JP2001136401A - 色分解画像修正方法、チャート、インクジェットプリンタ、色分解画像修正装置および記録媒体 - Google Patents
色分解画像修正方法、チャート、インクジェットプリンタ、色分解画像修正装置および記録媒体Info
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Abstract
わせ、それよりも色域が広い範囲に対して、適切な特色
の利用手法を実現する。 【解決手段】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための色
分解画像修正装置であって、Kおよび、有彩色の3色に
より生成される複数の色域を組み合わせて、実際に用い
られる色材の組み合わせを求める処理手段20,30
と、特色の使用方法またはKの設定方法の少なくとも一
方についての指示が与えられる指示手段60と、を備
え、画像出力に用いられる色材の組み合わせを求めるこ
とを特徴とする。
Description
法、チャート、インクジェットプリンタ、色分解画像修
正装置および記録媒体に関し、特に、高彩度色材を用い
た画像出力装置で目標色を再現する色材を決定する際の
改良に関する。
C,スミKといった色材以外の、いわゆる高彩度色材
(特色)を用いたプリンタでは色材数が多く、目標色を
再現するための色材の割合を決定することが難しいとい
う問題があった。
うな色材数が多いプリンタの特性推定が可能な方法が望
まれていた。また、インクジェットプリンタでは色材数
を増やすことが容易であり、多くの色材でも体系的な手
法により求めることができる手法が望まれていた。
技術は、CMYKを色材として用いるプリンタの色分解
画像修正方法について、前色域を、Kを含む3色で表さ
れる3次元の色域に分割して制限を加えて、目標色に対
するCMYKの組み合わせを求めるようにしていた。こ
れは、CMYKの4色のままでは任意の色を唯一に再現
する組み合わせが存在しないためである。
材(特色)としてオレンジOとグリーンGとを組み合わ
せて用いるプリンタの色域について論述したものとし
て、「HIFI Color Printing within a Color Managemen
t System」M.Mahy and D.D.Bear, The Fifth Color Ima
ging Conference: Color Science, Systems, and Appli
cations, pp.277-283(1997) が存在している。なお、こ
の論文においては、測色特性の推定には、解析モデルを
使用している。
場合に、Kの量が増えてくるに従って測定点を減らすと
いうことについて、特開平2−86388号公報に記載
されている。
する方法については、「Colorimetric calibration in
electronic imaging devices using a look-up-table m
odeland interpolations」 Po-Chieh Hung, Journal of
Electronic Imaging 2(1),53-61(1993)に記載されてい
る。
る色域で構成される全色域を、なるべく特色を用いる方
法・なるべく特色を用いないで出力する方法に関し、本
件出願人は特願平10−196004号として提案を行
っている。
−N出力の関数を利用して、実際の色材の上限を決定す
る方法に関し、本件出願人は特願平10−196005
号として提案を行っている。
せでミニマム・HiFiカラー(Min HFC)、マキシマム・H
iFiカラー(Max HFC)に関する手法が、P.C. Hung Colo
rimetric Calibration for High Quality Color Printe
rs, PPIC/JH: Pan-Pacific Imaging Conference/Japan
Hardcopy '98 pp.147-150(1998)に提案されている。
れぞれ以下に述べるような問題を有している。上記(1)
の手法では、使用できる対象が4色のプリンタに限定さ
れ、CMY以外の高彩度色材(特色)を用いたときには
対応することができなかった。
の中からの任意の4色を取り出して色域を演算し、使用
する色材を決定していたため、候補が複雑になるにもか
かわらず、実行条件が開示されていなかった。また、測
色特性の推定は、解析モデルを利用しているため、オフ
セット印刷などの明確な面積変調タイプのみが対象とな
っており、実質的にインクジェットプリンタなどには応
用することができなかった。
の場合が記載されているが、色材を多くすれば測定点が
増えることになり実用的でなくなる。また、上記(4)の
手法についても、3色プリンタの例が記載されている
が、色材を多くすれば測色調整をする測定点が増えて実
用的でなくなる。
K以外では3色色域との組み合わせになっており、一部
の色域が使用できなくなっていた。また、上記(6)の手
法については、CMYKと特色との組み合わせに応用す
る際の使用方法が具体的に示されていなかった。
K,RMYK,GCYK,BMCKの組み合わせ、また
は、RYK,YGK,GCK,CBK,BMK,MR
K,の組み合わせに限定されたそれぞれ、Min HFC、Max
HFCが公開されたが、Kの使用方法を自由に選択するこ
とができなかった。
なかった ・特色を用いた色再現で色材量を自由に制限することが
できなかった ・キャラクタライゼーションのための測色点が多数必要
であった ・特色を用いた色再現で色材残量などを考慮して色材量
を設定することができなかった ・耐久性がある顔料を用いたインクジェットプリンタで
は、色域が狭かった ・各色で淡色インクを用いると色域を拡大することが可
能であるが、ヘッドが大型化し、色再現の計算量も膨大
になる といった問題が生じている。
手法と組み合わせ、それよりも色域が広い範囲に対し
て、適切な特色の利用手法を実現することを目的とす
る。
発明は以下に説明するようなものである。 (1)請求項1記載の発明は、電気信号として入力され
た色分解画像信号を修正して目標色をシアンC,マゼン
タM,イエローY,高彩度色材(特色)およびスミKを
用いて再現するための色分解画像修正方法であって、K
および、有彩色の3色により生成される複数の色域を組
み合わせて、実際に用いられる色材の組み合わせを求め
るステップと、特色の使用方法かKの設定方法のいずれ
かまたは両方が与えられるステップと、を含み、画像出
力に用いられる色材の組み合わせを求めることを特徴と
する色分解画像修正方法である。
入力された色分解画像信号を修正して目標色をシアン
C,マゼンタM,イエローY,高彩度色材およびスミK
を用いて再現するための色分解画像修正装置であって、
Kおよび、有彩色の3色により生成される複数の色域を
組み合わせて、実際に用いられる色材の組み合わせを求
める処理手段と、特色の使用方法またはKの設定方法の
少なくとも一方についての指示が与えられる指示手段
と、を備え、画像出力に用いられる色材の組み合わせを
求めることを特徴とする色分解画像修正装置である。
を4色の色域の組み合わせの色域に分解するため、従来
の4色プリンタに対する手法を利用することができる。
そして、各色域にKの設定を与えたり、特色の使用方法
の設定を与えたりすることで、色材の組み合わせの自由
度を高めることができる。
れる色域には、CMYKの色域が含まれる、ことを特徴
とする請求項1記載の色分解画像修正方法である。請求
項21記載の発明は、前記処理手段で生成される色域に
は、CMYKの色域が含まれる、ことを特徴とする請求
項20記載の色分解画像修正装置である。
用いた色域だけでは再現できない色域を作成することが
でき、また、従来のコストの低いCMYKの色材を利用
できるようになる。
れる色域には、少なくとも1色の特色と、その他の2色
との組み合わせによる色域が含まれる、ことを特徴とす
る請求項1記載の色分解画像修正方法である。
生成される色域には、少なくとも1色の特色と、その他
の2色との組み合わせによる色域が含まれる、ことを特
徴とする請求項20記載の色分解画像修正装置である。
K色域と同じ測色点を供給することができ、測色を簡略
化することができる。 (4)請求項4記載の発明は、前記生成される色域に
は、少なくとも2色の特色と、その他の1色との組み合
わせによる色域が含まれる、ことを特徴とする請求項1
記載の色分解画像修正方法である。
生成される色域には、少なくとも2色の特色と、その他
の1色との組み合わせによる色域が含まれる、ことを特
徴とする請求項20記載の色分解画像修正装置である。
度、高彩度付近の色を再現できる効率的な組み合わせを
実現することができる。 (5)請求項5記載の発明は、色材量を制限するステッ
プを有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載の色分解画像修正方法である。
は、色材量を制限する手段を有する、ことを特徴とする
請求項20乃至請求項23のいずれかに記載の色分解画
像修正装置である。
え、色材量を制限できることで、プリンタや受像メディ
アの最大色材量に合わせた色材量の制限が可能になる。 (6)請求項6記載の発明は、色材の設定方法として、
グレー付近でのKの使い方、および、高彩度付近での特
色の使い方が指定可能である、ことを特徴とする請求項
2記載の色分解画像修正方法である。
指示される色材の設定方法として、グレー付近でのKの
使い方、および、高彩度付近での特色の使い方が指定可
能である、ことを特徴とする請求項21記載の色分解画
像修正装置である。
なる。すなわち、グレー付近でのKの使い方を指定可能
であるため、グレーを安定させることが可能になる。ま
た、高彩度付近での特色の使い方を指定可能であるた
め、コストに鑑みて特色の使用を削減することも可能に
なる。このため、Max BlackかつMin HFCといった使い方
も可能になる。
6により作成された色変換テーブルを複数備えており、
色材の残量により切り替える、ことを特徴とする請求項
6記載の色分解画像修正方法である。
は、前記請求項25の処理により作成された色変換テー
ブルを複数備えており、色材の残量により切り替える、
ことを特徴とする請求項25記載の色分解画像修正装置
である。
色材の使い方を変更することが可能になる。 (8)請求項8記載の発明は、前記請求項6により作成
された色変換テーブルを複数備えており、入力された色
分解画像信号の絵柄の種類により切り替える、ことを特
徴とする請求項6記載の色分解画像修正方法である。
は、請求項25により作成された色変換テーブルを複数
備えており、入力された色分解画像信号の絵柄の種類に
より切り替える、ことを特徴とする請求項25記載の色
分解画像修正装置である。
の絵柄に応じて、効率的な色材の使い方を変更すること
が可能になる。 (9)請求項9記載の発明は、前記請求項1乃至請求項
6により生成された色変換テーブルにスムージングを行
う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか
に記載の色分解画像修正方法である。
は、請求項20乃至請求項25の処理により生成された
色変換テーブルにスムージングを行う、ことを特徴とす
る請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の色分解
画像修正装置である。
な色材量の変化を小さくし、プリンタの変動による疑似
輪郭の発生を抑えることが可能になる。 (10)請求項10記載の発明は、前記スムージングに
より発生した誤差を別の色変換テーブルにより補正す
る、ことを特徴とする請求項9記載の色分解画像修正方
法である。
は、スムージングにより発生した誤差を別の色変換テー
ブルにより補正する、ことを特徴とする請求項28記載
の色分解画像修正装置である。
を再びプリント調整することで、スムーズでありながら
測色誤差の少ない色再現が可能になる。 (11)請求項11記載の発明は、測色用のチャートで
あって、請求項1乃至請求項5のいずれかの色分解画像
修正方法により作られる組み合わせの色の出力により作
成されたことを特徴とするチャートである。
よって特色を利用したチャートを作成することができる
ため、4色用の測色手法を用いることができる。 (12)請求項12記載の発明は、測色用のチャートで
あって、請求項1乃至請求項5のいずれかの色分解画像
修正方法により作られる組み合わせの色の出力であっ
て、重複する部分が除外されて作成されたことを特徴と
するチャートである。
よって特色を利用したチャートを作成することができる
だけでなく、重複部分が除外されているため、測色を簡
略化することができる。
号として入力された色分解画像信号を修正して目標色を
シアンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材(特
色)およびスミKを用いて再現するための測色用のチャ
ートであって、重複する部分が除外されて作成されたこ
とを特徴とするチャートである。
ため、測色を簡略化することができる。 (14)請求項14記載の発明は、電気信号として入力
された色分解画像信号を修正して目標色をシアンC,マ
ゼンタM,イエローY,高彩度色材(特色)およびスミ
Kを用いて再現するための測色用のチャートであって、
特色を含むチャートでは特色を含まないチャートよりも
色票が少ない、ことを特徴とするチャートである。
色を含まないチャートよりも色票が少なくなっている部
分があるため、測色を簡略化することができる。 (15)請求項15記載の発明は、前記請求項1乃至請
求項10の色分解画像修正方法により調整されたことを
特徴とするインクジェットプリンタである。
ッドを設けることで実現でき、安定した色再現を行うこ
とが可能になる。 (16)請求項16記載の発明は、前記インクジェット
プリンタであって、顔料による色材を用いたことを特徴
とする請求項15記載のインクジェットプリンタであ
る。
問題を有する顔料を用いても、十分な色域で色再現を行
うことが可能になる。 (17)請求項17記載の発明は、Kについて少なくと
も2種類の濃度の色材を用いることを特徴とする請求項
15記載のインクジェットプリンタである。
追加により、一番目に付きやすいグレー付近でのざらつ
き感を減らすことが可能になる。 (18)請求項18記載の発明は、Kをなるべく使用す
るよう調整されたことを特徴とする請求項17記載のイ
ンクジェットプリンタである。
追加により、一番目に付きやすいグレー付近でのざらつ
き感を安定して減らすことが可能になる。また、色域が
広い範囲に対して最低限の特色の利用で済ませることが
可能になる。
分解画像修正方法の実行と並行して、色域マッピング後
の色座標を保持しておき、この色座標を再現する他の機
器の色材量の組み合わせを求める、ことを特徴とする請
求項1乃至請求項10記載の色分解画像修正方法であ
る。
なくプルーフ用のテーブルを作成することが可能にな
り、その際の計算量を減らすことができる。 (20)請求項30記載の発明は、電気信号として入力
された色分解画像信号を修正して目標色をシアンC,マ
ゼンタM,イエローY,高彩度色材(特色)およびスミ
Kを用いて再現するための色分解画像修正処理プログラ
ムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体であっ
て、前記色分解画像修正処理プログラムは、Kおよび、
有彩色の3色により生成される複数の色域を組み合わせ
て、実際に用いられる色材の組み合わせを求めるステッ
プと、特色の使用方法かKの設定方法のいずれかまたは
両方が与えられるステップと、を含んでいる、ことを特
徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体である。
を4色の色域の組み合わせの色域に分解するため、従来
の4色プリンタに対する手法を利用することができる。
そして、各色域にKの設定を与えたり、特色の使用方法
の設定を与えたりすることで、色材の組み合わせの自由
度を高めることができる。
像修正方法、チャート、インクジェットプリンタ、色分
解画像修正装置および記録媒体について、図面を参照し
つつ説明を行なう。
態例の色分解画像修正方法を実行するための色分解画像
修正装置1の全体について説明を行なう。なお、ここに
示す実施の形態例では、シアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,スミK以外に高彩度色材(特色)としてレッド
R,グリーンG,ブルーBの3色を用いる場合を示す。
なお、高彩度色材については、ここに示す色やその色数
に限定されるものではない。
り、外部から供給される三種の入力信号のそれぞれにつ
いて入力レベルに応じたアドレス信号を形成するもので
あって、入力信号の各色(各成分)ごとにルックアップ
テーブル11〜13で構成されている。なお、ルックア
ップテーブル11〜13のそれぞれには、制御手段とし
てのコントローラ50から1ビットの振り分け信号が供
給されている。
やRGBといった色分解画像信号のほか、L*a*b*や
XYZであってもよい。20は色再現情報記憶手段であ
り、色再現すべく入力される三種の入力信号により形成
される色空間を複数の空間領域に分割し、その空間領域
での組み合わせに対する色再現情報が格納されている。
ここでは、三種の入力信号を3色の特色を含んだCMY
KRGB合計7色の信号として出力すべく、CMYKR
GBに対応したルックアップテーブル21〜27により
構成されている。
画像信号に基づいていろ色再現情報記憶手段20より選
択される複数の色再現情報のそれぞれに対する重み付け
情報を記憶しており、必要に応じて重み係数を出力す
る。
処理手段であり、前記色再現情報記憶手段20からの色
再現情報と前記重み係数記憶手段25からの重み係数と
を掛け算し、その値を累積することにより、最終的に得
ようとするCMYKRGBの修正色分解画像信号それぞ
れを得るものである。このため、掛算器31a〜37a
と、累算器31b〜37bにより構成されている。
の修正色分解画像信号(累算出力)それぞれをラッチ4
1〜47によりラッチして出力するものである。この際
に必要となるラッチパルスはコントローラ50により生
成される。また、ユーザの指示は指示手段60を介して
コントローラ50に入力される。
入れるデータの求め方として、本実施の形態例では、N
色から適切な3色ないしは4色を選択して複数の分割色
域を作り、これらを組み合せた合成色域を利用して色再
現する分割法を用いる。
でもできるだけ特色を用いて再現する組み合せをMaximu
m HFC(以下、Max HFC)と呼び、できるだけ特色を用い
ずに再現する組み合せをMinimum HFC(以下、Min HFC)
と呼ぶ。これは4色の色再現問題で、既知の手法である
Maximum Black(以下、Max Black)とMinimum Black
(以下、Max Black)の考え方を拡張したものである。
選択方法は、CMYKに加え、BGRなどの二次色の原
色を付け加えることである。色数が増えると測色特性を
得るための測色点(characterization data)が級数的
に増える問題がある。特色をBGRとした場合、合計の
色数は7色となるため、単純には各色中間レベル数の7
乗もの測色点を必要とする。
ば、7色では、57=78125にもなり、自動測定装
置を用いたとしても実用的な測色点数とはいえない。さ
らに、この場合、すべての色を同時に用いる組み合せを
含むが、各色インク1色を100%としたとき、総イン
ク量を700にして用いることは、記録紙の乾燥時間な
どの問題から現実的ではない。
しているばあいは、MのN乗であることを意味してい
る。そこで最大4色の組み合せとして分割色域を作り、
この組み合わせで全色域を構成することを考える。ただ
し、最大インク量が400%でも乾燥やインク吸収量を
考えるとまだ多過ぎることが知られている。印刷では3
00〜400%と言われ、吸収容量の少ないメディアを
用いたインクジェットプリンタは200%前後になる。
既にKを含む4色では色材量制限が利用できることか
ら、Kと有彩色3色の組み合せによる分割法を考察す
る。
による組み合せ数Mは、 M=((N−1)!)/((N−4)!3!) で示される。
になるので、20の分割色域ができる。その中から、C
MYK色域およびその他の組み合わせで高明度付近の色
域を再現できるもの(hi-fi色域と呼ぶ)は、YRM
K,YGCK,MBCK,RKGK,GCBK,BMR
K,の各分割色域からの組み合わせになる。
のCMYK原色の反射率およびCRTのBGR原色の反
射率換算の分光反射率をもった色材を仮定し、また、濃
度加法則で計算して、特色を用いたプリンタの特性をC
MYKRGBの各色材を用いて調べたところ、以下のこ
とが判明した。
確保できる組み合わせとしては、 ・YRMK,YGCK,MBCKの分割色域を合成して
得た合成色域A、 ・RKGK,GCBK,BMRKの分割色域を合成して
得た合成色域B、 の2つであることが明らかになった。
の分割色域を合成して得た合成色域Aと、RKGK,G
CBK,BMRKの分割色域を合成して得た合成色域B
とにおいて、3色域の合成色域では高明度の色域は再現
できるが、低明度の色域は完全に再現できないことが判
明した。全色域を再現するためにはより多くの分割色域
を必要とするが、もともと特色の使用目的が高明度高彩
度部分の色域拡大にあること、暗部のわずかな違いであ
ることから、以後、この3色域による合成色域を対象と
して説明する。
いるか決める上で、以下の分割色域の性質を考慮する: ・hi-fi色域でMin Blackを指定するといずれの分割色域
も縮退してしまい(後述)、高彩度付近のみの色域とな
るため低彩度のCMYK色域を必要とする。 ・合成色域Aは、Min HFCとする場合にCMYK色域の
境界面と同じ、例えば、W−Y−M−YMを4頂点とす
る面が存在するのに対し、合成色域Bの組み合せではこ
の面に対応する組み合せが存在しない。 ・合成色域Bは合成色域Aに比ベCMYK色域と共通な
色票が少ないため、測色点を減らしにくい。
からなる3つの色域が合成された合成色域Aと、CMY
K色域とを組み合せた、合計4つの色域でできる合成色
域を用いることが望ましい。
BlackおよびMax HFC/Min HFCを限定しない特色色再現
の手順を以下に示す。
ついてのチャート(カラーパッチ)を作成する。ここで
は、基本となるCMYKの色域と、YRMK,YGC
K,MBCKの分割色域を合成して得た合成色域Aとか
ら構成されたチャートを作成する。ここで、図2はCM
YKのチャートを示し、図3はYRMKのチャートを示
し、図4はYGCKのチャートを示し、図5はMBCK
のチャートを示している。このようなチャートを用いる
ことで、従来の4色用のチャートの拡張によって特色を
利用したチャートを作成することができるため、4色用
の測色手法を用いることができるようになる。
3色域の格子点に対する測色値を得る。ここで各色域の
格子点数としては、312(=53+53+33+33+2
3)程度を用いる。すなわち、上述した図2〜図5のチ
ャートの格子点全てでは測定点数が多いため、CMYK
のチャートに関しては図6に示すようにして312個の
測色値を得る。図3乃至図5に示した他の色域について
も同様である。
す(図6参照)。 分割色域のチャート(図2〜図5)の間で、重複色票
を削除する(不図示)。 特色増加のときのステップ数を減らす。たとえば、図
3でRが5ステップ(R=0,64,128,192,255)あるのを3
ステップ(R=0,128,255)に減らす(図7参照)。
て特色を利用したチャートを作成することができるだけ
でなく、重複部分が除外され、さらに特色のステップ数
が削減されており、測色を簡略化することができる。
4つの色立体についてLUTモデル(n4のシステム値
入力で、均等色空間の座標であるLCC出力を持つLU
T)を作成する。
ル(m3のシステム値入力で、LCC出力を持つ)を作
成する。
を4つの色域について探索し、色域マッピングを行うた
めの圧縮直線(L*軸からの放射線)の最も外側の値を
求める。
目標横器のLCC値に村応するマッピング先LCC値を
決定する。
色量の組み合わせ(以後、原色量と呼ぶ)を求める。同
時に色域内外を判定する。
この原色量を与える。CMYK色域外の場合には、いず
れかのhi-fi色域にあるはずなので、それを探して原色
量を与える。 (b)Max HFCの場合:hi-fi色域で色域内になるものを
選び、その色度点を与える。シャドー部でいずれのhi-f
i色域にも属さない場合は、CMYK色域の原色量を与
える。なお、各分割色域内で計算は、Min Black、Max B
lackの指定に従い、原色量を算出する。
ルの格子点すべてについて行い、目標機器から出力機器
への関係を作るデバイスリンクプロファイルを作る。
ようにして求められた特色色再現のための色再現情報
が、色再現情報記憶手段20(ルックアップテーブル2
1〜27)に記憶される。
用した場合の色域を4色の色域の組み合わせの色域に分
解するため、従来の4色プリンタに対する手法を利用す
ることができる。そして、各色域にKの設定を与えた
り、特色の使用方法の設定を与えたりすることで、色材
の組み合わせの自由度を高めることができる。
従来のCMYKの色域との両方を含めるようにしたこと
で、特色を用いた色域だけでは再現できない色域を作成
することができ、また、従来のコストの低いCMYKの
色材を利用できるようになる。
は、少なくとも1色の特色と、その他の2色との組み合
わせによる色域が含まれる(上述の合成色域A)ため、
CMYK色域と同じ測色点を供給することができ、測色
を簡略化することができる。
には、少なくとも2色の特色と、その他の1色との組み
合わせによる色域が含まれる(上述の合成色域B)た
め、高明度、高彩度付近の色を再現できる効率的な組み
合わせを実現することができる。
するステップまたは手段を有することで、色材量を制限
でき、プリンタや受像メディアの最大色材量に合わせた
色材量の制限が可能になる。
法として、グレー付近でのKの使い方、および、高彩度
付近での特色の使い方が指定可能であることを特徴とし
ている。すなわち、CMYK色域と各hi-fi色域で、そ
れぞれKの使用方法が選べ、さらにCMYK色域、hi-f
i色域の使用方法によりバリエーションが生じる。
/Smoothest Black) ・各hi-fi色域のKの使用方法(Max Black/Min Blac
k) ・上記色域同士の使用方法(Max HFC/Min HFC) について、それぞれを組み合わせろと、数多くの選択肢
が発生する。実用的には、グレー付近のKの取り扱い、
また、高い彩度付近での特色の取り扱いのそれぞれにつ
いて選択肢を与えることで十分であろう。この取り扱い
の選択肢をまとめると、図8に示すようになる。
したユーザの指定により、パターン1〜パターン4が考
えられる。この実施の形態例では、色材の自由な設定が
可能になる。すなわち、グレー付近でのKの使い方を指
定可能であるため、グレーを安定させることが可能にな
る。また、高彩度付近での特色の使い方を指定可能であ
るため、コストに鑑みて特色の使用を削減することも可
能になる。このため、Max BlackかつMin HFCといった使
い方も可能になる。
ような色材の設定のために作成された色変換テーブル
(図1におけるLUT)を複数備えており、色材の残量
により切り替える、ことを特徴としている。例えば2種
類のR1(第1の赤)とR2(第2の赤)を用いた場合、
YR1MKとYR2MKの2つの色立体が発生する。この
とき、この2の色立体は明らかにオーバーラップするた
め、その部分の色座標の再現時にはいずれの色域を利用
するかを決定する必要がある。この場合、どちらかに優
先順位をつけ、双方の色立体に含まれている場合には優
先順位の高い色の組み合せを割り振る。現実的には、色
材価格の低い方を優先したり、優先順位を変えた2種類
のLUTをつくっておき色材の残量で切りかえるなどの
利用方法が考えられる。この結果、色材の残量により効
率的な色材の使い方を変更することが可能になる。
ような色材の設定のために作成された色変換テーブル
(図1におけるLUT)を複数備えており、入力された
色分解画像信号の絵柄の種類により切り替える、ことも
可能である。なお、ここで「絵柄」とは、画像に含まれ
る高彩度の面積の大小などを意味する。たとえば、グレ
ー成分が多ければ、CMYKの色材を用いるようにし、
高彩度であれば特色の色材を用いるようにする。この結
果、入力された色分解画像信号の絵柄に応じて、効率的
な色材の使い方を変更することが可能になる。
ような色材の設定のために作成された色変換テーブル
(図1におけるLUT)を複数備えており、スムージン
グを行う、ことを特徴としている。
のまま残り、組み合わせた色域境界で滑らかな原色量の
変化が保証されないため、プリンタの特性変動時に疑似
輪郭の要因となる問題がある。4色の場合は全ての特性
が測定できたため、Smoothest Black法で目標色を保証
しながら色立体間の接続が滑らかになるようにすること
ができた。しかし、hi-fi印刷の場合、色材数が多すぎ
て、すべての特性を測定できないため、目標色を維持す
ることができない。
i色域でのSmoothest Blackの適用を考察する。CMYK
色域に対しては、Smoothest Blackを適用可能である
が、hi-fi色域内では次の問題が発生し、適用ができな
い。すなわち、hi-fi色域ではMaxBlackに比べて、Min B
lack時の色域体積が大きく減少する。
色域が凸のためMin Black,Max Blackともに同一体積
(図9(a),(b))だったが、色域形状が凹になる
hi-fi色域では同一体積が保証されない(図9(b)
(c))。
てはSmoothest Blackが適用可能なものの、hi-fi色域
内、CMYK色域間では滑らかな接続が保証されない。
そこで、出来上がったLUTを単純に直接スムージング
した時の色変化を調べた。そして、色変換テーブルに対
し、この出力を次式で平均する。
Rのいずれかとする。k,j,iはLUTのグリッドの座標
で、範囲は、0〜L-1とする(LはLUTの格子点数)。
ただし、k+kk,j+jj,i+iiが0未満、または、L-1を超え
る場合には、その軸方向のデータは平均化データとして
参入しない。これにより色域の縮小を防ぐ。
から、前述のプリンタモデルを用いて色座標を計算し、
元のLUTから計算された色座標と比較する。平均化回
数と、白−黒、シアン−赤マゼンタ−緑、黄−青のグラ
デーションの原色量の変化(黄−青のみ)と平滑化によ
る誤差増加は図10のようになる。
ている。この理由は青付近でもともと誤った色が算出さ
れたためで、平滑化がこの誤った色を消す効果を果たし
ているためと考えられる。しかし、この特異点を除け
ば、同プリンタシステムにおいては最大色差5程度を許
すと、図11に示すように原色量の変化が明確に滑らか
になることが分かる。なお、この誤差を補正する必要が
あれば、ここで作成したLUTを「接続関数」として用
い、再プリントして、微調整用LUTを作成することで
精度向上が可能である。このような実施の形態例では、
色域間の接続部分での急激な色材量の変化を小さくし、
プリンタの変動による疑似輪郭の発生を抑えることが可
能になる。
に示すように、予め少ない変数との接続関数を決定し
て、架空の3色ないしは4色プリンタを構成し、それに
対して従来の色再現の手法を適用するためのものであ
る。
入力信号(L*a*b*、RGB、XYZなど)から修正
された色分解画像信号(CMYKRGB)への変換を行
う最終的なプロファイルであり、変換テーブルとしての
プロファイルを保持するプロファイル保持部110と、
接続関数を備えたLUT120とを備えている。また、
200はN色のプリンタであり、ここではCMYKRG
Bの7色の色材で画像形成を行うものである。そして、
前記接続関数120とプリンタ200とにより、仮想の
プリンタ300が構成されている。
解画像修正方法または色分解画像修正装置をインクジェ
ットプリンタに提要することで、CMYK以外に特色用
のヘッドを設けることで実現でき、安定した色再現を行
うことが可能になる。
リンタでは、顔料による色材を用いることが好ましい。
この場合は、耐久性はあるが色域が狭い問題を有する顔
料を用いても、十分な色域で色再現を行うことが可能に
なる。
リンタでは、Kについて少なくとも2種類の濃度の色材
を用いることが好ましい。このようにすることで、最低
限のインクやヘッドの追加により、一番目に付きやすい
グレー付近でのざらつき感を減らすことが可能になる。
また、そのようなインクジェットプリンタでは、MaxBla
ckのようにKをなるべく使用するよう調整されているこ
とが好ましい。これにより、最低限のインクやヘッドの
追加により、一番目に付きやすいグレー付近でのざらつ
き感を安定して減らすことが可能になる。また、色域が
広い範囲に対して最低限の特色の利用で済ませることが
可能になる。また、Kに加え、もしくは、Kの代わり
に、高濃度の特色(たとえばB)について2種類の濃度
の色材を用いるようにしても、同様な効果が得られる。
において、以上説明した色分解画像修正処理の実行と並
行して、色域マッピング後の色座標を保持しておき、こ
の色座標を再現する他の機器(CRTディスプレイやプ
リンタ)の色材量の組み合わせを求める、ことも好まし
い。この手法では、色材用の色に分解するすることなく
プルーフ用のテーブルを作成することが可能になり、そ
の際の計算量を減らすことができる。たとえば、従来は
L*a*b*からN色(たとえば、7色)のデータに変換
し、そのN色のデータからさらにRGBの3色のデータ
を求めるようにしていたが、この手法ではL*a*b*を
色域マッピングして生成したL*′a*′b*′を保持し
ておき、そこからCRTディスプレイであればRGBの
値を求めればよい。
明した色分解画像修正処理のプログラム、すなわち、電
気信号として入力された色分解画像信号を修正して目標
色をシアンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材
(特色)およびスミKを用いて再現するための色分解画
像修正処理プログラムであって、前記色分解画像修正処
理プログラムは、Kおよび、有彩色の3色により生成さ
れる複数の色域を組み合わせて、実際に用いられる色材
の組み合わせを求めるステップと、特色の使用方法かK
の設定方法のいずれかまたは両方が与えられるステップ
と、を含むものが記録されたコンピュータ読取可能な記
録媒体も、本発明の一部を構成している。
下のような効果が得られる。 (1)請求項1と請求項20記載の発明では、特色を使
用した場合の色域を4色の色域の組み合わせの色域に分
解するため、従来の4色プリンタに対する手法を利用す
ることができる。そして、各色域にKの設定を与えた
り、特色の使用方法の設定を与えたりすることで、色材
の組み合わせの自由度を高めることができる。
では、特色を用いた色域だけでは再現できない色域を作
成することができ、また、従来のコストの低いCMYK
の色材を利用できるようになる。
では、CMYK色域と同じ測色点を供給することがで
き、測色を簡略化することができる。 (4)請求項4と請求項23に記載の発明では、高明
度、高彩度付近の色を再現できる効率的な組み合わせを
実現することができる。
では、色材量を制限できることで、プリンタや受像メデ
ィアの最大色材量に合わせた色材量の制限が可能にな
る。 (6)請求項6と請求項25に記載の発明では、色材の
自由な設定が可能になる。すなわち、グレー付近でのK
の使い方を指定可能であるため、グレーを安定させるこ
とが可能になる。また、高彩度付近での特色の使い方を
指定可能であるため、コストに鑑みて特色の使用を削減
することも可能になる。このため、MaxBlackかつMin HF
Cといった使い方も可能になる。
では、色材の残量により効率的な色材の使い方を変更す
ることが可能になる。 (8)請求項8と請求項27に記載の発明では、入力さ
れた色分解画像信号の絵柄に応じて、効率的な色材の使
い方を変更することが可能になる。
では、色域間の接続部分での急激な色材量の変化を小さ
くし、プリンタの変動による疑似輪郭の発生を抑えるこ
とが可能になる。
発明では、スムージングによる色誤差を再びプリント調
整することで、スムーズでありながら測色誤差の少ない
色再現が可能になる。
用のチャートの拡張によって特色を利用したチャートを
作成することができるため、4色用の測色手法を用いる
ことができる。
用のチャートの拡張によって特色を利用したチャートを
作成することができるだけでなく、重複部分が除外され
ているため、測色を簡略化することができる。
部分が除外されているため、測色を簡略化することがで
きる。 (14)請求項14記載の発明では、特色を含むチャー
トにおいて特色を含まないチャートよりも色票が少なく
なっている部分があるため、測色を簡略化することがで
きる。
クジェットプリンタに、CMYK以外に特色用のヘッド
を設けることで実現でき、安定した色再現を行うことが
可能になる。
クジェットプリンタにおいて、耐久性はあるが色域が狭
い問題を有する顔料を用いても、十分な色域で色再現を
行うことが可能になる。
クジェットプリンタにおいて、最低限のインクやヘッド
の追加により、一番目に付きやすいグレー付近でのざら
つき感を減らすことが可能になる。
クジェットプリンタにおいて、最低限のインクやヘッド
の追加により、一番目に付きやすいグレー付近でのざら
つき感を安定して減らすことが可能になる。また、色域
が広い範囲に対して最低限の特色の利用で済ませること
が可能になる。
用の色に分解することなくプルーフ用のテーブルを作成
することが可能になり、その際の計算量を減らすことが
できる。
を使用した場合の色域を4色の色域の組み合わせの色域
に分解するため、従来の4色プリンタに対する手法を利
用することができる。そして、各色域にKの設定を与え
たり、特色の使用方法の設定を与えたりすることで、色
材の組み合わせの自由度を高めることができる。
チャート、インクジェットプリンタ、色分解画像修正装
置および記録媒体で使用する装置の電気的構成を機能ブ
ロックごとに示すブロック図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
せの例を示す説明図である。
を模式的に示す説明図である。
誤差増加の様子を示す説明図である。
回数による誤差変化の様子を示す説明図である。
明をする説明図である。
Claims (30)
- 【請求項1】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材(特色)およびスミKを用いて再現する
ための色分解画像修正方法であって、 Kおよび、有彩色の3色により生成される複数の色域を
組み合わせて、実際に用いられる色材の組み合わせを求
めるステップと、 特色の使用方法かKの設定方法のいずれかまたは両方が
与えられるステップと、を含み、画像出力に用いられる
色材の組み合わせを求めることを特徴とする色分解画像
修正方法。 - 【請求項2】 前記生成される色域には、CMYKの色
域が含まれる、ことを特徴とする請求項1記載の色分解
画像修正方法。 - 【請求項3】 前記生成される色域には、少なくとも1
色の特色と、その他の2色との組み合わせによる色域が
含まれる、ことを特徴とする請求項1記載の色分解画像
修正方法。 - 【請求項4】 前記生成される色域には、少なくとも2
色の特色と、その他の1色との組み合わせによる色域が
含まれる、ことを特徴とする請求項1記載の色分解画像
修正方法。 - 【請求項5】 色材量を制限するステップを有する、こ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の色分解画像修正方法。 - 【請求項6】 色材の設定方法として、グレー付近での
Kの使い方、および、高彩度付近での特色の使い方が指
定可能である、ことを特徴とする請求項2記載の色分解
画像修正方法。 - 【請求項7】 前記請求項6により作成された色変換テ
ーブルを複数備えており、色材の残量により切り替え
る、ことを特徴とする請求項6記載の色分解画像修正方
法。 - 【請求項8】 前記請求項6により作成された色変換テ
ーブルを複数備えており、入力された色分解画像信号の
絵柄の種類により切り替える、ことを特徴とする請求項
6記載の色分解画像修正方法。 - 【請求項9】 前記請求項1乃至請求項6により生成さ
れた色変換テーブルにスムージングを行う、ことを特徴
とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の色分解
画像修正方法。 - 【請求項10】 前記スムージングにより発生した誤差
を別の色変換テーブルにより補正する、ことを特徴とす
る請求項9記載の色分解画像修正方法。 - 【請求項11】 測色用のチャートであって、請求項1
乃至請求項5のいずれかの色分解画像修正方法により作
られる組み合わせの色の出力により作成されたことを特
徴とするチャート。 - 【請求項12】 測色用のチャートであって、請求項1
乃至請求項5のいずれかの色分解画像修正方法により作
られる組み合わせの色の出力であって、重複する部分が
除外されて作成されたことを特徴とするチャート。 - 【請求項13】 電気信号として入力された色分解画像
信号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,高彩度色材(特色)およびスミKを用いて再現す
るための測色用のチャートであって、重複する部分が除
外されて作成されたことを特徴とするチャート。 - 【請求項14】 電気信号として入力された色分解画像
信号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,高彩度色材(特色)およびスミKを用いて再現す
るための測色用のチャートであって、 特色を含むチャートでは特色を含まないチャートよりも
色票が少ない、ことを特徴とするチャート。 - 【請求項15】 前記請求項1乃至請求項10の色分解
画像修正方法により調整されたことを特徴とするインク
ジェットプリンタ。 - 【請求項16】 前記インクジェットプリンタであっ
て、顔料による色材を用いたことを特徴とする請求項1
5記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項17】 Kについて少なくとも2種類の濃度の
色材を用いることを特徴とする請求項15記載のインク
ジェットプリンタ。 - 【請求項18】 Kをなるべく使用するよう調整された
ことを特徴とする請求項17記載のインクジェットプリ
ンタ。 - 【請求項19】 前記色分解画像修正方法の実行と並行
して、色域マッピング後の色座標を保持しておき、この
色座標を再現する他の機器の色材量の組み合わせを求め
る、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の色分解
画像修正方法。 - 【請求項20】 電気信号として入力された色分解画像
信号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための
色分解画像修正装置であって、 Kおよび、有彩色の3色により生成される複数の色域を
組み合わせて、実際に用いられる色材の組み合わせを求
める処理手段と、 特色の使用方法またはKの設定方法の少なくとも一方に
ついての指示が与えられる指示手段と、を備え、画像出
力に用いられる色材の組み合わせを求めることを特徴と
する色分解画像修正装置。 - 【請求項21】 前記処理手段で生成される色域には、
CMYKの色域が含まれる、ことを特徴とする請求項2
0記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項22】 前記処理手段で生成される色域には、
少なくとも1色の特色と、その他の2色との組み合わせ
による色域が含まれる、ことを特徴とする請求項20記
載の色分解画像修正装置。 - 【請求項23】 前記処理手段で生成される色域には、
少なくとも2色の特色と、その他の1色との組み合わせ
による色域が含まれる、ことを特徴とする請求項20記
載の色分解画像修正装置。 - 【請求項24】 前記処理手段は、色材量を制限する手
段を有する、ことを特徴とする請求項20乃至請求項2
3のいずれかに記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項25】 前記指示手段で指示される色材の設定
方法として、グレー付近でのKの使い方、および、高彩
度付近での特色の使い方が指定可能である、ことを特徴
とする請求項21記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項26】 前記処理手段は、前記請求項25の処
理により作成された色変換テーブルを複数備えており、
色材の残量により切り替える、ことを特徴とする請求項
25記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項27】 前記処理手段は、請求項25により作
成された色変換テーブルを複数備えており、入力された
色分解画像信号の絵柄の種類により切り替える、ことを
特徴とする請求項25記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項28】 前記処理手段は、請求項20乃至請求
項25の処理により生成された色変換テーブルにスムー
ジングを行う、ことを特徴とする請求項20乃至請求項
25のいずれかに記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項29】 前記処理手段は、スムージングにより
発生した誤差を別の色変換テーブルにより補正する、こ
とを特徴とする請求項28記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項30】 電気信号として入力された色分解画像
信号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,高彩度色材(特色)およびスミKを用いて再現す
るための色分解画像修正処理プログラムが記録されたコ
ンピュータ読取可能な記録媒体であって、 前記色分解画像修正処理プログラムは、Kおよび、有彩
色の3色により生成される複数の色域を組み合わせて、
実際に用いられる色材の組み合わせを求めるステップ
と、特色の使用方法かKの設定方法のいずれかまたは両
方が与えられるステップと、を含んでいる、ことを特徴
とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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