JP2001131832A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭素繊維の製造方法

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JP2001131832A
JP2001131832A JP31089299A JP31089299A JP2001131832A JP 2001131832 A JP2001131832 A JP 2001131832A JP 31089299 A JP31089299 A JP 31089299A JP 31089299 A JP31089299 A JP 31089299A JP 2001131832 A JP2001131832 A JP 2001131832A
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precursor
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Masashi Tokuda
政志 徳田
Katsumi Yamazaki
勝巳 山崎
Masaru Tanaka
勝 田中
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、耐炎化工程においてシリコーン油剤
のゲル化の進行と共に起こる単糸同士の密着状態をガイ
ドバーを使用し、その状態を解消することにより、焼成
工程における単糸間接着や毛羽の発生を抑制することが
でき、さらに工程通過性にも優れ、かつ、高強度の炭素
繊維を提供することができる炭素繊維の製造方法を提供
せんとするものである。 【解決手段】本発明の炭素繊維の製造方法は、前駆体繊
維束を酸化性雰囲気中で加熱して耐炎化処理した後、引
き続き炭化処理する炭素繊維の製造方法において、該耐
炎化処理を行う工程において、該前駆体繊維束を、複数
本の固定ガイドバーを通過させて開繊して耐炎化炉に入
れることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単糸間接着や毛羽
の発生がなく、工程通過性に優れた高強度の炭素繊維の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、炭素繊維は、その前駆体であ
るポリアクリロニトリル系繊維を、200〜400℃の
空気雰囲気中で加熱焼成して、酸化繊維に転換する耐炎
化工程、窒素・ヘリウム・アルゴン等の不活性雰囲気中
で、さらに300〜2500℃に加熱して炭化する炭化
工程を経ることで得られる(耐炎化工程、炭化工程をあ
わせて焼成工程と呼ぶ)複合材料用強化繊維として、航
空、宇宙用途やスポーツ用途、一般産業用途などに幅広
く用途展開がなされており、用途によっては、非常に高
い引張強度が要求される場合がある。
【0003】ところが、炭素繊維は、本質的に脆性を備
えた素材であるため、炭化処理して炭素繊維とする以前
の耐炎糸の表面に、軽微なものであっても、傷がある
と、炭素繊維にしたときに、これが破壊の開始点とな
り、引張強度を大きく低下させてしまうため、その耐炎
糸の製造工程においては、傷や単糸間接着からの防護に
細心の注意を払う必要がある。
【0004】かかる傷や単糸間接着の発生を予防し、耐
炎糸の品位を高め、得られる炭素繊維の引張強度を改善
する方法には、数多くの提案がある。例えば製糸工程お
よび焼成工程での単糸間接着を減少させるため、離型性
・滑り性に優れたシリコーン型油剤を付与する方法が提
案されているが、操業性および品位の向上については効
果が十分ではなかった。また、繊維束を搬送する際に、
適用する糸道規制具の形状を工夫することによって、繊
維束に架かる張力を緩和して、前駆体繊維の擦過傷を減
少させる方法(例えば特公平3ー41561号公報)が
ある。しかし、これらの方法だけでは、得られる炭素繊
維の引張強度はまだ不十分であり、また操業性について
も満足されるものではなかった。
【0005】特に、乾湿式紡糸法で得た、極めて表面が
平滑な繊維にシリコーン系油剤を付与したものでは、シ
リコーン油剤のゲル化の進行と共に単糸同士が密着する
ためと思われるが、耐炎化が均一に行われず、続く炭化
工程で毛羽を発生する場合が多いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、耐炎化工程においてシリコーン油剤
のゲル化の進行と共に起こる単糸同士の密着状態をガイ
ドバーを使用し、その状態を解消することにより、焼成
工程における単糸間接着や毛羽の発生を抑制することが
でき、さらに工程通過性にも優れ、かつ、高強度の炭素
繊維を提供することができる炭素繊維の製造方法を提供
せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、つぎのような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の炭素繊維の製造方法は、前駆体
繊維束を酸化性雰囲気中で加熱して耐炎化処理した後、
引き続き炭化処理する炭素繊維の製造方法において、該
耐炎化処理を行う工程において、該前駆体繊維束を、複
数本の固定ガイドバーを通過させて開繊して耐炎化炉に
入れることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の炭素繊維の製造方法の前
駆体繊維の材料に使用するアクリル系重合体は、アクリ
ロニトリル90重量%以上からなる重合体である必要が
ある。従って、10重量%以内で他のコモノマーと共重
合されていてもよい。コモノマーとしてはアクリル酸、
メタアクリル酸、イタコン酸、およびそれらのメチルエ
ステル、エチルエステル、フ゜ロピルエステル、ブチルエ
ステル、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、あるいはア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸およびそれらのアルカリ金属塩、等をあげることが
できるが、特に限定されるものではない。
【0009】かかるアクリル系共重合体は公知の乳化重
合、塊状重合、溶液重合の重合法を用いて重合され、さ
らにこれらの重合体からアクリル系繊維を製造するに際
してはジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミド、硝酸、ロダンソーダー水溶液等
のポリマー溶液を紡糸原液として用いることができる。
【0010】その後、乾湿式紡糸法により、音調した紡
糸原液を、3000Hの口金から一旦空気中に押し出
し、ポリマーの溶媒と水から成る凝固浴中に紡出し、水
洗工程・浴延伸工程へと搬送する。その後、この繊維束
をアミノ変性シリコーンを必須成分としたシリコーン系
油剤浴中に含浸走行させ、温調した加熱ローラーで乾燥
緻密化後、必要に応じて加圧スチーム器で延伸すること
により、単繊維間で接着がなく緻密性の高い前駆体繊維
を得ることが好ましい。
【0011】しかし、このように乾湿式紡糸法で得られ
た前駆体繊維は、シリコーン系油剤のゲル化の進行とと
もに単糸同士が密着するため、耐炎化が均一におこなわ
れず、続く炭化工程で毛羽を発生するという課題があ
る。
【0012】本発明はこのような課題に対し、耐炎化工
程において、前駆体繊維束を単糸レベルで開繊すること
により、焼成工程における単糸間接着や毛羽の発生を抑
制しさらに工程通過性にも優れ、かつ、高強度の炭素繊
維を提供することができ、かかる課題を一挙に解決する
ことを究明したものである。
【0013】すなわち、本発明においては、耐炎化炉に
入る前駆体繊維束を開繊状態にしてから導入することに
より、焼成工程における単糸間接着や毛羽の発生を抑制
することができたものである。
【0014】このように、従来の炭素繊維製造方法にお
いて問題であった現象を解決できた理由として、乾湿式
紡糸法で得られる前駆体繊維は、表面が極めて平滑な繊
維であり、シリコーン系油剤を付与すると、シリコーン
油剤のゲル化とともに単糸同士が密着するため耐炎化が
均一におこなわれず、続く炭化工程でも毛羽を発生する
という問題があった。
【0015】だが、前駆体繊維をガイドバーに通すこと
で、密着している単糸同士の位置関係が変わり、単糸同
士が離れるため耐炎化が均一におこなわれ、続く炭化工
程でも毛羽の発生を抑制することができる。つまり、開
繊とは前駆体繊維に均一な耐炎化処理をおこなうため、
密着状態にある単糸同士にガイドバーを使用することに
より、強制的に単糸の位置関係を変え、密着している単
糸同士が離れた状態を指す。
【0016】よって本発明では、前駆体繊維束を複数本
の固定ガイドバーに通すことが必須である。すなわち、
ガイドバー1本だけでは、ガイドバーに十分接触する単
糸と、接触が不十分な単糸が発生し、単糸間で張力差が
生じる結果、開繊効果にバラツキが出てくる。このバラ
ツキは、その後の焼成において糸傷みや毛羽の原因にな
る。しかし、該固定ガイドバーを複数本設置すると、か
かる接触のバラツキは、見事に解決し得たものである。
かかる固定ガイドバーの本数は、好ましくは2〜10
本、さらに好ましくは3〜7本の範囲がよい。すなわ
ち、かかる本数は、該前駆体繊維束が開繊状態になれば
よいのであって、その意味から多い方が効果的ではある
が、多すぎて該前駆体繊維に傷や単糸切れを惹起させて
は意味がないので、該前駆体繊維束の膠着状態を考慮し
て設定するのがよい。
【0017】本発明は、該固定ガイドバーを複数本設置
することに加えて、該前駆体繊維束の張力差を、0.0
5〜0.10g/dの範囲に制御することによって、さ
らにこれらが相乗的に作用して、該前駆体繊維束をさら
に好ましく開繊することができる。かかる前駆体繊維束
の張力は、測定装置として、EIKO SOKKIC
O..LTD.JAPAN テンションメーター HS
−3000を使用して測定することができる。
【0018】すなわち、ガイドバー入りとガイドバー出
の糸条張力の差が0.05g/d未満の場合には、該前
駆体繊維束単糸レベルに均一な開繊を行うことができな
くなる。該張力差が、0.10g/dを越える場合で
は、開繊効果が強すぎて、該前駆体繊維束が接触してい
るガイドで、糸傷みや毛羽が発生し、その後の焼成工程
において、糸切れや巻き付き等のトラブルを誘発するた
め、得られる炭素繊維の欠陥となり、高強度の炭素繊維
を得ることができなくなる。
【0019】本発明において、かかるガイドバー入りと
ガイドバー出の糸条張力の差に加えて、該前駆体繊維束
のガイドバー出の糸条張力S2を、0.12〜0.22
g/dの範囲に制御すると、前記相乗効果をさらに倍加
させることができる。すなわち、かかる糸条張力S2が
0.12g/d未満の場合には、やはり十分な開繊効果
を該前駆体繊維束に与えることができないし、0.22
g/dを越えた場合でも、該前駆体繊維束の品位低下に
つながり、高強度の炭素繊維を得ることができない。
【0020】かかる開繊効果を向上させるために、該前
駆体繊維束のガイドバーへの糸条接触角を、トータルで
20゜〜250゜の範囲に制御すること、さらに該前駆
体繊維束を、該ガイドバーにジグザグに通過させること
などは、好ましい態様である。
【0021】かかる固定ガイドバーとしては、該ガイド
バーが、該糸条と接する断面の曲率半径が1〜5mmの
棒状物であり、かつ、糸条が接触する面の中心線平均粗
さで表される表面粗さRaが0.5以下で、ビッカース
硬度が1500以上である材質で構成されているのが好
ましい。
【0022】その表面粗さRaが0.5以上の場合、擦
過傷が発生しやすく得られる炭素繊維の欠陥となり、高
強度の炭素繊維を得ることが出来ない。このような意味
からガイドバーの表面粗さRaは0.5以下が好まし
く、0.1以下がより好ましいが本発明の効果を奏する
にはRaが約0.01あれば十分である。 また、かか
る表面粗さRaは、JIS B−0601、JIS B
−0651による3箇所の測定点の平均値である。かか
る表面粗さRaの測定装置としては、ミツトヨフォーム
トレーサー CS−400を使用することができる。
【0023】ガイドバー部材としては、ビッカース硬度
(JIS R−1610参照)で1500以上であるこ
とが必要であり、好ましくはセラミックス製のものが使
用される。1500以下では取り扱い中にガイド表面に
傷がつきやすく、糸条を傷めてしまうためである。
【0024】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに具体的に
説明する。
【0025】実施例中、炭素繊維の性能(強度)はJI
SRー7601に準じて測定したエポキシ樹脂含浸スト
ランドの物性であり、測定回数n=6の平均から求めた
値である。 実施例1〜5、比較例1〜3 アクリロニトリル(以下、AN)99.5モル%、イタ
コン酸0.5モルからなる極限粘度[ η] が1.80の
AN共重合体を20重量%含むジメチルスルホキシド
(DMSO)の紡糸原液を得た。ここで重合物の親水性
を向上させるため、PHが8.0になるまで紡糸原液に
アンモニアガスを吹き込んだ。
【0026】その後、乾湿式紡糸法により、45℃に温
調した紡糸原液を、3000Hの口金からDMSOと水
から成る凝固浴中に紡出して、3000本からなる凝固
糸を得た。
【0027】さらに凝固糸を熱水中で水洗処理後、全4
槽からなる複数の浴延伸工程に導き、第4槽の温度が9
0℃の熱水中で4倍延伸を行った。なお、ここでは単繊
維間の接着を紡糸するため、浴槽の入り側の搬送ローラ
ーを浴槽から外に出した状態で繊維束を搬送しながら延
伸した。
【0028】その後、この繊維束を、アミノ変性シリコ
ーン(アミノ基の含有量はNH2として1.0%のも
の)をノニルフェノールEO付加物を用いて乳化した油
剤濃度が2.0重量%のシリコーン系油剤浴中に含浸走
行させ、繊維束に油分として0.7%付与した。
【0029】さらに、150℃に温調した加熱ローラー
で乾燥緻密化後、連続して加圧スチーム機で4倍の延伸
倍率で延伸後、180℃に温調した加熱ローラーで再度
乾燥処理し、単糸デニール1.0d,トータルデニール
が3000dのアクリル系前駆体繊維を得た。
【0030】次に、焼成工程において前駆体繊維をガイ
ドバーにジグザグに通過させ、このときガイドバーの本
数、種類、材質、および前駆体繊維束の糸条張力、ガイ
ドバーへのトータル糸条接触角を変えて試験をおこな
い、表1に示した。なお、ガイドバーはビッカース硬度
が2000のセラミックス製のものを使用し、また、前
駆体繊維の開繊状態についてもガイドバー入、出側の糸
幅を表1に示した。
【0031】こうして前駆体繊維を250〜280℃の
空気雰囲気中で延伸倍率を0.97として延伸しなが
ら、安定化処理することにより、耐炎化繊維に転換し
た。次に、この耐炎化繊維を窒素雰囲気中、最高雰囲気
温度が800℃の前炭化炉で、400〜500℃の雰囲
気温度における昇温速度を100℃/分、延伸倍率を
1.02として前炭化処理し、次いで窒素雰囲気中、最
高雰囲気温度が1450℃の炭化炉で1000〜120
0℃の雰囲気温度における昇温速度を200℃/分、延
伸倍率を0.97として炭化処理して、炭素繊維を得
た。
【0032】この後、炭素繊維1g当たり10クーロン
の電荷を与えることにより、炭酸アンモニウムの水溶液
中で陽極酸化処理を施した。こうして得られた炭素繊維
については樹脂含浸ストランド強度・弾性率を測定し
て、まとめて表1、2に示した。 比較例1 ガイド本数が1本、トータル糸条接触角を45゜に設置
し、S2の張力を0.18g/dに設定して試験をおこ
なった。 結果、前駆体繊維への開繊効果が弱く、十分
に単糸の密着状態を解消できなかった為、CF物性・毛
羽とも満足な結果は得られていない。 比較例2 ガイド本数が1本、ガイドの表面粗さRaが0.6のも
のを使用して試験をおこなった。結果、前駆体繊維にガ
イドバーによる擦過傷が発生し繊維を痛めてしまい、耐
炎化工程において毛羽を誘発することとなり、CF物性
・毛羽とも著しく悪化した。 比較例3 ガイドの曲率半径が0.5mmのものを使用して試験を
おこなった。前駆体繊維がガイドバー出において、糸の
弛みや糸乱れが発生、CF強度・毛羽とも悪化する結果
となった。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表1、2から明らかなように、比較例1〜
3に比して、実施例1〜3のものは、毛羽の発生率も少
なく、強度、弾性率のいずれも優れていることがわか
る。
【0036】このことから、単糸同士の密着状態を適正
に解消させることにより工程通過性に優れた高強度炭素
繊維を製造することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、焼成工程における単糸
間接着や毛羽の発生を抑制し、工程通過性に優れた高強
度炭素繊維を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L037 AT02 CS03 FA06 FA08 PA55 PC05 PF29 PF45 PF58 PS02 PS12 PS17 PS20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前駆体繊維束を酸化性雰囲気中で加熱して
    耐炎化処理した後、引き続き炭化処理する炭素繊維の製
    造方法において、該耐炎化処理を行う工程において、該
    前駆体繊維束を、複数本の固定ガイドバーを通過させて
    開繊して耐炎化炉に入れることを特徴とする炭素繊維の
    製造方法。
  2. 【請求項2】該複数本の固定ガイドバーを通過させる際
    に、該前駆体繊維束のガイドバー入り糸条張力S1とガ
    イドバー出の糸条張力S2との差を、0.05〜0.1
    0g/dの範囲に制御しながら通過させることを特徴と
    する請求項1記載の炭素繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】該前駆体繊維束のガイドバー出の糸条張力
    S2を、0.12〜0.22g/dの範囲に制御するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の炭素繊維の製造
    方法。
  4. 【請求項4】該前駆体繊維束のガイドバーへの糸条接触
    角を、トータルで20゜〜250゜の範囲に制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭素繊
    維の製造方法
  5. 【請求項5】該前駆体繊維を、縦横自由に設置された該
    ガイドバーにジグザグに通過させることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の炭素繊維の製造方法
  6. 【請求項6】該ガイドバーが、該糸条と接する断面の曲
    率半径が1〜5mmの棒状物であり、かつ、糸条が接触
    する面の中心線平均粗さで表される表面粗さRaが0.
    5以下で、ビッカース硬度が1500以上である材質で
    構成されているものであることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の炭素繊維の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101880923A (zh) * 2010-06-28 2010-11-10 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种提高碳纤维抗拉强度的方法
WO2019146487A1 (ja) 2018-01-26 2019-08-01 東レ株式会社 耐炎化繊維束および炭素繊維束の製造方法
US11319648B2 (en) 2018-01-26 2022-05-03 Toray Industries, Inc. Stabilized fiber bundle and method of manufacturing carbon fiber bundle

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