JP2001147729A - 自動車のペダル装置及びこれに好適なダンパ - Google Patents

自動車のペダル装置及びこれに好適なダンパ

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JP2001147729A JP32999699A JP32999699A JP2001147729A JP 2001147729 A JP2001147729 A JP 2001147729A JP 32999699 A JP32999699 A JP 32999699A JP 32999699 A JP32999699 A JP 32999699A JP 2001147729 A JP2001147729 A JP 2001147729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペダル踏み込み量に応じて、そのペダル踏み
込み量でのペダルアームの回動位置を一定に維持できる
ペダル踏み込み力の範囲を大きくでき、しかも、ダミー
ケーブルに比較して、コンパクトに設置できる上に、ヒ
ステリシス特性をもった反力調整を極めて簡単に行うこ
とができ、特性変化の少ないダンパを具備したペダル装
置及びこのペダル装置に用いて好適なダンパを提供する
こと。 【解決手段】 自動車のペダル装置1は、支持フレーム
2と、支持フレーム2に軸Aを中心として軸A周りの方
向であるR方向に回動自在に支持されたアクセルペダル
アーム3と、アクセルペダルアーム3を初期回動位置に
回動付勢するばね手段4と、アクセルペダルアーム3の
R方向の回動に漸次増大する抵抗力を付与するダンパ5
とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のアクセル
ペダルアーム、ブレーキペダルアーム、クラッチペダル
アーム等に適宜の制動を与えるダンパを具備したペダル
装置及びこのペダル装置に用いて好適なダンパに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車の低燃費化、二
酸化炭素低減のために自動車エンジンの燃料噴射の木目
細かな制御が必要とされ、これに伴ってアクセルペダル
の踏み込みによるスロットルバルブ開度調整を電子的に
行うことが実用化されている。
【0003】エンジンの燃料噴射を電子制御で行う自動
車では、アクセルペダルアームとスロットルバルブとの
間に配されるアクセルワイヤが通常省かれるが、このア
クセルワイヤレスの自動車では、アクセルワイヤ付きの
自動車と比較して、ペダル踏み力に対する反力が異なる
上に、ペダル踏み込み量とペダル踏み力との関係におけ
るヒステリシス特性が実質的に狭いループ、換言すれば
ペダル踏み込み量に対するペダル踏み力特性が直線的に
なるために、アクセルワイヤ付きの自動車に乗り慣れた
一般の運転者がアクセルワイヤレスの自動車を運転する
と、ペダルを踏み込み過ぎて、燃料を今まで以上に消費
してしまったり、定速走行時におけるペダル踏み込み量
を一定に維持することが困難となる虞がある。
【0004】ペダル踏み力に対して大きな反力を得て踏
み込み過ぎを防止するために、ペダルアームを初期回動
位置に復帰させるリターンスプリングのばね力を単に大
きくすると、定速走行時にリターンスプリングからの大
きな反力によりペダル踏み足に早期の疲労を生じさせる
虞がある。
【0005】そこで、一端をコイルばねを介して終端さ
せると共に、固定された螺旋管内を挿通させたダミーケ
ーブルの他端にペダルアームを連結して、当該ダミーケ
ーブルにより従来のアクセルワイヤ付きのものと同様な
ペダル踏み込み量とペダル踏み力との関係におけるヒス
テリシス特性を有する反力が得られるようにすることが
提案されているが、このダミーケーブルを用いる解決策
は、ダミーケーブルを設置するための比較的大きなスペ
ースを必要とするために、トラックやRV車のようにス
ペースに十分余裕のある大型車種の自動車にしか採用で
きず、加えて、ダミーケーブルによる反力調整は比較的
困難であって、コスト高となる虞がある上に、ヒステリ
シス特性を得るために、金属製のダミーケーブルを管の
樹脂被覆内面に摺動させて、金属製のダミーケーブルと
管の樹脂被覆内面との間に摺動抵抗を生じさせている
が、この摺動による摩耗で長期の使用において大きな特
性変化が生じる虞がある。
【0006】以上の問題は、アクセルペダルアームに限
って生じるものではなく、上記のようなダミーケーブル
等を用いて適宜の復帰回動抵抗を生じさせ、ヒステリシ
ス特性を得る場合にも生じ得るのである。
【0007】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、ペダル踏み込み量
に応じて、そのペダル踏み込み量でのペダルアームの回
動位置を一定に維持できるペダル踏み込み力の範囲を大
きくでき、しかも、ダミーケーブルに比較して、コンパ
クトに設置できる上に、ヒステリシス特性をもった反力
調整を極めて簡単に行うことができ、特性変化の少ない
ダンパを具備したペダル装置及びこのペダル装置に用い
て好適なダンパを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の自
動車のペダル装置は、ペダルアームの回動に漸次増大す
る抵抗力を付与するダンパを具備しており、このダンパ
は、ダンパ本体と、このダンパ本体の軸周りの方向且つ
軸方向に不動に配されている不動体と、この不動体に対
面していると共に、ペダルアームの回動が伝達されて、
軸周りの方向に回転される回転体と、この回転体の回転
において前記抵抗力として漸次増大する摩擦抵抗力を生
じさせる摩擦抵抗力発生手段とを具備しており、回転体
は、回転体本体と、この回転体本体の回転により回転さ
れると共に軸方向に可動な可動体とを具備しており、摩
擦抵抗力発生手段は、不動体に対面する可動体の一方の
面に形成された傾斜面と、可動体に対面する不動体の一
方の面に形成されて前記傾斜面に面接触する傾斜面と、
可動体を不動体に向かって弾性的に付勢して、両傾斜面
を互いに押圧させるばね手段とを具備している。
【0009】第一の態様のペダル装置によれば、ペダル
踏み込みによるペダルアームの回動で回転体が回転され
ると、摩擦抵抗力発生手段において増大する摩擦抵抗力
が生じるために、この抵抗力により例えばアクセルペダ
ルを踏み込み過ぎて、燃料を今まで以上に消費したりす
ることをなくし得、しかも、ペダル踏み込み量に応じて
そのペダル踏み込み量でのペダルアームの回動位置を一
定に維持できるペダル踏み込み力の範囲を大きくできる
結果、低速から高速の各速度での定速走行時に当該速度
に応じてペダル踏み込み量を容易に一定に維持でき、ペ
ダル踏み足に早期の疲労を生じさせる等の不都合を解消
でき、しかも、面接触する両傾斜面における摩擦係数を
適宜設定することにより概略ペダルアームの回動に付与
できる抵抗力を決定し得、ペダル踏み込み量とペダル踏
み力との関係におけるヒステリシス特性をもった反力調
整を極めて簡単に行うことができる。。
【0010】本発明の第二の態様の自動車のペダル装置
では、第一の態様のペダル装置において、不動体は、軸
方向に突出してダンパ本体に一体的に形成された突起を
具備しており、可動体は、可動体本体と、軸方向であっ
て不動体に向かって突出して可動体本体に一体的に形成
された突起とを具備しており、両傾斜面の夫々は、両突
起の夫々に形成されている。
【0011】第二の態様のペダル装置によれば、摩擦抵
抗力発生手段の両傾斜面の夫々を不動体と可動体との夫
々の突起に形成し、両突起の傾斜面同士を面接触させる
ために、極めてコンパクトなものとすることができ、小
さなスペースを有効に利用して設置できる。
【0012】本発明の第三の態様の自動車のペダル装置
では、第一又は第二の態様のペダル装置において、回転
体本体は、ダンパ本体に摺動回転自在に接触する鍔部を
有しており、摩擦抵抗力発生手段は、ダンパ本体と鍔部
との間の互いの摺動回転自在面を更に具備しており、ば
ね手段は、ダンパ本体と鍔部との間の互いの摺動回転自
在面を互いに押圧させるようになっている。
【0013】第三の態様のペダル装置によれば、摩擦抵
抗力発生手段が、傾斜面に加えて、摺動回転自在面を更
に具備しているために、摩擦抵抗力を分担して発生でき
て傾斜面での負担を軽減でき、しかも、傾斜面と摺動回
転自在面とにおける摩擦係数を適宜設定することにより
概略ペダルアームの回動に付与できる抵抗力を決定し得
るため、第一の態様のペダル装置と同様に、ヒステリシ
ス特性をもった反力調整を極めて簡単に行うことができ
る。
【0014】なお、第三の態様のペダル装置において、
摺動回転自在面の夫々もまた、傾斜させて形成してもよ
い。
【0015】本発明の第四の態様の自動車のペダル装置
では、第一から第三のいずれかの態様のペダル装置にお
いて、回転体本体は、円筒部と、この円筒部に一体的に
形成されたばね受け部とを具備しており、可動体は、軸
方向に可動に円筒部に装着されており、ばね手段は、ば
ね受け部と可動体との間に配されている。
【0016】第四の態様のペダル装置によれば、回転体
の回転と共に回転されるばね受け部と可動体との間にば
ね手段が配されているために、回転体の回転でばね手段
が捩じられることがなく、ばね手段の捩じれで動作不良
が生じるようなことをなくし得る。
【0017】本発明の第五の態様の自動車のペダル装置
では、第一から第四のいずれかの態様のペダル装置にお
いて、ペダルアームの回動は、回転自在軸を介して回転
体に伝達されるようになっている。
【0018】なお、ペダルアームの回動を、回転自在軸
を介して直接回転体に伝達してもよいが、ペダルアーム
と回転自在軸との間又は回転自在軸と回転体との間に歯
車機構等を介在させてもよい。
【0019】本発明の装置におけるペダルアームとして
は、好ましくは、本発明の第六の態様のペダル装置のよ
うに、アクセルペダルアームであるが、これに代えて、
ブレーキペダルアーム又はクラッチペダルアーム等であ
ってもよい。
【0020】ダンパ本体、不動体及び回転体の形成材料
としては、ベース材として樹脂からなり、これに充填材
が含有されているのが好ましい。なお、ダンパ本体の形
成材料としては、場合によっては、ほぼ剛体とみなせる
金属でもよい。
【0021】本発明のダンパは、上記のいずれかの態様
の装置に用いられて好適なものであって、基本的に、ダ
ンパ本体と、ダンパ本体の軸周りの方向且つ軸方向に不
動に配されている不動体と、この不動体に対面している
と共に、ペダルアームの回動が伝達される回転体と、こ
の回転体の回転において漸次増大する摩擦抵抗力を生じ
させる摩擦抵抗力発生手段とを具備しており、回転体
は、回転体本体と、この回転体本体の回転により回転さ
れると共に軸方向に可動な可動体とを具備しており、摩
擦抵抗力発生手段は、不動体に対面する可動体の一方の
面に形成された傾斜面と、可動体に対面する不動体の一
方の面に形成されて前記傾斜面に面接触する傾斜面と、
可動体を不動体に向かって弾性的に付勢して、両傾斜面
を互いに押圧させるばね手段とを具備している。
【0022】斯かるダンパでは、所望のヒステリシス特
性を得ることができ、自動車のアクセルペダルアーム等
の回転自在軸に連結することにより、上記のような好ま
しい特性を得ることができる。
【0023】なお、本発明に係るダンパは、自動車のペ
ダルアームに用いられるものに限定されないのであっ
て、上記のような特性が要求される機構、装置に用いて
もよい。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい例を参照して説明する。なお、本
発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0025】図1から図8において、本例の自動車のペ
ダル装置1は、支持フレーム2と、支持フレーム2に軸
Aを中心として軸A周りの方向であるR方向に回動自在
に支持されたペダルアーム、本例では剛性金属製のアク
セルペダルアーム3と、アクセルペダルアーム3を初期
回動位置に回動付勢するばね手段4と、アクセルペダル
アーム3のR方向の回動に漸次増大する抵抗力を付与す
るダンパ5と、アクセルペダルアーム3を初期回動位置
でその回動を停止させるストッパ(図示せず)とを具備
している。
【0026】支持フレーム2は、車体11にリベット又
はボルト12等によりその底板部13で固定されてお
り、回転自在軸14をその両側壁部15及び16で回転
自在に支持している。
【0027】アクセルペダルアーム3は、先端にアクセ
ルペダル(図示せず)を有して、回転自在軸14の一端
部17に固着されており、当該回転自在軸14を介して
支持フレーム2にR方向に回動自在に支持されている。
【0028】ばね手段4は、本例では、コイルばね、特
に好ましくは捩りコイルばね18からなり、一端部19
が支持フレーム2の側壁部15に係合し、他端部20が
アクセルペダルアーム3に係合して、図2においてアク
セルペダルアーム3をR方向において反時計回りの方向
に常時弾性的に付勢している。ばね手段4としては、捩
りコイルばね18に代えて、圧縮ばね、特に圧縮コイル
ばねでもよい。
【0029】ダンパ5は、支持フレーム2の側壁部15
にボルト21等により固定されるダンパ本体22と、ダ
ンパ本体22内に、当該ダンパ本体22に対してその軸
A方向及びR方向で不動に配された不動体23と、一方
では、不動体23に対面しており、他方では、その環状
の面24でダンパ本体22の固定面25にR方向に摺動
回転自在に接触した回転体26と、回転体26のR方向
の回転において抵抗力として漸次増大する摩擦抵抗力を
生じさせる摩擦抵抗力発生手段27とを具備している。
【0030】ダンパ本体22は、円筒状の内周面30を
有した円筒部31と、円筒部31の一端面に一体的に形
成された鍔部32と、円筒部31の内周面30に径方向
内方向に突出して一体的に形成された環状板部33とを
具備している。
【0031】鍔部32は、長軸方向の両端部に貫通孔3
5及び36を夫々有しており、貫通孔35及び36を通
ったボルト21等により鍔部32においてダンパ本体2
2は、側壁部15に固定支持されており、環状板部33
の中央貫通孔37に、後述の回転体本体38の円筒部3
9が回転自在に挿通されている。
【0032】不動体23は、図4に特に詳しく示すよう
に、後述の可動体本体41の環状の面42に対面する環
状板部33の一方の面43の外周側に、軸A方向に突出
して一体的に形成された3個の突起44を具備してお
り、斯かる突起44からなる本例の不動体23は、軸A
方向及びR方向に不動にされている。突起44は、R方
向において等角度間隔に配されている。面43には、段
部45を規定するように、突起44に連接して凹所46
が形成されている。
【0033】回転体26は、回転体本体38と、回転体
本体38に対して軸A方向に可動であって、回転体本体
38のR方向の回転と共に回転される可動体51とを具
備している。
【0034】回転体本体38は、円筒部39と、円筒部
39の一端に径方向外方向に一体的に形成された鍔部5
5と、円筒部39の一端の外周面のねじ部56に螺着さ
れて固定された有底円筒状のばね受け体57とを具備し
ている。
【0035】可動体51は、円筒部39の外周面に、軸
方向に伸び且つ互いにR方向に平行に配されて形成され
た複数のスプライン溝61の夫々に嵌合する複数のスプ
ライン突起62を内周面に有し、この円筒部39の外周
面へのスプライン結合により軸A方向に摺動自在であっ
て、且つ円筒部39のR方向の回転と共に回転されるよ
うに、当該円筒部39の外周面に装着された環状の可動
体本体41と、図7に特に詳細に示すように、軸A方向
であって不動体23である突起44に向かって突出して
可動体本体41の一方の面42の外周側に一体的に形成
された3個の突起63とを具備しており、突起63は、
可動体本体41の一方の面42にR方向において等角度
間隔に配されている。面42には、段部64を規定する
ように、突起63に連接して凹所65が形成されてい
る。
【0036】円筒部39内には、回転自在軸14の他端
部70が固定的に挿着されるようになっており、円筒部
39、円筒部39に一体的に形成された鍔部55、円筒
部39に固着されたばね受け体57、円筒部39にスプ
ライン結合された可動体本体41及び可動体本体41に
一体的に形成された突起63の夫々は、回転自在軸14
のR方向の回転と共に、同様にR方向に回転されるよう
になっている。
【0037】摩擦抵抗力発生手段27は、突起44の夫
々に形成された軸A方向に直交する方向に対して傾斜角
θを有した傾斜面71と、R方向の回転において傾斜面
71に面接触するように突起63の夫々に形成されてお
り、傾斜面71と同様に軸A方向に直交する方向に対し
て傾斜角θを有した傾斜面72と、鍔部55及び環状板
部33の互いの摺動回転自在面である面24及び固定面
25と、円筒部39の外周面及び可動体本体41の内周
面のスプライン結合における軸A方向の相互摺動面と、
可動体本体41を不動体23に向かって弾性的に付勢す
る圧縮コイルばね73とを具備している。
【0038】傾斜面71及び72は、互いに面接触する
ように相補的に形成されており、圧縮コイルばね73
は、傾斜面71及び72の相互並びに面24及び固定面
25の相互を互いに押圧させるように、弾性的に縮めら
れてばね受け体57内に円筒部39と同心に且つ可動体
本体41とばね受け体57の底部75との間に配されて
いる。
【0039】傾斜面71及び72は、突起63のR方向
の回転において、コイルばね73の弾性力に抗して可動
体本体41を不動体23から軸A方向に離反させてばね
受け体57の底部75に接近させて、コイルばね73の
ばね反力を増大させることにより、前記摩擦抵抗力を増
大させるようになっている。
【0040】なお、凹所46の夫々には、突起63の夫
々の軸A方向の先端が落ち込み、凹所65の夫々には、
突起44の夫々の軸A方向の先端が落ち込み、而して、
段部45及び段部64により傾斜面71と傾斜面72と
の初期面接触位置が規定されるようになっている。
【0041】以上のペダル装置1を具備した車両、例え
ば自動車では、アクセルペダルの踏み込みで、アクセル
ペダルアーム3が、コイルばね18の弾性力に抗して図
2においてR方向において時計回りの方向に回動される
と、アクセルペダルアーム3の回動角を検出する検出器
を含む図示しない電子制御装置によりエンジンに対する
燃料噴射が促進されて加速され、逆に、アクセルペダル
の踏み込み解除で、アクセルペダルアーム3が、コイル
ばね18の弾性力により図2におけるR方向において反
時計回りの方向に回動されると、図示しない電子制御装
置によりエンジンに対する燃料噴射が減少されて減速さ
れる。
【0042】ペダル装置1では、アクセルペダルの踏み
込みによるアクセルペダルアーム3の回動で、回転体2
6がR方向に回転されると、突起63もR方向に回転さ
れて、突起63のR方向の回転により、傾斜面72で傾
斜面71に面接触した突起63を有した可動体51は、
図9に示すように、軸A方向においてコイルばね73の
弾性力に抗して底部75に向かって移動され、逆に、ペ
ダル踏み込みが解除されると、コイルばね18の弾性力
によりアクセルペダルアーム3は、元の位置に復帰さ
れ、同じく、可動体51は、図1に示すように、元の位
置に復帰される。
【0043】そして、ペダル装置1では、コイルばね7
3の漸次増大する弾性力により互いに押し付けられた傾
斜面71と傾斜面72とにおける摩擦抵抗、面24と固
定面25とにおける摩擦抵抗並びに円筒部39と可動体
本体41とのスプライン結合における摩擦抵抗により、
図10の線b−cで示すように、ペダル踏み込みに基づ
くアクセルペダルアーム3の回動に適宜の漸次増大する
抵抗力(反力)が付与され、而して、アクセルペダルを
踏み込み過ぎて、燃料を必要以上に消費するような事態
をなくし得、また、角度αef°でのペダル踏み込み解
除では、アクセルペダルアーム3は、コイルばね18の
弾性力により小さな抵抗力をもって早期に初期位置に回
動復帰されることになる。
【0044】加えて、ペダル装置1では、ペダル踏み込
み後、例えば定常走行時に相当する角度αef°でペダ
ル踏み込みを維持する場合には、図10に示すように、
ペダル踏み力をTeからTfまで減少させても、傾斜面
71と傾斜面72とにおける摩擦抵抗、面24と固定面
25とにおける摩擦抵抗並びに円筒部39と可動体本体
41とのスプライン結合における摩擦抵抗に基づくペダ
ルアーム回動角とペダル踏み力とのヒステリシス特性a
−b−e−fにより、そのアクセルペダルアーム3の回
動角αef°を維持できるために、ペダル踏み足に早期
の疲労を生じさせる等の不都合を解消できる。すなわち
ペダル装置1では、ペダル踏み込み量に応じてそのペダ
ル踏み込み量でのアクセルペダルアーム3の回動角αe
f°を一定に維持できるペダル踏み力Tの範囲Te−T
fを大きくできる結果、低速から高速の各速度での定速
走行時に当該速度に応じてペダル踏み込み量を容易に一
定に維持でき、ペダル踏み足に早期の疲労を生じさせる
等の不都合を解消できる。
【0045】更にペダル装置1によれば、傾斜面71と
傾斜面72とにおける摩擦抵抗、面24と固定面25と
における摩擦抵抗並びに円筒部39と可動体本体41と
のスプライン結合における摩擦抵抗により概略アクセル
ペダルアーム3の回動に付与できる抵抗力を決定し得る
ため、ヒステリシス特性をもった反力調整を極めて簡単
に行うことができ、その上、夫々の値を適宜設定するこ
とにより、極めてコンパクトなものとすることができ、
小さなスペースを有効に利用して設置できる。加えて、
ペダル装置1によれば、摩擦抵抗力発生手段27が、傾
斜面71及び72に加えて、摺動回転自在面である面2
4及び固定面25を更に具備しているために、摩擦抵抗
力を分担して発生できて傾斜面71及び72での負担を
軽減できる。
【0046】また、ペダル装置1によれば、コイルばね
73は、相互に相対回転しない可動体本体41とばね受
け体57の底部75との間に配されているために、可動
体本体41の回転においても捩られることがなく、而し
て、コイルばね73の捩じれによる作動不良等の不都合
が生じることがない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ペダル踏み込み量に応
じて、そのペダル踏み込み量でのペダルアームの回動位
置を一定に維持できるペダル踏み込み力の範囲を大きく
でき、しかも、ダミーケーブルに比較して、コンパクト
に設置できる上に、ヒステリシス特性をもった反力調整
を極めて簡単に行うことができ、特性変化の少ないダン
パを具備したペダル装置及びこのペダル装置に用いて好
適なダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の例の正面断面図
である。
【図2】図1に示す例の左側面図である。
【図3】図1に示す例のダンパの右側面図である。
【図4】(a)は、図1に示す例の環状板部の左側面図
であり、(b)は、環状板部の一方の面に一体成形され
た突起、凹所及び段部を展開して示す説明図である。
【図5】図1に示す例の可動体の左側面図である。
【図6】可動体の一方の面に形成された突起などを省略
した図5に示す可動体のVI−VI線矢視断面図であ
る。
【図7】(a)は、図1に示す例の可動体の右側面図で
あり、(b)は、可動体の一方の面に一体成形された突
起、凹所及び段部を展開して示す説明図である。
【図8】図1に示す例の回転体本体の円筒部及び鍔部の
正面図である。
【図9】図1に示す例のダンパの動作説明図である。
【図10】図1に示す例のペダルアーム回動角とペダル
踏み力との関係図である。
【符号の説明】
1 自動車のペダル装置 3 アクセルペダルアーム 5 ダンパ 22 ダンパ本体 23 不動体 26 回転体 27 摩擦抵抗力発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊沢 勝利 神奈川県藤沢市桐原町8番地 オイレス工 業株式会社藤沢事業場内 Fターム(参考) 3J066 AA21 BA01 BB01 BD07 3J070 AA32 BA17 CC04 CC07 CC12 DA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルアームの回動に漸次増大する抵抗
    力を付与するダンパを具備しており、このダンパは、ダ
    ンパ本体と、このダンパ本体の軸周りの方向且つ軸方向
    に不動に配されている不動体と、この不動体に対面して
    いると共に、ペダルアームの回動が伝達されて、軸周り
    の方向に回転される回転体と、この回転体の回転におい
    て前記抵抗力として漸次増大する摩擦抵抗力を生じさせ
    る摩擦抵抗力発生手段とを具備しており、回転体は、回
    転体本体と、この回転体本体の回転により回転されると
    共に軸方向に可動な可動体とを具備しており、摩擦抵抗
    力発生手段は、不動体に対面する可動体の一方の面に形
    成された傾斜面と、可動体に対面する不動体の一方の面
    に形成されて前記傾斜面に面接触する傾斜面と、可動体
    を不動体に向かって弾性的に付勢して、両傾斜面を互い
    に押圧させるばね手段とを具備している自動車のペダル
    装置。
  2. 【請求項2】 不動体は、軸方向に突出してダンパ本体
    に一体的に形成された突起を具備しており、可動体は、
    可動体本体と、軸方向であって不動体に向かって突出し
    て可動体本体に一体的に形成された突起とを具備してお
    り、両傾斜面の夫々は、両突起の夫々に形成されている
    請求項1に記載の自動車のペダル装置。
  3. 【請求項3】 回転体本体は、ダンパ本体に摺動回転自
    在に接触する鍔部を有しており、摩擦抵抗力発生手段
    は、ダンパ本体と鍔部との間の互いの摺動回転自在面を
    更に具備しており、ばね手段は、ダンパ本体と鍔部との
    間の互いの摺動回転自在面を互いに押圧させるようにな
    っている請求項1又は2に記載の自動車のペダル装置。
  4. 【請求項4】 回転体本体は、円筒部と、この円筒部に
    一体的に形成されたばね受け部とを具備しており、可動
    体は、軸方向に可動に円筒部に装着されており、ばね手
    段は、ばね受け部と可動体との間に配されている請求項
    1から3のいずれか一項に記載の自動車のペダル装置。
  5. 【請求項5】 ペダルアームの回動は、回転自在軸を介
    して回転体に伝達されるようになっている請求項1から
    4のいずれか一項に記載の自動車のペダル装置。
  6. 【請求項6】 ペダルアームがアクセルペダルアームで
    ある請求項1から5のいずれか一項に記載の自動車のペ
    ダル装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    自動車のペダル装置に使用するためのダンパ。
  8. 【請求項8】 ダンパ本体と、ダンパ本体の軸周りの方
    向且つ軸方向に不動に配されている不動体と、この不動
    体に対面していると共に、ペダルアームの回動が伝達さ
    れる回転体と、この回転体の回転において漸次増大する
    摩擦抵抗力を生じさせる摩擦抵抗力発生手段とを具備し
    ており、回転体は、回転体本体と、この回転体本体の回
    転により回転されると共に軸方向に可動な可動体とを具
    備しており、摩擦抵抗力発生手段は、不動体に対面する
    可動体の一方の面に形成された傾斜面と、可動体に対面
    する不動体の一方の面に形成されて前記傾斜面に面接触
    する傾斜面と、可動体を不動体に向かって弾性的に付勢
    して、両傾斜面を互いに押圧させるばね手段とを具備し
    ているダンパ。
  9. 【請求項9】 不動体は、軸方向に突出してダンパ本体
    に一体的に形成された突起を具備しており、可動体は、
    可動体本体と、軸方向であって不動体に向かって突出し
    て可動体本体に一体的に形成された突起とを具備してお
    り、両傾斜面の夫々は、両突起の夫々に形成されている
    請求項8に記載のダンパ。
  10. 【請求項10】 回転体本体は、ダンパ本体に摺動回転
    自在に接触する鍔部を有しており、摩擦抵抗力発生手段
    は、ダンパ本体と鍔部との間の互いの摺動回転自在面を
    更に具備しており、ばね手段は、ダンパ本体と鍔部との
    間の互いの摺動回転自在面を互いに押圧させるようにな
    っている請求項8又は9に記載のダンパ。
  11. 【請求項11】 回転体本体は、円筒部と、この円筒部
    に一体的に形成されたばね受け部とを具備しており、可
    動体は、軸方向に可動に円筒部に装着されており、ばね
    手段は、ばね受け部と可動体との間に配されている請求
    項8から10のいずれか一項に記載のダンパ。
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