JP2001090840A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JP2001090840A
JP2001090840A JP27112999A JP27112999A JP2001090840A JP 2001090840 A JP2001090840 A JP 2001090840A JP 27112999 A JP27112999 A JP 27112999A JP 27112999 A JP27112999 A JP 27112999A JP 2001090840 A JP2001090840 A JP 2001090840A
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plate
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liquid packing
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Kazuyuki Iwata
和之 岩田
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F11/00Arrangements of sealings in combustion engines 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/14Sealings between relatively-stationary surfaces by means of granular or plastic material, or fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の、シリンダブロック、シリンダヘ
ッドおよびチエンケースの、3つの部材の結合部の合わ
せ面を、板状ガスケットと液状パッキンとの併用により
シールするようにしたシール装置であり、そのシール性
の向上を図ると共に液状パッキンの固化速度をはやめ
て、そのシール性の検査の作業性を良くした。 【解決手段】 シリンダブロック1とシリンダヘッド2
の、板状ガスケットGを挟んで対面するガスケッ取付面
1e,2eを平坦面に形成して、それらの面1e,2e
の間に、ガスケットGを先端および側縁を囲み、かつ、
そのガスケットGの厚み分に相当する間隙Cを形成し、
この間隙cに、シリンダブロック1およびシリンダヘッ
ド2と、チエンケース17との合わせ面をシールする液
状パッキンPの一部が装填されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の部材および
第2の部材との間に板状ガスケットを挟持させ、また前
記第1、第2の部材と、それらに跨がって設けられる第
3の部材との間に液状パッキンを介在させることによ
り、前記3つの部材の結合部の3面合わせ部を、シール
するようにした、シール装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、3つの部材の結合部の3面
合わせ部を、板状ガスケットおよび液状パッキンとの併
用によりシールするようにした、シール装置を既に提案
している(特願平10−35645号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
ものでは、第1の部材(シリンダブロック)と第2の部
材(シリンダヘッド)の、板状ガスケットを挟持するガ
スケット取付面間に、その板状ガスケットの厚みより深
い、比較的容積の大きい液状パッキンの溜まり部を形成
して、前記第1、第2の部材と、第3の部材(チエンケ
ース)間をシールする液状パッキンが、その溜まり部に
も装填されるようにして、板状ガスケットに寸法誤差が
あっても前記シールが確実に行なわれるようにしてい
る。
【0004】しかしながら、前記提案のシール装置で
は、液状パッキンの溜まり部の存在により、 1.比較的容量の大きい、前記溜まり部に装填される液
状パッキンの固化速度が、他の部分の液状パッキンの固
化速度よりも遅くなることにより、シール性の検査(圧
力検査)作業の待ち時間が長くなり、作業性が悪くな
る。
【0005】2.液状パッキンの使用量が多くなる。
【0006】3.前記液状パッキンの溜まり部が、前記
3面合わせ部の剛性に良い影響を及ぼさない。
【0007】という問題があることが判明した。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記問題を解決した新規なシール装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明は、第1の部材と第2の部材
の、ガスケット取付面間に板状ガスケットを挟持させ、
また、これらの第1、第2の部材のパッキン面と、それ
らの部材に跨がって設けられる第3の部材のパッキン面
との間に液状パッキンを介在して、第1、第2および第
3の部材の結合部の3面合わせ部を板状ガスケットおよ
び液状パッキンによりシールするようにした、シール装
置であって、前記3面合わせ部において、前記第1、第
2の部材の、板状ガスケットを挟んで対面する、ガスケ
ット取付面は、何れも略平坦に形成されていて、前記板
状ガスケットの端縁よりも前記第3の部材のパッキン面
側へ長く延長されると共に板状ガスケットよりもその内
方に幅広に形成されていて、前記第1、第2の部材のガ
スケット取付面間には、前記板状ガスケットの端縁側よ
りその内側縁側に迂回する、前記板状ガスケットの厚さ
相当分の間隙が形成され、この間隙に、第1、第2の部
材のパッキン面と、第3の部材のパッキン面間をシール
する液状パッキンPの一部が装填されることを特徴とし
ており、かかる特徴によれば、第1、第2および第3の
部材の結合部の3面合わせ部を、板状ガスケットおよび
液状パッキンにより確実にシールすることができ、特
に、板状ガスケットを挟んで結合される第1の部材と第
2の部材のガスケット取付面に装填される液状パッキン
は、その厚さが、板状ガスケットの厚み相当分で足りる
ので、液状パッキンの固化速度をはやめることができ、
その結果、液状パッキンのシール性の検査のための待ち
時間を短縮することができ、その検査作業の作業性を大
幅に向上させることができ、その上、液状パッキンの使
用量を減らすこともできる。さらに第1の部材と第2の
部材の、ガスケット取付面は、液状パッキンを溜めてお
くための凹部などを形成しないで済むばかりでなく、3
つの部材の結合部の合わせ面の面積増に起因して、それ
らの部材の結合部は肉厚に形成されて、前記結合部の剛
性を向上させ、該結合部の合わせ面のたわみを減少さ
せ、シール性の一層の向上を図ることができる。さらに
また、第1、第2および第3の部材の結合部の3面合わ
せ部における、液体パッキンの厚さを、板状ガスケット
の厚みに一致させることができるので、内燃機関等の製
品ごとのシール機能にバラツキを生じることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】本実施例は、本発明を、四サイクル四気筒
内燃機関の、シリンダブロック、シリンダヘッドおよび
チエンケースの、3つの部材の結合部の合わせ面に実施
した場合の実施例である。
【0012】まず、図1〜6を参照して、本発明の第1
実施例について説明する。
【0013】図1は、本発明シール装置を実施した内燃
機関の、一部破断端面図、図2は、図1の2−2線に沿
う断面図、図3は、図1の3線矢視の仮想線囲い部分の
拡大図、図4は、図3の4−4線に沿う断面図、図5
は、シリンダブロック、シリンダヘッドおよびチエンケ
ースの結合部の分解斜視図、図6は、液状パッキンPの
シール過程を示す作用図である。
【0014】以下の説明において、内燃機関のクランク
軸と直交する方向を「前後方向」、、そのクランク軸方
向を「左右方向」、内燃機関のヘッド側を「上方」、ク
ランク軸側を「下方」とする。
【0015】図1において、四サイクル内燃機関の機関
本体Eは、シリンダブロック1と、その上面に板状ガス
ケットGを介して、一体結合されるシリンダヘッド2と
を備え、シリンダブロック1は、シリンダを有する主体
部分1Mと、その下面に一体に結合されるクランクケー
ス部1Cとより構成される。また、シリンダヘッド2の
上面には、パッキン4を介してヘッドカバー3が固着さ
れている。通常のように、シリンダブロック1の下部に
はクランク軸5が回転自在に支承され、またシリンダヘ
ッド2には、一対の動弁カム軸6が回転自在に支承され
ている。
【0016】クランク軸5と、一対の動弁カム軸6と
は、調時伝動機構Tを介して連動されており、この調時
伝動機構Tは、クランク軸5に固着される駆動スプロケ
ット8と、動弁カム軸6に固着される被動スプロケット
9と、これら両スプロケット8,9に巻き掛けられる無
端状の調時チエン10とより構成されており、クランク
軸5の回転は1/2の変速比を以て動弁カム軸6に伝達
されるようになっている。調時チエン10の張り側に
は、そこを案内するための、ガイド部材11が設けら
れ、また、調時チエンの緩み側には、その張力を調整す
るための、ラッシュアジャスタ13を備えたテンショナ
12が設けられる。
【0017】前記調時伝動機構Tは、機関本体Eのクラ
ンク軸5の一端部に形成した調時伝動室15内に収容さ
れている。この調時伝動室15は、シリンダブロック1
の端壁1aおよびシリンダヘッド2の端壁2aと、その
前後両端縁(図1、左右端縁)より外方に一体に延び
る、ブロック側およびヘッド側の前後の突出壁1b,2
bとにより、横断面凹状に形成されている。これらの突
出壁1b,2bの端面は、面一で平坦な、合わせ面(パ
ッキン面)1c,2cを形成しており、該両合わせ面1
c,2cには、前記調時伝動室15の開放面を閉じるチ
エンケース17の合わせ面(パッキン面)17cが、後
述する液状パッキンPを介して流体密に一体に結合され
る。また、図1に明瞭に示すように、前記ブロック側お
よびヘッド側の両突出壁1b,2bの端面にはそれらの
上下方向に間隔をあけて複数のボス状の膨大部1d,2
dが形成され、これらの膨大部1d,2dに盲の雌ねじ
孔18が開けられており、これらの雌ねじ孔18は、前
記チエンケース17を、シリンダブロック1およびシリ
ンダヘッド2にボルト止めするのに用いられる。
【0018】シリンダブロック1の上面(ガスケット取
付面)1eには、板状ガスケットGを挟んでシリンダヘ
ッド2の下面(ガスケット取付面)2eが重ね合わさ
れ、それらは通常のように、結合ボルト等の結合手段に
より一体に結合される。
【0019】シリンダブロック1、シリンダヘッド2お
よびチエンケース17の、3つの部材の結合部構造およ
びそれらの結合部の合わせ面のシール構造は、図1、A
に示すように、機関本体Eの、クランク軸5を挟む前後
両側に実施されるが、それらは同じ構造であるので、以
下、図1,2に図3〜6を併せ参照してそれらの一方に
ついて説明する。
【0020】まず、シリンダブロック1の、シリンダヘ
ッド2およびチエンケース17に対する前記結合部A
は、図5に明瞭に示すように、その上面のコーナ部にあ
って、前記調時伝動室15を形成するための突出壁1b
を有して、その横断面がL字状に形成されている。そし
て、その上面のシリンダヘッド2との合わせ面すなわち
ガスケット取付面1eは、その全域が平坦に形成され
ること、およびその突出壁1bの上面の長さLbおよ
び幅Dbが、そこに対応する、後述の板状ガスケットG
の突出部Gpの実質的な長さlおよび幅dよりも大きく
している点に特徴がある。
【0021】ところで、シリンダブロック1は、その突
出壁1bの上面(ガスケット取付面)1eが、前記長さ
Lbおよび幅Dbを確保するために、その突出壁1b
は、板状ガスケットGの突出部Gpよりも長く形成し、
かつ、その上部内側(調時伝動室15側)に膨出部1f
を一体に肉付けする。これにより、突出壁1bの上面を
含む上端部の幅Dbは、残りの部分の幅D′bよりも広
くなっている。
【0022】また、前記結合部Aにおける板状ガスケッ
トGは、シリンダブロック1の上面形状に対応するよう
に、短冊状の突出部Gpを有してL字状に形成され、こ
の板状ガスケットGが、図5に鎖線にて示すように、シ
リンダブロック1の上面(ガスケット取付面)1e上に
重ね合わされるときに、この板状ガスケットGの突出部
Gpと、シリンダブロック1の上面1eとの間に、後述
する平面カギ状の間隙Cを形成するための段差が形成さ
れる。
【0023】一方、前記シリンダヘッド2の、前記結合
部Aは、その下面のコーナ部にあって 、前記シリンダ
ブロック1の突出壁1bに対応するように、ヘッド側の
突出壁2bを有して、その横断面がL字状に形成されて
いる。シリンダヘッド2の下面(ガスケット取付面)2
eは、前記シリンダブロック1の上面(ガスケット取付
面)1eと同じに形成され、これが板状ガスケットGを
挟んでシリンダブロック1の上面(ガスケット取付面)
1eに合わされるとき、それらは相互に一致する。そし
て、当然にヘッド側の突出壁2bの下部内側(調時伝動
室15側)には、膨出部2fが一体に肉付けされ、その
突出壁2bの下面の長さLhおよび幅Dhは、前記ブロ
ック側の突出壁1bの上面1eの長さLbおよび幅Db
に等しい。
【0024】シリンダブロック1とシリンダヘッド2と
が板状ガスケットGを挟んで一体に合わせ結合された状
態では、前記ブロック側およびヘッド側の、突出壁1
b,2bの端面1c,2cは、面一になっていて、前記
チエンケース17との合わせ面(パッキン面)を形成し
ている。
【0025】つぎに、シリンダブロック1とシリンダヘ
ッド2とに跨がり、液状パッキンPを挟んで結合され
る、チエンケース17は、図2に示すように、横断面凹
状に形成されて、その側壁の外端面に合わせ面(パッキ
ン面)17cが形成される。そしてシリンダブロック1
とシリンダヘッド2の結合部に対応する合わせ面(パッ
キン面)17cの幅Dcは、他の部分より幅広に形成さ
れていて、この幅Dcは、前記幅Db、Dhと一致させ
てある。
【0026】いま、内燃機関を組み立てるべく、シリン
ダブロック1の上面(ガスケット取付面)1eに板状ガ
スケットGを挟んでシリンダヘッド2の下面(ガスケッ
ト取付面)2eを合わせると、ブロック側およびヘッド
側の突出壁1b,2bの、上、下面1e,2e間には、
板状ガスケットGの突出部Gpの長手方向の先方および
その内側の幅方向に、その板状ガスケットGの厚み分の
間隙Cが形成され、この間隙Cは、シリンダブロック1
およびシリンダヘッド2の突出壁1b,2bの前方(チ
エンケース17側)および内側(調時伝動室15側)に
開放される。
【0027】つぎに、図6(a)に示すように、チエン
ケース17の結合面(パッキン面)17cに、シリコン
ゴムよりなるゲル状の液状パッキンPの適量を塗布した
のち、図6(b)に示すように、この結合面17cを、
シリンダブロック1およびシリンダヘッド2の合わせ面
(パッキン面)1c,2cに重ね合わせ、それらを一体
に結合する。このとき、その液状パッキンPは、それら
の合わせ面(パッキン面)間に挟まれると共に余剰のパ
ッキンは、前記カギ状の間隙Cへと迂回して流れてそこ
にも装填される。
【0028】所定時間の経過後に、液状パッキンPが固
化すれば、チエンケース17は、この液状パッキンPを
介してシリンダブロック1とシリンダヘッド2に一体に
結合され、また前記間隙部Cに装填された液状パッキン
Pも固化され、前記間隙部Cにおいて、この液状パッキ
ンPは、板状ガスケットGの端縁よりその側面を迂回し
て流れ、図4に示すように、板状ガスケットGの端縁と
チエンケース17の合わせ面17c間の間隙を埋める。
特に固化後の液状パッキンPの一部は塊状となって板状
ガスケットGの側面を迂回して調時伝動室15側に臨む
ので、調時伝動室15の内外のシールを一層確実なもの
とすることができる。
【0029】しかも液状パッキンPの流れる間隙Cの上
下幅は、板状ガスケットGの厚み分に相当して、その容
量が少なく板状であり、塊部分が存在しないので、この
間隙Cに存する液状パッキンPの固化が、他の部分の液
状パッキンPの固化に比べて遅れることがなく、これに
より、液状パッキンPは、全体に固化速度がはやくな
り、その結果、この液状パッキンPのシール検査(圧力
検査)にかかる時間を短縮することができる。また、使
用する液状パッキンPの使用量も、前記した先に提案し
たものに比べて少なくて済む。
【0030】また、3つの部材の結合部Aにおいて、シ
リンダブロック1およびシリンダヘッド2の突出壁1
b,2bのガスケット取付面1e,2eには、液状パッ
キンPを溜めるための凹部を形成しないで済むばかりで
なく、それらの突出壁1b,2bに膨出部1f,2fが
形成されることにより、前記結合部Aの強度増を図るこ
とができる。
【0031】つぎに、図7を参照して本発明の第2実施
例について説明する。
【0032】図7には、この第2実施例における、シリ
ンダブロック、シリンダヘッドおよびチエンケースの連
結部の分解斜視図が示されており、図中、前記第1実施
例と同じ要素には同じ符号が付される。
【0033】この第2実施例は、シリンダブロック1の
突出壁1bに形成した、チエンケース17の締結用の最
上部の膨大部1dと、該突出壁1bの上部に形成した膨
出部1fとの間を、補強壁20により補強した点で、前
記第1実施例のものと相違している。
【0034】そして、この第2実施例のものでは、前記
材1実施例のものと同じ効果を奏する上に、チエンケー
ス17の締結剛性を一層高めることができる。以上、本
発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例
に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例
が可能である。たとえば前記実施例では、本発明シール
装置を、内燃機関の、シリンダブロック、シリンダヘッ
ドおよびチエンケースの結合部に実施した場合を説明し
たが、これを適宜の3つの部材の結合部に実施できるこ
とは勿論であり、また、液状パッキンは、互いに接合さ
れる部材のパッキン面の両方に塗布してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本請求項1項記載の発明
によれば、第1、第2および第3の部材の結合部の3面
合わせ部を、板状ガスケットおよび液状パッキンにより
確実にシールすることができ、特に、板状ガスケットを
挟んで結合される第1の部材と第2の部材のガスケット
取付面に装填される液状パッキンは、その厚さが、板状
ガスケットの厚み相当分で足りるので、液状パッキンの
固化速度をはやめることができ、その結果、液状パッキ
ンのシール性の検査のための待ち時間を短縮することが
でき、その検査作業の作業性を大幅に向上させることが
でき、その上、液状パッキンの使用量を減らすこともで
きる。さらに第1の部材と第2の部材の、ガスケット取
付面は、液状パッキンを溜めておくための凹部などを形
成しないで済むばかりでなく、3つの部材の結合部の合
わせ面の面積増に起因して、それらの部材の結合部は肉
厚に形成されて、前記結合部の剛性を向上させることが
でき、該結合部の合わせ面のたわみを減少させ、シール
性の一層の向上を図ることができる。さらにまた、第
1、第2および第3の部材の結合部の3面合わせ部にお
ける、液体パッキンの厚さを、板状ガスケットの厚みに
一致させることができるので、内燃機関等の製品ごとの
シール機能にバラツキを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明シール装置を実施した内燃機関の、一部
破断端面図(第1実施例)
【図2】図1の2−2線に沿う断面図
【図3】図1の3線矢視の仮想線囲い部分の拡大図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】シリンダブロック、シリンダヘッドおよびチエ
ンケースの結合部の分解斜視図
【図6】液状パッキンのシール過程を示す作用図
【図7】シリンダブロック、シリンダヘッドおよびチエ
ンケースの連結部の分解斜視図(第2実施例)
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・第1の部材(シリンダブロッ
ク) 1b・・・・・・・・・・突出壁 1c・・・・・・・・・・パッキン面(端面) 1e・・・・・・・・・・ガスケット取付面(上面) 2・・・・・・・・・・・第2の部材(シリンダヘッ
ド) 2b・・・・・・・・・・突出壁 2c・・・・・・・・・・パッキン面(端面) 2e・・・・・・・・・・ガスケット取付面(下面) 17・・・・・・・・・・第3の部材(チエンケース) 17c・・・・・・・・・パッキン面(合わせ面) G・・・・・・・・・・・板状ガスケット Gp・・・・・・・・・・突出部 P・・・・・・・・・・・液状パッキン C・・・・・・・・・・・間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材(1)と第2の部材(2)
    の、ガスケット取付面(1e,2e)間に板状ガスケッ
    ト(G)を挟持させ、また、これらの第1、第2の部材
    (1,2)のパッキン面(1c,2c)と、それらの部
    材(1,2)に跨がって設けられる第3の部材(17)
    のパッキン面(17c)との間に液状パッキン(P)を
    介在して、第1、第2および第3の部材(1,2および
    17)の結合部の3面合わせ部を板状ガスケット(G)
    および液状パッキン(P)によりシールするようにし
    た、シール装置であって、 前記3面合わせ部において、前記第1、第2の部材
    (1,2)の、板状ガスケット(G)を挟んで対面す
    る、ガスケット取付面(1e,2e)は、何れも略平坦
    に形成されていて、前記板状ガスケット(G)の端縁よ
    りも前記第3の部材(17)のパッキン面(17c)側
    へ長く延長されると共に板状ガスケット(G)よりもそ
    の内方に幅広に形成されていて、前記第1、第2の部材
    (1,2)のガスケット取付面(1e,2e)間には、
    前記板状ガスケット(G)の端縁側よりその内側縁側に
    迂回する、前記板状ガスケット(G)の厚さ相当分の間
    隙(C)が形成され、この間隙(C)に、第1、第2の
    部材(1,2)のパッキン面(1c,2c)と、第3の
    部材(17)のパッキン面(17c)間をシールする液
    状パッキン(P)の一部が装填されることを特徴とす
    る、シール装置。
JP27112999A 1999-09-24 1999-09-24 シール装置 Withdrawn JP2001090840A (ja)

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