JP2001105638A - 昇華型熱転写プリンタ及び画像形成方法 - Google Patents

昇華型熱転写プリンタ及び画像形成方法

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JP2001105638A
JP2001105638A JP2000222698A JP2000222698A JP2001105638A JP 2001105638 A JP2001105638 A JP 2001105638A JP 2000222698 A JP2000222698 A JP 2000222698A JP 2000222698 A JP2000222698 A JP 2000222698A JP 2001105638 A JP2001105638 A JP 2001105638A
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heating
image
thermal transfer
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type thermal
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JP2000222698A
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Mutsumi Takahashi
睦 高橋
Hideo Sakurai
秀夫 櫻井
Shingo Suzuki
伸五 鈴木
Tatsuo Nishio
辰夫 西尾
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Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱処理手段から発生する熱を少なくとも画
像加熱印画部に向けて遮蔽することにより、画像加熱印
画部の温度上昇を効果的に防止し、印画画像保存品質の
すぐれた画像を得ることのできる熱昇華転写プリンタ及
び画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 加熱印画手段、該加熱印画手段によって
昇華染料を含有するインクリボンから該染料を受像シー
トに転写して形成される画像の加熱処理手段及び該加熱
処理手段から発生する熱を少なくとも画像印画部に向け
て遮蔽する手段熱遮蔽手段を備えたことを特徴とする昇
華型熱転写プリンタ及びこの昇華型熱転写プリンタを用
いる画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇華型熱転写プリ
ンタ及び画像形成方法に関し、さらに詳しくは、保存品
質の優れた画像を得ることができる昇華型熱転写プリン
タ及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昇華型熱転写プリンタは、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの昇華性染料をそれぞれ別々に含有する
3色のインク層又はさらに昇華性もしくは溶融性のブラ
ックを記した4色のインク層を有するインクリボンを、
受像層を有する受像シートと重ね合わせ、加熱手段(例
えば、サーマルヘッド)の加熱エネルギーを連続的に制
御して加熱し、インクリボンの各色それぞれの染料を1
色ずつ順番に昇華又は拡散させ、受像シートの受像層へ
の転写量を変化させることにより、濃度階調の多色の又
はフルカラーの画像を形成するものであり、銀塩カラー
写真に匹敵する画像を得ることができるプリンタであ
る。
【0003】この濃度階調のフルカラー画像は、 1.前記の3色又は4色のインク層を、同一支持体上に
面順次に配列してなるインクリボン用いて、1個の加熱
手段により受像シートに転写して形成される。 2.1個の加熱手段はイエロー、マゼンタ、シアンの昇
華性染料を別々に含有する3色のインク層を、同一支持
体上に面順次に配列してなるインクリボンを、さらに1
個の加熱手段は溶融性のブラックからなるインク層を含
有した単色インクリボンを用いて、合わせて2個の加熱
手段により、受像シートに転写して形成される。 3.インク層にイエロー、マゼンタ、シアンの昇華性染
料を別々に含有させた3本の単色インクリボン又はさら
にインク層にブラック色の昇華性染料もしくは溶融性イ
ンクを含有させた単色インクリボンの合わせて4本の単
色インクリボン又は面順次に配列したインクリボン用い
て、その各色に対応した3個又は4個の加熱手段によ
り、受像シートに転写して形成される。
【0004】また、印画方式としては、ワンタイム方式
以外に、インクリボンのランニングコストを節約するた
め、同一インクリボンを繰り返し使用して多数回印画す
るマルチタイム方式があり、具体的には、 1.インクリボンと受像シートとを等速で搬送した状態
で加熱印画し、再び同じ場所を繰り返し加熱印画する等
速度方式 2.受像シートの搬送速度をインクリボンの搬送速度の
n倍(n>1)とすることでインクリボンの同じ場所を
n回繰り返し加熱印画する速度差方式 がある。
【0005】ところで、昇華型熱転写サプライ(インク
リボン、受像シート)を使用した場合、日光に照らされ
たり、人の皮脂に触れたり、ポリ塩化ビニルマットに接
触したりすると、記録濃度の低下、色調の変化を来たす
等の印画画像保存品質(耐光性、耐指紋性、耐可塑剤性
等)に不具合が生じる。この不具合を改善するため、実
際の昇華型熱転写プリンタにおいては、 1.標準用途(ビデオ画像、デジタルカメラ出力等)と
しては、画像形成に必要なイエロー、マゼンタ、シアン
の3色それぞれ、又はブラックをたした4色それぞれの
インクリボンの他に、印画画像面を被覆するためのオー
バーコートインクリボンを設け、画像印画後に他のイン
クリボンと同じようにサーマルヘッドによる加熱で転写
する方式 2.カード(IDカード等)用途としては、画像印画後
に印画画像面を透明フィルムでラミネートする方式 が採用されているが、プリント時間が長くなる、インク
リボンのコストが上がる、ラミネート時に画像が滲む、
気泡が入いる等の問題がある。
【0006】このような問題の改善策としては、画像印
画後に受像シートの画像面を加熱処理して受像シート表
面の染料を受像シート内部に拡散させる熱転写記録方法
が知られている(特開平4−153083号公報、特開
昭62−132680号公報、特開昭63−31736
3号公報等参照)。しかし、実際には昇華型熱転写プリ
ンタで印画した画像を別途加熱手段で加熱処理してお
り、昇華型熱転写プリンタ自体に加熱手段を設けている
実例はない。
【0007】上記加熱処理時の加熱温度は、通常80〜
200℃、加熱時間は0.1〜5秒であるが、実際の熱
転写プリンタに加熱処理手段を設けた場合には、加熱温
度に上昇するまでの時間を要するため、印画毎に加熱源
をオン−オフするわけにいかず、加熱源は絶えずオンの
状態にしておかなければならない。したがって、加熱処
理手段の周囲温度は、およそ50〜90℃と上昇してい
る。また、標準用途として採用されているオーバーコー
トインクリボン方式の代わりに、この方式を採用した場
合には、プリント時間の短縮ができるという大きな利点
があるが、新たに加熱処理手段を設けるためのスペース
が必要になるので、オーバーコート方式の昇華型熱転写
プリンタに対抗するには、この加熱処理手段を前工程の
画像印画部に可能な限り近づけることにより、省スペー
ス、小型化を図らなければならない。
【0008】このため、画像印画部で次のような問題が
生じてきた。 1.サーマルヘッドの放熱が十分にできず、画像濃度の
ばらつき、熱融着、尾引き、ジッター等の異常画像が発
生する。 2.印画画前のインクリボン中の染料が表面に拡散し、
地汚れが発生する。極端な場合には、リボンがブロッキ
ング剥がれを生じ、画像が形成できない。 また、ここで発生した上記問題は、昇華型熱転写プリン
タに実際に加熱処理手段を設けた実例がないため、新た
に対応が必要となった昇華型熱転写プロセス固有の問題
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を克服し、加熱処理手段から発生する
熱を少なくとも画像加熱印画部に対し遮蔽することによ
り、画像加熱印画部の温度上昇を効果的に防止し、保存
品質のすぐれた画像を得ることのできる熱昇華転写プリ
ンタ及び画像形成方法を提供することをその課題とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、加熱処理手段及びこの加熱処理手段か
ら発生する熱を遮蔽する手段に着目し鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに到った。
【0011】すなわち、本発明によれば、第1に、加熱
印画手段、該加熱印画手段によって昇華染料を含有する
インクリボンから該染料を受像シートに転写して形成さ
れる画像の加熱処理手段及び該加熱処理手段から発生す
る熱を少なくとも画像印画部に向けて遮蔽する熱遮蔽手
段を備えたことを特徴とする昇華型熱転写プリンタが提
供される。
【0012】本発明によれば、第2に、上記第1におい
て、該加熱処理手段が、断熱体をを有するものである昇
華型熱転写プリンタが提供される。
【0013】本発明によれば、第3に、上記第1におい
て、該加熱処理手段が、断熱体からなり、かつ熱遮蔽を
要しない部位に設けられた放熱体を有するものである昇
華型熱転写プリンタが提供される。
【0014】本発明によれば、第4に、上記第3におい
て、該熱遮蔽手段の放熱体が、放熱用フィンを備えたも
のである昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0015】本発明によれば、第5に、上記第1又は2
において、該熱遮蔽手段が、該加熱処理手段を包囲する
ものである昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0016】本発明によれば、第6に、上記第1〜5の
いずれかにおいて、該加熱処理手段が、回転駆動される
加熱ローラと、この加熱ローラの表面温度を検出するセ
ンサと、加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する固
定式加圧ガイドとを有するものである昇華型熱転写プリ
ンタが提供される。
【0017】本発明によれば、第7に、上記第1〜5の
いずれかにおいて、該加熱処理手段が、回転駆動される
加熱ローラと、該加熱ローラの表面温度を検出するセン
サと、加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する加圧
ローラとを有するものである昇華型熱転写プリンタが提
供される。
【0018】本発明によれば、第8に、上記第1〜5の
いずれかにおいて、該加熱処理手段が、回転駆動される
加熱ローラと、該加熱ローラの表面温度を検出するセン
サと、加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成するエン
ドレスベルトとを有するものである昇華型熱転写プリン
タが提供される。
【0019】本発明によれば、第9に、上記第1〜5の
いずれかにおいて、該加熱処理手段が、加熱体と、該加
熱体と接するエンドレスベルトと、該エンドレスベルト
を介して該加熱体に圧接しニップ部を形成する加圧ロー
ラとを有するものである昇華型熱転写プリンタが提供さ
れる。
【0020】本発明によれば、第10に上記9におい
て、該加熱体が、面状とヒータである昇華型熱転写プリ
ンタが提供される。
【0021】本発明によれば、第11に、上記第6にお
いて、該加熱処理手段が、固定式加圧ガイドの加圧力を
可変する手段を有し、該手段によって、受像シート裏面
と固定式加圧ガイドとの摩擦力を調整し、加熱時に加熱
ローラと受像シート表面の速度差を制御するものである
昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0022】本発明によれば、第12に、上記第7にお
いて、該加熱処理手段が、回転駆動される加熱ローラと
は別途独自に加圧ローラに駆動をかけその回転数を調整
可能とする手段を有し、該手段によって、加熱時に前記
回転駆動される加熱ローラと受像シート表面の速度差を
制御するものである昇華型熱転写プリンタが提供され
る。
【0023】本発明によれば、第13に、上記第8にお
いて、該加熱処理手段が、回転駆動される加熱ローラと
は別途独自にエンドレスベルトに駆動をかけその回転数
を調整可能とする手段を有し、該手段によって、加熱時
に加熱ローラと受像シート表面の速度差を制御するもの
である昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0024】本発明によれば、第14に、上記第9又は
10において、該加熱処理手段が、回転駆動される加圧
ローラとは別途独自にエンドレスベルトに駆動をかけそ
の回転数を調整可能とする手段を有し、該手段によっ
て、加熱時にエンドレスベルトと受像シート表面の速度
差を制御するものである昇華型熱転写プリンタが提供さ
れる。
【0025】本発明によれば、第15に、上記第6〜8
のいずれかにおいて、該加熱処理機手段において回転駆
動される加熱ローラの表面が、印画画像表面に所望する
風合いや質感に対応して、または装飾所望する文字や模
様に対応して、加工されているものである昇華型熱転写
プリンタが提供される。
【0026】本発明によれば、第16に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の加熱体が回転駆動される
加熱ローラによって、エンドレスベルトが、該加熱ロー
ラと上搬送ローラとに接して搬送されるものである上記
第9又は10に記載の昇華型熱転写プリンタが提供され
る。
【0027】本発明によれば、第17に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段のエンドレスベルトと接し
て搬送している上搬送ローラと下搬送ローラとの軸心
を、受像シートがニップ部進入前に対して下向きに搬送
されるように傾斜させたものである上記第16に記載の
昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0028】本発明によれば、第18に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の加熱ローラ周面に圧接し
ニップ部を形成する加圧ローラが、芯金の外周に発泡シ
リコーンゴムを被覆してなるものである上記第7、9、
10、12、14、16又は17に記載の昇華型熱転写
プリンタが提供される。
【0029】本発明によれば、第19に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の加熱ローラ周面に圧接し
ニップ部を形成する加圧ローラの芯金が、中空材で該芯
金の外周に発泡シリコーンゴムを被覆してなるものであ
る上記第請求項7、9、10、12、14、16又は1
7に記載の昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0030】本発明によれば、第20に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の加熱ローラ周面に圧接し
ニップ部を形成する加圧ローラの軸心を、加熱ローラと
接する位置よりも加熱ローラ側へオフセットし固定配置
したものである上記第18又は19に記載の昇華型熱転
写プリンタが提供される。
【0031】本発明によれば、第21に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の排紙側エンドレスベルト
搬送ローラを、受像シートがニップ部進入前よりも排出
後下方向に搬送されるように配置したものである上記第
9、10、14、16又は17に記載及びエンドレスベ
ルトを使用した上記第18、19又は20に記載の昇華
型熱転写プリンタが提供される。
【0032】本発明によれば、第22に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段のベルト搬送ローラとエン
ドレスベルトからなるエンドレスベルト搬送部を、上記
第5に記載の筒形状の熱遮蔽手段の外に配置したもので
ある上記第9、10、14、16、17又は21に記載
及びエンドレスベルトを使用した上記第18、19又は
20に記載の昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0033】本発明によれば、第23に、画像印画後に
画像面を加熱処理する手段を備えた昇華型熱転写プリン
タにおいて、該加熱処理手段の上記第22に記載のベル
ト搬送ローラとエンドレスベルトからなるエンドレスベ
ルト搬送部を冷却する手段を備えたことを特徴とする昇
華型熱転写プリンタが提供される。
【0034】本発明によれば、第24に、1〜4個の加
熱印画手段を備えたものである上記第1〜23のいずれ
かに記載の昇華型熱転写プリンタが提供される。
【0035】本発明によれば、第25に、上記第1〜2
4のいずれかに記載の昇華型熱転写プリンタを用い、昇
華染料を含有するインクリボン上に受像シートを重ねた
後、該インクリボン上から加熱印画手段によって加熱印
画して該インクリボンから該染料を受像シートに転写し
て画像を形成し、次いで該画像を加熱処理手段によって
加熱処理することを特徴とする画像形成方法が提供され
る。
【0036】また、本発明によれば、第26に、シア
ン、マゼンタ、イエロー及びブラックが昇華染料である
4色のインクリボンを用いてフルカラー画像を形成する
ものである上記第26に記載の画像形成方法が提供され
る。
【0037】さらに、本発明によれば、第27に、シア
ン、マゼンタ、及びイエローが昇華染料で、ブラックが
溶融性インクであるの4色のインクリボンを用いてフル
カラー画像を形成するものである上記第25に記載の画
像形成方法が提供される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を実施例に基づき詳細に説明する。
【0039】(実施例1)図1は、請求項1に記載の昇
華型熱転写プリンタの一実施例の構成を示す概略図であ
る。図中、1は給紙カセット、2は昇華転写用受像シー
ト、3は給紙ローラ、4は上搬送ローラ(1)、5は下
搬送ローラ(1)、6はサーマルヘッド、7は昇華転写
用インクリボン、8はプラテンローラ、9は上搬送ロー
ラ(2)、10は下搬送ローラ(2)、11は熱遮蔽手
段、12は表面温度検出センサ、13は加熱ローラ、1
4は駆動モータ(1)、15は加圧ローラ、16は上搬
送ローラ(3)、17は下搬送ローラ(3)である。画
像印画後に受像シート2の画像面を加熱処理する加熱処
理手段(加熱ローラ13、加圧ローラ15)から発生す
る熱を少なくとも画像印画部(サーマルヘッド、プラテ
ンローラ、インクリボン):加熱処理手段入口側に対し
遮蔽するように電気亜鉛処理メッキ鋼板を使用しカバー
を設けた。センサ12は加熱ローラ13の表面温度を検
出し、その検出結果に基づき加熱処理温度が制御され
る。上記構成において、給紙カセット1に収納された昇
華転写用受像シート2は、給紙ローラ3、上搬送ローラ
(1)4、下搬送ローラ(1)5により搬送され、サー
マルヘッド6にて画像印画後、画像印画部周辺への温度
上昇を防止するためカバーで熱遮蔽された加熱処理手段
により画像面を加熱処理してから、排紙される。この加
熱処理の際、使用環境温度(室温)およそ22〜24℃
において、加熱源の処理温度約180℃の条件では、画
像印画部周囲温度は約45℃であった。この状態では、
画像濃度ばらつき、熱融着、尾引き等の異常画像の発生
をかなり低減できた。
【0040】図2は、請求項2に記載の熱遮蔽手段の一
実施例の構成を示す概略図である。熱遮蔽手段の熱遮蔽
カバーは、熱遮蔽する必要のある画像印画部(サーマル
ヘッド、プラテンローラ、インクリボン)側:加熱処理
手段入口側の内壁面もしくは外壁面に断熱材を付設した
構造となっている。本実施例では、熱遮蔽カバーには電
気亜鉛処理メッキ鋼板を使用し、断熱体として内壁面に
PPS樹脂板、外壁面に発泡シリコンゴムシートを付設
した。この断熱体はここに例示の構造に限定されず、ポ
リイミド系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂等を
使用してもよく、また、内外壁面どちらに付設した構造
としてもよい。これにより、加熱処理の際、使用環境温
度(室温)およそ22〜24℃において、加熱源の処理
温度約180℃の条件では、画像印画部周囲温度を約3
5℃まで下げることができ、画像濃度ばらつき、熱融
着、尾引き等の異常画像の発生を更に低減できた。
【0041】図3は、請求項3,4に記載の熱遮蔽手段
の一実施例の構成を示す概略図である。熱遮蔽カバー
は、熱遮蔽する必要のある画像印画部(サーマルヘッ
ド、プラテンローラ、インクリボン)側:加熱処理手段
入口側の内壁面もしくは外壁面に断熱体を付設し、熱遮
蔽する必要がない加熱処理手段出口側及び下側の内壁面
もしくは外壁面に放熱体を付設した構造となっている。
本実施例では、熱遮蔽カバーには電気亜鉛処理メッキ鋼
板を使用し、断熱体として内壁面にPPS樹脂板、外壁
面に発泡シリコンゴムシートを付設し、放熱体として外
壁面にアルミニウム板を付設した。これにより、熱遮蔽
カバーの熱伝導、熱遮蔽カバー内の輻射・対流による熱
伝達の方向が加熱処理手段入口側から出口側となり、熱
遮蔽カバーからの放熱だけでなく、受像シートパス入口
開口部からの熱流失も抑えられ、画像印画部周辺の温度
上昇が効果的に防止されるようになる。この断熱体はこ
こに例示の構造に限定されず、ポリイミド系樹脂、ポリ
エーテルエーテルケトン樹脂等を使用してもよく、ま
た、内外壁面どちらに付設した構造としてもよい。これ
により、加熱処理の際、使用環境温度(室温)およそ2
2〜24℃において、加熱源の処理温度約180℃の条
件では、画像印画部周囲温度を約30℃まで下げること
ができ、画像濃度ばらつき、熱融着、尾引き等の異常画
像の発生を更に低減できた。また、放熱体に放熱効果を
あげるフィンをつけることで、さらに効果があった。
【0042】図4は、請求項5に記載の熱遮蔽手段の一
実施例の構成を示す概略図である。熱遮蔽手段の熱遮蔽
カバーは、熱遮蔽する必要のある画像印画部(サーマル
ヘッド、プラテンローラ、インクリボン)側:加熱処理
手段入口側だけでなく、加熱処理手段周囲を覆う形状に
なっている。本実施例では、熱遮蔽カバーには電気亜鉛
処理メッキ鋼板を使用し、受像シートパス開口部以外は
できるだけ開口部がないように加熱処理手段周囲を覆っ
た。これにより、加熱処理の際、使用環境温度(室温)
およそ22〜24℃において、加熱源の処理温度約18
0℃の条件では、画像印画部周囲温度を約45℃まで下
げることができ、画像濃度ばらつき、熱融着、尾引き等
の異常画像の発生を低減できるだけでなく、加熱源から
の放熱が低減でき消費電力を低減できる。さらに熱遮蔽
カバーに断熱体を付設することで効果が上がった。
【0043】(比較例1)加熱処理手段から画像印画部
が熱遮蔽されていないこと以外には、図1に示す構成と
同様にして、実施例1と同じ加熱処理時の加熱源の処理
温度約180℃の条件で、同様の操作をしたところ、画
像印画部周囲温度は約80℃であった。この状態では、
印画画像に画像濃度ばらつき、熱融着、尾引き等の異常
画像が発生し、安定して印画することができなかった。
【0044】(実施例2)図5、図6は、請求項6、請
求項11及び請求項15に記載の加熱処理手段の構成例
を示す側面図である。これら加熱処理手段も実施例1と
同様に画像印画部に対し熱遮蔽されている(以下の実施
例において同じ)。図5において、16は上搬送ローラ
(3)、18は固定式加圧ベルトガイド(1)、19は
固定式加圧ベルト、20は加圧バネ、21は固定式加圧
ベルトガイド(2)である。また、図3において、17
は下搬送ローラ(3)、22は下搬送ローラ(4)、2
3は固定式加圧パッドである。この構成では、サーマル
ヘッド6にて画像印画後、固定式加圧ベルト16(図
5)もしくは固定式加圧パッド23(図6)にて、適当
な接触面が保たれるように巻付け角が維持された状態で
画像面を加熱ローラ13にて加熱処理する。この際、回
転駆動される加熱ローラ13には、表面を印画画像表面
にもたせたい風合いや質感に合わせて、または装飾した
い文字や模様等が加工されている(例えば、印画画像表
面を梨地にしたい場合には、加熱ローラ表面に微細な凹
凸を加工する等)ものも使用できる。また、加圧バネ2
0を変更することにより、受像シート裏面と固定式加圧
ガイド(ベルト・パッド)との摩擦力を調整し、加熱時
に加熱ローラと受像シート表面の速度差を制御すること
もできる。
【0045】(実施例3)図7は、請求項7、請求項1
5に記載の加熱処理手段の構成例を示す側面図である。
図7において、15は加圧ローラ、16は上搬送ローラ
(3)、17は下搬送ローラ(3)である。この構成で
は、サーマルヘッド5にて画像印画後、加圧ローラ15
にて適当な接触面が保たれるようにニップ量が維持され
た状態で、画像面を加熱ローラ13にて加熱処理する。
この際、加圧ローラ15は無駆動で、昇華転写用受像シ
ート2を通して、加熱ローラ13の回転と同調して回転
する。また、回転駆動される加熱ローラ13には、上記
と同様、表面を印画画像表面にもたせたい風合いや質感
に合わせて、または装飾したい文字や模様等が加工され
ている(例えば、印画画像表面を梨地にしたい場合に
は、加熱ローラ表面に微細な凹凸を加工する等)ものも
使用できる。
【0046】(実施例4)図8は、請求項8、請求項1
5に記載の加熱処理手段の構成例を示す側面図である。
図8において、16は上搬送ローラ(3)、25はベル
ト搬送ローラ(1)、26はテンションローラ、27は
エンドレスベルト、28はベルト搬送ローラ(2)であ
る。この構成では、サーマルヘッド6にて画像印画後、
エンドレスベルト27にて適当な接触面が保たれるよう
に巻付け角が維持された状態で、画像面を加熱ローラ1
3にて加熱処理する。この際、エンドレスベルト27は
無駆動で、昇華転写用受像シート2を通して、加熱ロー
ラ13の回転と同調して回転する。また、回転駆動され
る加熱ローラ13には、上記と同様、表面を印画画像表
面にもたせたい風合いや質感に合わせて、または装飾し
たい文字や模様等が加工されている(例えば、印画画像
表面を梨地にしたい場合には、加熱ローラ表面に微細な
凹凸を加工する等)ものも使用できる。
【0047】(実施例5)図9は、請求項9に記載の加
熱処理手段の構成例を示す側面図である。図9におい
て、24は駆動モータ(2)、27はエンドレスベル
ト、30は面状ヒータ等の加熱体である。この構成で
は、サーマルヘッド6にて画像印画後、加圧ローラ15
にて適当な加圧力が保たれるように維持された状態で、
画像面をエンドレスベルト27を通して、面状ヒータ等
の加熱体30にて加熱処理する。この際、エンドレスベ
ルト27は無駆動で、昇華転写用受像シート2を通し
て、加圧ローラ15の回転と同調して回転する。また、
面状ヒータ等の加熱体30を発熱体部分以外を断熱され
たホルダーに収容することで、断熱効果を付加すること
もできる。
【0048】(実施例6)図10は、請求項12に記載
の加熱処理手段の構成例を示す側面図である。図10に
おいて、24は駆動モータ(2)である。この構成で
は、サーマルヘッド6にて画像印画後、加圧ローラ15
にて適当な接触面が保たれるようにニップ量が維持され
た状態で、画像面を加熱ローラ13にて加熱処理する。
この際、加圧ローラ15は、駆動モータ(2)24によ
り、回転駆動される加熱ローラ13とは別に独自に駆動
をかけられ、その回転数が調整可能であることより、加
熱時に加熱ローラと受像シート表面の速度差を制御でき
る。
【0049】(実施例7)図11は、請求項13に記載
の加熱処理手段の構成例を示す側面図である。図11に
おいて、29は駆動モータ(3)である。この構成で
は、サーマルヘッド6にて画像印画後、エンドレスベル
ト27にて適当な接触面が保たれるように巻付け角が維
持された状態で、画像面を加熱ローラ13にて加熱処理
する。この際、エンドレスベルト27は、駆動モータ
(3)29により、回転駆動される加熱ローラ13とは
別途独自に駆動をかけられ、その回転数が調整可能であ
ることより、加熱時に加熱ローラと受像シート表面の速
度差を制御できる。
【0050】(実施例8)図12は、請求項14に記載
の加熱処理手段の構成例を示す側面図である。図12に
おいて、29は駆動モータ(3)である。この構成で
は、サーマルヘッド6にて画像印画後、加圧ローラ15
にて適当な加圧力が保たれるように維持された状態で、
画像面をエンドレスベルト27を通して、面状ヒータ等
の加熱体30にて加熱処理する。この際、エンドレスベ
ルト27は、駆動モータ29(3)により、回転駆動さ
れる加圧ローラ15とは別途独自に駆動をかけられ、そ
の回転数が調整可能であることより、加熱時に加熱ロー
ラと受像シート表面の速度差を制御できる。また、面状
ヒータ等の加熱体30の発熱体部分以外を断熱されたホ
ルダーに収容することで、断熱効果を付加することもで
きる。
【0051】(実施例9)図13は、請求項16に記載
の加熱処理手段の一実施例の構成を示す側面図である。
サーマルヘッド6にて画像印画後、加圧ローラ15にて
適当な接触面が保たれるようにニップ量が維持された状
態で画像面をエンドレスベルト27を通して、加熱ロー
ラ13にて加熱処理する。このエンドレスベルト27
は、回転駆動される加熱ローラ13と上搬送ローラ16
と接して搬送される。この際、加熱処理された受像シー
トは、このエンドレスベルト27と接触した状態で搬送
され、加熱ローラ13側への巻き上がり、剥離不良によ
るジャムが発生しなかった。
【0052】(実施例10)図14は、請求項17に記
載の加熱処理手段の一実施例の構成を示す側面図であ
る。サーマルヘッド6にて画像印画後、加圧ローラ15
にて適当な接触面が保たれるようにニップ量が維持され
た状態で画像面をエンドレスベルト27を通して、1
3.加熱ローラにて加熱処理する。この際、上搬送ロー
ラ16と下搬送ローラ17との軸心を受像シートがニッ
プ部進入前に対して下向きに搬送されるようにθだけ傾
斜させているので、受像シートに対して13.加熱ロー
ラにて加熱処理時発生したカールと逆に作用し、受像シ
ートのカールを矯正できる。この実施例においては、θ
=5゜とすることで、加熱温度120℃、加熱時間0.
4秒の条件で発生したカールを矯正できた。
【0053】(実施例11)図15は、請求項18に記
載の加熱処理手段の加圧ローラの一実施例の構成を示す
断面図である。この実施例においては、芯金31はステ
ンレス鋼棒材で、発泡シリコーンゴム32はASKAR
−C20゜の硬度のもので構成され、芯金31と発泡シ
リコーンゴム32とは耐熱接着されている。上記構成の
加圧ローラ外径34mm、加熱ローラ外径40mm用い
て加圧ローラ軸心を加熱ローラと接する位置よりも加熱
ローラ側へ3.5mmオフセットし固定配置することに
より、ニップ幅が14mmとれた。また、加熱温度12
0℃まで昇温安定するまでの時間は、およそ90秒であ
った。
【0054】(比較例2)発泡シリコーンゴム32の代
わりにシリコーンゴム(硬度60゜)を用いた以外は構
成が同じ加圧ローラでは、加圧力15kgfで加圧して
もニップ幅は4mmしかとれず、しかも固定配置してこ
のニップ幅をとるには0.2mmオフセットする必要が
あるが、位置決め精度、ローラ他の部品精度が厳しくな
り、実用的でない。また、加熱温度120℃まで昇温安
定するまでの時間は、およそ150秒であった。
【0055】(実施例12)図16は、請求項19に記
載の加熱処理手段の加圧ローラの一実施例の構成を示す
断面図である。この実施例においては、芯金31はパイ
プ材(炭素鋼鋼管STKM)で、発泡シリコーンゴム3
2はASKAR−C20゜の硬度のもので、軸はステン
レス鋼棒材で構成され、芯金31と発泡シリコーンゴム
32とは耐熱接着、芯金31と軸33とは摩擦圧接され
ている。上記構成の加圧ローラ外径34mm、加熱ロー
ラ外径40mm用いて加圧ローラ軸心を加熱ローラと接
する位置よりも加熱ローラ側へ3.5mmオフセットし
固定配置することにより、ニップ幅が14mmとれた。
また、加熱温度120℃まで昇温安定するまでの時間
は、およそ60秒であった。
【0056】(実施例13)図17は、請求項20に記
載の加熱処理手段の一実施例の構成を示す断面図であ
る。上記実施例11、12に記載の加圧ローラ外径34
mm、加熱ローラ外径40mm用いてニップ幅が14m
mとれるように、34.加圧ローラ固定板を加圧ローラ
軸心が加熱ローラと接する位置よりも加熱ローラ側へ
3.5mmオフセットした位置で固定した。
【0057】(実施例14)図18は、請求項21に記
載の加熱処理手段の一実施例の構成を示す側面図であ
る。サーマルヘッド6にて画像印画後、15.加圧ロー
ラにて適当な加圧力が保たれるように維持された状態で
画像面をエンドレスベルト27を通して、30.面状ヒ
ータ等の加熱体にて加熱処理する。この際、ベルト搬送
ローラ28が受像シートがニップ部進入前よりも排出後
下方向になるように配置されているので、受像シートは
ニップ部進入前よりもθだけ下方に排出されるともに受
像シートに対して加熱ローラ13にて加熱処理時発生し
たカールと逆に作用し、受像シートのカールを矯正でき
る。この実施例においては、θ=5゜とすることで、加
熱温度120℃、加熱時間0.4秒の条件で発生したカ
ールを矯正できた。
【0058】(実施例15)図19は、請求項22、2
3に記載の一実施例の構成を示す側面図である。サーマ
ルヘッド6にて画像印画後、熱遮蔽手段内11にて加圧
ローラ15にて適当な接触面が保たれるようにニップ量
が維持された状態で画像面をエンドレスベルト27を通
して、加熱ローラにて加熱処理された受像シートは、エ
ンドレスベルト27と接触した状態で熱遮蔽手段11外
に搬送される。この際、エンドレスベルト搬送部、エン
ドレスベルトと受像シート接触面が冷却され、エンドレ
スベルトに接触している受像シートを容易に剥離でき、
剥離時に画像を乱すことなく印画時の鮮明な画像状態を
維持できた。また、この熱遮蔽手段11外のエンドレス
ベルト搬送部を冷却する為の冷却ファンを設けること
で、設置環境に左右されることなく、エンドレスベルト
に接触している受像シートを容易に剥離でき、剥離時に
画像を乱すことなく印画時の鮮明な画像状態を維持でき
た。さらに、エンドレスベルト搬送ローラ(図19にお
ける上搬送ローラ16)を冷却ローラとすることで効果
が上がった。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、加熱処理手段
から発生する熱を少なくとも画像印画部に対し遮蔽する
手段を設けたことにより、前記画像印画部周辺への温度
上昇にともなう問題点を低減できる。請求項2の発明に
よれば、加熱処理手段の熱遮蔽手段に断熱体を設け断熱
効果を付加したことにより、前記画像印画部周辺への温
度上昇にともなう問題点をさらに低減できる。請求項3
の発明によれば、加熱処理手段の熱遮蔽手段が少なくと
も断熱体と熱遮蔽を補宅する放熱体からなることによ
り、前記画像印画部周辺への温度上昇にともなう問題点
をさらに低減できる。請求項4の発明によれば、放熱体
に放熱効果をあげるフィンを備えたことにより、さらに
前記画像印画部周辺への温度上昇を抑えることができ、
温度上昇にともなう問題点をさらに低減できる。請求項
5の発明によれば、加熱処理手段の熱遮蔽手段が該加熱
処理手段を包囲する形状であることにより、前記画像印
画部周辺への温度上昇にともなう問題点を低減できるだ
けでなく、加熱源からの放熱も低減でき消費電力を低減
できる。請求項6の発明によれば、加熱ローラを使用す
ることで、サーマルヘッド等による加熱で発生している
凸凹が形成され、表面ムラがでる異常を解決できる。ま
た、固定式加圧ベルト、パッドを使用することで、加熱
ローラへの接触長を長くすることができ、処理速度アッ
プ、加熱ローラ径ダウンによる装置の小型化及び構造の
簡略化ができる。請求項7の発明によれば、加圧ローラ
を使用することで、受像シートの種類(主に表裏面の摩
擦係数)により、加圧バネの調整をする必要がなく、ま
た請求項2に記載の方式よりもさらに均一に加熱するこ
とができる。請求項8の発明によれば、エンドレスベル
トを使用することで、請求項2の作用効果に付加して、
受像シートの種類(主に表裏面の摩擦係数)により、加
圧バネの調整をする必要がなくなる。請求項9及び10
の発明によれば、面状ヒータ等の平面接触できる加熱体
を使用することにより、加熱処理時のカール発生を小さ
くでき、また、発熱部自身で直接加熱ができるため、効
率がよく、更に発熱体部分以外を断熱されたホルダーに
収容することで、断熱効果を付加することもできる。請
求項11〜14の発明によれば、加熱時に加熱源と受像
シート表面の速度差をコントロールできるようにしたこ
とにより、速度差によって発生する加熱源と受像シート
表面の摩擦によって、画像の光沢を自由に調整できる。
請求項15の発明によれば、表面が装飾された加熱ロー
ラを使用することで、印画画像表面に装飾したい文字・
模様等や希望の風合いや質感をもたせることができる。
請求項16の発明によれば、エンドレスベルトを回転駆
動される加熱ローラと上搬送ローラと接し搬送すること
で、ベルト搬送機構が必要ないので構造が簡単で部品数
の削減、コストダウンができる。また、加熱ローラで加
熱された受像シートが、エンドレスベルトに接触して搬
送されるので、加熱ローラ側への巻き上がり、剥離不良
によるジャムを防止できる。請求項17の発明によれ
ば、上搬送ローラと下搬送ローラとの軸心を受像シート
がニップ部進入前に対して下向きに搬送されるように傾
かせたことにより、加熱時発生した受像シートのカール
を矯正できる。請求項18の発明によれば、発泡シリコ
ーンゴム中の空気の断熱作用により、熱損失が少なく消
費電力の低減ができ、起動時の加熱ローラの温度上昇時
間も早くなり、ウォーミングアップ時間の短縮もでき
る。また、発泡シリコーンゴムのクッション性により、
低荷重で広いニップ幅がとれる為処理速度がアップでき
る。請求項19の発明によれば、発泡シリコーンゴム中
の空気の断熱作用に付加して芯金中心部の空気の断熱作
用により、請求項18に対応する作用効果よりも熱損失
がさらに少なく消費電力の低減ができ、起動時の加熱ロ
ーラの温度上昇時間もさらに早くなり、ウォーミングア
ップ時間の短縮もできる。請求項20の発明によれば、
加圧ローラを固定配置したことで、加圧バネ等による加
圧機構が必要ないので、構造が簡単で部品数の削減、コ
ストダウンができる。また、加圧ローラを固定する位置
を変えるだけでニップ幅を容易に変更できる。請求項2
1の発明によれば、排紙側エンドレスベルト搬送ローラ
を受像シートがニップ部進入前よりも排出後下方向にな
るように配置したことにより、加熱時発生した受像シー
トのカールを矯正できる。請求項22の発明によれば、
エンドレスベルト搬送部(ベルト搬送ローラ、エンドレ
スベルト)を熱遮蔽手段の外に配置したことにより、エ
ンドレスベルト搬送部、エンドレスベルトと受像シート
接触面が冷却され、エンドレスベルトに接触している受
像シートを容易に剥離できるので、剥離時に画像を乱す
ことなく印画時の鮮明な画像状態を維持できる。請求項
23の発明によれば、エンドレスベルト搬送部(ベルト
搬送ローラ、エンドレスベルト)を冷却する手段を備え
たことで冷却効果があがり、請求項22に対応する作用
効果よりも設置環境に左右されることなく、エンドレス
ベルトに接触している受像シートを容易に剥離できるの
で、剥離時に画像を乱すことなく印画時の鮮明な画像状
態を維持できる。請求項24の発明によれば、顧客のニ
ーズに対応した昇華型熱転写プリンタが提供できる。す
なわち、小型で低価格の昇華型熱転写プリンタが要望さ
れる場合は、加熱印画手段を1個とする。フルカラー画
像だけでなく、はがき等で、黒文字が鮮明であること要
望される場合は、溶融型黒リボンを使用し、専用にさら
に印画手段を1個設け、2個とする。高速プリントが要
望される場合には、各色毎に加熱印画手段を設けること
(3〜4個)により、連続プリント時間の短縮が可能と
なる。また、面順次インクリボンを使用し、マルチタイ
ム速度方式で3色もしくは4色同時プリントすることに
より、さらに高速プリントが可能となる。請求項25〜
27の発明によれば、上記昇華型熱転写プリンタを用い
てなる保存品質の優れた画像を保つことのできる画像形
成方法が提供される。このような効果により、昇華型熱
転写プリンタの設計、熱分や及び画像形成分野に多大の
寄与をなすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の昇華型熱転写プリンタの一実
施例の構成を示す概略図である。
【図2】請求項2に記載の熱遮蔽手段の一実施例の構成
を示す側面図である。
【図3】請求項3,4に記載の熱遮蔽手段の一実施例の
構成を示す側面図である。
【図4】請求項5に記載の熱遮蔽手段の一実施例の構成
を示す側面図である。
【図5】加熱処理手段の例を示す側面図である。
【図6】加熱処理手段の別の例を示す側面図である。
【図7】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図であ
る。
【図8】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図であ
る。
【図9】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図であ
る。
【図10】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図で
ある。
【図11】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図で
ある。
【図12】加熱処理手段のさらに別の例を示す側面図で
ある。
【図13】加熱処理手段の他の例を示す側面図である。
【図14】加熱処理手段のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図15】加熱処理手段のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図16】加熱処理手段のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図17】加熱処理手段のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図18】加熱処理手段のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図19】請求項21及び22に記載の一実施例の構成
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 昇華転写用受像シート 3 給紙ローラ 4 上搬送ローラ(1) 5 下搬送ローラ(1) 6 サーマルヘッド 7 昇華転写用インクリボン 8 プラテンローラ 9 上搬送ローラ(2) 10 下搬送ローラ(2) 11 熱遮蔽手段 12 表面温度検出センサ 13 加熱ローラ 14 駆動モータ(1) 15 加圧ローラ 16 上搬送ローラ(3) 17 下搬送ローラ(3) 18 固定式加圧ベルトガイド(1) 19 固定式加圧ベルト 20 加圧バネ 21 固定式加圧ベルトガイド(2) 22 下搬送ローラ(4) 23 固定式加圧パッド 24 駆動モータ(2) 25 ベルト搬送ローラ(1) 26 テンションローラ 27 エンドレスベルト 28 ベルト搬送ローラ(2) 29 駆動モータ(3) 30 面状ヒータ等の加熱体 31 芯金 32 発泡シリコーンゴム 33 軸 34 加圧ローラ固走板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 秀夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 伸五 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 西尾 辰夫 愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱印画手段、該加熱印画手段によって
    昇華染料を含有するインクリボンから該染料を受像シー
    トに転写して形成される画像の加熱処理手段及び該加熱
    処理手段から発生する熱を少なくとも加熱印画手段に向
    けて遮蔽する熱遮蔽手段を備えたことを特徴とする昇華
    型熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 該熱遮蔽手段が、断熱体を有するもので
    ある請求項1の記載の昇華型熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 該熱遮蔽手段が、断熱体からなり、かつ
    熱遮蔽を要しない部位に設けられた放熱体を有するもの
    である請求項1に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 該熱遮蔽手段の放熱体が、放熱用フィン
    を備えたものである請求項3に記載の昇華型熱転写プリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 該熱遮蔽手段が、該加熱処理手段を包囲
    するものである請求項1又は2に記載の昇華型熱転写プ
    リンタ。
  6. 【請求項6】 該加熱処理手段が、回転駆動される加熱
    ローラと、該加熱ローラの表面温度を検出するセンサ
    と、該加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する固定
    式加圧ガイドとを有するものである請求項1〜5のいず
    れかに記載の昇華型熱転写プリンタ。
  7. 【請求項7】 該加熱処理手段が、回転駆動される加熱
    ローラと、該加熱ローラの表面温度を検出するセンサ
    と、該加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する加圧
    ローラとを有するものである請求項1〜5のいずれかに
    記載の昇華型熱転写プリンタ。
  8. 【請求項8】 該加熱処理手段が、回転駆動される加熱
    ローラと、該加熱ローラの表面温度を検出するセンサ
    と、該加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成するエン
    ドレスベルトとを有するものである請求項1〜5のいず
    れかに記載の昇華型熱転写プリンタ。
  9. 【請求項9】 該加熱処理手段が、加熱体と、該加熱体
    と接するエンドレスベルトと、該エンドレスベルトを介
    して該加熱体に圧接しニップ部を形成する加圧ローラと
    を有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の昇
    華型熱転写プリンタ。
  10. 【請求項10】 該加熱体が、面状ヒーターである請求
    項9に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  11. 【請求項11】 該加熱処理手段が、固定式加圧ガイド
    の加圧力を可変する手段を有し、該手段によって、受像
    シート裏面と固定式加圧ガイドとの摩擦力を調整し、加
    熱時に加熱ローラと受像シート表面の速度差を制御する
    ものである請求項6に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  12. 【請求項12】 該加熱処理手段が、回転駆動される加
    熱ローラとは別途独自に加圧ローラに駆動をかけその回
    転数を調整可能とする手段を有し、該手段によって、加
    熱時に前記回転駆動される加熱ローラと受像シート表面
    の速度差を制御するものである請求項7に記載の昇華型
    熱転写プリンタ。
  13. 【請求項13】 該加熱処理手段が、回転駆動される加
    熱ローラとは別途独自にエンドレスベルトに駆動をかけ
    その回転数を調整可能とする手段を有し、該手段によっ
    て、加熱時に加熱ローラと受像シート表面の速度差を制
    御するものである請求項8に記載の昇華型熱転写プリン
    タ。
  14. 【請求項14】 該加熱処理手段が、回転駆動される加
    圧ローラとは別途独自にエンドレスベルトに駆動をかけ
    その回転数を調整可能とする手段を有し、該手段によっ
    て、加熱時にエンドレスベルトと受像シート表面の速度
    差を制御するものである請求項9又は10に記載の熱昇
    華転写プリンタ。
  15. 【請求項15】 該加熱処理手段において回転駆動され
    る加熱ローラの表面が、印画画像表面に所望する風合い
    や質感に対応して、または装飾を所望する文字や模様に
    対応して、加工されているものである請求項6〜8のい
    ずれかに記載の昇華型熱転写プリンタ。
  16. 【請求項16】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の加熱体が回転駆動される加熱ローラによって、エ
    ンドレスベルトが、該加熱ローラと上搬送ローラとに接
    して搬送されるものである請求項9又は10に記載の昇
    華型熱転写プリンタ。
  17. 【請求項17】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段のエンドレスベルトと接して搬送している上搬送ロ
    ーラと下搬送ローラとの軸心を、受像シートがニップ部
    進入前に対して下向きに搬送されるように傾斜させたも
    のである請求項16に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  18. 【請求項18】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する加圧
    ローラが、芯金の外周に発泡シリコーンゴムを被覆して
    なるものである請求項7、9、10、12、14、16
    又は17に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  19. 【請求項19】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する加圧
    ローラの芯金が、中空材で該芯金の外周に発泡シリコー
    ンゴムを被覆してなるものである請求項7、9、10、
    12、14、16又は17に記載の昇華型熱転写プリン
    タ。
  20. 【請求項20】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の加熱ローラ周面に圧接しニップ部を形成する加圧
    ローラの軸心を、加熱ローラと接する位置よりも加熱ロ
    ーラ側へオフセットし固定配置したものである請求項1
    8又は19に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  21. 【請求項21】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の排紙側エンドレスベルト搬送ローラを受像シート
    がニップ部進入前よりも排出後下方向に搬送されるよう
    に配置したものとである請求項9、10、14、16又
    は17に記載及びエンドレスベルトを使用した請求項1
    8、19又は20に記載の昇華型熱転写プリンタ。
  22. 【請求項22】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段のベルト搬送ローラとエンドレスベルトからなるエ
    ンドレスベルト搬送部を、請求項5に記載の筒形状の熱
    遮蔽手段の外に配置したものである請求項9、10、1
    4、16、17又は21に記載及びエンドレスベルトを
    使用した請求項18、19又は20に記載の昇華型熱転
    写プリンタ。
  23. 【請求項23】 画像印画後に画像面を加熱処理する手
    段を備えた昇華型熱転写プリンタにおいて、該加熱処理
    手段の請求項22に記載のベルト搬送ローラとエンドレ
    スベルトからなるエンドレスベルト搬送部を冷却する手
    段を備えたことを特徴とする昇華型熱転写プリンタ。
  24. 【請求項24】 1〜4個の加熱印画手段を備えたもの
    である請求項1〜23のいずれかに記載の昇華型熱転写
    プリンタ。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24のいずれかに記載の昇
    華型熱転写プリンタを用い、昇華染料を含有するインク
    リボン上に受像シートを重ねた後、該インクリボン上か
    ら加熱印画手段によって加熱印画して該インクリボンか
    ら該染料を受像シートに転写して画像を形成し、次いで
    該画像を加熱処理手段によって加熱処理することを特徴
    とする画像形成方法。
  26. 【請求項26】シアン、マゼンタ、イエロー及びブラッ
    クが昇華染料である4色のインクリボンを用いてフルカ
    ラー画像を形成するものである請求項25に記載の画像
    形成方法。
  27. 【請求項27】シアン、マゼンタ、及びイエローが昇華
    染料で、ブラックが溶融性インクであるの4色のインク
    リボンを用いてフルカラー画像を形成するものである請
    求項25に記載の画像形成方法。
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