JP2001161593A - 開孔エンボスティシュ - Google Patents
開孔エンボスティシュInfo
- Publication number
- JP2001161593A JP2001161593A JP35132799A JP35132799A JP2001161593A JP 2001161593 A JP2001161593 A JP 2001161593A JP 35132799 A JP35132799 A JP 35132799A JP 35132799 A JP35132799 A JP 35132799A JP 2001161593 A JP2001161593 A JP 2001161593A
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- JP
- Japan
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- embossed
- embossing
- aperture
- sheet
- sheets
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sanitary Thin Papers (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ティシュシートの吸収性を改善する。
【解決手段】エンボス型押し部の底面に１個もしくは複
数個の開孔を設ける。開孔はエンボス部とエンボス部以
外のシート全面に設けてもよい。孔の形状は任意、大き
さは0.03mm２以上、開孔面積率は0.03％以上、穿孔密度
は１個／ｃm２以上とする。
数個の開孔を設ける。開孔はエンボス部とエンボス部以
外のシート全面に設けてもよい。孔の形状は任意、大き
さは0.03mm２以上、開孔面積率は0.03％以上、穿孔密度
は１個／ｃm２以上とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は開孔エンボスティシ
ュに関するものであり、エンボスと同時に開孔を設ける
ことによってティシュの吸収性をさらに向上させたもの
である。
ュに関するものであり、エンボスと同時に開孔を設ける
ことによってティシュの吸収性をさらに向上させたもの
である。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、フェーシャルおよびトイレットティシュ、ペーパー
タオルなどの吸収、拭き取り用シートには、手触りの改
善、厚み感の付与、外観上の高級感の演出などの目的で
エンボス加工が施されている。また、エンボス加工によ
ってシート本来の使用目的に重要な吸収性能を改善でき
ることも知られている。しかし、エンボス加工だけでは
吸収性の本質的な改善は不十分であり、より高い吸収性
の付与が望まれていた。本発明はエンボス加工と同時に
穿孔処理を行うことによってこの問題を解決し、液体の
吸収速度を向上させたものである。これまで、エンボス
加工が強過ぎてエンボス型押し部の端などに孔があくこ
とはあったが、本発明のように、所定の大きさ、開孔面
積率、穿孔密度で意図的に開孔を行った例はない。
来、フェーシャルおよびトイレットティシュ、ペーパー
タオルなどの吸収、拭き取り用シートには、手触りの改
善、厚み感の付与、外観上の高級感の演出などの目的で
エンボス加工が施されている。また、エンボス加工によ
ってシート本来の使用目的に重要な吸収性能を改善でき
ることも知られている。しかし、エンボス加工だけでは
吸収性の本質的な改善は不十分であり、より高い吸収性
の付与が望まれていた。本発明はエンボス加工と同時に
穿孔処理を行うことによってこの問題を解決し、液体の
吸収速度を向上させたものである。これまで、エンボス
加工が強過ぎてエンボス型押し部の端などに孔があくこ
とはあったが、本発明のように、所定の大きさ、開孔面
積率、穿孔密度で意図的に開孔を行った例はない。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明の開孔エンボステ
ィシュでは、エンボス型押し部の底面に１個もしくは複
数個の開孔を設ける。また、エンボス部およびエンボス
部以外のシート全面に開孔を設けてもよく、この場合
は、吸収性がさらに増大する。孔の形状は、円形、楕円
形、不定形のいずれでもよく、１個の孔の大きさは0.03
mm２以上、シート全体の開孔面積率は0.03％以上、穿孔
密度は１個／ｃm２以上とする。
ィシュでは、エンボス型押し部の底面に１個もしくは複
数個の開孔を設ける。また、エンボス部およびエンボス
部以外のシート全面に開孔を設けてもよく、この場合
は、吸収性がさらに増大する。孔の形状は、円形、楕円
形、不定形のいずれでもよく、１個の孔の大きさは0.03
mm２以上、シート全体の開孔面積率は0.03％以上、穿孔
密度は１個／ｃm２以上とする。
【０００４】
【作用】本発明は型押しによる従来の単純なエンボスで
なく、図１のように、エンボス部に開孔を設けることに
よって液体の吸収速度を改善するものである。さらに吸
収性を上げるために、図２に示すように、エンボス部の
みでなく、シート全体に開孔を設けてもよい。孔は任意
の形状をとることができ、その大きさは0.03mm２以上、
好ましくは0.07〜1.30mm２、開孔面積率は0.03％以上、
好ましくは0.15〜5.2％、穿孔密度は１個／ｃm２以上、
好ましくは２〜５個／ｃm２とする。
なく、図１のように、エンボス部に開孔を設けることに
よって液体の吸収速度を改善するものである。さらに吸
収性を上げるために、図２に示すように、エンボス部の
みでなく、シート全体に開孔を設けてもよい。孔は任意
の形状をとることができ、その大きさは0.03mm２以上、
好ましくは0.07〜1.30mm２、開孔面積率は0.03％以上、
好ましくは0.15〜5.2％、穿孔密度は１個／ｃm２以上、
好ましくは２〜５個／ｃm２とする。
【０００５】なお、複数枚のシートを重ね合わせて１枚
のシートとする場合、個々の開孔エンボスシートを積層
してもよいが、シートを積層後エンボス加工と穿孔処理
を行うとより効果的である。
のシートとする場合、個々の開孔エンボスシートを積層
してもよいが、シートを積層後エンボス加工と穿孔処理
を行うとより効果的である。
【０００６】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。吸収速度の
測定には、シートを５cm四方に裁断して10枚重ね、四隅
をホッチキスでとめた後水中に投じ、完全に吸水するま
での時間を測定した。開孔のない通常のエンボスシート
10枚重ねをブランクとし、その吸水時間を100％とした
ときの比率で表した。
これらの実施例に限定されるものではない。吸収速度の
測定には、シートを５cm四方に裁断して10枚重ね、四隅
をホッチキスでとめた後水中に投じ、完全に吸水するま
での時間を測定した。開孔のない通常のエンボスシート
10枚重ねをブランクとし、その吸水時間を100％とした
ときの比率で表した。
【０００７】
【実施例１】エンボス部に孔の大きさ0.5mm２の円形開
孔２または４個／ｃm２を設け、開孔面積率を1.0または
2.0％としたときのブランク（100％）に対する吸水時間
の比率を表１に示した。 開孔の数が増えるに従って吸水時間が減少し、吸収性の
向上することが分る。
孔２または４個／ｃm２を設け、開孔面積率を1.0または
2.0％としたときのブランク（100％）に対する吸水時間
の比率を表１に示した。 開孔の数が増えるに従って吸水時間が減少し、吸収性の
向上することが分る。
【０００８】
【実施例２】プレーンのティシュシートを10枚積層した
後、実施例１と同様のエンボス加工と穿孔処理を行っ
た。これについて実施例１と同様の吸水試験を実施し、
結果を表２に示した。 シートを重ねる場合、開孔エンボス加工を行った後にシ
ートを重ねるよりも、シートを重ねてから開孔エンボス
加工を行ったほうが吸収性付与効果が大きいことが分
る。
後、実施例１と同様のエンボス加工と穿孔処理を行っ
た。これについて実施例１と同様の吸水試験を実施し、
結果を表２に示した。 シートを重ねる場合、開孔エンボス加工を行った後にシ
ートを重ねるよりも、シートを重ねてから開孔エンボス
加工を行ったほうが吸収性付与効果が大きいことが分
る。
【０００９】
【比較例】実施例１と同様の加工をエンボス部以外に行
い、このシートを10枚重ねて実施例１と同様の吸水試験
を実施した。結果を表３に示す。 開孔をエンボス部以外に設けると、ブランクに比して吸
収性はよくなるが、エンボス型押し部に開孔した表１よ
りも効果が劣る。これにより、エンボス部に穿孔処理を
行うことが本発明の実施に必須であることが分る。な
お、エンボス部とエンボス部以外の両方に開孔を設ける
場合は相加的な効果が得られる。
い、このシートを10枚重ねて実施例１と同様の吸水試験
を実施した。結果を表３に示す。 開孔をエンボス部以外に設けると、ブランクに比して吸
収性はよくなるが、エンボス型押し部に開孔した表１よ
りも効果が劣る。これにより、エンボス部に穿孔処理を
行うことが本発明の実施に必須であることが分る。な
お、エンボス部とエンボス部以外の両方に開孔を設ける
場合は相加的な効果が得られる。
【００１０】
【発明の効果】以上の例から分るように、本発明の開孔
エンボスを付与したシートは従来の開孔のないエンボス
シートに比べて格段に吸収速度が改善され、該製品のも
つ工業的意義は大きい。
エンボスを付与したシートは従来の開孔のないエンボス
シートに比べて格段に吸収速度が改善され、該製品のも
つ工業的意義は大きい。
【図１】エンボス型押し部底面に１個（Ａ）または３個
（Ｂ）の開孔を設けた本発明の実施態様を示す。
（Ｂ）の開孔を設けた本発明の実施態様を示す。
【図２】エンボス部とエンボス部以外のシート全面に開
孔を設けた本発明の実施態様を示す。
孔を設けた本発明の実施態様を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 伸匡 東京都新宿区西新宿６−22−１ 株式会社 クレシア内 Ｆターム(参考） 2D034 AB00 3E078 AA20 BB51 BC06 DD09 DD20
Claims (6)
- 【請求項１】エンボス加工を施したトイレットティシ
ュ、ペーパータオル等の吸収、拭き取り用シートにおい
て、上記のエンボス部の１部または全部に開孔を設けた
ことを特徴とする開孔エンボスティシュ。 - 【請求項２】エンボス型押し部の底面に１個もしくは複
数個の開孔を設けたことを特徴とする請求項１記載の開
孔エンボスティシュ。 - 【請求項３】エンボス部に開孔を設けると共にエンボス
部以外のシートの１部または全面に開孔を設けたことを
特徴とする請求項１または２記載の開孔エンボスティシ
ュ。 - 【請求項４】開孔が円形、楕円形、不定形など任意の形
状をもつ請求項１から３までのいずれか１項記載の開孔
エンボスティシュ。 - 【請求項５】複数枚のシートが積層している積層開孔エ
ンボスシートにおいて、個々の開孔エンボス加工シート
を積層するか或いは個々の無加工シートを積層後この積
層シートに開孔エンボス加工を施すことを特徴とする請
求項１から４までのいずれか１項記載の開孔エンボステ
ィシュ。 - 【請求項６】開孔の１個の大きさが0.03mm２以上、開孔
面積率が0.03％以上、穿孔密度が１個／cm２以上である
請求項１から５までのいずれか１項記載の開孔エンボス
ティシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35132799A JP2001161593A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 開孔エンボスティシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35132799A JP2001161593A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 開孔エンボスティシュ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001161593A true JP2001161593A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18416556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35132799A Pending JP2001161593A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 開孔エンボスティシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001161593A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009240722A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙ロール及び衛生薄葉紙ロールに用いる連続シートのエッジエンボス付与方法 |
| JP2016189951A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 大王製紙株式会社 | トイレクリーナー |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0349628U (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-15 | ||
| JPH03297631A (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | Toa Kiko Kk | テーパ孔形成用エンボス加工装置 |
| JPH11164793A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-22 | Ban Iwashina | タオルペーパー |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35132799A patent/JP2001161593A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0349628U (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-15 | ||
| JPH03297631A (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | Toa Kiko Kk | テーパ孔形成用エンボス加工装置 |
| JPH11164793A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-22 | Ban Iwashina | タオルペーパー |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009240722A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙ロール及び衛生薄葉紙ロールに用いる連続シートのエッジエンボス付与方法 |
| JP4708451B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2011-06-22 | 大王製紙株式会社 | 衛生薄葉紙ロール及び衛生薄葉紙ロールに用いる連続シートのエッジエンボス付与方法 |
| JP2016189951A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 大王製紙株式会社 | トイレクリーナー |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061205 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091112 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100202 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101018 |