JP2001148752A - ファクシミリ装置及びそのプログラム書換方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びそのプログラム書換方法

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JP2001148752A
JP2001148752A JP33017099A JP33017099A JP2001148752A JP 2001148752 A JP2001148752 A JP 2001148752A JP 33017099 A JP33017099 A JP 33017099A JP 33017099 A JP33017099 A JP 33017099A JP 2001148752 A JP2001148752 A JP 2001148752A
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Japan
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program
memory
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JP33017099A
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Nobuhiro Mogi
伸宏 茂木
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムの書き換えを行う際、新しい
プログラムを一時的に格納するF−ROMの記憶容量を
大きくすることなく、プログラムの書き換えを行うこ
と。 【解決手段】 通信回線から分割されたプログラムを受
信し、その分割されたプログラムをF−ROM104に
一時的に格納する一方、装置本体を制御するプログラム
からF−ROM103に格納されたプログラムを書き換
えるためのプログラムをSRAM105にコピーして格
納し、そのプログラムにしたがって、F−ROM103
に格納されたプログラムをF−ROM104に格納され
た、分割されたプログラムに書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリに格納され
たプログラムを書き換え可能なファクシミリ装置及びそ
のプログラムの書換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部のファクシミリ装置や外部の
パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)から
電話回線を通じて受信したプログラムに、装置内部のプ
ログラムを書き換えるファクシミリ装置が知られてい
る。このようなファクシミリ装置は、例えば、特開平6
−314202号公報に提案されている。
【0003】このようなファクシミリ装置は、プログラ
ムの書き換えを行う場合、装置内部に用意した2つの書
き換え可能な記録媒体(例えば、フラッシュメモリ(以
下、「F−ROM」という))のうち、一方にファクシ
ミリ装置を制御している現在のプログラムを格納し、他
方に外部のファクシミリ装置等から電話回線を通じて受
信した新しいプログラムを格納する。このように、一方
に現在のプログラム、他方に新しいプログラムを格納す
ることにより、現在実行しているプログラムを書き換え
ることができないというハード上の制限を回避すると共
にプログラムの書き換え時の安全を確保している。
【0004】また、ファクシミリ装置は、書き換え可能
な記録媒体(例えば、SRAM)を用意し、プログラム
の書き換え時にこのSRAMに、現在のプログラムの中
にある書き換えプログラムを書き込む。そして、この書
き換えプログラムを実行することにより、装置内部のプ
ログラムを、現在のプログラムから新しいプログラムに
書き換えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置においては、外部のファクシミリ装置
等から受信した、新しいプログラムを一時的にF−RO
Mに格納する。このため、ファクシミリ装置は、新しい
プログラムを一時的に格納するものであるにも関わら
ず、現在のプログラムを格納しているF−ROMと同等
の記憶容量を有するF−ROMを用意しなければ、プロ
グラムの書き換えを行うことができないという問題があ
る。また、プログラムの書き換えに記憶容量の大きなF
−ROMを必要とするため、このF−ROMにかかるコ
ストを下げることができず、装置の低価格化を図ること
ができないという問題も発生する。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、プログラムの書き換えを行う際、新しいプログ
ラムを一時的に格納するメモリ(F−ROM)の記憶容
量を大きくすることなく、プログラムの書き換えを行う
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信回線から
分割されたプログラムを順次受信する一方、この分割さ
れたプログラムを受信する都度、装置本体を制御してい
るプログラムを、この分割されたプログラムに書き換え
るようにしたものである。
【0008】これにより、装置本体を制御しているプロ
グラムを書き換えるための新しいプログラムを分割して
受信し、この分割されたプログラムを受信する都度、装
置本体を制御しているプログラムを書き換える。このた
め、この分割された新しいプログラムを一時的に格納す
るメモリの記憶容量を大きくすることなく、装置本体を
制御しているプログラムを新しいプログラムに書き換え
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るファク
シミリ装置は、通信回線から分割されたプログラムを順
次受信する一方、当該分割されたプログラムを受信する
都度、装置本体を制御しているプログラムを受信した当
該分割されたプログラムに書き換える構成を採る。
【0010】この構成によれば、装置本体を制御してい
るプログラムを書き換えるための新しいプログラムを分
割し、この分割されたプログラムを受信する都度、装置
本体を制御しているプログラムを書き換える。このた
め、この分割された新しいプログラムを一時的に格納す
るメモリの記憶容量を大きくすることなく、装置本体を
制御しているプログラムを新しいプログラムに書き換え
ることができる。
【0011】本発明の第2の態様に係るファクシミリ装
置は、装置本体を制御するプログラムを格納する第1メ
モリと、通信回線から受信した新しいプログラムを一時
的に格納する第2メモリと、前記第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるためのプログラムを格納する
第3メモリと、前記通信回線から分割されたプログラム
を受信したならば、その都度、前記第3メモリに格納さ
れたプログラムにしたがって、前記第1メモリに格納さ
れたプログラムを前記第2メモリに格納された、前記分
割されたプログラムに書き換える処理を実行する制御部
と、を具備する構成を採る。
【0012】この構成によれば、第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるための新しいプログラムが分
割されて一時的に第2メモリに格納されるので、第2メ
モリに格納されるデータ容量を縮小することができる。
したがって、第2メモリの記憶容量を大きくすることな
く、第1メモリに格納されたプログラムを新しいプログ
ラムに書き換えることができる。また、第2メモリの記
憶容量を小さくすることができるので、第2メモリにか
かるコストを下げることができ、ひいては、装置の低価
格化を図ることができる。
【0013】本発明の第3の態様に係るファクシミリ装
置は、第2の態様において、前記第3メモリは、少なく
とも前記第1メモリに格納されたプログラムを書き換え
るためのプログラム及び前記通信回線との通信を制御す
るためのプログラムを格納する構成を採る。
【0014】この構成によれば、第3メモリに第1メモ
リに格納されたプログラムを書き換えるためのプログラ
ムのみならず、通信回線との通信を制御するためのプロ
グラムが格納されているので、通信不良等によって、分
割されたプログラムを全て受信することができなかった
としても、この第3メモリに格納されたプログラムを用
いることにより、プログラムの書き換えが途中で停止す
るのを防止することができる。
【0015】本発明の第4の態様に係るファクシミリ装
置は、第3の態様において、前記第3メモリは、前記第
1メモリに格納されたプログラムを書き換えるためのプ
ログラム及び前記通信回線との通信を制御するためのプ
ログラムを、前記装置本体を制御するプログラムからコ
ピーして格納する構成を採る。
【0016】この構成によれば、第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるためのプログラム及び前記通
信回線との通信を制御するためのプログラムが装置本体
を制御するプログラムからコピーされるので、別途これ
らのプログラムを格納する記憶媒体を設ける必要がなく
なる。
【0017】本発明の第5の態様に係るファクシミリ装
置は、第2から第4のいずれかの態様において、前記通
信回線から分割された最初のプログラムとして、前記第
1メモリに格納されたプログラムを書き換えるためのプ
ログラム及び前記通信回線との通信を制御するためのプ
ログラムを受信し、前記通信回線から分割された全ての
プログラムを受信できなかったならば、前記制御部は、
前記分割された最初のプログラムにしたがって、前記第
1メモリに格納されたプログラムを書き換える処理を実
行する構成を採る。
【0018】この構成によれば、通信回線から分割され
た全てのプログラムを受信できない場合、制御部は、実
行するプログラムを第3メモリに格納されたプログラム
から、分割された最初のプログラムに移す。これによ
り、第1メモリに格納されたプログラムを書き換えるこ
とができるので、通信不良等によって、分割されたプロ
グラムを全て受信することができなかったとしても、プ
ログラムの書き換えが途中で停止するのを防止すること
ができる。
【0019】また、分割された最初のプログラムに通信
回線との通信を制御するプログラムが含まれるので、第
3メモリに格納するプログラムから通信回線との通信を
制御するプログラムを除くことができるので、第3メモ
リの記憶容量を小さくすることができる。このため、第
3メモリにかかるコストを下げることができ、ひいて
は、装置の低価格化を図ることができる。
【0020】本発明の第6の態様に係るファクシミリ装
置は、第2から第4のいずれかの態様において、前記通
信回線から分割された最後のプログラムとして、前記通
信回線との通信を制御するためのプログラムを受信する
ファクシミリ装置において、前記通信回線から分割され
た最後のプログラムを受信できなかったならば、前記制
御部は、前記第1メモリに格納された書き換え前の前記
通信回線との通信を制御するためのプログラムにしたが
って、前記通信回線との通信を制御して前記第1メモリ
に格納されたプログラムを書き換える処理を実行する構
成を採る。
【0021】この構成によれば、通信回線から分割され
た最後のプログラムを受信できなかった場合、第1メモ
リに格納された書き換え前の通信回線との通信を制御す
るためのプログラムにしたがって、通信回線との通信を
制御して第1メモリに格納されたプログラムが書き換え
られる。このため、通信制御プログラムが通信を制御す
る場合に用いるパラメータを取得することができない場
合に発生し得る、通信を制御できないという事態を回避
することができる。この結果、通信制御プログラムが通
信を制御することができないという事態が防止されるの
で、引き続きプログラムの書き換えを行うことができ
る。
【0022】本発明の第7の態様に係るファクシミリ装
置は、第5又は第6の態様において、前記制御部は、前
記第1メモリに格納されたプログラムを書き換える処理
を実行する際、前記分割されたプログラムを前記第1メ
モリに格納する度に前記分割されたプログラムの各部分
の書き換え完了を示すフラグを前記第1メモリに立てる
一方、前記分割された全てのプログラムを受信したか判
断する際、前記フラグの有無を判断することにより前記
分割された全てのプログラムを受信したか判断する構成
を採る。
【0023】この構成によれば、第1メモリに格納され
たプログラムを書き換える処理を実行する際、分割され
たプログラムの各部分の書き換え完了を示すフラグの有
無を判断することによって、分割された全てのプログラ
ムを受信したか判断することができるので、制御部が誤
った処理を選択するのを防止することができる。
【0024】本発明の第8の態様に係るファクシミリ装
置のプログラム書換方法は、通信回線から分割されたプ
ログラムを順次受信する一方、当該分割されたプログラ
ムを受信する都度、装置本体を制御しているプログラム
を受信した当該分割されたプログラムに書き換えるよう
にした。
【0025】この方法によれば、装置本体を制御してい
るプログラムを書き換えるための新しいプログラムを分
割し、この分割されたプログラムを受信する都度、装置
本体を制御しているプログラムを書き換える。このた
め、この分割された新しいプログラムを一時的に格納す
るメモリの記憶容量を大きくすることなく、装置本体を
制御しているプログラムを新しいプログラムに書き換え
ることができる。
【0026】本発明の第9の態様に係るファクシミリ装
置のプログラム書換方法は、通信回線から分割されたプ
ログラムを受信し、当該分割されたプログラムを第2メ
モリに一時的に格納する一方、第1メモリに格納された
装置本体を制御するプログラムを書き換えるためのプロ
グラム及び前記通信回線との通信を制御するためのプロ
グラムを前記第1メモリに格納されたプログラムから第
3メモリにコピーして格納し、当該第3メモリに格納さ
れたプログラムにしたがって、前記第1メモリに格納さ
れたプログラムを前記第2メモリに格納された、前記分
割されたプログラムに書き換えるようにした。
【0027】この方法によれば、第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるための新しいプログラムが分
割されて一時的に第2メモリに格納されるので、第2メ
モリに格納されるデータ容量を縮小することができる。
したがって、第2メモリに記憶容量を大きくすることな
く、第1メモリに格納されたプログラムを新しいプログ
ラムに書き換えることができる。
【0028】また、第3メモリに第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるためのプログラムのみなら
ず、通信回線との通信を制御するプログラムが格納され
ているので、通信不良等によって、分割されたプログラ
ムを全て受信することができなかったとしても、プログ
ラムの書き換えが途中で停止するのを防止することがで
きる。
【0029】さらに、第1メモリに格納されたプログラ
ムを書き換えるためのプログラム及び通信回線との通信
を制御するプログラムが装置本体を制御するプログラム
からコピーされるので、別途これらのプログラムを格納
する記憶媒体を設ける必要がなくなる。
【0030】本発明の第10の態様に係るファクシミリ
装置のプログラム書換方法は、第9の態様において、通
信回線から分割された最初のプログラムとして、第1メ
モリに格納されたプログラムを書き換えるためのプログ
ラム及び前記通信回線との通信を制御するためのプログ
ラムを受信し、前記通信回線から分割された全てのプロ
グラムを受信できなかったならば、前記分割された最初
のプログラムにしたがって、前記第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるようにした。
【0031】この方法によれば、通信回線から分割され
た全てのプログラムを受信できない場合、分割された最
初のプログラムにしたがって、第1メモリに格納された
プログラムを書き換えることができるので、通信不良等
によって、分割されたプログラムを全て受信することが
できなかったとしても、プログラムの書き換えが途中で
停止するのを防止することができる。
【0032】また、分割された最初のプログラムに通信
回線との通信を制御するプログラムが含まれる。したが
って、第3メモリに格納するプログラムから通信回線と
の通信を制御するプログラムを除くことができるので、
第3メモリの記憶容量を小さくすることができる。この
ため、第3メモリにかかるコストを下げることができ、
ひいては、装置の低価格化を図ることができる。
【0033】本発明の第11の態様に係るファクシミリ
装置のプログラム書換方法は、第9の態様において、前
記通信回線から分割された最後のプログラムとして、前
記通信回線との通信を制御するためのプログラムを受信
するファクシミリ装置において、前記通信回線から分割
された最後のプログラムを受信できなかったならば、前
記第1メモリに格納された書き換え前の前記通信回線と
の通信を制御するためのプログラムにしたがって、前記
通信回線との通信を制御して前記第1メモリに格納され
たプログラムを書き換えるようにした。
【0034】この方法によれば、通信回線から分割され
た最後のプログラムを受信できなかった場合、第1メモ
リに格納された書き換え前の通信回線との通信を制御す
るためのプログラムにしたがって、通信回線との通信を
制御して第1メモリに格納されたプログラムが書き換え
られる。このため、通信制御プログラムが通信を制御す
る場合に用いるパラメータを取得することができない場
合に発生し得る、通信を制御できないという事態を回避
することができる。この結果、通信制御プログラムが通
信を制御することができないという事態が防止されるの
で、引き続きプログラムの書き換えを行うことができ
る。
【0035】本発明の第12の態様に係るファクシミリ
装置のプログラム書換方法は、第10又は第11の態様
において、前記第1メモリに格納されたプログラムを書
き換える際、前記分割されたプログラムを前記第1メモ
リに格納する度に前記分割されたプログラムの各部分の
書き換え完了を示すフラグを前記第1メモリに立て、分
割された全てのプログラムを受信したか判断する際、前
記フラグの有無を判断することにより前記分割された全
てのプログラムを受信したか判断するようにした。
【0036】この方法によれば、フラグの有無を判断す
ることによって、分割された全てのプログラムを受信し
たか判断することができるので、誤った処理が選択さ
れ、実行されるのを防止することができる。
【0037】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の実施の形態1に係るファ
クシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。本発
明の実施の形態1に係るファクシミリ装置100は、制
御バス101を備え、この制御バス101により各構成
部分とデータを通信する。すなわち、制御バス101に
は、CPU102、F−ROM103、F−ROM10
4及びSRAM105が接続されている。
【0039】CPU102は、プログラムや後述する操
作パネルから入力されるコマンド等に基づいて、ファク
シミリ装置100の全体を制御する。F−ROM103
には、CPU102が実行するプログラムが格納され、
書き換え可能な構成になっている。F−ROM104
は、後述するスキャナで読み取ったイメージデータや電
話回線網を介して受信したイメージデータを格納する。
また、F−ROM104には、F−ROM103に格納
されたプログラムを書き換える場合に、電話回線を通じ
て受信した新しいプログラムを一時的に格納される。S
RAM105には、F−ROM103に格納されたプロ
グラムを書き換える場合に、書き換えプログラムが一時
的に書き込まれる。これにより、ファクシミリ装置10
0の機能が停止するのが防止される。
【0040】また、制御バス101には、操作パネルI
/F106、パラレルI/F107、モデム108及び
スキャナI/F109が接続されている。操作パネルI
/F106は、後述する操作パネルとの間でコマンド、
ステータス等の通信を行う。パラレルI/F107は、
PC等とのデータの送受を行う。モデム108は、後述
する電話回線網を介して、ファクシミリ通信やインター
ネット通信を行う。スキャナI/F109は、スキャナ
110から読み取ったイメ−ジデータを受け取る。
【0041】操作パネルI/F106には、操作パネル
111が接続されている。ユーザは、この操作パネル1
11からモード指示や書き換え指示等を入力する。操作
パネル111は、CPU102の制御に基いて、所定の
情報を表示可能な表示部を有している。
【0042】パラレルI/F107には、PC112が
接続されている。このパラレルI/F107を介して、
PC112は、ファクシミリ装置100とデータ通信を
行うことができる。PC112は、LANやインターネ
ット等のネットワーク113に接続されている。これに
より、PC112は、遠隔地等に設置されたPC114
とデータ通信を行うことが可能となっている。
【0043】モデム108は、ファクシミリ装置100
がG3通信や、インターネット通信を行うための電話回
線網115に接続されている。これにより、ファクシミ
リ装置100は、遠隔地等に設置されたFAX116と
ファクシミリ通信やインターネット通信を行うことが可
能となっている。
【0044】本実施の形態のファクシミリ装置100
は、以上のような構成を備えており、これらの構成部分
を制御することにより、新しいプログラムを一時的に格
納するF−ROM104の記憶容量を大きくすることな
く、F−ROM103に格納されたプログラム(以下、
「プログラムA」という)を、電話回線網を介して受信
した新しいプログラム(以下、「プログラムB」とい
う)に書き換えることができる。
【0045】すなわち、本ファクシミリ装置100は、
プログラムBデータの通信を行う前に、送信機側のファ
クシミリ装置(以下、「送信機」という)に送信する命
令信号によって、プログラムBデータを分割して送信す
る旨を送信機に通知する。送信機がこの通知に対応可能
な場合、送信機からプログラムBデータが分割して送信
されてくるので、本ファクシミリ装置100は、この分
割されたプログラムBデータを順次受信して、F−RO
M104に一時的に格納する。そして、その分割された
プログラムBデータをF−ROM103に書き換えてい
く。これにより、F−ROM104に格納される、プロ
グラムBデータの容量が小さくなるため、F−ROM1
04の記憶容量を大きくすることなく、F−ROM10
3に格納されたプログラムを、新しいプログラムに書き
換えることができる。
【0046】次に、プログラムの書き換えを行う場合に
おける、送信機と本ファクシミリ装置100との間の信
号又はデータのやりとりについて、図2に示すシーケン
ス図を用いて説明する。図2において、本ファクシミリ
装置100は、電話回線網を介してプログラムを受信す
る受信機側のファクシミリ装置である。
【0047】本ファクシミリ装置100のF−ROM1
03に格納されたプログラムの書き換えを行う場合、図
2に示すように、送信機から出力された発呼信号が、電
話回線網115を介して、交換局により呼出し信号に変
換されて、本ファクシミリ装置100に出力される。
【0048】この呼出し信号を受け取ると、本ファクシ
ミリ装置100は、能力信号として、本ファクシミリ装
置100の標準機能を示すDIS信号、本ファクシミリ
装置100を識別するためのCSI信号及び本ファクシ
ミリ装置100の非標準機能を示すNSF信号を送信機
に送信する。
【0049】この能力信号を受信すると、送信機は、送
信機を識別するためのTSI信号及びNSF信号に対す
る応答信号として、送信命令を指示するNSS信号を受
信機に送信する。
【0050】ここで、受信機である本ファクシミリ装置
100の非標準機能を示すNSF信号及び送信機がその
NSF信号に対する応答信号として送信するNSS信号
について、図3及び図4を用いて説明する。図3(a)
は、本ファクシミリ装置100が送信するNSF信号の
フレーム構成を示した図であり、図4(a)は、送信機
が送信するNSS信号のフレーム構成を示した図であ
る。
【0051】図3(a)、図4(a)に示すように、N
SF信号及びNSS信号のフレームは、フレームの開
始、終了を示し、フレーム同期を確立するために用いら
れるフラグフィールドと、アドレス情報を伝送するため
に用いられるアドレスフィールドと、フレームの機能を
識別するために用いられる制御フィールドと、を有して
いる。
【0052】また、NSF信号及びNSS信号のフレー
ムは、制御信号の機能を識別するためのファクシミリ制
御フィールドを有している。このファクシミリ制御フィ
ールドにおいて、それぞれNSF信号、NSS信号とし
て識別可能な情報が配置されている。
【0053】さらに、NSF信号及びNSS信号のフレ
ームは、送信機、受信機(本ファクシミリ装置100)
それぞれのファクシミリ装置が有する機能情報等を伝送
するファクシミリ通信情報フィールドを有している。こ
のファクシミリ通信情報フィールドの所定アドレスにお
いて、NSF信号のフレームには、プログラム転送受信
機能情報が配置され、NSS信号のフレームには、プロ
グラム転送送信機能情報が配置されている。
【0054】図3(b)、図4(b)は、それぞれプロ
グラム転送受信機能情報、プログラム転送送信機能情報
の詳細を示した図である。図3(b)、図4(b)に示
すように、プログラム転送受信機能情報及びプログラム
転送送信機能情報には、共に8ビットが割り当てられて
いる。
【0055】プログラム転送受信機能情報において、プ
ログラム受信機能の有無を示すビットが割り当てられて
いる。図3(b)においては、第8ビット(MSB:M
ost Significant Bit)に割り当てら
れているが、これに限定されず、いずれのビットを割り
当てても良い。このビットを「1」にすることにより、
本ファクシミリ装置100がプログラムデータの受信機
能を有することを示し、このビットを「0」にすること
により、本ファクシミリ装置100がプログラムデータ
の受信機能を有しないことを示すようになっている。ま
た、このプログラム転送受信機能情報の最初のビットを
「1」にすることによって、通常のファクシミリデータ
の代わりにプログラムデータを受信可能であることを示
すと共に、送信機にプログラムデータを分割送信するこ
とを通知することになる。
【0056】プログラム転送送信機能情報において、プ
ログラムデータを送信するか否かを決定するビットが割
り当てられている。図4(b)においては、第8ビット
(MSB)に割り当てられているが、これに限定され
ず、いずれのビットを割り当てても良い。このビットが
「1」にされた場合にプログラムが送信され、このビッ
トが「0」にされた場合にプログラムデータが送信され
ないようになっている。
【0057】また、図4(b)においては、第6ビット
及び第7ビットに、プログラムデータを分割して送信す
る場合の送信回数を決定するビットが割り当てられてい
る。すなわち、プログラムデータの送信回数は、第6ビ
ット、第7ビットがそれぞれ「0」、「0」にされた場
合に1回で送信され、「1」、「0」にされた場合に2
回で送信され、「0」、「1」にされた場合に3回で送
信され、「1」、「1」にされた場合に4回で送信され
る。プログラムデータの送信回数は、送信機が本ファク
シミリ装置100のF−ROM104の記憶容量を予め
認識し、その記憶容量に基いて決定されるようになって
いる。本実施の形態では、プログラムデータを2回に分
割して送信する場合について説明する。
【0058】なお、本実施の形態では、送信回数を示す
ビットに2ビットを割り当てて、1〜4回の送信回数を
設定する場合のについて説明しているが、これに限定さ
れず、送信回数を示すビットに3ビット以上のビットを
割り当てることにより、4回以上の送信回数を設定する
ようにしてもよい。
【0059】そして、このような命令信号を受信する
と、本ファクシミリ装置100は、図2に示すように、
プログラムデータの送信開始を許可することを示すCF
R信号を送信機に送信する。
【0060】このCFR信号を受信すると、送信機は、
プログラムデータ(1/2)を本ファクシミリ装置10
0に送信する。そして、プログラムデータ(1/2)の
送信を終了すると、プログラムデータ(1/2)の送信
の終了を示し、さらに連送があることを示すMPS信号
(プログラムデータが分割して送信されない場合には、
EOM信号)を本ファクシミリ装置100に送信する。
【0061】このMPS信号を受信すると、本ファクシ
ミリ装置100は、プログラムデータ(1/2)が正し
く受信されたことを示すMCF信号を送信機に送信す
る。
【0062】このMCF信号を受信すると、送信機は、
プログラムデータ(2/2)を本ファクシミリ装置10
0に送信する。そして、プログラムデータ(2/2)の
送信を終了すると、プログラムデータ(2/2)の送信
の終了を示し、連送がないことを示すEOP信号を本フ
ァクシミリ装置100に送信する。
【0063】このEOP信号を受信すると、本ファクシ
ミリ装置100は、MPS信号を受信した場合と同様に
プログラムデータ(2/2)が正しく受信されたことを
示すMCF信号を送信機に送信する。
【0064】そして、このMCF信号を受信した送信機
が、接続していた回線の切断命令を示すDCN信号を本
ファクシミリ装置100に送信することにより、回線が
切断されて、プログラムの書き換えを行う場合におけ
る、送信機と本ファクシミリ装置100との間の信号又
はデータのやりとりが終了する。
【0065】次に、プログラムの書き換えを行う場合に
おける本ファクシミリ装置100の動作について、図5
を用いて説明する。図5は、本ファクシミリ装置100
のプログラムを書き換える場合のフロー図である。
【0066】プログラムの書き換えを行う前段階では、
本ファクシミリ装置100は、通常待機モードに設定さ
れている(ステップ(以下、「ST」という)50
1)。通常待機モードとは、通常の状態でファクシミリ
通信等を待機している場合をいう。
【0067】この通常待機モードの状態で電話回線網1
15を介して着信があったならば(ST502)、本フ
ァクシミリ装置100は、応答信号として、上述のDI
S信号、CSI信号及びNSF信号を送信機に送信する
(ST503)。具体的には、CPU102が電話回線
網115を介してファクシミリ装置116(送信機)に
応答信号を送信する。
【0068】これらの応答信号を送信すると、CPU1
02は、送信機からNSF信号に対する命令信号とし
て、NSS信号を受信したかを判断する(ST50
4)。ここで、NSS信号を受信していないならば、C
PU102は、標準のファクシミリ通信モードを実行す
る(ST505)。
【0069】送信機からNSS信号を受信したならば、
CPU102は、ST503で送信したNSF信号が示
す非標準機能が特殊通信要求であるか判断する(ST5
06)。ここで、NSF信号が示す非標準機能が特殊通
信要求でないならば、CPU102は、特殊通信要求以
外の非標準通信モードを実行する(ST507)。
【0070】NSF信号が示す非標準機能が特殊通信要
求であるならば、CPU102は、この特殊通信要求が
プログラムの書き換えであるか判断する(ST50
8)。ここで、特殊通信要求がプログラムの書き換えで
ないならば、CPU102は、プログラムの書き換え以
外の特殊通信モードを実行する(ST509)。プログ
ラムの書き換え以外の特殊通信モードは、例えば、リモ
ート診断や装置同士の機能転送等が該当する。
【0071】特殊通信要求がプログラムの書き換えであ
るならば、CPU102は、プログラムデータの送信が
分割して行われるか判断する(ST510)。具体的に
は、CPU102は、NSS信号に含まれるプログラム
データの送信回数を識別することにより、プログラムデ
ータの送信が分割して行われるか判断する。
【0072】プログラムデータの送信が分割して行われ
るならば、CPU102は、上述のNSS信号に含まれ
る送信回数NをSRAM105に書き込む(ST51
1)。そして、CPU102は、本ファクシミリ装置1
00に書き換えモードを設定し、電話回線網115を介
してCFR信号をファクシミリ装置116(送信機)に
送信する(ST512)。
【0073】なお、プログラムデータの送信が分割して
行われないならば(ST510)、CPU102は、本
ファクシミリ装置100に書き換えモードを設定し、電
話回線網115を介してCFR信号をファクシミリ装置
116(送信機)に送信する(ST512)。
【0074】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、プログラムデータの送信が2分割して行われ
るため、ST510の判断において、プログラムデータ
の送信が分割して行われると判断され、ST511にお
いて、SRAM105に送信回数である「2」が書き込
まれる。そして、ST512において、本ファクシミリ
装置100が書き換えモードに設定された後、CFR信
号がファクシミリ装置116に送信される。
【0075】そして、CPU102は、電話回線網11
5からプログラムデータを受信したか判断する(ST5
13)。プログラムデータを受信したならば、その受信
したプログラムデータをF−ROM104に格納する
(ST514)。
【0076】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、2分割されたプログラムBデータ(以下、
「プログラムBデータ(1/2)」という)を受信した
ならば、その受信したプログラムBデータ(1/2)を
F−ROM104に格納する。
【0077】なお、プログラムデータの送信が分割して
行われる場合、最初に送信機から送信されるプログラム
データ(本実施の形態では、プログラムBデータ(1/
2))には、少なくとも、通信を制御するプログラム
(以下、「通信制御プログラム」という)及びプログラ
ムの書き換えプログラム(後述するプログラムCと同一
のプログラム)が含まれており、必要に応じて、操作パ
ネル111を制御するプログラムが含まれる。
【0078】ST514において、受信したプログラム
データをF−ROM104に格納すると、CPU102
は、プログラムデータの受信が終了したか判断する(S
T515)。具体的には、CPU102は、モデム10
9からデータ出力が終了したか判断する。プログラムデ
ータの受信が終了しているならば、CPU102は、プ
ログラムデータを正常に受信終了したか判断する(ST
516)。プログラムデータを正常に受信終了していな
いならば、CPU102は、プログラムデータが再送可
能であるか判断する(ST517)。具体的には、CP
U102は、回線状況が悪くて通信ができない場合等を
判断する。プログラムデータの再送が可能であるなら
ば、処理をST513に戻し、再度ST513以降の処
理を行う。
【0079】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、ST513の判断において、プログラムBデ
ータ(1/2)を受信したか判断され、ST514にお
いて、プログラムBデータ(1/2)がFROM104
に格納された後、ST515の判断において、プログラ
ムBデータ(1/2)の受信が終了したか判断される。
【0080】ST516の判断において、プログラムデ
ータを正常に受信終了しているならば、CPU102
は、SRAM105にプログラムの書き換えプログラム
(以下、「プログラムC」という)が書き込まれている
か判断する(ST518)。このプログラムCは、プロ
グラムAの中に含まれるプログラムの書き換えプログラ
ムである。SRAM105にプログラムCが書き込まれ
ていないならば、CPU102は、プログラムAの中か
らプログラムCをSRAM105に書き込む(ST51
9)。そして、CPU102は、このプログラムCを実
行する(ST520)。このように、CPU102がS
RAM105に書き込んだプログラムCを実行すること
により、FROM103にCPU102がアクセスしな
くなるので、FROM103が書き換え可能になる。
【0081】なお、ST518の判断において、SRA
M105にプログラムCが書き込まれているならば(例
えば、プログラムデータの送信が分割して行われる場合
であって、2回目以降のプログラムデータを受信する場
合)、CPU102は、プログラムCを実行する(ST
520)。
【0082】このプログラムCを実行すると、図6に示
すように、CPU102は、まず、F−ROM103の
書換完了情報F(1)〜F(n)をクリアしたか判断す
る(ST521)。書換完了情報F(1)〜F(n)と
は、プログラムデータをF−ROM103に格納すると
き(本ファクシミリ装置100の製造時を含む)に、n
分割されたプログラムデータのそれぞれの部分が格納し
終わったことを示す情報である。具体的には、書換完了
情報F(1)〜F(n)にフラグを立てることにより、
それぞれの部分において、プログラムの格納が終わった
ことを示している。
【0083】ST521の判断において、書換完了情報
F(1)〜F(n)をクリアしていないならば、CPU
102は、書換完了情報F(1)〜F(n)をクリアす
る(ST522)。そして、CPU102は、受信した
プログラムデータをFROM104からFROM103
の所定位置に転送する(ST523)。このとき、FR
OM103の書換完了情報F(1)にフラグが立てられ
る。
【0084】このように、分割されたプログラムデータ
を受信する場合、F−ROM103の書換完了情報をク
リアした後、分割されたプログラムデータを受信する度
に、対応する書換完了情報にフラグを立てていく。これ
により、分割されたプログラムデータがどこまで書き換
えられたかを認識することができる。
【0085】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、ST521の判断において、書換完了情報F
(1)〜F(n)をクリアしていないと判断されるた
め、ST522において、書換完了情報F(1)〜F
(n)がクリアされる。そして、ST523において、
ST514でFROM104に格納したプログラムBデ
ータ(1/2)をFROM104からFROM103の
所定位置に転送する。
【0086】なお、ST521の判断において、書換完
了情報F(1)〜F(n)をクリアしているならば(例
えば、プログラムデータの送信が分割して行われる場合
であって、2回目以降のプログラムデータを受信する場
合)、CPU102は、その直前に受信したプログラム
データをFROM104からFROM103の所定位置
に転送する(ST523)。
【0087】F−ROM104に格納したプログラムデ
ータをF−ROM103の所定位置に転送すると、CP
U102は、プログラムデータの転送が終了したか判断
する(ST524)。プログラムデータの転送が終了し
ているならば、CPU102は、プログラムデータの送
信が分割して行われるか判断する(ST525)。
【0088】プログラムデータの送信が分割して行われ
るならば、CPU102は、分割された全てのプログラ
ムデータの送信が終了しているか判断する(ST52
6)。全てのプログラムデータの送信が終了していない
ならば、CPU102は、処理をST513に戻し、再
度ST513以降の処理を行う。分割された全てのプロ
グラムデータの送信が終了しているならば、CPU10
2は、通信を終了する(ST527)。
【0089】なお、ST525の判断において、プログ
ラムデータの送信が分割して行われないならば、CPU
102は、通信を終了する(ST527)。
【0090】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、プログラムBデータの送信が2分割して行わ
れるため、ST525の判断において、プログラムデー
タの送信が分割して行われると判断され、ST526の
判断において、分割された全てのプログラムBデータの
送信が終了していないと判断され、処理がST513に
戻される。そして、ST513において、プログラムB
データ(2/2)の受信が行われる。その後、ST51
4〜ST525の処理を経て、ST526の判断におい
て、CPU102は、プログラムBデータを全て受信し
たと判断し、通信を終了する(ST527)。
【0091】通信を終了すると、CPU102は、F−
ROM103に格納したプログラムを実行する(ST5
28)。そして、F−ROM103に格納したプログラ
ムにしたがって、CPU102は、F−ROM104に
格納されたプログラムデータをクリアする(ST52
9)。そして、SRAM105に書き込まれたプログラ
ムCをクリアする(ST530)。最後に、CPU10
2は、通常のファクシミシリ通信を行うためのイニシャ
ル処理を実行し(ST531)、本ファクシミリ装置1
00を通常待機モードに設定する(ST532)。
【0092】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、通信を終了すると、CPU102は、ST5
28でプログラムBを実行し、ST529において、F
−ROM104に最後に格納されたプログラムBデータ
(2/2)をクリアする。そして、ST530におい
て、SRAM105に書き込まれたプログラムCをクリ
アした後、ST531において、通常のファクシミシリ
通信を行うためのイニシャル処理を実行され、ST53
2において、通常待機モードが設定される。
【0093】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置によれば、プログラムの書き換えを行う場合に、送
信機から新しいプログラムデータを分割して受信し、そ
の都度、受信したプログラムをF−ROM104に格納
する。そして、F−ROM104に格納したプログラム
をF−ROM103に書き換えていく。これにより、F
−ROM104に格納される、新しいプログラムの容量
が小さくなるため、F−ROM104の記憶容量を大き
くすることなく、F−ROM103に格納されたプログ
ラムを、新しいプログラムに書き換えることができる。
【0094】また、上述のように、F−ROM104に
格納される、新しいプログラムの容量が小さくなるた
め、これに伴い、F−ROM104の記憶容量を小さく
することができる。これにより、F−ROM104にか
かるコストを下げることができ、ひいては、装置の低価
格化を図ることができる。
【0095】一方、ST515の判断において、プログ
ラムデータの受信が終了していないならば、CPU10
2は、通信が正常か判断する(ST533)。通信が正
常であるならば、CPU102は、処理をST514に
戻し、再度ST514以降の処理を行う。通信が正常で
ないならば、CPU102は、通信を終了し(ST53
4)、操作パネル111の表示部にプログラムの書き換
えエラーである旨を表示する(ST535)。なお、S
T517の判断において、プログラムデータの再送が不
可能であると判断された場合にも、CPU102は、通
信を終了し(ST534)、操作パネル111の表示部
にプログラムの書き換えエラーである旨を表示する(S
T535)。
【0096】操作パネル111の表示部にプログラムの
書き換えエラーである旨を表示すると、図7に示すよう
に、CPU102は、分割されたプログラムデータのう
ち、最初のプログラムデータ(プログラムデータの送信
が分割されない場合にはプログラムデータ全体)の受信
を既に完了しているか判断する(ST536)。最初の
プログラムデータの受信を完了していないならば、CP
U102は、処理をST529に移行し、F−ROM1
04及びSRAM105の中のプログラムをクリアし
(ST529・ST530)、通常のファクシミシリ通
信を行うためのイニシャル処理を実行した後(ST53
1)、本ファクシミリ装置100を通常待機モードに設
定する(ST532)。
【0097】ST536の判断において、分割された最
初のプログラムデータの受信を既に完了しているなら
ば、CPU102は、F−ROM103に格納されたプ
ログラムを実行する(ST537)。
【0098】ST537において、F−ROM103に
格納されたプログラムを実行すると、CPU102は、
F−ROM103の書換完了情報F(2)〜F(n)を
判定することにより、分割された全てのプログラムデー
タの受信を完了しているか判断する(ST538)。
【0099】分割された全てのプログラムデータの受信
を完了しているならば、CPU102は、F−ROM1
03に格納されたプログラムを実行する(ST53
9)。そして、CPU102は、処理をST529に移
行し、F−ROM104及びSRAM105の中のプロ
グラムをクリアし(ST529・ST530)、通常の
ファクシミシリ通信を行うためのイニシャル処理を実行
した後(ST531)、本ファクシミリ装置100を通
常待機モードに設定する(ST532)。
【0100】ST538の判断において、分割された全
てのプログラムデータの受信を完了していないならば、
CPU102は、F−ROM103に格納されたプログ
ラムデータのうち、分割された最初のプログラムのみ実
行する(ST540)。すなわち、CPU102は、実
行するプログラムを、SRAM105に書き込まれたプ
ログラムCからF−ROM103に格納された、分割さ
れた最初のプログラムに移す。
【0101】本実施の形態のファクシミリ装置100に
おいては、例えば、送信機からプログラムBデータ(1
/2)のみを受信した後、通信不良等によってプログラ
ムBデータ(2/2)を受信できない場合に、ST53
5において、操作パネル111の表示部にエラー表示が
行われ、ST536の処理に移行する。
【0102】そして、ST536において、プログラム
Bデータ(1/2)の受信が完了しているか判断され、
ST537において、F−ROM103に格納されたプ
ログラムBが実行される。そして、ST538におい
て、F−ROM103の書換完了情報F(2)を判定す
ることにより、全てのプログラムBデータが受信された
か判断される。このとき、全てのプログラムBデータが
受信されていないため、CPU102は、実行するプロ
グラムをSRAM105に書き込まれたプログラムCか
らF−ROM103に格納された、プログラムBデータ
(1/2)に移す。
【0103】ST540において、F−ROM103に
格納されたプログラムデータのうち、分割された最初の
プログラムのみ実行すると、CPU102は、F−RO
M104に格納されたプログラムをクリアする(ST5
41)。そして、SRAM105に書き込まれたプログ
ラムCをクリアする(ST542)。CPU102は、
通常のファクシミシリ通信を行うためのイニシャル処理
を実行した後(ST543)、本ファクシミリ装置10
0を暫定待機モードに設定する(ST544)。暫定待
機モードとは、送信機からプログラムデータが送信され
た場合に、そのプログラムデータを受信することができ
る状態をいう。したがって、ST544において、暫定
待機モードに設定された場合において、送信機からプロ
グラムデータが送信されたならば、ファクシミリ装置1
00は、そのプログラムデータを受信することができ
る。
【0104】このように本実施の形態のファクシミリ装
置によれば、通信不良等によって、プログラムの書き換
えが完全に行われなかった場合、CPU102の実行す
るプログラムを、SRAM105に書き込まれた書き換
えプログラムから、分割された最初のプログラムデータ
に含まれるプログラムに移す。このとき、分割された最
初のプログラムデータに含まれるプログラムには、上述
のように、通信制御プログラム及び書き換えプログラム
が含まれている。したがって、プログラムデータが通信
不良等により全て受信できなくても、分割された最初の
プログラムデータを受信しただけで、その後のプログラ
ムの書き換えを行うことができる。これにより、プログ
ラムの書き換えが途中で停止するのを防止することがで
きる。
【0105】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
00によれば、通信不良等によって、プログラムの書き
換えが完全に行われなかった場合、CPU102の実行
するプログラムを、SRAM105に書き込まれた書き
換えプログラムから分割された最初のプログラムデータ
に含まれるプログラムに移す。このため、プログラムの
書き換えを行う場合に、SRAM105に書き込まれる
プログラムを書き換えプログラムだけにすることができ
る。したがって、SRAM105に書き込むプログラム
の容量を縮小することができる。これに伴って、SRA
M105の記憶容量も縮小することができるので、SR
AM105にかかるコストを下げることができ、ひいて
は、装置の低価格化を図ることができる。
【0106】なお、本実施の形態では、送信機から分割
されて送信されるプログラムデータのうち、最初のプロ
グラムデータに、通信制御プログラム及びプログラムの
書き換えプログラムを含めている。これにより、通信不
良等によって、プログラムの書き換えが完全に行われな
かった場合、CPU102の実行するプログラムを、S
RAM105に書き込まれた書き換えプログラムから分
割された最初のプログラムデータに含まれるプログラム
に移すようにしている。
【0107】しかし、通信不良等によって、プログラム
の書き換えが完全に行われなかった場合、SRAM10
5に書き込まれた書き換えプログラムから分割された最
初のプログラムデータに含まれるプログラムに移すので
はなく、SRAM105に書き込むプログラムに、予め
通信制御プログラム及びプログラムの書き換えプログラ
ムを含めてもよい。
【0108】このようにSRAM105に書き込むプロ
グラムを変更した場合にも、通信不良等によってプログ
ラムの書き換えが完全に行われなかった場合において、
このSRAM105に書き込まれたプログラムを実行す
ることにより、その後のプログラムの書き換えを行うこ
とができる。これにより、プログラムの書き換えが途中
で停止するのを防止することができる。
【0109】(実施の形態2)実施の形態1に係るファ
クシミリ装置100では、送信機から送信される分割さ
れたプログラムデータのうち、最初のプログラムデータ
に、通信制御プログラム及びプログラムの書き換えプロ
グラムが含まれている。これにより、送信機から送信さ
れる、分割されたプログラムデータが通信不良等により
全て受信できなくても、分割された最初のプログラムデ
ータを受信しただけで、その後のプログラムの書き換え
を行うことができる。
【0110】これに対して、本発明の実施の形態2に係
るファクシミリ装置は、送信機から送信される分割され
たプログラムデータのうち、最後のプログラムデータ
に、通信制御プログラムが含まれている。また、プログ
ラムの書き換えプログラムも同様に、分割された最後の
プログラムデータに含まれているが、これに限定され
ず、分割されたその他のプログラムデータに含ませるよ
うにしても良い。なお、本発明の実施の形態2に係るフ
ァクシミリ装置は、実施の形態1と同一の構成を有して
いる。
【0111】このように、通信制御プログラムを、分割
されたプログラムデータのうち、最後のプログラムデー
タに含ませることにより、通信制御プログラムが通信を
制御する場合に用いるパラメータを取得することができ
ない場合に発生し得る、通信を制御できないという事態
を回避することができる。この結果、通信制御プログラ
ムが通信を制御することができないという事態が防止さ
れるので、引き続きプログラムの書き換えを行うことが
できる。
【0112】すなわち、通信制御プログラムは、通信を
制御する場合、記録媒体(この場合は、SRAM10
5)の所定アドレスに格納されたパラメータを用いて通
信を制御する。このため、通信制御プログラムを書き換
える場合には、その記録媒体の所定アドレスに格納され
たパラメータを、書き換え前及び書き換え後の通信制御
プログラムで共通して用いることが理想的である。しか
し、プログラムの設計上の理由等で書き換え前及び書き
換え後の通信制御プログラムが通信を制御する場合に用
いるパラメータが、記録媒体の異なるアドレスに格納さ
れている場合が発生する。
【0113】このような場合において、ファクシミリ装
置を制御するプログラム全体が書き換えられた場合に
は、書き換え前及び書き換え後の通信制御プログラムが
用いるパラメータがそれぞれ意図するアドレスに格納さ
れるため、問題は発生しない。
【0114】しかし、ファクシミリ装置を制御するプロ
グラム全体が書き換えられず、その書き換えが途中で停
止してしまった場合において、通信制御プログラムが既
に書き換えられている場合には、書き換え後の通信制御
プログラムが書き換え前の通信制御プログラムと異なる
アドレスに格納されたパラメータにアクセスしにいく。
このため、書き換え後の通信制御プログラムは、所望の
パラメータを取得することができず、通信を制御できな
いという事態が発生する。本発明の実施の形態2に係る
ファクシミリ装置は、このような事態を回避できるよう
にしたものである。
【0115】以下、本発明に実施の形態2に係るファク
シミリ装置について、図8及び図9を用いて具体的に説
明する。
【0116】図8(a)は、本発明の実施の形態1にお
ける送信機から送信される分割されたプログラムデータ
の概念図であり、図8(b)は、本発明の実施の形態2
における送信機から送信される分割されたプログラムデ
ータの概念図である。なお、図8(a)、(b)では、
プログラムデータが2分割された場合について示してい
る。図9は、本発明の実施の形態1及び実施の形態2に
係るファクシミリ装置において、通信制御プログラムが
通信を制御する場合に用いるパラメータを格納するSR
AM105のメモリ空間を示す模式図である。
【0117】図8(a)、(b)に示すように、実施の
形態1に係るファクシミリ装置では、分割された最初の
プログラムデータに、通信制御プログラム及びプログラ
ムの書き換えプログラムを含ませ、分割された最後のプ
ログラムデータに、操作パネルを制御するプログラム、
データを圧縮するプログラム及びその他のプログラムを
含ませている。一方、実施の形態2に係るファクシミリ
装置では、分割された最初のプログラムデータに、操作
パネルを制御するプログラム、データを圧縮するプログ
ラム及びその他のプログラムを含ませ、分割された最後
のプログラムデータに、通信制御プログラム及びプログ
ラムの書き換えプログラムを含ませている。
【0118】なお、実施の形態1及び実施の形態2に係
るファクシミリ装置において、通信制御プログラムは、
同一のプログラムであるものとする。また、書き換え前
の通信制御プログラムと書き換え後の通信制御プログラ
ムとは、通信を制御する場合に用いるパラメータがSR
AM105の異なるアドレスに格納されるものとする。
【0119】具体的には、図9に示すように、書き換え
前の通信制御プログラムが通信を制御する場合に用いる
モデムスピード及びモデムボーレートは、それぞれアド
レス00100〜00109、アドレス00110〜0
0119に格納される。一方、書き換え後の通信制御プ
ログラムが通信を制御する場合に用いるモデムスピード
及びモデムボーレートは、それぞれアドレス10100
〜10109、アドレス10110〜10119に格納
される。
【0120】このような場合において、図8(a)、
(b)に示す分割されたプログラムの書き換え途中で通
信が途切れたものとする。
【0121】図8(a)に示す実施の形態1に係るファ
クシミリ装置においては、分割された最初のプログラム
データに含まれた、通信制御プログラム及びプログラム
の書き換えプログラムが既に書き換えられており、分割
された最後のプログラムデータに含まれた、操作パネル
を制御するプログラム、データを圧縮するプログラム及
びその他のプログラムは、書き換えられていない状態で
ある。
【0122】この場合、通信制御プログラムが既に書き
換えられているため、書き換え後の通信制御プログラム
は、書き換え後の通信制御プログラムが通信を制御する
場合に用いるパラメータが格納されたSRAM105上
のアドレスにアクセスする。具体的にいうと、書き換え
後の通信制御プログラムは、モデムスピードを設定する
場合、図9に示すアドレス10100〜10109にア
クセスする。
【0123】このとき、SRAM105のアドレス10
100〜10109には、書き換え後の通信制御プログ
ラムがモデムスピードを設定する場合に用いるパラメー
タが格納されていない。これにより、通信制御プログラ
ムが通信を制御する場合に用いるパラメータを取得でき
ず、書き換え後の通信制御プログラムが通信を制御する
ことができない事態が発生する。
【0124】一方、図8(b)に示す実施の形態2に係
るファクシミリ装置においては、分割された最初のプロ
グラムデータに含まれた、パネルを制御するプログラ
ム、データを圧縮するプログラム及びその他のプログラ
ムが既に書き換えられており、分割された最後のプログ
ラムデータに含まれた、通信制御プログラム及びプログ
ラムの書き換えプログラムは、書き換えられていない状
態である。
【0125】この場合、通信制御プログラムが書き換え
られていないため、書き換え前の通信制御プログラム
は、書き換え前の通信制御プログラムが通信を制御する
場合に用いるパラメータが格納されたSRAM105上
のアドレスにアクセスする。具体的には、書き換え前の
通信制御プログラムは、モデムスピードを設定する場
合、図9に示すアドレス00100〜00109にアク
セスする。
【0126】このとき、SRAM105のアドレス00
100〜00109には、書き換え前の通信制御プログ
ラムがモデムスピードを設定する場合に用いるパラメー
タが格納されている。したがって、書き換え前の通信制
御プログラムは、そのパラメータを用いて、引き続き通
信を制御することができる。これにより、通信制御プロ
グラムが通信を制御する場合に用いるパラメータを取得
できず、通信を制御することができないという事態を回
避することができる。この結果、通信制御プログラムが
通信を制御することができないという事態が防止される
ので、引き続きプログラムの書き換えを行うことができ
る。
【0127】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置によれば、分割された最後のプログラムデータに通
信制御プログラムが含まれている。このため、通信不良
等によって、プログラムの書き換えが完全に行われなか
った場合、ファクシミリ装置は、書き換え前の通信制御
プログラムにしたがって通信を制御する。このとき、書
き換え前の通信制御プログラムは、通信を制御する場合
に用いるパラメータを引き続き用いることができるた
め、通信制御プログラムが通信を制御する場合に用いる
パラメータを取得できず、通信を制御することができな
いという事態を回避することができる。この結果、通信
制御プログラムが通信を制御することができないという
事態が防止されるので、引き続きプログラムの書き換え
を行うことができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラムの書き換えを行う際、新しいプログラムを分
割して一時的にメモリに格納するため、新しいプログラ
ムを一時的に格納するメモリの記憶容量を大きくするこ
となく、プログラムの書き換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るファクシミリ装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係るファクシミリ装置と送信機
であるファクシミリ装置との間の信号又はデータの通信
のシーケンス図
【図3】(a) 実施の形態1に係るファクシミリ装置
が送信するNSF信号のフレーム構成図 (b) 実施の形態1に係るファクシミリ装置が送信す
るNSF信号に含まれるプログラム転送受信機能情報の
構成図
【図4】(a) 実施の形態1に係るファクシミリ装置
に送信機であるファクシミリ装置が送信するNSS信号
のフレーム構成図 (b) 実施の形態1に係るファクシミリ装置に送信機
であるファクシミリ装置が送信するNSS信号に含まれ
るプログラム転送送信機能情報の構成図
【図5】実施の形態1に係るファクシミリ装置におい
て、プログラムを書き換える場合のフロー図
【図6】実施の形態1に係るファクシミリ装置におい
て、プログラムを書き換える場合のフロー図
【図7】実施の形態1に係るファクシミリ装置におい
て、プログラムを書き換える場合のフロー図
【図8】(a) 実施の形態1におけるファクシミリ装
置において、送信機から送信される分割されたプログラ
ムデータの概念図 (b) 本発明の実施の形態2におけるファクシミリ装
置において、送信機から送信される分割されたプログラ
ムデータの概念図
【図9】実施の形態1及び実施の形態2に係るファクシ
ミリ装置において、通信制御プログラムが通信を制御す
る場合に用いるパラメータを格納する記録媒体のメモリ
空間を示す模式図
【符号の説明】
100 ファクシミリ装置 102 CPU 103 F−ROM 104 F−ROM 105 SRAM 111 操作パネル 115 電話回線網 116 ファクシミリ装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線から分割されたプログラムを順
    次受信する一方、当該分割されたプログラムを受信する
    都度、装置本体を制御しているプログラムを受信した当
    該分割されたプログラムに書き換えることを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 装置本体を制御するプログラムを格納す
    る第1メモリと、通信回線から受信した新しいプログラ
    ムを一時的に格納する第2メモリと、前記第1メモリに
    格納されたプログラムを書き換えるためのプログラムを
    格納する第3メモリと、前記通信回線から分割されたプ
    ログラムを受信したならば、その都度、前記第3メモリ
    に格納されたプログラムにしたがって、前記第1メモリ
    に格納されたプログラムを前記第2メモリに格納され
    た、前記分割されたプログラムに書き換える処理を実行
    する制御部と、を具備することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 前記第3メモリは、少なくとも前記第1
    メモリに格納されたプログラムを書き換えるためのプロ
    グラム及び前記通信回線との通信を制御するためのプロ
    グラムを格納することを特徴とする請求項2記載のファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第3メモリは、前記第1メモリに格
    納されたプログラムを書き換えるためのプログラム及び
    前記通信回線との通信を制御するためのプログラムを、
    前記装置本体を制御するプログラムからコピーして格納
    することを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記通信回線から分割された最初のプロ
    グラムとして、前記第1メモリに格納されたプログラム
    を書き換えるためのプログラム及び前記通信回線との通
    信を制御するためのプログラムを受信し、前記通信回線
    から分割された全てのプログラムを受信できなかったな
    らば、前記制御部は、前記分割された最初のプログラム
    にしたがって、前記第1メモリに格納されたプログラム
    を書き換える処理を実行することを特徴とする請求項2
    から請求項4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記通信回線から分割された最後のプロ
    グラムとして、前記通信回線との通信を制御するための
    プログラムを受信するファクシミリ装置において、前記
    通信回線から分割された最後のプログラムを受信できな
    かったならば、前記制御部は、前記第1メモリに格納さ
    れた書き換え前の前記通信回線との通信を制御するため
    のプログラムにしたがって、前記通信回線との通信を制
    御して前記第1メモリに格納されたプログラムを書き換
    える処理を実行することを特徴とする請求項2から請求
    項4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、前記第1メモリに格納さ
    れたプログラムを書き換える処理を実行する際、前記分
    割されたプログラムを前記第1メモリに格納する度に前
    記分割されたプログラムの各部分の書き換え完了を示す
    フラグを前記第1メモリ又は前記第3メモリに立てる一
    方、分割された全てのプログラムを受信したか判断する
    際、前記フラグの有無を判断することにより前記分割さ
    れた全てのプログラムを受信したか判断することを特徴
    とする請求項5又は請求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 通信回線から分割されたプログラムを順
    次受信する一方、当該分割されたプログラムを受信する
    都度、装置本体を制御しているプログラムを受信した当
    該分割されたプログラムに書き換えることを特徴とする
    ファクシミリ装置のプログラム書換方法。
  9. 【請求項9】 通信回線から分割されたプログラムを受
    信し、当該分割されたプログラムを第2メモリに一時的
    に格納する一方、第1メモリに格納された装置本体を制
    御するプログラムを書き換えるためのプログラム及び前
    記通信回線との通信を制御するためのプログラムを前記
    第1メモリに格納されたプログラムから第3メモリにコ
    ピーして格納し、当該第3メモリに格納されたプログラ
    ムにしたがって、前記第1メモリに格納されたプログラ
    ムを前記第2メモリに格納された、前記分割されたプロ
    グラムに書き換えることを特徴とするファクシミリ装置
    のプログラム書換方法。
  10. 【請求項10】 前記通信回線から分割された最初のプ
    ログラムとして、第1メモリに格納されたプログラムを
    書き換えるためのプログラム及び前記通信回線との通信
    を制御するためのプログラムを受信し、前記通信回線か
    ら分割された全てのプログラムを受信できなかったなら
    ば、前記分割された最初のプログラムにしたがって、前
    記第1メモリに格納されたプログラムを書き換えること
    を特徴とする請求項9記載のファクシミリ装置のプログ
    ラム書換方法。
  11. 【請求項11】 前記通信回線から分割された最後のプ
    ログラムとして、前記通信回線との通信を制御するため
    のプログラムを受信するファクシミリ装置において、前
    記通信回線から分割された最後のプログラムを受信でき
    なかったならば、前記第1メモリに格納された書き換え
    前の前記通信回線との通信を制御するためのプログラム
    にしたがって、前記通信回線との通信を制御して前記第
    1メモリに格納されたプログラムを書き換えることを特
    徴とする請求項9記載のファクシミリ装置のプログラム
    書換方法。
  12. 【請求項12】 前記第1メモリに格納されたプログラ
    ムを書き換える際、前記分割されたプログラムを前記第
    1メモリに格納する度に前記分割されたプログラムの各
    部分の書き換え完了を示すフラグを前記第1メモリ又は
    前記第3メモリに立て、分割された全てのプログラムを
    受信したか判断する際、前記フラグの有無を判断するこ
    とにより前記分割された全てのプログラムを受信したか
    判断することを特徴とする請求項10又は請求項11記
    載のファクシミリ装置のプログラム書換方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008108048A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Nec Corp コンピュータ及びそのファームウェア更新方法
JP2013050862A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Mitsubishi Electric Corp プログラム書き換えシステム及びプログラム書き換え方法

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JP2008108048A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Nec Corp コンピュータ及びそのファームウェア更新方法
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