JP2001098833A - 枢支装置 - Google Patents

枢支装置

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JP2001098833A
JP2001098833A JP27703999A JP27703999A JP2001098833A JP 2001098833 A JP2001098833 A JP 2001098833A JP 27703999 A JP27703999 A JP 27703999A JP 27703999 A JP27703999 A JP 27703999A JP 2001098833 A JP2001098833 A JP 2001098833A
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pivot
coil spring
console box
pivot device
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JP27703999A
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Hideto Ichikawa
英仁 市川
Shoichi Yasue
章一 安江
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Toyoda Gosei Co Ltd
Tokai Spring Seisakusho KK
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Toyoda Gosei Co Ltd
Tokai Spring Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡略であって低コストな枢支装置を提供と
すること。 【解決手段】本発明の枢支装置は、枢支部1および揺動
アーム部2は互いに軸方向に相対移動可能であるととも
に各々軸方向に当接する当接面を有し、コイルバネ3は
枢支部1および揺動アーム部2をコイルバネ3の軸方向
の伸び又は圧縮により前記当接面が互いに当接するよう
に軸方向に付勢していることを特徴とする。すなわち、
揺動アーム部2に対して所定揺動方向に付勢する働きを
させていたコイルバネ3をあらかじめ圧縮もしくは伸長
させておきコイルバネ3が元に戻ろうとする力を利用し
て枢支部1と揺動アーム部2との当接面を加圧してその
当接面間に働く摩擦力によって、揺動アーム部2の揺動
速度を制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用コンソー
ルボックス等の開閉自在な蓋等の枢支装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用センターコンソールボックス等
の蓋は、使用感を向上して高級感を出す目的と利便性を
向上する目的とにより、急激な開閉が起きないように蓋
の開閉速度の制御を行っているものがある。
【0003】従来のコンソールボックス蓋の枢支装置を
図9に示す。従来の枢支装置は、枢支部1の支持アーム
部12がコンソールボックス本体(図略)に支持され、
揺動アーム部2がコンソールボックスの蓋(図略)に支
持されている。揺動アーム部2は、枢支部1の軸11を
介して枢支部1に揺動可能に保持されており、コンソー
ルボックスの蓋が開閉可能となっている。そして、コイ
ルバネ31がその両端を軸11と揺動アーム部2とにそ
れぞれ係止された状態で軸11と同軸上に配置してあ
る。このコイルバネ31は、揺動アーム部2を揺動させ
てコンソールボックスの蓋を閉まっているときにねじら
れており、その復元力によってコイルバネ31はコンソ
ールボックスの蓋を開く方向に揺動アーム部2に付勢し
ている。これによって、蓋を開けるときの力が少なくて
すむようになっている。
【0004】そして、従来の枢支装置は、蓋の開閉速度
を制御する手段としてダンパ9を設けている。ダンパ9
は、ダンパ9のもつ軸の回転方向の動きを減衰させるも
のである。従来の枢支装置のX−X断面図を図10に示
す。ダンパ9は、揺動アーム部2に支持されている。軸
11には歯車113が接続され、歯車113はダンパ9
に接続された歯車91と噛み合っている。
【0005】したがって、コンソールボックスの蓋を開
閉すると、それにつれて揺動アーム部2が揺動する。そ
うするとダンパ9が軸11に対してそのまわりを回転す
る。その結果、歯車91が回転してダンパ9の軸も回転
する。そうすることにより、コンソールボックスの蓋の
開閉に対して抵抗が発生し、急激な蓋の開閉が制限され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
枢支装置にはいくつかの不都合な点があった。すなわ
ち、従来の枢支装置は、独立したダンパ等の部品を使用
していることにより枢支装置全体として複雑な機構とな
っているので、コスト上昇の一因ともなっていること、
またダンパを取り付けるための空間を必要とするので枢
支装置の占有体積が大きくなること等の不都合があっ
た。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、より簡略であって低コストな枢支装置を提
供とすることを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の枢支装置は、枢支部と、該枢支部に揺動自在に保持
される揺動アーム部と、該枢支部および該揺動アーム部
に両端が係止され該揺動アーム部を所定揺動方向に付勢
するコイルバネとを有する枢支装置であって、前記枢支
部および前記揺動アーム部は互いに軸方向に相対移動可
能であるとともに各々軸方向に当接する当接面を有し、
前記コイルバネは前記枢支部および前記揺動アーム部を
該コイルバネの軸方向の伸び又は圧縮により前記当接面
が互いに当接するように軸方向に付勢していることを特
徴とする。
【0009】すなわち、従来、揺動アーム部に対して所
定揺動方向に付勢する働きをさせていたコイルバネをあ
らかじめ圧縮もしくは伸長させておきコイルバネが元に
戻ろうとする復元力を利用して枢支部と揺動アーム部と
の当接面を付勢してその当接面間に働く摩擦力によっ
て、揺動アーム部の揺動速度を制御するものである。
【0010】また、コイルバネの当接面を押す力を適正
に調節することによって、コンソールボックスの蓋に加
わる重力、およびコイルバネによる付勢される回転トル
クによってコンソールボックスの蓋に加わる総力に対し
て、当接面間に作用する摩擦力を大きくすることができ
るので、コンソールボックスの蓋をチルトロックさせる
ことも追加部品なしで可能であるという効果もある。
【0011】なお、本明細書において「コイルバネ」と
は、ねじりに対する復元(反発)力と、圧縮又は伸長に
対する復元(反発)力を発揮できる素材であれば一般的
にいうコイルバネに限定されるものではなく、たとえば
ゴムや板バネ等の弾性体を用いてもよい。したがって本
明細書において「コイルバネ」とは、一般的なコイルバ
ネに加えて、ねじりに対してと、圧縮又は伸長に対して
反発力を有する弾性体に類するものをも含むものとす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の枢支装置の実施の形態に
ついては、当業者に実施可能な理解が得られるよう、図
面を参照しつつ実施例に基づいて明確かつ充分に説明す
る。なお、本発明はこの実施例に限定されることなく、
その主旨を保つ範囲で種々の変形を許容するものである
ことはもちろんである。
【0013】また、本実施例ではコンソールボックスに
適用される枢支装置に基づいて本発明の枢支装置を説明
するが、その他にも揺動自在に保持されている蓋に用い
る枢支装置であれば適用可能である。
【0014】〈実施例1〉 〈実施例1の構成〉本実施例1の枢支装置を用いた自動
車用コンソールボックスの斜視図を図3に、その枢支装
置付近の断面図を図4に示す。本実施例1の枢支装置1
00は、コンソールボックス蓋部300をコンソールボ
ックス本体部20に揺動自在に取り付けるための装置で
ある。
【0015】本実施例1の枢支装置100について開状
態の正面図を図1に、その断面図を図2に示す。本実施
例1の枢支装置100は、枢支部1と揺動アーム部2と
コイルバネ3とを有する。枢支部1は、一端がコンソー
ルボックス本体部20に支持される支持アーム部12
と、その支持アーム部12の他端に支持される軸11と
からなる。揺動アーム部2は、コンソールボックス蓋部
300に一端が支持され、他端がその軸11に揺動自在
に保持される。コイルバネ3は、軸11および揺動アー
ム部2に両端が係止されその揺動アーム部2を開方向に
付勢し、軸11と同軸上に配置される。
【0016】枢支部1は本枢支装置100およびコンソ
ールボックス蓋部300をコンソールボックス本体部2
00に支持する部材である。その材質は、剛性をもつ金
属等からなる。枢支部1は、支持アーム部12と軸11
とをもつ。
【0017】支持アーム部12は、一端がコンソールボ
ックス本体部200に支持されている。枢支部1をコン
ソールボックス本体部200に支持する方法としては、
公知の方法、たとえばネジ等により支持できる。そして
支持アーム部12のコンソールボックス本体部200に
支持されていない端部には揺動アーム部2と当接する当
接面をもつと同時に、軸11が支持されている。
【0018】この当接面は、常に付勢加圧された状態で
摺動を繰り返すこととなるので摩擦に対して耐性のある
材質又は表面処理を行うことが好ましい。また、本実施
例におけるコンソールボックス蓋部300の開閉速度
は、この当接面の摩擦によって制御されるので、安定し
た制御を行うためには可能ならばこの面積をある程度広
くすることが好ましい。
【0019】軸11は、揺動アーム部2を揺動自在に保
持する働きを有する部材である。したがって、軸11
は、最低限、支持アーム部12と揺動アーム部2との当
接部分の長さがあればよい。また、軸11は、揺動アー
ム部2に支持されて、揺動アーム部2の一部材となって
もよいし、枢支部1と揺動アーム部2とのどちらにも支
持されていない独立した1部材であってもよい。
【0020】軸11は、コイルバネ3と同軸に配置され
コイルバネを保持する部材である。軸11は、中央付近
にコイルバネ3を係止するフランジ部111をもつ。こ
のフランジ部111は、コイルバネ3の一端が係止され
ると同時に、後述する枢支部1と揺動アーム部2との当
接面にコイルバネ3が付勢するときにコイルバネ3の支
持をする作用をも持つ部位である。なお、コイルバネ3
は、軸11によらず、他の手段によって保持されてもよ
い。
【0021】揺動アーム部2は、コンソールボックス蓋
部300を開閉自在に保持する目的で枢支部1と揺動自
在に保持される部材である。揺動アーム部2は、一端が
枢支部1の軸11に保持されており、他端においてコン
ソールボックス蓋部300に支持されている。揺動アー
ム部2の軸11に保持されている部分は、枢支部1の支
持アーム部12の当接面と当接する当接面をもつ。
【0022】この当接面も枢支部1の当接面と同じく常
に付勢加圧された状態で摺動を繰り返すこととなるので
摩擦に対して耐性のある材質又は表面処理を行うことが
好ましい。また、本実施例におけるコンソールボックス
蓋部300の開閉速度は、この当接面の摩擦によって制
御されるので、安定した制御を行うためには可能ならば
この面積も枢支部1と同じくある程度広くすることが好
ましい。なお、揺動アーム部2の当接面が支持アーム部
12の当接面と当接するときに、揺動アーム部2の当接
面が内側となっていてもよいし、その反対に外側となっ
ていてもよい。
【0023】そして、さらに前述の支持アーム部12
と、揺動アーム部2との双方の当接面に、図5に示すよ
うな互いに嵌合するように形成された放射状の突起部と
溝部とを設けることによって、この突起部と溝部とが嵌
合する部位で規定された角度でコンソールボックス蓋部
300が支持されるという効果を生じる。
【0024】また、枢支部1および揺動アーム部2は互
いに軸方向に相対移動可能に配設されている。ただし、
あまりにその移動量が多いと蓋のがたつき感を生じさせ
ることとなるので、後述するコイルバネ3による当接面
の付勢が達成できる程度の移動量とすることが好まし
い。
【0025】コイルバネ3は、その両端を軸11のフラ
ンジ部111と揺動アーム部2とに係止されており、そ
の結果、揺動アーム部2の揺動にしたがってコイルバネ
3はねじられる。コイルバネ3は、コンソールボックス
蓋部300が閉状態において揺動アーム部2を開方向に
付勢する方向にねじられている。なお、必要に応じて揺
動アーム部2を付勢する方向は閉方向であってもかまわ
ない。
【0026】そして、コイルバネ3は、枢支部1と揺動
アーム部2との当接面を軸方向に付勢する作用をもつ部
材である。コイルバネ3は、その両端部を支持アーム部
12および揺動アーム部2の接触している当接面を付勢
するように支持アーム部12の当接面の反対側と、軸1
1のフランジ部111とに接触させて配設されている。
ここで、軸11を用いずに省略した場合は、「枢支部1
と揺動アーム部2との当接面を軸方向に付勢する。」と
は、「両当接面を密着させる方向に」という意味であ
る。
【0027】そしてコイルバネ3は、中心には軸11が
貫通されて保持されている。コイルバネ3の保持は軸1
1によらなくても他の方法で行ってもかまわない。
【0028】なお、前述の軸11を支持する部位によっ
ては、コイルバネ3の係止される部位が異なってくる。
本実施例1では、軸11を支持アーム部12に支持して
いるので、コイルバネ3の両端部は、フランジ部111
と揺動アーム部2とに係止されるが、軸11を揺動アー
ム部2に支持して揺動アーム部2の一部とする場合に
は、コイルバネ3はフランジ部111と、枢支部として
の支持アーム部12とに係止され、軸11が枢支部1に
も揺動アーム部2にも支持されていない場合には、コイ
ルバネ3は枢支部としての支持アーム部12と揺動アー
ム部2とに係止されている必要がある。つまり、コイル
バネ3は、揺動アーム部2を揺動する方向に付勢するた
めに直接又は間接的に枢支部1と揺動アーム部2とに、
その両端部が係止されている必要があるということであ
る。
【0029】コイルバネ3は、支持アーム部12と揺動
アーム部2との当接面を軸方向に付勢する目的で、自由
状態と比較して圧縮されている。このように圧縮するこ
とで発生するコイルバネ3の復元力によりコイルバネ3
は、当接面を付勢している。このときの圧縮率は、支持
アーム部12と揺動アーム部2とのそれぞれの当接面の
摩擦係数等によっても異なるが、充分必要な量の力を当
接面に付勢できるようにコイルバネ3のバネ定数に応じ
た圧縮率が決定される。なお、本実施例1では、コイル
バネ3は圧縮して用いたが、それとは反対に伸長して用
いることもできる。
【0030】〈実施例1の作用効果〉以上の構成を有す
ることから、本実施例1のコンソールボックスに用いた
枢支装置100は、以下の作用効果を有する。
【0031】すなわち、コンソールボックス蓋部300
を開くときに、コンソールボックス蓋部300に支持さ
れている揺動アーム部2は、コイルバネ3によって付勢
されているので自発的に勢いよく開こうとする場合もあ
るが、コイルバネ3によって付勢加圧されている揺動ア
ーム部2および支持アーム部12の当接面の摩擦力によ
ってその急激な動きは抑制される。
【0032】また、蓋を開いた状態で力を抜くとコンソ
ールボックス蓋部300等の重量によってコンソールボ
ックス蓋部300は閉じようとするが前述のようにコイ
ルバネ3によって付勢加圧している揺動アーム部2およ
び支持アーム部12の当接面の摩擦力によってその急激
な動きは抑制される。また、コンソールボックス蓋部3
00等の自重により発生する揺動アーム部2と支持アー
ム部12との当接面にかかる回転トルクによって揺動ア
ーム部2が自発的に揺動しないように、コイルバネ3の
圧縮率を調節して当接面の摩擦力を制御することによ
り、蓋を所望の位置に自由に支持することができる。
【0033】すなわち、ダンパ等の別部品を設けなくて
もコンソールボックス蓋部300の開閉速度の満足な制
御を行うことができる。
【0034】したがって、実施例1の枢支装置によれ
ば、より簡略であって低コストな枢支装置を提供とする
ことができるという効果がある。
【0035】〈実施例2〉 〈実施例2の構成〉本実施例2の枢支装置100の開状
態の断面図を図6に示す。
【0036】その構成としては、おおむね実施例1の枢
支装置100と同様である。異なる点としては、支持ア
ーム部12と揺動アーム部2との当接面に当接面間の摩
擦力を調節する座金4が挿入されていることである。こ
の座金4は、当接面間に必要な摩擦力が発生するように
材質、表面状態等の摩擦係数に関連する性質が決定され
る。
【0037】〈実施例2の作用効果〉以上の構成を有す
ることから、本実施例2のコンソールボックスに用いた
枢支装置は、以下の作用効果を有する。
【0038】すなわち、実施例2の枢支装置100は、
実施例1の枢支装置の作用効果に加えて、当接面の摩擦
係数を変化させるために支持アーム部12や揺動アーム
部2の当接面の表面を変化させる必要がなく、当接面の
間に挿入される座金4の性質を変化させるだけでコンソ
ールボックス蓋部300の開閉速度の制御ができる。
【0039】したがって、実施例2の枢支装置によれ
ば、実施例1の枢支装置よりもより簡略であって低コス
トな枢支装置を提供とすることができるという効果があ
る。
【0040】〈実施例3〉 〈実施例3の構成〉本実施例3の枢支装置100の開状
態の正面図を図7に示す。
【0041】その構成としては、おおむね実施例1の枢
支装置100と同様である。異なる点としては、実施例
1の枢支装置では、コイルバネ3を支持アーム部12と
揺動アーム部2との当接する部分が2つあるうちの片方
のみに付勢していたところ、本実施例3の枢支装置10
0では、コイルバネ3をさらに1つ追加してコイルバネ
3を2つ有し、双方の当接面に付勢していることであ
る。
【0042】なお、一方のコイルバネは、従来技術の枢
支装置と同様に当接面に付勢する作用をもたせずに揺動
アーム部2のみを揺動方向に付勢するものであってもよ
い。
【0043】〈実施例3の作用効果〉以上の構成を有す
ることから、本実施例3のコンソールボックスに用いた
枢支装置は、以下の作用効果を有する。
【0044】すなわち、実施例3の枢支装置100は、
実施例1の枢支装置の作用効果に加えて、調節できる当
接面が2つあるので、よりコンソールボックス蓋部30
0の開閉速度の制御が精密にできるという利点がある。
【0045】したがって、実施例3の枢支装置によれ
ば、実施例1の枢支装置よりコンソールボックス蓋部3
00の開閉速度の制御を精密に行える枢支装置を提供と
することができるという効果がある。
【0046】〈実施例4〉 〈実施例4の構成〉本実施例4の枢支装置100の閉状
態の正面図を図8に示す。
【0047】その構成としては、おおむね実施例1の枢
支装置100と同様である。主な異なる点としては、実
施例1の枢支装置では、揺動アーム部を1つのみ有して
いたところ、本実施例4の枢支装置100では、揺動ア
ーム部を第1揺動アーム部21と第2揺動アーム部22
との2つ有することである。
【0048】また、揺動アーム部を2つ有することでコ
ンソールボックス蓋部300が重くなるので、揺動アー
ム部を開方向に付勢する目的のコイルバネ31を新たに
設けている。揺動アーム部を2つとしているが、第2揺
動アーム部22を除いたその他の部分については、これ
以外は実施例1の枢支装置と同様である。そして、第2
揺動アーム部22が、第1揺動アーム部21のさらに外
側に第1揺動アーム部21が保持されているのと同様に
保持されている。
【0049】〈実施例4の作用効果〉以上の構成を有す
ることから、本実施例4のコンソールボックスに用いた
枢支装置は、以下の作用効果を有する。
【0050】すなわち、実施例4の枢支装置100は、
実施例1の枢支装置の作用効果を複数の揺動アーム部に
対して発揮することが可能であり、コンソールボックス
に複数の蓋を設けた場合であってもすべての蓋の開閉す
る速度についても適切に制御可能である。
【0051】したがって、実施例4の枢支装置によれ
ば、実施例1の枢支装置の効果が複数の蓋をもつコンソ
ールボックスに対しても発揮できる枢支装置を提供とす
ることができるという効果がある。
【0052】
【発明の効果】本発明のの枢支装置によれば、より簡略
であって低コストな枢支装置を提供とすることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の枢支装置の開状態の正面図である。
【図2】実施例1の枢支装置の開状態の断面図である。
【図3】実施例1の枢支装置を用いているコンソールボ
ックスの正面図である。
【図4】実施例1の枢支装置を用いているコンソールボ
ックスの断面図である。
【図5】実施例1の変形例の枢支部および揺動アーム部
の当接面の正面図である。
【図6】実施例2の枢支装置の開状態の断面図である。
【図7】実施例3の枢支装置の開状態の正面図である。
【図8】実施例4の枢支装置の閉状態の正面図である。
【図9】従来技術の枢支装置の開状態の正面図である。
【図10】従来技術の枢支装置のダンパ周辺の断面図で
ある。
【符号の説明】
100…枢支装置 1…枢支部 11…軸 111…フランジ部 1
2…支持アーム部 2…揺動アーム部 3…コイルバネ 4…座金
9…ダンパ 200…コンソールボックス本体部 300…コンソールボックス蓋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安江 章一 愛知県熱田区池内町2番2号 株式会社東 海スプリング製作所内 Fターム(参考) 3D022 CA07 CB01 CC19 CD18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枢支部と、該枢支部に揺動自在に保持さ
    れる揺動アーム部と、該枢支部および該揺動アーム部に
    両端が係止され該揺動アーム部を所定揺動方向に付勢す
    るコイルバネとを有する枢支装置であって、 前記枢支部および前記揺動アーム部は互いに軸方向に相
    対移動可能であるとともに各々軸方向に当接する当接面
    を有し、 前記コイルバネは前記枢支部および前記揺動アーム部を
    該コイルバネの軸方向の伸び又は圧縮により前記当接面
    が互いに当接するように軸方向に付勢していることを特
    徴とする枢支装置。
JP27703999A 1999-09-29 1999-09-29 枢支装置 Pending JP2001098833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004122890A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Calsonic Kansei Corp コンソールボックス構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004122890A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Calsonic Kansei Corp コンソールボックス構造

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