JP2001105081A - 閉塞鍛造装置 - Google Patents

閉塞鍛造装置

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JP2001105081A
JP2001105081A JP28271199A JP28271199A JP2001105081A JP 2001105081 A JP2001105081 A JP 2001105081A JP 28271199 A JP28271199 A JP 28271199A JP 28271199 A JP28271199 A JP 28271199A JP 2001105081 A JP2001105081 A JP 2001105081A
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Hitoshi Ishida
均 石田
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Cleartec Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡素にしてエネルギー損失の少ない閉
塞鍛造装置を得る。 【解決手段】 上下ダイ(43,30)を圧接して該上
下ダイ(43,30)の合い面部に形成した成型室(3
1)を閉塞して鍛造する閉塞鍛造装置において、成型室
(31)を閉塞する閉塞装置(33)は、少なくとも一
方のダイ(30)を支持プレート(24)に上下動可能
に支持し、該支持プレート(24)の外周部と前記一方
のダイ(30)の外周部との間に圧縮変形可能の弾性体
(37)を多数並列に設けるとともに、該弾性体(3
7)による上下ダイ(43,30)の圧接力を閉塞鍛造
に要する圧接力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下ダイの合い面
部に形成した成型室を閉塞し、この状態で成型室内の材
料を所定の形状に塑性変形させる閉塞鍛造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として実公平7−13887
号公報、即ち、図4に記載されたものがあった。図4に
おいて、1はボルスタ、2はボルスタ1に対して上下動
されるスライドトであり、該スライド2の下面に上ダイ
セット4、ハードプレート4aを介して上ダイ5を取付
け、該上ダイ5内に上パンチ6を収容する。上記ボルス
タ1の上面に下ダイセット8を介して下ダイ7を上下摺
動可能に取付け、該下ダイ7の中心部にノックアウト9
及び下パンチ10を収容する。上記上ダイ5及び下ダイ
7の合い面部にはキャビティ16が形成されている。
【0003】上記下ダイ7の下部にクッションシリンダ
12を取り付ける。このクッションシリンダ12の内部
に中心軸12aに沿って上下動自在なピストン12bを
収容し、下部の油圧室12cに油圧を供給する。また、
クッションシリンダ12の上面板に6個のピン13を同
一円周上に配置して上下摺動可能に嵌合させ、その下面
を上記ピストン12bの上面に当接させ、上面は下ダイ
7の下面に対面させる。また、上記下ダイ7内の外周部
に複数のばね室7aを形成し、該ばね室7aに圧縮ばね
14を収容するとともに、その下端をクッションシリン
ダ12の上面板に当接させる。上記油圧室12cの油圧
による下ダイ7の上昇力は、圧縮ばね14による上昇力
よりも十分に大きくする。なお、15は下ダイ7の上昇
位置を設定するストッパ、17は成型品を突き出すエジ
ェクトピンである。
【0004】そして、閉塞力が小さくてよい鍛造初期は
圧縮ばね14のばね力で上ダイ5と下ダイ7との閉塞状
態を保持させ、次いで大きな閉塞力を必要とする鍛造後
期には油圧室12cの油圧により上記上ダイ5と下ダイ
7とを大きな力で閉塞保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、上
ダイ5と下ダイ7との閉塞を油圧装置により行うように
していたので、構造が複雑になって高価になるととも
に、ポンプ、油タンク等の補機類を必要とし、大型にな
るものであった。本発明は上下ダイの閉塞を弾性体によ
る弾性力のみで行うことにより、上記欠点を解消した新
規な閉塞鍛造装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、上下ダイを圧接して該上下ダイの合い
面部に形成した成型室を閉塞する閉塞装置と、前記成型
室を閉塞した状態で成型室内の材料を加圧して該材料を
成型面に沿って塑性変形させるパンチとを有する閉塞鍛
造装置において、前記閉塞装置は、少なくとも一方のダ
イを支持プレートに上下動可能に支持し、該支持プレー
トの外周部と前記ダイの外周部との間に圧縮変形可能の
弾性体を多数並列に設けるとともに、該弾性体による前
記上下ダイの圧接力を閉塞鍛造に要する圧接力とする構
成にしたものである。また請求項2の発明は、前記閉塞
装置として、上下のダイをそれぞれ上下の支持プレート
の中心部に上下動可能に支持し、各支持プレートの外周
部と前記上下のダイの外周部との間に圧縮変形可能な上
下の弾性体を多数並列に設けるとともに、各上下の弾性
体による上下のダイのストローク長を互いに異ならせる
構成にしたものである。また、請求項3の発明は、前記
閉塞装置は、少なくとも一方のダイを支持プレートの中
心部に上下動可能に支持し、前記一方のダイの外周部に
前記支持プレートの外周部と対向するばね受けプレート
を設け、該ばね受けプレートと前記支持プレートの外周
部とに上下方向に延びる多数のガイドポストを並列に設
け、各ガイドポストに多数の金属製の皿ばねを上下に向
きを変えて嵌合させ、該皿ばねによる前記上下ダイの圧
接力を閉塞鍛造に要する圧接力とする構成にしたもので
ある。また、請求項4の発明は、前記各ガイドポストの
中間部に中間ばね受けを上下摺動可能に嵌合させ、各ガ
イドポストの一端側と前記中間ばね受けとの間に多数の
金属製の皿ばねを上下に向きを変えて嵌合させ、各ガイ
ドポストの他端側と前記中間ばね受けとの間に前記皿ば
ねよりも弾性力の小さい金属製のコイルばね及び該コイ
ルばねの過圧縮を阻止する規制体を設ける構成にしたも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。図面において、図1は本発明の第1実
施例を示す説明用断面図、図2は本発明の第2実施例を
示す説明用断面図、図3は本発明の第3実施例を示す説
明用断面図である。
【0008】図1において、20は閉塞鍛造装置、21
はそのベースであり、該ベース21に下ダイユニット2
2を取り付ける。即ち、ベース21の上面に円板状の圧
力板23及び該圧力板23の外周を包囲する支持プレー
ト24を取付け、圧力板23の上面にセンターブロック
25を固定する。このセンターブロック25の中心部に
下パンチ26を上下摺動可能に嵌合させてその下端を上
記圧力板23の中心部上面に当接させ、圧力板23の中
心部に上記下パンチ26を上方に押圧移動させるエジェ
クターピン27を嵌合させる。
【0009】上記センターブロック25の外周に保持リ
ング28を上下摺動可能に嵌合させ、該保持リング28
の上部フランジ部に大径のばね受けプレート29を固定
する。このばね受けプレート29の中心部に下ダイ30
を嵌合固定し、該下ダイ30の中心部に成型室31を形
成する。この成型室31は下ダイ30の中心部を断面円
形の孔で貫通するとともに、その上面に大径のギヤ成型
歯を有してなり、該成型室31の下部側の孔に前述した
下パンチ26を摺動可能に嵌合させ、上部側に円柱状の
ワークAを嵌合させる。
【0010】上記支持プレート24とばね受けプレート
29と間に閉塞装置33を設ける。即ち、支持プレート
24の外周部とばね受けプレート29の外周部との間
に、多数の金属製の皿ばね(弾性体)37を嵌合させ
た、例えば10本のガイドポスト34を円周方向及び半
径方向に所定の間隔をおいて配列し、その下端部を段付
きの小径軸34aにして上記支持プレート24に挿通す
るとともに、その下端に締めボルト35を螺合させて該
支持プレート24に固定し、その上部をばね受けプレー
ト29に摺動可能に貫通させて上部に露出させるととも
に、該露出端部にストッパー用の止めボルト36を螺合
させる。
【0011】上記各ガイドポスト34に嵌合される皿ば
ね37は、図1に示すように、上下に向きを変えて重
ね、該皿ばね37により上記ばね受けプレート29をガ
イドポスト34の上端部に移動させるとともに、各皿ば
ね37、つまり閉塞装置33による反発力は閉塞鍛造に
必要な反発力となるように設定する。即ち、一個の皿ば
ね37のばね定数、該皿ばね37の上下の重ね枚数、円
周方向の組数等を選択して設定する。
【0012】上記ベース21の上方に上ダイユニット4
0を設ける。即ち、ラム(図示省略)によって上下動さ
れるハウジング41の中心部に加圧体42を取付け、該
加圧体42の下面中心部に上パンチを兼ねた上ダイ43
を当接させ、ホルダ44、懸垂ナット45を介して上記
ハウジング41に懸垂支持する。上記上ダイ43は前述
した下ダイ30の中心部に対面し、その下面中心部に浅
い容器状に凹む上成型面43aを有する。また、上記ホ
ルダ44はその外周に下方に突出するスカート部44a
を一体に有し、該スカート部44aに前述した下ダイ3
0の上部が嵌合可能となっている。
【0013】上記第1実施例によれば、成型室31内に
円柱状のワークAを嵌合させた後、上ダイユニット40
を下降させると、まず、図1の左半部で示すように、上
ダイ43の外周部が下ダイ30の上面外周面に当接し、
成型室31を閉塞する。この状態で上ダイユニット40
が下限まで下降すると、同図の右半部で示すように、上
ダイ43の外周部で下ダイ30を皿ばね37の反力に抗
して押し下げる(成型室31の閉塞状態を保持する)と
ともに、その上成型面43aと下パンチ26とで上記ワ
ークAを軸方向に圧縮して塑性変形させ、上端部に大径
のギヤ歯を有する製品A−1が形成されることになる。
【0014】この場合、上ダイ43と下ダイ30との圧
接力は、両者が下方に移動するに従って皿ばね37の反
力が大きくなり、増大することになる。このことは、ワ
ークAの塑性変形量が少ない鍛造初期には皿ばね37の
反力が小さくてエネルギー損失が低減し、ワークAの塑
性変形量が増して材料が上下ダイ43,30の合い面部
に到来する鍛造終期(製品A−1が完成する時期)には
両者の圧接力、つまり成型室31の閉塞力が最も増大し
て上下ダイ43,30の合い面部でのバリ発生を抑制す
ることになる。従って構造簡単にして良品質の製品A−
1を効率良く得ることができる。なお、上記皿ばね37
は弾性を有するゴムあるいは樹脂に換えてもよい。
【0015】図2は第2実施例を示す。図2において、
22は前述した第1実施例と略同様の下ダイユニット、
40−1は上ダイユニットである。該上ダイユニット4
0−1は、ラムによって上下動される可動ベース(共に
図示省略)の下面に円板状の上圧力板50及び該上圧力
板50の外周を包囲する上支持プレート51を取付け、
上圧力板50の下面に上センターブロック52を固定す
る。この上センターブロック52の中心部に上パンチ5
3を上下摺動可能に嵌合させてその上端を上記上圧力板
50の中心部下面に当接させ、上圧力板50の中心部に
上記上パンチ53を下方に押圧移動させる上エジェクタ
ーピン54を嵌合させる。
【0016】上記上センターブロック52の外周に上保
持リング55を上下摺動可能に嵌合させ、該上保持リン
グ55の下部フランジ部に大径の上ばね受けプレート5
6を固定する。この上ばね受けプレート56の中心部に
下ダイ30と対向する上ダイ57を嵌合固定し、該上ダ
イ57の中心部に下ダイ30の成型室31と対向する成
型室31’を形成する。この成型室31’は上ダイ57
の中心部を断面円形の孔で貫通させ、その上部側に前述
した上パンチ53を摺動可能に嵌合させ、下部側に円柱
状のワークAを嵌合させる。
【0017】上記上支持プレート51と上ばね受けプレ
ート56と間に上閉塞装置60を設ける。即ち、上支持
プレート51の外周部と上ばね受けプレート56の外周
部との間に、多数の金属製の上皿ばね(弾性体)61を
嵌合させた、例えば10本の上ガイドポスト62を円周
方向及び半径方向に所定の間隔をおいて配列し、その上
端部を段付きの小径軸62aにして上記上支持プレート
51に挿通するとともに、その上端に締めボルト63を
螺合させて該上支持プレート51に固定し、その下部を
上ばね受けプレート56に摺動可能に貫通させて下部に
露出させるとともに、該露出端部にストッパー用の止め
ボルト64を螺合させる。
【0018】上記各上ガイドポスト62の長さは下部ダ
イユニット22側のガイドポスト34の約2倍の長さと
し、これに嵌合される上皿ばね61の枚数は下部ダイユ
ニット22側のガイドポスト34に嵌合される皿ばね3
7の約2倍にして上下に向きを変えて重ね、これにより
各上皿ばね61、つまり上閉塞装置60による上ダイ5
7のストローク長を、下部の閉塞装置33(皿ばね3
7)による下部側のダイ30のストローク長の約2倍に
する。その他は前述した第1実施例と略同様の構造とな
っている。
【0019】上記第2実施例によれば、下部ダイユニッ
ト22側の成型室31内に円柱状のワークAを嵌合させ
た後、上ダイユニット40−1が下降すると、まず、図
2の左半部で示すように、成型室31(31’)が開口
した状態で上パンチ53がワークAの上面に当接する。
この状態で上ダイユニット40−1がさらに下降すると
上記ワークAが上下パンチ53,26により軸方向に圧
縮されてその上下方向中間部が塑性変形(膨出)し始
め、この塑性変形が所定量になると上ダイ57の外周部
が下ダイ30の上面外周面に当接して成型室31,3
1’を閉塞する。
【0020】この状態で上ダイユニット40−1がさら
に下降すると、上部側の各皿ばね61の変形による上ダ
イ57の退避方向(上センターブロック52方向)の移
動が、下部側の各皿ばね37の変形によるダイ30の退
避方向(下部のセンターブロック25方向)の移動対し
て約2倍のスピードで移動しつつ、上記ワークAの塑性
変形が進行し、上ダイユニット40−1が下限まで移動
すると、同図の右半部で示すように、上下方向中間部に
大径のギヤ歯を有する製品A−2が形成されることにな
る。
【0021】上記第2実施例のものも、第1実施例と同
様に、鍛造時における上下ダイ57,30の圧接力、つ
まり成型室31,31’の閉塞力を鍛造初期から終期に
向けて次第に大きくすることができる。また、鍛造時に
おける上ダイ57の退避方向の移動が下部側のダイ30
の退避方向の移動に対して約2倍のスピードで移動する
ので、鍛造時におけるワークAの素材フローが上下両端
部から上下中間部に向かって略均等に流れ、上下方向中
間部に大径のギヤ歯を有するような製品A−2を高精度
に形成することができる。
【0022】なお、上記第2実施例による上ダイ57の
ストローク長と下部側のダイ30のストローク長との比
は2対1としたが、この比は2.5対1、あるいは3対
1等、成型する製品の形状によつて適宜設定する。この
場合、上記ストローク長の比の設定は上皿ばね61と下
部側の皿ばね37との重ね枚数、周方向の組数等を変え
て設定する。また、下部側のダイ30のストローク長を
上ダイ57のストローク長よりも大きくするようにして
もよい。
【0023】図3は第3実施例を示す。図3において、
40は前述した第1実施例と略同様の上ダイユニット、
22−1は下ダイユニットである。33−1は下ダイユ
ニット22−1の閉塞装置であり、以下のごとくなって
いる。即ち、支持プレート24の外周部とばね受けプレ
ート29の外周部との間に、例えば10本のガイドポス
ト34を円周方向及び半径方向に所定の間隔をおいて配
列し、その下端部を支持プレート24に固定し、その上
部をばね受けプレート29に摺動可能に貫通させて上部
に露出させるとともに、該露出端部にストッパー用の止
めボルト36を螺合させる。
【0024】上記各ガイドポスト34の上下方向中間部
に中間ばね受け38を上下摺動可能に嵌合させ、各ガイ
ドポスト34の下部側に多数の金属製の皿ばね37aを
上下に向きを変えて嵌合させるとともに、その最下部の
皿ばね37aを支持プレート24の上面に当接させ、そ
の最上部の皿ばね37aを上記中間ばね受け38の下面
に当接させる。また、各ガイドポストの上部側に上記皿
ばね37aよりも弾性力の小さい金属製のコイルばね3
7bを嵌合させるとともに、その下端を上記中間ばね受
け38の上面に当接させ、その上端をばね受けプレート
29の下面に当接させる。また、上記中間ばね受け38
の上部外周に円筒状の規制体39を取付ける。この規制
体39は上記コイルばね37bの過圧縮を阻止するもの
で、該コイルばね37bの密着時の長さよりも若干長く
する。その他は第1実施例と略同様の構造となってい
る。
【0025】上記第3実施例によれば、下部ダイユニッ
ト22−1側の成型室31内に円柱状のワークAを嵌合
させた後、上ダイユニット40が下降すると、まず、図
3の左半部で示すように、上ダイ43の外周部が下ダイ
30の上面外周面に当接し、成型室31を閉塞する。こ
の状態で上ダイユニット40がさらに下降すると、ま
ず、ばね力の弱いコイルばね37bが先に撓み、規制体
39がばね受けプレート29に当接するまでは該コイル
ばね37bの反力により上記成型室31を小さい力で閉
塞した状態で上記ワークAを塑性変形させる。上記規制
体39がばね受けプレート29に当接した後、上ダイユ
ニット40がさらに下降すると下部側の各皿ばね37a
が撓みつつ上記ワークAの塑性変形が進行し、上ダイユ
ニット40が下限まで移動すると、同図の右半部で示す
ように、上部に大径のギヤ歯を有する製品A−3が形成
されることになる。
【0026】上記第3実施例のものも、第1、2実施例
と同様に、鍛造時における上下ダイ43,30の圧接
力、つまり成型室31の閉塞力を鍛造初期から終期に向
けて大きくすることができ、構造簡単にして良品質の製
品A−3を効率良く得ることができるとともに、鍛造初
期に閉塞力は小さくてもよいが上下移動量は大きい鍛造
製品を得る場合に、エネルギー損失を低減させることが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、請求項1
に係る発明は、支持プレートに上下動可能に支持した一
方のダイを圧縮変形可能の弾性体で他方のダイに圧接さ
せ、この弾性体による反力のみで上下に分割された成型
室を閉塞するようにしたので、構造が簡素になって安価
になるとともに、鍛造初期から終期に向けて成型室の閉
塞力を次第に大きくすることができるので、エネルギー
損失が低減し、良品質の製品を効率良く得ることができ
る。また、請求項2に係る発明は、閉塞装置の弾性体と
して多数の金属製の皿ばねを使用するようにしたので、
小型にして鍛造終期に成型室を大きな力で閉塞すること
ができる。また、請求項3に係る発明は、弾性力の大き
い皿ばねと弾性力の小さいコイルばねとを直列に配列
し、該コイルばねの過圧縮を阻止する規制体を設けるよ
うにしたので、鍛造初期での成型室の閉塞は主として弾
性力の小さいコイルばねが受け持ち、鍛造終期での成型
室の閉塞は弾性力の大きい皿ばねが受け持つことにな
り、大きなストローク長を要する鍛造製品を効率良く成
型することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す説明用断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示す説明用断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を示す説明用断面図であ
る。
【図4】従来例による断面図である。
【符号の説明】
20 閉塞鍛造装置 21 ベース 22(22−1) 下ダイユニット 23 圧力板 24 支持プレート 25 センターブロック 26 下パンチ 27 エジェクターピン 28 保持リング 29 ばね受けプレート 30 下ダイ 30a 締め金 31(31’) 成型室 33(33−1) 閉塞装置 34 ガイドポスト 34a 小径軸 35 締めボルト 36 止めボルト 37(37a) 皿ばね 37b コイルばね 38 中間ばね受け 39 規制体 40 上ダイユニット 41 ハウジング 42 加圧体 43 上ダイ 43a 上成型面 44 ホルダー 45 懸垂ナット 40−1 上ダイユニット 50 上圧力板 51 上支持プレート 52 上センターブロック 53 上パンチ 54 上エジェクターピン 55 上保持リング 56 上ばね受けプレート 57 上ダイ 60 上閉塞装置 61 上皿ばね 62 上ガイドポスト 62a 小径軸 63 締めボルト 64 止めボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下ダイ(43,30)を圧接して該上下
    ダイ(43,30)の合い面部に形成した成型室(3
    1)を閉塞する閉塞装置(33)と、前記成型室(3
    1)を閉塞した状態で成型室(31)内のワーク(A)
    を加圧して該ワーク(A)を成型面に沿って塑性変形さ
    せるパンチ(26,43)とを有する閉塞鍛造装置にお
    いて、前記閉塞装置(33)は、少なくとも一方のダイ
    (30)を支持プレート(24)に上下動可能に支持
    し、該支持プレート(24)の外周部と前記一方のダイ
    (30)の外周部との間に圧縮変形可能の弾性体(3
    7)を多数並列に設けるとともに、該弾性体(37)に
    よる前記上下ダイ(43,30)の圧接力を閉塞鍛造に
    要する圧接力としたことを特徴とする閉塞鍛造装置。
  2. 【請求項2】前記閉塞装置(60,33)は、上下のダ
    イ(57,30)をそれぞれ上下の支持プレート(5
    1,24)の中心部に上下動可能に支持し、各支持プレ
    ート(51,24)の外周部と前記上下のダイ(57,
    30)の外周部との間に圧縮変形可能な上下の弾性体
    (61,37)を多数並列に設けるとともに、各上下の
    弾性体(61,37)による上下のダイ(57,30)
    のストローク長を互いに異ならせたことを特徴とする請
    求項1記載の閉塞鍛造装置。
  3. 【請求項3】前記閉塞装置(33)は、少なくとも一方
    のダイ(30)を支持プレート(24)の中心部に上下
    動可能に支持し、前記一方のダイ(30)の外周部に前
    記支持プレート(24)の外周部と対向するばね受けプ
    レート(29)を設け、該ばね受けプレート(29)と
    前記支持プレート(24)の外周部とに上下方向に延び
    る多数のガイドポスト(34)を並列に設け、各ガイド
    ポスト(34)に多数の金属製の皿ばね(37)を上下
    に向きを変えて嵌合させ、該皿ばね(37)による前記
    上下ダイ(43,30)の圧接力を閉塞鍛造に要する圧
    接力としたことを特徴とする請求項1又は2記載の閉塞
    鍛造装置。
  4. 【請求項4】前記各ガイドポスト(34)の中間部に中
    間ばね受け(38)を上下摺動可能に嵌合させ、各ガイ
    ドポスト(34)の一端側と前記中間ばね受け(38)
    との間に多数の金属製の皿ばね(37a)を上下に向き
    を変えて嵌合させ、各ガイドポスト(34)の他端側と
    前記中間ばね受け(38)との間に前記皿ばね(37
    a)よりも弾性力の小さい金属製のコイルばね(37
    b)及び該コイルばね(37b)の過圧縮を阻止する規
    制体(39)を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    閉塞鍛造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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