JP2001103721A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP2001103721A
JP2001103721A JP27815699A JP27815699A JP2001103721A JP 2001103721 A JP2001103721 A JP 2001103721A JP 27815699 A JP27815699 A JP 27815699A JP 27815699 A JP27815699 A JP 27815699A JP 2001103721 A JP2001103721 A JP 2001103721A
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claw
rotor
stator
vehicle
alternator
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JP27815699A
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Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Yoshiaki Honda
義明 本田
Masami Takano
雅美 高野
Atsushi Suzuki
敦 鈴木
Kenichiro Matsubara
謙一郎 松原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K19/16Synchronous generators
    • H02K19/22Synchronous generators having windings each turn of which co-operates alternately with poles of opposite polarity, e.g. heteropolar generators
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/02Details
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
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  • Power Engineering (AREA)
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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用交流発電機の最も大きい損失である固定
子巻線の銅損を、回転子外径と固定子外径の比のバラン
スを最適化することで低減して、効率を向上させる。 【解決手段】爪形磁極構造を持つ車両用交流発電機の爪
磁極間に永久磁石を配置して、回転子外径と固定子外径
の比を0.73 未満として、固定子巻線の銅損を大幅に
低減した車両用交流発電機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用交流発電機に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機は固定子巻線を有する
固定子と回転子巻線を有する回転子とを備えている。回
転子は対向する爪形磁極と前記対向する爪形磁極の内側
に回転子巻線が設けられている。前記爪形磁極は軸方向
に突出する爪部を有しており、前記対向する爪形磁極の
爪が円周方向に交互に配置されている。車両用交流発電
機の中には、前記爪形磁極の爪部間に永久磁極が設けら
れているものがある。車両用交流発電機の一例は特開平
9−131030号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両用交流発電機の解
決すべき課題の1つは効率を更に向上させることであ
る。例えば自動車用の交流発電機を例として具体的に説
明すると、自動車に搭載されている機器は過去に比べよ
り電力を必要としている。また、地球環境を守るために
は自動車のエネルギー消費、特に燃料の消費量を少なく
することが必要である。このことからより高効率の交流
発電機が望まれている。
【0004】本発明の目的は効率の良い車両用交流発電
機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内の1つにおけ
る解決手段は、上記の目的を達成するために、固定子巻
線の巻線スペースを広げるために回転子の外径を小径化
したことである。これにより固定子巻線の径または断面
積を大きくでき、抵抗値を下げ、固定子巻線で発生する
銅損を低減して効率向上を図るものである。
【0006】本発明の内の他の1つにおける解決手段は
回転子を小径化することにより銅損の低減を図り、一方
小型化による界磁の起磁力低下の問題を永久磁石を設け
ることで解決したものである。後述の実施の形態では、
上記永久磁石の固定構造を具体的に述べている。この具
体的構造では、永久磁石の磁束を効率的に利用でき、発
電効率を向上できる。
【0007】他の特徴は実施の形態に関する説明の中で
記載する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1によ
り説明する。図1は空冷式車両用交流発電機1の縦断面
図である。まず、構成について説明する。本実施形態の
車両用交流発電機1は2個のブラケットを備え、これら
のブラケットはプーリ102側に配置されるフロントブ
ラケット103及び反プーリ側に配置されるリアブラケ
ット104からなる。両ブラケット103と104は、
プーリ側ベアリングと反プーリ側ベアリングを介してシ
ャフト101を支持している。シャフト101の一方の
端部にはプーリ102が取り付けられ、もう一方側には
2個のスリップリング110が取り付けられている。プ
ーリ102はベルト(図示せず)を介してエンジンの出
力軸に固定されたプーリ(図示せず)と接続され、エン
ジンの回転速度に比例して回転する。
【0009】2個のスリップリング110は2個のブラ
シ111とそれぞれ摺動するように、2個のブラシ11
1がブラシホルダに取り付けられ、ブラシ111から後
述する界磁巻線107に界磁電流が供給される。また、
プーリ102とスリップリング110の間に位置する配
置関係で、シャフト101に回転子すなわち回転子20
2が取り付けられている。
【0010】回転子202は第1の爪形磁極208と第
2の爪形磁極209を有し、第1と第2の爪形磁極20
8と209は軸方向に対向するように配置されている。
爪形磁極208と209はそれぞれ回転子202の軸方
向に突出するすなわち軸方向に伸びた爪部を複数個有し
ている。回転子202の外周つまり円周方向に、第1の
爪形磁極208と第2の爪形磁極209の爪部が交互に
配置されるように構成されている。回転子202の両側
には固定子巻線で発生する発熱を冷却するための2個の
冷却ファン214と215が配置される。また、回転子
202の内側にヨーク116が設けられ、その外周部に
はボビン123に巻かれた界磁巻線107が設けられる。
この界磁巻線107にスリップリング110から直流電
流を供給することによって前記爪形磁極208と209
を磁化させる。界磁巻線107はこの実施の形態では1
例として丸型形状であり、12ボルト発電用あるいは2
4ボルト発電用で直径が0.7mmから1.0mmである。
【0011】一対の爪形磁極208と209の隣り合う
爪部の間には永久磁石112がそれぞれ配置され、回転
子202の爪形磁極208と209の外周部には永久磁
石112の飛び出しを防止するための永久磁石カバーで
ある非磁性板113が配置されている。非磁性板113
は例えばステンレスの板であり、上記隣り合う爪部の間
にレーザーにより溶接されている。
【0012】フロントブラケット103とリアブラケッ
ト104の間には固定子コア105が配置され、この固
定子コア105の内周側には所定の幅を持つエアギップ
を介して前記回転子202が配置される。また、前記爪
形磁極208と209表面に配置される非磁性板113
は固定子コア105の内周面と僅かな間隔(機械的ギャ
ップ)を隔てて配置されている。この機械的ギャップ
(エアギャップ)の幅すなわちエアギャップ長gは機械
的特性の関係から必要となる予め決められた間隔であ
り、この実施の形態では0.3〜0.5mm程度である。ま
た、非磁性板113を用いているので磁気的なギャップ
の長さは機械的なギャップの長さより非磁性体カバーの
厚み分大きくなる。この実施例では非磁性板113の厚
みhを1mmとしている。すなわちエアギャップ長gの2
倍以上としている。
【0013】この非磁性板113の厚みhを厚くすると
磁気的なギャップの長さを大きくでき、漏れ磁束が減少
する。これは効率向上につながる。しかし、非磁性板1
13の厚みhを大きくし過ぎると、界磁巻線107と永
久磁石112との間の空間220が狭くなり冷却効果が
低下する。このことは結果として温度上昇の問題やそれ
に関係して総合的な発電効率の低下につながる。これら
の理由から非磁性板113の厚みhをエアギャップ長g
の2倍〜4倍の範囲とすることが望ましい。界磁巻線1
07は、良熱伝導体である、液晶ポリマーや高熱伝導P
PSで作られたボビン123に巻かれている。ボビン1
23が良熱伝導体で作られているため、界磁巻線107
で発生した熱はヨーク116および爪形磁極208と2
09に伝わり易い。
【0014】爪形磁極208と209の爪部間に永久磁
石112を配置すると、界磁巻線107の冷却効果が低
下する。すなわち永久磁石112が無ければ界磁巻線10
7の表面に多くの冷却風が作用し、大きな冷却効果が得
られる。本実施の形態では、112を配置しているの
で、界磁巻線107の表面に作用する冷却風の流れが阻
害される。このため、本実施の形態ではボビン123に
熱伝導性の優れた材料を使用し、熱を逃がすようにして
いる。
【0015】固定子コア105には図3の如く、ティー
ス121とスロット122が設けられ、この固定子コア
105の凹部に相当するスロット122には固定子巻線
106が3相に巻かれている。エンジンの回転駆動によっ
て磁化されている爪形磁極208と209が回転する
と、固定子巻線106に3相の誘起電圧が発生する。図
1の如く、固定子コア105はフロントブラケット10
3とリアブラケット104の間にインローにより固定さ
れる。リアブラケット104の内側には、整流回路を構
成する整流ダイオード109と発電電圧を調整するため
のICレギュレータ114が配置されている。
【0016】これらの整流ダイオード109は固定子巻
線106で発生した3相交流電圧を全波整流し直流電圧
に変換する。前記ICレギュレータ114は、バッテリ
ーを充電するためにダイオードで整流した直流電圧が約
14.3V 程度の電圧に保たれるよう、界磁巻線へ供給
する電流を制御する。出力電圧が14ボルト前後に保た
れることで、12ボルトのバッテリーを充電することが
できる。従って実際には12ボルトより数ボルト高い出
力を発生するが、分かり易くするために12ボルト用発
電機と呼ぶことにする。
【0017】以上のように構成した車両用交流発電機1
において、エンジンの駆動によってプーリ102が回転
すると、シャフト101はスリップリング110及び回
転子202と一緒に回転し、ブラシ111からの直流電
流が回転子202内部の界磁巻線107に通電され、界
磁巻線107は爪形磁極208と209のそれぞれの磁
極にN極及びS極を構成するように動作する。この界磁
巻線107による磁束は、N極の爪形磁極208の爪部
から出たものが、固定子コア105を通りS極の爪形磁
極209の爪部に戻る磁気回路を形成する。この磁気回
路の磁束が固定子巻線106と鎖交することにより、固
定子巻線106に3相の誘起電圧が発生する。
【0018】先に述べた爪磁極208と209間に配置
した複数個の永久磁石112の極性は爪磁極に同極が向
かい合う方向に着磁したもので固定子巻線106を通る
有効磁束を増加させるためのものである。本実施例で
は、爪磁極間には耐熱性の高いネオジム磁石を採用して
いる。エンジンルームの中に装着されて、高温になるが
それでも磁石の特性を維持でき、効率的な発電が可能で
ある。
【0019】固定子巻線106は1本の連続した丸形の
エナメル線をリング状に必要巻数巻いたものを極数に応
じた星形に変形してスロットに挿入する手法により作成
されるもので、量産性に優れた方法により作成されるも
のである。そのために、使用されるエナメル線は丸形形
状のもので、リング状に巻くときに多少のよれがあって
も支障がない。また、本実施例では固定子巻線106の
抵抗値を下げるために太い線を固定子のスロット内に配
置する。12ボルト用固定子巻線で直径が1mm以上であ
る。好ましくは1.2mmから1.6mm程度である。丸形の
エナメル線の他に角型のエナメル線を使用可能である。
この場合リング状とは別の製造方法を用いることにな
る。直径ではなく断面積て論じると0.8 平方mm以上で
あり、好ましくは1.1 平方mm以上である。また大き過
ぎても問題があり価格が高くなる。2.1 平方mm以下が
望ましい。
【0020】スロットの入口を大きくできないため、固
定子巻線106の1本の線径を大きくするとスロット内
に挿入することが困難となる。固定子巻線106の巻線
当たりの電流値を少なくすれば、線径を増やさなくても
流れる電流密度を下げられる。このため本実施例では固
定子巻線の並列回路数を4本あるいは6本としても良
い。このように並列回路数を増やすことで巻線径を上記
の値での太さで構成することで作業性を向上し、しかも
銅損を大幅に少なくしている。このように、並列回路数
を2から4に増やすことであるいは6に増やすことで、
1相の固定子巻線は2本で構成されていたものが4本で
構成されるようになり、あるいは6本で構成することに
なる。並列回路数を2から4にしたことによって、1つ
のスロット内に配置される固定子巻線の線径を銅損を同
じくすれば相対的に細くすることができ、スロット内に
占める巻線スペースが向上し占積率を高くすることがで
きる。
【0021】固定子コア105のスロット内の巻線占積
率は高いほど出力が増加する。平角線を使用すると占有
率を90%程度に向上させることができるが、冷却ファ
ンからの冷風が通り難くなる。従って本実施例では丸型
の線(断面が略円形の線)を使用し、占有率を55%〜
80%の範囲としている。また上記平角線を使用した場
合、スロット内を整列巻にしなければならないため、巻
線端部が大きくなる問題がある。また、丸線を用いてス
ロット内で丸線をつぶして占積率を向上することも可能
である。
【0022】次に図2と図3を用いて磁気回路を構成す
る部分の寸法関係についてより詳細に説明する。図1と
同じ符号は同じ物を示す。固定子巻線106が巻装され
る固定子コア105の最大外径を固定子外径Dsとす
る。界磁巻線107,ヨーク116及び爪形磁極208
と209から構成される回転子202の外径をDrとす
る。この実施例では最大外径である。またこの実施例は
永久磁石カバーである非磁性板113の厚みおよび永久
磁石の部分と爪部の内の大きい方の直径を前記回転子2
02の外径Drとしている。固定子コア105の内面と
回転子202の外周とのギャップ、この実施例では固定
子コア105の内面と爪形磁極208と209の外周面
との間の機械的なギャップの長さをgとする。図2の実
施例では、gはエアギャップの長さである。上記回転子
202の外径は、例えば爪形磁極208と209の爪部
直径、あるいは永久磁石カバーである非磁性板113の
直径の大きい方である。
【0023】詳細な寸法関係は図3を用いて説明をす
る。図3は軸方向から見た場合の固定子コア105の部
分拡大図である。固定子コア105はティース121と
スロット122から構成されており、前記固定子巻線1
06はこのスロット122内に配置される。図2でも説
明したように固定子コア105の外径をDs,回転子2
02の外径をDr,エアギャップ長をg,ティースの長
さをLtとする。また、本実施例では固定子巻線106
は丸線を使用しており、この丸線の直径をФDcとする。
固定子巻線106はスロット22の入口より挿入される
ので、巻線の径ФDcはスロット22の入口幅Sより小
さいことが必要である。
【0024】本実施例では、ティース121はロータ側
の幅t1と外側の幅t2とを略同じくしてスロット12
2の面積を有効に確保できるようにしている。ティース
121の幅を狭くすれば巻線スペースであるスロットの面
積を増加できるが、ティース121の磁束密度が高くな
り、磁気抵抗が大きくなる。このため発電機の出力は低
下する。本実施例はこれらの点も考慮し最適値を示して
いる。
【0025】なお図2に示す実施の形態では、固定子コ
ア105の軸方向の幅W1は28mm、外径Dsは直径1
39mm、外径Drは直径97.8mm 、固定子コア105
の内径は直径98.6mm、ギャップgは0.4mmである。
これらの数字は一例であり、ギャップgは0.3mmから
0.6mmが好ましく、この条件を満足させて、Dr/D
sの比の後述する条件を満足させれば、DsとDrはプ
ラス側とマイナス側に上の数値から5%の範囲で変更で
きる。図2の実施の態様では回転子202の最高回転は
1万8千回転/分、幅W2は約11mm、幅W3は約27
mmである。
【0026】次に本実施例における回転子202の外径
Drと固定子の外径Dsの関係について説明する。図4
は、図3で述べた回転子202外径Drと固定子外径D
sの比Dr/Dsを横軸に取った場合の発電機出力特性
を示したものである。車両用交流発電機1はエンジンの
補機を駆動する出力軸にベルトを介して接続されるため
に、配置される場所は制限されている。また、自動車の
ボンネット内の実装密度が高くなっており自ずと車両用
交流発電機に割り当てられるスペースが決まってしま
う。現状では、車両用交流発電機の固定子コアの外径で
直径Ф200mm(Фは以下直径を意味する)以下であ
る。また、発電に要求される出力電流は大きくなる傾向
にあり、現行の空冷式車両用交流発電機では出力電流の
最大値は150A程度となっている。特に空冷式の場合
においては、低回転時には回転子202に設けられた冷
却ファン214と215の冷却風は少なくなるために発
電電流を大きくすることは困難であった。
【0027】永久磁石を使用しない従来の車両用交流発
電機の場合、体格が一定なら発電出力が最大となる固定
子外径Dsと回転子外径Drとの比Dr/Dsはほぼ一
定となる。この比率を計算した結果、図4に示すように
回転子の外径Drと固定子の外径Dsとの比は0.72
〜0.8の範囲で出力が最も大きくなることが分かった
((A)曲線)。現行品では回転子の外径Drと固定子
の外径Dsの比はこの範囲に設計されている。例えば、
当社の固定子外径がФ139mmにおいては回転子の外径
はФ108mmであり、前記の比に直すと0.77となっ
ている。
【0028】近年、地球温暖化対策として自動車には燃
費向上を目的とした改善がなされている。そのためには
エンジンの損失を低減することも重要であるが、補機で
ある車両用交流発電機においても高効率化を推進する必
要がある。従来は効率を犠牲にし、コンパクト化に設計
の重点を置いているため固定子巻線で発生する銅損が損
失の7割程度を占めている。比較的出力電圧が低いので
出力を増大すると電流が増加し、それに伴い損失も増大
しざるを得なかった。また、温度的にもほぼ限界に近い
ところで使用していたため、温度的な余裕は小さくこれ
以上の高出力化には回転子に設けた冷却ファン214と
215の大型化が必要となっていた。そのために冷却フ
ァン214と215による騒音増大及び風損による損失
増大、高出力化による固定子巻線の銅損増大により効率
の低下が問題であった。
【0029】本発明では、従来の永久磁石112が出力
向上に使われていたものを、効率を向上させるためのア
イテムとして違った見方をすることで、温度上昇,騒音
増大等の問題点を解決し、尚かつ固定子巻線の銅損を低
減した高効率の車両用交流発電機を実現しようとするも
のである。
【0030】先に説明した図4において、永久磁石11
2を爪磁極間に配置しない場合の出力特性は(A)に示
すように回転子の外径Drと固定子の外径Dsの比で計
算すると0.72〜0.8以内が出力電流が最大となる範
囲である。この理由は、回転子の外径Drを大きくしす
ぎると固定子巻線が巻けなくなり、線径が細くなり抵抗
値が増大することで出力低下が発生し、逆に回転子の外
径Drを小さくすると界磁巻線スペースが小さくなり発
電出力が低下するためである。
【0031】ところが爪磁極間に永久磁石112を配置
した場合には、好ましくは残留磁束密度の高いネオジム
系の永久磁石112を配置した場合には、爪磁極間の漏
れ磁束を低減又はそれ以上の増磁作用として働き有効磁
束を2割以上増加させることが可能になる。この有効磁
束の増加により発電電流である車両用交流発電機の出力
電流は少なくても20〜30%増加する。よって、永久
磁石112を爪磁極間に搭載した場合の出力特性は図4
の(B)に示すようになり回転子202の外径Drと固
定子の外径Dsの選択範囲は広がる。また、ネオジム磁
石よりも残留磁束密度の低いフェライト磁石の場合に
は、(C)曲線で示すように、(A)曲線と(B)曲線
の間となる。例えば1例であるが、永久磁石112を搭
載しない場合の電気出力の最適値が回転子202の外径
Drと固定子の外径Dsの比は0.72〜0.8の範囲で
あったものが、電気的に同出力を得ようとした場合にネ
オジム系の永久磁石112を爪磁極間に配置すれば、回
転子202外径Drと固定子外径Dsの比は0.6〜0.
85程度まで広げることが出きることがわかった。つま
り、永久磁石112を爪磁極間に配置することで、従来
と同じ電気出力値を満足するための、回転子202外径
Drと固定子外径Dsの取りうることの出きる比の範囲
が広がることが分かる。
【0032】図5は先に述べた回転子外径Drと固定子
外径Dsの比を横軸に取った場合の、固定子巻線106
で発生する銅損,回転子202とほぼ同じ外径で構成さ
れる冷却ファン214と215の騒音,回転子202の
慣性モーメント,車両用交流発電機としての効率を示し
たものである。固定子巻線106で発生する銅損,冷却
ファン214と215による騒音,回転子202の慣性
モーメントは、回転子202外径Drと固定子外径Ds
の比を大きくすると大きくなる。例えばDr/Dsの比
が大きいということは、相対的に回転子202外径Dr
が大きくなることを意味しており固定子巻線106のス
ペースが狭まることになる。よって、この状態でも出力
を出すためには、固定子巻数を一定とする必要があるた
めに固定子巻線径を細くせざるを得ない。よって、固定
子巻線の抵抗値が増大して銅損の発生が大きくなる。ま
た、銅損の発生が大きくなるために回転子202に配置
する冷却ファン214と215の外径も大きいものが必
要となり冷却ファン214と215による騒音の増大が
発生する。そのために、発電機の効率は低下する傾向に
ある。また、回転子202外径Drが大きくなることで
回転子202の慣性モーメントが大きくなり、車両に組
み込んだ状態ではエンジンの回転変動によりベルトの滑
りが大きくなり、ベルトの寿命が短くなる問題が発生す
る。
【0033】逆の場合のDr/Dsが小さくなることは
回転子202外径が小さくなることを意味し、固定子内
径が小さくできるために、ティース121が内周側に長
くなりスロット面積を大きくすることができるものであ
る。そのために、固定子巻線径を大きくすることがで
き、固定子巻線抵抗を小さくできることから同じ発電電
流で発生する銅損を小さくできる。また、銅損による発
熱が減った分冷却ファン214と215も小さくできる
ことから風損の低減、風音による騒音の低減が可能にな
る。よって、発電機としての効率を高く設計することが
できる。また、回転子202外径を小さくすることで回
転子202の慣性モーメントが小さくでき、エンジンと
接続されるベルトの寿命を大幅に延ばすことができる。
【0034】これらのことを総合的に判断すると、爪形
磁極間に永久磁石112を配置した車両用交流発電機に
おいて、同じ発電出力を満足するためには、回転子外径
Drと固定子外径Dsとの比が0.6〜0.85において
実現できるが、効率,騒音,温度上昇余裕,ベルトの寿
命延長等から考えて、本発明では前記比率を0.72以
下を採用することで、効率,騒音,温度上昇余裕,ベル
ト寿命等に良好な車両用交流発電機を構成することがで
きる。
【0035】また、発電出力も考慮に入れた場合には前
記比率を0.6〜0.72とすることで全ての条件を満足
することができる。回転子外径Drと固定子外径Dsの
比が0.6 という値は、固定子の一つのティースと隣り
合うティースの間に巻線を挿入するために必要なスロッ
ト入口幅を確保することから出た数値であり、これ以上
Dr/Dsを小さくすると巻線が挿入できなくなる一つ
の目安となる値である。
【0036】図6は爪形磁極208と爪形磁極209の
爪部を説明する説明図である。602は爪形磁極208の
爪部であり、604は爪形磁極209の爪部である。先
に説明した通り、爪部602と爪部604との間に永久
磁石が設けられ、その外側に非磁性板113が設けられ
ている。このように爪部と隣りの爪部との間に永久磁石
112と非磁性板113とが全周に渡って設けられてい
る。
【0037】図7は図6の一部を拡大した図であり、非
磁性板113は爪部602と爪部604にその周囲がレ
ーザー溶接により固定される。爪部604と爪部606
との間の非磁性板113も同様であり、このようにして
各爪部間に非磁性板113が固定される。図8は図6の
矢印612で示す部分の部分断面図である。爪部602
と爪部604は断面であり、この爪部602と爪部60
4との間に永久磁石112と非磁性板113が設けられ
ており、これらもまた断面が図8に現れている。爪部6
02と爪部604との各外側部分802と804が図7
に示す如く切り欠けられ、そこに非磁性板113が埋め
込まれ、上述の通りレーザー溶接により固定される。爪
部602と爪部604との間の溝は図6と図7に示す通
り、回転子の回転方向に対してそれぞれ傾斜して配置さ
れる関係になり、この溝が広くなる方向に上記切り欠け
が設けられる。この関係は他の溝も同じである。
【0038】図8で爪部602と爪部604の溝の形状
は垂直でも良いが少し外側つまり非磁性板113側が狭
くなる形状を成している。ただこの傾斜が大きいと磁石
が台形になる。本実施例はほとんど垂直に近い、つまり
113側がわずかに狭まっている形状である。このわず
かな狭まりで磁石を固定することは困難であり、磁石の
外側に非磁性板113を設けている。この113の厚さ
hは約1mmである。この厚さhはギャップgの約2倍あ
るいは2倍以上にしている。これにより永久磁石112
の非磁性板113を介しての漏洩磁束を少なく抑えるこ
とができる。すなわち爪部602や爪部604と固定子
鉄心とのギャップはgである。一方永久磁石112と固
定子鉄心との間にできる漏洩磁束の磁気回路は少なくと
も非磁性板113とギャップgを介することとなり、磁
気抵抗を大きくできる。
【0039】磁気抵抗を大きくするには非磁性板113
の厚さhを厚くすれば良いが、し過ぎると永久磁石11
2の爪磁極に接する断面積が減少し、出力電流が低下す
ることで効率が落ちる。爪部602と爪部604との接
触面積が大きければそれだけ永久磁石112の磁束を有
効に利用でき出力が増大する。なお永久磁石112と爪
部602や爪部604とは接触することが望ましく、こ
の間に空間や非磁性体が存在すると磁気抵抗が増大し、
効率が大きく低下する。
【0040】次に、第2の実施例である水冷構造を持つ
車両用交流発電機に適用した場合について図9を用いて
説明する。一部の部品を除いて基本的には図1から図7
を使用して説明した第1の実施例の対応する各部品と作
用および効果は同じである。同じ部号を付したものは基
本的には同じ作用効果である。
【0041】図9は車両用交流発電機1の第2の実施例
の縦断面図である。まず、構成について説明する。本実
施形態の車両用交流発電機1はハウジング920の両側
に2個のブラケット103と104を備えている。これ
らブラケットはプーリ102側に配置されるフロントブ
ラケット103及び反プーリ側リアブラケット104で
ある。両ブラケットの中心部にはシャフト101がプー
リ側ベアリング及び反プーリ側ベアリングを介して支持
され、シャフト101の一方の端部にはプーリ102が
取り付けられ、もう一方の端部には2個のスリップリン
グ110が取り付けられている。先に述べた、プーリ側
ベアリングはベアリングの外輪の回り止めとしてベアリ
ングリテーナがフロントブラケット103に設けられて
いる。また、プーリ102はベルトを介してエンジンの
出力軸に配置されたプーリと接続され、エンジンの回転
数に比例して回転する。
【0042】スリップリング110にはブラシ111が
摺動可能に取り付けられ、ブラシ111から後述する回
転子202の界磁巻線107に界磁電流を供給する。界
磁巻線107は熱伝導が良好な液晶ポリマー又は高熱伝
導PPS等で制作されたボビン123に巻き付けられて
いる。このボビン123と界磁巻線107との関係は第
1の実施例と同じであり、図面の記載は省略した。
【0043】シャフト101の中央部には上述の回転子
202(ロータ)が取り付けられている。回転子202
の外周部には円周方向に爪形の形状を持つ一対の爪形磁
極208と209が配置されている。また、回転子20
2の中心部にはヨーク116があり、その外側に界磁巻
線107が上記ヨーク116の巻線を構成するように配
置されている。
【0044】この界磁巻線107に2個のスリップリン
グ110からの直流電流を流すことによって前記爪形磁
極208と209を磁化させる。一対の爪形磁極208
と209の爪磁極間すなわち爪部間には永久磁石112
が配置され、永久磁石112の外側に非磁性板113が
全周に渡って設けられている。この実施例では図1から
図6で示した第1の実施例とは異なり、爪形磁極208
と209の最外周部にも永久磁石112の飛び出しを防
止するための永久磁石カバー113が配置される関係に
なる。この実施例では永久磁石カバー113,爪形磁極
208,209の外周部にも配置されるために、厚みが
0.3〜0.5mm程度の非磁性体ステンレス鋼により構成
されている。
【0045】プーリ側フロントブラケット103と反プ
ーリ側リアブラケット104の間には固定子コア105
が内蔵されたハウジング920が配置される。この固定
子コア105の内周面は、回転子202である爪形磁極
208と209表面に配置されるカバー113と僅かな
間隔(機械的ギャップ)を隔てる配置関係になってい
る。この機械的ギャップ長は機械的特性の関係から必要
となる予め決められた間隔であり、例えば0.3〜0.5
mm程度である。よって、この実施例ではステンレス性カ
バーの厚みを考慮すると、磁気的なギャップ長はそれぞ
れの和となり0.6〜1.0mmとなる。
【0046】固定子コア105にはティースとスロット
が配置されており、この固定子コア105の凹部に相当
するスロット部には固定子巻線106が3相に巻かれて
おり、エンジンの駆動によって磁化された爪形磁極20
8と209が回転すると、固定子巻線106に3相の誘
起電圧が発生する。固定子コア105はハウジング92
0の内側にヤキバメにより固定されるが、固定子コア1
05のスロット内の固定子巻線106の隙間およびコイ
ルエンド部には、良熱伝導体919が充填され、結果的
には固定子コア105と固定子巻線106とハウジング
920は良熱伝導体919で一体的に固定され、熱伝導
の優れた構造をなす。上述した良熱伝導体は、熱伝導率
が空気よりも大きいシリコンゴム系のものや熱伝導率の
高いエポキシ樹脂等である。
【0047】ハウジング920には冷却水が流れるため
の水路917が形成されている。この水路917は軸方
向に伸びた複数の通路が構成され、軸方向の長さは固定
子コア105と固定子巻線106との両方にほぼ対向す
る長さが望ましい。上記水路917は何本もあり、コア
105と巻線106の外側に円周方向に広がって配置さ
れている。
【0048】また、ハウジング920の反プーリ側には
整流ダイオード109を冷却するための第2の水路91
5が形成され、第1の水路917と水の流れの関係にお
いて直列に接続されている。この整流ダイオード109
の冷却水路915は、ハウジングのリア側の側部とプレ
ート918とで形成される。この実施例ではハウジング
のリア側に溝が設けられこの溝を塞ぐ関係にプレート9
18が配置されて水路915を形成する。プレート91
8には整流ダイオード109が支持され、このプレート
を介してダイオードの熱が水路に逃げる構造になってい
る。
【0049】ハウジング920とプレート918の間
(接続部の間)には水漏れを防止するためのシール材
(図示せず)が充填され、水漏れを防止している。プレー
ト918は、その外側に配置されるリアブラケット10
4によりハウジング920に8本のネジを用いて固定さ
れている。
【0050】リアブラケット104の内側には、全波整
流回路を構成する整流ダイオード109のマイナス側は
直接冷却水路117を密閉するためのプレート918に
固定され、プラス側の整流ダイオードはマイナス側に対
して絶縁材を介して配置されている。また、発電電圧を
調整するためのICレギュレータ114は前記リアブラ
ケット104に冷却面が接するように配置されている。
これらの整流ダイオード109は固定子巻線106で発
生した3相交流電圧を全波整流し直流電圧に変換する。
ICレギュレータ114は、バッテリーを充電するため
にダイオードで整流した直流電圧が約14.3V 程度の
一定電圧に保たれるよう、界磁巻線電流を制御する。
【0051】以上のように構成した車両用交流発電機1
において、エンジンの駆動によってプーリ102が回転
すると、シャフト101はスリップリング110及び回
転子202と一緒に回転し、ブラシ111からの直流電
流が回転子202内部の界磁巻線107に通電され、界
磁巻線107は爪形磁極208と209のそれぞれの磁
極にN極及びS極を構成するように動作する。この界磁
巻線107による磁束は、N極の爪形磁極208の爪部
から出たものが、固定子コア105を通りS極の爪形磁
極209の爪部に戻る磁気回路を形成する。この磁気回
路の磁束が固定子巻線106を鎖交することにより、固
定子巻線106に3相の誘起電圧が発生する。この3相
の誘起電圧は先の整流ダイオード109により全波整流
され直流電圧に変換される。整流された直流電圧は約1
4.3V 程度の一定電圧になるようにICレギュレータ
114で界磁巻線電流を制御することで達成している。
先に述べた爪磁極間に配置した永久磁石112は爪磁極
間に同極が向かい合う方向に着磁したもので固定子巻線
106を通る有効磁束を増加させるためのものである。
本実施例では冷却方式に水冷を採用しているために、低
速時の冷却効果が大きいことから、爪磁極間には耐熱性
が高く残留磁束密度の大きいネオジム磁石を採用して高
出力化を図っている。
【0052】次に固定子巻線106で発生する銅損によ
る発熱の冷却について説明する。先にも述べたように、
固定子巻線106が配置される固定子コア105はハウ
ジング920に固定され(例えばヤキバメにより)、熱
をハウジング920に伝えやすい構造としている。ま
た、先にも説明したように固定子巻線106の放熱向上
のために固定子巻線106とハウジング920の内面が
熱的に接触できるように、熱伝導の高い樹脂で熱の放熱
経路を設けている。ハウジング920の外周には軸方向
に穴が複数個貫通しており、フロントブラケット103
とプレート918により水路は密閉されジグザグ状に水
路が構成されている。冷却水はハウジング920内のジ
グザグ状の水路を流れるように構成されており、固定子
コア105の外周面から冷却出来るものである。また、
回転子202内部で発生する界磁巻線107の銅損によ
る熱は、シャフト101を通してブラケットに熱伝導す
る経路と、内部の空気を介してフロントブラケット10
3及びハウジング920に流れる経路とにより放熱する
構造と成っている。これにより内部の温度上昇を小さく
抑えることができる。
【0053】動作に関しては、図1で示した空冷機との
違いはないために詳細な説明は省略する。この図9に示
した水冷構造の磁気回路においても先に述べたように回
転子202外径Drと固定子外径Dsの比において0.
73 未満に設定することで固定子巻線で発生する銅損
を1/3〜1/2にすることができるために、車両用交
流発電機の効率換算で15%〜18%程度効率を向上さ
せることができる。車両用交流発電機の効率向上を自動
車の燃費に換算した計算によると約3%程度の燃費改善
効果になる。
【0054】次に、図10を用いてボビン123の他の
実施例を説明する。図10は界磁巻線を良熱伝導体10
24で一体的に成形してボビンを兼用したものの縦断面
図を示したものである。このように、界磁巻線107を
良熱伝導体1024で一体的に成形することで冷却性の
優れた界磁巻線107とすることが可能となり、永久磁
石112を爪磁極間に配置しても良好に界磁巻線の冷却
を促進することができる。
【0055】先に説明した図3を用いて、本発明の回転
子202外径Drと固定子の外径Dsの比を実現するた
めのティース長Ltと固定子の外径Dsに対する割合で
はティース長Ltは固定子外径Dsの10.0 %以上と
することで、先に説明した回転子202外径Drと固定
子外径Dsの比0.72 以下とほぼ同じ意味を持つ。
【0056】図11は、図1から図8に示す第1の実施
例および図9から図10に示す第2の実施例の回路図で
ある。固定子巻線106で発生した3相交流は整流回路
109で整流され、出力端子1102と1108から出力
される。出力端子1102と1108はバッテリーに接
続される。また端子1104はバッテリーの端子に接続
され、バッテリーの端子電圧を検知するのに使用され
る。端子1106は表示ランプに接続される。電圧レギ
ュレータ114は界磁巻線107の電流を制御し、発電
電圧を制御する。この実施例では、電圧レギュレータ1
14をIC(集積回路)で構成しているので、先の説明
ではICレギュレータと呼んだ。この実施例では、固定
子巻線106は6回路が並列接続させているので各コイ
ルの電流は少なくなり、固定子巻線106の1本の断面
積を小さくできる。
【0057】本発明では、効率向上を実現するために固
定子巻線の抵抗値を下げられるように、固定子スロット
の面積を増やせるように回転子202外径を小さくした
ものであるが、回転子202の外径が小さくなったこと
で冷却ファンによる風損の低減による効率向上及び、回
転子202の慣性モーメント低減によるベルトの高寿命
化の効果がある。
【0058】上記実施例では、爪磁極間に永久磁石を配
置し出力向上を図ることができ、また固定子巻線の銅損
を抑えることができ、結果として発熱量を抑えることが
できる。発熱を抑えられるので冷却ファンを大きくする
必要がなく、騒音も抑えられる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば車両
用交流発電機の効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空冷式車両用交流発電機の断面図である。
【図2】空冷式車両用交流発電機の断面図の部分拡大図
である。
【図3】空冷式車両用交流発電機の固定子部分の横断面
図である。
【図4】回転子202外径と固定子外径比に対する出力
特性を説明する説明図である。
【図5】回転子202外径と固定子外径比に対する諸特
性を説明する説明図である。
【図6】回転子の斜視図である。
【図7】爪部の拡大図である。
【図8】爪部の断面図である。
【図9】水冷式車両用交流発電機の縦断面図である。
【図10】界磁巻線の他の実施例を説明する図である。
【図11】交流発電機の回路図である。
【符号の説明】
1…車両用交流発電機、101…シャフト、102…プ
ーリ、103…フロントブラケット、104…リアブラ
ケット、105…固定子コア、106…固定子巻線、1
07…界磁巻線、109…整流ダイオード、110…ス
リップリング、111…ブラシ、112…永久磁石、1
13…永久磁石カバー、114…ICレギュレータ、1
16…ヨーク、121…ティース、122…スロット、
208,209…爪形磁極、214,215…冷却ファ
ン、917…水路、918…プレート、919,102
4…良熱伝導体、920…ハウジング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 義明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 鈴木 敦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 松原 謙一郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5H619 AA01 AA05 BB02 BB06 BB17 PP01 PP02 PP04 PP08 PP14 PP25 5H621 AA03 BB10 GA01 GB10 HH01 JK14 JK15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の対向配置された爪形磁極と前記爪形
    磁極を磁化させるための界磁巻線とから構成され、前記
    対向配置された爪形磁極のそれぞれには軸方向に延びた
    爪部が複数個形成されており、また前記対応する爪形磁
    極の爪部が円周方向に交互に配置されている回転子と、 前記交互に配置された爪部間に配置された永久磁石と、 前記回転子と所定の間隔を隔てて前記回転子の外側に配
    置された固定子コアと、前記固定子コアに保持され前記
    回転子の回転により交流電圧を発生させる固定子巻線と
    を備え、 前記回転子と前記固定子コアは外観形状が略円形をな
    し、前記回転子の外径をDrとし、前記固定子の外径を
    Dsとしたとき、比Dr/Dsが0.72〜0.6の範囲
    にあることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用交流発電機におい
    て、前記固定子巻線が並列に接続された6回路を備えて
    おり、前記固定子巻線の1本の断面積を0.8 平方mm以
    上または直径を1.0mm 以上としたことを特徴とする車
    両用交流発電機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用交流発電機におい
    て、前記回転子は内側に前記界磁巻線を設け、前記界磁
    巻線の外側に前記爪形磁極の爪部を配置し、前記界磁巻
    線の外側であってかつ隣合う前記爪部との間に永久磁石
    を配置し、前記永久磁石のさらに外側に非磁性の板を配
    置し、前記回転子と前記固定子の内側のギャプ長をgと
    し、前記非磁性板の厚さをhとしたとき、前記gより前
    記hを大きくしたことを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両用交流発電機におい
    て、前記hと前記gとの比h/gが2〜4の範囲内であ
    ることを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】軸方向に突出した複数個の爪部を備えた第
    1および第2の爪形磁極と、 前記爪形磁極を磁化させるための界磁巻線と、 前記爪形磁極間に配置された永久磁石とを備え、 前記第1および第2の爪形磁極は対向して配置されると
    共に、それぞれの前記爪部が円周方向に交互に配置さ
    れ、前記界磁巻線は前記爪部の内側に配置され、交互に
    配置され前記爪部の間に前記永久磁石を配置されてい
    て、前記第1および第2の爪形磁極および界磁巻線およ
    び永久磁石は回転子を構成し、 前記回転子と所定の間隔を隔てて固定子コアが配置さ
    れ、 前記固定子コアはティースを有し、 前記ティース内に固定子巻線を配置し、前記ティースの
    径方向の長さをLtとし、前記固定子コアの外径をDs
    とし、前記回転子の外径をDrとしたとき、比Lt/D
    sが0.1 より大きい値であり、比Dr/Dsが0.7
    2〜0.6の範囲にあることを特徴とする車両用交流発
    電機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の車両用交流発電機におい
    て、ステータスロット内の占有率が0.55〜0.8以下
    であることを特徴とする車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の車両用交流発電機におい
    て、一相の巻線の並列回路数は4以上で構成されること
    を特徴とする車両用交流発電機。
  8. 【請求項8】請求項5〜7の内の1つの項に記載の車両
    用交流発電機において、前記固定子巻線は丸型のエナメ
    ル線で構成され、前記エナメル線の直径を1.0mm 以上
    としたことを特徴とする車両用交流発電機。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の内の1つの項に記載の車両
    用交流発電機において、前記永久磁石はネオジム磁石で
    あり、 前記爪部との間にネオジム磁石を配置し、前記ネオジム
    磁石のさらに外側に非磁性の板を配置し、前記回転子と
    前記固定子の内側のギャプ長をgとし、前記非磁性板の
    厚さをhとしたとき、前記gより前記hを大きくしたこ
    とを特徴とする車両用交流発電機。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の車両用交流発電機にお
    いて、前記固定子巻線は連続した1本の巻線をリング状
    にしたものから成型により固定子のスロットに挿入する
    手法で作成されることを特徴とする車両用交流発電機。
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