JP2001118468A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2001118468A
JP2001118468A JP29707399A JP29707399A JP2001118468A JP 2001118468 A JP2001118468 A JP 2001118468A JP 29707399 A JP29707399 A JP 29707399A JP 29707399 A JP29707399 A JP 29707399A JP 2001118468 A JP2001118468 A JP 2001118468A
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H89/00Combinations of two or more different basic types of electric switches, relays, selectors and emergency protective devices, not covered by any single one of the other main groups of this subclass

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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 よりコンパクトにして多機能なスイッチ装置
を提供する。 【解決手段】 ケース1と、スイッチを含む所要の電気
部品が実装された回路基板2と、当該回路基板2上に配
置されるラバーコンタクト3と、当該ラバーコンタクト
3上に配置されるカム部材4と、前記回路基板2に実装
されたスイッチを操作するスライダ5と、前記ケース1
の上部に配置される第1のノブ6と、当該第1のノブ6
の中心部に配置される第2のノブ7と、当該第2のノブ
7に固着される第1の揺動部材8と、当該第1の揺動部
材8が揺動可能に取り付けられる第2の揺動部材9と、
前記第1のノブ6を前記ケース1に取り付けるカバー1
0とからスイッチ装置を構成する。第1のノブを4方向
に切り換え可能に構成すると共に、第2のノブを3方向
に切り換え可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同心状に配置され
た2つのノブによってそれぞれ複数個ずつのスイッチを
操作するスイッチ装置に係り、特に、内側に配置された
ノブによって操作されるスイッチ数の増加手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のスイッチ装置は、例
えば特開平8−212875号公報等に記載されている
ように、自動車の車体に備えられた左右の電動リモート
コントロールミラー(いわゆるフェンダーミラー又はド
アミラー)のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイ
ッチ装置として使用されている。
【0003】即ち、前記公知例に記載のスイッチ装置
は、内側に配置されたノブを中立位置から左方向又は右
方向に操作することによって車体の左側及び右側に設け
られたミラーのいずれかを選択した後、外側に配置され
たノブを中立位置から上向き、下向き、右向き又は左向
きに操作することによって、左側のミラーのミラー面を
上下方向に傾動させるためのモータ、左側のミラーのミ
ラー面を左右方向に傾動させるためのモータ、右側のミ
ラーのミラー面を上下方向に傾動させるためのモータ又
は左側のミラー面を左右方向に傾動させるためのモータ
を選択的に正転又は逆転させ、所望のミラーの上下方向
及び左右方向の角度を調整するようになっている。
【0004】本例のスイッチ装置は、2つのノブが同心
状に配置されているので、スイッチ装置の集約度が高
く、コンパクトにして多機能性に優れると共に、各ノブ
の操作方向とこれによって操作されるミラーの動作とが
感覚的に一致しているので、使い勝手が良好であるとい
う利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、車載された各種装置のより一層の自動化・電動化
が求められており、これに伴って車載用のスイッチ装置
には、より一層のコンパクト化と多機能化が求められて
いる。
【0006】然るに、前記公知例に係るスイッチ装置
は、内側に配置されたノブによって操作される2方向ス
イッチと、外側に配置されたノブによって操作される4
方向のプッシュ操作形スイッチ装置との組み合わせから
なるので、これを電動リモートコントロールミラーのミ
ラー面調整用のスイッチ装置として利用した場合、前記
したように、左右のフェンダーミラー又はドアミラーの
ミラー面調整しか行わせることができず、より一層の多
機能化を図ることができない。
【0007】本発明は、かかる従来技術の現況に鑑みて
なされたものであって、その課題とするところは、より
コンパクトにして多機能なスイッチ装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
めに、本発明は、スイッチ装置を、複数個のスイッチか
らなる第1のスイッチ群と、他の複数個のスイッチから
なる第2のスイッチ群と、これら第1及び第2のスイッ
チ群が実装された回路基板と、当該回路基板を収納する
ケースと、当該ケースに揺動可能に設けられ、前記第1
のスイッチ群を構成する複数個のスイッチのいずれかを
選択的に操作する第1のノブと、当該第1のノブの中央
部に揺動可能に設けられ、前記第2のスイッチ群を構成
する複数個のスイッチのいずれかを選択的に操作する第
2のノブとから構成し、当該第2のノブが少なくとも3
方向以上の多方向に揺動可能で、当該第2のノブの揺動
方向に配置された3個以上のスイッチのいずれかを選択
的に操作するという構成にした。
【0009】前記公知例に記載されているように、外側
に配置された第1のノブによって4個のスイッチを選択
的に操作する技術については、既に確立されている。し
たがって、内側に配置された第2のノブを少なくとも3
方向以上の多方向に揺動可能に構成し、当該第2のノブ
の揺動方向に配置された3個以上のスイッチのいずれか
を選択的に操作できるようにすれば、1つのスイッチ装
置で操作可能な対象の数量を従来の2つから3つ以上に
増加することができ、この種のスイッチ装置のコンパク
ト性を維持しつつ、より一層の多機能化を図ることがで
きる。例えば、このスイッチ装置を車載スイッチとして
適用した場合、前記公知例に係るスイッチと同様に車体
の左右に備えられたフェンダーミラー又はドアミラーの
ミラー面調整を行わせることができるほか、後部ミラー
(自動車後方の死角部分を見るためのミラー)のミラー
面調整又は可倒式ミラーの姿勢制御などを併せて行わせ
ることができる。
【0010】なお、前記第2のノブは、当該第2のノブ
を第1の揺動部材及び第2の揺動部材を介してケースに
揺動可能に軸支し、第1の揺動部材を第1の方向に揺動
できるようにすると共に、第2の揺動部材を前記第1の
方向と直交する第2の方向に揺動できるようにすること
によって、3方向以上の多方向に揺動させることができ
る。
【0011】このようにすると、第2のノブを直交する
第1の方向及び第2の方向に揺動させるに必要な部材、
即ち、第1の揺動部材及び第2の揺動部材を一カ所に集
約して配置することができるので、スイッチ装置のコン
パクト性を維持することができると共に、第2のノブに
第1の揺動部材と第2の揺動部材を一体に組み込んだ後
に、当該組立体をケースに連結するだけでスイッチ装置
の組立を完了できるので、スイッチ装置の良好な組立性
も維持できる。
【0012】また、前記構成のスイッチ装置において
は、前記第2のノブの上面を球面状に形成すると共に、
前記第1のノブの中央部に前記第2のノブの上面と係合
可能な円形の透孔を開設し、前記第1のノブが前記第2
のノブの上面に案内されて多方向に揺動するという構成
にすることができる。
【0013】このようにすると、第1のノブの案内部材
を別途備える必要がないので、スイッチ装置のコンパク
ト化を阻害することなく、スイッチ装置の多機能化を図
ることができる。
【0014】さらに、前記第1及び第2のノブの誤操作
を防止するため、ケースにストッパを形成し、当該スト
ッパにより、前記第1の揺動部材が中立位置から前記第
1の方向に揺動されたときにおける前記第2の揺動部材
の前記第2の方向への揺動を阻止し、前記第2の揺動部
材が中立位置から前記第2の方向に揺動されたときにお
ける前記第1の揺動部材の前記第1の方向への揺動を阻
止するようにすることもできる。
【0015】このようにすると、回路基板に実装された
複数個のスイッチのうちの1つのみを確実に操作するこ
とができるので、不所望のスイッチが操作されて不所望
の伝動装置が誤操作されるといった不都合を未然に防止
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、実施形態例に係るスイッ
チ装置の概略構成を示す分解斜視図であって、この図か
ら明らかなように、本例のスイッチ装置は、主として、
以下に示す各部材を収納又は取り付けるケース1と、少
なくともスイッチを含む所要の電気部品が実装された回
路基板2と、当該回路基板2上に配置されるラバーコン
タクト3と、当該ラバーコンタクト3上に配置されるカ
ム部材4と、前記回路基板2に実装されたスイッチを操
作する3本のスライダ5a,5b,5cと、前記ケース
1の上部に配置される第1のノブ6と、当該第1のノブ
6の中心部に配置される第2のノブ7と、当該第2のノ
ブ7に固着される第1の揺動部材8と、当該第1の揺動
部材8が揺動可能に取り付けられる第2の揺動部材9
と、前記第1のノブ6を前記ケース1に取り付けるカバ
ー10とから構成されている。
【0017】ケース1は、図1、図2、図3、図7及び
図8に示すように、ベース11を介してその上方に第1
及び第2のノブ6,7を収納するためのノブ収納部12
が形成され、前記ベース11を介してその下方に回路基
板2及びラバーコンタクト3を収納するための基板収納
部13が形成されている。ノブ収納部12は、前記ベー
ス11と当該ベース11の上面より起立された平面形状
が略四角形の枠体14をもって構成され、基板収納部1
3は、前記ベース11と当該ベース11の下面より垂下
された平面形状が略四角形の枠体15をもって構成され
る。ノブ収納部12を構成する枠体14の外面には、カ
バー10の位置決めを行う2本を一対とする突条17
と、カバー10をスナップ結合するための係止爪18と
が外向きに突設されている。また、当該ケース1の下面
には、回路基板2の位置決めを行うための突起19と、
回路基板2を固定するためのねじ穴付きのボス20とが
突設されている。
【0018】ベース11の中央部には、図2及び図3に
示すように、第1及び第2の揺動部材8,9を貫通・保
持するための角形の揺動部材貫通孔21が開設され、当
該揺動部材貫通孔21の各辺と対向する部分には、4個
の光透過孔22a,22b,22c,22dのそれぞれ
が開設されている。また、これら4個の光透過孔22a
〜22dのうち、3個の光透過孔22a,22b,22
cの近傍には、スライダ5a,5b,5cのそれぞれを
貫通させるためのスライダ貫通孔23a,23b,23
cが開設されている。さらに、ベース11の四隅には、
カム部材4に備えられた各カムを貫通させるための4個
のカム貫通孔24a,24b,24c,24dが形成さ
れている。
【0019】前記揺動部材貫通孔21の相対向する2辺
には、図2に示すように、舌片25が相対向に起立さ
れ、当該舌片25の内面には、第2の揺動部材9を揺動
自在に軸支するためのピン26が突設されている。ま
た、当該揺動部材貫通孔21の前記ベース11よりも下
方には、図3に示すように、第2の揺動部材9に操作時
のクリック感を付与するための段突き溝27を有する第
2橋絡部28と、第1の揺動部材8及び第2の揺動部材
の不正な揺動を阻止するためのストッパ29,30とが
形成されている。ストッパ29,30は、それぞれ隣り
合うストッパ面29a,29b及び30a,30bを備
えている。
【0020】回路基板2には、図示しない所要の回路パ
ターンが形成されており、図1に示すように、前記ベー
ス11に開設されたカム貫通孔24a,24b,24
c,24dのそれぞれと対応する位置には、第1のノブ
6によって操作される第1のスイッチ群を構成する4個
の固定接点31a,31b,31c,31dが形成され
ると共に、前記ベース11に開設されたスライダ貫通孔
23a,23b,23cと対応する位置には、第2のノ
ブ7によって操作される第2のスイッチ群を構成する3
個のスイッチ32a,32b,32cが実装され、さら
に前記ベース11に開設された各光透過孔22a〜22
dと対応する位置には、4個の発光ダイオード33a,
33b,33c,33dが配置される。
【0021】ラバーコンタクト3は、透明又は半透明の
ゴム状弾性体を用いて形成されており、図1及び図7に
示すように、前記回路基板2に形成された各固定接点3
1a〜31dと対応する位置には4個の円錐状の凸部3
4a,34b,34c,34dが形成され、これら各凸
部34a〜34dの内面頂部には、前記固定接点31a
〜31dとの間で電気的接続を行う可動接点35a,3
5b,35c,35dが設けられている。また、図1及
び図8に示すように、当該ラバーコンタクト3の前記回
路基板2に実装されたスイッチ32a,32b,32c
及び発光ダイオード33a,33b,33c,33dと
対応する位置には、これらの電気部品を収納するための
角形の4個の凹部36a,36b,36c,36dが形
成されている。
【0022】カム部材4は、図1に示すように、剛性の
円柱状に形成された4本のカム41a,41b,41
c,41dの下端部を柔軟性の連結部材42にて連結し
たものであって、各カム41a〜41dは、前記ベース
11に開設されたカム貫通孔24a〜24dに挿通可能
な直径に形成され、各カム貫通孔24a〜24dと同一
のピッチで配列される。なお、前記4本のカム41a〜
41dとこれらを連結する連結部材42とは、樹脂材料
を用いて一体成形することもできる。
【0023】スライダ5a,5b,5cは、剛性の樹脂
材料や金属材料を用いて、前記ベース11に開設された
スライダ貫通孔23a,23b,23cに挿通可能な直
径を有する円柱状に形成される。
【0024】第1のノブ6は、周辺部にフランジ部43
を有する浅皿状に形成されており、フランジ部43から
浅皿状に湾曲形成された突出部44の中央部には、第2
のノブ7を外部に臨ませるための円形の透孔45が開設
されており、当該透孔45の周囲には、当該第1のノブ
6の操作方向を示す光透過性のマーク46a,46b,
46c,46dが90度ピッチで形成されている。ま
た、当該第1のノブ6の裏面側には、図4に示すよう
に、突出部44の四隅部にカム41a〜41dを押圧す
るための突起47a,47b,47c,47dが形成さ
れている。
【0025】第2のノブ7は、図1、図5及び図6に示
すように、球面部51と、当該球面部51の中心より外
向きに突設されたつまみ部52と、前記球面部51の下
端部より水平状に張り出したフランジ部53と、前記球
面部51の内面中央部に形成された第1の揺動部材8を
固着するための第1揺動部材取付部54とから構成され
ている。前記第1揺動部材取付部54は、角柱状に形成
されており、その底面中央部に第1の揺動部材8の一端
を挿入・固定するための揺動部材取付穴55が形成され
ると共に、相対向する一方の側面部には第1の揺動部材
8に設けられたスナップ結合用の係止爪を係合するため
の係止穴56が形成され、相対向する他方の側面部には
第1の揺動部材8に設けられたリブを挿通するためのス
リット57が形成されている。
【0026】第1の揺動部材8は、相対向する一方の側
面部に係止爪61が形成され、相対向する他方の側面部
にリブ62が形成された角柱形のノブ取付部63と、こ
れよりも幅の大きな角柱形の第1球体支持部64と、こ
れらノブ取付部63及び第1球体支持部64の間に設け
られたフランジ部65とから構成されており、第1球体
支持部64の上端部には、第1の揺動部材8を第2の揺
動部材9に揺動可能に軸支するためのピン66が外向き
に形成されている。また、当該第1球体支持部64の下
端部には、スリット67が形成され、当該スリット67
内には、ばね68と当該ばね68によって常時外向きに
付勢される球体69とが備えられている。
【0027】第2の揺動部材9は、前記ケース1に開設
された揺動部材貫通孔21内に挿入可能な大きさの枠形
を有する第1球体支持部71と、第2球体支持部72
と、前記第1の揺動部材8に操作時のクリック感を付与
するための凹溝73を有する第1橋絡部74とからな
る。前記第1球体支持部71の相対向する2辺、即ち、
第2の揺動部材9を当該第1球体支持部71側から見た
とき、前記第2球体支持部72及び第1橋絡部74を介
してその両側に配置される2辺には、前記第1の揺動部
材8に形成されたピン66を挿入するための軸孔75が
開設されている。また、前記第1球体支持部71の相対
向する他の2辺には、前記ケース1の舌片25に突設さ
れたピン26を挿入するための軸孔76が開設されてい
る。なお、前記第2球体支持部72の下端部に形成され
たスリット77内には、ばね78と当該ばね78によっ
て常時外向きに付勢される球体79が収納されている。
【0028】カバー10は、前記ケース1に形成された
枠体14上に載置可能な外形寸法を有し、かつ中央部に
前記第1のノブ8に形成された突出部44を挿通可能な
透孔が開設された枠形部81と、当該枠形部81の周辺
部から垂設された4個の舌片82とから構成されてい
る。前記舌片82には、前記カバー1の枠体14に形成
された係止爪18を係合するための係合孔84が開設さ
れている。
【0029】以下、前記のように構成された本実施形態
例に係るスイッチ装置の組立方法について説明する。
【0030】まず、ケース1を天地逆転し、基板収納部
13側からケース1のベース11に開設されたスライダ
貫通孔23a、23b、23cにスライダ5a,5b,
5cを個別に挿入すると共に、同じくケース1のベース
11に開設されたカム貫通孔24a,24b,24c,
24dに、カム部材4に備えられた4本のカム41a,
41b,41c,41dを個別に挿入する。
【0031】次に、回路基板2のスイッチ設定面に、ラ
バーコンタクト3を位置決めして被着する。そして、ラ
バーコンタクト3が被着された回路基板2をケース1の
基板収納部13内に収納し、ケース1に形成された位置
決め用の突起19をラバーコンタクト3に開設された突
起挿通孔3aを通して回路基板2に形成された位置決め
孔2aに係合すると共に、ケース1に形成されたねじ穴
付きのボス20をラバーコンタクト3に開設されたボス
挿通孔3bを通して回路基板2の表面に突き当て、しか
る後に、回路基板2に開設されたねじ挿通孔2bより挿
通されたねじをボス20に刻設されたねじ穴に螺合する
ことにより、ケース1に回路基板2を固定する。
【0032】次に、第2のノブ7に形成された揺動部材
取付穴55に第1の揺動部材8のノブ取付部63を差し
込み、第2のノブ7に形成された係止孔56に第1の揺
動部材8のノブ取付部63に形成された係止爪61を係
合して、これら第2のノブ7と第1の揺動部材8とを一
体化する。次いで、第2のノブ7が取り付けられた第1
の揺動部材8を第2の揺動部材9の第1球体支持部71
に挿入し、当該第1球体支持部71に形成された軸孔7
5に第1の揺動部材8に形成されたピン66を係合し
て、これら第2のノブ7と第1の揺動部材8と第2の揺
動部材9とを一体化する。このとき、第1の揺動部材8
の先端部に設定された球体69が第2の揺動部材9に形
成された第1橋絡部74の凹溝73に弾接するので、こ
れによって第1の節度機構が構成され、第2のノブ7を
ピン66を中心として操作し、第2の揺動部材9に対し
て第1の揺動部材8を揺動させたとき、球体69が凹溝
73を乗り越えることによって第2のノブ7の操作力に
変動が生じ、この操作力の変動をユーザにクリック感と
して伝えることができる。
【0033】次に、第2のノブ7及び第1の揺動部材8
が一体化された第2の揺動部材9をケース1に形成され
た揺動部材貫通孔21に挿通し、当該第2の揺動部材9
の第1球体支持部71に設けられた軸孔76にケース1
の舌片25に突設されたピン26を係合し、これらケー
ス1と第2のノブ7と第1の揺動部材8と第2の揺動部
材9とを一体化する。このとき、第2の揺動部材9の先
端部に設定された球体79がケース1に形成された第2
橋絡部28の凹溝27に弾接するので、これによって第
2の節度機構が構成され、第2のノブ7をピン26を中
心として操作し、ケース1に対して第2の揺動部材9を
揺動させたとき、球体79が凹溝27を乗り越えること
によって第2のノブ7の操作力に変動が生じ、この操作
力の変動をユーザにクリック感として伝えることができ
る。また、第2の揺動部材9に設けられた軸孔76にケ
ース1に突設されたピン26を係合したとき、第2の揺
動部材9に第1の揺動部材8を介して一体に設けられた
第2のノブ7の下面がケース1のスライダ貫通孔23
a,23b,23cに挿通されたスライダ5a,5b,
5cの上端部に当接又は接近し、第2のノブ7によるス
イッチ32a,32b,32cの操作が可能になる。
【0034】最後に、ケース1のノブ収納部12に第1
のノブ6を挿入し、当該第1のノブ6の中心部に開設さ
れた透孔45から第2のノブ7の球面部51を外部に臨
ませた後、ケース1に形成された枠体14の上方よりカ
バー10を被着し、枠体14の外面に形成された係止爪
18をカバー10の舌片82に開設された係合孔84に
係合して、これらケース1と第1のノブ6とカバー10
とを一体化する。これによって、第1のノブ6の脱落が
防止されると共に、当該第1のノブ6の下面がケース1
のカム貫通孔24a,24b,24c,24dに挿通さ
れたカム41a,41b,41c,41dの上端部に当
接又は接近し、第1のノブ6の操作による固定接点31
a,31b,31c,31dと可動接点35a,35
b,35c,35dの導通が可能になる。
【0035】以下、本実施形態例に係るスイッチ装置の
動作を、図7乃至図12に基づいて説明する。
【0036】第1及び第2のノブ6,7が操作される以
前においては、図7及び図8に示すように、第1の揺動
部材8の先端部に設けられた球体69が第2の揺動部材
9に形成された一対の凹溝73の一方に配置され、さら
に、第2の揺動部材9の先端部に設けられた球体79が
ケース1の第2橋絡部28に形成された3つの凹溝27
の中央の凹溝に配置されて、第1及び第2の揺動部材
8,9がケース1に対して垂直状態に保たれ、第2のノ
ブ7のフランジ部53及び第1のノブ6がケース1に対
して水平状態に保たれている。したがって、3個のスイ
ッチ32a,32b,32cはいずれもオフ状態にあ
り、4対の接点31aと35a、31bと35b、31
cと35c、31dと35dも非導通状態になってい
る。
【0037】この状態から、図9に示すように第2のノ
ブ7を左方向に操作すると、第2の揺動部材9がケース
1に対してピン26を中心として左方に傾動し、第2の
揺動部材9の先端部に設定された球体79が第2のケー
ス1に形成された凹溝27の右側に落ち込んで、この状
態に保持される。球体79が凹溝27の中心位置から右
側に落ち込む過程で、当該第2のノブ7の操作力に変動
を生じるので、ユーザはこの操作力の変動をクリック感
として感得することができ、第2のノブ7を所定の切換
位置まで操作できたことを知ることができる。
【0038】第2の揺動部材8がケース1に対して左方
に傾動すると、第2のノブ7に設けられたフランジ部5
3の左辺部が水平位置よりも下降し、スライダ5aを下
方に押圧する。これによって、スイッチ32aがオン状
態に切り換えられ、例えば自動車の車体の左側に設けら
れたフェンダーミラー又はドアミラーのミラー面が調整
可能になる。
【0039】第2のノブ7を左方向に操作した状態で、
第1のノブ6の左辺部を押圧すると、第1のノブ6が第
2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、図12に
示すように、当該第1のノブ6のフランジ部43の左辺
部が水平位置よりも下降して、カム41a,41bを介
してラバーコンタクト3の凹部34a,34bが下方に
押圧される。これによって、ラバーコンタクト3の凹部
34a,34bが局部的に弾性変形し、固定接点31a
と可動接点35a及び固定接点31bと可動接点35b
が選択的に導通状態に切り換えられ、図示しないモータ
が例えば正転されて、左側のフェンダーミラー又はドア
ミラーのミラー面が左向きに傾動される。なお、第2の
ノブ7を中立位置から左方向に操作した場合には、図1
3に示すように第1球体支持部64の先端がケース1に
設けられたストッパ30のストッパ面39aに接近する
ので、この状態から第2のノブ7を前方に操作しても第
1球体支持部64の先端がストッパ面30aに当接する
ので、第1の揺動部材8が揺動せず、スイッチ32cの
オン操作が阻止されることから、不所望のミラーを誤操
作するといった不都合を防止できる。
【0040】同様に、第2のノブ7を左方向に操作した
状態で、第1のノブ6の右辺部を押圧すると、第1のノ
ブ6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、
当該第1のノブ6のフランジ部43の右辺部が水平位置
よりも下降して、カム41c,41dを介してラバーコ
ンタクト3の凸部34c,34dが下方に押圧される。
これによって、ラバーコンタクト3の凸部34c,34
dが局部的に弾性変形し、固定接点31cと可動接点3
5c及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導
通状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転
されて、左側ミラーのミラー面が右向きに傾動される
(図示省略)。
【0041】また、第2のノブ7を左方向に操作した状
態で、第1のノブ6の上辺部を押圧すると、第1のノブ
6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当
該第1のノブ6のフランジ部43の上辺部が水平位置よ
りも下降して、カム41a,41cを介してラバーコン
タクト3の凸部34a,34cが下方に押圧される。こ
れによって、ラバーコンタクト3の凸部34a,34c
が局部的に弾性変形し、固定接点31aと可動接点35
a及び固定接点31cと可動接点35cが選択的に導通
状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば正転さ
れて、左側ミラーのミラー面が上向きに傾動される(図
示省略)。
【0042】さらに、第2のノブ7を左方向に操作した
状態で、第1のノブ6の下辺部を押圧すると、第1のノ
ブ6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、
当該第1のノブ6のフランジ部43の下辺部が水平位置
よりも下降して、カム41b,41dを介してラバーコ
ンタクト3の凸部34b,34dが下方に押圧される。
これによって、ラバーコンタクト3の凸部34b,34
dが局部的に弾性変形し、固定接点31bと可動接点3
5b及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導
通状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転
されて、左側ミラーのミラー面が下向きに傾動される
(図示省略)。
【0043】一方、図10に示すように第2のノブ7を
中立位置から右方向に操作すると、第2の揺動部材9が
ケース1に対してピン26を中心として右方向に傾動
し、第2の揺動部材9の先端部に設定された球体79が
ケース1に形成された凹溝27の左側に落ち込んで、こ
の状態に保持される。このときにもユーザは、球体79
が凹溝27の中心位置から左側に落ち込む過程で生じる
操作力の変動をクリック感として感得することができ、
第2のノブ7を所定の切換位置まで操作できたことを知
ることができる。なお、第2のノブ7を中立位置から右
方向に操作すると、図14に示すように第1球体支持部
64の先端がケース1に設けられたストッパ29のスト
ッパ面29aと接近するので、この状態から第2のノブ
7を前方に操作しても第1球体支持部64の先端がスト
ッパ29のストッパ面29aに当接して第1の揺動部材
8が揺動せず、スイッチ32cのオン操作が阻止される
ことから、不所望のミラーを誤操作するといった不都合
を防止できる。
【0044】第2の揺動部材9がケース1に対して右方
向に傾動すると、第2のノブ7に設けられたフランジ部
53の右辺部が水平位置よりも下降し、スライダ5bを
下方に押圧する。これによって、スイッチ32bがオン
状態に切り換えられ、例えば自動車の車体の右側に設け
られたフェンダーミラー又はドアミラーのミラー面が調
整可能になる。
【0045】第2のノブ7を右方向に操作した状態で、
第1のノブ6の左辺部を押圧すると、第1のノブ6が第
2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当該第1
のノブ6のフランジ部43の左辺部が水平位置よりも下
降して、カム41a,41bを介してラバーコンタクト
3の凸部34a,34bが下方に押圧される。これによ
って、ラバーコンタクト3の凸部34a,34bが局部
的に弾性変形し、固定接点31aと可動接点35a及び
固定接点31bと可動接点35bが選択的に導通状態に
切り換えられ、図示しないモータが例えば正転されて、
右側ミラーのミラー面が左向きに傾動される(図示省
略)。
【0046】同様に、第2のノブ7を右方向に操作した
状態で、第1のノブ6の右辺部を押圧すると、第1のノ
ブ6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、
当該第1のノブ6のフランジ部43の右辺部が水平位置
よりも下降して、カム41c,41dを介してラバーコ
ンタクト3の凸部34c,34dが下方に押圧される。
これによって、ラバーコンタクト3の凸部34c,34
dが局部的に弾性変形し、固定接点31cと可動接点3
5c及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導
通状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転
されて、右側ミラーのミラー面が右向きに傾動される
(図示省略)。
【0047】また、第2のノブ7を右方向に操作した状
態で、第1のノブ6の上辺部を押圧すると、第1のノブ
6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当
該第1のノブ6のフランジ部43の上辺部が水平位置よ
りも下降して、カム41a,41cを介してラバーコン
タクト3の凸部34a,34cが下方に押圧される。こ
れによって、ラバーコンタクト3の凸部34a,34c
が局部的に弾性変形し、固定接点31aと可動接点35
a及び固定接点31cと可動接点35cが選択的に導通
状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば正転さ
れて、右側ミラーのミラー面が上向きに傾動される(図
示省略)。
【0048】さらに、第2のノブ7を右方向に操作した
状態で、第1のノブ6の下辺部を押圧すると、第1のノ
ブ6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、
当該第1のノブ6のフランジ部43の下辺部が水平位置
よりも下降して、カム41b,41dを介してラバーコ
ンタクト3の凸部34b,34dが下方に押圧される。
これによって、ラバーコンタクト3の凸部34b,34
dが局部的に弾性変形し、固定接点31bと可動接点3
5b及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導
通状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転
されて、右側ミラーのミラー面が下向きに傾動される
(図示省略)。
【0049】第2のノブ7を中立位置から前方に操作す
ると、図11に示すように、第1の揺動部材8が第2の
揺動部材9に対してピン66を中心として前方向に傾動
し、第1の揺動部材8の先端部に設定された球体69が
第2の揺動部材9の第1橋絡部74に形成された段突き
溝73の後側に落ち込んで、この状態に保持される。球
体69が段突き溝73の中心位置から後側に落ち込む過
程で、当該第2のノブ7の操作力に変動を生じるので、
ユーザはこの操作力の変動をクリック感として感得する
ことができ、第2のノブ7を所定の切換位置まで操作で
きたことを知ることができる。なお、第2のノブ7を中
立位置から前方に操作すると、図15に示すように第1
の揺動部材8の第1球体支持部64の先端がケース1に
設けられた一対のストッパ29,30の間に挿入される
ので、この状態から第2のノブ7を左方向又は右方向に
操作しても第1の揺動部材8の第1球体支持部64の先
端がストッパ29のストッパ面29bもしくはストッパ
30のストッパ面30bに当接して第2の揺動部材9が
揺動せず、スイッチ32b,32cのオン操作が阻止さ
れることから、不所望のミラーを誤操作するといった不
都合を防止できる。
【0050】第1の揺動部材8が第2の揺動部材9に対
して前方に傾動すると、第2のノブ7に設けられたフラ
ンジ部53の前辺部が水平位置よりも下降し、スライダ
5cを下方に押圧する。これによって、スイッチ32c
がオン状態に切り換えられ、例えば自動車の後部に設け
られた後部ミラーのミラー面が調整可能になる。
【0051】第2のノブ7を前方に操作した状態で、第
1のノブ6の左辺部を押圧すると、第1のノブ6が第2
のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当該第1の
ノブ6のフランジ部43の左辺部が水平位置よりも下降
して、カム41a,41bを介してラバーコンタクト3
の凸部34a,34bが下方に押圧される。これによっ
て、ラバーコンタクト3の凸部34a,34bが局部的
に弾性変形し、固定接点31aと可動接点35a及び固
定接点31bと可動接点35bが選択的に導通状態に切
り換えられ、図示しないモータが例えば正転されて、後
部ミラーのミラー面が左向きに傾動される(図示省
略)。
【0052】同様に、第2のノブ9を前方に操作した状
態で、第1のノブ6の右辺部を押圧すると、第1のノブ
6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当
該第1のノブ6のフランジ部43の右辺部が水平位置よ
りも下降して、カム41c,41dを介してラバーコン
タクト3の凸部34c,34dが下方に押圧される。こ
れによって、ラバーコンタクト3の凸部34c,34d
が局部的に弾性変形し、固定接点31cと可動接点35
c及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導通
状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転さ
れて、後部ミラーのミラー面が右向きに傾動される(図
示省略)。
【0053】また、第2のノブ7を前方に操作した状態
で、第1のノブ6の上辺部を押圧すると、第1のノブ6
が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当該
第1のノブ6のフランジ部43の上辺部が水平位置より
も下降して、カム41a,41cを介してラバーコンタ
クト3の凸部34a,34cが下方に押圧される。これ
によって、ラバーコンタクト3の凸部34a,34cが
局部的に弾性変形し、固定接点31aと可動接点35a
及び固定接点31cと可動接点35cが選択的に導通状
態に切り換えられ、図示しないモータが例えば正転され
て、ルームミラーのミラー面が上向きに傾動される(図
示省略)。
【0054】さらに、第2のノブ7を前方に操作した状
態で、第1のノブ6の下辺部を押圧すると、第1のノブ
6が第2のノブ7の球面部51に案内されて傾動し、当
該第1のノブ6のフランジ部43の下辺部が水平位置よ
りも下降して、カム41b,41dを介してラバーコン
タクト3の凸部34b,34dが下方に押圧される。こ
れによって、ラバーコンタクト3の凸部34b,34d
が局部的に弾性変形し、固定接点31bと可動接点35
b及び固定接点31dと可動接点35dが選択的に導通
状態に切り換えられ、図示しないモータが例えば逆転さ
れて、ルームミラーのミラー面が下向きに傾動される
(図示省略)。
【0055】第2のノブ7は、公報に操作しようとして
も、第1の揺動部材8の第1球体支持部64の側面が第
2の揺動部材9の第1球体支持部71の内壁に当接する
構成となっているので、後方には操作できない。
【0056】なお、前記実施形態例においては、第2の
ノブ7を中立位置から左方向、右方向及び前方向の3方
向にのみ操作できるようにしたが、第2の揺動部材9に
形成される第1橋絡部74をより幅広に形成することに
よって、2のノブ7を中立位置から左方向、右方向、前
方向及び後方向の4方向に操作できるようにすることも
できる。
【0057】また、前記実施形態例においては、第1の
ノブ6を中立位置から左方向、右方向、前方向及び後方
向の4方向に操作可能としたが、いずれか2方向又は3
方向にのみ操作可能に構成することもできる。
【0058】さらに、前記実施形態例においては、本発
明に係るスイッチ装置をフェンダーミラー又はドアミラ
ー及びルームミラーの調整用スイッチとして適用した場
合を例にとって説明したが、本発明に係るスイッチ装置
の適用例はこれに限定されるものではなく、他の任意の
対象に適用できることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、スイッチ装置
に第1のスイッチ群を操作する第1のノブと第2のスイ
ッチ群を操作する第2のノブとを備え、第2のノブによ
って3個以上のスイッチを選択的に操作するようにした
ので、1つのスイッチ装置で操作可能な対象の数量を従
来の2つから3つ以上に増加することができ、コンパク
ト性を維持しつつ、この種のスイッチ装置の多機能化を
図ることができる。
【0060】請求項2に記載の発明は、第2のノブの上
面を球面状に形成すると共に、前記第1のノブの中央部
に前記第2のノブの上面と係合可能な円形の透孔を開設
し、前記第1のノブが前記第2のノブの上面に案内され
て多方向に揺動するという構成にしたので、第1のノブ
の案内部材を別途備える必要がなく、スイッチ装置のコ
ンパクト化及び多機能化を図ることができる。
【0061】請求項3に記載の発明は、第2のノブを第
1の揺動部材及び第2の揺動部材を介して前記ケースに
揺動自在に軸支し、前記第1の揺動部材を前記第2の揺
動部材との間に設けられた第1の節度機構を介して第1
の方向に揺動可能とし、前記第2の揺動部材を前記ケー
スとの間に設けられた第2の節度機構を介して前記第1
の方向と直交する第2の方向に揺動可能にしたので、第
2のノブを直交する第1の方向及び第2の方向に揺動さ
せるに必要な部材、即ち、第1の揺動部材、第2の揺動
部材、第1の節度機構及び第2の節度機構を一カ所に集
約して配置することができ、スイッチ装置の構成をコン
パクト化できる。また、第2のノブにこれらの部材を一
体に組み込んだ後に、当該組立体をケースに連結するだ
けでスイッチ装置の組立を完了できるので、スイッチ装
置の良好な組立性も維持できる。
【0062】請求項4に記載の発明は、ケースにストッ
パを形成し、第1の揺動部材が中立位置から前記第1の
方向に揺動されたときにおける前記第2の揺動部材の前
記第2の方向への揺動を阻止し、前記第2の揺動部材が
中立位置から前記第2の方向に揺動されたときにおける
前記第1の揺動部材の前記第1の方向への揺動を阻止す
るようにしたので、各スイッチの誤操作が防止され、ス
イッチ装置の信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係るスイッチ装置の分解斜視図で
ある。
【図2】第1及び第2の揺動部材を備えたケースの平面
図である。
【図3】第1及び第2の揺動部材を備えたケースの底面
図である。
【図4】第1のノブの底面図である。
【図5】第1のノブの底面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図2のB−B位置に相当する位置でケースを切
断し、実施形態例に係るスイッチ装置の非操作状態を示
すた断面図である。
【図8】図2のC−C位置に相当する位置でケースを切
断し、実施形態例に係るスイッチ装置の非操作状態を示
す断面図である。
【図9】図2のD−D位置に相当する位置でケースを切
断し、第2のノブを第2の方向の一方に操作した状態を
示す断面図である。
【図10】図2のD−D位置に相当する位置でケースを
切断し、第2のノブを第2の方向の他方に操作した状態
を示す断面図である。
【図11】第2のノブを第1の方向に操作した状態を示
す断面図である。
【図12】第1及び第2のノブを共に第2の方向に操作
した状態を示す断面図である。
【図13】第2のノブを第1の方向の一方に操作したと
きにおけるストッパの機能を示すケースの底面図であ
る。
【図14】第2のノブを第1の方向の他方に操作したと
きにおけるストッパの機能を示すケースの底面図であ
る。
【図15】第2のノブを第2の方向に操作したときにお
けるストッパの機能を示すケースの底面図である。
【符号の説明】 1 ケース 2 回路基板 3 ラバーコンタクト 4 カム部材 5 スライダ 6 第1のノブ 7 第2のノブ 8 第1の揺動部材 9 第2の揺動部材 10 カバー 28 第2橋絡部 29,30 ストッパ 32a,32b,32c スイッチ 54 第1揺動部材取付部 64 第1球体支持部 68 ばね 69 球体 71 第1球体支持部 72 第2球体支持部 74 第1橋絡部 78 ばね 79 球体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のスイッチからなる第1のスイッ
    チ群と、他の複数個のスイッチからなる第2のスイッチ
    群と、これら第1及び第2のスイッチ群が実装された回
    路基板と、当該回路基板を収納するケースと、当該ケー
    スに揺動可能に設けられ、前記第1のスイッチ群を構成
    する複数個のスイッチのいずれかを選択的に操作する第
    1のノブと、当該第1のノブの中央部に揺動可能に設け
    られ、前記第2のスイッチ群を構成する複数個のスイッ
    チのいずれかを選択的に操作する第2のノブとを備え、
    当該第2のノブが少なくとも3方向以上の多方向に揺動
    可能で、当該第2のノブの揺動方向に配置された3個以
    上のスイッチのいずれかを選択的に操作することを特徴
    とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のノブの上面を球面状に形成す
    ると共に、前記第1のノブの中央部に前記第2のノブの
    上面と係合可能な円形の透孔を開設し、前記第1のノブ
    が前記第2のノブの上面に案内されて多方向に揺動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のノブは、第1の揺動部材に固
    定され、当該第1の揺動部材は第2の揺動部材に揺動可
    能に軸支され、当該第2の揺動部材は前記ケースに揺動
    可能に軸支されており、前記第1の揺動部材は前記ケー
    スの第1の方向に揺動し、前記第2の揺動部材は前記第
    1の方向と直交する前記ケースの第2の方向に揺動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記ケースにストッパを形成し、当該ス
    トッパにより、前記第1の揺動部材が中立位置から前記
    第1の方向に揺動されたときにおける前記第2の揺動部
    材の前記第2の方向への揺動を阻止し、前記第2の揺動
    部材が中立位置から前記第2の方向に揺動されたときに
    おける前記第1の揺動部材の前記第1の方向への揺動を
    阻止することを特徴とする請求項3に記載のスイッチ装
    置。
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