JP2001104271A - 体内脂肪測定装置 - Google Patents

体内脂肪測定装置

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JP2001104271A JP28615699A JP28615699A JP2001104271A JP 2001104271 A JP2001104271 A JP 2001104271A JP 28615699 A JP28615699 A JP 28615699A JP 28615699 A JP28615699 A JP 28615699A JP 2001104271 A JP2001104271 A JP 2001104271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡易な構成で、各電極と被験者の皮膚
面との間に発生する接触インピーダンスおよび身体末端
周辺組織インピーダンスを除いた体内組織インピーダン
スを測定し、体内の脂肪量を高い精度で測定する。 【解決手段】 2対(計4個)の電極2A,2B,3
A,3Bをそれぞれ定電流回路5にアナログスイッチ4
を介して接続し、演算制御装置8から出力される制御信
号にて定電流が印加される電極を順次切換え、演算増幅
器6からの出力電圧信号V1〜V4を用いて演算制御装
置8内のCPUにて接触インピーダンスおよび身体末端
周辺組織インピーダンスを除去して体内組織インピーダ
ンスZiを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内の脂肪量を測
定する体内脂肪測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体内組織は、筋肉,骨,脂肪などからな
っており、脂肪成分が多い場合と筋肉成分が多い場合と
ではインピーダンスの値が異なり、脂肪成分が多いほど
インピーダンスが大きく、水分を多く含む成分が多いほ
どインピーダンスが小さくなるという特質を有してい
る。この特質を利用して、体内組織中の脂肪量を求める
際には、左右の指先,足の裏など身体末端部の皮膚面に
電極を設置し、この電極に対して数10KHzから10
0KHz程度の周波数を持つ交流電流または電圧を印加
して前記身体末端部に挟まれた体内組織のインピーダン
スを測定し、求めたインピーダンスの値と年齢,性別,
身長などの個人データを演算する方法が採られている。
【0003】近年では、体内組織中の脂肪量が健康管理
上の一つの判断指標とされ、一般の人々にも大きな関心
が持たれており、一般家庭や個人用の体内脂肪測定装置
に対する需要が高まっている。このような背景から、価
格的にも操作的にも手軽に脂肪量を測定できる体内脂肪
装置が種々開発され、販売されてきている。
【0004】従来の体内脂肪測定装置としては、2端子
法(2電極法)または4端子法(4電極法)と呼ばれる
測定方法を用いて電極の装着された身体末端間インピー
ダンスまたは身体末端部の組織を除外した体内組織イン
ピーダンスを簡易的に測定して、体内組織中の脂肪量を
測定するものが一般的である。
【0005】図9には、2端子法を用いた体内脂肪測定
装置における体内組織インピーダンスの測定原理図
(a)とその測定原理を説明する回路図(b)とが示さ
れている。この体内脂肪測定装置100は、上面に2つ
の電極101a,101bが配設されて構成されてい
る。これら2つの電極101a,101bは、定電流回
路102に接続されており、それら電極101a,10
1bを被験者が片足ずつ踏むことにより、前記定電流回
路102から定電流Icが被験者に供給される。この定
電流回路102は、定電流Icを出力する演算増幅器1
03と、この演算増幅器103から定電流Icが出力さ
れるように回路を制御する既知値Rsを有する参照抵抗
104とにより構成されている。また、前記電極101
a,101bは、電圧測定回路105に接続されてお
り、この電圧測定回路105により前記定電流Icを印
加した状態で電極101a,101b間に発生した電圧
Vが測定される。この電圧測定回路105は、前記電極
101a,101bから得られる電圧信号に基づきそれ
ら電極101a,101b間に発生した電圧Vを出力す
る演算増幅器106と、この演算増幅器106の入力抵
抗107a,107bと負帰還回路の抵抗108とによ
り構成されている。
【0006】このように構成される体内脂肪測定装置1
00においては、身体末端間インピーダンスをZoと
し,電極101a,101bと被験者の足皮膚面との接
触インピーダンスをそれぞれRX1,RY1とすると、
これらインピーダンスZo,RX1,RY1,定電流I
c,電圧Vの間には次式の関係が成り立つ。 (RX1+Zo+RY1)・Ic=V すなわち、Zo+RX1+RY2=V/Ic ここで、接触インピーダンスの値RX1とRY1との和
が身体末端間インピーダンスZoに比べて非常に小さい
ものとする、言い換えればZo+RX1+RY2≒Zo
とすると、身体末端間インピーダンスZoを求めるよう
にしている。
【0007】こうして求められた身体末端間インピーダ
ンスZoと、予め体内脂肪計測装置100に入力される
被験者の年齢,性別,身長などの個人データとを用いて
演算が行われて、体内の脂肪量が出力される。なお、前
記身体末端間インピーダンスZoは、身体末端周辺組織
インピーダンスと体内組織インピーダンスとが合成され
たものである。
【0008】次に、4端子法を用いた体内脂肪計測装置
について説明する。図10には、この4端子法による体
内脂肪測定装置における体内組織インピーダンスの測定
原理図(a)とその測定原理を説明する回路図(b)と
が示されている。この体内脂肪測定装置110には、上
面に4つの電極111a,111b,112a,112
bが配設されており、被験者が一方の足で電極111
a,112aを踏み、他方の足で電極111b,112
bを踏むようにされている。前記電極111a,111
bは、定電流回路113に接続されており、それら電極
111a,111bを被験者が片足ずつ踏むことによ
り、前記定電流回路113から定電流Idが被験者に供
給される。
【0009】一方、前記電極112a,112bは、電
圧測定回路114に接続されており、前記定電流Idを
印加した状態で電極112a,112b間に発生した電
圧Vが測定される。なお、前記定電流回路113は、定
電流Idを出力する演算増幅器115と、この演算増幅
器115から定電流Idが出力されるように回路を制御
する既知値Rsを有する参照抵抗116とにより構成さ
れており、一方前記電圧測定回路114は、前記電極1
12a,112bから得られる電圧信号に基づき電極1
12a,112b間に発生した電圧Vを出力する演算増
幅器117と、この演算増幅器117の入力抵抗118
a,118bと、負帰還回路の抵抗119とにより構成
されている。
【0010】このように構成される体内脂肪測定装置1
10においては、測定したい体内組織インピーダンスを
Ziとし、電極111a,111b,112a,112
bと被験者の足皮膚面との接触インピーダンスをそれぞ
れRX1,RY1,RX2,RY2とすると、前記演算
増幅器117の入力抵抗118a,118bの抵抗値が
前記接触インピーダンスRX2,RY2に比べて十分大
きい値に設定されているため、電極111a,111b
間に供給される定電流Idが演算増幅器117の方に流
れ込むことがなく、また前記接触インピーダンスRX
2,RY2が変化しても演算増幅器117の増幅率に影
響を与えることがない。したがって、前記電圧測定回路
114により、体内の仮想交点P,Q間に発生した電
圧、すなわち接触インピーダンスと身体末端周辺組織イ
ンピーダンス分が除かれた体内組織インピーダンスZi
の両端に発生した電圧Vが測定されることになる。こう
して得られた電圧Vと既知の定電流値Idを用いて、式
Zi=V/Idを演算することで、接触インピーダンス
と身体末端周辺組織インピーダンスとに影響されない体
内組織インピーダンスZiを求めることができる。前記
身体末端周辺組織インピーダンスについて、特に組織に
関節を含む場合は被験者の体脂肪に関係なく関節部が大
きなインピーダンス値を持っているので、測定時には身
体末端部周辺の組織インピーダンスは除外して測定する
必要がある。
【0011】こうして求められた体内組織インピーダン
スZiと、予め体内脂肪計測装置110に入力される被
験者の年齢,性別,身長などの個人データとを用いて演
算が行われて、体内の脂肪量が出力される。
【0012】また、本願発明に関連する先行技術とし
て、特開平7−79938号公報および特表平10−5
10455号公報には、前記4端子法を用いて体内の特
に内臓部に属するインピーダンスを測定してそのインピ
ーダンス値を用いて脂肪量を測定する体内脂肪測定装置
が提案されている。図11には、これら先行技術に係る
体内脂肪測定装置における内臓部組織インピーダンスZ
jの測定原理図が示されている。
【0013】この体内脂肪測定装置120においては、
被験者の両手両足にそれぞれ1対ずつ密着させる合計8
個の電極E1,E2,E3,E4,E5,E6,E7,
E8が設けられており、一方の電極E1,E3,E5,
E7は定電流回路に接続され、他方の電極E2,E4,
E6,E8は電圧測定回路に接続されている。なお、こ
れら定電流回路および電圧測定回路は、前述の2端子法
および4端子法を用いた体内脂肪測定装置100,11
0のものと同一構成である。このように構成される体内
脂肪測定装置120においては、電極E1と電極E3と
の間に電流を印加し電極E2と電極E4との間の電圧を
測定することでZ1+Z2の値が測定され、同様に電
極E5と電極E7との間に電流を印加し電極E6と電極
E8との間の電圧を測定することでZ4+Z5の値が
測定され、電極E3と電極E7との間に電流を印加し電
極E4と電極E8の間の電圧を測定することでZ2+
Zj+Z5の値が測定され、これら測定結果に基づいて
式{+−(+)}/2を演算することで内臓部
組織インピーダンスZjが求められる。この内臓部組織
インピーダンスZjを用いて脂肪量が演算される。
【0014】また、特公平5−49050号(特開昭6
2−169023号)公報には、体内組織インピーダン
スと身体末端周辺組織インピーダンスとが合成をなす身
体末端間のインピーダンスを測定し、測定されたインピ
ーダンスを被験者の個人データとともに演算して体内脂
肪量を求める体内脂肪測定装置が示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
4端子法を用いた体内脂肪測定装置110では、被験者
の両足間における接触インピーダンスおよび身体末端間
に存在する全インピーダンスから身体末端周辺組織部を
除いた体内組織部に発生する電圧を測定するようにされ
ているため、電圧測定用の回路すなわち電圧測定用回路
105,113を構成する演算増幅器106,117,
これら演算増幅器106,117の入力抵抗107a,
107b,118a,118bおよび負帰還回路の抵抗
108,119が必要となり、装置構成が大掛かりであ
るとともに、配線,回路数も増えてコストアップが避け
られないという問題点がある。
【0016】また、前記4端子法を用いた従来の体内脂
肪計測装置110では、身体の2点間から体内組織イン
ピーダンスZiを測定するために、1つの測定点に一対
(2つ)の電極(合計、4つの電極)が必要になるとと
もに、各電極にそれぞれ配線,各種回路が接続されるた
め、装置構成が大掛かりで、コスト高になってしまうと
いう問題点がある。
【0017】一方、前記2端子法を用いた従来の体内脂
肪計測装置100では、接触インピーダンスRX1,R
Y1の和が身体末端間インピーダンスZoに比べて十分
小さいことを前提条件にし、接触インピーダンスRX
1,RY1を含めた身体末端間インピーダンスZoを求
めるようにされているが、皮膚表面にはその時々で量の
異なる水分,その他の付着物が存在していることから、
接触インピーダンスRX1,RY1の値が大・小に変化
することになり、安定した正確な身体末端間インピーダ
ンスZoを求めるのが困難であるという問題点がある。
また、前記身体末端間インピーダンスZoには、身体末
端部周辺の組織インピーダンスが含まれており、この値
は被験者の体内脂肪量に関係なく、大きなインピーダン
ス値をもつことがある。したがって、身体末端間インピ
ーダンスZoを用いて正確な体内脂肪量を測定すること
ができないという問題点がある。
【0018】また、前記内臓部組織インピーダンスZj
を測定する体内脂肪測定装置120においては、両手両
足にそれぞれ2個ずつ合計8個の電極が必要であるた
め、配線,回路数も多く装置構成が大掛かりでコスト高
であるという問題点がある。また、例えば胴の横断面の
インピーダンスを測定する場合は、胴を挟んで対向する
多くの電極を配置して、それら対向電極間で電圧を測定
することになるが、この場合にも同様に1測定点につき
一対の電極が必要となるため、非常に多くの電極を配置
するが必要があり、配線,回路数も増えてコストが上が
るという問題点がある。
【0019】また、前記特公平5−49050号(特開
昭62−169023号)公報に記載の体内脂肪測定装
置では、体内脂肪量に関係なく大きな値をもつ身体末端
周辺組織インピーダンスを含めた身体末端間インピーダ
ンスが測定され、その身体末端間インピーダンスを用い
て正確な体内脂肪量を測定するのは困難であるという問
題点がある。
【0020】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、極めて簡易な構成で、各電極と被
験者の皮膚面との間に発生する接触インピーダンスおよ
び身体末端部の組織インピーダンスを除いた体内組織イ
ンピーダンスを測定でき、これによって体内の脂肪量を
高い精度で測定できる体内脂肪測定装置を提供すること
を目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による体内脂肪測定
装置は、身体内の脂肪量を測定する体内脂肪測定装置に
おいて、(a)身体表面の複数箇所にそれぞれ1個また
は複数個接触される電極と、(b)前記電極に一定の電
流または電圧を印加する電源回路と、(c)前記電源回
路に接続する電極をそれら電極間に接触インピーダンス
と身体末端周辺組織インピーダンスとが存在するよう
に、またはそれら電極間に接触インピーダンスと身体末
端周辺組織インピーダンスと体内組織インピーダンスと
が存在するように切り替えて、前記接触インピーダンス
と身体末端周辺組織インピーダンスとが合成をなす値お
よび接触インピーダンスと身体末端周辺組織インピーダ
ンスと体内組織インピーダンスとが合成をなす値をそれ
ぞれ測定するインピーダンス測定手段と、(d)前記イ
ンピーダンス測定手段より得られる測定値に基づいて体
内組織インピーダンス値を演算する演算手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0022】本発明においては、電極が身体表面の複数
箇所にそれぞれ1個または複数個接触され、インピーダ
ンス測定手段によって接触インピーダンスと身体末端周
辺組織インピーダンスとが合成をなす値および接触イン
ピーダンスと身体末端周辺組織インピーダンスと体内組
織インピーダンスとが合成をなす値が測定される。これ
ら測定値を用いて、前記演算手段により体内組織インピ
ーダンス値のみが演算される。また、被験者の個人デー
タ(年齢,性別,身長など)が予め入力されており、前
記演算された体内組織インピーダンス値と前記個人デー
タとを用いて既知の方法にて体内脂肪量(体内脂肪率)
が算出される。
【0023】本発明によれば、前記電流または電圧を印
加する電極の組み合わせを変えてインピーダンス測定を
行うことにより、演算にて接触インピーダンスと身体末
端周辺組織インピーダンスとの影響を完全に除去するこ
とができるため、被験者の体内脂肪量を反映した精度の
高い体内組織インピーダンス値、更には最終的には体内
脂肪量を算出できるという効果を奏する。また、体内に
発生する電圧を測定するための電極および電圧測定回路
が不要となるため、装置構成を簡易化でき、コストダウ
ンを図ることができるという効果を奏する。
【0024】本発明において、前記電極は、測定したい
体内組織インピーダンスを挟む身体表面の一方と他方と
にそれぞれ一対ずつ接触されるとともに、それら一方お
よび他方における各対の電極が互いに近接され、前記イ
ンピーダンス測定手段によって前記一方または他方にお
ける各対の電極に電源回路が接続されてそれら電極間の
接触インピーダンスと身体末端周辺組織インピーダンス
とが合成をなす値が測定されるとともに、前記一方およ
び他方における各電極のうちの1個ずつに前記電源回路
が接続されてそれら電極間の接触インピーダンスと身体
末端周辺組織インピーダンスと体内組織インピーダンス
とが合成をなす値が測定され、それら測定値に基づいて
前記演算手段により体内組織インピーダンス値が演算さ
れるのが好ましい(請求項2に係る発明)。
【0025】本発明によれば、前述と同様に接触インピ
ーダンスと身体末端周辺組織インピーダンスとの影響を
完全に除去することができるため、被験者の体内脂肪量
を反映した精度の高い体内組織インピーダンス値を演算
できるとともに、装置構成を簡易化できるためコストダ
ウンを図ることができる。
【0026】本発明において、前記電極は、測定したい
体内組織インピーダンスを挟む身体表面の一方に2個、
他方に1個接触されるとともに、前記一方に接触される
2個の電極が互いに近接され、前記インピーダンス測定
手段によって前記一方における2個の電極に前記電源回
路が接続されてそれら電極間の接触インピーダンスと身
体末端周辺組織インピーダンスとが合成をなす値が測定
されるとともに、一方の電極のうちの1個と他方の電極
とに前記電源回路が接続されてそれら電極間の接触イン
ピーダンスと身体末端周辺組織インピーダンスと体内組
織インピーダンスとが合成をなす値が測定され、それら
測定値に基づいて前記演算手段により体内組織インピー
ダンス値が演算されるのが好ましい(請求項3に係る発
明)。
【0027】本発明によれば、従来の4端子法を用いた
体内脂肪測定装置に比較して必要な電極数を最小限に抑
えることができるとともに、接触インピーダンスと身体
末端周辺組織インピーダンスとの影響を完全に除去して
体内組織インピーダンス値を演算できるという効果を奏
する。
【0028】本発明において、前記電極は、両手両足部
周辺表面にそれぞれ1個ずつ接触され、前記インピーダ
ンス測定手段によって一方の手に接触される電極と一方
の足に接触される電極とに電源回路が接続されてそれら
電極間の接触インピーダンスと腕部組織インピーダンス
と脚部組織インピーダンスと内臓部組織インピーダンス
とが合成をなす値が測定され、また両手に接触される電
極に電源回路が接続されてそれら電極間の接触インピー
ダンスと腕部組織インピーダンスとが合成をなす値が測
定され、また両足に接触される電極に電源回路が接続さ
れてそれら電極間の接触インピーダンスと脚部組織イン
ピーダンスとが合成をなす値が測定され、それら測定値
に基づいて前記演算手段により内臓部組織インピーダン
ス値が演算されるのが好ましい(請求項4に係る発
明)。
【0029】本発明によれば、従来8個の電極が必要と
されていた内臓部組織インピーダンスの測定を4個の電
極で行うことができ、それに伴って配線,回路数を減ら
すことができるため、装置構成の簡易化およびコストダ
ウンを図ることができる。
【0030】本発明においては、さらに体重測定手段を
備えるのが好ましい(請求項5に係る発明)。このよう
に、前述のようにして演算される体内組織インピーダン
スを用いて体内脂肪量を演算する際に必要とされるデー
タである体重値を同時に測定可能となり、最終的に得ら
れる体内脂肪量の精度を向上することができるという効
果を奏する。
【0031】本発明においては、前記体重測定手段によ
る重量変化の過渡現象状態中に体重測定に並行して前記
インピーダンス測定手段による電極間のインピーダンス
の測定を行うのが好ましい(請求項6に係る発明)。こ
のようにすれば、被験者が電極に身体表面を接触させる
ようにして装置上に乗り込んだときには体重測定手段は
振動的な状態となるが、正確なインピーダンス測定は可
能な状態にあるため、正確な重量値が得られるまでにか
かる時間を利用してインピーダンス測定を行うことがで
きるので、測定にかかる時間を短縮して、体重値(重量
値)と体内脂肪量とを効率よく測定することができると
いう効果を奏する。
【0032】本発明においては、前記体重測定手段によ
る重量値の変動幅が大きく不安定状態にある場合には、
前記体重測定手段による体重測定に並行して前記インピ
ーダンス測定手段による電極間のインピーダンスの測定
を行うのが好ましい(請求項7に係る発明)。こうする
ことにより、体重測定手段による重量値の過渡状態が安
定するまでの時間を利用して、インピーダンス測定手段
によって電極間のインピーダンスの測定を行うことがで
きるため、インピーダンス測定に要するサイクル数が多
くても、言い換えればインピーダンス測定のために時間
が多くかかっても、体重値(重量値)と同時に体内脂肪
量を測定するのに時間的な影響がでることがない。
【0033】本発明においては、前記体重測定手段によ
る重量値の変動幅が小さく安定状態にある場合には、前
記インピーダンス測定手段による電極間のインピーダン
スの測定を中止するのが好ましい(請求項8に係る発
明)。通常、重量値が安定する頃には体内組織インピー
ダンスの演算に必要な測定値の取得は完了しており、重
量値が安定した時点で電極間のインピーダンスの測定を
中止して前記測定値に基づいて体内組織インピーダンス
の演算を行い、体重値と同時に体内脂肪量を出力するこ
とができる。このように、重量値が安定するまで電極間
のインピーダンスの測定を行い、最新の測定値を用いて
体内組織インピーダンスの演算を行うことができるた
め、最終的に得られる体内脂肪量の精度向上を図ること
ができる。
【0034】本発明においては、前記体重測定手段によ
る重量値の変動幅が小さく安定状態にある場合には、前
記インピーダンス測定手段による電極間のインピーダン
スの測定を中止して、体重測定のみを行うのが好ましい
(請求項9に係る発明)。このように継続的に体重測定
を行うことにより、常に重量値が安定状態にあるかまた
は不安定状態にあるかを検出することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明による体内脂肪計測
装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説
明する。
【0036】図1(a)には、本発明の第1実施例に係
る体内脂肪計測装置の体内組織インピーダンス測定回路
図が示されている。
【0037】本実施例の体内脂肪計測装置1において
は、上面に2対(4つ)の電極2A,2B,3A,3B
が配置されており、これら電極2A,2B,3A,3B
は1対ずつ被験者の両足で踏まれ、電極2A,3Aがそ
れぞれ各足のかかと側で踏まれ、電極2B,3Bがそれ
ぞれ各足の足先側で踏まれるようにされている。
【0038】図1(b)には、被験者がそれら電極2
A,2B,3A,3Bをそれぞれ踏んだ状態を説明する
図が示されている。被験者の両足が各電極2A,2B,
3A,3Bに触れると、それら両足と各電極2A,2
B,3A,3Bとの間にそれぞれ接触インピーダンスR
2A,R2B,R3A,R3Bが生じる。ここで、両足
のかかと側周辺組織インピーダンスをZ2A,Z3A
し、先端側周辺組織インピーダンスをZ2B,Z3B
している。なお、これらかかと側周辺組織インピーダン
スおよび先端側周辺組織インピーダンスが、本発明にお
ける身体末端周辺組織インピーダンスに相当する。ま
た、体内の脂肪量として測定したい両足間(足の末端部
周辺を除く)に存在する体内組織インピーダンスをZi
と表している。
【0039】前記電極2B,2A,3A,3Bは、それ
ぞれアナログスイッチ4(4a;4b,4c;4d,4
e;4f)を介して定電流回路(本発明における電源回
路に相当する)5に接続されている。この定電流回路5
は、非反転入力端子から電圧信号vが入力されて定電流
Iを出力する演算増幅器6と、この演算増幅器6の反転
入力端子に接続され、前記演算増幅器6から定電流Iが
出力されるように回路電流を制限する参照抵抗7とによ
り構成されている。なお、前記参照抵抗7は、前記定電
流Iを設定する安定な既知の値Rsを有している。
【0040】前記電極2A,3A,3Bは、それぞれア
ナログスイッチ4c,4e,4fを介して前記演算増幅
器6の出力端子に接続されている。また、電極2B,2
A,3Aは、それぞれアナログスイッチ4a,4b,4
dを介して前記演算増幅器6の反転入力端子に接続され
ている。さらに、前記演算増幅器6の出力端子は後述す
る演算制御装置8に接続されており、この演算制御装置
8内で前記演算増幅器6からの出力電圧V(V1〜V
4)が記憶され、それら出力電圧V(V1〜V4)に基
づいて体内組織インピーダンスZiが演算される。
【0041】図2には、前記演算制御装置8の具体的構
成を示すブロック図が示されている。この演算制御装置
8は、前記演算増幅器6の出力端子に接続されるととも
に、前記演算増幅器6から出力される交流電圧信号(数
10KHz)を直流化する整流回路9と、この整流回路
9に接続されて直流化された電圧信号を平滑化するロー
パスフィルタ10と、このローパスフィルタ10に接続
され、アナログ信号をデジタル化するA/D変換器11
と、このA/D変換器11からのデジタル信号を受ける
I/O回路12とを備え、このI/O回路12には各種
データに基づいて被験者の体内脂肪量を演算するCPU
13と、被験者の個人データ(年齢,身長,体重,性
別)を入力するためのキースイッチ14と、体内脂肪量
(体脂肪率)を表示する表示器15とが接続されて構成
されている。なお、前記CPU13には、各種データを
記憶するROM/RAMメモリ(以下、メモリとい
う。)16が接続されている。なお、本実施例の演算制
御装置8は本発明におけるインピーダンス測定手段に相
当し、本実施例のCPU13は本発明における演算手段
に相当する。
【0042】前記CPU13は、前記演算増幅器6から
出力される出力電圧V1〜V4に基づいて、体内組織イ
ンピーダンスZiを演算するとともに、この演算された
体内組織インピーダンスZiと前記キースイッチ14か
ら入力される個人データとに基づいて体内脂肪量(体脂
肪率)を演算する。また、前記CPU13は、前記アナ
ログスイッチ4a〜4fのON・OFF制御信号をI/
O回路12を通して、前記アナログスイッチ4a〜4f
に出力するように構成されている。
【0043】このように構成される体内脂肪測定装置1
においては、被験者の両足が前記電極2A,2B,3
A,3B上に置かれた状態で、前記CPU13の出力信
号により順次アナログスイッチ4a〜4fが切り替えら
れて演算増幅器6からの出力電圧V1〜V4が演算制御
装置8に入力される。以下に、アナログスイッチ4a〜
4fのON・OFF制御および出力電圧V1〜V4につ
いて説明する。 (1)アナログスイッチ4e,4bのみをON状態にし
て、演算増幅器6の出力電圧V1を測定することによっ
て、次式が得られる。 (R3A+Z3A+Zi+Z2A+R2A+Rs)・I=V1…式1 (2)アナログスイッチ4f,4aのみをON状態にし
て、演算増幅器6の出力電圧V2を測定することによっ
て、次式が得られる。 (R3B+Z3B+Zi+Z2B+R2B+Rs)・I=V2…式2 (3)アナログスイッチ4f,4dのみをON状態にし
て、演算増幅器6の出力電圧V3を測定することによっ
て、次式が得られる。 (R3B+Z3B+Z3A+R3B+Rs)・I=V3…式3 (4)アナログスイッチ4c,4aのみをON状態にし
て、演算増幅器6の出力電圧V4を測定することによっ
て、次式が得られる。 (R2A+Z2A+Z2B+R2B+Rs)・I=V4…式4
【0044】これら測定された出力電圧V1,V2,V
3,V4は、それぞれ一旦演算制御装置8内のメモリ1
6に記憶されるとともに、前記CPU13にてそれら測
定電圧V1,V2,V3,V4を用いて、体内組織イン
ピーダンスZiの演算が行われる。すなわち、上記式1
〜4を用いて、式1+式2−(式3+式4)が演算され
る。なお、定電流Iの値は、I=v/Rsで表される。
したがって、定電流Iの通電ルートが体内を通過する場
合と足の裏面の電極間を経由するルートの場合とで殆ど
電流が通過する足の末端部の組織内容が変わらないと考
えられるので、(式1のZ3A)≒(式3のZ3A)、
(式2のZ3B)≒(式3のZ3B)、(式1の
2A)≒(式4のZ2A)、(式2のZ2B)≒(式
4のZ2B)が成り立つとすれば、 2Zi・I=V1+V2−(V3+V4) 故に、 Zi={V1+V2−(V3+V4)}/2I の如く演算して、接触インピーダンスおよび身体末端間
のインピーダンスから身体末端部の組織インピーダンス
を除いた体内組織インピーダンスZiのみを求めること
ができる。
【0045】続いて、前記CPU13内で前記体内組織
インピーダンスZiおよび予め入力された個人データに
基づいて、既知の演算方法で体内の脂肪量(体脂肪率)
が求められる。こうして、得られた体内の脂肪量(体脂
肪率)が前記I/O回路12を経て表示器15に表示さ
れ、被験者に伝達される。
【0046】本実施例によれば、接触インピーダンスR
2A,R2B,R3A,R3Bおよび身体末端周辺組織
インピーダンスZ2A,Z3A,Z2B,Z3Bを除い
て、安定した正確な体内組織インピーダンスZiのみが
求められるため、最終的に精度の高い体内の脂肪量(体
脂肪率)を測定できるという効果を奏する。
【0047】また、本実施例によれば、演算増幅器6の
出力電圧V1〜V4に基づいて体内組織インピーダンス
Ziが求められるため、従来必要とされている電圧測定
回路が不必要となり、装置構成を簡易化することがで
き、コストダウンを図ることができるという効果を奏す
る。
【0048】本実施例において、前記演算制御装置8は
体内の脂肪量のみを測定可能な構成とされているが、前
記ローパスフィルタ10−A/D変換器11間にアナロ
グスイッチ17aを設け、このアナログスイッチ17a
の後段にアナログスイッチ17bを介して体重測定回路
(本発明における体重測定手段に相当する。)18を連
結し、体内脂肪量と同時に体重を測定可能な構成にされ
ていてもよい。なお、この場合は、キースイッチ14に
より個人データとして体重値を入力する必要がない。
【0049】図3には、前記体重測定回路18を付加し
た演算制御装置8’内のブロック図が示されている。な
お、この体重測定回路18は、重量センサ(本実施例で
はロードセル)19Aと、演算増幅器19Bと、体重測
定用ローパスフィルタ19Cとにより構成されている。
すなわち、重量センサ19Aの出力信号が、演算増幅器
19Bで増幅されて、体重測定用ローパスフィルタ19
Cを通って平滑化され、前記A/D変換器11,I/O
回路12を経てCPU13に入力される。なお、前記C
PU13には、重量値が安定状態にあると判断するため
の重量変化量境界値Wa,重量値が不安定状態にあると
判断するための重量変化量境界値Wb(但し、Wb>W
aに設定する)および体脂肪率を表示するための最低重
量値Wcがそれぞれ設定されている。
【0050】図4には、前記演算制御装置8’による体
脂肪と体重との測定シーケンスの一例を説明する説明図
が示されている。この測定シーケンスに基づいて前記演
算制御装置8’内のCPU13において表示器15,A
/D変換器11および各アナログスイッチ17a,17
b,4a〜4fのON・OFF制御が行われる。なお、
この測定シーケンスは、上段から順に表示器15に表示
される内容、A/D変換器11のサンプリング周期、ア
ナログスイッチ17b,17a,4a〜4fのON状態
をそれぞれ表している。
【0051】図4中符号W(W〜W)は、A/D変
換器11が重量信号をサンプリングしている周期を表し
ている。また、符号I(I〜I)は、A/D変換器
11が前記演算増幅器6からの出力電圧信号(V1〜V
4)をサンプリングしている周期を表している。
【0052】前記重量センサ19Aの出力信号(アナロ
グ重量値)は、前記増幅器19Bおよび体重用ローパス
フィルタ19Cを経てA/D変換されI/O回路12へ
入力されるが、新たに順次入力される重量値と以前に入
力した重量値との差を比較し、重量値の安定判定が並行
して行われる。安定判定のための重量データ例として、
連続的なある個数分の入力データの平均値同士の比較で
あっても単一の入力データ同士の比較であってもよい
が、最新重量値と1つ前の重量値の差が前記重量変化量
境界値Waより小さければ重量値が安定状態であると判
定される。また、重量値が前記最低重量値Wcより小さ
いときは、体重計測をしていないとしてインピーダンス
測定すなわち体脂肪測定は行わないとする。
【0053】前記各電極2A,2B,3A,3B上に足
を置くように、体内脂肪測定装置1上に被験者が乗り込
むと、体重負荷によって重量センサ19Aから出力され
る値は大きく変化し、体重も体脂肪量も測定可能な状態
と判定される。ここで、前述の安定判別の動作におい
て、最新重量値と1つ前の重量値の差が重量変化量境界
値Wbより大きいときは、不安定の状態が判別され、被
験者が装置1上に乗り込んだとみなして次のように体重
とともに体内組織インピーダンスZiの測定が行われ
る。なお、前述のようにWb>Waと設定することによ
り、判定境界点付近の重量値によって測定モードが振動
的に変化しないようにされている。また、被験者が装置
1上から降りたとき、および装置1上で動いたときも同
じく不安定の状態が判別され、体脂肪量の測定のための
体内組織インピーダンス測定が作動する。
【0054】前記装置1上に被験者が乗り込んで、1回
目の前記A/D変換器11によるサンプリング周期W
に得られた重量値と2回目のサンプリング周期Wに得
られた重量値とを比較して、重量値の変化が重量変化量
境界値Wbより大きいとされ、不安定状態が判定された
場合、3回目のA/D変換器11によるサンプリング周
期W終了後(A/D変換動作終了後)にアナログスイ
ッチ4e,4bのみをON状態にして、さらに4回目の
A/D変換器11によるサンプリング周期W終了時に
前記アナログスイッチ17bをOFF状態にするととも
にアナログスイッチ17aをON状態にして体内組織イ
ンピーダンス測定すなわち体内組織インピーダンスのサ
ンプリング周期Iが開始され、前記A/D変換器11
によって演算増幅器6からの出力電圧信号V1がA/D
変換される。なお、前記A/D変換器11によるサンプ
リング周期Iの少し手前のタイミングで、前記出力電
圧信号V1をローパスフィルタ10に入力して信号を平
滑化させておき、さらに時間がサンプリング周期I
接近したところで、前記アナログスイッチ17aをON
状態にして前記信号をA/D変換させることにより安定
なインピーダンス信号を演算回路へ取り込むようにして
いる。また、前記サンプリング周期Iにて変換された
出力電圧信号V1は、I/O回路12を経て前記メモリ
16に記憶される。
【0055】続いて、前記サンプリング周期Iの終了
後、再びアナログスイッチ17bがON状態(アナログ
スイッチ17aはOFF状態)にされて体重測定回路1
8が前記A/D変換器11に接続されるとともに、前記
アナログスイッチ4f,4aのみをON状態にして、前
記演算増幅器6からの出力電圧信号V2をローパスフィ
ルタ10に与えて平滑化させておく。一方、前記体重測
定回路18の重量センサ19Aからの重量信号が継続的
に体重測定用ローパスフィルタ19Cに入力され、A/
D変換器11によるサンプリング周期WにA/D変換
される。
【0056】前記A/D変換器11による重量信号のサ
ンプリング周期W終了後、前記アナログスイッチ17
aがON状態(アナログスイッチ17bはOFF状態)
にされて体内組織インピーダンスのサンプリング周期I
が開始され、前記ローパスフィルタ10にて平滑化さ
れた出力電圧信号V2がA/D変換される。こうして、
前記サンプリング周期Iにて変換された出力電圧信号
V2は、I/O回路12を経て前記メモリ16に記憶さ
れる。
【0057】また、前記サンプリング周期Iの終了
後、再びアナログスイッチ17bがON状態(アナログ
スイッチ17aはOFF状態)にされて体重測定回路1
8が前記A/D変換器11に接続されるとともに、前記
アナログスイッチ4f,4dのみをON状態にして、前
記演算増幅器6からの出力電圧信号V3をローパスフィ
ルタ10に与えて平滑化させておく。一方、前記体重測
定回路18の重量センサ19Aからの重量信号が継続的
に体重測定用ローパスフィルタ19Cに入力され、A/
D変換器11によるサンプリング周期WにA/D変換
される。
【0058】前記A/D変換器11による重量信号のサ
ンプリング周期W終了後、前記アナログスイッチ17
aがON状態(アナログスイッチ17bはOFF状態)
にされて体内組織インピーダンスのサンプリング周期I
が開始され、前記ローパスフィルタ10にて平滑にさ
れた出力電圧信号V3がA/D変換される。こうして、
前記サンプリング周期Iにて変換された出力電圧信号
V3は、I/O回路12を経て前記メモリ16に記憶さ
れる。
【0059】続いて、前記サンプリング周期Iの終了
後、再びアナログスイッチ17bがON状態(アナログ
スイッチ17aはOFF状態)にされて体重測定回路1
8が前記A/D変換器11に接続されるとともに、前記
アナログスイッチ4c,4aのみをON状態にして、前
記演算増幅器6からの出力電圧信号V4をローパスフィ
ルタ10に与えて平滑させておく。一方、前記体重測定
回路18の重量センサ19Aからの重量信号が継続的に
体重測定用ローパスフィルタ19Cに入力され、A/D
変換器11によるサンプリング周期WにA/D変換さ
れる。
【0060】前記A/D変換器11による重量信号のサ
ンプリング周期W終了後、前記アナログスイッチ17
aがON状態(アナログスイッチ17bはOFF状態)
にされて体内組織インピーダンスのサンプリング周期I
が開始され、前記ローパスフィルタ10にて平滑され
た出力電圧信号V4がA/D変換される。前記サンプリ
ング周期Iにて変換された出力電圧信号V4は、I/
O回路12を経て前記メモリ16に記憶される。こうし
て、体内組織インピーダンスZiを演算するに必要な出
力電圧(V1〜V4)がメモリ16に記憶される。
【0061】また、前記重量信号のサンプリング周期W
〜Wの終了後には、それぞれ重量値の安定判定が行
われており、前述のように体内組織インピーダンスZi
を演算するに必要な出力電圧(V1〜V4)がメモリ1
6に記憶されても、重量値が不安定状態(得られた重量
値の変化量が重量変化量境界値Wbより大きい状態)で
あれば、引き続き前記アナログスイッチ17a,17b
を交互に切り替えて重量測定と体内組織インピーダンス
測定とが行われる。
【0062】前記サンプリング周期I終了後に行われ
た重量信号のサンプリング周期Wにて得られた重量値
とその前のサンプリング周期Wにて得られた重量値と
の変化量が重量変化量境界値Wbより大きい状態すなわ
ち重量値が不安定な状態と判定され、再び体内組織イン
ピーダンス測定に切り替えられてインピーダンスのサン
プリング周期I’が開始される。このサンプリング周
期I’にて、前記演算増幅器6からの出力電圧信号V
1がA/D変換されて、前記メモリ16内に記憶される
とともに、先に前記メモリ16に記憶させている出力電
圧信号V1を更新する。そのサンプリング周期I’の
終了後に行われた重量信号のサンプリング周期Wにて
得られた重量値と前記サンプリング周期Wにて得られ
た重量値との変化量は前記重量変化量境界値Waより小
さい状態すなわち重量値が安定状態と判定されたため、
体内組織インピーダンス測定が中断される。前記重量値
の安定判定が行われると、前記CPU13にてメモリ1
6に記憶された出力信号V1〜V4を用いて体内組織イ
ンピーダンスZiが演算されるとともに、この体内組織
インピーダンスZiと個人データとを用いて体内脂肪量
(体脂肪量)が演算される。
【0063】このように重量値が安定状態であると判定
され、しかも重量値が最低重量値Wcより大きい場合
は、一定時間経過まで重量値(体重測定値)が表示器1
5に表示され、その一定時間経過後前記CPU13にて
演算された体脂肪量(体脂肪率)が表示器15に表示さ
れ、さらに前記一定時間経過後再び重量値が表示器15
に表示される。それ以降は、重量値の安定が判定されて
いる状態が続く限り、前記一定時間経過毎に重量値と体
脂肪量との表示が繰り返される。また、重量値の安定が
判定されている状態では、継続的に重量値の測定のみが
実行され、常に安定判定が実施されている。なお、重量
値の安定が判定される前は、過渡状態にある重量値を逐
次変化する様子を被験者に知らせる必要があるため、前
記サンプリング周期W〜Wに得られた重量値を表示
器15にて表示させている。
【0064】また、被験者が装置1上から降りるなどし
て重量値の不安定状態が判定されると、再び重量値の測
定と体内組織インピーダンスの測定とが交互に繰り返さ
れるが、安定状態が判定されても重量値が最低重量値W
c未満となっているため、前記表示器15には重量値の
みが表示される。一方、被験者が装置1上で動くなどし
て重量値の不安定状態が判定された場合には、再び安定
状態が判定されると重量値は最低重量値Wcより大きい
ため、前記表示器15には重量値と体脂肪量とが交互に
表示される。
【0065】前記測定シーケンスでは、前記演算増幅器
6からの出力電圧信号V1〜V4を一通りメモリ16に
記憶させれば、重量値の安定状態が判定された時点で体
内組織インピーダンスの測定が中断されているが、安定
状態の判定後に未だ一通り(V1〜V4)の記憶が完了
していない場合は一通りの出力電圧信号V1〜V4を前
記メモリ16に記憶させてから中断させる。
【0066】このような測定シーケンスによれば、被験
者が装置1上面の電極2A,2B,3A,3B上に足を
置いて乗り込んだとき、重量値が振動的な状態から正確
な重量値が取得できる安定な状態に至るにはある程度長
い時間がかかるが、被験者の足は電極2A,2B,3
A,3B上に固定されており正確な体内組織インピーダ
ンス測定が可能な状態にあるため、この時間差を利用し
て体重測定と同時に体内組織インピーダンス測定を実行
することができる。したがって、重量値が安定するころ
には体内組織インピーダンスZiを演算可能な状態にさ
れているため、体内組織インピーダンスZiの演算に要
するサイクル数が多くても、最終的に重量値の測定と体
内脂肪量との測定に時間的な影響がでることはない。ま
た、重量値の安定後すなわち重量値の変化量が重量変化
量境界値Wa以内の領域に入ると正確な重量値を表示
し、できるだけ重量値のちらつきを少なくするための平
均演算などのフィルタリング演算にはできるだけ短時間
間隔で多くの重量データを必要とするために重量測定の
みを毎回実施するようにされている。
【0067】次に、第2実施例に係る体内脂肪計測装置
20について説明する。第2実施例の体内脂肪測定装置
20は、体内組織インピーダンス測定回路の構成が異な
る以外は、基本的に第1実施例と異なるところがない。
したがって、体内組織インピーダンス測定回路21につ
いてのみ説明し、その他の共通する部分の詳細な説明は
省略することとする。
【0068】図5(a)には、本実施例に係る体内組織
インピーダンス測定回路21の回路図が示されている。
この体内脂肪測定装置20においては、上面に3つの電
極22A,22B,23Aが設けられており、被験者の
一方の足で電極22A,22Bが踏まれ、他方の足で2
3Aが踏まれるようにされており、前記電極22A,2
3Aがそれぞれかかと側で踏まれ、前記電極22Bが足
先側で踏まれるように構成されている。
【0069】また、図5(b)には、被験者が電極22
A,22B,23Aをそれぞれ踏んだ状態を説明する図
が示されている。被験者の両足と各電極22A,22
B,23Aとの間には、それぞれ接触インピーダンスR
22A,R22B,R23Aが生じるとともに、足裏の
周辺の身体末端周辺組織インピーダンスZ22A,Z
2B,Z23Aが生じている。なお、図において測定し
たい両足間に存在する体内組織インピーダンスをZiと
表している。
【0070】前記電極22B,22A,23Aは、それ
ぞれアナログスイッチ24(24a,24b,24c)
を介して定電流回路25に接続されている。この定電流
回路25は、第1実施例と同様、非反転入力端子から電
圧信号vが入力されて定電流Iを出力する演算増幅器2
6と、この演算増幅器26の反転入力端子に接続され、
前記演算増幅器26から定電流Iが出力されるように回
路電流を制限する参照抵抗27とにより構成されてい
る。なお、前記参照抵抗27は、前記定電流Iを設定す
る安定な既知の値Rsを有している。
【0071】前記電極22A,23Aは、前記アナログ
スイッチ24b,24cをそれぞれ介して前記演算増幅
器26の出力端子に接続されており、前記電極22B
は、前記アナログスイッチ24aを介して前記演算増幅
器26の反転入力端子に接続されている。また、前記演
算増幅器26の出力端子は、前記演算制御装置8に接続
されている。
【0072】このように構成されている体内組織インピ
ーダンス測定装置21を有する体内脂肪測定装置20に
おいては、被験者の両足が前記電極22A,22B,2
3A上に置かれた状態で、前記演算制御装置8のCPU
13の出力信号により順次アナログスイッチ24a〜2
4cが切り替えられて演算増幅器26からの出力電圧V
5,V6が演算制御装置8に入力される。以下に、アナ
ログスイッチ24a〜24cのON・OFF制御および
出力電圧V5,V6について説明する。 (5)アナログスイッチ24a,24cのみをON状態
にして、演算増幅器26の出力電圧V5を測定すること
によって、次式が得られる。 (R23A+Z23A+Zi+Z22A+R22A+Rs)・I=V5…式5 (6)アナログスイッチ24a,24bのみをON状態
にして、演算増幅器26の出力電圧V6を測定すること
によって、次式が得られる。 (R22A+Z22A+Z22B+R22B+Rs)・I=V6…式6
【0073】これら測定された出力電圧V5,V6は、
それぞれ一旦演算制御装置8内のメモリ16に記憶され
るとともに、前記CPU13にてそれら測定電圧V5,
V6を用いて体内組織インピーダンスZiの演算が行わ
れる。すなわち、上記式5,式6を用いて式5−式6が
演算される。なお、前記定電流Iは、I=v/Rsで表
される。したがって、接触インピーダンスR22A≒R
23Aが成り立ち、左足と右足とまた電流の通電ルート
が体内を経由する場合と足裏の電極間を経由するルート
の場合とで殆ど電流が通過する組織内容は変わらないと
考えられるので、(式5のZ23A)≒(式6のZ
22A)、(式5のZ22B)≒(式6のZ 22B)が
成り立つとすれば、 Zi・I=V5−V6 故に、 Zi=(V5−V6)/I の如く演算して、体内組織インピーダンスZiを求める
ことができる。
【0074】次いで、前記CPU13内で前記体内組織
インピーダンスZiおよび予め入力された個人データに
基づいて、既知の演算方法で体内の脂肪量(体脂肪率)
が求められる。こうして、得られた体内の脂肪量(体脂
肪率)が前記I/O回路12を経て表示器15に表示さ
れ、被験者に伝達される。
【0075】なお、前記体内組織インピーダンスZiの
誤差要因として、実際に測定したときのR22AとR
23Aとの値の差,式5のZ23Aと式6のZ22A
の値の差および式5のZ22Bと式6のZ22Bとの値
の差が挙げられるが、前記R 2AとR23Aとについ
ては電極22A,23Aを大きくすること、前記Z23
とZ22A、Z22BとZ22Bについてそれぞれの
値および値の差は、殆ど通電ルートが変わらないことを
考えると、その差は知りたい身体内のインピーダンスに
比べて小さく、実用上無視できると考えられる。したが
って、前述のように演算することにより、接触インピー
ダンスおよび身体末端周辺組織インピーダンスの影響の
ない体内組織インピーダンスを求めることができる。
【0076】本実施例によれば、第1実施例とほぼ同等
の効果を得ることができるとともに、測定時の短時間の
測定対象とする体表面の条件はほぼ同じと考えられるの
で、各箇所の接触インピーダンスの値および身体末端周
辺組織インピーダンスの値がそれぞれ等しいとみなし、
代表的な1箇所のみに1対の電極22A,22Bを設
け、他の箇所は1箇所につき1つずつの電極23Aを配
置することで、体内のインピーダンス測定が可能となる
ので、電極数を削減でき、それに伴って装置構成をより
簡略化でき、コストダウンを図ることができるという効
果を奏する。
【0077】また、本実施例を用いて、例えば胴の横断
面のインピーダンス測定に適用する際には、電極数の削
減にともない電極装着の手間を省略することも可能とな
る。すなわち、1対の電極が用いられている箇所にて前
記式6で表す測定を行い、他のn個の箇所にて式5で表
す測定を行う。各箇所の接触インピーダンスおよび身体
末端周辺組織インピーダンスが等しいとすれば、各箇所
での測定により得られた式5から式6を引くことによ
り、n箇所のインピーダンスを求めることができる。
【0078】次に、第3実施例に係る体内脂肪測定装置
30について説明する。本実施例の体内脂肪測定装置3
0は、体内組織インピーダンス測定回路の構成が異なる
以外は、基本的に第1実施例と異なるところがない。し
たがって、体内組織インピーダンス測定回路31につい
てのみ説明し、その他の共通する部分の詳細な説明は省
略することとする。図6には、本実施例に係る体内組織
インピーダンス測定回路31の回路図が示されている。
【0079】本実施例の体内脂肪測定装置30において
は、上面に3つの電極32A,32B,33Aが設けら
れており、被験者の一方の足で前記電極32A,32B
が踏まれ、他方の足で33Aが踏まれるようにされてお
り、前記電極32A,33Aはそれぞれかかと側で踏ま
れ、前記電極32Bが足先側で踏まれるように構成され
ている。
【0080】また、被験者の両足と各電極32A,32
B,33Aとの間には、それぞれ接触インピーダンスR
32A,R32B,R33Aが生じるとともに、足裏の
周辺に多く存在する身体末端周辺組織インピーダンスZ
32A,Z32B,Z33Aが生じている。なお、図6
において測定したい両足間に存在する体内組織インピー
ダンスをZiと表している。
【0081】前記電極32A,33Aは、それぞれアナ
ログスイッチ34b,34cを介して一定電圧Vを供給
する電圧源(本発明における電源回路に相当する。)3
5に接続されており、前記電極32Bはアナログスイッ
チ34aを介して演算増幅器36の非反転端子に連結さ
れる参照抵抗(Rs)37に接続されている。また、前
記演算増幅器36の出力端子は、演算制御装置8に接続
されている。
【0082】このように構成される体内組織インピーダ
ンス測定回路31を備える体内脂肪計測装置30におい
ては、被験者の両足が前記電極32A,32B,33A
上に置かれた状態で、前記演算制御装置8のCPU13
の出力信号により順次アナログスイッチ34a〜34c
が切り替えられて演算増幅器36からの出力信号が演算
制御装置8に入力される。以下に、アナログスイッチ3
4a〜34cのON・OFF制御および出力電圧V5,
V6について説明する。 (7)アナログスイッチ34a,34cのみをON状態
にする。このとき、回路に流れる電流をIa,参照抵抗
37の両端に発生する電圧をVaとすると、次式が成り
立つ。 (R33A+Z33A+Zi+Z32A+R32A+R
s)・Ia=V ここで、Ia=Va/Rsより、上記式は次式のように
書き換えられる。 R33A+Z33A+Zi+Z32A+R32A=(V−Va)/Ia={(V −Va)/Va}・Rs=L1…式7 (8)アナログスイッチ34a,34bのみをON状態
にする。このとき、回路に流れる電流をIb,参照抵抗
37の両端に発生する電圧をVbとすると、次式が成り
立つ。 (R32B+Z32B+Z32A+R32A+Rs)・
Ib=V ここでIb=Vb/Rsより、上記式は次式のように書
き換えられる。 R32B+Z32B+Z32A+R32A=(V−Vb)/Ib={(V−Vb )/Vb}・Rs=L2…式8
【0083】前述と同様に接触インピーダンスR32A
≒R33Aが成り立ち、左足と右足とで、また電流の通
電ルートが体内を経由する場合と足裏の電極間を経由す
るルートの場合とで、殆ど電流が通過する組織内容は変
わらないと考えられるので、(式7のZ33A)≒(式
8のZ32A)、(式7のZ32B)≒(式8のZ
2B)が成り立つとすれば、式7−式8が演算されて、
体内組織インピーダンスZiは、Zi=L1−L2の如
く求めることができる。
【0084】本実施例によれば、前述と略同等の効果を
得ることができる。さらに、例えば、接触インピーダン
スが高いなど、第1および第2実施例の定電流回路を構
成する演算増幅器が飽和してしまい適用できない場合に
特に有効である。
【0085】本実施例においては、3つの電極32A,
32B,33Aが設けられて、それら電極が体内組織イ
ンピーダンス測定回路31に連結されて構成されている
が、これに限らず、4つの電極が設けられ、それら電極
がそれぞれ6つのアナログスイッチを介して定電圧が印
加される体内組織インピーダンス測定回路に連結されて
いてもよい。この場合のアナログスイッチのON・OF
F制御は、前記第1実施例と略同様であり、この場合に
も、前記式7,式8に基づいて体内組織インピーダンス
Ziを演算することができる。
【0086】次に、第4実施例の体内脂肪測定装置40
について説明する。図7には、本実施例に係る体内脂肪
測定装置の体内組織(内臓部組織)インピーダンス測定
回路図(a)および体内の組織インピーダンスを説明す
る説明図(b)が示されている。本実施例の体内脂肪測
定装置40は、被験者の両足をそれぞれ上に乗せる電極
41A,41Bと、被験者の両手にそれぞれ把握される
電極41C,41Dを備えており、前記電極41D,4
1C,41A,41Bは、それぞれアナログスイッチ4
3(43a,43b,43c,43d,43e,43
f)を介して前記第1実施例と同一構成の定電流回路4
4に接続されている。この定電流回路44を構成する演
算増幅器45の出力端子は演算制御装置8にされてい
る。なお、この演算制御装置8は、第1実施例と同一構
成であるため同一符号を用いて説明するに留めてその詳
細な説明を省略する。
【0087】前記電極41C,41A,41Bは、それ
ぞれアナログスイッチ43c,43e,43fを介して
前記演算増幅器45の出力端子に接続されている。ま
た、前記電極41D,41C,41Aは、それぞれアナ
ログスイッチ43a,43b,43dを介して前記演算
増幅器45の反転入力端子に接続されている。また、前
記演算増幅器45の反転出力端子は、この演算増幅器4
5から定電流Iが出力されるように回路電流を制限する
参照抵抗46に接続されている。なお、前記参照抵抗4
6は、前記定電流Iを設定する安定な既知の値Rsを有
している。
【0088】次に、被験者の体内組織インピーダンスに
ついて説明する。本実施例においては、前記電極41
A,41B,41C,41Dがそれぞれ被験者の両手両
足に接触するようにされるため、前記被験者の両手両足
と各電極41A,41B,41C,41Dとの間には、
それぞれ接触インピーダンスR41A,R41B,R
1C,R41Dが生じるとともに、右足,左足,右腕,
左腕の各身体組織インピーダンスZ41A,Z41B
41C,Z41Dが生じている。ここで、図において
測定したい内臓部の組織インピーダンスすなわち内臓部
組織インピーダンスをZjで表している。
【0089】このように構成される体内脂肪測定装置4
0においては、被験者の右足および左足がそれぞれ前記
電極41A,41B上に置かれるとともに、前記電極4
1C,41Dがそれぞれ右手および左手で把持された状
態で、前記CPU13によるアナログスイッチ43a,
43b,43c,43d,43e,43fのON・OF
F制御により順次切り替えられて演算増幅器45からの
出力電圧V9〜V12が演算制御装置8に入力される。
以下に、アナログスイッチ43a〜43fのON・OF
F制御および出力電圧V9〜V12について説明する。 (9)アナログスイッチ43b,43eのみをON状態
にして、演算増幅器45の出力電圧V9を測定すること
によって、次式が得られる。 (R41A+Z41A+Zj+Z41C+R41C+Rs)・I=V9…式9 (10)アナログスイッチ43a,43fのみをON状
態にして、演算増幅器45の出力電圧V10を測定する
ことによって、次式が得られる。 (R41B+Z41B+Zj+Z41D+R41D+Rs)・I=V10…式1 0 (11)アナログスイッチ43a,43cのみをON状
態にして、演算増幅器45の出力電圧V11を測定する
ことによって、次式が得られる。 (R41C+Z41C+Z41D+R41D+Rs)・I=V11…式11 (12)アナログスイッチ43d,43fのみをON状
態にして、演算増幅器45の出力電圧V12を測定する
ことによって、次式が得られる。 (R41B+Z41B+Z41A+R41A+Rs)・I=V12…式12
【0090】これら測定された出力電圧V9〜V12
は、それぞれ一旦演算制御装置8内のメモリ16に記憶
されるとともに、前記CPU13にてそれら測定電圧V
9〜V11を用いて、内臓部組織インピーダンスZjの
演算が行われる。すなわち、上記式9〜式12を用い
て、式9+式10−{式11+式12}が演算される
と、接触インピーダンスがキャンセルされて、次式が成
り立つ。 2Zj・I=V9+V10−(V11+V12) 故に Zj={V9+V10−(V11+V12)/2I として、内臓部組織インピーダンスZjが求められる。
なお、定電流値Iは、I=v/Rsで表される。
【0091】続いて、前記CPU13内で前記内臓部組
織インピーダンスZjおよび予め入力された個人データ
に基づいて既知の演算方法で内臓部の脂肪量が求められ
る。こうして測定された内臓部の脂肪量は、前記I/O
回路12を経て表示器15に表示され被験者に伝達され
る。
【0092】本実施例によれば、両手両足の4つの測定
箇所にそれぞれ1つずつの電極を配置させることによ
り、接触インピーダンスおよび第1実施例に比べて手足
全体を含む身体末端周辺組織インピーダンスを除いた内
臓部組織インピーダンスを測定でき、安定した正確な内
臓部の脂肪量を計測することができる。したがって、内
臓部組織インピーダンス測定に必要な電極数を削減で
き、それに伴って配線,回路数を減少させることができ
るため、装置構成を簡易にできるという効果を奏する。
また、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0093】本実施例においては、アナログスイッチの
切り替えによる4回の測定(出力電圧V9〜V12)に
基づいて内臓部組織インピーダンスZjが演算されてい
るが、左右の手の接触インピーダンスR41C,R
41Dおよび左右の腕の組織インピーダンスZ41C
41Dがそれぞれ等しく、また左右の足の接触インピ
ーダンスR41A,R41Bおよび左右の足の組織イン
ピーダンスZ41A,Z 1Bがそれぞれ等しいとする
と、 式11は、2・(R41C+Z41C)=(V11−Rs・I)/I…式11’ 式12は、2・(R41A+Z41A)=(V12−Rs・I)/I…式12’ となるから、内臓部組織インピーダンスZj=式9−
{式11’+式12’}/2により、アナログスイッチ
の切り替えによる3回の測定(出力電圧V9,V11,
V12)に基づいて演算することができる。また、例え
ばアナログスイッチ43f,43bのみをON状態にし
て、被験者の身体を斜めに電流を通して内臓部組織イン
ピーダンスZjを求めることも可能である。
【0094】また、本実施例においては、演算制御装置
8内に第1実施例と同様に体重測定回路18を切り替え
可能に備え、内臓脂肪量の測定と同時に体重測定が行え
るように構成されていてもよい。この場合は、第1実施
例の測定シーケンスを適用させて、重量値が安定状態に
至るまでの時間を用いて内臓部組織インピーダンスZj
を測定することも可能である。
【0095】前記各実施例においては、体重信号(重量
信号)とインピーダンス信号(出力電圧信号V1〜V
4)がそれぞれ同一のA/D変換器11にてデジタル化
されているが、これに限らず、例えば体内組織インピー
ダンス測定回路用A/D変換器と体重測定回路用A/D
変換器とを設け、それぞれのA/D変換器を用いて各信
号をデジタル化するようにしてもよい。
【0096】前記各実施例においては、体重値(重量
値)と体内脂肪量(体脂肪率)とが1つの表示器15に
一定時間毎に交互に表示するようにされているが、これ
に限らず、体重値と体内脂肪量とを互いに異なる表示器
にそれぞれ表示させてもよく、1つの表示器にキースイ
ッチにて選択して表示させるようにしてもよい。
【0097】前記第1〜第3実施例においては、電極を
両足裏に接触させて体内組織インピーダンスZiを測定
することを説明したが、図8に示されるように電極(2
A’,2B’,3A’,3B’)を両手指間に接触させ
ても同様にして体内インピーダンスZiのみを測定する
ことが可能である。また、この場合は、測定経路に大き
いインピーダンス値を有する関節を多く含むが身体末端
組織インピーダンスが除去されるため、体内脂肪量を高
い精度で得られるという効果を奏する。
【0098】前記第1〜第3実施例において、体重測定
用回路18を備える場合は、前記各電極を体重測定面に
設けるのが好ましく、一部の電極を手や指に触れること
のできる部分または握ることのできる部分に設け、残り
の電極を体重測定面に設けてもよい。一方、体重測定用
回路18を備えない場合や体重測定部と体脂肪測定部と
が分離される場合には、前記各電極を手や指に触れるこ
とのできる部分または握ることのできる部分に設けても
よく、一部の電極を手や指に触れることのできる部分ま
たは握ることのできる部分に設け、残りの電極を体重測
定面に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係る体内脂肪計
測装置の体内組織インピーダンス測定回路図(a)およ
び被験者が電極を踏んだ状態を説明する図(b)であ
る。
【図2】図2は、第1実施例における演算制御装置のブ
ロック図である。
【図3】図3は、体重測定回路を付加した演算制御装置
のブロック図である。
【図4】図4は、体脂肪と体重との測定シーケンスの一
例を説明する説明図である。
【図5】図5は、第2実施例に係る体内脂肪測定装置の
体内組織インピーダンス測定回路図(a)および被験者
が電極を踏んだ状態を説明する説明図(b)である。
【図6】図6は、第3実施例に係る体内脂肪測定装置の
体内組織インピーダンス測定回路図である。
【図7】図7は、第4実施例に係る体内脂肪測定装置の
体内組織インピーダンス測定回路図(a)および体内の
組織インピーダンスを説明する説明図(b)である。
【図8】図8は、第1〜第3実施例の別態様を説明する
説明図である。
【図9】図9は、従来の体内脂肪測定装置おける体内組
織インピーダンスの測定原理図(a)およびその測定原
理を説明する回路図(b)である。
【図10】図10は、従来の体内脂肪測定装置おける体
内組織インピーダンスの測定原理図(a)およびその測
定原理を説明する回路図(b)である。
【図11】図11は、従来の体内脂肪測定装置における
内臓部組織インピーダンスの測定原理図である。
【符号の説明】
1,20,30,40 体内脂肪測定装置 2A,2B,3A,3B 電極 4a,4b,4c,4d,4e,4f アナログスイッ
チ 5,25,44 定電流回路(電源回路) 6,26,36,45 演算増幅器 7,27,37,46 参照抵抗 8 演算制御装置(インピーダンス測定手段) 9 整流回路 10 ローパスフィルタ 11 A/D変換器 12 I/O回路 13 CPU(演算手段) 14 キースイッチ 15 表示器 16 ROM/RAMメモリ 17a,17b アナログスイッチ 18 体重測定回路(体重測定手段) 19A 重量センサ 19B 演算増幅器 19C 体重測定用ローパスフィルタ 21,31 体内組織インピーダンス測定回路 22A,22B,23A 電極 24a,24b,24c アナログスイッチ 32A,32B,33A 電極 34a,34b,34c アナログスイッチ 35 電圧源(電源回路) 41A,41B,41C,41D 電極 43a,43b,43c,43d,43e,43f ア
ナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G060 AA15 AE40 AF06 HC10 HC13 HC14 HC19 4C027 AA06 CC00 CC10 DD03 EE03 EE05 FF01 FF02 GG00 KK00 KK03 KK05 KK07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体内の脂肪量を測定する体内脂肪測定
    装置において、(a)身体表面の複数箇所にそれぞれ1
    個または複数個接触される電極と、(b)前記電極に一
    定の電流または電圧を印加する電源回路と、(c)前記
    電源回路に接続する電極をそれら電極間に接触インピー
    ダンスと身体末端周辺組織インピーダンスとが存在する
    ように、またはそれら電極間に接触インピーダンスと身
    体末端周辺組織インピーダンスと体内組織インピーダン
    スとが存在するように切り替えて、前記接触インピーダ
    ンスと身体末端周辺組織インピーダンスとが合成をなす
    値および接触インピーダンスと身体末端周辺組織インピ
    ーダンスと体内組織インピーダンスとが合成をなす値を
    それぞれ測定するインピーダンス測定手段と、(d)前
    記インピーダンス測定手段より得られる測定値に基づい
    て体内組織インピーダンス値を演算する演算手段とを備
    えることを特徴とする体内脂肪測定装置。
  2. 【請求項2】 前記電極は、測定したい体内組織インピ
    ーダンスを挟む身体表面の一方と他方とにそれぞれ一対
    ずつ接触されるとともに、それら一方および他方におけ
    る各対の電極が互いに近接され、前記インピーダンス測
    定手段によって前記一方または他方における各対の電極
    に電源回路が接続されてそれら電極間の接触インピーダ
    ンスと身体末端周辺組織インピーダンスとが合成をなす
    値が測定されるとともに、前記一方および他方における
    各電極のうちの1個ずつに前記電源回路が接続されてそ
    れら電極間の接触インピーダンスと身体末端周辺組織イ
    ンピーダンスと体内組織インピーダンスとが合成をなす
    値が測定され、それら測定値に基づいて前記演算手段に
    より体内組織インピーダンス値が演算される請求項1に
    記載の体内脂肪測定装置。
  3. 【請求項3】 前記電極は、測定したい体内組織インピ
    ーダンスを挟む身体表面の一方に2個、他方に1個接触
    されるとともに、前記一方に接触される2個の電極が互
    いに近接され、前記インピーダンス測定手段によって前
    記一方における2個の電極に前記電源回路が接続されて
    それら電極間の接触インピーダンスと身体末端周辺組織
    インピーダンスとが合成をなす値が測定されるととも
    に、一方の電極のうちの1個と他方の電極とに前記電源
    回路が接続されてそれら電極間の接触インピーダンスと
    身体末端周辺組織インピーダンスと体内組織インピーダ
    ンスとが合成をなす値が測定され、それら測定値に基づ
    いて前記演算手段により体内組織インピーダンス値が演
    算される請求項1に記載の体内脂肪測定装置。
  4. 【請求項4】 前記電極は、両手両足部周辺表面にそれ
    ぞれ1個ずつ接触され、前記インピーダンス測定手段に
    よって一方の手に接触される電極と一方の足に接触され
    る電極とに電源回路が接続されてそれら電極間の接触イ
    ンピーダンスと腕部組織インピーダンスと脚部組織イン
    ピーダンスと内臓部組織インピーダンスとが合成をなす
    値が測定され、また両手に接触される電極に電源回路が
    接続されてそれら電極間の接触インピーダンスと腕部組
    織インピーダンスとが合成をなす値が測定され、また両
    足に接触される電極に電源回路が接続されてそれら電極
    間の接触インピーダンスと脚部組織インピーダンスとが
    合成をなす値が測定され、それら測定値に基づいて前記
    演算手段により内臓部組織インピーダンス値が演算され
    る請求項1に記載の体内脂肪測定装置。
  5. 【請求項5】 さらに、体重測定手段を備える請求項1
    乃至4のうちのいずれかに記載の体内脂肪測定装置。
  6. 【請求項6】 前記体重測定手段による重量変化の過渡
    現象状態中に体重測定に並行して前記インピーダンス測
    定手段によるインピーダンスの測定を行う請求項5に記
    載の体内脂肪測定装置。
  7. 【請求項7】 前記体重測定手段による重量値の変動幅
    が大きく不安定状態にある場合には、前記体重測定手段
    による体重測定に並行して前記インピーダンス測定手段
    による電極間のインピーダンスの測定を行う請求項5ま
    たは6に記載の体内脂肪測定装置。
  8. 【請求項8】 前記体重測定手段による重量値の変動幅
    が小さく安定状態にある場合には、前記インピーダンス
    測定手段による電極間のインピーダンスの測定を中止す
    る請求項5または6に記載の体内脂肪測定装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記体重測定手段による重量値
    の変動幅が小さく安定状態にある場合には、前記インピ
    ーダンス測定手段による電極間のインピーダンスの測定
    を中止して、体重測定のみを行う請求項8に記載の体内
    脂肪測定装置。
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