JP2001122478A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001122478A
JP2001122478A JP30027799A JP30027799A JP2001122478A JP 2001122478 A JP2001122478 A JP 2001122478A JP 30027799 A JP30027799 A JP 30027799A JP 30027799 A JP30027799 A JP 30027799A JP 2001122478 A JP2001122478 A JP 2001122478A
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image forming
recording sheet
image
tray
forming apparatus
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JP30027799A
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Takashi Goino
高志 五位野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取部の下方に記録済み記録シートを積
載するシート積載部を設け、その下方に作像部を設ける
と共に、さらにその下方にシート収容部を設け、記録シ
ートを手操作でセットする手差しトレイを設けた画像形
成装置において、手差しトレイが画像形成装置筐体の側
方に大きく張り出すことを阻止する。 【解決手段】 作像部2とシート収容部3との間に、記
録シートS1を手操作でセットするための手差しトレイ
29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を読み取
る画像読取部と、該画像読取部の下方に配置されてい
て、記録シートに記録画像を形成する作像部と、該作像
部の下方に配置され、作像部に供給される記録シートを
収容するシート収容部と、前記作像部と画像読取部との
間に配置され、作像部において記録画像が形成された記
録シートを積載するシート積載部とを備えた画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ又はその両機能を
備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成
装置は従来より周知である(例えば特開平10−305
943号公報参照)。この形式の画像形成装置によれ
ば、記録画像の形成された記録シートを、画像読取部と
作像部との間のシート積載部に排出してここに積載でき
るので、シート積載部を画像形成装置筐体の側方に大き
く張り出して配置した画像形成装置に比べ、画像形成装
置の設置面積を小さくでき、狭い場所にも画像形成装置
を設置することが可能である。
【0003】ところで、この種の画像形成装置に、作像
部に供給される記録シートを手操作によりセットするた
めの手差しトレイを設けることも公知である。例えば、
搬送トラブルの発生しやすい厚手の記録シートに記録画
像を形成する必要のあるとき、この記録シートをシート
収容部に収容して作像部に送り込むのではなく、当該記
録シートを手操作にて手差しトレイ上にセットしてその
記録シートを作像部に供給するのである。このようにす
れば、搬送トラブルの発生しやすい記録シートを、かか
るトラブルを生じることなく作像部に搬送し、当該記録
シートに記録画像を形成することができる。
【0004】従来の画像形成装置においては、上述の如
き手差しトレイを、画像形成装置筐体の側部に回動自在
に支持し、通常はその手差しトレイを立てた状態に折り
畳んで収納しておき、手差しトレイの使用時にこれをほ
ぼ水平な姿勢に回動させ、その上に記録シートをセット
して当該記録シートを作像部に送り出すようにしてい
る。このように、手差しトレイを使用するとき、これを
ほぼ水平な状態に倒す必要があるため、その手差しトレ
イが画像形成装置筐体の側方に大きく突出する。このた
め、手差しトレイ使用時に画像形成装置全体が大きな空
間を占め、画像形成装置を小さなスペースに設置するこ
とができない。
【0005】冒頭に記載した形式の画像形成装置は、シ
ート積載部が画像形成装置筐体外方に大きく突出しない
利点を有しているが、手差しトレイを設けると、その使
用時に、当該手差しトレイが画像形成装置筐体側方に大
きく張り出すので、シート積載部を突出させない効果を
充分に発揮することができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、手差しトレイの使用時にも、これが画像形成
装置筐体の側方に大きく突出することを阻止でき、記録
画像の形成された記録シートを積載するためのシート積
載部を画像読取部と作像部の間に配置したことによる利
点を最大限生かすことのできる冒頭に記載した形式の画
像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記作像部へ供給される記録シートを手操作にてセ
ットするための手差しトレイを、前記作像部とシート収
容部との間に配置したことを特徴とする画像形成装置を
提案する(請求項1)。
【0008】その際、前記手差しトレイから送り出され
た記録シートの搬送路が、前記作像部の下方であって、
前記シート収容部の上方に配置されていると有利である
(請求項2)。
【0009】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記手差しトレイからの記録シートの
送り出し方向における前記作像部の幅を、同じ方向にお
ける画像形成装置筐体の幅より小さく設定することによ
り、前記手差しトレイの上方に空間を形成すると有利で
ある(請求項3)。
【0010】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記手差しトレイの少な
くとも一部を上下に揺動可能に支持すると有利である
(請求項4)。
【0011】また、上記請求項4に記載の画像形成装置
において、前記手差しトレイを、該手差しトレイからの
記録シートの送り出し方向上流側の第1のトレイ部と、
下流側の第2のトレイ部とに分け、該第2のトレイ部を
上下に揺動可能に支持すると有利である(請求項5)。
【0012】さらに、上記請求項5に記載の画像形成装
置において、最上位の使用位置を占めた第2のトレイ部
の記録シート送り出し方向上流側端が、第1のトレイ部
の記録シート送り出し方向下流側端よりも下方に位置し
ていると有利である(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0014】図1は本例の画像形成装置の垂直断面図で
あり、図2はその画像形成装置を斜め前方から見た外観
斜視図である。ここに示した画像形成装置は複写機とし
て構成され、原稿画像を読み取る画像読取部1と、この
画像読取部1の下方に配置された作像部2と、その作像
部2の下方に配置され、作像部2に供給される記録シー
トSを収容するシート収容部3とを有している。作像部
2は、後述するように記録シートSに記録画像を形成す
る用をなす。画像読取部1、作像部2、及びシート収容
部3は、画像形成装置筐体4内にそれぞれ配置されてい
る。
【0015】画像形成装置筐体4の上部には透明ガラス
より成るコンタクトガラス5が固定され、その下方に画
像読取部1が位置する。画像読取部1は、光源6、第1
乃至第3ミラー7,8,9、結像レンズ10及び光電変
換装置の一例であるCCD11とを有している。原稿D
はコンタクトガラス5上に載置され、画像形成装置筐体
4の上部外面に配置された操作部12(図2)のプリン
トスタートキーが押下されると、光源6及び第1ミラー
7と、第2及び第3ミラー8,9が図1の右方に移動
し、光源6からの光によって原稿Dが照明される。これ
により原稿Dからの反射光は第1乃至第3ミラー7,
8,9で反射し、結像レンズ10を通ってCCD11に
至る。このようにして原稿画像がCCD11に結像さ
れ、これが光電変換される。このように、画像読取部1
は、原稿画像を結像する光学系と、その原稿画像が結像
される光電変換装置の一例であるCCD11とを有し、
かかる画像読取部1により原稿画像が読み取られる。
【0016】一方、作像部2は、像担持体の一例である
ドラム状の感光体13を有し、前述のプリントスタート
キーの押下に伴って、感光体13は図1における反時計
方向に回転駆動される。このとき帯電装置14によって
感光体表面が所定の極性に帯電され、露光装置の一例で
あるレーザ書き込みユニット15からは、前述のように
画像読取部1により読み取られた画像情報に応じて光変
調されたレーザ光Lが出射し、そのレーザ光Lが帯電さ
れた感光体表面を露光し、これによって感光体表面に静
電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置16を
通るとき、現像剤によってトナー像として可視像化さ
れ、そのトナー像は、感光体13に対向して位置する転
写装置17により、後述するように感光体13と転写装
置17との間の転写部に送り込まれた記録シートSの表
面に転写される。トナー像転写後に感光体表面に残留す
るトナーはクリーニング装置18によって除去される。
このようにして作像部2は、画像読取部1により読み取
られた画像情報に対応する記録画像を記録シートに形成
する。
【0017】上述のように、作像部2は、表面にトナー
像が形成される像担持体の一例である感光体13と、そ
の像担持体表面にトナー像を形成する作像手段、図示し
た例では帯電装置14、露光装置、現像装置16及びク
リーニング装置18を有していると共に、像担持体表面
のトナー像を記録シートに転写する転写装置17を有し
ている。感光体表面のトナー像を中間転写体に一次転写
し、そのトナー像を記録シートに二次転写するように構
成することもでき、この場合には、その中間転写体も作
像部の一構成要素をなす。
【0018】一方、本例のシート収容部3は、給紙トレ
イにより構成され、図示した例では2つの給紙トレイ1
9,19Aが設けられ、その各給紙トレイ19,19A
に記録シートS,Sがそれぞれ上下に積み重ねられて収
容されている。記録シートSとしては、例えば紙、樹脂
シート、樹脂フィルム又は布などが使用される。記録シ
ートを収容した適数の給紙カセットなどによってシート
収容部を構成することもできる。
【0019】選択されたいずれかの給紙トレイ19又は
19Aから記録シートSが1枚ずつシート給送装置によ
って前述の作像部2に供給される。図1に示したシート
給送装置は、図3にも示すように、各給紙トレイ19,
19Aに収容された記録シートS,Sの上面に当接して
最上位の記録シートを送り出す給紙ローラ20,20A
と、1枚の記録シートSだけが作像部2に供給されるよ
うにシート同士を分離する分離ローラ対21,21A
と、所定のタイミングで記録シートSを感光体13と転
写装置17との間の転写部に送り込むレジストローラ対
22とを有している。いずれかの給紙トレイ19,19
Aから矢印A,B方向(図3)に搬出された記録シート
Sは、その搬送経路24,24Aを通ってレジストロー
ラ対22に至り、そのレジストローラ対22の回転によ
って所定のタイミングで感光体13と転写装置17との
間の転写部に送り込まれ、その記録シートSの表面に前
述の如くトナー像が転写される。
【0020】図1に示すように、感光体表面からトナー
像を転写された記録シートSは、さらに上方に搬送さ
れ、作像部2よりも上方に配置された定着装置25を通
り、このとき熱と圧力の作用によってトナー像が記録シ
ートSの表面に定着される。定着装置25を通過した記
録シートSは、シート積載部26に排出されてここに積
載される。本例のシート積載部26は、画像形成装置筐
体4の一部によって構成された第1及び第2の2つの排
紙トレイ27,27Aによって構成され、定着装置25
を出た記録シートSは、分岐爪28の切換位置に応じ
て、第1又は第2の排紙トレイ27又は27A上に矢印
C,C1で示すように排出される。1又は3以上の排紙
トレイによってシート積載部を構成することもできる。
【0021】上述のように、本例の画像形成装置は、作
像部2において記録画像が形成された記録シートを積載
するシート積載部26を有しているが、このシート積載
部26は、図1から明らかなように、作像部2と画像読
取部1との間に配置されている。画像読取部1の下方に
空間を隔てて作像部2が配置され、その画像読取部1と
作像部2との間にシート積載部26が配置され、画像読
取部1と作像部2の間の空間に画像の形成された記録シ
ートを積載できるように構成されているのである。かか
る構成により、シート積載部26が画像形成装置筐体4
の側方に大きく突出することはなく、画像形成装置を狭
い場所に設置することができる。
【0022】ここで、本例の画像形成装置には、手差し
トレイ29が設けられており、例えば厚紙より成る記録
シートに画像を形成するときは、その記録シートを手操
作により手差しトレイ29上にセットする。このように
して手差しトレイ29上に記録シートS1をセットした
後、その記録シートS1の先端側の上面に当接したピッ
クアップローラ30が、前述のプリントスタートキーの
押下に伴って回転を開始し、これによってその記録シー
トS1が矢印E方向に送り出される。この記録シートS
1は分離ローラ対31を通った後、ガイド板33によっ
て案内されつつ、搬送ローラ対32によってさらに搬送
され、当該記録シートS1の先端が前述のレジストロー
ラ対22に達する。そして、このレジストローラ対22
が所定のタイミングで回転を開始することにより、記録
シートS1が感光体13と転写装置17との間の転写部
に送り込まれ、その記録シートS1の表面に感光体13
上のトナー像が転写される。さらに、この記録シートS
1は、先に説明した記録シートSの場合と全く同じく、
定着装置25を通り、このときそのトナー像が記録シー
ト上に定着され、次いで第1又は第2の排紙トレイ27
又は27A上に排出される。
【0023】上述のように本例の画像形成装置は、作像
部2へ供給される記録シートS1を手操作にてセットす
るための手差しトレイ29を有しており、この手差しト
レイ29は、作像部2とシート収容部3との間に配置さ
れている。かかる構成により、手差しトレイ29が画像
形成装置筐体4の側方に大きく張り出す不具合が阻止さ
れる。
【0024】上述のように、本例の画像形成装置は、シ
ート積載部26が画像形成装置筐体4の側方に大きく突
出することはなく、しかも手差しトレイ29も画像形成
装置筐体4の側方に大きく突出することがないため、画
像形成装置を狭い場所に設置することができる。手差し
トレイ29を作像部2とシート収容部3の間に配置する
ことによって、シート積載部26を画像読取部1と作像
部2との間に配置した利点を最大限生かすことができる
のである。
【0025】また図示した例では、シート積載部26の
記録シート排出方向最下流端Fのほぼ直下に手差しトレ
イ29の記録シート送り出し方向最上流端F1が位置し
ている。これにより、シート積載部26と手差しトレイ
29の記録シート載置面積を大きく確保しつつ、画像形
成装置の設置空間を最小限に留めることが可能となる。
【0026】手差しトレイ29から送り出された記録シ
ートS1は、ガイド板33と搬送ローラ対32により構
成された搬送路34(図3)を通ってレジストローラ対
22に搬送されるが、この搬送路34は作像部2の下方
に位置している。すなわち手差しトレイ29から送り出
された記録シートS1用の搬送路34は、作像部2の下
方であって、シート収容部3の上方に配置されているの
である。図1に示した例では、作像部2とシート収容部
3の間の領域のうちの、図1における一方(左側)の第
1の領域に手差しトレイ29が配置され、その他方(右
側)の第2の領域に搬送路34が配置されている。この
ように、作像部2の直下の領域に搬送路34が配置され
ているのであるが、かかる搬送路34は1枚の記録シー
トS1が通る部分であるから、図3にも示すように、当
該搬送路34が占める上下方向のスペースは極く小さな
ものとなる。このような搬送路34の上方に作像部2が
位置しているので、作像部2を、シート収容部3から上
方に大きく離して配置する必要はない。これにより、そ
の作像部2の高さ位置を低く設定することができる。こ
のように、手差しトレイ29が作像部2とシート収容部
3との間に配置されてはいるが、その手差しトレイ29
から送り出された記録シートS1の搬送路34を作像部
2の直下に配置することによって、画像形成装置の全高
が高くなることを最小限に抑えることができるのであ
る。
【0027】また、上述の搬送路34が作像部2とシー
ト収容部3の間に位置しているので、その搬送路34の
シート搬送方向長さを大きくとることができる。このよ
うに搬送路34の長さに余裕があるため、図3に示すよ
うに、記録シートS1をレジストローラ対22へ導く搬
送路部分の曲率半径Rを大きくすることができる。給紙
トレイ19は、図1から判るように画像形成装置筐体4
の壁部4Aに近接して位置しているため、給紙トレイ1
9から送り出された記録シートS用の搬送路24の曲率
半径R1(図3)は小さなものとなる。これはもう一方
の搬送路24Aの曲率半径R1も同様である。これに対
し、手差しトレイ29から送り出された記録シート用の
搬送路34の曲率半径Rは大きく、その曲率半径Rを、
給紙トレイ19,19Aから送り出された記録シートS
用の搬送路24,24Aの曲率半径R1よりも大きく設
定することができるのである。
【0028】厚紙などからなる特殊な記録シートは、そ
の腰が強いため、その搬送中に搬送トラブル、すなわち
ジャムを起こしやすい。かかる記録シートを給紙トレイ
19,19Aにセットしてこれを作像部2に送り出す
と、その搬送路24,24Aの曲率半径R1が小さいた
め、搬送トラブルを起こすおそれを免れない。従って、
かかる特殊な記録シートは、手差しトレイ29上にセッ
トしてこれを送り出すのであるが、その際、その記録シ
ートA1用の搬送路34の曲率半径Rは、搬送経路2
4,24Aの曲率半径R1よりも大きくなっているの
で、厚紙より成る記録シートに大きな負荷をかけずに、
従って搬送トラブルを起こすことなく、当該記録シート
S1を作像部2へ送り込むことができる。このように、
手差しトレイ29を設けた目的を支障なく達成すること
ができる。
【0029】また、図1に示した画像形成装置において
は、手差しトレイ29からの記録シートS1の送り出し
方向Eにおける作像部2の幅Wが、同じ方向Eにおける
画像形成装置筐体4の幅W1よりも小さく設定されてい
る。これにより手差しトレイ29の上方に大きな空間H
が形成されている。この空間Hと作像部2の側の空間
は、画像形成装置筐体4の壁部4Bによって仕切られて
いる。
【0030】ユーザは、記録シートS1を手で持ち、例
えば図1に矢印Jで示す方向にその記録シートS1を差
し入れて当該記録シートS1を手差しトレイ29上にセ
ットする。その際、手差しトレイ29の上方に大きな空
間Hが存在するので、ユーザは楽に記録シートSを手差
しトレイ29上にセットすることができる。
【0031】ところで、図1に示した例では、手差しト
レイ29が、画像形成装置筐体4に対して不動に固定さ
れ、或いはその画像形成装置筐体4の一部によって手差
しトレイ29が構成されている。これに対し、手差しト
レイ29の少なくとも一部を画像形成装置筐体4に対し
て上下に揺動可能に支持することもでき、これによって
手差しトレイ29へ記録シートS1をより一層容易にセ
ットすることが可能となる。
【0032】図4乃至図6に示した例の画像形成装置に
おいては、手差しトレイ29が、その手差しトレイ29
からの記録シートS1の送り出し方向Eに関し、その上
流側の第1のトレイ部29Aと、その下流側の第2のト
レイ部29Bとに分けられ、第1のトレイ部29Aは画
像形成装置筐体4に固定され、或いはその画像形成装置
筐体4の一部により構成されている。これに対して、第
2のトレイ部29Bは、次に説明するように画像形成装
置筐体4に対して上下に揺動可能に支持されている。
【0033】第2のトレイ部29Bと、その下方の画像
形成装置筐体4の壁部4Cとの間には空間Kが形成さ
れ、第2のトレイ部29Bの記録シート送り出し方向下
流側の端部は、ピン35を介して画像形成装置筐体4に
回動可能に支持されている。これにより、第2のトレイ
部29Bは、図5に実線で示した最上位の使用位置と、
二点鎖線で示した最下位の退避位置との間を、ピン35
のまわりに上下に揺動することができる。図6は第2の
トレイ部29Bが退避位置を占めたときの様子を示して
いる。
【0034】また上述の空間Kには、レバー37が配置
され、そのレバー37の基端部に固定された軸38は、
画像形成装置筐体4に回転可能に支持されている。この
軸38は画像形成装置の手前側に延びその端部に操作ノ
ブ39(図4)が固定され、この操作ノブ39は画像形
成装置筐体4の外部に露出している。また第2のトレイ
部29Bと画像形成装置筐体の壁部4Cとには、引張ば
ね40の各端部がそれぞれ係止され、これによって第2
のトレイ部29Bは、図5に二点鎖線で示した退避位置
(図6の位置)に向けて回動付勢されている。図5及び
図6に符号41を付して示した物は、第2のトレイ部2
9B上にセットされた記録シートS1の各側縁をガイド
する一対のサイドガイドであって、かかるサイドガイド
41は、第2のトレイ部29B上に、記録シートの幅方
向に移動可能に支持されている。記録シートS1を手差
しトレイ29にセットするとき、その記録シートS1の
各側縁を各サイドガイド41に挿入する。かかるサイド
ガイドは、図1及び図2に示した手差しトレイ29にも
付設されているが、これらの図と図4には、その図示を
省略してある。
【0035】ユーザが操作ノブ39を回わすことによ
り、レバー37が回転し、そのレバー37を図5に実線
で示す位置にもたらすと、第2のトレイ部29Bは、こ
のレバー37の先端で保持されて実線で示した最上位の
使用位置を占める。逆に操作ノブ39を回わして、レバ
ー37を図5に鎖線で示した位置に倒すと、第2のトレ
イ部29Bはその自重と引張ばね40の作用とによっ
て、図5に鎖線で示した位置、すなわち図6に示した最
下位の退避位置に回動する。
【0036】図4乃至図6に示した画像形成装置の他の
構成、すなわち上述した手差しトレイ29と、これに関
連する構成以外の構成は、図1乃至図3に示した画像形
成装置と変りはない。
【0037】ここで、ユーザが大サイズの記録シートを
手差しトレイ29上にセットするときは、通常、図5に
矢印J1で示すように、大サイズ記録シートS1を第1
のトレイ部29Aの上面に滑らせるようにして、手差し
トレイ29上にセットする。従って、この場合には第2
のトレイ部29Bを図5に実線で示す使用位置に保持し
たまま、その大サイズ記録シートS1をセットすればよ
い。図5には、このようにしてセットされた大サイズ記
録シートを一点鎖線で示してある。
【0038】これに対し、第2のトレイ部29Bと同サ
イズか、又はこれよりも小さな小サイズの記録シートを
セットするようなときは、通常、図6に矢印J2で示す
ように、大サイズ記録シートの場合よりもやや上方から
手差しトレイ29上にその小サイズ記録シートをセット
する。従って、このような小サイズの記録シートをセッ
トするとき、第2のトレイ部29Bが図5に実線で示し
た使用位置にあると、この小サイズ記録シートをセット
し難くなる。そこで、この場合には操作ノブ39を回転
操作して、第2のトレイ部29Bを図6に示した退避位
置にもたらし、その第2のトレイ部29Bと画像形成装
置筐体4の壁部4Bとの間に大きな空間を形成する。こ
のようにすれば、小サイズの記録シートS1を楽に第2
のトレイ部29B上にセットすることができる。このよ
うにしてセットされた小サイズの記録シートS1を、図
6に一点鎖線で示してある。
【0039】記録シートS1を送り出すときは、小サイ
ズの記録シートの場合も、また大サイズの記録シートの
場合も、操作ノブ39の回転操作によって、第2のトレ
イ部29Bを最上位の使用位置にもたらす。これによ
り、いずれのサイズの記録シートS1も支障なくピック
アップローラ30の回転によって作像部2に向けて給送
することができる。
【0040】ところで、前述のように大サイズの記録シ
ートS1は、第2のトレイ部29Bを使用位置に固定し
た状態で第1のトレイ部29Aの上を滑らせるようにし
て手差しトレイ29上にセットするが、このとき、その
記録シートS1の先端が第2のトレイ部29Bの記録シ
ート送り出し方向上流側端36に引っ掛かってしまう
と、その記録シートS1を円滑に手差しトレイ29上に
セットすることはできない。そこで、図4乃至図6に示
した画像形成装置においては、図5に明示するように、
第2のトレイ部29Bが最上位の使用位置を占めたと
き、その記録シート送り出し方向上流側端36が、第1
のトレイ部29Aの記録シート送り出し方向下流側端4
2よりも、δで示すわずかな距離だけ下方に位置するよ
うに、その第2のトレイ部29Bの使用位置が設定され
ている。この構成により、大サイズの記録シートS1
を、図5に矢印J1で示すように手差しトレイ29上に
セットするとき、その先端が第2のトレイ部29Bのシ
ート送り出し方向上流端36に引っ掛かることはなく、
当該記録シートS1を確実かつ滑らかにセットすること
ができる。
【0041】図4乃至図6に示した例では、第2のトレ
イ部29Bをピン35のまわりに回動させることによ
り、その第2のトレイ部29Bを上下に揺動させるよう
に構成したが、第2のトレイ部29Bの全体を上下に揺
動できるように、その第2のトレイ部29Bを画像形成
装置筐体4に対して支持してもよい。
【0042】また、手差しトレイ29を第1及び第2の
トレイ部29A,29Bに分けずに、その手差しトレイ
29の全体を上下に揺動させるように構成しても、記録
シートS1を楽に手差しトレイ29上にセットすること
が可能となる。要は、手差しトレイ29の少なくとも一
部を上下に揺動可能に支持することにより、記録シート
S1をセットしやすくすることができるのである。
【0043】但し、図4乃至図6に示した例のように、
手差しトレイ29の一部だけを揺動可能とすると、手差
しトレイ29の全体を揺動させるよりも小さな操作力
で、その手差しトレイの一部を揺動させることができ
る。また、モータなどの駆動装置によって、手差しトレ
イ29の全体又はその一部を上下動させることも可能で
ある。
【0044】本発明は、複写機以外の画像形成装置、例
えばファクシミリ、或いは複写機とファクシミリの複合
機、さらにはこれらにプリンタ機能が付加された画像形
成装置などにも広く適用できるものである。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、シート積
載部が画像形成装置筐体側方に大きく張り出すことを阻
止できると共に、手差しトレイが、画像形成装置筐体の
側部からその外方に大きく突出することを阻止でき、画
像形成装置を小さなスペースに設置することが可能であ
る。
【0046】請求項2に係る発明によれば、画像形成装
置の高さが高くなることを最小限に抑えることができ、
しかも手差しトレイから送り出された記録シートの搬送
路の曲率半径を大きくすることができ、特殊な記録シー
トを確実に作像部に送り込むことが可能となる。
【0047】請求項3に係る発明によれば、手差しトレ
イの上方に大きな空間を確保できるので、記録シートを
楽に手差しトレイ上にセットすることができる。
【0048】請求項4に係る発明によれば、手差しトレ
イの全体又はその一部を下方に移動させることができる
ので、小サイズの記録シートも容易に手差しトレイ上に
セットすることができる。
【0049】請求項5に係る発明によれば、小サイズの
記録シートをより確実に手差しトレイ上にセットでき、
しかも手差しトレイの全体を揺動させる場合に比べ、第
2のトレイ部を小さな操作力で揺動させることができ
る。
【0050】請求項6に係る発明によれば、特に大サイ
ズの記録シートを手差しトレイ上にセットするとき、そ
の記録シートを円滑にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の垂直断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の外観斜視図であ
る。
【図3】図1の一部の拡大図である。
【図4】画像形成装置の他の例を示す外観斜視図であ
る。
【図5】図4に示した画像形成装置の手差しトレイの部
分を示す断面図である。
【図6】第2のトレイ部を最下位の退避位置に下げたと
きの、図5と同様な図である。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 作像部 3 シート収容部 4 画像形成装置筐体 26 シート積載部 29 手差しトレイ 29A 第1のトレイ部 29B 第2のトレイ部 34 搬送路 36 送り出し方向上流側端 42 送り出し方向下流側端 H 空間 S 記録シート S1 記録シート W 幅 W1 幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る画像読取部と、該画
    像読取部の下方に配置されていて、記録シートに記録画
    像を形成する作像部と、該作像部の下方に配置され、作
    像部に供給される記録シートを収容するシート収容部
    と、前記作像部と画像読取部との間に配置され、作像部
    において記録画像が形成された記録シートを積載するシ
    ート積載部とを備えた画像形成装置において、前記作像
    部へ供給される記録シートを手操作にてセットするため
    の手差しトレイを、前記作像部とシート収容部との間に
    配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記手差しトレイから送り出された記録
    シートの搬送路が、前記作像部の下方であって、前記シ
    ート収容部の上方に配置されている請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記手差しトレイからの記録シートの送
    り出し方向における前記作像部の幅を、同じ方向におけ
    る画像形成装置筐体の幅より小さく設定することによ
    り、前記手差しトレイの上方に空間を形成した請求項1
    又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記手差しトレイの少なくとも一部を上
    下に揺動可能に支持した請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記手差しトレイを、該手差しトレイか
    らの記録シートの送り出し方向上流側の第1のトレイ部
    と、下流側の第2のトレイ部とに分け、該第2のトレイ
    部を上下に揺動可能に支持した請求項4に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 最上位の使用位置を占めた第2のトレイ
    部の記録シート送り出し方向上流側端が、第1のトレイ
    部の記録シート送り出し方向下流側端よりも下方に位置
    している請求項5に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190030920A1 (en) * 2017-07-28 2019-01-31 Seiko Epson Corporation Recording apparatus
JP2019025898A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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JP7056233B2 (ja) 2017-07-28 2022-04-19 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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