JP2001126842A - 端子付電線挿入具 - Google Patents

端子付電線挿入具

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JP2001126842A
JP2001126842A JP30382799A JP30382799A JP2001126842A JP 2001126842 A JP2001126842 A JP 2001126842A JP 30382799 A JP30382799 A JP 30382799A JP 30382799 A JP30382799 A JP 30382799A JP 2001126842 A JP2001126842 A JP 2001126842A
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connector
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Yoshihiro Araki
美弘 荒木
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水栓をハウジング2から取り外すことなく
端子金具4の挿通作業を行うに当たり、高い位置精度を
維持しつつ作業効率を向上させること。 【解決手段】 端子金具4が端部に接続された端子付電
線WTをクランプ可能な電線クランプ22を設ける。こ
の電線クランプ22と対向して配置されたコネクタホル
ダ30を設けて、防水コネクタ1を保持するようにし
た。そして、両者を近接させて端子金具4を防水コネク
タ1に挿通するに当たり、正規の位置に挿通された端子
金具4を検出する挿入位置検出手段50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子付電線挿入具に
関し、より詳細には、防水コネクタの防水栓に端子金具
が圧着された端子付電線を挿通するための端子付電線挿
入具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーハーネスやワイヤーハー
ネスを構成するサブアセンブリの付属部品として、防水
コネクタが知られている。この防水コネクタは、被覆電
線の端子金具を収容するハウジングと、このハウジング
と被覆電線との間に介在して両者間をシールすることに
より、防水機能を奏する防水栓とを備えている。
【0003】この防水コネクタのうち、ある種類のもの
においては、ハウジングの端面に防水栓が着脱可能に嵌
入されているものがある。そして、この種の防水コネク
タにおいては、端子金具を被覆電線の端末に接続した
後、端子金具を防水栓に挿通する方法が採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した防水コネクタ
と被覆電線との接続作業においては、防水コネクタのハ
ウジング内に正規の挿入位置で端子付電線の端末部分を
挿入することが要請されている。しかし、ハウジングの
一端側に防水栓が取り付けられている防水コネクタにお
いては、端子金具の挿入位置がばらつきやすい。そこ
で、防水栓の装着位置精度を高めるために、防水栓をハ
ウジングから取り外して被覆電線に挿通し、防水栓の取
り付け位置を確認する必要があった。ところが、上記防
水コネクタには、比較的面積の狭い端面に防水栓が密集
した状態で配列されているため、防水栓を逐一取り外し
て被覆電線を挿通した場合には、挿通後の防水栓挿入作
業も困難になっていた。
【0005】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、防水コネクタに端子付電線を接続する際に高い
位置精度を維持しつつ作業効率を向上させることのでき
る端子付電線挿入具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、防水コネクタのハウジングの長手方向一端
側に装着されている防水栓に対し、端子付電線の端末部
分を挿通するための端子付電線挿入具であって、端子金
具が端部に接続された端子付電線をクランプ可能な電線
クランプと、電線クランプと対向して配置され、クラン
プされている端子付電線の端子金具を挿通可能な姿勢で
防水コネクタを保持するコネクタホルダと、電線クラン
プにクランプされている端子付電線の端子金具をコネク
タホルダに保持されている防水コネクタのハウジング内
に挿通可能に近接させる近接姿勢と電線クランプ及びコ
ネクタホルダが相対的に離反する離反姿勢との間で上記
電線クランプとコネクタホルダとを相対的に変位可能な
変位手段と、上記コネクタホルダに対して一体的に設け
られ、上記端子金具が正規の位置に挿入された際にその
端子金具を検出する挿入位置検出手段とを備えているこ
とを特徴とする端子付電線挿入具である。
【0007】この態様では、端子付電線と防水コネクタ
とをそれぞれ電線クランプとコネクタホルダとによって
保持し、両者を変位手段によって相対的に近接させるこ
とにより、ハウジングに装着されている防水栓に端子付
電線の端子金具を挿通することが可能になる。換言すれ
ば、防水栓を取り外す必要がなくなるので、作業工程を
低減でき、しかも、高い位置精度を維持することができ
る。
【0008】また、上記変位手段は、複数の端子金具を
同時に挿入可能に構成されていることが好ましい。その
場合には、端子金具が被覆電線の両端部に圧着されてい
てもよい。
【0009】好ましい態様において、上記挿入位置検出
手段は、端子金具に被せられて、防水栓を拡開しながら
端子金具を防水栓内に導くキャップと、このキャップに
よって接続される検出回路と、検出回路に設けられた報
知手段とを含んでいる。
【0010】このようにすると、端子金具の挿入が容易
になるとともに、端子金具の挿入位置がハウジングの内
奥部に設定されている場合においても、容易に端子金具
の検出を行うことができる。
【0011】さらに好ましい態様において、上記キャッ
プは、端子同志を接続する接続部と被覆電線に圧着され
る圧着部との間に球状に膨出する根部が形成されている
端子金具を防水コネクタのハウジングに装着されている
防水栓に挿通するために設けられ、上記接続部を挿抜可
能に覆う筒部と、筒部と連続して上記防水栓の挿通孔に
先端が導入可能に細くなる導入部とを有し、且つ上記接
続部への装着時において上記筒部の周面が当該根部と連
続するように各部の寸法が設定されている。
【0012】この態様では、端子金具の接続部にキャッ
プの筒部を被せて両者を一体化することにより、キャッ
プの外周面は、端子金具の根部の外周面に対して概ね段
差がない状態で連続する。この状態で端子挿通用キャッ
プの導入部を防水栓の挿通孔に導入し、防水栓と端子金
具とを相対的に変位させて端子金具を防水栓に挿通する
と、端子挿通用キャップが防水栓の内周面を拡開しなが
ら滑らかに挿通し、端子金具の根部を容易に防水栓に挿
通することが可能になる。
【0013】また、上記筒部の内周端縁は、当該根部の
傾斜に沿うように面取りされている。
【0014】このようにすると、筒部がより端子金具の
根部に対してなじんだ状態で外周面を根部の外面と連続
させることが可能になる。
【0015】また、別の好ましい態様において、上記導
入部及び筒部は、導電性材料で一体形成されている。
【0016】このようにすると、端子挿通用キャップ自
身が端子金具と電気的に接続されることになり、端子挿
通用キャップの導入部を介して端子金具の挿入位置を電
気的に検出することができるようになる。導電性材料と
しては、銅や真鍮が好ましい。その場合には、加工も容
易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明に係る端子挿通用キャップ10の使用例を示す斜
視図である。また、図2は図1の要部を拡大して示す斜
視図であり、図3は図2の要部を拡大して示す一部破断
側面図である。
【0018】まず、図1を参照して、図示の実施の形態
に係る防水コネクタ1は、樹脂製のハウジング2とハウ
ジング2に対して着脱可能な防水栓3とを有している。
【0019】ハウジング2は、略円筒形状のフード部2
aと、このフード部2aに連続して、弦月形断面に形成
された連接部2bと、連接部2bの端面に形成されたフ
ランジ部2cとを一体に有する樹脂成型品である。フー
ド部2aは、円形の中空体であり、その端部が開いて開
口部2dを形成している。上記連接部2b及びフランジ
部2cには、フード部2aの開口部2dに連通する複数
のキャビティ2eを有している。キャビティ2eは、例
えば三条形成されており、それぞれフランジ部2c側に
防水栓3を嵌入させる嵌入部2fを形成している。なお
図示のハウジング2は、連接部2bの平面部分に凹部2
gを有している。
【0020】防水栓3は、ゴム製の円筒体であり、その
先端側が多段に細くなっている。そして、その挿通孔3
aに端子金具4の接続された端子付電線WTを挿通する
ことにより、ハウジング2と端子付電線Wの間をシール
し、液密性を維持するものである。
【0021】次に図2及び図3を参照して、本実施形態
に係る端子金具4は、端子付電線WTを構成する被覆電
線Wの両端に接続された雄端子であり、相手側の端子金
具(図示せず)と接続される略棒状の接続部4aと、上
記被覆電線Wの端末部に圧着される圧着部4bとを一体
に有している。圧着部4bは、被覆電線Wの芯線にかし
められる芯線バレル4cと、被覆部にかしめられるイン
シュレーションバレル4dとを一体に有するものであ
る。
【0022】この圧着部4bと上記接続部4aとの間に
は、周方向に等配されたランス4eが形成されており、
上記ハウジング2のキャビティ2eの適所に形成された
凹部に対し、いわゆるランス係止することができるよう
になっている。さらに、本実施形態に係る端子金具4に
おいては、上記接続部4aの基部に、球状に膨らむ根部
4fが一体的に形成されている。
【0023】図示のキャップ10は、上述した端子金具
4を防水栓3に対し容易に挿通するためのものであり、
上記端子金具4の接続部4aに被さる筒部10aと、筒
部10aの先端部分にテーパ状に連続して先端が細くな
る導入部10bとを一体に有する真鍮製品である。
【0024】上記筒部10aは、端子金具4の接続部4
aを挿抜するのに必要十分な径の導入穴10cを有する
中空部位であり、その開口縁外周部分は、概ね端子金具
4の根部4fと段差がなくなる同一高さになるように外
径Dが設定されているとともに、開口縁内周部分には、
根部4fと接合できるように面取り10eが形成されて
いる。
【0025】導入部10bとしては、先端部分が丸く面
取りされた状態で先細りのテーパ形状に形成されている
ものが好ましい。この形状では、容易に先端部分を防水
栓3の内周部に導入し、防水栓3を押し広げて端子金具
4を挿通することが可能になる。なお、導入部10bの
形状としては、本発明の別の実施形態を示す斜視図であ
る図4に示すように、先端部分を斜めに面取りして尖ら
せた形状を採用してもよい。
【0026】以上の構成によれば、端子金具4の接続部
4aに端子挿通用キャップ10の筒部10aを被せ、端
子挿通用キャップ10の導入部10bを防水栓3に差し
込んで押し込むことにより、防水栓3を滑らかに拡開し
ながら端子金具4を防水栓3に挿通し、この端子金具4
が圧着されている被覆電線Wに防水栓3を装着すること
が可能になる。
【0027】ところで、図示の実施形態のように、被覆
電線Wの両端に上記端子金具4が圧着され、両端子金具
4、4をいずれも挿入する際には、図5以下に示す挿入
具20を採用することが好適である。
【0028】図5は本発明に係る挿入具20の概略構成
を示す斜視図である。また、図6は、図5の挿入具20
の近接姿勢を示す斜視図であり、図7は図5の挿入具2
0に係る検出回路図である。また、図8は、図1のキャ
ップ10を併用して端子金具4を防水コネクタ1の防水
栓3に挿入する際の挿入手順を示す平面略図である。
【0029】これらの図を参照して、この挿入具20
は、板状のベース21と、ベース21の一端部上面に固
定された電線クランプ22と、上記ベース21の上で電
線クランプ22に対して接近または離反可能に変位する
コネクタホルダ30と、コネクタホルダ30を駆動す
る、変位手段としての変位ユニット40とを備えてい
る。
【0030】上記ベース21は、平面視略長方形に形成
されている比較的厚肉の板金部材である。なお以下の説
明では、ベース21の長手方向一端側(電線クランプ2
2が取付けられている側)を仮に前方とする。
【0031】上記電線クランプ22は、ベース21の前
端部において、幅方向一端側に立設された固定クランプ
22aと、固定クランプ22aに対して上下に相対的に
変位する可動クランプ22bとを含んでいる。両クラン
プ22a、22bは、互いに協働して被覆電線Wを挟持
することにより、被覆電線Wをベース21の前端側にク
ランプするためのである。固定クランプ22aの上端部
(挟持部分)には、ゴム部材22cが固定されている。
【0032】固定クランプ22aと可動クランプ22b
とは、周知のばねヒンジ22dで連結されており、その
弾性付勢力で可動クランプ22bの下面を固定クランプ
22aの上面に付勢している。
【0033】上記コネクタホルダ30は、例えば樹脂成
型品であり、外形が略直方体に形成されているととも
に、その上部には、防水コネクタ1のハウジング2の外
形に沿う収容凹部31が区画されている。図5及び図6
では省略されているが、コネクタホルダ30の前端面と
後端面には、それぞれ収容凹部31と連通する半円形の
切欠部32、33が形成されており(図8参照)、これ
ら切欠部32、33によって、防水コネクタ1の位置決
めが精緻になされる。さらに、収容凹部31の底部に
は、防水コネクタ1の凹部2gに対応する一対のピン3
4が突設されており、このピン34によって防水コネク
タ1の回り止めが施されている。
【0034】図示の実施形態において、コネクタホルダ
30は、ベース21に形成された図示しないガイド溝に
よって、当該ベース21の長手方向に往復移動可能に構
成されている。さらに、このコネクタホルダ30の側部
には、位置検知手段としての位置検知ユニット50が付
設されている。
【0035】この位置検知ユニット50は、コネクタホ
ルダ30の側部に固定されたアーム51と、アーム51
の一端部に固定された取付部材52と、この取付部材5
2によって担持されている一対のプローブピン53とを
有している。上記プローブピン53は、内部に図7に示
す検出回路70のA接点P1、P2を構成する接触子5
3aを先端に突設させており、この接触子53aをばね
53bで前方に付勢して上記A接点P1、P2を遮断す
るとともに、所定の荷重で上記ばね53bの付勢力に抗
して後方に退避することにより、上記A接点P1、P2
を接続するように構成されている。接触子53aの突出
位置は、後述する端子挿入動作において、コネクタホル
ダ30に保持された防水コネクタ1に対し、端子金具4
が正規の位置まで挿入された際に、当該端子金具4に被
せられたキャップ10と当接して上記A接点P1、P2
を閉じる位置に設定されている。
【0036】さらに、アーム51の上には報知手段の一
例であるブザー54と、このブザー54に給電する乾電
池55とが配置されている。上記ブザー54及び乾電池
55は、いずれも検出回路70に挿入されており、上記
A接点P1、P2がいずれも閉じることによってブザー
54が鳴るように構成されている。したがって、挿入動
作が終了すると、ブザー54の作動により、作業者は正
規の位置まで端子金具4が防水コネクタ1に挿入された
ことを知ることができるようになっている。
【0037】上記変位ユニット40は、コネクタホルダ
30の後端面に突設されたロッド41を備えている。ロ
ッド41の後端部は、一対のアーム部材46の前端部に
対し、軸46a回りに回動可能に連結されている。各ア
ーム部材46の後端部は、操作ハンドル47に固定され
た連結部材47aの途中部に対し、同一の支軸48回り
に回動可能に連結されている。操作ハンドル47は、略
レバー状の金属部材であり、その一端部には、作業者が
把持するための把持部47bが形成されているととも
に、他端部は、上記連結部材47aを介してベース21
の後端部に固定された一対のブラケット49に対し、幅
方向の支軸49a回りに回動可能に軸支されている。従
って、作業者が操作ハンドル47の把持部47bを把持
して支軸49a回りに回動させることにより、連結部材
47a、アーム部材46、およびロッド41を介して、
コネクタホルダ30を電線クランプ22に対して接近/
離反可能に変位できるようになっている。図示の例で
は、図5及び図6の反時計回り方向に操作ハンドル47
を回動させた場合にコネクタホルダ30を電線クランプ
22から離反させ(図5参照)、時計回り方向に回動さ
せた場合に接近させるように構成されている(図6参
照)。
【0038】次に、上述した端子付電線挿入具10を利
用した防水コネクタ1と端子付電線WTとの接続作業に
ついて詳述する。
【0039】先ず、図5ないし図8を参照して、挿入具
20においては、予め操作ハンドル47を離反方向に倒
して、電線クランプ22とコネクタホルダ30とを離反
させておき、電線クランプ22は、解放しておく。
【0040】この状態で、図8(A)に示すように、端
子付電線WTをU字形に屈曲し、各端子金具4にキャッ
プ10を被せる。
【0041】次に図8(B)を参照して、電線クランプ
22に端子付電線WTの被覆電線WをU字形のまま挟み
込んでクランプするとともに、コネクタホルダ30に防
水コネクタ1を、その凹部2gがピン34に嵌るように
装着する。
【0042】後は、一方の手で電線クランプ22の可動
クランプ22bを押え付けながら他方の手で操作ハンド
ル47を把持して小刻みに近接方向と離反方向とに交互
に回動させ、少しずつコネクタホルダ30を電線クラン
プ22に近づけることによって、キャップ10を介し、
端子付電線Wの端末部分(つまり端子金具4)を防水コ
ネクタ1の防水栓3に挿通する。これにより図8(C)
に示すように、キャップ10は、防水栓3を拡開しなが
ら防水コネクタ1の内部に導入され、図8(D)に示す
ように、ついには防水コネクタ1の開口部2dから外部
に突出するに至る。
【0043】これにより、キャップ10が位置検知ユニ
ット50のプローブピン53を押し込むので、検知回路
が閉じてブザー54が作動し、正規の挿入寸法だけ各端
子金具4が挿入されたことを報知する。これにより、挿
入作業が終了するので、電線クランプ22を開いて被覆
電線Wを解放し、防水コネクタ1をコネクタホルダ30
から取り外すことによって作業を終了する。
【0044】このように上述した実施の形態では、複数
の端子金具を同時に挿入することができ、しかも、正規
の挿入位置まで挿入されることによって検知手段として
の位置検知ユニット50がこれを報知するので、熟練を
要することなく挿入動作を行うことができる。
【0045】また、キャップ10を併用して端子金具4
の挿入位置を検出しているので、端子金具4の挿入位置
がハウジング2の内奥部(図示の例ではフード部4aの
内部)に設定されている場合においても、容易且つ確実
に各端子金具4の挿入状態を検出することが可能にな
る。
【0046】したがって本実施形態によれば、防水コネ
クタ1と端子付電線WTとを接続するときの作業効率が
向上するという顕著な効果を奏する。
【0047】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0048】例えば、上述した実施の形態では、プロー
ブピンの内部にA接点P1、P2を形成しているが、挿
入される端子付電線WTの両端が同時に挿入される形式
のものについては、この実施の形態に限らず、キャップ
10を介して一端側の端子金具4と他端側の端子金具4
とを電気的に導通させることにより、挿入位置の電気的
な検出を行うようにしてもよい。そのような実施形態
は、キャップ10を上述した金属材料等で構成すること
により、容易に実現することが可能である。
【0049】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
防水栓をハウジングから取り外すことなく端子金具の挿
通作業を行うに当たり、確実に正規の挿入位置に端子金
具が挿入されたことを確認することができる。
【0051】したがって本発明によれば、防水コネクタ
に端子付電線を接続する際に高い位置精度を維持しつつ
作業効率を向上させることができるという顕著な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップの使用例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の要部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2の要部を拡大して示す一部破断側面図であ
る。
【図4】本発明の別の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る端子付電線挿入具の概略構成を示
す斜視図である。
【図6】図5の端子付電線挿入具の近接姿勢を示す斜視
図である。
【図7】図5の端子付電線挿入具に係る検出回路図であ
る。
【図8】図1のキャップを併用して端子金具を防水コネ
クタの防水栓に挿入する際の挿入手順を示す平面略図で
ある。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 2 ハウジング 3 防水栓 4 端子金具 10 端子挿通用キャップ 20 挿入具 22 電線クランプ 30 コネクタホルダ 40 変位ユニット(変位手段) 50 位置検知ユニット(位置検知手段) 54 ブザー(報知手段) 70 検出回路 W 被覆電線 WT 端子付電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水コネクタのハウジングの長手方向一
    端側に装着されている防水栓に対し、端子付電線の端末
    部分を挿通するための端子付電線挿入具であって、 端子金具が端部に接続された端子付電線をクランプ可能
    な電線クランプと、 電線クランプと対向して配置され、クランプされている
    端子付電線の端子金具を挿通可能な姿勢で防水コネクタ
    を保持するコネクタホルダと、 電線クランプにクランプされている端子付電線の端子金
    具をコネクタホルダに保持されている防水コネクタのハ
    ウジング内に挿通可能に近接させる近接姿勢と電線クラ
    ンプ及びコネクタホルダが相対的に離反する離反姿勢と
    の間で上記電線クランプとコネクタホルダとを相対的に
    変位可能な変位手段と、 上記コネクタホルダに対して一体的に設けられ、上記端
    子金具が正規の位置に挿入された際にその端子金具を検
    出する挿入位置検出手段とを備えていることを特徴とす
    る端子付電線挿入具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子付電線挿入具におい
    て、上記挿入位置検出手段は、端子金具に被せられて、
    防水栓を拡開しながら端子金具を防水栓内に導くキャッ
    プと、このキャップによって接続される検出回路と、検
    出回路に設けられた報知手段とを含んでいることを特徴
    とする端子付電線挿入具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135168A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Mitsubishi Cable Ind Ltd ハーネス接続部材用組立用具
WO2022239555A1 (ja) * 2021-05-13 2022-11-17 トヨタ自動車株式会社 コネクタを用いた接続装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010135168A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Mitsubishi Cable Ind Ltd ハーネス接続部材用組立用具
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