JP2001160892A - 走査式画像読取装置 - Google Patents

走査式画像読取装置

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JP2001160892A
JP2001160892A JP34287599A JP34287599A JP2001160892A JP 2001160892 A JP2001160892 A JP 2001160892A JP 34287599 A JP34287599 A JP 34287599A JP 34287599 A JP34287599 A JP 34287599A JP 2001160892 A JP2001160892 A JP 2001160892A
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Yoshihiro Okumura
佳弘 奥村
Katsuhiko Asai
克彦 浅井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像の読み取り幅が広く携帯性に優れた走査
式画像読取装置を提供する。 【解決手段】 走査式画像読取装置に2つのイメージセ
ンサを備え、各イメージセンサを相対位置可変の筺体に
個別に収容する。筺体を回動可能または平行移動可能に
連結して、折り畳み式またはスライド式の装置とし、イ
メージセンサは筺体が重なった形態(a)で並列に並
び、筺体が開いた形態(b)で略直列に並ぶようにす
る。重なった形態では携帯に適する小型となり、開いた
形態で画像を読み取ることにより読み取り幅が広くな
る。重なった形態で2つのイメージセンサで画像を読み
取ることにより、解像度または走査速度が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に関
し、特に、原稿との相対位置を変えながら画像を読み取
る走査式の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画素が直線状に配列されたセンサを備
え、原稿とセンサの相対位置をセンサの画素配列に対し
て垂直方向に変化させながら原稿上の画像を読み取って
いく走査式の画像読取装置がある。走査式画像読取装置
のうち大型のものは、原稿移送機構を備えて、原稿を一
定の速度で移動させるようにしており、読み取りの安定
性が高い。
【0003】近年では、パーソナルコンピュータ、ファ
クシミリ装置等の画像処理装置の簡便な画像入力手段と
して、小型の走査式画像読取装置の要求が高まってお
り、原稿を固定し装置自体を手で移動させる構成のもの
が急速に普及しつつある。この装置はハンディスキャナ
と呼ばれる。
【0004】ハンディスキャナでは、移動開始位置およ
び移動距離を使用者が自由に設定することが可能であ
り、原稿上の画像の所望の範囲のみを読み取ることがで
きる。また、原稿の形状に制約がなく、例えば、書籍、
綴じた文書、箱の表面に描かれた文字や絵等も、原稿画
像としてそのまま読み取ることが可能であり、操作性に
優れている。さらに、使用者が携帯して任意の場所で使
用することも可能である。
【0005】走査式の画像読取装置に備えられるセンサ
は、画像を縮小して読み取る縮小型と、画像を等倍で読
み取る等倍型に大別される。縮小型のセンサを採用する
装置では、原稿からの光をセンサ上に縮小して結像させ
る縮小光学系を備える必要があり、原稿からセンサまで
の距離が長くなって全体として大型になる。
【0006】一方、等倍型のセンサを採用する装置で
は、原稿からの光をそのままセンサに導けばよいから、
そのために光学系を備える場合でも、原稿とセンサの間
隔を小さくすることが可能である。等倍型のセンサは原
稿に近接することになり、密着型とも呼ばれる。密着型
のセンサは、小型であることが望まれるハンディスキャ
ナに好適である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハンディス
キャナは小型であるが故に、一度に読み取ることができ
る画像の幅が狭い。このため、画像の広い範囲を読み取
るときには、走査を複数回行う必要が生じ、しかも、複
数回の走査で読み取った画像の位置合わせを後の処理で
行う必要が生じて、簡便さが低下する。読み取り幅を広
げるために長いセンサを備えるようにすれば、必然的に
装置が大型になり、携帯性が損なわれてしまう。
【0008】また、読み取った画像の幅方向の解像度
は、センサの画素の配列ピッチの制約を受け、常時一定
となる。このため、使用者が通常よりも高い解像度で画
像を読み取りたい場合でも、その要求に応えることがで
きない。この解像度の問題は、ハンディスキャナに限ら
ず、原稿移送機構を備える大型の装置にも存在する。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、走査式の画像読取装置であって、画像の読
み取り幅が広く携帯性に優れたものを提供することを目
的とする。また、本発明は走査式の画像読取装置であっ
て、センサの画素の配列ピッチよりも高い解像度で画像
を読み取ることが可能なものを提供することを他の目的
とする。さらに、本発明は走査式の画像読取装置であっ
て、原稿の表裏の画像を一度に読み取ることが可能なも
のを提供することをその他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、走査式画像読取装置に、画像を読み取
るためのセンサを複数備え、これら複数のセンサに、互
いに相対位置可変の少なくとも1組のセンサを含むもの
とする。
【0011】この装置はセンサの相対位置が異なる複数
の状態で画像を読み取ることができる。したがって、画
像の読み取り幅を使用者の所望に合わせて変化させるこ
とができるようになる。複数の筺体に個別にセンサを設
けた場合、筺体の相対位置が可変であるからセンサの相
対位置も可変であり、装置全体が広がったり狭まったり
するように筺体の相対位置を設定することで、非使用時
の携帯性を損なうことなく、画像の読み取り幅を大きく
したり小さくしたりすることが可能になる。また、画像
の同一範囲を複数のセンサで読み取るようにすること
で、読み取った画像の解像度を各センサの画素の配列ピ
ッチよりも高くすることも可能になる。
【0012】具体的には、筺体を各々の端部付近におい
て互いに回動可能に連結し、装置全体として、センサが
並列に並んで同一方向を向く第1の形態と、センサが略
直列に並んで同一方向を向く第2の形態をとるようにす
る。
【0013】あるいは、筺体を互いに平行移動可能に連
結し、装置全体として、センサが並列に並んで同一方向
を向く第1の形態と、センサが略直列に並んで同一方向
を向く第2の形態をとるようにする。
【0014】これらの構成では、折り畳み式あるいはス
ライド式の装置となる。いずれの構成においても、セン
サが並列に並ぶ第1の形態では、装置は小さくなって携
帯に適し、センサが直列または直列に近い状態に並ぶ第
2の形態では、全体の読み取り幅が個々のセンサの読み
取り幅よりも大きくなる。第1の形態で画像を読み取る
ことも可能である。
【0015】ここで、第2の形態をとるときにセンサの
端部が並列に並ぶ構成とし、第2の形態においてセンサ
の各々で画像を読み取り、読み取った画像を合成するよ
うにしてもよい。
【0016】第2の形態をとるときにセンサの端部が並
列に並ぶようにすることで、この形態で読み取った個々
のセンサの画像が読み取り幅方向に連続し、読み取った
画像に空白になる部分が生じない。センサの相対位置が
センサに対して垂直な方向すなわち走査方向にずれるた
め、各センサで読み取った画像にも走査方向の位置ずれ
が生じるが、そのずれを補正して位置を揃えて合成す
る。これにより、幅が広く、しかも部位間でずれのない
画像を提供することができる。走査方向の画像のずれの
大きさは、センサの離間距離から判るし、各センサの端
部で読み取った共通部分を比較することによっても知る
ことができる。
【0017】第1の形態をとるときにセンサの画素が配
列方向にずれた位置をとる構成とし、第1の形態におい
てセンサの各々で画像を読み取り、読み取った画像を合
成するようにしてもよい。
【0018】センサが並列に並ぶ第1の形態で、センサ
の位置関係を画素が配列方向にずれるようにすること
で、全体としての画素の配列ピッチを1つのセンサの画
素の配列ピッチよりも小さくすることが可能になる。第
1の形態ではセンサの相対位置がセンサに対して垂直な
方向にずれるため、各センサで読み取った画像に走査方
向の位置ずれが生じるが、そのずれを補正して位置を揃
えて合成する。これにより、解像度の高い画像を提供す
ることができる。
【0019】筺体を各々の端部付近において互いに回動
可能に連結し、装置全体として、センサが並列に並んで
対面する第1の形態と、センサが直列に並んで同一方向
を向く第2の形態をとるようにしてもよい。
【0020】この構成でも、第1の形態では装置が小さ
くなって携帯に適し、センサが直列に並ぶ第2の形態で
は画像の読み取り幅が大きくなる。センサが対面する第
1の形態で、原稿を筺体で挟んで各センサにより画像を
読み取ることで、表裏両面に画像を有する原稿からそれ
らの画像を一度に読み取ることもできる。
【0021】第1の形態と第2の形態のいずれをとって
いるかを検出する検出器を備えるようにするとよい。画
像の読み取りや合成等の処理を装置の形態に応じて切り
替えることが容易になる。
【0022】他の機器と接続するためのコネクタを備え
るようにしてもよい。コネクタを備えることで、装置を
他の機器の画像入力手段として利用することが容易にな
る。
【0023】センサは等倍で画像を読み取る密着型とす
ることができる。密着型のセンサとすることで、装置の
小型化が容易になり、携帯性が向上する。
【0024】センサは光電変換で生成した電気信号を増
倍する増倍型とすることも可能である。増倍型のセンサ
は感度が高いから、原稿を照明するための光源を必要と
しない。また、走査を高速で行うことや、読み取った画
像の走査方向の解像度を高めることができる。
【0025】このようなセンサはアモルファスシリコン
半導体で作製することができる。アモルファスシリコン
半導体は、光電変換を行う層を均一な厚さとすることが
容易であり、感度むらのないセンサとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の走査式画像読取装置(以
下、単に画像読取装置ともいう)の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。第1の実施形態の走査式
画像読取装置1の外観を図1に示し、画像の読み取りに
関する回路構成の概略を図3に示す。画像読取装置1は
ハンディスキャナとして構成されている。
【0027】画像読取装置1は2つの筺体A、Bを有し
ており、筺体A、Bには直線状に配列された画素を有す
るイメージセンサ11a、11bがそれぞれ備えられて
いる。筺体A、Bは、それぞれの端部において、軸10
により互いに回動可能に連結されており、画像読取装置
1は、図1(a)のように折り畳んで重畳した形態と、
図1(b)のように開いて展開した形態とをとることが
できる。
【0028】筺体A、Bの回動軸10に垂直な側面は同
一平面上にあり、これらの側面には細長い窓12a、1
2bが設けられている。イメージセンサ11a、11b
は窓12a、12bに対向して配置されており、常に同
一方向を向く。画像読取装置1は、窓12a、12bを
介して入射する原稿からの光をイメージセンサ11a、
11bによって電気信号に変換することにより、原稿上
の画像を読み取る。
【0029】重畳した形態においては、イメージセンサ
11a、11bは、互いに平行で画素の配列方向に対し
て垂直な方向に隣合うように、すなわち並列に並ぶ。展
開した形態においては、イメージセンサ11a、11b
は、同一直線上に、すなわち直列に並ぶ。筺体Aのイメ
ージセンサ11aおよび窓12aは連結部側の端面まで
達しており、筺体Bのイメージセンサ11bおよび窓1
2bも連結部側の端面まで達している。したがって、展
開した形態において、イメージセンサ11a、11bは
連続し、窓12a、12bも連続する。
【0030】筺体A、Bの窓12a、12bの両端近傍
には、原稿に対する筺体A、Bの移動量を検出するため
のエンコーダ13a、13bが備えられている。また、
筺体A、B内部の端部寄りには、原稿を照明するための
光源14a、14bが設けられている。
【0031】筺体Aの連結部側の端面には、筺体A、B
の離間と当接に応じて開閉し、重畳した形態と展開した
形態を判別するためのスイッチ15が設けられている。
さらに、筺体Aには、電源スイッチおよび画像の読み取
り開始や終了を指示するための読取ボタンを含む操作パ
ネル16が設けられている。筺体Bの連結部から遠い側
の端面には、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ファ
クシミリ装置等の外部機器に接続するためのコネクタ1
7と、電源である電池を充電するためのDC入力コネク
タ18が設けられている。
【0032】図3に示すように、上記の諸構成要素に加
え、筺体Aには、CPUを有し画像読取装置1の全体の
動作を制御する制御部21、イメージセンサ11aの出
力信号を1ラインごとに処理して画像データ(個々の画
素の出力から得られる画素データの列)を生成する信号
処理部22a、信号処理部22aによって生成された画
像データを記憶する画像メモリ23aが備えられてい
る。また、筺体Bには、イメージセンサ11bの出力信
号を1ラインごとに処理して画像データを生成する信号
処理部22b、信号処理部22bによって生成された画
像データを記憶する画像メモリ23bが備えられてい
る。
【0033】さらに、筺体Aには、メモリ23aの画像
データとメモリ23bの画像データを合成する画像合成
部24、画像合成部24によって合成された画像データ
を記憶する画像メモリ25、および、コネクタ17を介
して接続される外部機器にメモリ25の画像データを送
出するためのインターフェース26が備えられている。
【0034】画像読取装置1は、重畳した形態で画像を
読み取ることも、展開した形態で画像を読み取ることも
できる。画像の読み取りは、イメージセンサ11a、1
1bの画素の配列方向に対して垂直な方向に、画像読取
装置1を移動させながら行う。
【0035】展開した形態で画像を読み取っているとき
の断面を図2に示す。イメージセンサ11a、11b
は、原稿M上の画像を等倍で読み取る密着型である。筺
体A、Bのイメージセンサ11a、11bと窓12a、
12bの間には、原稿Mからの光を等倍でイメージセン
サ11a、11bに導いて結像させる棒状のセルフフォ
ーカスレンズ19a、19bが配置されている。また、
光源14a、14bが発する光を導いて、窓12a、1
2bを介して原稿Mの画像の読み取り対象部位を均一に
照明するためのライトガイド20a、20bが、イメー
ジセンサ11a、11bと平行に配置されている。
【0036】光源14a、14bとしては何を用いても
よいが、ここでは小型軽量である発光ダイオードを採用
している。なお、筺体A、Bの端部に光源14a、14
bを配置してライトガイド20a、20bを備えること
に代えて、蛍光管、ELパネル等の細長い光源をイメー
ジセンサ11a、11bと平行に配置するようにしても
よい。
【0037】画像読取装置1は、画像の読み取りに関し
て、3つの動作モードを有する。第1のモードでは、重
畳した形態で、イメージセンサ11aのみを使用する。
第2のモードでは、展開した形態で、イメージセンサ1
1a、11bの双方を使用する。第3のモードでは、重
畳した形態で、イメージセンサ11a、11bの双方を
使用する。
【0038】第1のモードは、名刺、葉書等の比較的小
さな原稿の画像を、通常の解像度で読み取るものであ
る。第2のモードは、書籍、雑誌等の比較的大きな原稿
の画像を、通常の解像度で読み取るものである。第3の
モードは、比較的小さな原稿の画像を、第1のモードよ
りも高い解像度で読み取るものである。
【0039】第2のモードと第1、第3のモードとは、
スイッチ15で判別される形態に応じて自動的に切り替
えられる。重畳した形態では第1のモードが優先的に選
択されるが、使用者は、操作パネル16に設けられたモ
ード切替ボタンを操作することによって第3のモードに
切り替えることもできる。
【0040】画像読取装置1における画像の読み取り処
理について、図4のフローチャートを参照して説明す
る。操作パネル16に設けられた電源スイッチが操作さ
れ電力供給が開始されると(ステップ#100)、ま
ず、スイッチ15の状態により形態を判別し(#10
2)、展開した形態のときは、第2のモードに進む。重
畳した形態のときは、モード切替ボタンの操作の有無を
判定し(#104)、操作がなければ第1のモード、操
作があれば第3のモードに進む。
【0041】第1のモードでは、操作パネル16の読取
ボタンの操作による読み取り開始の指示に応じて、イメ
ージセンサ11aによる画像の読み取りを開始し(#1
10)、イメージセンサ11aの出力信号を信号処理部
22aにより処理して画像データを生成し(#11
2)、生成した画像データをメモリ23aに記憶する
(#114)。これらの処理は、エンコーダ13aによ
って検出される移動量が所定値(例えば0.1mm)増
加するごとに行われ、再度読取ボタンが操作されて読み
取り終了が指示されるまで繰り返される。読み取り終了
後、メモリ23aの画像データをメモリ25に移す(#
118)。
【0042】第2のモードでは、読み取り開始の指示に
応じて、イメージセンサ11a、11bによる画像の読
み取りを開始し(#120)、イメージセンサ11a、
11bの出力信号をそれぞれ信号処理部22a、22b
により処理して画像データを生成し(#122)、生成
した画像データをそれぞれメモリ23a、23bに記憶
する(#124)。これらの処理も、エンコーダ13
a、13bによって検出される移動量が上記所定値増加
するごとに行われ、読み取り終了が指示されるまで繰り
返される。
【0043】読み取り終了後、画像合成部24によりメ
モリ23aとメモリ23bの画像データを合成して(#
126)、合成後の画像データをメモリ25に記憶する
(#128)。イメージセンサ11a、11bが同一直
線上で連続しているから、画像データの合成は容易であ
る。すなわち、メモリ23aの1ラインの画像データの
後にメモリ23bの1ラインの画像データを加えて1ラ
インの画像データを生成する処理を、ラインを読み取っ
た順に行えばよい。第2のモードでは、B5サイズやA
4サイズの原稿の画像の全範囲を一度に読み取ることが
できる。
【0044】第3のモードでも、画像合成部24による
画像データの合成処理(#136)を除き、第2のモー
ドと同様の処理をする(#130〜#134、#13
8)。ステップ#136での合成処理は、メモリ23
a、23bに記憶した画像データから、幅方向の解像度
が高い画像データを生成するものである。
【0045】重畳した形態でのイメージセンサ11a、
11bの画素の位置関係を表す拡大図を図5に示す。図
5において、符号AX〜AX+3はイメージセンサ11aの
画素の一部を表し、符号BX〜BX+3はイメージセンサ1
1bの画素の一部を表す。イメージセンサ11a、11
bの画素AX〜AX+3、BX〜BX+3は等しいピッチで、し
かも、配列方向に対して垂直な方向から見て、イメージ
センサ11bの画素BX〜BX+3がイメージセンサ11a
の画素AX〜AX+3の間の中央に位置するように配列され
ている。したがって、イメージセンサ11bの画素BX
〜BX+3は、イメージセンサ11aの画素AX〜AX+3
読み取る部位の間を読み取ることになる。
【0046】前述の所定値である画像の読み取り間隔
は、そのm倍(mは整数)がイメージセンサ11a、1
1bの離間距離と等しくなるように設定されている。こ
のため、イメージセンサ11bはイメージセンサ11a
が読み取るラインと同一ラインを読み取ることになり、
原稿の画像の同一ラインは画像データとしてメモリ23
a、23bに分けて記憶される。
【0047】画像合成部24はステップ#136での合
成において、メモリ23a、23bから原稿画像の同一
ラインを表す画像データを読み出して、画素AXの画素
データの次に画素BXの画素データ、その次に画素AX+1
の画素データ、さらにその次に画素BX+1の画素データ
というように、メモリ23a、23bの画像データを画
素単位で交互に再配列することにより、1ラインの画像
データを生成する。したがって、本実施形態では、合成
後の画像データの解像度は、図6に示すように、イメー
ジセンサ11a、11bの出力から直接生成されたメモ
リ23a、23bの画像データの解像度の2倍になる。
なお、図中の矢印Sは画像読取装置1の移動方向すなわ
ち走査方向を示している。また、図中の白点と影点は画
像に対する画素の位置を模式的に表している。
【0048】読み取り開始直後の原稿画像の数ラインは
イメージセンサ11a、11bの一方のみによって読み
取られ、読み取り終了直前の数ラインは他方のみによっ
て読み取られるから、メモリ23a、23bの一方の画
像データの最初のmラインと、他方の画像データの最後
のmラインには、対応する画像データつまり同一ライン
を表す相手方の画像データが存在せず、メモリ23a、
23bの画像データはmラインずれて対応する。このた
め、画像合成部24はmライン分だけずらして上記の合
成処理を行う。ライン数mはイメージセンサ11a、1
1bの離間距離と、読み取り間隔を記憶しておくことで
容易に求めることができる。ライン数m自体を記憶して
おくようにしてもよい。対応する画像データが存在しな
い一方の最初のmライン分の画像データと、他方の最後
のmライン分の画像データを削除するようにしてもよ
い。
【0049】なお、イメージセンサ11a、11bが重
畳した形態で読み取りを行う上記第3のモードでは、対
応する相手方の画像データが存在しない領域を考慮して
画像合成を行うために、どちらのイメージセンサが走査
方向の先頭側になるかを知っておく必要がある。
【0050】このためには、画像読取装置1の筺体に走
査方向を案内する目印をつけておき、走査方向を常に一
定に定めておくやり方を採用すればよい。図7は、この
目印の一例であり、読み取りを行うのとは反対側の側面
に走査方向を示すメッセージおよび矢印M1を設けてい
る。このようにすると、走査方向が常に一定になるとと
もに、両イメージセンサがずれて配置されていることに
起因して使用者の所望の画像が欠落して読み取られるの
を防止することができる。また、図7に示すように、読
み取りを行う面に垂直な端面にもセンサ位置を示すメッ
セージおよび矢印M2を設けると、上記の問題がより効
果的に防止される。
【0051】もちろん、イメージセンサ11a、11b
の間隔を十分に近く配置するなどして、両者の位置ずれ
による影響があまり問題にならない場合は、エンコーダ
13a、13bからの情報や、画像データに基づいて走
査方向を判別するようにしてもよい。走査方向の検知の
仕方については、後述する各実施形態においても上記と
同様に行えばよい。
【0052】イメージセンサ11a、11bの離間距離
と読み取り間隔、またはライン数mを記憶しておくこと
に代えて、メモリ23a、23bの画像データを直接比
較することによって両者の対応関係を判断するようにし
てもよい。例えば、メモリ23aの画像データを一定の
ライン数にわたって取り出し、これとメモリ23bの同
ライン数の画像データとの一致度を算出することを、メ
モリ23bの画像データの比較範囲を1ラインずつ変え
ながら行う。そして、最も高い一致度を示した範囲のメ
モリ23bの画像データの先頭ラインと、取り出したメ
モリ23aの画像データの先頭ラインとのライン番号の
差を求め、これをライン数mとする。
【0053】画像の読み取りを第1〜第3のどのモード
で行った場合でも、画像データはメモリ25に記憶され
る。この画像データは、インターフェース26およびコ
ネクタ17を介して外部機器に伝送して、編集、プリン
ト出力等の任意の処理を施すことができる。画像読取装
置1自体に電話機能を備えてスキャナ付き携帯電話機と
し、メモリ25の画像データを直接外部機器に送信する
ようにしてもよい。
【0054】イメージセンサ11a、11bはアモルフ
ァスシリコン半導体で作製されたフォトダイオードであ
る。アモルファスシリコンは、ガラス板等の表面が平坦
な基板上に直接積層することが可能であり、各層を均一
な厚さとすることができる。このため、フォトダイオー
ドの光電変換層を均一な厚さにして、印加する電界を光
電変換層の全範囲にわたって均一にすることは容易であ
る。イメージセンサ11a、11bにおいても、光電変
換層を均一な厚さとして、これへの印加電界を均一にし
ている。その結果、イメージセンサ11a、11bのど
の部位にも光電変換率の差がなく、画像読取装置1は感
度むらのない装置となっている。
【0055】上述のように、画像読取装置1は、重畳し
た形態とすることにより、小型になって携帯に適する
上、展開した形態とすることにより、大きな幅で画像を
読み取ることができる。しかも、イメージセンサ11
a、11bの各々の画素の配列ピッチよりも高い解像度
で画像を読み取ることも可能である。
【0056】なお、外部機器に接続するためのコネクタ
17に代えて、赤外線通信装置や無線通信モジュール等
の無線通信装置を設け、画像データをこの無線通信装置
で外部機器に送信するようにしてもよい。また、電源で
ある電池を充電するためのDC入力コネクタ18に代え
て、電磁誘導等を利用した無端子の充電機構により充電
を行うようにしてもよい。もちろん、電池がない場合で
も使用できるように、DC入力コネクタ18から供給さ
れる電力を直接用いて動作させるようにしてもよい。
【0057】以下、本発明の走査式画像読取装置の他の
実施形態について説明するが、第1の実施形態の画像読
取装置1の構成要素と同一また類似の機能を司る構成要
素には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
また、外部機器に接続するためのコネクタ17や、電源
である電池を充電するためのDC入力コネクタ18の図
示も省略している。
【0058】なお、下記の各実施形態において説明する
いずれの画像読取装置についても、画像読取装置自体に
電話機能を備えてスキャナ付き携帯電話機とし、メモリ
25の画像データを直接外部機器に送信するようにして
もよい。また、携帯電話機に限らず、電卓、電子手帳、
携帯端末等の各種携帯電子機器や、マウス等の入力装置
に応用しても構わない。
【0059】第2の実施形態の走査式画像読取装置2の
外観を図8に示す。画像読取装置2は、画像読取装置1
の筺体A、Bの連結部側の端面を斜めにし、展開した形
態において、窓12a、12bや内部のイメージセンサ
11a、11b、レンズ19a、19bが、同一直線上
からややずれて平行に並ぶようにするとともに、それら
の端部が並列に並ぶようにしたものである。重畳した形
態において、イメージセンサ11a、11bが並列に並
ぶのは画像読取装置1と同様である。
【0060】画像読取装置2も、重畳した形態でイメー
ジセンサ11aのみを使用して、比較的小さな原稿の画
像を通常の解像度で読み取る第1のモード、展開した形
態でイメージセンサ11a、11bの双方を使用して、
比較的大きな原稿の画像を通常の解像度で読み取る第2
のモード、および、重畳した形態でイメージセンサ11
a、11bの双方を使用して、比較的小さな原稿の画像
を第1のモードよりも高い解像度で読み取る第3のモー
ドを有する。これらのモードの処理の流れは、図4に示
したものとほぼ同様であるが、展開した形態におけるイ
メージセンサ11a、11bの位置関係が変わっている
ため、第2のモードのステップ#126における画像デ
ータの合成処理が異なる。
【0061】第2のモードで画像を読み取ると、イメー
ジセンサ11aの出力から生成したメモリ23aの画像
データと、イメージセンサ11bの出力から生成したメ
モリ23bの画像データは、それぞれ読み取りを行う際
に読み取った順番に各ラインにライン番号を付した場
合、ライン番号の異なるものが対応することになる。ま
た、メモリ23aの画像データとメモリ23bの画像デ
ータには、図9の斜線部に示すように、端部に一定幅の
共通部分が生じる。なお、図中の矢印Sは画像読取装置
2の走査方向を示している。
【0062】第2のモードでの画像の読み取り間隔は、
前述の画像読取装置1の第3のモードと同様に、そのm
倍がイメージセンサ11a、11bの離間距離に等しく
なるように設定されており、メモリ23aの画像データ
とメモリ23bの画像データはライン数mだけずれたも
の同士が対応する。したがって、前述のように、イメー
ジセンサ11a、11bの離間距離と読み取りの間隔、
またはライン数mを記憶しておくことで、画像合成部2
4はメモリ23a、23bの画像データの対応関係を容
易に知ることができる。
【0063】また、メモリ23a、23bの画像データ
には共通部分があるから、この共通部分を直接比較する
ことによって両者の対応関係を判断することもできる。
これには、例えば前述の、一定ライン数の範囲について
の一致度の算出を1ラインずつずらしながら行う方法を
採用する。
【0064】上記のいずれかの方法でメモリ23a、2
3bの画像データの対応関係を見い出した後、画像合成
部24は、メモリ23a、23bの画像データを対応す
るライン同士で合成する。この合成は次のように行う。
まず、メモリ23aの1ラインの画像データの共通部分
とメモリ23bの1ラインの画像データの共通部分の平
均を、画素ごとに求める。次いで、メモリ23aの1ラ
インの画像データから共通部分を除いたもの後に、平均
化した共通部分を加え、その後にメモリ23bの1ライ
ンの画像データから共通部分を除いたものを加えて、1
ラインの画像データを生成する。
【0065】これにより、幅が広く、しかも境目なく連
なる画像を生成することができる。共通部分の平均を求
めることに代えて、メモリ23aの1ラインの画像デー
タ全体の後に、メモリ23bの1ラインの画像データか
ら共通部分を除いたものを加えるようにしてもよい。同
様に、メモリ23aの1ラインの画像データから共通部
分を除いたもの後に、メモリ23bの1ラインの画像デ
ータ全体を加えるようにしてもよい。共通部分の幅の大
きさは固定であるから、何画素分の画素データが共通部
分となるかを製造時に記憶しておくことで、合成処理は
容易に行うことができる。
【0066】何画素分の画素データが共通部分となるか
を記憶しておくことに代えて、メモリ23aの画像デー
タとメモリ23bの画像データを直接比較することによ
り、共通部分の幅を判断するようにしてもよい。例え
ば、共通部分となる全てのラインの画像データについ
て、イメージセンサ11aの後端の画素から得た画素デ
ータの列とイメージセンサ11bの前端の画素から得た
画素データの列から始めて、画素データ1列当たりの一
致度を算出することを、画素データの列数を1ずつ増し
ながら行う。そして、最大の一致度となった範囲を共通
部分とする。
【0067】なお、一致度が最大になる範囲を求める処
理を2次元に行って、共通部分のライン数と幅を同時に
求めるようにすることもできる。このようにすると、イ
メージセンサの離間距離、読み取り間隔、および共通部
分となる画素数を記憶しておく必要が全くなくなる。
【0068】画像読取装置2も、重畳した形態とするこ
とにより携帯が容易になり、展開した形態とすることに
より画像の読み取り幅を大きくすることができる。ま
た、通常よりも高い解像度で画像を読み取ることも可能
である。
【0069】第3の実施形態の走査式画像読取装置3の
外観を図10に示す。画像読取装置3は、2つの筺体
A、Bを互いに対して平行移動可能に連結して、スライ
ド式とした点で、第2の実施形態の折り畳み式の画像読
取装置2と相違する。筺体Aの筺体B側の面には直線状
の溝10aが設けられており、筺体Bの筺体A側の面に
は溝10a内を摺動する突起部(不図示)が設けられて
いる。筺体Aの溝10aと筺体Bの突起部は溝10aの
内部で互いに係合するように設定されており、筺体Bが
筺体Aから脱離することはない。
【0070】画像読取装置3は、筺体A、Bが重なり合
って縮重した形態と、筺体A、Bがずれて伸展した形態
をとる。窓12aと窓12b、内部のイメージセンサ1
1aとイメージセンサ11bおよびレンズ19aとレン
ズ19bは、縮重した形態では並列に並び、伸展した形
態では、互いに平行で同一直線からややずれて、端部を
含む一部分のみが並列に並ぶ。したがって、画像読取装
置3は、形態を変化させる構成が異なるのみで、画像読
取装置2と同じ形態をとり、イメージセンサ11a、1
1bの位置関係も同様になる。
【0071】画像読取装置3も、縮重した形態でイメー
ジセンサ11aにより、比較的小さな原稿の画像を通常
の解像度で読み取る第1のモード、伸展した形態でイメ
ージセンサ11a、11bにより、比較的大きな原稿の
画像を通常の解像度で読み取る第2のモード、および、
縮重した形態でイメージセンサ11a、11bにより、
比較的小さな原稿の画像を第1のモードより高い解像度
で読み取る第3のモードを有する。これらのモードでの
処理の流れは、画像読取装置2での処理の流れとほぼ同
様である。
【0072】ただし、画像読取装置3では、筺体A、B
のずれの量が可変であり、伸展した形態で画像を読み取
る第2のモードでの、メモリ23a、23bの画像デー
タの共通部分の幅が変動する。したがって、図4のステ
ップ#126での画像データの合成処理においては、前
述の、メモリ23aの画像データとメモリ23bの画像
データを直接比較することにより共通部分の幅を判断す
る方法を採用している。もちろん、筺体A、Bのずれ量
を検知するセンサ等の検知手段を設けておき、この検知
手段が検知したずれ量に基づいて共通部分の幅を判断
し、画像データの合成を行うようにしてもよい。
【0073】なお、最大に伸展した形態では共通部分の
幅は常に一定になるから、このときの共通部分が何画素
分に相当するかを記憶しておき、最大に伸展した形態で
画像を読み取ったときは、記憶している画素数によって
共通部分を判断してもよい。画像データの比較に要する
時間が不要となり、合成処理を速やかに行うことができ
る。
【0074】スライド式とした画像読取装置3も、縮重
した形態とすることにより携帯が容易になり、伸展した
形態とすることにより画像の読み取り幅を大きくするこ
とができる。また、通常よりも高い解像度で画像を読み
取ることも可能である。
【0075】第4の実施形態の走査式画像読取装置4に
ついて説明する。本実施形態の画像読取装置4は、第2
の実施形態の画像読取装置2の高い解像度で画像を読み
取るモードに代えて、高速移動で画像を読み取るモード
を第3のモードとして備えたものである。画像読取装置
4の構成要素は、筺体Aのイメージセンサ11aと筺体
Bのイメージセンサ11bの位置関係が異なるだけで、
画像読取装置2の構成要素と同じであり、また外観も同
様である。
【0076】画像読取装置4は、重畳した形態でイメー
ジセンサ11aのみを使用して、比較的小さい原稿の画
像を通常の移動速度で読み取る第1のモード、および
展開した形態でイメージセンサ11a、11bの双方を
使用して、比較的大きい原稿の画像を通常の移動速度で
読み取る第2のモードを有しており、これらのモードは
画像読取装置2の通常の解像度で読み取る第1、第2の
モードと同じである。
【0077】画像読取装置4は、第3のモードでは、重
畳した形態でイメージセンサ11a、11bの双方を使
用して、比較的小さい原稿の画像を第1のモードより大
きい移動速度で読み取る。画像読取装置4における画像
の読み取り処理の流れは、第3のモードのステップ#1
30での読み取りとステップ#136での合成を除い
て、図4を参照して第2の実施形態で説明したものと同
じである。
【0078】重畳した形態におけるイメージセンサ11
a、11bの画素の位置関係を表す拡大図を図11に示
す。イメージセンサ11a、11bの画素AX〜AX+3
X〜BX+3は等しいピッチで、しかも、配列方向に対し
て垂直な方向から見て、イメージセンサ11bの画素B
X〜BX+3がイメージセンサ11aの画素AX〜AX+3に重
なるように配列されている。このため、イメージセンサ
11a、11bは原稿画像の同一直線上の部位を読み取
っていくことになる。
【0079】ステップ#130での画像の読み取り間隔
は、第1、第2のモードのステップ#110、#120
での読み取り間隔の2倍程度(例えば0.2mm)とす
る。ただし、#130での読み取り間隔は、その(n+
1/2)倍(nは整数)が、イメージセンサ11a、1
1bの離間距離と等しくなるように設定する。この設定
により、イメージセンサ11bは、イメージセンサ11
aによって読み取られるラインとラインの間のラインを
読み取っていくことになり、原稿の画像上で順に並ぶラ
インを表す画像データは、メモリ23aとメモリ23b
に交互に記憶されることになる。
【0080】画像合成部24はステップ#136での合
成において、メモリ23a、23bの画像データがライ
ン単位で交互に現れるように再配置する。これにより、
原稿の画像を正しく表す画像データが生成される。
【0081】ただし、読み取り開始直後の原稿画像の数
ラインはイメージセンサ11a、11bの一方のみによ
って読み取られ、読み取り終了直前の数ラインは他方の
みによって読み取られるから、メモリ23a、23bの
一方の画像データの最初のnラインと、他方の画像デー
タの最後のnラインは、原稿の画像を交互に表すものと
はならない。このため、画像合成部24はnライン分だ
けずらして上記の合成処理を行う。ライン数nはイメー
ジセンサ11a、11bの離間距離と、読み取り間隔を
記憶しておくことでと容易に求めることができる。ライ
ン数n自体を記憶しておくようにしてもよい。対応する
画像データが存在しない一方の最初のnライン分の画像
データと、他方の最後のnライン分の画像データを削除
するようにしてもよい。
【0082】イメージセンサ11a、11bの離間距離
と読み取り間隔、またはライン数nを記憶することに代
えて、メモリ23a、23bの画像データを直接比較す
ることによってライン数nを求めることもできる。例え
ば、前述のように、メモリ23aの画像データを一定の
ライン数にわたって取り出し、これとメモリ23bの同
ライン数の画像データとの一致度を算出することを、メ
モリ23bの画像データの比較範囲を1ラインずつ変え
ながら行う。そして、最も高い一致度を示したメモリ2
3bの画像データの先頭ラインと、取り出したメモリ2
3aの画像データの先頭ラインとのライン番号の差を求
め、これをライン数nとする。
【0083】一般に、イメージセンサの光電変換および
イメージセンサの出力信号の処理にはある程度の時間を
要するため、画像読み取りの時間間隔には下限が存在す
る。この制約のもとで、移動方向についての解像度を大
きく低下させることなく、単一のイメージセンサによっ
て画像を読み取ろうとすると、移動速度をあまり高くす
ることはできない。
【0084】しかしながら、本実施形態の画像読取装置
4では、原稿の画像を2つのイメージセンサ11a、1
1bによって交互に読み取り、それらの出力信号を2つ
の信号処理部22a、22bで処理するようにしている
ため、単一のイメージセンサと同じ時間間隔で画像を読
み取っても、上記のように移動距離を大きくすることが
できる。その結果、解像度の低下を招くことなく、通常
よりも大きい移動速度で画像を読み取っていくことが可
能になっている。
【0085】なお、第1、第3の実施形態の画像読取装
置1、3も、重畳または縮重した形態でのイメージセン
サ11a、11bの画素の相対位置と、読み取り間隔と
を変えることで、画像読取装置4のように、第3のモー
ドで高速移動で画像を読み取るようにすることができ
る。
【0086】第5の実施形態の走査式画像読取装置5の
外観を図12に示す。この画像読取装置5は、第1の実
施形態の画像読取装置1において、筺体Aのイメージセ
ンサ11a、セルフフォーカスレンズ19aおよび窓1
2aを、それらに対して垂直な方向に少し移動させたも
のである。イメージセンサ11a、レンズ19aおよび
窓12aの枠は固定部材(不図示)によって互いに固定
されており、固定部材はイメージセンサ11aの画素の
配列方向に移動し得るように筺体Aに取り付けられてい
る。
【0087】筺体Aには、引き出しと収納が可能な棒状
の操作部材27が備えられている。操作部材27は、筺
体Aに浅く収容された図12(a)の位置と、それより
も深く収容された図12(b)の位置をとり得る。
【0088】操作部材27の端部は、浅い収容位置から
深い収容位置に移動する間に、上述の固定部材に係合し
て、イメージセンサ11a、レンズ19aおよび窓12
aを筺体Bの方向に移動させる。これにより、イメージ
センサ11aの端部は筺体Bのイメージセンサ11bの
端部と並列に並ぶ。使用者が操作部材27を引いて浅い
収容位置に戻すと、固定部材も移動してイメージセンサ
11aの端部は筺体Aに戻る。
【0089】操作部材27は、画像読取装置5をスキャ
ナ付き携帯電話機としたときに、アンテナと兼用するよ
うにしてもよい。この場合、アンテナが引き出されてい
ないときに、筺体Aに浅く収容された図12(a)の位
置と、それよりも深く収容された図12(b)の位置を
とり得るようにし、重畳した形態では、引き出した位置
と浅い収容位置のみをとり、展開した形態では、深い収
容位置もとるように構成するとよい。
【0090】画像読取装置5は、重畳した形態でイメー
ジセンサ11aにより、比較的小さな原稿の画像を通常
の解像度で読み取る第1のモード、展開した形態でイメ
ージセンサ11a、11bにより、比較的大きな原稿の
画像を通常の解像度で読み取る第2のモード、および、
重畳した形態でイメージセンサ11a、11bにより、
比較的小さな原稿の画像を第1のモードよりも高い解像
度で読み取る第3のモードを有する。第2のモードでの
画像の読み取りは、イメージセンサ11a、11bの端
部が並列に並んだ図12(b)の状態で行う。画像読取
装置5の画像読み取り処理は、どのモードでも、画像読
取装置2の処理と同じである。
【0091】なお、画像読取装置5では、走査方向につ
いてのイメージセンサ11a、11bの配列順が画像読
取装置2、3と比べて逆になっているが、この点は好み
に応じた配列順を採用すればよく、画像読取装置2、3
と同じ配列順にしても構わない。
【0092】第6の実施形態の走査式画像読取装置6の
外観を図13に示す。画像読取装置6は、第1の実施形
態の画像読取装置1のイメージセンサ11a、11b、
レンズ19a、19bおよび窓12a、12bの配置を
変えたものである。窓12a、12bは、筺体A、Bの
重畳した形態で向かい合う面に設けられており、イメー
ジセンサ11a、11bはそれぞれ窓12a、12bに
対向して配置されている。重畳した形態では、イメージ
センサ11a、11bは並列に並びかつ対面する。展開
した形態では、イメージセンサ11a、11bは直列に
並び連続する。
【0093】画像読取装置6は、重畳した形態でイメー
ジセンサ11aのみを使用して画像を読み取る第1のモ
ード、展開した形態でイメージセンサ11a、11bの
双方を使用して画像を読み取る第2のモード、および、
重畳した形態でイメージセンサ11a、11bの双方を
使用して画像を読み取る第3のモードを有する。第1、
第2のモードは、画像読取装置1の、比較的小さな原稿
および比較的大きな原稿の画像を、通常の解像度で読み
取る第1、第2のモードと同じである。
【0094】第3のモードは、表裏両面に画像を有する
比較的小さな原稿から、それら両画像を通常の解像度で
一度に読み取るものである。第3のモードで画像を読み
取っているときの断面を図14に示す。この例では、重
畳した形態での使用者の移動操作を容易にするために、
筺体A、Bにローラ28a、28bをそれぞれ備えてい
る。ローラ28a、28bの少なくとも一方を、モータ
等に接続して能動的に回転するものとし、原稿を自動的
に移送するようにしてもよい。
【0095】画像読取装置6における画像読み取り処理
の流れも、図4に示したものと同様である。ただし、第
3のモードでは、別個の画像を読み取るため画像データ
を合成する必要がなく、ステップ#136は省略され、
ステップ#138では、メモリ23a、23bそれぞれ
の画像データ全体をメモリ25に移す。
【0096】画像読取装置6を、図15に示すようなス
キャナ付き携帯電話機としてもよい。図15において、
31は電話番号等の入力に用いる操作パネル、32は電
話番号等を表示するディスプレイ、33は音声入力のた
めのマイクロフォン、34は音声出力のためのスピーカ
ー、35は無線波送受のためのアンテナである。
【0097】この場合、窓12a、12bおよびこれら
に対向する内部のイメージセンサ11a、11bは、操
作パネル31やディスプレイ32の邪魔にならないよう
に、筺体A、Bの辺縁部に設けるとよい。画像の読み取
りや通話等で操作する時以外は、折り畳んで重畳した形
態とすることにより、窓12a、12bが内側に位置し
て保護され、異物の接触による破損等を未然に防止する
ことができる。
【0098】第7の実施形態の走査式画像読取装置7の
外観および断面を図16、図17に示す。画像読取装置
7は、第1の実施形態の画像読取装置1から、光源14
a、14bおよびライトガイド20a、20bを省略す
るとともに、筺体A、Bの窓12a、12bと隣合う両
面に、外光を取り入れるための開口を設けて、ここに集
光レンズ29a、29bを備えたものである。レンズ2
9a、29bは棒状で、窓12a、12bに沿って設け
られており、外光を窓12a、12b全体わたって収束
させて、原稿画像の読み取り対象部位を均一に照明す
る。
【0099】本実施形態の画像読取装置7では、イメー
ジセンサ11a、11bとして、光電変換によって生成
した電気信号を増倍する増倍型のものを用いている。イ
メージセンサ11a、11bは、アモルファスシリコン
半導体で作製されたアバランシェフォトダイオードであ
る。アバランシェ増倍現象により、光電変換で生成した
電流は例えば10倍程度以上に増倍される。
【0100】外光により原稿画像の読み取り対象部位を
照明する場合、環境条件によっては読み取った画像が暗
くなることがある。しかし、増倍型のイメージセンサ1
1a、11bを用いた画像読取装置7では、外光が少な
いときでも、原稿画像を十分な明るさで読み取ることが
できる。また、外光が多いときには、光電変換時間を短
くすることが可能になり、これにより画像読み取りの時
間間隔を短くして、解像度の低下を招くことなく読み取
り速度を高めることができる。また、読み取り速度を同
じにすれば、イメージセンサ11a、11bに垂直な方
向についての解像度を高めることもできる。
【0101】イメージセンサ11a、11bを増倍型と
することは、光源14a、14bを備える前述の各実施
形態の画像読取装置においても有用である。特に、画像
を高速で読み取るモードを有する第4の実施形態の画像
読取装置では、その機能が一層増強される。
【0102】以上、本発明の走査式画像読取装置につい
て、イメージセンサおよび筺体を2つ備える構成を例に
とって説明したが、イメージセンサおよび筺体を3つ以
上備える構成としてもよい。そのようにすると、原稿を
読み取る幅がさらに広がり、また、解像度や読み取り速
度をさらに高めることができる。その場合も、ここに示
したように、各筺体を回動可能に連結してもよく、平行
移動可能に連結してもよい。また、これらの連結方法を
組み合わせるようにしてもよい。
【0103】また、ここではハンディスキャナとした実
施形態を掲げたが、本発明の走査式画像読取装置は、原
稿移送機構を備える大型の装置として実現することもで
きる。非使用時の全体構成が小さくなり、装置の収納や
搬送が容易になる。また、画像を通常よりも高い解像度
で読み取る機能や、通常よりも高速で読み取る機能、あ
るいは両面原稿を一度に読み取る機能を備えることが可
能になり、装置の有用性が増す。
【0104】
【発明の効果】複数のセンサを相対位置可変の複数の筺
体に個別に設けた本発明の走査式画像読取装置は、画像
の読み取り幅が大きく、しかも高い携帯性を有する。ま
た、読み取った画像の解像度をセンサの画素の配列ピッ
チよりも高めることが可能である。
【0105】筺体を各々の端部付近において互いに回動
可能に連結し、センサが並列に並んで同一方向を向く第
1の形態と、センサが略直列に並んで同一方向を向く第
2の形態をとるようにした構成では、折り畳み式の装置
となり、使い勝手がよい。折り畳んで第1の形態とした
ときは、小型になって携帯に適し、広げて第2の形態と
したときは、読み取り幅が大きくなる。
【0106】筺体を互いに平行移動可能に連結し、セン
サが並列に並んで同一方向を向く第1の形態と、センサ
が略直列に並んで同一方向を向く第2の形態をとるよう
にした構成では、スライド式の装置となり、やはり使い
勝手がよい。筺体を重ねて第1の形態としたときは、小
型になって携帯に適し、ずらして第2の形態としたとき
は、読み取り幅が大きくなる。
【0107】第2の形態をとるときにセンサの端部が並
列に並ぶ構成とし、第2の形態においてセンサの各々で
画像を読み取り、読み取った画像を合成することで、部
位間でずれがなく、しかも幅の広い画像を提供すること
が可能になる。
【0108】第1の形態をとるときにセンサの画素が配
列方向にずれた位置をとる構成とし、第1の形態におい
てセンサの各々で画像を読み取り、読み取った画像を合
成することで、解像度の高い画像を提供することが可能
になる。
【0109】筺体を各々の端部付近において互いに回動
可能に連結し、センサが並列に並んで対面する第1の形
態と、センサが直列に並んで同一方向を向く第2の形態
をとるようにした構成では、折り畳み式の装置となり、
使い勝手がよい。折り畳んで第1の形態としたときは、
小型になって携帯に適し、広げて第2の形態としたとき
は、読み取り幅が大きくなる。しかも、第1の形態で
は、原稿の表裏両面から一度に画像を読み取ることも可
能である。
【0110】第1の形態と第2の形態のいずれをとって
いるかを検出する検出器を備える構成では、装置自体が
形態を判断して、動作を自己の形態に応じて切り替える
ことができる。したがって、使用者は形態の変化ごとに
動作の切り替えを指示する必要がなく、操作性に優れた
装置となる。
【0111】他の機器と接続するためのコネクタを備え
ることで、他の機器の画像入力手段としての利用も容易
になる。
【0112】センサを等倍で画像を読み取る密着型とし
た構成では、装置の小型化が容易になり、携帯性が一層
向上する。
【0113】光電変換で生成した電気信号を増倍する増
倍型のセンサを備える構成では、原稿を照明するための
光源を備える必要がなくなり、装置をさらに小型にする
ことができる。しかも、個々の光電変換の時間を短くす
ることが可能になって、高速で走査を行うことや、走査
方向の画像の解像度を向上させることができる。
【0114】センサをアモルファスシリコン半導体で作
製すると、光電変換層を均一な厚さとすることができ
て、感度むらのないセンサとなり、したがって、読み取
った画像の濃淡にもむらが生じ難い。また、増倍型のセ
ンサとすることも容易であり、感度の高い装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の
(a)重畳した形態および(b)展開した形態での外観
を示す斜視図。
【図2】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の展開
した形態で画像を読み取るときの断面図。
【図3】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の画像
の読み取りに関する回路構成の概略を示すブロック図。
【図4】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の画像
の読み取り処理の流れを示すフローチャート。
【図5】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の重畳
した形態でのイメージセンサの画素の位置関係を模式的
に示す図。
【図6】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の第3
のモードでの画像の合成の原理を模式的に示す図。
【図7】 第1の実施形態の走査式画像読取装置の走査
を案内する表示を付した外観を示す斜視図。
【図8】 第2の実施形態の走査式画像読取装置の展開
した形態での外観を示す斜視図。
【図9】 第2の実施形態の走査式画像読取装置の第2
のモードでの画像の合成の原理を模式的に示す図。
【図10】 第3の実施形態の走査式画像読取装置の伸
展した形態での外観を示す斜視図。
【図11】 第4の実施形態の走査式画像読取装置の重
畳した形態でのイメージセンサの画素の位置関係を模式
的に示す図。
【図12】 第5の実施形態の走査式画像読取装置の展
開した形態での外観を示す斜視図。
【図13】 第6の実施形態の走査式画像読取装置の展
開した形態での外観を示す斜視図。
【図14】 第6の実施形態の走査式画像読取装置の重
畳した形態で画像を読み取るときの断面図。
【図15】 第6の実施形態の走査式画像読取装置を携
帯電話機とした構成の、展開した形態での外観を示す斜
視図。
【図16】 第7の実施形態の走査式画像読取装置の展
開した形態での外観を示す斜視図。
【図17】 第7の実施形態の走査式画像読取装置の展
開した形態で画像を読み取るときの断面図。
【符号の説明】
1〜7 走査式画像読取装置 A、B 筺体 10 回動軸 10a 溝 11a、11b イメージセンサ 12a、12b 窓 13a、13b エンコーダ 14a、14b 光源 15 スイッチ 16 操作パネル 17 コネクタ 19a、19b セルフフォーカスレンズ 20a、20b ライトガイド 21 制御部 22a、22b 信号処理部 23a、23b 画像メモリ 24 画像合成部 25 画像メモリ 26 インターフェース 27 操作部材 28a、28b ローラ 29a、29b 集光レンズ 31 操作パネル 32 ディスプレイ 33 マイクロフォン 34 スピーカー 35 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 BA03 BB03 BC05 CA17 CB05 EA01 5C072 AA01 DA02 DA21 FA07 PA09 TA05 UA11 VA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取るためのセンサを複数備
    え、前記複数のセンサに、互いに相対位置可変の少なく
    とも1組のセンサを含むことを特徴とする走査式画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記相対位置可変の少なくとも1組のセ
    ンサが、相対位置可変の複数の筺体に個別に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の走査式画像読取
    装置。
  3. 【請求項3】 前記筺体が各々の端部付近において互い
    に回動可能に連結されており、 前記センサが並列に並んで同一方向を向く第1の形態
    と、前記センサが略直列に並んで同一方向を向く第2の
    形態をとることを特徴とする請求項2に記載の走査式画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記筺体が互いに平行移動可能に連結さ
    れており、 前記センサが並列に並んで同一方向を向く第1の形態
    と、前記センサが略直列に並んで同一方向を向く第2の
    形態をとることを特徴とする請求項2に記載の走査式画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 第2の形態をとるときに前記センサの端
    部が並列に並び、 第2の形態において前記センサの各々で画像を読み取
    り、読み取った画像を合成することを特徴とする請求項
    3または請求項4に記載の走査式画像読取装置。
  6. 【請求項6】 第1の形態をとるときに前記センサの画
    素が配列方向にずれた位置をとり、 第1の形態において前記センサの各々で画像を読み取
    り、読み取った画像を合成することを特徴とする請求項
    3または請求項4に記載の走査式画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記筺体が各々の端部付近において互い
    に回動可能に連結されており、 前記センサが並列に並んで対面する第1の形態と、前記
    センサが直列に並んで同一方向を向く第2の形態をとる
    ことを特徴とする請求項2に記載の走査式画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 第1の形態と第2の形態のいずれをとっ
    ているかを検出する検出器を備えることを特徴とする請
    求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の走査式画
    像読取装置。
  9. 【請求項9】 他の機器と接続するためのコネクタを備
    えることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれ
    か1項に記載の走査式画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記センサが等倍で画像を読み取る密
    着型であることを特徴とする請求項1ないし請求項9の
    いずれか1項に記載の走査式画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記センサが光電変換で生成した電気
    信号を増倍する増倍型であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項10のいずれか1項に記載の走査式画像読
    取装置。
  12. 【請求項12】 前記センサがアモルファスシリコン半
    導体で作製されていることを特徴とする請求項10また
    は請求項11に記載の走査式画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101046143B1 (ko) * 2003-12-18 2011-07-01 엘지전자 주식회사 회동 가능한 슬라이드형 휴대용 단말기

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