JP2001153157A - 一方向クラッチ - Google Patents

一方向クラッチ

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JP2001153157A JP33996299A JP33996299A JP2001153157A JP 2001153157 A JP2001153157 A JP 2001153157A JP 33996299 A JP33996299 A JP 33996299A JP 33996299 A JP33996299 A JP 33996299A JP 2001153157 A JP2001153157 A JP 2001153157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環部に所要数のばね片を一体に設け、上記ば
ね片によりポケット内のローラを付勢し、該ローラをポ
ケットの傾斜面に押圧するようにした一方向クラッチに
おいて、上記ばね片のローラに対するエッジ当たりを防
止すると共に、該ばね片の十分なたわみ代が得られるよ
うにすることである。 【解決手段】 クラッチばね2を構成する各ばね片9の
立上げ折り曲げ線13を、ローラの数に等分された等角
度間隔の半径線を基準位置Aとして、当該ばね片9の基
部12側に一定量aだけオフセットした位置に設定し、
上記ばね片9のローラに対するエッジ角をゼロになるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファックス、複
写機等の事務機に適した一方向クラッチに関し、特に金
属製のばね片に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の一方向クラッチとして、この発
明者らは先に特願平7−252511号(特開平9−8
9011号)により特許出願をしている。この特許出願
に係る一方向クラッチは、図9から図14に示すよう
に、外輪1の内周面に一定間隔をおいてポケット10を
設け、そのポケット10にローラ3を挿入し、上記ポケ
ット10の底面に回転の一方向に間隙が狭くなる傾斜面
を形成し(図11の角度θ参照)、各ポケット10の上
記傾斜面の間隙の狭くなる側と反対側の内部にばね収納
凹所8を設けている。上記のばね収納凹所8に金属製ば
ね片9を収納し、そのばね片9によりローラ3を付勢し
傾斜面に押圧する。上記外輪1のポケット10の両端面
を蓋部材4と外装体5により閉塞している。
【0003】ポケット10の開口幅W(図11参照)
は、ローラ3の直径より小さく形成され、ローラ3はそ
の一部が開口から部分的に露出して軸6に接触する。
【0004】蓋4は、外輪1に対し何らかの手段で嵌着
すればよいが、図示の場合は、外装部材5に嵌着してい
る。即ち、外装部材5の筒部17を外輪1に被せ、その
外装部材5の閉塞端面18で外輪1の一方の端面を閉塞
し、その筒部17の端部内周面に形成した嵌合溝19に
蓋4の外周面のリブ21を嵌合することにより取付けて
いる。
【0005】上記外装部材5の筒部17の内周面には、
軸方向に係合リブ22が形成され、外輪1の外周面の係
合溝23と相互に係合させることにより外輪1と外装部
材5との回り止めを図っている。上記の蓋4及び外装部
材5にはそれぞれ軸穴24、25が設けられる。
【0006】なお、外輪1のポケット10の一端を閉塞
するために、上記の場合は外装部材5に閉塞端面18を
形成しているが、独立した蓋で閉塞してもよく、或いは
外輪1のポケット10自体に閉塞壁を形成してもよい。
また、筒部17と蓋4とを一体化し、閉塞端面18に代
えて該筒部17又は外輪1に嵌着される独立した蓋を用
いたり、外輪1のポケット10自体に閉塞壁を形成した
りする構成を採用してもよい。
【0007】上記の構成でなる一方向クラッチは、外輪
1の内径側に軸6を挿入して使用に供され、ポケット1
0の傾斜面と軸6との間でくさび形空所7を形成する。
通常の状態でローラ3はばね片9によりくさび形空所7
の狭い方に付勢され前記の傾斜面に押圧される。その付
勢方向に軸6が回転する(図10の矢印参照)とロック
して軸6のトルクを外輪1及びこれと一体の外装体5に
伝達する。軸6が逆回転すると、ローラ3がばね片9を
圧縮しながらくさび形空所7の広い方に移動するため、
前記のロックが解除され軸6は空転する。
【0008】ところで、上記の各金属製ばね片9はその
基部12が金属製の環部11と一体化され、これにより
1つのクラッチばね2が構成される。このクラッチばね
2は1枚の弾力性ある金属板を打ち抜いて形成されるも
のであり、図14はその打ち抜き状態を示すものであ
る。ばね片9の長さをLで示し、材料の打ち抜き半径を
Rで示す。
【0009】上記の環部11は外輪1の内径とほぼ等し
い内径を有し、その環部11の外周部に周方向に等間隔
をおいて、図示の場合7枚のばね片9を立上げるための
7か所の基部12が設けられる。
【0010】各基部12において、環部11の中心点O
のまわりを角度αでローラ3の数で7等分した等角度間
隔の半径線上にばね片9の立上げ折り曲げ線13が設け
られ、更にその立上げ折り曲げ線13と内径との間に、
隣接する他の基部12との連結部14が設けられる。
【0011】ばね片9は上記の立上げ折り曲げ線13に
対して直角方向に、かつ隣接する基部12の斜辺15に
沿って延び出しており、各ばね片9は環部11のまわり
に相互に一定の角度β(=α)をもって羽根車状に突き
出している。
【0012】前記の各ばね片9の中間部分には、前記の
立上げ折り曲げ線13と平行の中間折り曲げ線16が設
けられ、前記立上げ折り曲げ線13によって基部12か
ら直角に立上げられると共に、中間折り曲げ線16によ
って基部12側に折り返され、(図14(b)参照)そ
の折り返された先端部がローラ3に押し当てられる(図
12参照)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の一方向クラ
ッチにおいて、ポケット10の傾斜面の角度やローラ3
の直径等の大きさ如何では、図13に示すようにローラ
3に対するばね片9の先端部がB点においてエッジ当た
りになることがある。その場合のエッジ角をδで示す。
【0014】また、ばね収納凹所8の奥行き方向Y
1 と、ばね片9の長さ方向Y2 との間に角度εが生じ、
ばね片9が収納凹所8の内壁の点C等において干渉する
ことがある。このような干渉が生じると、ばね片9が圧
縮されたわみ代mが制限される。
【0015】ばね片9が上記のようなエッジ当たりにな
ったり、ばね収納凹所8と干渉すると、外輪1のポケッ
ト10の傾斜面にローラ3を正しく押圧することができ
ず、また、ばね片9のたわみ代mが小さくなり適切なば
ね荷重を発揮することができない。
【0016】そこで、この発明はばね片のエッジ当たり
を防止してローラを傾斜面に正しく押圧できるようにす
ると共に、ばね片のたわみ代を十分に大きくとれるよう
にしてクラッチ性能の向上を図ることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明の一方向クラッチは、外輪の内周面に一
定間隔をおいてポケットを設け、そのポケットにローラ
を挿入し、上記ポケットの底面に回転の一方向に間隙が
狭くなる傾斜面を形成し、上記ローラをその傾斜の方向
に付勢するばねを各ポケットに収納し、上記外輪のポケ
ットの両端面を蓋部材で閉塞し、上記ポケットの外輪内
周面側の開口幅を上記ローラの直径より小さく形成し、
上記ばねを各ポケットに対応して設けられた一定間隔の
金属製のばね片と、各ばね片の一端を一体に結合した金
属製の環部とにより形成してなる一方向クラッチにおい
て、上記ばねの環部の外周部に各ばね片の基部を形成
し、各基部の一端から上記ばね片を折り曲げて立上げ、
該ばね片の立上げ折り曲げ線を、上記ローラの数に等分
された等角度間隔の半径線を基準位置として、当該ばね
片の基部側に所定量オフセットした位置に設定した構成
とした。
【0018】なお、上記のオフセット量を、上記基準位
置で立上げた場合のばね片の上記ローラに対するエッジ
角がゼロ又は実質ゼロになるように、上記ばねを上記外
輪に対し相対回転させるに足りる大きさに設定すること
ができる。また、上記ばね片の先端部を上記ローラの長
手方向の中間部に押し当てた構成や、上記ばね片と環部
とを一枚の金属板を打ち抜いて形成し、該ばね片を折り
曲げて該環部に対して立ち上げた構成をとることができ
る。
【0019】
【作用】上記の一方向クラッチは、外輪の内径側に軸を
挿入し、外輪の外径面に外装体を嵌着して使用に供され
る。通常の状態では、ローラはポケットの傾斜面と軸と
の間で形成されたくさび形空所の狭い方向に付勢され
る。その付勢方向に軸が回転するとロック状態となり軸
のトルクを外輪及びこれと一体の外装体に伝達する。
【0020】軸が逆回転すると、ローラがばねを圧縮し
ながらくさび形空所の広い方に移動するため、前記のロ
ックが解除され軸は空転する。
【0021】ばね片の立上げ折り曲げ線が前記のように
基準位置からオフセットしているため、ばね片のローラ
に対するエッジ当たりが防止され、ローラは正しい姿勢
でポケットの傾斜面に押し当てられる。また、ばね収納
凹所の奥行き方向と、ばね片の長さ方向との間の角度は
ゼロか、又は小さいため、ばね片の収納凹所に対する干
渉が防止され、たわみ代が十分に確保される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1から図5に示すよう
に、実施形態の一方向クラッチの構成は、クラッチばね
2の構成以外は、前述の従来の場合と同じ構成であるの
で、同一部分には同一符号を付して示すにとどめ、重複
した説明を省略する。以下クラッチばね2について説明
する。
【0023】クラッチばね2は、基本的には従来のもの
と同様に、環部11と、各ポケット10の数、即ちロー
ラ3の数に対応した数のばね片9とにより構成される
(図1参照)。このクラッチばね2は、図5に示すよう
に、1枚の弾力性のある金属板を打抜いて形成されるも
のであり、環部11は外輪1の内径とほぼ等しい内径を
有し、その環部11の外周部に周方向に等間隔をおいて
ばね片9を立上げるための基部12が設けられる。
【0024】基部12にはばね片9の立上げ折り曲げ線
13が設けられる。この立上げ折り曲げ線13の位置が
従来の場合と相違している。即ち、環部11の中心点O
のまわりを角度αでローラ3の数に等しい数で7等分し
た等角度間隔の半径線を基準位置A(図5(b)参照)
として、基部12側に一定距離aだけオフセットした位
置A’上に前記の立上げ折り曲げ線13を設定する。そ
の折り曲げ線13と内径との間に、隣接する他の基部1
2との連結部14が設けられる。
【0025】各ばね片9の長さは従来と同様にLであ
り、上記の立上げ折り曲げ線13に対して直角方向に、
かつ隣接する基部12の斜辺15に沿って延び出してお
り、環部11のまわりに相互に一定の角度β(=α)を
もって羽根車状に突き出している。
【0026】この実施形態の場合は、前記のように基部
12側に一定量aだけオフセットしているために、材料
の打ち抜きは半径R’(<R、Rは従来例の図4参照)
である。
【0027】各ばね片9の中間部分には、前記の立上げ
折り曲げ線13と平行の中間折り曲げ線16が設けら
れ、前記折り曲げ線13によって基部12から直角に立
上げられると共に、中間折り曲げ線16によって基部1
2側に折り返される(図5(c)参照)。この折り返し
角γはローラ3に付与する付勢力を考慮して適当に設定
される。
【0028】上記構成のばね2は外輪1の一方の端面か
ら各ばね片9を各ポケット10に挿入去れると共に、環
部11をその外輪1の端面に当てる(図4参照)。
【0029】上記のばね2を装着したのち、外輪1の反
対側の端面からローラ3の先端を該ばね片9の折り曲げ
部の先端を押し当てながら挿入し、最終的にばね片9の
先端部をローラ3の長手方向の中間部に押し当てる。
【0030】上記のようにしてローラ3に押し当てられ
たばね片9の先端部分の状態を、従来の場合と対比して
図6に基づいて説明する。
【0031】同図(a)は従来例の場合である。各ばね
片9は7等分した等角度半径線上に立上げ折り曲げ線1
3を設定して折り曲げ、更に中間折り曲げ線16におい
て折り返し、その先端部をローラ3に押し当てている。
前述のように、ばね片9の先端部はローラ3に対しエッ
ジ角δをもったエッジ当たりとなる。
【0032】同図(b)は、図(a)の状態においてロ
ーラ3(又はこれと一体の外輪1)を固定して、立上げ
折り曲げ線13の位置を、図(a)の立上げ折り曲げ線
13の位置を基準位置Aとして基部12側へ一定量aだ
けオフセットした位置に設定した状態を示す。上記のオ
フセットの結果、ばね片9の先端部がローラ3から角度
δ’だけ離れた状態となる。実際はばね片9がローラ3
から離れるようなたクラッチばね2の装着状態は存在し
ないが、理解の便宜のためにこのような状態を仮想する
のである。
【0033】同図(c)は、図(b)の状態から角度
δ’だけクラッチばね2をローラ3(又はこれと一体の
外輪1)に対して回転させ、ばね片9の先端をたわみ代
m’をもってローラ3に当接させた状態であり、この実
施形態の場合である。この場合は、先端部の中心がロー
ラ3に対して当接し、前記のエッジ角δがゼロ又は実質
ゼロとなりエッジ当たりが無くなる。
【0034】また、図7に示すように、ばね収納凹所8
の奥行き方向Y1 と、ばね片9の長さ方向Y2 の角度は
ゼロ又はそれに近い大きさとなる。このため、ばね片9
のばね収納凹所8に対する干渉は回避され、大きなたわ
み代m’(>m)が得られる。
【0035】上記のオフセットの量aは、ローラ3の
数、直径等を考慮して決定されるが、この量aが小さす
ぎると、エッジ当たりが解消できず、また大き過ぎると
反対側でエッジ当たりが生じる。要は、クラッチばね2
をローラ3に対して回転させ得る余裕としての角度δ’
の大きさが、エッジ角δが消失するに足りる大きさであ
ればよい。言い換えれば、オフセットの量aの大きさ
は、ばね片9を上記基準位置Aで立上げたとした場合の
該ばね片9のローラ3に対するエッジ角δがゼロ又は実
質ゼロになるように、上記クラッチばね2を上記外輪1
に対し相対回転させるに足りる大きさに設定される。
【0036】なお、前述のオフセットは、基準位置Aか
ら平行移動する場合だけでなく、位置A’が基準位置A
に対して±5°程度傾くことは許容範囲である。
【0037】以上の構成でなる一方向クラッチの作用
も、従来例の場合と同様である。
【0038】図8は他の実施形態におけるクラッチばね
2の打ち抜き時の平面図であり、ばね片9の数がローラ
3の数に合わせて5枚にしたものである。その他の構成
は前述の場合と同じである。
【0039】
【発明の効果】上記のように、この発明の一方向クラッ
チは、クラッチばねのばね片の立上げ折り曲げ線の位置
を、ローラの数に等分された等角度間隔の半径線を基準
として、当該ばね片の基部側に所定量オフセットした位
置に設定したことにより、ばね片の先端部がローラに対
してエッジ当たりすることが避けられ、ローラをポケッ
ト内部の傾斜面に正しく押圧できる。また、ばね片がば
ね収納凹所の干渉することも避けられるので、ばね片の
たわみ代を十分に大きくとることができる。
【0040】また、上記のオフセット分だけ材料の打ち
抜き径が小さくなるので、材料の有効利用を図ることが
できる。更に、上記のばね片の先端部をローラの長手方
向の中間部に当接させることにより、ローラの傾きが防
止され、ポケットの傾斜面に対しローラを正しい姿勢で
押圧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の分解斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の一部拡大断面図
【図4】図3のIV−IV線の断面図
【図5】(a)クラッチばねの打ち抜き時の平面図 (b)同上の一部拡大平面図 (c)同上のばね片の折り返し状態の側面図
【図6】(a)〜(c)クラッチばねとローラとの位置
関係説明図
【図7】同上の一部拡大断面図
【図8】他の実施形態におけるクラッチばねの打ち抜き
時の平面図
【図9】従来例の分解斜視図
【図10】同上の断面図
【図11】同上の一部拡大断面図
【図12】図11のX−X線の断面図
【図13】同上の一部拡大断面図
【図14】(a)クラッチばねの打ち抜き時の平面図 (b)同上のばね片の折り返し状態の側面図
【符号の説明】
1 外輪 2 ばね 3 ローラ 4 蓋 5 外装部材 6 軸 7 くさび空所 8 凹所 9 ばね片 10 ポケット 11 環部 12 基部 13 立上げ折り曲げ線 14 連結部 15 斜辺 16 中間折り曲げ線 17 筒部 18 閉塞端面 19 嵌合溝 21 リブ 22 係合リブ 23 係合溝 24、25 軸穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪の内周面に一定間隔をおいてポケッ
    トを設け、そのポケットにローラを挿入し、上記ポケッ
    トの底面に回転の一方向に間隙が狭くなる傾斜面を形成
    し、上記ローラをその傾斜の方向に付勢するばねを各ポ
    ケットに収納し、上記外輪のポケットの両端面を蓋部材
    で閉塞し、上記ポケットの外輪内周面側の開口幅を上記
    ローラの直径より小さく形成し、上記ばねを各ポケット
    に対応して設けられた一定間隔の金属製のばね片と、各
    ばね片の一端を一体に結合した金属製の環部とにより形
    成してなる一方向クラッチにおいて、上記ばねの環部の
    外周部に各ばね片の基部を形成し、各基部の一端から上
    記ばね片を折り曲げて立上げ、該ばね片の立上げ折り曲
    げ線を、上記ローラの数に等分された等角度間隔の半径
    線を基準位置として、当該ばね片の基部側に所定量オフ
    セットした位置に設定したことを特徴とする一方向クラ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 上記のオフセット量を、上記基準位置で
    立上げた場合のばね片の上記ローラに対するエッジ角が
    ゼロ又は実質ゼロになるように、上記ばねを上記外輪に
    対し相対回転させるに足りる大きさに設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 【請求項3】 上記ばね片の先端部を上記ローラの長手
    方向の中間部に押し当てたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の一方向クラッチ。
  4. 【請求項4】 上記ばね片と環部とを一枚の金属板を打
    ち抜いて形成し、該ばね片を折り曲げて該環部に対して
    立ち上げたことを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の一方向クラッチ。
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