JP2001108700A - 回転体の逆転検出装置および逆転検出方法 - Google Patents

回転体の逆転検出装置および逆転検出方法

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JP2001108700A
JP2001108700A JP28485699A JP28485699A JP2001108700A JP 2001108700 A JP2001108700 A JP 2001108700A JP 28485699 A JP28485699 A JP 28485699A JP 28485699 A JP28485699 A JP 28485699A JP 2001108700 A JP2001108700 A JP 2001108700A
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gear
signal
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Takashi Arai
高志 荒井
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを削減することができ、レイアウ
トの自由度を高め、コンパクトに構成することができる
回転体の逆転検出装置および逆転検出方法を提供する。 【解決手段】 逆転検出装置1では、MR素子4aによ
り、歯車Gの回転に伴ってマグネット4bと歯車Gの歯
Gaとの間に発生する磁界の変化を表す中点電位SV1
が出力される。位相器6は、中点電位SV1に基づき、
所定の位相差を有する2つの信号SV3,SV4を生成
し、コンパレータ7は信号SV3,SV4を比較するこ
とにより、中点電位SV1の増減方向を検出する。D−
フリップ・フロップ10,11は、コンパレータ7の出
力信号SV5に基づき、中点電位SV1がヒステリシス
の下限値VLを上回る領域およびヒステリシスの上限値
VL未満の領域の一方に留まっている間に、その増減方
向が複数回、反転したか否かを検出し、信号SV7,S
V8を出力する。マイクロコンピュータ15は、出力S
V7,SV8に基づき、回転体の回転方向の逆転の有無
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転方向
の逆転の有無を検出する回転体の逆転検出装置および逆
転検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転体の逆転検出装置と
して、特開平10−227809号公報に記載されたも
のが知られている。この回転体の逆転検出装置は、回転
可能な回転体に取り付けられたマグネットロータと、こ
のマグネットロータの磁界内に配置され、磁界の変化を
表す検出信号を出力する磁気抵抗素子と、磁気抵抗素子
の検出信号が入力される演算回路とを備えている。マグ
ネットロータの外周面には、多数のN極およびS極から
成る磁極が交互に配置されており、これらの多数の磁極
は、これらの中で最も強力な磁力を有する1つの第1磁
極と、この第1磁極の隣りに配置された2番目に強力な
第2磁極と、これらの2つの磁極より弱くかつ互いに同
じ磁力を有する多数の第3磁極とで構成されている。
【0003】この回転体の逆転検出装置では、マグネッ
トロータの回転により上記多数の磁極が磁気抵抗素子の
付近を通過すると、これに伴い、磁気抵抗素子から出力
される検出信号は、磁界の変化に応じて電圧降下と電圧
上昇を繰り返す。特に、第1および第2磁極が通過する
際には、他の第3磁極よりも大きな度合でそれぞれ電圧
降下する。そして、演算回路は、第1および第2磁極に
対応する2回の電圧降下の発生順序を検出し、これに基
づきマグネットロータの回転方向を検出することで、回
転体の回転方向の逆転の有無を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転体の逆
転検出装置によれば、回転方向の逆転の有無を検出する
ために、磁力の異なる3種類の磁極を多数、配置した特
殊なマグネットロータを用いなければならない。このた
め、製造コストの増大を招くという問題がある。また、
このような特殊なマグネットロータに代えて磁性体で構
成されたギアロータを用い、このギアロータの回転を複
数の磁気検出センサで検出することにより、回転体の回
転方向の逆転の有無を検出する逆転検出装置も知られて
いる。しかし、この逆転検出装置では、複数の磁気検出
センサを用いなければならないので、これら複数の磁気
検出センサを配置するためのスペースが必要になるとと
もに、装置のレイアウトの自由度が低いという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、製造コストを削減することができ、レイア
ウトの自由度を高め、コンパクトに構成することができ
る回転体の逆転検出装置および逆転検出方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、回転体(例えば実施形態に
おける(以下、この項において同じ)車軸)の回転方向
の逆転の有無を検出する回転体(車軸)の逆転検出装置
1であって、磁性体で構成され、回転体(車軸)の回転
に伴って回転し、外周面に回転方向に沿って間隔を存し
て配置された複数の歯Gaを有する回転可能な歯車(ギ
アロータG)と、この歯車(ギアロータG)の歯Gaと
の間に磁界を発生させる磁界発生手段(マグネット4
b)と、歯車(ギアロータG)の回転に伴う磁界の変化
を表す検出信号(中点電位SV1)を出力する磁気検出
手段(MR素子4a)と、この磁気検出手段(MR素子
4a)の検出信号(中点電位SV1)に基づき、互いの
間に所定の位相差を有する2つの電気信号(信号SV
3,SV4)を生成する信号生成手段(位相器6)と、
これら2つの電気信号(信号SV3,SV4)を比較す
ることにより、検出信号(中点電位SV1)の増減方向
を検出する増減方向検出手段(コンパレータ7)と、こ
の増減方向検出手段(コンパレータ7)の検出結果(信
号SV5)に基づき、検出信号(中点電位SV1)が基
準値を上回る領域(ヒステリシスの下限値VLを上回る
領域)およびこの基準値未満の領域(ヒステリシスの上
限値VL未満の領域)の一方に留まっている間に、検出
信号(中点電位SV1)の増減方向が複数回(3回)、
反転したか否かを検出する反転検出手段(D−フリップ
・フロップ10,11)と、この反転検出手段(D−フ
リップ・フロップ10,11)の検出結果(信号SV
7,SV8)に基づき、回転体(車軸)の回転方向の逆
転の有無を検出する逆転検出手段(D−フリップ・フロ
ップ12,EX_OR14,マイクロコンピュータ1
5)と、を備えることを特徴とする。
【0007】この回転体の逆転検出装置によれば、マグ
ネットなどの磁界発生手段により、磁性体で構成された
歯車の歯との間に磁界が発生する。この磁界の強さは、
歯車の歯が間隔を存して配置されていることにより、回
転体の回転に伴う歯車の回転に応じて変化し、磁気検出
手段は、この磁界の強さの変化を表す検出信号を出力す
る。このため、回転体が同一方向に回転している状態で
は、磁気検出手段で検出された検出信号の値は、最大値
と最小値の間で規則的に増減を繰り返す特性を示す。こ
れに対して、回転体が同一方向の回転から逆転する際に
は、検出信号の値は、その増減方向が最大値または最小
値に達することなく反転するという特性、言い換えれば
最大値と最小値の間である基準値を横切る前に複数回、
反転するという特性を示す。したがって、以上のような
検出信号の特性に基づき、磁気検出手段の検出信号に基
づいて生成した位相差を有する2つの電気信号を増減方
向検出手段で比較することにより、検出信号の増減方向
を検出するとともに、上記基準値を適切に設定し、検出
信号が基準値を上回る領域およびこの基準値未満の領域
の一方に留まっている間に、その増減方向が複数回、反
転したか否かを反転検出手段で検出することによって、
歯車の回転方向の逆転の有無、すなわち回転体の回転方
向の逆転の有無を正確に検出することができる。
【0008】また、従来の回転体の逆転検出装置のよう
なマグネットロータは不要であり、ギアロータを有する
既存の検出装置に簡単な回路を付加するだけで構成で
き、センサを新たに追加する必要もない。これにより、
製造コストを削減できるとともに、装置全体をコンパク
トに構成できる。さらに、磁気検出手段を1個の磁気検
出センサで構成することにより、従来の複数の磁気検出
センサを用いる装置と比べて、装置のレイアウトの自由
度を高めることができ、装置全体をよりコンパクトに構
成できる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
回転体(車軸)の逆転検出装置において、基準値は所定
幅(下限値VLと上限値VHの間の幅)のヒステリシス
を備えていることを特徴とする。
【0010】この回転体の逆転検出装置によれば、反転
検出手段における検出結果を示す信号のチャタリングを
防止でき、回転方向の逆転の有無を安定して検出でき
る。また、検出信号の値が最大値または最小値に達する
ことなく、その増減方向が反転する状態、すなわち回転
体の回転方向が逆転する状態をより適切に検出すること
ができる。この観点からヒステリシスの所定幅は、検出
信号の最大値と最小値の間でできるだけ大きく設定する
ことが好ましい。
【0011】請求項3に係る発明は、回転体(車軸)の
回転方向の逆転の有無を検出する回転体(車軸)の逆転
検出方法であって、磁性体で構成され、外周面に回転方
向に沿って間隔を存して配置された複数の歯Gaを有
し、回転体(車軸)の回転に伴って回転可能な歯車(ギ
アロータG)を設け、この歯車(ギアロータG)の歯G
aとの間に磁界を発生させ、歯車(ギアロータG)の回
転に伴う磁界の変化を表す検出信号(中点電位SV1)
を検出し、検出した検出信号(中点電位SV1)に基づ
き、互いの間に所定の位相差を有する2つの電気信号
(信号SV3,SV4)を生成し、これら2つの電気信
号(信号SV3,SV4)を比較することにより、検出
信号(中点電位SV1)の増減方向を検出し、検出した
検出信号(中点電位SV1)の増減方向に基づき、検出
信号(中点電位SV1)が基準値を上回る領域(ヒステ
リシスの下限値VLを上回る領域)およびこの基準値未
満の領域(ヒステリシスの上限値VL未満の領域)の一
方に留まっている間に、検出信号(中点電位SV1)の
増減方向が複数回(3回)、反転したか否かを検出し、
検出した検出信号(中点電位SV1)における増減方向
の複数回(3回)の反転の有無に基づき、回転体(車
軸)の回転方向の逆転の有無(D−フリップ・フロップ
12の出力SV10の変化の有無)を検出することを特
徴とする。
【0012】この回転体の逆転検出方法によれば、この
方法を実施する装置の製造コストを削減することがで
き、装置のレイアウトの自由度を高め、装置全体をコン
パクトに構成することができる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
回転体(車軸)の逆転検出方法において、基準値は所定
幅(下限値VLと上限値VHの間の幅)のヒステリシス
を備えていることを特徴とする。
【0014】この回転体の逆転検出方法によれば、上記
回転体の逆転検出装置と同様に、回転方向の逆転の有無
を安定して検出でき、回転体の回転方向が逆転する状態
をより適切に検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係る回転体の逆転検出装置について説
明する。図1および図2は、本発明の回転体の逆転検出
装置の概略構成を示している。この逆転検出装置1は、
ギアロータGの回転方向が逆転したか否かを検出するも
のであり、センサ回路2と、このセンサ回路2に接続さ
れた検出回路3とを備えている。図3および図4に示す
ように、ギアロータGは、磁性体である鋼製の歯車であ
り、回転体としての自動車の車軸(図示せず)と一体に
回転するように取り付けられている。また、ギアロータ
Gの外周面には、多数の歯Ga(1つのみ図示)が所定
の等間隔で配置されている。
【0016】次に、センサ回路2について説明する。セ
ンサ回路2は、2つのMR素子4a,4aおよびマグネ
ット4bからなるセンサ部4と、このセンサ部4に接続
されたコンパレータ5および位相器6(phase shifte
r)と、位相器6に接続されたコンパレータ7とを備え
ている。
【0017】MR素子4a,4a(磁気検出手段)は、
半導体で構成された磁気抵抗素子であり、図3および図
4に示すように、ギアロータGに対向し、かつギアロー
タGの歯Gaとの間に所定間隔を存して配置される。ま
た、上記センサ部4のマグネット4b(磁界発生手段)
は、磁性体である鋼製のギアロータGの歯Gaが近づい
たときに、これとの間に磁界を発生させる位置に配置さ
れており、各MR素子4aは、この発生した磁界内に位
置するように配置されている。さらに、MR素子4a,
4aは、検出回路3のVCC回路8とグランドの間に直
列に接続されており、また、このVCC回路8とグラン
ドの間には、2つの抵抗R1,R2が直列に接続されて
いる。これらの抵抗R1,R2は、互いに同じ値に設定
されているとともに、MR素子4a,4aに対して並列
に設けられている。
【0018】また、MR素子4a,4a間の中点は、コ
ンパレータ5の反転入力端子に接続され、抵抗R1,R
2の中点は、コンパレータ5の非反転入力端子に接続さ
れている。コンパレータ5の出力端子は、抵抗R3を介
して非反転入力端子に接続されており、このように正帰
還がかけられていることにより、コンパレータ5は、ヒ
ステリシスを有するシュミットトリガ回路を構成してい
る。図3および図4に示すように、このヒステリシス
は、所定の上限値VHと所定の下限値VLとで規定され
る所定幅を有している。また、コンパレータ5の出力端
子は、後述する検出回路3の波形整形回路9と、2つの
D−フリップ・フロップ10,11のD端子とに接続さ
れている。
【0019】さらに、位相器6(信号生成手段)は、コ
ンパレータ6aおよび2つのCR遅延回路6b,6cを
備えている。コンパレータ6aの出力端子は、反転入力
端子に接続されており、このように負帰還がかけられて
いることにより、コンパレータ6aはバッファ回路を構
成している。また、コンパレータ6aの出力端子は、C
R遅延回路6b,6cに接続されており、これらのCR
遅延回路6b,6cの出力端子はそれぞれ、コンパレー
タ7の反転入力端子および非反転入力端子に接続されて
いる。コンパレータ7の出力端子は、後述する検出回路
3のインバータ13およびD−フリップ・フロップ11
のクロック端子に接続されている。
【0020】次に、検出回路3について説明する。検出
回路3は、VCC回路8、波形整形回路9、3つのD−
フリップ・フロップ10,11,12、インバータ1
3、EX_OR14(EXCLUSIVE OR)およびマイクロコ
ンピュータ15(以下「マイコン15」という)を備え
ている。VCC回路8は、前述したMR素子4aおよび
抵抗R1に接続された電源回路であり、これらに電力を
供給する。波形整形回路9は、コンパレータ5の出力端
子に接続されている。
【0021】また、D−フリップ・フロップ10(反転
検出手段)は、そのクロック端子が前述したコンパレー
タ7の出力端子に接続され、D端子が前述したコンパレ
ータ5の出力端子に接続されている。さらに、D−フリ
ップ・フロップ11(反転検出手段)は、そのクロック
端子がインバータ13を介してコンパレータ7の出力端
子に接続され、D端子がコンパレータ5の出力端子に接
続されている。これらD−フリップ・フロップ10,1
1のQ端子は、EX_OR14(逆転検出手段)の入力
端子に接続されており、EX_OR14の出力端子は、
D−フリップ・フロップ12(逆転検出手段)のクロッ
ク端子に接続されている。
【0022】さらに、D−フリップ・フロップ12のQ
・BAR端子はD端子に接続され、Q端子は、マイコン
15(逆転検出手段)の入力ポートに接続されている。
このマイコン15は、図示しないCPU、RAMおよび
ROMなどで構成されている。
【0023】以上のような逆転検出装置1のセンサ回路
2では、図3(a)に示すように、ギアロータGが図中
の矢印A1の方向(図中の左から右へ向かう方向)に回
転すると、ギアロータGの歯Gaが図中の左方からマグ
ネット4bの左半部に近づくのにつれて、両者の間の磁
界が強くなる。これに伴い、左側のMR素子4aの抵抗
値が増大することにより、図3(b)に示すように、M
R素子4a,4a間の中点電位SV1(検出信号)が降
下する。また、降下した中点電位SV1の値が前述した
コンパレータ5のヒステリシスの下限値VLを下回る
と、コンパレータ5の出力SV2が「Low」レベル
(以下、単に「L」という)から「High」レベル
(以下、単に「H」という)に変化する。
【0024】この後、ギアロータGが矢印A1の方向に
さらに回転すると、左側のMR素子4aの抵抗値はさら
に増大し、ギアロータGの歯Gaが左側のMR素子4a
に最も接近したとき、すなわち歯Gaの中心がギアロー
タGの回転中心とMR素子4aの中心とを結ぶ線上に位
置しているときに最大になる。この後、ギアロータGが
同一方向にさらに回転し、左側のMR素子4aから遠ざ
かると、その抵抗値は減少し始め、これに伴って中点電
位SV1は上昇する。そして、ギアロータGの歯Gaが
マグネット4bの右半部に接近するのにつれて、これら
の間の磁界が強くなり、これに伴って右側のMR素子4
aの抵抗値が上昇する。これに伴い、中点電位SV1の
値がさらに上昇し、前述したヒステリシスの上限値VH
を上回ると、コンパレータ5の出力SV2が「L」から
「H」に変化する。
【0025】この後、ギアロータGが同一方向にさらに
回転すると、右側のMR素子4aの抵抗値は増大し、ギ
アロータGの歯Gaが最も接近したときに最大になる。
この後、ギアロータGがさらに同一方向に回転し、右側
のMR素子4aから遠ざかると、その抵抗値は減少し始
め、これに伴って中点電位SV1は降下する。中点電位
SV1およびコンパレータ5の出力SV2は、以上のよ
うに変化し、このような変化がギアロータGの歯Gaが
通過するごとに周期的に繰り返される。
【0026】一方、ギアロータGの回転方向が図4
(a)の矢印A2で示すように逆転する場合、すなわち
ギアロータGの歯Gaが左方から左側のMR素子4aに
接近して、これに最接近する前に回転方向が逆転した場
合には、まず、ギアロータGの歯Gaが左方から左側の
MR素子4aに接近するのにつれて、その抵抗値が増大
することにより、図4(b)に示すように、中点電位S
V1が降下する。この後、ギアロータGの回転方向が逆
転すると、中点電位SV1は、前記ヒステリシスの下限
値VLを下回る前に上昇し始める。このため、図4
(c)に示すように、コンパレータ5の出力SV2は、
「L」の状態に保持される。
【0027】また、ギアロータGの回転方向が図4
(a)の矢印A3で示すように逆転する場合、すなわち
ギアロータGが、その歯Gaが左側のMR素子4aを越
えた後に左方に逆転する場合には、歯Gaが左側のMR
素子4aに接近するのにつれて、その抵抗値が増大する
ことにより、図4(d)に示すように、中点電位SV1
が降下する。この後、ギアロータGが左側のMR素子4
aにさらに近づくと、降下した中点電位SV1がヒステ
リシスの下限値VLを下回った時点で、図4(e)に示
すように、コンパレータ5の出力SV2は「L」から
「H」に変化する。
【0028】このように出力SV2が変化した後、ギア
ロータGが右方にさらに回転すると、左側のMR素子4
aに最も接近する位置で中点電位SV1が最も降下し、
この位置を越えた右側の位置でギアロータGの回転方向
が逆転する。この逆転時を境にして、中点電位SV1は
逆転前と対称に変化する。この場合、中点電位SV1は
ヒステリシスの上限値VHを上回らない領域に留まって
おり、この間、その増減方向が3回、反転する。また、
中点電位SV1がヒステリシスの上限値VHを上回らな
いことで、コンパレータ5の出力SV2は「H」の状態
に保持される。
【0029】また、センサ回路2では、前述したMR素
子4a,4a間の中点電位SV1は位相器6にも入力さ
れ、この位相器6により位相差設定処理を施された後、
位相器6のCR遅延回路6c,6dから出力信号SV
3,SV4(電気信号)として出力される。出力信号S
V3,SV4は、互いに同じ波形を有する電圧信号とし
て同じ増幅率で生成され、出力信号SV3は中点電位S
V1に対する位相遅れが極めて小さく、出力信号SV4
は出力信号SV3に対して所定の位相遅れを有する。こ
れらの出力信号SV3,SV4は、コンパレータ7の反
転入力端子および非反転入力端子にそれぞれ入力され
る。
【0030】コンパレータ7の出力信号SV5(増減方
向検出手段の検出結果)のレベルは、出力信号SV3の
値が出力信号SV4の値よりも大きいときに「H」から
「L」に変化し、出力信号SV3の値が出力信号SV4
の値よりも小さいときに「L」から「H」に変化する。
ここで、出力信号SV3の値が出力信号SV4の値より
大きいことは、中点電位SV1が増大(上昇)している
ことを示し、その逆は、中点電位SV1が減少(降下)
していることを示すので、出力信号SV5のレベルの変
化により、中点電位SV1の増減方向の反転が検出され
る。この出力信号SV5は、検出回路3のインバータ1
3およびD−フリップ・フロップ11のクロック端子に
送られる。また、前述したコンパレータ5の出力SV2
は、検出回路3の波形整形回路9およびD−フリップ・
フロップ10,11のD端子に送られる。
【0031】一方、検出回路3では、センサ回路2のコ
ンパレータ7からの信号SV5が、D−フリップ・フロ
ップ10のクロック端子に入力される。また、D−フリ
ップ・フロップ10のD端子には、前述したコンパレー
タ5の出力SV2が入力される。D−フリップ・フロッ
プ10は、クロック端子に入力される信号SV5が
「L」から「H」に変化する際に、その立上りに同期し
て、信号SV5の変化前にD端子に入力されていた信号
SV2が「H」のときには「H」の信号SV7(反転検
出手段の検出結果)をQ端子からEX_OR14に出力
し、信号SV2が「L」のときには「L」の信号SV7
をQ端子からEX_OR14に出力する。
【0032】また、信号SV5は、インバータ13によ
り反転された信号SV6となり、この信号SV6は、D
−フリップ・フロップ11のクロック端子に入力され
る。D−フリップ・フロップ11のD端子には、前述し
たコンパレータ5の出力SV2が入力される。D−フリ
ップ・フロップ11は、クロック端子に入力された信号
SV6が「L」から「H」に変化する際に、その立上り
に同期して、信号SV6の変化前にD端子に入力されて
いた信号SV2が「H」のときには「H」の信号SV8
(反転検出手段の検出結果)をQ端子からEX_OR1
4に出力し、信号SV2が「L」のときには「L」の信
号SV8をQ端子からEX_OR14に出力する。
【0033】EX_OR14は、D−フリップ・フロッ
プ10,11からの信号SV7,SV8のレベルが同じ
ときに「L」の信号SV9を、それ以外のときに「H」
の信号SV9を、D−フリップ・フロップ12のクロッ
ク端子に出力する。D−フリップ・フロップ12では、
そのQ・BAR端子がD端子に接続されているので、ク
ロック端子に入力された信号SV9が「L」から「H」
に変化する際に、その立上りに同期して、信号SV9の
変化前のQ端子の出力が「H」のとき、すなわちQ・B
AR端子の出力が「L」のときには、「L」の信号SV
10をQ端子からマイコン15に出力し、Q端子の出力
レベルが「L」のときには、「H」の信号SV10をQ
端子からマイコン15に出力する。マイコン15は、信
号SV10が「L」のときにギアロータGが正回転して
いることを、信号SV10が「H」のときにギアロータ
Gが逆回転していることを検出する。すなわち、信号S
V10が「L」から「H」に、または「H」から「L」
に変化したときに、ギアロータGが逆転したことを検出
する。
【0034】以上のように構成された逆転検出装置1の
動作について、図5のタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。なお、前述したように、MR素子4a,4
a間の中点電位SV1と位相器6の出力SV3との間の
位相差がほとんどないので、図5においては、出力SV
3の波形と中点電位SV1の波形を共通とし、これらの
動作を説明する。まず、ギアロータGが正回転している
ときに、中点電位SV1がコンパレータ5のヒステリシ
スの下限値VLを下回った時点(時刻t1)で、コンパ
レータ5の出力信号SV2が「L」から「H」に変化す
る。この後、中点電位SV1が増加方向に反転する。そ
の後の時刻t2において、中点電位SV1がヒステリシ
スの上限値VHを上回ることなく減少方向に反転する
と、出力信号SV2は変化することなく「H」に保持さ
れ、この直後にコンパレータ7の出力信号SV5が
「L」から「H」に変化する。
【0035】このように信号SV5が「L」から「H」
に変化した時に、変化前のD−フリップ・フロップ10
のD端子の入力SV2が「H」であるので、信号SV5
の立上りに同期して、そのQ端子の出力SV7は「L」
から「H」に変化する。このとき、D−フリップ・フロ
ップ11のQ端子の出力SV8は「H」のまま変化しな
いので、EX_OR14の出力SV9が「H」から
「L」に変化する。
【0036】この後、中点電位SV1は増加方向に再
度、反転し、その後の時刻t3においてヒステリシスの
上限値VHを上回ると、出力信号SV2が「L」から
「H」に変化する。この後の時刻t4において、中点電
位SV1が減少方向に反転し、この直後にコンパレータ
7の出力信号SV5が「L」から「H」に変化し、この
立上りに同期して、D−フリップ・フロップ10の出力
SV7が「H」から「L」に変化する。このように出力
SV7が「H」から「L」に変化した時に、D−フリッ
プ・フロップ11のQ端子の出力SV8は「H」のまま
変化しないので、EX_OR14の出力SV9が「L」
から「H」に変化する。この出力SV9の立上りに同期
して、D−フリップ・フロップ12の出力SV10が
「L」から「H」に変化し、これにより、マイコン15
は、ギアロータGの回転方向が正回転から逆回転に変わ
ったことを検出する。
【0037】この後、中点電位SV1が、コンパレータ
5のヒステリシスの上限値VHを上回った時点(時刻t
5)で、コンパレータ5の出力信号SV2が「H」から
「L」に変化する。この後、中点電位SV1が増加方向
に反転し、その後の時刻t6において、ヒステリシスの
下限値VLを下回ることなく増加方向に反転すると、出
力信号SV2は「L」のままに保持され、この直後にコ
ンパレータ7の出力信号SV5が「H」から「L」に変
化し、インバータ13の出力SV6が「L」から「H」
に変化する。
【0038】このように信号SV6が「L」から「H」
に変化した時に、変化前のD−フリップ・フロップ11
のD端子の入力SV2が「L」であるので、Q端子の出
力SV8は、信号SV6の立上りに同期して「H」から
「L」に変化する。このとき、D−フリップ・フロップ
10のQ端子の出力SV7は「L」のまま変化しないの
で、EX_OR14の出力SV9が「H」から「L」に
変化する。
【0039】この後、中点電位SV1が増加方向に再
度、反転し、その後の時刻t7において、ヒステリシス
の下限値VLを下回ると、出力信号SV2が「L」から
「H」に変化する。この後の時刻t8において、中点電
位SV1が増加方向に反転し、この直後にコンパレータ
7の出力信号SV5が「H」から「L」に変化し、イン
バータ13の出力SV6が「L」から「H」に変化す
る。このように信号SV6が「L」から「H」に変化し
た時に、変化前のD−フリップ・フロップ11のD端子
の入力SV2が「H」であるので、Q端子の出力SV8
は、信号SV6の立上りに同期して「L」から「H」に
変化する。このとき、D−フリップ・フロップ10のQ
端子の出力SV7は「L」のまま変化しないので、EX
_OR14の出力SV9が「L」から「H」に変化す
る。
【0040】この出力SV9の立上りに同期して、D−
フリップ・フロップ12の出力SV10が「H」から
「L」に変化する。これにより、マイコン15は、ギア
ロータGの回転方向が逆回転から正回転に変化したこと
を検出する。
【0041】以上のように本実施形態の逆転検出装置1
によれば、ギアロータGの回転方向が逆転したときに
は、MR素子4a,4a間の中点電位SV1は、ヒステ
リシスの上限値VHを上回らない領域、または下限値V
Lを下回らない領域にある間に、その増減方向が3回、
反転する。したがって、中点電位SV1から位相器6に
より生成した所定の位相差を有する2つの信号SV3,
SV4をコンパレータ7で比較することで、中点電位S
V1の値がヒステリシスの上限値VHを上回ることなく
その増減方向が3回、反転したか否か、またはヒステリ
シスの下限値VLを下回ることなくその増減方向が3
回、反転したか否かを検出することにより、ギアロータ
Gの回転方向の逆転の有無、すなわち車軸の回転方向の
逆転の有無を正確に検出することができる。
【0042】また、前述したようにコンパレータ5がヒ
ステリシスを有するシュミットトリガ回路を構成してい
ることで、その出力信号SV2のチャタリングを防止で
き、車軸の回転方向の逆転の有無を安定して検出でき
る。さらに、ヒステリシスの所定幅を、中点電位SV1
の最大値および最小値の間で可能な限り大きく設定する
ことにより、車軸の回転方向の逆転をより適切に検出す
ることができる。
【0043】さらに、従来の逆転検出装置のようなマグ
ネットロータは不要であり、ギアロータGを有する既存
の検出装置に簡単な回路を付加するだけで構成でき、セ
ンサを新たに追加する必要もない。また、従来の複数の
磁気検出センサを用いる逆転検出装置と異なり、1個の
磁気検出センサ(センサ部4)を用いるだけで車軸の回
転方向の逆転を検出できる。以上により、製造コストを
削減できるとともに、逆転検出装置1のレイアウトの自
由度を高め、装置全体をコンパクトに構成できる。
【0044】なお、前述した実施形態においては、MR
素子4a,4a間の中点電位SV1を検出するセンサ回
路2や、ギアロータGの回転方向の逆転の有無を検出す
る検出回路3などを電気回路で構成したが、これらのセ
ンサ回路2および検出回路3は電気回路に限らず、マイ
クロコンピュータのプログラムで構成してもよい。ま
た、コンパレータ7に抵抗を介した正帰還をかけること
により、コンパレータ7にヒステリシス特性を持たせ、
その出力SV5にヒステリシスをかけるようにしてもよ
い。このようにすれば、コンパレータ7の出力SV5の
チャタリングを防止することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転体の逆転検
出装置および逆転検出方法によれば、製造コストを削減
することができ、レイアウトの自由度を高め、コンパク
トに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回転体の逆転検出装
置のセンサ回路の概略構成を示す回路図である。
【図2】逆転検出装置の検出回路の概略構成を示す回路
図である。
【図3】ギアロータが一方向に回転しているときのセン
サ回路の動作を説明するための(a)ギアロータの歯の
MR素子に対する位置関係を示す説明図と、(b)
(c)ギアロータの回転に伴う中点電位SV1およびコ
ンパレータの出力SV2の変化をそれぞれ示すタイミン
グチャートである。
【図4】ギアロータが逆転したときのセンサ回路の動作
を説明するための(a)ギアロータの歯のMR素子に対
する位置関係を示す説明図と、(b)〜(e)ギアロー
タの逆転に伴う中点電位SV1およびコンパレータの出
力SV2の変化をそれぞれ示すタイミングチャートであ
る。
【図5】ギアロータが正回転から逆回転した後、さらに
正回転に復帰したときの逆転検出装置の動作を示す
(a)〜(h)タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 逆転検出装置 4a MR素子(磁気検出手段) 4b マグネット(磁界発生手段) 6 位相器(信号生成手段) 7 コンパレータ(増減方向検出手段) 10 D−フリップ・フロップ(反転検出手段) 11 D−フリップ・フロップ(反転検出手段) 12 D−フリップ・フロップ(逆転検出手段) 14 EX_OR14(逆転検出手段) 15 マイクロコンピュータ(逆転検出手段) G ギアロータ(歯車) Ga ギアロータの歯 SV1 中点電位(検出信号) SV3 位相器の出力信号(電気信号) SV4 位相器の出力信号(電気信号) SV5 コンパレータの出力信号(増減方向検出手段
の検出結果) SV7 D−フリップ・フロップ10の出力信号(反
転検出手段の検出結果) SV8 D−フリップ・フロップ11の出力信号(反
転検出手段の検出結果) VH ヒステリシスの上限値 VL ヒステリシスの下限値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転方向の逆転の有無を検出す
    る回転体の逆転検出装置であって、 磁性体で構成され、前記回転体の回転に伴って回転し、
    外周面に回転方向に沿って間隔を存して配置された複数
    の歯を有する回転可能な歯車と、 この歯車の前記歯との間に磁界を発生させる磁界発生手
    段と、 前記歯車の回転に伴う前記磁界の変化を表す検出信号を
    出力する磁気検出手段と、 この磁気検出手段の前記検出信号に基づき、互いの間に
    所定の位相差を有する2つの電気信号を生成する信号生
    成手段と、 これら2つの電気信号を比較することにより、前記検出
    信号の増減方向を検出する増減方向検出手段と、 この増減方向検出手段の検出結果に基づき、前記検出信
    号が基準値を上回る領域およびこの基準値未満の領域の
    一方に留まっている間に、前記検出信号の増減方向が複
    数回、反転したか否かを検出する反転検出手段と、 この反転検出手段の検出結果に基づき、前記回転体の回
    転方向の逆転の有無を検出する逆転検出手段と、を備え
    ることを特徴とする回転体の逆転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値は所定幅のヒステリシスを備
    えていることを特徴とする請求項1に記載の回転体の逆
    転検出装置。
  3. 【請求項3】 回転体の回転方向の逆転の有無を検出す
    る回転体の逆転検出方法であって、 磁性体で構成され、外周面に回転方向に沿って間隔を存
    して配置された複数の歯を有し、前記回転体の回転に伴
    って回転可能な歯車を設け、 この歯車の前記歯との間に磁界を発生させ、 前記歯車の回転に伴う前記磁界の変化を表す検出信号を
    検出し、 当該検出した検出信号に基づき、互いの間に所定の位相
    差を有する2つの電気信号を生成し、 これら2つの電気信号を比較することにより、前記検出
    信号の増減方向を検出し、 当該検出した前記検出信号の増減方向に基づき、前記検
    出信号が基準値を上回る領域およびこの基準値未満の領
    域の一方に留まっている間に、前記検出信号の増減方向
    が複数回、反転したか否かを検出し、 当該検出した前記検出信号における増減方向の複数回の
    反転の有無に基づき、前記回転体の回転方向の逆転の有
    無を検出することを特徴とする回転体の逆転検出方法。
  4. 【請求項4】 前記基準値は所定幅のヒステリシスを備
    えていることを特徴とする請求項3に記載の回転体の逆
    転検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7205761B2 (en) 2004-03-17 2007-04-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotation state detecting device and rotation state detecting method
US8018224B2 (en) 2007-08-30 2011-09-13 Denso Corporation Rotation detection sensor

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