JP2001170018A - 生体磁場計測装置 - Google Patents

生体磁場計測装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体機能情報を表わす画像と形態画像との合
成画像を得る生体磁場計測装置を提供する。 【解決手段】 検査対象35の剣状突起,頸切痕の体表
面に各々第1,第2のマーカ37,38が配置され,第
1,第2のマーカを結ぶ線が,低温容器36の内部で磁
束計が配列する1方向に沿うように,低温容器底面の下
部に胸部が配置され,演算処理装置は,磁場波形の信号
から心臓の活動に関する機能情報を表わす画像を作成す
る処理と,剣状突起の体表面に第1のマーカを配置し
て,撮像装置により撮影された心臓を含む形態画像の画
素の大きさに,機能情報を表わす画像の画素の大きさを
一致させ,形態画像と同じ大きさの画素を持つ機能画像
を作成する処理,機能画像に於ける第1のマーカ位置と
形態画像に於ける第1のマーカの位置を一致させる処
理,機能画像と形態画像との合成画像を作成する処理を
実行する。 【効果】 複雑な計算を必要とせず容易に合成画像を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,生体から発する微
弱磁場の検出を行なう超伝導デバイスであるSQUID
(Superconducting Quantum
Interference Device:超伝導量子
干渉素子)磁束計を用いた生体磁場計測装置に関し,特
に,心臓の活動に関する機能情報と心臓の形態画像とを
容易に合成できる生体磁場計測装置及び生体磁場計測方
法,生体磁場計測装置のためのデータ処理方法及び検査
対象の位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16に示すように,脳機能を計測する
従来の生体磁場計測装置では,複数の検出コイル12
を,外形を頭部の曲率に合わせたデユアの底部11に配
置し,頭部の複数個所に設置した磁場発生コイル13に
通電して発生する磁場を検出コイル12により計測し
て,磁場発生コイル13により発生する磁場と検出コイ
ル12の出力との関係をシミュレートする。検出コイル
12による計測データとシミュレートした検出コイル1
2の出力との差を最小とする磁場発生コイル13の位置
を推定することによって,磁場発生コイル13を配置し
た頭部の個所の位置座標を特定している(例えば,特開
平4−303416号公報)。
【0003】図17に示すように,MRI(核磁気共
鳴)装置による頭部の形態画像の計測では,図16に示
す磁場発生コイル13を配置した頭部の箇所と同一の個
所に,MRIマーカ21を配置して,MRIマーカ2
1,及び頭部全体を含む頭部の断層像を計測して,MR
Iマーカ21の位置座標をMRI画像を使用して特定し
ている(例えば,特開平4−303416号公報)。
【0004】脳磁場の計測結果と形態を表わす頭部のM
RI画像との合成では,磁場発生コイル13の位置座標
とMRIマーカ21の位置座標との関係を求め,例え
ば,脳磁場の計測によって得られた脳の活動部位の位置
を形態画像上に表示する際には,MRI装置による頭部
の断層像を用いて活動部位の位置に対応する座標を含む
ように頭部の断層画像を再構成して,脳の活動部位とM
RI画像とを合成して表示している(例えば,A.Uc
hida et al.,AVSTM based B
rain Activity Analysis Sy
stem with a Real Head Sha
pe,Recent Advancesin Biom
agnetism,Edited by T.Yosh
imoto et al.,Tohoku Unive
rsity Press,pp177−180,199
9)。
【0005】従来技術では,生体磁場計測装置に於い
て,ベッドに搭載された検査対象とデュアの位置関係を
設定する各種の方法が報告されている(例えば,特開平
3−244433号公報,特開平2−180244号公
報,特開平4−109929号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】脳磁場の計測に於ける
上記従来技術を,単純に胸部から発する生体磁場の計測
に適用する場合,上記従来技術では,脳磁場の計測に於
いて,頭部の位置座標を特定するために配置された磁場
発生コイルの位置座標を特定するために,複雑なシミュ
レーション計算を必要とする問題,MRI画像ではMR
Iマーカの座標の読み取りを必要とする問題があった。
更に,脳磁場の計測結果とMRI画像との合成では,磁
場発生コイルの座標とMRIマーカの座標との関係を求
め,MRI装置による断層像を用いて脳の活動部位の位
置に対応する座標を含むように頭部の断層画像を再構成
する計算を必要とする問題があった。
【0007】本発明の目的は,上記従来の問題点を解決
する生体磁場計測装置を提供することにあり,本発明の
目的は,特に,心臓から発する磁場を検出する際に,検
査対象の心臓の位置とセンサアレイの位置合わせと,S
QUID(Superconducting Quan
tum Interference Device:超
伝導量子干渉素子)磁束計から大きな信号出力を得る操
作を,短時間に,しかも容易に実現できる生体磁場計測
装置,及び生体磁場計測方法を提供することにある。
【0008】また,本発明の目的は,生体磁場計測装置
により得られる心臓の活動に関する機能情報と生体磁場
計測装置以外の撮像装置により得られる形態画像との合
成画像を容易に作成して,合成画像を表示できる生体磁
場計測装置を提供することにある。
【0009】更に,本発明の目的は,生体磁場計測装置
に於いて合成画像を表示するためのデータ処理方法,合
成画像の表示するさいの生体磁場計測装置のための検査
対象の好適な位置決め方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の生体磁場計測装
置の代表的な構成について説明する。本発明の生体磁場
計測装置は,検査対象を搭載するベッドと,ベッドを保
持する保持台と,複数のSQUID磁束計を冷却する低
温容器と,低温容器を床面に対して既知の距離に保持す
る床面に固定されたガントリーとを具備する。低温容器
の底面,及びベッドの上面は床面に対してほぼ平行に配
置される。
【0011】低温容器はその底部の外周面に於いて座標
系(x,y,z)のxz面を表わすxz標識,及びyz
面を表わすyz標識を有し,座標系(x,y,z)に於
いて,xy面は低温容器の底面に平行であり,z軸は低
温容器の底面に垂直である。
【0012】複数のSQUID磁束計は,低温容器内部
の底面に近傍に,x方向,及びy方向にそれぞれ配列さ
れ,例えば,検査対象の心臓から発生する磁場のZ方向
の成分を検出する磁束計である。複数のSQUID磁束
計として,検査対象の心臓から発生する磁場のx方向の
成分,及びy方向の成分を検出する磁束計を使用しても
よい。
【0013】低温容器の底面とベッドとの位置関係の調
整に使用する光学系として,xz面内で扇状に広がる第
1の扇状レーザを発生する第1のレーザ源と,yz面内
で扇状に広がる第2の扇状レーザを発生する第2のレー
ザ源と,第1,及び第2の扇状レーザに交叉して,斜め
方向からベッドの面に照射される点状のレーザビームを
発生する第3のレーザ源とを使用する。第1のレーザ源
はガントリーに固定されるフレームに固定され,第2の
レーザ源は保持台に固定されるフレームに固定され,第
3のレーザ源は床面,天井,壁面の何れかに固定される
フレームに固定される。
【0014】3つのレーザ源から発生するレーザの照射
方向を変更する手段として,第1の扇状レーザがxz標
識を照射するように,第1の扇状レーザの照射方位を変
更する第1の位置変更手段と,第2の扇状レーザがyz
標識を照射するように,第2の扇状レーザの照射方位を
変更する第2の位置変更手段と,点状のレーザビーム
が,第1の扇状レーザと第2の扇状レーザの交叉する
線,及び,z軸とベッドの面との交叉点を照射するよう
に,点状のレーザビームの照射方向を変更する第3の位
置変更手段とを使用する。
【0015】低温容器の底面に対してベッドの位置を移
動させる手段として,床面で保持台をx方向に移動させ
るx方向移動手段と,保持台の上でベッドをy方向に移
動させるy方向移動手段と,保持台の上でベッドをz方
向に移動させるz方向移動手段とを使用する。
【0016】低温容器の底面に対するベッドの位置の移
動とともに,ベッドと床面との間の距離は,距離測定手
段により自動的に測定され測定値が表示器に表示され
る。
【0017】この構成では,第1のレーザ源からの第1
の扇状レーザ,第2のレーザ源からの第2の扇状レー
ザ,及び,第3のレーザ源からの点状のレーザビームの
照射方向の変更と,ベッドのx,y,z方向の移動を行
ない,簡単な構成により,ベッドの高さ位置を計測で
き,ベッドに搭載された検査対象と低温容器の底面との
位置関係を調整することができる。
【0018】本発明の生体磁場計測装置の他の代表的な
構成では,検査対象の心臓から発生する磁場の法線方向
の磁場成分を検出する複数のSQUID磁束計が,低温
容器(デュア)の内部の底部に2次元に配列され,低温
に冷却されている。SQUID磁束計は駆動回路駆動に
より駆動され,SQUID磁束計により検出される法線
方向の磁場成分の磁場波形の信号は,演算処理,装置の
各部の制御を行なう計算機等の演算処理装置により収集
される。計測に先立って,検査対象の胸部の第1の点の
体表面に第1の基準点を示す第1のマーカが,検査対象
の胸部の第2の点の体表面に第2の基準点を示す第2の
マーカが,それぞれ配置される。
【0019】生体磁場計測装置には座標系(x,y,
z)が設定され,xz面内で扇状に広がる扇状レーザ,
yz面に平行な内で扇状に広がる扇状レーザ,及び,こ
れら2つの扇状レーザに交叉して,斜め方向からベッド
の面に照射される点状のレーザビームの合計3つのレー
ザを用いて,ベッド上の検査対象の胸部の面とデュアの
底部面との位置関係を調整する。座標系(x,y,z)
のxy面はSQUID磁束計による計測面に設定され
る。デュアの底面は,xy面,計測面,及びベッドの上
面に平行で,ベッドの上面とデュアの底面との間の距離
は既知である。
【0020】ベッドを最も低い高さとして検査対象を搭
載した時の検査対象の体表面の高さより十分高い位置ま
でベッドをz方向に移動させ,3つのレーザを用いて,
z軸とベッドの面との交叉点に上記の点状のレーザビー
ムが照射されるように,上記の点状のレーザビームの照
射方向を設定し,デュアの底面とベッドの上面との間の
距離を測定する。ベッドを低い位置に下げて検査対象を
ベッドに搭載し,yz面に平行な面内で扇状に広がる扇
状レーザが第1の基準点,及び第2の基準点を通るよう
に,yz面に平行な面内で扇状に広がる扇状レーザをx
方向に移動させて,第1の基準点,及び第2の基準点と
を結ぶ線が,SQUID磁束計の中心が配列する1方向
に平行に,又は,SQUID磁束計の中心が配列する1
方向に一致するように,検査対象の位置を調整する。
【0021】次に,xz面内で扇状に広がる扇状レーザ
が,第1の基準点を通るようにベッドをy方向に移動さ
せ,yz面に平行な面内で扇状に広がる扇状レーザがy
z面に一致するようにベッドをx方向に移動させた後
に,上記の点状のレーザビームの照射点が第1の基準点
に一致するまで,ベッドをz方向に移動させる。次に,
検査対象の体表面がデュアの底面に接するまでベッドを
z方向で移動させて,移動量を求め,デュアの底面に接
して検査対象の胸部を配置するので,デュアの底面と第
1の基準点との間の距離を求めることができる。剣状突
起,及び頸切痕の位置は触診により再現性良く容易に判
定できるので,第1の点として検査対象の剣状突起の体
表面位置,第2の点として検査対象の頸切痕の体表面位
置を選ぶのが好ましい。
【0022】演算処理装置は,(1)磁場波形の信号か
ら検査対象の心臓の活動に関する機能情報を表わす画像
を作成する処理,(2)検査対象の胸部の第1の点の体
表面に第1の基準点を示す第1のマーカが配置されて,
撮像装置により撮影された検査対象の胸部の形態画像の
画素の大きさに,機能情報を表わす画像の画素の大きさ
を一致させ,形態画像と同じ大きさの画素を持つ機能画
像を作成する処理,(3)機能画像に於ける第1の基準
点の位置と,形態画像に於ける第1のマーカの位置とを
一致させる処理,(4)機能画像と形態画像との合成画
像を作成する処理とを含むデータ処理方法を実行する。
また,(4)の処理に先立って,(3’)形態画像を第
1の基準点を中心に回転させて,形態画像に於ける検査
対象の体軸方向と,機能画像に於ける検査対象の体軸方
向の画素の配列方向とを一致させる処理を行なう。
【0023】更に,演算処理装置は,以下のデータ処理
方法を実行して(1)の処理を行なう。(a)計測され
た法線方向の磁場成分の磁場波形の信号を用いて,検査
対象の心臓の活性化部位を電流源として推定する処理
と,機能情報を表わす画像として,電流源の位置を含む
画像を作成する処理とを行なう。計測された法線方向の
磁場成分から,検査対象の心臓から発生する磁場の接線
方向の磁場成分を求める処理を行ない,接線方向の磁場
成分の磁場波形の信号を用いて,次の処理を行なう。
(b)等しい磁場強度をもつ座標点を結ぶ等磁場線図を
作成する処理を行ない,機能情報を表わす画像として等
磁場線図を得る。(c)検査対象の心臓の活性化部位を
2次元の電流分布として表示するアローマップを作成す
る処理を行ない,機能情報を表わす画像としてアローマ
ップを得る。(d)検査対象の心臓の活動の特定の時相
を含む時間区間で磁場波形を積分して積分強度を求め,
等しい積分強度をもつ座標点を結ぶ等磁場積分図を作成
する処理を行ない,機能情報を表わす画像として等磁場
積分図を得る。(e)検査対象の心臓の活動の異なる2
つの時相を含む時間区間でそれぞれ接線方向の磁場成分
の磁場波形を積分して積分強度を求め,異なる2つの時
相を含む時間区間での積分強度の差が等しい値をもつ座
標点を結ぶ等磁場積分図を作成する処理を行ない,機能
情報を表わす画像として等磁場積分図を得る。
【0024】形態画像は,例えば,MRI装置により撮
影された検査対象の胸部の面にほぼ平行又は垂直な断層
像,3次元XCT装置により撮影された検査対象の胸部
の面にほぼ平行又は垂直な断層像,X線撮影装置により
撮影された検査対象の胸部X線画像の何れかから選択さ
れる。選択された形態画像と,(a)から(e)により
得られた機能情報を表わす画像の何れかとを使用して,
演算処理装置は,(2)から(4),(3’)の処理を
を含むデータ処理方法を実行する。
【0025】以上説明した本発明の構成によれば,検査
対象の心臓から発する磁場の検出に先立ち,2つの扇状
レーザ,点状のレーザビームの合計3つのレーザを用い
て,簡単な構成により,ベッド上の検査対象の胸部の面
とデュアの底部面との位置関係を調整することができ
る。この結果,心臓のセンサアレイの面への投影のほぼ
全体がセンサアレイの領域内に位置し,検査対象の胸部
の体表がデュアの下面に接することになり,大きな信号
出力が得られる。上記の位置関係の調整を行なう操作
は,短時間に,しかも容易に実行で可能であ。
【0026】また,本発明によれば,磁場源を推定する
ための磁場発生のシミュレーション計算,及び断層像の
再構成計算のような複雑な計算を実行せず,生体磁場計
測装置により得られる生体機能情報,特に,心臓から発
する磁場の計測により得られる磁場波形から求めた等磁
場線図,アローマップ,等磁場積分図,電流ダイポール
の位置推定の結果等により表わされる心臓の活動に関す
る機能情報と,核磁気共鳴(MRI)装置,3次元XC
T装置等により得られる胸部の面にほぼ平行又は垂直な
形態画像(断層像)との合成画像,あるいは,X線撮影
装置により得られる胸部X線画像のような透過像との合
成画像を容易に作成して合成画像を表示できる。
【0027】多くの場合,MRI装置,3次元XCT装
置では,検査対象が搭載されるベッドは水平に保持され
ており,画像撮影では,検査対象はベッドの長軸方向と
検査対象の体軸がほぼ一致するようにベッドに搭載され
る。また,X線撮影装置による胸部X線画像(X線透過
像)は,検査対象は立位,又は椅子に座った正座位で撮
影されることが多く,一般病棟のベッドに寝た状態で撮
影されることもある。
【0028】MRI装置,3次元XCT装置に於ける撮
影に於いて,ベッドの長軸方向と検査対象の体軸が正確
に一致しない場合でも,(3’)の処理を行なうことに
より,形態画像に於ける検査対象の体軸方向と,機能画
像に於ける検査対象の体軸方向(第1の基準点と第2の
基準点とを結ぶ方向)の画素の配列方向とを一致させる
ことができる。
【0029】即ち,形態画像を第1の基準点(MRIマ
ーカの像の中心の位置,又はX線マーカの像の中心の位
置)を中心に回転させた画像と機能画像との合成画像を
作成できるので,機能画像と形態画像とのより正確な合
成画像を作成できる。例えば,胸部X線画像(X線透過
像)に於ける背骨の中心ラインと,機能画像に於ける検
査対象の体軸方向の画素の配列方向とを一致させるよう
に,形態画像を第1の基準点(X線マーカの像の中心の
位置)を中心に回転させて,機能画像と形態画像とのよ
り正確な合成画像を作成できる。
【0030】本発明に於ける,生体機能情報を表わす画
像と形態画像との合成画像を得る生体磁場計測装置の代
表的な構成を,図2を参照して要約すると次の通りであ
る。検査対象35の剣状突起の体表面に第1の基準点を
示す第1のマーカ37が,頸切痕の体表面に第2の基準
点を示す第2のマーカ38がそれぞれ配置され,第1,
第2の基準点を結ぶ線が,低温容器36の内部でSQU
ID磁束計が配列する1方向に沿うように,低温容器の
底面の下部に胸部が配置される。演算処理装置は,
(1)磁場波形の信号から心臓の活動に関する機能情報
を表わす画像を作成する処理,(2)剣状突起の体表面
に第1の基準点を示す第1のマーカが配置されて,撮像
装置により撮影された心臓を含む形態画像の画素の大き
さに,機能情報を表わす画像の画素の大きさを一致さ
せ,形態画像と同じ大きさの画素を持つ機能画像を作成
する処理,(3)機能画像に於ける第1の基準点の位置
と,形態画像に於ける第1の基準点の位置を一致させる
処理,(4)機能画像と形態画像との合成画像を作成す
る処理とを実行する。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の生体磁場計測装置は,ベ
ッドと,ベッドを保持する保持台,低温容器,ガントリ
ーを具備している。低温容器内部の底面の近傍の面に,
x方向,及びy方向にそれぞれ複数のSQUID磁束計
が配列され,冷却されている。低温容器の底部の外周面
に於いて座標系(x,y,z)のxz面を表わすxz標
識,及びyz面を表わすyz標識が印されている。座標
系(x,y,z)に於いて,xy面は低温容器の底面に
平行であり,z軸は低温容器の底面に垂直である。
【0032】低温容器を保持するガントリーは床面に固
定されている。低温容器の底面と床面との間の距離は予
め設定された既知の値であり,低温容器の底面は床面に
対して固定された位置にある。低温容器の底面,及びベ
ッドの上面は床面に対してほぼ平行に配置される。
【0033】複数のSQUID磁束計は,Z方向の磁場
成分を検出する磁束計,又は,x方向の成分,及びy方
向の磁場成分を検出する磁束計を使用する。
【0034】低温容器の底面とベッドとの位置関係の調
整に使用する光学系として,xz面内で扇状に広がる第
1の扇状レーザを発生する第1のレーザ源と,yz面内
で扇状に広がる第2の扇状レーザを発生する第2のレー
ザ源と,第1,及び第2の扇状レーザに交叉するよう
に,斜め方向からベッドの面に照射する点状のレーザビ
ームを発生する第3のレーザ源とを使用する。第1のレ
ーザ源はガントリーに固定されるフレームに固定され,
第2のレーザ源は保持台に固定されるフレームに固定さ
れ,第3のレーザ源は床面,天井,壁面の何れかに固定
されるフレームに固定されている。
【0035】3つのレーザ源から発生するレーザの照射
方向を変更する手段として,第1の扇状レーザがxz標
識を照射するように,第1の扇状レーザの照射方位を変
更する第1の位置変更手段と,第2の扇状レーザがyz
標識を照射するように,第2の扇状レーザの照射方位を
変更する第2の位置変更手段と,点状のレーザビーム
が,第1の扇状レーザと第2の扇状レーザの交叉する
線,及び,z軸とベッドの面との交叉点を照射するよう
に,点状のレーザビームの照射方向を変更する第3の位
置変更手段とを使用する。
【0036】低温容器の底面に対してベッドの位置を移
動させる手段として,床面で保持台をx方向に移動させ
るx方向移動手段と,保持台の上でベッドをy方向に移
動させるy方向移動手段と,保持台の上でベッドをz方
向に移動させるz方向移動手段とを使用する。
【0037】低温容器の底面に対するベッドの位置の移
動とともに,ベッドと床面との間の距離は,自動的に距
離測定手段により測定され,距離が表示器に表示され
る。
【0038】上記の生体磁場計測装置には以下に説明す
る代表的な位置決め方法,及び,生体磁場計測方法が適
用される。
【0039】本発明の代表的な,生体磁場計測装置のた
めの検査対象の位置決め方法は,(1)第1の扇状レー
ザがxz標識を照射するように,第1の扇状レーザの照
射方位を設定し,(2)第2の扇状レーザがyz標識を
照射するように,第2の扇状レーザの照射方位を設定
し,(3)点状のレーザビームが,第1の扇状レーザと
第2の扇状レーザの交叉する線,及び,z軸とベッドの
面との交叉点を照射するように,点状のレーザビームの
照射方向を設定し,(4)yz面内で第2の扇状レーザ
が,検査対象の胸部の第1の点の体表面に配置された第
1のマーカにより示される第1の基準点,及び検査対象
の胸部の第2の点の体表面に配置された第2のマーカに
より示される第2の基準点を通るように,第2の扇状レ
ーザの照射方位を設定し,(5)第2の扇状レーザがy
z標識を照射するようにベッドをx方向に移動させ,
(6)yz面内で第1の扇状レーザが第1の基準点を通
るように,ベッドをy方向に移動させることにより,第
1の基準点と第2の基準点とを結ぶ線が,SQUID磁
束計の中心が配列する1方向に一致,又は平行となるよ
うに,検査対象の胸部が低温容器の底面の下部に配置さ
れる。
【0040】上記の位置決め方法は,更に,(7)点状
のレーザビームの照射点が,第1の基準点に一致するま
でベッドをz方向に移動させ,(8)検査対象の体表面
が,低温容器の底面に接するまでベッドをz方向で移動
させて,第1の基準点と低温容器の底面との間の距離を
求める。また,第1の点として検査対象の剣状突起を,
第2の点として検査対象の頸切痕をそれぞれ使用する。
【0041】本発明の代表的な,生体磁場計測装置のた
めの生体磁場計測方法は,(1)xz面内で扇状に広が
る第1の扇状レーザがxz標識を照射するように,第1
の扇状レーザの照射方位を設定し,(2)yz面内で扇
状に広がる第2の扇状レーザがyz標識を照射するよう
に,第2の扇状レーザの照射方位を設定し,(3)第1
の扇状レーザ,及び第2の扇状レーザに交叉するよう
に,斜め方向からベッドの面に照射される点状のレーザ
ビームが,第1の扇状レーザと第2の扇状レーザの交叉
する線,及び,z軸とベッドの面との交叉点を照射する
ように,点状のレーザビームの照射方向を設定し,
(4)yz面内で第2の扇状レーザが,検査対象の剣状
突起の体表面に配置された第1のマーカにより示される
第1の基準点,及び検査対象の頸切痕の体表面に配置さ
れた第2のマーカにより示される第2の基準点を通るよ
うに,第2の扇状レーザの照射方位を設定し,(5)第
2の扇状レーザがyz標識を照射するようにベッドをx
方向に移動させ,(6)yz面内で第1の扇状レーザが
第1の基準点を通るように,ベッドをy方向に移動さ
せ,(7)点状のレーザビームの照射点が第1の基準点
に一致するまでベッドをz方向に移動させ,(8)検査
対象の体表面が低温容器の底面に接するまでベッドをz
方向で移動させて第1の基準点と低温容器の底面との間
の距離を求め,その後,(9)検査対象の心臓から発す
る磁場を検出する。第1の基準点と第2の基準点とを結
ぶ線が,SQUID磁束計の中心が配列する1方向に一
致,又は平行となるように,検査対象の胸部が低温容器
の底面の下部に配置される。
【0042】以下,本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0043】(第1の実施例)図1は,本発明の第1の
実施例の生体磁場計測装置の全体の構成例を示す図であ
り,図2は,本発明の第1の実施例の生体磁場計測装置
の構成例の詳細を説明する図である。図1に示すよう
に,磁気シールドルーム2の内部に,検査対象35が横
たわるベッド31と,デュア(低温容器)36を保持す
るガントリー46とが配置されている。生体から発生す
るz方向(法線方向)の磁場信号を検出するための複数
のセンサ(SQUID磁束計)が,デュア36の内部の
底部の近傍にx,y方向に格子状に2次元に配置されて
いる(2次元に配置された複数のセンサをセンサアレイ
と呼ぶ)。
【0044】図4に示すように,心臓から発生する微弱
な磁場を測定する64個のSQUID磁束計は,低温容
器(デュア)36の内部の底部に,8×8の正方格子の
各格子点に2次元に配置されている。各SQUID磁束
計は,検出コイルと補償コイルとを有する1次微分型検
出コイルを有し,法線方向(z方向,体表面に対して垂
直な方向)の磁場を検出する。
【0045】センサアレイは駆動回路6により駆動さ
れ,センサアレイからの出力はアンプフィルタユニット
7により増幅されフイルタ処理がなされた後に,計算機
(演算処理装置)8に収集される。
【0046】計算機(演算処理装置)8は,センサアレ
イにより検出された心臓から発生する磁場の法線方向の
平均磁場波形又は加算磁場波形を求める演算等を実行し
た後に,法線方向の平均磁場波形又は加算磁場波形か
ら,心臓から発生する磁場の接線方向の磁場成分を求め
る。更に,接線方向の磁場成分を使用して,計算機8
は,複数のセンサが配列される座標点での,磁場分布の
解析,等しい磁場強度をもつ座標点を結ぶ等磁場線図の
作成,検査対象の心臓の活性化部位を2次元の電流分布
として表示するアローマップの作成,心臓の活動の特定
の時相(時間帯)を含む時間区間で磁場波形を積分して
積分強度を求め等しい積分強度をもつ座標点を結ぶ等磁
場積分図の作成,法線方向の磁場成分から電流源の位置
を推定する等の各種の演算処理を行ない,処理結果を表
示装置に表示する。
【0047】なお,法線方向の磁場成分から接線方向の
磁場成分を求める方法,接線方向の磁場成分を用いて,
等磁場線図を作成する方法,等磁場積分図を作成する方
法は,本発明者らにより初めて開発された方法であり,
公知の技術である(特開平10−305019号公報を
参照)。
【0048】tを時間変数,SQUID磁束計の座標を
(x,y)とし,計測された法線方向の磁場成分をBz
(x,y,t)とする時,接線方向の磁場成分B
x(x,y,t),By(x,y,t)は(数1),(数
2)により得られる。
【0049】
【数1】 Bx(x,y,t)=∂Bz(x,y,t)/∂x …(数1)
【0050】
【数2】 By(x,y,t)=∂Bz(x,y,t)/∂y …(数2) 図2に示すように,第1の実施例の生体磁場計測装置
は,検査対象35が搭載されるベッド31を,左右方向
(y軸方向)32に移動させるy軸方向移動手段と,前
後方向(x軸方向)33に移動させるx軸方向移動手段
と,上下方向(z軸方向)34に移動させるz軸方向移
動手段とを具備している。ベッド31の上面はデュア3
6の底面と平行,即ちxy面と平行に常に保持されてい
る。ベッド31はベッド保持台31−1に保持され,送
り用レール31−2の上でx軸方向33に図示しない前
後送りハンドルの操作により移動可能であり,ベッド3
1はベッド保持台31−1の上でy軸方向32に左右送
りハンドル31−3の操作により移動可能であり,ま
た,ベッド31はベッド保持台31−1の上で油圧ポン
プハンドル31−4によりz軸方向34に移動可能であ
る。
【0051】なお,本発明の生体磁場計測装置ではデュ
ア36の空間位置は固定されおり,計測面(図5に示す
401)をxy面として,例えば,検出コイルを具備す
るセンサ(SQUID磁束計)(図5に示す402)の
各座標点(x,y)の重心位置を原点(0,0,0)と
する生体磁場計測装置の座標系(x,y,z)が設定さ
れる。座標系(x,y,z)の原点として,センサアレ
イの特定の位置に配置されるセンサの位置を原点(0,
0,0)としても良い。センサはデュア36の内部の底
部の近傍の,ベッド31に平行な計測面(図5に示す4
01)にx,y方向に格子状に2次元に配置されてい
る。
【0052】また,デュア36の下部の外周の側面には
座標系(x,y,z)のxz面と外周の側面の交線を示
すxz標識36−1,及び,yz面と外周の側面の交線
を示すyz標識36−2が記されている。
【0053】第1の実施例の生体磁場計測装置は,ベッ
ド31の上の検査対象35をデュア36の底面に対し
て,一定の向き,及び一定の位置に配置するために,ベ
ッド31の長軸方向39に広がる扇状のレーザ40を発
するレーザ発振器41,ベッド31の短軸方向42に広
がる扇状のレーザ43を発するレーザ発振器44,照射
方向を変化させることにより,座標系(x,y,z)の
z軸と交叉する点状のレーザ47を発するレーザ発振器
48,及び,ベッド31の床面からの変位を計測する超
音波変位センサ45等を具備している。yz面に平行な
面に扇状に照射されるレーザ40,及び,xz面に平行
な面に扇状に照射されるレーザ43の広がりの角度はそ
れぞれ変更可能である。扇状のレーザ40と扇状のレー
ザ43との交線49は座標系(x,y,z)のz軸と平
行である。レーザ40,レーザ43,レーザ48の波長
は300nm〜850nmであり,レーザ40,レーザ
43,レーザ48の代わりに,波長範囲300nm〜8
50nmの光を放射する他の光源を使用しても良い。
【0054】レーザ発振器41は発振器ホルダ41−1
に保持され,発振器ホルダ41−1はベッド保持台31
−1に固定されるパイプフレーム41−2に,レーザ4
0の照射方位が変化可能に,且つ,照射方位が特定方位
となるように固定可能である(第2の位置変更手段)。
同様に,レーザ発振器44は,発振器ホルダ44−1に
保持され,発振器ホルダ44−1はガントリー46に固
定されるパイプフレーム44−2に,レーザ43の照射
方位が変化可能に,且つ,照射方位が特定方位となるよ
うに固定可能である。即ち,発振器ホルダ41−1は,
パイプフレーム41−2の上でx軸方向33に移動可能
であり,パイプフレーム41−2の軸の周りで回転(チ
ルト)可能である(第1の位置変更手段)。
【0055】同様に,発振器ホルダ44−1は,パイプ
フレーム44−2の上でy軸方向32に移動可能であ
り,パイプフレーム41−2の軸の周りで回転(チル
ト)可能である。パイプフレーム41−2は,ベッド3
1に搭載される人体の足部の側のベッド保持台31−1
に固定され,波長範囲300nm〜850nmの光が目
に入らないようにしている。パイプフレーム44−2
は,デュア36の位置よりも上方で水平方向に迫り出し
ている。
【0056】レーザ発振器48は,発振器ホルダ48−
1に保持され,発振器ホルダ48−1は床面,天井,壁
面の何れかに固定されるパイプフレーム48−2に,点
状のレーザ47の照射方向が変化可能に,且つ,照射方
向が特定方位となるように固定可能である。発振器ホル
ダ48−1は,パイプフレーム48−2の上でy軸方向
32に移動可能であり,パイプフレーム48−2の軸の
周りで回転(チルト)可能である。パイプフレーム48
−2は,磁気シールドルームの内部の床面,又は壁面に
固定される。
【0057】検査対象35の心臓から発する磁場を計測
するために,検査対象35をデュア36の底面に対し
て,即ち,座標系(x,y,z)に於いて,一定の向
き,一定の位置に配置する操作,例えば,心臓のセンサ
アレイの面への投影のほぼ全体がセンサアレイの領域内
に位置し,検査対象35の胸部の体表がデュア36の下
面に接するように配置するための操作を以下に,図3,
図4を参照して説明する。
【0058】図3は,本発明の第1の実施例に於ける,
ベッドに搭載される検査対象をデュアの下面に配置する
手順の例を示す概略図,図4は,本発明の第1の実施例
に於ける,ベッドに搭載される検査対象をデュアの下面
に配置する際に使用する3つレーザの照射方向を調整を
説明する図である。
【0059】以下の説明する第1の実施例では,心臓の
xy面への投影のほぼ全体がセンサアレイの領域内に位
置するようにするため,座標系(x,y,z)のz軸が
予め設定したセンサーの位置を通るようにする。即ち,
検査対象の剣状突起がz軸を通るように,センサアレイ
に対して検査対象の位置を調整し,心臓のセンサアレイ
の面への投影のほぼ全体がセンサアレイの領域内に位置
するようにする。
【0060】工程1(参照番号51):まず,ベッド3
1をx方向又は/及びy方向に移動させて,ベッド31
をデュア36の下方に移動させる。次に,ベッド31を
z軸方向34に移動させて,ベッド31の上面の高さ
を,ベッド31を最も低い高さとして検査対象35を搭
載した時の検査対象の体表面の高さより高い位置となる
ように設定する。この時,ベッド31の床面からの高さ
HLは,超音波変位センサ45により測定される。ベッ
ド31の床面からの高さの測定は,一般的な変位センサ
(距離測定手段)により可能であり,例えば,超音波変
位センサ45の代わりに光学的に変位を検出する光学変
位センサを使用することもできる。なお,ベッド31の
床面からの高さは,ベッド31の上面と床面との間の距
離,又は,ベッド31の上面から一定の距離のz軸方向
34の位置にベッド31の任意の位置に取り付けられ,
z軸方向34のz軸方向移動手段によりベッド31の上
面と共に移動する変位センサの位置と床面との間の距離
である。
【0061】発振器ホルダ44−1の位置をパイプフレ
ーム44−2の上で移動させて,レーザ発振器(第1の
レーザ光源)44から発振されxz面に平行な面に扇状
に広がるレーザ43(第1の扇状レーザ)の広がりの角
度を必要に応じて変化させて,レーザ43が,デュア3
6の下部の外周の側面に記されたxz標識36−1を通
りベッド31の上面を照射する位置で,発振器ホルダ4
4−1の位置がパイプフレーム44−2に固定される。
【0062】発振器ホルダ41−1の位置をパイプフレ
ーム41−2の上で移動させて,レーザ発振器(第2の
レーザ光源)41から発振されyz面に平行な面に扇状
に広がるレーザ40(第2の扇状レーザ)の広がりの角
度を必要に応じて変化させて,レーザ40が,デュア3
6の下部の外周の側面に記されたyz標識36−2を通
りベッド31の上面を照射する位置で,発振器ホルダ4
1−1の位置がパイプフレーム41−2に固定される。
扇状のレーザ40と扇状のレーザ43は交叉して,座標
系(x,y,z)のz軸と平行な交叉線49を形成す
る。
【0063】図4は,以下で説明する工程2に於ける3
つレーザの照射方向の調整を説明する図である。
【0064】工程2(参照番号52):発振器ホルダ4
8−1の位置のパイプフレーム48−2の上でのy軸方
向32の移動と,発振器ホルダ48−1の位置のパイプ
フレーム48−2の軸の周りで回転(チルト)とによ
り,レーザ発振器(第3のレーザ光源)48から発振さ
れる点状のレーザ(レーザビーム)(第3のレーザ)4
7の照射方向を変化させて,レーザ47が座標系(x,
y,z)のz軸と平行な交叉線49とベッド31の面で
交叉するように,発振器ホルダ48−1の位置をパイプ
フレーム48−2に固定する。即ち,まずレーザ47が
xz標識36−1を照射するように発振器ホルダ48−
1の位置を設定した後に,発振器ホルダ48−1をパイ
プフレーム48−2の軸の周りで回転(チルト)させ
て,レーザ47と交叉線49とがベッド31の面で交叉
するように発振器ホルダ48−1の位置を固定する(第
3の位置変更手段)。
【0065】工程3(参照番号53):超音波変位セン
サ45により,レーザ47と交叉線49とがベッド31
の面で交叉する点と,デュア36の下面との間の垂直距
離H0を求める。ベッド31の面がデュア36の下面に
接するようにベッド31をz軸方向に移動させて,床面
からのベッドの高さHHを超音波変位センサ45により
測定する。H0=(HH−HL)である。
【0066】工程4(参照番号54):ベッド31がデ
ュア36の底部の床への投影位置から十分離れ,検査対
象35をベッド31に搭載する際に,デュア36が障害
とならない位置までベッド31をx軸方向33に移動さ
せ,ベッド31をz軸方向に移動させ,ベッド31の高
さを低い高さにする。検査対象35の体軸方向がほぼベ
ッド31の長軸方向39と平行となるように,検査対象
35がベッド31に搭載される。検査対象35の体軸に
沿った胸部の体表に2個の基準点(第1,第2の基準
点)37,38を設ける。
【0067】例えば,基準点37の位置として剣状突起
の位置(第1の基準点)を,基準点38の位置として頸
切痕(第2の基準点)をそれぞれ選ぶ。剣状突起,及び
頸切痕の位置は触診により容易に判定でき,剣状突起,
頸切痕の体表面位置を基準点とできる。基準点37,3
8には,後で説明するマーカが貼付される。
【0068】工程5(参照番号55):発振器ホルダ4
1−1をパイプフレーム41−2の上で移動させ,レー
ザ発振器41から発振されyz面に平行な面に扇状に広
がるレーザ40の照射方位を変化させて,レーザ40が
基準点37,38の各中心を通るように,発振器ホルダ
41−1の位置のパイプフレーム41−2の上での移
動,及び/又は,ベッド31の上での検査対象35の移
動を行なう。
【0069】この結果,基準点37,38の各中心を通
る線がベッド31の長軸方向39に平行になり,扇状の
レーザ40が基準点37,38の各中心を通るように発
振器ホルダ41−1の位置がパイプフレーム41−2に
固定される。
【0070】工程6(参照番号56):レーザ発振器4
4から発振される扇状のレーザ43の広がりの角度を必
要に応じて変化させて,レーザ43が基準点37の中心
を通るように,ベッド31をy軸方向32に動かす。こ
の結果,レーザ40,レーザ43による十字ビームパタ
ーンの交線49と基準点37の中心とが一致する。この
状態で,ベッド31のy軸方向32での移動はロックさ
れる。
【0071】工程7(参照番号57):レーザ発振器4
1から発振される扇状のレーザ40の広がりの角度を必
要に応じて変化させて,レーザ40が,デュア36の下
部の外周の側面に記されたyz標識36−2を通るよう
に,ベッド31をx軸方向33に移動させる。レーザ4
0がyz標識36−2を通る位置で,ベッド31のx軸
方向33での移動はロックされる。この結果,座標系
(x,y,z)のz軸が基準点37の中心を通る状態が
実現される。
【0072】工程8(参照番号58):レーザ47が基
準点37の中心を通るように,ベッド31をz軸方向3
4に移動させた後に,超音波変位センサ45により,ベ
ッド31の床面からの高さH1を測定する。この結果,
検査対象の35体型にかかわらず,基準点37とデュア
36の底面との間の垂直距離が,常に,H0=(HH−
HL)に設定できる。
【0073】工程9(参照番号59):最後に,ベッド
31を,z軸方向34に移動させて,検査対象35の胸
部の体表をデュア36の下面に近接させて,大きな信号
出力得られるようにする。次に,超音波変位センサ45
により,ベッド31の床面からの高さH2を測定する。
検査対象35の胸部の体表をデュア36の下面に近接さ
せた時の,基準点37とデュア36の底面との間の垂直
距離H3は,検査対象35の体型に異なるが,H3=
{H0−(H2−H1)}となる。
【0074】以上説明したように,基準点37,38,
3つのレーザ光源を使用することにより,心臓のセンサ
アレイの面への投影のほぼ全体がセンサアレイの領域内
に位置し,検査対象35の胸部の体表がデュア36の下
面に接し,大きな信号出力が得られるようにする操作
を,短時間に,しかも容易に実現できる。
【0075】MRI装置による形態画像の撮像では,基
準点37の中心位置と同一の胸部の位置にMRIマーカ
の中心を配置し,体軸をMRI装置のベッド31の長軸
に合わせ,ベッドの面に平行で深さの異なる複数の断層
像を撮影する。勿論,これらの複数の断層像はMRIマ
ーカが撮影されている断層像を含んでいる。
【0076】図5は,本発明の第1の実施例の生体磁場
計測装置を用いた計測及び解析により得られる情報の表
示画面の例であり,活動部位の推定位置を表わす画像の
表示例を示す図である。図5に示す例は,ベッド31に
平行な計測面401に配置された複数のセンサ402の
うちの特定位置に配置されたセンサ400の位置に座標
系(x,y,z)の原点を設定し,検査対象35の剣状
突起の位置404に基準点37を貼付して,剣状突起4
04が座標系のz軸を通るように検査対象35を配置
し,心臓から発する磁場を計測した結果である。図5
は,剣状突起404が計測面401に平行な深さcにあ
る面403にあり,計測面401に平行な深さdにある
面405と,座標系のz軸との交点(白抜きの×印)4
00−1から実線で示す矢印406−1の先端位置に白
抜きの矢印で示す活動部位406が特定されたことを示
す,生体磁場計測装置の表示装置での表示画面の例であ
る。
【0077】計測面401とデュア36の下面との間の
垂直距離H4は既知であり,計測面401から剣状突起
404までの深さcは,c=(H3+H4)={H0−
(H2−H1)+H4}である。
【0078】図4に示すように,図5に示す例では,剣
状突起の位置をz軸が通り,センサアレイの特定の位置
に配置されるセンサの位置をz軸が通る座標系(x,
y,z)が設定されている。電流源の位置の推定,即
ち,活動部位の推定は電流源を推定する各種の解析方法
で可能なことは周知である。
【0079】活動部位の推定位置が存在するか否かを表
わす画像は,x,y方向に格子状に2次元に配置された
SQUID磁束計に対応する座標をもつ複数の画素を有
し,活動部位の推定位置が存在する深さ(z)の面での
画像に於いて,活動部位の推定位置の座標(x,y)の
画素に電流源の大きさが付与され,活動部位が存在しな
いと推定された座標(x,y)の画素にはゼロが付与さ
れる。あるいは,図5,後で示す図7の例のように,活
動部位406の推定位置に,電流源の向きと大きさを表
わす白抜きの矢印を示すデータ(電流源の向きと大き
さ)を付与しても良い。
【0080】ここで,生体磁場計測装置の表示装置での
表示画面での活動部位の推定位置を表わす画像のx,y
方向での大きさをa,b(図5),x,y方向での画素
数をnx,ny,x,y方向での画素の大きさをΔx,Δ
yとする。a=nxΔx,b=nyΔyである。SQUI
D磁束計が計測面にx,y方向に格子状に2次元に配置
された計測領域をPx,Pyとすると,生体磁場計測装置
で得られる画像のx,y方向での撮影倍率は(a/
x),(b/Py)となる。
【0081】図6は,本発明の第1の実施例に於いて生
体磁場計測装置により得られる活動部位の推定位置を表
わす画像と合成するMRI装置による断層像(形態画
像)の位置を示す表示の例を示し,MRIマーカが撮影
されている断層像を含む複数の断層像の,生体磁場計測
装置の表示装置での表示画面の例を示す図である。
【0082】MRI装置による撮像では,基準点37に
配置したMRIマーカ408を含み,ベッドの面に平行
な断層像407と,断層像407に平行な深さ(z)の
異なる複数の断層像が撮影可能である。
【0083】ここで,MRI装置による断層像の画像の
x,y方向の大きさをe,f(図6),x,y方向での
画素数をNX,NY,x,y方向での画素の大きさをΔ
X,ΔYとする。MRI装置による断層像の撮像領域を
x,Qyとすると,断層像のx方向での撮影倍率は(e
/Qx)であり,断層像のy方向での撮影倍率は(f/
y)となる。e=NXΔX,f=NYΔYである。
【0084】本発明の第1の実施例に於いて生体磁場計
測装置により得られる活動部位の推定位置を表わす画像
とMRI装置による形態画像とを合成するためには,M
RI装置により撮影され,断層像407に平行な深さの
異なる複数の断層像の中から,図5に示す距離(d−
c)に相当する深さgに於ける断層像409を抽出する
必要がある。深さgに於ける断層像409は,断層像の
厚さをLとする時,断層像407から{(d−c)/
L}番目の断層である。図6に於いて,白抜きの+印4
08−1は断層像409での剣状突起の位置を示す。
【0085】図7は,本発明の第1の実施例に於いて生
体磁場計測装置により得られる活動部位の推定位置を表
わす画像とMRI装置により得られる形態画像(断層
像)との合成画像の,生体磁場計測装置の表示装置での
表示画面の例を示す図である。活動部位の推定位置を表
わす画像とMRI装置による断層像との合成画像を作成
する手順を以下に説明する。
【0086】まず,2つの画像を合成するには,活動部
位の推定位置を表わす画像405の撮影倍率と,断層像
407の撮影倍率とを同じにする必要がある。即ち,2
つの画像の画素を同じ大きさにする必要がある。
【0087】a=nxΔx,b=nyΔy,e=NXΔ
X,f=NYΔYであるから,画像405の画素の大き
さΔx,Δyを,断層像の画素の大きさΔX,ΔYに等
しくするには,Δxを(ΔX/Δx)倍,Δyを(ΔY
/Δy)倍すればよい。即ち,画像405の画素のx方
向での画素の大きさΔxを{(e/a)・(nx
x)}倍,y方向での大きさ画素の大きさΔyを
{(f/b)・(ny/NY)}倍した画像405’を作
成する。この時,画像405’のx方向のサイズは{e
・(nx/Nx)},y方向のサイズは{f・(ny
Y)}となる。
【0088】一般に,nx≠Nx,ny≠NYであり,しか
も,画像405’での基準点の位置と,断層像407で
のMRIマーカの中心位置が異なるので,画像405’
と断層像407とを合成する場合には,2つの画像の間
で,基準点の位置とMRIマーカの中心位置とを一致さ
せる処理を行ない,断層像407と重なる画像405’
の画素だけを合成の対象とする。
【0089】次に,断層像407に画像405’を,M
RIマーカ408の中心位置と基準点37の中心位置
(剣状突起の位置404の生体磁場装置での座標系
(x,y,z)での位置(x,y))とが一致するよう
に重ね合わせる。この時,記憶メモリに,断層像407
のデータと画像405’のデータとを対応させて記憶メ
モリに記憶すると同時に,断層像407と一緒に断層像
407に平行な複数の断層像のデータと画像405’の
データとを対応させて記憶メモリに記憶する。断層像4
07に平行な複数の断層像に断層像407のMRIマー
カ408の中心位置が投影されて,記憶メモリに記憶さ
れる。
【0090】次に,記憶メモリに記憶された,活動部位
406を示す白抜きの矢印を含む画像405’と断層像
409とを読み出して1枚の画像データとして合成し,
合成画像410を作成する。図5に示す白抜きの×印4
00−1が拡大された白抜きの×印400'−1の位置
と,図6に示す白抜きの+印408−1が拡大された白
抜きの+印408'−1の位置とが重ねて表示され,図
5に示す矢印406−1が拡大された矢印406'−
1,及び,図5に示す白抜きの矢印で示す活動部位40
6を表わす白抜きの矢印が拡大された白抜きの矢印40
6',断層像を含む合成画像410が表示される。合成
された画像を表示する際に,例えば,画像405’と断
層像409とを異なる色で表示する。
【0091】以上説明した,合成画像の作成方法によれ
ば,記憶メモリ上で,断層像407に平行な複数の断層
像に,断層像407のMRIマーカ408の中心位置が
投影されているので,画像405’と,断層像409以
外の断層像とを容易に合成できるので,心臓の各部と活
動部位406との相対位置関係を容易に理解できる。活
動部位406が複数検出されている場合には,それぞれ
の活動部位406について以上で説明した処理を実行す
れば良い。
【0092】以上の説明では,形態画像としてMRI装
置よる断層像を例にとり説明したが,MRI装置よる断
層像の代わりに,血流状態を表わすMRI装置よる断層
像を使用しても良い。
【0093】(第2の実施例)図8は,本発明の第2の
実施例であり,生体磁場計測装置により得られる等磁場
線図とMRI装置による断層像(形態画像)との合成画
像601の,生体磁場計測装置の表示装置での表示画面
の例を示す図である。第1の実施例と同様にして,等磁
場線図を表わす画像の画素の大きさを断層像の画素の大
きさに一致させる処理と,等磁場線図に於ける基準点の
中心位置(生体磁場計測装置の座標系(x,y,z)の
z軸が通る計測面の位置に対応する)と,断層像に撮影
されている基準点(MRIマーカの像の中心位置)とを
一致させる処理とを行なう。
【0094】第1の実施例に於いて,画像405に代え
て,複数のSQUID磁束計によりある時刻に計測され
る磁場強度の等しい点を結ぶ等磁場線図を使用すること
により,図6に示す断層像407に平行な複数の断層像
から任意の断層像を選択して,選択された任意の断層像
と等磁場線図との合成画像601を作成し表示装置に表
示できる。
【0095】図8に於いて,太い線はMRI装置による
断層像を示し,細い線は,生体磁場計測装置に於ける計
測領域600での等磁場線図を示す。表示装置の表示画
面に表示する内容は各種可能である。例えば,断層像を
次々と深さ方向を変化させてマウス等で選択して指定
し,異なる複数の深さの位置での断層像と等磁場線図と
の合成画像を表示できる。また,刻々変化する等磁場線
図とマウス等で複数の断層像から選択した断層像との合
成画像も表示でき,選択した断層像に重畳し刻々変化す
る等磁場線図を表示できるので,断層像で示される形態
情報と機能情報である等磁場線図の変化の状況との比較
により,有意な診断情報を得ることができる。
【0096】図9は,本発明の第2の実施例であり,生
体磁場計測装置により得られるアローマップと,MRI
装置による断層像(形態画像)との合成画像702の,
生体磁場計測装置の表示装置での表示画面の例を示す図
である。図9に示す例は,図8に示す例に於いて,等磁
場線図の代わりに,検査対象の心臓の活性化部位を2次
元の電流分布として表示するアローマップを使用する。
【0097】図9に於いて,太い線はMRI装置による
断層像を示し,矢印はアローマップを示し,表示装置の
表示画面に表示する内容は,図8と同様にして各種可能
である。例えば,アローマップの時間変化を,選択した
断層像と共に表示できる。
【0098】図10は,本発明の第2の実施例であり,
生体磁場計測装置により得られる等磁場積分図とMRI
装置による断層像(形態画像)との合成画像701の,
生体磁場計測装置の表示装置での表示画面の例を示す図
である。図10に示す例は,図8に示す例に於いて,等
磁場線図の代わりに,心臓の活動の特定の時相を含む時
間区間で磁場波形を積分して積分強度を求め,等しい積
分強度をもつ座標点を結ぶ等磁場積分図,又は,異なる
2つの時相を含む時間区間でそれぞれ接線方向の磁場成
分の磁場波形を積分して積分強度を求め,異なる2つの
時相を含む時間区間での積分強度の差が等しい値をもつ
座標点を結ぶ等磁場積分図を使用する。
【0099】図10に於いて,太い線はMRI装置によ
る断層像を示し,細い線は等磁場積分図を示し,表示装
置の表示画面に表示する内容は,図8と同様にして各種
可能である。例えば,等磁場積分図を異なる複数の深さ
位置での断層像と共に表示できる。
【0100】図11は,本発明の第2の実施例であり,
生体磁場計測装置により得られる活性化部位及び等磁場
線図と,MRI装置による断層像(形態画像)との合成
画像801の,生体磁場計測装置の表示装置での表示画
面の例を示す図である。図11に示す例では,等磁場線
図,活性化部位を表わす画像,及びMRI装置による断
層像の3画像の合成画像を表示する例であり,活性化部
位は白抜きの矢印の方向と矢印の長さで示され,活性化
部位を含む断層が等磁場線図,活性化部位と共に表示さ
れている。図11に於いて,太い線はMRI装置による
断層像を示し,細い線は等磁場線図を示し,表示装置の
表示画面に表示する内容は,図8,図9,図10と同様
にして各種可能である。例えば,刻々変化する等磁場線
図,断層像,及び活性化部位を表わす3画像の合成画像
も表示できる。
【0101】図12は,本発明の第2の実施例であり,
生体磁場計測装置により得られる等磁場線図及びアロー
マップと,MRI装置による断層像(形態画像)との合
成画像703の,生体磁場計測装置の表示装置での表示
画面の例を示す図である。図12に示す例は,等磁場線
図,アローマップ,及びMRI装置による断層像の3画
像の合成画像を表示する例であり,活性化部位を2次元
の電流分布として表示するアローマップが等磁場線図と
共に表示されている。図12に於いて,太い線はMRI
装置による断層像を示し,細い線は等磁場線図を示し,
矢印はアローマップを示し,表示装置の表示画面に表示
する内容は,図8,図9,図10,と同様にして各種可
能である。例えば,刻々変化する等磁場線図,断層像,
及びアローマップの3画像の合成画像も表示できる。
【0102】なお,図8に示す例に於いて,更に,活性
化部位を表わす画像,等磁場線図,アローマップ,及び
MRI装置による断層像の4画像の合成画像を表示して
も良い。更に,図8,図9,図10,図11,図12に
示す例に於いて,MRI装置による断層像(形態画像)
の代りに血流状態を表わすMRI装置よる断層像を使用
しても良い。
【0103】(第3の実施例)図13は,本発明の第3
の実施例であり,生体磁場計測装置により実際の患者に
関して計測された等磁場積分図と,MRI装置による断
層像(形態画像)との合成画像の,生体磁場計測装置の
表示装置での表示画面の例を示す図である。合成画像の
作成の方法は先に第1,及び第2の実施例で説明した方
法で行なう。
【0104】図13に示す例は,心臓の活動のQRS波
の出現する時相(時間帯),及びTの出現する時相(時
間帯)含む時間区間でそれぞれ磁場波形を積分して積分
強度を求め,異なる2つの時相を含む時間区間での積分
強度の差が等しい値をもつ座標点を結ぶ等磁場積分図を
使用する。
【0105】図13に於いて,太い線はMRI装置によ
る断層像を示し,細い線は等磁場積分図を示し,等磁場
積分図は複数の断層像から選択した断層像と共に表示さ
れている。図13では,患者の心臓に於ける心筋活動の
不活性部位602を黒塗の部分で示している。不活性部
位602では積分強度が負となっている。この心筋活動
の不活性部位の検出は狭心症や心筋梗塞等の心筋虚血の
診断に非常に有効と考えられる。
【0106】(第4の実施例)図14は,本発明の第4
の実施例であり,生体磁場計測装置により実際に患者に
関して計測された等磁場線図及びアローマップと,MR
I装置による断層像(形態画像)との合成画像の,生体
磁場計測装置の表示装置での表示画面の例を示す図であ
る。なお,図13に関する患者と,図14に関する患者
とは異なる。合成画像の作成の方法は先に第1,及び第
2の実施例で説明した方法で行なう。
【0107】図14に示す例は,心臓の活動のP波の出
現する時相(時間帯)で,計測された法線方向の磁場成
分から導出された接線方向の磁場成分の等しい磁場強度
をもつ座標点を結ぶ等磁場線図,及び,アローマップを
使用する。
【0108】図14に於いて,太い線はMRI装置によ
る断層像を示し,細い線は計測領域600での等磁場線
図,矢印はアローマップを示す。図14(a)から図1
4(f)は,表示装置の表示画面に表示される等磁場線
図の時間変化の実際の計測例を示し,等磁場線図は複数
の断層像から選択した1つの断層像と共に表示されてい
る。図14(a)から図14(f)は,P波の出現する
時相での25ms毎の時間経過を示す等磁場線図を示し
ている。
【0109】図14(a)から図14(f)に示すアロ
ーマップの矢印の動きの変化から明らかなように,心臓
の左右の心房のまわりを環状に流れる電流(環状電流)
が存在することが明確に示されている。この環状電流の
存在は,心房性頻拍と密接に関連しており,環状電流の
検出は心房性頻拍の診断に非常に有効と考えられる。
【0110】(第5の実施例)第1,及び第2の実施例
に於いて,MRI装置よる複数の断層像の代わりに,3
次元XCT装置により得られ胸部面にほぼ平行な複数の
断層像を使用して各種の合成画像を作成して表示でき
る。合成画像を得るための処理は,第1,及び第2の実
施例と同様であり,生体磁場計測装置より得られる機能
画像(等磁場線図,アローマップ,等磁場積分図,活性
化部位(電流源)の推定位置等の心臓の活動に関する機
能情報を表わす。)の画素の大きさを,3次元XCT装
置により得られる断層像の画素の大きさに一致させる処
理と,生体磁場計測装置より得られる機能画像に於ける
基準点の中心位置(生体磁場計測装置の座標系(x,
y,z)のz軸が通る計測面の位置に対応する)と,断
層像に撮影されている基準点(X線マーカの像の中心
点)とを一致させる処理とを含む。
【0111】(第6の実施例)第1の実施例に於いて,
MRI装置よる断層像407の代わりに,X線撮影装置
による胸部X線画像(X線透過像)を使用して,胸部X
線画像と,生体磁場計測装置より得られる機能画像(等
磁場線図,アローマップ,等磁場積分図,活性化部位
(電流源)の推定位置等の心臓の活動に関する機能情報
を表わす。)との間で,各種の合成画像を作成して表示
できる。合成画像を得るための処理は,生体磁場計測装
置より得られる機能画像の画素の大きさを,胸部X線画
像の画素の大きさに一致させる処理と,生体磁場計測装
置より得られる機能画像に於ける基準点(第1の基準
点)の中心位置(生体磁場計測装置の座標系(x,y,
z)のz軸が通る計測面の位置に対応する)と,胸部X
線画像に撮影されている第1の基準点(X線マーカの像
の中心点)とを一致させる処理と,胸部X線画像を第1
の基準点のを中心に回転させて,胸部X線画像に於ける
検査対象の体軸方向と,機能画像に於ける検査対象の体
軸方向(第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ方向)の
画素の配列方向とを一致させる処理とを含む。
【0112】胸部X線画像を第1の基準点(X線マーカ
の像の中心点)を中心に回転させた画像と機能画像との
合成画像を作成できるので,機能画像と形態画像とのよ
り正確な合成画像を作成できる。例えば,胸部X線画像
に於ける背骨の中心ラインと,機能画像に於ける検査対
象の体軸方向の画素の配列方向とを一致させように,形
態画像を第1の基準点(X線マーカの像の中心点)を中
心に回転させて,機能画像と形態画像とのより正確な合
成画像を作成できる。
【0113】以上説明した各実施例に於いて,生体磁場
計測装置による計測では,基準点37,38に貼付する
マーカとして,例えば,鉛(大きさ5mm×5mm,厚
さ5mm),ビタミン剤(大きさ5mm×5mm,厚さ
5mm)等を使用する。MRI装置よる断層像,血流画
像の撮影では,基準点37にMRIマーカとして,例え
ば,ビタミン剤(大きさ5mm×5mm,厚さ5mm)
を貼付する。ビタミン剤はMRI装置より撮影される画
像に映し出される。X線撮影装置による胸部X線画像の
撮影,3次元X線CT装置による断層像の撮影では,基
準点37にX線マーカとして,例えば,鉛(大きさ5m
m×5mm,厚さ5mm)等を貼付する。鉛は,胸部X
線画像,X線CT断層像に映し出される。胸部X線画像
に於いて,剣状突起の識別が困難な場合には,検査対象
の頸切痕と剣状突起との間の距離を,例えば,物差し等
で計測して,計測した頸切痕と剣状突起との間の距離に
対して,胸部X線画像の撮影倍率の影響を補正した補正
距離を求め,胸部X線画像上で,頸切痕から検査対象の
中心軸に沿って補正距離だけ離れた位置に剣状突起が存
在すると仮定して,剣状突起の位置を割り出すことがで
きる。
【0114】また,以上説明した各実施例に於いて,M
RI装置による断層像のデータ,血流画像のデータの生
体磁場計測装置の記憶装置への取り込み,及び,X線撮
影装置による胸部X線画像のデータ,3次元XCT装置
による断層像のデータの生体磁場計測装置の記憶装置へ
の取り込みは,以下の方法で行なう。
【0115】生体磁場計測装置,MRI装置,3次元X
CT装置,胸部X線画像のフイルムの濃淡をデジタル化
して画像データとして読み取る画像読み取り装置等が,
PACS(Picture Archiving an
d Communications Systems)
を構成する場合には,各装置からオンラインで生体磁場
計測装置の記憶装置へ画像データを読み込む構成とす
る。
【0116】また,MRI装置,3次元XCT装置,X
線撮影装置等による画像がフイルムで得られている場合
には,フイルムの濃淡をデジタル化して画像データとし
て読み取る画像読み取り装置を使用して,デジタル化さ
れた画像データデータを可搬媒体に記憶して,可搬媒体
を介して生体磁場計測装置の記憶装置へ画像データの読
み込む構成とする。あるいは,画像読み取り装置と生体
磁場計測装置とをオンラインで接続し,画像読み取り装
置の出力データ(デジタル化された画像データ)を直
接,生体磁場計測装置の記憶装置へ取り込む構成として
も良い。
【0117】図15は,本発明の各実施例に於ける生体
機能画像と形態画像との合成画像の作成の手順の例を示
す概略図である。以下,図15を用いて手順を要約して
説明する。
【0118】工程1(参照番号71):MRI装置,3
次元X線CT装置,X線撮影装置等により,胸部を含む
形態画像を撮影する。MRI装置,3次元X線CT装置
による撮影では,検査対象の胸部の面に平行な複数の断
層像が撮影される。X線撮影装置では,正面から撮影さ
れた胸部X線画像(X線透過像)が撮影される。これら
の形態画像に撮影では,検査対象の剣状突起の体表面に
第1の基準点を示す第1のマーカを配置して行なう。
【0119】工程2(参照番号72):工程1(参照番
号71)で撮影された形態画像を選択する。
【0120】工程3(参照番号73):検査対象の剣状
突起の体表面に第1の基準点を示す第1のマーカを,検
査対象の頸切痕の体表面に第2の基準点を示す第2のマ
ーカをそれぞれ貼付して,心臓から発生する磁場の法線
方向の磁場成分を計測する。
【0121】工程4(参照番号74):計測された法線
方向の磁場成分から心臓から発生する磁場の接線方向の
磁場成分を推定して,接線方向の磁場成分を用いて,心
臓の活動に関する機能情報を表わす機能画像(等磁場線
図,アローマップ,等磁場積分図,電流源の推定位置
等)を作成する。
【0122】工程5(参照番号75):工程4(参照番
号74)で作成された機能画像を選択する。
【0123】工程6(参照番号76):機能画像の素子
サイズを形態画像の画素サイズに一致させる処理を行な
う。
【0124】工程7(参照番号77):機能画像の第1
の基準点と形態画像の第1の基準点とを一致させる処理
を行なう。
【0125】工程8(参照番号78):形態画像での検
査対象の体軸方向と,機能画像での検査対象の体軸方向
の画素の配列方向とが一致していない場合,形態画像を
第1の基準点を中心に回転させて,形態画像での検査対
象の体軸方向と,機能画像での検査対象の体軸方向の画
素の配列方向とを一致させる処理を行なう。
【0126】工程9(参照番号79):機能画像と形態
画像とを1つの画像に合成して合成画像を得る。
【0127】なお,工程1(参照番号71)と,工程3
(参照番号73)はどちらを先に実行しても良い。ま
た,工程5(参照番号75)に於いて,工程4(参照番
号74)で作成された機能画像を複数選択して,工程6
(参照番号76)〜工程9(参照番号79)により,複
数の機能画像と形態画像との合成画像を作成して,表示
しても良い。更に,複数の機能画像と,例えば,工程1
(参照番号71)撮影された検査対象の胸部の面に平行
な複数の断層像から選択される複数の断層像の各断層像
との合成画像を作成して,表示しても良い。工程8(参
照番号78)の実行を省略することもできる。
【0128】以上説明したように,本発明では,複雑な
計算を必要とすることなく短時間で,生体磁場計測装置
により得られる,等磁場線図,アローマップ,等磁場積
分図,活性化部位(電流源)の推定位置等の心臓の活動
に関する機能情報を表わす機能画像の画素の大きさを,
MRI装置,3次元XCT装置,X線撮影装置等により
得られる,心臓の形態を表わす形態画像の画素大きさに
一致させる処理と,機能画像に於ける第1の基準点の中
心位置(生体磁場計測装置の座標系(x,y,z)のz
軸が通る計測面の位置に対応する)と,形態画像に撮影
されている第1の基準点(MRIマーカの像の中心点,
又はX線マーカの像の中心点)とを一致させる処理とを
行なう。
【0129】更に,形態画像に撮影されている第1の基
準点(MRIマーカの像の中心点,又はX線マーカの像
の中心点)を中心に形態画像を回転させて,形態画像に
於ける検査対象の体軸方向と,機能画像に於ける検査対
象の体軸方向(第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ方
向)の画素の配列方向とを一致させる処理を行ない,機
能画像と形態画像とのより正確な合成画像を作成でき
る。
【0130】この結果,本発明では,MRI装置又は3
次元XCT装置等により得られる胸部面にほぼ平行な複
数の断層像から任意の断層像を選択し,選択された断層
像と,時間変化する等磁場線図,又は時間変化するアロ
ーマップとの合成画像を刻々と表示できる。
【0131】また,活性化部位を表わす画像と,MRI
装置又は3次元XCT装置等により得られる胸部面にほ
ぼ平行であり活性化部位を含む断層像と,時間変化する
等磁場線図,又は時間変化する等磁場積分図との合成画
像を刻々と表示できる。活性化部位を表わす画像は,例
えば,矢印により表わされ,矢印の根本の位置が電流源
の推定位置を示し,矢印の長さが電流源の大きさを示
し,矢印の方向が(x,y)面へ投影した電流源を表わ
すベクトルの方向を示す。
【0132】更に,X線撮影装置による胸部X線画像
(形態画像)と,時間変化する等磁場線図,又は時間変
化する等磁場積分図との合成画像を刻々と表示できる。
また,胸部X線画像(X線透過像)と,活性化部位を表
わす画像と,時間変化する等磁場線図,又は時間変化す
る等磁場積分図との合成画像を刻々と表示できる。
【0133】
【発明の効果】本発明によれば,特に,検査対象の心臓
から発する磁場を検出する際に,心臓のセンサアレイの
面への投影のほぼ全体がセンサアレイの領域内に位置
し,検査対象の胸部の体表がデュアの下面に接し,大き
な信号出力が得られるようにする操作を,短時間に,し
かも容易に実現できる。
【0134】また,本発明によれば,磁場発生のシミュ
レーション計算,及び断層像の再構成計算のような複雑
な計算を実行せず,生体磁場計測装置により得られる生
体機能情報,特に,心臓から発する磁場の計測により得
られる磁場波形から求めた等磁場線図,アローマップ,
等磁場積分図,電流ダイポールの位置推定の結果等によ
り表わされる心臓の活動に関する機能情報と,核磁気共
鳴(MRI)装置,3次元XCT装置等により得られる
胸部の面にほぼ平行な形態画像(断層像)との合成画
像,あるいは,X線撮影装置により得られる胸部X線画
像のような透過像との合成画像を容易に作成して合成画
像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の生体磁場計測装置の全
体の構成例を示す図。
【図2】本発明の第1の実施例の生体磁場計測装置の構
成例の詳細を説明する図。
【図3】本発明の第1の実施例に於ける,ベッドに搭載
される検査対象をデュアの下面に配置する手順の例を示
す概略図。
【図4】本発明の第1の実施例に於ける,ベッドに搭載
される検査対象をデュアの下面に配置する際に使用する
3つレーザの照射方向を調整を説明する図。
【図5】本発明の第1の実施例の生体磁場計測装置によ
り得られる情報の表示画面の例であり,活動部位の推定
位置を表わす画像の表示例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施例に於いて生体磁場計測装
置により得られる活動部位の推定位置を表わす画像と合
成するMRI装置による断層像の位置を示す表示画面の
例を示す図。
【図7】本発明の第1の実施例に於いて生体磁場計測装
置により得られる活動部位の推定位置を表わす画像とM
RI装置で得られる断層像との合成画像の表示例を示す
図。
【図8】本発明の第2の実施例であり,生体磁場計測装
置により得られる等磁場線図とMRI装置による断層像
との合成画像の表示例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施例であり,生体磁場計測装
置により得られるアローマップと,MRI装置による断
層像との合成画像の表示例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例であり,生体磁場計測
装置により得られる等磁場積分図とMRI装置による断
層像との合成画像の表示例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施例であり,生体磁場計測
装置により得られる活性化部位及び等磁場線図と,MR
I装置による断層像との合成画像の表示例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施例であり,生体磁場計測
装置により得られる等磁場線図及びアローマップと,M
RI装置による断層像との合成画像の表示例を示す図。
【図13】本発明の第3の実施例であり,生体磁場計測
装置により実際の患者に関して計測された等磁場積分図
と,MRI装置による断層像との合成画像の表示装置で
の表示画面の例を示す図。
【図14】本発明の第4の実施例であり,生体磁場計測
装置により実際に患者に関して計測された等磁場線図及
びアローマップと,MRI装置による断層像との合成画
像の表示装置での表示画面の例を示す図。
【図15】本発明の各実施例に於ける生体機能画像と形
態画像との合成画像の作成の手順の例を示す概略図。
【図16】脳磁場の計測を行なう生体磁場計測に於ける
頭部の個所の位置座標を特定する従来技術の例を説明す
る図。
【図17】脳磁場の計測結果と頭部のMRI画像とを合
成するためにマーカの位置座標をMRI画像を使用して
特定する従来技術の例を説明する図。
【符号の説明】
2…磁気シールドルーム,6…駆動回路,7…アンプフ
ィルタユニット,8…計算機,11…デユアの底部,1
2…検出コイル,13…磁場発生コイル,21…MRI
マーカ,35…検査対象,31…ベッド,31−1…ベ
ッド保持台,31−2…送り用レール,31−3…左右
送りハンドル,31−4…油圧ポンプハンドル,36…
デュア(低温容器),36−1…xz標識,36−2…
yz標識,32…左右方向(y軸方向),33…前後方
向(x軸方向),34…上下方向(z軸方向),37,
38…基準点,39…ベッドの長軸方向,40…レーザ
(第2のレーザ),41…レーザ発振器(第2のレーザ
光源),41−1…発振器ホルダ,41−2…ベッド保
持台に固定されるパイプフレーム,42…ベッドの短軸
方向,43…レーザ(第1のレーザ),44…レーザ発
振器(第1のレーザ光源),44−1…発振器ホルダ,
44−2…ガントリーに固定されるパイプフレーム,4
5…ベッドの床面からの変位を計測する超音波変位セン
サ,46…ガントリー,47…レーザ(第3のレー
ザ),48…レーザ発振器(第3のレーザ光源),48
−1…発振器ホルダ,48−2…床に固定されるパイプ
フレーム,400…特定位置に配置されたセンサ(SQ
UID磁束計),400'−1…拡大された白抜きの×
印,401…ベッドに平行な計測面,402…複数のセ
ンサ(SQUID磁束計),403…計測面に平行な深
さcにある面,404…剣状突起の位置,405…計測
面に平行な深さdにある面,406…活動部位を示す白
抜きの矢印,406'…白抜きの矢印,406'−1…拡
大された矢印,405’…画素サイズが補正された画
像,407…断層像,408…MRIマーカ,408−
1…白抜きの+印,408'−1…拡大された白抜きの
+印,409…断層像,600…計測領域,602…心
筋活動の不活性部位,410,601,701,70
2,703,801…合成画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神鳥 明彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 近藤 昭二 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 笹渕 仁 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器グループ内 Fターム(参考) 2G017 AD33 AD40 BA15 BA18 4C027 AA10 BB05 EE01 FF05 GG00 HH11 HH13 HH16 KK00 KK01 5B057 AA07 AA08 AA09 BA03 BA05 BA06 BA07 BA17 BA19 BA23 CD05 CE08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査対象の心臓から発生する磁場の法線方
    向の磁場成分を検出し,2次元に配列される複数のSQ
    UID磁束計と,前記SQUID磁束計を冷却する低温
    容器と,前記SQUID磁束計を駆動する駆動回路と,
    前記SQUID磁束計により検出される前記法線方向の
    磁場成分の磁場波形の信号を収集して演算処理を行なう
    演算処理装置と,演算処理の結果を表示する表示手段と
    を具備し,前記検査対象の剣状突起の体表面に配置され
    た第1のマーカにより示される第1の基準点と,前記検
    査対象の頸切痕の体表面に配置された第2のマーカによ
    り示される第2の基準点とを結ぶ線が,前記SQUID
    磁束計の中心が配列する1方向に一致,又は平行となる
    ように,前記検査対象の胸部が前記低温容器の底面の下
    部に配置され,前記演算処理装置は,(1)前記磁場波
    形の信号から前記検査対象の心臓の活動に関する機能情
    報を表わす画像を作成する処理と,(2)前記第1のマ
    ーカが前記剣状突起の体表面に配置されて,撮像装置に
    より撮影された前記検査対象の心臓を含む形態画像の画
    素の大きさに,前記機能情報を表わす画像の画素の大き
    さを一致させ,前記形態画像と同じ大きさの画素を持つ
    機能画像を作成する処理と,(3)前記機能画像に於け
    る前記第1の基準点の位置と,前記形態画像に於ける前
    記第1のマーカの位置とを一致させる処理と,及び,
    (4)前記機能画像と前記形態画像との合成画像を作成
    する処理とを実行し,前記合成画像が前記表示手段に表
    示されることを特徴とする生体磁場計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記演算処理装置は,前記法線方向の磁場成分の磁
    場波形の信号を用いて前記検査対象の心臓の活性化部位
    を電流源として推定する処理を行ない,得られた前記電
    流源の位置を含む画像を前記機能画像とすることを特徴
    とする生体磁場計測装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記演算処理装置は,前記法線方向の磁場成分か
    ら,前記検査対象の心臓から発生する磁場の接線方向の
    磁場成分を求める処理を行ない,前記接線方向の磁場成
    分の磁場波形の信号を用いて,等しい磁場強度をもつ座
    標点を結ぶ等磁場線図を作成する処理を行ない,得られ
    た前記等磁場線図を前記機能画像とすることを特徴とす
    る生体磁場計測装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記演算処理装置は,前記法線方向の磁場成分か
    ら,前記検査対象の心臓から発生する磁場の接線方向の
    磁場成分を求める処理を行ない,前記接線方向の磁場成
    分の磁場波形の信号を用いて,前記検査対象の心臓の活
    性化部位を2次元の電流分布として表示するアローマッ
    プを作成する処理を行ない,得られた前記アローマップ
    を前記機能画像とすることを特徴とする生体磁場計測装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記演算処理装置は,前記法線方向の磁場成分か
    ら,前記検査対象の心臓から発生する磁場の接線方向の
    磁場成分を求める処理を行ない,前記接線方向の磁場成
    分の磁場波形の信号を用いて,前記検査対象の心臓の活
    動の特定の時相を含む時間区間で前記磁場波形を積分し
    て積分強度を求め等しい積分強度をもつ座標点を結ぶ等
    磁場積分図を作成する処理を行ない,得られた前記等磁
    場積分図を前記機能画像とすることを特徴とする生体磁
    場計測装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記演算処理装置は,前記法線方向の磁場成分か
    ら,前記検査対象の心臓から発生する磁場の接線方向の
    磁場成分を求める処理を行ない,前記接線方向の磁場成
    分の磁場波形の信号を用いて,前記検査対象の心臓の活
    動の異なる2つの時相を含む時間区間でそれぞれ接線方
    向の磁場成分の磁場波形を積分して積分強度を求め,前
    記異なる2つの時相を含む時間区間での積分強度の差が
    等しい値をもつ座標点を結ぶ等磁場積分図を作成する処
    理を行ない,得られた前記等磁場積分図を前記機能画像
    とすることを特徴とする生体磁場計測装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,前記形態画像が,MRI装置により撮影された前記
    検査対象の胸部の面にほぼ平行又は垂直な断層像,3次
    元XCT装置により撮影された前記検査対象の胸部の面
    にほぼ平行又は垂直な断層像,X線撮影装置により撮影
    された前記検査対象の胸部X線画像の何れかであること
    を特徴とする生体磁場計測装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の生体磁場計測装置に於い
    て,更に,前記(4)の処理に先立って,(3’)前記
    形態画像を前記第1の基準点を中心に回転させて,前記
    形態画像に於ける前記検査対象の体軸方向と,前記機能
    画像に於ける前記検査対象の体軸方向の画素の配列方向
    とを一致させる処理を含むことを特徴とする生体磁場計
    測装置。
  9. 【請求項9】検査対象の心臓から発生する磁場の法線方
    向の磁場成分を検出し,2次元に配列される複数のSQ
    UID磁束計と,前記SQUID磁束計を冷却する低温
    容器と,前記SQUID磁束計を駆動する駆動回路と,
    前記SQUID磁束計により検出される前記法線方向の
    磁場成分の磁場波形の信号を収集して演算処理を行なう
    演算処理装置と,演算処理の結果を表示する表示手段と
    を具備し,前記検査対象の胸部の第1の点の体表面に配
    置された第1のマーカにより示される第1の基準点と,
    前記検査対象の胸部の第2の点の体表面に配置された第
    2のマーカにより示される第2の基準点とを結ぶ線が,
    前記SQUID磁束計の中心が配列する1方向に沿うよ
    うに,前記検査対象の胸部が前記低温容器の底面に接し
    て配置され,前記演算処理装置は,(1)前記磁場波形
    の信号から前記検査対象の心臓の活動に関する機能情報
    を表わす画像を作成する処理と,(2)前記第1のマー
    カが前記第1の点の体表面に配置されて,撮像装置によ
    り撮影された前記検査対象の胸部の形態画像の画素の大
    きさに,前記機能情報を表わす画像の画素の大きさを一
    致させ,前記形態画像と同じ大きさの画素を持つ機能画
    像を作成する処理と,(3)前記機能画像に於ける前記
    第1の基準点の位置と,前記形態画像に於ける前記第1
    のマーカの位置とを一致させる処理と,及び,(4)前
    記機能画像と前記形態画像との合成画像を作成する処理
    とを実行し,前記合成画像が前記表示手段に表示される
    ことを特徴とする生体磁場計測装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の生体磁場計測装置に於
    いて,前記第1の点が前記検査対象の剣状突起であり,
    前記第2の点が前記検査対象の頸切痕であることを特徴
    とする生体磁場計測装置。
  11. 【請求項11】請求項9に記載の生体磁場計測装置に於
    いて,更に,前記(4)の処理に先立って,(3’)前
    記形態画像を前記第1の基準点を中心に回転させて,前
    記形態画像に於ける前記検査対象の体軸方向と,前記機
    能画像に於ける前記検査対象の体軸方向の画素の配列方
    向とを一致させる処理を含むことを特徴とする生体磁場
    計測装置。
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