JP2001114524A - ガラス板の加工機械 - Google Patents

ガラス板の加工機械

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JP2001114524A JP29034999A JP29034999A JP2001114524A JP 2001114524 A JP2001114524 A JP 2001114524A JP 29034999 A JP29034999 A JP 29034999A JP 29034999 A JP29034999 A JP 29034999A JP 2001114524 A JP2001114524 A JP 2001114524A
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glass
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    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質な研削加工、精度ある隅取りを行い得る
ガラス板加工機械を提供すること。 【解決手段】 ガラス板の加工機械1は、ガラス板2の
両縁部3及び4を挟持してガラス板2を水平にして搬送
する搬送手段5と、搬送手段5により搬送されるガラス
板2の両縁を研削する加工ヘッド8a、8b、8c及び
8dと、ガラス板2の両縁部3及び4間において、ガラ
ス板2の下面9を支持すると共に、ガラス板2の搬送方
向Aと同方向に走行する無端ベルト10を具備した支持
手段11とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
(LCD)用ガラス基板等として使用する薄板ガラス
(厚み0.3〜1.1mm、通常四角形状)の縁を研削
加工又はその隅部を隅取り加工するガラス板の加工機械
に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、上記のような薄
板ガラスを水平にしてその対向両縁内側をコンベアベル
ト等により挟持して直進搬送し、これら対向両縁外に配
設した加工装置により、薄板ガラスの両縁を同時に研削
加工し又は薄板ガラスの前後両隅部を同時に隅取り(コ
ーナーカット)をするガラス板の加工機械に係る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、液晶ディスプレ
イの大型化に伴い、そのガラス基板の寸法は、次第に大
きく(1200mm×1200mm)なる一方、逆にそ
の厚みは薄くなり、このため、その縁の研削加工に際
し、ガラス板を両側で挟持して水平搬送する際、ガラス
板は、その自重で、また両側からの研削荷重で押されて
中央で下向に撓み、加工する縁で傾き、要求する形状に
研削、隅取り加工するのが困難となる。
【0004】そこで、コンベアベルト間の中間部にガラ
ス板の進行方向に沿ってフリーローラを並べて設け、ガ
ラス板の移動に従ってこれらフリーローラによりその下
面の中央部を受けて支持するガラス板加工機械が提案さ
れている。
【0005】しかし、このフリーローラによりガラス板
の下面の中央部を支持しても、これらフリーローラの回
転抵抗及びこの回転抵抗に基づくフリーローラとガラス
板との間の摺動抵抗とによりガラス板が精度よく搬送さ
れない虞があり、従って加工精度が悪くなる。
【0006】精度ある加工を得るには、ガラス板は精確
に直進搬送されなければならないが、ガラス板の両縁部
を挟持して搬送する両側のコンベアベルトは、製作精
度、掛け回し張力等で相互に同一条件となっていないた
め、それぞれを機械的、電気的に同期走行させても、ガ
ラス板の両縁部の搬送速度に相違が生じ、ガラス板は精
確に直進搬送され難くなり、斯かる状況下で、上記のよ
うなフリーローラの回転抵抗に基づく摺動抵抗が加わる
と、ガラス板は、結局、直進搬送されなくなり跛行送り
されることになり、このためガラス板は傾いたり微少で
はあるが反ったりして送られる結果、良質な研削加工、
精度ある隅取りが行われなくなる。
【0007】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、上記のような不都
合を生じないようにして、良質な研削加工、精度ある隅
取りを行い得るガラス板加工機械を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様のガ
ラス板の加工機械は、ガラス板の両縁部を挟持し且つ当
該ガラス板を水平にして搬送する搬送手段と、この搬送
手段により搬送されるガラス板の両縁を研削する加工ヘ
ッドと、ガラス板の両縁部間において、当該ガラス板の
下面を支持すると共に、ガラス板の搬送方向と同方向に
走行する無端ベルトを具備した支持手段とを具備してい
る。
【0009】第一の態様の加工機械によれば、ガラス板
の搬送方向と同方向に走行する無端ベルトによりガラス
板の両縁部間における当該ガラス板の下面を支持するた
めに、無端ベルトとガラス板の下面との間における摺動
抵抗が生じ難く、摺動抵抗に基づく跛行送りが生じ難
く、しかも、ガラス板の中央での下向の撓みが生じな
く、而して、良質な研削加工を行い得る。
【0010】本発明のガラス板の加工機械は、第一の態
様のように、加工ヘッドによりガラス板の両縁を研削す
るようにしたものであってもよいが、これに加えて、第
二の態様のガラス板の加工機械のように、加工ヘッドに
よりガラス板に対して隅取り加工を行うようになってい
てもよく、更には、第三の態様のガラス板の加工機械の
ように、加工ヘッドによりガラス板の両縁側において隅
取り加工を行うようになっていてもよい。
【0011】本発明の第四の態様のガラス板の加工機械
では、上記の第一から第三のいずれかの態様の加工機械
において、搬送手段は、各縁部に対応して配されて、対
応のガラス板の縁部を挟持する一対の無端ベルトと、各
対の無端ベルトを互いに同期して走行させる走行手段と
を具備している。
【0012】走行手段としては、通常、主に電動モータ
と、この電動モータにより回転される駆動プーリと、こ
の駆動プーリに掛け回された無端ベルトと、この無端ベ
ルトが同じく掛け回される従動プーリとを具備して構成
されるが、各対の無端ベルトの相互の同期走行は、共有
の一個の電動モータにより各対の無端ベルトの駆動プー
リを回転させるようにして行ってもよく、これに代え
て、各対の無端ベルトに対して夫々電動モータを設け
て、両電動モータを電気的に同期作動させるようにして
行ってもよい。
【0013】第五の態様のガラス板の加工機械は、第四
の態様の加工機械において、一方の一対の無端ベルトと
他方の一対の無端ベルトとの間隔を調整する調整手段を
更に具備している。
【0014】第五の態様の加工機械によれば、ガラス板
の大きさに合わせて、両縁部を最適に挟持でき、而し
て、更に良質な研削加工、精度ある隅取りを行い得る。
【0015】本発明の第六の態様のガラス板の加工機械
では、上記の第五の態様の加工機械において、調整手段
は、一方の一対の無端ベルトを、他方の一対の無端ベル
トに対して接近、離反させて、一方の一対の無端ベルト
と他方の一対の無端ベルトとの間隔を調整するようにな
っている。
【0016】本発明の第七の態様のガラス板の加工機械
では、第五又は第六の態様の加工機械において、調整手
段は、一方の一対の無端ベルトと他方の一対の無端ベル
トとの間隔を調整すると共に、ガラス板の一方の縁側の
加工ヘッドとガラス板の他方の縁側の加工ヘッドとの間
隔をも調整するようになっている。
【0017】第七の態様の加工機械によれば、両縁部の
最適挟持位置への調整と同時に、加工ヘッドの最適加工
位置への調整をも行い得るために作業性がよく、しか
も、挟持位置に対応した最適加工位置に加工ヘッドを容
易に設定できる。
【0018】本発明の第八の態様のガラス板の加工機械
では、第五から第七のいずれかの態様の加工機械におい
て、調整手段は、ガラス板の一方の縁側の加工ヘッド
を、ガラス板の他方の縁側の加工ヘッドに対して接近、
離反させて、ガラス板の一方の縁側の加工ヘッドとガラ
ス板の他方の縁側の加工ヘッドとの間隔をも調整するよ
うになっている。
【0019】本発明の第九の態様のガラス板の加工機械
では、第一から第八のいずれかの態様の加工機械におい
て、支持手段は、当該支持手段の無端ベルトを搬送手段
によるガラス板の搬送と同期して走行させるようになっ
ている。
【0020】第九の態様の加工機械によれば、支持手段
の無端ベルトとガラス板とが同期して走行するために、
無端ベルトとガラス板の下面との間における摺動抵抗が
殆ど生じなくなり、摺動抵抗に基づく跛行送りがなくな
り、更に良質な研削加工、精度ある隅取りを行い得る。
【0021】本発明の第十の態様のガラス板の加工機械
では、第一から第九のいずれかの態様の加工機械におい
て、ガラス板の両縁部間における、支持手段の無端ベル
トの位置を調整する調整手段を更に具備している。
【0022】本発明の加工機械では、無端ベルトを一本
設けて支持手段を構成してもよいが、これに代えて、複
数本の無端ベルトを設けて支持手段を構成してもよく、
しかも、搬送手段及び支持手段の各無端ベルトとして
は、歯付きの無端ベルト、いわゆるタイミングベルトを
用いてもよい。なお、搬送手段及び支持手段の各無端ベ
ルトは、可撓性であって、厚み方向に関してある程度の
弾性(伸縮性)を有しているのが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい例を参照して説明する。なお、本
発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0024】図1から図4において、本例のガラス板の
加工機械1は、薄板のガラス板2の両縁部3及び4を挟
持し且つガラス板2を水平にしてA方向に搬送する搬送
手段5と、搬送手段5により搬送されるガラス板2の両
縁6及び7を研削する4台の加工ヘッド8a、8b、8
c及び8dと、ガラス板2の両縁部3及び4間におい
て、当該ガラス板2の下面9を支持すると共に、ガラス
板2の搬送方向Aと同方向に走行する無端ベルト10を
具備した支持手段11と、搬送手段5の一方の一対の無
端ベルト12及び13と他方の一対の無端ベルト14及
び15との間隔d1を調整する調整手段16と、ガラス
板2の両縁部3及び4間において、支持手段11の無端
ベルト10の、搬送方向Aに直交する方向に関する位置
を調整する調整手段17とを具備している。
【0025】搬送手段5は、縁部3及び4の夫々に対応
して配されて、対応のガラス板2の縁部3及び4を挟持
する上記の一対の無端ベルト12及び13並びに14及
び15と、一対の無端ベルト12及び13と一対の無端
ベルト14及び15とを互いに同期してA方向に走行さ
せる走行手段21とを具備している。
【0026】下側の無端ベルト12及び14は、上側の
無端ベルト13及び15に対してA方向の長さが長く、
したがって、ガラス板2の搬入側では、無端ベルト12
及び14上にガラス板2を容易に載置できるようになっ
ている。
【0027】走行手段21は、基台22に取付けられた
電動モータ23と、電動モータ23の出力回転軸に連結
されて、基台22及び下流側の縦フレーム24に回転自
在に支持されたスプライン溝付きの駆動軸25と、下流
側の縦フレーム24及び26にブラケット27及び28
を介して回転自在に支持されたプーリ29及び30並び
に31及び32と、プーリ29及び30並びに31及び
32に固着された歯車33及び34並びに35及び36
と、上流側の縦フレーム37及び38に支持板39及び
40並びに41及び42を介して回転自在に支持された
プーリ43及び44並びに45及び46とを具備してい
る。
【0028】駆動軸25が貫通したプーリ29は、駆動
軸25に固着されて、駆動軸25の回転により回転され
るようになっており、駆動軸25が貫通したプーリ31
は、スプライン溝47を介して駆動軸25に連結され
て、駆動軸25の回転により回転されるようになってい
ると共に、A方向に直交する方向Bに移動自在になって
おり、駆動軸25が貫通した歯車33は、歯車34に噛
合っており、プーリ29の回転で歯車33が回転される
と、歯車34も回転されて、歯車34の回転で、プーリ
30は、回転されるようになっており、駆動軸25が方
向Bに相対的に移動自在に貫通した歯車35は、歯車3
6に噛合っており、プーリ31の回転で歯車35が回転
されると、歯車36も回転されて、歯車36の回転で、
プーリ32は、回転されるようになっている。
【0029】走行手段21は、電動モータ23の作動で
駆動軸25を回転させて、駆動軸25の回転で、一方で
は、プーリ29を回転させて、プーリ29とプーリ43
との間に掛け回された無端ベルト12を走行させると共
に、歯車33及び歯車34を介してプーリ30を回転さ
せて、プーリ30とプーリ44との間に掛け回された無
端ベルト13を走行させ、他方では、プーリ31を回転
させて、プーリ31とプーリ45との間に掛け回された
無端ベルト14を走行させると共に、歯車35及び歯車
36を介してプーリ32を回転させて、プーリ32とプ
ーリ46との間に掛け回された無端ベルト15を走行さ
せるようになっている。
【0030】縦フレーム24及び37は、基台22に支
持された固定台51に取付けられており、縦フレーム2
6及び38は、基台22にB方向に可動に配された可動
台52に取付けられている。可動台52は、基台22に
設けられた案内レール53及び54に方向Bに摺動自在
に載置されている。
【0031】支持板39は、A方向に伸びて縦フレーム
24及び37に取付けられており、支持板39の上縁5
3には、無端ベルト12の裏面が摺動自在に当接するよ
うになっており、支持板39の上縁53により無端ベル
ト12の垂れ下がりが防止されており、支持板40は、
A方向に伸びて縦フレーム24及び37に上下位置調節
機構55及び56を介して取付けられており、上下位置
調節機構55及び56の夫々は、その摘み57及び58
を回転することにより、支持板40及びプーリ44の上
下位置を調節することができるようになっており、支持
板40の下縁59には、無端ベルト13の裏面が摺動自
在に当接するようになっており、支持板40の下縁59
により無端ベルト13の浮き上がりが防止されており、
支持板41は、A方向に伸びて縦フレーム26及び38
に取付けられており、支持板41の上縁61には、無端
ベルト14の裏面が摺動自在に当接するようになってお
り、支持板41の上縁61により、無端ベルト14の垂
れ下がりが防止されており、支持板42は、A方向に伸
びて縦フレーム26及び38に上下位置調節機構62及
び63を介して取付けられており、上下位置調節機構6
2及び63の夫々は、その摘み64及び65を回転する
ことにより、支持板42及びプーリ46の上下位置を調
節することができるようになっており、支持板42の下
縁66には、無端ベルト15の裏面が摺動自在に当接す
るようになっており、支持板42の下縁66により無端
ベルト15の浮き上がりが防止されている。
【0032】加工ヘッド8a、8b、8c及び8dは、
加工ヘッド8a及び8bが固定台51に取付けられて、
縁6を研削し、加工ヘッド8c及び8dが可動台52に
取付けられて縁7を研削するようになっている以外、夫
々同一に構成されているので、以下、加工ヘッド8aの
みについて主に説明し、必要に応じてその他の加工ヘッ
ド8b、8c及び8dについて対応の数字符号にb、c
及びdを付して説明する。
【0033】加工ヘッド8aは、方向Bに関する位置調
整機構71aを介して固定台51に取付けられたブラケ
ット72aと、上下方向に関する位置調整機構73aを
介してブラケット72aに取付けられた電動モータ74
aと、電動モータ74aの出力回転軸に取付けられた研
削ホイール75aとを具備しており、位置調整機構71
aは、その摘み76aを回転させることにより研削ホイ
ール75aの方向Bに関する位置を調整できるようにな
っており、位置調整機構73aは、その摘み77aを回
転させることにより研削ホイール75aの上下方向に関
する位置を調整できるようになっている。
【0034】加工ヘッド8aは、電動モータ74aの作
動による研削ホイール75aの回転で、方向Aに搬送さ
れるガラス板2の縁6を研削するようになっている。な
お、加工ヘッド8aを方向Bに関して移動させる移動機
構を設けて、この移動機構をプログラム制御により動作
させて、加工ヘッド8aをガラス板2に対して進退させ
て、研削ホイール75aによりガラス板2の隅78を研
削して取り去る、いわゆる隅取り加工を行わせるように
してもよい。この場合、加工ヘッド8aにより、ガラス
板2の縁6の研削に加えて、ガラス板2に対して隅取り
加工を行うようにしてもよく、これに代えて、ガラス板
2に対して隅取り加工のみを行うようにしてもよい。
【0035】支持手段11は、基台22に設けられた案
内レール53及び54に方向Bに摺動自在に載置され可
動台81と、可動台81に取付けられた支持板82と、
支持板82の一端にブラケット83を介して回転自在に
取付けられたプーリ84と、支持板82の他端にブラケ
ット85を介して回転自在に取付けられたプーリ86
と、プーリ84及び86に掛け回された前記の無端ベル
ト10とを具備している。
【0036】支持板82の上縁87には、無端ベルト1
0の裏面が摺動自在に当接するようになっており、支持
板82の上縁87により無端ベルト10の垂れ下がりが
防止されている。駆動軸25が貫通したプーリ84は、
スプライン溝47を介して駆動軸25に連結されて、駆
動軸25の回転により回転されるようになっていると共
に、方向Bに移動自在になっている。無端ベルト10
は、駆動軸25の回転によるプーリ84の回転で、方向
Aに走行されるようになっており、而して、支持手段1
1は、当該支持手段11の無端ベルト10を搬送手段5
の無端ベルト12及び13並びに14及び15と同期し
て、すなわちガラス板2の搬送と同期して走行させるよ
うになっている。
【0037】調整手段16は、基台22に取付けられた
電動モータ91と、方向Bに伸びて基台22に回転自在
に支持されていると共に、可動台52の下面に螺合した
ねじ軸92及び93と、電動モータ91の出力回転軸の
回転を、ねじ軸92及び93に伝達する歯車機構94及
び95並びに伝達軸96とを具備しており、調整手段1
6は、電動モータ91の作動で、歯車機構94及び95
並びに伝達軸96を介してねじ軸92及び93を回転さ
せて、ねじ軸92及び93の回転で、可動台52を方向
Bに移動させて、一対の無端ベルト14及び15を、一
対の無端ベルト12及び13に対して接近、離反させ
て、一対の無端ベルト14及び15と一対の無端ベルト
12及び13との間隔d1を調整するようになってお
り、更に、これに加えて、ガラス板2の縁7を研削する
加工ヘッド8c及び8dを、ガラス板2の縁6を研削す
る加工ヘッド8a及び8bに対して接近、離反させて、
ガラス板2の縁6のための加工ヘッド8a及び8bとガ
ラス板2の縁7のための加工ヘッド8c及び8dとの間
隔をも調整するようになっている。
【0038】調整手段17は、基台22に取付けられた
電動モータ101と、方向Bに伸びて基台22に回転自
在に支持されていると共に、可動台81の下面に螺合し
たねじ軸102及び103と、電動モータ101の出力
回転軸の回転を、ねじ軸102及び103に伝達する歯
車機構104及び105並びに伝達軸106とを具備し
ており、調整手段17は、電動モータ101の作動で、
歯車機構104及び105並びに伝達軸106を介して
ねじ軸102及び103を回転させて、ねじ軸102及
び103の回転で、可動台81を方向Bに移動させて、
ガラス板2の両縁部3及び4間における無端ベルト10
の方向Bに関する位置を調整するようになっている。
【0039】以上の加工機械1では、ガラス板2は、プ
ーリ43及び45側において、無端ベルト10、12及
び14上に載置されて、無端ベルト12及び13でその
縁部3が、無端ベルト14及び15でその縁部4が夫々
挟持された状態で、これら無端ベルトの走行で方向Aに
搬送されながら、研削ホイール75a及び75bにより
その縁6が、研削ホイール75c及び75dによりその
縁7が夫々研削されて、加工される。
【0040】そして加工機械1によれば、ガラス板2の
搬送方向Aと同方向に走行する無端ベルト10によりガ
ラス板2の両縁部3及び4間における当該ガラス板2の
下面9を支持するために、無端ベルト10とガラス板2
の下面9との間における摺動抵抗が生じ難く、摺動抵抗
に基づく跛行送りが生じ難く、しかも、ガラス板2の中
央での下向の撓みが生じなく、而して、良質な研削加工
を行い得、更に、調整手段16を具備するために、ガラ
ス板2の大きさに合わせて、両縁部3及び4を最適に挟
持でき、而して、更に良質な研削加工を行い得る。
【0041】また、加工機械1によれば、両縁部3及び
4の最適挟持位置への調整と同時に、加工ヘッド8c及
び8dの最適加工位置への調整を行い得るために作業性
がよく、しかも、挟持位置に対応した最適加工位置に加
工ヘッド8a、8b、8c及び8dを設定でき、更に、
支持手段11の無端ベルト10と搬送手段5の無端ベル
ト12、13、14及び15とが同期して走行するため
に、無端ベルト10とガラス板2の下面9との間におけ
る摺動抵抗が殆ど生じなくなり、摺動抵抗に基づく跛行
送りがなくなり、更に良質な研削加工、精度ある隅取り
を行い得る。
【0042】なお、加工ヘッド8b及び8dは、粗削り
を、加工ヘッド8a及び8cは仕上げ削りを夫々担当す
るようになっているが、加工ヘッドとしては、各縁に一
個でもよく、更には各縁に3個以上を設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、良質な研削加工、精度
ある隅取りを行い得るガラス板加工機械を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施の形態の例の平面図で
ある。
【図2】図1に示す例のII−II線矢視図である。
【図3】図1に示す例のIII−III線断面図であ
る。
【図4】図1に示す例のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工機械 2 ガラス板 3、4 縁部 5 搬送手段 8a、8b、8c、8d 加工ヘッド 9 下面 10 無端ベルト 11 支持手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板の両縁部を挟持し且つ当該ガラ
    ス板を水平にして搬送する搬送手段と、この搬送手段に
    より搬送されるガラス板の両縁を研削する加工ヘッド
    と、ガラス板の両縁部間において、当該ガラス板の下面
    を支持すると共に、ガラス板の搬送方向と同方向に走行
    する無端ベルトを具備した支持手段とを具備したガラス
    板の加工機械。
  2. 【請求項2】 加工ヘッドは、ガラス板の両縁の研削に
    加えて、ガラス板に対して隅取り加工を行うようになっ
    ている請求項1に記載のガラス板の加工機械。
  3. 【請求項3】 ガラス板の両縁部を挟持し且つ当該ガラ
    ス板を水平にして搬送する搬送手段と、この搬送手段に
    より搬送されるガラス板の両縁側において隅取り加工を
    行う加工ヘッドと、ガラス板の両縁部間の下面を支持す
    ると共に、ガラス板の搬送方向と同方向に走行される無
    端ベルトを具備した支持手段とを具備したガラス板の加
    工機械。
  4. 【請求項4】 搬送手段は、各縁部に対応して配され
    て、対応のガラス板の縁部を挟持する一対の無端ベルト
    と、各対の無端ベルトを互いに同期して走行させる走行
    手段とを具備している請求項1から3のいずれか一項に
    記載のガラス板の加工機械。
  5. 【請求項5】 一方の一対の無端ベルトと他方の一対の
    無端ベルトとの間隔を調整する調整手段を更に具備して
    いる請求項4に記載のガラス板の加工機械。
  6. 【請求項6】 調整手段は、一方の一対の無端ベルト
    を、他方の一対の無端ベルトに対して接近、離反させ
    て、一方の一対の無端ベルトと他方の一対の無端ベルト
    との間隔を調整するようになっている請求項5に記載の
    ガラス板の加工機械。
  7. 【請求項7】 調整手段は、一方の一対の無端ベルトと
    他方の一対の無端ベルトとの間隔を調整すると共に、ガ
    ラス板の一方の縁側の加工ヘッドとガラス板の他方の縁
    側の加工ヘッドとの間隔をも調整するようになっている
    請求項5又は6に記載のガラス板の加工機械。
  8. 【請求項8】 調整手段は、ガラス板の一方の縁側の加
    工ヘッドを、ガラス板の他方の縁側の加工ヘッドに対し
    て接近、離反させて、ガラス板の一方の縁側の加工ヘッ
    ドとガラス板の他方の縁側の加工ヘッドとの間隔をも調
    整するようになっている請求項5から7のいずれか一項
    に記載のガラス板の加工機械。
  9. 【請求項9】 支持手段は、当該支持手段の無端ベルト
    を搬送手段によるガラス板の搬送と同期して走行させる
    ようになっている請求項1から8のいずれか一項に記載
    のガラス板の加工機械。
  10. 【請求項10】 ガラス板の両縁部間における、支持手
    段の無端ベルトの位置を調整する調整手段を更に具備し
    ている請求項1から9のいずれか一項に記載のガラス板
    の加工機械。
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