JP2001105845A - 自動車用冷風機 - Google Patents

自動車用冷風機

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JP2001105845A
JP2001105845A JP28409299A JP28409299A JP2001105845A JP 2001105845 A JP2001105845 A JP 2001105845A JP 28409299 A JP28409299 A JP 28409299A JP 28409299 A JP28409299 A JP 28409299A JP 2001105845 A JP2001105845 A JP 2001105845A
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Yoshimasa Tanaka
義昌 田中
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KANKYO SCIENCE KK
Panasonic Electric Works Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
KANKYO SCIENCE KK
Toyota Motor Corp
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の蒸発潜熱を利用した作業自動車用の冷風
機器に関して、水滴を含まないで十分に冷たい気流を供
給でき且つ、自動車が比較的高い速度で走行中であって
も、運転者に十分な冷気を供給できる水冷式の冷風機を
提供する。 【解決手段】 吸気口と、吸気口に連通して多数の吸水
シートを相互に通風可能な間隙を設けて積層して成る冷
風用吸水蒸発ユニットと、該吸水蒸発ユニットの下端を
水に浸漬して吸水シートを湿潤させるための受水容器
と、吸気口からの空気を吸水蒸発ユニットに通風させる
ための吸引ファンと、吸引ファンに連通する放出口とを
含む冷風機であって、該冷風機が無蓋自動車の運転席上
部前方に配置して、該放出口を前方から運転席上部に配
向する。吸水シートには、無機繊維から成り、シート表
面に離間用セパレータを平行線状に配置して、セパレー
タの垂直方向にシートが立設されて、セパレータに平行
な方向に空気流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の蒸発潜熱を利
用した冷風を作業用自動車の運転席側に供給するように
した作業用自動車のための冷風機器に関する。
【0002】
【従来の技術】冷風機器には、コンプレッサにより加圧
した液化性ガスを断熱膨張させてその吸熱を利用する従
来の冷房機があり、また、気流中で水の蒸発潜熱を利用
する水冷式冷風機が知られている。従来の自動車用の冷
風機は、気流中に水をスプレーする方法があり、例え
ば、水槽の側に超音波振動子を配置し、水面上方にファ
ンからの空気を流して、超音波の衝撃により水の飛散霧
化した微小水滴を気流中に混合させ、これにより冷却し
た空気を放出する方法があった。
【0003】また、一般家庭の室内用ではあるが、帯状
の布地をエンドレスにして、布地をその下側部だけを水
中に漬けたままで周回させ、布地の上部側に空気流を当
てて、水の蒸発による冷却で冷気にして放出する冷風機
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業用自動車に使用す
る冷風機器は、無蓋の運転席で、夏場作業等、高い温度
の中で運転者に気流を当てて、専ら、上半身を、特に、
頭部ないし顔面を冷やすものとして利用できる。上記の
冷房機は、電力消費量、従って、自動車燃料の消費量が
大きくて不経済であったが、水噴霧式冷風機の場合は、
動力源としては、基本的には、送風用のファンの駆動電
力だけでよいので、燃量消費が少なくてすみ、この点は
有利である。
【0005】然しながら、噴霧式は、共通して、気流中
の水滴が完全に蒸発するまでに、気流が運転者に当たる
ので、運転者を濡らしてしまうと言う大きな欠点があっ
た。これは、送風量に対する噴霧水の供給量の制御が難
しく、気流中水の供給量が過剰であると、上記のよう
に、冷風が水滴で湿ることになり、水供給量が少ない
と、十分な冷風が得られないことになる。
【0006】さらに、フォークリフトなど運搬を兼ねる
車両が比較的高速で移動する場合は、運転者に対する送
風方向によっては、移動による周辺空気流によって冷風
の速度が減殺されるので、運転者には冷風を十分に吹き
つけできないことがあった。さらに、水冷式は、冷却媒
体として水を消費するので、給水補給に対しても十分に
配慮する必要があった。
【0007】本発明は、上記冷風機の課題に鑑み、水滴
を含まないで十分に冷い気流を供給することができる水
冷式の冷風機を提供するものである。本発明は、自動車
が比較的大きい速度で走行中であっても、運転者に十分
な冷気を供給できる水冷式の冷風機を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の冷風機は、概し
て言えば、多数の吸水シートを、相互に通風可能な間隙
を設けて、積層して成る冷風用吸水蒸発ユニットに、空
気を供給して、吸水シートが吸い上げた水の蒸発による
水気化熱により空気を冷却して、冷却した空気を自動車
の運転席側に送風して、運転席上の運転者に吹きつけよ
うとするものである。
【0009】このような冷風機は、吸気口と、この吸気
口に連通する冷風用吸水蒸発ユニットと、該吸水蒸発ユ
ニットの下端を水に浸漬して受水容器と、吸気口からの
空気を吸水蒸発ユニットに通風させるためのファンと、
ファンに連通する放出口とから成っている。
【0010】ここに使用される吸水蒸発ユニットは、間
隔を設けて配置した多数の吸水シートが互いに間隔を設
けて面が互いに平行になるように形成されている。吸水
蒸発ユニットの下方には、吸水シートの下端側を水に浸
漬するための受水容器が配設され、吸水蒸発ユニット
は、吸気口と放出口との間で、ファンの後又は前に配置
される。
【0011】本発明の冷風機は、作業用自動車に固定さ
れ、放出口を運転席上方に配向する。好ましくは、運転
席の上方で、特に、運転者の顔面前方ないし側方に冷風
が当たるように、放出口の向きと位置が定められる。
【0012】運転者の後方側から運転者に向けた送風で
は、運転者のヘルメットが邪魔になり、さらに、自動車
がかなり高速で走行中には、走行による逆風が冷風の供
給を阻害して、運転者に到達しないことになる。本発明
の冷風機は、この点で、運転者に対して前方から冷風を
供給するので、冷風を確実に享受することができる。
【0013】作業自動車には、運転席に上蓋のない運搬
用の自動車例えば、フォークリフト、や作業用の自動
車、例えば、トラクター、ブルドーザーなどが含まれ、
冷風機は、これらの自動車に適用され、主に、気温の高
い時の自動車作業に使用される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の冷風機の構造を、図1及
び図2に例示するが、冷風機1は、吸気口2と、吸気口
2からの空気を冷やす冷風用吸水蒸発ユニット3と、吸
気口2からの空気を吸水蒸発ユニット3に通風させるた
めの吸引ファン5と、吸引ファン5に連通して、冷風を
供給するための放出口6とから成っている。
【0015】吸気口2は、冷風機1への空気の採り入れ
口であり、吸気口2の直後に、吸水蒸発ユニット3のた
めのユニットガイド41、42が設けられている。吸気
口には、好ましくは、フィルター22を設けて、粉塵な
どの侵入を防止している。ユニットガイド41、42
は、吸気口2と吸引ファン5との間に、吸水蒸発ユニッ
ト3を固定するガイドとして設けられ、ユニットガイド
の底部は、貯水可能な受水容器4とされている。
【0016】本発明においては、吸水蒸発ユニット3
は、多数の吸水シート30を相互に通風可能な間隙39
を設けてユニット容器33内に配列されて、交換可能に
ユニット化されている。ユニット容器33は、吸気口2
の直後にユニットガイド41、42内に着脱可能に挿入
されて、冷風機内に固定される。ユニット容器33に
は、前後の両面に通気用の窓部36、36を設け、多数
の吸水シート30が、上下に立設した状態で、且つ、シ
ート両側端部が窓部36に露出して、吸水シート間の間
隙39が、両方の窓部36、36に連通するように、配
列されている。そこで、この吸水蒸発ユニット3におい
ては、吸水シート30には、吸気口2からファン5によ
り吸引された空気が吸水シート間の間隙39を通過して
流通できる。
【0017】冷風機1には、吸水蒸発ユニット3の下端
を水に浸漬して吸水シート30を湿潤させるための受水
容器4が配置され、この例では、受水容器4内に、吸水
蒸発ユニット3の下端部が定置され、受水容器4内の水
により、吸水蒸発ユニット3の多数の吸水シート30の
下端側を湿潤することができる。
【0018】吸水蒸発ユニット3の後側には、吸引ファ
ン5が設けられ、この例では、ファン5にはモータ59
駆動のシロッコファンが使用され、吸引ファン吸入口5
3を下側にして、吸水蒸発ユニット3に連通し、他方、
吸引ファン5の渦巻きダクト55を経てファンの出口5
6は、放出口6に連なっている。
【0019】本発明において使用可能な吸水蒸発ユニッ
ト3を詳述すると、吸水蒸発ユニット3は、多数の吸水
シート30を、互いに間隔を置いて対面させて積層し、
積層した吸水シート30は、ユニット容器により、周囲
が枠組みされて一体化され、上記の受水容器4内に配置
される。
【0020】上記の吸水シート30は、吸水性の高い有
機質又は無機質繊維から成り、例えば、特開平10−4
4276号公報記載の吸水性素材が利用できる。このシ
ート30は、繊維径5μm以下の繊維を主体とする吸水
層に、微粉末及び接着材料ないしバインダから成る保型
層を形成して、吸水性と共に、シートの保型性、特に、
シートの湿潤時の曲げ強度を改善したものである。さら
に、吸水シートの例には、親水性の無機繊維から不織布
を形成するが、無機繊維に鉱物質微粉末を混沙して、抄
紙したシートが利用できる。例えば、繊維に親水性のセ
ラミック繊維を利用した不織布を使用し、この不織布と
微粉末に親水性のシリカゾルとアルミナゾルの粉末とを
混合した吸水性の高いシートが利用できる。シートは、
水の吸い上げ量と共に強度を考慮して、適当な厚みのも
のが利用できるが、例えば、0.5〜3mmの厚みのも
のが好ましく利用できる。
【0021】吸水シート30は、外形は、好ましくは矩
形状であり、シート30間に間隙39を形成するように
して多数のシート30が積層される。シート30自体を
波型、ジクザク状に成形して、重ねたときに、シート3
0間に間隙39ができるようにしてもよい。
【0022】好ましくは、図示のように、シート30表
面に離間用セパレータ32を平行線状に配置された吸水
シートが利用できる。セパレータ32の例として、図3
に示すように、熱可塑性の樹脂、例えば、ホットメルト
型接着材料を、溶融状態で細く紐状に押出してシート3
0表面に塗着した後、冷却して硬化させることにより、
適度の、例えば1〜10mm高さの、突条321ないし
リブに形成される。このような吸水シートは、セパレー
タが水平方向になるように多数のシート30が立設され
る。シート30を積層したとき、隣接するシート30の
間に、突条321ないしリブの高さに相当する一定間隔
の間隙39が上下に2段ないし数段形成でき、間隙39
が空気の流通路として利用される。このような合成樹脂
のセパレータを利用すると、間隙を形成するのにシート
自体を変形する場合より、シートを強化することができ
る利点がある。
【0023】シート30の積層体31は、ユニット容器
33により周囲が枠組みされるが、ユニット容器33
は、シート積層体31のシート30にずれが生じないよ
うに固定するものであればよく、例えば、多数の矩形状
のシート30を立設して、外形直方体の積層体31を形
成したとき、積層体31の少なくとも下部と四隅角部が
支持でき、且つ、シート積層体31の両側のシート端部
を開口することができる容器ないしは枠体が利用でき
る。
【0024】ユニット容器33の例として、図3には、
ユニット容器33を、吸水シート30の積層体31を収
容できる一体の外形直方体状とし、上部に装入交換用の
開口部を有し、ユニット容器33の前面と背面とに大き
な開口部ないし窓部36を有するユニット容器33を示
す。このユニット容器33の窓部36には、収容された
シート積層体31の各シート30の端部が露出してお
り、従って、シート30間の間隙39が窓部36に開口
するので、ユニット容器33両面の窓部36を通じて、
空気流がシート30間の間隙39を流通することができ
る。さらに、底面にも、適度の開口部(不図示)を設け
て、受水容器4からのユニット容器内への水の流入を容
易にし、シート30下端部を常に濡らすようにしておく
ことができる。
【0025】このようなユニット容器33は、耐食性の
材料、例えば、アルミニウム又はその合金や合成樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、ア
クリル樹脂などから形成することができる。さらに、ユ
ニット容器33の上部開口部には、好ましくは、図3に
示すような上蓋37を脱着可能に備え、好ましくは上蓋
には把手38をつけて、吸水蒸発ユニット3のユニット
ガイドへの脱着その他の取扱いを容易にしている。
【0026】さらに、上記の吸水蒸発ユニット3は、図
3に示すように、ユニット容器33の前面及び背面の窓
部にネット34を張設して、容器内の積層したシートを
保護するのが良い。ネットには、容器窓部に張設でき
て、シート端部の露出を防止するものであればよいが、
一例として、2〜8mm角の網目で線径1〜5mm程度
のプラスチック製ネットが利用できる。さらに、窓部の
該ネット34と容器内積層した吸水シート30の端部と
は、接着樹脂35により部分的に接着させて一体化した
ものが好ましい。接着樹脂には、ホットメルト型接着材
料が利用できる。吸水蒸発ユニット3を構成する吸水シ
ート30は吸水して湿潤すると、一般に柔らかくなる
が、さらに、自動車の急発進や揺動などにより衝撃が加
わると、ユニット容器33内部でシート30の集積体が
崩れる惧れがあるが、ネットを張設した、特にシートを
ネットに接着して一体化したシート集積体の吸水蒸発ユ
ニットは、シートに対する耐衝撃性を高めることができ
るのである。
【0027】吸水蒸発ユニット3は、各シートが、受水
容器4からの水を絶えず吸水しながら水を蒸発するの
で、受水容器4には適宜給水されるが、このために、本
発明の冷風機1は、給水手段を備えている。
【0028】図1と図2は、給水手段として、冷風機1
自体に交換可能に備えた給水タンク7の例を示すが、こ
の例のタンク7は、下端部の口金部71に止栓72を有
する別体の交換可能なタンク7であり、上記の冷風機1
には、上記給水タンク7を案内固定して、上記止栓を開
動させて、受水容器4に給水するためのタンク受け部4
4と、タンク受け部44に落下した水を受水容器4に誘
導するための水路43を備えている。給水タンク7に予
め水を入れておけば、タンク受け部44の水位の低下に
より適宜タンク内の水が落下するので、受水容器44に
自然に補給ができる。給水タンク7の容量は、通常、1
回の水補給で3〜6時間の利用が可能な容量に調整して
おくと、便利である。
【0029】図4は、上記の冷風機1をフォークリフト
9に搭載した例であるが、このフォークリフトは、車体
上部に保護用フレーム91a、91b、92が固定さ
れ、フレームは、運転席93の前後左右が開放されてい
る。この例では、冷風機1は、このようなフォークリフ
トの上部保護フレーム92上であって且つ、運転席93
より斜め前方の位置に固定されている。この位置で、冷
風機1は、吸気口2を車体の前方に向け、放出口6は後
方に且つ下方に向けられている。この放出口6は、運転
席93の背部94の上方位置、即ち、運転者の顔の前面
ないし側面に冷風機1からの冷風が当たるように、設定
されている。好ましくは、放出口6には、冷風の吹き出
し方向を可変にするような配向手段、例えば、可撓性の
パイプ、回動自在なノズル等を取り付けてもよい。
【0030】上記の冷風機1を取り付けた位置は、運転
席より斜め前方の位置であって、同時に、フォークリフ
ト9の昇降ステップ95の直上あたりが好ましく、水補
給用の上記給水タンク7を交換する際に、作業者がステ
ップに乗って冷風機へのタンク7の装着や取り外しを容
易にすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の冷風機は、吸気口に連通して多
数の吸水シートを、相互に通風可能な間隙を設けて、積
層して成る冷風用吸水蒸発ユニットと、吸水シートを湿
潤させるための受水容器と、吸水蒸発ユニットに通風さ
せて放出口により冷気を放出させるファンとから成り、
冷風機を無蓋の自動車の運転席上部前方に配置して、該
放出口を前方から運転席上部に配向するようにしたの
で、自動車の運転者には、常に、冷風を顔面に受けるこ
とができる。特に、放出口6を前方から運転席上部にむ
けて配置したので、自動車の走行中においても、また運
転者のヘルメットの着用の場合においても、運転者は、
作業中に有効に冷気を享受することができる。
【0032】上記の吸水シートが、無機繊維から成り、
シート表面に離間用セパレータを平行線状に配置して、
セパレータの垂直方向にシートを立設しているので、セ
パレータに平行な方向に空気を流通させることができ、
空気の流通抵抗が小さく且つ、シートからの水の蒸発速
度が大きくて、空気の冷却速度を大きくすることができ
る。
【0033】冷風機は、上記の吸水蒸発ユニットをユニ
ット容器33内に配置して、ユニット容器33ごと交換
可能にしたので、吸水蒸発ユニット中のシートの損傷や
汚染の状況に応じて、吸水蒸発ユニット3を交換するこ
とが容易となる。
【0034】本発明の冷風機は、上記の吸水蒸発ユニッ
トを、ユニット容器33の前面にネットを張設したの
で、シート積層体31が補強でき、走行時や急発進・急
停車の際の衝撃に対しても、吸水蒸発ユニットのシート
の崩壊を有効に防止することができる。
【0035】本発明の冷風機は、下端部に止栓を有する
別体の給水タンクを備え、上記の冷風機が、上記給水タ
ンクを案内固定して、上記止栓を開動させて受水容器に
給水するようにタンク受け部を有するものとすれば、給
水タンクを脱着自在にすることができて、タンクの交換
も容易であり、給水タンクによる水の補給操作が極めて
簡単に行なうことができる。
【0036】本発明は、フォークリフト、トラクターな
どの運転席に無蓋の作業用自動車に適用することがで
き、高温時の屋外作業における作業環境の改善と作業効
率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る冷風機の横断面図。
【図2】 本発明の実施例に係る冷風機の縦断面図。
【図3】 本発明の実施例の冷風機に使用する吸水蒸発
ユニットの部分切欠き斜視図。
【図4】本発明の冷風機をフォークリフトに搭載した例
を示す外観図。
【符号の説明】
1 冷風機 2 吸気口 3 吸水蒸発ユニット 30 吸水シート 4 受水容器 5 吸引ファン 6 放出口 7 給水タンク 9 フォークリフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599140633 田中 義昌 京都府宇治市宇治野神1番地の195 環境 サイエンス株式会社内 (72)発明者 田中 義昌 京都府宇治市宇治野神1番地の195 環境 サイエンス株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口に連通して多数の吸水シートを相
    互に通風可能な間隙を設けて積層して成る冷風用吸水蒸
    発ユニットと、該吸水蒸発ユニットの下端を水に浸漬し
    て吸水シートを湿潤させるための受水容器と、吸気口か
    らの空気を吸水蒸発ユニットに通風させるためのファン
    と、該ファンに連通する放出口とを含む冷風機であっ
    て、 該冷風機を無蓋自動車の運転席より上方に配置して、該
    放出口を前方若しくは横側から運転席上部に向けて配向
    したことを特徴とする自動車用冷風機。
  2. 【請求項2】 上記の吸水シートが無機繊維から成り、
    該シートのいずれかの表面に複数の離間用セパレータが
    平行線状に配置され、 上記の吸水蒸発ユニットは、多数の吸水シートがセパレ
    ータの垂直方向に互いに対面するように立設されて積層
    され、各シートのセパレータ間に形成した間隙に上記空
    気を流通させることを特徴とする請求項1に記載の冷風
    機。
  3. 【請求項3】 上記の吸水蒸発ユニットが、各シート端
    部を露出させて空気流通可能な窓部を有するユニット容
    器内に収容されて、 ユニット容器の下部を受水容器内に水に浸漬可能に配置
    し、且つ、ユニット容器ごと交換可能にされた請求項1
    又は2に記載の冷風機。
  4. 【請求項4】 上記の吸水蒸発ユニットが、ユニット容
    器の窓部にネットを張設し、該ネットと積層した吸水シ
    ートの端部とを接着樹脂により部分的に接着させて一体
    化したことを特徴とする請求項3に記載の冷風機。
  5. 【請求項5】 下端部に止栓を有する別体の給水タンク
    を備え、上記の冷風機が、上記給水タンクを案内固定し
    て上記止栓を開動させて受水容器に給水するためのタン
    ク受け部を有することを特徴とする請求項1に記載の冷
    風機。
  6. 【請求項6】 上記自動車が、フォークリフト、トラク
    ターなどの運転席無蓋の作業用自動車である請求項1な
    いし5いずれかに記載の冷風機。
  7. 【請求項7】 上記自動車がフォークリフトであって、
    上記冷風機が、運転席前方上部に配置されて、運転席上
    部に冷風を吹き出すようにした請求項1ないし6いずれ
    かに記載の冷風機。
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