JP2001124589A - 磁気式エンコーダを搭載した測量機 - Google Patents

磁気式エンコーダを搭載した測量機

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JP2001124589A
JP2001124589A JP30111699A JP30111699A JP2001124589A JP 2001124589 A JP2001124589 A JP 2001124589A JP 30111699 A JP30111699 A JP 30111699A JP 30111699 A JP30111699 A JP 30111699A JP 2001124589 A JP2001124589 A JP 2001124589A
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magnetic
surveying instrument
magnet
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sensor
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Masami Shirai
雅実 白井
Katsuhiko Kenjo
克彦 見城
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Pentax Precision Co Ltd
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Asahi Seimitsu KK
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気式エンコーダを搭載し、かつバルクハウゼ
ンノイズを低減させて精度の維持が可能な測量機を提供
する。 【構成】回転磁気ドラム53の外周面に等分割されたピ
ッチで磁化された多極磁気層53aと、該多極磁気層5
3aに対向配置された、複数の磁気抵抗素子を備えた磁
気センサ54とを備えた磁気式エンコーダが搭載された
トータルステーションにおいて、主要磁力線110が、
磁気センサ54のセンサ面54bに対して略平行、かつ
多極磁気層53aの磁力線3に対して垂直な方向に走る
ように、磁気センサ54が装着されたアングル56の背
面にシート磁石111を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、トータルステーション、
セオドライトなどの測量機に適したエンコーダおよび磁
気式エンコーダを搭載した測量機に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来のトータルステーシ
ョン、セオドライトなどの測量機の中には、測角手段と
して、インクリメンタル方式のエンコーダを搭載したも
のがある。従来は、エンコーダとして、安定性、精度な
どの点から光学式エンコーダが多用されていた。
【0003】光学式エンコーダと同様の角度測定手段と
して、磁気式エンコーダがある。磁気式エンコーダは、
通常、回転磁気ドラムと磁気センサを備え、回転磁気ド
ラムの外周面には、分割数N(Nは正の整数)にて等ピ
ッチで着磁された多極着磁層が形成され、この多極着磁
層に対向させて磁気センサが配置されている。磁気セン
サは、例えば多極着磁層のピッチよりも小さいピッチで
配置された4個の磁気抵抗素子を備え、磁気ドラムの回
転に従って変化する磁気抵抗素子の抵抗値を検知して、
磁気ドラムの回転角を多極着磁層のピッチ精度で検知
し、さらにこのピッチ間の角度を内挿演算によって検知
する構成である。測量機はその機能上かなりの高精度を
必要とするので、磁気ドラムの多極着磁層の分割数を増
やして着磁ピッチを可能な限り細かくし、磁気抵抗素子
数を増やすことが望まれる。
【0004】磁気抵抗素子を使用した磁気式エンコーダ
では、バルクハウゼンノイズが発生する。バルクハウゼ
ンノイズとは、強磁性体に磁界をかけたときの磁化曲線
において、急激な磁界変化を呈する磁化範囲では、不連
続な多極着磁層の移動(磁気ドラムの回転)にともな
い、磁化曲線に生じる微少振幅のノイズのことである。
バルクハウゼンノイズは、前記のように着磁ピッチを細
かく、磁気抵抗素子数を増やして高精度化を図れば図る
ほど生じやすく、影響が大きくなってしまう、という問
題がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような測量機における従
来技術の問題に鑑みてなされたもので、磁気式エンコー
ダを搭載し、かつバルクハウゼンノイズなどの誤差要因
を低減させて精度の維持が可能な測量機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、回転磁気
ドラムの外周面に等分割されたピッチで磁化された多極
磁気層と、該多極磁気層に対向配置された、複数の磁気
抵抗素子を備えた磁気センサとを備えた磁気式エンコー
ダが搭載された測量機において、前記磁気センサの近傍
に、誤差を減少させる磁石を配置したこと、に特徴を有
する。また、本発明は、磁気式エンコーダの誤差要因に
はバルクハウゼンノイズが含まれることに鑑み、バルク
ハウゼンノイズは、ある方向に磁力を付与すると軽減す
る、という観点から、磁石を配置した。そして磁石は、
主要磁力線が、前記磁気センサのセンサ面に対して略平
行、かつ前記多極磁気層の磁力線に対して垂直な方向に
走るように配置した。この構成によれば、バルクハウゼ
ンノイズを効果的に減少させることができる。実施形態
の一つでは、前記磁気センサの背面に、シート磁石を配
置する。また、別の実施の形態では、前記磁気センサの
センサ面に、前記磁気抵抗素子を挟んで一対のシート磁
石を形成する。さらに別の実施の形態では、前記回転磁
気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが固定された測量
機のシャーシまたはこのシャーシに対して装着されるカ
バーの一方または双方に磁石を装着する。磁石は永久磁
石または電磁石で構成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明のエンコーダを適用したトータル
ステーションを、エンコーダの要部が見えるように一部
を切断して示した背面図、図2は同トータルステーショ
ンを、エンコーダの要部が見えるように一部を切断して
示した側面図である。
【0008】このトータルステーション11は、周知の
通り、三脚等に装着するための底板13、この13に3
本の整準ねじ15で支持された整準台17、この整準台
17に、鉛直軸19を介して回転自在に軸支され、一対
の支柱を有するU字形状の架台(シャーシ)21、この
架台21の2本の支柱間に水平軸23を介して回動自在
に軸支された視準望遠鏡25を備えている。なお、水平
軸23は、視準望遠鏡25の左右に固定され、2本の支
柱に対して回動自在に支持されているが、図1には左側
の水平軸23を示した。
【0009】鉛直軸19は、整準台17に固定された鉛
直軸受け27に回動自在に支持されている。そして架台
21の支柱を連結する基部が、鉛直軸19の上端部に固
定されている。水平軸23は、架台21の一対の支柱部
に固定された水平軸受け29に回動自在に軸支されてい
る。このように視準望遠鏡25は、水平軸23、水平軸
受け29を介して、架台21に、互いに直交するする鉛
直軸19および水平軸23を軸として回動自在に支持さ
れている。
【0010】さらに、鉛直軸19には、整準台17に対
する鉛直軸19(架台21、視準望遠鏡25)の回転角
(水平角)を測定する水平分度として磁気式エンコーダ
41が装着され、水平軸23には、架台21に対する水
平軸23(視準望遠鏡25)の回転角(高度角)を測定
する垂直分度として磁気式エンコーダ51が装着されて
いる。これらの磁気式エンコーダ41、51はそれぞ
れ、軸19、23に固定された磁気ドラム43、53
と、磁気ドラム43、53の外周面に形成された多極着
磁層に所定間隔で近接対向し、かつ軸19、23に対し
て約180゜対向位置に配置された2個の磁気センサ4
4、45、磁気センサ54、55を備えている。
【0011】また、詳細は図示しないが、磁気センサ4
4、45、磁気センサ54、55の出力を検知して磁気
式エンコーダ41、51の回転角、つまり水平角、高度
角を求める演算手段を含む電子回路61(図4参照)が
架台21の基部に搭載されている。そして、トータルス
テーション11を操作、制御するためのキーボードおよ
びキーボードによって入力されたデータ、測距結果など
を表示する表示器を備えた操作パネル31、32が、架
台21の前後面に設けられている(図2参照)。
【0012】なお、図1、2において、符号33はトー
タルステーション11の持ち運びに利用するためのハン
ドグリップ、符号34は、磁気式エンコーダ41、不図
示のバッテリ等を保護するために架台21に装着された
カバー、符号35、36は視準望遠鏡25の接眼レン
ズ、対物レンズである。
【0013】さらに図3、図4および図5を参照して、
本実施の形態の磁気式エンコーダの構成について説明す
る。磁気式エンコーダ41、51の基本構成は同一なの
で、一方の磁気式エンコーダ51について説明する。図
3は、図1、2に示した磁気式エンコーダ51の拡大正
面図、図4は図1における磁気式エンコーダ51および
その周辺構造を拡大して示す断面図、図5は第1の磁気
センサ54と多極着磁層53aとの関係を説明するため
の、第1の磁気センサ54周辺の拡大図である。第1、
第2の磁気センサ54、55はそれぞれ、アングル5
6、57に固定され、第1の磁気センサ54はアングル
56を介して架台21に固定され、第2の磁気センサ5
5はアングル57を介してベースプレート58に固定さ
れている。
【0014】磁気ドラム53の外周面には、分割数N
(Nは正の整数)にて等ピッチで着磁された多極着磁層
53aが形成されている。多極着磁層53aの磁極ピッ
チ(極の境界の間隔)をλとする。一方、この多極着磁
層53aに所定間隔で対向させて第1の磁気センサ54
が配置されている。第1の磁気センサ54は、平面基板
54aと、多極磁気層53aと対向する平面基板54a
の一面に8個の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4
a4、4b1、4b2、4b3、4b4を備えている。そし
てこの磁気センサ54は、磁気抵抗素子4a1〜4a4、
4b1〜4b4の中央に立てた垂線が磁気ドラム53の回
転中心を通るように配置されている。なお、この磁気式
エンコーダ51は、磁気ドラム53が回転すると、多極
着磁層53aが発生する磁界3の変化に依存するλ/4
位相ずれた磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4の
抵抗値の変化を検知して、磁気ドラム53の回転角をλ
/4ピッチで検知するインクリメンタル方式の磁気式エ
ンコーダである。また、λ/4の間の角度は、内挿演算
によって求められる。
【0015】8個の磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1
〜4b4は、図5に示すように、λ/4(またはλ×
(3/4))の位相差を有するA相、B相の二組に分け
られる。A相の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4
a4と、B相の磁気抵抗素子4b1、4b2、4b3、4b
4それぞれの間隔はλ/2の等ピッチとなる。
【0016】これらA相、B相の磁気抵抗素子4a1〜
4a4、4b1〜4b4は、図6に示すようにブリッジ結
線されている。そして、電子回路61は、ブリッジ結線
された磁気抵抗素子間に定電圧Vを印加し、A相の端子
e0、e1、およびB相の端子e0′、e1′に現れる電
圧に基づいて磁界の変化、つまり磁気ドラム53の回転
角を検知する。
【0017】この実施例によれば、A相の磁気抵抗素子
の抵抗値a1、a2、a3、a4は、磁気ドラム53の回転
による磁界の変化によって、下記式のように変化する。 a1=R0+Rsin(Nω) a2=R0+Rsin(Nω+π)=R0−Rsin(Nω) a3=R0+Rsin(Nω+2π)=R0+Rsin(Nω) a4=R0+Rsin(Nω+3π)=R0−Rsin(Nω) ただし、ωは磁気ドラム53の回転角、R0は無磁界の
ときの抵抗値、Rは抵抗比(係数)である。
【0018】ここで、端子e0と端子e1の出力を差動増
幅すると、A相の出力Aoutは、 Aout=α×2×R×V/R0×sin(Nω) となる(ただし、αは増幅率)。
【0019】B相の磁気抵抗素子は、A相の磁気抵抗素
子に対してπ/2ずらして配置してあるため、B相の出
力Boutは、 Bout=α×2×R×V/R0×cos(Nω) となる。
【0020】このA相の出力AoutおよびB相の出力Bo
utのゼロクロス点を検出すれば、磁気ドラム53の回転
角をN/4単位で検出できる。つまり、分割数Nの4倍
まで検出ピッチを小さく、精度を高めることができる。
通常、測量機においては、N/4よりも小さい角度検出
が必要なため、分割数N以上の分割数が必要である。そ
こで、A、B相に基づいた下記の内挿計算によってさら
に検出可能な分割数を増やしている。 tan-1(Aout/Bout)
【0021】第2の磁気センサ55も、第1の磁気セン
サ54と同様の構成である。第1の磁気センサ54との
相違は、位相調整可能に形成されている点にある。その
位相調整機構は、次の通りである。
【0022】第2の磁気センサ55が固定されたベース
プレート58は、一方の端部に形成された軸穴58aが
水平軸受け29の外周に回動自在に嵌合され、水平軸受
け29の外周と摺接しながら揺動、つまり、水平軸23
の回転中心を回転中心として揺動可能に形成されてい
る。そしてベースプレート58の自由端部には、回転中
心に向かって延びる長孔58bと、長孔58bを挟ん
で、円周方向に延びる一対の調整穴58cが形成されて
いる。架台21に回動自在に軸支された偏心ピン59が
長孔58bに嵌合し、固定ねじ60が調整穴58cを貫
通して架台21にねじ込まれている。したがって、固定
ねじ60を緩め、偏心ピン59を回転させるとベースプ
レート58が回転中心の周りを揺動し、第2の磁気セン
サ55を多極着磁層53aと一定間隔を保持した円弧上
を移動させることができるので、これにより第2の磁気
センサ55の位相を調整することができる。所望の位相
となる位置に第2の磁気センサ55を移動したら、固定
ねじ60をねじ込んでベースプレート58を架台21に
対して固定する。このように偏心ピン59を回転させる
ことで、第2の磁気センサ55の位相を容易に調整でき
る。
【0023】次に、このトータルステーションに、バル
クハウゼンノイズを軽減することができる本発明を適用
した実施の形態について、図7〜図10を参照して説明
する。これらの図は、水平軸23の軸心O23で切断して
軸心O23よりも上部の構造を示す、図4同様の断面図で
ある。
【0024】図7に示した第1実施例は、第1の磁気セ
ンサ54の背面に、シート磁石111を配置したことに
特徴を有する。シート磁石111は、主要磁力線110
が、第1の磁気センサ54のセンサ面54b(図5参
照)に対してほぼ平行、かつ多極着磁層53aの磁力線
3に対して直交するように配置する。つまり、第1実施
例では、シート磁石111を磁極(N極、S極)が軸心
O23に沿って離反する方向に向け、センサ面54bと平
行にして、第1の磁気センサ54を挟んでアングル56
に接着材などで固定してある。さらにシート磁石111
は、その外形を、全ての磁気抵抗素子4a1〜4a4、4
b1〜4b4を覆い得る大きさに形成してある。このシー
ト磁石111の配置および形状によって、主要磁力線1
10が、全ての磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4
b4のバルクハウゼンノイズを有効に減少させるように
作用する。
【0025】図8に示した第2実施例は、第1の磁気セ
ンサ54の平面基板54aに、磁気抵抗素子4a1〜4
a4、4b1〜4b4を挟む位置に一対のシート磁石12
1、122を配置したことに特徴を有する。一対のシー
ト磁石121、122は、互いに異なる磁極S、Nが対
向するように配置して、主要磁力線120が、磁気セン
サ54のセンサ面54bに対してほぼ平行、かつ多極磁
気層53aの磁力線3に対して略直交する方向に発生す
るようにしてある。このシート磁石121、122は、
第1の磁気センサ54とは別体として形成して平面基板
54aに接着材などで固定してあるが、第1の磁気セン
サ54と一体に形成することも可能である。
【0026】図9、図10に示した第3、第4実施例
は、永久磁石を、カバー34または架台21に装着した
ことに特徴を有する。第1、第2実施例は、永久磁石
が、シート磁石であること、このシート磁石を第1の磁
気センサ54が装着されたアングル56または第1の磁
気センサ54自体に固定したことに特徴を有するが、第
3、第4実施例は、シート磁石でなくてもよいこと、第
1の磁気センサ54およびアングル56ではなく、これ
らが装着される測量機のシャーシ、カバーに装着したこ
とに特徴を有する。
【0027】図9に示した第3実施例では、棒状の磁石
131をカバー34の内面に装着してある。このカバー
34は、架台21に対して着脱可能であるから、カバー
34を架台21に装着したときに、磁石131の磁力線
130が、第1の磁気センサ54のセンサ面54bに対
してほぼ平行、かつ多極磁気層53aの磁力線3に対し
てほぼ直交する方向に発生するように配置してある。
【0028】図10に示した第4実施例では、棒状の磁
石141を、架台21に形成したくぼみにはめ込み固定
してある。この磁石141も、磁力線130が、気セン
サ54のセンサ面54bに対して略平行、かつ多極磁気
層53aの磁力線3に対して略直交する方向に発生する
ように位置および極性が設定されている。
【0029】また本発明は、図9、図10に示した実施
例の磁石131、141を両方とも装着してもよい。こ
れらの磁石131、141は、磁気センサ54を挟んで
対向位置に配置されるので、対向側の極性をN、Sとす
ることでより安定した磁力線が発生し、バルクハウゼン
ノイズを効果的に減少させることができる。
【0030】以上図7〜図10には、トータルステーシ
ョンの4個の磁気センサ44、45、54、55の内の
1個の磁気センサ54にバルクハウゼンノイズ軽減用の
永久磁石を装着した実施例を示したが、他の磁気センサ
44、45、55に対しても適用可能であり、通常適用
されることはいうまでもない。その場合、位置調整可能
な磁気センサ45、55に対しては、磁気センサ55、
45と一緒に移動する点で、第1、第2実施例の構成の
方が好ましい。
【0031】また、本実施例ではバルクハウゼンノイズ
の低減について説明したが、本実施例のように磁界をか
けることにより、下記の効果がある。A、B相の信号よ
りオシロスコープ上で確認できるリサージュ図形の真円
度が向上する。真円に近くなるということは、内挿演算
の信頼性が向上することになり、測角精度が向上する。
ただし、あまり強い磁界をかけるとA、B相の出力値が
小さくなるため、逆にノイズに弱くなることがある。し
たがって、0.5〜10ガウス程度の磁界をかけるのが
好ましい。また、磁界をかける方法として永久磁石を使
用したが、電磁石を使用して、測角のときだけ通電して
磁界をかける構成にしてもよい。
【0032】以上、本発明をトータルステーションに適
用した実施例について説明したが、本発明は、レベル、
トランシットなど他の測量機に適用できることはいうま
でもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
測量機に搭載した磁気式エンコーダの磁気センサ近傍
に、誤差を減少させる磁石を配置したので、外部磁気が
存在しても、微少な角度まで高精度の測角が可能にな
る。この磁石をシート磁石により形成し、磁気センサの
背面または磁気センサのセンサ面に形成すれば、磁気セ
ンサと一体として測量機に装着されるので、取付、位置
調整の手間が少なくなる。この磁石を、磁気センサが装
着される測量機本体、カバー等に対して装着すれば、大
きさ、形状の自由度が増すので、磁力の強い磁石の使用
が可能になり、磁気センサからの距離を離しても所定の
弱い磁界をかけることが可能になり、より効果的にバル
クハウゼンノイズを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した磁気式エンコーダを搭載し
たトータルステーションを、磁気式エンコーダの要部が
見えるように一部を切断して示した背面図である。
【図2】 同トータルステーションを、磁気式エンコー
ダの要部が見えるように一部を切断して示した側面図で
ある。
【図3】 図1、2に示した磁気式エンコーダの一実施
例を示す拡大正面図である。
【図4】 図1、3に示した磁気式エンコーダの要部を
拡大して示す図である。
【図5】 同トータルステーションに搭載した磁気式エ
ンコーダの磁気ドラムと磁気センサとの関係を説明する
拡大図である。
【図6】 同トータルステーションに搭載した磁気式エ
ンコーダの磁気抵抗素子の結線の一例を示す回路図であ
る。
【図7】 (A)は同トータルステーションの垂直分度
に適用した磁気式エンコーダの第1実施例を、水平軸の
軸心で縦断して軸心よりも上部の構造を示す部縦断断面
図であり、(B)は(A)図の矢線7B方向から見たシ
ート磁石の構成を示す図である。
【図8】 (A)は同トータルステーションの垂直分度
に適用した磁気式エンコーダの第2実施例を、水平軸の
軸心で縦断して軸心よりも上部の構造を示す部縦断断面
図であり、(B)は(A)図の矢線8B方向から見たシ
ート磁石の構成を示す図である。
【図9】 同トータルステーションの垂直分度に適用し
た磁気式エンコーダの第3実施例を、水平軸の軸心で縦
断して軸心よりも上部の構造を示す部縦断断面図であ
る。
【図10】 同トータルステーションの垂直分度に適用
した磁気式エンコーダの第4実施例を、水平軸の軸心で
縦断して軸心よりも上部の構造を示す部縦断断面図であ
る。
【符号の説明】
11 トータルステーション 13 底板 15 整準ねじ 17 整準台 19 鉛直軸 21 架台 23 水平軸 25 視準望遠鏡 27 鉛直軸受け 29 水平軸受け 51 磁気式エンコーダ 53 磁気ドラム 53a 多極着磁層 3 多極着磁層53aの磁力線 54 第1の磁気センサ(検出部) 54b センサ面 55 第2の磁気センサ(検出部) 4a1 4a2 4a3 4a4 A相の磁気抵抗素子 4b1 4b2 4b3 4b4 B相の磁気抵抗素子 110 主要磁力線 111 シート磁石(永久磁石) 121 122 シート磁石(永久磁石) 131 141 磁石(永久磁石) 61 電子回路(演算手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見城 克彦 東京都練馬区東大泉二丁目5番2号 旭精 密株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA21 JJ01 JJ09 JJ23 NN03 NN26 PP14 QQ05 QQ10 TT06 TT16 TT21 TT42 UU21 VV21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁気ドラムの外周面に等分割された
    ピッチで磁化された多極磁気層と、該多極磁気層に対向
    配置された、複数の磁気抵抗素子を備えた磁気センサと
    を備えた磁気式エンコーダが搭載された測量機におい
    て、 前記磁気センサの近傍に、誤差を減少させる磁石を配置
    したこと、に特徴を有する磁気式エンコーダを搭載した
    測量機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気式エンコーダを搭載
    した測量機において、前記誤差はバルクハウゼンノイズ
    である磁気式エンコーダを搭載した測量機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の磁気式エンコー
    ダを搭載した測量機において、前記磁石は永久磁石であ
    る磁気式エンコーダを搭載した測量機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、主要磁力線が、前記磁気センサのセンサ面に対して
    略平行、かつ前記多極磁気層の磁力線に対して垂直な方
    向に走るように配置された磁石である磁気式エンコーダ
    を搭載した測量機。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、前記磁気センサの背面に配置されたシート磁石であ
    る磁気式エンコーダを搭載した測量機。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、前記磁気センサのセンサ面に、前記磁気抵抗素子を
    挟んで一対形成されたシート磁石である磁気式エンコー
    ダを搭載した測量機。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、前記回転磁気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが
    固定された測量機のシャーシに装着されている磁気式エ
    ンコーダを搭載した測量機。
  8. 【請求項8】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、前記回転磁気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが
    固定された測量機のシャーシに対して装着されるカバー
    に対して装着されている磁気式エンコーダを搭載した測
    量機。
  9. 【請求項9】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁
    気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石
    は、前記回転磁気ドラムが回動自在に軸支された軸受け
    が固定された測量機のシャーシと、該シャーシに対して
    装着されるカバーの両方に、前記磁気抵抗素子を挟んで
    装着されている磁気式エンコーダを搭載した測量機。
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