JP2001102277A - 濃度フィルタ、露光装置及び露光方法 - Google Patents

濃度フィルタ、露光装置及び露光方法

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JP2001102277A
JP2001102277A JP27321499A JP27321499A JP2001102277A JP 2001102277 A JP2001102277 A JP 2001102277A JP 27321499 A JP27321499 A JP 27321499A JP 27321499 A JP27321499 A JP 27321499A JP 2001102277 A JP2001102277 A JP 2001102277A
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pattern
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Soichi Inoue
壮一 井上
Satoshi Tanaka
聡 田中
Suigen Kiyou
帥現 姜
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70191Optical correction elements, filters or phase plates for controlling intensity, wavelength, polarisation, phase or the like
    • GPHYSICS
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】透過率が直線的に変化するグラデーション部を
有する濃度フィルタを提供すること。 【解決手段】光源が発する照明光を所定のパターンが形
成された原板に投射する第1及び第2の照明光学系とを
有する露光装置の第1の照明光学系と第2の照明光学系
との間に濃度フィルタは挿入され、グラデーション部に
は、遮光パターン402と透光パターン401の繰り返
しパターンがピッチPで配列形成され、ピッチPは、P
≦λ/(NA1+NA2);(NA1:第1の照明光学系
の濃度フィルタ側の開口数、NA2:第2の照明光学系
の濃度フィルタ側の開口数、λ:照明光の波長),且つ
Δ/αP2=Si 2−Si+1 2;(Δ:任意のi番目(iは
自然数)の透光パターンとi+1番目の透光パターンの
位置に対応する原板上での光強度差、Si:任意のi番
目の透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満
たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に一括露光でき
る画角に納まらない大面積の被露光基板に対して露光を
行う際に必要となる繋ぎ露光の為の濃度フィルタ、露光
装置および露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの最小寸法が光露光装置の限界解
像力に近づき、光リソグラフィにおけるプロセスマージ
ン(焦点深度、露光量余裕度)が十分に得られなくなっ
てきている。光リソグラフィ工程とは、LSI回路パタ
ーンが描かれたガラス板であるフォトマスクに光を当
て、縮小露光装置を使ってレジストと呼ばれる感光剤が
塗布されたシリコンウェハ上にフォトマスクの影を複数
個縮小コピーし、光の当たったレジストを現像して取り
除きレジストパターンを形成する工程である。このレジ
ストパターンをフォトマスクに下地を加工するエッチン
グ工程へとつながる。上記縮小露光装置の縮小率は通常
1/4〜1/5である。
【0003】近年LSIの微細化が進行していき、LS
Iパターンの寸法精度が厳しくなるに従って、フォトマ
スクに要求される寸法精度が厳しくなり、フォトマスク
の倍率を大きくする必要が出てきた。それに伴い、LS
I1チップ分が1枚のフォトマスクに納まらなくなり、
複数枚のフォトマスクで1チップを形成する必要が出て
きた。
【0004】図15を用いてつなぎ露光について説明す
る。図15(a)は縮小露光装置の光線図、図15
(b)は繋ぎ露光の概念図である。201は面光源、2
02は露光領域を制限するブラインド、101,102
はそれぞれ第1及び第2のフォトマスク、103は縮小
レンズ、104はウェハ、208は光源から出た光をブ
ラインドに導く第1の照明光学系、209はブラインド
からフォトマスク101,102へ光を導く第2の照明
光学系である。図示のように、ウェハ104、フォトマ
スク101,102、ブラインド202は光学的に共役
な位置に配置されている。
【0005】光源201から出た露光光は第1の照明光
学系208を介してブラインド202で成形され、第2
の照明光学系209内で一旦結像した後、フォトマスク
101,102を照明し、さらに投影レンズ205内で
結像した後、ウェハ104に到達する。
【0006】図15(b)に従って、繋ぎ露光したとき
の問題点を指摘する。図示のように、まずブラインド2
02によって成形された照明光を第1のフォトマスク1
01に照射し、ウェハ104上に第1の露光を行う。引
き続き第2のフォトマスク102を照明し、ウェハ10
4を位置決めして第2の露光を行う。すると、第1の露
光と第2の露光との間で微妙な位置ずれが発生し、繋ぎ
目1501においてパターンのずれが発生してしまう。
【0007】繋ぎ目1501を拡大したのが図16であ
る。図16(a)はフォトマスクの位置関係を示す平面
図、図16(b)はウェハ上のレジストパターンの平面
図を示している。1501,1502はそれぞれ第1の
フォトマスクの透光部と遮光部、1503,1504は
それぞれ第2のフォトマスクの透光部と遮光部である。
また、1505はレジストパターン、1506はレジス
トの無い部分である。レジストはネガ型を想定してい
る。
【0008】第1の露光と第2の露光との間で微妙な位
置ずれの方向によって、繋ぎ目において図示のように3
種類のパターン異常が発生する。第1の露光と第2の露
光がパターンに対して横にずれると、繋ぎ目において図
示のような寸法異常が発生する(横ずれ)。また第1の
露光と第2の露光が互いに乖離すると、パターンの繋ぎ
目でレジストパターンが細ってしまう(乖離)。また逆
に第1の露光と第2の露光が互いに近付きすぎると、パ
ターンの繋ぎ目でレジストパターンが太ってしまう(食
込み)。
【0009】この問題を解決する為に、ブラインド20
2の近傍に濃度フィルタ(gradation filter)を設置す
るという提案がなされている。図17は、濃度フィルタ
を組み込んだ縮小露光装置の概略構成を示す図である。
図17において、図15と同一な部位には同一符号を付
し、その説明を省略する。図17に示すように、濃度フ
ィルタ1100はブラインド202のごく近傍に設置さ
れる。
【0010】図18は濃度フィルタを通過した照明光の
光強度分布を示している。図18に示すように、濃度フ
ィルタを介して照明すると、フォトマスク上で直線的に
照明光強度が減衰するような露光量分布でフォトマスク
を照明することができる。
【0011】図19はこの濃度フィルタを用いて繋ぎ露
光した場合の、繋ぎ部の様子を示している。繋ぎ部にお
いては濃度フィルタによって、第1の露光では図19
(a)、第2の露光では図19(b)にそれぞれ示すよ
うに、フォトマスク上で直線的に照明光の強度190
1,1902が減衰するようにする。繋ぎ部以外の露光
量を1としている。そして図19(c)に示すように第
1の露光と第2の露光において繋ぎ部分が正確に重なる
ように位置決めして露光する。図19(d)はフォトマ
スクの位置関係を示す平面図、図19(e)はウェハ上
のレジストパターンの平面図を示している。
【0012】1904は第1の露光で露光される第1の
フォトマスク、1905は第1のフォトマスク1904
の透光部、1906は第1のフォトマスク1905の遮
光部、1907は第2の露光で露光される第2のフォト
マスク、1908は第2のフォトマスク1907の透光
部、1909は第2のフォトマスク1907の遮光部を
示している。また、1910はレジストパターン、19
11はレジストの無い部分である。レジストはネガ型を
想定している。
【0013】繋ぎ部では2重露光となるが、図19
(c)のトータル露光量1903のように繋ぎ部のどこ
でも2回の露光量の和が1になり、均一な照明が実現で
きる。また、2重露光でパターニングされるため、図1
9(e)のように寸法変動が非常に小さくできる。しか
しながら、この特性は、濃度フィルタのグラデーション
部の透過率減衰がどの程度直線的に変化させられるかで
精度が決まる。
【0014】図20に示すように、もし透過率が直線的
減衰から外れると、2重露光後のトータル露光量が1か
ら外れるため、寸法変動が生じてしまう。
【0015】ところが、現在、透過率が直線的に変化す
る濃度フィルタが提案されていなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】透過率が直線的に変化
する濃度フィルタを用いることによってつなぎ露光にお
ける寸法変動を抑制することができるが、具体的な濃度
フィルタの構成が提案されていないという問題があった
本発明の目的は、透過率が直線的に変化し、繋ぎ部での
照明光分布の直線的減衰を実現し、結果として繋ぎ部で
の寸法精度を大幅に向上させることが可能な濃度フィル
タ、半導体露光装置、及び露光方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0018】(1)本発明(請求項1)は、透光部と、
この透光部を挟んで対向して設けられたグラデーション
部と、前記透光部及びグラデーション部の周囲に形成さ
れた遮光部とを具備する濃度フィルタであって、前記濃
度フィルタは、光源と、この光源が発する露光光を所定
のパターンが形成された原板に投射する第1及び第2の
照明光学系と、前記原板に形成されたパターンを被露光
基板に投影する投影光学系とを有する露光装置の第1の
照明光学系と第2の照明光学系との間に挿入され、前記
グラデーション部には、遮光パターンと透光パターンの
繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、前記ピッ
チPは、 P≦λ/(NA1+NA2) (NA1:第1の照明光学系の前記濃度フィルタ側の開
口数、NA2:第2の照明光学系の前記濃度フィルタ側
の開口数、λ:露光光の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
+1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
ことを特徴とする。
【0019】(2)本発明(請求項2)は、透光部と、
この透光部を挟んで対向して設けられたグラデーション
部と、前記透光部及びグラデーション部の周囲に形成さ
れた遮光部とを具備する濃度フィルタであって、前記濃
度フィルタは、光源と、この光源からの光を所定のパタ
ーンが形成された原板に投射する照明光学系と、前記原
板に形成されたパターンを被露光基板に投影する投影光
学系とを有する露光装置の該照明光学系と該原板との間
に挿入され、前記グラデーション部には、遮光パターン
と透光パターンの繰り返しパターンがピッチPで配列形
成され、前記ピッチPは、 P≦λ/(NA3+NA4) (NA3:前記照明光学系の前記原板側の開口数、NA
4:前記投影光学系の前記原板側の開口数、λ:露光光
の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
+1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
ことを特徴とする。
【0020】(3)本発明(請求項3)の露光装置は、
(1)に記載の濃度フィルタが第1の照明光学系と第2
の照明光学系との間に挿入されていることを特徴とす
る。
【0021】(4)本発明(請求項4)の露光装置は、
(2)に記載の前記濃度フィルタが照明光学系と原板と
の間に挿入、或いは原板の照明光学系側の面に形成され
ていることを特徴とする。
【0022】(5)本発明(請求項5)の露光方法は、
(1)に記載の濃度フィルタを用いて原板に形成された
パターンを被露光基板に転写する露光方法であって、該
原板上の複数の領域、或いは複数の原板のパターンを、
前記グラデーション部に対応して前記被露光基板上に結
像されたパターン領域が重なるように、時系列的につな
いで露光を行うことを特徴とする。
【0023】(6)本発明(請求項5)の露光方法は、
(2)に記載の濃度フィルタを用いて原板に形成された
パターンを被露光基板に転写する露光方法であって、該
原板上の複数の領域、或いは複数の原板のパターンを、
前記グラデーション部に対応して前記被露光基板上に結
像されたパターン領域が重なるように、時系列的につな
いで露光を行うことを特徴とする。
【0024】上記本発明に好ましい実施態様を以下に記
す。前記被露光基板が半導体基板であること。前記被露
光基板が、リソグラフィ手段によって半導体基板上に転
写する際に用いられるフォトマスクであること。
【0025】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0026】繋ぎ部での照明光分布の直線的減衰の精度
を大幅に向上させ、結果として繋ぎ部での寸法精度を大
幅に向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0028】[第1の実施形態]本実施形態では、図1
に示すように、第1のフォトマスク101と第2のフォ
トマスク102に形成されたパターンを投影光学系10
3によりそれぞれウェハ104上に転写して、第1のパ
ターン105と第2のパターン106とが繋がるように
形成することにより、一つのパターン107を形成する
方法について説明する。
【0029】図2,図3,図4,図5にしたがって、本
発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
【0030】図2は、本発明の第1の実施形態に係わる
縮小露光装置の概略構成を示す図である。図2におい
て、201は露光光を発する面光源、202は露光領域
を制限するブラインド、101,102は第1及び第2
のフォトマスク、103は投影光学系、104はウェ
ハ、208は面光源201から出た光をブラインド20
2に導く第1の照明光学系、209はブラインド202
からフォトマスク101,102へ露光光を導く第2の
照明光学系である。
【0031】本発明の濃度フィルタ(gradation filte
r)200は、ブラインド202の位置あるいはごく近
傍に配置される。図示のように、ウェハ104、フォト
マスク101,102、ブラインド202は光学的に共
役な位置である。面光源201から出た露光光は第1の
照明光学系208を介してブラインド202および濃度
フィルタ200で成形され、第2の照明光学系209内
の瞳位置で一旦結像した後、フォトマスク101,10
2を照明し、さらに投影光学系103内の瞳位置で結像
した後、ウェハ104に到達する。露光光の波長は24
8nm、濃度フィルタ200からフォトマスク101,
102への倍率は1倍である。フォトマスク101,1
02上のパターンはウェハ104へ1/4に縮小投影さ
れる。
【0032】投影光学系103のウェハ104側の開口
数(NA)は0.6、コヒーレンスファクタは0.75
である。したがって、投影光学系103のフォトマスク
101,102側のNAは0.15である。また第2の
照明光学系209のフォトマスク101,102側のN
Aは0.15×0.75=0.1125である。第2の
照明光学系209の濃度フィルタ200側のNA2
0.1125×1=0.1125である。さらに第1の
照明光学系208の濃度フィルタ200側のNA 1も同
じく0.1125である。
【0033】次に、濃度フィルタ200の詳細な構成に
ついて説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係
わる濃度フィルタ200の構成を示す図である。図3
(a)は濃度フィルタの平面図、図3(b)は図3
(a)のA−A’部の断面での断面図、図3(c)は濃
度フィルタ200を通過し、第2の照明光学系209を
介して、フォトマスク101,102上に到達した照明
光のA−A’部に対応する光強度分布を示している。
【0034】図3において、301は遮光部、302は
直線的に透過率が減衰するようにしてあるグラデーショ
ン部、303は透光部である。304は石英基板であ
る。
【0035】この濃度フィルタ200を介して照明した
ところ、図3(c)に示すような露光量分布でフォトマ
スクを照明することができた。透光部303に対応する
領域ではフラットな光強度分布、グラデーション部30
2に対応する領域では直線的に透過率が減衰する特性が
得られた。
【0036】図4は、図3(a)における領域Bを詳細
に示す図である。図4(a)は濃度フィルタ200のグ
ラデーション部の平面図、図4(b)はその断面図、図
4(c)はこのグラデーション部に対応したフォトマス
ク面での照明光の光強度分布を示す図である。図4にお
いて、401は透光パターン、402はCrによる遮光
パターンである。グラデーション部は、ピッチPで透光
パターン401と遮光パターン402の割合(duty rat
io)が徐々に変化したラインアンドスペース(L&S)
パターンである。ピッチPは1.0μmである。ピッチ
Pの値は後述するように、第1の照明光学系208の開
口数をNA1、第2の照明光学系209の開口数をN
2、露光光の波長をλとしたとき、フォトマスク上で
ラインアンドスペースが解像しない条件、 P≦λ/(NA1+NA2) を満足している。
【0037】また隣合う透光パターン401の幅si
i+1に対応するフォトマスク上での照明光の強度差Δ
が、後述するように、 Δ/P2=αSi 2−αSi+1 2=αt2i 2−αt2i+1 2 を満たすように、透光パターン401の幅が変化してい
る。ただし、Si,Si+1は隣り合う透光パターンの面
積、tはライン&スペースパターンの奥行き方向の長
さ、αは定数項である。
【0038】このようにして作成した濃度フィルタ20
0を、図2に示した露光装置の所定の位置に装着して繋
ぎ露光した場合の、繋ぎ部の様子を図5に示す。図5
(a)は第1のフォトマスク101を用いた第1の露光
での照明光の光強度分布を示し、図5(b)は第2のフ
ォトマスクを用いた第2の露光での照明光の光強度分布
を示し、図5(c)は第1の露光と第2の露光を合わせ
た照明光の光強度分布を示し、図5(d)はフォトマス
クの位置関係を示し、図5(e)はウェハ上のレジスト
に形成されるパターンを示している。
【0039】繋ぎ部においてはグラデーション部によっ
て、第1の露光では図5(a)、第2の露光では図5
(b)にそれぞれ示すように、フォトマスク上で直線的
に照明光の強度501,502が減衰するようにでき
た。繋ぎ部に対応しないフォトマスク上の領域での露光
量を1としている。
【0040】また、図5(c)に示すように、第1の露
光と第2の露光において繋ぎ部分が正確に重なるように
位置決めして露光している。図5(d)はフォトマスク
の位置関係を示す平面図、図5(e)はウェハ上のレジ
ストパターンの平面図を示している。504は第1の露
光で露光される第1のフォトマスク、505は第1のフ
ォトマスク504の透光部、506は第1のフォトマス
ク505の遮光部、507は第2の露光で露光される第
2のフォトマスク、508は第2のフォトマスク507
の透光部、509は第2のフォトマスク507の遮光部
を示している。また、510はレジストパターン、51
1はレジストの無い部分である。レジストはネガ型を想
定している。
【0041】繋ぎ部では2重露光となるが、図5(c)
に示すように、繋ぎ部における強度分布503のどこで
も2回の露光量の和が1になり、均一な照明が実現でき
ている。また、2重露光でパターニングされるため、図
5(e)に示すように寸法変動が非常に小さくなった。
【0042】図6,図7を用いて本実施形態の作用を述
べる。本発明に係わる濃度フィルタ200のグラデーシ
ョン部は、図6に示すようなグラデーション部上のパタ
ーンが解像しない条件、及び図7に示すようなフォトマ
スク上での照明光が直線的に変化するための条件の2つ
の条件を満たす必要がある。図6は、グラデーション部
上のパターンが解像しない為の条件を示している。図6
(a)は面光源201の平面図、図6(b)はグラデー
ション部の平面図、図6(c)は第2の照明光学系20
9の瞳位置での回折光分布および瞳の平面図である。
【0043】面光源201を出た露光光はグラデーショ
ン部上のパターンで回折し、第2の照明光学系209の
瞳位置で結像する。この時のグラデーション部上のパタ
ーンでの回折角度はグラデーション部のピッチPと露光
光の波長λで一義的に決まる。従って、グラデーション
部上のパターンで発生する±1次回折光は第2の照明光
学系209の瞳位置での空間周波数座標上ではλ/Pの
位置に結像する。
【0044】ところが、この±1次回折光が第2の照明
光学系209の瞳を通過すると、像面にてグラデーショ
ン部のパターンが解像してしまう。従って、グラデーシ
ョン部のパターンが解像しないためには、±1次回折光
が第2の照明光学系209の瞳の外に外れるようにグラ
デーション部のパターンのピッチPを設計する必要があ
る。
【0045】面光源201と濃度フィルタ200の間に
ある第1の照明光学系208の濃度フィルタ200側開
口数をNA1、第2の照明光学系209の濃度フィルタ
200側開口数をNA2とすると、面光源201の像が
第2の照明光学系209の瞳の外に完全に外れる為には
図6(c)に示すように、 λ/P≧(NA1+NA2) を満たす必要がある。
【0046】したがって、ピッチPとしては、 P≦λ/(NA1+NA2) (1) を満たす必要がある。
【0047】図7は、濃度フィルタ200のグラデーシ
ョン部302に対応したフォトマスク上での照明光が直
線的に変化するための条件を示している。図7(a)は
グラデーション部の断面および照明光、回折光の概念を
示しており、図7(b)は第2の照明光学系209、図
7(c)はフォトマスク上の照明光の光強度分布を示し
ている。
【0048】図7において、401は濃度フィルタ20
0の遮光部、402は透光部である。照明光703がグ
ラデーション部に入射すると、主に0次回折光705と
±1次回折光が発生する。さらに高次の回折光も発生す
るが、図示を省略している。0次回折光は直進する光で
あり、(1)式の条件を満足する場合、図7(b)に示
す第2の照明光学系209の瞳を0次回折光のみが通過
し、フォトマスク上に到達する。
【0049】図示のように、ピッチPのグラデーション
部のパターンの透光パターン幅がs iの場所からの0次
回折光強度Ii(iは自然数)は、 Ii=αSi 22=αt2i 22 で現される。
【0050】同様にその隣の幅がsi+1の透光パターン
からの0次回折光強度Ii+1は Ii+1=αSi+1 22=αt2i+1 22 で現される。但し、Si,Si+1は隣り合う透光パターン
の面積、tはライン&スペースパターンの奥行き方向の
長さ、αは定数項である。
【0051】従って、隣合う透光パターン幅si、si+1
に対応するフォトマスク上での照明光の強度差Δが、任
意のiについて一定であること、すなわち、 Δ/(αt22)=si 2−si+1 2(iは自然数、αは定数) (2) 又は、 Δ/(αP2)=Si 2−Si+1 2(iは自然数、αは定数) (2)’ を満たすように、透光パターン幅siを変化させる事
が、濃度フィルタのグラデーション部に対応する領域で
照明光が直線的に変化するための条件である。
【0052】なお、本実施形態においては、フォトマス
クの像をウェハに転写する場合を記載したが、本発明を
限定するものではなく、図2の203、204を親マス
ク、206をフォトマスクとした場合でも、同様の効果
が得られる。また本実施形態においては、濃度フィルタ
200をフォトマスクおよびウェハに対して光学的に共
役な位置あるいはごく近傍に配置していた。しかしなが
ら、ある程度共役面から距離を離した位置に配置する事
によって、濃度フィルタ上の欠陥がフォトマスクおよび
ウェハに投影されにくくすることも可能である。
【0053】[第2の実施形態]図8〜図11に従って
本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。第2の実施
形態においても、図2の光線図に示された光学系を有す
る縮小露光装置を使用する。また濃度フィルタの基本構
成は図3と同様であるが、グラデーション部302に配
置されているパターンが第1の実施形態とは異なる。ま
た第1の実施形態においては透光部303にはパターン
が存在しなかったが、第2の実施形態においてはパター
ンが存在するところが異なる。
【0054】図8は第2の実施形態に係わる濃度フィル
タの構成を示しており、図3の領域Bに相当する領域を
詳細に示している。図8(a)は本実施形態に係わる濃
度フィルタ平面図、図8(b)はその断面図、図8
(c)は濃度フィルタを通過して第2の照明光学系を介
してフォトマスク上に到達した照明光の光強度分布を示
している。
【0055】濃度フィルタは石英基板上に遮光膜として
Crを成膜し、その上にレジストを塗布したものに電子
ビーム描画装置を使用して描画し、現像、レジストパタ
ーンをマスクに下地のCrをエッチングして作成した
が、第1の実施形態で示した例では、遮光パターンおよ
び透光パターンの最小寸法が極めて小さくなる為、電子
ビーム描画装置の描画精度如何によっては濃度フィルタ
の作成が困難である。
【0056】本実施形態ではこの点を改良し、容易に作
成可能とした。図8(a)の領域803では第1の実施
形態と同様に(1)式と(2)式とを同時に満足するよ
うに、ピッチおよび透光パターン幅が設計されている。
使用する光学条件は図2に示した第1の実施形態と同じ
である。すなわち図2に示すように、露光光の波長は2
48nm、濃度フィルタ200からフォトマスク10
1,102への倍率は1倍である。
【0057】フォトマスク101,102上のパターン
はウェハ104へ1/4に縮小投影される。投影光学系
103のウェハ側開口数(NA)は0.6、コヒーレン
スファクタは0.75である。したがって投影光学系1
03のフォトマスク側のNAは0.15である。また第
2の照明光学系209のフォトマスク側NAは0.15
×0.75=0.1125である。第2の照明光学系の
濃度フィルタ側NA2は0.1125×1=0.112
5である。さらに第1の照明光学系の濃度フィルタ側N
1も同じく0.1125である。
【0058】従って、(1)式から、P=1.0μmと
した。また図面上では透光パターン幅は右から順に
1,S2,S3と小さくなり、遮光パターンは右から順
にL1,L 2,L3と大きくなるように描いたが、実際に
はもっと多くの段階に変化させた。図中のL1,S3はそ
れぞれ作成可能な最小ライン、最小スペースを意味して
いる。実際にはL1=S3=0.15μmである。
【0059】領域804には一様にL1=0.15μ
m、P=1.0μmのラインアンドスペースパターンを
敷き詰めた。つまり第1の実施形態においては、遮光パ
ターンが存在しないグラデーション部以外の領域もすべ
て一様にL1=0.15μm、P=1.0μmのライン
アンドスペースパターンを敷き詰めたことが、第1の実
施形態との違いの1つである。
【0060】また、領域804においても、パターンピ
ッチPは(1)式を満足している為、フォトマスク上で
はパターンは解像しなかった。
【0061】また透光パターン幅S1に応じて図8
(c)に示すようにフォトマスク上の照明光の強度分布
が低下し、実質的な露光量の低下を招く。濃度フィルタ
に照射される露光量を1としたとき、領域804ではS
1=0.85μmであるから、0.852=0.7225
となってしまう。しかし、照明光が直線的に減衰するグ
ラデーション部とフラットな照明光分布を有する領域と
の境界に不連続な分布は存在せず、良好な照明光分布が
得られた。
【0062】また、領域805においては、透光パター
ン幅S3を0.15μmに保持したまま、図面中縦方向
に分割を入れて、806、807の順に透光領域の割合
を減少させていった。分割の仕方は、やはり(1)式に
従う。また透光領域の割合の減少のさせ方は(2)式に
従う。尚、図面では806、807の2段階で透光領域
の割合を変化させている場合を描いているが、もっと多
くても良い。
【0063】このようにして作成した濃度フィルタを、
図2の900の位置に装着して繋ぎ露光した場合の、繋
ぎ部の様子を図9に示す。繋ぎ部においては濃度フィル
タによって、第1の露光では図9(a)、第2の露光で
は図9(b)にそれぞれ示すように、フォトマスク上で
直線的に照明光の強度901,902が減衰するように
できた。
【0064】そして図9(c)に示すように第1の露光
と第2の露光において繋ぎ部分が正確に重なるように位
置決めして露光した。
【0065】図9(d)はフォトマスクの位置関係を示
す平面図、図9(e)はウェハ上のレジストパターンの
平面図を示している。904は第1の露光で露光される
第1のフォトマスク、905は第1のフォトマスク90
4の透光部、906は第1のフォトマスク905の遮光
部、907は第2の露光で露光される第2のフォトマス
ク、908は第2のフォトマスク907の透光部、90
9は第2のフォトマスク907の遮光部を示している。
また、910はレジストパターン、911はレジストの
無い部分である。レジストはネガ型を想定している。
【0066】繋ぎ部では2重露光となるが、図9(b)
に示す照明光強度903のように繋ぎ部のどこでも2回
の露光量の和が1になり、均一な照明が実現できた。ま
た、2重露光でパターニングされるため、図9(e)の
ように寸法変動が非常に小さくできた。
【0067】図10(a)は本実施形態に係わる濃度フ
ィルタの全体の平面図、図10(b)はその中央部での
フォトマスク上での照明光の強度分布の断面である。図
8の領域804は、ラインアンドスペースパターンを2
次元的に配置するために、図示のように正方形のライン
を幾重にも配置した。図10において、1001は透光
領域を示し、1002は遮光領域を示している。
【0068】図11は第2の実施形態の変形例を示して
いる。図11(a)は濃度フィルタの平面図であり、図
11(b)はその中央部でのフォトマスク上での照明光
の強度分布の断面である。図8、図10との違いは、領
域804のパターンである。図8、図10ではラインア
ンドスペースパターンを使用していたが、図11ではド
ットパターンを用いた。図面の縦方向、横方向共、パタ
ーンピッチPが(1)式に従っていれば、この変形例の
ようなパターンでも差し支えない。
【0069】尚本実施形態においては、フォトマスクの
像をウェハに転写する場合を記載したが、本発明を限定
するものではなく、図2の203、204を親マスク、
206をフォトマスクとした場合でも、同様の効果が得
られた。また本実施形態においては、濃度フィルタ20
0をフォトマスクおよびウェハに対して光学的に共役な
位置あるいはごく近傍に配置していた。しかしながら、
ある程度共役面から距離を離した位置に配置する事によ
って、濃度フィルタ上の欠陥がフォトマスクおよびウェ
ハに投影されにくくすることも可能である。
【0070】[第3の実施形態]図12,13,14に
従って、本発明に係わる第3の実施形態を詳細に説明す
る。図12は本発明の第3の実施形態に係わる縮小露光
装置の概略構成を示す図である。201は面光源、20
2は露光領域を制限するブラインド、101は第1のフ
ォトマスク、102は第2のフォトマスク、103は投
影光学系、104はウェハ、208は光源201から出
た光をブラインド202に導く第1の照明光学系、20
9はブラインド202からフォトマスク101,102
へ光を導く第2の照明光学系209である。本発明の濃
度フィルタは1200であり、フォトマスク101,1
02の上流で極近傍に配置される。図示のように、ウェ
ハ104、フォトマスク101,102、ブラインド2
02は光学的に共役な位置である。光源201から出た
露光光は第1の照明光学系208を介してブラインド2
02で成形され、第2の照明光学系209内で一旦結像
した後、濃度フィルタ1200、フォトマスク101,
102を照明し、さらに投影光学系103内で結像した
後、ウェハ104に到達する。
【0071】露光光の波長は248nm、フォトマスク
101,102上のパターンはウェハ104へ1/4に
縮小投影される。投影光学系103のウェハ側開口数
(NA)は0.6、コヒーレンスファクタは0.75で
ある。したがって投影光学系103のフォトマスク側開
口数(NA4)は0.15である。また第2の照明光学
系209のフォトマスク側開口数(NA3)は0.15
×0.75=0.1125である。この場合も、図4、
図8、図10、図11に示した構成と同一の濃度フィル
タを用いた。ただし、パターンピッチPは、露光光の波
長λ、 NA3、NA4で決定され、 P≦λ/(NA3+NA4) (3) を満たす必要があるため、P=0.9μmとした。その
他の条件は第1の実施形態と同じである。
【0072】このようにして作成した濃度フィルタを、
図12の所定の位置に装着して繋ぎ露光した場合も、図
5に示した第1の実施形態の効果と同様の効果を得る事
ができた。また図13に示すように、フォトマスクの裏
面に図4に示すグラデーション部を形成した構造でも良
い。また、図14に示すように、フォトマスクの裏面に
図8に示すグラデーション部を形成した構造でも良い。
また、図10および図11に示した濃度フィルタをフォ
トマスクの裏面に形成する事によっても、同様の効果が
得られた。
【0073】尚本実施形態においては、フォトマスクの
像をウェハに転写する場合を記載したが、本発明を限定
するものではなく、図12の203、204を親マス
ク、206をフォトマスクとした場合でも、同様の効果
が得られた。
【0074】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することが可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、繋
ぎ部での照明光分布の直線的減衰の精度を大幅に向上さ
せ、結果として繋ぎ部での寸法精度を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるつなぎ露光の概略を説
明する図。
【図2】第1の実施形態に係わる縮小露光装置の概略構
成を示す図。
【図3】第1の実施形態に係わる濃度フィルタの構成を
示す図。
【図4】図3(a)における領域Bを詳細に示す図。
【図5】図3に示す濃度フィルタを図2に示した露光装
置の所定の位置に装着して繋ぎ露光した場合の、繋ぎ部
の様子を示す図。
【図6】グラデーション部上のパターンが解像しない条
件を説明する図。
【図7】濃度フィルタ200のグラデーション部302
に対応したフォトマスク上での照明光が直線的に変化す
るための条件を説明するための図。
【図8】第2の実施形態に係わる濃度フィルタの構成を
示す図。
【図9】図8に示す濃度フィルタを図2に示した露光装
置の所定の位置に装着して繋ぎ露光した場合の、繋ぎ部
の様子を示す図。
【図10】第2の実施形態に係わる濃度フィルタの構成
を示す図。
【図11】第2の実施形態に係わる濃度フィルタの構成
を示す図。
【図12】第3の実施形態に係わる縮小露光装置の概略
構成を示す図。
【図13】フォトマスクと図4に示す濃度フィルタを合
体させた構造を示す図。
【図14】フォトマスクと図8に示す濃度フィルタを合
体させた構造を示す図。
【図15】つなぎ露光について説明するための図。
【図16】つなぎ露光により発生するパターンのずれを
説明するための図。
【図17】濃度フィルタを組み込んだ縮小露光装置の概
略構成を示す図。
【図18】濃度フィルタを通過した照明光の光強度分布
を示す図。
【図19】濃度フィルタを用いて繋ぎ露光した場合の、
繋ぎ部の様子を示す図。
【図20】濃度フィルタのグラデーション部の透過率が
直線的減衰から外れた場合に生じる寸法変動を示す図。
【符号の説明】
101…第1のフォトマスク 102…第2のフォトマスク 103…投影光学系 104…ウェハ 105…第1のパターン 106…第2のパターン 200…濃度フィルタ 201…面光源 202…ブラインド 205…投影レンズ 208…第1の照明光学系 209…第2の照明光学系 302…グラデーション部 303…透光部 401…透光パターン 402…遮光パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姜 帥現 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 2H042 AA06 AA11 5F046 AA11 AA12 BA04 CB05 CB08 CB23 DA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光部と、この透光部を挟んで対向して設
    けられたグラデーション部と、前記透光部及びグラデー
    ション部の周囲に形成された遮光部とを具備する濃度フ
    ィルタであって、 前記濃度フィルタは、光源と、この光源が発する露光光
    を所定のパターンが形成された原板に投射する第1及び
    第2の照明光学系と、前記原板に形成されたパターンを
    被露光基板に投影する投影光学系とを有する露光装置の
    第1の照明光学系と第2の照明光学系との間に挿入さ
    れ、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA1+NA2) (NA1:第1の照明光学系の前記濃度フィルタ側の開
    口数、NA2:第2の照明光学系の前記濃度フィルタ側
    の開口数、λ:露光光の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
    ことを特徴とする濃度フィルタ。
  2. 【請求項2】透光部と、この透光部を挟んで対向して設
    けられたグラデーション部と、前記透光部及びグラデー
    ション部の周囲に形成された遮光部とを具備する濃度フ
    ィルタであって、 前記濃度フィルタは、光源と、この光源からの光を所定
    のパターンが形成された原板に投射する照明光学系と、
    前記原板に形成されたパターンを被露光基板に投影する
    投影光学系とを有する露光装置の該照明光学系と該原板
    との間に挿入され、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA3+NA4) (NA3:前記照明光学系の前記原板側の開口数、NA
    4:前記投影光学系の前記原板側の開口数、λ:露光光
    の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
    ことを特徴とする濃度フィルタ。
  3. 【請求項3】光源と、この光源からの露光光を所定のパ
    ターンが形成された原板に投射する第1及び第2の照明
    光学系と、前記原板に形成されたパターンを被露光基板
    に投影する投影光学系とを具備し、 第1の照明光学系と第2の照明光学系との間に濃度フィ
    ルタが挿入された露光装置であって、 前記濃度フィルタは、透光部と、この透光部を挟んで対
    向して設けられたグラデーション部と、前記透光部及び
    グラデーション部の周囲に形成された遮光部とを具備
    し、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA1+NA2) (NA1:第1の照明光学系の前記濃度フィルタ側の開
    口数、NA2:第2の照明光学系の前記濃度フィルタ側
    の開口数、λ:露光光の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
    ことを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】光源と、この光源からの光を所定のパター
    ンが形成された原板に投射する照明光学系と、前記原板
    に形成されたパターンを被露光基板に投影する投影光学
    系とを有し、 透光部と、この透光部を挟んで対向して設けられたグラ
    デーション部と、前記透光部及びグラデーション部の周
    囲に形成された遮光部とが形成された濃度フィルタが、
    前記照明光学系と前記原板との間に挿入、或いは前記原
    板の前記照明光学系側の面に形成され、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA3+NA4) (NA3:前記照明光学系の前記原板側の開口数、NA
    4:前記投影光学系の前記原板側の開口数、λ:露光光
    の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満たす
    ことを特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】光源と、この光源からの光を所定のパター
    ンが形成された原板に投射する第1及び第2の照明光学
    系と、前記原板に形成されたパターンを被露光基板に投
    影する投影光学系とを有する露光装置を用い、 第1の照明光学系と第2の照明光学系との間に濃度フィ
    ルタを挿入して前記原板に形成されたパターンを被露光
    基板に転写する露光方法において、 前記濃度フィルタは、透光部を破産で設けられたグラデ
    ーション部と、前記透光部及びグラデーション部の周囲
    に形成された遮光部とを具備し、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA1+NA2) (NA1:第1の照明光学系の前記濃度フィルタ側の開
    口数、NA2:第2の照明光学系の前記濃度フィルタ側
    の開口数、λ:露光光の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満た
    し、 該原板上の複数の領域、或いは複数の原板のパターン
    を、前記グラデーション部に対応して前記被露光基板上
    に結像されたパターン領域が重なるように、時系列的に
    つないで露光を行うことを特徴とする露光方法。
  6. 【請求項6】光源と、この光源からの光を所定のパター
    ンが形成された原板に投射する照明光学系と、前記原板
    に形成されたパターンを被露光基板に投影する投影光学
    系とを有する露光装置を用い、 透光部と、この透光部を挟んで対向して設けられたグラ
    デーション部と、前記透光部及びグラデーション部の周
    囲に形成された遮光部とが形成された濃度フィルタが、
    前記照明光学系と前記原板との間に挿入、或いは前記原
    板の前記照明光学系側の面に形成して、前記原板に形成
    されたパターンを被露光基板に転写する露光方法におい
    て、 前記グラデーション部には、遮光パターンと透光パター
    ンの繰り返しパターンがピッチPで配列形成され、 前記ピッチPは、 P≦λ/(NA3+NA4) (NA3:前記照明光学系の前記原板側の開口数、NA
    4:前記投影光学系の前記原板側の開口数、λ:露光光
    の波長),且つ、 Δ/αP2=Si 2−Si+1 2 (Δ:任意のi番目(iは自然数)の透光パターンとi
    +1番目の透光パターンの位置に対応する前記原板上で
    の光強度差、Si,Si+1:任意のi番目,i+1番目の
    透光パターン面積,α:定数),の二つの条件を満た
    し、 該原板上の複数の領域、或いは複数の原板のパターン
    を、前記グラデーション部に対応して前記被処理基板上
    に結像されたパターン領域が重なるように、時系列的に
    つないで露光を行うことを特徴とする露光方法。
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