JP2001134280A - 音声調整卓 - Google Patents

音声調整卓

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JP2001134280A
JP2001134280A JP31301799A JP31301799A JP2001134280A JP 2001134280 A JP2001134280 A JP 2001134280A JP 31301799 A JP31301799 A JP 31301799A JP 31301799 A JP31301799 A JP 31301799A JP 2001134280 A JP2001134280 A JP 2001134280A
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JP
Japan
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signal
audio signal
audio
adjustment
unit
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JP31301799A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamazaki
淳 山崎
Wataru Hatano
渉 波多野
Satoshi Yagishita
悟司 柳下
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
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Publication of JP2001134280A publication Critical patent/JP2001134280A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声信号の編集に際して、編集される音声信
号のレベル調整のタイミング合わせの精度を向上可能な
音声調整卓を提供する。 【解決手段】 音声調整卓190は、音声信号Sa0〜
Sa2を変化させる調整手段120〜122と、調整手
段120〜122からの音声信号Sb0〜Sb2を合成
する合成手段130とを有する。調整手段120〜12
2は同一の構成であり、調整手段120は、音声信号S
a0を変化させる可変手段120Vと、可変手段120
Vによる音声信号Sa0の変化量を指示する指示信号を
生成するスイッチ手段120Sと、前記指示信号を記憶
して再生する記憶再生手段120Mと、スイッチ手段1
20Sからの指示信号と記憶再生手段120Mからの指
示信号とを切り換えて可変手段120Vに供給する切換
手段120Cと、音声信号Sa0の供給速度を制御する
再生速度制御手段155とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号のミキシ
ングを行う音声調整卓に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の音声調整卓を例示する概
略的なブロック構成図である。この音声調整卓90は、
調整手段20〜22と、合成手段30とを有する。調整
手段20〜22には、調整手段20〜22に音声信号S
A0〜SA2を供給する再生装置10〜12が接続され
ている。合成手段30には、記録再生装置40が接続さ
れている。
【0003】再生装置10〜12は同一の構成であり、
再生装置10について説明する。再生装置10は、再生
装置10に装着されたカセットテープ等の記録媒体10
Rに記録された音声信号を再生し、音声信号SA0とし
て調整手段20に供給する。
【0004】調整手段20〜22は、再生装置10〜1
2から供給された音声信号SA0〜SA2を変化させて
音声信号SB0〜SB2として合成手段30に出力す
る。調整手段20〜22は同一の構成であり、調整手段
20について説明する。調整手段20は、音声信号SA
0を変化させる可変手段20Vと、可変手段20Vによ
る音声信号SA0の変化量を指定するスイッチ手段(S
W)20Sとを有する。この調整手段20は、スイッチ
手段20Sが指示する変化量に基づいて音声信号SA0
を変化させて音声信号SB0を生成する。
【0005】合成手段30は、調整手段20〜22から
の音声信号SB0〜SB2を合成して合成音声信号SM
を生成し、この合成音声信号SMを記録再生装置40に
供給する。記録再生装置40は、合成手段30からの合
成音声信号SMを記録媒体40Rに書き込んで記録す
る。
【0006】音声調整卓90の操作者は、音声信号SB
0〜SB2が最適な割合で合成されるようなスイッチ手
段の状態を調べる場合に、再生装置10〜12を繰り返
し再生駆動してスイッチ手段の状態またはレベルを微調
整することがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2の音声調整卓90
では、音声調整卓90に接続された再生装置10〜12
を再生駆動する毎に、操作者は各スイッチ手段の調整レ
ベルをノーマル再生速度に合わせて再現する必要があ
り、レベル調整のタイミング合わせが難しく、レベル調
整に手間がかかる。本発明の目的は、音声信号の編集に
際して、編集される音声信号のレベル調整のタイミング
合わせの精度を向上可能な音声調整卓を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声調整卓
は、供給された音声信号を変化させて出力する複数の調
整手段と、前記複数の調整手段から出力された音声信号
を合成する合成手段とを有する音声調整卓であって、前
記調整手段の各々は、当該調整手段に供給された音声信
号を、当該音声信号の変化量を指定する指定信号に基づ
いて変化させる可変手段と、前記指定信号を生成するス
イッチ手段と、前記スイッチ手段が生成した前記指定信
号を記憶し、記憶した前記指定信号を再生する記憶再生
手段と、前記スイッチ手段が生成した前記指定信号と前
記記憶再生手段が再生した前記指定信号のうちの一方を
前記可変手段に供給する切換手段と、前記可変手段に前
記音声信号が供給される供給速度を、前記調整手段に前
記音声信号が供給される速度とは異なる速度に設定する
再生速度制御手段とを有する。
【0009】本発明に係る音声調整卓では、好適には、
前記調整手段の各々は、記憶手段と、当該調整手段に供
給された音声信号を前記記憶手段に書き込んで記憶さ
せ、前記記憶手段に記憶された前記音声信号を読み出し
て所定の供給速度で前記可変手段に供給するアクセス手
段とをさらに有し、前記可変手段は、前記アクセス手段
からの前記音声信号を変化させ、前記再生速度制御手段
は、前記調整手段に供給された前記音声信号が前記アク
セス手段に入力される速度とは異なる速度に前記所定の
速度を設定すると共に、前記所定の供給速度と前記記憶
再生手段の再生速度とを連動するように制御する。
【0010】本発明に係る音声調整卓では、より好適に
は、前記複数の調整手段の前記アクセス手段が読出動作
を互いに同期して行うように前記アクセス手段を制御す
るアクセス制御手段をさらに有する。
【0011】本発明に係る音声調整卓では、より好適に
は、前記記憶手段に記憶された前記音声信号を繰り返し
読み出すように前記アクセス手段を制御するアクセス制
御手段をさらに有する。
【0012】本発明に係る音声調整卓では、例えば、前
記複数の調整手段のうちの所定の調整手段内の前記記憶
手段は、記録媒体に記録された音声信号を再生する再生
装置から供給された前記音声信号を記憶する構成として
もよい。
【0013】本発明に係る音声調整卓では、好適には、
前記記録媒体には前記音声信号と共に映像信号が記録さ
れており、前記再生装置は前記音声信号と共に前記映像
信号を再生し、前記所定の調整手段内の前記記憶手段に
記憶された前記再生装置からの前記音声信号を前記アク
セス手段が読み出して前記可変手段に供給する供給時
に、前記記録媒体に当該音声信号と共に記録されていた
前記映像信号を表示する表示手段をさらに有する。
【0014】本発明に係る音声調整卓では、より好適に
は、前記再生速度制御手段は、ジョグ・ダイヤルおよび
/またはシャトル・ダイヤルを有し、前記ジョグ・ダイ
ヤルおよび/またはシャトル・ダイヤルの状態に基づい
て前記供給速度および前記再生速度を制御し、前記映像
信号は、タイムコードの情報を有し、前記表示手段は、
前記映像信号と共に前記タイムコードを、前記供給速度
または前記再生速度に応じて表示する。
【0015】本発明に係る音声調整卓では、例えば、前
記スイッチ手段は、前記音声信号のフェード・インまた
はフェード・アウトの指示信号を生成するフェーダと、
前記フェーダを調整する調整用スイッチとを有する構成
としてもよい。本発明に係る音声調整卓では、例えば、
前記スイッチ手段は、前記音声信号の音像の位置を変化
させる指示信号を生成するエンコーダと、前記エンコー
ダを調整する調整用スイッチとを有する構成としてもよ
い。本発明に係る音声調整卓では、例えば、前記スイッ
チ手段は、前記音声信号のミューティングを前記可変手
段に行わせるような前記指示信号を生成するミュートス
イッチを有する構成としてもよい。
【0016】各調整手段は、スイッチ手段が生成した指
定信号を記憶して再生する記憶再生手段と、スイッチ手
段が生成した指定信号と記憶再生手段が再生した指定信
号のうちの一方を可変手段に供給する切換手段とを有す
るので、スイッチ手段の状態を記憶再生手段により記憶
して再現することができる。音声調整卓は、可変手段に
前記音声信号が供給される供給速度を設定する再生速度
制御手段を有することで、操作者は再生速度制御手段が
設定する供給速度に応じたスイッチ手段の調整が可能で
あり、このときのスイッチ手段の状態を記憶再生するこ
とが可能である。この再生速度制御手段は、調整手段に
音声信号が供給される速度よりも遅い速度に前記供給速
度を設定することで、音声信号の編集のタイミング合わ
せを容易化することができ、その精度を向上することが
可能である。また、再生速度制御手段は、調整手段に音
声信号が供給される速度よりも速い速度に前記供給速度
を設定することで、音声信号を早送りすることができ、
編集する所望の部分の頭出しの所要時間を短縮すること
が可能である。
【0017】また、音声調整卓の各調整手段は、当該調
整手段に供給された音声信号を記憶する記憶手段と、記
憶手段にアクセスするアクセス手段とを有することで、
当該調整手段に供給された音声信号と同一の音声信号を
アクセス手段のアクセスによって得ることができる。更
に、可変手段は、アクセス手段が読み出した音声信号を
変化させるので、記憶手段では、当該調整手段に供給さ
れた音声信号を供給時の状態で保持することが可能であ
る。また、再生速度制御手段は、前記供給速度と記憶再
生手段の再生速度とを連動するように制御するので、ス
イッチ手段の状態を正確に再現することが可能である。
【0018】また、複数の調整手段のアクセス手段が読
出動作を互いに同期して行うようにアクセス手段を制御
するアクセス制御手段を設けることで、複数の調整手段
で音声信号を同期して再生することができ、調整手段の
個数が多い場合の同期再生を高精度に行うことができ
る。また、記憶手段に記憶された音声信号を繰り返し読
み出すようにアクセス手段を制御するアクセス制御手段
を設けることで、アクセス手段から同一の音声信号を繰
り返し得ることができ、エフェクタとして使用可能であ
ると共に、同じ部分の編集作業に有用である。例えば、
前記複数の調整手段のうちの所定の調整手段内の記憶手
段は、再生装置から供給された音声信号を記憶する構成
とすることで、記憶手段に記憶された音声信号を読み出
すことにより、同一の音声信号を得るために再生装置を
繰り返して再生駆動することを不要とすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明に係る音声調整卓の実施の
形態を示す概略的なブロック構成図である。この音声調
整卓190は、調整手段120〜122と、合成手段1
30と、アクセス制御手段150と、ジョグ・ダイヤル
151と、シャトル・ダイヤル152と、アクセス手段
160Aと、映像信号記憶手段160Rと、表示手段1
60Dとを有する。調整手段120〜122は、調整手
段120〜122に音声信号Sa0〜Sa2を供給する
再生装置110〜112が接続され、これらは音声信号
のチャンネルに対応している。合成手段130は、記録
再生装置140に接続されている。
【0021】再生装置110は、再生装置110に装着
された記録媒体に記録された音声信号および映像信号を
再生し、再生した音声信号Sa0を調整手段120に供
給し、再生した映像信号Sv0をアクセス手段160A
に供給する。再生装置110は、例えば、ビデオカセッ
トテープに記録された音声信号および映像信号を再生す
るビデオテープレコーダ(VTR)により構成してもよ
く、ディジタル方式のビデオカメラにより構成してもよ
い。
【0022】再生装置111,112は、再生装置11
1,112に装着された記録媒体に記録された音声信号
を再生し、音声信号Sa1,Sa2として調整手段12
1,122に供給する。再生装置111,112は、例
えば、カセットテープに録音された音声信号を再生する
テープレコーダにより構成してもよく、ディジタル方式
のオーディオ再生機器により構成してもよい。
【0023】調整手段120〜122は、再生装置11
0〜112から供給された音声信号Sa0〜Sa2を変
化させて音声信号Sb0〜Sb2として合成手段130
に出力する。調整手段120〜122は同一の構成であ
り、調整手段120について説明する。調整手段120
は、RAM(Random Access Memory)からなる音声信号
記憶手段120Rと、アクセス手段120Aと、可変手
段120Vと、スイッチ手段(SW)120Sと、切換
手段120Cと、記憶再生手段120Mとを有する。
【0024】スイッチ手段120Sは、可変手段を調整
するスイッチ、ツマミまたはレバーを有し、前記スイッ
チ、ツマミまたはレバーは音声調整卓190の操作パネ
ルに設けてある。このスイッチ手段120Sは、可変手
段120Vが音声信号Sa0を変化させる変化量を指示
する指示信号を生成し、切換手段120Cを介して可変
手段120Vおよび記憶再生手段120Mに供給する。
スイッチ手段120Sは、例えば音量(または音声信号
の信号レベル)を変化させるボリュームスイッチを有す
る構成としてもよく、音質(または音声信号の周波数成
分)を変化させるレバーを有する構成としてもよい。
【0025】また、スイッチ手段120Sは、音声信号
のフェード・インまたはフェード・アウトの指示信号を
生成するフェーダと、このフェーダを調整する調整用ス
イッチと、音像の位置を変化させる指示信号を生成する
エンコーダと、このエンコーダを調整する調整用スイッ
チとを有する構成としてもよい。また、スイッチ手段1
20Sは、ミューティングの指示信号を生成して可変手
段120Vに音声信号Sa0をミューティングさせるミ
ュートスイッチを有する構成としてもよい。
【0026】アクセス手段120Aは、音声信号記憶手
段120Rに音声信号Sa0を書き込んで記憶させる。
また、アクセス手段120Aは、アクセス制御信号S1
50に基づいて音声信号記憶手段120Rから音声信号
Sa0を読み出して可変手段120Vに供給する。
【0027】可変手段120Vは、アクセス手段120
Aが読み出した音声信号Sa0を指示信号に基づいて変
化させる。この可変手段120Vは、アクセス手段12
0Aが読み出した音声信号Sa0を、スイッチ手段12
0Sまたは記憶再生手段120Mからの指示信号が示す
変化量に基づいて変化させて音声信号Sb0を生成す
る。
【0028】切換手段120Cは、手動モードまたは自
動モードの状態に設定され、これらの状態は音声調整卓
190の操作パネルから設定できるようになっている。
手動モードの切換手段120Cは、スイッチ手段120
Sからの指示信号を可変手段120Vおよび記憶再生手
段120Mに供給する。記憶再生手段120Mは、切換
手段120Cからの指示信号を記憶する。自動モードの
切換手段120Cは、記憶再生手段120Mが再生した
指示信号を可変手段120Vに供給する。
【0029】記憶再生手段120Mは、アクセス制御信
号150Sに基づいて指示信号を記憶または再生する。
この記憶再生手段120Mは、切換手段120Cが手動
モードの場合に、切換手段120Cを介してスイッチ手
段120Sから供給される指示信号をアクセス制御信号
150Sに基づいて記憶する。一方、記憶再生手段12
0Mは、切換手段120Cが自動モードの場合に、アク
セス制御信号150Sに基づいて指示信号を再生し、再
生した指示信号を切換手段120Cを介して可変手段1
20Vに供給する。
【0030】合成手段130は、調整手段120〜12
2からの音声信号Sb0〜Sb2を合成して合成音声信
号Smを生成し、この合成音声信号Smを記録再生装置
140に供給する。
【0031】記録再生装置140は、合成手段130か
らの合成音声信号Smを記録媒体140Rに書き込んで
記録する。音声調整卓190の操作者は、記録媒体14
0Rに記録された合成音声信号Smを記録再生装置14
0により再生して聞き直すことができる。なお、記録再
生装置140は、合成音声信号Smと共に映像信号Sv
0を記録する構成としてもよい。
【0032】アクセス手段160Aは、再生装置110
からの映像信号Sv0を、RAMからなる映像信号記憶
手段160Rに書き込む。また、アクセス手段160A
は、アクセス制御手段150からのアクセス制御信号S
150に基づき映像信号記憶手段160Rに記憶された
映像信号Sv0を読み出して表示手段160Dに供給す
る。
【0033】表示手段160Dは、アクセス手段160
Aからの映像信号Sv0を表示画面に画像表示する。な
お、映像信号Sv0はタイムコードの情報を有し、表示
手段160Dは、映像信号Sv0と共にタイムコードを
表示画面に表示する構成としてもよく、例えばSMPT
Eタイムコード(Society of Motion Picture and Tele
vision Engineer time code )を用いてもよい。
【0034】アクセス制御手段150とジョグ・シャト
ル151とシャトル・ダイヤル152は、再生速度制御
手段155を構成している。この再生速度制御手段15
5は、調整手段内の可変手段に音声信号が供給される供
給速度と当該調整手段内の記憶再生手段の再生速度とを
連動するように制御する。例えば、調整手段120で
は、可変手段120Vに音声信号Sa0が供給される供
給速度と記憶再生手段120Mの再生速度とを比例関係
となるように制御する。また、再生速度制御手段155
は、ノーマル再生時は前記供給速度を標準速度とし、ス
ロー再生時は前記供給速度を標準速度よりも遅い速度と
し、スピード再生時は前記供給速度を標準速度よりも速
い速度とする。前記標準速度は、例えば、再生装置11
0が音声信号Sa0を調整手段120またはアクセス手
段120Aに供給する速度とし、例えば、ノーマル再生
時の再生装置110が音声信号Sa0を調整手段120
またはアクセス手段120Aに供給する速度としてもよ
い。
【0035】アクセス制御手段150は、アクセス制御
信号S150を生成してアクセス手段160Aおよび各
調整手段120〜122内のアクセス手段に供給する。
例えば、アクセス制御手段150は、各調整手段120
〜122内のアクセス手段が音声信号記憶手段に音声信
号Sa0〜Sa2を書き込むタイミングを、アクセス制
御信号S150により制御する。
【0036】また、アクセス制御手段150は、調整手
段120〜122の各アクセス手段が音声信号記憶手段
から音声信号Sa0〜Sa2を読み出すタイミングを、
アクセス制御信号S150により制御する。例えば、調
整手段120〜122の各アクセス手段の読出動作が互
いに同期して行われるように制御する。なお、アクセス
制御手段150は、アクセス手段160Aから映像信号
Sv0中のタイムコードが供給され、各調整手段内のア
クセス手段にタイムコードに応じた同期信号を供給する
構成としてもよい。
【0037】さらに、アクセス制御手段150は、調整
手段120のアクセス手段120Aが音声信号記憶手段
120Rから音声信号Sa0を読み出す読出時または読
み出した音声信号Sa0を可変手段120Vに供給する
供給時に、映像信号記憶手段160Rに記憶された映像
信号Sv0をアクセス手段160Aが読み出して表示手
段160Dに供給するように、アクセス制御信号S15
0を用いて制御する。また、アクセス制御手段150
は、調整手段120〜122の音声信号記憶手段に記憶
された音声信号Sa0〜Sa2を繰り返し読み出すよう
に、調整手段120〜122のアクセス手段をアクセス
制御信号S150により制御する機能を有し、この機能
により操作者は同じ部分の編集作業を効率的に行うこと
が可能である。
【0038】ジョグ・ダイヤル151は、回転方向およ
び回転速度を示す信号をアクセス制御手段150に供給
し、回転方向および回転速度は表示手段160Dの表示
画面と連動するようになっている。ジョグ・ダイヤル1
51を右方向に回すと正常方向に、左方向に回すと逆方
向に、それぞれ回す速さによりコマ送りからスピード再
生まで変化させることが可能である。
【0039】シャトル・ダイヤル152は、回す方向と
角度を示す信号をアクセス制御手段150に供給し、回
す方向と角度は表示手段160Dの表示画面と連動する
ようになっている。シャトル・ダイヤル152を回す方
向と角度により、正常方向および逆方向のスロー再生か
らスピード再生までの特殊再生が可能である。このジョ
グおよび/またはシャトルを利用して、標準のノーマル
再生よりも遅いスロー再生を行うことで、音声信号を合
成するタイミングを高精度に制御することが可能であ
る。また、ジョグおよび/またはシャトルによる画像再
生と連動して各調整手段内のアクセス手段が音声信号を
読み出して可変手段に供給する構成としてもよい。
【0040】音声調整卓190の操作者は、音声信号S
b0〜Sb2が最適な割合で合成されるようなスイッチ
手段の状態またはレベルを調べる場合に、調整手段内の
音声信号記憶手段に記憶された音声信号を当該調整手段
内のアクセス手段によって読み出すことで、同一の音声
信号を繰り返して得ることが可能であり、再生装置11
0〜112を繰り返し再生駆動することを不要とするこ
とができる。したがって、操作者が音声調整卓190に
接続された再生装置110〜112を繰り返し再生駆動
して再生装置110〜112を専有して使用することに
より、再生装置110〜112および再生装置110〜
112に装着された記録媒体を他の操作者または編集者
が使用できないというような不都合な事態を回避するこ
とができる。
【0041】なお、調整手段122には、マイクロホン
が接続され、当該マイクロホンから音声信号Sa2が供
給される構成としてもよい。また、調整手段120〜1
22に供給される音声信号Sa0〜Sa2がアナログ信
号である場合は、アナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換手段を各調整手段に設け、A/D変換手
段からのディジタル信号をアクセス手段に供給して音声
信号記憶手段に記憶する構成としてもよい。
【0042】また、音声調整卓190では、3チャンネ
ルに対応する3個の調整手段を設ける場合を例示した
が、一例として、128チャンネルに対応する128個
の調整手段を設けてもよい。また、音声調整卓190内
に、記録再生装置140を設けてもよい。また、調整手
段内の音声信号記憶手段は、一例として、85秒程度の
音声信号を記憶可能なRAMとしてもよい。また、ジョ
グ・ダイヤル151とシャトル・ダイヤル152とを同
一のダイヤルで構成し、当該ダイヤルに押しボタン式ス
イッチを設けて切り替えて使用する構成としてもよい。
また、上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明は
上記実施の形態に限定されない。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る音声調整卓では、各調整手
段は、スイッチ手段が生成した指定信号を記憶して再生
する記憶再生手段と、スイッチ手段が生成した指定信号
と記憶再生手段が再生した指定信号のうちの一方を可変
手段に供給する切換手段とを有するので、スイッチ手段
の状態を記憶再生手段により記憶して再現することがで
きる。音声調整卓は、可変手段に前記音声信号が供給さ
れる供給速度を設定する再生速度制御手段を有すること
で、操作者は再生速度制御手段が設定する供給速度に応
じたスイッチ手段の調整が可能であり、このときのスイ
ッチ手段の状態を記憶再生することが可能である。この
再生速度制御手段は、調整手段に音声信号が供給される
速度よりも遅い速度に前記供給速度を設定することで、
音声信号の編集のタイミング合わせを容易化することが
でき、その精度を向上することが可能である。また、再
生速度制御手段は、調整手段に音声信号が供給される速
度よりも速い速度に前記供給速度を設定することで、音
声信号を早送りすることができ、編集する所望の部分の
頭出しの所要時間を短縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声調整卓の実施の形態を示す概
略的なブロック構成図である。
【図2】従来の音声調整卓を例示する概略的なブロック
構成図である。
【符号の説明】
10〜12,110〜112…再生装置、10R,40
R,110R,140R…記録媒体、20〜22,12
0〜122…調整手段、20S,120S…スイッチ手
段(SW)、20V,120V…可変手段、30,13
0…合成手段、40,140…記録再生装置、90,1
90…音声調整卓、120A,160A…アクセス手
段、120C…切換手段、120M…記憶再生手段(R
W)、120R…音声信号記憶手段(記憶手段)、15
0…アクセス制御手段、151…ジョグ・ダイヤル、1
52…シャトル・ダイヤル、155…再生速度制御手
段、160D…表示手段、160R…映像信号記憶手
段、S150…アクセス制御信号、SA0〜SA2,S
B0〜SB2,Sa0〜Sa2,Sb0〜Sb2…音声
信号、SM,Sm…合成音声信号、Sv0…映像信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳下 悟司 東京都練馬区東大泉1丁目19番43号 株式 会社タムラ製作所内 Fターム(参考) 9A001 HH18 KK43

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された音声信号を変化させて出力する
    複数の調整手段と、 前記複数の調整手段から出力された音声信号を合成する
    合成手段とを有する音声調整卓であって、 前記調整手段の各々は、 当該調整手段に供給された音声信号を、当該音声信号の
    変化量を指定する指定信号に基づいて変化させる可変手
    段と、 前記指定信号を生成するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が生成した前記指定信号を記憶し、記
    憶した前記指定信号を再生する記憶再生手段と、 前記スイッチ手段が生成した前記指定信号と前記記憶再
    生手段が再生した前記指定信号のうちの一方を前記可変
    手段に供給する切換手段と、 前記可変手段に前記音声信号が供給される供給速度を、
    前記調整手段に前記音声信号が供給される速度とは異な
    る速度に設定する再生速度制御手段とを有する音声調整
    卓。
  2. 【請求項2】前記調整手段の各々は、 記憶手段と、 当該調整手段に供給された音声信号を前記記憶手段に書
    き込んで記憶させ、前記記憶手段に記憶された前記音声
    信号を読み出して所定の供給速度で前記可変手段に供給
    するアクセス手段とをさらに有し、 前記可変手段は、前記アクセス手段からの前記音声信号
    を変化させ、 前記再生速度制御手段は、前記調整手段に供給された前
    記音声信号が前記アクセス手段に入力される速度とは異
    なる速度に前記所定の速度を設定すると共に、前記所定
    の供給速度と前記記憶再生手段の再生速度とを連動する
    ように制御する請求項1記載の音声調整卓。
  3. 【請求項3】前記複数の調整手段の前記アクセス手段が
    読出動作を互いに同期して行うように前記アクセス手段
    を制御するアクセス制御手段をさらに有する請求項2記
    載の音声調整卓。
  4. 【請求項4】前記記憶手段に記憶された前記音声信号を
    繰り返し読み出すように前記アクセス手段を制御するア
    クセス制御手段をさらに有する請求項2記載の音声調整
    卓。
  5. 【請求項5】前記複数の調整手段のうちの所定の調整手
    段内の前記記憶手段は、記録媒体に記録された音声信号
    を再生する再生装置から供給された前記音声信号を記憶
    する請求項2〜4の何れかに記載の音声調整卓。
  6. 【請求項6】前記記録媒体には前記音声信号と共に映像
    信号が記録されており、前記再生装置は前記音声信号と
    共に前記映像信号を再生し、 前記所定の調整手段内の前記記憶手段に記憶された前記
    再生装置からの前記音声信号を前記アクセス手段が読み
    出して前記可変手段に供給する供給時に、前記記録媒体
    に当該音声信号と共に記録されていた前記映像信号を表
    示する表示手段をさらに有する請求項5記載の音声調整
    卓。
  7. 【請求項7】前記再生速度制御手段は、ジョグ・ダイヤ
    ルおよび/またはシャトル・ダイヤルを有し、前記ジョ
    グ・ダイヤルおよび/またはシャトル・ダイヤルの状態
    に基づいて前記供給速度および前記再生速度を制御し、 前記映像信号は、タイムコードの情報を有し、 前記表示手段は、前記映像信号と共に前記タイムコード
    を、前記供給速度または前記再生速度に応じて表示する
    請求項6記載の音声調整卓。
  8. 【請求項8】前記スイッチ手段は、 前記音声信号のフェード・インまたはフェード・アウト
    の指示信号を生成するフェーダと、 前記フェーダを調整する調整用スイッチとを有する請求
    項1〜7の何れかに記載の音声調整卓。
  9. 【請求項9】前記スイッチ手段は、 前記音声信号の音像の位置を変化させる指示信号を生成
    するエンコーダと、 前記エンコーダを調整する調整用スイッチとを有する請
    求項1〜8の何れかに記載の音声調整卓。
  10. 【請求項10】前記スイッチ手段は、前記音声信号のミ
    ューティングを前記可変手段に行わせるような前記指示
    信号を生成するミュートスイッチを有する請求項1〜9
    の何れかに記載の音声調整卓。
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