JP2001136177A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2001136177A
JP2001136177A JP31657799A JP31657799A JP2001136177A JP 2001136177 A JP2001136177 A JP 2001136177A JP 31657799 A JP31657799 A JP 31657799A JP 31657799 A JP31657799 A JP 31657799A JP 2001136177 A JP2001136177 A JP 2001136177A
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Yasushi Ishio
康史 石尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケ−ションサービスを提供するネット
ワークを適切に形成できる無線通信システムを提供す
る。 【解決手段】 アプリケーションサービスを提供する無
線通信システム(ネットワーク)1は、無線基地局(親
局)としてのマスター端末10、3つの子局としてのス
レーブ端末11、12、13とで構成されている。ここ
で、マスター端末10がネットワーク1から離脱した場
合には、ネットワーク1に残るスレーブ端末11をマス
ター端末として機能させるようにする。これにより、マ
スター端末が離脱しても、ネットワークに残ったスレー
ブ端末を使用するユーザにアプリケーションサービスを
滞りなく提供でき、アプリケ−ションサービスを提供す
るネットワークを適切に形成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムでは、ユーザが使用す
る携帯端末、PHS等のスレーブ端末(子局)が、移動
により、無線基地局であるマスター端末(親局)の通信
可能な範囲を外れる場合、すなわち、ネットワークから
離脱する場合がある。この場合、移動するスレーブ端末
の近傍に他の無線基地局が存在すれば、この基地局がマ
スター端末となり、上記スレーブ端末との新たなネット
ワークを形成することで、ネットワークで提供している
通話(アプリケーションサービス)を引き継ぎ、通話サ
ービスを維持している。
【0003】また、スレーブ端末として携帯端末、PH
S等が使用される無線通信システムでは、無線基地局で
あるマスター端末と複数のユーザが使用するスレーブ端
末とは、1対多通信となるアプリケーションサービス
(通話)を提供するネットワークを形成している。ここ
では、異なるネットワークの識別、分離については、そ
れぞれの端末が別々のチャンネルを使用する1対1通信
(TDMA、FDMA、CDMA)により行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マスター端
末が小型化して可搬性が向上すると、マスター端末の移
動、周辺ノイズによる妨害、電源(バッテリー)切れ等
により、このマスター端末がネットワークから離脱する
ことが少なからず起こることが想定される。このよう
に、マスター端末がネットワークから離脱すると、ネッ
トワークの同期形成などのネットワークを統括的に制御
する端末が存在しなくなり、適切なネットワークが形成
できなくなる。すなわち、ネットワークに残ったスレー
ブ端末を使用するユーザにアプリケーションサービスを
滞りなく提供することが不可能となってしまう。
【0005】また、同一規格(同一チャンネル)のスレ
ーブ端末を持つユーザが増えると、これらのスレーブ端
末により形成されるネットワークでは、別々のアプリケ
ーションサービスを実行する複数のネットワークが空間
的、時間的に無作為に隣接し形成されることとなる。こ
こでは、ネットワークの適切な構築が困難となるととも
に、ユーザが所望するアプリケーションサービスを提供
するネットワークへのスレーブ端末のエントリーを迅速
に行うことが困難となる。つまり、適切なネットワーク
が形成できないため、ユーザに品質の良い環境が提供で
きなくなってしまう。
【0006】さらに、通信状態でない通信端末が通信モ
ード(通信可能な状態)に設定された場合に、周辺の通
信可能なネットワークに対して、この通信端末をマスタ
ー端末またはスレーブ端末のいずれかとして機能させな
ければ、この通信端末を含む適切なネットワークが形成
できない。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、アプリケ−ションサービスを提供するネットワ
ークを適切に形成できる無線通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、1の親局と複数の子局とで形成
されるネットワークを有する無線通信システムであっ
て、前記1の親局が前記ネットワークから離脱している
か否かを検出する離脱検出手段と、前記離脱検出手段に
より、前記親局の離脱が検出された場合には、前記複数
の子局のうちの1の子局を前記1の親局として機能させ
る制御手段と、を備える。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る無線通信システムにおいて、前記ネットワークで
は、前記1の親局と前記複数の子局とに関するパケット
の配列を通信単位とする通信が行われており、前記離脱
検出手段は、前記1の親局に関するパケットが検出でき
ないときに、前記1の親局が前記ネットワークから離脱
しているとして判定する。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
に係る無線通信システムにおいて、前記制御手段は、前
記パケットの配列で、前記1の親局の次にくる子局を前
記1の親局として機能させる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係る無線通信システムにつ
いて、前記離脱検出手段は、前記1の親局の離脱が所定
の時間継続する場合に、前記1の親局が前記ネットワー
クから離脱していると検出する。
【0012】また、請求項5の発明は、親局と子局とで
形成されるネットワークを有し、前記親局と前記子局と
はパケットを交換することにより通信を行う無線通信シ
ステムであって、前記ネットワークに未加入である通信
装置、を備え、前記親局は、前記ネットワークへの加入
可能な状態である場合に、加入可能信号を前記パケット
に記録する記録手段、を有するとともに、前記通信装置
は、所定のパスワードを前記パケットに記入する記入手
段、を有し、前記パケットに前記加入可能信号が記録さ
れ、かつ前記親局が前記パケットに記入される前記所定
のパスワードを受付ける場合に、前記通信装置は前記ネ
ットワークへ加入することが許可される。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
に係る無線通信システムにおいて、前記通信装置は、前
記パケットに前記加入可能信号が記録されているか否か
を判定する判定手段、をさらに備え、前記記入手段は、
前記判定手段により前記加入可能信号が記録されている
と判定された場合に、前記所定のパスワードを前記パケ
ットに記入する。
【0014】また、請求項7の発明は、所定のパケット
信号を交換して通信を行う通信装置を有し、前記通信装
置により所定のネットワークが構築される無線通信シス
テムであって、前記通信装置は、前記所定のパケット信
号を検出し、その情報を読み取る読取手段と、前記所定
のパケット信号の情報に応じて、前記通信装置を前記所
定のネットワークにおける親局または子局に設定する設
定手段と、を備える。
【0015】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
に係る無線通信システムにおいて、前記設定手段は、前
記所定のパケット信号が検出されない場合に、前記通信
装置を前記親局に設定する。
【0016】また、請求項9の発明は、請求項7または
請求項8の発明に係る無線通信システムにおいて、前記
設定手段は、前記所定のパケット信号の情報が、前記通
信装置の通信可能な範囲内にあるネットワークに加入不
可能な状態であることを示すものである場合に、前記通
信装置を前記親局に設定する。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項7ない
し請求項9のいずれかの発明に係る無線通信システムに
おいて、前記設定手段は、前記所定のパケット信号の情
報が、前記通信装置の加入要求するネットワークに関連
しないことを示すものである場合に、前記通信装置を前
記親局に設定する。
【0018】また、請求項11の発明は、請求項7の発
明に係る無線通信システムにおいて、前記設定手段は、
前記所定のパケット信号の情報が、前記通信装置の通信
可能な範囲内にある1のネットワークに加入可能な状態
であり、かつ前記通信装置の加入要求するネットワーク
に関連することを示すものである場合に、前記通信装置
を、前記1のネットワークを継承する前記所定のネット
ワークにおける前記子局として設定可能とする。
【0019】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <構成>図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信
システム(ネットワーク)1の概略構成を示す図であ
る。ここで、図1(a)は、ネットワーク1の正規な状
態を示している。
【0020】ネットワーク1は、無線基地局(親局)と
してのマスター端末10と、3つの子局としてのスレー
ブ端末11、12、13とで構成されている。そして、
マスター端末10およびスレーブ端末11、12、13
は、無線回線Kを介して1対多通信を行っている。
【0021】マスター端末10は、ネットワーク通信の
同期形成や、スレーブ端末11、12、13のネットワ
ーク1へのエントリーの認証を行う機能を有している。
【0022】また、ネットワーク1を形成している各端
末10、11、12、13は、パケット通信、つまりパ
ケットを一定のタイミングで送出し、受信することで相
互の通信を行っている。
【0023】図2は、上記のパケットPの構成の例を示
す図である。また、図3は、ネットワーク1での通信単
位となるフレームFの構成の例を示す図である。
【0024】パケットPは、同期コードD、識別コード
S、ユーザデータU、および誤り検出コードAで構成さ
れている。
【0025】同期コードDは、主にプリアンプルビット
とIDビットとで構成されている。プリアンプルビット
は、受信した信号からクロック再生を行い各端末の同期
合わせのための固定パターンの情報である。IDビット
は、パケットの先頭を検出するための固定パターンの情
報である。このような構成の同期コードDにより、各端
末は、識別コードS、ユーザデータU、および誤り検出
コードAの情報を適切に受信できることとなる。
【0026】識別コードSは、パケットの種類(エント
リーのための要求/認証パケット、ユーザデータ転送の
ためのパケット、再送パケット等)、通信端末の通信状
態(ユーザデータ数、ネットワークへのエントリー可能
/不可能状態の通知、エントリーへの要求/認証確認の
通知、再送要求の通知等)等の情報を表示するものであ
る。
【0027】ユーザデータUは、音声、画像、制御信号
等の各端末で処理されるデータ情報である。
【0028】誤り検出コードAは、CRC、パリティビ
ット等によるパケット転送誤りを検出するための情報で
ある。そして、転送誤りが検出された場合は、再送要求
等が行われる。
【0029】フレームFは、図3(a)のように、ネッ
トワーク1を形成する各端末10、11、12、13の
情報を表すパケット10p、11p、12p、13pか
らなる配列の構成となっている。ここでは、マスター端
末10に対応するパケット10pを先頭として、スレー
ブ端末11、12、13に対応するパケット11p、1
2p、13pが時系列的に続く順番となっている。
【0030】<動作>上述した正規の状態のネットワー
ク1(図1(a))から、マスター端末10が、移動、
周辺ノイズによる妨害、電源(バッテリー)切れ等によ
って、ネットワーク1から離脱する場合についての動作
を以下で説明する。
【0031】図1(b)は、マスター端末10が、ネッ
トワーク1から離脱する場合を示す図である。
【0032】マスター端末10が離脱する場合には、マ
スター端末10の情報を表すパケット10pが、フレー
ムFから欠落し、検出されなくなる。なお、この離脱
は、スレーブ端末に設けられたフレームを監視する離脱
検出手段により検出されることとなる。
【0033】マスター端末10の離脱が検出された後、
スレーブ端末11、12、13は、所定の時間、例えば
数フレームの間、それぞれの内部タイマにてネットワー
クの同期タイミングを維持し、マスター端末10のパケ
ット10pの再検出を行う。これは、外部ノイズなどに
よってマスター端末10が一時的にネットワーク1から
離脱する場合には、マスター端末10の早期の復帰を期
待できるためである。
【0034】スレーブ端末11、12、13は、フレー
ムFにおいてマスター端末10のパケット10pを再検
出できれば、図1(c)に示すように、マスター端末1
0のネットワーク1への復帰となる。そして、ネットワ
ーク1の正規な状態に戻ることとなる。
【0035】フレームFにおいてマスター端末10に対
応するパケット10pが再検出できないときは、各スレ
ーブ端末11、12、13のうち、図3(a)に示すフ
レームFの配列でマスター端末10の次にくるスレーブ
端末11を、マスター端末として機能させるようにする
(マスター交代)。なお、このマスター交代は、スレー
ブ端末11に設けられた制御手段により行われる。ま
た、スレーブ端末11は、当然にマスター端末に必要な
機能(同期形成など)を兼ね備えている。
【0036】マスター交代後のネットワークは、図1
(d)に示すようなネットワーク1Aの構成となる。ま
た、このネットワーク1Aで通信に使用されるフレーム
Fの構成は、図3(b)に示すようになる。
【0037】ネットワーク1Aでは、図1(a)におい
てマスター端末でなかったスレーブ端末11が、マスタ
ー端末11Aとして機能し、他のスレーブ端末12、1
3との通信が行われる。
【0038】フレームFの構成については、マスター端
末に対応するパケット10pが脱落したために、交代し
たマスター端末11Aに対応するパケット11rがマス
ター端末のパケットとなる(図3(b))。このような
フレームFの構成によって、ネットワーク1で提供して
いたアプリケーションサービスが続行できることとな
る。
【0039】以上の構成および動作により、マスター端
末がネットワークから離脱しても、ネットワークに残っ
たスレーブ端末を使用するユーザにアプリケーションサ
ービスを滞りなく提供できる。その結果、アプリケ−シ
ョンサービスを提供するネットワークを適切に形成する
ことが可能となる。
【0040】<第2実施形態> <構成>図4は、本発明の第2実施形態に係る無線通信
システム2の概略構成を示す図である。
【0041】無線通信システム2は、隣接する2つのネ
ットワーク3、4、および通信端末51を備えている。
ネットワーク3、4は、異なるアプリケーションを提供
し、また通信端末51は、ネットワーク3、4と通信を
行っていない状態となっている。
【0042】ネットワーク3は、無線基地局(親局)と
してのマスター端末30、および3つの子局としてのス
レーブ端末31で構成されている。そして、マスター端
末30およびスレーブ端末31は、無線回線Kを介して
1対多通信を行っている。
【0043】ネットワーク4も、ネットワーク3と同様
に、無線基地局(親局)としてのマスター端末40、お
よび4つの子局としてのスレーブ端末41で構成されて
いる。そして、マスター端末40およびスレーブ端末4
1は、無線回線Kを介して1対多通信を行っている。
【0044】マスター端末30、40は、ネットワーク
通信の同期形成や、スレーブ端末31、41のネットワ
ーク3、4へのエントリーの認証を行う機能を有してい
る。
【0045】また、各端末30、31、40、41は、
パケット通信、つまりパケットを一定のタイミングで送
出し、受信することで相互の通信を行っている。この通
信に使われるパケットは、図2に示す第1実施形態のパ
ケットPと同様の構成となっている。
【0046】<動作>上述した構成のネットワーク3,
4を識別、分離して、通信端末51がネットワークにエ
ントリーする動作を以下で説明する。
【0047】図5は、ネットワークの識別、分離動作を
説明するフローチャートである。この動作は、通信端末
51における制御部(CPU等)により行われる。以
下、同図を参照して、その動作を説明する。
【0048】ステップS1では、パケット信号の受信レ
ベルを比較して、信号強度の強いネットワークの順にパ
ケットを選択する。つまり、受信可能なパケット信号の
受信レベルを通信端末51におけるRF(Radio Frequen
cy)回路により検出し、信号強度が高い順にネットワー
クのパケットを選択する。
【0049】ステップS2では、ステップS1で選択さ
れたネットワークのパケットに、通信端末51にとって
確認するべきパケットが有るかを判定する。つまり、選
択されたパケットの情報に基づき、通信端末51にとっ
てエントリーしたいネットワークであるかを判定する。
確認するパケットが有る場合には、ステップS3に進
み、確認するパケットがない場合にはエントリー未了と
なる。
【0050】ステップS3では、ネットワークのエント
リー可能期間であるかを判定する。つまり、マスター端
末は、そのネットワークへのエントリーが可能である場
合に、エントリー可能な状態である信号(加入可能信
号)をパケットPの識別コードS(図2)に記録し、通
信端末51がこの識別コードSを読み取ることにより、
ネットワークへのエントリー可能な期間(状態)である
かを判定する。これにより、適切なタイミングでネット
ワークへのエントリーが可能となる。ここで、エントリ
ー可能期間である場合には、ステップS4に進み、エン
トリー可能期間でない場合には、ステップS2に戻る。
【0051】ステップS4では、ネットワークに関する
パスワードが同じであるかを判定する。つまり、通信端
末51が、パケットPの識別コードSに所定のパスワー
ド(例えば『ABC』)を記入し、この所定のパスワー
ドと、ネットワーク固有のパスワードとが同一である
か、すなわち、マスター端末が、この所定のパスワード
を受け付けるかを判定する。なお、この所定のパスワー
ドは、例えば、ユーザが、ネットワークの使用契約の際
などに任意に設定できるものである。これにより、ユー
ザは、パスワードが同じである場合に限って、ネットワ
ークへのエントリーが可能で、ネットワークで提供され
るアプリケーションサービスを受けられることとなる。
例えば、ネットワーク3とネットワーク4とで違ったパ
スワードが設定されている場合には、通信端末51がネ
ットワーク3固有のパスワードを識別コードSに書き込
むと、ネットワーク3にエントリーが可能となるが、ネ
ットワーク4にはエントリーが不可能となり、ネットワ
ークの識別、分離が適切に行われることとなる。
【0052】ステップS4において、パスワードが同一
の場合には、エントリーを終了し、パスワードが同一で
ない場合には、ステップS2に戻る。なお、通信端末5
1のネットワークへのエントリーが終了すると、通信単
位であるフレームのパケット配列にエントリーした通信
端末51のパケットが追加されることとなる。
【0053】以上の構成および動作により、周辺に存在
する異なるネットワークの識別、分離を容易に行うこと
ができ、目的のアプリケーションサービスを提供するネ
ットワークへのエントリーを迅速に行える。その結果、
アプリケ−ションサービスを提供するネットワークを適
切に形成でき、端末を使用するユーザに品質の良い環境
を提供できる。
【0054】<第3実施形態> <構成>図6は、本発明の第3実施形態に係る無線通信
システム(ネットワーク)を説明するための図である。
【0055】無線通信システム6は、ネットワーク6A
と、通信状態でない通信端末62とを備えている。
【0056】ネットワーク6Aは、無線基地局(親局)
としてのマスター端末60、および3つの子局としての
スレーブ端末61で構成されている。そして、マスター
端末60およびスレーブ端末61は、無線回線Kを介し
て1対多通信を行っている。また、ネットワーク6A
は、通信端末62の通信可能な範囲内に位置している。
【0057】ネットワーク6Aを形成している各端末6
0、61は、パケット通信、つまりパケットを一定のタ
イミングで送出し、受信することで相互の通信を行って
いる。この通信に使われるパケットは、図2に示す第1
実施形態のパケットPと同様の構成となっている。
【0058】<動作>通信状態でない通信端末62が、
通信可能な通信モードに設定された場合についての動作
を以下で説明する。この動作は、主に、通信端末62が
マスター端末、またはスレーブ端末に設定されるかの動
作となる。
【0059】図7は、マスター端末/スレーブ端末に設
定する動作を説明するフローチャートである。この動作
は、通信端末62における制御部(CPU等)により行
われる。以下、同図を参照して、その動作を説明する。
【0060】ステップS11は、通信で用いられるパケ
ットPが検出されるかを判定する。つまり、通信端末6
2が、通信モードに設定された場合、エントリーしたい
ネットワークが周囲に存在するかを確認するため、通信
帯域のパケット信号の検出が行われる。そして、パケッ
トが検出された場合にはステップS12に進み、検出さ
れなかった場合にはステップS15に進む。
【0061】ステップS12では、通信可能な範囲内の
ネットワーク6Aがエントリー可能な状態であるかを判
定する。つまり、パケットPの識別コードSに、ネット
ワーク6Aへエントリー可能な状態であることが表示さ
れているかを判定する。エントリー可能な状態である場
合には、ステップS13に進み、エントリー不可能な状
態である場合には、ステップS15に進む。
【0062】ステップS13では、通信端末62がエン
トリー要求するネットワークであるかを判定する。つま
り、パケットPの識別コードSに、エントリー要求する
ネットワークに関連する情報が表示されているかを判定
する。ネットワーク6Aがエントリー要求するネットワ
ークである場合には、ステップS14に進み、エントリ
ー要求するネットワークでない場合には、ステップS1
5に進む。
【0063】ステップS14では、通信端末62は、ネ
ットワーク6Aを継承するネットワークにおけるスレー
ブ端末として設定が可能となる。すなわち、ネットワー
ク6Aにエントリーする場合に、エントリーを要求する
パケットを送出することにより、マスター端末に通知し
て、通信端末62はスレーブ端末に設定される。なお、
通信端末62がスレーブ端末に設定されると、通信単位
であるフレームのパケット配列に、スレーブ端末に設定
された通信端末62のパケットが追加され、通信端末6
2とネットワーク6Aとで形成されるネットワークが構
築される。
【0064】ステップS15では、通信端末62はマス
ター端末に設定される。そして、マスター端末に設定さ
れると、他の通信端末にエントリー可能であることを示
すためパケットが送出され、ネットワーク6Aと異なる
ネットワークの構築が行われる。
【0065】以上の構成および動作により、通信端末が
通信可能な状態となった場合に、この通信端末をマスタ
ー端末またはスレーブ端末のいずれかとして適切に機能
させることが可能であるため、アプリケーションサービ
スを提供するネットワークを適切に形成できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、親局のネットワークからの離脱が検出さ
れた場合には、複数の子局のうちの1の子局を1の親局
として機能させるため、親局が離脱した場合でも、残っ
た子局によりアプリケ−ションサービスを提供するネッ
トワークを適切に形成できる。
【0067】また、請求項2の発明によれば、1の親局
に関するパケットが検出できないときに、1の親局がネ
ットワークから離脱していると判定するため、簡易で確
実に親局の離脱を検出できる。
【0068】また、請求項3の発明によれば、パケット
の配列で、1の親局の次にくる子局を1の親局として機
能させるため、1の親局として機能させる子局を適切に
選定できる。
【0069】また、請求項4の発明によれば、1の親局
の離脱が所定の時間継続する場合に、1の親局がネット
ワークから離脱しているとして検出するため、親局の離
脱が一時的であるときに親局の適切な復帰ができる。
【0070】また、請求項5の発明によれば、パケット
に加入可能信号が記録され、かつ親局がパケットに記入
される所定のパスワードを受付ける場合には、通信装置
はネットワークへ加入することが許可される。その結
果、通信装置は、ネットワークの識別、分離を適切に行
えるため、この通信装置を含むネットワークを適切に形
成できる。
【0071】また、請求項6の発明によれば、パケット
に加入可能信号が記録されていると判定された場合に、
所定のパスワードをパケットに記入するため、適切なタ
イミングでパスワードを送信できる。
【0072】また、請求項7の発明によれば、所定のパ
ケット信号の情報に応じて、通信装置を所定のネットワ
ークにおける親局または子局に設定するため、この通信
装置を含むネットワークが適切に形成できる。
【0073】また、請求項8の発明によれば、所定のパ
ケット信号が検出されない場合に、通信装置を親局に設
定するため、通信装置を適切に親局に設定できる。
【0074】また、請求項9の発明によれば、所定のパ
ケット信号の情報が、通信装置の通信可能な範囲内にあ
るネットワークに加入不可能な状態であることを示すも
のである場合に、通信装置を親局に設定するため、通信
装置を適切に親局に設定できる。
【0075】また、請求項10の発明によれば、所定の
パケット信号の情報が、通信装置の加入要求するネット
ワークに関連しないことを示すものである場合に、通信
装置を親局に設定するため、通信装置を適切に親局に設
定できる。
【0076】また、請求項11の発明によれば、所定の
パケット信号の情報が、通信装置の通信可能な範囲内に
ある1のネットワークに加入可能な状態であり、かつ通
信装置の加入要求するネットワークに関連することを示
すものである場合に、通信装置を、所定のネットワーク
における前記子局として設定可能とする。その結果、通
信装置を適切に子局に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信システム
1の概略構成を示す図である。
【図2】パケットPの構成の例を示す図である。
【図3】フレームFの構成の例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る無線通信システム
2の概略構成を示す図である。
【図5】ネットワークの識別、分離動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態に係る無線通信システム
6を説明するための図である。
【図7】マスター端末/スレーブ端末に設定する動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、6 無線通信システム 1、2、3、4、6A ネットワーク 10、30、40、60 マスター端末(親局) 11、12、13、31、41、61 スレーブ端末
(子局) 51、62 通信端末 F フレーム P パケット S 識別コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 CC01 DA01 DA17 5K042 AA06 BA08 BA11 CA02 CA13 DA19 DA27 EA01 EA14 FA11 NA03 5K067 AA21 BB02 CC04 CC08 DD17 DD25 EE02 EE10 EE16 EE53 GG01 HH05 HH11 HH22 HH23 HH24 JJ11 JJ31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1の親局と複数の子局とで形成されるネ
    ットワークを有する無線通信システムであって、 前記1の親局が前記ネットワークから離脱しているか否
    かを検出する離脱検出手段と、 前記離脱検出手段により、前記親局の離脱が検出された
    場合には、前記複数の子局のうちの1の子局を前記1の
    親局として機能させる制御手段と、を備えることを特徴
    とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記ネットワークでは、前記1の親局と前記複数の子局
    とに関するパケットの配列を通信単位とする通信が行わ
    れており、 前記離脱検出手段は、前記1の親局に関するパケットが
    検出できないときに、前記1の親局が前記ネットワーク
    から離脱しているとして判定することを特徴とする無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記制御手段は、前記パケットの配列で、前記1の親局
    の次にくる子局を前記1の親局として機能させることを
    特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の無線通信システムについて、 前記離脱検出手段は、前記1の親局の離脱が所定の時間
    継続する場合に、前記1の親局が前記ネットワークから
    離脱していると検出することを特徴とする無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 親局と子局とで形成されるネットワーク
    を有し、前記親局と前記子局とはパケットを交換するこ
    とにより通信を行う無線通信システムであって、 前記ネットワークに未加入である通信装置、を備え、 前記親局は、 前記ネットワークへの加入可能な状態である場合に、加
    入可能信号を前記パケットに記録する記録手段、を有す
    るとともに、 前記通信装置は、 所定のパスワードを前記パケットに記入する記入手段、
    を有し、 前記パケットに前記加入可能信号が記録され、かつ前記
    親局が前記パケットに記入される前記所定のパスワード
    を受付ける場合に、前記通信装置は前記ネットワークへ
    加入することが許可されることを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記通信装置は、 前記パケットに前記加入可能信号が記録されているか否
    かを判定する判定手段、をさらに備え、 前記記入手段は、前記判定手段により前記加入可能信号
    が記録されていると判定された場合に、前記所定のパス
    ワードを前記パケットに記入することを特徴とする無線
    通信システム。
  7. 【請求項7】 所定のパケット信号を交換して通信を行
    う通信装置を有し、前記通信装置により所定のネットワ
    ークが構築される無線通信システムであって、 前記通信装置は、 前記所定のパケット信号を検出し、その情報を読み取る
    読取手段と、 前記所定のパケット信号の情報に応じて、前記通信装置
    を前記所定のネットワークにおける親局または子局に設
    定する設定手段と、を備えることを特徴とする無線通信
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記設定手段は、前記所定のパケット信号が検出されな
    い場合に、前記通信装置を前記親局に設定することを特
    徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の無線通
    信システムにおいて、 前記設定手段は、前記所定のパケット信号の情報が、前
    記通信装置の通信可能な範囲内にあるネットワークに加
    入不可能な状態であることを示すものである場合に、前
    記通信装置を前記親局に設定することを特徴とする無線
    通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載の無線通信システムにおいて、 前記設定手段は、前記所定のパケット信号の情報が、前
    記通信装置の加入要求するネットワークに関連しないこ
    とを示すものである場合に、前記通信装置を前記親局に
    設定することを特徴とする無線通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の無線通信システムに
    おいて、 前記設定手段は、前記所定のパケット信号の情報が、前
    記通信装置の通信可能な範囲内にある1のネットワーク
    に加入可能な状態であり、かつ前記通信装置の加入要求
    するネットワークに関連することを示すものである場合
    に、前記通信装置を、前記1のネットワークを継承する
    前記所定のネットワークにおける前記子局として設定可
    能とすることを特徴とする無線通信システム。
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