JP2001155851A - El表示装置および電子装置 - Google Patents

El表示装置および電子装置

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JP2001155851A
JP2001155851A JP33588899A JP33588899A JP2001155851A JP 2001155851 A JP2001155851 A JP 2001155851A JP 33588899 A JP33588899 A JP 33588899A JP 33588899 A JP33588899 A JP 33588899A JP 2001155851 A JP2001155851 A JP 2001155851A
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display
display device
light emitting
light
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Yoshihiko Taniyama
可彦 谷山
Kazuko Taniyama
和子 谷山
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PRIME CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡易であり、表示装置本来の機能の他に
ミラーの機能を兼ね備えたEL表示装置およびこのよう
なEL表示装置を有する電子装置を提供する。 【解決手段】ELディスプレイ9は、透明な第1の基板
91と、透明な第2の基板92と、複数の帯状の電極
(陰極)93と、複数の帯状の電極(陽極)94と、複
数の赤(R)色発光の第1の発光層951と、複数の緑
(G)色発光の第2の発光層952と、複数の青(B)
色発光の第3の発光層953と、シール部96とを有し
ている。基板92は、表示面側(図4中上側)に位置
し、基板91は、表示面と反対側(図4中下側)に位置
している。基板91の表示面と反対側には、金属薄膜9
7が形成されている。この金属薄膜97の図4中上側の
面971は、鏡面となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、EL表示装置およ
び電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機発光材料(有機EL)で構成された
複数の画素を基板上に配列し、通電によりその画素を発
光させて、電子画像を表示するELディスプレイ(EL
表示装置)が知られている。
【0003】しかしながら、従来のELディスプレイ
は、電子画像を表示するといった表示装置本来の機能の
みしか有していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構造
が簡易であり、表示装置本来の機能の他にミラーの機能
を兼ね備えたEL表示装置およびこのようなEL表示装
置を有する電子装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0006】(1) 表示面と反対側に設けられた透明
な基板と、有機発光材料を有し、この有機発光材料への
通電により発光する画素を配列した発光部とを備えたE
L表示装置であって、前記基板に、表示面側から入射し
た光を反射する鏡面を設けたことを特徴とするEL表示
装置。
【0007】(2) 前記鏡面は、前記基板の表示面と
反対側に位置している上記(1)に記載のEL表示装
置。
【0008】(3) EL発光を利用したEL表示装置
であって、表示面と反対側に、該表示面側から入射した
光を反射する鏡面を設け、該反射光が前記表示面から外
部に向かって出射するよう構成されていることを特徴と
するEL表示装置。
【0009】(4) 前記EL表示装置は、電子画像を
表示し得るよう構成されている上記(1)ないし(3)
のいずれかに記載のEL表示装置。
【0010】(5) 表示面側から見たとき、非発光状
態において、該表示面側にある物体の前記鏡面での反射
像が視認可能である上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のEL表示装置。
【0011】(6) 前記鏡面は、金属薄膜で形成され
ている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のEL
表示装置。
【0012】(7) 上記(1)ないし(6)のいずれ
かに記載のEL表示装置を有することを特徴とする電子
装置。
【0013】(8) 前記電子装置は、携帯用の電子装
置である上記(7)に記載の電子装置。
【0014】(9) 前記電子装置は、携帯用通信機で
ある上記(8)に記載の電子装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のEL表示装置およ
び電子装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳
細に説明する。
【0016】図1は、本発明の電子装置を携帯電話(携
帯用通信機)に適用した場合の実施形態を示す斜視図、
図2は、図1中の矢印A方向から見た図である。
【0017】図1に示すように、本発明の電子装置であ
る携帯電話(携帯用通信機)1は、第1の筐体3と第2
の筐体4とをヒンジ部5を介して回動可能に連結してな
る装置本体2を有している。
【0018】第1の筐体3の内側には、テンキー、モー
ド設定キー、機能キーなどからなる入力部(キー入力
部)31が設けられている。
【0019】また、第1の筐体3の内側の、ヒンジ部5
と反対側の端部には、通話用のマイク32が設置されて
いる。
【0020】一方、第2の筐体4の内側には、後述する
本発明のEL表示装置で構成された表示部41(フルカ
ラーのELディスプレイ9)が設けられている。この表
示部41では、例えば、電話番号や、文字、記号、図
形、画像(静止画、動画)等が表示される。なお、この
表示部41、すなわちELディスプレイ(EL表示装
置)9については、後で詳述する。
【0021】また、第2の筐体4の内側の、ヒンジ部5
と反対側の端部には、通話用のスピーカー42が設置さ
れている。
【0022】また、第2の筐体4の端部には、アンテナ
43が設置されている。このアンテナ43は、筐体4に
対し固定的に設置されたものでも、収納・引き出し可能
なもの(モノポールアンテナ等)でもよい。
【0023】ヒンジ部5は、略円筒状をなしており、本
実施形態では、複数の(3つの)リング部材を連結して
組み立てたもので構成されている。
【0024】両端に位置するリング部材51、52は、
第1の筐体3に固定的に設置され、リング部材51、5
2間に位置するリング部材53は、第2の筐体4に固定
的に設置され、リング部材53がリング部材51、52
に対し回転することにより、第1の筐体3と第2の筐体
4とが回動する。この回動により、第1の筐体3と第2
の筐体4とが例えば120〜180°開いた状態と、第
1の筐体3と第2の筐体4とが閉じた状態(折り畳まれ
て重なった状態)とに姿勢変化させることができる。
【0025】図示の構成では、ヒンジ部5は、3個のリ
ング部材を有しているが、リング部材の個数は、これに
限らず、例えば4個以上であってもよい。
【0026】なお、ヒンジ部5の構造は、例えば、特開
平8−186628号公報、特開平11−41328号
公報等に記載された公知の構造とすることができる。
【0027】第1の筐体3および第2の筐体4には、そ
れぞれ、電子回路(回路基板)が内蔵されており、それ
らの間は、フレキシブルプリント基板(いずれも図示せ
ず)で接続されている。フレキシブルプリント基板は、
ヒンジ部5に、該ヒンジ部5の円筒壁に沿って巻回され
るように配置されている。これにより、第1の筐体3と
第2の筐体4との相対的な回動を支障なく行なうことが
できる。
【0028】ヒンジ部5の内部空間54には、化粧品を
収納するカートリッジ6が着脱自在に装填される。
【0029】図2に示すように、リング部材51の端部
には、その外周から内側に向かって円環状のリブ55が
形成されており、さらに、このリブ55の内側に、内部
空間54と外部とを連通する開口56が形成されてい
る。
【0030】カートリッジ6を内部空間54の奥部まで
挿入したとき、カートリッジ6の端部がリブ55に当接
し、カートリッジ6の軸方向の位置が規制される。すな
わち、カートリッジ6の内部空間54への装填操作の際
に、リブ55により、押し込み過ぎによる抜けを防止す
ることができる。
【0031】このように、リブ55は、カートリッジ6
を装填した際の装置本体2に対する位置決めを行なう位
置決め手段として機能する。
【0032】なお、カートリッジ6を内部空間54の最
奥部まで挿入したとき(カートリッジ6の端部がリブ5
5に当接した状態)、カートリッジ6とヒンジ部5とに
形成された例えば凹凸嵌合構造(図示せず)の嵌合によ
り、カートリッジ6が内部空間54内に装填された状態
が確実に保持される保持手段(ロック手段)を設けるこ
ともできる。これにより、カートリッジ6がヒンジ部5
から不本意に離脱することが有効に防止される。
【0033】また、内部空間54内に装填されているカ
ートリッジ6を取り出す際には、開口56より指でカー
トリッジ6の端面を矢印A方向に押圧する。これによ
り、カートリッジ6を容易に取り出すことができる。こ
こで、前記保持手段を有する場合には、保持手段による
保持(凹凸嵌合)を解除し得る力で押圧すればよい。
【0034】このように、開口56は、装填されたカー
トリッジ6を取り出すための取り出し手段として機能す
る。
【0035】本実施形態におけるカートリッジ6は、略
円柱形状をなしている。このカートリッジ6は、前述し
たヒンジ部5の回動軸として機能するものでもよい。
【0036】カートリッジ6の内部には、カートリッジ
の両端面に開放する4つの孔6a〜6dが形成されてい
る。各孔6a〜6dは、カートリッジ6の軸方向と平行
な方向に形成され、それらは、好ましくは周方向に等角
度間隔(90°間隔)で形成されている。
【0037】カートリッジ6の各孔6a〜6dには、以
下に説明する化粧品が選択的に収納(挿入)される。本
実施形態では、5種類の化粧品の中から任意の4種類
(または3種類以下)の化粧品を選択し、それらを孔6
a〜6dのうちの所望の孔に装填することができる。
【0038】化粧品の種類は、特に限定されず、本実施
形態では、口紅8a、マスカラ8b、ブラシ8c、アイ
シャドウ8dおよび容器7e内に入れられた香水が挙げ
られている。
【0039】口紅8aは容器7aに収納され、マスカラ
8bは容器7bに収納され、ブラシ8cは容器7cに収
納され、アイシャドウ8dは容器7dに収納される。こ
こで、容器7a〜7dは、一端が閉じられた細長い円筒
状の筒体で構成されている。容器7b内にはマスカラ液
が入れられ、容器7c内には必要に応じパウダーが入れ
られ、容器7d内にはアイシャドウの着色剤が入れられ
ている。また、容器7eは、液体を収納し得るものであ
り、その内部には香水(化粧水、消臭剤等を含む)が入
れられている。この容器7eの口部には、蓋8eが螺合
により装着され、これにより、容器7eの液密性が確保
される。
【0040】各容器7a〜7eは、カートリッジ6の孔
6a〜6dに対し、着脱自在に装填される。
【0041】口紅8a、マスカラ8b、ブラシ8cおよ
びアイシャドウ8dの取っ手の端部、ならびに蓋8eの
端部には、それぞれ、つまみ81が形成されている。こ
のつまみ81を指でつまんで操作することにより、容器
7a〜7eに対する着脱を容易に行なうことができる。
【0042】各つまみ81またはその近傍部位は、それ
ぞれ、その形状や大きさが異なっていたり、異なる色が
付されていたり、文字、数字、記号等が付されていたり
するのが好ましい。これにより、つまみ81を見てそれ
に対応する化粧品の種類を見分けること(特定するこ
と)ができ、希望する種類の化粧品を間違いなく取り出
すことができる。
【0043】図1に示す実施形態では、このような5種
の化粧品のうち、4種の化粧品、すなわち、口紅8a、
マスカラ8b、ブラシ8cおよびアイシャドウ8dをこ
れらに対応する容器7a〜7dに入れたものを選択し、
これらをそれぞれ、カートリッジ6の孔6a〜6dに挿
入し、装填した。このとき、例えば、カートリッジ6に
装填されている4種の化粧品のうちのいずれか1つを、
香水の容器7eおよび蓋8eと交換して使用することも
できる。
【0044】また、必ずしも4つの孔6a〜6dの全て
に化粧品を装填する必要はなく、6a〜6dのうちの3
つまたはそれ以下の孔に対し、任意の化粧品を選択し、
装填することがきる。
【0045】各容器7a〜7e内の内容物が空になった
場合などには、その容器(または化粧品)を孔6a〜6
dから抜き取り、新たなものに交換することができる。
また、カートリッジ6ごと新たなものに交換してもよ
い。
【0046】例えば、女性が外出する際、好みの化粧
品、使用頻度が高い化粧品を選択し、それをカートリッ
ジ6に装填し、該カートリッジ6を内部空間54に装填
し、この状態の携帯電話1を持って外出する。携帯電話
1は、電話としての本来の機能を持っているため、必要
時に通話(発信、受信)を行うことができるが、通話中
または通話時以外に、装填された化粧品を用いて、化粧
を行なうことができ、便利である。
【0047】化粧品を使用する場合、カートリッジ6お
よび容器7a〜7d(7e)は、装置本体2側に固定さ
れ、口紅8a、マスカラ8b、ブラシ8cまたはアイシ
ャドウ8dのみを取り出して(蓋8eを取り外して)使
用することができる。それらの使用後は、もとの容器7
a〜7dに戻す(蓋8eを閉じる)。
【0048】次に、本発明のEL表示装置の第1実施形
態を説明する。図3は、本発明のEL表示装置をフルカ
ラーのELディスプレイに適用した場合の第1実施形態
であって、第2の基板を取り外した状態を示す平面図、
図4は、第2の基板を設けた場合における図3中のB−
B線での断面図である。
【0049】これらの図に示すELディスプレイ(EL
表示装置)9は、EL発光(Electro Luminescence)を
利用したフルカラーのELディスプレイである。
【0050】これらの図に示すように、ELディスプレ
イ9は、透明な第1の基板91と、透明な第2の基板9
2と、複数の帯状の電極(陰極)93と、複数の帯状の
電極(陽極)94と、複数の赤(R)色発光の第1の発
光層(赤色発光の有機EL)951と、複数の緑(G)
色発光の第2の発光層(緑色発光の有機EL)952
と、複数の青(B)色発光の第3の発光層(青色発光の
有機EL)953と、シール部96とを有している。な
お、図3および図4における電極93、94、発光層9
51、952および953の数は、それぞれ、図示の都
合上、少なくなっている。
【0051】基板92は、表示面側(図4中上側)に位
置し、基板91は、表示面と反対側(図4中下側)に位
置している。
【0052】これら基板91および92は、例えば、透
明な各種ガラスや透明な各種樹脂等で構成される。
【0053】基板91の図4中下側、すなわち、表示面
と反対側には、金属薄膜97が形成されている。
【0054】この金属薄膜97の図4中上側の面971
は、鏡面となっている。表示面側(図4中上側)から入
射した光は、この金属薄膜97の面971で反射する。
【0055】この金属薄膜97は、鏡面を形成し得るも
のであれば、特に限定されず、例えば、アルミニウム
(特に、アルミニウムの蒸着膜)等で構成することがで
きる。
【0056】また、基板91の図4中上側には、各電極
93が形成されている。各電極93は、図3中上下方向
に等間隔に配列されている。
【0057】各電極93は、例えば、Al−Li、Mg
In等で構成される。各電極93の図4中上側には、そ
れぞれ、発光層951、952および953のうちの所
定の発光層が形成されている。
【0058】この場合、発光層951、952および9
53は、図3中上側から下側に向かって、この順番に配
列されている。
【0059】また、これら発光層951、952および
953は、表示領域に配置されている。
【0060】各発光層951、952および953は、
主に、有機発光材料で構成される。この場合、発光層9
51は、例えば、赤色発光の有機発光材料で構成され、
発光層952は、例えば、緑色発光の有機発光材料で構
成され、発光層953は、例えば、青色発光の有機発光
材料で構成される。
【0061】各発光層951、952および953の図
4中上側には、それぞれ、これらと直交するように(図
3中横方向に)等間隔に配列された複数の電極94が形
成されている。
【0062】各電極94は、例えば、ITO等で構成さ
れる。そして、前記基板91の図4中上側に、所定の空
隙を介して基板92が対向配置され、これらは、シール
部96で接合(接着)されている。
【0063】シール部96は、例えば、熱硬化性樹脂や
紫外線硬化性樹脂のような各種樹脂等で構成される。
【0064】このELディスプレイ9では、図3に示す
ように、電極93と電極94とが交差する交差部の発光
層により、画素の最小単位が構成される。そして、発光
層951、952および953の3つの前記最小単位に
より、1画素が構成される。
【0065】このように、表示領域には前記画素が行列
状に配列されており、この行列状に配列された画素の集
合体により発光部が構成される。
【0066】なお、本発明では、例えば、電子輸送層や
正孔輸送層等を設けてもよい。これにより、効率良くキ
ャリアを注入することができる。
【0067】次に、このELディスプレイ9の作用を説
明する。ELディスプレイ9の画面(表示面)に電子画
像(静止画、動画)を表示させる際は、その画像データ
に基づいて、所定の画素に対応した電極93と電極94
との間に、所定の大きさの直流電圧が印加される。すな
わち、所定の画素が通電される。
【0068】これにより、前記直流電圧が印加されて電
界を生じた部分の発光層に電子および正孔(ホール)が
注入され、その部分が発光し、フルカラーの電子画像
(静止画、動画)が形成される。すなわち、画面(表示
面)に前記電子画像が表示される。
【0069】この場合、各画素からの光は、それぞれ、
図4中上側のみならず、下側にも発せられる。この下側
に向かって発せられた光は、電極93、基板91をそれ
ぞれ透過し、金属薄膜97の面971で反射し、この反
射光は、基板91、電極93、発光層951、952、
953、電極94、基板92をそれぞれ透過し、表示面
側から出射する。
【0070】これにより、電子画像の明るさがほぼ2倍
になり、光の有効利用を図ることができる。
【0071】さらに、金属薄膜97が遮光板として機能
し、ELディスプレイ9の裏面側から光が漏れるのを防
止することができる。
【0072】また、表示面側(図4中上側)から入射し
た光は、基板92、電極94、発光層951、952、
953、電極93、基板91をそれぞれ透過し、金属薄
膜97の面971で反射し、この反射光は、基板91、
電極93、発光層951、952、953、電極94、
基板92をそれぞれ透過し、表示面側から出射する。す
なわち、前記反射光は、表示面から外部に向かって出射
する。
【0073】従って、ELディスプレイ9に電子画像が
表示されていないとき(非発光状態のとき)は、表示面
側(図4中上側)から見ると、表示面側にある物体(生
体も含む)、例えば自分の顔等の前記金属薄膜97の面
971での反射像を視認することができる。すなわち、
このELディスプレイ9がミラーとして機能する。
【0074】以上説明したように、このELディスプレ
イ9は、表示装置本来の機能のみでなく、ミラーの機能
を兼ね備えている。このため、汎用性が広い。
【0075】また、電子画像を表示する際、光の有効利
用を図ることができる。また、金属薄膜97が遮光板と
して機能し、ELディスプレイ9の裏面側から光が漏れ
るのを防止することができる。
【0076】また、構造は、基板91に金属薄膜97を
設けただけの簡単なものであり、このため、生産性が良
く、量産に有利である。
【0077】そして、携帯電話1によれば、表示部41
が、表示部本来の機能のみでなく、ミラーの機能を兼ね
備えているので、非常に便利である。
【0078】例えば、化粧品を用いて化粧をする場合、
この表示部41で顔を映して化粧を行なうと、別途に鏡
を持つことなく、また、トイレのような鏡のある場所に
限られず、いつでもどこでも自分の顔を確認しながら化
粧をすることができ、便利である。
【0079】また、表示部本来の機能のみを有する通常
の表示部の他に別途ミラーを設けた場合に比べ、ミラー
を配置する場所がいらず、このため、表示部41を大き
くすることができるなど、スペース効率が向上する。
【0080】次に、本発明のEL表示装置の第2実施形
態を説明する。図5は、本発明のEL表示装置をフルカ
ラーのELディスプレイに適用した場合の第2実施形態
を示す断面図である。なお、前述した第1実施形態のE
Lディスプレイ9との共通点については、説明を省略
し、主な相違点を説明する。
【0081】同図に示すように、このELディスプレイ
(EL表示装置)9では、第1の基板91の間(中間)
に金属薄膜97が形成されている。
【0082】このELディスプレイ9によれば、前述し
た第1実施形態のELディスプレイ9と同様の効果が得
られる。
【0083】なお、本発明では、金属薄膜97の図5中
上側の基板91の厚さと、図5中下側の基板91の厚さ
とが異なっていてもよい。
【0084】また、本発明では、金属薄膜97の図5中
上側の基板91の構成材料と、図5中下側の基板91の
構成材料とが異なっていてもよい。
【0085】次に、本発明のEL表示装置の第3実施形
態を説明する。図6は、本発明のEL表示装置をフルカ
ラーのELディスプレイに適用した場合の第3実施形態
を示す断面図である。なお、前述した第1実施形態のE
Lディスプレイ9との共通点については、説明を省略
し、主な相違点を説明する。
【0086】同図に示すように、このELディスプレイ
(EL表示装置)9では、第1の基板91の図6中上
側、すなわち、表示面側に、金属薄膜97が形成されて
いる。
【0087】そして、第2の基板92の図6中下側に、
電極(陽極)94が形成され、電極94の図6中下側
に、第1の発光層951、第2の発光層952および第
3の発光層953が形成され、発光層951、952お
よび953の図6中下側に、これらと直交するように等
間隔に配列された電極(陰極)93が形成されている。
【0088】このELディスプレイ9によれば、前述し
た第1実施形態のELディスプレイ9と同様の効果が得
られる。
【0089】以上、本発明のEL表示装置および電子装
置を、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明
はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同
様の機能を有する任意の構成のものに置換することがで
きる。
【0090】例えば、本発明では、前記各実施形態の任
意の構成を適宜組み合わせてもよい。また、本発明で
は、鏡面を構成するものは、金属薄膜には限定されな
い。
【0091】また、本発明のEL表示装置は、フルカラ
ーのELディスプレイに限らず、例えば、モノクロのE
Lディスプレイ等にも適用することができる。
【0092】また、本発明の電子装置は、携帯電話(P
HSも含む)に限らず、例えば、ポケベル、モバイル機
器、携帯用パソコン(ノートパソコン等)、携帯用テレ
ビ電話、電子手帳等の通信機能を持った各種通信機、無
線機や、その他、携帯用電子ゲーム、電子辞書、電子カ
メラ(デジタルカメラ)等のあらゆる携帯用電子装置、
さらには、不携帯の電子装置に適用することができる。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、表
示装置本来の機能のみでなく、ミラーの機能を兼ね備え
ている。このため、汎用性が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子装置を携帯電話(携帯用通信機)
に適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1中の矢印A方向から見た図である。
【図3】本発明のEL表示装置をフルカラーのELディ
スプレイに適用した場合の第1実施形態であって、第2
の基板を取り外した状態を示す平面図である。
【図4】第2の基板を設けた場合における図3中のB−
B線での断面図である。
【図5】本発明のEL表示装置をフルカラーのELディ
スプレイに適用した場合の第2実施形態を示す断面図で
ある。
【図6】本発明のEL表示装置をフルカラーのELディ
スプレイに適用した場合の第3実施形態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 携帯電話 2 装置本体 3 第1の筐体 31 入力部 32 マイク 4 第2の筐体 41 表示部 42 スピーカー 43 アンテナ 5 ヒンジ部 51 リング部材 52 リング部材 53 リング部材 54 内部空間 55 リブ 56 開口 6 カートリッジ 6a 孔 6b 孔 6c 孔 6d 孔 7a 容器 7b 容器 7c 容器 7d 容器 7e 容器 8a 口紅 8b マスカラ 8c ブラシ 8d アイシャドウ 8e 蓋 81 つまみ 9 ELディスプレイ 91 第1の基板 92 第2の基板 93 電極(陰極) 94 電極(陽極) 951 第1の発光層 952 第2の発光層 953 第3の発光層 96 シール部 97 金属薄膜 971 面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面と反対側に設けられた透明な基板
    と、 有機発光材料を有し、この有機発光材料への通電により
    発光する画素を配列した発光部とを備えたEL表示装置
    であって、 前記基板に、表示面側から入射した光を反射する鏡面を
    設けたことを特徴とするEL表示装置。
  2. 【請求項2】 前記鏡面は、前記基板の表示面と反対側
    に位置している請求項1に記載のEL表示装置。
  3. 【請求項3】 EL発光を利用したEL表示装置であっ
    て、 表示面と反対側に、該表示面側から入射した光を反射す
    る鏡面を設け、該反射光が前記表示面から外部に向かっ
    て出射するよう構成されていることを特徴とするEL表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記EL表示装置は、電子画像を表示し
    得るよう構成されている請求項1ないし3のいずれかに
    記載のEL表示装置。
  5. 【請求項5】 表示面側から見たとき、非発光状態にお
    いて、該表示面側にある物体の前記鏡面での反射像が視
    認可能である請求項1ないし4のいずれかに記載のEL
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記鏡面は、金属薄膜で形成されている
    請求項1ないし5のいずれかに記載のEL表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のE
    L表示装置を有することを特徴とする電子装置。
  8. 【請求項8】 前記電子装置は、携帯用の電子装置であ
    る請求項7に記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記電子装置は、携帯用通信機である請
    求項8に記載の電子装置。
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US8933625B2 (en) 2008-03-18 2015-01-13 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting display apparatus that can function as a mirror

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