JP2001093615A - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

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JP2001093615A
JP2001093615A JP27177899A JP27177899A JP2001093615A JP 2001093615 A JP2001093615 A JP 2001093615A JP 27177899 A JP27177899 A JP 27177899A JP 27177899 A JP27177899 A JP 27177899A JP 2001093615 A JP2001093615 A JP 2001093615A
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JP
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card
arm
eject
ejection
slide member
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JP27177899A
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Toru Nishioka
徹 西岡
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの排出機構を備えたカード用コネクタ
の構造で、スライド部材を付勢するばね部材の付勢力を
弱くすることなく、ばね部材の付勢力でカードがカード
用コネクタから外れて飛び出すことを防止できると共
に、カードを取り出す時には容易に取り出すことができ
るカード用コネクタを提供する。 【解決手段】 ハウジング1と、このハウジング1内に
着脱されるカード3と、このカード3に係合され、回動
可能に設けられたイジェクトアーム8と、このイジェク
トアーム8を付勢する付勢部材9とを備え、前記イジェ
クトアーム8及び前記付勢部材9は前記カード3の挿入
及び排出方向にスライド移動可能なスライド部材7に取
り付けられており、前記カード3が前記スライド部材7
と共にカードの排出位置へ移動した時、前記付勢部材7
により前記イジェクトアーム8で前記カード3を排出方
向とは逆の挿入方向へ押圧するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの記憶媒体などに用いられるICカードや、
デジタルカメラなどの電子機器などに使用されるCF
(コンパクトフラッショ)カードなどに使用される、カ
ード用コネクタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの増設記録装置
としてICカード用コネクタが一般的に使用されてい
る。このICカード用コネクタの記憶媒体としてはIC
カードが広く使用さるようになってきている。
【0003】このICカードをICカード用コネクタに
挿着して必要な情報の書き込み、及び読み取りを行う
が、このICカードを着脱する場合に、その操作性を向
上させるために、ICカード用コネクタにはICカード
を排出する時の排出機構を備えたものがある。
【0004】この従来のICカードの排出機構として
は、ICカードを搬送するスライド部材に、ICカード
を挿着位置に保持させるロック機構部と、このロック機
構部が解除された場合にはスライド部材を排出方向へ付
勢するばね部材を設け、ICカードが排出される時、こ
のばね部材の付勢力でICカードが排出方向へ押し出さ
れる構造となったものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICカード用コネクタの構造においては、スラ
イド部材を排出方向へ付勢するばね部材の付勢力で、I
Cカードを搬送するスライド部材と共に、ICカードを
排出方向へ付勢する構造となっていることから、このば
ね部材の付勢力で、ICカードが、ICカード用コネク
タから外れて飛び出してしまうという問題があった。
【0006】また、ICカードが飛び出さないように、
ばね部材の付勢力を調整して弱くすることも可能である
が、ばね部材の付勢力を弱くすると、ICカードを排出
するための必要なストロークを確保することが難しく、
ICカードの取り出しが困難になるという問題があっ
た。
【0007】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、カードの排出機構を備えたカード用コネクタの
構造で、スライド部材を付勢するばね部材の付勢力を弱
くすることなく、ばね部材の付勢力でカードがカード用
コネクタから外れて飛び出すことを防止できると共に、
カードを取り出す時には容易に取り出すことができるカ
ード用コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、ハウジングと、このハ
ウジング内に着脱されるカードと、このカードに係合さ
れ、回動可能に設けられたイジェクトアームと、このイ
ジェクトアームを付勢する付勢部材とを備え、前記イジ
ェクトアーム及び前記付勢部材は前記カードの挿入及び
排出方向にスライド移動可能なスライド部材に取り付け
られており、前記カードが前記スライド部材と共にカー
ドの排出位置へ移動した時、前記付勢部材により前記イ
ジェクトアームで前記カードを排出方向とは逆の挿入方
向へ押圧するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、第2の手段として、前記スライド部
材を前記カードの排出方向へ付勢する復帰ばねを有し、
この復帰ばねの付勢力に抗して前記スライド部材を前記
カードを挿着した位置に保持するイジェクトレバーとを
備え、このイジェクトレバーの前記スライド部材に対す
るロックを外すことにより前記カードが前記スライド部
材と共にカードの排出方向に沿って前記排出位置まで移
動するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、第3の手段として、前記イジェクト
アームには、第1と第2のアーム部を形成し、前記カー
ドの前記排出位置から前記カードを引き出す時には前記
第1のアーム部で前記カードを排出方向へ押圧し、前記
排出位置からの前記カードの挿入途上、及び前記カード
の挿着された位置においては前記第2のアーム部で前記
カードを挿入方向へ押圧するようにしたことを特徴とす
る。
【0011】また、第4の手段として、前記カードの挿
入時において、前記カードに前記第1のアーム部が係合
して、前記スライド部材が挿入方向へ移動して前記イジ
ェクトレバーによってロックされた後、前記イジェクト
アームが前記カードによって挿入方向へ回動して、前記
第2のアーム部が前記カードに係合して前記カードを挿
入方向へ押圧し、また、前記カードの排出時において、
前記イジェクトレバーのロックを解除すると、前記スラ
イド部材は前記第2のアーム部が前記カードに係合した
状態で排出方向へ移動して、前記カードを排出位置まで
排出した後、前記排出位置から前記カードを引き出す時
には、前記イジェクトアームが排出方向へ回動され、前
記第2のアーム部と前記カードとの係合が外れて前記カ
ードに前記第1のアーム部が係合して、前記カードを排
出方向へ押圧するようにしたことを特徴とする。
【0012】また、第5の手段として、前記第1のアー
ム部は、前記カードの挿入側前端部に係脱可能に、前記
カードの挿入領域内外に移動すると共に、前記第2のア
ーム部は、前記カードの側面側に形成された凹部に係脱
可能に、前記カードの挿入領域内外に移動するようにし
たことを特徴とする。
【0013】また、第6の手段として、前記イジェクト
アームは、前記付勢部材により反転して回動するように
なし、前記イジェクトアームの一方への第1の反転動作
時においては、前記イジェクトアームの第2のアーム部
で前記カードを挿入方向に押圧し、また、他方への第2
の反転動作時においては、前記イジェクトアーム部の第
1のアーム部で前記カードを排出方向に押圧するように
したことを特徴とする。
【0014】また、第7の手段として、前記付勢部材
を、1個のコイルばねで形成したことを特徴とする。
【0015】また、第8の手段として、前記付勢部材の
一端部を前記スライド部材に支持するばね保持部と、前
記付勢部材の他端部を前記イジェクトアームに掛け止め
するばね係止部とを備え、前記付勢部材の前記一端部を
支点として、前記付勢部材の前記他端部の前記イジェク
トアームに対する付勢方向を切り換えることにより、前
記イジェクトアームの前記第1及び第2の反転動作を行
うようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施例を図1乃
至図25に示す。図1は本発明のカード用コネクタにカ
ードを挿入した状態を示す説明図、図2は図1の断面
図、図3ははハウジングの平面図、図4は同じく正面
図、図5はカードの平面図、図6は同じく底面図、図7
はスライドユニット部の平面図、図8はスライド部材の
平面図、図9は同じく側面図、図10はイジェクトアー
ムの平面図、図11は同じく底面図、図12はイジェク
ト機構部の平面図、図13はフレームの平面図、図14
は同じく側面図、図15はイジェクトレバーの平面図、
図16は同じく側面図である。
【0017】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で形成されており、このハウジング1には、
内部に後述するカード3が挿入され収納される収納部1
aが設けられている。この収納部1aの内底部には、導
電性の金属材からなる複数の接触端子2aが配設されて
おり、この接触端子2aの他端側は、前記ハウジング1
の外方へ導出されて、図示しない外部の回路基板などの
回路パターンと接続される接続端子2bが形成されてい
る。
【0018】前記ハウジング1の一端側には、後述する
フレーム4と係合してフレーム4を前記ハウジング1に
取付けるための取付用凹部1bが形成されている。ま
た、この取付用凹部1bに近接して、前記ハウジング1
の一端側には切り欠き部1cが設けられており、この切
り欠き部1cを設けることにより、後述するイジェクト
アーム8の回動時に、このイジェクトアーム8の各アー
ム部8a、8bの回動を妨げないようにしている。
【0019】カード3は、内部に集積回路(IC)が収
納されており、記録媒体として広く使用されているもの
である。このカード3の底面側には、その一端側に複数
の接点部3aが形成されており、この接点部3aが前記
ハウジング1の収納部1aに設けられた複数の接触端子
2aと接触することにより、外部に接続された電子機器
との種々の情報処理が行われるものとなっている。ま
た、前記カード3には、その一側部に、後述するイジェ
クトアーム8の第2のアーム部8bが係合される凹部3
bが設けられている。
【0020】フレーム4は、合成樹脂などの絶縁材で略
方形に形成されており、このフレーム4の先端部には、
前記ハウジング1の前記取付用凹部1bに係合して、前
記ハウジング1と一体的に取付けられる、取付用突部4
aを有する取付腕部4bが設けられている。また、この
フレーム4の略中央部には凹状の平坦部4cが設けられ
ており、この平坦部4cに後述するスライド部材7が配
設されるものとなっている。この平坦部4cの上端部に
は、後述するスライド部材7の組み込み後の抜け止め
と、ストッパーを兼ねた係止突部4dが設けられてお
り、中央側面部にはスライド部材7の復帰用の復帰ばね
5を係止するフック部4eが設けられている。また、前
記平坦部4cの下端部には、後述するイジェクトレバー
6を係止する係止軸4fが設けられたものとなってい
る。
【0021】イジェクトレバー6は合成樹脂などの絶縁
材で形成されており、このイジェクトレバー6の中央に
は、前記フレーム4の係止軸4fに係止される係止孔6
aが設けられている。この係止孔6aを挟んで先端部に
は、後述するスライド部材7に当接しスライド部材7を
ロックするロック片6bが設けられ、このロック片6b
の反対側には、ロックを解除する時に操作するための操
作部6cが設けられている。また、中央部には前記イジ
ェクトレバー6を自己復帰させるためのアームばね6d
が一体に形成されている。
【0022】スライド部材7は合成樹脂などの絶縁材で
略方形に形成されており、このスライド部材7の先端側
には、前記フレーム4に係止される前記復帰ばね5の一
端側が係止されるフック部7aが形成されている。この
フック部7aの反対側には、前記イジェクトレバー6に
設けられた前記ロック片6bが係合するロック用凹部7
bが設けられている。また、このスライド部材7の略中
央部には開口部7cが設けられており、この開口部7c
の中央には、後述するイジェクトアーム8が回動可能に
取付けられる回動軸7dが突出して設けられている。ま
た、この開口部7cの一端側には後述する付勢部材であ
るコイルばね9が係合され保持される棒状のばね保持部
7eが設けられている。前記スライド部材7は、前記フ
レーム4の平坦部4c内に配設され、前記復帰ばね5に
よって、前記フレーム4上を上下方向、即ち前記カード
3の挿入、排出方向へ移動可能となるように取り付けら
れたものとなっている。
【0023】イジェクトアーム8は、合成樹脂などの絶
縁材で略円盤状に形成されており、このイジェクトアー
ム8には、円盤状の外形から外方へ延出された、第1及
び第2のアーム部8a、8bが形成されている。この第
1のアーム部8aは第2のアーム部8bよりやや長めに
形成されており、前記カード3の挿入時、及び排出時
に、前記カード3の前端部に係脱されるように設けられ
ている。また、前記第2のアーム部8bは前記第1のア
ーム部8aよりやや短く形成されており、その先端部の
形状が略円形とされており、前記カード3の一側部に形
成された凹部3bと係合され、この凹部3b内を回動し
ながら係脱されるように設けられている。
【0024】前記イジェクトアーム8には、その中央部
に、軸孔8cが設けられており、この軸孔8cが、前記
スライド部材7に形成された前記回動軸7dに挿通され
ることにより、前記イジェクトアーム8は、前記回動軸
7dの回りに回動可能となるように取付けられるものと
なっている。また、前記第2のアーム部8bの近傍で、
かつ前記軸孔8cの外周円上に、後述する付勢部材であ
るコイルばね9の一端部を掛け止めするばね係止部8d
が設けられている。
【0025】前記イジェクトアーム8の前記ばね係止部
8dと、前記スライド部材7の前記ばね保持部7eとの
間には、金属線材からなる付勢部材であるコイルばね9
が介在されており、このコイルばね9の付勢力によっ
て、前記イジェクトアーム8の第1及び第2のアーム部
8a、8bがそれぞれの回動方向へ反転して回動される
ように付勢されるものとなっている。
【0026】次に、上述したカード用コネクタの動作を
図17乃至図25で説明する。図17乃至図25は、本
発明のカード用コネクタの挿入/排出時の動作状態を示
す説明図で、図17はハウジングにカードを挿入する初
期の状態を示す説明図、図18はカードの挿入途上の状
態を示す説明図、図19は同じくカードの挿入途上でス
ライド部材がロックした状態を示す説明図、図20は同
じくカードの挿入途上の状態を示す説明図、図21はカ
ードの挿入終了時の状態を示す説明図、図22はロック
されたスライドを解除した状態を示す説明図、図23は
カードの排出途上の状態を示す説明図、図24は同じく
カードの排出途上の状態を示す説明図、図25はカード
の排出終了時の状態を示す説明図である。
【0027】まず、前記ハウジング1の収納部1aに前
記カード3を挿入する。この時、前記イジェクトアーム
8の前記第1のアーム部8aが前記カード3の前端部に
当接し、前記第1のアーム部8aはカードの挿入方向に
押圧されることになる。(図17)
【0028】この時、前記第1のアーム部8aは、前記
付勢部材であるコイルばね9によりカードの排出方向へ
付勢されており、このコイルばね9の付勢力は前記スラ
イド部材7を復帰方向、即ちカードの排出方向へ付勢し
ている前記復帰ばね5の付勢力よりも大きく設定されて
いることから、前記第1のアーム部8aはカードの挿入
方向へは回動されずに、前記スライド部材7は前記復帰
ばね5の付勢力に抗してカードの挿入方向へ移動する。
(図18)
【0029】次に、前記復帰ばね5の付勢力に抗して前
記カード3を挿入方向に押圧すると、前記スライド部材
7は挿入方向へ一定の距離を移動した後、前記イジェク
トレバー6のロック片6bによりロックされると共に、
その先端部が前記フレーム4の係止突部4dに当接しそ
れ以上の移動が規制される。(図19)
【0030】次に、前記コイルばね9の付勢力に抗して
前記カード3を挿入方向に押圧すると、前記イジェクト
アーム8の前記第1のアーム部8aは、前記カード3の
前端部によりカードの挿入方向に回動され、前記コイル
ばね9の両端部の支持位置、すなわち、前記スライド部
材7の前記ばね保持部7eと前記イジェクトアーム8の
前記ばね係止部8e、及び前記軸孔8cの中心が、同一
線上に並ぶことから、前記コイルばね9の前記イジェク
トアーム8に作用する回動付勢力が中立位置(死点)と
なり、前記イジェクトアーム8はどちらの方向にも回動
しない状態となる。(図20)
【0031】次に、更に前記カード3を挿入方向に押圧
すると、前記第1のアーム部8aは、前記カード3の前
端部によりカードの挿入方向に回動され、前記コイルば
ね9の前記イジェクトアーム8の前記ばね係止部8e側
の支持位置が反転し、前記イジェクトアーム8は前記コ
イルばね9の付勢力でカードの挿入方向に回動する方向
に付勢される。この時、前記カード3の前記接点部3a
は前記ハウジング1の接触端子2aと接触される。(図
21)
【0032】この時、前記イジェクトアーム8のカード
の挿入方向への回動に伴って、前記第2のアーム部8b
が前記カード3の凹部3bに係合し、前記コイルばね9
の付勢力で、前記第2のアーム部8bをカードの挿入方
向に回動する方向に付勢することから、前記カード3
は、このカードの挿入途上において、前記第2のアーム
部8bにより挿入方向に押圧されることとなる。(図2
1)
【0033】このため、前記カード3の挿入時に、挿入
途上において挿入方向に前記カードを引き込む作用が発
生することから、前記ハウジング1への前記カード3の
挿入時に余分な力を必要とせず、カードの挿入作業を容
易とすることができる。
【0034】さらには、前記カード3の挿入が終了した
状態(図21)においても、この状態が維持されること
から、前記カード3は常時カードの挿入方向に押圧され
た状態となり、この状態(カードの挿着状態)では、前
記カード3の接点部3aと前記ハウジング1の接触端子
2aとは確実に接触されているので、例えば、外部の振
動などで接触部がずれたり、バウンスを起こすなどして
接触が不安定となり、接触不良などが発生するというこ
とを防止できる。
【0035】次に、前記ハウジング1に挿着した前記カ
ード3を排出する場合には、前記カード3の挿着状態
(図21)から、前記イジェクトレバー6の操作部6c
を指等で押すと、前記イジェクトレバー6に設けられた
前記ロック片6bが、前記スライド部材7のロック用凹
部7bから外れ、前記スライド部材7は前記復帰ばね5
の付勢力によりカードの排出方向へと移動される。(図
22)
【0036】この時、前記第2のアーム8bは、前記コ
イルばね9の付勢力で前記カード3の挿入方向に付勢さ
れた状態で、前記カード3の凹部3bに係合しており、
前記カード3は、前記第2のアーム部8bに係合された
状態で前記スライド部材7と共に排出方向へ移動し、カ
ードの排出位置へ排出されることとなる。この時、前記
カード3の前記接点部3aは前記ハウジング1の接触端
子2aとの接触が解除される。(図23)
【0037】この場合、前記カード3は、前記凹部3b
に前記第2のアーム部8bが係合され、前記コイルばね
9の付勢力で前記カード3の挿入方向に付勢された状態
となっていることから、前記カード3が前記ハウジング
1の収納部1aから飛び出すことを防止できる。
【0038】次に、前記コイルばね9の付勢力に抗し
て、前記カード3を指などで引き出すことにより、前記
イジェクトアーム8の前記第1のアーム部8aが前記カ
ード3の排出方向に回動され、前記カード3の前端部に
当接する。この時、前記コイルばね9の両端部の支持位
置、すなわち、前記スライド部材7の前記ばね保持部7
eと前記イジェクトアーム8の前記ばね係止部8e、及
び前記軸孔8cの中心が、同一線上に並ぶことから、前
記コイルばね9の前記イジェクトアーム8に作用する回
動付勢力が中立位置(死点)となり、前記イジェクトア
ーム8はどちらの方向にも回動しない状態となる。この
時、前記イジェクトアーム8のカードの排出方向への回
動に伴って、前記第2のアーム部8bは、前記カード3
の凹部3bとの係合が解除される。(図24)
【0039】次に、更に前記カード3を引き出すと、前
記第1のアーム部8aは、前記カード3の排出方向に回
動され、前記カード3の前端部をカードの排出方向に押
圧する。この時、前記コイルばね9の前記イジェクトア
ーム8の前記ばね係止部8e側の支持位置が反転し、前
記イジェクトアーム8は前記コイルばね9の付勢力でカ
ードの排出方向に回動する方向に付勢される。(図2
5)
【0040】前記イジェクトアーム8のカードの排出方
向への回動に伴って、前記コイルばね9の付勢力で、前
記第1のアーム部8aをカードの排出方向に回動する方
向に付勢することから、前記カード3は、このカード3
の排出途上において、前記第1のアーム部8aにより排
出方向に押圧されることとなる。(図25)
【0041】このため、前記カード3の排出時に、排出
途上において排出方向に前記カード3を押し出す作用が
発生することから、前記ハウジング1からの前記カード
3の排出時に余分な力を必要とせず、カードの排出作業
を容易とすることができる。また、排出時のカードの移
動距離を長くとることができる。
【0042】上記した本発明の構成によれば、前記イジ
ェクトアーム8を回動する付勢部材の前記コイルばね9
を1個で形成し、前記カード3の挿入時と排出時とで反
転させて付勢させたことから、同一の簡単な構造で、前
記カード3の引き込みと押し出しの機能を達成させるこ
とが可能となっている。
【0043】尚、上記実施例においては、付勢部材とし
ての前記コイルばね9に、圧縮ばねを使用したが、引っ
張りばね、トーションばねなどを用いてもよい。
【0044】また、前記接点部3a、前記接触端子2a
が面接点タイプのカード用コネクタで説明したが、ピン
/ソケットタイプのICカード用コネクタにも適用でき
る。
【0045】更には、上記実施例では、前記イジェクト
レバー6を直接人間の指で操作する構造としたが、例え
ばモーターやソレノイドなどの動力を用いてオートイジ
ェクトさせる構成のカード用コネクタにも適用できるの
はもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード用
コネクタは、イジェクトアーム及び付勢部材をカードの
挿入及び排出方向にスライド移動可能なスライド部材に
取り付け、カードがスライド部材と共にカードの排出位
置へ移動した時、付勢部材によりイジェクトアームでカ
ードを排出方向とは逆の挿入方向へ押圧するようにした
ことから、カードを排出する場合に、復帰用のばね部材
の付勢力で、カードが、カード用コネクタから外れて飛
び出してしまうということを防止できる。
【0047】また、スライド部材をカードの排出方向へ
付勢する復帰ばねを有し、この復帰ばねの付勢力に抗し
てスライド部材をカードを挿着した位置に保持するイジ
ェクトレバーとを備え、このイジェクトレバーのスライ
ド部材に対するロックを外すことによりカードがスライ
ド部材と共にカードの排出方向に沿って排出位置まで移
動するようにしたことから、簡単な構造でカードの排出
機構が達成でき、排出時のカードの移動距離を長くとる
ことができる。
【0048】また、イジェクトアームには、第1と第2
のアーム部を形成し、カードの排出位置からカードを引
き出す時には第1のアーム部でカードを排出方向へ押圧
し、排出位置からのカードの挿入途上、及びカードの挿
着された位置においては第2のアーム部でカードを挿入
方向へ押圧するようにしたことから、ハウジングへのカ
ードの挿入/排出時に余分な力を必要とせず、カードの
挿入/排出作業を容易とすることができる。
【0049】また、カードの挿入時において、カードに
第1のアーム部が係合して、スライド部材が挿入方向へ
移動してイジェクトレバーによってロックされた後、イ
ジェクトアームがカードによって挿入方向へ回動して、
第2のアーム部がカードに係合してカードを挿入方向へ
押圧し、また、カードの排出時において、イジェクトレ
バーのロックを解除すると、スライド部材は第2のアー
ム部がカードに係合した状態で排出方向へ移動して、カ
ードを排出位置まで排出した後、排出位置からカードを
引き出す時には、イジェクトアームが排出方向へ回動さ
れ、第2のアーム部とカードとの係合が外れてカードに
第1のアーム部が係合して、カードを排出方向へ押圧す
るようにしたことから、ハウジングへのカードの挿入/
排出時に余分な力を必要とせず、カードの挿入/排出作
業を容易とすることができる。
【0050】また、第1のアーム部は、カードの挿入側
前端部に係脱可能に、カードの挿入領域内外に移動する
と共に、第2のアーム部は、カードの側面側に形成され
た凹部に係脱可能に、カードの挿入領域内外に移動する
ようにしたことから、構造がシンプルなため、あらゆる
カードに対応が可能となる。
【0051】また、イジェクトアームは、付勢部材によ
り反転して回動するようになし、イジェクトアームの一
方への第1の反転動作時においては、イジェクトアーム
の第2のアーム部でカードを挿入方向に押圧し、また、
他方への第2の反転動作時においては、イジェクトアー
ム部の第1のアーム部でカードを排出方向に押圧するよ
うにしたことから、部品の兼用化が図れ、同一の部品構
成で、カードの挿入と排出の機能が達成できる。
【0052】また、付勢部材を、1個のコイルばねで形
成したことから、使用部品の削減が図れる。
【0053】また、付勢部材の一端部をスライド部材に
支持するばね保持部と、付勢部材の他端部をイジェクト
アームに掛け止めするばね係止部とを備え、付勢部材の
一端部を支点として、付勢部材の他端部のイジェクトア
ームに対する付勢方向を切り換えることにより、イジェ
クトアームの第1及び第2の反転動作を行うようにした
ことから、簡単な構成でイジェクトアームの反転動作が
達成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であるカード用コネクタにカ
ードを挿入した状態を示す説明図である。
【図2】本発明の同じく図1の断面図である。
【図3】本発明の同じくハウジングを示す平面図であ
る。
【図4】本発明の同じくハウジングを示す正面図であ
る。
【図5】本発明の同じくカードを示す平面図である。
【図6】本発明の同じくカードを示す底面図である。
【図7】本発明の同じくスライドユニット部を示す平面
図である。
【図8】本発明の同じくスライド部材を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の同じくスライド部材を示す側面図であ
る。
【図10】本発明の同じくイジェクトアームを示す平面
図である。
【図11】本発明の同じくイジェクトアームを示す底面
図である。
【図12】本発明の同じくイジェクト機構部を示す平面
図である。
【図13】本発明の同じくフレームを示す平面図であ
る。
【図14】本発明の同じくフレームを示す側面図であ
る。
【図15】本発明の同じくイジェクトレバーを示す平面
図である。
【図16】本発明の同じくイジェクトレバーを示す側面
図である。
【図17】本発明のハウジングにカードを挿入する初期
の状態を示す説明図である。
【図18】本発明の同じくカードの挿入途上の状態を示
す説明図である。
【図19】本発明の同じくカードの挿入途上でスライド
部材がロックした状態を示す説明図である。
【図20】本発明の同じくカードの挿入途上の状態を示
す説明図である。
【図21】本発明のカードの挿入終了時の状態を示す説
明図である。
【図22】本発明のロックされたスライドを解除した状
態を示す説明図である。
【図23】本発明のカードの排出途上の状態を示す説明
図である。
【図24】本発明の同じくカードの排出途上の状態を示
す説明図である。
【図25】本発明のカードの排出終了時の状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 収納部 1b 取付用凹部 1c 切り欠き部 2a 接触端子 2b 接続端子 3 カード 3a 接点部 3b 凹部 4 フレーム 4a 取付用突部 4b 取付腕部 4c 平坦部 4d 係止突部 4e フック部 4f 係止軸 5 復帰ばね 6 イジェクトレバー 6a 係止孔 6b ロック片 6c 操作部 6d アームばね 7 スライド部材 7a フック部 7b ロック用凹部 7c 開口部 7d 回動軸 7e ばね保持部 8 イジェクトアーム 8a 第1のアーム部 8b 第2のアーム部 8c 軸孔 8d ばね係止部 9 コイルばね(付勢部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に着脱
    されるカードと、このカードに係合され、回動可能に設
    けられたイジェクトアームと、このイジェクトアームを
    付勢する付勢部材とを備え、前記イジェクトアーム及び
    前記付勢部材は前記カードの挿入及び排出方向にスライ
    ド移動可能なスライド部材に取り付けられており、前記
    カードが前記スライド部材と共にカードの排出位置へ移
    動した時、前記付勢部材により前記イジェクトアームで
    前記カードを排出方向とは逆の挿入方向へ押圧するよう
    にしたことを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記スライド部材を前記カードの排出方
    向へ付勢する復帰ばねを有し、この復帰ばねの付勢力に
    抗して前記スライド部材を前記カードを挿着した位置に
    保持するイジェクトレバーとを備え、このイジェクトレ
    バーの前記スライド部材に対するロックを外すことによ
    り前記カードが前記スライド部材と共にカードの排出方
    向に沿って前記排出位置まで移動するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記イジェクトアームには、第1と第2
    のアーム部を形成し、前記カードの前記排出位置から前
    記カードを引き出す時には前記第1のアーム部で前記カ
    ードを排出方向へ押圧し、前記排出位置からの前記カー
    ドの挿入途上、及び前記カードの挿着された位置におい
    ては前記第2のアーム部で前記カードを挿入方向へ押圧
    するようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載
    のカード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記カードの挿入時において、前記カー
    ドに前記第1のアーム部が係合して、前記スライド部材
    が挿入方向へ移動して前記イジェクトレバーによってロ
    ックされた後、前記イジェクトアームが前記カードによ
    って挿入方向へ回動して、前記第2のアーム部が前記カ
    ードに係合して前記カードを挿入方向へ押圧し、また、
    前記カードの排出時において、前記イジェクトレバーの
    ロックを解除すると、前記スライド部材は前記第2のア
    ーム部が前記カードに係合した状態で排出方向へ移動し
    て、前記カードを排出位置まで排出した後、前記排出位
    置から前記カードを引き出す時には、前記イジェクトア
    ームが排出方向へ回動され、前記第2のアーム部と前記
    カードとの係合が外れて前記カードに前記第1のアーム
    部が係合して、前記カードを排出方向へ押圧するように
    したことを特徴とする請求項3記載のカード用コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記第1のアーム部は、前記カードの挿
    入側前端部に係脱可能に、前記カードの挿入領域内外に
    移動すると共に、前記第2のアーム部は、前記カードの
    側面側に形成された凹部に係脱可能に、前記カードの挿
    入領域内外に移動するようにしたことを特徴とする請求
    項4記載のカード用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記イジェクトアームは、前記付勢部材
    により反転して回動するようになし、前記イジェクトア
    ームの一方への第1の反転動作時においては、前記イジ
    ェクトアームの第2のアーム部で前記カードを挿入方向
    に押圧し、また、他方への第2の反転動作時において
    は、前記イジェクトアーム部の第1のアーム部で前記カ
    ードを排出方向に押圧するようにしたことを特徴とする
    請求項3、又は4、又は5記載のカード用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記付勢部材を、1個のコイルばねで形
    成したことを特徴とする請求項6記載のカード用コネク
    タ。
  8. 【請求項8】 前記付勢部材の一端部を前記スライド部
    材に支持するばね保持部と、前記付勢部材の他端部を前
    記イジェクトアームに掛け止めするばね係止部とを備
    え、前記付勢部材の前記一端部を支点として、前記付勢
    部材の前記他端部の前記イジェクトアームに対する付勢
    方向を切り換えることにより、前記イジェクトアームの
    前記第1及び第2の反転動作を行うようにしたことを特
    徴とする請求項6記載のカード用コネクタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011165604A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ
CN102468546A (zh) * 2010-11-16 2012-05-23 泰科电子(上海)有限公司 电连接器
KR101181685B1 (ko) 2010-02-15 2012-09-19 알프스 덴키 가부시키가이샤 카드용 커넥터
KR101404202B1 (ko) * 2012-09-21 2014-06-05 삼성에스디에스 주식회사 Etcs 결합형 룸미러 장치
JP2017142968A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 モレックス エルエルシー カード用コネクタ

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