JP2001138266A - プリセット速度実現スイッチ付き動力工具 - Google Patents

プリセット速度実現スイッチ付き動力工具

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JP2001138266A
JP2001138266A JP32523599A JP32523599A JP2001138266A JP 2001138266 A JP2001138266 A JP 2001138266A JP 32523599 A JP32523599 A JP 32523599A JP 32523599 A JP32523599 A JP 32523599A JP 2001138266 A JP2001138266 A JP 2001138266A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】速度調節部材、又は、最高速度調節部材の調節
位置で運転速度が調節される速度可変式動力工具におい
て、一時的に他の速度に切換える作業をやりやすくす
る。 【解決手段】 操作者が運転速度を調節するときに操作
する位置保持機構付き速度調節部材を備えた速度可変式
動力工具において、操作者が操作したときに前記速度調
節部材の調節位置に優先してプリセットされている速度
に運転速度を調整するプリセット速度実現スイッチを付
加する。あるいは、一つの入力端子に目標速度に対応す
る電圧を入力し今一つの入力端子に運転速度に対応する
電圧を入力し出力端子からゲートオン信号を出力して運
転速度を目標速度にフィードバック制御する集積回路を
内蔵した速度可変式動力工具において、その一つの入力
端子に入力する目標速度に対応する電圧を速度調節部材
の調節位置に連動する電圧とプリセットされた電圧のい
ずれかに切換える切換手段を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池等の直流電源
や交流電源や圧縮空気等で駆動される動力工具の運転速
度調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記動力工具のうちのある種のタイプで
は、ときに高速運転し、ときに低速運転することが求め
られる。例えばワックスがけに用いられる電動式ポリッ
シャの場合、バフにワックスを塗布した直後にはバフを
低速回転させてワックスが周囲に飛び散らないように
し、ワックスがバフになじんだ後はバフを高速回転させ
て作業効率を上げることが好ましい。
【0003】操作者が運転速度を調節できるように、位
置保持機構付き速度調節部材、例えば、操作者が回転操
作すると回転し、回転操作をやめるとそのときの回転位
置を保持するダイヤル式操作部材、あるいは、操作者が
スライド操作するとスライドし、スライド操作をやめる
とそのときのスライド位置を保持するスライド式操作部
材等を備えた速度可変式動力工具が開発されている。こ
の位置保持機構付き速度調節部材を備えた動力工具の場
合、操作者が速度調節部材を一旦操作して必要とする運
転速度に対応する位置に調節すると、以後は速度調節の
負担から開放され、必要とする運転速度で作業を続けら
れる。
【0004】同種の位置保持機構付き最高速度調節部材
を備える動力工具も開発されている。この種の動力工具
の場合、操作者が常時操作する速度調節部材を別に有
し、この常時操作される速度調節部材は原点に復帰する
ように付勢されている。操作者がこの速度調節部材を大
きく操作しているときほど動力工具は高速で運転され
る。操作者がこの速度調節部材を最大に操作したときに
得られる最大速度が、先に述べたダイヤル式操作部材や
スライド式操作部材等の位置保持機構付き最高速度調節
部材の調節位置によって規制される。
【0005】位置保持機構付き速度調節部材、又は、位
置保持機構付き最高速度調節部材を備えた動力工具によ
ると、操作者は基本的に速度調節の負担から開放される
(最高速度が規制されるタイプでは操作者は速度調節部
材を最大に操作するだけで予め調節された最高速度を得
ることができ、多くの場合に速度調節部材の操作量を調
節する負担から開放される)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、位置
保持機構付き速度調節部材、又は、位置保持機構付き最
高速度調節部材を備えた動力工具によると、操作者は速
度調節の負担から開放され、例えば、最高速度、最低速
度、あるいはその間の任意の運転速度で作業を継続する
ことができる。しかしながら、長時間の作業の間にちょ
くちょくと例外的な運転速度に調節する必要が存在す
る。例えば電動式ポリッシャの場合、通常は高速度で運
転して磨き作業を高効率で実施しているが、その作業の
合間合間にワックスをバフに補給する必要があり、補給
直後には一時的に低速度に切り換えて作業を進める必要
がある。このような場合には、高速位置に調節されてい
る速度調節部材を低速位置に調整しなおさなければなら
ず、これが度重なるとその調節操作がわずらわしいもの
となる。特に、最高速度から最低速度へ、あるいは、最
低速度から最高速度に切りかえるためには、速度調節部
材や最高速度調節部材を大きく操作しなければならず、
短時間で意図した運転速度に切換えることが困難とな
る。本発明は、速度調節部材、又は、最高速度調節部材
の調節位置で調節される速度(又は最高速度)から、一
時的に他の速度に切換える作業がやりやすく改良された
動力工具を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用と効果】上記の課題
は、操作者が運転速度を調節するときに操作する位置保
持機構付き速度調節部材を備えた速度可変式動力工具に
おいて、操作者が操作したときに、速度調節部材の調節
位置に優先して、プリセットされている速度に運転速度
を調整するプリセット速度実現スイッチを付加すること
で解決される。このプリセット速度実現スイッチが付加
されていると、速度調節部材の調節位置をプリセット速
度に対応する調節位置に調節操作する必要がなく、単
に、プリセット速度実現スイッチを切換操作するだけ
で、一時的に必要とされるプリセット速度に切換えるこ
とができ、あるいは、逆に操作することで、速度調節部
材の調節位置に対応する運転速度に復帰させることがで
きる。このために、一時的にプリセット速度に切換え、
あるいはプリセット速度から速度調節部材の調節位置に
対応する運転速度に切換える操作が極めて簡単化され、
操作性が向上する。さらに、このようにして切換えられ
るプリセット速度は予め定められた速度であり、操作者
には一時的に切換える速度を増減調節する操作が必要と
されない。
【0008】あるいは、本発明が解決しようとする課題
は、操作者が最高速度を調節するときに操作する位置保
持機構付き最高速度調節部材と、操作者が当該最高速度
の中で運転速度を調節するために操作する原点復帰機構
付きの速度調節部材を備えた速度可変式動力工具におい
て、操作者が操作したときに、前記最高速度調節部材の
調節位置に優先して、プリセットされている速度に最高
速度を調整するプリセット最高速度実現スイッチを付加
することで解決される。この動力工具によると、操作者
が原点復帰機構付き速度調節部材を最大に操作したとき
に実現される最大速度を一時的に増減する操作が極めて
簡単化され、操作性が向上する。
【0009】この発明が解決しようとする課題は、動力
工具の制御回路に、一つの入力端子に目標速度に対応す
る電圧を入力し、今一つの入力端子に運転速度に対応す
る電圧を入力し、出力端子から半導体素子にオン信号を
出力して運転速度を目標速度にフィードバック制御する
集積回路と、その一つの入力端子に入力する目標速度に
対応する電圧を位置保持機構付き速度調節部材の調節位
置に連動する電圧とプリセットされた電圧のいずれかに
切換える切換手段を組込むことで解決される。この制御
回路によると、そのときの運転速度と目標速度を比較し
て運転速度を目標速度にフィードバック制御する集積回
路に、速度調節部材の調節位置に連動する電圧か、ある
いは、プリセットされた電圧かのいずれかが入力され、
速度調節部材の調節位置に連動する電圧が入力されてい
る間は速度調節部材の調節位置を基準として運転速度が
フィードバック制御され、プリセットされている電圧が
入力されている間はプリセット速度を基準として運転速
度がフィードバック制御され、請求項1に記載の動力工
具を安価に実現することができる。なお、請求項1に記
載の動力工具は請求項3に記載の動力工具によらないで
も実現することができる。
【0010】位置保持機構付きの最高速度調節部材と原
点復帰機構付き速度調節部材を併せ持つ動力工具の場合
には、その制御回路に、一つの入力端子に目標速度に対
応する電圧を入力し、今一つの入力端子に運転速度に対
応する電圧を入力し、出力端子から半導体素子にオン信
号を出力して運転速度を目標速度にフィードバック制御
する集積回路と、その一つの入力端子に入力する目標速
度に対応する電圧を、最高速度調節部材の調節位置に連
動する電圧を速度調節部材の調節位置に連動する比率で
分圧した電圧と、プリセットされた電圧を速度調節部材
の調節位置に連動する比率で分圧した電圧のいずれかに
切換える切換手段を組込むことで解決される。この制御
回路によると、請求項2に記載の動力工具を安価に実現
することができる。なお、請求項2に記載の動力工具は
請求項4に記載の動力工具によらないでも実現すること
ができる。
【0011】本発明は、電動工具において最も広く応用
されるが、圧縮空気で作動するネジ締用動力工具等の非
電動式動力工具においても応用でき、動力源として用い
られる圧縮空気の流量を調整する電磁流量弁の開閉を制
御する制御回路、又はコンピュータ制御回路を通して本
発明を具現化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電動式ポリッシャ
に具現化した第1の実施形態について、図1と2を参照し
て説明する。図1は第1実施形態の電動式ポリッシャの断
面を示し、図2はその電動機制御回路を示す。なお、以
下の各実施形態では、交流の整流子モータ(以下モータ
と略称する)を用いた動力工具について説明するが、本
発明の技術は交流整流子モータに限って有効なものでな
く、その他の交流モータ、直流モータ、空気駆動式モー
タ等を用いる動力工具においても有効である。
【0013】図1を参照して電動式ポリッシャを概観す
ると、操作者がハンドルHを握ってモータMで回転され
るバフPを被研磨面に押付けることで、被研磨面がバフ
Pで磨かれる。操作者がメインスイッチS1を押しこむ
ことでモータMに通電されてバフPが回転し、操作者が
メインスイッチS1から指を離すことでモータMに対す
る通電が停止してバフPは回転を停止する。メインスイ
ッチS1がオン操作されている間のモータMの回転数
は、操作者が位置保持機構付き速度調節部材S2の回転
位置を調節操作することで調整される。速度調節部材S
2は回転操作式であり、操作者が回転操作することで回
転位置が調節され、操作者が回転操作を停止するとその
ときの調整位置を保持する。速度調節部材S2の調整位
置によって後述する可変抵抗R5の抵抗値が増減する。
操作者が一時的にプリセット速度に切換えるためのスイ
ッチS3がハンドルHに設けられており、操作者は片手
で電動式ポリッシャをつかんだまま、プリセット速度実
現スイッチS3を切換操作できる。メインスイッチS1
はオフ位置に付勢されており、速度調節部材S2は位置
保持式であり、プリセット速度実現スイッチS3は一旦
切換操作されると次に切換操作されるまで切換えられた
位置を保持するスイッチである。
【0014】次に、図2を参照して、電動機制御回路1
の構成について説明する。電動機制御回路1は、交流電
源20に接続されて用いられ、メインスイッチS1と、
電源20から供給される交流電流の導通を制御する半導
体素子(トライアックQ2)と、トライアックQ2の点
弧タイミングを制御する集積回路(IC21)を主体に
構成されている。IC21は、一つの入力端子P11に
目標速度に対応する電圧を入力し、今一つの入力端子P
10に運転速度に対応する電圧を入力し、出力端子P4
から半導体素子(トライアックQ2)にオン信号(ゲー
トオン信号)を出力することで、モータMの運転速度を
目標速度にフィードバック制御する集積回路であり、ド
イツのTEMICTELEFUNKEN社製のU209B3一(FP),U211B2,U21
1B3が好適に用いられる。
【0015】IC21の運転速度に対応する電圧を入力
する端子P10には、モータMの回転速度に対応した周
波数の信号を出力するタコジェネレータTGが、周波数
を電圧に変換する変換器6を介して接続されている。I
C21の目標速度に対応する電圧を入力する入力端子P
11には、モータMの通常時の目標速度に対応する電圧
を調整する可変抵抗R5や、モータMの目標速度に対応
する電圧をプリセット電圧に切換えるスイッチS3(プ
リセット速度実現スイッチS3)や、プリセット速度実
現スイッチS3のオン時に入力されるプリセット電圧を
調整する可変抵抗R17等が接続されている。前記した
ように、可変抵抗R5の抵抗値は、図1で参照した位置
保持機構付きダイヤル式速度調節部材S2の調節位置に
応じて変化する。可変抵抗R17の抵抗値は工場出荷段
階で調節されており、プリセット速度を所定値に規制す
る。IC21は、モータMの回転速度を制御する他、モ
ータMのソフトスタートや自動再トリガなどの機能を営
む。
【0016】IC21には、安定化電源回路14と、参
照電圧発生回路2と、モータMに印加される電圧を検出
する電圧検出回路3と、モータMに流れる電流を検出す
る電流検出回路4と、トライアックQ2ヘゲートオン信
号を出力するオン信号出力回路9と、オン信号出力回路
9から出力されるゲートオン信号の出力タイミングを制
御することによってモータMに印加される電流の位相を
制御する位相制御回路5と、タコジェネレータTGから
出力される信号を入力して入力された信号の周波数に対
応した電圧に変換する周波数/電圧変換器6と、電圧調
整器7と、ソフトスタート回路8と、ミストリガを補う
自動再トリガ回路10と、電流リミット回路11と、安
定化電源回路14の動作状態を監視する電源監視回路1
2と、タコジェネレータTGの動作状態を監視するタコ
ジェネ監視回路13とが内蔵されている。トライアック
Q2には、動作安定用コンデンサC10および抵抗R1
0からなる直列回路が並列に接続されている。
【0017】電流検出回路4は、トライアックQ2の負
荷が誘導負荷であり、電流が電圧より遅れるため、電流
が交流の零点を通過するまでオン信号出力回路9からト
ライアックQ2のゲートにゲートオン信号を出力させな
いようにする。周波数/電圧変換器6の出力E3はソフ
トスタート回路8に与えられ、端子P13に接続された
コンデンサC5を充電する。この充電回路によって、ソ
フトスタート回路8はメインスイッチS1をオン操作し
た際に、モータMが急速に高速回転となるのを防止す
る。電流リミット回路11は、負荷電流が大幅に増大し
たときに抵抗R11の両端の電圧を検出し、抵抗R13
とコンデンサC12で定められる遅延時間後に端子P1
2から電流を引き込んで電圧U12を低下させることに
より、モータMに対する印加電圧を急激に低下させる。
【0018】IC21の端子P1,P17,P6および
P14には、それぞれ抵抗R2,R3,R4およびR1
2が接続されており、端子P9にはコンデンサC9が接
続されている。さらに、端子P15には抵抗R13およ
びコンデンサC12からなる並列回路が直列に接続され
ており、端子P12にはコンデンサC7および抵抗R7
とコンデンサC4からなる並列回路が直列に接続されて
おり、端子P8には抵抗R8およびコンデンサC8から
なる並列回路が直列に接続されている。
【0019】電圧調整器7の一方の入力端子P11には
目標速度に対応する電圧が入力される。電圧調整器7の
今一つの入力端子P10には周波数/電圧変換器6で変
換された動力工具の運転速度に対応する電圧が入力され
る。電圧調整器7は、目標速度に対応する電圧と運転速
度に対応する電圧に基づいて出力電圧U12の値を変え
る。出力電圧U12は位相制御回路5に入力される。位
相制御回路5は、目標速度よりも実際の運転速度が低け
ればトライアックQ2の点弧タイミングを早めることで
モータMの回転速度を増大させ、目標速度よりも実際の
運転速度が高ければトライアックQ2の点弧タイミング
を遅らせることでモータMの回転速度を減少させ、この
フィードバック制御によって、モータMの回転速度を目
標速度に調整する。
【0020】次に、電圧調整器7の入力端子P11に入
力される目標速度に対応する電圧を決定する回路につい
て説明する。以下では、Rの符号で抵抗自身を示した
り、あるいはその抵抗の抵抗値を示したりする。
【0021】参照電圧発生回路2で安定化された参照電
圧が抵抗R16の下端に加えられる。この参照電圧はマ
イナスの電圧である。一方抵抗R15の上端がグランド
されている。プリセット速度実現スイッチS3が接点A
側にあるときには、抵抗値R15と、可変抵抗値R5と
抵抗値R16の加算抵抗値(R5+R16)で参照電圧
が分圧された電圧が電圧調整器7の入力端子P11に入
力される。可変抵抗の抵抗値R5は、ダイヤル操作式速
度調節部材S2の調節位置に連動して変化し、この場
合、ダイヤル操作式速度調節部材S2の調節位置が高速
側であるときに抵抗値R5は高く、速度調節部材S2の
調節位置が低速側であるときに抵抗値R5は低くなる。
このために、電圧調整器7の入力端子P11に入力され
る目標速度に関する電圧は、速度調節部材S2の調節位
置が高速側であるときに高く、速度調節部材S2の調節
位置が低速側であるとき低く調整される。この様子が図
3の(A)に示され、レベル1がダイヤル操作式速度調
節部材S2の調節位置が高速側であるときに入力端子P
11に入力される目標速度に関する電圧を示し、レベル
2がダイヤル操作式速度調節部材S2の調節位置が低速
側であるときに入力端子P11に入力される目標速度に
関する電圧を示している。電圧調整器7の入力端子P1
1に入力される目標速度に対応する電圧は、参照電圧を
R15:R5+R16で分圧した電圧となり、その分圧
の比が位置保持機構付き速度調節部材S2の調節位置な
いしは可変抵抗R5の抵抗値で増減され、速度調節部材
S2の調節位置が高速側であるときに分圧された電圧は
高くなるのである。
【0022】一方、プリセット速度実現スイッチS3が
接点B側にあるときには、抵抗値R15と、可変抵抗値
R17と抵抗値R16の加算抵抗値(R17+R16)
で参照電圧が分圧された電圧が電圧差増幅器7に入力さ
れる。即ち、電圧調整器7に入力される目標速度に対応
する電圧に、可変抵抗値R5が関係しなくなる。可変抵
抗値R17は工場出荷段階で調整されており、使用状態
では一定値である。このために、プリセット速度実現ス
イッチS3が接点B側にあるときには、位置保持機構付
き速度調節部材S2の調節位置よりも優先して、参照電
圧がR15:R17+R16の比で分圧された電圧(こ
れは一定の電圧であり、これがプリセット電圧である)
が電圧調整器7の入力端子P11に入力される。
【0023】通常は、プリセット速度実現スイッチS3
は接点A側に維持されており、操作されて接点B側に切
換わる。接点B側からA側に切換える際にも操作される
が、プリセット速度実現スイッチS3の機能からいうと
プリセット速度を中止ないし停止させる操作であり、単
に操作を中止するということもできる。
【0024】電圧調整器7の今一つの端子P10には、
タコジェネレータTGで検出されて変換器6で変換され
た運転速度に対応する電圧が入力され、これは、図3
(B)に示すように、高速回転時に高く、低速回転時に
低い。電圧調整器7の出力にはコンデンサC4とC3を
介して入力端子P11が接続されており、基本的には入
力端子P11に入力される電圧と連動して増減する電圧
が出力される。図3の(C)のレベル5とレベル6に示
すように、目標速度が高速なときには高い電圧が出力さ
れ(レベル5参照)、目標速度が低速なときには低い電
圧が出力される(レベル6参照)。ただし、目標速度に
比して運転速度が低いときには出力電圧が高く修正され
(レベル5L,6L参照)、目標速度に比して運転速度
が高いときには出力電圧が低く修正される(レベル5
H,6H参照)。
【0025】上記構成の電動機制御回路1の動作につい
て説明する。最初に、プリセット速度実現スイッチS3
が操作されていない間、即ち、接点A側に切換えられて
いる場合を説明する。操作者が位置保持機構付きダイヤ
ル式速度調節部材S2を操作して位置を調節し、次にメ
インスイッチS1をオンすると、交流電源20から供給
される交流電流は、ダイオードD1により半波整流さ
れ、抵抗R1とコンデンサC1で平滑化され、この半波
整流されて平滑化された電流が安定化電源回路14に供給
され、参照電圧発生回路2の端子P16に安定した参照
電圧が供給される。
【0026】位相制御回路5は安定化電源の供給を受け
て、電圧検出回路3で検出される交流電源20に同期す
る鋸歯電圧を作る。位相制御回路5はこの鋸刃電圧と電
圧調整器7から出力される電圧を比較し、後者が前者を
上回るタイミングにおいてオン信号出力回路9にタイミ
ング信号を送り、オン信号出力回路9がそのタイミング
信号を受けたときにトライアックQ2のゲートにゲート
オン信号を送ってトライアックQ2を点弧させる。前記
したように、電圧調整器7から出力される電圧は、基本
的には、目標速度が高速なときには高い電圧が出力され
(レベル5参照)、目標速度が低速なときには低い電圧
が出力される(レベル6参照)。ただし、目標速度に比
して運転速度が低いときには出力電圧が高く修正され
(レベル5L,6L参照)、目標速度に比して運転速度
が高いときには出力電圧が低く修正される(レベル5
H,6H参照)。
【0027】上記のように、位相制御回路5は、鋸歯電
圧(図3(D)のライン7に示される)と電圧調整器7
から出力される電圧を比較し、後者が前者を超えたとき
にオン信号出力回路9にタイミング信号を送り、オン信
号出力回路9がゲートオン信号を送ってトライアックQ
2を点弧させる。このタイミングは、電圧調整器7から
出力される電圧が高いときほど早くなり、早いほどモー
タMに対する通電期間が延び、モータMの回転速度が高
速化される。電圧調整器7から出力される電圧は、基本
的に、目標速度が高いときほど高い電圧となるためにモ
ータMの通電期間が長く確保され、実際のモータ速度が
目標速度よりも低いときにはさらに高い電圧に修正され
てさらに長く通電され、モータ速度が目標速度よりも高
いときには低く修正されて通電期間が短くなる。このよ
うにしてモータMの回転速度は高く設定されている目標
速度に調整される。同様に、電圧調整器7から出力され
る電圧は、目標速度が低いときほど低い電圧となるため
にモータMの通電期間が短くなり、実際のモータ速度が
目標速度よりも高いときにはさらに低い電圧に修正され
てさらに通電期間は短くなり、モータ速度が目標速度よ
りも低いときには高い電圧に修正されて通電期間が長く
修正させる。このようにしてモータMの回転速度は低く
設定されている目標速度に調整される。
【0028】プリセット速度実現スイッチS3が操作さ
れて接点B側に切換えられると、電圧調整器7に、参照
電圧をR15:R17+R16で分圧された電圧が入力
される。このときの入力電圧は、速度調節部材S2が最
も低速側に調節されて可変抵抗値R5が最も低い値に調
節されたときの電圧に等しい。即ち、可変抵抗R17の
抵抗値は、工場出荷時に、可変抵抗R5が最も抵抗値の
低い状態に調節されたときの抵抗値に等しく調節されて
いる。このために、プリセット速度実現スイッチS3が
操作されて接点B側に切換えられている間は、位置保持
機構付き速度調節部材S2の調節位置に無関係に、速度
調節部材S2が最低速位置に調節されているときと同じ
電圧が電圧調整器7に入力される。この結果、モータM
の速度は、速度調節部材S2の調節位置に無関係に、即
ち、速度調節部材S2の調節位置によって決められる速
度に優先して最低速度に調整される。即ち、図2の場
合、プリセット速度が最低速度に設定されている。
【0029】この制御回路によると、常時は速度調節部
材S2を高速度位置に調節しておき、ワックスを補充し
た直後にのみプリセット速度実現スイッチS3を操作し
て最低速に切換えることができ、電動式ポリッシャの操
作性が非常によい。
【0030】上記の実施形態では、可変抵抗R17の値
が工場出荷段階で調整されている。これに対し、可変抵
抗R17の値を動力工具の使用者が増減調整できるよう
にしても良い。このように変形すると、プリセット速度
実現スイッチS3を切換操作したときに調整される運転
速度を使用者サイドで調節することができ、使用者が動
力工具を好みの仕様に調節することができる。
【0031】次に図4を参照して電動機制御回路の第2
の実施形態を説明する。この実施形態は、大部分が第1
の実施形態と同様であり、以下相違点だけを説明する。
この実施形態では、プリセット速度実現スイッチS3を
切換操作することで、可変抵抗R5をバイパスする短絡
回路を成立させる。先と同様に、抵抗R16の側にマイ
ナスの参照電圧が印可され、抵抗R15の側がグランド
されているために、短絡回路が完成することで、電圧調
整器7の入力端子P11に入力される電圧は最も低くな
る。即ち、スイッチS3がオン状態に切換操作されてい
る間に入力端子P11に入力される電圧は、スイッチS
3がオフ状態に切換操作されている間に位置保持機構付
き速度調節部材S2が最低速位置に調節されて可変抵抗
R5の抵抗がほぼゼロになったときに入力される電圧に
等しい。この結果、プリセット速度実現スイッチS3が
切換操作されてオンして短絡回路が完成している間は、
位置保持機構付き速度調節部材S2の調節位置に無関係
に、速度調節部材S2が最低速位置に調節されていると
きの電圧に等しい電圧が速度調整器7の入力端子P11
に入力される。この結果、モータMの速度は、速度調節
部材S2の調節位置に無関係に、即ち、速度調節部材S
2の調節位置によって決められる速度に優先して最低速
度に調整される。即ち、図4の場合、プリセット速度が
最低速度に設定されている。
【0032】この実施の形態では、図1に示した独立し
たプリセット速度実現スイッチS3が無くされている。
代りに、位置保持機構付きダイヤル式操作部部材S2が
接点付きのボリュームスイッチで構成されており、その
接点がプリセット速度実現スイッチS3として利用され
ている。このダイヤル操作式有接点ボリュームスイッチ
(S2+S3)は、可変抵抗R5の抵抗値が最も低い回
転位置(低速位置)から抵抗値が最も大きい回転位置
(高速位置)を経てプリセット速度実現スイッチS3が
オンする回転位置までの間で回転可能であり、通常の作
業の場合には、ダイヤル操作式有接点ボリュームスイッ
チS2を高速位置に調節することで高能率で作業を進
め、一時的に低速運転を必要とするときにはそのダイヤ
ル操作式有接点ボリュームスイッチをわずかに回転させ
て接点をオンさせることで低速運転に切り返ることがで
きる。仮にプリセット速度実現スイッチS3が内蔵され
ていなければ、高速状態から低速状態に切換えるには、
ダイヤル操作式ボリュームスイッチを回転限界位置から
反対の回転限界位置まで大きく回転させなければなら
ず、その操作がわずらわしく時間もかかる。これに対し
てこの実施の形態では、ダイヤル式操作部材の高速位置
に隣接してプリセット速度実現スイッチS3をオンさせ
る位置が割付けられているために、操作者はわずかに回
転させるだけで速度を切換えることができ、操作が非常
に簡単化されている。この実施の形態の動力工具では、
オン・オフスイッチでプリセット速度実現スイッチS3
が構成され、しかもそのスイッチがダイヤル操作式の速
度調節部材と一体化されており、安価な部品で回路を構
成することができる。
【0033】図5を参照して、第3の実施形態を説明す
る。この場合、プリセット速度が最大速度に調節されて
いる。プリセット速度実現スイッチS3がオフである場
合、参照電圧をR15+R5:R18で分圧した電圧が
電圧調整器7に入力される。可変抵抗値R5は、速度調
節部材S2が低速側に調節されているときに大きな値を
取り、高速側に調節されているときに小さな値を取る。
このために、電圧調整器7の入力端子P11に入力され
る電圧は、速度調節部材S2が低速側に調節されている
ときに低い電圧となり、高速側に調節されているときに
高い電圧となる。このために、第1の実施形態と同様
に、速度調節部材S2が低速側に調節されているときに
モータ回転速度が低く調整され、速度調節部材S2が高
速側に調節されているときにモータ回転速度が高く調整
される。
【0034】プリセット速度実現スイッチS3が操作さ
れてオンすると、抵抗値R5がバイパスされ、電圧調整
器7の入力端子P11に入力される電圧は、速度調節部
材S2が最高速度位置に調節されているときの電圧に等
しくなる。このために、モータMの回転速度は、速度調
節部材S2の調節位置に無関係に、即ち、速度調節部材
S2の位置によって決められる速度に優先して最高速度
に調整される。即ち、図5の場合、プリセット速度が最
高速度に設定されている。
【0035】図6を参照して、第4の実施形態を説明す
る。この実施形態は、第1の実施形態の分圧回路にさら
にトランジスタを付加することで、最高速度の調節機能
と、その最高速度の中で操作者がモータの回転速度を調
節する機能と、操作されることで最高速度を予めプリセ
ットされている最高速度に切換える機能を具備してい
る。
【0036】第1の実施形態で示したように、図6の回
路の場合、仮にトランジスタQ1よりも左側の回路が無
ければ、電圧調整器7の入力端子P11に入力される電
圧はマイナスの参照電圧をR15:R5+R16で分圧
した電圧となり、この電圧は位置保持機構付き速度調節
部材S2が高速側に調節されているほど高い電圧とな
り、低速側に調節されているほど低い電圧となる。図6
の回路では、トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間
の抵抗を利用して入力端子P11に入力される電圧を第
1の実施形態の場合に入力される分圧電圧よりも下げる
回路が付加されており、位置保持機構付き速度調節部材
S2で調整されるものが目標速度そのものでなく、最高
速度が調節されるようになっている。したがってこの実
施の形態では、調節部材S2が位置保持機構付き速度調
節部材でなく、位置保持機構付き最高速度調節部材とな
っている。
【0037】この実施の形態に示した電動工具では、図
1のスイッチ(S1+S4)が、オン・オフするメイン
スイッチS1であるだけでなく、操作者が操作する量に
応じて可変抵抗R18の値を増減させるボリュームスイ
ッチS4を兼用している。スイッチ(S1+S4)は、
図示されないばねによってオフ位置に付勢されている。
これが原点位置である。操作者が図1のスイッチ(S1
+S4)をわずかに引くことで図6のメインスイッチS
1がオンし、さらに深く引くことで可変抵抗R18のブ
ラシは上方に移動する。操作者が指を緩めればブラシは
下方に移動し、さらに指を緩めればメインスイッチS1
がオフする。スイッチS4は、位置保持機構付き最高速
度調節部材S2の位置で調節される最高速度のなかで操
作者が速度を調節するために位置を調節する部材であ
り、操作されなければ原点に復帰する。
【0038】この回路では、トランジスタQ1のコレク
タ・エミッタ間の抵抗(以下単にトランジスタの抵抗と
いう)が分圧に寄与して電圧調整器7に入力される電圧
を調整する。トランジスタQ1の抵抗は可変抵抗R18
で分圧されるトランジスタQ1のベース電圧によって変
化し、速度調整部材S4が少ししか操作されず、ブラシ
位置が図示下方にあってベース電圧が低い程(抵抗R1
8の下方にマイナスの参照電圧が印可され、上方はグラ
ンドされている)、トランジスタQ1の抵抗は低い。速
度調節部材S4が大きく操作されてブラシ位置が上方に
移動すると、ベース電圧は高くなり(グランド電圧に近
づく)、トランジスタの抵抗は高くなる。この実施の形
態では、速度調整部材S4が最大に操作される以前にベ
ース電圧が十分にグランド電圧に近くなり、トランジス
タQ1はオフする。即ち抵抗が実質上の無限大となる。
【0039】トランジスタQ1の抵抗が実施上の無限大
であるときには、図6の回路は図2の回路と等しい作動
をする。これに対して、トランジスタQ1が導通してい
ると、抵抗R5とR16の直列回路に並列する回路が完
成し、抵抗R5とR15の間の電圧(これが電圧調整器
7の入力端子P11に入力される)は低くなる。電圧調
整器7の入力端子P11に入力される抵抗R5とR15
の間の電圧は、トランジスタQ1の抵抗が下がるほど低
くなる。
【0040】前記したように、電圧調整器7の入力端子
P11に入力される抵抗R5とR15の間の電圧は、目
標速度に対応するものであり、この電圧が高いほど目標
回転速度は高く、電圧が低いほど目標回転速度が低い関
係にあるところ、速度調節部材S4が大きく操作されて
トランジスタQ1がオフしているときには最高速度調整
部材S2の位置で調整される電圧がそのまま電圧差増幅
器7に入力されるのに対し、速度調節部材が小さく操作
されてトランジスタQ1の抵抗が低い場合には最高速度
調整部材S2の位置で調整される電圧よりも低い電圧が
電圧調整器7の入力端子P11に入力される。可変抵抗
R5の抵抗値は、原点復帰機構付き速度調節部材S4が
大きく操作されたときの目標速度、即ち、最高速度を決
定することになり、したがって、調節部材S2は最高速
度調節部材として機能することになる。一方、トランジ
スタQ1の抵抗を決める調節部材S4は、最高速度調節
部材S2の位置で規制される最高速度の範囲内でモータ
の回転速度を調整する機能をはたす。明らかに、電圧調
整器7の入力端子P11に入力される電圧は、位置保持
機構付き最高速度調節部材S2の調節位置に連動する電
圧を原点復帰機構付き速度調節部材S4の調節位置に連
動する比率で分圧した電圧となる。なお、トランジスタ
Q1の存在によって、図2の場合に得られる分圧電圧より
も高い電圧に修正されることはなく、最高速度調節部材
S2の位置で調節される回転速度以上の速度に調節され
ることはない。
【0041】原点復帰機構付き速度調節部材S4を引い
た際に、トランジスタQ1のべ一ス電圧が急に増加する
と、モータに急に大きな電力が印可されて電動工具が振
られるが、抵抗R14とコンデンサC13による時定数
回路23を加えてベース電圧が徐々に上昇するようにし
ているために、速度調節部材S4を引いた際にモータの
回転速度をソフトに上昇させることができる。
【0042】図6の回路では、R15:R5(最高速度
調節部材S2の調節位置で変化する)+R16の比で分
圧される電圧(したがってこの電圧は、最高速度調節部
材S2の調節位置に連動して変化する)を、トランジス
タQ1のコレクタ・エミッタ間の抵抗値(これは速度調
節部材S4の調節位置に連動してする)によって変化す
る比率で分圧した電圧を目標電圧とする。ここでスイッ
チS3がB接点に切換えられると、図2で説明したプリ
セット電圧がトランジスタQ1の抵抗に応じて連動する
比率で分圧され、その分圧された電圧が目標電圧として
電圧変換器7に入力される。この場合には、プリセット
された電圧を速度調節部材S4の調節位置に連動する比
率で分圧した電圧が入力されるのである。
【0043】上記の実施態様では、本発明を電動工具に
適用した場合を代表に説明したが、圧縮空気で駆動され
るモータで駆動される動力工具にも適用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる電動式ポリッ
シャを示す。
【図2】本発明の第1実施形態の電動機制御回路の電気
回路図である。
【図3】第1の実施形態の制御回路によってフィードバ
ック制御されることを示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施形態の電動機制御回路の電気
回路図である。
【図5】本発明の第3実施形態の電動機制御回路の電気
回路図である。
【図6】本発明の第4実施形態の電動機制御回路の電気
回路図である。
【符号の説明】
S1:メインスイッチ S2:位置保持機構付き(最高)速度調節部材 S3:プリセット速度実現スイッチ S4:原点復帰機構付き速度調節部材 21:集積回路 P11:目標速度対応電圧入力端子 P10:運転速度対応電圧入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 AA11 CC01 CC05 DD05 DD06 EE03 FF01 FF03 FF07 FF08 GG03 HA13 HB02 JJ01 JJ15 KK02 LL03 LL22 MM02 MM09 PP02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が運転速度を調節するときに操作
    する位置保持機構付き速度調節部材を備えた速度可変式
    動力工具において、操作者が操作したときに、前記速度
    調節部材の調節位置に優先して、プリセットされている
    速度に運転速度を調整するプリセット速度実現スイッチ
    が付加されている速度可変式動力工具。
  2. 【請求項2】 操作者が最高速度を調節するときに操作
    する位置保持機構付き最高速度調節部材と、操作者が当
    該最高速度の中で運転速度を調節するために操作する原
    点復帰機構付き速度調節部材を備えた速度可変式動力工
    具において、操作者が操作したときに、前記最高速度調
    節部材の調節位置に優先して、プリセットされている速
    度に最高速度を調整するプリセット最高速度実現スイッ
    チが付加されている速度可変式動力工具。
  3. 【請求項3】 一つの入力端子に目標速度に対応する電
    圧を入力し、今一つの入力端子に運転速度に対応する電
    圧を入力し、出力端子から半導体素子にオン信号を出力
    して運転速度を目標速度にフィードバック制御する集積
    回路を内蔵した速度可変式動力工具において、その一つ
    の入力端子に入力する目標速度に対応する電圧を、位置
    保持機構付き速度調節部材の調節位置に連動する電圧
    と、プリセットされた電圧のいずれかに切換える切換手
    段が内蔵されている速度可変式動力工具。
  4. 【請求項4】 一つの入力端子に目標速度に対応する電
    圧を入力し、今一つの入力端子に運転速度に対応する電
    圧を入力し、出力端子から半導体素子にオン信号を出力
    して運転速度を目標速度にフィードバック制御する集積
    回路を内蔵した速度可変式動力工具において、その一つ
    の入力端子に入力する目標速度に対応する電圧を、位置
    保持機構付き最高速度調節部材の調節位置に連動する電
    圧を原点復帰機構付き速度調節部材の調節位置に連動す
    る比率で分圧した電圧と、プリセットされた電圧を当該
    速度調節部材の調節位置に連動する比率で分圧した電圧
    のいずれかに切換える切換手段が内蔵されている速度可
    変式動力工具。
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