JP2001112871A - 針体および留置針組立体 - Google Patents

針体および留置針組立体

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JP2001112871A JP29878999A JP29878999A JP2001112871A JP 2001112871 A JP2001112871 A JP 2001112871A JP 29878999 A JP29878999 A JP 29878999A JP 29878999 A JP29878999 A JP 29878999A JP 2001112871 A JP2001112871 A JP 2001112871A
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groove
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外周部に血液等の流路を確保することできる針
体、留置針(外針)が血管を確保したことを迅速に視認
することができる留置針組立体を提供すること。 【解決手段】留置針組立体は、留置針である外針と、こ
の外針内に挿入して使用される内針4とを有している。
内針4は、先端部に鋭利な針先41を有する。また、内
針4の外周面の、針先41の基端部(根元部)付近から
内針4の長手方向に沿って、溝46が形成されている。
この溝46は、血液の流路を形成し、内針4と外針との
間への血液の流入を可能とする。溝46の横断面の面積
をS1、内針4の横断面の外縁輪郭線で囲まれる面積を
2としたとき、S1/S2が0.005〜0.15であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針体および留置針
組立体に関し、特に、例えば輸液や採血の際に血管に穿
刺する針体およびこれを備える留置針組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】患者に対し輸液を行う際には、輸液ライ
ンと接続される留置針を患者の血管に穿刺し、留置して
これを行う。このような留置針は、中空の外針で構成さ
れ、患者の血管に穿刺する際には、鋭利な針先を有する
中空の内針を前記外針の内腔に挿入し、その針先を外針
の先端から突出させた状態で、穿刺操作を行う。
【0003】そして、内針が血管内に到達すると、針先
の開口より流入した血液は、内針の内腔を通り、内針の
基端部に装着された透明なハウジング内に流入する(フ
ラッシュバック)。これにより、内針が血管を確保した
ことが確認できる。
【0004】この時点で、内針および外針をわずかに進
めることにより、外針の先端部が血管内に挿入されるこ
ととなる。
【0005】しかしながら、従来の留置針組立体では、
外針の先端部内周面が内針の外周面と密着しているた
め、外針と内針との間に血液が流入せず、よって、外針
が血管を確保したことを直接、血液のフラッシュバック
により目視で確認することができなかった。
【0006】そのため、内針が血管を確保したことを確
認した後、術者の感や経験により、内針および外針を微
妙な距離進めるという操作を行っていたが、内針の針先
と外針の先端との間隔が、留置針組立体の品種、サイ
ズ、製造元等により若干相違すること、患者の血管の太
さにも差があること等から、常に確実に適正状態の穿刺
がなされるとは限らず、外針の血管に対する穿刺位置が
浅過ぎたり、深過ぎたりすることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、針体
の外周部に血液等の流路を確保することできる針体、さ
らには、留置針(外針)が血管を確保したことを視認す
ることができる留置針組立体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(13)の本発明により達成される。
【0009】(1) 鋭利な針先を有する針体であっ
て、外周部に、針体の外周面より内側に凹没した凹部が
針体の長手方向に沿って形成され、前記凹部の横断面の
面積をS1、前記針体の横断面の外縁輪郭線で囲まれる
面積をS2としたとき、S1/S2が0.005〜0.1
5であることを特徴とする針体。
【0010】(2) S1≧0.002mm2を満足する
上記(1)に記載の針体。
【0011】(3) S1≦0.05mm2を満足する上
記(1)または(2)に記載の針体。
【0012】(4) 前記凹部の針体長手方向の長さが
1mm以上である上記(1)ないし(3)のいずれかに
記載の針体。
【0013】(5) 前記針先に、傾斜した刃面が形成
されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
針体。
【0014】(6) 前記凹部は、前記針先の前記刃面
側の根元部付近から針体の長手方向に沿って形成されて
いる上記(5)に記載の針体。
【0015】(7) 前記凹部は、面取り加工により形
成された面取り部である上記(1)ないし(6)のいず
れかに記載の針体。
【0016】(8) 前記凹部は、溝である上記(1)
ないし(6)のいずれかに記載の針体。
【0017】(9) 前記溝は、プレス加工により形成
されたものである上記(8)に記載の針体。
【0018】(10) 針体は、管状をなし、その管の
肉厚が、前記凹部の形成部分を含む全周に渡ってほぼ一
定である上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の針
体。
【0019】(11) 前記針体は、生体に穿刺して使
用され、前記凹部は、血液の流路を構成する上記(1)
ないし(10)のいずれかに記載の針体。
【0020】(12) 中空の外針と、前記外針の内腔
に挿通される内針とを備える留置針組立体であって、前
記内針を上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の
針体で構成したことを特徴とする留置針組立体。
【0021】(13) 前記凹部は、前記内針の外周部
の、少なくとも前記外針と密着する部分に形成されてい
る上記(12)に記載の留置針組立体。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の針体および留置針
組立体を、添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明の留置針組立体の実施例を
示す縦断面図、図2は、図1に示す留置針組立体におけ
る内針の先端部付近の構成を示す平面図、図3は、図2
中のA−A線断面図、図4は、図2中のB−B線断面
図、図5は、内針の他の構成例を示す横断面図、図6
は、内針と外針とを組み立てた状態における先端部付近
の構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、
図1、図2、図3および図6中の右側を「基端」、左側
を「先端」といい、その他の図においても同様とする。
【0024】図1および図2に示すように、本発明の留
置針組立体1は、留置針である外針2と、この外針2内
に挿入して使用される内針(針体)4とを有している。
【0025】外針2の基端部には、ハブ3が液密に固着
されている。ハブ3は、透明または半透明の樹脂で構成
され、内部31の視認性が確保されている。
【0026】また、図6に示すように、外針2の先端部
には、その内径が縮径した縮径部21が形成されてい
る。この縮径部21の内径は、後述する内針4の外径と
ほぼ等しいかまたはそれより若干小さく設定されてお
り、内針4を外針2の内腔に挿入し、その針先41を外
針2の先端開口23から突出させた状態(以下この状態
を「組み立て状態」と言う)で、縮径部21の内周面が
内針4の外周面に密着するように構成されている。
【0027】また、外針2の縮径部21より基端側の部
分においては、その内径が内針4の外径より大きく、組
み立て状態において、縮径部21の内周面と内針4の外
周面との間に、所定の間隙22が形成されるようになっ
ている。この間隙22は、血液の流路となる。
【0028】なお、外針2の先端部は、その外径が先端
方向に向かって漸減するテーパ状をなしている。これに
より、生体への穿刺を容易かつ低侵襲で行うことができ
る。
【0029】外針2の構成材料としては、特に限定され
ないが、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体(ETFE)、ポリウレタン、ポリエーテルナイ
ロン樹脂等の各種軟質樹脂が好ましい。
【0030】このような外針2は、その全部または一部
が視認性を有しているのが好ましい。また、外針2の構
成材料中に、例えば硫酸バリウム、炭酸バリウムのよう
なX線造影剤を配合し、造影機能を持たせることもでき
る。
【0031】本発明の針体としての内針4は、例えば、
ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、
チタンまたはチタン合金のような金属材料で構成され、
その先端部には、鋭利な針先41が形成されている。こ
の針先41は、内針4の軸線に対し所定角度傾斜した刃
面42を有している。
【0032】内針4の長さは、図1に示すように、組み
立て状態としたとき、少なくとも針先41が外針2の先
端開口23から突出する程度の長さに設定されている。
【0033】また、内針4の外径は、特に限定されない
が、通常0.2〜4.5mm程度が好ましく0.3〜
3.0mm程度がより好ましい。なお、本発明の針体を
留置針組立体1の内針4に適用する場合以外は、針体の
好ましい外径は、このような範囲に限定されない。
【0034】内針4の基端部には、ハブ(ハウジング)
5が液密に固着されている。ハブ5は、好ましくは透明
または半透明の樹脂で構成され、内部52の視認性が確
保されている。
【0035】ハブ5の先端部には、縮径した連結部51
が形成されており、一般に、組み立て状態においては、
ハブ5の連結部51がハブ3の基端開口内にある。
【0036】ハブ3およびハブ5の構成材料としては、
それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネ
ート、ポリブタジエン、ポリアミド、ポリエステル等が
挙げられる。
【0037】内針4には、その外周面より内側に凹没し
た凹部が形成されている。本実施例では、この凹部とし
て、図2〜図6に示すように、内針4の所定部位に面取
り加工が施されている。詳述すると、内針4の外周部
の、少なくとも外針2と密着する部分、すなわち、組み
立て状態で外針2の縮径部21に対面する部分に、平坦
に切り欠かれた帯状の面取り部43が形成されている。
【0038】この面取り部43は、針先41の刃面42
側の基端部(根元部)付近から内針4の長手方向(軸線
方向)に沿って長さbだけ形成されている。また、面取
り部43の最大深さaは、内針4の管壁の肉厚未満とさ
れる。
【0039】本発明では、面取り部(凹部)43につい
て、以下のような条件が課される。すなわち、図4に示
すように、面取り部43の横断面の面積(図4中2重斜
線を施して示す領域)をS1、内針4の横断面の外縁輪
郭線で囲まれる面積(図4中斜線を施して示す領域)を
2としたとき、S1/S2が0.005〜0.15であ
ることが好ましく、0.010〜0.10であることが
より好ましい。
【0040】S1/S2の値が小さ過ぎると、血液が面取
り部43を通過する際の抵抗が大きく、フラッシュバッ
クにより外針2の先端が血管を確保したことを確認する
までの時間が長くなる。また、S1/S2の値が大き過ぎ
ると、内針4の生体への刺通抵抗が増大するか、または
内針4の内腔が細くなり、フラッシュバックにより内針
4の針先42が血管を確保したことを内部52にて確認
するまでの時間が長くなる。
【0041】面積S1の好適な範囲は、内針4の内径、
外径等の条件によっても異なるが、通常、面積S1は、
1≧0.002mm2を満足するのが好ましく、S1
0.003mm2を満足するのがより好ましい。面積S1
が小さ過ぎると、血液(液体)が面取り部43を通過す
る際の抵抗が大きく、フラッシュバックにより外針2の
先端が血管を確保したことを確認するまでの時間が長く
なる。
【0042】また、面積S1は、S1≦0.05mm2
満足するのが好ましく、S1≦0.03mm2を満足する
のがより好ましい。面積S1が大き過ぎると、内針4の
生体への刺通抵抗が増大する。
【0043】なお、本発明では、1本の内針4に対し複
数の面取り部43を形成することができるが、この場
合、面積S1は、各面取り部43の合計の面積とされ
る。また、面取り部43の横断面の面積は、内針4の長
手方向に沿って変化していてもよいが、この場合、面積
1は、面取り部43の各所での横断面の面積の平均値
とされる。
【0044】このような面取り部43の形状、寸法は、
特に限定されず、内針4の内、外径等の条件によっても
異なるが、通常、最大深さaは、0.01〜0.80m
m程度が好ましく、0.03〜0.30mm程度がより
好ましい。また、面取り部43の長さbは、1mm以上
が好ましく、1〜65mm程度がより好ましく、3〜4
0mm程度がさらに好ましい。長さbが短すぎると、血
液流路としての機能が十分に発揮されないかまたはフラ
ッシュバックにより外針2の先端が血管を確保したこと
を確認するまでの時間が長くなる。
【0045】このような面取り部43は、内針外周の円
周上の任意の位置に形成することができるが、フラッシ
ュバックを確認するため(通常、刃面を上にして穿刺す
ることが多い)、針先41の刃面42側の根元部(アゴ
部)付近の位置にあることが好ましい。
【0046】図4では、面取り部43の形成部分におけ
る内針4の管壁の肉厚が他の部分より薄くなっている
が、図5に示すように、面取り部43の部分における内
針4の管壁の肉厚を他の部分の肉厚とほぼ等しくするこ
ともできる。これにより、面取り部43の部分の強度が
高まり、内針4の管壁をより薄くすることができる。こ
のような構成は、後述する溝46の形成の場合と同様
に、面取り部43を例えばプレス加工のような塑性加工
で形成することにより得られる。
【0047】なお、図5に示すような面取り部43を有
する場合においても、S1/S2の値や、面積S1、最大
深さa、長さbの値については、前記と同様である。
【0048】内針4に以上のような面取り部43を設け
たことにより、組み立て状態において、縮径部21の内
側に血液流路となる空隙44が形成され、この空隙44
を介して外針2の先端開口23と前記間隙22とが連通
し、連続した血液流路が形成される。
【0049】なお、面取り部43を設けることの最大の
利点としては、その加工、形成が容易であることが挙げ
られる。以下、詳述する。
【0050】面取り部43の形成は、例えば研削加工、
研磨加工、レーザ加工、エッチング加工、プレス加工等
の塑性加工により行うことができる。例えば、研削また
は研磨加工により、面取り部43に代え同位置に溝を形
成する場合、ワークに対する砥石の相対的な移動を縦、
横、深さの3次元方向に制御する必要がある。これに対
し、本実施例の面取り部43を同様の方法で形成する場
合には、面取り部43が平坦な形状であるが故に、砥石
の相対的な移動方向の制御は、内針4の長手方向および
深さ方向の2次元方向のみで足りる。しかも、内針4の
刃面42の向きおよびそれらの先端位置を揃えた状態で
複数本の内針4を並べ、これらに対し同時に、面取り加
工を施すことができる。
【0051】従って、より簡易な構成の加工装置で面取
り部43の形成を行うことができ、加工精度も高く、ま
た、内針4を複数本まとめて面取り加工することができ
るので、生産性が格段に向上する。
【0052】次に、留置針組立体1の使用方法(作用)
の一例について説明する。 [1] 図1に示すように、予め外針2と内針4とを組
み立てておく。このような留置針組立体1の組み立て状
態では、針先41が外針2の先端開口23から突出し、
縮径部21の軸方向の領域が内針4の面取り部43に包
含される。
【0053】なお、本工程は、留置針組立体1の使用時
(包材開封時)に、既に完了しているのが好ましい。
【0054】[2] 組み立て状態の内針4および外針
2を経皮的に患者の血管(静脈または動脈)に穿刺す
る。
【0055】内針4の針先41が血管に穿刺されると、
血管の内圧(血圧)により血液が内針4内を基端方向へ
逆流し、ハブ5の内部52に導入され、視認性を有する
ハブ5において、このフラッシュバックを視認すること
ができる。これにより内針4の針先41が血管を確保し
たことを知ることができる。
【0056】さらに内針4および外針2を微小距離進め
ると、外針2の先端が血管内に挿入される。これによ
り、血液が先端開口23より流入し、空隙44を通過
し、次いで、間隙22を基端方向へ向けて流れ、ハブ3
の内部31に導入される。そして、視認性を有する外針
2およびハブ3において、このフラッシュバックを視認
することができる。これにより外針2の先端部が血管を
確保したことを知ることができる。
【0057】このとき、前述したS1/S2の値等が適正
な範囲に設定されているため、内針4の皮膚への刺通抵
抗の増大を防止しつつ、血液が空隙44(面取り部4
3)を通過する際の良好な流通性を確保し、フラッシュ
バックにより外針2の先端が血管を確保したことを迅速
に(短時間で)確認することができる。
【0058】[3] その後、外針2のみをさらに血管
内を走行させ、所定の留置位置まで導入した後、外針2
を一方の手で抑え、他方の手でハブ5を把持して基端方
向へ引っ張り、内針4を外針2から抜去する。
【0059】[4] ハブ3にコネクタ(図示せず)を
介して輸液ラインを接続し、外針2、ハブ3を粘着テー
プ等で固定し、輸液を供給する。これにより、輸液が外
針2を介して患者の血管に注入される。
【0060】図7および図8は、それぞれ、本発明の留
置針組立体の他の実施例に係る内針先端部の構成を示す
斜視図および平面図、図9は、図8中のC−C線断面
図、図10は、図8中のD−D線断面図、図11は、内
針と外針の組み立て状態における先端部付近の構成を示
す縦断面図である。以下、これらの図に示す実施例につ
いて、前記図1〜図6に示す実施例との相違点を中心に
説明する。
【0061】図7〜図11に示すように、内針4の先端
部の外周面には、凹部として、内針4の長手方向に沿っ
て延在する溝46が形成されている。この溝46の内針
長手方向の形成部位(形成領域)は、前記面取り部43
で説明したのとほぼ同様である。
【0062】図11に示すように、組み立て状態では、
内針4に形成された溝46は、外針2の縮径部21に対
面する部分に位置し、縮径部21の軸方向の領域を包含
する。
【0063】この場合、図10等に示すように、溝46
の両エッジ部47、すなわち溝46と内針4の外周面と
の境界部付近は、丸みを帯びている(いわゆるR付けさ
れている)のが好ましい。エッジ部47が鋭利に尖って
いると、内針4を外針2に挿通した際に、外針2の内面
に傷付きを生じるおそれがあるが、このようにエッジ部
47が丸みを帯びていると、このような不都合が生じな
い。なお、このような構成は、前記面取り部43におい
ても、適用することができる。
【0064】このような溝46は、例えば、研削加工、
レーザ加工、エッチング等の方法により形成されたもの
でもよいが、内針4を塑性加工により塑性変形させるこ
と、特に、内針4にプレス加工を施すことにより形成さ
れたものであるのが好ましい。これにより、研削加工、
レーザ加工等により溝46を形成する場合に比べ、溝4
6の両側部に鋭利に尖ったエッジ部が形成され難く、こ
のエッジ部に丸みをつけるために研磨加工やバリ取り加
工等の二次加工処理等を行わなくても、丸みを帯びたエ
ッジ部47を有する溝46を容易に形成することができ
る。
【0065】溝46の形成部分における内針4の内側面
には、内針4の内腔に突出する突出部48が形成されて
いる。これにより、図10に示すように、内針4の管壁
の肉厚は、溝46の形成部分と他の部分とでほぼ等し
く、すなわち、溝46の形成部分を含む管全周に渡って
ほぼ一定となっている。このため、溝46の形成部分に
おける強度低下がなく、内針4の管壁の肉厚が比較的薄
いものでも、溝46の形成部分における変形や破損等を
有効に防止することができる。
【0066】図8に示すように、溝46は、針先41の
刃面42側の基端部(根元部)付近から内針4の軸線方
向に沿って長さdだけ形成されている。
【0067】図10に示すように、溝46の横断面の面
積(図10中2重斜線を施して示す領域:エッジ部4
7、47同士を結ぶ線分の内側)をS1、内針4の横断
面の外縁輪郭線で囲まれる面積(図10中斜線を施して
示す領域)をS2としたとき、S1/S2が0.005〜
0.15であることが好ましく、0.01〜0.10で
あることがより好ましい。その理由は、前記面取り部4
3の場合と同様である。
【0068】面積S1の好適な範囲は、内針4の内径、
外径等の条件によっても異なるが、通常、面積S1は、
1≧0.002mm2を満足するのが好ましく、S1
0.003mm2を満足するのがより好ましい。また、
面積S1は、S1≦0.05mm2を満足するのが好まし
く、S1≦0.03mm2を満足するのがより好ましい。
これらの理由も、前記面取り部43の場合と同様であ
る。
【0069】なお、本発明では、1本の内針4に対し複
数本の溝46を形成することができるが、この場合、面
積S1は、各溝46の合計の面積とされる。また、溝4
6の横断面の面積は、内針4の長手方向に沿って変化し
ていてもよいが、この場合、面積S1は、溝46の各所
での横断面の面積の平均値とされる。
【0070】このような溝46の形状、寸法は、特に限
定されず、内針4の内、外径等の条件によっても異なる
が、通常、最大深さcは、0.01〜0.80mm程度
が好ましく、0.03〜0.30mm程度がより好まし
く、溝46の幅eは、0.05〜1.60mm程度が好
ましく、0.10〜1.00mm程度がより好ましい。
また、溝46の長さdは、1mm以上が好ましく、1〜
65mm程度がより好ましく、3〜40mm程度がさら
に好ましい。その理由は、前記面取り部43の場合と同
様である。
【0071】また、溝46の断面形状、最大深さ、幅等
は、内針4の長手方向に沿って同一でも、変化していて
もよい。例えば、溝46は、その最大深さおよび/また
は幅が基端方向に向かって漸減(または漸増)する部分
(特に基端部分)を有していてもよい。
【0072】なお、図示の例では、溝46の形成部分に
おける内針4の内側面に、内針4の内腔に突出する突出
部48が形成されているが、このような突出部48がな
いものであってもよい。
【0073】また、溝46は、図示のような直線的なも
のに限らず、例えば、適宜湾曲したもの、蛇行したも
の、螺旋状に形成されたもの等であってもよい。
【0074】また、1本の内針4に対し複数本の溝46
を形成する場合、各溝46同士の位置関係は、互いに平
行に配置されているもの、所定の角度をもって配置され
ているもの、交差しているもの等、いかなるものでもよ
い。また、1本の溝46が途中で複数本に分岐していて
もよい。
【0075】上述した塑性加工によれば、このような複
数の溝46や複雑な形状の溝46でも、容易に形成する
ことができる。
【0076】このような内針4に溝46を有する構成の
留置針組立体も、その使用方法は、前記実施例のものと
同様である。この場合、前記工程[2]において、外針
2の先端が血管内に挿入されると、血液が先端開口23
より流入し、溝46の内部を通過し、さらに、間隙22
を基端方向へ向けて流れ、ハブ3の内部31に導入され
る。そして、視認性を有する外針2およびハブ3におい
て、このフラッシュバックを視認することができ、これ
により外針2の先端部が血管を確保したことを知ること
ができる。
【0077】以下、上述した溝46を有する針体(内針
4)の製造方法、特に、塑性加工(プレス加工)による
溝46の形成方法の好適例について、図12〜図15を
参照しつつ説明する。
【0078】まず、内針4を構成する管体の端部に、刃
面42を形成する。刃面42の形成方法は特に限定され
ず、例えば、切削加工、研削加工、研磨加工、レーザ加
工等により、常法に従い行うことができる。
【0079】次に、図12に示すようなプレス機10を
用いて溝46を形成する。プレス機10は、本体100
と、メス型モールド(下型)101と、オス型モールド
(上型)102とを備えており、オス型モールド102
は、メス型モールド101に対し図12〜図15中上下
方向に移動可能に設置されている。
【0080】メス型モールド101には、内針4が挿入
される断面U字状の溝104が形成されている。この場
合、溝104の幅は、内針4の外径とほぼ同じかまたは
内針4の外径より若干大きい値とされ、プレス時に内針
4が横方向(プレス方向と直交する方向)に潰れるのを
防止している。
【0081】メス型モールド101の溝104の一端部
には、コ字状(オーバーハング状)に形成された位置決
め部103が形成されている。図13に示すように、溝
104内に内針4を挿入し、溝104内で内針4を先端
方向に移動させると、内針4の刃面42が位置決め部1
03に当接し、内針4は、刃面42が上方に向くように
位置決めがなされる。これにより、オス型モールド10
2でプレスしたとき、適正な位置に、すなわち針先41
の刃面42側の基端部(根元部)付近から内針4の長手
方向に沿って延在するような箇所に溝46が形成され
る。
【0082】オス型モールド102は、本体100の摺
動部106に対し図12中上下方向に摺動可能に設置さ
れている。オス型モールド102の下面には、内針4に
溝46を形成するための凸部(凸条)105が形成され
ている。この凸部105は、メス型モールド101に形
成された溝104と平行に伸びており、その長さは、形
成する溝46の長さdにほぼ等しい。また、凸部105
の断面形状はV字状(山型)をなしている。
【0083】溝104内に内針4を挿入し、前述したよ
うにして位置決めを行った状態(図12〜図14に示す
状態)で、図示しない操作レバー(またはハンドル)を
操作して、オス型モールド102をメス型モールド10
1に衝突するまで下降させると、図15に示すように、
オス型モールド102の凸部105が内針4の管壁を押
圧して塑性変形させ、これにより、前述したような溝4
6が形成される。
【0084】このとき、凸部105に押圧された部分の
管壁は、内針4の内腔側へ逃げて突出部48を形成する
ので、内針4の管の肉厚は、溝46の形成部分を含む管
全周に渡ってほぼ一定となる。
【0085】また、内針4の外周面は、溝104の内面
に規制されているので、溝46の形成に伴い、内針4が
扁平状に潰れる等、内針4の輪郭形状(円形形状)が大
幅に損なわれることはない。
【0086】以上のようにして溝46を形成したら、オ
ス型モールド102を上昇させてオス型モールド102
から離間し、溝104内から内針4を取り出す。
【0087】このような内針4の製造(溝46の形成)
は、複数の同様の内針4について繰り返し行うことがで
きる。
【0088】なお、このようなプレス加工により溝46
を形成する場合、その加工条件は特に限定されず、内針
4の材質、内径、肉厚等の条件に応じて適宜決定される
が、通常、プレス圧力は、1000〜15000kg/cm2
程度が好ましく、2000〜10000kg/cm2程度がよ
り好ましい。
【0089】また、内針4の位置決め方法は、前述した
ものに限らず、例えば、内針4をチャック(図示せず)
で挟んで固定し、1または2台以上のカメラで内針4の
刃面42の向き(位置)を確認しながら溝46を形成す
る位置を調整することもできる。
【0090】また、1本の溝46を2以上のプレス工程
で形成することもできる。この場合、各プレス工程にお
いて、オス型モールド102を凸部105の形状や形成
位置が異なるものに適宜交換することもできる。これに
より、より複雑な形状の溝46を形成することが可能と
なる。
【0091】また、1本の内針4に複数本の溝46を形
成する場合には、溝104内で内針4を所定角度回転さ
せつつ、オス型モールド102で複数回プレスすればよ
い。
【0092】また、例えば複数加工用金型を用いること
により、一度に、複数本の内針4に対し溝46を形成す
ることができ、生産性を高めることができる。例えば、
プレス機10を用いる場合、メス型モールド101に複
数の溝104が形成され、オス型モールド102に各溝
104に対応する複数の凸部105が形成され、一度の
プレスにより同時に複数本の内針4に対し溝46を形成
することができる。
【0093】以上のような内針4の製造方法によれば、
適正な形状の溝46を適正な位置に再現性よく形成する
ことができ、しかも、その操作も極めて簡単である。従
って、内針4やそれを備える留置針組立体1の生産性の
向上が図れる。
【0094】以上、本発明の留置針組立体を図示の各実
施例について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、留置針組立体を構成する各部材は、同様
の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することが
できる。
【0095】また、内針4に形成する凹部として、面取
り部43と溝46とを挙げて説明したが、凹部の種類、
形態としては、これらに限定されるものではない。
【0096】また、前述した面取り部43、溝46等の
凹部は、外針2と内針4の密着部以外の箇所にも形成さ
れていてもよく、例えば外針2または内針4のほぼ全長
にわたって形成されていてもよい。
【0097】また、以上では、本発明の針体として、留
置針組立体における内針4を例に説明したが、本発明の
針体は、このような内針に限定されるものではなく、例
えば、留置針以外の外針や、カテーテル、シース等の管
体と組合せて使用されるもの、さらには、針体単独で使
用されるものであってもよい。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、針
体の外周部に凹部による血液等の流路を形成することで
き、しかも、その流路における良好な液体の流通性を確
保することができる。
【0099】特に、針体を留置針組立体の内針に適用し
た場合には、凹部を通って血液が内針と外針(留置針)
との間に流れ込むので、外針が血管を確保したことを視
認することができ、しかも、この視認を迅速に行うこと
ができる。また、内針が血管を確保したことも迅速に視
認することができる。
【0100】また、本発明の針体では、刺通抵抗の増大
が抑制されるので、穿刺操作を容易かつ正確に行うこと
ができるとともに、生体に対し刺通した際の苦痛を軽減
することができる。
【0101】このようなことから、内針、外針の血管へ
の穿刺操作を、容易かつ正確に行うことができる。
【0102】しかも、本発明の針体および留置針組立体
は、製造、加工が容易であり、加工精度も高く、歩留ま
りが良い。特に、同時に複数本の針体に対し加工を施し
たり、連続加工を行うことが可能であるため、生産効率
が高く、よって、量産にも適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の留置針組立体の実施例を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示す留置針組立体における内針の先端部
付近の構成を示す平面図である。
【図3】図2中のA−A線断面図である。
【図4】図2中のB−B線断面図である。
【図5】内針の他の構成を示す横断面図である。
【図6】組み立て状態における先端部付近の構成を示す
縦断面図である。
【図7】本発明の留置針組立体の他の実施例に係る内針
先端部の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の留置針組立体の他の実施例に係る内針
先端部の構成を示す平面図である。
【図9】図8中のC−C線断面図である。
【図10】図8中のD−D線断面図である。
【図11】組み立て状態における先端部付近の構成を示
す縦断面図である。
【図12】内針の製造方法の一例を示す斜視図である。
【図13】図12中のE−E線断面図である。
【図14】図12中のF−F線断面図(プレス前)であ
る。
【図15】図12中のF−F線断面図(プレス後)であ
る。
【符号の説明】
1 留置針組立体 2 外針(留置針) 21 縮径部 22 間隙 23 先端開口 3 ハブ 31 内部 4 内針 41 針先 42 刃面 43 面取り部 44 空隙 46 溝 47 エッジ部 48 突出部 5 ハブ 51 連結部 52 内部 10 プレス機 100 本体 101 メス型モールド 102 オス型モールド 103 位置決め部 104 溝 105 凸部 106 摺動部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋭利な針先を有する針体であって、 外周部に、針体の外周面より内側に凹没した凹部が針体
    の長手方向に沿って形成され、 前記凹部の横断面の面積をS1、前記針体の横断面の外
    縁輪郭線で囲まれる面積をS2としたとき、S1/S2
    0.005〜0.15であることを特徴とする針体。
  2. 【請求項2】 S1≧0.002mm2を満足する請求項
    1に記載の針体。
  3. 【請求項3】 S1≦0.05mm2を満足する請求項1
    または2に記載の針体。
  4. 【請求項4】 前記凹部の針体長手方向の長さが1mm
    以上である請求項1ないし3のいずれかに記載の針体。
  5. 【請求項5】 前記針先に、傾斜した刃面が形成されて
    いる請求項1ないし4のいずれかに記載の針体。
  6. 【請求項6】 前記凹部は、前記針先の前記刃面側の根
    元部付近から針体の長手方向に沿って形成されている請
    求項5に記載の針体。
  7. 【請求項7】 前記凹部は、面取り加工により形成され
    た面取り部である請求項1ないし6のいずれかに記載の
    針体。
  8. 【請求項8】 前記凹部は、溝である請求項1ないし6
    のいずれかに記載の針体。
  9. 【請求項9】 前記溝は、プレス加工により形成された
    ものである請求項8に記載の針体。
  10. 【請求項10】 針体は、管状をなし、その管の肉厚
    が、前記凹部の形成部分を含む全周に渡ってほぼ一定で
    ある請求項1ないし9のいずれかに記載の針体。
  11. 【請求項11】 前記針体は、生体に穿刺して使用さ
    れ、前記凹部は、血液の流路を構成する請求項1ないし
    10のいずれかに記載の針体。
  12. 【請求項12】 中空の外針と、前記外針の内腔に挿通
    される内針とを備える留置針組立体であって、 前記内針を請求項1ないし11のいずれかに記載の針体
    で構成したことを特徴とする留置針組立体。
  13. 【請求項13】 前記凹部は、前記内針の外周部の、少
    なくとも前記外針と密着する部分に形成されている請求
    項12に記載の留置針組立体。
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