JP2001168525A - 端面スルホール付きプリント配線板の製造方法 - Google Patents

端面スルホール付きプリント配線板の製造方法

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JP2001168525A
JP2001168525A JP35404099A JP35404099A JP2001168525A JP 2001168525 A JP2001168525 A JP 2001168525A JP 35404099 A JP35404099 A JP 35404099A JP 35404099 A JP35404099 A JP 35404099A JP 2001168525 A JP2001168525 A JP 2001168525A
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film
hole
wiring board
printed wiring
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JP35404099A
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Fumitaka Sato
文孝 佐藤
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Jtekt Column Systems Corp
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Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シンプルな構成ながら、スルホールをいかなる
手段で切断しても、切断時に発生したバリを容易に除去
でき、歩留りを良くし、生産性を向上する、端面スルホ
ール付きプリント配線板の製造方法の提供。 【解決手段】プリント配線板1のスルホール2を半分に
切断する前の段階で、表面の配線パターン部4やスルホ
ール2内周壁のCu膜5の全表面を、耐エッチング液性
の保護被膜6で被覆しておき、その状態でスルホール2
を半円筒状に切断し、その後にCuを溶解するエッチン
グを行うことで、切断時に発生したバリの不要なCu膜
7を除去し、その後に不要なCu膜7に付着していた不
要な保護膜8を溶解・除去すると共に、必要に応じて保
護被膜6も溶解・除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端面スルホールを
有するプリント配線板の製造方法に関するものであり、
製造工程中で生じたバリを簡単かつ確実に除去するとと
もに、製造工程の簡素化とコストダウンを図れることを
特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】端面スルホールは、プリント配線板の銅
メッキスルホールを半円筒状に縦断したもので、プリン
ト配線板を半導体パッケージ、マルチチップモジュー
ル、ハイブリッドICとして用い、表面実装技術SMT
(surface mounttechnology)
にて、直接に他の基板(マザーボード)の表面へ半田で
実装する場合に、プリント配線板の銅メッキスルホール
を中心を通る線又はそれに平行な線で切断して、半円筒
状の端面スルホールを形成しておき、その端面と他の基
板表面の接続端子とを半田ペーストをリフローさせるこ
とで接続するものである。
【0003】上記の端面スルホールを用いる接続方法
は、プリント配線板側に特別に接続端子を設ける必要が
ないので、コストダウンが図れるとともに、狭ピッチの
配線板で半田接続が強固に行えるというメリットがあ
る。
【0004】そして、上記端面スルホールを形成する手
段は一般に、プリント配線板の外形線上に銅メッキ付き
のスルホールを形成・配置しておき、プリント配線板を
外形線にしたがって切断・分離する際に、シャーリン
グ、金型、ルータ等によりスルホールの中心を通る線又
はそれに平行な線に沿って、半円筒状に切断している。
【0005】ところが、銅メッキ付きスルホールを切断
する手段として、回転するルータービットや丸鋸等で切
断するルーター加工やソーイング加工法では、バリが発
生し易かった。またパンチングによる金型抜き打ち法で
も、バリ・剥離・つぶれ等の生じることが多かった。
【0006】そこで、上記端面スルホールを形成する工
程時に、銅メッキの剥離やつぶれ、バリ等の発生を抑え
る加工方法や加工刃物が多数特許出願されている。
【0007】例えば、 イ)スルホールを切断する前に、スルホール内部に樹脂
を充填し、金型抜き打ちやルータ加工等による切断した
後に樹脂を薬品で除去する方法(特開平3−18729
2号公報参照)。 ロ)基板の内層に、端面スルホール電極に接してダミー
導体パターンを設けておき、その後にプレス等でスルホ
ールを切断する(特開平9−008167号公報参
照)。 ハ)基板のスルホールを軸方向に切断した後に、スルホ
ールの内壁に銅メッキを施す方法(特開平7−1644
07号公報)。
【0008】ニ)基板のスルホールを、開口部がスルホ
ールの径より大きくなるようにテーパに形成しておき、
それを軸方向へ切断する方法(特開平7−248186
号公報参照)。 ホ)基板に形成したスルホールに半田を充填し、その後
に軸方向へ切断する方法(特開平7−330255号公
報参照)。 ヘ)基板に形成したスルホールを切断する線に沿って、
横断面V字またはU字型の予備溝加工を行ってから、軸
方向へ切断する方法(特開平10−004251号公報
参照)。
【0009】ト)特殊な形状・構造をした切断工具を用
いてスルホールを切断するもの(特開平8−17334
4号公報、特開平9−241903号公報、特開平11
−068287号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の端面スルホ
ールの形成方法や加工刃物はいずれも、内周壁に銅メッ
キ膜が形成された円筒状のスルホールを、ルータービッ
ト、金型パンチ、丸鋸等で半円筒状に切断するものであ
る。
【0011】そのため、ルータービットや丸鋸等で水平
状に切断するルーター加工やソーイング法では、横方向
にバリが発生した。表面から垂直状にパンチする金型法
でもやはりバリ・剥離・つぶれ等が生じた。
【0012】そこで、加工時の上記バリ等の発生を抑え
る形成方法や加工刃物が多数出願されたのだが、未だ確
実といえる技術ではない。発生した剥離やつぶれは修正
不可能であるから不良品とせざるを得ないので、できる
だけそれらが発生しないようにすべきであるが、バリが
発生したものについては手作業で削り取る手間が必要で
あった。
【0013】本発明は、上記従来の端面スルホール付き
プリント配線板の製造技術がもつ問題点の解決を課題と
したものである。即ち本発明の目的は、比較的シンプル
な構成ながら、上記金型法、ルーター加工法、ソーイン
グ法のいずれの手段によりスルホールを切断した場合で
も、製品にバリが付着しない端面スルホール付きプリン
ト配線板の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】a)本発明に係る端面ス
ルホール付きプリント配線板の製造方法の第1は、プリ
ント配線板1に形成したCuメッキ付きスルホール2
を、該スルホール2の中心を通る線x又はそれと平行な
線で切断して、半円筒状の端面スルホール4を形成する
工程をもつ端面スルホール付きプリント配線板の製造方
法において、上記スルホール2を切断する前の段階で、
プリント配線板1表面の配線パターン部4やスルホール
2内周壁のCu膜5の全表面に、耐エッチング液性の保
護被膜6を形成して被覆し、次いで、スルホール2の中
心を通る線x又はそれに平行な線に沿う如く切断して、
半円筒状の端面スルホール3を形成し、次いで、上記切
断時に生じたバリの不要なCu膜7を、Cuを溶解する
エッチング液によりエッチングして除去し、その後、バ
リの後に残っている不要な保護膜8と共に、保護被膜6
を仕上げ処理または除去するようにしたものである。
【0015】b)本発明に係る端面スルホール付きプリ
ント配線板の製造方法の第2は、プリント配線板1に形
成したCuメッキ付きスルホール2を、該スルホール2
の中心を通る線x又はそれと平行な線で切断して、半円
筒状の端面スルホール4を形成する工程をもつ端面スル
ホール付きプリント配線板の製造方法において、上記ス
ルホール2を切断する前の段階で、プリント配線板1表
面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のCu膜5
の全表面に、保護被膜6として半田被膜6aを形成して
被覆し、次いで、スルホール3の中心を通る線x又はそ
れに平行な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スル
ホール3を形成し、次いで、上記切断時に生じたバリの
不要なCu膜7を、アルカリエッチャントによりエッチ
ングして除去し、その後、リフローまたは再レベラーで
熱処理して、上記不要なCu膜7の後に残っている不要
な半田膜8aを除去すると共に、配線パターン部4や端
面スルホール3内周壁のCu膜5表面上の半田被膜6a
の酸化膜を除去するようにした、端面スルホール付きプ
リント配線板の製造方法。
【0016】c)本発明に係る端面スルホール付きプリ
ント配線板の製造方法の第3は、プリント配線板1に形
成したCuメッキ付きスルホール2を、該スルホール2
の中心を通る線x又はそれと平行な線で切断して、半円
筒状の端面スルホール4を形成する工程をもつ端面スル
ホール付きプリント配線板の製造方法において、上記ス
ルホール2を切断する前の段階で、プリント配線板1表
面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のCu膜5
の全表面に、保護被膜6として半田被膜6aを形成して
被覆し、次いで、スルホール3の中心を通る線x又はそ
れに平行な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スル
ホール3を形成し、次いで、上記切断時に生じたバリの
不要なCu膜7を、アルカリエッチャントによりエッチ
ングして除去し、その後、リフローまたは再レベラーで
熱処理して、上記不要なCu膜7の後に残っている不要
な半田膜8aを除去するとともに、配線パターン部4や
端面スルホール3内周壁のCu膜5表面上の半田被膜6
aを除去するようにしたものである。
【0017】d)本発明に係る端面スルホール付きプリ
ント配線板の製造方法の第4は、プリント配線板1に形
成したCuメッキ付きスルホール2を、該スルホール2
の中心を通る線x又はそれと平行な線で切断して、半円
筒状の端面スルホール4を形成する工程をもつ端面スル
ホール付きプリント配線板の製造方法において、上記ス
ルホール2を切断する前の段階で、プリント配線板1表
面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のCu膜5
の全表面に、保護被膜6としてNi/Auメッキの金属
被膜6bを形成して被覆し、次いで、スルホール2の中
心を通る線x又はそれに平行な線に沿う如く切断して、
半円筒状の端面スルホール3を形成し、次いで、上記切
断時に生じたバリの不要なCu膜7とその上の不要なN
i膜8b1 を、エッチングにより除去し、その後、上記
で除去した不要なCu膜7の後に残っている不要なAu
膜8b2を、ブラッシングで除去するようにしたもので
ある。
【0018】e)本発明に係る端面スルホール付きプリ
ント配線板の製造方法の第5は、プリント配線板1に形
成したCuメッキ付きスルホール2を、該スルホール2
の中心を通る線x又はそれと平行な線で切断して、半円
筒状の端面スルホール4を形成する工程をもつ端面スル
ホール付きプリント配線板の製造方法において、上記ス
ルホール2を切断する前の段階で、プリント配線板1表
面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のCu膜5
の全表面に、保護被膜6としてロジン系の樹脂被膜6c
を形成して被覆し、次いで、スルホール2の中心を通る
線x又はそれに平行な線に沿う如く切断して、半円筒状
の端面スルホール3を形成し、次いで、上記切断時に生
じたバリの不要なCu膜7を、エッチングにより除去
し、その後、上記で除去した不要なCu膜7の後に残っ
ている不要な樹脂膜8cを除去すると共に、配線パター
ン部4や端面スルホール3内周壁のCu膜5上の樹脂被
膜6cを除去するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】上記構成において、端面スルホー
ル3になるCuメッキ付きスルホール2は、各プリント
配線板1の外形線上に形成したもので、各配線板1の外
形を切断する際に、該スルホール2の中心を通る線x、
またはそれに平行な線に沿う如く切断され、円筒状にな
るものである。ここで円筒状とは、円筒を丁度半分に切
断したものに限らず、深くまたは浅く切断された半円筒
状のものも含む。また各プリント配線板1の表面には、
各スルホール2の周辺部には同じくCuメッキで形成さ
れた配線パターン4がある。
【0020】上記スルホール2を円筒状に切断する手段
は、ルータービットによるルーター加工法、丸鋸による
ソーイング法、パンチングによる金型加工法等がある
が、本発明の製造方法ではそのいずれによってもよい。
【0021】配線パターン部4やスルホール2内周壁の
Cu膜5の表面を被覆する保護被膜6は、バリとしての
不要なCu膜7を後にエッチングして除去する際に、そ
のエッチング液に対してレジスト性を有する耐エッチン
グ液性のものである。
【0022】保護被膜6が金属製の場合には、例えば半
田被膜6aが望ましいが、他にNi/Auメッキによる
金属被膜6bとしてもよい。また樹脂製の場合には、例
えばロジン系プリフラックスの樹脂濃度を上げた液体を
用いて形成する樹脂被膜6cがよい。上記で半田被膜6
aを形成するには、半田メッキや半田レベラー(半田溶
融メッキ)のいずれによってもよい。
【0023】バリの不要なCu膜7をエッチングするに
は、Cuのみを溶解・除去できるものを用いるものと
し、例えば保護被膜6が半田被膜6aなら、アルカリエ
ッチャントで行うのがよい。また保護被膜6がNi/A
uメッキによる金属被膜6bなら、例えば塩化第二鉄溶
液(FeCl3 )で行うのがよい。さらに保護被膜6が
樹脂被膜6cでも、例えば上記と同じ塩化第二鉄溶液で
行うのがよい。
【0024】上記第1の発明で、バリの後に残っている
不要な保護膜8と共に保護被膜6を仕上げ処理すると
は、保護被膜6として半田被膜6aを用いた場合に、リ
フローまたは再レベラーにより、上記第2の発明の如
く、バリの後に残っている不要な半田膜8aを除去する
と共に、端面スルホール3内周壁や配線パターン4上の
Cu膜5上の半田被膜6a表面の酸化膜を除去すること
をいう。
【0025】また上記で、バリの後に残っている不要な
保護膜8と共に保護被膜6を除去するというのは、保護
被膜6として半田被膜6aを用いた場合に、プリント配
線板の仕様によっては上記第3の発明の如く、リフロー
または再レベラーにより、バリの後に残っている不要な
半田被膜8aの除去と併せて、端面スルホール3内周壁
や配線パターン4内周壁のCu膜5上の半田被膜6aも
除去し、Cuスルホール仕様のプリント配線板にするこ
とをいう。
【0026】上記Ni/Auメッキによる金属被膜6b
の場合は、塩化第二鉄溶液によるエッチングで、不要な
Cu膜7と一緒に不要なNi膜8b1 も溶解除去できる
が、不要なAu膜8b2 がまだ残る。これは、厚みが
0.1〜0.5μm程度であるから、ブラッシングで除
去すれば容易に除去される。
【0027】本発明に係る端面スルホール付きプリント
配線板の製造方法は、上記の如くスルホール2を半円筒
状に切断する前の段階で、配線パターン部4やスルホー
ル2内周壁のCu膜5の全表面に、耐エッチング液性の
保護被膜6を形成して被覆しておき、その後にスルホー
ル2の中心を通る線x、またはそれに平行な線に沿う如
く、ルーター加工法、ソーイング法または金型加工法等
のいずれかにより切断して、半円筒状の端面スルホール
3を形成している。
【0028】上記の切断時には従来と同様に、切断面1
0に不要なCu膜7がバリとして発生するが、本発明で
はその前に配線パターン4や端面スルホール3内周壁の
Cu膜5を保護被膜6で被覆しており、その状態でプリ
ント配線板1を切断・分離している。
【0029】そのため、バリとしての不要なCu7の片
面には、上記保護被膜6の一部が不要な保護膜8として
付着しているが、そのままCuを溶解するエッチング液
によってエッチングする。このエッチングにより、バリ
としての不要なCu膜7は溶解・除去される。このエッ
チング時に、配線パターン4や端面スルホール3内周壁
のCu膜5は、耐エッチング液性の保護被膜6で被覆さ
れているので、エッチングによる影響は全く受けない。
【0030】上記エッチングにより、バリの内で不要な
Cu膜7の部分は除去されるが、その片面に付着してい
た不要な保護膜8が残っているから(例えば図7・図1
3・図17参照)、次にその不要な保護膜8を除去す
る。その際、残っている不要な保護膜8が半田膜8cの
場合は、リフローや再レベラーで熱処理し、また不要な
保護膜8がNi/Auメッキ等の金属膜8bの場合は塩
化第2鉄溶液で溶解・除去し、さらに不要な保護膜8が
樹脂膜8cの場合も、同じく塩化第2鉄溶液で溶解・除
去する。
【0031】上記エッチング処理により、端面スルホー
ル3のCu膜5の切断端面にエッチングバック11が生
じるが、そのサイドエッチ量は0.025〜0.063
mmであり、平均0.045mmとわずかな量であるか
ら、実用上問題がなく無視できるものである。
【0032】なお上記で、不要な半田膜8cをリフロー
またはレベラーで熱処理した場合には、同時に配線パタ
ーン4や端面スルホール3内周壁のCu膜5上の半田被
膜6a表面の酸化膜も除去される。また特に再レベラー
を行った場合には、端面スルホール3のCu膜5の切断
端面に生じたエッチングバック11の部分を、溶融した
半田被膜6aが被覆してCu膜5の端面が露出しないか
ら、プリント配線板を製造後の経時変化でCuが酸化す
ることも防止される。
【0033】これにより、スルホール2を切断時に当然
のように発生したバリの不要なCu膜7や、それに付着
していた不要な保護膜8は、上記の切断手段がいかなる
ものであっても、化学的手段により容易かつ確実に除去
することができ、バリのない端面スルホール3付きプリ
ント配線板1が製造されることになる。しかも上記の如
く、配線パターン4や端面スルホール4内周壁のCu膜
5は、エッチングによる影響は全く受けていないもので
ある。
【0034】
【実施例】まず第1の実施例として、本発明に係る端面
スルホール付きプリント配線板の製造方法を、半田仕様
で実施する場合を示す。
【0035】図1および図2は、基材9が樹脂製のプリ
ント配線板1に、Cuメッキにより表面に配線パターン
4を形成すると共に、スルホール2内周壁にCu膜5を
施したものを示している。ここで用いたプリント配線板
1は、電圧制御発信器(VCO)用基板で、外形寸法1
0×8mm、板厚0.8mm、スルホールの内径0.5
mmのものである。上記スルホール2は、後で各プリン
ト配線板に分離切断する際の外形線上に形成されたもの
である。
【0036】次に、図3および図4で示す如く、上記プ
リント配線板1を分離切断する前の段階で、上記スルホ
ール2内周壁と配線パターン4のCu膜5の全表面を、
耐エッチング液性をもつ保護被膜6で被覆している。こ
こでは保護被膜6として、半田被膜6aによっており、
半田レベラーで形成している。
【0037】次に、上記プリント配線板1をその外形線
に従って各個に分離切断するが、ここではルータービッ
トにより横方向へ半分に切断するルータ法により行っ
た。矢印Rは切断したルータービットの進行方向を示し
ている。これにより、スルホール2は、中心を通る線x
に沿って半分に切断されて、図5および図6で示す如く
半円筒状になる。
【0038】上記の切断に伴って、切断面10にバリと
しての不要なCu膜7が発生し、切断面から0.3〜
0.5mmの幅で付着した(図では、理解しやすいよう
に少し誇張して示した。以下同じ)。ここでのバリは、
不要なCu膜7と、その片面に上記半田被膜6a一部が
不要な半田膜8aとして付着したものである(上記図5
および図6参照)。
【0039】次に上記プリント配線板1を、エッチング
液によりエッチングして、バリとしての不要なCu膜7
を除去する。このエッチング液は、Cuのみを溶解し半
田を溶解しないものであり、ここではアルカリエッチャ
ント(ヤマトヤ商会製アルカリエッチS−6)を用い
て、エッチング条件を、液温:50℃±5℃、液比重:
1.12±0.01、PH:8.1±0.2、コンベア
速度:1.6m/分(接液時間58秒間)で処理した。
【0040】上記エッチングにより、半田被膜6aで保
護された配線パターン4とスルホール2内周のCu膜5
は、エッチングの影響を受けないが、図7で示す如く、
バリの内で不要なCu膜7だけが溶解・除去される。た
だし、それに付着していた不要な半田膜8aはまだ残っ
ており、また端面スルホール3内周壁や配線パターン4
のCu膜5上の半田被膜6a表面は、酸化被膜で暗灰色
に変色している。
【0041】次に、リフローで熱処理して半田を溶融さ
せることにより、不要な半田膜8aが溶融・除去される
と共に、端面スルホール3内周壁や配線パターン4のC
u膜5上の半田被膜6a表面の酸化膜は除去される。
【0042】これで、図8および図9で示す如く、切断
面10からバリとしての不要なCu膜7や不要な半田膜
8aが除去され、端面スルホール3内周壁や配線パター
ン4のCu膜5上を半田被膜6aが被覆して、表面に酸
化膜のない半田仕様の端面スルホール付きプリント配線
板が製造できた。
【0043】上記によって、端子ピッチ0.65mmの
微細な端面スルホール付きプリント配線板まで製造する
ことができた。これは従来、端子ピッチが1.2mm程
度が限界とされていたのに比べると、大幅な進歩であ
る。
【0044】なお、上記エッチング処理により、端面ス
ルホール3のCu膜5の切断端面にエッチングバック1
1が生じるが、そのサイドエッチ量は0.025〜0.
063mmであり、平均0.045mmとわずかな量で
あるから、実用上問題がなく無視できるものである。
【0045】上記のリフローに代えて再レベラーを行っ
た場合には、リフローで熱処理した場合の効果に加え
て、端面スルホール3のCu膜5の切断端面に生じた上
記エッチングバック11の部分を、図10で示すように
溶融した半田被膜6aが被覆する。そのため、Cu膜5
の端面が露出しなくなるから、プリント配線板を製造後
の経時変化でその部分のCuが酸化することを防止す
る。
【0046】また、配線パターン4や端面スルホール3
内周壁のCu膜5上の半田被膜6aを、半田剥離液によ
り除去すれば、図11で示す如く、端面スルホール3内
周壁等がCu膜5だけのCuスルホール仕様のプリント
配線板を製造できる。
【0047】第2の実施例として、本発明に係る端面ス
ルホール付きプリント配線板の製造方法を、Ni/Au
メッキ仕様で実施する場合を示す。
【0048】このプリント配線板1も、基材9が樹脂製
で、Cuメッキによって、表面に配線パターン4を形成
すると共に、スルホール2内周壁にCu膜5を施したも
のである。ここでも電圧制御発信器(VCO)用基板
で、外形寸法10×8mm、板厚0.8mm、スルホー
ルの内径0.5mmのものである。上記スルホール2は
後で各プリント配線板に分離切断する際の外形線上に形
成されたものである。
【0049】次に、上記プリント配線板1を分離切断す
る前に、図12で示す如く、スルホール2内周壁と配線
パターン4とのCu膜5の全表面に、耐エッチング液性
の保護被膜6として、ここではNi/Auメッキによる
金属被膜6bを形成する。このNi/Auメッキの金属
被膜6bは、電解処理により行った。
【0050】次に、上記プリント配線板1をその外形線
に沿って分離切断するが、ここでもルータービットによ
り横方向へ半分に切断するルータ法によった場合を示し
ている。これにより、スルホール2は、中心を通る線x
に沿って切断されて、半円筒状になる。図13で矢印R
は切断したルータービットの進行方向を示している。
【0051】スルホール2の切断面10には、上記図1
3で示す如く、切断に伴う不要なCu膜7とその片面に
不要な保護膜8が付着したバリが発生していた。不要な
保護膜8はここでは不要な金属膜8bであり、不要なN
i膜8b1 と不要なAu膜8b2 からなる。
【0052】次に、上記プリント配線板1をエッチング
液によってエッチングする。このエッチング液はCuを
溶解するもので、ここでは自社建浴エッチング液を用
い、エッチング条件を、塩化第2鉄(FeCl3 )液の
濃度:49.1%±5%、塩酸濃度:0.3%±0.1
%、液温:45℃±5℃、コンベア速度:1.98m/
分(接液時間121秒間)で処理した。このエッチング
液は、同時にNiをも溶解するものである。
【0053】これにより、樹脂被膜6cで保護された端
面スルホール3内周壁のCu膜5や配線パターン4は、
エッチングの影響を受けず、図14で示す如く、上記バ
リの内で不要なCu膜7とそこに付着した不要なNi膜
8b1 は溶解・除去された。しかし不要なAu膜8b2
は、上記エッチング液で溶解されず、まだ残った状態に
ある。
【0054】次に、上記で残っている不要なAu膜8b
2 は、ナイロンブラシで擦って除去する。不要なAu膜
8b2 の膜厚は、0.1μm〜0.5μm程度の膜厚の
薄いものであるから、ナイロンブラシで擦ることで簡単
に除去されて、図15で示す如く、バリのない端面スル
ホール3付きのプリント配線板1を製造できた。
【0055】さらに第3の実施例として、本発明に係る
端面スルホール付きプリント配線板の製造方法を、樹脂
仕様で実施する場合を示す。
【0056】ここでも、樹脂製基材のプリント配線板1
には、Cuメッキにて表面に配線パターン4を形成する
と共に、スルホール2内周壁にCu膜5を施したものを
用いた。また上記第1の実施例と同様に、ここでも電圧
制御発信器(VCO)用基板で、外形寸法10×8m
m、板厚0.8mm、スルホールの内径0.5mmのも
のである。上記スルホール2は、後で各プリント配線板
に分離切断する際の外形線上に形成されたものである。
【0057】上記プリント配線板1を分離切断する前
に、図16で示す如く、配線パターン4とスルホール2
内周壁のCu膜5の全表面に、耐エッチング液性の保護
被膜6として、ここでは樹脂被膜6cを被覆しておく。
この樹脂被膜6cは、フラックスによるが、詳しくはロ
ジン系プリフラックスの樹脂濃度を上げた液体にて形成
しておいた。
【0058】次に、上記プリント配線板1をその外形線
に従って分離切断するが、ここでもルータービットによ
り横方向へ半分に切断するルータ法によった。図17で
矢印Rは切断したルータービットの進行方向を示してい
る。これにより、スルホール2は、中心を通る線xに沿
って切断されて、半円筒状になる。
【0059】上記切断により、上記図17で示す如く、
切断面10には不要なCu膜7とその片面に不要な保護
膜8が付着したバリが生じていた。不要な保護膜8はこ
こでは不要な樹脂膜8cである。
【0060】次に、上記プリント配線板1を、エッチン
グ液によりエッチングして、バリの内で不要なCu膜7
を溶解・除去する。このエッチング液は、Cu膜を溶解
するものであればよく、ここでは上記第2の実施例で用
いたものと同じものを用いている。これで、樹脂被膜6
cで保護された配線パターン4や端面スルホール3内周
壁のCu膜5は、エッチングの影響を受けず、図18で
示す如くバリとしての不要なCu膜7だけが除去され、
不要な保護膜8としての不要な樹脂膜8cが残った。
【0061】次に、上記で残った不要な樹脂膜8cと、
配線パターン4や端面スルホール3内周壁のCu膜5を
被覆している樹脂被膜6cを、溶剤により溶解・除去す
る。これで図19で示す如くバリが全く無くなり、端面
スルホール3の内周壁がCu膜5だけの、Cuスルホー
ル仕様のプリント配線板が製造できた。
【0062】なお、上記第2の実施例や第3の実施例に
おいても、その精度やエッチングバックに関する点はほ
ぼ同様である。また上記各実施例は、スルホール2の切
断をルーター加工法による場合を示したが、その他の金
型法、ソーイング法等により切断した際に生じるバリの
除去についても、上記と同様の方法で除去できることは
言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上で明らかな如く、本発明に係る端面
スルホール付きプリント配線板の製造方法によれば、比
較的シンプルな構成ながら、スルホールの切断を金型
法、ルーター加工法、ソーイング法のいずれの手段によ
る場合でも、バリが付着しておらず、また端面スルホー
ル内周壁のCu膜も影響を受けていない、端面スルホー
ルつきプリント配線板を製造することができる。
【0064】即ち、従来の端面スルホールの形成方法や
加工刃物は、そのいずれの手段によっても、切断面から
バリ等が生じてしまい、未だ確実といえる技術ではな
く、また剥離やつぶれは修正不可能であるから不良品と
するが、バリはそれを手作業で取り除くのに手間がかか
った。
【0065】これに対して本発明は、プリント配線板の
スルホールを半分に切断する前の段階で、表面の配線パ
ターン部やスルホール内周壁のCu膜部分の全表面を、
耐エッチング液性の保護被膜で被覆し、その後に上記ス
ルホールを半分に切断し、その際に発生した等の不要な
Cu膜部分を、Cuを溶解するエッチング液でエッチン
グ除去し、その後に、残っている上記保護被膜を必要に
応じて除去するものである。
【0066】そのため本発明によれば、スルホールの切
断時にバリの発生を防止するための手段は一切必要無く
なり、またスルホールの切断がいずれの手段で行われた
場合でも、切断時に発生するバリを、容易かつ確実に溶
解・除去することができる。
【0067】また本発明では、耐エッチング液性のある
被膜で被覆した状態で、スルホールの切断とエッチング
処理するものであるから、配線パターン部やスルホール
内周壁のCu膜に影響を受けることが無い、端面スルホ
ール付きのプリント配線板を製造することができる。
【0068】さらに本発明によれば、配線パターン部や
スルホール内周壁のCu膜を、保護被膜として半田被膜
により被覆した場合には、エッチング後のリフローまた
は際レベラーにより、バリとしての不要な半田膜を除去
できることは勿論のこと、配線パターン部や端面スルホ
ール内周壁のCu膜上の酸化膜を除去し、かつ表面を半
田被膜で被覆することで、Cuの経時変化による酸化を
も防止したプリント配線板を製造できる。
【0069】しかも、エッチング処理により端面スルホ
ールのCu膜の切断端面に、実用上問題がなく無視でき
る程度の微細なエッチングバックが生じるが、上記保護
膜が半田被膜の場合には再レベラーをすることにより、
溶融した半田被膜がその部分をも被覆する。そのため、
端面スルホールのCu膜5の端面が露出しなくなり、プ
リント配線板を製造後の経時変化でCuのその部分が酸
化することも防止できる。
【0070】したがって、従来手段と異なり、バリの発
生による不良品の発生率を大幅に減少でき、歩留りを向
上できると共に、手作業で削り取る必要も無くなり、生
産性の向上にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント配線基板の一部の拡大平面図である。
【図2】図1で示したもののI−I線縦断断面である。
【図3】図1で示したものに、第1の実施例で保護被膜
として半田被膜を施した状態の平面図である。
【図4】図3で示したものの、II−II線縦断面図で
ある。
【図5】図3で示したものを、線xに沿ってルータービ
ットで切断後の斜視図である。
【図6】図5で示したものの拡大横断面図である。
【図7】図6で示したものを、エッチング処理後の拡大
横断面図である。
【図8】図7で示したものを、リフローで熱処理後の拡
大横断面図である。
【図9】図8で示したものの斜視図である。
【図10】図7で示したものを、半田再レベラーで処理
した後の拡大横断面図である。
【図11】図8で示したものから、半田被膜も除去した
状態の拡大横断面図である。
【図12】図2で示したものに、第2実施例で保護被膜
としてNi/Auメッキによる金属被膜を施した状態の
縦断面図である。
【図13】図12で示したものをルータービットで切断
後の拡大横断面図である。
【図14】図13で示したものをエッチング処理後の拡
大横断面図である。
【図15】図14で示したものをブラッシング後の拡大
横断面図である。
【図16】図2で示したものに、第3実施例で保護被膜
として樹脂被膜を施した状態の縦断面図である。
【図17】図16で示したものをルータービットで切断
後の拡大横断面図である。
【図18】図17で示したものをエッチング処理後の拡
大横断面図である。
【図19】図18で示したもので、樹脂を溶剤で溶解後
の拡大横断面図である。
【符号の説明】
1−プリント配線板 2−スルホール 3−端面スルホール 4−配線パターン 5−Cu膜 6−保護被膜 6a−半田被膜 6b−金属被膜 6b1 −Ni膜 6b2 −Au膜 6c−樹脂膜 7−不要なCu膜 8−不要な保護膜 8a−不要な半田膜 8b−不要な金属膜 8b1 −不要なNi膜 8b2 −不要なAu膜 8c−不要な樹脂膜 9−基材 10−切断面 11−エッチングバック x−中心を通る線 R−切断方向を示す矢印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板1に形成したCuメッキ付
    きスルホール2を、該スルホール2の中心を通る線x又
    はそれと平行な線で切断して、半円筒状の端面スルホー
    ル4を形成する工程をもつ端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法において、 上記スルホール2を切断する前の段階で、プリント配線
    板1表面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のC
    u膜5の全表面に、耐エッチング液性の保護被膜6を形
    成して被覆し、 次いで、スルホール2の中心を通る線x又はそれに平行
    な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スルホール3
    を形成し、 次いで、上記切断時に生じたバリの不要なCu膜7を、
    Cuを溶解するエッチング液によりエッチングして除去
    し、 その後、バリの後に残っている不要な保護膜8と共に、
    保護被膜6を仕上げ処理又は除去するようにしたことを
    特徴とする、端面スルホール付きプリント配線板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】プリント配線板1に形成したCuメッキ付
    きスルホール2を、該スルホール2の中心を通る線x又
    はそれと平行な線で切断して、半円筒状の端面スルホー
    ル4を形成する工程をもつ端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法において、 上記スルホール2を切断する前の段階で、プリント配線
    板1表面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のC
    u膜5の全表面に、保護被膜6として半田被膜6aを形
    成して被覆し、 次いで、スルホール3の中心を通る線x又はそれに平行
    な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スルホール3
    を形成し、 次いで、上記切断時に生じたバリの不要なCu膜7を、
    アルカリエッチャントによりエッチングして除去し、 その後、リフロー又は再レベラーで熱処理して、上記不
    要なCu膜7の後に残っている不要な半田膜8aを除去
    すると共に、配線パターン部4や端面スルホール3内周
    壁のCu膜5表面上の半田被膜6aの酸化膜を除去する
    ようにした、端面スルホール付きプリント配線板の製造
    方法。
  3. 【請求項3】プリント配線板1に形成したCuメッキ付
    きスルホール2を、該スルホール2の中心を通る線x又
    はそれと平行な線で切断して、半円筒状の端面スルホー
    ル4を形成する工程をもつ端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法において、 上記スルホール2を切断する前の段階で、プリント配線
    板1表面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のC
    u膜5の全表面に、保護被膜6として半田被膜6aを形
    成して被覆し、 次いで、スルホール3の中心を通る線x又はそれに平行
    な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スルホール3
    を形成し、 次いで、上記切断時に生じたバリの不要なCu膜7を、
    アルカリエッチャントによりエッチングして除去し、 その後、リフロー又は再レベラーで熱処理して、上記不
    要なCu膜7の後に残っている不要な半田膜8aを除去
    すると共に、配線パターン部4や端面スルホール3内周
    壁のCu膜5表面上の半田被膜6aを除去するようにし
    た、端面スルホール付きプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】プリント配線板1に形成したCuメッキ付
    きスルホール2を、該スルホール2の中心を通る線x又
    はそれと平行な線で切断して、半円筒状の端面スルホー
    ル4を形成する工程をもつ端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法において、 上記スルホール2を切断する前の段階で、プリント配線
    板1表面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のC
    u膜5の全表面に、保護被膜6としてNi/Auメッキ
    の金属被膜6bを形成して被覆し、 次いで、スルホール2の中心を通る線x又はそれに平行
    な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スルホール3
    を形成し、 次いで、上記切断時に生じたバリの不要なCu膜7とそ
    の上の不要なNi膜8b1 を、エッチングにより除去
    し、 その後、上記で除去した不要なCu膜7の後に残ってい
    る不要なAu膜8b2を、ブラッシングで除去するよう
    にした、端面スルホール付きプリント配線板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】プリント配線板1に形成したCuメッキ付
    きスルホール2を、該スルホール2の中心を通る線x又
    はそれと平行な線で切断して、半円筒状の端面スルホー
    ル4を形成する工程をもつ端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法において、 上記スルホール2を切断する前の段階で、プリント配線
    板1表面の配線パターン部4やスルホール2内周壁のC
    u膜5の全表面に、保護被膜6としてロジン系の樹脂被
    膜6cを形成して被覆し、 次いで、スルホール2の中心を通る線x又はそれに平行
    な線に沿う如く切断して、半円筒状の端面スルホール3
    を形成し、 次いで、上記切断時に生じたバリの不要なCu膜7を、
    エッチングにより除去し、 その後、上記で除去した不要なCu膜7の後に残ってい
    る不要な樹脂膜8cを除去すると共に、配線パターン部
    4や端面スルホール3内周壁のCu膜5上の樹脂被膜6
    cを除去するようにした、端面スルホール付きプリント
    配線板の製造方法。
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