JP2001104426A - 足踏み式マッサージ椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動式マッサージ椅子は動力部が椅子と一体
に取り付けられ重量が重く、駆動に動力を要する。 【解決手段】 上面に小突起群１を設けた一対のペダル
２を基台３の前部に進退且つ傾動自在に併設し、ペダル
の運動と連動して進退する主動部材７を基台上に併設
し、主動部材と連動して進退する従動部材１１を基台上
に設けて足踏み式起動部Ａを構成し、背凭れ杆１９を座
席２０の下方まで延設し且つ、回転可能に支持し、背凭
れ杆に設けた腕杆３０と従動部材に設けた連杆２８を連
結して足踏み式起動部Ａを椅子本体Ｂに取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は足踏み式マッサージ
椅子に関する。

【０００２】

【従来の技術】椅子に着座し操作パネルのアイコン表示
に随って所望の揉み、叩き及び指圧を選択して行う電動
式マッサージ椅子があるが、足裏のツボを刺激する足踏
み動作と連動し腰部、背中部、肩部を人力でマッサージ
する椅子はなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】電動式マッサージ椅子
は、その動力部が椅子と一体的に取り付けられ、重量が
重く移動が困難であり、又、駆動に電力を要し且つ、高
額であつた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 上面に足裏のツボを
刺激する小突起群を突設した一対のペダルを、座席の下
方に出し入れできる基台の前部に、交互に進退且つ、傾
動自在に並設する。

【０００５】 ペダルの運動と連動して交互に進退す
る長尺板状の主動部材を基台上に間隔を保持して並設す
る。

【０００６】 主動部材に挟まれて形成される基台上
の空間に、長尺板状の従動部材を主動部材と連動させて
進退自在に設ける。

【０００７】以上のようにして足踏み式起動部を構成す
る。

【０００８】 一対の背凭れ杆を座席の下方まで延設
し、後脚杆の上端間に横架した天端板と後脚杆の下部間
に横架した補強杆にわたり背凭れ杆を回動可能に連結す
る。

【０００９】 着座した人の腰部、背中部及び肩部に
当接して該部を揉みほぐす多数個の突起体をの背凭れ杆
に着脱自在に装着する。

【００１０】以上のようにして椅子本体を構成する。

【００１１】 足踏み式起動部に設けた従動部材の上
面に、２本の連杆を、その前端部を交差させて着脱自在
に枢着し、背凭れ杆の下部に腕杆の後端部を枢着すると
共に腕杆の前端部を連杆の後端部に枢着する。

【００１２】以上のようにして足踏み式起動部を椅子本
体に着脱自在に連結し、足を交互に踏み込むという人力
で、足裏のツボを刺激しながら同時に腰部、背中部及び
肩部を押圧し揉みほぐす軽量で且つ安価な足踏み式マッ
サージ椅子を提供することを目的とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は本発明に係る足踏み式マッ
サージ椅子を示す斜視図であり、図２は同、要部拡大斜
視図である。

【００１４】ほぼ足形を呈する板体の上面に、足裏のツ
ボを押圧し刺激する多数個の小突起群１を突設した一対
のペダル２を形成する。

【００１５】椅子の座席の下方に納まる大きさの板体か
ら成る基台３の前部にブラケット４を立設し、その両側
面に起倒部材５を挟み付けて上部を三者一体的に枢軸６
で連結し、ペダル２の前部裏面を起倒部材５の上面に固
着する。

【００１６】起倒部材５の下部側面に沿って長尺板状の
主動部材７の前端部を枢軸８で連結し、ペダル２の運動
と連動して主動部材７を基台３上で摺動進退させる。

【００１７】各主動部材７の両側面はガイド部材９及び
１０と当接しており、ガイド部材１０で囲まれる空間に
従動部材１１を、その両側面をガイド部材１０に当接さ
せ基台３上で摺動進退させる。

【００１８】各主動部材７の前部間にわたり連杆１２を
横架してピン１３で連結すると共に、連杆１２の両端部
に長孔１２ａを設けてピン１３を遊嵌することによりペ
ダル２を交互に足踏みすると起倒部材５が枢軸６を中心
として前後に起倒するため主動部材７が交互に進退する
のである。

【００１９】更に、主動部材７の後部寄りとガイド部材
１０を挟んで従動部材１１にわたり連杆１４を架け渡
し、その中央部をガイド部材１０に枢軸１５で連結し且
つ、連杆１４の両端部を主動部材７と従動部材１１にそ
れぞれピン１６で連結すると共にピン１６を長孔１４ａ
に遊嵌する。

【００２０】更に、主動部材７の後部と従動部材１１の
後部にわたり連杆１７を架け渡し、その両端部をピン１
８で連結する。

【００２１】以上のようにして足踏み式起動部Ａを形成
する。

【００２２】一対の背凭れ杆１９を座席２０の下方まで
延設し、後脚杆２１の上端部間に横架した天端板２２と
後脚杆２１の下部間に横架した補強杆２３に、背凭れ杆
１９の上端と下端に突設した軸１９ａ、軸１９ｂをそれ
ぞれ回動可能に嵌挿する。

【００２３】着座したとき人の要部、背中部及び肩部に
当接して該部を揉み解す多数個の突起体２４を背凭れ杆
１９に着脱自在に装着する。

【００２４】図中、２５は前脚杆、２６は他の補強杆、
２７は肘掛け杆である。

【００２５】以上のようにして椅子本体Ｂを形成する。

【００２６】前記した足踏み式起動部Ａを椅子本体Ｂに
着脱自在に連結するため、前記した従動部材１１のブラ
ケット１１ａに２本の連杆２８を、その前端を交差させ
てピン２９で枢着し、各背凭れ杆１９の下部に腕杆３０
の後端を固着すると共に腕杆３０の前端と連杆２８の後
端をピン３１で連結する８の後端をピン３１で連結す
る。

【００２７】以上のようにして足踏み式起動部Ａを椅子
本体Ｂに連結し、人力によるマッサージ椅子として使用
し、又、その連わ開放して椅子本体Ｂを通常の椅子とし
て使用するのである。

【００２８】図４は背凭れ杆の高さを高くした他の実施
例を示す斜視図であり、背凭れ杆３２以外の構成は前述
した所と同一である。

【００２９】

【発明の効果】本発明はこのようにして成るから、着座
して人力によりペダル２を交互に踏みつけると、主動部
材７〜連杆１２〜連杆１４〜従動部材１１〜連杆２８〜
腕杆３０〜背凭れ杆１９へ踏圧力が伝達され、背凭れ杆
１９が交互に捻回するため突起体２４が人の腰部〜背中
部〜肩部を揉みほぐし、又、ペダル２を踏み付けること
により足裏のツボを刺激するのである。連杆２８と足踏
み式起動部Ａを連結するピン２９を取り除くと椅子本体
Ｂから工具を用いることなく簡単に両者を分離でき、椅
子本体Ｂを椅子として使用できる。突起体２４を、その
位置を取り替え所望個所を揉みほぐすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係るマッサージ椅子を示す斜視図。

【図２】 同、要部拡大斜視図。

【図３】 本発明に係る足踏み式起動部を示す斜視図。

【図４】 本発明に係る他のマッサージ椅子を示す斜視
図。

【符号の説明】

１ 小突起群 ２ ペダル ３ 基台 ７ 主動部材
１９ 背凭れ杆 ２０ 座席 ２１ 後脚杆 ２２ 天端板 ２３ 補強
杆 ２４突起体 ２８ 連杆 ３０ 腕杆 Ａ 足踏み式起
動部 Ｂ 椅子本体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に足裏のツボを刺激する小突起群
   １を設けた一対のペダル２を基台３の前部に、交互に進
   退且つ、傾動自在に並設する。 ペダル２の運動と連動して交互に進退する主動部材
   ７を基台３上に間隔を保持して並設する。 主動部材７に挟まれて形成される基台３上の空間
   に、従動部材１１を主動部材７と連動させて進退自在に
   設ける。 以上のようにして足踏み式起動部Ａを構成する。 一対の背凭れ杆１９を座席２０の下方まで延設し、
   後脚杆２１の上端間に横架した天端板２２と後脚杆２１
   の下部間に横架した補強杆２３にわたり背凭れ杆１９を
   回動可能に連結する。 着座した人の腰部、背中部及び肩部に当接して該部
   を揉みほぐす多数個の突起体２４をの背凭れ杆１９に着
   脱自在に装着する。 以上のようにして椅子本体Ｂを構成する。 足踏み式起動部Ａに設けた従動部材１１の上面に、
   ２本の連杆２８を、その前端部を交差させて着脱自在に
   枢着し、背凭れ杆１９の下部に腕杆３０の後端部を枢着
   すると共に腕杆３０の前端部を連杆２８の後端部に枢着
   する。 以上のようにして足踏み式起動部Ａを椅子本体Ｂに一体
   的に連結して成る足踏み式マッサージ椅子。