JP2001114623A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JP2001114623A
JP2001114623A JP28785499A JP28785499A JP2001114623A JP 2001114623 A JP2001114623 A JP 2001114623A JP 28785499 A JP28785499 A JP 28785499A JP 28785499 A JP28785499 A JP 28785499A JP 2001114623 A JP2001114623 A JP 2001114623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
powder
silicone elastomer
elastomer spherical
spherical powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28785499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3442698B2 (ja
Inventor
Akihiro Kuroda
章裕 黒田
Masafumi Imazeki
雅文 今関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17722642&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001114623(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP28785499A priority Critical patent/JP3442698B2/ja
Publication of JP2001114623A publication Critical patent/JP2001114623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442698B2 publication Critical patent/JP3442698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】しわ隠し効果、化粧持ち、皮脂吸着性、油剤吸
収保持性、感触等に優れた化粧料を提供する。 【解決手段】平均一次粒子径として1〜15μmの大き
さを有するシリコーンエラストマー球状粉体の高次凝集
物をせん断機構を有する乾式粉砕機を用いて微粉砕して
得られる、凝集粒子径が1〜80μmの範囲にあること
を特徴とする微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体
を配合してなる化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、しわ隠し効果、化
粧持ち、皮脂吸着性、油剤吸収保持性、感触に優れた化
粧料に関する。さらに詳しくは、平均一次粒子径として
1〜15μmの大きさを有するシリコーンエラストマー
球状粉体の高次凝集物(および滑剤の混合物)をせん断
機構を有する乾式粉砕機を用いて微粉砕して得られる、
シリコーンエラストマー球状粉体の凝集粒子径が1〜8
0μmの範囲にあることを特徴とする微粉砕化シリコー
ンエラストマー球状粉体を配合することで、しわ隠し効
果、皮脂吸着性、油剤吸収保持性や感触に優れた化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンエラストマー球状粉末は、古
くは1970年頃に米国や欧州にて塗料向け素材として
開発されたものである。その後化粧品分野では、特開昭
61−194009号公報にあるように、昭和末期に応
用が始められた歴史の長い原料である。しかし、この原
料は歴史の割にはあまり汎用されていない。その理由と
しては、同粉末の化粧料への配合のしにくさが原因とし
て挙げられる。そこで、我々は、シリコーンエラストマ
ー球状粉体の化粧料への配合方法について検討を行って
きた。例えば、特開平7−2624号公報には、密閉多
段式ズリせん断押し出し機を用いてシリコーンエラスト
マー球状粉体を化粧料に配合しやすいように改質する技
術を開発し、また特開平9−30918号公報、特開平
9−71509号公報には湿式粉砕装置を用いて同粉体
を処理する方法を開発した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法の問題点としては、生産に手間がかかり、生産性
が低いか、もしくは高コストとなることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明人らは、これらの
問題点に鑑み、より生産性に富み、化粧料への配合が行
いやすい改質方法の検討を行った。シリコーンエラスト
マー球状粉体は一般にぶどうの房状に高次の凝集構造を
とっており、これが化粧料中でうまく分散されていない
と、消しゴムを使用したときのカスに似たカス状の複合
凝集体が化粧料使用時に発生したり、プレス状化粧料の
パウダーファンデーションなどでは、金皿への打型時や
打型後に表面が割れてしまうなどの問題が起こる。そこ
で、シリコーンエラストマー球状粉体を比較的低コスト
の乾式粉砕機を用いてせん断し、化粧料中での分散がう
まくできるようにすることでこれらの問題に対応した。
さらに、滑剤と組み合わせることで、一度せん断した粉
末が再密着しないようにした。これらの対策により、よ
り優れた化粧料の開発が可能となった。
【0005】すなわち、第1の本発明は、平均一次粒子
径として1〜15μmの大きさを有するシリコーンエラ
ストマー球状粉体の高次凝集物をせん断機構を有する乾
式粉砕機を用いて微粉砕して得られる、凝集粒子径が1
〜80μmの範囲にあることを特徴とする微粉砕化シリ
コーンエラストマー球状粉体を配合してなる化粧料にあ
る。
【0006】第2の本発明は、平均一次粒子径として1
〜15μmの大きさを有するシリコーンエラストマー球
状粉体の高次凝集物および滑剤の混合物をせん断機構を
有する乾式粉砕機を用いて微粉砕して得られる、シリコ
ーンエラストマー球状粉体の凝集粒子径が1〜80μm
の範囲にあることを特徴とする微粉砕化シリコーンエラ
ストマー球状粉体を配合してなる化粧料にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる平均一次粒子径が
1〜15μmの大きさを有するシリコーンエラストマー
球状粉体としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン
社から発売されているトレフィルEシリーズが挙げられ
る。具体的には、トレフィルE−505C、トレフィル
E−506C、トレフィルE−507、トレフィルE−
508などが挙げられ、その骨格中にジメチルポリシロ
キサンを含んでいてもいなくても構わない。これらの粉
末は基本的に白金系触媒下にメチルハイドロジェンポリ
シロキサンと両末端オレフィン変性シリコーンを反応さ
せることにより得られる。これらの粉末は、改質処理を
行わなければ、ゴム状の弾性に富むパウダーであり、電
子顕微鏡で観察すると、球状の一次粒子が凝集してぶど
うの房状に高次の凝集物となっている状態を観察するこ
とができる。この凝集粒子は巨大であり、数百μm〜数
mmに達することも多い。この粉末は弾性に富むため、
通常化粧品で用いられる乾式の衝撃式粉砕機(ピンミル
やハンマーミルなど)では、衝撃力が吸収されてしま
い、うまく粉砕することができない。粒子自体は大変柔
らかいのでメッシュにて分級しようとすると、静電気が
発生し、粒子が飛び回るのと同時に、粒子同士が合一し
て微粉体が得られない特徴がある。
【0008】本発明で用いる粉砕機としては、カッター
ミル、ターボミル、インペラーミルなどの乾式粉砕機で
あって、かつせん断機構を持ち、好ましくは分級機構を
有し、好ましくは回転粉砕機構部が高速回転する高速回
転型の粉砕機が挙げられる。例えば、カッターミルとし
ては、ディスクローターの回転数が700min-1以上
の高速回転型が好ましい。尚、ターボミル、インペラー
ミルは書物により高速回転式衝撃粉砕機に分類される場
合があるが、同装置は円周に多数のブレードをつけた複
数のローターを有し、ケーシングにも多数の溝のついた
ライナーを有する機構となっており、ハンマーミルのよ
うな衝撃力を与えるというよりは、空気の渦流による衝
撃せん断力による粉体機構を有する粉砕機である。ま
た、ヘンシェルミキサーのような攪拌混合機を用いた場
合でも、羽根をせん断力がかかるようナイフ刃状に加工
変更し、かつインバーター制御などにより高速回転型
(好ましくは、3000min-1以上の回転数)に変更
することで本目的のせん断機構を有する乾式粉砕機用途
に改造することが可能である。尚、粉砕機は縦型でも横
型でも構わない。
【0009】本発明で言う微粉砕の程度としては、シリ
コーンエラストマー球状粉体の凝集粒子径が1〜80μ
mの範囲まで粉砕されていることが必要である。1μm
未満では一次粒子の粉砕が伴い感触が悪化すること、8
0μmを超えると凝集物が巨大となるため、使用時にボ
ソボソとしたとれ具合となったり、使用感触にざらつき
が発生することがあるため好ましくない。本発明では、
微粉砕の結果、シリコーンエラストマー球状粉体粒子の
凝集が10個以下程度にまで減らしたものが好ましく、
さらに好ましくは単粒子まで粉砕したものが好ましい。
尚、ここで言う凝集粒子径の測定方法としては、微量の
試料(微粉末)を電子顕微鏡の試料台に設置し、走査型
電子顕微鏡による形状、またはX線マイクロアナライザ
ーの珪素原子のマッピング図から、凝集した粒子の大き
さを判断する方法や、配合製品を水中で粗分散(もしく
は超音波分散)し、電子顕微鏡用試料台で下からすくい
とり、X線マイクロアナライザーのマッピング分析をか
けて凝集粒子の大きさを測定する方法などが挙げられ
る。
【0010】本発明では、微粉砕する際にシリコーンエ
ラストマー球状粉体と共に滑剤を使用することが好まし
い。滑剤としては、シリコーンエラストマー球状粉体の
粉砕時に粒子間の密着を妨げる機能があればよく、例え
ば板状粉末(タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、
窒化ホウ素、板状硫酸バリウム、板状無水ケイ酸、板状
酸化チタン、N−ラウロイル−L−リジン、金属石鹸顔
料、雲母チタン等)、無水ケイ酸、ポリメチルシルセス
キオキサン等のシリコーンパウダー、球状シリカビーズ
等が挙げられるが、特にタルク、セリサイト、無水ケイ
酸の効果が高いため好ましい。シリコーンエラストマー
球状粉体と滑剤の混合比率としては、シリコーンエラス
トマー球状粉体/滑剤=99/1〜25/75の質量比
であることが好ましい。
【0011】本発明の微粉砕化シリコーンエラストマー
球状粉体および滑剤は、後述の各種の表面処理が施して
あつてもなくても構わない。
【0012】本発明における微粉砕化シリコーンエラス
トマー球状粉体の化粧品への配合量は、全化粧料組成中
に0.1〜50.0%(質量百分率、以下同様)、好ま
しくはシリコーンエラストマー純分換算として1.0〜
15.0%である。配合量が少ない場合シリコーンエラ
ストマー球状粉体による滑らかな感触やしわ隠し効果に
好適な光学的特性等が得られず、配合量が多くなると油
剤や皮脂の吸収性が向上するものの、パウダーファンデ
ーション等のプレス状化粧料では打型成型性や形状の維
持が著しく悪くなる。
【0013】本発明の化粧料では、こうして得られた微
粉砕シリコーンエラストマー球状粉体以外に、通常化粧
料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ
素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫
外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV−A、Bのい
ずれに対応していても構わない)、保湿剤、塩類、溶
媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆
虫忌避剤、生理活性成分等の各種成分を適宜配合するこ
とが好ましい。
【0014】粉体としては、例えば、赤色104号、赤
色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色
素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等の
レーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレ
タンパウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダ
ー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウ
ダー、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化
鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、
紺青等の有色顔料、酸化チタン、酸化セリウム等の白色
顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫
酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、
硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪
酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリ
カ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイ
ト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等
が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、真球状、棒
状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)や大
きさ、結晶型に特に制限はない。また、粉体の粒度分布
は狭くても広くても構わない。
【0015】これらの粉体は、表面処理が行われていて
もいなくても構わない。表面処理としては従来公知の表
面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シ
リコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリン
グ剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−
アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処
理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メ
カノケミカル処理等が挙げられる。この内、パーフルオ
ロアルキルリン酸塩やパーフルオロアルキルシラン等の
フッ素化合物による表面処理粉体は、耐皮脂性に優れる
ため好ましい。
【0016】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂が挙げ
られ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わな
い。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデ
シルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコ
ール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸
等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウ
リン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソ
プロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノス
テアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステア
リン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチ
ル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワ
ラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバ
ロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核
油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油
脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げ
られる。
【0017】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエー
テル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・
ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、
アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガ
ノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサ
ン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキ
サン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチ
ルシロキシケイ酸、フッ素変性シリコーン樹脂、シリコ
ーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パーフルオロポ
リエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオ
ロアルコール等のフッ素化合物が挙げられる。部分フッ
素化または完全フッ素置換油剤は、耐皮脂性が向上し、
化粧料の持続性が向上するメリットがあり好ましい。
【0018】溶媒の例としては、精製水、環状シリコー
ン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコ
ール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メ
チルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シ
リコーン、次世代フロン等が挙げられる。
【0019】界面活性剤の例としては、例えばアニオン
性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面
活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。より詳
しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン酸塩、アルキル
スルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエ
ーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸
塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタ
ウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、
パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオン性界
面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化
ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルト
リメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチル
アンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭
化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面
活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、POEソルビ
タン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステ
ル、POE脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコー
ン等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン型、
アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスル
ホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイ
ン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、
アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げられる。ま
た、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤を
用いることもできる。界面活性剤は親水型であっても親
油型であっても構わない。
【0020】粘剤、樹脂の例としては、アクリル酸エス
テル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、
互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レ
ジン28−1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロ
トン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28−293
0、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハ
ーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、t−
ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸
共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリド
ン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体
(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテ
ート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF
社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリ
ドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビ
ニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレック
ス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共
重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルア
セテート/ブチルマレアート/イソボルニルアクリラー
ト共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキ
シビニルポリマー(カーボポール、B.F.GOODR
ICH社製)、架橋型ポリアクリル酸(ペミュレン、B
F GOODRICH社製)等のアニオン性高分子化合
物や、ジアルキルアミノエチルメタクリエート重合体の
酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アク
リル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシ
プロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体
(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合
物や、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタク
リレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、
メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリド
ン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン
性高分子化合物や、ポリビニルピロリドン(ルビスコー
ルK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル
共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニル
ピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重
合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロ
ラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメ
タクレレート共重合体(コポリマーVC713、ISP
社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セ
ルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンま
たはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒
天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガ
ム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメト
キシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セルロ
ース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカント
ガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラ
ン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化
合物も好適に用いることができる。
【0021】生理活性成分とは、皮膚に塗布した場合に
皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例
えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御
剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血
行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、
ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、
鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分、皮膚着色剤等が挙げら
れる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成
分、生薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生
理活性成分を1種または2種以上を配合することが好ま
しい。
【0022】これらの成分の例としては、例えばアシタ
バエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテア
エキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オ
レンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラ
スチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラ
エキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エ
キス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキ
ス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、
クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、
紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵
エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、
コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササ
エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケ
エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シ
ナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキ
ス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、
セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキ
ス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエ
キス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキ
ス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエ
キス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニ
ンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビ
スカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂
蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコ
シエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエ
キス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャ
ーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマ
エキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイ
ジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げること
ができる。
【0023】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、
N−メチル−L−セリン等のアミノ酸誘導体、乳酸ナト
リウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタ
イン、ホエイ、ラフィノースなどの保湿成分、スフィン
ゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘
導体、リン脂質等の油性成分、ε−アミノカプロン酸、
グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチ
ーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症
剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸
カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンC
エステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピ
ルアミンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノ
イド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等
の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の
細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の
血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治
癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオ
ウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチ
オン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、ヒ
ノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシ
ン、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフ
ェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、カンフル、
サリチル酸、l−メントール、γ−アミノ酪酸等が挙げ
られる。この内、抗炎症作用、または保湿効果、または
抗酸化作用をもった成分と組み合わせて配合することが
特に好ましい。
【0024】有機系紫外線吸収剤としては、例えばパラ
メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハ
イドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息
香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプ
ロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモ
メンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチ
ルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレ
ート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチ
ル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サ
リチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベン
ジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキ
シベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタ
ン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4
−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−
1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、
オクチルトリアゾンや、これらの高分子誘導体、シラン
誘導体等が挙げられる。また、これらの有機系紫外線吸
収剤の内、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメ
タンが特に好ましく用いられる。
【0025】また、有機系紫外線吸収剤がポリマー粉末
中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマ
ー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径
としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分
布はブロードであってもシャープであっても構わない。
ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹
脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン
樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂等が挙げられる。
これらのポリマー粉末中に、粉末質量の0.1〜30%
の範囲で有機系紫外線吸収剤を取り込ませた粉末が好ま
しく、特にUVA吸収剤である4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタンを配合することが好
ましい。
【0026】紫外線防御成分は有機系、無機系に拘わら
ず、本発明の微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉末
と共に使用することが好ましい。一般に紫外線防御成分
は感触上にあまり好ましくない効果を与えるが、本発明
の微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体と組み合わ
せることにより、より好ましい感触とすることが可能で
ある。有機系紫外線吸収剤の配合量としては、化粧料の
質量に対して0.1〜10%が好ましく、さらに好まし
くは1〜10%である。
【0027】本発明の化粧料としては、例えば乳液、ク
リーム、ローション、カラミンローション、サンスクリ
ーン剤、サンタン剤、アフターシェーブローション、プ
レシェーブローション、パック料、クレンジング料、洗
顔料、アクネ対策化粧料、エッセンス等の基礎化粧料、
ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライナ
ー、アイブロー、チーク、口紅、ネイルカラー等のメイ
クアップ化粧料、シャンプー、リンス、コンディショナ
ー、ヘアカラー、ヘアトニック、セット剤、ボディパウ
ダー、デオドラント、脱毛剤、石鹸、ボディシャンプ
ー、入浴剤、ハンドソープ、香水等が挙げられるが、特
にファンデーション、口紅に好適である。
【0028】本発明の化粧料の剤型としては、二層状、
油中水型エマルション、水中油型エマルション、ジェル
状、スプレー、ムース状、油性、固型状、粉末状、顆粒
状、シート状等の従来公知の剤型を使用することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、製造例、実施例および比較例によって
本発明を詳細に説明する。また、実施例および比較例で
得られた化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示
す。
【0030】官能特性評価 専門パネラー10名を用いて、試作品の官能特性を評価
した。各官能特性に関して、優れている場合を+5点、
劣っている場合を1点とし、その間を計5段階で評価
し、全員の点数の合計を以て評価結果とした。従って、
点数が高いほど、評価が高いことを示す。
【0031】製造例1 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部を粗混合し、これを器内壁面に付着しないよ
う掻き落としを行ないながらカッターミル(回転数:1
1,000min-1)により30秒運転で2回処理し微
粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体を得た。微粉砕
化物の凝集粒子径は走査型電子顕微鏡での観察より2〜
60μmの範囲に分布していた。
【0032】製造例2 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−506C)50部、
セリサイト50部を粗混合し、これを器内壁面に付着し
ないよう掻き落としを行ないながらカッターミル(回転
数:11,000min-1)により30秒運転で2回処
理し微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体を得た。
微粉砕化物の凝集粒子径は走査型電子顕微鏡での観察よ
り2〜40μmの範囲に分布していた。
【0033】実施例1 製造例1で得られた微粉砕化シリコーンエラストマー球
状粉体を用いて下記処方に示すパウダーファンデーショ
ンを調整した。 (成 分) (%) ----------------------------------------------------------------- (1)シリコーン処理ベンガラ 1.0 (2)シリコーン処理黄酸化鉄 3.0 (3)シリコーン処理黒酸化鉄 0.3 (4)シリコーン処理酸化チタン 10.0 (5)シリコーン処理タルク 20.0 (6)シリコーン処理セリサイト 残 量 (7)ナイロン末(真球状、4μm) 2.0 (8)微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体(製造例1)10.0 (9)メチルポリシロキサン 7.0 (10)流動パラフィン 5.0 (11)スクワラン 3.0 (12)オクチルドデカノール 1.0 (13)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0 (14)防腐剤 適 量 合計 100.0
【0034】(製 法)成分(1)〜(8)を混合攪拌
し、これに(9)〜(14)を均一に溶解混合したもの
を加え、均一に混合したものを粉砕処理し、金皿に打型
成型した。
【0035】比較例1 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部をヘンシェルミキサー中で回転数が1000
min-1で1分間攪拌した混合粉体を得た。これを、実
施例1処方中の成分(8)微粉砕化シリコーンエラストマ
ー球状粉体の代わりに用い、パウダーファンデーション
を得た。配合成分を変更した以外の操作は実施例1と同
じに行った。
【0036】比較例2 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部をヘンシェルミキサー中で回転数が1000
min-1で1分間攪拌し、次いでハンマーミルで処理し
て混合粉体を得た。これを、比較例1と同じように実施
例1処方中の成分(8)微粉砕化シリコーンエラストマー
球状粉体の代わりに用い、パウダーファンデーションを
得た。配合成分を変更した以外の操作は実施例1と同じ
に行った。
【0037】比較例3 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部をヘンシェルミキサー中で回転数が1000
min-1で1分間攪拌し、次いでピンミルで処理して混
合粉体を得た。これを、比較例1と同じように実施例1
処方中の成分(8)微粉砕化シリコーンエラストマー球状
粉体の代わりに用い、パウダーファンデーションを得
た。配合成分を変更した以外の操作は実施例1と同じに
行った。
【0038】比較例4 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部を自動乳鉢で30分間処理し混合粉体を得
た。これを、比較例1と同じように実施例1処方中の成
分(8)微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体の代わ
りに用い、パウダーファンデーションを得た。配合成分
を変更した以外の操作は実施例1と同じに行った。
【0039】比較例5 シリコーンエラストマー球状粉体(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製トレフィルE−505C)75部、
板状無水ケイ酸(洞海化学工業株式会社製サンラブリー
C)25部をボールミルで30分間処理し混合粉体を得
た。これを、比較例1と同じように実施例1処方中の成
分(8)微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体の代わ
りに用い、パウダーファンデーションを得た。配合成分
を変更した以外の操作は実施例1と同じに行った。
【0040】実施例1および比較例1〜5について化粧
料の外観状態(均一性)観察および官能特性評価試験を
行った。そのパウダーファンデーション評価結果を示
す。
【0041】 [パウダーファンデーション評価結果] 外観状態 官能特性評価(50点満点) の均一性 しわ隠し効果 化粧持ち 感触 ----------------------------------------------------------------- 実施例1 均一性良好 42 41 47 比較例1 不均一、表面全体にくずれている 10 11 10 比較例2 不均一、表面全体がくずれている 10 10 10 比較例3 不均一、表面全体がくずれている 10 10 10 比較例4 不均一、表面の凹凸が著しい 33 30 26 比較例5 不均一、表面の凹凸が著しい 32 24 14
【0042】上記の試験結果より、本発明の実施例は各
比較例と比べていずれも各評価項目に優れていることが
判った。
【0043】 実施例2 油性ファンデーション (成 分) (%) ---------------------------------------------------------------- (1)パラフィンワックス 1.5 (2)セレシン 2.0 (3)流動パラフィン 10.0 (4)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリド 5.0 (5)オキシステアリン酸オクチル 31.5 (6)ベンガラ 0.5 (7)黄酸化鉄 4.0 (8)黒酸化鉄 0.1 (9)酸化チタン 30.0 (10)マイカ 5.4 (11)微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉体(製造例2)10.0 合計 100.0
【0044】(製 法)成分(1)〜(5)を加熱溶解
し、均一に混合する。これに成分(6)〜(11)を攪
拌混合したものを加え、ローラーミルにて均一になるよ
う混練したものを、金皿に充填成型した。
【0045】実施例2の油性ファンデーションは、比較
例として実施例2で微粉砕化シリコーンエラストマー球
状粉体の代りにマイカを用いたものに対して、よりパウ
ダリーなサッパリした感触を有していた。又、発汗や油
剤のにじみ出しが少なく、良好な油剤の維持特性を有し
ていた。
【0046】 実施例3 フェイスパウダー (成 分) (%) ----------------------------------------------------------------- (1)ベンガラ 0.1 (2)黄酸化鉄 0.8 (3)赤色226号 0.06 (4)タルク 70.94 (5)微粉砕化シリコーンエラストマー球状紛体(製造例2) 20.0 (6)マイカ 5.0 (7)ミリスチン酸亜鉛 3.0 (8)香料 0.1 合計 100.0
【0047】(製 法)成分(1)〜(7)を混合攪拌
し、これに成分(8)を加え混合後、ハンマーミルにて
粉砕し、篩別後に容器に充填した。
【0048】実施例3のフェイスパウダーは滑らかな感
触を有し、又、肌に塗布した際の皮脂吸着性も良好だっ
た。
【0049】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、本発明は、
しわ隠し効果、化粧持ち、皮脂吸着性、油剤吸収保持
性、感触に優れた化粧料が得られることは明らかであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均一次粒子径として1〜15μmの大
    きさを有するシリコーンエラストマー球状粉体の高次凝
    集物をせん断機構を有する乾式粉砕機を用いて微粉砕し
    て得られる、凝集粒子径が1〜80μmの範囲にあるこ
    とを特徴とする微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉
    体を配合してなる化粧料。
  2. 【請求項2】 平均一次粒子径として1〜15μmの大
    きさを有するシリコーンエラストマー球状粉体の高次凝
    集物および滑剤の混合物をせん断機構を有する乾式粉砕
    機を用いて微粉砕して得られる、シリコーンエラストマ
    ー球状粉体の凝集粒子径が1〜80μmの範囲にあるこ
    とを特徴とする微粉砕化シリコーンエラストマー球状粉
    体を配合してなる化粧料。
JP28785499A 1999-10-08 1999-10-08 化粧料の製造方法 Expired - Fee Related JP3442698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28785499A JP3442698B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 化粧料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28785499A JP3442698B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 化粧料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001114623A true JP2001114623A (ja) 2001-04-24
JP3442698B2 JP3442698B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=17722642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28785499A Expired - Fee Related JP3442698B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 化粧料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3442698B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015723A1 (fr) * 2001-08-10 2003-02-27 Kanebo, Limited Cosmetiques et procede de maquillage
WO2006088130A1 (ja) * 2005-02-17 2006-08-24 Shiseido Co., Ltd. シリコーンエラストマー複合粉末、シリコーンエラストマー複合粉末の製造方法および化粧料
JP2007176822A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Shiseido Co Ltd 粉末固型化粧料
US8394394B2 (en) 2004-05-26 2013-03-12 L'oréal Mousse formulations

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2044924A4 (en) 2006-07-25 2012-11-14 Shiseido Co Ltd POWDERY COSMETIC AGENT

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015723A1 (fr) * 2001-08-10 2003-02-27 Kanebo, Limited Cosmetiques et procede de maquillage
US8394394B2 (en) 2004-05-26 2013-03-12 L'oréal Mousse formulations
WO2006088130A1 (ja) * 2005-02-17 2006-08-24 Shiseido Co., Ltd. シリコーンエラストマー複合粉末、シリコーンエラストマー複合粉末の製造方法および化粧料
JP2007176822A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Shiseido Co Ltd 粉末固型化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3442698B2 (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003075863A1 (fr) Cosmetiques
JP5523652B2 (ja) ゲル状化粧料及びその製造方法
JP3524501B2 (ja) 化粧料
JP3943275B2 (ja) 紫外線防御化粧料
JP2000297005A (ja) 化粧料
JP2004091360A (ja) 化粧料
JP3442698B2 (ja) 化粧料の製造方法
JP2003192561A (ja) 皮膚化粧料
JP3616354B2 (ja) 唇用下地料および化粧方法並びに組み合わせ化粧料
JP4169947B2 (ja) 化粧料
JP4183422B2 (ja) 外用剤
JP2000212022A (ja) 化粧料
JP2006282603A (ja) 化粧料
JP2005002078A (ja) 水系液状化粧料
JP2004189687A (ja) 色移り防止型メイクアップ化粧料
JP2000327518A (ja) 化粧料
JP3492937B2 (ja) 化粧料
JP2011026273A (ja) 化粧料
JP2004238326A (ja) 貴金属被覆処理顔料および化粧料
JP2004238327A (ja) 貴金属・金属酸化物被覆処理顔料および化粧料
JP2004238499A (ja) 貴金属被覆処理顔料および化粧料
JP2002003334A (ja) 化粧料
JP2004238328A (ja) 貴金属・金属酸化物被覆処理顔料および化粧料
JP2013177328A (ja) ヒアルロン酸被覆処理粉体およびその製造方法並びに化粧料
JP2002205914A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3442698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees