JP2001135157A - シールドフラット電線及びその製造方法 - Google Patents

シールドフラット電線及びその製造方法

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JP2001135157A
JP2001135157A JP31852799A JP31852799A JP2001135157A JP 2001135157 A JP2001135157 A JP 2001135157A JP 31852799 A JP31852799 A JP 31852799A JP 31852799 A JP31852799 A JP 31852799A JP 2001135157 A JP2001135157 A JP 2001135157A
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shielded flat
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shield
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Atsuo Tanaka
厚雄 田中
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • H01B7/0861Flat or ribbon cables comprising one or more screens

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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド同士の接着強度と皮剥ぎ加工される
部位の剥離容易性とを両立すること。 【解決手段】 複数の被覆電線12に対してシールド2
0および外部シース24を一体に形成してフラット電線
10を構成した。フラット電線10の端末部分には、各
被覆電線12を分岐するためのスリットSを形成した。
被覆電線12の被覆外周面には、シールド20との接着
強度を低減するための起伏16aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドフラット
電線及びその製造方法に関し、特に、複数の電線を一体
に覆うようにシールドが形成されたシールドフラット電
線及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなシールドフラット電線とし
て、例えば、図12に示すものが開発されている。その
構成は、導体54を絶縁体56で被覆した複数の被覆電
線52と導体のみからなるドレン線58とを同一平面上
で平行に並べ、これら被覆電線52及びドレン線58を
シールド60で覆ってドレン線58のみと導通させ、さ
らに、シールド60の外周を絶縁性の外部シース64で
被覆している。
【0003】このようなシールドフラット電線50にお
いて、上記シールド60は、通常同図に示すように各線
52、58を挾んで表裏をなす一対の金属箔62a、6
2bを互いに接着剤で貼り合わせることにより形成され
ている。
【0004】具体的には、金属箔62a、62bの互い
に対向する面全体に接着剤を塗布しておき、これら金属
箔62a、62bで線52、58を挟みながら、線5
2、58同士の間及びその両外側で金属箔62a、62
b同士を前記接着剤で接着するようにしている。
【0005】上記のようなシールドフラット電線50で
は、シールド60や外部シース64で一体化されている
ため、各線52、58間の間隔Dを変更することができ
ない。そのため、配線形態によっては、各線52、58
間にスリット61を形成し、間隔を変更可能にする必要
があった。
【0006】また、各被覆電線52の端末部分に圧着端
子を接続する際には、各被覆電線52の端末部分にスリ
ット61を形成し、各被覆電線52の端部に皮剥ぎ加工
を施して、端子圧着装置(プレス装置)に送給可能な形
態にしなければならない。
【0007】そこで、図13に示すように、各線52、
58の間にスリット61を形成することにより、各線5
2、58の間隔Dを変更できるようにすることが要請さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なシールドフラット電線50においては、各線52、5
8間の間隔が至って狭いので、スリット61が形成され
るとさらにその重合部分における重合面積が狭くなり、
図13に示すように、スリット61を設けた部位の接着
力が低減する。このため金属箔62a、62bの重合部
分に剥離が生じ易くなり、シールド性能が低下したり、
反射現象(先に送信された信号がその後に送信される信
号にノイズとなって影響を与える現象)の発生原因にな
るという問題が生じている。
【0009】そこで、接着力の強い接着剤を用いて金属
箔62a、62b間の接着強度を高めることが考えられ
るが、この接着剤は、金属箔62a、62bの相互に対
向する面全体に塗布されるので、その接着力を強める
と、被覆電線52と金属箔62a、62bとの接着強度
も同じく高くなってしまう。その結果、上述した皮剥加
工を行うことが困難になる。また、金属箔同士の接合部
分とそれ以外の部分とで塗布する接着剤を使い分けた
り、接合部分のみ接着剤を塗布したりするのは、極めて
困難で実用性に乏しい。
【0010】他方、金属箔62a、62b間の接着強度
を高めるために穿孔等の特殊な加工を施すことも考えら
れるが、その場合には、加工工数が増加するので好まし
くない。
【0011】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、シールド同士の接着強度と皮剥ぎ加工
される部位の剥離容易性とを両立することのできる低廉
なシールドフラット電線及びその製造方法を提供するこ
とを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、同一平面上で平行に配置された複数の被
覆電線と、前記平面と直交する表裏方向に被覆電線を挟
んだ状態で互いが被覆電線同士の間で接着剤により接着
される一対の金属箔からなるシールドとを備えたシール
ドフラット電線において、上記被覆電線の外周面にシー
ルドとの接触面積を低減可能な起伏を形成したことを特
徴とするシールドフラット電線である。
【0013】この発明では、被覆電線に起伏が形成さ
れ、シールドとの接触面積が低減することにより、シー
ルドを構成する金属箔同士の接着力に比べ、被覆電線と
シールドとの接着力が弱くなる。この結果、金属箔同士
を重合させてシールドを形成するに当たり、接着強度の
高い接着剤を採用しても、被覆電線の端末処理時におい
ては、容易にシールドを被覆電線の絶縁体から剥離する
ことができる。他方、金属箔同士を接着する接着剤の選
択範囲も広くなり、可及的に接着力の強い接着剤を選択
することが可能になる。またこれにより、被覆電線間に
スリットを形成した場合においても、スリットの形成部
位における金属箔の重合部位が剥離しにくくなる。この
発明において「金属箔」とは、純粋な金属箔に限らず、
金属箔に補強用等、各種のコーティングを施したものも
含む意味である。また「外部シース」は、フィルムやシ
ートを重ね合わせて形成したものであってもよく、モー
ルド形成したものであってもよい。「起伏」は絶縁体に
一体形成することが好ましい。尤も別部材で起伏を形成
してもよい。
【0014】特に、上記起伏は、被覆電線の径方向に山
と谷とを有し、長手方向には概ね均一に延びるものであ
ることが好ましい。
【0015】このようにすると、被覆電線は、シールド
を構成する金属箔の表面に対し、リブの頂部によっての
み接触することになるので、一層、接触面積を低減する
ことができる。また、製造も例えば押出し成形により容
易に行うことが可能になる。
【0016】また、上記被覆電線の起伏は、長手方向に
沿って延びるとともに周方向に断続的に設けられた複数
のリブによって形成されるものであることが好ましい。
【0017】このようにした場合でも、電線の長手方向
に沿って接触面積を低減し、接着力を弱めることが可能
になる。リブの形成方法としては、押出し成形のほか、
ロールを用いて異形断面を形成することが可能である。
また、リブをロールで形成する場合には、必ずしも径方
向の高さを均一にする必要はない。
【0018】さらに、上記リブの高さは、絶縁厚さの1
/2から2/3に設定されていることが好ましい。
【0019】このようにすると、絶縁破壊強度を損なう
ことのない範囲内で、接着強度を可及的に弱めることの
できる最適な高さに設定することが可能になる。
【0020】また、上記リブは、頂部に稜線が形成され
ているものであることが好ましい。
【0021】このようにすると、リブの頂部が概ね線接
触状態でシールドと接合するので、一層接着強度を弱め
ることが可能になる。
【0022】また、上記シールドを構成する金属箔の間
に、当該シールドと電気的に接続されるドレン線が上記
被覆電線とともに並設されていることが好ましい。
【0023】このようにすると、ドレン線により、シー
ルド部分の配線を容易に行うことができる。この場合に
おいて、ドレン線と被覆電線との間にスリットを形成す
ることが可能であり、そのスリットにおけるシールド
(金属箔同士)の耐剥離強度を高く維持することが可能
になる。
【0024】また、上記金属箔は、塩化酢酸ビニール系
接着剤で接合されていることが好ましい。
【0025】このようにすると、金属箔同士の接着強度
が高まるので、スリットを形成した場合でも、良好な接
着強度を維持することが可能になる。
【0026】本発明の別の態様は、同一平面上で平行に
配置された複数の被覆電線と、前記平面と直交する表裏
方向に被覆電線を挟んだ状態で接着剤により接着される
一対の金属箔からなるシールドとを備えたシールドフラ
ット電線を製造するためのシールドフラット電線の製造
方法において、予め被覆電線の絶縁体表面に起伏を形成
し、ついで被覆電線を平行に配置した後、これらの被覆
電線と対向する面に接着剤が配された一対の金属箔で上
記被覆電線を挟み込んで被覆し、且つ被覆電線同士の間
で金属箔同士を前記接着剤で接着する工程を含んでいる
ことを特徴とするシールドフラット電線の製造方法であ
る。
【0027】この発明では、被覆電線の絶縁体表面に予
め起伏が形成された後、金属箔による被覆が行われるの
で、金属箔同士を接着する接着剤を金属箔全面にわたっ
て塗布しても、金属箔と被覆電線との接着強度を弱める
ことができる。したがって、部分的な塗布を行うことな
く、接着強度の局所的な変更を行うことが可能になり、
製造コストの抑制を図ることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0029】図1は、本発明に係るシールドフラット電
線10を示す斜視断面図であり、図2はシールドフラッ
ト電線のシールド構造を説明する図1の断面部分図であ
る。これらの図に示すシールドフラット電線10は、導
体14を絶縁体16で被覆した複数の被覆電線12と導
体のみからなるドレン線18とを備えており、これら被
覆電線12及びドレン線18が互いに同一平面上で平行
に配置されてその周囲に一体にシールド20および外部
シース24が形成された構成となっている。図示の例で
はシールドフラット電線10を圧着コネクタ(図示せ
ず)の極に収容される圧着端子に接続するために、各線
12、18間にスリットSが形成されている。各被覆電
線12の端末部分には、皮剥ぎ加工が施され、外部シー
ス24及びシールド20の一部が切除されて被覆電線1
2の絶縁体16が露出している。さらに各絶縁体16の
端末部分には、皮剥ぎ加工が施されて導体14が露出し
ている。
【0030】上記シールド20は、導電性を有する表裏
一対の金属箔22a、22bを、各線12、18を挾ん
で互いに接着剤で貼り合わせることにより形成されてい
る。なお、金属箔22a、22bとしては、銅箔等の純
粋な金属箔、あるいはこれら金属箔に樹脂等の補強層を
形成したものが用いられる。また、上記接着剤として
は、塩化酢酸ビニール系接着剤が好適に使用される。
【0031】さらに、シールド20の外周を覆う外部シ
ース24は、ポリエチレンテレフタレート製の補強層
(図示せず)を介してポリエチレンテレフタレート系の
接着剤により固定されている。
【0032】図2を参照して、本実施形態に係る被覆電
線12の絶縁体16は、外周面に多数のリブ16aを有
している。このリブ16aは、図示の実施形態において
シールド20との接触面積を低減可能な起伏を構成する
ものであり、その高さ(谷の最深部から山の頂部までの
径方向の寸法)Hは、絶縁厚さTの1/2から2/3が
好適である。例えば絶縁厚さTが0.2mmから0.3
mmの場合、高さHは0.1mmから0.2mmに設定
されている。これにより、絶縁破壊強度を損なうことの
ない範囲内で、接着強度を可及的に弱めることのできる
最適な高さにリブ16aの高さが設定される。
【0033】上記のようなシールドフラット電線10に
よれば、被覆電線12の絶縁体16に起伏(リブ16
a)を設けているので、被覆電線12とシールド20を
構成する金属箔22a、22bとの接着力は、シールド
20を構成する金属箔22a、22b同士の接着力より
も弱くなる。
【0034】したがって、図示の実施形態においては、
外部シース24及びシールド20の端末部分を切除する
際に、シールド20を構成する金属箔の剥離作業が容易
になる。他方、シールド20を構成する金属箔22a、
22b同士の接着力は強く設定されているので、好適に
端末分岐用のスリットSを形成することが可能になり、
強い耐剥離強度を得ることができる。この結果、金属箔
22a、22bの剥離に起因したシールド性能の低下を
有効に防止することができる。
【0035】次に、上記シールドフラット電線10の製
造方法について図3乃至図8を用いて説明する。図3
は、被覆電線を製造するときの押出し成形ダイスを概略
的に示す斜視図であり、図4は図3の成形ダイスの使用
状態を示す断面略図である。また図5は、上記シールド
フラット電線の材料となる積層体の製造過程を示す斜視
図である。
【0036】まず図3乃至図5を参照して、被覆電線1
2の製造時においては、外周面に起伏を形成するための
成形ダイス30を用いて、被覆電線12の押出し成形を
行う。成形ダイス30は、被覆電線12の絶縁体16の
外形に対応する吐出口31を備えたスリーブ32と、こ
のスリーブ32に同心に形成された大径スリーブ33と
を有している。大径スリーブ33の内周面は、スリーブ
32へ近づくにつれて小径となるテーパ面33aとこれ
と連続して外部とスリーブ32の吐出口31とを連通す
る筒状面33bとを形成している。この成形ダイス30
を使用する際には、筒状のポイント34が併用される。
このポイント34は、先端が細くなるテーパ形状のガイ
ド面35を有する筒体であり、成形時においては、成形
ダイス30の大径スリーブ32内に上記ガイド面35を
大径スリーブ33内に同心に導入した状態で固定され、
成形時には、ガイド面35で絶縁体16の材料となる溶
融樹脂を吐出口31へ案内する役割を果たす。他方、ポ
イント34の内周面36は、吐出口31に対して同心に
開いており、図示しないガイドローラによって送給され
た導体14を吐出口31にガイドする役割を果たすよう
に構成されている。
【0037】そして、これら成形ダイス30及びポイン
ト34を用いて押出し成形を行うことにより、図5
(a)に示す被覆電線12を製造することができる。
【0038】ついで、図5(a)(b)を参照して、製
造された複数の被覆電線12と、ドレン線18とを並列
状態でローラによって繰出し、その並列体を金属箔22
a、22bで挟み込んで両金属箔22a、22bを塩化
酢酸ビニール系樹脂で貼着する。これにより、図5
(a)に示すように、各線12、18は、同一平面上で
平行に並んだ状態で一対の圧ローラ(図示せず)間に導
入され、金属箔22a、22bで上記平面と直交する表
裏方向に挟み込まれて被覆される。この工程により、図
5(b)に示すように、シールド20を形成して各線1
2、18を一体化したフラットな積層体S1が形成され
る。
【0039】上記被覆工程において、各金属箔22a、
22bの接合面には、予め塩化酢酸ビニール系樹脂を全
面にわたって塗布しておくことが好ましい。このような
方法で各線12、18を金属箔22a、22bで被覆し
ても、被覆電線12の絶縁体16には予めリブ16a
(起伏)が形成されていることから当該絶縁体16と金
属箔22a、22bとの接着力は、金属箔22a、22
b同士の接着力よりも弱くなる。
【0040】次に、外部シース成形工程では、図6に示
す装置を用いて絶縁シートをラミネートする。図6は、
外部シース24の製造工程例を示す概略図である。
【0041】図6に示すラミネータ80は、上述した積
層体S1の両面に貼着される絶縁テープ81、82を供
給する供給リール83、84と、供給された絶縁テープ
81、82の背面に剥離テープ85、86を供給する剥
離テープリール87、88と、上記絶縁テープ81、8
2と剥離テープ85、86とをこの順で積層体S1の表
裏両側に挟み込んで、加熱する3基の加熱ローラ対88
と、加熱後に剥離テープ85、86を巻き取る巻き取り
機89と、加熱ローラ対88によって形成された積層体
S2の両側を切り揃えるスリッタ90と、スリッタ90
によって裁断されて、外部シース24が形成されたシー
ルドフラット電線10を製品として巻き取る製品巻き取
り機91とを有している。なお、図6において、上記積
層体S1及びシールドフラット電線10が搬送される搬
送経路の適所には、ガイドローラ対92が配設されてい
る。また、スリッタ90の下流には裁断された切り屑を
巻き取る巻き取り部93が設けられ、製品巻き取り機9
1とスリッタ90との間には、引取キャプスタン94が
配置されている。さらに、95はスタート屑ピンチロー
ラ、96はトラバース、97はピンチローラである。
【0042】この装置によれば、各線12、18をシー
ルド20が被覆する積層体S1の両側に絶縁テープ8
1、82が積層され、加熱ローラ対88によってラミネ
ートされた後、スリッタ90によって定寸幅に裁断され
る。こうしてシールドフラット電線10が形成され、製
品巻き取り機91に巻回される。
【0043】次に、スリット形成工程、皮剥ぎ工程で
は、図7に示す装置100を使用する。図7は本発明に
採用可能な加工装置の側面略図である。さらに図8及び
図9は、図7に示す製造工程によって加工された積層体
の斜視図である。
【0044】同図に示す装置100は、所定の搬送経路
phの上流側から順に、電線送給リール101、アキュ
ームレータ102、ストレートナ103、スリッタ10
4、調尺カッタ105をこの順で有している。そして、
上記電線送給リール101に巻回されたシールドフラッ
ト電線10が上記アキュームレータ102を介してスト
レートナ103に供給され、巻き癖が除去された状態で
スリッタ104によりスリットSが端末部分に形成され
る(図8(b)参照)。さらに、調尺カッタ105によ
って全長が調尺され、外部シース24の端末部分が、被
覆電線12については一部除去された状態で所望の長さ
に裁断され、図9(a)に示すシールドフラット電線1
0が完成される。
【0045】上記調尺カッタ105の下流側には、集束
機106が配置されており、調尺され裁断されたシール
ドフラット電線10がこの集束機106のコンベヤー
(図示せず)によって搬送され、集められる。
【0046】次に図9を参照して、上述のように製造さ
れたシールドフラット電線10の端末部分は、後工程に
応じて図9(a)に示すように外部シース24の端末部
分がそのまま圧接工程に移行するか、或いは図9(b)
に示すように、被覆電線12の皮剥ぎ加工及びドレン線
18の外部シース24の端末部分の皮剥加工を経て圧着
工程に移行する。この皮剥ぎ工程では、上述したよう
に、被覆電線12とシールド20を構成する金属箔22
a、22bとの接着力が、シールド20を構成する金属
箔22a、22b同士の接着力よりも弱くなるので、至
ってスムーズに皮剥ぎ加工を施すことができる。しか
も、スリットSが形成されている部位については、比較
的堅固な接着力を維持することが可能になる。
【0047】このように本実施形態においては、シール
ド20を構成する金属箔22a、22b同士の接着力に
比べ、被覆電線12とシールド20との接着力が弱くな
るので、容易にシールド20を被覆電線12の絶縁体1
6から剥離することができる一方、シールド20を構成
する金属箔22a、22b同士の接着力を強く維持する
ことができるので、スリットSの形成部位における金属
箔22a、22bの重合部位が剥離しにくくなる。ま
た、金属箔22a、22b同士の接着力を補強するため
の工程も不要になり、コストの上昇を抑制することが可
能になる。
【0048】加えて、上述した製法では、予め被覆電線
12の絶縁体16表面にリブ16aが形成された後、金
属箔22a、22bによる被覆が行われるので、金属箔
22a、22b同士を接着する接着剤を金属箔22a、
22bの接合面全体にわたって塗布しても、金属箔22
a、22bと被覆電線12との接着強度を弱めることが
できる。したがって、部分的な塗布を行うことなく、接
着強度の局所的な変更を行うことが可能になり、製造コ
ストの抑制を図ることが可能になる。
【0049】したがって本実施形態によれば、シールド
の接着強度と皮剥ぎ加工される部位の剥離容易性とを廉
価に両立することができる。
【0050】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定され
ない。
【0051】例えば、起伏の例としては、図10に示す
ように、リブ16aの枚数を適宜変更することが可能で
ある。また、図11に示すように、リブ16aの頂部1
6bに稜線を形成して、リブ16aの頂部16bが、略
線接触状態でシールドと接合するようにしてもよい。こ
の場合には、接触面積が可及的に小さくなるので、一層
シールドを被覆電線12から剥離しやすくなる。
【0052】さらに、上記積層体S1(図5(b)参
照)を図示しない押出し機に形成されたキャビティ(外
部シース形成のための金型通路)内に通すとともに、該
キャビティ内に例えば上述したポリエチレンテレフタレ
ート等の熱可塑性樹脂等からなるシース材料を供給し、
上記積層体S1の周囲にシース材料を付着させながら引
き出すことにより上記積層体S1の周囲に外部シース2
4を形成することも可能である。
【0053】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の変更が可能であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールドを構成する金属箔同士の接着力に比べ、被覆電線
とシールドとの接着力が弱くなるので、容易にシールド
を被覆電線の絶縁体から剥離することができる一方、シ
ールドを構成する金属箔同士の接着力を強く維持するこ
とができるので、スリットの形成部位における金属箔の
重合部位が剥離しにくくなる。また、金属箔同士の接着
力を補強するための工程も不要になり、コストの上昇を
抑制することが可能になる。
【0055】したがって本発明によれば、シールド同士
の接着強度と皮剥ぎ加工される部位の剥離容易性とを両
立することのできる低廉なシールドフラット電線を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールドフラット電線の一例を示
す斜視図である。
【図2】シールドフラット電線のシールド構造を説明す
る図1の断面部分図である。
【図3】被覆電線を製造するときの押出し成形ダイスを
概略的に示す斜視図である。
【図4】図3の成形ダイスの使用状態を示す断面略図で
ある。
【図5】シールドフラット電線の材料となる積層体の製
造過程を示す斜視図である。
【図6】外部シースの製造工程例を示す概略図である。
【図7】本発明に採用可能な加工装置の側面略図であ
る。
【図8】図7に示す製造工程によって加工された積層体
の斜視図である。
【図9】図7に示す製造工程によって加工された積層体
の斜視図である。
【図10】本発明の別の実施の形態に係る被覆電線の断
面略図である。
【図11】本発明のさらに別の実施の形態に係る被覆電
線の断面略図である。
【図12】従来のシールドフラット電線の構造を示す断
面斜視図である。
【図13】図12のシールドフラット電線に分岐用のス
リットを形成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シールドフラット電線 12 被覆電線 14 導体 16 絶縁体 16a リブ 18 ドレン線 24 外部シース S スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 厚雄 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 JA01 LA17 LA24 5G311 CB02 CC02 CD03 CD07 CE04 5G313 AB05 AC03 AC11 AD02 AE08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上で平行に配置された複数の被
    覆電線と、前記平面と直交する表裏方向に被覆電線を挟
    んだ状態で互いが被覆電線同士の間で接着剤により接着
    される一対の金属箔からなるシールドとを備えたシール
    ドフラット電線において、上記被覆電線の外周面にシー
    ルドとの接触面積を低減可能な起伏を形成したことを特
    徴とするシールドフラット電線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールドフラット電線に
    おいて、上記起伏は、被覆電線の径方向に山と谷とを有
    し、長手方向には概ね均一に延びるものであることを特
    徴とするシールドフラット電線。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のシールドフラッ
    ト電線において、上記被覆電線の起伏は、長手方向に沿
    って延びるとともに周方向に断続的に設けられた複数の
    リブによって形成されるものであることを特徴とするシ
    ールドフラット電線。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシールドフラット電線
    において、上記リブの高さは、絶縁厚さの1/2から2
    /3に設定されていることを特徴とするシールドフラッ
    ト電線。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のシールドフラッ
    ト電線において、上記リブは、頂部に稜線が形成されて
    いるものであることを特徴とするシールドフラット電
    線。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1に記載のシー
    ルドフラット電線において、上記シールドを構成する金
    属箔の間に、当該シールドと電気的に接続されるドレン
    線が上記被覆電線とともに並設されていることを特徴と
    するシールドフラット電線。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1に記載のシー
    ルドフラット電線において、上記金属箔は、塩化酢酸ビ
    ニール系接着剤で接合されていることを特徴とするシー
    ルドフラット電線。
  8. 【請求項8】 同一平面上で平行に配置された複数の被
    覆電線と、前記平面と直交する表裏方向に被覆電線を挟
    んだ状態で接着剤により接着される一対の金属箔からな
    るシールドとを備えたシールドフラット電線を製造する
    ためのシールドフラット電線の製造方法において、予め
    被覆電線の絶縁体表面に起伏を形成し、ついで被覆電線
    を平行に配置した後、これらの被覆電線と対向する面に
    接着剤が配された一対の金属箔で上記被覆電線を挟み込
    んで被覆し、且つ被覆電線同士の間で金属箔同士を前記
    接着剤で接着する工程を含んでいることを特徴とするシ
    ールドフラット電線の製造方法。
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