JP2001142639A - タッチパネル装置 - Google Patents

タッチパネル装置

Info

Publication number
JP2001142639A
JP2001142639A JP32409699A JP32409699A JP2001142639A JP 2001142639 A JP2001142639 A JP 2001142639A JP 32409699 A JP32409699 A JP 32409699A JP 32409699 A JP32409699 A JP 32409699A JP 2001142639 A JP2001142639 A JP 2001142639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
touch panel
input pen
touch
panel device
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32409699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanya Matsumoto
冠也 松本
Jiro Nakazono
次郎 中園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Electronic Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP32409699A priority Critical patent/JP2001142639A/ja
Priority to US09/712,128 priority patent/US6633280B1/en
Publication of JP2001142639A publication Critical patent/JP2001142639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/043Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves
    • G06F3/0433Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves in which the acoustic waves are either generated by a movable member and propagated within a surface layer or propagated within a surface layer and captured by a movable member
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で精度の高いタッチ位置の検出を
行うことが出来るタッチパネル装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 タッチパネル10の縁部の互いに異なる
任意の少なくとも二箇所に配置されて空間を伝搬してく
る超音波を検出するマイクロフォン11A,11Bと、
圧電スピーカ12Gを内蔵してこの圧電スピーカ12G
から出力される超音波を発振する入力ペン12と、マイ
クロフォン11A,11Bによって検出される超音波に
基づいて各マイクロフォン11A,11Bとタッチパネ
ル10の入力ペン12によるタッチ位置Pとの距離を算
出してこのタッチ位置Pの座標を演算するタッチ位置検
出器13とを備えており、マイクロフォン11A,11
Bが、タッチパネル10の縁部の取付位置に対応した集
音指向特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネルなどのフラットディスプレイの前面に設け
られるタッチパネル上において、入力ペンによるタッチ
位置の座標検出を行うタッチパネル装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、各種情報処理装
置への入力手段として、タッチパネル装置が普及してき
ている。
【0003】このタッチパネル装置は、タッチパネル上
でのタッチ位置の座標を検出してそのタッチ位置に対応
する各種情報を情報処理装置に入力するものであり、各
種の方式のものが提案されている。
【0004】このタッチパネル装置のなかに、超音波を
利用してタッチパネル上でのタッチ位置の座標の検出を
行う超音波表面弾性波方式と呼ばれるものがある。
【0005】図25は、このような超音波表面弾性波方
式の従来のタッチパネル装置を示す模式図である。
【0006】この図25において、タッチパネル装置
は、タッチパネル1の下縁部に水平向きに取り付けられ
た発信側のX側反射アレイ2Aと、タッチパネル1の右
下隅部に配置されてX側反射アレイ2Aに接続されたX
側発信子2Bと、タッチパネル1の上縁部にX側反射ア
レイ2Aと対向するように水平向きに取り付けられた受
信側のX側反射アレイ3Aと、タッチパネル1の右上隅
部に配置されてX側反射アレイ3Aに接続されたX側受
信子3Bと、タッチパネル1の左側縁部に上下向きに取
り付けられた発信側のY側反射アレイ4Aと、タッチパ
ネル1の左上隅部に配置されてY側反射アレイ4Aに接
続されたY側発信子4Bと、タッチパネル1の右側縁部
にY側反射アレイ4Aと対向するように上下向きに取り
付けられた受信側のY側反射アレイ5Aと、タッチパネ
ル1の右上隅部に配置されてY側反射アレイ5Aに接続
されたY側受信子5Bとを備えている。
【0007】このタッチパネル装置は、X側発信子2B
から出力される超音波が発信側のX側反射アレイ2Aの
軸方向(X方向)に沿った各位置から受信側のX側反射
アレイ3Aに向かって垂直上方向きに発振され、この受
信側のX側反射アレイ3Aの軸方向(X方向)に沿った
各位置において受信された超音波がX側受信子3Bに入
力される。
【0008】また、Y側発信子4Bから出力される超音
波が発信側の発信側のY側反射アレイ4Aの軸方向(Y
方向)に沿った各位置から受信側のY側反射アレイ5A
に向かって水平右向きに発振され、この受信側のY側反
射アレイ5Aの軸方向(Y方向)に沿った各位置におい
て受信された超音波がX側受信子5Bに入力される。
【0009】そして、タッチパネル1上のタッチ位置の
特定は、例えば、図示のようにタッチパネル1上の任意
の位置P’がタッチされると、このタッチ位置P’にお
いて発信側のX側反射アレイ2AとY側反射アレイ4A
からそれぞれ発振された超音波がタッチパネル1にタッ
チしている指や入力ペンなどによって阻まれるので、受
信側のX側反射アレイ3AとY側反射アレイ5A上の超
音波が到達しなかった位置(x座標とy座標)をX側受
信子3BとX側受信子5Bに入力されてくる超音波信号
の変化(減衰)によって検出することにより、行われ
る。
【0010】この超音波表面弾性波方式のタッチパネル
装置は、温度や湿度の影響を受けることが少なく、ま
た、耐久性にも優れているという特性を有している。
【0011】しかしながら、この従来の超音波表面弾性
波方式のタッチパネル装置は、図示のように、それぞれ
タッチパネルの四辺に発信側の反射アレイや受信側の反
射アレイを配置しなければならず、さらに、タッチ位置
の検出精度を高めて検出誤差を小さくするためには、発
信側の反射アレイと受信側の反射アレイにおける超音波
の発信部および受信部をそれぞれ細かく設定しなければ
ならないので、装置が大型化するとともに検出精度に限
界があるという問題点を有している。
【0012】また、この従来の超音波表面弾性波方式の
タッチパネル装置は、タッチパネル1を伝搬してくる超
音波による振動を検出してタッチ位置P’の特定を行う
ものであるために、例えばこのタッチパネル装置がプラ
ズマディスプレイパネル(PDP)に取り付けられるよ
うな場合には、このPDPの駆動に伴ってタッチパネル
1に発生する振動がノイズとして検出されて、検出結果
に誤差が生じてしまう虞がある。
【0013】この発明は、上記のような従来のタッチパ
ネル装置が有している問題点を解決するために為された
ものである。すなわち、この発明は、簡易な構成で精度
の高いタッチ位置の検出を行うことが出来るタッチパネ
ル装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるタッチ
パネル装置は、上記目的を達成するために、フラット型
表示装置の前面に設置されるタッチパネルへのタッチ位
置を検出するタッチパネル装置において、前記タッチパ
ネルの縁部の互いに異なる任意の少なくとも二箇所に配
置されて空間を伝搬してくる音信号を検出する集音部材
と、信号発振部材を内蔵してこの信号発振部材から出力
される発振信号を先端部から発振する入力ペンと、前記
集音部材によって検出される入力ペンから発振された音
信号に基づいて各集音検出部材とタッチパネル上の入力
ペンによるタッチ位置との距離を算出してこの入力ペン
のタッチ位置のタッチパネル上での座標を演算する座標
位置演算部材とを備えており、前記集音部材が、タッチ
パネルの縁部の取付位置に対応してタッチパネルの全面
をカバーする集音指向特性を有していることを特徴とし
ている。
【0015】この第1の発明によるタッチパネル装置
は、タッチパネル上に入力ペンの先端部がタッチされる
と、この入力ペンに内蔵された信号発振部材から出力さ
れる超音波等の音信号が、入力ペンの先端部から発振さ
れてタッチパネルの前面に沿って空間を伝搬されてゆ
き、タッチパネルの縁部の互いに異なる少なくとも二箇
所に取り付けられた集音部材によってそれぞれ検出され
る。
【0016】そして、座標位置演算部材が、この各集音
部材によって検出された音信号に基づいて、この音信号
が発振されたタッチパネル上のタッチ位置と各集音部材
との間の距離を算出し、さらに、この算出されたそれぞ
れの距離に基づいてタッチ位置のタッチパネル上におけ
るX,Y座標値を演算して、入力ペンのタッチ位置の特
定を行う。
【0017】そして、このタッチ位置を特定する際に入
力ペンから発振される音信号を検出する集音部材が、例
えばこの集音部材がタッチパネルの縁部の隅位置に配置
される場合は90度、また、集音部材がタッチパネルの
縁部の中間位置に配置される場合は180度というよう
に、タッチパネルの全面をカバーする集音指向特性を有
していることにより、入力ペンがタッチパネル上のどの
位置にタッチされても、入力ペンから発振される音信号
が集音部材によって検出される。
【0018】以上のように、上記第1の発明によるタッ
チパネル装置によれば、タッチパネルの縁部の二箇所に
集音部材を配置するだけでタッチパネル上におけるタッ
チ位置の特定を行うことが出来、しかも、この集音部材
がタッチパネルの縁部の取付位置に対応してタッチパネ
ルの全面をカバーする集音指向特性を有していることに
よって、入力ペンがタッチパネル上のどの位置にタッチ
されても、この入力ペンから発振される音信号が集音部
材によって確実に検出されるので、簡易な構成で精度の
高いタッチ位置の検出を行うことが出来るようになる。
【0019】そして、さらに、このタッチ位置の特定
が、入力ペンから発振されて空間を伝搬されてくる音信
号を集音部材によって検出することによって行われるの
で、従来のように、タッチパネルを伝わる振動を検出し
てタッチ位置の特定を行う場合に比べて、タッチパネル
が取り付けられる表示装置の駆動に伴う振動をノイズと
して検出する虞がなく、高い精度のタッチ位置検出を行
うことが出来るようになる。
【0020】第2の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記集音部材がマイクロフォンであることを特徴として
いる。
【0021】この第2の発明によるタッチパネル装置に
よれば、集音部材であるマイクロフォンによって、入力
ペンの信号発振部材から発振される音波または超音波な
どの音信号の検出が行われる。
【0022】第3の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記集音部材が、タッチパネルの縁部の隅位置に配置さ
れてタッチパネルと平行な平面内において90度の集音
指向特性を有していることを特徴としている。
【0023】この第3の発明によるタッチパネル装置に
よれば、集音部材がタッチパネルの縁部の隅位置に配置
された際に、この集音部材の集音方向に広がるタッチパ
ネルの範囲が90度の範囲であるので、集音部材がタッ
チパネルと平行な平面内において90度の集音指向特性
を有していることによって、入力ペンがタッチパネル上
のどの位置にタッチされても、この入力ペンから発振さ
れる音信号を確実に検出することが出来る。
【0024】第4の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第3の発明の構成に加えて、
前記集音部材が、前方に90度の角度で開いた開口部を
形成するホーン部材を備えていることを特徴としてい
る。
【0025】この第4の発明によるタッチパネル装置に
よれば、前方に90度の角度で開いた開口部を形成する
ホーン部材によって、集音部材の集音指向特性が、タッ
チパネルと平行な平面内において90度に設定される。
【0026】第5の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記集音部材が、タッチパネルの縁部の中間位置に配置
されてタッチパネルと平行な平面内において180度の
集音指向特性を有していることを特徴としている。
【0027】この第5の発明によるタッチパネル装置に
よれば、集音部材がタッチパネルの縁部の中間位置に配
置された際に、この集音部材の集音方向に広がるタッチ
パネルの範囲が180度の範囲であるので、集音部材が
タッチパネルと平行な平面内において180度の集音指
向特性を有していることによって、入力ペンがタッチパ
ネル上のどの位置にタッチされても、この入力ペンから
発振される音信号を確実に検出することが出来る。
【0028】第6の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記信号発振部材が、圧電素子を含む圧電スピーカであ
ることを特徴としている。
【0029】この第6の発明によるタッチパネル装置に
よれば、圧電素子を含む圧電スピーカから音波または超
音波などの音信号が発振される。
【0030】第7の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記入力ペンは、先端部に形成された開口部を有し、こ
の開口部から入力ペンに内蔵された前記信号発振部材に
よって出力される音信号が、入力ペンの軸回りに360
度の指向性で発振されることを特徴としている。
【0031】この第7の発明によるタッチパネル装置に
よれば、タッチパネルに入力ペンがタッチされたとき、
この入力ペンの先端部に形成された開口部から入力ペン
に内蔵された信号発振部材によって出力される音信号
が、この入力ペンの軸回りに360度の指向性で発振さ
れるので、タッチパネルのどの位置に入力ペンがタッチ
されても音信号が集音部材によって検出されて、そのタ
ッチ位置の特定が確実に行われるようになる。
【0032】第8の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記入力ペンの先端部の内壁面が、先端側に行くほど径
が小さくなる円錐形に成形されていて、この円錐形の内
部が入力ペンの先端に形成された開口部によって外部と
連通されており、この入力ペンの先端部の円錐形の内部
を通って前記信号発振部材から出力される音信号が前記
開口部から発振されることを特徴としている。
【0033】この第8の発明によるタッチパネル装置に
よれば、入力ペンに内蔵された信号発振部材から出力さ
れる音信号を通過させる入力ペンの先端部の内壁部が、
円錐形状に形成されていることにより、その先端に形成
された開口部から発振される音信号が、無指向性を有す
るようになる。
【0034】第9の発明によるタッチパネル装置は、前
記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、
前記入力ペンの先端が球状に成形されており、この球状
に成形された先端の後方の入力ペンの外周面に、前記信
号発振部材から出力される音信号を外部に発振する開口
部が形成されていることを特徴としている。
【0035】この第9の発明によるタッチパネル装置に
よれば、入力ペンの先端が球状に成形されていることに
より、入力ペンがタッチパネル上にタッチされた際にタ
ッチパネルの表面が傷つけられるのが防止され、さら
に、信号発振部材から出力される音信号を外部に発振す
る開口部が、入力ペンの球状の先端の後方の外周面に形
成されていることによって、入力ペンがタッチパネル上
にタッチされた際に開口部が塞がれて音信号の発振が妨
げられるのが防止される。
【0036】第10の発明によるタッチパネル装置は、
前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加え
て、前記入力ペンが前記信号発振部材に駆動電源を供給
するバッテリ部材を内蔵するとともに、この入力ペンを
保持するホルダが用意され、このホルダに充電部材が内
蔵されていて、ホルダによって入力ペンが保持された際
に充電部材から入力ペンのバッテリ部材に充電が行われ
ることを特徴としている。
【0037】この第10の発明によるタッチパネル装置
によれば、入力ペンの不使用時に,この入力ペンをペン
ホルダに保持しておくと、このペンホルダに内蔵された
充電部材によって、入力ペンに内蔵されたバッテリ部材
に充電が行われる。
【0038】第11の発明によるタッチパネル装置は、
前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加え
て、前記タッチパネルの縁部に前記信号発振部材から発
振される音信号を吸収する音信号吸収部材が取り付けら
れていることを特徴としている。
【0039】この第11の発明によるタッチパネル装置
によれば、入力ペンの信号発振部材から発振された音信
号のうち、タッチパネルの縁部の集音部材が取り付けら
れている部分以外の部分に到達した音信号が、音信号吸
収部材によって反射されることなく吸収されるので、反
射波によるノイズが集音部材によって検出されるのが防
止され、これによって、精度の高いタッチ位置の特定を
行うことが出来る。
【0040】第12の発明によるタッチパネル装置は、
前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加え
て、前記フラット型表示装置がプラズマディスプレイパ
ネルであることを特徴としている。
【0041】この第12の発明によるタッチパネル装置
によれば、プラズマディスプレイパネルの表示画面にお
いて、入力ペンによるタッチ位置の検出を行うことが出
来るようになる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0043】図1は、この発明によるタッチパネル装置
の実施形態における第1の例を示す構成図である。
【0044】なお、以下においては、タッチパネル装置
がプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)
の前面に取り付けられる場合を例にとって説明を行う
が、このタッチパネル装置は、PDPの他、ホワイトボ
ードやタブレットにも取り付けが可能である。
【0045】この図1において、タッチパネル装置は、
PDPの前面ガラス基板がタッチパネル10を構成して
おり、このタッチパネル10の前面の下縁部中央位置と
左側縁部中央位置に取り付けられた二個のマイクロフォ
ン11Aおよび11Bと、後述する超音波発振器を内蔵
した入力ペン12と、二個のマイクロフォン11Aと1
1Bに接続されてこのマイクロフォン11Aと11Bに
入力ペン12から入力される超音波に基づいてタッチパ
ネル10上の入力ペン12によるタッチ位置を検出する
タッチ位置検出器13とを備えている。
【0046】このタッチ位置検出器13は、マイクロコ
ンピュータ14に接続されていて、タッチ位置検出器1
3からタッチ位置の検出信号がマイクロコンピュータ1
4に出力するようになっている。
【0047】そして、マイクロコンピュータ14は、タ
ッチ位置検出器13から入力されるタッチ位置の検出信
号に基づいて、このマイクロコンピュータ14に接続さ
れるPDP表示装置15に制御信号を出力して、このP
DP表示装置15の駆動制御を行うことにより、入力ペ
ン12によるタッチパネル10上のタッチ位置に対応し
た画面表示を行うようになっている。
【0048】タッチパネル10の周縁部には、マイクロ
フォン11A,11Bが埋設されるように、かつ、タッ
チパネル10の前面から前方側に立ち上がった状態で、
超音波を吸収する吸音壁10Aが取り付けられている。
【0049】図2は、タッチ位置検出器13の構成を示
すブロック図である。
【0050】この図2において、タッチ位置検出器13
は、それぞれマイクロフォン11Aと11Bに接続され
てこのマイクロフォン11A,11Bから入力される超
音波検出信号の増幅と波形整形を行う波形整形回路13
Aa,13Abと、この波形整形回路13Aa,13Ab
にそれぞれ接続されて波形整形回路13Aa,13Ab
から出力される整形された波形信号をA/D変換するA
/D変換回路13Ba,13Bbと、このA/D変換回
路13Ba,13Bbに接続されてA/D変換回路13
Ba,13Bbからそれぞれ入力されてくるA/D変換
された超音波の波形信号に基づいてタッチ位置P(図1
参照)の座標値の演算を行うCPU13Cと、このCP
U13Cとマイクロコンピュータ14とを接続するため
のインタフェース13Dとから構成されている。
【0051】図3は、入力ペン12の構成を示す側断面
図である。
【0052】この図3において、入力ペン12のケーシ
ング12Aは、中空状で先端部12A’が円錐形のペン
形状をしており、この先端部12A’の中心部に、軸方
向に延びる直径が1mmの筒状孔12aが形成されてい
る。
【0053】そして、図4に拡大して示されるように、
ケーシング12Aの先端部12A’に球体部12bが一
体的に成形されていて、この球体部12bが筒状孔12
aの先端開口部に対向されており、筒状孔12aは、球
体部12bの後部分に対向する先端部12A’の外周壁
に等角度間隔に形成された複数の開口部12cを介して
外部に連通されている。
【0054】なお、球体部12bは、例えば、PETや
ナイロン,テフロンなどの樹脂あるいはフェルト等によ
って成形されていて、入力ペン12の先端部12A’が
タッチパネル10にタッチされた際に、タッチパネル1
0の表面を傷つけないようになっている。
【0055】図3において、ケーシング12Aの本体内
には、電源バッテリ12Bと、電源スイッチ12Cと、
周波数/出力レベル設定回路12Dと、発振器12E
と、増幅回路12Fと、圧電素子によって構成される圧
電スピーカ12Gが内蔵されている。この圧電スピーカ
12Gは、筒状孔12aの後端開口部に隣接するように
取り付けられている。
【0056】ケーシング12Aには、さらに、その先端
部12A’と本体部との接続部に、この先端部12A’
の先端に形成された球体部12bがタッチパネル10上
に接触したことを検出するタッチセンサSが取り付けら
れており、本体部外周面にLED12Hが取り付けられ
ている。
【0057】なお、このタッチセンサSの代わりに、マ
イクロスイッチを用いるようにしてもよい。そして、さ
らに、ケーシング12Aの後端壁に、電源バッテリ12
Bに接続された一対の充電端子Tが外面に露出した状態
で埋め込まれている。
【0058】図5は、この入力ペン12の内部回路の接
続状態を示すブロック図であり、図中、実線は電源ライ
ンを、破線は信号/制御ラインを示している。
【0059】この図5において、充電端子Tを介して後
述する充電器から充電される電源バッテリ12Bに電源
スイッチ12Cが接続され、さらに、この電源スイッチ
12Cを介して周波数/出力レベル設定回路12Dおよ
び発振器12E,増幅回路12Fに電源が供給されるよ
うになっている。
【0060】周波数/出力レベル設定回路12Dは、発
振器12Eに接続されていて、発振器12Eから出力さ
れる超音波信号の周波数または出力レベルの設定を行う
ようになっている。
【0061】そして、この発振器12Eは、増幅回路1
2Fを介して圧電スピーカ12Gに接続されており、発
振器12Eから出力され増幅回路12Fによって増幅さ
れた超音波信号が圧電スピーカ12Gに入力されること
により、圧電スピーカ12Gからケーシング12Aの筒
状孔12a(図3参照)内に、周波数/出力レベル設定
回路12Dによって設定された所要の周波数または出力
レベルの超音波の発振が行われる。
【0062】タッチセンサSは、電源スイッチ12Cに
接続されていて、ケーシング12Aの先端部の球体部1
2bがタッチパネル10上に接触したことを検知すると
電源スイッチ12Cをオンにし、球体部12bがタッチ
パネル10から離れている時には電源スイッチ12Cを
オフにするようになっている。
【0063】このタッチセンサSとしては、例えば、先
端部12A’の球体部12bがタッチパネル10に押圧
されたときの圧力を検知して、電源スイッチ12Cをオ
ンさせる圧力センサが挙げられる。
【0064】そして、このタッチセンサSを介してLE
D12Hが電源スイッチ12Cに接続されており、タッ
チセンサSが、ケーシング12Aの先端部の球体部12
bがタッチパネル10上に接触したことを検知すると、
発光素子であるLED12Hに電源バッテリ12Bから
の電源を導通して点灯させるようになっている。
【0065】図6は、入力ペン12がペンホルダ17に
保持されている状態を示す斜視図である。
【0066】この図6において、ペンホルダ17は、中
央部に入力ペン12のケーシング12Aの外径よりも僅
かに大きい内径を有する鉛直向きの嵌合孔17aが設け
られていて、この嵌合孔17a内に入力ペン12がその
後端部を嵌合されることにより、この入力ペン12を鉛
直上向きに保持するようになっている。
【0067】そして、このペンホルダ17の嵌合孔17
aの底面には、この嵌合孔17a内に嵌合された入力ペ
ン12の後端面の充電端子Tが接触する位置に、図示し
ない充電端子が取り付けられており、この充電端子には
電源コード17Aが接続されていて、この電源コード1
7Aを介して充電端子が交流電源に接続されるようにな
っている。
【0068】図7は、マイクロフォン11A,11Bの
取り付け状態を示す概略図である。
【0069】このマイクロフォン11A,11Bは、コ
ンデンサマイクであり、タッチパネル10の前面の下縁
部中央位置と左側縁部中央位置に取り付けられているた
め、タッチパネル10の全面に亘って指向性を有するよ
うに、受音面が吸音壁10Aの内壁面とほぼ面一になる
状態で、吸音壁10A内に埋設されている。これによっ
て、マイクロフォン11A,11Bは、二点鎖線αによ
って示されるように、180度の指向特性を有するよう
に設定されている。
【0070】次に、上記タッチパネル装置によるタッチ
パネル上のタッチ位置の検出方法について、説明を行
う。
【0071】電源コード17Aを介して交流電源に接続
されたペンホルダ17の嵌合孔17a内に入力ペン12
を嵌合させて保持しておくと、この嵌合孔17aの底面
に取り付けられた充電端子と入力ペン12の後端面に取
り付けられた充電端子Tが接触して、電源バッテリ12
Bに充電が行われる(図7参照)。
【0072】そして、図1に示されるように、電源バッ
テリ12Bへの充電が完了した入力ペン12のペン先
(先端部12A’の球体部12b)がタッチパネル10
の任意の位置(以下、タッチ位置という)Pにタッチさ
れると、その時の接触圧力によって、タッチセンサSが
球体部12bとタッチパネル10との接触を検出する。
【0073】そして、入力ペン12は、タッチセンサS
がオンすることによって電源バッテリ12BからLED
12Hに電流が導通されてLED12Hが点灯され、こ
れによって、オペレータは、入力ペン12のペン先がタ
ッチパネル10に完全に接触したことを視認することが
出来る。
【0074】なお、このとき、入力ペン12の超音波を
発振する開口部12cが、球体部12bの後方位置に形
成されていることにより、入力ペン12のタッチパネル
10へのタッチによって塞がれることはなく、超音波の
発振が妨げられることはない。
【0075】このタッチセンサSがオンすることによっ
て、電源スイッチ12Cがオンされ、電源バッテリ12
Bから周波数/出力レベル設定回路12Dおよび発振器
12E,増幅回路12Fにそれぞれ電源が供給される。
【0076】これによって、発振器12Eは、周波数/
出力レベル設定回路12Dによって設定された周波数ま
たは出力レベルの超音波信号を生成して増幅回路12F
に出力し、増幅回路12Fはこの超音波信号を増幅した
後、圧電スピーカ12Gに出力する。
【0077】そして、圧電スピーカ12Gは、増幅回路
12Fから入力される超音波信号によって、所要の発振
周波数(例えば、20~100KHz)の超音波を出力
し、この圧電スピーカ12Gから発振された超音波は、
ケーシング12Aの筒状孔12aを通って、先端部12
A’の外周面に形成された複数の開口部12cから発振
される。
【0078】このとき、超音波は、開口部12cが先端
部12A’の外周面の等角度間隔位置に形成されている
ことにより、入力ペン12の軸線回りに360度の方向
に発振され、タッチパネル10の表面に沿ってその外縁
部の方向に拡がってゆく。
【0079】そして、この入力ペン12から発振された
超音波は、タッチパネル10の下端縁中央位置と左側縁
中央位置にそれぞれ配置されたマイクロフォン11Aと
11Bによって検出される。
【0080】このとき、マイクロフォン11A,11B
は、前述したようにそれぞれ180度の指向特性を有し
ているので、入力ペン12がタッチパネル10上のどの
位置にタッチされても、この入力ペン12から発振され
る超音波を検出することが出来る。
【0081】このマイクロフォン11Aと11Bによっ
て超音波が検出されると、マイクロフォン11A,11
Bは、それぞれ、検出した超音波に基づく超音波検出信
号をタッチ位置検出器13に出力する。
【0082】このタッチ位置検出器13に入力された超
音波検出信号は、図2に示されるように、それぞれ、波
形整形回路13Aa,13Abに入力され、この波形整
形回路13Aa,13Abにおいて増幅および波形整形
の処理が行われた後、A/D変換回路13Ba,13B
bによってA/D変換されてCPU13Cに入力され
る。
【0083】そして、CPU13Cは、A/D変換回路
13Ba,13Bbから出力されてきたデジタル超音波
検出信号に基づいて、タッチ位置Pの座標を特定するた
めの演算を行う。
【0084】このCPU13Cにおけるタッチ位置Pの
座標を特定のための演算は、各マイクロフォン11A,
11Bからタッチ位置Pまでの距離を算出し、例えば、
タッチパネル10の左下隅部oを原点としてタッチ位置
Pの座標値を算出することによって行われる。
【0085】この各マイクロフォン11A,11Bから
タッチ位置Pまでの距離の算出は、以下の方法によって
行われる。すなわち、第1の方法は、マイクロフォンに
よって検出された超音波のレベルに基づく算出方法であ
る。
【0086】この方法は、マイクロフォン11A,11
Bとタッチ位置Pとの距離に対応して、マイクロフォン
11A,11Bに到達した時の超音波のレベルが入力ペ
ン12から発振された時のレベルよりも低下するので、
入力ペン12から発振される時の一定の超音波レベルと
マイクロフォン11A,11Bによって検出された時の
それぞれの超音波レベルとの対比により、そのレベル低
下率に基づいて、タッチ位置Pまでの距離の算出するも
のである。
【0087】また、各マイクロフォン11A,11Bに
よって検出された超音波レベルを比較して、その比率か
らタッチ位置Pまでの距離をそれぞれ算出するようにし
てもよい。
【0088】第2の方法は、マイクロフォン11A,1
1Bによってそれぞれ検出された超音波の位相に基づく
算出方法である。
【0089】この第2の方法は、各マイクロフォン11
A,11Bによって検出されたそれぞれの超音波の位相
から、タッチ位置Pまでの距離を算出するものである。
【0090】例えば、超音波の波形を示す図8におい
て、入力ペン12から発振される超音波の周波数が10
0KHzの場合、音速が340mm/秒であるから、こ
の超音波の一周期の長さは3.4mmになる。
【0091】したがって、マイクロフォン11A,11
Bにそれぞれ到達した超音波の位相が、何周期目のどの
位相のものであるかを検出することによって、タッチ位
置Pまでの距離が算出出来る。
【0092】第3の方法は、入力ペン12がタッチパネ
ル上を移動したときにマイクロフォン11A,11Bに
おいて検出される超音波に生じる位相差に基づいて行う
算出方法である。
【0093】この第3の方法は、あらかじめタッチパネ
ル10上の任意の位置を指定してこの指定位置から発振
される超音波の位相を検出しておき、この指定位置から
発振される超音波の位相と、この指定位置と異なる入力
ペンのタッチ位置から発振された超音波の位相とを比較
し、その位相のずれを検出してタッチ位置までの距離の
算出を行う。
【0094】すなわち、図8において、前述したよう
に、入力ペンから発振される超音波の周波数が100K
Hzの場合、音速が340mm/秒であるから、この超
音波の一周期の長さは3.4mmになるので、図9に示
されるように、最初のタッチ位置と移動後のタッチ位置
において検出された超音波の位相差が10°とすると、
入力ペンのタッチパネル上におけるタッチ位置の指定位
置からの距離は、 3.4mm×10/360≒0.094mm となる。
【0095】したがって、この算出されたタッチ位置と
指定位置との距離からタッチ位置Pとマイクロフォン1
1A,11Bとの距離を算出する。
【0096】第4の方法は、入力ペンから発振される超
音波のドップラ効果を利用した算出方法である。
【0097】この第4の方法は、あらかじめタッチパネ
ル10上の任意の位置を指定してこの指定位置と各マイ
クロフォン11A,11Bとの距離を検出しておき、こ
の指定位置からタッチパネル10上を入力ペン12が移
動した時に生じるドップラ効果によって、タッチ位置P
の移動速度と移動方向を検出し、移動後のタッチ位置P
と各マイクロフォン11A,11Bとの距離を算出す
る。
【0098】タッチ位置検出器13は、上記の何れかの
方法によって、タッチ位置Pとマイクロフォン11A,
11Bとのそれぞれの距離の算出を行った後、タッチ位
置Pの座標(X,Y)の演算を行う。
【0099】すなわち、図10に示されるように、タッ
チパネル10の左下隅部oを原点とし、マイクロフォン
11A,11Bの取付位置の座標をそれぞれ(X1,
0),(0,Y1)とし、マイクロフォン11A,11B
からタッチ位置Pまでの距離をそれぞれL1,L2とす
ると、 L12 =(X−X1)2 +Y2 L22 =X2 +(Y−Y1)2 となり、この連立方程式を解くことによって、タッチ位
置Pの座標(X,Y)の値が演算される。
【0100】このようにして演算されたタッチ位置Pの
座標(X,Y)のデータは、インタフェース13Dを介
してタッチ位置検出器13からマイクロコンピュータ1
4に出力される。
【0101】そして、このマイクロコンピュータ14
は、タッチ位置Pの座標(X,Y)に対応する画像デー
タをあらかじめ蓄積されているデータベースから検索
し、その画像データ信号をPDP表示装置15に出力
し、PDP表示装置15は、この画像データ信号に基づ
いて、所要の画像、例えば、タッチマークやタッチ位置
の移動軌跡などをPDPの画面に表示する。
【0102】なお、上記の例においては、タッチ位置の
特定を超音波を用いて行っているが、AMやFM変調信
号を用いてもよく、また、断続波を用いるようにしても
よい。
【0103】また、上記の例においては、マイクロフォ
ン11Aと11Bが、タッチパネル10の下縁部中央位
置と左側縁部中央位置に配置されているが、このマイク
ロフォン11Aと11Bは、タッチパネル10の縁部の
互いに異なる位置であれば、どこに配置されていても、
上記と同様に、タッチ位置Pの座標(X,Y)を特定す
ることが出来る。
【0104】図11は、一対のマイクロフォンが、それ
ぞれ、タッチパネルの隅部に配置されている例を示す配
置図である。
【0105】この図11においては、マイクロフォン1
1Cと11Dが、それぞれ、タッチパネル10の左下隅
部と右下隅部に配置されているが、他の隅部に配置して
も良い。
【0106】この例のように、タッチパネル10の隅部
にマイクロフォン11C,11Dが配置される場合、こ
のマイクロフォン11C,11Dには、図12および1
3に示されるような90度の指向性を有するマイクロフ
ォンが使用される。
【0107】すなわち、マイクロフォン11C,11D
は、コンデンサマイク11aの前部に90度の指向性を
形成するホーン11bが取り付けられている。
【0108】図14ないし16は、タッチパネル10に
マイクロフォンを三個以上取り付ける場合の配置例を示
している。
【0109】すなわち、図14は、180度の指向性を
有する4個のマイクロフォン11A,11B,11A’,
11B’が、タッチパネル10の四方の縁部の中央位置
にそれぞれ配置されている例を示しており、図15は、
90度の指向性を有する4個のマイクロフォン11C,
11D,11C’,11D’が、タッチパネル10の四方
の隅部にそれぞれ配置されている例を示しており、図1
6は、180度の指向性を有する4個のマイクロフォン
11A,11B,11A’,11B’と90度の指向性を
有する4個のマイクロフォン11C,11D,11C’,
11D’の計8個のマイクロフォンが、タッチパネル1
0の四方の縁部の中央位置と四方の隅部にそれぞれ配置
されている例を示している。
【0110】このように、3個以上のマイクロフォンを
タッチパネルに配置する場合は、これらのマイクロフォ
ンによって検出された超音波信号のうち、ノイズが重畳
されていない二つの信号を選択したり、順列組合せによ
って選択された二個ずつのマイクロフォンによって検出
された超音波信号に基づく座標の演算値の平均をとった
り、タッチ位置に最も近い二個のマイクロフォンによっ
て検出された二つの超音波信号を選択する等の方法によ
り、タッチ位置の座標の特定を行う。
【0111】上記のように3個以上のマイクロフォンに
よって検出された超音波信号に基づいてタッチ位置の座
標の特定を行うことにより、検出精度の向上を図ること
が出来るようになる。
【0112】なお、マイクロフォンをタッチパネルの縁
部の中央位置に配置する場合には、マイクロフォンが1
80度の指向性を有すれば良いので、隅部に配置する場
合のようにマイクロフォンを90度の指向性を有するよ
うに構成する場合に比べて、マイクロフォンの構成を簡
易にすることが出来るという利点があり、また、マイク
ロフォンをタッチパネルの隅部に配置する場合には、マ
イクロフォンが表示画像の邪魔になる場合が少なく、ま
た、入力ペンがタッチパネルの隅部をタッチすることは
ほとんど無いと考えられるので、タッチ位置の確実な検
出を行うことが出来るという利点がある。
【0113】図17は、入力ペンの先端部(ペン先)の
構造の他の例を片側を断面して示す拡大図である。
【0114】この図17において、入力ペンの先端部1
2A”の先端面12b’が半球状に成形されており、こ
の半球状の先端面12b’の後方の外周面に、筒状孔1
2aを外部に連通させる円形の開口部12c’が複数
個、等角度間隔位置に形成される。
【0115】この例における入力ペンも、図4の入力ペ
ンのペン先の場合と同様に、ペン先がタッチパネル上に
タッチされた場合に、開口部12c’が塞がる虞がな
く、筒状孔12aを通ってきた超音波が開口部12c'
を通って外部に確実に発振される。
【0116】図18は、入力ペンの構成の他の例を示す
断面図である。
【0117】この図18において、入力ペン12’のケ
ーシング12A’は、その先端部12Aaの内壁面が、
その内径が先端側に行くほど小さくなる円錐形状に成形
されており、先端に直径が1mmの開口12c”が形成
されている。
【0118】この入力ペン12’は、その先端部12A
aの内壁面が円錐形状をしていることによって、ケーシ
ング12A’に内蔵された圧電スピーカ12Gから開口
12c”を介して発振される超音波が、無指向性を有す
るようになる。
【0119】図19は、この入力ペン12’の開口12
c”から発振される超音波のうち、ケーシング12A’
の軸線方向に沿って発振される超音波のf特性(0度特
性)を示すグラフであり、図20は、ケーシング12
A’の軸線に対して直角方向に発振される超音波のf特
性(90度特性)を示すグラフである。
【0120】図21は、図3の入力ペン12の他の形態
を示す側面図である。
【0121】この例は、電源スイッチ12Cがケーシン
グ12Aの外周面に取り付けられた外付けタイプとなっ
ているもので、その内部回路の接続は図5の例と同様で
ある。
【0122】この例の入力ペン12は、電源スイッチ1
2Cが外付けになっていることによって、電源スイッチ
12Cをメインスイッチとして使用でき、この電源スイ
ッチ12Cを指で操作して、電源のオン・オフを行うこ
とが出来る。
【0123】図22は、図3の入力ペン12の内部回路
のさらに他の接続状態を示すブロック図である。
【0124】この例は、電源スイッチ12Cが図21の
例の場合と同様に、ケーシング12Aの外周面に取り付
けられた外付けタイプとなっているものであるが、タッ
チセンサSが周波数/出力レベル設定回路12Dにのみ
接続されていて、電源のオン・オフが電源スイッチ12
Cによってのみ行われるようになっているものである。
【0125】前述した図5および上記の図22の内部回
路の接続例においては、タッチセンサSが、入力ペンの
ペン先とタッチパネルとの接触圧力や接触回数を検出し
て、その検出信号を周波数/出力レベル設定回路12D
に出力し、周波数/出力レベル設定回路12Dは、この
タッチセンサSからの検出信号に対応して、発振器12
Eにおいて発生される超音波の周波数または出力レベル
の設定値を変更するようになっている。
【0126】そして、入力ペンのペン先とタッチパネル
との接触圧力または接触回数に対応して、超音波の周波
数または出力レベルが設定されて、この設定された周波
数または出力レベルの超音波をマイクロフォンが検出し
た際に、タッチ位置検出器13(図1参照)が、あらかじ
め対応づけて設定されている画像を表示するようにマイ
クロコンピュータ14に指令信号を出力する。
【0127】例えば、周波数/出力レベル設定回路12
Dによって設定される超音波の周波数とタッチパネルに
表示される画像との対応を、 100kHz − 太線赤 90kHz − 細線赤 80kHz − 太線黒 70kHz − 細線黒 のように設定したり、さらに他の色の線が表示されるよ
うに周波数を設定したり、また、実線と点線が表示され
るように周波数を設定するようにしてもよい。
【0128】上記のような超音波の周波数または出力レ
ベルと入力ペンによるタッチ位置における表示画像との
属性を設定することによって、例えば、PDPの画面上
に種々の色を用いた線画を描くことが出来るようにする
ことが出来る。
【0129】図23は、周波数/出力レベル設定回路1
2Dにおける周波数と出力レベルの設定を手動で行うた
めの切替スイッチSWを備えている入力ペン12の例を
示す側面図であり、図24は、この入力ペン12の内部
回路の接続状態を示すブロック図である。
【0130】この例において、切替スイッチSWは外付
けになっており、さらに、電源スイッチ12CとLED
12Hが外付けになっている。
【0131】図24において、切替スイッチSWは周波
数/出力レベル設定回路12Dに接続されて、その切り
替えによって周波数/出力レベル設定回路12Dにおけ
る超音波の周波数または出力レベルの設定値の切り替え
を行うようになっている。
【0132】そして、タッチセンサSが電源スイッチ1
2CとLED12Hのオン・オフにのみに関与するよう
になっている他は、図5の接続例の場合と同様である。
【0133】この図23および24の例においても、切
替スイッチSWの切り替えによって、前述の場合と同様
に、周波数/出力レベル設定回路12Dにおける超音波
の周波数または出力レベルの設定値を切り替えて、あら
かじめ設定されている超音波の周波数または出力レベル
と入力ペンによるタッチ位置における表示画像との属性
により、タッチ位置に所望の画像を表示することが出来
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様における一例を示す構成図
である。
【図2】同例におけるポインティング位置検出器の構成
を示すブロック図である。
【図3】同例における入力ペンの構成を示す側断面図で
ある。
【図4】同入力ペンの先端部の構造を示す片側断面拡大
図である。
【図5】同入力ペンの内部回路の接続例を示すブロック
図である。
【図6】同入力ペンを保持するためのペンホルダを示す
斜視図である。
【図7】同例においてマイクロフォンの取り付け状態を
示す説明図である。
【図8】超音波の波形図である。
【図9】超音波の位相のずれを示す波形図である。
【図10】タッチ位置までの距離の算出方法の説明図で
ある。
【図11】マイクロフォンの配置の他の例を示す説明図
である。
【図12】90度の指向特性を有するマイクロフォンの
構成を示す側断面図である。
【図13】同マイクロフォンの正面図である。
【図14】マイクロフォンの配置のさらに他の例を示す
説明図である。
【図15】マイクロフォンの配置のさらに他の例を示す
説明図である。
【図16】マイクロフォンの配置のさらに他の例を示す
説明図である。
【図17】入力ペンのペン先の他の構成を示す片側断面
拡大図である。
【図18】入力ペンのケーシングの他の構成を示す側断
面図である。
【図19】図18の入力ペンから発振される超音波の0
°特性を示す図である。
【図20】図18の入力ペンから発振される超音波の9
0°特性を示す図である。従来例を示す構成図である。
【図21】入力ペンの他の構成例を示す側面図である。
【図22】入力ペンの内部回路の他の接続例を示すブロ
ック図である。
【図23】入力ペンのさらに他の構成例を示す側面図で
ある。
【図24】図23の入力ペンの内部回路の接続例を示す
ブロック図である。
【図25】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 …タッチパネル 10A …吸音壁 11A,11B,11C,11D,11A’,11B’,11
C’,11D’…表示面 11a …コンデンサマイク 11b …ホーン 12 …入力ペン 12A …ケーシング 12A’ …先端部 12a …筒状孔 12b …球体部 12c …開口部 12B …電源バッテリ 12C …電源スイッチ 12D …周波数/出力レベル設定回路 12E …発振器 12F …増幅回路 12G …圧電スピーカ 12H …LED 13 …タッチ位置検出器 14 …マイクロコンピュータ 15 …PDP表示装置 17 …ペンホルダ P …タッチ位置 S …タッチセンサ SW …切替スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 中園 次郎 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA04 AA22 AA32 BB22 BC03 BC07 BD02 BD11 CC11 5B087 AA02 BC03 BC17 CC11 CC26 CC47 DJ03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット型表示装置の前面に設置される
    タッチパネルへのタッチ位置を検出するタッチパネル装
    置において、 前記タッチパネルの縁部の互いに異なる任意の少なくと
    も二箇所に配置されて空間を伝搬してくる音信号を検出
    する集音部材と、 信号発振部材を内蔵してこの信号発振部材から出力され
    る発振信号を先端部から発振する入力ペンと、 前記集音部材によって検出される入力ペンから発振され
    た音信号に基づいて各集音検出部材とタッチパネル上の
    入力ペンによるタッチ位置との距離を算出してこの入力
    ペンのタッチ位置のタッチパネル上での座標を演算する
    座標位置演算部材とを備えており、 前記集音部材が、タッチパネルの縁部の取付位置に対応
    してタッチパネルの全面をカバーする集音指向特性を有
    している、 ことを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 【請求項2】 前記集音部材がマイクロフォンである請
    求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 【請求項3】 前記集音部材が、タッチパネルの縁部の
    隅位置に配置されてタッチパネルと平行な平面内におい
    て90度の集音指向特性を有している請求項1に記載の
    タッチパネル装置。
  4. 【請求項4】 前記集音部材が、前方に90度の角度で
    開いた開口部を形成するホーン部材を備えている請求項
    3に記載のタッチパネル装置。
  5. 【請求項5】 前記集音部材が、タッチパネルの縁部の
    中間位置に配置されてタッチパネルと平行な平面内にお
    いて180度の集音指向特性を有している請求項1に記
    載のタッチパネル装置。
  6. 【請求項6】 前記信号発振部材が、圧電素子を含む圧
    電スピーカである請求項1に記載のタッチパネル装置。
  7. 【請求項7】 前記入力ペンは、先端部に形成された開
    口部を有し、この開口部から入力ペンに内蔵された前記
    信号発振部材によって出力される音信号が、入力ペンの
    軸回りに360度の指向性で発振される請求項1に記載
    のタッチパネル装置。
  8. 【請求項8】 前記入力ペンの先端部の内壁面が、先端
    側に行くほど径が小さくなる円錐形に成形されていて、
    この円錐形の内部が入力ペンの先端に形成された開口部
    によって外部と連通されており、この入力ペンの先端部
    の円錐形の内部を通って前記信号発振部材から出力され
    る音信号が前記開口部から発振される請求項1に記載の
    タッチパネル装置。
  9. 【請求項9】 前記入力ペンの先端が球状に成形されて
    おり、この球状に成形された先端の後方の入力ペンの外
    周面に、前記信号発振部材から出力される音信号を外部
    に発振する開口部が形成されている請求項1に記載のタ
    ッチパネル装置。
  10. 【請求項10】 前記入力ペンが前記信号発振部材に駆
    動電源を供給するバッテリ部材を内蔵するとともに、こ
    の入力ペンを保持するホルダが用意され、このホルダに
    充電部材が内蔵されていて、ホルダによって入力ペンが
    保持された際に充電部材から入力ペンのバッテリ部材に
    充電が行われる請求項1に記載のタッチパネル装置。
  11. 【請求項11】 前記タッチパネルの縁部に前記信号発
    振部材から発振される音信号を吸収する音信号吸収部材
    が取り付けられている請求項1に記載のタッチパネル装
    置。
  12. 【請求項12】 前記フラット型表示装置がプラズマデ
    ィスプレイパネルである請求項1に記載のタッチパネル
    装置。
JP32409699A 1999-11-15 1999-11-15 タッチパネル装置 Pending JP2001142639A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32409699A JP2001142639A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 タッチパネル装置
US09/712,128 US6633280B1 (en) 1999-11-15 2000-11-15 Touch panel device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32409699A JP2001142639A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 タッチパネル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001142639A true JP2001142639A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18162127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32409699A Pending JP2001142639A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 タッチパネル装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6633280B1 (ja)
JP (1) JP2001142639A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1529315A4 (en) * 2002-07-22 2006-10-18 Measurement Spec Inc HAND DEVICE WITH ULTRASONIC HANGER FOR AXIAL TRANSMISSION OF ACOUSTIC SIGNALS
JP2009251654A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Penandfree Co Ltd 位置追跡用信号発生装置及びこれを含む入力システム
JP2013522707A (ja) * 2010-03-12 2013-06-13 ベイジン アイルタッチ システムズ カンパニー,リミティド カメラ方式タッチスクリーンのためのコントロールパネルおよびシリアルポート通信アービタ
US9423485B2 (en) 2011-12-16 2016-08-23 Qualcomm Incorporated Systems and methods for predicting an expected blockage of a signal path of an ultrasound signal

Families Citing this family (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9289618B1 (en) 1996-01-08 2016-03-22 Impulse Dynamics Nv Electrical muscle controller
US8321013B2 (en) 1996-01-08 2012-11-27 Impulse Dynamics, N.V. Electrical muscle controller and pacing with hemodynamic enhancement
US7167748B2 (en) * 1996-01-08 2007-01-23 Impulse Dynamics Nv Electrical muscle controller
US8825152B2 (en) 1996-01-08 2014-09-02 Impulse Dynamics, N.V. Modulation of intracellular calcium concentration using non-excitatory electrical signals applied to the tissue
JP4175662B2 (ja) 1996-01-08 2008-11-05 インパルス ダイナミクス エヌ.ヴイ. 電気的筋肉制御装置
US9713723B2 (en) 1996-01-11 2017-07-25 Impulse Dynamics Nv Signal delivery through the right ventricular septum
DE60043534D1 (de) * 1999-02-04 2010-01-28 Pluristem Ltd VERFAHREN UND VORRICHTUNG ZUR HALTUNG UND EXPANSION VON HEMATOPOIETISCHEN STAMMZELLEN UND/ODER VORLäUFERZELLEN
US9101765B2 (en) 1999-03-05 2015-08-11 Metacure Limited Non-immediate effects of therapy
US8019421B2 (en) 1999-03-05 2011-09-13 Metacure Limited Blood glucose level control
US8346363B2 (en) 1999-03-05 2013-01-01 Metacure Limited Blood glucose level control
US8666495B2 (en) 1999-03-05 2014-03-04 Metacure Limited Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar
US8700161B2 (en) 1999-03-05 2014-04-15 Metacure Limited Blood glucose level control
FR2811107B1 (fr) * 2000-06-29 2002-10-18 Jean Pierre Nikolovski Plaque acoustique interactive de precision
US7279646B2 (en) * 2001-05-25 2007-10-09 Intel Corporation Digital signature collection and authentication
US20030034962A1 (en) * 2001-08-14 2003-02-20 Chao-Chi Huang Touch control pen for PDA
US7158126B2 (en) * 2002-04-08 2007-01-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Acoustic based pointing device
JP3963786B2 (ja) * 2002-06-11 2007-08-22 富士通株式会社 情報処理装置
SE0201854D0 (sv) * 2002-06-18 2002-06-18 Siemens Elema Ab Medicinsk ventilation
US7372455B2 (en) 2003-02-10 2008-05-13 N-Trig Ltd. Touch detection for a digitizer
US11439815B2 (en) 2003-03-10 2022-09-13 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
EP1606011B1 (en) 2003-03-10 2015-08-19 Impulse Dynamics N.V. Apparatus for delivering electrical signals to modify gene expression in cardiac tissue
JP4215549B2 (ja) * 2003-04-02 2009-01-28 富士通株式会社 タッチパネル・モードとポインティング・デバイス・モードで動作する情報処理装置
CN1239992C (zh) * 2003-06-16 2006-02-01 成都吉锐触摸电脑有限公司 双频响应型的表面声波触摸***
US8792985B2 (en) 2003-07-21 2014-07-29 Metacure Limited Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar
JP4269883B2 (ja) * 2003-10-20 2009-05-27 ソニー株式会社 マイクロホン装置、再生装置及び撮像装置
GB2408337B (en) * 2003-11-21 2005-11-23 Marc Zuta Graphic input device and method
US8352031B2 (en) 2004-03-10 2013-01-08 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
US11779768B2 (en) 2004-03-10 2023-10-10 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
US7649524B2 (en) * 2004-07-15 2010-01-19 N-Trig Ltd. Tracking window for a digitizer system
EP1787281A2 (en) * 2004-07-15 2007-05-23 N-Trig Ltd. Automatic switching for a dual mode digitizer
JP4529012B2 (ja) * 2004-07-16 2010-08-25 アオイ電子株式会社 ナノグリッパ装置
CA2594673A1 (en) 2004-12-09 2006-07-13 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
FR2879885B1 (fr) * 2004-12-22 2007-11-30 Jean Pierre Nikolovski Dispositif interface emetteur et recepteur selectif d'ondes acoustiques antisymetriques de plaque
US8244371B2 (en) 2005-03-18 2012-08-14 Metacure Limited Pancreas lead
EP1898991B1 (en) 2005-05-04 2016-06-29 Impulse Dynamics NV Protein activity modification
US7608948B2 (en) * 2006-06-20 2009-10-27 Lutron Electronics Co., Inc. Touch screen with sensory feedback
TWI359372B (en) * 2006-06-27 2012-03-01 Egalax Empia Technology Inc Surface acoustic wave touch panel with improved to
US8847926B2 (en) * 2006-06-27 2014-09-30 Egalax—Empia Technology Inc. Touch panel with improved touch position determining capability
TWI370988B (en) 2008-05-28 2012-08-21 Delta Electronics Inc Touch screen apparatus
JP2010067117A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Mitsubishi Electric Corp タッチパネル装置
US8120994B2 (en) * 2009-04-28 2012-02-21 Luidia, Inc. Digital transcription system utilizing acoustical detectors having apertures with a vertical orientation relative to the work surface
US8064290B2 (en) * 2009-04-28 2011-11-22 Luidia, Inc. Digital transcription system utilizing small aperture acoustical sensors
JP5430339B2 (ja) 2009-10-19 2014-02-26 株式会社ワコム 位置検出装置及び位置指示器
WO2011092710A2 (en) 2010-02-01 2011-08-04 Metacure Limited Gastrointestinal electrical therapy
US8907929B2 (en) 2010-06-29 2014-12-09 Qualcomm Incorporated Touchless sensing and gesture recognition using continuous wave ultrasound signals
US11327599B2 (en) 2011-04-26 2022-05-10 Sentons Inc. Identifying a contact type
US9477350B2 (en) * 2011-04-26 2016-10-25 Sentons Inc. Method and apparatus for active ultrasonic touch devices
US10198097B2 (en) 2011-04-26 2019-02-05 Sentons Inc. Detecting touch input force
US9639213B2 (en) 2011-04-26 2017-05-02 Sentons Inc. Using multiple signals to detect touch input
US9189109B2 (en) 2012-07-18 2015-11-17 Sentons Inc. Detection of type of object used to provide a touch contact input
CN104169847B (zh) 2011-11-18 2019-03-12 森顿斯公司 局部触觉反馈
US9099971B2 (en) 2011-11-18 2015-08-04 Sentons Inc. Virtual keyboard interaction using touch input force
US10235004B1 (en) 2011-11-18 2019-03-19 Sentons Inc. Touch input detector with an integrated antenna
US11340124B2 (en) 2017-08-14 2022-05-24 Sentons Inc. Piezoresistive sensor for detecting a physical disturbance
US9363386B2 (en) 2011-11-23 2016-06-07 Qualcomm Incorporated Acoustic echo cancellation based on ultrasound motion detection
US9524063B2 (en) 2012-07-18 2016-12-20 Sentons Inc. Detection of a number of touch contacts of a multi-touch input
US9348468B2 (en) 2013-06-07 2016-05-24 Sentons Inc. Detecting multi-touch inputs
US8890853B2 (en) 2013-01-11 2014-11-18 Sharp Laboratories Of America, Inc. In-pixel ultrasonic touch sensor for display applications
US9717459B2 (en) 2013-03-04 2017-08-01 Anne Bibiana Sereno Touch sensitive system and method for cognitive and behavioral testing and evaluation
US9459715B1 (en) * 2013-09-20 2016-10-04 Sentons Inc. Using spectral control in detecting touch input
TWI727951B (zh) * 2015-05-21 2021-05-21 日商和冠股份有限公司 主動式觸控筆
US9652015B2 (en) 2015-06-15 2017-05-16 Cypress Semiconductor Corporation Low-power touch button sensing system
US10048811B2 (en) 2015-09-18 2018-08-14 Sentons Inc. Detecting touch input provided by signal transmitting stylus
US10908741B2 (en) 2016-11-10 2021-02-02 Sentons Inc. Touch input detection along device sidewall
US10296144B2 (en) 2016-12-12 2019-05-21 Sentons Inc. Touch input detection with shared receivers
US10126877B1 (en) 2017-02-01 2018-11-13 Sentons Inc. Update of reference data for touch input detection
US10585522B2 (en) 2017-02-27 2020-03-10 Sentons Inc. Detection of non-touch inputs using a signature
US11580829B2 (en) 2017-08-14 2023-02-14 Sentons Inc. Dynamic feedback for haptics
US11573643B2 (en) * 2021-01-04 2023-02-07 Bank Of America Corporation Apparatus and methods for contact-minimized ATM transaction processing using radar-based gesture recognition and authentication

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4814552A (en) * 1987-12-02 1989-03-21 Xerox Corporation Ultrasound position input device
JPH07306746A (ja) * 1994-03-15 1995-11-21 Fujitsu Ltd 超音波座標入力装置
JP3837812B2 (ja) * 1997-01-30 2006-10-25 株式会社ワコム カートリッジ付コードレス電子ペン
US5983073A (en) * 1997-04-04 1999-11-09 Ditzik; Richard J. Modular notebook and PDA computer systems for personal computing and wireless communications

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1529315A4 (en) * 2002-07-22 2006-10-18 Measurement Spec Inc HAND DEVICE WITH ULTRASONIC HANGER FOR AXIAL TRANSMISSION OF ACOUSTIC SIGNALS
US7218040B2 (en) 2002-07-22 2007-05-15 Measurement Specialties, Inc. Handheld device having ultrasonic transducer for axial transmission of acoustic signals
JP2009251654A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Penandfree Co Ltd 位置追跡用信号発生装置及びこれを含む入力システム
JP2013522707A (ja) * 2010-03-12 2013-06-13 ベイジン アイルタッチ システムズ カンパニー,リミティド カメラ方式タッチスクリーンのためのコントロールパネルおよびシリアルポート通信アービタ
US9423485B2 (en) 2011-12-16 2016-08-23 Qualcomm Incorporated Systems and methods for predicting an expected blockage of a signal path of an ultrasound signal

Also Published As

Publication number Publication date
US6633280B1 (en) 2003-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001142639A (ja) タッチパネル装置
JP2001142641A (ja) タッチパネル装置
TWI597986B (zh) 揚聲器裝置
JP4568498B2 (ja) 電子デバイスおよびダイナミックユーザインタフェース
JP4006290B2 (ja) 座標入力装置、座標入力装置の制御方法、プログラム
US4506354A (en) Ultrasonic position detecting system
US20050088417A1 (en) Tactile touch-sensing system
US20050226455A1 (en) Display comprising and integrated loudspeaker and method for recognizing the touching of the display
US20040169644A1 (en) Wireless display systems and stylii
JP2004062658A (ja) 座標入力装置及びその制御方法、プログラム
WO2022083711A1 (zh) 电子设备及其控制方法、控制装置
TWI622902B (zh) 觸控系統與觸控筆裝置的傾斜狀態決定方法
CN111652100B (zh) 指纹识别模组、电子设备及其控制方法和控制装置
US9304611B2 (en) Directional ultrasound transmitting stylus
CN108430004B (zh) 一种扬声器振幅调节装置、调节方法及移动终端
JP2001142640A (ja) タッチパネル装置
KR20220166853A (ko) 디스플레이 방법 및 전자기기
CN109951584B (zh) 清理方法及移动终端
WO2022257884A1 (zh) 电子设备、电子设备的控制方法及控制装置
JPH11321382A (ja) スイッチポジション表示装置
WO2022048623A1 (zh) 电子设备及其控制方法和控制装置
JPH11203043A (ja) 超音波ディジタイザ装置
KR102326770B1 (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
CN112098929A (zh) 智能设备间的相对角度确定方法、装置、***和智能设备
WO2022052902A1 (zh) 电子设备及其控制方法、控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205