることで、シー
ト9と基板4との間に間隙を作っている。これによっ
て、一番端のチップの横に滴下した封止樹脂11が、毛
管現象で順次チップとチップとの間を埋めて行くので、
封止樹脂11滴下用のニードル10をチップ毎に移動し
て行く必要はなく、生産性が向上する。また、チップの
裏面をシート9が覆っているので、封止樹脂11がチッ
プ1の不要部分に付着してしまうという事故は起らな
い。すなわち、熱剥離シート9は、チップ裏面の保護と
毛管現象の経路形成という二つの作用をしている。この
ことから、上記のシート9は、チップ1を保護でき且つ
基板4との間に隙間を作るものであれば、必ずしも加熱
によって接着力が低下する性質を持つものでなくても構
わない。しかしながら、上記シート9は完成した半導体
装置には不必要なものであって、製造中のいずれかの工
程で取り除かなければならないものであることを考慮す
ると、剥離するときの接着力は小さい方が作業性が良
く、また、封止樹脂11やチップ1を破損させたり、粘
着剤が残留してチップを汚染させる危険性も小さいの
で、接着力を低下させることのできる接着シートを用い
る方が好ましい。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係
る半導体装置の製造途中の断面を、工程順に模式的に示
す図である。図2を参照して、始めに、半導体チップ1
のアルミニウム製パッド(図示せず)上に金バンプ3を
ボールボンディング法により形成する(図2(a))。
次に、チップ1を裏返しにしてコレット8で吸着し、基
板4上に移送して、基板上の基板パッド5とチップ上の
バンプ3とを位置合せしたのち加熱、加圧を行い、チッ
プのバンプ3と基板4のパッド5とをフリップチップボ
ンディング工法で接続する(図2(b))。熱圧着の条
件は、第1の実施の形態における条件と同じである。
【0017】次に、基板4に熱圧着した半導体チップ1
の裏面にUVシート14を貼り付ける。(図2
(c))。UVシート14には、例えば日東電工株式会
社製のUV硬化型ダイシングテープ(商品名:エレップ
ホルダー UEシリーズ)を用いることができる。この
ダイシングテープは、PVCやポリオレフィンを母材と
して、粘着剤層との二層構造をしており、その粘着剤層
中に光重合開始剤と光重合性モノマーとが添加されてい
る。このダイシングテープに紫外線を照射すると光重合
性モノマーが重合し、網目構造を形成して接着力が低下
する性質を持っているので、その性質を利用して、本実
施の形態に限らず、例えば半導体装置製造のダイシング
工程などで使われている。ダイシング工程においては、
それまでウエーハ状態で処理してきたものを、ダイサー
などでスクライブ線に沿って切断し、個片のチップに切
り離すのであるが、ウエーハを固定すると共に切り離さ
れた後のチップが飛散しないようにするために、予めウ
エーハをダイシングテープに貼り付けてからウエーハの
切断を行う。このような目的には、接着力としては、切
断中にはウエーハを強力に固定するだけの強い接着力を
示す一方で、切断後にはチップをシートから取り外し易
いように接着力が低下することが望ましい。本実施の形
態では、そのような性質を持つダイシングテープを流用
した。
【0018】その後、ニードル10を用いて、一番左の
半導体チップ1の横の基板4上に、封止樹脂としての熱
硬化性のエポキシ樹脂11を滴下する。エポキシ樹脂1
1は、チップ1と基板4との間に生じる毛管現象によ
り、チップ1と基板4との隙間に流れ込んで行き、更
に、UVシート14と基板4との間に生じる毛管現象に
より、チップとその隣りのチップとの間を順次埋めて行
く。従って、従来の製造方法におけるとは違って、チッ
プ毎に1つずつ個別にエポキシ樹脂を塗布して行く必要
はない。また、チップ1の裏面にUVシート14が貼ら
れているので、エポキシ樹脂11がチップ1の裏面に付
着することもない。しかも、エポキシ樹脂吐出用のニー
ドル10は1箇所に固定しておくことができ、チップ毎
に移動させる必要がないので、この点からも、エポキシ
樹脂11がチップ1の不要個所に付着する確率は小さく
なる。
【0019】次いで、チップ1、エポキシ樹脂11、熱
剥離シート9及び基板4を含む全体を加熱する(図2
(e))。加熱条件は、第1の実施の形態におけると同
じで、温度:150℃、時間:2時間である。
【0020】次に、UVシート14に紫外線を照射した
(図2(f))。紫外線の照射条件は、積算光量:15
0mj/cm2 である。UVシート14は、紫外線を照
射すると接着力が低下する性質を有し、本実施の形態で
用いたUVシート14では、上記の紫外線照射条件のも
とで、接着力が紫外線照射前の約1/30に低下した。
【0021】次に、接着力が低下したUVシート14
を、半導体チップ1の裏面より剥離する(図2
(g))。
【0022】その後、はんだボール12を基板4のBG
Aパッド6上に形成し(図2(h))、最後に、ダイサ
ーにより切断して、本実施の形態に係る半導体装置13
を完成する(図2(i))。
【0023】ここで、本実施の形態においては、封止用
の樹脂11に熱硬化型の樹脂を用いたが、本発明はこれ
に限られるものではない。封止樹脂に紫外線硬化型の樹
脂を用いれば、図2(e)の工程を省いて、図2(f)
の紫外線照射の工程で封止樹脂11の硬化とUVシート
14の接着力低下とを同時に進行させることができるの
で、製造工程を簡略化することができる。
【0024】尚、これまで述べた第1及び第2の実施の
形態では、基板4上に複数の半導体チップ1を搭載する
例を示したが、搭載するチップが1個でも構わない。こ
のときでも、熱剥離シート9またはUVシート14をチ
ップの裏面に貼りつけることによって、封止樹脂11を
塗布する際に樹脂がチップ1に付着するという事故を防
ぐことができる。
【0025】尚また、第1及び第2の実施の形態におい
ては、封止用の樹脂11を滴下する際、紙面一番左端の
チップの横に樹脂を滴下したが、本発明はこれに限られ
るものではない。樹脂を滴下する場所或いは場所の数
は、樹脂が毛管現象によって流れて行く速度と1回の滴
下作業に要する時間とを勘案して適宜決めれば良い。
【0026】また、1枚の熱剥離シート9或いはUVシ
ート14で基板4上の全てのチップを覆う例を示した
が、これに限らず、基板4上のチップをいくつかの組に
分け、その組ごとにシートで覆うようにしても良い。チ
ップをどのように組み分けするかは、シートを貼着する
工数と、封止樹脂を滴下し充填する工数と、シートを剥
離する工数とを勘案して、適宜定めれば良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、フリップチップ方式で樹脂封止構造の半導体装置を
製造するにあたって、封止樹脂の塗布に要する作業時間
を短くして生産性を高めることができ、しかも、封止樹
脂がチップの所定部分以外の部分に付着することがない
ようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造途中の断面を、模式的に、工程順に示す図である。
【図2】第2の実施の形態に係る半導体装置の製造途中
の断面を、模式的に、工程順に示す図である。
【図3】従来の製造方法によるフリップチップ方式樹脂
封止型半導体装置の製造途中の断面を、模式的に、工程
順に示す図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 3 バンプ 4 基板 5 基板パッド 6 BGAパッド 7 フレーム 8 コレット 9 熱剥離シート 10 ニードル 11 封止樹脂 12 はんだボール 13 半導体装置 14 UVシート
フロントページの続き (72)発明者 磯崎 誠也 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5F061 AA01 BA03 CA04 CB12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面にバンプ電極を備える半導体チッ
    プを、フリップチップボンディング工法により基板の一
    方の主面に搭載する第1の工程と、 前記基板に搭載した半導体チップの他方の主面に接着シ
    ートを貼着する第2の工程と、 搭載した半導体チップの前記一主面を除く周囲及び半導
    体チップと基板との間の空隙に封止外装用の樹脂を充填
    する第3の工程と、 前記封止外装用の樹脂を固化させる第4の工程と、 前記接着シートを剥離する第5の工程とを含む半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一主面にバンプ電極を備える少なくとも
    2以上の半導体チップを、フリップチップボンディング
    工法により基板の一方の主面に搭載する第1の工程と、 前記基板に搭載した複数の半導体チップの他方の主面
    に、1枚で少なくとも2以上の半導体チップに掛るよう
    に、接着シートを貼着する第2の工程と、 前記接着シートで繋がれた複数の半導体チップの組ごと
    に、いずれか1つ以上の半導体チップの近傍の基板上に
    封止外装用の樹脂を滴下する第3の工程と、 前記封止外装用の樹脂を固化させる第4の工程と、 前記接着シートを剥離する第5の工程とを含む半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 貼着後の前記接着シートの接着力を低下
    させる工程を備えることを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着シートの接着力を、前記第4の
    工程における封止外装用の樹脂における固化の進行と並
    行して低下させることを特徴とする、請求項3に記載の
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接着シートの接着力を、前記第4の
    工程における封止外装用の樹脂の固化の後に低下させる
    ことを特徴とする、請求項3に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記封止外装用の樹脂に熱硬化型の樹脂
    を用い、前記接着シートに加熱により接着力が低下する
    シートを用いて、前記第4の工程で封止外装用の樹脂と
    前記接着シートとを共に加熱することにより、前記封止
    外装用の樹脂を固化させると共に前記接着シートの接着
    力を低下させることを特徴とする、請求項4に記載の半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記封止外装用の樹脂に紫外線硬化型の
    樹脂を用い、前記接着シートに紫外線の照射により接着
    力が低下するシートを用いて、前記第4の工程で前記封
    止外装用の樹脂と前記接着シートとに共に紫外線を照射
    することにより、前記封止外装用の樹脂を固化させると
    共に前記接着シートの接着力を低下させることを特徴と
    する、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記封止外装用の樹脂に熱硬化型の樹脂
    を用い、前記接着シートに紫外線の照射により接着力が
    低下するシートを用いることを特徴とする、請求項5に
    記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 一主面にバンプ電極を備える少なくとも
    2以上の半導体チップを、フリップチップボンディング
    工法により基板の一方の主面に搭載する工程と、 加熱により接着力が低下する接着シートを、前記基板に
    搭載した半導体チップの他方の主面に、1枚で少なくと
    も2以上の半導体チップに掛るように貼着する工程と、 前記接着シートで繋がれた複数の半導体チップの組ごと
    に、いずれか1つ以上の半導体チップの近傍の基板上に
    熱硬化型の樹脂を滴下する工程と、 前記半導体チップ、前記接着シート、前記熱硬化型の樹
    脂及び前記基板を加熱して、前記接着シートの接着力を
    低下させると共に前記熱硬化型の樹脂を固化させる工程
    と、 前記接着シートを剥離する工程とを含む半導体装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 一主面にバンプ電極を備える少なくと
    も2以上の半導体チップを、フリップチップボンディン
    グ工法により基板の一方の主面に搭載する工程と、 紫外線の照射により接着力が低下する接着シートを、前
    記基板に搭載した半導体チップの他方の主面に、1枚で
    少なくとも2以上の半導体チップに掛るように貼着する
    工程と、 前記接着シートで繋がれた複数の半導体チップの組ごと
    に、いずれか1つ以上の半導体チップの近傍の基板上に
    熱硬化型の樹脂を滴下する工程と、 前記半導体チップ、前記接着シート、前記熱硬化型の樹
    脂及び前記基板を加熱して、前記熱硬化型の樹脂を固化
    させる工程と、 前記接着シートに紫外線を照射した後、前記接着シート
    を剥離する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 一主面にバンプ電極を備える少なくと
    も2以上の半導体チップを、フリップチップボンディン
    グ工法により基板の一方の主面に搭載する工程と、 紫外線の照射により接着力が低下する接着シートを、前
    記基板に搭載した半導体チップの他方の主面に、1枚で
    少なくとも2以上の半導体チップに掛るように貼着する
    工程と、 前記接着シートで繋がれた複数の半導体チップの組ごと
    に、いずれか1つ以上の半導体チップの近傍の基板上に
    紫外線硬化型の樹脂を滴下する工程と、 前記紫外線硬化型の樹脂及び前記接着シートに共に紫外
    線を照射して、前記接着シートの接着力を低下させると
    共に前記紫外線硬化型の樹脂を固化させる工程と、 前記接着シートを剥離する工程とを含む半導体装置の製
    造方法。
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