JP2001152555A - 建物ユニットの連結方法及びジョイントプレート - Google Patents

建物ユニットの連結方法及びジョイントプレート

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JP2001152555A
JP2001152555A JP33980099A JP33980099A JP2001152555A JP 2001152555 A JP2001152555 A JP 2001152555A JP 33980099 A JP33980099 A JP 33980099A JP 33980099 A JP33980099 A JP 33980099A JP 2001152555 A JP2001152555 A JP 2001152555A
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plate
adjacent building
joint plate
building unit
building units
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JP33980099A
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Toshihiro Nagase
利宏 長瀬
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SEKISUI HARMONATE SEKO GIJUTSU
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
Original Assignee
SEKISUI HARMONATE SEKO GIJUTSU
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する建物ユニットを連結する、据付作業
性と据付位置精度を向上すること。 【解決手段】 建物ユニット2の連結方法において、ジ
ョイントプレート10のスペーサ12を隣接する建物ユ
ニット2の隙間に挿入する工程と、ジョイントプレート
10の係合孔部14を隣接する建物ユニット2の上面の
係合部(植え込みボルト5)に係合する工程と、ジョイ
ントプレート10のガイド13を隣接する建物ユニット
2の側面に当接する工程と、ジョイントプレート10の
板状部材11を隣接する建物ユニット2の上面に固定す
る工程とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物ユニットの連結
方法及びジョイントプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の建物ユニットからなるユニット建
物では、クレーン等によりそれらの建物ユニットを吊り
降ろし、隣接する建物ユニット同士の隙間を一定とし、
また隣接する建物ユニットの位置合わせを行ない、壁間
の接合部に段差が生じないようにするように、それらの
据付状態を調整しながら連結して一戸の建物とする。
【0003】このような建物ユニットの連結方法とし
て、特願平3-273782号に記載のジョイントプレートを用
いるものがある。この従来技術において、ジョイントプ
レートは、隣接する建物ユニットの上面に架け渡される
板状部材と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物
ユニットの隙間に挿入されるスペーサとを有する。従っ
て、この従来技術では、ジョイントプレートを隣接する
建物ユニット同士の上面にまたがって固定すると同時
に、それらの建物ユニットの隙間にスペーサを挿入し、
その隙間の一定を簡易に図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 隣接する建物ユニットの当初の隙間が広い場合には、
両建物ユニットの隙間にジョイントプレートのスペーサ
を挿入した後、両建物ユニットがスペーサを挟圧するよ
うにそれらの据付位置を調整し、該ジョイントプレート
を両建物ユニットに固定する。このとき、ジョイントプ
レートを固定完了するまで、両建物ユニットの据付位置
が調整前の状態に戻ることのないように両建物ユニット
を保持する必要があり、人手を要して煩雑である。
【0005】隣接する建物ユニットの隙間はジョイン
トプレートのスペーサにより一定化できても、隣接する
建物ユニットの位置合わせを行ない、壁間の接合部に段
差が生じないようにするには依然として困難がある。
【0006】本発明の課題は、隣接する建物ユニットを
連結する、据付作業性と据付位置精度を向上することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、隣接する建物ユニット同士を連結する建物ユニット
の連結方法において、隣接する建物ユニットの上面に架
け渡される板状部材と、板状部材の下面に設けられて隣
接する建物ユニットの隙間に挿入されるスペーサと、板
状部材の側部に設けられて隣接する建物ユニットの側面
に当接するガイドと、板状部材の上面に設けられて隣接
する建物ユニットの上面の係合部に係合する係合部とを
有してなるジョイントプレートを用い、ジョイントプレ
ートのスペーサを隣接する建物ユニットの隙間に挿入す
る工程と、ジョイントプレートの係合部を隣接する建物
ユニットの上面の係合部に係合する工程と、ジョイント
プレートのガイドを隣接する建物ユニットの側面に当接
する工程と、ジョイントプレートの板状部材を隣接する
建物ユニットの上面に固定する工程とを有してなるよう
にしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、隣接する建物
ユニット同士を連結する建物ユニットの連結方法におい
て、隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部
材と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニッ
トの隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設
けられて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
の植え込みボルトに係合する係合孔部とを有してなるジ
ョイントプレートを用い、ジョイントプレートのスペー
サを隣接する建物ユニットの隙間に挿入する工程と、ジ
ョイントプレートの係合孔部を隣接する建物ユニットの
上面の植え込みボルトに係合する工程と、ジョイントプ
レートのガイドを隣接する建物ユニットの側面に当接す
る工程と、ジョイントプレートの板状部材を隣接する建
物ユニットの上面に固定する工程とを有してなるように
したものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、隣接する建物
ユニット同士を連結する建物ユニットの連結方法におい
て、隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部
材と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニッ
トの隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設
けられて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
の係合凹部に係合する係合突部とを有してなるジョイン
トプレートを用い、ジョイントプレートのスペーサを隣
接する建物ユニットの隙間に挿入する工程と、ジョイン
トプレートの係合突部を隣接する建物ユニットの上面の
係合凹部に係合する工程と、ジョイントプレートのガイ
ドを隣接する建物ユニットの側面に当接する工程と、ジ
ョイントプレートの板状部材を隣接する建物ユニットの
上面に固定する工程とを有してなるようにしたものであ
る。
【0010】請求項4に記載の本発明は、隣接する建物
ユニット同士を連結可能とするジョイントプレートにお
いて、隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状
部材と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニ
ットの隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に
設けられて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイ
ドと、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上
面の植え込みボルトに係合する係合孔部とを有してなる
ようにしたものである。
【0011】請求項5に記載の本発明は、隣接する建物
ユニット同士を連結可能とするジョイントプレートにお
いて、隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状
部材と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニ
ットの隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に
設けられて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイ
ドと、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上
面の係合凹部に係合する係合突部とを有してなるように
したものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、下記〜の作用が
ある。 ジョイントプレートのスペーサを隣接する建物ユニッ
トの隙間に挿入することにより、その隙間の一定を簡易
迅速に図ることができる。
【0013】ジョイントプレートのガイドを隣接する
建物ユニットの側面に当接することにより、隣接する建
物ユニットの位置合わせを行ない、壁間の接合部に段差
が生じないようにする作業を簡易迅速に行なうことがで
きる。
【0014】ジョイントプレートの係合部を隣接する
建物ユニットの上面の係合部に係合することにより、ジ
ョイントプレートを隣接する建物ユニットに固定完了す
るまで、上述の隙間の調整済み状態を人手によること
なく簡易に保持できる。
【0015】ジョイントプレートが備えるスペーサと
ガイドと係合部を同時に用いることにより、上述〜
を同時に実現でき、隣接する建物ユニットを連結する、
据付作業性と据付位置精度を向上できる。
【0016】請求項2、4の発明によれば、下記の作
用がある。 ジョイントプレートが上述の係合部を、建物ユニッ
トの上面の植え込みボルトに係合する係合孔部とするこ
とにより、建物ユニットの上階部分や屋根部分の取付用
となる植え込みボルトを利用でき、また、ジョイントプ
レートも孔加工だけにより係合部を備えるものとなって
簡素になる。
【0017】請求項3、5の発明によれば、下記の作
用がある。 ジョイントプレートが上述の係合部を、建物ユニッ
トの上面の係合凹部に係合する係合突部とすることによ
り、建物ユニットの吊りボルト、又は上階部分や屋根部
分の取付用ボルト等のためのボルト挿通孔等を上記係合
凹部として利用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はユニット建物を構成する建
物ユニットの据付位置を示す平面図、図2は第1実施形
態を示す斜視図、図3は第2実施形態を示す斜視図、図
4は第3実施形態のジョイントプレートを示し、(A)
は平面図、(B)は側面図、図5は第3実施形態のユニ
ット連結前状態を示す側面図、図6は第3実施形態のユ
ニット連結後状態を示す断面図である。
【0019】ユニット建物1は、図1に示す如く、複数
の建物ユニット2を基礎の上にクレーン等により吊り降
ろし、隣接する建物ユニット2同士の隙間を一定にし、
かつ隣接する建物ユニット2、2の位置合わせを行な
い、壁間の接合部に段差が生じないようにするように、
それらの据付状態を調整しながら、以下に詳述されるジ
ョイントプレート10、20、30により連結され、一
戸の建物を構成する。尚、建物ユニット2を図示する図
2〜図6において、3は柱、4は上枠である。
【0020】以下、ジョイントプレート10、20、3
0とそれらを用いた建物ユニット2の連結方法について
説明する。尚、図1において、2個の建物ユニット2が
突合わされる連結部Aではジョイントプレート10、3
0を用い、4個の建物ユニット2が突合わされる連結部
Bではジョイントプレート20を用いる。
【0021】(第1実施形態)(図2) 第1実施形態のジョイントプレート10は、隣接する2
個の建物ユニット2の上枠4の上面にまたがるように架
け渡される長尺の板状部材11からなる。板状部材11
は鋼板等からなる。
【0022】ジョイントプレート10は、板状部材11
の下面に溶接等により設けられ、隣接する建物ユニット
2が互いに形成する規定寸法の隙間に挿入されるスペー
サ12を備える。スペーサ12は先端に尖り部12Aを
備える。スペーサ12は鋼板等により形成できる。
【0023】ジョイントプレート10は、板状部材11
の両側部に折り曲げ成形され、隣接する建物ユニット
2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部に段差が生
じないようにするように、各建物ユニット2の上枠4の
両外側面に嵌合するように当接するガイド13を備え
る。
【0024】ジョイントプレート10は、板状部材11
に設けられ、隣接する建物ユニット2のそれぞれが上枠
4に備える植え込みボルト5に挿通されて係合する係合
孔部14を備える。尚、ジョイントプレート10は、板
状部材11における係合孔部14の周囲に多数の釘孔1
5を備える。
【0025】従って、ジョイントプレート10を用いた
建物ユニット2の連結方法は以下の如くなされる。 (1) 基礎の上に複数の建物ユニット2を配置し、2個の
建物ユニット2が突合わされる連結部Aで相隣る建物ユ
ニット2同士をジョイントプレート10で連結するもの
とする。
【0026】(2) ジョイントプレート10のスペーサ1
2を隣接する建物ユニット2の隙間に挿入し、その隙間
を規定寸法にする。当初の隙間が広い場合には、当該隙
間にスペーサ12を入れた状態で、調整治具等により両
建物ユニット2を近付ける。当初の隙間が狭い場合に
は、当該隙間にスペーサ12の先端尖り部12Aを入れ
た状態で、ハンマー等でスペーサ12をたたき込む。
【0027】(3) 上述(2) と同時に、ジョイントプレー
ト10の各係合孔部14を隣接する建物ユニット2の上
枠4の植え込みボルト5に挿通して係合し、隣接する建
物ユニット2の相対距離を固定化する。
【0028】(4) 上記(2) 、(3) と同時に、ジョイント
プレート10の両ガイド13を隣接する各建物ユニット
2の上枠4の両外側面に嵌合させて当接し、それらの建
物ユニット2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部
に段差が生じないようにする。
【0029】(5) ジョイントプレート10の板状部材1
1の釘孔15を用いて、板状部材11を隣接する両建物
ユニット2の上枠4のそれぞれに釘打ち固定する。尚、
ジョイントプレート10は、建物ユニット2の上に搭載
される上階建物ユニット又は屋根ユニットの枠材を植え
込みボルト5により締結する際に共締めされても良く、
その場合には釘孔15を用いる釘打ちは不要としても良
い。
【0030】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ジョイントプレート10のスペーサ12を隣接する建
物ユニット2の隙間に挿入することにより、その隙間の
一定を簡易迅速に図ることができる。
【0031】ジョイントプレート10のガイド13を
隣接する建物ユニット2の側面に当接することにより、
隣接する建物ユニットの位置合わせを行ない、壁間の接
合部に段差が生じないようにする作業を簡易迅速に行な
うことができる。
【0032】ジョイントプレート10の係合部(係合
孔部14)を隣接する建物ユニット2の上面の係合部
(植え込みボルト5)に係合することにより、ジョイン
トプレート10を隣接する建物ユニット2に固定完了す
るまで、上述の隙間の調整済み状態を人手によること
なく簡易に保持できる。
【0033】ジョイントプレート10が備えるスペー
サ12とガイド13と係合部(係合孔部14)を同時に
用いることにより、上述〜を同時に実現でき、隣接
する建物ユニット2を連結する、据付作業性と据付位置
精度を向上できる。
【0034】ジョイントプレート10が上述の係合
部を、建物ユニット2の上面の植え込みボルト5に係合
する係合孔部14とすることにより、建物ユニット2の
上階部分や屋根部分の取付用となる植え込みボルトを利
用でき、また、ジョイントプレート10も孔加工だけに
より係合部を備えるものとなって簡素になる。
【0035】(第2実施形態)(図3) 第2実施形態のジョイントプレート20は、隣接する4
個の建物ユニット2の上枠4の上面にまたがる様に架け
渡される長尺の板状部材21からなる。板状部材21は
鋼板等からなる。
【0036】ジョイントプレート20は、板状部材21
の下面に溶接等により設けられ、隣接する建物ユニット
2が互いに十字状をなすように形成する規定寸法の隙間
に挿入されるスペーサ22、23を備える。スペーサ2
2、23は先端に尖り部22A、23Aを備える。スペ
ーサ22、23は鋼板等により形成できる。
【0037】ジョイントプレート20は、板状部材21
の両側部に折り曲げ成形され、隣接する建物ユニット
2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部に段差が生
じないようにするように、左右の一方の建物ユニット2
の上枠4の外側面と左右の他方の建物ユニット2の上枠
4の外側面とに嵌合するように当接するガイド24を備
える。
【0038】ジョイントプレート20は、板状部材21
に設けられ、隣接する建物ユニット2のそれぞれが上枠
4に備える植え込みボルト5に挿通されて係合する係合
孔部25を備える。尚、ジョイントプレート20は、板
状部材21における係合孔部25の周囲に多数の釘孔2
6を備える。
【0039】従って、ジョイントプレート20を用いた
建物ユニット2の連結方法は以下の如くなされる。 (1) 基礎の上に複数の建物ユニット2を配置し、4個の
建物ユニット2が突合わされる連結部Bで相隣る建物ユ
ニット2同士をジョイントプレート20で連結するもの
とする。
【0040】(2) ジョイントプレート20のスペーサ2
2、23を隣接する建物ユニット2の十字状の隙間に挿
入し、その隙間を規定寸法にする。当初の隙間が広い場
合には、当該隙間にスペーサ22、23を入れた状態
で、調整治具等により両建物ユニット2を近付ける。当
初の隙間が狭い場合には、当該隙間にスペーサ22、2
3の先端尖り部22A、23Aを入れた状態で、ハンマ
ー等でスペーサ22、23をたたき込む。
【0041】(3) 上述(2) と同時に、ジョイントプレー
ト20の各係合孔部25を隣接する建物ユニット2の上
枠4の植え込みボルト5に挿通して係合し、隣接する建
物ユニット2の相対距離を固定化する。
【0042】(4) 上記(2) 、(3) と同時に、ジョイント
プレート20の両ガイド24を隣接する各建物ユニット
2の上枠4の外側面に嵌合させて当接し、それらの建物
ユニット2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部に
段差が生じないようにする。
【0043】(5) ジョイントプレート20の板状部材2
1の釘孔26を用いて、板状部材21を隣接する両建物
ユニット2の上枠4のそれぞれに釘打ち固定する。尚、
ジョイントプレート20は、建物ユニット2の上に搭載
される上階建物ユニット又は屋根ユニットの枠材を植え
込みボルト5により締結する際に共締めされても良く、
その場合には釘孔26を用いる釘打ちは不要としても良
い。
【0044】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ジョイントプレート20のスペーサ22、23を隣接
する建物ユニット2の隙間に挿入することにより、その
隙間の一定を簡易迅速に図ることができる。
【0045】ジョイントプレート20のガイド24を
隣接する建物ユニット2の側面に当接することにより、
隣接する建物ユニット2、2の位置合わせを行ない、壁
間の接合部に段差が生じないようにする作業を簡易迅速
に行なうことができる。
【0046】ジョイントプレート20の係合部(係合
孔部25)を隣接する建物ユニット2の上面の係合部
(植え込みボルト5)に係合することにより、ジョイン
トプレート20を隣接する建物ユニット2に固定完了す
るまで、上述の隙間の調整済み状態を人手によること
なく簡易に保持できる。
【0047】ジョイントプレート20が備えるスペー
サ22、23とガイド24と係合部(係合孔部25)を
同時に用いることにより、上述〜を同時に実現で
き、隣接する建物ユニット2を連結する、据付作業性と
据付位置精度を向上できる。
【0048】ジョイントプレート20が上述の係合
部を、建物ユニット2の上面の植え込みボルト5に係合
する係合孔部25とすることにより、建物ユニット2の
上階部分や屋根部分の取付用となる植え込みボルトを利
用でき、また、ジョイントプレート20も孔加工だけに
より係合部を備えるものとなって簡素になる。
【0049】(第3実施形態)(図4〜図6) 第3実施形態のジョイントプレート30は、隣接する2
個の建物ユニット2の上枠4の上面にまたがる様に架け
渡される長尺の板状部材31からなる。板状部材31は
鋼板等からなる。
【0050】ジョイントプレート30は、板状部材31
の下面に溶接等により設けられ、隣接する建物ユニット
2が互いに形成する規定寸法の隙間に挿入されるスペー
サ32を備える。スペーサ32は先端に尖り部32Aを
備える。スペーサ32は鋼板等により形成できる。
【0051】ジョイントプレート30は、板状部材31
の両側部に折り曲げ成形され、隣接する建物ユニット
2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部に段差が生
じないようにするように、各建物ユニット2の上枠4の
両外側面に嵌合するように当接するガイド33を備え
る。
【0052】ジョイントプレート30は、板状部材31
に設けられ、隣接する建物ユニット2のそれぞれが上枠
4に備える、吊りボルト(不図示)又は植え込みボルト
5のためのボルト相通孔6からなる係合凹部7に挿入さ
れて係合する係合突部34を備える。図5、図6におい
て、8はナットである。尚、ジョイントプレート30
は、板状部材31における係合突部34の周囲に多数の
釘孔35を備える。
【0053】従って、ジョイントプレート30を用いた
建物ユニット2の連結方法は以下の如くなされる。 (1) 基礎の上に複数の建物ユニット2を配置し、2個の
建物ユニット2が突合わされる連結部Aで相隣る建物ユ
ニット2同士をジョイントプレート30で連結するもの
とする。
【0054】(2) ジョイントプレート30のスペーサ3
2を隣接する建物ユニット2の隙間に挿入し、その隙間
を規定寸法にする。当初の隙間が広い場合には、当該隙
間にスペーサ32を入れた状態で、調整治具等により両
建物ユニット2を近付ける。当初の隙間が狭い場合に
は、当該隙間にスペーサ32の先端尖り部32Aを入れ
た状態で、ハンマー等でスペーサ32をたたき込む。
【0055】(3) 上述(2) と同時に、ジョイントプレー
ト30の各係合突部34を隣接する建物ユニット2の上
枠4の係合凹部7に挿入して係合し、隣接する建物ユニ
ット2の相対距離を固定化する。
【0056】(4) 上記(2) 、(3) と同時に、ジョイント
プレート30の両ガイド33を隣接する各建物ユニット
2の上枠4の両外側面に嵌合させて当接し、それらの建
物ユニット2、2の位置合わせを行ない、壁間の接合部
に段差が生じないようにする。
【0057】(5) ジョイントプレート30の板状部材3
1の釘孔35を用いて、板状部材31を隣接する両建物
ユニット2の上枠4のそれぞれに釘打ち固定する。尚、
ジョイントプレート30は、建物ユニット2の上に搭載
される上階建物ユニット又は屋根ユニットの枠材を植え
込みボルト5により締結する際に植え込みボルト5の中
間締結部5Aにより共締めされても良く、その場合には
釘孔35を用いる釘打ちは不要としても良い。このと
き、植え込みボルト5は、建物ユニット2に設けられて
いるナット8に螺合して建物ユニット2に植設可能とさ
れるねじ棒5Bの部分と、上階建物ユニット又は屋根ユ
ニットの締結用となるねじ棒5Cとの間に中間締結部5
Aを備え、ねじ棒5Cの先端部に十字溝を備える。植え
込みボルト5は、電動ドライバをその十字溝に係合して
ナット8に螺合され、スパナを中間締結部5Aに係合し
て増し締め可能とされる。
【0058】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ジョイントプレート30のスペーサ32を隣接する建
物ユニット2の隙間に挿入することにより、その隙間の
一定を簡易迅速に図ることができる。
【0059】ジョイントプレート30のガイド33を
隣接する建物ユニット2の側面に当接することにより、
隣接する建物ユニット2、2の位置合わせを行ない、壁
間の接合部に段差が生じないようにする作業を簡易迅速
に行なうことができる。
【0060】ジョイントプレート30の係合部(係合
突部34)を隣接する建物ユニット2の上面の係合部
(係合凹部7)に係合することにより、ジョイントプレ
ート30を隣接する建物ユニット2に固定完了するま
で、上述の隙間の調整済み状態を人手によることなく
簡易に保持できる。
【0061】ジョイントプレート30が備えるスペー
サ32とガイド33と係合部(係合突部34)を同時に
用いることにより、上述〜を同時に実現でき、隣接
する建物ユニット2を連結する、据付作業性と据付位置
精度を向上できる。
【0062】ジョイントプレート30が上述の係合
部を、建物ユニット2の上面の係合凹部7に係合する係
合突部34とすることにより、建物ユニット2の吊りボ
ルト、又は上階部分や屋根部分の取付用ボルト等のため
のボルト挿通孔6等を上記係合凹部7として利用でき
る。
【0063】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、隣接する
建物ユニットを連結する、据付作業性と据付位置精度を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はユニット建物を構成する建物ユニットの
据付位置を示す平面図である。
【図2】図2は第1実施形態を示す斜視図である。
【図3】図3は第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】図4は第3実施形態のジョイントプレートを示
し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図5】図5は第3実施形態のユニット連結前状態を示
す側面図である。
【図6】図6は第3実施形態のユニット連結後状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 建物ユニット 5 植え込みボルト(係合部) 7 係合凹部 10、20、30 ジョイントプレート 11、21、31 板状部材 12、22、23、32 スペーサ 13、24、33 ガイド 14、25 係合孔部 34 係合突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する建物ユニット同士を連結する建
    物ユニットの連結方法において、 隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部材
    と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設け
    られて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
    と、板状部材の上面に設けられて隣接する建物ユニット
    の上面の係合部に係合する係合部とを有してなるジョイ
    ントプレートを用い、 ジョイントプレートのスペーサを隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入する工程と、 ジョイントプレートの係合部を隣接する建物ユニットの
    上面の係合部に係合する工程と、 ジョイントプレートのガイドを隣接する建物ユニットの
    側面に当接する工程と、 ジョイントプレートの板状部材を隣接する建物ユニット
    の上面に固定する工程とを有してなることを特徴とする
    建物ユニットの連結方法。
  2. 【請求項2】 隣接する建物ユニット同士を連結する建
    物ユニットの連結方法において、 隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部材
    と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設け
    られて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
    と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
    の植え込みボルトに係合する係合孔部とを有してなるジ
    ョイントプレートを用い、 ジョイントプレートのスペーサを隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入する工程と、 ジョイントプレートの係合孔部を隣接する建物ユニット
    の上面の植え込みボルトに係合する工程と、 ジョイントプレートのガイドを隣接する建物ユニットの
    側面に当接する工程と、 ジョイントプレートの板状部材を隣接する建物ユニット
    の上面に固定する工程とを有してなることを特徴とする
    建物ユニットの連結方法。
  3. 【請求項3】 隣接する建物ユニット同士を連結する建
    物ユニットの連結方法において、 隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部材
    と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設け
    られて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
    と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
    の係合凹部に係合する係合突部とを有してなるジョイン
    トプレートを用い、 ジョイントプレートのスペーサを隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入する工程と、 ジョイントプレートの係合突部を隣接する建物ユニット
    の上面の係合凹部に係合する工程と、 ジョイントプレートのガイドを隣接する建物ユニットの
    側面に当接する工程と、 ジョイントプレートの板状部材を隣接する建物ユニット
    の上面に固定する工程とを有してなることを特徴とする
    建物ユニットの連結方法。
  4. 【請求項4】 隣接する建物ユニット同士を連結可能と
    するジョイントプレートにおいて、 隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部材
    と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設け
    られて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
    と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
    の植え込みボルトに係合する係合孔部とを有してなるこ
    とを特徴とするジョイントプレート。
  5. 【請求項5】 隣接する建物ユニット同士を連結可能と
    するジョイントプレートにおいて、 隣接する建物ユニットの上面に架け渡される板状部材
    と、板状部材の下面に設けられて隣接する建物ユニット
    の隙間に挿入されるスペーサと、板状部材の側部に設け
    られて隣接する建物ユニットの側面に当接するガイド
    と、板状部材に設けられて隣接する建物ユニットの上面
    の係合凹部に係合する係合突部とを有してなることを特
    徴とするジョイントプレート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017598A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Total Service Co Ltd 建物ユニットの連結構造及び連結構造の施工方法
JP2014198985A (ja) * 2013-03-14 2014-10-23 積水化学工業株式会社 建物ユニットの連結構造及び方法
KR102658062B1 (ko) * 2023-11-09 2024-04-18 (주)플랜엠 길이 확장이 용이한 친환경 모듈러 건축물

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