JP2001154035A - シリコン基板及びシリコン基板モジュール - Google Patents

シリコン基板及びシリコン基板モジュール

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JP2001154035A
JP2001154035A JP34038799A JP34038799A JP2001154035A JP 2001154035 A JP2001154035 A JP 2001154035A JP 34038799 A JP34038799 A JP 34038799A JP 34038799 A JP34038799 A JP 34038799A JP 2001154035 A JP2001154035 A JP 2001154035A
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JP
Japan
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silicon substrate
optical
silicon
grooves
alignment
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Application number
JP34038799A
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English (en)
Inventor
Takao Mase
高生 間瀬
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッシブアライメントを行えるようにする。 【解決手段】 板面に光ファイバ搭載用V溝11や光導
波路13等の光機能要素を有するシリコン基板21(2
3)の両側面に異方性エッチングによりアライメント用
のV溝22をそれぞれ形成する。シリコン基板自身がア
ライメント機能を有するものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば光モジュー
ル等の構成要素として用いられるシリコン基板に関し、
特に組み立てるだけで高精度の位置合わせを行うことが
できる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は光モジュール等において用いられ
る所要の機能要素が形成されたシリコン基板の従来例を
示したものであり、図4Aは板面に光ファイバ位置決め
搭載用のV溝11が2本形成されたシリコン基板12を
示し、図4Bは板面に光導波路13が形成されたシリコ
ン基板14を示す。光導波路13はこの例では光分岐も
しくは光結合を行えるV字状構成とされている。
【0003】これらシリコン基板12、14は例えば連
結され、モジュール化されて用いられる。即ち、両V溝
11に光ファイバ(図示せず)を搭載し、それら光ファ
イバのコアと光導波路13のコアとを対向させて組み立
てることにより、例えば光ファイバを伝搬してきた光が
光導波路13に入射されて光導波路13を伝搬するもの
となる。これらシリコン基板12、14の連結は光軸を
高精度に一致させる必要があることから、実際に光を用
い、つまり例えば光ファイバに光を通し、光導波路に入
射する光量を測定してその光量が最大となる位置で連結
固定するといった、いわゆるアクティブアライメントが
一般に行われている。
【0004】なお、このようなシリコン基板12、14
の光機能要素を実際に機能させて行うアクティブアライ
メントに替えて、非常に高精度に機械的な実装を行える
実装装置を用いるといったことも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のシリコン基板においてはそれ自体にアライメントのた
めの構成・機能を有していないため、例えばモジュール
化する時に非常に手間のかかるアクティブアライメント
を行うか、あるいは非常に高価な実装装置を使用しなけ
ればならないという問題があった。この発明の目的はこ
の問題に鑑み、単に組み立てるだけで位置合わせを高精
度に行える、つまりパッシブアライメントを行えるよう
にしたシリコン基板を提供することにあり、さらにその
モジュール構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、シリコン基板は両側面に異方性エッチングによりそ
れぞれ全長に渡って形成されたV溝を具備するものとさ
れる。請求項2の発明では請求項1の発明において、シ
リコン基板は板面に光機能要素が形成されたものとされ
る。請求項3の発明では請求項2の発明において、光機
能要素が光ファイバ搭載用V溝とされる。
【0007】請求項4の発明では請求項2の発明におい
て、光機能要素が光導波路とされる。請求項5の発明に
よれば、板面に光機能要素が形成されている複数のシリ
コン基板が互いに連結されてなるシリコン基板モジュー
ルにおいて、各シリコン基板は同一幅とされて、その両
側面に異方性エッチングによりそれぞれ全長に渡って形
成されたV溝を具備するものとされ、それら両側面のV
溝にそれぞれ当接する2本のピンによって各シリコン基
板は互いに位置決めされて連結される構造とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1Aはこの発明の一実
施例を示したものである。この例ではシリコン基板21
はその板面に図4Aと同様に光ファイバ搭載用のV溝1
1が2本形成されたものとされ、さらにその両側面にそ
れぞれV溝22が長手方向に沿い、全長に渡って形成さ
れたものとされる。
【0009】これらV溝11及び22は共にシリコンの
異方性エッチングによって形成され、非常に高精度に形
成することができるため、V溝22はV溝11に対し、
極めて高い位置精度を備えたものとなる。従って、例え
ばモジュール化において、このV溝22をアライメント
用に使用することにより、高精度の位置合わせを実現で
き、つまりパッシブアライメントを行えるものとなる。
【0010】図1Bは図4Bと同様に光導波路13が板
面に形成されたシリコン基板23において、その両側面
に図1Aと同様にV溝22をそれぞれ形成した例を示し
たものである。光導波路13はフォトリソグラフィ等の
いわゆる半導体製造技術を用いて極めて高精度に形成さ
れるため、この例においても光導波路13とV溝22と
の高精度な位置関係が確保される。
【0011】図2Aは上記のような構成とされたシリコ
ン基板21と23とを連結してモジュール化した例を示
したものである。なお、シリコン基板21と23とは同
じ幅を有するものとされる。シリコン基板21と23と
はこの例では円柱状をなす2本のピン24によって位置
決めされて組み立てられる。この組み立ては、まずシリ
コン基板21の両側面のV溝22にピン24をそれぞれ
当接させて固定し、次にこれらピン24をレールとして
シリコン基板23を連結することによって行われる。
【0012】これにより、シリコン基板21と23とは
互いに高精度に位置決めされ、つまりV溝11に搭載さ
れる光ファイバ(図示せず)のコアと光導波路13のコ
アとのアライメントがパッシブアライメントで可能とな
る。ピン24のV溝22への固定は例えば接着により行
われる。図2Bは図2Aにおけるシリコン基板21部分
の断面を示したものである。図中、25はV溝11に搭
載される光ファイバを示す。
【0013】上述した例では光ファイバ搭載用V溝と光
導波路という2つの光機能要素がそれぞれ板面に形成さ
れた2つのシリコン基板を連結してモジュール化してい
るが、連結する数はこれに限らず、3つ以上であっても
よい。また、光機能要素もこれらに限るものではなく、
例えば半導体製造技術によって形成される光機能素子等
であってもよい。なお、シリコン基板の板面に形成され
る機能要素は光機能要素以外のものであってもよい。
【0014】次に、上記のようにシリコン基板の両側面
に設けられるアライメント用のV溝の作製方法の一例
を、図1Bに示した光導波路13を有するシリコン基板
(光導波路基板)23を例に図3を用いて説明する。図
3は作製方法を工程順に示したものである。 (1)まず、シリコン基板(シリコンウエハ)31に光
導波路13を形成する。 (2)シリコン基板31の両面に保護膜となるシリコン
窒化膜32を成膜する。 (3)フォトリソグラフィにより側面V溝となる部分の
パターンを形成し、シリコン窒化膜32をエッチングし
てV溝作製部のシリコンを露出させる。 (4)水酸化カリウムによりシリコンの異方性エッチン
グを行うと図のようなV溝33が形成される。 (5)さらにエッチングを行うことにより側面のV溝2
2が完成する。 (6)保護膜のシリコン窒化膜32を除去する。
【0015】このようにして、両側面にV溝22を有す
るシリコン基板(光導波路基板)23が完成する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるシ
リコン基板によれば、高精度に形成されたV溝を両側面
に具備しており、つまりシリコン基板自身がアライメン
ト機能を有しているため、パッシブアライメントによる
組み立てが可能になる。また、請求項5の発明によれ
ば、パッシブアライメントによってシリコン基板がモジ
ュール化されるため、極めて簡易に組み立てを行えるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項1の発明の一実施例を示す斜視図、
Bは請求項1の発明の他の実施例を示す斜視図。
【図2】Aは請求項5の発明の一実施例を示す斜視図、
Bはその断面図。
【図3】図1Bに示したシリコン基板(光導波路基板)
の作製方法を説明するための工程図。
【図4】Aは光モジュール用シリコン基板の従来例を示
す斜視図、Bは光モジュール用シリコン基板の他の従来
例を示す斜視図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面に、異方性エッチングによりそれ
    ぞれ全長に渡って形成されたV溝を具備することを特徴
    とするシリコン基板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリコン基板において、 板面に光機能要素が形成されていることを特徴とするシ
    リコン基板。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシリコン基板において、 上記光機能要素が光ファイバ搭載用V溝とされているこ
    とを特徴とするシリコン基板。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシリコン基板において、 上記光機能要素が光導波路とされていることを特徴とす
    るシリコン基板。
  5. 【請求項5】 板面に光機能要素が形成された複数のシ
    リコン基板が互いに連結されてなるシリコン基板モジュ
    ールであって、 上記各シリコン基板は同一幅とされて、その両側面に異
    方性エッチングによりそれぞれ全長に渡って形成された
    V溝を具備するものとされ、 それら両側面のV溝にそれぞれ当接する2本のピンによ
    って上記各シリコン基板が互いに位置決めされて連結さ
    れていることを特徴とするシリコン基板モジュール。
JP34038799A 1999-11-30 1999-11-30 シリコン基板及びシリコン基板モジュール Pending JP2001154035A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195699A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Toshiba Corp 光伝送路保持部材
JP2012109379A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 光素子アレイ部品及びその製造方法並びに光モジュールの製造方法

Cited By (3)

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Effective date: 20030610