JP2001158294A - 自動車用後付け式フェンダーミラー - Google Patents

自動車用後付け式フェンダーミラー

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JP2001158294A
JP2001158294A JP34415399A JP34415399A JP2001158294A JP 2001158294 A JP2001158294 A JP 2001158294A JP 34415399 A JP34415399 A JP 34415399A JP 34415399 A JP34415399 A JP 34415399A JP 2001158294 A JP2001158294 A JP 2001158294A
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mirror
mounting seat
leg
fender
coil spring
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Hiroshi Asaka
博 浅香
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】素人でも容易・迅速に後付けが可能で、かつ安
全基準をも満たした、自動車用フェンダーミラーを提供
する。 【解決手段】ミラー部1と取付け座部2とその間の脚部
3とからなり、ミラー部1は、フードを兼ねたミラーカ
バー4の片側に、下方が開口した筒状基部8を形成し、
取付け座部2は、ボンネット9の前寄り側縁部10を挟
んで固定用ボルト13で挟持固定可能とし、脚部3は、
上部を上記ミラー部1の筒状基部8と回動可能に係合す
ると共に、下端面を上記取付け座部2上で支承される筒
状とし、該脚部3内に引張りコイルバネ14を、その上
端部15を上記筒状基部8の一体部分17に掛止させ、
その下端部16を上記取付け座部2の上板部11の一体
部分18に掛止させて張設し、そのバネ力でミラー部1
と脚部3と取付け座部2とを一体化したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のバック
ミラー(リヤビュー・ミラー)の内でフェンダーミラー
に関するもので、特に後付けでボンネットの側部前寄り
箇所へ取付け可能としたフェンダーミラーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】乗用車タイプのクルマでのバックミラー
には、フェンダーミラーとドアミラー(サイドミラー)
とがある。フェンダーミラーは、クルマの左・右のフェ
ンダー上に突出する如く設けられたもので、日本で以前
はこのフェンダーミラーの装着が義務づけられていた。
他方アメリカやヨーロッパの一部では、運転席両側のド
アに装着するドアミラーが義務づけられていた。
【0003】しかし近時は日本でも、ドアミラーが認め
られるようになり、今ではドアミラー仕様車が大半を占
めるに至っている。これは、技術の進歩に伴いカーデザ
インの許容度が向上するとともに、自動車の需要が若者
中心になってきたことの関係で、恰好良さを好む上から
ドアミラーを装着したクルマが増加してきたものと思わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのドアミラ
ーは、自動車を運転する立場からすれば、問題が無くは
ない。つまり、フェンダーミラー仕様の自動車の場合
は、運転者は前方を注視しながら視線を僅かに右または
左に移動させれば、そこにフェンダーミラーがあるか
ら、運転者は後側方の様子を容易かつ迅速に確認するこ
とができ、その視線を僅かに前方へ動かすことで再び前
方を注視した運転に戻ることができた。
【0005】これに対してドアミラー仕様の自動車の場
合は、運転者は前方を注視している状態から視線を大き
く右または左に移動させなければ、ドアミラーで後側方
を見ることができない。特に右ハンドル車の運転席に座
った運転手が、左後側方の様子を確認するには、前方を
注視した状態から頭を回して視線を80度近くまで左に
大きく移動させないと、左側のドアミラーで後側方を見
ることができない。
【0006】そのためドアミラー仕様車では、フェンダ
ーミラー仕様車の場合に比べると、特に後側方を確認す
る際に前方を注視する状態が途切れ、前方の状況が視野
から消えることになる。また後側方を確認してから再び
前方を注視する状態に戻る際にも、フェンダーミラーの
場合に比べるとほんの僅かながら時間がかかる。これら
は、特に高速で走行中の自動車にとって重要なことであ
り、ほんの僅かな時間でも前方を注視する状態が途切れ
ることは、きわめて危険なことであり、追突事故や接触
事故の原因となる可能性を含んでいる。
【0007】また、自動車を運転していると度々経験す
ることであるが、フェンダーミラー仕様車で狭い路地道
などを走行していると、両側のフェンダーミラーが車幅
を示してくれるので、あたかも「猫のひげ」のようにそ
れが両側の障害物と接触せぬようにして運転することが
できるが、ドアミラーではそのような機能を発揮せず運
転し難い。
【0008】さらに、ドアミラーは両側のドアに装着し
てあるから、車体の両側方へ大きく突出しているので、
狭い路地道などを通過時にドアミラーが通行人や対向車
その他の物と接触して、ケガをさせたり損傷を与えたり
し、またミラーの角度が変わってしまったりすることが
ある。
【0009】そこで、自動車を購入する者の一部は、デ
ザインや恰好の良さよりも運転時の安全性を重視して、
購入時の段階でドアミラー仕様車を選ばず、敢えて従来
のフェンダーミラー仕様車を選択している。これは特に
初心者や運転に自信の無い者には賢い選択であると言え
る。また一般のタクシー自動車の多くが、ドアミラー仕
様車ではなく、フェンダーミラー仕様車になっているの
も、運転時の安全性を考慮すれば当然のことであると言
える。
【0010】このように、フェンダーミラー仕様車の需
要は有るにもかかわらず、近時は殆どがドアミラー仕様
車でフェンダーミラー仕様車の製造数は少ないし、また
車種によっては全てがドアミラー仕様車になっていると
いう状況にある。
【0011】そこで、デザインや恰好の良さよりも、自
動車運転時の安全性を重視したい者の立場にたって、上
記のような問題点を解決することが望まれている。本発
明はそれに応えるべく創作されたものであり、たとえド
アーミラー仕様車であったとしても、素人でも容易・迅
速に後付けをすることが可能で、かつ安全基準をも満た
した、自動車用フェンダーミラーの提供を目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車用の
後付け型フェンダーミラーは、ミラー部1と取付け座部
2とその間の脚部3とからなり、ミラー部1は、フード
を兼ねたミラーカバー4内に設けたミラー本体5を、球
状部6とそれを抱持する凹球状部7にて反射角を調節可
能にするとともに、ミラーカバー5の片側に、下方が開
口した筒状基部8を形成し、取付け座部2は、ボンネッ
ト9の前寄り側縁部10の上面へ載置される上板部11
と、それに続く挟持用下板部12を有し、ボンネット9
の前寄り側縁部10を間にして下方から締付けボルト1
3で挟持固定可能とし、脚部3は、上部を上記ミラー部
1の筒状基部8と回動可能に係合すると共に、下端面を
上記取付け座部2上で回動しない状態で支承可能とし、
該脚部3内に、上端部15を上記ミラー部1の筒状基部
8の一体部分17に掛止・固定し、下端部16を上記座
部2の上板部11の一体部分18に掛止・固定して引張
りコイルバネ14を張設し、該コイルバネ14の引張り
力によりミラー部1と脚部3と取付け座部2とを一体化
させてなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】上記構成において、ミラー部1
で、ミラー本体5は従来一般のものと同様にガラス製と
し、ミラー面以外を覆うフードを兼ねたミラーカバー4
は製造上およびコスト上から、例えばポリプロピレンや
ABSその他の合成樹脂製とするのがよいが、それに限
るものではない。またミラーカバー4の内面とミラー本
体5の後部との間では、ミラー本体5の角度調節を可能
に、球状部6とそれを抱持可能な凹球状部7を設けてあ
る。
【0014】また上記ミラーカバー4の片側に、例えば
左側用のフェンダーミラーであれば右側に、右側用のフ
ェンダーミラーであれば左側に各々筒状基部8を形成し
てある。該筒状基部8は斜め下方へ向けて、即ち左側用
のフェンダーミラーであれば右下方へ、右側用のフェン
ダーミラーであれば左下方へ向けて、ミラーカバー4か
ら傾斜状に突設してある。
【0015】取付け座部2は、ボンネット9の前寄り側
縁部10の上面へ載置される上板部11と、その裏面に
装着した挟持用下板部12とを有し、かつその下板部1
2には締付けボルト13を下方から螺装可能としてあ
る。上記上板部11は例えばアルミダイカスト製とし、
また該挟持用下板部12は例えばステンレス製としてお
くのがよいが、それに限るものではない。
【0016】上板部11と挟持用下板部12との間は、
介装板19を挟み得るようにボンネット9の前寄り側縁
の厚みより大きめの間隔、例えば6〜9mm程度として
おくのがよい。また下側板部12には締付けボルト13
を下方から螺装可能な雌ネジ孔20を形成しておけばよ
い。
【0017】脚部3は、中空の筒状をしており、上部が
横断面円形状にして、上記ミラー部1の筒状基部8と可
回動に係合可能で、またその下方には、引張りコイルバ
ネ14を通挿可能な筒状部が続いており、下端面は取付
け座部2上で不用意に回動しないように、円形状以外の
形状、例えば楕円形や長円形、あるいは矩形状になるよ
うにしておくのがよい。しかし下端面が円形状でも、取
付け座部2の上板部11との間に回止め用の凹・凸部を
形成しておいてもよい。材質は、例えばポリプロピレン
やABSその他の合成樹脂製とするのがよいが、それに
限るものではない。
【0018】上記脚部3の下端部は、上記取付け座部2
の上板部11上に載置して、その一体部分18に掛止・
固定してあるが、左側用のフェンダーミラーであればミ
ラー部1が左側方へ、右側用のフェンダーミラーであれ
ばミラー部1が右側方へ各々突出するように傾斜すると
共に、走行時の風圧を避けるように少し後方へ傾斜する
ように、上板面11に対して例えば10ないし20度程
度の角度で傾斜状にしておくのがよい。
【0019】また脚部3内に通挿した引張りコイルバネ
14は、上記の如く上端部15を上記ミラーカバー4の
筒状基部8の一体部分17に掛止させ、下端部16は例
えばフック状にして、上記取付け座部2の上板部11の
一体部分18に掛止して各々固定しておく。ここでフッ
ク状とは、直角状に曲がったものや、さらに上方へ折れ
曲がったものでもよい。
【0020】該バネ14の引張り力によって、脚部3の
上部でミラー部1が、中心線の周りに回動可能でありな
がら、不用意に分離しないように一体化されている。該
引張りコイルバネ14はステンレス製としておくのがよ
い。
【0021】上記で、該引張りコイルバネ14の上端部
15と筒状基部8の一体部分17との掛止は、直接に掛
止させてもよいし、何かを介して掛止させてもよい。ま
た該バネ14の下端部16と取付け座部2の上板部11
の一体部分18との掛止も同様である。
【0022】次に、本発明に係る自動車用後付け式フェ
ンダーミラーを取付ける場合について説明すると、この
フェンダーミラーは、取付け座部2と脚部3とミラー部
1とは、内装した引張りコイルバネ14にて一体化され
た状態にある。
【0023】そこで自動車のボンネット9を開けて、左
側用のフェンダーミラーなら前部寄りの左端縁に、右側
用のフェンダーミラーなら前部寄りの右端縁に、該フェ
ンダーミラーの取付け座部2を、上板部11と挟持用下
板部12とで挟むようにはめ込む。
【0024】この状態で、該挟持用下板部12に、下方
から固定用ボルト13を螺装させ、その先端部をボンネ
ット9裏面へ向けて締付ければよい。この際、ボンネッ
ト9の裏面に当接するように、金属製の介装板19を介
在させておくのがよい(例えば図3参照)。
【0025】これで、該取付け座部2がボンネット9の
側端縁に挟持固定されることになるので、ボンネット9
を閉めると、該ボンネット9の前寄り左側または前寄り
右側の上面に、取付け座部2の上板部11が載置され、
その上部に脚部3が上方へ突出し、該脚部3の上部に左
または右側方へミラー部1が突出する如く、このフェン
ダーミラーが後付けで取付けられる(例えば図1・図4
参照)。
【0026】自動車の種類や運転者の運転姿勢等によ
り、このフェンダーミラーで後側方がうまく見えない場
合の調節は、ミラーカバー4内のミラー本体5を、球状
部6とそれを抱持する凹球状部7との間で左右や上下方
向へ首振り移動させて微調節すればよいし、また左右方
向についてはミラー部1の筒状基部8が脚部3上部で回
動可能であることを利用して回動調節すればよい。これ
で、このフェンダーミラーは、自動車のボンネットへの
後付け作業が完了したことになる。
【0027】このフェンダーミラーの引張りコイルバネ
14は脚部3内に内装されており、ミラー部1と取付け
座部2とを一体化している。従来のフェンダーミラー仕
様車が、フェンダーに孔をあけて、そこにフェンダー内
側に引張りコイルバネを通して内部で掛止させることで
フェンダーミラーを取付けているのと異なる。そのた
め、このフェンダーミラーは、取付け時にボンネットや
フェンダーに孔をあける必要がなく、また特別な技術を
有さない素人でも、容易・迅速に後付けで取り付けるこ
とができる。
【0028】次に、この後付け式フェンダーミラーの衝
突安全性は、まずミラー部1の側部寄りに何かが衝突し
て力が加わったような場合に、上記の如くミラー部1の
筒状基部8が、脚部3の上部で回動可能に係合させてあ
るので、ミラー部1が脚部3の上部寄りでその中心線の
周りで回動可能であり、これにより衝撃力を吸収できる
から、容易に破損したりしない。
【0029】また、ミラー部1の筒状基部8寄りの部分
に何かが衝突して大きな力が加わったような場合には、
ミラー部1・脚部3と取付け座部2とが固着ではなく、
脚部3に通挿してある引張りコイルバネ14によって取
付け座部2と一体化されている。そのため、ミラー部1
の筒状基部8寄り部分が衝撃力を受けると、該コイルバ
ネ14が伸びて、脚部3が取付け座部2上で一時的に倒
れることにより、衝撃力を吸収でき、本フェンダーミラ
ーの破損が防止される。
【0030】なお、一時的に倒れた上記の脚部3は、引
張りコイルバネ14のバネ力で自動的に復帰して元の状
態に戻るが、もし何かが引っ掛かって自動復元しないな
ら、手で持って少し起こせば、バネ力で取付け座部2上
で起立状態に復元する。
【0031】上記本発明に係る自動車用後付け式フェン
ダーミラーの強度試験を行った。これは、試験内容を
「TRIAS29−1973」というもので、試験機器
として「振り子式ミラー衝撃試験機(錘の重量6.8K
g、錘の直径16」mm、振り子回転中心と錘の距離1
m)」を用い、衝撃の方向を「車両中心線に平行な後向
き方向」とし、衝撃の加え方は「振り子が垂直位置にき
たとき、振り子の垂線に対する角度が60度になる位置
から振り子を落下させる」というものである。
【0032】その試験結果によれば、左・右のフェンダ
ーミラーともに、「破損を認めず」ということになり、
「金属製台座(出願人注、上記取付け座部2)とスプリ
ング懸架の樹脂製本体(出願人注、上記脚部3)が外れ
て回転し、本体の中心の回動部(出願人注、脚部3上部
の軸支用短筒状部21とミラー部1の筒状基部8)が回
転」することで、破損が防止されることが明らかになっ
た。
【0033】
【実施例】図1ないし図4は、本発明に係る自動車用後
付け式フェンダーミラーの実施例を示すもので、ミラー
部1と取付け座部2とその間の脚部3とが一体化されて
おり、ここでは運転席から見て左側のフェンダーに設け
たものを示している。
【0034】上記ミラー部1は、図1・図4で示すよう
に、フードを兼ねたミラーカバー4内にミラー本体5を
設けてあり、ミラー本体5はガラス製とするが、ミラー
カバー4はここではABS樹脂により形成してある。ま
たミラー本体5後部には凹球状部7を設け、ミラーベー
ス部4内奥に球状部6を突設してあり、球状部6を凹球
状部7で回動可能に抱持させることで、ミラー本体5の
反射角度を手動で調節可能としてある。
【0035】上記ミラーカバー4の片側に、下方へ向け
て横断面円形状の筒状基部8を設けてある。ここでは運
転席から見て左側用のフェンダーミラーであるから、ミ
ラーカバー4が左側方へ少し突出するように、該ミラー
カバー4の右側で斜め右下方へ突出する如く該筒状基部
8を形成してある。また該筒状基部8の内上部に、筒状
基部8の一体部分17として、ボルト通挿用の通孔をも
つ内鍔部を形成してある(図1参照)。
【0036】上記脚部3は、図1・図2で示すように、
中空の筒状をしており、上部には上記ミラー部1の筒状
基部8内へ回動可能に係合する横断面円形状の軸支用短
筒状部21を有しており、また下部は後記の如く引張り
コイルバネ14を通挿可能な筒状になっている。該脚部
3の下端面は、脚部3が取付け座部2の上板部11に対
して傾斜状になるようにすると共に、取付け座部2上で
不用意な回動を阻止するために、ここでは長円形状にな
っている。材質は、ここではポリプロピレンにより形成
してある。
【0037】また該脚部3は、後記取付け座部2上で直
立状になるのではなく、ミラー部1が左側方へ突出し易
いように、その中心線が運転席側から見て左側方へ15
度程度傾き、かつ走行時の風圧を避けるように、後方へ
も15度程度傾くように、脚部3の下端面を傾斜状にカ
ットした形状に形成してある。該脚部3の垂直方向への
高さは、ここでは約85mm程度としてある。
【0038】上記取付け座部2は、図1・図3で示すよ
うに、ボンネット9上面へ載置される上板部11を、こ
こではアルミダイカストで形成してあり、上面が水平状
となるようにボンネット9の傾斜に応じて、下面を傾斜
状に形成してある。また該上板部11の上面は、上記脚
部3の長円形の下端面が係合可能に、長円形状の浅い凹
所30を形成してあり、その中央部に後記引張りコイル
バネ14のフック状下端部16を係合して掛止する横長
孔22を形成してある。
【0039】また、該取付け座部2の裏面には、側部か
ら下側へ断面コの字状に形成した挟持用下板部12を装
着してあり、ここでは厚みが2mm程度のステンレス製
として、断面コの字状の上下の間隔を、ボンネット9の
側縁部10の厚みより大きくなるように、ここでは8m
m程度として、上記上板部11の下面にビス23で固着
してある。
【0040】該挟持用下板部12には雌ネジ孔20を設
けてあり、ボンネット9の側縁部10を間にして、該雌
ネジ孔20に固定用ボルト13を螺装し、締付け固定可
能としてある。この際に、固定用ボルト12の上端には
金属製の介在板19を介装させるようにしてある。
【0041】上記脚部3内に内装した引張りコイルバネ
14は、図1・図2で示す如く、ここでは線径4mm程
度のステンレス製で、自由長さ(全長)が65mm程
度、コイルの外径は下部寄りが16mm、上部寄りが2
4mmとなる円錐状コイルバネで、下部には直角状に曲
がったフック状下端部16を有するものを用いており、
該フック状下端部16を脚部3の下端部から下方へ僅か
に突出させてある。
【0042】該引張りコイルバネ14とミラー部1との
取付けは、図1で示すように、該引張りコイルバネ14
の内上部に円錐台状のナット24を内装してあり、上記
ミラー部1の一体部分17としての内鍔部で頭部が掛止
されるように通挿した締付けボルト25を、該ナット2
4に上方から螺装して、これでバネ14の上端部15を
上方へ引張って固定してある
【0043】また該引張りコイルバネ14と取付け座部
2との取付けは、図1・図3で示すように、該引張りコ
イルバネ14下部のフック状下端部16を、上記取付け
座部2の上板部11に形成した一体部分18の横長孔2
2に嵌め込んで、90度回転させた状態で掛止し、図示
は省略するが上板部11下面の溝に係合させて、不用意
に回動せぬようにしてある。
【0044】しかも上記のように掛止されたフック状下
端部16は、下側から断面コの字状の挟持用下板部12
の上側板で押して固定してあるので、取付け座部2から
外れることがない。そのため上記取付け座部2と脚部3
とは、該引張りコイルバネ14で上記のように一旦掛止
・固定されると、強いバネ力により強固に一体化されて
おり、分離することはない。
【0045】なお、上記円錐台状のナット24は上部に
雄ネジ部26を有しており、上記引張りコイルバネ14
の上端より上方へ突出させて、該雄ネジ部26に中央に
雌ネジ孔付きの保持用板27を螺装させてある。また締
付けボルト24の頭部28下側には、ミラー部1の一体
部分17としての内鍔部のワッシャ29との間で回止め
となるように、ここでは菊座状の凹凸座面を形成してあ
る(図2参照)。
【0046】このフェンダーミラーを自動車のボンネッ
ト9へ取付けるには、図1・図3で示すように、取付け
座部2をボンネット9の側縁部10に固定用ボルト13
で固定すればよい。ボンネット9を閉めると、取付け座
部2の上板部11上部に脚部3が上方へ突出し、該脚部
3の上部に側方へミラー部1が突出したフェンダーミラ
ーが取付けられたことになる(図4参照)。
【0047】上記は運転席から見て左側のフェンダーに
設けたものを示しているが、右側のものでは左右対称状
に取付ければよい。これにより、自動車用のボンネット
9の前部寄りの側縁部10に、後付けでこのフェンダー
ミラーが設置されたことになり、特別な技術を有さない
者でも容易・迅速に取付け作業ができるものである。
【0048】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明に係る自
動車用後付け式フェンダーミラーは、比較的安価なが
ら、特別な技術を有さぬ素人でも簡単に後付け可能で、
かつ安全基準をも満たすもので、運転時の安全性を向上
させることができるものである。
【0049】即ち、近時の自動車用のバックミラーは、
殆どがドアミラー(サイドミラー)になっているが、こ
れはデザイン上から好まれるとしても、運転上からは後
側方を見るのに視線を大きく移動させる必要があるし、
車体の側方に大きく突出しているため、狭い路地道など
では通行人に接触することがある等の問題点がある。
【0050】これに対して、本発明に係る自動車用後付
け式フェンダーミラーは、比較的シンプルな構成である
から、製造コストが安価にできる。またその取付けも、
自動車のボンネットの側端縁に、取付け座部の断面コの
字状の挟持用下板部をはめ込み、該挟持用下板部の下方
から取付け用ボルトを螺装させて締付ければよい。これ
だけで、フェンダーミラーをボンネットの側端縁に後付
けすることができ、特別な技術を有さない者でも容易・
迅速に、フェンダーミラー付き自動車にすることができ
る。
【0051】また、本発明に係る自動車用後付け式フェ
ンダーミラーは、何かが衝突時の安全基準をも満たすも
のである。即ち、ミラー部の筒状基部が脚部の上部に回
動可能であるから、何かがミラー部の側部寄りに衝突し
た場合に、ミラー部は脚部の上部寄りで中心線の周りに
回動して衝撃力を吸収でき、ミラー部の破損を防止でき
る。
【0052】さらに、自動車用後付け式フェンダーミラ
ーは、取付け座部とその上の脚部とが固着ではなく、脚
部内に通挿させた引張りコイルバネで掛止して一体化さ
せてある。そのため、このフェンダーミラーの筒状基部
寄りに何かが衝突した場合にも、その衝撃力を受けて該
コイルバネが伸び、脚部が座部上で一時的に倒れること
になり、これで衝撃力を吸収できて破損が防止できると
共に、その後はバネ力で自動的に再び座部上で起立状態
に復元できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用後付け式フェンダーミラ
ーの実施例を示す一部切欠き部側面図である。
【図2】図1で示したものの脚部の分解図である。
【図3】図1で示したものの取付け座部の一部切欠き部
斜視図である。
【図4】運転席側から見て左側のフェンダーミラーの一
部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1−ミラー部 2−取付け座部 3−脚部 4−ミラーカバー 5−ミラー本体 6−球状部 7−凹球状部 8−筒状基部 9−ボンネット 10−側縁部 11−上板部 12−挟持用下板部 13−固定用ボルト 14−引張りコイルバネ 15−上端部 16−フック状下端部 17−一体部分 18−一体部分 19−介在板 20−雌ネジ孔 21−軸支用短筒状部 22−横長孔 23−ビス 24−ナット 25−締付けボルト 26−雄ネジ部 27−保持用板 28−頭部 29−ワッシャ 30−凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラー部1と取付け座部2とその間の脚部
    3とからなり、 ミラー部1は、フードを兼ねたミラーカバー4内に設け
    たミラー本体5を、球状部6とそれを抱持する凹球状部
    7にて反射角を調節可能にするとともに、ミラーカバー
    5の片側に、下方が開口した筒状基部8を形成し、 取付け座部2は、ボンネット9の前寄り側縁部10の上
    面へ載置される上板部11と、それに続く挟持用下板部
    12を有し、ボンネット9の前寄り側縁部10を間にし
    て下方から締付けボルト13で挟持固定可能とし、 脚部3は、上部を上記ミラー部1の筒状基部8と回動可
    能に係合すると共に、下端面を上記取付け座部2上で回
    動しない状態で支承可能とし、 該脚部3内に、上端部15を上記ミラー部1の筒状基部
    8の一体部分17に掛止・固定し、下端部16を上記座
    部2の上板部11の一体部分18に掛止・固定して引張
    りコイルバネ14を張設し、該コイルバネ14の引張り
    力によりミラー部1と脚部3と取付け座部2とを一体化
    させてなる、自動車用の後付け式フェンダーミラー。
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