JP2001148833A - 圧縮画像データを復号処理する方法及び電子装置、並びに補助記録装置 - Google Patents

圧縮画像データを復号処理する方法及び電子装置、並びに補助記録装置

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JP2001148833A
JP2001148833A JP34119899A JP34119899A JP2001148833A JP 2001148833 A JP2001148833 A JP 2001148833A JP 34119899 A JP34119899 A JP 34119899A JP 34119899 A JP34119899 A JP 34119899A JP 2001148833 A JP2001148833 A JP 2001148833A
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electronic device
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Takeshi Kutaragi
健 久夛良木
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Sony Computer Entertainment Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録メディアに記録された圧縮情報の符号化
において、更新・改良に対処可能であり、且つリアルタ
イム性をも考慮した圧縮データを復号処理する方法及び
電子装置、並びに補助記録装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 光ディスクに、画像圧縮データ以外に、
予め、一部の復号化処理を実行し得るプログラムデータ
を記録しておき、プログラムデータを該電子装置に着脱
自在の補助記録デバイスであるメモリカードに一時的に
記録し、その後、メモリカードに記録されたプログラム
データを、電子装置内のメインメモリに記録し、光ディ
スクから画像圧縮データを電子装置内に読み込み、該電
子装置内に構成された復号化処理手段を使用して該圧縮
画像データを部分的に復号処理し、部分的に復号処理さ
れた圧縮画像データを、電子装置のメモリに記録された
一部の復号化処理を実行し得るプログラムデータにより
復号化処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮画像データを
復号処理する方法及び電子装置、並びに補助記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンタテインメント・システムの典型例
として、ビデオゲーム装置が挙げられる。ビデオゲーム
装置のようなエンタテインメント・システムでは、ゲー
ムプログラムが記録された記録媒体として、例えばCD
−ROM、DVD−ROMのような光ディスクが使用さ
れている。このような光ディスクには、ゲームを構成す
るビデオ(画像)情報とオーディオ(音声)情報とが記
録されている。一般に、画像情報は、その情報量が非常
に大きいものとなっている。従って、画像情報をそのま
ま光ディスクに記録することは、現実的でない。
【0003】このため、画像データは、符号化され更に
圧縮されて、光ディスクに記録されるのが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮された画像データ
が記録された光ディスクをビデオゲーム装置に装荷して
該光ディスクに記録している画像データを再生するため
には、ゲーム装置本体は、圧縮画像データを復号(伸
張)する必要がある。従来、このような復号手段は、ゲ
ーム装置本体内部にハードウェア手段によって備えられ
ていた。このような復号手段も、他の科学技術と同様に
日進月歩の技術改良が為されている。
【0005】ところが、上述のように、復号手段をハー
ドウェア手段で構成すると、復号技術の進歩に対応し
て、これを更新・改良することは困難なものとなる。こ
のため、復号手段をプログラム化して、ソフトウェア手
段により構成し、何時でも書き替え可能にしておくこと
も考えられる。しかしながら、復号手段の全てをソフト
ウェア手段で構成すると、一般にハードウェア手段で構
成した場合に比較して、処理が遅くなる傾向がある。
【0006】ビデオゲーム装置の場合、光ディスクに記
録するデータを圧縮する作業は、光ディスクが利用者
(ゲームプレイヤ)の手に渡る以前の段階で、ゲーム装
置メーカ又はゲームソフトメーカが行っている。従っ
て、光ディスクに記録するデータを圧縮する作業におけ
る所要時間は、さほど問題とはならない。
【0007】これに対し、光ディスクから圧縮データを
復号(伸張)する場合は、利用者がゲームを実行し楽し
んでいる最中である。そのため、圧縮データを復号(伸
張)する場合は、その所要時間はクリティカルな問題で
あり、リアルタイム性が求められる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、新規な
圧縮データを復号処理する方法及び電子装置、並びに補
助記録装置を提供することを目的とする。
【0009】更に本発明は、記録メディア(光ディス
ク)に記録された圧縮データの復号処理において、復号
処理の進歩に対応して更新・改良可能であり、且つリア
ルタイム性をも考慮した、圧縮データを復号処理する方
法及び電子装置、並びに補助記録装置を提供することを
目的とする。
【0010】本発明に係る圧縮画像データを復号処理す
る方法は、圧縮画像データを記録した光ディスクに、こ
の圧縮画像データ以外に、予め、一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータを記録しておき、前記光ディス
クを電子装置に装荷した際に、前記一部の復号処理を実
行し得るプログラムデータを該電子装置のメモリに記録
し、前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子
装置内に読み込み、該電子装置内に構成された復号処理
手段を使用して該圧縮画像データを部分的に復号処理
し、部分的に復号処理された前記圧縮画像データを、前
記電子装置のメモリに記録された一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータにより復号処理する、諸段階を
含んでいる。
【0011】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
を電子装置に装荷した際に、前記一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータを該電子装置のメモリに記録す
る段階は、前記プログラムデータを該電子装置に着脱自
在の補助記録デバイスであるメモリカードに記録するこ
とよりなる。
【0012】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
を電子装置に装荷した際に、前記一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータを該電子装置のメモリに記録す
る段階は、前記プログラムデータを、該電子装置に着脱
自在の補助記録デバイスであるメモリカードに一時的に
記録し、その後、前記メモリカードに記録された前記プ
ログラムデータを、前記電子装置内のメインメモリに記
録する段階を有する。
【0013】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
を電子装置に装荷した際に、前記一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータを該電子装置のメモリに記録す
る段階は、前記プログラムデータを、該電子装置に設け
られた少なくとも一回の書き込み可能なROMに記録す
ることよりなる。この少なくとも一回の書き込み可能な
ROMは、好ましくは、フラッシュメモリである。
【0014】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
を電子装置に装荷した際に、前記一部の復号処理を実行
し得るプログラムデータを該電子装置のメモリに記録す
る段階は、前記プログラムデータを、該電子装置に設け
られた少なくとも一回の書き込み可能なROMに一時的
に記録し、その後、前記少なくとも一回の書き込み可能
なROMに記録された前記プログラムデータを、前記電
子装置内のメインメモリに記録する段階を有する。この
少なくとも一回の書き込み可能なROMは、好ましく
は、フラッシュメモリである。
【0015】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
は、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−VIDE
Oのいずれかである。
【0016】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記電子装置
は、エンタテインメント・システムである。
【0017】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記電子装置は
ゲーム装置であり、前記圧縮画像データはゲームプログ
ラムである。
【0018】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記圧縮画像デ
ータは、動画像圧縮国際標準であるMPEG方式により
画像圧縮されている。
【0019】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
に予め記録された一部の復号処理を実行し得るプログラ
ムデータは、動き補償プログラムデータである。
【0020】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記光ディスク
から前記圧縮画像データを前記電子装置内に読み込み、
該電子装置内に構成された復号処理手段を使用して該圧
縮画像データを部分的に復号処理する段階は、該電子装
置内の画像デコード手段に設けられたVLCデコード手
段、逆量子化手段、及びIDCT手段により実行される
復号処理である。
【0021】更に、本発明に係る圧縮画像データを復号
処理する方法は、上述の方法において、前記VLCデコ
ード手段、逆量子化手段、及びIDCT手段は、ハード
ウェア手段により構成されている。
【0022】本発明に係る電子装置は、光ディスクに記
録された圧縮画像データを復号処理する電子装置であっ
て、前記光ディスクは、前記圧縮画像データ以外に、予
め、一部の復号処理を実行し得るプログラムデータが記
録された光ディスクであり、前記電子装置は、少なくと
も、前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子
装置内に読み込み、該圧縮画像データを部分的に復号処
理する画像デコード手段と、前記光ディスクを電子装置
に装荷した際に、一部の復号処理を実行し得るプログラ
ムデータを読み込んで記録するメモリ手段とを備え、前
記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置内
に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮画
像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処理
された前記圧縮画像データを、前記電子装置のメモリ手
段に記録された前記プログラムデータにより復号処理す
る。
【0023】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、更に、前記電子装置に着脱自在な補助記
録デバイスであるメモリカードを備え、光ディスクに記
録された一部の復号処理を実行し得るプログラムデータ
を、前記メモリカードに読み込んで記録し、前記光ディ
スクから前記圧縮画像データを前記電子装置内に読み込
み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮画像データ
を部分的に復号処理し、更に部分的に復号処理された前
記圧縮画像データを、前記メモリカードに記録された前
記プログラムデータにより復号処理する。
【0024】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、更に、前記電子装置に着脱自在な補助記
録デバイスであるメモリカードを備え、光ディスクに記
録された一部の復号処理を実行し得るプログラムデータ
を、前記メモリカードに読み込んで一時的に記録し、更
に、該メモリカードに記録された該プログラムデータを
電子装置内のメインメモリに読み込んで記録し、前記光
ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置内に読
み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮画像デ
ータを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処理され
た前記圧縮画像データを、前記メインメモリに記録され
た前記プログラムデータにより復号処理する。
【0025】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、更に、前記電子装置に少なくとも一回の
書き込み可能なROMを設け、光ディスクに記録された
一部の復号処理を実行し得るプログラムデータを、前記
少なくとも一回の書き込み可能なROMに読み込んで記
録し、前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電
子装置内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して
該圧縮画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に
復号処理された前記圧縮画像データを、前記少なくとも
一回の書き込み可能なROMに記録された前記プログラ
ムデータにより復号処理する。
【0026】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、更に、前記電子装置に少なくとも一回の
書き込み可能なROMを設け、光ディスクに記録された
一部の復号処理を実行し得るプログラムデータを、前記
少なくとも一回の書き込み可能なROMに読み込んで一
時的に記録し、更に、該少なくとも一回の書き込み可能
なROMに記録された該プログラムデータを電子装置内
のメインメモリに読み込んで記録し、前記光ディスクか
ら前記圧縮画像データを前記電子装置内に読み込み、前
記画像デコード手段を使用して該圧縮画像データを部分
的に復号処理し、更に部分的に復号処理された前記圧縮
画像データを、前記メインメモリに記録された前記プロ
グラムデータにより復号処理する。この少なくとも一回
の書き込み可能なROMは、好ましくは、フラッシュメ
モリである。
【0027】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記光ディスクは、CD−ROM、DV
D−ROM、DVD−VIDEOのいずれかである。
【0028】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記電子装置は、エンタテインメント・
システムである。
【0029】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記電子装置はゲーム装置であり、前記
圧縮画像データはゲームプログラムである。
【0030】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記圧縮画像データは、動画像圧縮国際
標準であるMPEG方式により画像圧縮されている。
【0031】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記光ディスクに予め記録された一部の
復号処理を実行し得るプログラムデータは、動き補償プ
ログラムデータである。
【0032】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記光ディスクから前記圧縮画像データ
を前記電子装置内に読み込み、該圧縮画像データを部分
的に復号処理する画像デコード手段は、VLCデコード
手段、逆量子化手段、及びIDCT手段から成る。
【0033】更に、本発明に係る電子装置は、上述の電子
装置であって、前記VLCデコード手段、逆量子化手
段、及びIDCT手段は、ハードウェア手段により構成
されている。
【0034】更に本発明に係る補助記録装置は、エンタ
テインメント・システムを構成する機器に着脱自在な補
助記録装置であって、エンタテインメント・システムに
装荷された光ディスクに記録されたプログラムデータを
一時的に読み込み、その後、前記プログラムデータをエ
ンタテインメント・システムのメインメモリに書き込
み、前記メインメモリに書き込まれたプログラムデータ
は、前記光ディスクから読み込んだデータに対して、前
記エンタテインメント・システムに設けられた手段と協
同して、所定の機能を達成する。
【0035】更に本発明に係る補助記録装置は、上述の
補助記録装置であって、この補助記録装置は、エンタテ
インメント・システムに装荷された光ディスクに記録さ
れたプログラムデータを読み込んで記録し、前記補助記
録装置に書き込まれたプログラムデータは、前記光ディ
スクから読み込んだデータに対して、前記エンタテイン
メント・システムに設けられた手段と協同して、所定の
機能を達成する。
【0036】更に本発明に係る補助記録装置は、上述の
補助記録装置であって、前記光ディスクから読み込んだ
データは、圧縮画像データであり、前記所定の機能は、
前記圧縮画像データに対する復号処理である。
【0037】更に本発明に係る補助記録装置は、上述の
補助記録装置であって、前記エンタテインメント・シス
テムに設けられた手段は、ハードウェア手段で構成され
ている。
【0038】本発明では記録メディア(光ディスク)に
記録された圧縮画像データの復号処理において、復号手
段の一部分をソフトウェアによって構成することにより
更新・改良に対処可能であり、且つ復号手段の一部分を
ハードウェアによって構成することにより、リアルタイ
ム性をも満足し得る。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態に付き、
添付の図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、図
面中の同じ要素に対しては同じ符号を用いて、重複した
説明を行わないこととする。
【0040】[エンタテインメント・システム全般]図
1は、エンタテインメント・システムとして典型的なビ
デオゲーム装置の主要部の概略的な回路構成の一例を示
すブロック図である。
【0041】このエンタテインメント・システム1は、
大別して、中央演算処理装置(CPU:Central Proces
sing Unit)51及びその周辺装置等からなる制御系5
0と、フレームバッファ63に描画を行なう画像処理装
置(GPU:Graphic Processing Unit)62等からな
るグラフィックシステム60と、楽音、効果音等を発生
する音声処理装置(SPU:Sound Processing Unit)
等からなるサウンドシステム70と、アプリケーション
プログラムが記録されている光ディスク81の制御を行
なう光ディスク制御部80と、利用者からの指示が入力
されるコントローラ20からの信号及びゲームの設定等
を記憶するメモリカード10や、携帯用電子機器100
からのデータの入出力を制御する通信制御部90と、上
記の各部が接続されているバスBUS等を備えて構成さ
れている。
【0042】各ブロック50、60、70、80、90
を構成する要素について説明する。制御系50は、CP
U51と、割り込み制御やダイレクトメモリアクセス
(DMA:Direct Memory Access)転送の制御等を行な
う周辺装置制御部52と、ランダムアクセスメモリ(R
AM:Random Access Memory)からなるメインメモリ
(主記憶装置)53と、メインメモリ53、グラフィッ
クシステム60、サウンドシステム70等の管理を行な
ういわゆるオペレーティングシステム等のプログラムが
格納されたリードオンリーメモリ(ROM:Read Only
Memory)54とを備えている。なお、ここでいうメイン
メモリ53は、そのメモリ上でプログラムを実行できる
ものをいう。なお、後述する別の実施形態では、制御系
50は、フラッシュメモリを有している。
【0043】CPU51は、ROM54に記憶されてい
るオペレーティングシステムを実行することにより、こ
のビデオゲーム装置1の全体を制御するもので、例えば
128ビットのRISC−CPU(reduced instructio
n set computer-CPU)からなる。
【0044】そして、このビデオゲーム装置1は、電源
が投入されると、制御系50のCPU51がROM54
に記憶されているオペレーティングシステムを実行する
ことにより、CPU51が、グラフィックシステム6
0、サウンドシステム70等の制御を行なうようになっ
ている。また、オペレーティングシステムが実行される
と、CPU51は、動作確認等のビデオゲーム装置1全
体の初期化を行った後、光ディスク制御部80を制御し
て、光ディスク81に記録されているゲーム等のアプリ
ケーションプログラムを実行する。このゲーム等のプロ
グラムの実行により、CPU51は、利用者からの入力
に応じて、グラフィックシステム60、サウンドシステ
ム70等を制御して、画像の表示、効果音、楽音の発生
等を制御する。
【0045】また、グラフィックシステム60は、座標
変換等の処理を行なうジオメトリトランスファエンジン
(GTE:Geometry Transfer Engine)61と、CPU
51からの描画指示に従って描画を行なうGPU62
と、このGPU62により描画された画像を記憶するフ
レームバッファ63と、後述するように離散コサイン変
換等の直交変換により、圧縮された画像データを復号す
る画像デコーダ64とを備えている。
【0046】GTE61は、例えば複数の演算を並列に
実行する並列演算機構を備え、上記のCPU51からの
演算要求に応じて座標変換、光源計算、行列あるいはベ
クトル等の演算を高速に行なうことができるようになっ
ており、コ・プロセッサとして機能する。これによっ
て、このビデオゲーム装置では、CPU51の負荷を低
減するとともに、高速な座標演算等を行なうことができ
るようになっている。
【0047】また、GPU62は、CPU51からの描
画命令に従って、フレームバッファ63に対して多角形
(ポリゴン)等の描画を行なう。また、このGPU62
は、後述するように画像デコード手段である画像デコー
ダ64でデコードされ、更にメインメモリ53に転送さ
れたMPEGデコードプログラムによってデコードされ
た画像データをビデオ出力から出力する。
【0048】さらに、上記のフレームバッファ63は、
いわゆるデュアルポートRAMからなり、GPU62か
らの描画あるいはメインメモリからの転送と、表示のた
めの読み出しとを同時に行なうことができるようになっ
ている。このフレームバッファ63は、例えば数Mバイ
トの容量を有し、それぞれ16ビットの、横が1024
画素、縦が512画素からなるマトリックスとして扱わ
れる。また、このフレームバッファ63には、ビデオ出
力として出力される表示領域の他に、GPU62がポリ
ゴン等の描画を行なう際に参照するカラールックアップ
テーブル(CLUT:Color Look Up Table )が記憶さ
れるCLUT領域と、描画時に座標変換されてGPU6
2によって描画されるポリゴン等の中に挿入(マッピン
グ)される素材(テクスチャ)が記憶されるテクスチャ
領域が設けられている。これらのCLUT領域とテクス
チャ領域は、表示領域の変更等に従って動的に変更され
るようになっている。
【0049】なお、GPU62は、フラットシェーディ
ングの他にポリゴンの頂点の色から補完してポリゴン内
の色を決めるグーローシェーディングと、テクスチャ領
域に記憶されているテクスチャをポリゴンに張り付ける
テクスチャマッピングを行なうことができるようになっ
ている。
【0050】さらに、画像デコーダ64は、後述するよ
うに、CPU51からの制御により、メインメモリ53
に記憶されている静止画あるいは動画の画像データを部
分的に復号処理してメインメモリ53に記憶する。
【0051】また、この再生された画像データは、GP
U62を介してフレームバッファ63に記憶することに
より、上述のGPU62によって描画される画像の背景
として使用することができるようになっている。
【0052】サウンドシステム70は、CPU51から
の指示に基づいて、楽音、効果音等を発生するSPU7
1と、このSPU71により、波形データ等が記録され
るサウンドバッファ72と、SPU71によって発生さ
れる楽音、効果音等を出力するスピーカ73とを備えて
いる。
【0053】SPU71は、例えば16ビットの音声デ
ータを4ビットの差分信号として適応予測符号化(AD
PCM:Adaptive Differential PCM)された音声デー
タを再生するADPCM復号機能と、サウンドバッファ
72に記憶されている波形データを再生することによ
り、効果音等を発生する再生機能と、サウンドバッファ
72に記憶されている波形データを変調させて再生する
変調機能等を備えている。
【0054】このような機能を備えることによって、こ
のサウンドシステム70は、CPU51からの指示によ
ってサウンドバッファ72に記録された波形データに基
づいて楽音、効果音等を発生するいわゆるサンプリング
音源として使用することができるようになっている。
【0055】光ディスク制御部80は、光ディスク81
に記録されたプログラムやデータ等を再生する光ディス
ク81を駆動するディスクドライブと、例えばエラー訂
正符号(ECC:Error Correction Code )が付加され
て記録されているプログラム、データ等を復号するデコ
ーダ82と、光ディスク81からのデータを一時的に記
憶することにより、光ディスク81からのデータの読み
出しを高速化するバッファ83とを備えている。デコー
ダ82には、サブCPU84が接続されている。
【0056】光ディスク装置81で読み出される、光デ
ィスク81に記録されている音声データとしては、AD
PCMデータの他に音声信号をアナログ/デジタル変換
したいわゆるPCMデータがある。
【0057】ADPCMデータとして、例えば16ビッ
トのデジタルデータの差分を4ビットで表わして記録さ
れている音声データは、デコーダ82で復号された後、
上述のSPU71に供給され、SPU71でデジタル/
アナログ変換等の処理が施された後、スピーカ73を駆
動するために使用される。
【0058】また、PCMデータとして、例えば16ビ
ットのデジタルデータとして記録されている音声データ
は、デコーダ82で復号された後、スピーカ73を駆動
するために使用される。
【0059】さらに、通信制御部90は、バスBUSを
介してCPU51との通信の制御を行なう通信制御機9
1を備え、利用者からの指示を入力するコントローラ2
0が接続されるコントローラ接続部9と、後述するゲー
ムの設定データ等を記憶するメモリカード(補助記憶装
置)10や携帯用電子機器100が接続されるメモリカ
ード挿入部8A、8Bが通信制御機91に設けられてい
る。
【0060】コントローラ接続部9に接続されたコント
ローラ20は、利用者からの指示を入力するために、例
えば16個の指示キーを有し、通信制御機91からの指
示に従って、この指示キーの状態を、同期式通信によ
り、通信制御機91に毎秒60回程度送信する。そし
て、通信制御機91は、コントローラ20の指示キーの
状態をCPU51に送信する。
【0061】これにより、利用者からの指示がCPU5
1に入力され、CPU51は、実行しているゲームプロ
グラム等に基づいて、利用者からの指示に従った処理を
行なう。
【0062】ここで、メインメモリ53、GPU62、
画像デコーダ64及びデコーダ82等の間では、プログ
ラムの読み出し、画像の表示あるいは描画等を行なう際
に、大量の画像データを高速に転送する必要がある。そ
こで、このビデオゲーム装置では、上述のようにCPU
51を介さずに、周辺装置制御部52からの制御により
上記のメインメモリ53、GPU62、画像デコーダ6
4及びデコーダ82等の間でデータの転送を直接行なう
いわゆるDMA転送を行なうことができるようになって
いる。これにより、データ転送によるCPU51の負荷
を低減させることができ、高速なデータの転送を行なう
ことができる。
【0063】また、CPU51は、実行しているゲーム
の設定データ等を記憶する必要があるときに、その記憶
するデータを通信制御機91に送信し、通信制御機91
はCPU51からのデータをメモリカード挿入部8A又
は8Bのスロットに挿着されたメモリカード10や携帯
用電子機器(メモリカードの機能をも有する。)100
に書き込む。このように、メモリカード10や携帯用電
子機器100は、ビデオゲーム装置本体に着脱自在な補
助記憶媒体(補助記憶デバイス)として機能している。
【0064】ここで、通信制御機91には、電気的な破
壊を防止するための保護回路が内蔵されている。メモリ
カード10や携帯用電子機器100は、バスBUSから
分離されており、ゲーム装置本体の電源を入れた状態
で、着脱することができる。従って、上記のメモリカー
ド10や携帯用電子機器100の記憶容量が足りなくな
った場合等に、装置本体の電源を遮断することなく、新
たなメモリカード10等を挿着できる。このため、バッ
クアップする必要があるゲームデータが失われてしまう
ことなく、新たなメモリカード10等を挿着して、必要
なデータを新たなメモリカード10等に書き込むことが
できる。同様に、後述するようにメモリカード10をそ
の他の目的に使用するときも、容易に交換することが出
来る。
【0065】また、パラレルI/Oインタフェース(P
IO)96、及びシリアルI/Oインタフェース(SI
O)97は、上記のメモリカード10や携帯用電子機器
100と、ビデオゲーム装置1とを接続するためのイン
タフェースである。
【0066】本発明は、このようなビデオゲーム装置に
おいて、光ディスク81に記録された圧縮画像データ
を、ソフトウェア手段とハードウェア手段とを巧みに利
用して、復号(伸張)処理する技術に関する。
【0067】[画像圧縮技術]本発明は、画像データの
圧縮技術と密接に関係する。従って、本発明の理解を容
易にするため、先ず最初に、画像データの圧縮技術に関
して簡単に説明する。
【0068】画像データ圧縮技術の国際標準として、
H.261符号化方式、カラー静止画圧縮標準として知
られるJPEG(Joint Photographic Coding Experts
Group)、蓄積メディアを主な対象としたカラー動画像
圧縮標準として知られるMPEG1(Moving Picture E
xperts Group 1)及び更に通信や放送メディアへの適用
を考慮したMPEG2等が知られ又は提案されている。
ここでは、現時点で実用化段階にある画像データの圧縮
技術として、MPEG2を例にとって簡単に説明する。
【0069】画像、特に動画像の情報量は莫大であり、
そのまま蓄積したり、通信で使用することは実用的でな
い。デジタル画像情報は、画素単位で輝度(明るさ)と
色差(色情報)との値を持っているので、これらを別々
に情報圧縮を行っている。
【0070】この情報圧縮法は、画面内(空間的)相関
を利用した情報圧縮と、画面間(時間的)相関を利用し
た情報圧縮と、これらの方法で符号化するときに符号の
出現確率の偏りを利用した情報圧縮との3つの異なる圧
縮方法を組み合わせて、利用している(ハイブリッド符
号化)。
【0071】画面内(空間的)相関を利用した情報圧縮
は、簡単に言うと、1画面内では、隣接画素間の値が近
い値を持つ(相関が高い)性質を利用している。ここ
で、絵柄が粗くゆっくり変化する画像は、空間周波数が
低く、反対に市松模様(checkers)のように絵柄が細か
く、急に変化するものを空間周波数が高いとしている。
【0072】1枚の画像は、或る正方形領域に対して変
換処理を行うと、領域内の平均的な画像(領域全体が一
様、周波数が低い)に始まり、徐々に精細さを表現する
画像(周波数がより高い)へと段階的な画像に分解する
ことが出来る。この分解操作を直交変換と呼んでいる
が、精細さが高いことを周波数が高いともいう。自然画
像は、低周波数項(平均値画像)から順に、高周波項へ
と分解した画像の重ね合わせの表現になる。
【0073】この直交変換には種々の方式があるが、D
CT(離散コサイン変換、DiscreteCosine Transform)
が最も効率が高い方式として知られている。DCTのメ
リットは、変換前にランダムに分布していた画素値(例
えば輝度)が変換後には低周波項に大きな値が集中し、
高周波項を落とす(取り除く)操作により情報圧縮が行
えることにある。
【0074】高周波項を落とすため、量子化が行われ
る。量子化とは、簡単に言えば、画素値を或る値(除
数)で割り算し、余りを丸めることを言う。
【0075】画面内(空間内)相関関係による符号化処
理では、(1)1枚の画像を、例えば8×8画素の画素ブ
ロックに分割し、(2)この画素ブロック毎に変換(DC
T演算)を行い(変換)、(3)変換後の各係数を或る除
数(量子化ステップ)で割り算し余りを丸める(量子
化)、等がある。
【0076】復号処理では、(4)VLC(Variable Leng
th Code)デコーダで各種のデータに分離し、(5)画素ブ
ロック毎に各係数に量子化ステップを掛け(逆量子
化)、(6)画素ブロック毎に逆変換(IDCT演算)を
行う(逆変換)、等がある。
【0077】次に、画面間(時間的)相関を利用した情
報圧縮は、動画は前後の画面が非常によく似ている性質
を利用している。即ち、前画面を記憶しておき、現画面
を前画面からの差分値で表すことによって、情報圧縮を
行っている。画面間(時間的)相関関係による情報圧縮
は、現画面を、前画面情報を用いて表現することにより
行う。前画面を用いる場合、現画面の或る部分が全く変
化なし(静止)の場合、変化無しとなる。現画面の或る
部分が、前画面の或る部分が移動したものである場合、
前画面の同じ絵柄を見付けその部分の移動量(動きベク
トル)を送り再生している(これを、「動き補償」とい
う。)。
【0078】符号の出現確率の偏りによる情報圧縮は、
DCT係数や動きベクトル値などに出現確率の相違があ
る性質を理由している。DCT係数や動きベクトル値の
出現確率の高い値に短い符号長を割り当て、出現確率の
低い値に長い符号長を割り当てることにより、平均情報
量を減らしている。これを、可変長符号化(符号により
長さが異なる。)又はエントロピー符号化(出現確率の
偏りを利用していること)と呼んでいる。
【0079】また、光ディスクのような蓄積メディアか
らの再生には、早送り、巻き戻し、途中からの再生・逆
転再生等のトリック・モードが必要である。このトリッ
クモードを実現するため、図3に示すようなピクチャの
集合であるGOP(Group ofpictures)構造を採用して
いる。MPEG2では符号化された画像データは、前後
の画面データを元にして作られているため、1画面だけ
では完結した情報にはならない。そのため、何枚かの画
面データを一まとまりにしたGOPを単位として、ラン
ダム・アクセスを可能にしている。即ち、各所にGOP
単位のエントリー・ポイントとしてシーケンス・ヘッダ
を用意し、ランダム・アクセスを可能にしている。
【0080】予測方法として、過去の再生画像を用いた
順方向予測と、順方向予測画像及び未来再生画像とを用
いる双方向予測とが行われる。図2に示すように、双方
向予測を実現するために、画像に、Iピクチャ、Pピク
チャ、Bピクチャの三つのタイプを規定している。
【0081】図2(a)に示すように、Iピクチャは、
Intra符号化画像(フレーム内符号化画像)である。即
ち、Iピクチャは、その情報だけから符号化された画面
で、フレーム間予測を使用せずに生成されている。GO
P内にはランダム・アクセスのために、最低1枚のIピ
クチャを必要とする。従って、Iピクチャ内の全てのマ
クロブロック・タイプはイントラ(intra、フレーム内
符号化)である。
【0082】Pピクチャは、Predictive符号化画像(フ
レーム間順方向予測符号化画像)である。即ち、Pピク
チャは、I又はPピクチャからの予測を行うことによっ
てできる画面で、一般的にPピクチャ内のマクロブロッ
ク・タイプは、イントラ・フレーム(フレーム内符号
化)と、インターフレーム(inter frame、順方向フレ
ーム間予測画面)との両方を含んでいる。
【0083】図2(b)に示すように、Bピクチャは、
Bidirectionally Predictive符号化画像(双方向予測符
号化画像)である。即ち、Bピクチャは、双方向予測に
よってできる画面であり、一般に、フレーム内予測符号
化、順方向フレーム間予測符号化、逆方向フレーム間予
測符号化(未来から予測)、及び前後両方の予測による
内挿的フレーム間予測符号化のマクロブロック・タイプ
を含んでいる。
【0084】Iピクチャは、GOPの独立性を保つため
にあるが、PピクチャとBピクチャにも画面内の小ブロ
ック単位の部分ではイントラ(intra)符号化を含むこ
とがある。画面の全てをイントラ符号化する画面がIピ
クチャであり、図2(a)に示すように、I、Pピクチ
ャは原画像と同じ順序で符号化される。しかし、図2
(b)に示すように、Bピクチャは、I、Pピクチャを
先に処理した後、再生されたI、Pピクチャを用いてそ
れらの間に挿入されるBピクチャを後で符号化してい
る。
【0085】図3は、このようにして符号化された各ピ
クチャのGOP内の画面タイプの並びを示している。こ
こでは、GOP内のピクチャ数は、N=15であり、1
枚のIピクチャと、順次符号化された3枚のPピクチャ
(図2(a)のPピクチャ画面#2〜4)と、これら
I、Pピクチャから符号化されたBピクチャ(図2
(b)のB、Pピクチャ画面#2〜)とが含まれてい
る。
【0086】(符号化方式)図4は、MPEG2の符号
化器の概要をハード的に説明する図である。符号化器
は、DCT手段105、量子化手段106、動き補償手
段107を有している。
【0087】DCT手段105では、入力画像が8×8
画素のブロックに分割され、このブロック単位で2次元
離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transfor
m)を行っている。
【0088】量子化手段106では、DCT演算で得ら
れたDCT係数をDC成分(直流)、AC成分(交流)
で独立して量子化する。量子化したDCT係数のうち、
DC係数は直前のブロックのDC係数を予測値とした差
分値を符号化し、AC成分はブロック内でジグザグ・ス
キャン等により並び替えた後に符号化する。
【0089】動き補償手段107では、画像タイプに応
じて、動き補償を行う。即ち、動画像においては、隣接
したフレーム間に大きな相関があることを利用し、予測
符号化(或る画素の信号値を過去または未来といった別
の時間の画像の信号値との差分で表すこと)を行う。実
際には,符号化しようとするフレームと、既に符号化を
終えた参照フレーム間で最も値が近くなるような空間的
変位(上述した動きベクトル)を検出する。そして、参
照フレームにおいて、上記動きベクトル分だけずらした
位置のブロックを予測値として、符号化しようとするフ
レームとの差分(予測誤差)を符号化する。図示の例の
動き補償手段107では、逆量子化及び逆DCT(ID
CT)、並びに予測メモリ1、2を用いて画面間相互関
係による圧縮を行っている。
【0090】(復号化方式)図5は、MPEG2の復号
化器の概要をハード的に説明する図である。復号化器
は、VLCデコーダ101と、逆量子化手段102と、
IDCT手段103と、動き補償手段104からなる。
【0091】各手段の機能は、上述の符号化器の各手段
の機能と反対の機能を有している。
【0092】VLCデコーダ101は、入力した圧縮画
像データを各種のデータに分離する。
【0093】逆量子化手段102は、分離されたデータ
の内、量子化DCT係数に対し、量子化処理(図4の1
06)の逆の処理、即ち画素ブロック毎に各係数に量子
化ステップを掛ける処理を行う。
【0094】IDCT(逆DCT、Inverse DCT)は、
DCT処理(図4の符号105)の逆の処理、即ち画素
ブロック毎に逆変換(逆DCT演算)を行っている。
【0095】[エンタテインメント・システムの画像デ
ータの復号処理]ビデオゲーム装置のようなエンタテイ
ンメント・システムでは、光ディスク81に圧縮画像情
報が記録されている。本実施形態では、この圧縮画像情
報をソフトウェア手段とハードウェア手段とを組み合わ
せて、効果的に復号処理を行っている。
【0096】(動き補償プログラムデータの流れ)ゲー
ム・プログラムのようなアプリケーション・プログラム
を記録した記録媒体として、光ディスク81が使用され
る。この光ディスク81には、例えばMPEGのような
画像圧縮技術(高能率符号化技術)を用いて圧縮された
画像データが記録されている。
【0097】ゲーム装置本体に装荷された光ディスク8
1の圧縮画像データは、図5に示すような復号化方式で
復号化される。この復号化方式は、上述したように、大
別して、VLCデコード処理と、逆量子化処理と、逆D
CT(IDCT)処理と、動き補償処理とからなる。こ
こで、動き補償処理は、逆量子化処理及びIDCT処理
に比較して、その技術が日進月歩している傾向にある。
従って、動き補償処理をゲーム装置本体に備えたハード
ウェア手段のみにより構成したり、固定的なROM等に
蓄積したソフトウェア手段のみにより実行することは適
当でない。むしろ、このような技術は、容易に改良でき
るソフトウェア手段により構成することが好ましい。従
って、本実施形態では、動き補償処理をソフトウェア手
段により実現するものとして、動き補償プログラムデー
タを光ディスク81の一部の領域に記録している。
【0098】図6は、ソフトウェア手段で構成された動
き補償プログラムデータが、ビデオゲーム装置の本体内
にどのように転送されるかを説明する図である。
【0099】図6に示すように、利用者が購入した光デ
ィスク81の記録領域の一部に動き補償プログラムデー
タ81pが記録されている。
【0100】第1段階で、光ディスク81に記録された
動き補償プログラムデータ81pは、エンタテインメン
ト・システムのCPU51の制御により、メモリカード
10に転送され、動き補償プログラムデータ81p′と
して記録される。
【0101】第2段階で、メモリカード10に記録され
た動き補償プログラムデータ81p′は、CPU51の
制御により、ゲーム装置本体内のメインメモリ53に転
送され、動き補償プログラムデータ81p″として記録
される。
【0102】光ディスク81に記録された圧縮画像デー
タの復号処理の際に、CPU51の制御により、この動
き補償プログラムデータ81p″は、光ディスク81に
記録された圧縮画像データの復号処理に使用される。
【0103】ここでは動き補償処理のみをソフトウェア
化している。更に、VLCデコーダ、逆量子化処理、逆
DCT処理、動き補償処理の全てをプログラム化して、
光ディスク81に記録しておくことも考えられる。しか
し、一般に、ソフトウェアの処理は、ハードウェアによ
る処理に比較して、長い時間的を要するが実状である。
【0104】そこで、本実施形態に係るエンタテインメ
ント・システムでは、技術進歩の比較的早い動き補償処
理はソフトウェア化して光ディスク81に記録してお
き、新しいタイトルのゲームプログラムでは容易に更新
された動き補償技術を提供出来るようにしている。
【0105】一方、その他の処理に関しては、ゲーム装
置本体内にハードウェア化して構成し、高い復号処理速
度を達成出来るようにしている。
【0106】このように、本実施形態では、圧縮された
画像データの復号処理手段は、エンタテインメント・シ
ステムのハードウェア手段(VLCデコーダ101、逆
量子化処理手段と逆DCT処理手段)と、光ディスク8
1の一部の領域に動き補償処理用のプログラムデータを
蓄積することにより、実現している。この動き補償プロ
グラムデータは、図6に関連して説明したように、その
後、ゲーム装置本体内のメモリカード10に読み込ま
れ、更に、メインメモリ53に読み込まれて、動き補償
処理に使用される。
【0107】ここで、光ディスク81の動き補償プログ
ラムデータを、メモリカード10に一時的に記録せず、
直接にメインメモリ53に転送して書き込むことも考え
られる。エンタテインメント・システム本体に着脱可能
なメモリカード10は、本来ゲームデータを記録(セー
ブ)し、読み出す(ロード)ことが出来るデータの記録
・消去が可能な記録デバイスである。即ち、メモリカー
ド10は、一般に、ゲームの途中データを逐次更新して
記録するために使用される。そのため、このメモリカー
ド10の空きエリアは記録・消去可能なメモリとして自
由に使用できる。そして、メモリカード10は、現在非
常に安価に市場に提供されているデバイスであり、ユー
ザは複数個用意しておくこともできる。
【0108】一方、ゲーム起動時には、種々のデータが
メインメモリ53に集中して記録され、メモリ容量の不
足が懸念されることもある。従って、光ディスク81に
記録された動き補償プログラムデータを、予め、メモリ
カード10に転送して一時的に記録しておき、必要時に
はメインメモリ53内に転送して記録することにより、
ゲーム起動時のメモリの容量不足にも余裕をもって対処
できることになる。
【0109】なお、他の実施形態として、メモリカード
10に記録された動き補償プログラムデータをメインメ
モリ53に転送せずに、CPU53が、メモリカード1
0に記録された動き補償プログラムデータ81p′を直
接読み出して動き補償処理を実行することもできる。
【0110】(復号化手段)図7は、本実施形態に係る
エンタテインメント・システムの圧縮画像の復号化手段
を示した図である。エンタテインメント・システムに設
けられた画像デコーダ64には、VLCデコーダ手段1
01と、逆量子化手段102と、IDCT手段103と
が設けられている。これらは、ハードウェアにより構成
することが好ましい。しかし、これに限定されるもので
ない。一方、動き補償プログラムは、図6に関連して説
明したようにメインメモリ53又はメモリカード10に
記録されている。
【0111】光ディスク81に記録された圧縮画像デー
タは、画像デコーダ64内のVLCデコーダ手段101
により各種のデータに分離される。
【0112】更に、その中の量子化DCT係数は、逆量
子化手段102により逆量子化され、IDCT手段10
3により逆DCT変換される。
【0113】その後、メインメモリ53に転送された動
き補償プログラム81p″により、画像タイプ(Iピク
チャ、Pピクチャ、Bピクチャ、)に応じて処理され
て、デコード画像とされる。しかし、動き補償プログラ
ムが、メインメモリ53に転送されずにメモリカード1
0内にあるときは、これを利用して動き補償処理が行わ
れる。また、後述する別の実施形態では、動き補償プロ
グラムが、メインメモリ53に転送されずにフラッシュ
メモリ55内にあるときは、これを利用して動き補償処
理が行われる。
【0114】このデコード画像は、GPU62を介して
ビデオ出力となり、表示装置(図示せず。)により表示
される。ここで、画像デコーダ64内にVLCデコーダ
101,逆量子化102及びIDCT103を設け、記
憶手段(メインメモリ53,メモリカード10又はフラ
ッシュメモリ55)内に動き補償プログラム81p″を
記録するという区分けは、限定的なものではない。所望
により、画像デコーダ64内にVLCデコーダ101を
設け、記憶手段(メインメモリ53,メモリカード10
又はフラッシュメモリ55)内に逆量子化プログラム1
02及び動き補償プログラム81p″を記録するような
その他の区分けを採用してよい。
【0115】[エンタテインメント・システムの処理フ
ロー]次に、上述した復号処理の典型例を、フローチャ
ートを用いて説明する。但し、これに限定されるもので
はないことを承知されたい。
【0116】(メインルーチン)図8は、復号処理をフ
ローチャートのメインルーチンであり、ここでは、ゲー
ムソフトを記録した記録媒体が、いかなる種類の記録媒
体かを特定する手順が明示されている。本実施形態のエ
ンタテインメント・システムでは、現在のところ、CD
−DA(compact disc-digital audio)、PLAY STATION
(登録商標)用CD−ROM、Play Station 2(新規開
発中のエンタテインメント・システム)用CD−RO
M、Play Station 2用DVD−ROM、Play Station 2
用DVD−VIDEO等の再生が可能となっている。勿
論、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0117】図示のステップ01において、ディスク・
ドライブに装荷された光ディスクからディスク情報が読
み取られる。
【0118】ステップ02で、この光ディスクがCD−
DAか否かが判定される。この光ディスクがCD−DA
であれば、ステップ03のCD−DA再生ルーチンに進
む。CD−DAは、オーディオ情報のみであるため、原
則的に本実施形態で説明する圧縮画像の再生には直接関
係がない。
【0119】光ディスクがCD−DAでなければ、ステ
ップ04に進み、PLAY STATION用ゲームが記録されたC
D−ROMか否かが判定される。この光ディスクがPLAY
STATION用CD−ROMであれば、ステップ05のPLAY
STATION用CD−ROMゲーム・ルーチンに進む。
【0120】光ディスクがPLAY STATION用CD−ROM
でなければ、ステップ06に進み、Play Station 2用ゲ
ームが記録されたCD−ROMか否かが判定される。こ
の光ディスクがPlay Station 2用CD−ROMであれ
ば、ステップ07のPlay Station 2用CD−ROMゲー
ム・ルーチンに進む。
【0121】光ディスクがPlay Station 2用CD−RO
Mでなければ、ステップ08に進み、Play Station 2用
ゲームが記録されたDVD−ROMか否かを判定する。
この光ディスクがPlay Station 2用DVD−ROMであ
れば、ステップ09のPlay Station 2用DVD−ROM
ゲーム・ルーチンに進む。
【0122】光ディスクがPlay Station 2用DVD−R
OMでなければ、ステップ10に進み、映画等の一般の
ビデオ情報が記録されたDVD−VIDEOか否かが判
定される。この光ディスクがDVD−VIDEOであれ
ば、ステップ11のDVD−VIDEO再生ルーチンに
進む。
【0123】光ディスクがPlay Station 2用DVD−V
IDEOでなければ、ステップ12で表示装置に、例え
ば「この光ディスクは、このエンタテインメント・シス
テムでは再生できません。」の様なエラーメッセージが
表示される。ここで、圧縮画像が記録されている記録媒
体は、CD−DAを除く、PLAY STATION用CD−RO
M、Play Station 2用CD−ROM、Play Station 2用
DVD−ROM、DVD−VIDEOの4種類である。
従って、PLAY STATION 用ゲームルーチン(S05)、P
lay Station 2用CD−ROMゲームルーチン(S0
7)、Play Station2用DVD−ROM(S09)、及
びDVD−VIDEO再生ルーチン(S11)の4つ再
生処理において、次に説明する圧縮画像の再生処理が行
われる。
【0124】(メモリカードへの書き込みルーチン)図
9は、この復号処理における、光ディスク81に記録さ
れた動き補償プログラムをメモリカード10に転送して
書き込む処理を説明するフロ−である。
【0125】ステップ20で、メモリカード10がエン
タテインメント・システム本体に挿入されているか否か
が判定される。メモリカード10が挿入されていないと
きは、この判定を繰り返す。
【0126】メモリカード10が挿入されているとき
は、ステップ21で、既にメモリカード10に動き補償
プログラムが記録されているか否かが判定される。動き
補償プログラムが既に記録されていれば、ステップ26
に進み、光ディスクに記録された圧縮画像のプログラム
再生ルーチンに進む。このビデオプログラム再生ルーチ
ンは、圧縮画像が記録されている記録媒体、即ちCD−
DAを除く、PLAY STATION用CD−ROM、Play Stati
on 2用CD−ROM、Play Station 2用DVD−RO
M、DVD−VIDEOの4種類が対象となる。勿論、
今後の改良で他の記録媒体を含むことを排除するもので
はない。
【0127】動き補償プログラムが未だ記録されていな
ければ、ステップ22で、光ディスク81をエンタテイ
ンメント・システムに装荷(ローディング)するように
指示される。この指示は、例えば、表示装置(図示せ
ず。)を介して利用者に知らされる。
【0128】ステップ23で、光ディスク81がエンタ
テインメント・システム本体に装荷されたか否かが判定
される。光ディスク81が未だ装荷されていないとき、
ステップ22の装荷指示が継続される。
【0129】光ディスク81が既にエンタテインメント
・システム本体に装荷されていれば、ステップ24で、
CPU51の制御のもと、光ディスク81に記録されて
いる動き補償プログラムデータがメモリカード10に転
送されて書き込まれる。
【0130】次に、ステップ25で、メモリカード10
への動き補償プログラムデータの書き込みが終了したか
否かが判定される。未だ終了していないときは、ステッ
プ24の書き込みが継続される。
【0131】メモリカード10への動き補償プログラム
データの書き込みが終了したら、ステップ26に進み、
光ディスク81に記録された圧縮画像データの再生ルー
チン処理が行われる。
【0132】(圧縮画像データの再生処理ルーチン)図
10は、光ディスク81に記録された圧縮画像を再生処
理(図9のステップ26)のフローを示した図である。
【0133】ステップ30で、光ディスク81のディス
ク情報にプログラムデータの再生処理の指示があるか否
かが判定される。再生処理の指示がないとき、この判定
が繰り返される。
【0134】プログラムデータの再生処理の指示がある
と、ステップ31で、メモリカード10に書き込まれて
いる動き補償プログラムデータが、メインメモリ53に
転送され書き込まれる(ロード)。ステップ32で、こ
のロードが終了したか否かが判定される。未だ終了して
いないときは、ステップ31のメインメモリ53へのロ
ードが継続される。
【0135】動き補償プログラムの全てがメモリカード
10からメインメモリ53へロードされたら、ステップ
33で、光ディスク81に記録された圧縮画像データの
再生処理が開始される。具体的には、画像デコーダ64
における、VLCデコード処理、逆量子化処理、及び逆
DCT処理が逐次的に行われる。
【0136】ステップ34で、画像デコーダ64でこれ
らの処理が終わった画像データを、画像デコーダ64か
らメインメモリ53が逐次的に受け付けを開始する。
【0137】ステップ35で、画像データが1GOP分
だけメインメモリ53に書き込まれたか否かが判定され
る。未だ1GOP分に達していなければ、ステップ34
の画像データの受付を継続する。
【0138】画像データが1GOP分メインメモリ53
に書き込まれたら、既にメインメモリ内にロードされて
いる動き補償プログラムを用いて、動き補償処理が行わ
れる(ステップ36)。動き補償処理がされた画像デー
タは、GPU62に送られて必要な処理が施され(ステ
ップ37)、その後、表示装置(図示せず。)で表示さ
れる。
【0139】ステップ38で、光ディスクの画像データ
を構成する全てのGOPの処理が終了したか否か、即ち
全ての圧縮画像データの復号処理が終了したか否かが判
定される。未だ終了していないときは、次の1GOP分
の画像データに対して、ステップ34〜ステップ37の
処理が繰り返される。
【0140】圧縮画像データの処理が全て終了したとき
は、この圧縮画像の再生処理(図9のステップ26)の
ルーチンは終了し、図9のメモリカードへの書き込みル
ーチン(図9のステップ24)へ復帰(RETURN)し、終
了する。
【0141】(フラッシュメモリへの書き込みルーチ
ン)なお、上述した発明の実施の形態では、通信制御部
90にメモリカード10を装着した例について説明した
が、このメモリカード10に代えて、前記制御系50に
少なくとも一回の書き込み可能なROM(例えば、図1
の符号55参照)を設け、このROMを介して上記動き
補償プログラムデータを該電子装置のメモリに記憶する
こともできる。
【0142】このようなROMとしては、フラッシュメ
モリ(Flash Memory)やEEPROM(Electrically Er
asable Programmable Read Only Memory)を採用できる。
上記EEPROMは何度でも再書き込みが可能なROM
で、再書き込みに際し、既に書き込まれている内容を消
去する場合に1バイトずつ電気的に消去していくもので
ある。また、上記フラッシュメモリは、EEPROMと
同様、何度でも再書き込みが可能なROMで、再書き込
みに際し、既に書き込まれている内容を消去する場合に
一括若しくはブロック単位で電気的に消去していくもの
である。この発明に係る構造の場合、上記フラッシュメ
モリを好ましく採用できる。
【0143】尚、少なくとも一回の書き込み可能なRO
Mとしては、上記EEPROMやフラッシュメモリの他
に、一度だけの書き込み可能なPROM(Programmable
ROM)や何度でも再書き込み可能で、書き込まれたデータ
を紫外線によって消去するEPROMが知られている。
これら一度だけの書き込み可能なPROMやEPROM
を採択する場合には、エンタテインメント・システム本
体にソケット等を設け、これらの半導体素子を挿抜自在
な構造にすることが好ましい。
【0144】以下、上記フラッシュメモリ(図1に符号
55で示す。)を採用した場合における書き込みルーチ
ン並びに再生処理ルーチンについて、図11を参照しつ
つ簡単に説明する。なお、フラッシュメモリ55を用い
た際の、復号処理における、光ディスク81に記録され
た動き補償プログラムをフラッシュメモリ55に転送し
て書き込む処理は、前記図9に示した、光ディスク81
に記録された動き補償プログラムをメモリカード10に
転送して書き込む処理を説明するフローとほぼ同様であ
る。
【0145】上記CPU51は、上記エンタテインメン
ト・システムの起動時等にこのエンタテインメント・シ
ステム本体にフラッシュメモリ55が装着されているか
否かを判定している。フラッシュメモリ55が装着され
ていると判断されている場合は、先ずステップ41にお
いて、このフラッシュメモリ55に既に動き補償プログ
ラムが記録されているか否かが判定される。このステッ
プ41は、前記図9におけるステップ21に相当する。
動き補償プログラムが上記フラッシュメモリ55に既に
記録されていれば、前記図9のステップ26に相当する
ステップ46に進む。すなわち、光ディスクに記録され
た圧縮画像のプログラム再生ルーチンに進む。
【0146】動き補償プログラムが未だ記録されていな
ければ、ステップ42に進み、光ディスク81をエンタ
テインメント・システムに装荷(ローディング)するよ
うに指示される。
【0147】次いで、ステップ43で、光ディスク81
がエンタテインメント・システム本体に装荷されたか否
かが判定される。光ディスク81が未だ装荷されていな
いとき、ステップ42の装荷指示が継続される。
【0148】光ディスク81がエンタテインメント・シ
ステム本体に装荷されていると判断されると、ステップ
44で、CPU51の制御のもと、光ディスク81に記
録されている動き補償プログラムデータがフラッシュメ
モリ55に転送されて書き込まれる。
【0149】次に、ステップ45で、フラッシュメモリ
55への動き補償プログラムデータの書き込みが終了し
たか否かが判定される。未だ終了していないときは、ス
テップ44の書き込みが継続される。
【0150】フラッシュメモリ55への動き補償プログ
ラムデータの書き込みが終了したならば、ステップ46
に進み、前記図10に示すような、光ディスク81に記
録された圧縮画像データの再生ルーチン処理が行われ
る。以下、この場合における再生ルーチンについて、図
12を参照しつつ簡単に説明する。
【0151】(圧縮画像データの再生処理ルーチン)先
ず、光ディスク81のディスク情報にプログラムデータ
の再生処理の指示があるか否かが判定され(ステップ5
0)、再生処理の指示がないければ、この判定が繰り返
される。一方、再生処理の指示があれば、ステップ51
で、フラッシュメモリ55に書き込まれている動き補償
プログラムデータが、メインメモリ53に転送され書き
込まれる(ロード)。そして、ステップ52で、このロ
ードが終了したか否かが判定される。このロードが未だ
終了していないときは、ステップ51に戻り、メインメ
モリ53へのロードが継続される。
【0152】動き補償プログラムの全てがフラッシュメ
モリ55からメインメモリ53へロードされたならば、
ステップ53で、光ディスク81に記録された圧縮画像
データの再生処理が開始される。すなわち、前記図10
においても説明したように、画像デコーダ64におけ
る、VLCデコード処理、逆量子化処理、及び逆DCT
処理が逐次的に行われる。
【0153】ステップ54で、画像デコーダ64でこれ
らの処理が終わった画像データを、画像デコーダ64か
らメインメモリ53が逐次的に受け付けを開始する。
【0154】ステップ55で、画像データが1GOP分
だけメインメモリ53に書き込まれたか否かが判定され
る。未だ1GOP分に達していなければ、ステップ54
の画像データの受付を継続する。
【0155】画像データが1GOP分メインメモリ53
に書き込まれたら、既にメインメモリ内にロードされて
いる動き補償プログラムを用いて、動き補償処理が行わ
れる(ステップ56)。動き補償処理がされた画像デー
タは、GPU62に送られて必要な処理が施され(ステ
ップ57)、その後、表示装置(図示せず。)で表示さ
れる。
【0156】最後に、ステップ58で、光ディスクの画
像データを構成する全てのGOPの処理が終了したか否
か、即ち全ての圧縮画像データの復号処理が終了したか
否かが判定される。未だ終了していないときは、次の1
GOP分の画像データに対して、ステップ54〜ステッ
プ57の処理が繰り返される。
【0157】圧縮画像データの処理が全て終了したとき
は、この圧縮画像の再生処理(図11のステップ46)
のルーチンは終了し、図11のフラッシュメモリ55へ
の書き込みルーチン(図11のステップ44)へ復帰
(RETURN)し、終了する。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、それぞれ新規である、
圧縮画像データを復号処理する方法及び電子装置、並び
に補助記録装置を提供することができる。
【0159】更に本発明によれば、記録メディアに記録
された圧縮情報の符号化において、更新・改良に対処可
能であり、且つリアルタイム性をも考慮した圧縮データ
を復号処理する方法及び電子装置、並びに補助記録装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、エンタテインメント・システムの典型
例である、ビデオゲーム装置の全体回路ブロックを示す
図である。
【図2】図2は、MPEGにおけるI、B、Pピクチャ
の符号化順序を説明する図である。
【図3】図3は、MPEGにおける1GOPを構成する
I、B、Pピクチャを説明する図である。
【図4】図4は、画像圧縮技術の典型例であるMPEG
2における符号化(圧縮)方式を簡単に説明する図であ
る。
【図5】図5は、画像圧縮技術の典型例であるMPEG
2における伸張(復号化)方式を簡単に説明する図であ
る。
【図6】図6は、復号(伸張)処理の一部である動き補
償のプログラムデータを、転送する様子を説明する図で
ある。
【図7】図7は、図4で説明した圧縮画像の伸張(復号
化)処理を行う画像デコーダと動き補償プログラムとを
説明する図である。
【図8】図8は、圧縮画像を伸張(復号化)処理するフ
ローのメインルーチンである。
【図9】図9は、圧縮画像を伸張(復号化)処理するフ
ローの動き補償プログラムをメモリカードに記録するサ
ブルーチンである。
【図10】図10は、上記図9に示すサブルーチンを実
施した場合における、圧縮画像を伸張(復号化)処理す
るフローの実際の復号処理サブルーチンである。
【図11】図11は、圧縮画像を伸張(復号化)処理す
るフローの動き補償プログラムをフラッシュメモリに記
録するサブルーチンである。
【図12】図12は、上記図11に示すサブルーチンを
実施した場合における、圧縮画像を伸張(復号化)処理
するフローの実際の復号処理サブルーチンである。
【符号の説明】
10: メモリカード(補助記録装置)、55:フラッ
シュメモリ、 62:GPU、 64:画像デコーダ、
81:光ディスク、 81p、81p′、81p″:
動き補償プログラムデータ、 102:VLCデコー
ダ、 102:逆量子化手段、 103:逆DCT手
段、 105:DCT手段、 106;量子化手段、
107:VLCエンコーダ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA02 CC11 DD06 EE03 EE08 5C053 FA23 FA24 FA27 GB06 GB08 GB19 GB22 GB34 GB36 GB37 GB38 KA05 LA06 5C078 BA21 BA57 CA00 CA31 DA02 DA12

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録された圧縮画像データ
    を復号処理する方法において、 前記光ディスクに、前記圧縮画像データ以外に、予め、
    一部の復号処理を実行し得るプログラムデータを記録し
    ておき、 前記光ディスクを電子装置に装荷した際に、前記一部の
    復号処理を実行し得るプログラムデータを該電子装置の
    メモリに記録し、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、該電子装置内に構成された復号処理手段
    を使用して該圧縮画像データを部分的に復号処理し、 部分的に復号処理された前記圧縮画像データを、前記電
    子装置のメモリに記録された一部の復号処理を実行し得
    るプログラムデータにより復号処理する、諸段階を含
    む、圧縮画像データを復号処理する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧縮画像データを復号
    処理する方法において、前記光ディスクを電子装置に装
    荷した際に、前記一部の復号処理を実行し得るプログラ
    ムデータを、該電子装置のメモリに記録する段階は、 前記プログラムデータを該電子装置に着脱自在の補助記
    録デバイスであるメモリカードに記録することよりな
    る、圧縮画像データを復号処理する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の圧縮画像データを復号
    処理する方法において、前記光ディスクを電子装置に装
    荷した際に、前記一部の復号処理を実行し得るプログラ
    ムデータを該電子装置のメモリに記録する段階は、 前記プログラムデータを、該電子装置に着脱自在の補助
    記録デバイスであるメモリカードに一時的に記録し、 その後、前記メモリカードに記録された前記プログラム
    データを、前記電子装置内のメインメモリに記録する段
    階を有する、圧縮画像データを復号処理する方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の圧縮画像データを復号
    処理する方法において、前記光ディスクを電子装置に装
    荷した際に、前記一部の復号処理を実行し得るプログラ
    ムデータを該電子装置のメモリに記録する段階は、 前記プログラムデータを、該電子装置に設けられた少な
    くとも一回の書き込み可能なROMにロードして記録す
    ることよりなる、圧縮画像データを復号処理する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の圧縮画像データを復号
    処理する方法において、前記光ディスクを電子装置に装
    荷した際に、前記一部の復号処理を実行し得るプログラ
    ムデータを該電子装置のメモリに記録する段階は、前記
    プログラムデータを、該電子装置に設けられた少なくと
    も一回の書き込み可能なROMにロードして一時的に記
    録し、 その後、前記少なくとも一回の書き込み可能なROMに
    記録された前記プログラムデータを、前記電子装置内の
    メインメモリに記録する段階を有する、圧縮画像データ
    を復号処理する方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5のいずれか一項に記載の
    圧縮画像データを復号処理する方法において、前記少な
    くとも一回の書き込み可能なROMは、フラッシュメモ
    リである、圧縮画像データを復号処理する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧
    縮画像データを復号処理する方法において、 前記光ディスクは、CD−ROM、DVD−ROM、D
    VD−VIDEOのいずれかである、圧縮画像データを
    復号処理する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧
    縮画像データを復号処理する方法において、 前記電子装置は、エンタテインメント・システムであ
    る、圧縮画像データを復号処理する方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧
    縮画像データを復号処理する方法において、 前記電子装置はゲーム装置であり、 前記圧縮画像データはゲームプログラムである、圧縮画
    像データを復号処理する方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    圧縮画像データを復号処理する方法において、 前記圧縮画像データは、動画像圧縮国際標準であるMP
    EG方式により画像圧縮されている、圧縮画像データを
    復号処理する方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    圧縮画像データを復号処理する方法において、 前記光ディスクに予め記録された、一部の復号処理を実
    行し得るプログラムデータは、動き補償プログラムデー
    タである、圧縮画像データを復号処理する方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    圧縮画像データを復号処理する方法において、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、該電子装置内に構成された復号処理手段
    を使用して該圧縮画像データを部分的に復号処理する段
    階は、該電子装置内の画像デコード手段に設けられたV
    LCデコード手段、逆量子化手段、及びIDCT手段に
    より実行される復号処理である、圧縮画像データを復号
    処理する方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の圧縮画像データを
    復号処理する方法において、 前記VLCデコード手段、逆量子化手段、及びIDCT
    手段は、ハードウェア手段により構成されている、圧縮
    画像データを復号処理する方法。
  14. 【請求項14】 光ディスクに記録された圧縮画像デー
    タを復号処理する電子装置において、前記光ディスク
    は、前記圧縮画像データ以外に、予め、一部の復号処理
    を実行し得るプログラムデータが記録された光ディスク
    であり、前記電子装置は、少なくとも、前記光ディスク
    から前記圧縮画像データを前記電子装置内に読み込み、
    該圧縮画像データを部分的に復号処理する画像デコード
    手段と、 前記光ディスクを電子装置に装荷した際に、一部の復号
    処理を実行し得るプログラムデータを読み込んで記録す
    るメモリ手段とを備え、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮
    画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処
    理された前記圧縮画像データを、前記電子装置のメモリ
    手段に記録された前記プログラムデータにより復号処理
    することを特徴とする、電子装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の電子装置におい
    て、更に、 前記電子装置に着脱自在な補助記録デバイスであるメモ
    リカードを備え、 光ディスクに記録された一部の復号処理を実行し得るプ
    ログラムデータを、前記メモリカードに読み込んで記録
    し、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮
    画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処
    理された前記圧縮画像データを、前記メモリカードに記
    録された前記プログラムデータにより復号処理すること
    を特徴とする、電子装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の電子装置におい
    て、更に、 前記電子装置に着脱自在な補助記録デバイスであるメモ
    リカードを備え、 光ディスクに記録された一部の復号処理を実行し得るプ
    ログラムデータを、前記メモリカードに読み込んで一時
    的に記録し、更に、該メモリカードに記録された該プロ
    グラムデータを電子装置内のメインメモリに読み込んで
    記録し、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮
    画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処
    理された前記圧縮画像データを、前記メインメモリに記
    録された前記プログラムデータにより復号処理すること
    を特徴とする、電子装置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の電子装置におい
    て、更に、 前記電子装置に少なくとも一回の書き込み可能なROM
    を設け、 光ディスクに記録された一部の復号処理を実行し得るプ
    ログラムデータを、前記少なくとも一回の書き込み可能
    なROMに読み込んで記録し、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮
    画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処
    理された前記圧縮画像データを、前記少なくとも一回の
    書き込み可能なROMに記録された前記プログラムデー
    タにより復号処理することを特徴とする、電子装置。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の電子装置におい
    て、更に、 前記電子装置に少なくとも一回の書き込み可能なROM
    を設け、 光ディスクに記録された一部の復号処理を実行し得るプ
    ログラムデータを、前記少なくとも一回の書き込み可能
    なROMに読み込んで一時的に記録し、更に、該少なく
    とも一回の書き込み可能なROMに記録された該プログ
    ラムデータを電子装置内のメインメモリに読み込んで記
    録し、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、前記画像デコード手段を使用して該圧縮
    画像データを部分的に復号処理し、更に部分的に復号処
    理された前記圧縮画像データを、前記メインメモリに記
    録された前記プログラムデータにより復号処理すること
    を特徴とする、電子装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載の電子装置
    において、 前記少なくとも一回の書き込み可能なROMは、フラッ
    シュメモリである、電子装置。
  20. 【請求項20】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記光ディスクは、CD−ROM、DVD−ROM、D
    VD−VIDEOのいずれかである、電子装置。
  21. 【請求項21】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記電子装置は、エンタテインメント・システムであ
    る、電子装置。
  22. 【請求項22】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記電子装置はゲーム装置であり、 前記圧縮画像データはゲームプログラムである、電子装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記圧縮画像データは、動画像圧縮国際標準であるMP
    EG方式により画像圧縮されている、電子装置。
  24. 【請求項24】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記光ディスクに予め記録された一部の復号処理を実行
    し得るプログラムデータは、動き補償プログラムデータ
    である、電子装置。
  25. 【請求項25】 請求項14〜18のいずれか一項に記
    載の電子装置において、 前記光ディスクから前記圧縮画像データを前記電子装置
    内に読み込み、該圧縮画像データを部分的に復号処理す
    る画像デコード手段は、VLCデコード手段、逆量子化
    手段、及びIDCT手段から成る、電子装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の電子装置におい
    て、 前記VLCデコード手段、逆量子化手段、及びIDCT
    手段は、ハードウェア手段により構成されている、電子
    装置。
  27. 【請求項27】 エンタテインメント・システムを構成
    する機器に着脱自在な補助記録装置であって、 この補助記録装置は、エンタテインメント・システムに
    装荷された光ディスクに記録されたプログラムデータを
    一時的に読み込み、 その後、前記プログラムデータをエンタテインメント・
    システムのメインメモリに書き込み、 前記メインメモリに書き込まれたプログラムデータは、
    前記光ディスクから読み込んだデータに対して、前記エ
    ンタテインメント・システムに設けられた手段と協同し
    て、所定の機能を達成する、補助記録装置。
  28. 【請求項28】 エンタテインメント・システムを構成
    する機器に着脱自在な補助記録装置であって、 この補助記録装置は、エンタテインメント・システムに
    装荷された光ディスクに記録されたプログラムデータを
    読み込んで記録し、 前記補助記録装置に書き込まれたプログラムデータは、
    前記光ディスクから読み込んだデータに対して、前記エ
    ンタテインメント・システムに設けられた手段と協同し
    て、所定の機能を達成する、補助記録装置。
  29. 【請求項29】 請求項27又は28に記載の補助記録
    装置において、 前記光ディスクから読み込んだデータは、圧縮画像デー
    タであり、 前記所定の機能は、前記圧縮画像データに対する復号処
    理である、補助記録装置。
  30. 【請求項30】 請求項27又は28に記載の補助記録
    装置において、 前記エンタテインメント・システムに設けられた手段
    は、ハードウェア手段で構成されている、補助記録装
    置。
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