JP2001130876A - クレーン作業を伴う建設現場における制限面検知・警報装置 - Google Patents

クレーン作業を伴う建設現場における制限面検知・警報装置

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JP2001130876A
JP2001130876A JP31191199A JP31191199A JP2001130876A JP 2001130876 A JP2001130876 A JP 2001130876A JP 31191199 A JP31191199 A JP 31191199A JP 31191199 A JP31191199 A JP 31191199A JP 2001130876 A JP2001130876 A JP 2001130876A
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crane
laser light
level sensor
light emitting
emitting device
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English (en)
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Yoshihisa Matsuishi
石 佳 久 松
Yukio Sawa
幸 男 澤
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クレーンオペレレータが、自機のクレーンブ
ームが制限面を突出しているかどうかを、リアルタイム
で確認でき、且つ、複数台のクレーンが同じエリアで作
業を行っても、個々に制限面を確認できる制限面検知・
警告装置を提供する。 【解決手段】 現場敷地内の最も制限面高さが低い位置
に設置したポール1の位置の制限面高さと同じレベル
に、回転式レーザー発光装置2を設置し、各々のクレー
ン4A、4Bのブーム先端には、回転式レーザー発光装
置2から発せられたレーザー光3を検知するレベルセン
サー5を設置し、回転式レーザー発光装置から発せられ
たレーザー光を、各クレーン先端のレベルセンサーが検
知すると、警報装置6が作動して、オペレータハウス4
a、4b内で警報を発生させ、オペレータは自分の運転
するクレーンの先端が制限面を突出したことを認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、空港近傍
の航空制限高さの問題がある場所等でのクレーン作業を
伴う建設現場における制限面検知・警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既存空港近辺での建設工事においては、
空港周辺の航空制限高さが問題になる場合が多い。とり
わけ建築物の高さに関しては、航空制限高さ付近まで設
計されていることが多く、施工時に行うクレーン作業な
どに対する考慮が必要である。
【0003】航空制限高さ等の制限面の検知・警告方法
として、従来、次の2つの方法が知られている。
【0004】その一つは、自動追尾式トータルステーシ
ョン(3次元測量機)を用いたもので、クレーンブーム
先端に全方向プリズムを取り付け、自動追尾式トータル
ステーションで、このプリズム位置を計測し、パソコン
上にデータを転送する。パソコン上では、予めX、Y座
標に対する制限高さZを設定しておき、トータルステー
ションの3次元の計測結果からZ座標が制限高さを越え
た場合に警報を発生させる(従来方法その1)。
【0005】他の一つは、CCDカメラを用いたもの
で、制限域に向けて、CCDカメラをセットし、制限範
囲をモニター上に設定する。クレーンブームがモニター
上でその制限範囲に進入すると、モニター上の制限域の
中の輝度の変化で制限区域に入ったことを認識し、警報
を発生させる(従来方法その2)。
【0006】従来方法その1の問題点 基本的に、1台のトータルステーションで1台のプリズ
ム(を設置したクレーンブーム)しか計測できないの
で、複数台のクレーンが錯綜して作業を行う場合は、ト
ータルステーションをクレーン台数準備しなければなら
ない。
【0007】本方法は、トータルステーション(に接続
されたパソコン)からクレーンオペレータまで、何らか
の通信手段を設けないと、オペレータ本人が自機のブー
ムが現在、制限高さを突出しているかどうかリアルタイ
ムでわからない。
【0008】従来方法その2の問題点 工業用カメラを使用して1元的に監視しているため、ク
レーンが複数台ある場合、警報が鳴ったとしても、どの
クレーンが制限高さを突出しているかが、システムとし
て自動的には判断ができない。当然、クレーンオペレー
タは、自機が突出しているかどうかが判断できない。
【0009】モニター上に設定した検知域で判断するた
め、クレーンブームでなくても(例えば、飛行機や鳥と
いったもの)検知域に進入すれば、警報が発生してしま
う可能性がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば航空
制限高さ、あるいはその他の制限面がある作業現場にお
いて、前記従来方法による問題点を解決すべくなされた
もので、クレーンオペレータが、自機のクレーンブーム
が制限面を突出しているかどうかを、リアルタイムで確
認でき、且つ、複数台のクレーンが同じエリアで作業を
行っても、個々に制限高さを確認できる制限面検知・警
告装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の各手段に
よって構成される。現場敷地内の最も制限面高さが低い
位置(例えば飛行場に最も近い箇所)にポールを設置
し、そのポールの位置の制限面と同じレベルに、レーザ
ーの回転面を任意に設定できる回転式レーザー発光装置
を設置する。
【0012】回転式レーザー発光装置のレーザー光回転
面を制限面の傾斜に合わせて設定する。
【0013】各々のクレーンのブーム先端には、回転式
レーザー発光装置から発せられたレーザー光を検知する
レベルセンサーを設置する。
【0014】レベルセンサーは、回転式レーザー発光装
置から発せられたレーザー光の到来方向に対して受光面
を常にほぼ垂直となるように傾きを制御する手段を介し
てブーム先端に支持する。そして、レベルセンサーは、
各々のクレーンのオペレータハウス内に設置した警報装
置と接続されている。
【0015】回転式レーザー発光装置から発せられたレ
ーザー光を、各クレーン先端のレベルセンサーが検知す
ると、警報装置が作動して、オペレータハウス内で警報
を発生させる。
【0016】警報装置が作動すると、オペレータは自分
の運転するクレーンの先端が制限面を越えたことを認識
する。
【0017】回転式レーザー発光装置を使用しているた
め、現場のどの位置にクレーンが移動してもその位置で
の正確な制限面突出の検知が可能である。
【0018】また、クレーン運転員は、リアルタイムで
自分の運転するクレーンが、制限面を越えていないかど
うかを、確認しながら作業を行うことができる。
【0019】なお、前記警報装置は、エンジンストップ
手段と連動し、警報作動時にエンジンを停止させるよう
に構成するのが好ましい。また、警報装置の作動を事務
所でもモニターするように構成するのが好ましく、警報
も制限面の突出程度に応じて例えば音量等の表示を変え
るのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は飛行場周辺での実施例であり、
現場施工区域とその航空制限高さの関係を示している。
図に示すように、現場敷地内の最も飛行場(矢印方向)
に近い位置では、その航空制限高さは例えばある現場で
は約20mであり、それから1/7の勾配で施工敷地側
に徐々に高くなっている。また、この勾配はGL+45
mで水平になり、以後45mのレベルを保つものとな
る。
【0021】本発明は、次の各手段によって構成され
る。現場敷地内の最も飛行場に近い箇所(現場内で最も
航空制限高さが低い位置)にポール1を設置し、そのポ
ール1の位置の航空制限高さと同じレベルに、レーザー
の回転面を任意に設定できる回転式レーザー発光装置2
を設置する。
【0022】回転式レーザー発光装置2のレーザー光回
転面を航空制限3の傾斜に合わせて設定する。
【0023】各々のクレーン4A、4Bのブーム先端に
は、回転式レーザー発光装置2から発せられたレーザー
光3を検知するレベルセンサー5を設置する。
【0024】レベルセンサー5は、各々のクレーン4
A、4Bのオペレータハウス4a、4b内に設置した警
報装置6と接続されている。なお、この警報装置6の作
動を事務所においてもモニターできるようにするのが好
ましい。
【0025】回転式レーザー発光装置2から発せられた
レーザー光3を、各クレーン4A、4B先端のレベルセ
ンサー5が検知すると、警報装置6が作動して、オペレ
ータハウス4a、4b内で警報を発生させる。警報装置
としては、音によるもの、光によるもの、その他、何れ
であってもよい。そして、制限面からの突出の程度によ
り表示(例えば、音量)を変えるようにすると良い。
【0026】警報装置6が作動すると、オペレータは自
分の運転するクレーン4A、4Bの先端が制限面を越境
したことを認識する。
【0027】ここで、ブーム先端に設置するレベルセン
サー5は、360度の検知が可能なものとし、ブームの
方向に作用されず、死角がないものとする。
【0028】また、ブーム先端に設置するレベルセンサ
ー5は、回転レーザー光の回転数を認識し、フィルター
機能を保有しているものとして外乱による誤作動が無い
ようにする。そして、図2に示すように、レベルセンサ
ー5は、レーザー光の到来方向に対して受光面を常にほ
ぼ垂直となるように傾きを制御する手段を介してブーム
先端に設置する。なお、図3には、水平方向のレーザー
光に対応し、例えば、カウンタウエイトを付設してレベ
ルセンサー5が常に直立し、その受光面に直角に入光す
るように構成した実施例を、また、図4には、同様に、
鉛直方向のレーザー光に対応した実施例を示している。
【0029】図1に示す例では、クレーンはクローラク
レーンであって、2台使用して建築工事を行っている
が、クレーンは、クローラクレーンに限らず他の形式の
クレーンであってもよく、また、1台であっても、2台
以上であってもよく、上記の態様で実施される。
【0030】
【発明の効果】本発明は、次の優れた効果を奏するもの
である。回転式レーザー発光装置を使用しているため、
現場のどの位置にクレーンが移動してもその位置での正
確な制限面の検知が可能である。
【0031】クレーン運転員は、リアルタイムで自分の
運転するクレーンが、制限面を越えていないかどうか
を、確認しながら作業を行うことができる。
【0032】ブーム先端に設置するセンサーは、360
度の検知が可能であるため、ブームの方向に左右され
ず、システムに死角がない。
【0033】ブーム先端に設置するセンサーは、回転式
レーザー光の回転数を認識し、また、フィルター機能を
保有しているので、外乱による誤動作が皆無である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した制限面検知・警報装置を示す
図。
【図2】レベルセンサーの傾き制御手段を説明する図。
【図3】図2の水平方向のレーザー光の場合を説明する
図。
【図4】図2の垂直方向のレーザー光の場合を説明する
図。
【符号の説明】
1・・・ポール 2・・・回転式レーザー発光装置 3・・・レーザー光 4A,4B・・・クレーン 4a,4b・・・オペレータハウス 5・・・レベルセンサー 6・・・警報装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場敷地内にポールを設置し、そのポー
    ルの位置の制限高さと同じレベルにレーザーの回転面を
    任意に設定できる回転式レーザー発光装置を設置し、そ
    の回転式レーザー発光装置のレーザー光回転面を制限面
    の傾斜に合わせて設定し、各々のクレーンのブーム先端
    には回転式レーザー発光装置から発せられたレーザー光
    を検知するレベルセンサーを設置し、レベルセンサーは
    各々のクレーンオペレータハウス内に設置した警報装置
    と接続し、回転式レーザー発光装置から発せられたレー
    ザー光を各クレーン先端のレベルセンサーが検知すると
    警報装置が作動してオペレータハウス内で警報を発生さ
    せるよう構成したことを特徴とするクレーン作業を伴う
    建設現場における制限面検知・警報装置。
  2. 【請求項2】 クレーン先端に設置するレベルセンサー
    は、360度の検知が可能なものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のクレーン作業を伴う建設現場におけ
    る制限面検知・警報装置。
  3. 【請求項3】 クレーン先端に設置するレベルセンサー
    は、回転式レーザー光の回転数を認識し、且つ、フィル
    ター機能を保有するものであることを特徴とする請求項
    1及び2のいずれかに記載のクレーン作業を伴う建設現
    場における制限面検知・警報装置。
  4. 【請求項4】 クレーン先端に設置するレベルセンサー
    は、回転式レーザー発光装置から発せられたレーザー光
    の到来方向に対して受光面を常にほぼ垂直となるように
    傾きを制御する手段を有することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のクレーン作業を伴う建設現
    場における制限面検知・警報装置。
JP31191199A 1999-11-02 1999-11-02 クレーン作業を伴う建設現場における制限面検知・警報装置 Pending JP2001130876A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276947A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The レーザ受光装置及びこれを用いた警報装置
JP2008179445A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Shinoda Juki Kk クレーン用カメラ取付装置
CN110411357A (zh) * 2019-08-08 2019-11-05 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 一种圆柱形杆塔限界距离点激光测量方法

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