JP2001137322A - メルカプタン臭マスキング剤 - Google Patents
メルカプタン臭マスキング剤Info
- Publication number
- JP2001137322A JP2001137322A JP35963799A JP35963799A JP2001137322A JP 2001137322 A JP2001137322 A JP 2001137322A JP 35963799 A JP35963799 A JP 35963799A JP 35963799 A JP35963799 A JP 35963799A JP 2001137322 A JP2001137322 A JP 2001137322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agent
- mercaptan
- masking
- isooctyl thioglycolate
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メルカプタン系製品は、その物性上特有の不
快臭を持つ。その不快臭を減じることにより、使用者が
不快を感じないパーマネントウェーブ剤、脱毛剤等化粧
品の普及並びに、家庭用、医療用及び全産業用に金属磨
き剤の提供。 【解決手段】 チオグリコール酸イソオクチルを添加
し、メルカプタン臭を減ずるマスキング剤
快臭を持つ。その不快臭を減じることにより、使用者が
不快を感じないパーマネントウェーブ剤、脱毛剤等化粧
品の普及並びに、家庭用、医療用及び全産業用に金属磨
き剤の提供。 【解決手段】 チオグリコール酸イソオクチルを添加
し、メルカプタン臭を減ずるマスキング剤
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に直接使用す
るパーマネントウェーブ剤や脱毛剤、及び工業用に使用
される錆取り剤、洗浄剤等の主剤であるチオグリコール
酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの
塩類、グリセリルモノチオグリコレート、１−チオグリ
セロール、アセチルシステイン、塩酸システアミン等の
メルカプト化合物が有する特異な臭い及びこれらの薬剤
の反応によって生ずる臭いをマスキングするために、チ
オグリコール酸イソオクチルを配合することに関する。
るパーマネントウェーブ剤や脱毛剤、及び工業用に使用
される錆取り剤、洗浄剤等の主剤であるチオグリコール
酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの
塩類、グリセリルモノチオグリコレート、１−チオグリ
セロール、アセチルシステイン、塩酸システアミン等の
メルカプト化合物が有する特異な臭い及びこれらの薬剤
の反応によって生ずる臭いをマスキングするために、チ
オグリコール酸イソオクチルを配合することに関する。
【０００２】
【従来の技術】パーマネントウェーブ剤や脱毛剤にはチ
オグリコール酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、システイン
及びそれらの塩類、グリセリルモノチオグリコレート、
１−チオグリセロール、アセチルシステイン、塩酸シス
テアミン等のメルカプト化合物が用いられるが、これら
の物質は、その特性上不快な臭い（メルカプタン臭）を
有している。この臭いによって、美容院に於けるパーマ
ネントウェーブ施術時に、施術者や客がしばしば不快な
思いをし、また、家庭で使用する脱毛剤においては使用
者が不快な思いをすることがあるため、パーマネントウ
ェーブ液や脱毛剤に香料を配合し、その原料から発生す
るメルカプタン臭を香料臭で抑えていた。
オグリコール酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、システイン
及びそれらの塩類、グリセリルモノチオグリコレート、
１−チオグリセロール、アセチルシステイン、塩酸シス
テアミン等のメルカプト化合物が用いられるが、これら
の物質は、その特性上不快な臭い（メルカプタン臭）を
有している。この臭いによって、美容院に於けるパーマ
ネントウェーブ施術時に、施術者や客がしばしば不快な
思いをし、また、家庭で使用する脱毛剤においては使用
者が不快な思いをすることがあるため、パーマネントウ
ェーブ液や脱毛剤に香料を配合し、その原料から発生す
るメルカプタン臭を香料臭で抑えていた。
【０００３】また、工業用に使用される錆取り剤、洗浄
剤を使用する作業員においても、これらに配合されてい
るメルカプト化合物から発生する臭いによって不快感を
感じるため、製品に香料を加えることで、これを香料臭
で抑えて使用していた。これらは、あくまで香料から発
生する臭いが、メルカプト化合物から発生する臭いより
も強く感じられることで、恰もメルカプタン臭が消され
たかのように感じられるが、実際は香料の臭いの中にメ
ルカプタン臭が入り交じったかたちで、感じられる。
剤を使用する作業員においても、これらに配合されてい
るメルカプト化合物から発生する臭いによって不快感を
感じるため、製品に香料を加えることで、これを香料臭
で抑えて使用していた。これらは、あくまで香料から発
生する臭いが、メルカプト化合物から発生する臭いより
も強く感じられることで、恰もメルカプタン臭が消され
たかのように感じられるが、実際は香料の臭いの中にメ
ルカプタン臭が入り交じったかたちで、感じられる。
【０００４】また、香料は他の配合成分によっては、変
質しやすく時間の経過と共に臭いが変化することもあ
り、製造直後の製品と、製造後数ヶ月経過した製品に臭
いの違いが見られることがある。また、使用後に香料が
残臭として残るため、これが不都合な使用条件下では、
香料を使用できないこともあり、香料の添加だけではメ
ルカプタン臭は完全には消せない。
質しやすく時間の経過と共に臭いが変化することもあ
り、製造直後の製品と、製造後数ヶ月経過した製品に臭
いの違いが見られることがある。また、使用後に香料が
残臭として残るため、これが不都合な使用条件下では、
香料を使用できないこともあり、香料の添加だけではメ
ルカプタン臭は完全には消せない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点を解消し、チオグリコール酸イソオク
チルを配合することによって、チオグリコール酸、チオ
乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの塩類、グ
リセリルモノチオグリコレート、１−チオグリセロー
ル、アセチルシステイン、塩酸システアミン等のメルカ
プト化合物が有する独特の不快臭を包み込むようにし
て、消臭するものである。
術の有する問題点を解消し、チオグリコール酸イソオク
チルを配合することによって、チオグリコール酸、チオ
乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの塩類、グ
リセリルモノチオグリコレート、１−チオグリセロー
ル、アセチルシステイン、塩酸システアミン等のメルカ
プト化合物が有する独特の不快臭を包み込むようにし
て、消臭するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、チオグリコー
ル酸イソオクチルに界面活性剤、水溶性の有機溶剤を配
合して、これを水溶性として、チオグリコール酸、チオ
乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの塩類、グ
リセリルモノチオグリコレート、１−チオグリセロー
ル、アセチルシステイン、塩酸システアミン等のメルカ
プト化合物が主成分を成す製品に配合し、この製品が持
つメルカプタン臭を包み込むようにして、消すことであ
る。
ル酸イソオクチルに界面活性剤、水溶性の有機溶剤を配
合して、これを水溶性として、チオグリコール酸、チオ
乳酸、チオリンゴ酸、システイン及びそれらの塩類、グ
リセリルモノチオグリコレート、１−チオグリセロー
ル、アセチルシステイン、塩酸システアミン等のメルカ
プト化合物が主成分を成す製品に配合し、この製品が持
つメルカプタン臭を包み込むようにして、消すことであ
る。
【０００７】
【発明実施の形態】本発明は、チオグリコール酸等のメ
ルカプト化合物に、チオグリコール酸イソオクチルを配
合して、そのメルカプタン臭をマスキングするものであ
るが、チオグリコール酸イソオクチル単体では、水に難
溶性のため予め界面活性剤、水溶性有機溶剤等の可溶化
剤にチオグリコール酸イソオクチルを溶解して製剤化す
る必要がある。その界面活性剤とは、例えば、非イオン
界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
型エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニールエ
ーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノアルキレ
ート、アルキルアミンオキサイド、エチレングリコール
アルキレート等が挙げられる。
ルカプト化合物に、チオグリコール酸イソオクチルを配
合して、そのメルカプタン臭をマスキングするものであ
るが、チオグリコール酸イソオクチル単体では、水に難
溶性のため予め界面活性剤、水溶性有機溶剤等の可溶化
剤にチオグリコール酸イソオクチルを溶解して製剤化す
る必要がある。その界面活性剤とは、例えば、非イオン
界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
型エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニールエ
ーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノアルキレ
ート、アルキルアミンオキサイド、エチレングリコール
アルキレート等が挙げられる。
【０００８】陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸石け
ん、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩類、α−オレフィン
スルホン酸塩、Ｎ−アシルメチルタウリン塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン酸塩
等が挙げられる。
ん、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩類、α−オレフィン
スルホン酸塩、Ｎ−アシルメチルタウリン塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン酸塩
等が挙げられる。
【０００９】また、水溶性の有機溶剤として、１，３−
ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、イソプレングリコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、エチルグリコール類、ブチルグリコール類、メチル
−メトキシ−ブタノール等が挙げられる。
ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、イソプレングリコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、エチルグリコール類、ブチルグリコール類、メチル
−メトキシ−ブタノール等が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C080 AA04 BB02 BB04 CC05 CC12 HH03 LL04 LL13 MM17 QQ03 4C083 AC112 AC122 AC581 AC662 AC771 AC772 AC792 AC902 BB01 BB60 CC34 CC35 EE18 4H003 EB21 FA27
Claims (3)
- 【請求項１】 チオグリコール酸、チオ乳酸、チオリン
ゴ酸、システイン及びそれらの塩類、グリセリルモノチ
オグリコレート、１−チオグリセロール、アセチルシス
テイン、塩酸システアミン等を主成分とする、メルカプ
ト化合物の製剤について、メルカプタン臭をチオグリコ
ール酸イソオクチルを用いることによって、マスキング
する。 - 【請求項２】 チオグリコール酸イソオクチルをマスキ
ング剤として、主剤のメルカプト化合物に対し、０．０
００１〜１０．０重量％配合する。 - 【請求項３】 チオグリコール酸イソオクチルは水に難
溶性であり、これを水溶性にするために、界面活性剤、
水溶性有機溶剤をチオグリコール酸イソオクチルに対し
て１〜２００倍配合する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35963799A JP2001137322A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | メルカプタン臭マスキング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35963799A JP2001137322A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | メルカプタン臭マスキング剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001137322A true JP2001137322A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18465527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35963799A Pending JP2001137322A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | メルカプタン臭マスキング剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001137322A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005336098A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Mitsui Chemicals Inc | システイノール系還元剤及びそれを含有する毛髪化粧料組成物 |
-
1999
- 1999-11-12 JP JP35963799A patent/JP2001137322A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005336098A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Mitsui Chemicals Inc | システイノール系還元剤及びそれを含有する毛髪化粧料組成物 |
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