JP2001103626A - ガス回収装置 - Google Patents

ガス回収装置

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JP2001103626A
JP2001103626A JP28045499A JP28045499A JP2001103626A JP 2001103626 A JP2001103626 A JP 2001103626A JP 28045499 A JP28045499 A JP 28045499A JP 28045499 A JP28045499 A JP 28045499A JP 2001103626 A JP2001103626 A JP 2001103626A
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gas
adsorbing
adsorption
adsorbed
insulating
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JP28045499A
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Hiroshi Murase
洋 村瀬
Toshiaki Inohara
俊明 猪原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合ガスから特定のガスを極めて高い回収率
で、効率良くかつ短時間で回収可能なコンパクトなガス
回収装置を提供する。 【解決手段】 SF6 ガス吸着装置3及び窒素ガス吸着装
置4が設置されている。SF6 ガス吸着装置3にはSF6 ガ
スを吸着しやすい吸着剤が装填され、窒素ガス吸着装置
4には窒素ガスを吸着しやすい吸着剤が装填されてい
る。SF6 ガス吸着装置3には液化装置であるコンプレッ
サ2b、熱交換器6及びSF6 タンク7が接続され、窒素
ガス吸着装置4には真空ポンプ9bを介して放気装置1
4が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力機器に使用さ
れるガス絶縁機器に使用されるガス回収装置に関するも
ので、特に、絶縁性ガスとして窒素ガスにSF6 ガスを少
量添加した環境対応型のガス絶縁機器に適したガス回収
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所には、系統切換えや保守点検など
に使用するため、遮断器や断路器等の装置が設置されて
いる。これら装置の特に大形のものには、内部にSF6 ガ
スが充填されており、ガス絶縁開閉装置(GIS)と総
称されている。SF6 ガスは絶縁性能と消弧性能に優れて
おり、また、化学的にも安定で無害な気体であり、これ
らの機器の絶縁媒体として広く用いられている。
【0003】しかし最近になって、SF6 ガスは温室効果
がきわめて高いことが指摘された。また、分解までの寿
命も長いことから今後の長期にわたる地球環境保護の目
的で、排出規制対象として指定された。そのため、ガス
絶縁開閉装置の試験後や現地での内部点検時には、SF6
ガスを外部に排出しないようにガス絶縁開閉装置から回
収する必要がある。現在は、ガスのまま別のタンクに回
収して保管するか、液化装置でガスを加圧液化し、液体
としてタンクに回収、保管されるのが普通である。SF6
ガスの純度が高い場合は室温下でも比較的低圧で液化で
き、回収・保管が容易である。ここで、ガス絶縁機器に
連結したガス回収装置の従来例を図6を参照して具体的
に説明する。
【0004】ガス絶縁開閉装置等のガス絶縁機器1には
連動バルブ12a,12bが接続されている。連動バル
ブ12aには減圧バルブ11aを介してバッファタンク
5が接続される。一方、連動バルブ12bは真空ポンプ
9を介してバッファタンク5に接続される。このバッフ
ァタンク5はガス圧を比較的低く保つようになってい
る。また、バッファタンク5にはフィルタ10を通して
コンプレッサ2が接続され、さらに熱交換器6及びSF6
タンク7が接続されている。これらコンプレッサ2、熱
交換器6及びSF6 タンク7から液化装置が構成される。
【0005】以上のような従来例の作用を次に説明す
る。すなわち、ガス絶縁機器1のガス圧が高い時には連
動バルブ12aを開とし、連動バルブ12bを閉とする
ことで自動的にバッファタンク5にガスが流入する。こ
の時、バッファタンク5のガス圧が高くなり過ぎないよ
うに減圧バルブ11aにより流入ガス量を調節してい
る。一方、ある程度ガスの回収が進み、ガス絶縁機器1
のガス圧が大気圧に近づいた時点で、連動バルブ12a
を閉とすると同時に連動バルブ12bを開として真空ポ
ンプ9を作動させる。これによりガス絶縁機器1内のガ
スを完全にバッファタンク5に移動する事ができる。
【0006】このようにしてバッファタンク5に移され
たガスはフィルタ10により異物や塵を除去され、コン
プレッサ2により加圧されたのち熱交換器6により冷却
されることで液化され、その体積を極めて小さくした状
態でSF6 タンク7に貯蔵される。この時、SF6 タンク7
には気相も存在するが、殆どがガス状のSF6 であって、
これにわずかに不純物としてのガスが加わるのみであ
る。再びSF6 ガスを使用する場合は、バルブ13を利用
して使用したい装置に接続し、バルブ13を開とするこ
とでSF6 ガスを充気していた。
【0007】ところが、長期にわたる地球環境を考えた
場合には、今後更にSF6 ガスの排出量を削減する必要が
あるが、そのためには排出の要因にもなるSF6 ガスの使
用量自体を削減することが望ましい。これらの対策の一
環としてSF6 ガスを少量添加した混合ガスの使用が位置
付けられ、削減に有効と考えられている。
【0008】実現の可能性の高いものとして、窒素ガス
を母体としてSF6 ガスを少量添加する場合が考えられて
いる。しかし、このような混合ガス系では、高圧力にし
ないとSF6 ガスが液化しない問題や、大型の冷凍装置や
液体窒素による冷却を併用して液化圧力を下げる必要が
出る等、装置が大型化して回収・リサイクルの障害にな
り得る。
【0009】すなわち、表1に示すように、現在の純SF
6 ガスの場合、比較的低圧力で液化できるものの、SF6
ガスを低い割合で添加した混合ガスの場合、液化には高
圧力が不可欠である。より具体的には、10vol% SF6ガス
の場合、室温下で約20Mpa 以上の非常に大きな圧力が必
要であり、実際上液化が困難であるとの具体的な問題が
持ち上がる。
【0010】
【表1】 また、大量のガスを気体の状態のままで保管するには、
大型のタンクに回収しなくてはならが、多くの体積が必
要である。また、回収したガスの体積を小さくするため
には高圧力の状態で保管しなくてはならないが、この場
合、安全面での問題が生じ易くなる。さらに、液化され
ないSF6 以外のガスつまり窒素ガスはSF6 ガス回収時に
は大気に放出するのが最も経済的であるが、このとき、
放出ガス中にSF6 ガスを含まないようにすることが強く
要請されている。以上述べたように、混合ガスの中から
SF6 ガス回収する技術に関しては大きな課題が有り、混
合ガスの絶縁特性に関する研究と同時にその回収技術を
確立することが急務となっている。
【0011】混合ガスの分離回収装置に関しては、空気
から様々な成分の単体ガス(例えば酸素ガス)を分離す
る装置が、既に開発され実使用されている。このガス分
離回収装置は空気を窒素ガスと酸素ガスとに分け、酸素
ガスだけを回収するもので、その概要を図7を参照して
説明する。
【0012】図に示すようにコンプレッサ2aが設けら
れ、ここに窒素ガス吸着装置4が接続されている。窒素
ガス吸着装置4には窒素ガスを吸着しやすい吸着剤が装
填されている。また、窒素ガス吸着装置4にはコンプレ
ッサ2bを介して酸素ガスを貯蔵するガスタンク17が
接続されている。さらに、窒素ガス吸着装置4には真空
ポンプ9を介して窒素ガスを大気に放出する放気装置1
4が接続されている。
【0013】このような構成を有するガス分離回収装置
においてコンプレッサ2aで空気を圧縮し窒素ガス吸着
装置4に送り込む。窒素ガス吸着装置4では吸着剤が空
気中の窒素ガスだけを吸着する。そして、窒素ガス吸着
装置4を通過したガスは殆どが酸素ガスとなる。コンプ
レッサ2bは吸着装置4を通過した酸素ガスを圧縮し、
ガスタンク17がこれを貯蔵する。
【0014】この過程を十分な時間継続すると、窒素ガ
ス吸着装置4の吸着剤はもはや窒素ガスを吸着しきれな
い状態となる。この状態となる前にコンプレッサ2a,
2bを停止し、真空ポンプ9により窒素ガス吸着装置4
内のガス圧を下げると、窒素ガス吸着装置4の吸着剤は
吸着していた窒素ガスを放し、再び窒素ガスを吸着でき
る状態に戻る。このガスは放気装置14から大気中に放
出する。
【0015】窒素ガス吸着装置4内の吸着剤は吸着と放
出(再生)を交互に繰返すことにより半永久的に使用が
可能である。例えば、オゾナイザー用の酸素発生器用の
窒素ガス吸着剤としては、合成ゼオライトが使用されて
いる。合成ゼオライトは、含水アルミノケイ酸塩鉱物群
の総称で、一般式MeO・Al2O3・mSiO2・nH2Oで示される。結
晶構造中に金属陽イオンを包蔵し、これが極性基を静電
気的に引き付けたり、分極性分子を分極して引き付ける
作用を示し吸着するもので中性分子の吸着に有利であ
る。商品名としてモレキュラーシーブス(U.C.C )、ゼ
オラム、モレキュライト( 栗田工業) 、ニッカペレット
( 日本活性白土) のものが知られている。また、分極に
よる吸着の他に、合成ゼオライトはその表面に均一な細
孔を有し、この細孔よりも小さい分子のみが、孔路を通
って、空洞の内部に吸着されるため、優れた選択吸着性
(分子篩効果)を示す。このため細孔の大きさでも分類
され、3オングストローム型、4オングストローム型、
5オングストローム型、9オングストローム型、10オ
ングストローム型等が開発されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた空気から単
体ガスを分離回収する技術については、材料である空気
が無尽蔵に存在し、しかも分離回収しようとしている空
気の成分である単体ガスを回収しきれないで多く含んだ
状態で空気中に放出しても何ら問題がないことから、回
収率はそれ程問題にされない。この点において、本発明
の解決しようとしている課題とは大きく異なる。すなわ
ち、窒素ガスにSF6 ガスを少量添加した環境対応型のガ
ス絶縁機器から混合ガスを回収する場合、混合ガス量は
有限であるにもかかわらず、極めて高いSF6 ガスの回収
率が求められている。これは、経済的側面のみならず、
環境問題という全く新しい課題のために、空気中に放出
するガス中に含まれる量を殆ど零としなくてはならない
からである。
【0017】ただし、温室効果ガスであるSF6 ガスを回
収するために多量の電力エネルギーを使用するようで
は、逆に多量のCO2 ガスを排出することになり、これで
は本末転倒である。従って単にガス回収率を高めるので
はなく、消費電力を削減しつつ回収効率を向上させるこ
とが重要である。
【0018】これと同時に、ガス回収に必要な時間を短
くする事も強く要求される。変電所でのガス回収の目的
の一つに機器の内部点検がある事は既に述べたが、この
時、機器は停止状態にある。ところが電力の安定供給の
ためには、このような停止を極力少なくしなければなら
ない。従って、内部点検に必要な時間は短くすることが
望ましく、ガス回収作業の迅速化が期待されている。
【0019】さらには、現在、大都市内の変電所は用地
取得難から地下に建設されることが多い。このような変
電所においてSF6 ガスを回収する場合、ガス回収装置は
エレベータ等により運搬せざるをえない。そこで、極め
てコンパクトなガス回収装置が要求されている。
【0020】本発明は以上のような課題を解決するため
に提案されたものであり、その目的は、混合ガスから特
定のガスを極めて高い回収率で、効率良くかつ短時間で
回収可能なコンパクトなガス回収装置を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために提案されたもので、複数種の絶縁性ガス
からなる混合ガスを充填したガス絶縁機器に用いられる
装置であって、少なくともコンプレッサ及び熱交換器を
有し前記ガス絶縁機器から前記混合ガスを取り込み混合
ガス中の特定のガスを液化する液化装置が設けられたガ
ス回収装置において、次のような特徴を有している。
【0022】請求項1の発明は、吸着対象としているガ
スの種類が異なる2基の吸着装置が設けられ、第1の吸
着装置には前記液化装置が接続され、第2の吸着装置に
は該吸着装置が吸着したガスを大気に放出する放気装置
が接続されたことを特徴とする。
【0023】このような請求項1の発明では、一方の吸
着装置が回収対象のガスを吸着し、もう一方の吸着装置
が回収対象外のガスを吸着することができるので、前者
の回収率を高めることが可能である。
【0024】請求項2の発明は、請求項1記載のガス回
収装置において、前記第1の吸着装置にて吸着されない
でここを通過したガスが、前記第2の吸着装置に導かれ
るように2基の吸着装置が接続されたことを特徴とす
る。
【0025】以上の請求項2の発明において、第1の吸
着装置に吸着されないで通過したガスは、吸着されなか
ったガス成分の濃度が高くなる。この濃度の高いガスを
第2の吸着装置の吸着対象ガスとすることにより、第2
の吸着装置は高いガス回収率を獲得することができる。
【0026】請求項3の発明は、請求項2記載のガス回
収装置において、前記第2の吸着装置にて吸着されない
でここを通過したガスが、再び前記第1の吸着装置に導
かれるように2基の吸着装置が接続されたことを特徴と
する。
【0027】このような請求項3の発明では、2基の吸
着装置を直列状に接続して混合ガスの閉ループを形成す
ることができる。そのため前記請求項2記載の作用効果
に加えて、第1の吸着装置も高いガス回収率を獲得でき
る。つまり、第2の吸着装置を通過したガスは吸着され
なかったガス成分の濃度が高まり、この高濃度ガスを第
1の吸着装置の吸着対象ガスとすることで第1の吸着装
置のガス回収率が向上する。しかも、閉ループから分岐
する枝として液化装置及び放気装置を接続しているた
め、液化装置や放気装置の動作に関係なく、混合ガスの
循環を実施することができる。また、閉ループを循環す
る混合ガスは循環回数によってその組成を変化すること
がなく、エネルギーロスが少なく、高いガス回収率と高
効率を安定して実現する。
【0028】請求項4の発明は、請求項1、2または3
記載のガス回収装置において、前記液化装置で液化しな
かったガスが再び第1の吸着装置に導かれるように前記
第1の吸着装置及び前記液化装置が接続されたことを特
徴とする。
【0029】上記の請求項4の発明では、液化装置で液
化しなかったガスを再び第1の吸着装置に導くので、さ
らにガス回収率を高めることができる。
【0030】請求項5の発明は、吸着対象としているガ
スの種類が異なる2基の吸着装置が設けられ、前記液化
装置及び吸着装置が複数の移動可能な台車に分割して設
置されたことを特徴とする。
【0031】このような請求項5の発明では、ガス回収
装置の構成要素を複数個の台車に分割して設置すること
で、コンパクト化を図ることができ、地下の変電所に運
搬する場合でも装置をエレベータ等に容易に乗せること
ができる。
【0032】請求項6の発明は、請求項5記載のガス回
収装置において、一方の台車に前記吸着装置が設置さ
れ、他方の台車に前記液化装置が設置されたことを特徴
とする。
【0033】この請求項6の発明によれば、液化装置が
設置された台車だけを使用して純粋なSF6 ガスの回収を
行うことができ、ガス回収装置の稼働率を上げることが
できる。また、純粋なSF6 ガス絶縁機器と混合ガス絶縁
機器が同居するような変電所で使用する場合などにも極
めて便利である。さらに、従来のガス回収装置をそのま
ま使用できる部分が多いため、経済的である。
【0034】請求項7の発明は、吸着対象としているガ
スの種類が異なる2基の吸着装置が設けられ、各吸着装
置には同容量の吸着部が2個収納され、これら2個の吸
着部がガス配管により接続され、一方の吸着部がガスを
吸着する吸着過程をとるとき、他方の吸着部では吸着し
たガスを放出する放出過程をとるように構成されたこと
を特徴とする。
【0035】以上のような請求項7の発明では、一方の
吸着部がガスを吸着する吸着過程をとるとき、他方の吸
着部では吸着したガスを放出する放出過程をとることに
より、それぞれの過程を定期的に入替え、系全体で定常
的な運転を実施することが可能となる。これにより、機
器起動時の消費電力を節約でき、ガス回収の効率が向上
する。
【0036】請求項8の発明は、請求項7記載のガス回
収装置において、前記2個の吸着部が熱的に結合された
ことを特徴とする。
【0037】請求項8の発明では、吸着部が放出過程で
は冷却を必要とし、吸熱過程では加熱を必要とする点に
着目したものである。すなわち2個の吸着部を熱的に結
合し、両者間の熱の移動を容易としたので、一方の吸着
部での放出過程における発熱を、他方の吸着部での吸着
過程における加熱に利用することができる。従って、特
別の電力を消費することなく、吸着及び放出(再生)の
効率を高めることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態…請求項
1〜4に対応 [構成]図1は本発明の第1の実施の形態のガス回収装
置の構成図である。ここでは、既に説明した図6及び図
7に示した従来技術によるガス回収装置と同一構成要素
については同一記号を付し説明を省略する。
【0039】第1の実施の形態では、吸着対象としてい
るガスの種類が異なる2基の吸着装置、すなわち窒素ガ
ス吸着装置4と共にSF6 ガス吸着装置3が設置されてい
る点に特徴がある。SF6 ガス吸着装置3にはSF6 ガスを
吸着しやすい吸着剤が装填されている。SF6 ガス吸着装
置3には液化装置であるコンプレッサ2b、熱交換器6
及びSF6 タンク7が接続され、窒素ガス吸着装置4には
真空ポンプ9bを介して放気装置14が接続されてい
る。このとき、SF6 ガス吸着装置3からコンプレッサ2
bに移るガスが吸着装置3にて吸着されたSF6 ガスであ
り、窒素ガス吸着装置4から真空ポンプ9bに移るガス
が吸着装置4にて吸着された窒素ガスである。
【0040】また、SF6 ガス吸着装置3にて吸着されな
いでここを通過したガスは、窒素ガス吸着装置4に導か
れ、窒素ガス吸着装置4にて吸着されないでここを通過
したガスは、再びバッファタンク5に入りSF6 ガス吸着
装置3に導かれるように構成されている。さらに、SF6
タンク7の上部にはガス配管18が接続され、減圧バル
ブ11bを介してバッファタンク5に接続している。ま
た、SF6 タンク7の下部には液化ガスボンベ等からなる
貯蔵タンク8が接続されている。
【0041】[作用]このような構成を有する第1の実
施の形態の作用は次の通りである。コンプレッサ2aの
動作により混合ガスは、SF6 ガス吸着装置3、窒素ガス
吸着装置4、バッファタンク5、フィルタ10を経て再
びコンプレッサ2aに戻る閉ループ内を何回も循環する
ことができる。コンプレッサ2b、熱交換器6、SF6 タ
ンク7からなるSF6 液化装置は、この閉ループから吸着
装置3を介して分岐する枝として接続していることか
ら、その動作は閉ループ内のガス循環に影響を与えな
い。一方、真空ポンプ9b、放気装置14からなる窒素
ガスの放気装置も同様に、吸着装置4を介して分岐する
枝として接続していることからその動作は閉ループ内の
ガス循環に影響を与えない。
【0042】次にこの閉ループの作用として、ここを移
動するガスの様子(変化)について説明する。ガス絶縁
機器1からバッファタンク5に取り込まれたSF6 ガスと
窒素ガスの混合ガスは特定の混合比を有しているが、SF
6 ガス吸着装置3にてSF6 ガスが選択的に吸着されるた
めに、SF6 ガス吸着装置3を出る混合ガスはSF6 ガス成
分の少ない窒素ガスリッチなガスとなって窒素ガス吸着
装置4に入る。この窒素ガス吸着装置4は窒素ガスを選
択的に吸着するために、窒素ガス吸着装置4を出るガス
の混合比は最初にバッファタンク5に取り込まれた混合
ガスの混合比に近づくことになる。従って、閉ループを
循環した後、バッファタンク5に戻されるガスの混合比
とバッファタンク5内にすでに存在していたガスの混合
比には大きな差はなく、両者の混合により新たなガスの
混合比はそれ程大きく変化しないことになる。
【0043】一方、SF6 タンク7には液化したSF6 が流
れ込み、この液化SF6 は貯蔵タンク8に移され貯蔵され
る。SF6 タンク7の上部には、液化されないSF6 ガスと
同時に、吸着装置3の吸着ガスとして取り込まれてしま
ったわずかな窒素ガスが含まれる。この窒素ガスの混合
比はわずかではあるが、回収が進むにつれて、純粋な液
化SF6 が選択的に貯蔵タンク8に移されるため、SF6 タ
ンク7の上部の気相部分の窒素ガス濃度は次第に高くな
る。この時、減圧バルブ11bを動作させ、ガス配管1
8を通してSF6 タンク7上部のガスを再びバッファタン
ク5に戻すことにより、SF6 タンク7に溜まった窒素ガ
スを排出する。
【0044】[効果]混合ガスを循環させるためのコン
プレッサ2aは数気圧程度であるのに対し、SF6 ガスを
液化するためには純粋なSF6 といえども常温で20気圧以
上の圧力が必要となる。従って、コンプレッサ2bはコ
ンプレッサ2aに比較して大きな電力を必要とする。ま
た、液化装置を構成するコンプレッサ2aに入るSF6 ガ
スの純度が低下する(つまり、窒素ガス量が増える)
と、益々必要な圧力が上昇することは既に述べた。ここ
で、必要圧力が上昇すると、圧縮に必要な電力は圧力の
上昇分以上の増加となる。従って、コンプレッサ2aの
動作の効率をある程度犠牲にしてもコンプレッサ2bの
動作の効率を高める方が、全体としての電力の消費を少
なくできる。すなわち、液化装置に流入するガスのSF6
ガス濃度を極力高める方が得策である。
【0045】一方、大気に放出する窒素ガス中に含まれ
るSF6 ガスは地球環境の観点から極力少なくする必要が
ある。SF6 ガスの地球温暖化指数は二酸化炭素ガスの2
4000倍といわれていることから、大気に放出するガ
スにSF6 ガスが含まれている時の等価的な電力消費は、
他の機器に必要な電力とは比べものにならないほど大き
いといえる。このようなことから、大気に放出する窒素
ガスの純度を第一とし、SF6 液化装置に取り込まれるSF
6 ガスの純度を第二とし、コンプレッサ2aの効率を第
三とするのが最も得策といえる。
【0046】一般的に、吸着装置で吸着されるガスと通
過するガスの純度を比較すると、吸着されるガスの純度
の方を高くする方が容易である。すなわち、閉ループ内
のガス循環を繰返せば繰り返すほど吸着されるガスの純
度は高くなる。
【0047】第1の実施の形態によれば、コンプレッサ
2bにより熱交換器6に取り込まれるSF6 ガスは、吸着
装置3により吸着したものであり、真空ポンプ9bによ
り放気装置14に取り込まれる大気に放出する窒素ガス
も同様に吸着装置4により吸着したものである。そのた
め、両ガスともにかなりの高純度が期待できる。さら
に、窒素ガス吸着装置4の前段にSF6 ガス吸着装置3が
あり、SF6 ガスが吸着された窒素ガスリッチな混合ガス
が窒素ガス吸着装置4に注入されることになるので、吸
着装置4で吸着されるガスはさらに一段と純度の高い窒
素ガスであることが期待できる。
【0048】しかも、バッファタンク5、フィルタ1
0、コンプレッサ2a、吸着装置3、吸着装置4から成
る閉ループ形成は、2つの吸着装置3及び吸着装置4と
もにそれを通過するガス通路を利用していることから、
ガス循環はコンプレッサ2a一台ですみ、効率的である
ばかりでなく、SF6 ガスの液化過程や窒素ガスの放気過
程とは無関係に作動できる。これにより、ガス回収に要
する時間的制約の中で大気に放出する窒素ガスの純度を
高めることが極めて容易となる。
【0049】熱力学が教える所によれば、高温の気体と
低温の気体を何の作用も得ないで混ぜ合わせると、それ
だけでエントロピーが増大しエネルギーのロスとなる。
このことと同様に、例えばSF6 ガス含有率をせっかく低
下したガスにSF6 含有率の高いガスを混合した場合も、
大きなエントロピーの増大が現れ、エネルギーロスにつ
ながる。従って、ループを循環して元の出発点に戻るガ
スの混合比は、出発点の混合比に極力近いことが望まし
い。先にも述べたように、第1の実施の形態では、閉ル
ープの循環を終えて出発点に戻るガスの混合比は出発点
の混合比に近い。そのため極めて効率的な回収が可能と
いえる。また、ガスが閉ループを循環する回数が増えて
も、このガスの混合比が変化することが少ないことは、
この系がいつも同じような動作ができることを意味して
おり、エネルギーロスが少なく、この点でも有利とな
る。以上述べたように第1の実施の形態によれば、窒素
ガスにSF6 ガスを少量添加した環境対応型のガス絶縁機
器から、SF6 ガスを極めて高い回収率で効率良く回収す
ることができる。
【0050】(2)第2の実施の形態…請求項5及び6
に対応 [構成]図2は、本発明の第2の実施の形態のガス回収
装置の構成図である。第2の実施の形態には移動可能な
2台の台車15a,15bが設けられている。このうち
台車15aには、コンプレッサ2a、SF6 ガス吸着装置
3、窒素ガス吸着装置4、真空ポンプ9b、放気装置1
4が設置され、もう一方の台車15bには、真空ポンプ
9a、バッファタンク5、フィルタ10、コンプレッサ
2b、熱交換器6、SF6 タンク7が設置される。貯蔵タ
ンク8はここでは液化SF6 ボンベとし、台車15bには
設置されず独立して設けられている。
【0051】また、フィルタ10からのガス出口側には
バルブ13bが、コンプレッサ2aへのガス入口側には
バルブ13cが、窒素ガス吸着装置4へのガス入口側に
はバルブ13dが、減圧バルブ11bからのガス出口側
にはバルブ13eが、SF6 ガス吸着装置3からのガス出
口側にはバルブ13fが、コンプレッサ2bのガス入口
側にはバルブ13gが、フィルタ10とコンプレッサ2
bとを結ぶガス配管上にはバルブ13hが、SF6 タンク
7と貯蔵タンク8とを結ぶガス配管上にはバルブ13i
及び13qが、貯蔵タンク8の下流側にはバルブ13r
が、それぞれ設けられている。
【0052】[作用]いま、バルブ13bとバルブ13
c、バルブ13dとバルブ13e、バルブ13fとバル
ブ13gを接続し、これらのバルブを開とするととも
に、バルブ13hを閉とすれば、台車15aと台車15
bに設置した装置を合成することで図1に示したガス回
収装置と全く同一の構成とすることができる。一方、バ
ルブ13b,13e,13gを閉とし、バルブ13hを
開とすれば、台車15bに設置した装置は図5に示した
従来の純粋なSF6 ガスの回収装置と全く同一の構成とな
る。
【0053】[効果]構成要素を分割して複数の台車1
5a,15bに設置することで、一つの台車が小さくな
り、エレベータ等に乗せられるサイズにすることがで
き、地下の変電所には簡単に運搬することができる。こ
の効果のみならず、第2の実施の形態によれば、SF6 ガ
スを含む混合ガスからのSF6 ガス回収と同時に、純粋な
SF6 ガスから従来と同様にSF6 ガスの回収が出来る。従
って、ガス回収装置の稼働率を上げられることができる
と同時に、純粋なSF6 ガス絶縁機器と混合ガス絶縁機器
が同居するような変電所で使用する場合などにも適用す
ることができ、極めて広い範囲で使用することができ
る。また、第2の実施の形態は、従来のガス回収装置の
わずかな修理により混合ガスの回収のための構成部品を
得ることが可能であり、経済的に有利である。
【0054】(3)第3の実施の形態…請求項7及び8
に対応 [構成]図3は本発明の第3の実施の形態のガス回収装
置のSF6 ガス吸着装置3部分の構成図である。SF6 ガス
吸着装置3には同容量の吸着部である金属タンク3a,
3bが2個収納されている。金属タンク3a,3bは、
バルブ13j,13k,13l,13m,13n,13
pを介して並列状に接続され、この系全体としてSF6 ガ
ス吸着装置3が形成される。また、一方の金属タンク3
aがガスを吸着する吸着過程をとるとき、他方の3bで
は吸着したガスを放出する放出過程をとるように構成さ
れている。なお、図面では示していないが、吸着装置4
についても同様な構成とする。また、図中のAは混合ガ
ス入口、Bは通過ガス出口、Cは吸着ガス取出口であ
る。
【0055】[作用]吸着装置3,4は吸着過程と放出
過程( 再生過程) を交互に繰返す必要がある事は既に述
べた。従って、同一規模の吸着装置を2個用意し、一方
を吸着過程として動作させ、他方を放出過程( 再生過
程) として動作させれば、系全体としては定常的な運転
が可能となる。
【0056】いま、SF6 ガス吸着装置3において、バル
ブ13j,13lを開とし、バルブ13k,13m,1
3nは閉として、金属タンク3aは吸着過程をとる。そ
してバルブ13pは開とし、金属タンク3bに吸着され
たSF6 ガスを液化装置に送り込む。金属タンク3aの吸
着過程が終了すれば、バルブ13j,13l,13pを
閉とし、次にバルブ13k,13m,13nを開とする
ことで、今度は金属タンク3bが吸着過程となり、金属
タンク3aが放出過程( 再生過程) となり、役割が入れ
替わる。
【0057】[効果]このように第3の実施の形態で
は、吸着過程と放出過程( 再生過程) という2つの手続
きを交互に繰返すことにより、系全体としては定常的に
運転を実施することができる。一般的に、真空ポンプや
コンプレッサは始動時に大きな電力を必要とするので、
定常的な運転が可能な第3の実施の形態によればこれら
の機器は停止することなく、消費電力を大幅に節約する
ことができ、回収の効率が向上する。
【0058】また、第1の実施の形態と組合わせること
により、両者の相乗効果が期待できる。すなわち、吸着
装置3と吸着装置4のそれぞれの吸着過程と放出過程(
再生過程) の入替を全く独立に行うことにより、大気中
に放出する窒素ガス中に微量に含まれるSF6 の量を容易
にコントロールすることができ、経済的でしかも回収率
の高いガス回収装置が提供することができる。
【0059】(4)第4の実施の形態…請求項8に対応 [構成]図4は本発明の第4の実施の形態のガス回収装
置の窒素ガス吸着装置4部分の構成図である。図面では
示していないが、吸着装置3についても同様な構成とす
ることが可能である。第4の実施の形態の特徴は、窒素
ガス吸着装置4には同容量の吸着部である金属タンク4
a,4bが2個並列状に接続され、一方の金属タンク4
aから出るガスの通路となるガス配管16aが、他方の
金属タンク4bのタンク表面に密着させて配置されてい
る点にある。同様に、金属タンク4bから出るガスの通
路となるガス配管16bは、他方の金属タンク4aのタ
ンク表面に密着させて配置されてい。この他の構成はす
でに作用、効果を説明した図3に示した第3の実施の形
態の吸着装置3と同一である。
【0060】[作用]気体は圧縮すると温度が上がり、
減圧すると温度が下がる事は自然現象としてよく知られ
ている。従って、吸着過程にある吸着装置は発熱過程に
あり、放出(再生) 過程にある吸着装置は吸熱過程にあ
る。ところで、吸着剤の吸着量と温度の関係は反比例に
あり、模式的に示すと図5に示すグラフの通りになる。
【0061】このグラフから明らかなように、吸着過程
にある吸着装置は低温であることが望ましく、放出(再
生)過程にある吸着装置は逆に高温である事が望ましい
ことが分かる。このように、望ましい状況と自然に推移
する状態とは全く逆の温度分布となる。この吸着過程と
放出(再生)過程は時間的には同時に発生することか
ら、金属タンク4aと4bの熱的なカップリングを強く
しておけば、より好ましい温度分布に移行することがで
きる。
【0062】第4の実施の形態はこのような温度分布の
移行を実現することができる。例えば金属タンク4aが
吸着過程にあるとすればこれは発熱過程となり高温とな
る。この金属タンク4aで吸着されずに通過したガスは
高温となっており、ガス配管16aも高温となり、金属
タンク4bに密着しているのでこれを加熱することがで
きる。このとき、金属タンク4bは放出(再生)過程に
あるため、加熱することによって、より放出(再生)の
効率が向上する。
【0063】一方、金属タンク4bから放出されたガス
は低温となっており、ガス配管16bも低温となり、金
属タンク4aのタンクに密着しているのでこれを冷却す
ることがてきる。このとき、金属タンク4aは吸着過程
にあるため、冷却することによって、より吸着効率が向
上する。
【0064】[効果]このように、第4の実施の形態に
よれば、必ず発生する発熱過程と吸熱過程をうまく組合
わせることで、特別な電力を使用することなく吸着、放
出(再生)の効率を大幅に向上することができ、ガス回
収効率を向上できる。そのため、ガス回収に必要な時間
を短縮できるばかりでなく、地球温暖化の一因となる二
酸化炭素ガスの発生を極力少なくすることが可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸着対
象としているガスの種類が異なる2基の吸着装置を設
け、第1の吸着装置に液化装置を、第2の吸着装置に放
気装置をそれぞれ接続するといった極めて簡単に構成に
より、混合ガスから特定のガスを極めて高い回収率で、
効率良くかつ短時間で回収可能なコンパクトなガス回収
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態のSF6 ガス吸着装置
3部分の構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の窒素ガス吸着装置
4部分の構成図。
【図5】吸着剤の吸着量と温度の関係を示すグラフ。
【図6】ガス回収装置の従来例の構成図。
【図7】混合ガスの分離回収装置の従来例の構成図。
【符号の説明】
1…ガス絶縁機器 2,2a,2b…コンプレッサ 3…SF6 ガス吸着装置 3a,3b,4a,4b…金属タンク 4…窒素ガス吸着装置 5…バッファタンク 6…熱交換器 7…SF6 タンク 8…貯蔵タンク 9,9a,9b…真空ポンプ 10…フィルタ 11a,11b…減圧バルブ 12a,12b…連動バルブ 13,13a,13b,13c,13d,13e,13
f,13g,13h,13i,13j,13k,13
l,13m,13n,13p,13q,13r…バルブ 14…放気装置 15a,15b…台車 16a,16b,18…ガス配管 17…ガスタンク A…混合ガス入口 B…通過ガス出口 C…吸着ガス取出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D012 CA20 CB15 CB16 CD07 CE01 CF01 CG01 CJ02 CK10 4D047 AA07 AB00 BA02 BB03 DA01 5G017 DD07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の絶縁性ガスからなる混合ガスを
    充填したガス絶縁機器に用いられる装置であって、少な
    くともコンプレッサ及び熱交換器を有し前記ガス絶縁機
    器から前記混合ガスを取り込み混合ガス中の特定のガス
    を液化する液化装置が設けられたガス回収装置におい
    て、 吸着対象としているガスの種類が異なる2基の吸着装置
    が設けられ、 第1の吸着装置には前記液化装置が接続され、 第2の吸着装置には該吸着装置が吸着したガスを大気に
    放出する放気装置が接続されたことを特徴とするガス回
    収装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の吸着装置にて吸着されないで
    ここを通過したガスが、前記第2の吸着装置に導かれる
    ように2基の吸着装置が接続されたことを特徴とする請
    求項1記載のガス回収装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の吸着装置にて吸着されないで
    ここを通過したガスが、再び前記第1の吸着装置に導か
    れるように2基の吸着装置が接続されたことを特徴とす
    る請求項2記載のガス回収装置。
  4. 【請求項4】 前記液化装置で液化しなかったガスが再
    び第1の吸着装置に導かれるように前記第1の吸着装置
    及び前記液化装置が接続されたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載のガス回収装置。
  5. 【請求項5】 複数種の絶縁性ガスからなる混合ガスを
    充填したガス絶縁機器に用いられる装置であって、少な
    くともコンプレッサ及び熱交換器を有し前記ガス絶縁機
    器から前記混合ガスを取り込み混合ガス中の特定のガス
    を液化する液化装置が設けられたガス回収装置におい
    て、 吸着対象としているガスの種類が異なる2基の吸着装置
    が設けられ、 前記液化装置及び吸着装置が複数の移動可能な台車に分
    割して設置されたことを特徴とするガス回収装置。
  6. 【請求項6】 一方の台車に前記吸着装置が設置され、 他方の台車に前記液化装置が設置されたことを特徴とす
    る請求項5記載のガス回収装置。
  7. 【請求項7】 複数種の絶縁性ガスからなる混合ガスを
    充填したガス絶縁機器に用いられる装置であって、少な
    くともコンプレッサ及び熱交換器を有し前記ガス絶縁機
    器から前記混合ガスを取り込み混合ガス中の特定のガス
    を液化する液化装置が設けられたガス回収装置におい
    て、 吸着対象としているガスの種類が異なる2基の吸着装置
    が設けられ、 各吸着装置には同容量の吸着部が2個収納され、 これら2個の吸着部がガス配管により接続され、 一方の吸着部がガスを吸着する吸着過程をとるとき、他
    方の吸着部では吸着したガスを放出する放出過程をとる
    ように構成されたことを特徴とするガス回収装置。
  8. 【請求項8】 前記2個の吸着部が熱的に結合されたこ
    とを特徴とする請求項7記載のガス回収装置。
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