JP2001094932A - 高精細静止画の分割記録及び再生方式 - Google Patents

高精細静止画の分割記録及び再生方式

Info

Publication number
JP2001094932A
JP2001094932A JP27193599A JP27193599A JP2001094932A JP 2001094932 A JP2001094932 A JP 2001094932A JP 27193599 A JP27193599 A JP 27193599A JP 27193599 A JP27193599 A JP 27193599A JP 2001094932 A JP2001094932 A JP 2001094932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frames
pixels
recording
signal
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27193599A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hamazaki
岳史 浜崎
Shozo Fujii
省造 藤井
Shinjiro Mizuno
慎二郎 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27193599A priority Critical patent/JP2001094932A/ja
Publication of JP2001094932A publication Critical patent/JP2001094932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細静止画のVTRへの分割記録及び再生
において、記録時の圧縮による画質劣化を最小限に抑え
ること。 【解決手段】 例えば1440×960画素からなる高
精細静止画を入力し、複数のフレーム(第1〜第4フレ
ーム)に分割し、VTRで記録可能な画素数のフレーム
に変換する。このとき、マクロブロック1〜23の境界
に沿って分割を行い、互いにインターレースの関係にあ
る奇数フィールド(1),(3)・・及び偶数フィール
ド(2),(4)・・に分割してVTRに入力する。こ
の方式により、VTRでの圧縮による画質劣化を伴わず
に、高精細静止画の画素データを記録再生することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラなど
の映像機器を用いた高精細静止画の分割記録及び再生方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラの普及に伴
い、デジタルビデオカメラにも高画質な静止画撮影機能
が求められてきている。これに対する1つの解として、
動画撮影に必要な画素数より多い画素数を有する撮像素
子を用い、高精細の静止画を撮影することが検討されて
いる。ここで高精細静止画撮影について簡単に説明す
る。
【0003】図8は、高精細静止画の撮影が可能なデジ
タルビデオカメラの構成例を示すブロック図である。C
CD(Charge Coupled Device) 1にて光電変換された画
素信号は、所定周期の水平同期信号及び垂直同期信号に
同期して読み出され、カメラ信号処理部2に入力され
る。カメラ信号処理部2は、入力信号に対してゲイン調
整、階調補正、輪郭強調などの処理を施し、映像信号を
出力する。カメラ信号処理部2の出力信号はメモリ3に
一旦書き込まれた後、VTR部4の入力レートに合わせ
て読み出され、VTR部4で記録される。
【0004】再生時は、VTR部4からの再生信号をメ
モリ3に一旦書き込む。通常の動画はモニタに出力さ
れ、高精細静止画はデジタルインターフェースやメモリ
ーカードなどを介して外部パソコンやプリンタなどの機
器に出力される。
【0005】ここで、CCD1の一例として図9のよう
に、水平・垂直方向の画素数を1440×960画素で
あるものを考える。通常の動画撮影時は図に示す領域A
1の720×480画素のみを、720×240画素ず
つ飛び越し走査させて読み出す。また、静止画撮影時に
は図の領域A2の1440×960画素全てを読み出す
ことで、高精細静止画の撮影を可能にするものである。
しかし、VTR部4の記録フォーマットが現在はNTS
C又はPAL方式にしか対応しておらず、1フィールド
当たり720×240画素又は720×288画素しか
記録できない。このため、1440×960画素の信号
をVTR部4で記録するには、8フィールドに分割して
記録することが必要になる。
【0006】そこで、先ず考えられる方式として、図1
0に示すように、高精細静止画の1フレームの画像に対
して、水平方向に2分割し、垂直方向に4分割し、第1
〜第8フィールドの画素信号を順次記録する方式があ
る。また図11のように画素を間引きすることによっ
て、1フレームの画像を分割する方式がある。図11
(a)は1440×960画素のデータに対して、水平
方向は2画素毎に、垂直方向は4画素毎に間引いて72
0×240画素のデータとし、8フィールドかけて全て
の画素データを出力する方式を表した説明図である。1
フィールド目では「○」の画素で構成されるフィールド
が出力され、2フィールド目では「△」の画素で構成さ
れるフィールドが出力される。以下も同様である。そし
て図11(b)に示すように、8フィールドかけて全て
の画素を出力する。このように画素信号を出力すれば、
撮影したシーンの全景が1フィールドの範囲に収まるこ
とになるので、記録されたシーンをVTRの再生時にモ
ニタで容易に確認できる利点がある。
【0007】ここで、VTR部4での信号処理について
簡単に説明する。図12はDV方式のデジタルビデオカ
メラのVTR信号処理部の構成を簡略化して示したブロ
ック図である。(a)は記録経路、(b)は再生経路を
示す。先ず記録時について説明する。図12(a)に示
すように、カメラから入力された2フィールド分の映像
信号はフレームメモリ5に書き込まれ、2フィールド間
のインターレース関係はここで復元される。フレームメ
モリ5の出力は、DCT(Discrete Cosine Transform
)処理器6にて複数の周波数成分に分解される。量子
化器7は、DCT処理器6の出力である各周波数成分の
レベルより、各成分に対する量子化ビット数を決定し、
決定されたビット数にて各成分の量子化を行う。
【0008】このとき、人間の視覚特性が低域成分に対
しては比較的敏感で、高周波成分に対しては鈍感である
ことを利用し、低周波成分には多くの量子化ビット数が
割り当てられ、高周波数成分には少ない量子化ビット数
が割り当てられる。結果として、全成分のトータルビッ
ト数が元の入力映像信号のトータルビット数より小さく
できれば、映像信号は圧縮されることになる。符号化器
8は、量子化器7の出力に対し、データ伝送レートがほ
ぼ一定となるように符号を割り当て、誤り訂正符号を付
加して出力する。符号化器8の出力は記録媒体である磁
気テープに記録される。
【0009】再生時の信号処理は、上記の流れの逆であ
る。復号化器9は、磁気テープから再生された信号を誤
り訂正して復号する。逆量子化処理器10は、復号化器
9の出力から周波数成分を求め、次の逆DCT演算のた
めにビット数を揃える。逆DCT処理器11は、周波数
成分の信号を時間軸上の信号に戻す。逆DCT処理器1
0の出力はフレームメモリ12に書き込まれる。フレー
ムメモリ12の出力はモニタに表示される。フレームメ
モリ5とフレームメモリ12は、記録及び再生時で兼用
されることが多い。
【0010】上記の処理において、記録時のDCT処理
に注目する。DCTは、図13(a)に示すような水平
・垂直方向に8×8画素の信号ブロックを入力として演
算される。NTSC用処理では、図13(c)左側の図
のように、水平方向に4ブロック並べ、水平方向に32
画素からなるマクロブロック単位、または図13(c)
右側の図のように水平及び垂直方向に2ブロック並べ、
16×16画素からなるマクロブロック単位でフレーム
メモリ5からデータ読み出しを行う。PAL用処理では
図12(d)のような水平・垂直方向に16×16画素
からなるマクロブロック単位のみで行う。
【0011】ここでマクロブロックについて少し説明す
る。以下では説明の簡略化のため、輝度信号のマクロブ
ロックだけを用いて考える。図14はNTSCにおける
動画記録の場合のマクロブロックの構成を示す説明図で
ある。入力される720×480画素のフレームは、図
14(a)のような配列のマクロブロックに分割され
る。図中に1〜23の番号を付した矩形の囲みがマクロ
ブロックである。図14(b)に示すように、1〜22
番のブロックは32×8画素から構成され、23番のブ
ロックは16×16画素から構成される。23番のブロ
ックだけ形状が異なるのは、720が32で割り切れな
いので、画面右端に相当する部分については特別に16
×16画素からなるマクロブロックを構成しているため
である。図中の(1)〜(60)は垂直方向のマクロブ
ロックの列番号を示している。
【0012】図12のDCT処理器6では、このマクロ
ブロックから2次元周波数成分を抽出する。但し、この
処理はフレームメモリ5のデータから判断されるフィー
ルド間の動きの有無に応じて適応的に行われる。
【0013】ここで、フィールド間の動きの有無の判断
について簡単に説明する。図15のように、カメラの被
写体が画面垂直方向に相関が高い場合を考える。この被
写体が静止物体ならば、図15(a)のように第1フィ
ールドと第2フィールドは同じ信号となり、フィールド
間の信号の差を求めると、その値はゼロになる。ただ
し、ここでは説明を簡単にするためノイズは無視してい
る。もし被写体が動き物体ならば、図15(b)のよう
に2つのフィールドは異なる信号になり、フィールド間
の信号の差を求めると大きな値となる。従って、フレー
ムメモリ5に書き込まれた2つのフィールド間の差を求
めることにより、動きの有無を判断することができる。
【0014】再び図13に戻って説明する。図13
(a)はフィールド間の変化が少なく、「静止部」と判
断される領域に対する輝度信号のDCT処理用の信号ブ
ロックの概念図である。ここでは水平・垂直方向に8×
8画素からなる信号ブロックを形成する。ここで、垂直
方向の8画素のうち、奇数番目は第1フィールドの画
素、偶数番目は第2フィールドの画素である。一方、図
13(b)は「動き部」と判断される領域に対するDC
T処理用の信号ブロックである。動き部と判断される
と、図13(b)のように第1又は第2フィールドの信
号のみで水平垂直8×4画素の信号ブロックが個別に構
成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
高精細静止画の分割記録方式では以下に説明するような
課題がある。前述のようにフレームメモリ5では、入力
される2フィールドの信号から1フレームの信号を構成
してDCT処理器6へ出力するが、いま図10に示す第
1フィールド及び第2フィールドをフレームメモリ5に
入力すると、第1フィールド及び第2フィールドはイン
ターレースの関係にないため、これらからフレームを構
成してDCT処理をしても、出力は意味のない結果とな
ってしまう。これは図10のような分割を行う限り、入
力するフィールドの順序を変えても同様である。
【0016】また、図11に示される分割を行う場合
は、第1フィールド及び第2フィールドの画素データと
して「○」及び「△」がフレームメモリ5への入力信号
となるが、「○」と「△」で構成されるフレームは、元
の入力映像信号を水平及び垂直方向に1画素おきに間引
いた形になるため、信号帯域の折り返しが起こり、元の
入力映像信号では水平及び垂直方向に表現できる最高周
波数の1/2にあたる周波数が最高周波数と見なされる
ことになる。この様子を図16に示す。図16は例とし
て図11における垂直方向の画素の間引きによる周波数
の変化を示している。
【0017】従って、「○」と「△」で構成されるフレ
ームに対してDCT処理を行い、2次元周波数成分に分
解した場合は、元の映像信号では水平及び垂直周波数帯
域の1/2にあたる周波数が、水平及び垂直方向の最高
周波数成分として出力されることになる。前述のように
量子化処理においては最高周波数成分に対し、人間の視
覚特性に基づいて粗い量子化(少ないビット数割り当
て)がなされ、場合によっては消失してしまうこともあ
る。その結果DCT処理から量子化までの一連の圧縮処
理において、帯域の1/2付近の周波数特性が劣化して
しまうという課題があった。
【0018】また、垂直方向の間引きにより、垂直方向
に相関の高い信号が相関が低いと判断され、静止部であ
るにもかかわらず動き部と判断されてしまうため、動き
部用信号ブロックを用いたDCTにより、高域周波数成
分に対して粗い量子化がなされ、やはり帯域が劣化して
しまうという課題があった。
【0019】さらに、画素の間引きにより作成したフレ
ームの水平又は垂直方向の画素数によっては、VTR内
部でマクロブロックに分割される際、ブランキングデー
タなどの無効データなどと共にマクロブロック化されて
しまうと、圧縮処理において無効データも映像データと
見なされるために、有効データに対する圧縮処理が不当
なものとなり、画質が劣化するという課題があった。
【0020】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、DV圧縮による画質劣化を最
小限に抑える高精細静止画の分割記録方式及び再生方式
を実現するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b(a,bは
整数)である映像信号を飛び越し走査記録する記録再生
装置を用いて、水平及び垂直方向の画素数が夫々c、d
(c,dは整数、a<c、b<d)である入力映像信号
を、c≦Maなる最小の整数M、及びd≦Nbなる最小
の整数Nを用いて水平方向にM分割、垂直方向にN分割
し、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b以下である
M×N個のフレームに分割して記録媒体に記録し、再生
時は前記M×N個のフレームを結合することで、水平及
び垂直方向の画素数が夫々c、dである映像信号を得る
高精細静止画の分割記録及び再生方式であって、前記入
力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数だけ連続
する画素で構成される信号ブロックに分割し、圧縮符号
化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集合を信号
ブロック領域とし、前記複数の信号ブロック領域の位置
関係を保持した状態で前記複数の信号ブロック領域を一
度に走査する領域を信号ブロック走査領域とするとき、
前記M×N個のフレームの境界を前記信号ブロック走査
領域の境界と一致するように設定し、前記入力映像信号
の記録時は、前記M×N個の各フレームを、飛び越し走
査の関係にある第1のフィールド及び第2のフィールド
に設定すると共に、少なくとも2M×Nフィールド期間
でM×N個のフレーム領域の画像データを圧縮符号化し
て前記記録再生装置の記録媒体に記録し、映像信号の再
生時は、2フィールド期間毎の再生により得られる相異
なる2つのフィールドを第1フィールド及び第2フィー
ルドとして前記記録媒体から読み出し、前記第1フィー
ルドの前記信号ブロック走査領域と前記第2フィールド
の前記信号ブロック走査領域とを所定数結合して1個の
フレームを再構成して画像データの復号及び伸長を行
い、2M×Nフィールド期間の再生により得られる計M
×N個のフレームを結合して1枚の高精細静止画の出力
画を得ることを特徴とするものである。
【0022】本願の請求項2の発明は、水平及び垂直方
向の画素数が夫々a、b(a,bは整数)である映像信
号を飛び越し走査記録する記録再生装置を用いて、水平
及び垂直方向の画素数が夫々c、d(c,dは整数、a
<c、b<d)である入力映像信号を、c≦Maなる最
小の整数M、及びd≦Nbなる最小の整数Nを用いて水
平方向にM分割、垂直方向にN分割し、水平及び垂直方
向の画素数が夫々a、b以下であるM×N個のフレーム
に分割して記録媒体に記録し、再生時は前記M×N個の
フレームを結合することで、水平及び垂直方向の画素数
が夫々c、dである映像信号を得る高精細静止画の分割
記録及び再生方式であって、前記入力映像信号を、水平
及び垂直方向に夫々所定数だけ連続する画素で構成され
る信号ブロックに分割し、圧縮符号化の対象となる所定
数の隣接信号ブロックの集合を信号ブロック領域とし、
前記複数の信号ブロック領域の位置を互いに異なるフレ
ームに分散するよう並び換え、並び換えられた前記複数
の信号ブロック領域を一度に走査する領域を信号ブロッ
ク走査領域として設定し、前記入力映像信号の記録時
は、前記M×N個の各フレームを、飛び越し走査の関係
にある第1のフィールド及び第2のフィールドに設定す
ると共に、少なくとも2M×Nフィールド期間でM×N
個のフレーム領域の画像データを圧縮符号化して前記記
録再生装置の記録媒体に記録し、映像信号の再生時は、
2フィールド期間毎の再生により得られる相異なる2つ
のフィールドを第1フィールド及び第2フィールドとし
て前記記録媒体から読み出し、前記第1フィールドの前
記信号ブロック走査領域と前記第2フィールドの前記信
号ブロック走査領域とを所定数結合して1個のフレーム
を再構成して画像データの復号及び伸長を行い、2M×
Nフィールド期間の再生により得られる計M×N個のフ
レームの信号ブロック領域を、記録時の並び換えと逆の
方法で並び戻しを行い、計M×N個の元フレームを再構
成し、前記再構成によって得られた元フレームを結合す
ることによって1枚の高精細静止画の出力画を得ること
を特徴とするものである。
【0023】本願の請求項3の発明は、水平及び垂直方
向の画素数が夫々a、b(a,bは整数)である映像信
号を飛び越し走査記録する記録再生装置を用いて、水平
及び垂直方向の画素数が夫々c、d(c,dは整数、a
<c、b<d)である入力映像信号を、c≦Maなる最
小の整数M、及びd≦Nbなる最小の整数Nを用いて水
平方向にM分割、垂直方向にN分割し、水平及び垂直方
向の画素数が夫々a、b以下であるM×N個のフレーム
に分割して記録媒体に記録し、再生時は前記M×N個の
フレームを結合することで、水平及び垂直方向の画素数
が夫々c、dである映像信号を得る高精細静止画の分割
記録及び再生方式であって、前記入力映像信号を、水平
及び垂直方向に夫々所定数だけ連続する画素で構成され
る信号ブロックに分割し、圧縮符号化の対象となる所定
数の隣接信号ブロックの集合を信号ブロック領域とし、
前記複数の信号ブロック領域の位置関係を保持した状態
で前記複数の信号ブロック領域を一度に走査する領域を
信号ブロック走査領域とするとき、前記M×N個のフレ
ームの境界が、水平及び垂直方向に夫々i画素及びj画
素(i,jは前記信号ブロック領域を形成するための整
数)だけ互いに重なり合うように設定し、前記入力映像
信号の記録時は、前記M×N個の各フレームを、飛び越
し走査の関係にある第1のフィールド及び第2のフィー
ルドに設定すると共に、少なくとも2M×Nフィールド
期間でM×N個のフレーム領域の画像データを圧縮符号
化して前記記録再生装置の記録媒体に記録し、映像信号
の再生時は、2フィールド期間毎の再生により得られる
相異なる2つのフィールドを第1フィールド及び第2フ
ィールドとして前記記録媒体から読み出し、前記第1フ
ィールドの前記信号ブロック走査領域と前記第2フィー
ルドの前記信号ブロック走査領域とを所定数結合して1
個のフレームを再構成して画像データの復号及び伸長を
行い、2M×Nフィールド期間の再生により得られる計
M×N個のフレームを結合するに際し、前記フレームの
重なり領域では、画像の切れ目が視覚され難い信号ブロ
ック領域を選択することにより、1枚の高精細静止画の
出力画を得ることを特徴とするものである。
【0024】本願の請求項4の発明は、請求項3の高精
細静止画の分割記録及び再生方式において、再生時にM
×N個のフレームを結合する際に、前記フレームの重な
り領域では画像の切れ目が視覚され難い信号ブロック領
域を選択することに代えて、前記i画素又はj画素幅の
重なり合う領域内では少なくとも2つのフレームの画素
を加重平均し、その重みを水平方向及び垂直方向の位置
に応じて変化させることにより、出力画を得ることを特
徴とするものである。
【0025】上記の方法によれば、画素の間引きを行わ
ずにDCT処理を行うことにより、圧縮処理による画質
劣化を最小限に抑えるという作用を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態にお
ける高精細静止画の分割記録及び再生方式について、図
面を用いて説明する。本発明の高精細静止画の分割記録
及び再生方式は、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、
b(a,bは整数)である映像信号を、飛び越し走査記
録する記録再生装置を用いて、水平及び垂直方向の画素
数が夫々c、d(c,dは整数、a<c、b<d)であ
る入力映像信号を、c≦Maなる最小の整数M、及びd
≦Nbなる最小の整数Nを用いて水平方向にM分割、垂
直方向にN分割し、水平及び垂直方向の画素数が夫々
a、b以下であるM×N個のフレームに分割して記録媒
体に記録し、再生時はM×N個のフレームを結合するこ
とで、水平及び垂直方向の画素数が夫々c、dである映
像信号を得るものである。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における高精細静止画の分割記録及び再生方式を示
す説明図である。図1(a)に示すようにc×d画素の
画像として、1440×960画素の静止画データが入
力された場合や、図1(b)に示すように、1280×
960画素の静止画データが入力映像信号として入力さ
れた場合を考える。先ず入力映像信号を、水平及び垂直
方向に夫々所定数だけ連続する画素で構成される信号ブ
ロックに分割し、圧縮符号化の対象となる所定数の隣接
信号ブロックの集合を信号ブロック領域、即ちマクロブ
ロックとする。VTR内部では、入力信号をマクロブロ
ックに分割して圧縮処理を行うので、まず入力信号をマ
クロブロックの境界に沿って分割する。このため、図1
(a)に示すように、1440×960画素からなる高
精細静止画に対しては、1〜4の番号で示す720×4
80画素からなる4個のフレームに分割し、第1フレー
ム、第2フレーム、第3フレーム、第4フレームとす
る。
【0028】次に図2(a)の領域Sで示すように、信
号ブロック領域を一度に走査する領域を信号ブロック走
査領域とするとき、各フレームを互いにインターレース
(飛び越し走査)する関係にある信号ブロック走査領域
としての第1フィールド(白塗り部分)及び第2フィー
ルド(ハッチング部分)に分割し、第1フレームの第1
フィールド、第1フレームの第2フィールド、第2フレ
ームの第1フィールド、第2フレームの第2フィールド
・・・という順序で図8のVTR部4に入力する。この
様子を図2(b)に示す。ここでは第1フレームの第1
フィールドを(1−1)という形で表記している。この
ようにすることで、画素データの間引きは起こらないた
め、前述のような帯域上限周波数の1/2近辺の周波数
特性の劣化は発生しない。また、複数フレームへの分割
をマクロブロックの境界に沿って行っているため、マク
ロブロックにブランキングデータなどの無効データが混
入することによる有効データの圧縮劣化も防ぐことがで
きる。
【0029】ここで注意すべき点は、VTR部へのフィ
ールド入力は、VTR内部のフィールド情報に同期させ
ることが必要なことである。つまり、VTR部自身が第
1フィールドの入力状態にあるときに、第1フィールド
が入力されるようにしないと、VTR内部で構成される
フレームは図1(a)に示すようにはならない。例えば
第1フレームの第2フィールドと第2フレームの第1フ
ィールドが誤って扱われると、圧縮による画質劣化が発
生する。
【0030】再生時は、上記の処理と逆の処理を行う。
つまり、VTR部より出力される第1〜8フィールドの
信号に対して、第1フィールドと第2フィールドとで第
1フレームを構成し、第3フィールドと第4フィールド
とで第2フレームを構成する。このような順番で第1〜
4フレームを構成し、図1(a)に示す位置関係で結合
する。
【0031】入力映像信号の画素数が図1(b)に示す
ように、例えば水平・垂直方向に1280×960画素
である場合は、第1フレーム及び第3フレームの水平画
素数を704、第2フレーム及び第4フレームの水平画
素数を576となるように分割すれば、第1フレーム及
び第3フレームは水平22マクロブロック、第2フレー
ム及び第4フレームは水平18マクロブロックとなり、
再生時に無効データが混入されるのを防ぐことができ
る。これらのフレームの記録時については、前述の水平
1440画素の場合と同様であるが、図3に示すように
第1及び第3フレームに対しては、水平方向に16画素
分の無効データを挿入し、第2及び第4フレームに対し
ては、144画素分の無効データを挿入し、VTR部の
入力フォーマットに変換する。再生時は図3に示すよう
に、第1フレーム及び第3フレームの右端16画素、第
2フレーム及び第4フレームの右端144画素に無効デ
ータが出力されるので、この無効データ範囲をカットし
てフレームを結合する必要がある。
【0032】上記処理は更に画素数が多い入力信号に対
しても、分割フレーム数を増やすことで同様に行うこと
ができる。DV方式のデジタルVTRでは、720×4
80画素のフレーム当たりのデータ量が、符号化処理出
力においてほぼ一定となるように圧縮率が制御されるの
で、720×480画素のフレーム単位で圧縮率は変化
している。通常の動画記録においては、時間的に連続す
るフレームの映像は相関が高いので圧縮率が大きく変化
することはない。
【0033】(実施の形態2)実施の形態1において、
図1のような分割を行って順次VTR部に入力すると、
VTR側から見れば時間的に連続して入力されるフレー
ムの映像は相関が非常に低いものとなるので、圧縮率が
フレーム間で大きく変ってしまう可能性がある。もし、
図1における第1フレームと第2フレームでの圧縮率が
大きく異なると、フレーム境界の前後で映像信号が不連
続になることが考えられ、フレーム境界は画面中央に位
置することになるため、これが非常に目立つことにな
る。本発明の実施の形態2はこれを防ぐためのものであ
る。本実施の形態の高精細静止画の分割記録及び再生方
式は、入力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数
だけ連続する画素で構成される信号ブロックに分割し、
圧縮符号化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集
合を信号ブロック領域とし、複数の信号ブロック領域の
位置を互いに異なるフレームに分散するよう並び換え、
並び換えられた複数の信号ブロック領域を一度に走査す
る領域として信号ブロック走査領域を設定することを特
徴とするものである。
【0034】そして映像信号の再生時は、2フィールド
期間毎の再生により得られる相異なる2つのフィールド
を第1フィールド及び第2フィールドとして記録媒体か
ら読み出し、第1フィールドの信号ブロック走査領域と
第2フィールドの信号ブロック走査領域とを所定数結合
して1個のフレームを再構成して画像データの復号及び
伸長を行う。次に2M×Nフィールド期間の再生により
得られる計M×N個のフレームの信号ブロック領域を、
記録時の並び換えと逆の方法で並び戻しを行い、計M×
N個の元フレームを再構成し、再構成によって得られた
元フレームを結合することによって1枚の高精細静止画
の出力画を得るようにしている。
【0035】図4は本発明の実施の形態2における高精
細静止画の分割記録及び再生方式を具体的に示す説明図
である。図4(a)のように1440×960画素の静
止画データが入力された場合、この入力信号を水平・垂
直方向に夫々32×8画素又は16×16画素からなる
マクロブロックに分割することを考える。
【0036】図4に示す第1フレーム〜第4フレームの
各マクロブロック領域から夫々(1)及び(2)の領域
の1〜22番と23番で示される計45個のマクロブロ
ックの集合を取り出す。第1及び第2フレームの(1)
〜(16)と第3及び第4フレームの(1)〜(14)
の領域を集めて図4(b)に示すように720×480
画素のフレームを構成し、これを第1フレームとする。
以下同様にして第1及び第2フレームの(17)〜(3
0)と第3及び第4フレームの(15)〜(30)まで
の領域を第2フレーム、第1及び第2フレームの(3
1)〜(46)と第3及び第4フレームの(31)〜
(44)の領域を第3フレーム、第1及び第2フレーム
の(47)〜(60)と第3及び第4フレームの(4
5)〜(60)の領域を第4フレームとして構成し、図
2(a)に示すようにフィールドに分割してVTR部に
出力して記録する。前述のように圧縮はマクロブロック
単位で行われるので、このようにマクロブロック集合単
位での並べ替えを行って4つのフレームを構成した後、
各フレームを2つのフィールドに分割してVTRに入力
しても、圧縮による画質劣化はほとんど発生しないと考
えられる。再生時は、図4(b)から図4(a)への並
べ替え(並び戻し)を行うことにより、元の静止画が復
元できる。
【0037】そして、上記のようにフレームを構成する
ことにより、入力される高精細静止画の様々な部分の画
素信号を集めてくることとなるので、ディテールのほと
んど無い平坦な映像の部分や、ディテールの多い部分が
各フレームに均等に含まれるようになる。このためフレ
ーム間の圧縮率の差を軽減することができ、フレームの
境界が見えにくくなるという効果が得られる。
【0038】(実施の形態3)本実施の形態2では、入
力信号の各部からマクロブロックの集合を集めてフレー
ムを構成することは、処理が複雑になってしまうので、
もう少し簡潔な方法を次に考える。本発明の実施の形態
3における高精細静止画の分割記録及び再生方式は、入
力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数だけ連続
する画素で構成される信号ブロックに分割し、圧縮符号
化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集合を信号
ブロック領域とし、複数の信号ブロック領域の位置関係
を保持した状態で複数の信号ブロック領域を一度に走査
する領域を信号ブロック走査領域とするとき、M×N個
のフレームの境界が、水平及び垂直方向に夫々i画素及
びj画素(i,jは信号ブロック領域を形成するための
整数)だけ互いに重なり合うように設定することを特徴
とするものである。
【0039】そして映像信号の再生時は、2フィールド
期間毎の再生により得られる相異なる2つのフィールド
を第1フィールド及び第2フィールドとして記録媒体か
ら読み出し、第1フィールドの信号ブロック走査領域と
第2フィールドの信号ブロック走査領域とを所定数結合
して1個のフレームを再構成して画像データの復号及び
伸長を行う。2M×Nフィールド期間の再生により得ら
れる計M×N個のフレームを結合するに際し、フレーム
の重なり領域では、画像の切れ目が視覚され難い信号ブ
ロック領域を選択することにより、1枚の高精細静止画
の出力画を得るようにしている。
【0040】図5は本発明の実施の形態3における高精
細静止画の分割記録及び再生方式を具体的に示す説明図
である。本実施の形態では、水平及び垂直1440×9
60画素の静止画を4フレームに分割する場合、図中の
斜線部で示すように、フレームを部分的にオーバーラッ
プさせて分割して記録する。1つの分割フレームは、図
5の太線で示すように、水平及び垂直720×480画
素である。この領域を水平・垂直方向に夫々i画素、j
画素(i,jは整数)だけオーバーラップさせて4フレ
ームを設定し、各フレームを第1フィールド及び第2フ
ィールドに分けて出力し、VTR部にて記録する。
【0041】次に、上記のように記録された分割フレー
ム画を再生する場合について説明する。ここで、再生は
フレーム番号1から4の順に行うものとし、再生された
4フレームの分割画は、バッファメモリに一旦蓄えられ
ているものとする。以下、図6に示すタイミングチャー
トを用いて説明する。図6に示すHD及びVDは、14
40×960画素の静止画をモニタに表示することを考
えた場合の仮想的な水平基準信号及び垂直基準信号であ
る。画面上半分の領域では図6(a)のように、ライン
の最初にはフレーム1が出力され、i画素幅のオーバー
ラップ領域のどこかで出力をフレーム2に切り替える。
同様のことを次ライン以降も行う。やがてj画素幅のオ
ーバーラップ領域に入ると、図6(c)に示すように、
この領域のどこかで今度は出力をフレーム1からフレー
ム3に、フレーム2からフレーム4に夫々切り替える。
画面下半分の領域では、図6(b)のようにフレーム3
とフレーム4を切り替えて出力する。
【0042】以上のような方式によって、分割フレーム
1又は分割フレーム3の右端におけるマクロブロックの
特異処理によってフレーム境界が見えてしまう場合で
も、右端のマクロブロックに入る前にフレーム2又はフ
レーム4に切り替えてしまうことにより、目立たなくす
ることが可能になる。ただし、フレームを水平及び垂直
方向にi画素及びj画素オーバーラップさせるため、再
生した静止画の画素数が(1440−i)×(960−
j)画素となってしまうが、i及びjを16程度とすれ
ばほとんど問題はないと思われる。
【0043】(実施の形態4)実施の形態3では、タイ
ミングで完全に別の信号に切り替えると、場合によって
は切り替えの境界が見えてしまう可能性がある。そこ
で、次の構成が考えられる。図7は本発明の実施の形態
4における高精細静止画の分割記録及び再生方式を示す
説明図であり、分割フレームをオーバーラップさせて記
録した信号の再生方法を示すタイミングチャートであ
る。高精細静止画の記録について、即ち図5に示すよう
な全画面を4フレームに分割して記録するという点で
は、実施の形態3の場合と全く同様である。再生の際は
分割フレームの切り替えに、ミックス処理を行うことで
フレームの切り替え境界を目立たなくする。
【0044】ここでミックス処理について説明する。ミ
ックス処理とは、異なる画素データの加重平均を求め、
重みを徐々に変化させることで切り替えをスムーズに行
うものである。例えばフレーム1の画素データをX1
し、フレーム2の画素データをX2 とし、ミックス処理
結果をXとすると、本実施の形態のミックス処理は次の
(1)式に示すように、補間演算と同様の演算となる。 X=(1−k)X1 +kX2 ・・・(1) 但し、係数kは0≦k≦1とし、kを(2)式に従って
0〜1まで変化させると、ミックス処理が得られる。 k=p/i ・・・(2) ここで、pは図5に示すようにオーバーラップ領域の左
端から何画素目かを表す整数であり、0≦p≦iとす
る。このようにすれば、オーバーラップ領域の左端では
k=0となってフレーム1が出力され、同領域の右端で
はk=1となってフレーム2が出力される。上記のよう
なミックス処理を垂直方向にも同様に行えば、元来高精
細静止画に明確なフレーム境界がないため、分割記録に
よる境界は更に目立たなくなる。
【0045】以上のような分割方式とすれば、DV方式
のVTRを用いて高精細静止画を記録及び再生を行うと
き、圧縮による画質劣化を最小限に抑えることができ
る。なお、以上の実施の形態の説明では、高精細静止画
は水平・垂直方向の画素数が図1(a)に示すように1
440×960画素、又は図1(b)に示すように12
80×960画素として説明したが、この限りではな
い。また、以上の説明ではNTSCでの記録再生を例に
とって、分割フレームの画素数を水平・垂直方向に72
0×480画素、マクロブロックの画素数を32×8画
素又は16×16画素として説明したが、PALの場合
は分割フレーム及びマクロブロックの画素数を水平・垂
直方向に720×576画素及び16×16画素として
同様に考えることができる。
【0046】また、記録再生する分割フレームの順序も
上記説明の通りである必要はなく、実施の形態2におけ
る、マクロブロックの並べ替えも45ブロック単位であ
るとして説明したが、この限りでなく1ブロック単位で
も良い。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、高精細静止画の
ように画素数の多い入力信号に対し、DV方式のVTR
で記録可能な画素サイズのフレームに分割し、各フレー
ムをインターレースの関係にある第1及び第2フィール
ドに分割してVTRに入力することにより、ほとんど画
質劣化なしに高精細静止画をDV方式のデジタルVTR
で圧縮記録し、これを再生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における高精細静止画の
分割記録及び再生方式を示す模式図である。
【図2】実施の形態1による高精細静止画の分割記録及
び再生方式において、分割された第1フレーム〜第4フ
レームと、第1フィールド及び第2フィールドの領域と
を示す模式図である。
【図3】実施の形態1による高精細静止画の分割記録及
び再生方式において、分割された第1フレーム〜第4フ
レームと、無効領域とを示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態2における高精細静止画の
分割記録及び再生方式を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態3における高精細静止画の
分割記録及び再生方式を示す模式図である。
【図6】実施の形態3による高精細静止画の分割記録及
び再生方式において、各フレームとオーバラップ領域の
関係を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態4による高精細静止画の分
割記録及び再生方式において、各フレームとオーバラッ
プ領域の関係を示す模式図である。
【図8】高精細静止画を撮影するビデオカメラの構成図
である。
【図9】高精細画像を出力できる撮像素子の模式図であ
る。
【図10】従来の高精細静止画の分割記録及び再生方式
(その1)を示す模式図である。
【図11】従来の高精細静止画の分割記録及び再生方式
(その2)を示す模式図である。
【図12】DV方式のデジタルVTRの構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】DV方式のデジタルVTRでのDCT処理を
説明するための模式図である。
【図14】DV方式デジタルVTRでのマクロブロック
を示す模式図である。
【図15】DV方式のデジタルVTRでの動き検出処理
の一例を示す模式図である。
【図16】画像の間引き処理による周波数の変化を説明
するための波形図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 カメラ信号処理部 3 メモリ 4 VTR部 5,12 フレームメモリ 6 DCT処理器 7 量子化器 8 符号化器 9 復号化器 10 逆量子化器 11 逆DCT処理器
フロントページの続き (72)発明者 水野 慎二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA08 FA17 FA21 FA22 GA14 GB07 GB18 GB21 GB22 GB28 GB33 JA27 JA28 KA03 LA01 LA03 LA06 LA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    (a,bは整数)である映像信号を飛び越し走査記録す
    る記録再生装置を用いて、水平及び垂直方向の画素数が
    夫々c、d(c,dは整数、a<c、b<d)である入
    力映像信号を、c≦Maなる最小の整数M、及びd≦N
    bなる最小の整数Nを用いて水平方向にM分割、垂直方
    向にN分割し、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    以下であるM×N個のフレームに分割して記録媒体に記
    録し、再生時は前記M×N個のフレームを結合すること
    で、水平及び垂直方向の画素数が夫々c、dである映像
    信号を得る高精細静止画の分割記録及び再生方式であっ
    て、 前記入力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数だ
    け連続する画素で構成される信号ブロックに分割し、圧
    縮符号化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集合
    を信号ブロック領域とし、前記複数の信号ブロック領域
    の位置関係を保持した状態で前記複数の信号ブロック領
    域を一度に走査する領域を信号ブロック走査領域とする
    とき、前記M×N個のフレームの境界を前記信号ブロッ
    ク走査領域の境界と一致するように設定し、 前記入力映像信号の記録時は、前記M×N個の各フレー
    ムを、飛び越し走査の関係にある第1のフィールド及び
    第2のフィールドに設定すると共に、少なくとも2M×
    Nフィールド期間でM×N個のフレーム領域の画像デー
    タを圧縮符号化して前記記録再生装置の記録媒体に記録
    し、 映像信号の再生時は、2フィールド期間毎の再生により
    得られる相異なる2つのフィールドを第1フィールド及
    び第2フィールドとして前記記録媒体から読み出し、 前記第1フィールドの前記信号ブロック走査領域と前記
    第2フィールドの前記信号ブロック走査領域とを所定数
    結合して1個のフレームを再構成して画像データの復号
    及び伸長を行い、2M×Nフィールド期間の再生により
    得られる計M×N個のフレームを結合して1枚の高精細
    静止画の出力画を得ることを特徴とする高精細静止画の
    分割記録及び再生方式。
  2. 【請求項2】 水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    (a,bは整数)である映像信号を飛び越し走査記録す
    る記録再生装置を用いて、水平及び垂直方向の画素数が
    夫々c、d(c,dは整数、a<c、b<d)である入
    力映像信号を、c≦Maなる最小の整数M、及びd≦N
    bなる最小の整数Nを用いて水平方向にM分割、垂直方
    向にN分割し、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    以下であるM×N個のフレームに分割して記録媒体に記
    録し、再生時は前記M×N個のフレームを結合すること
    で、水平及び垂直方向の画素数が夫々c、dである映像
    信号を得る高精細静止画の分割記録及び再生方式であっ
    て、 前記入力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数だ
    け連続する画素で構成される信号ブロックに分割し、圧
    縮符号化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集合
    を信号ブロック領域とし、前記複数の信号ブロック領域
    の位置を互いに異なるフレームに分散するよう並び換
    え、並び換えられた前記複数の信号ブロック領域を一度
    に走査する領域を信号ブロック走査領域として設定し、 前記入力映像信号の記録時は、前記M×N個の各フレー
    ムを、飛び越し走査の関係にある第1のフィールド及び
    第2のフィールドに設定すると共に、少なくとも2M×
    Nフィールド期間でM×N個のフレーム領域の画像デー
    タを圧縮符号化して前記記録再生装置の記録媒体に記録
    し、 映像信号の再生時は、2フィールド期間毎の再生により
    得られる相異なる2つのフィールドを第1フィールド及
    び第2フィールドとして前記記録媒体から読み出し、 前記第1フィールドの前記信号ブロック走査領域と前記
    第2フィールドの前記信号ブロック走査領域とを所定数
    結合して1個のフレームを再構成して画像データの復号
    及び伸長を行い、2M×Nフィールド期間の再生により
    得られる計M×N個のフレームの信号ブロック領域を、
    記録時の並び換えと逆の方法で並び戻しを行い、計M×
    N個の元フレームを再構成し、前記再構成によって得ら
    れた元フレームを結合することによって1枚の高精細静
    止画の出力画を得ることを特徴とする高精細静止画の分
    割記録及び再生方式。
  3. 【請求項3】 水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    (a,bは整数)である映像信号を飛び越し走査記録す
    る記録再生装置を用いて、水平及び垂直方向の画素数が
    夫々c、d(c,dは整数、a<c、b<d)である入
    力映像信号を、c≦Maなる最小の整数M、及びd≦N
    bなる最小の整数Nを用いて水平方向にM分割、垂直方
    向にN分割し、水平及び垂直方向の画素数が夫々a、b
    以下であるM×N個のフレームに分割して記録媒体に記
    録し、再生時は前記M×N個のフレームを結合すること
    で、水平及び垂直方向の画素数が夫々c、dである映像
    信号を得る高精細静止画の分割記録及び再生方式であっ
    て、 前記入力映像信号を、水平及び垂直方向に夫々所定数だ
    け連続する画素で構成される信号ブロックに分割し、圧
    縮符号化の対象となる所定数の隣接信号ブロックの集合
    を信号ブロック領域とし、前記複数の信号ブロック領域
    の位置関係を保持した状態で前記複数の信号ブロック領
    域を一度に走査する領域を信号ブロック走査領域とする
    とき、前記M×N個のフレームの境界が、水平及び垂直
    方向に夫々i画素及びj画素(i,jは前記信号ブロッ
    ク領域を形成するための整数)だけ互いに重なり合うよ
    うに設定し、 前記入力映像信号の記録時は、前記M×N個の各フレー
    ムを、飛び越し走査の関係にある第1のフィールド及び
    第2のフィールドに設定すると共に、少なくとも2M×
    Nフィールド期間でM×N個のフレーム領域の画像デー
    タを圧縮符号化して前記記録再生装置の記録媒体に記録
    し、 映像信号の再生時は、2フィールド期間毎の再生により
    得られる相異なる2つのフィールドを第1フィールド及
    び第2フィールドとして前記記録媒体から読み出し、 前記第1フィールドの前記信号ブロック走査領域と前記
    第2フィールドの前記信号ブロック走査領域とを所定数
    結合して1個のフレームを再構成して画像データの復号
    及び伸長を行い、2M×Nフィールド期間の再生により
    得られる計M×N個のフレームを結合するに際し、前記
    フレームの重なり領域では、画像の切れ目が視覚され難
    い信号ブロック領域を選択することにより、1枚の高精
    細静止画の出力画を得ることを特徴とする高精細静止画
    の分割記録及び再生方式。
  4. 【請求項4】 再生時にM×N個のフレームを結合する
    際に、前記フレームの重なり領域では画像の切れ目が視
    覚され難い信号ブロック領域を選択することに代えて、
    前記i画素又はj画素幅の重なり合う領域内では少なく
    とも2つのフレームの画素を加重平均し、その重みを水
    平方向及び垂直方向の位置に応じて変化させることによ
    り、出力画を得ることを特徴とする請求項3記載の高精
    細静止画の分割記録及び再生方式。
JP27193599A 1999-09-27 1999-09-27 高精細静止画の分割記録及び再生方式 Pending JP2001094932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27193599A JP2001094932A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 高精細静止画の分割記録及び再生方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27193599A JP2001094932A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 高精細静止画の分割記録及び再生方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001094932A true JP2001094932A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17506901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27193599A Pending JP2001094932A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 高精細静止画の分割記録及び再生方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001094932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8768072B2 (en) 2007-10-23 2014-07-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and methods to compress still images

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8768072B2 (en) 2007-10-23 2014-07-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and methods to compress still images

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8102436B2 (en) Image-capturing apparatus and method, recording apparatus and method, and reproducing apparatus and method
US6167157A (en) Method of reducing quantization noise generated during a decoding process of image data and device for decoding image data
US6301304B1 (en) Architecture and method for inverse quantization of discrete cosine transform coefficients in MPEG decoders
JP3164031B2 (ja) 動画像符号化復号化装置、動画像符号化復号化方法、及び動画像符号化記録媒体
US5237413A (en) Motion filter for digital television system
JP3436367B2 (ja) デジタルビデオ信号プロセッサ装置
JPH06209432A (ja) 多重映像表示機能を有する高品位tv受信機のための映像信号処理方法およびそのシステム
JPH031688A (ja) 高能率画像符号化装置およびその復号化装置
JP2001285876A (ja) 画像符号化装置とその方法、ビデオカメラ、画像記録装置、画像伝送装置
US8903196B2 (en) Video presentation at fractional speed factor using time domain interpolation
CN1608378A (zh) 在视频清晰度增强中改善时间一致性
JP3540447B2 (ja) 動画像符号化装置及び復号装置
JPH08237666A (ja) フレーム間帯域圧縮信号処理装置
JP2900810B2 (ja) 変換符号化された画像データの復号化時に生じる量子化ノイズの低減方法及び変換符号化された画像データの復号化装置
KR950006773B1 (ko) 영상신호의 부호화장치
JP2001094932A (ja) 高精細静止画の分割記録及び再生方式
JP2005518728A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3407943B2 (ja) 映像信号記録装置
JP4035808B2 (ja) 動画像走査構造変換装置、動画像走査構造変換方法
JP4323130B2 (ja) ビデオ表示装置上にフリーズ画像を表示する方法および装置
JP3708745B2 (ja) 動画像復号装置および動画像復号方法
JP3946177B2 (ja) 動画像符号化装置及び復号装置
GB2341032A (en) Motion-dependent scanning frequency conversion
JPH10126749A (ja) 順次走査変換装置
KR19980054366A (ko) 디지탈 티브이의 피아이피(pip)구현장치 및 그 방법