JP2001088317A - インクボトル、およびインク供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、異なる色のインクボトルを間違っ
て装着してしまうことを防止でき、メンテナンスコスト
を低減できるインクボトル、およびインク供給装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】各インクボトル１ａ〜１ｄの底にはボトル
収容部３０ａ〜３０ｄの底から突設されたダボ１１ａ〜
１１ｄを受入れるための凹所３が形成されている。例え
ば、イエローインクを充填したインクボトル１ａの凹所
３内には、他の色のボトル収容部３０ｂ、３０ｃ、３０
ｄにそれぞれ設けられたダボ１１ｂ、１１ｃ、１１ｄに
当接してインクボトル１ａの装着を禁止するための３本
のリブ５ｂ、５ｃ、５ｄが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、所定の色のイン
クを収容して各色に対応してプリンタ装置内に設けられ
た複数のボトル収容部に装着されるインクボトル、およ
びこのインクボトルをプリンタ装置にセットしてインク
を供給するインク供給装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インク供給装置として、所定の色
のインクを収容したインクボトルをインクジェットプリ
ンタなどのプリンタ装置にセットして、プリンタ装置に
インクを供給し、インクが消費されたインクボトルを交
換するタイプのものが知られている。

【０００３】プリンタ装置がカラー印刷に対応している
場合、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の４色のインクをそれぞれ収容した４種類のインクボト
ルを用意し、各色に対応してプリンタ装置側に設けられ
た４つのボトル収容部に、それぞれ色を合せてインクボ
トルを装着する。そして、各ボトル収容部に設けられた
供給装置によって、各色のインクボトルに収容されたイ
ンクをそれぞれ供給する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、各インクボト
ルをボトル収容部に装着する際、間違って違う色のイン
クボトルを装着してしまうと、インクを供給したときに
違う色のインクが混ざってしまい、そのインク供給装置
のインク供給径路を洗浄し、或いはインク供給装置自体
を交換する必要があった。このように、違う色のインク
が混ざってしまうと、インク供給径路の洗浄や交換に多
くの費用がかかり、メンテナンスコストが高くなる問題
があった。

【０００５】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、異なる色のインクボトルを間違って装
着してしまうことを防止でき、メンテナンスコストを低
減できるインクボトル、およびインク供給装置を提供す
ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクボトルは、その凹陥部の底に夫々突
出位置を異ならせて突起を有する複数のボトル収容部の
うち特定のボトル収容部の凹陥部にのみ装着可能な構成
を有し、所定のインクを収容して上記特定のボトル収容
部の凹陥部に装着される容器本体と、この容器本体の外
側から内側に向けて凹んで設けられ、上記複数のボトル
収容部の凹陥部に設けられた突起を収容可能な凹所と、
この凹所内に突設され、上記特定のボトル収容部以外の
他のボトル収容部へ当該容器本体が装着されることを禁
止すべく上記他のボトル収容部の凹陥部に設けられた突
起に当接する凸部と、を備えている。

【０００７】また、上述した発明によると、上記凸部
は、上記ボトル収容部の数より１つ少ない数だけ設けら
れていることを特徴とする。

【０００８】また、本発明のインク供給装置は、夫々異
なる種類のインクを収容した複数のインクボトルを、夫
々インクの種類に対応して設けられた複数のボトル収容
部に装着し、各ボトル収容部に設けられた供給装置によ
って各ボトル収容部に装着されたインクボトル内のイン
クを供給するものであって、上記ボトル収容部は、他の
種類のインクボトルが装着されることを禁止すべくイン
クボトルの挿入方向に沿って延設された突起を有し、上
記インクボトルは、上記突起を受入れる凹所を有し、こ
の凹所内には、他の種類のボトル収容部へ当該インクボ
トルを装着することを禁止すべく他の種類のボトル収容
部の上記突起に当接する凸部が設けられており、上記突
起および凸部の少なくとも一方の高さは、上記凸部が上
記突起に当接した状態で、上記供給装置によるインクの
供給を禁止する高さに設定されていることを特徴とす
る。

【０００９】更に、上述した発明によると、上記凸部
は、上記ボトル収容部の数より１つ少ない数だけ設けら
れていることを特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。

【００１１】まず、図１乃至図３を参照して、この発明
の実施の形態に係るインクボトル１について説明する。
図１にはインクボトル１をその略中央で縦方向に切断し
た断面を右斜め上方から見た斜視図を示してあり、図２
には図１のインクボトル１からエアプラグ機構４とバル
ブ機構１０を取り外した状態を示してあり、図３には図
１のインクボトルを右斜め下方から見た斜視図を示して
ある。

【００１２】インクボトル１は、略直方体形状の容器本
体２を有し、容器本体２の上面にはボトル内に空気を導
入するためのエアプラグ機構４が取付けられ、容器本体
２の底にはフィルタ６を介してバルブ機構１０が脱着自
在に取付けられている。また、容器本体２の一側面に
は、容器本体２を後述するボトル収容部内に固定配置す
るための爪部２ｃが一体に設けられている。

【００１３】容器本体２の底面には、バルブ機構１０を
装着するため容器の外側から内側に向けて凹んだ略円形
の凹所２ａが形成されている。凹所２ａの底部にはイン
クボトル１に収容した液体を供給するための円形の供給
孔２ｂが形成され、供給孔２ｂの周りには円形のフィル
タ６を係止するための係止部が形成されている。また、
凹所２ａの内周壁面には、バルブ機構１０を螺合するた
めのネジが切られている。凹所２ａの深さは、フィルタ
６を介してバルブ機構１０を螺合したとき、バルブ機構
１０の底面が容器本体２の底面と面一、もしくは容器本
体２の底面より僅かに凹んだ位置となる程度に設定され
ている。

【００１４】バルブ機構１０を容器本体２に取付ける場
合、凹所２ａの供給孔２ｂを塞ぐように、凹所２ａ内に
円形のフィルタ６を装着して係止部に係止し、その後、
凹所２ａにバルブ機構１０を螺合する。フィルタ６は、
例えば金属繊維の不織布によって形成されており、イン
クボトル１内の不所望なゴミや沈殿物等の不純物がバル
ブ機構１０を介して流出することを防止する機能を有す
る。

【００１５】バルブ機構１０は、凹所２ａの供給孔２ｂ
およびフィルタ６を介して流出された液体をインクボト
ル１の外へ流出させる流路１２、この流路を開閉するバ
ルブ１４、このバルブ１４を流路１２に密閉するバルブ
シール１６、およびバルブ１４をバルブシール１６に押
圧するためのバネ１８を有する。バルブシール１６は流
路１２の上端に固設され、このバルブシール１６の内側
からバルブ１４が押圧されて密着されている。

【００１６】また、容器本体２の底面であってバルブ機
構１０が装着された位置とは別の位置には、インクボト
ル１を図示しないプリンタ装置の後述するボトル収容部
に装着したとき、ボトル収容部の後述する凹陥部に突設
されたダボを受入れるように、容器本体２の外側から内
側に向けて凹んだ凹所３が形成されている。凹所３内に
は、後述する凹陥部のダボと干渉してインクボトル１の
装着を選択的に禁止するための複数のリブ５が設けられ
ている。

【００１７】上記のように構成されたインクボトル１
は、所定の色のインクが充填された後、図示しないプリ
ンタ装置内に配設された複数のボトル収容部へ装着され
る。本実施の形態では、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック４色のインクをそれぞれ充填した４種類のイン
クボトル１が用意され、各色のインクボトル１がそれぞ
れ各色に対応してプリンタ装置内に配設された４つのボ
トル収容部３０に装着される。

【００１８】図４には、各色のインクボトル１をそれぞ
れ色別に装着するボトル収容部３０の１つを例示してあ
る。ボトル収容部３０には、インクボトル１を収容する
ための略矩形の凹陥部８が設けられている。凹陥部８の
底には、凹陥部８にインクボトル１を装着したときイン
クボトル１の凹所３に受入れられるダボ１１が突設され
ている。ダボ１１の突設位置は、装着されるインクボト
ル１の種類に応じて異ならせてある。

【００１９】凹陥部８にインクボトル１を装着したと
き、バルブ機構１０の流路１２が対向する位置には、凹
陥部８の底を貫通して凹陥部８内に延びたインテークコ
ネクタ９が固設されている。インテークコネクタ９の図
示しない基端部側には、インクボトル１内に収容されて
いるインクを吸引するための図示しないポンプが接続さ
れている。

【００２０】また、凹陥部８の外側面には、インクボト
ル１を所定位置に固定するための棒状の固定部材７が取
付けられている。固定部材７の基端部は回動軸７ａを介
して凹陥部８の外側面に回動自在に取付けられ、固定部
材７の回動の先端近くには凹陥部８に向けて突出した固
定爪７ｂが一体に設けられている。固定爪７ｂは、凹陥
部８の対応する側面孔８ａを介して凹陥部８内に突出
し、凹陥部８内に収容されたインクボトル１の側壁に設
けられた爪部２ｃに係合する。これにより、インクボト
ル１が凹陥部８内に固定される。固定部材７は、図示し
ないバネ等により図示の位置、すなわち固定爪７ｂが凹
陥部８内に突出する位置に常時付勢されている。

【００２１】ボトル収容部３０の凹陥部８にインクボト
ル１が装着されると、凹陥部８のダボ１１がインクボト
ル１の凹所３に受入れられ、インテークコネクタ９の先
端がバルブ機構１０の流路１２内に挿通され、インテー
クコネクタ９の先端によってバルブ１４が押し上げられ
る。これにより、バルブ１４がバルブシール１６から離
間され、流路１２が凹所２ａの供給孔２ｂに連通され、
インクボトル１内のインクをインテークコネクタ９を介
して吸引可能となる。

【００２２】インクが吸引されて無くなると、凹陥部８
の固定部材７が回動されてインクボトル１の固定が解除
され、インクボトル１がプリンタ装置の凹陥部８から抜
き取られる。そして、所定の色のインクを充填した新た
なインクボトル１が凹陥部８に装着される。

【００２３】次に、上述した各色のボトル収容部３０の
凹陥部８に設けられたダボ１１と、各色のインクボトル
１の凹所３に設けられた複数のリブ５と、の位置関係に
ついて、図５を参照して説明する。

【００２４】本実施の形態のように、複数色のインクを
使用するプリンタ装置では、各色のボトル収容部３０に
同色のインクボトル１を対応させて装着する必要があ
る。すなわち、異なる色のインクボトル１がボトル収容
部３０に装着されると、違う色のインクが混ざってしま
い、そのインクの径路、即ちバルブ機構１０、インテー
クコネクタ９、図示しないポンプ、図示しないインク供
給路などを洗浄しなければならなくなる。最悪の場合に
は、インクの供給系すべてを交換しなければならなくな
る。

【００２５】このため、本実施の形態では、インクボト
ル１が異なる色のボトル収容部３０に装着されることを
禁止するため、各色のボトル収容部３０に設けられたダ
ボ１１の突設位置、および各色のインクボトル１に設け
られた複数のリブ５の配設位置を、例えば図５に示すよ
うにそれぞれ設定した。

【００２６】図５（ａ）にはイエローインクを収容した
インクボトル１ａおよびイエロー用のボトル収容部３０
ａの概略構成を示し、図５（ｂ）にはマゼンタインクを
収容したインクボトル１ｂおよびマゼンタ用のボトル収
容部３０ｂの概略構成を示し、図５（ｃ）にはシアンイ
ンクを収容したインクボトル１ｃおよびシア用のボトル
収容部３０ｃの概略構成を示し、図５（ｄ）にはブラッ
クインクを収容したインクボトル１ｄおよびブラック用
のボトル収容部３０ｄの概略構成を示してある。

【００２７】図５（ａ）に示すように、イエローインク
を収容したインクボトル１ａは、その凹所３内にそれぞ
れ同じ長さの３本のリブ５ｂ、５ｃ、５ｄを有する。例
えば、最も左のリブ５ｂは、このインクボトル１ａを間
違って図５（ｂ）のマゼンタ用のボトル収容部３０ｂに
装着しようとしたとき、このボトル収容部３０ｂの底か
ら突設されたダボ１１ｂに当接する位置に設けられ、こ
のインクボトル１ａがマゼンタ用のボトル収容部３０ｂ
に間違って装着されることを禁止するように機能する。
リブ５ｂがダボ１１ｂに当接した状態では、インクボト
ル１ａの底に設けられたバルブ機構１０がボトル収容部
３０ｂの底に設けられたインテークコネクタ９によって
開放されることのないように、リブ５ｂの長さまたはダ
ボ１１ｂの高さが設定されている。つまり、このインク
ボトル１ａは、リブ５ｂおよびダボ１１ｂの位置関係に
よって、ボトル収容部３０ｂへの装着が禁止される。

【００２８】同様にして、インクボトル１ａのリブ５ｃ
は、シアン用のボトル収容部３０ｃの底に設けられたダ
ボ１１ｃに当接する位置に配設され、シアン用のボトル
収容部３０ｃへの装着を禁止するように機能する。ま
た、リブ５ｄは、ブラック用のボトル収容部３０ｄの底
に設けられたダボ１１ｄに当接する位置に配設され、ブ
ラック用のボトル収容部３０ｄへの装着を禁止するよう
に機能する。

【００２９】一方、イエロー用のボトル収容部３０ａの
底には、上述したインクボトル１ａの３本のリブ５ｂ、
５ｃ、５ｄのいずれにも干渉することのない位置に、ダ
ボ１１ａが突設されている。すなわち、イエローインク
を充填したインクボトル１ａは、イエロー用のボトル収
容部３０ａにだけ装着可能となっており、他の色のボト
ル収容部に装着されて他の色のインクと混ざることがな
い。

【００３０】図５（ｂ）に示すように、マゼンタ用のイ
ンクボトル１ｂは、マゼンタ用のボトル収容部３０ｂの
底から突設されたダボ１１ｂに干渉することのない位置
に３本のリブ５ａ、５ｃ、５ｄを有する。リブ５ａはイ
エロー用のボトル収容部３０ａの底から突設されたダボ
１１ａに干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｃはシア
ン用のボトル収容部３０ｃの底から突設されたダボ１１
ｃに干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｄはブラック
用のボトル収容部３０ｄの底から突設されたダボ１１ｄ
に干渉する位置関係で設けられている。すなわち、マゼ
ンタインクを充填したインクボトル１ｂは、マゼンタ用
のボトル収容部３０ｂにだけ装着可能となっている。

【００３１】図５（ｃ）に示すように、シアン用のイン
クボトル１ｃは、シアン用のボトル収容部３０ｃの底か
ら突設されたダボ１１ｃに干渉することのない位置に３
本のリブ５ａ、５ｂ、５ｄを有する。リブ５ａはイエロ
ー用のボトル収容部３０ａの底から突設されたダボ１１
ａに干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｂはマゼンタ
用のボトル収容部３０ｂの底から突設されたダボ１１ｂ
に干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｄはブラック用
のボトル収容部３０ｄの底から突設されたダボ１１ｄに
干渉する位置関係で設けられている。すなわち、シアン
インクを充填したインクボトル１ｃは、シアン用のボト
ル収容部３０ｃにだけ装着可能となっている。

【００３２】図５（ｄ）に示すように、ブラック用のイ
ンクボトル１ｄは、ブラック用のボトル収容部３０ｄの
底から突設されたダボ１１ｄに干渉することのない位置
に３本のリブ５ａ、５ｂ、５ｃを有する。リブ５ａはイ
エロー用のボトル収容部３０ａの底から突設されたダボ
１１ａに干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｂはマゼ
ンタ用のボトル収容部３０ｂの底から突設されたダボ１
１ｂに干渉する位置関係で設けられ、リブ５ｃはシアン
用のボトル収容部３０ｃの底から突設されたダボ１１ｃ
に干渉する位置関係で設けられている。すなわち、ブラ
ックインクを充填したインクボトル１ｄは、ブラック用
のボトル収容部３０ｄにだけ装着可能となっている。

【００３３】以上のように、上述した実施の形態による
と、プリンタ装置内に各色に応じて４つのボトル収容部
３０ａ〜３０ｄを設け、各ボトル収容部の底からその突
出位置を異ならせてそれぞれダボ１１ａ〜１１ｄを突設
し、これらのダボを受入れる各色のインクボトル１ａ〜
１ｄの凹所３内に、他の色のダボに当接する位置関係で
それぞれ３本のリブを設けた。これにより、異なる色の
インクを収容したインクボトルを間違ってボトル収容部
に装着してしまうことを確実に防止できる。このため、
異なる色のインクが混ざってインクの供給径路にある各
部材を洗浄し、或いは交換する必要がなくなり、部材の
洗浄或いは交換にかかるメンテナンスコストを大幅に低
減できる。

【００３４】また、上述した実施の形態では、インクタ
ンクの底に設けられた凹所３内に複数のリブ５を設けた
ため、外部からの不所望な衝撃等によってリブ５が折れ
てしまうことがなく、異なる色のボトル収容部に装着さ
れてしまう心配がない。

【００３５】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、各色のイ
ンクボトル１ａ〜１ｄにおいて、凹所３内のリブ５の配
置位置を異ならせた４種類のインクボトルを用意した
が、凹所３内に４本のリブ５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄを有
する１種類のインクボトルを用意して、インクの色に応
じていずれかのリブ５を折るようにしても良い。

【００３６】また、上述した実施の形態では、各色のイ
ンクボトル１の凹所３内に３本のリブ５をそれぞれ設け
たが、これに限らず、５種類（色に限らない）以上のイ
ンクに対応してより多くのリブを設けても良く、例え
ば、インクを収容したインクボトル１の使用地域に対応
してリブを増やしても良い。いずれにしても、ｎ種類の
インクボトル１を識別させるためには、少なくとも（ｎ
−１）本のリブ５を凹所３内に設ければ良い。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、この発明のインク
ボトル、およびインク供給装置は、上記のような構成お
よび作用を有しているので、異なる色のインクボトルを
間違って装着してしまうことを防止でき、メンテナンス
コストを低減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態に係るインクボトルをそ
の略中央で縦方向に切断した断面斜視図。

【図２】図１のインクタンクからエアプラグ機構とバル
ブ機構を取り外した状態を示す断面斜視図。

【図３】図１のインクボトルを右斜め下方から見た断面
斜視図。

【図４】図１のインクボトルをインクジェットプリンタ
のボトル収容部に装着した状態を示す断面図。

【図５】図１のインクボトルの底に設けられた凹所内の
リブとボトル収容部の底に設けられたダボとの位置関係
を説明するための断面図。

【符号の説明】

１ａ〜１ｄ…インクボトル、 ２…容器本体、 ３…凹所、 ５ａ〜５ｄ…リブ、 ８…凹陥部、 ９…インテークコネクタ、 １０…バルブ機構、 １１ａ〜１１ｄ…ダボ、 １２…流路、 １４…バルブ、 １６…バルブシール、 １８…バネ、 ２２…突起、 ２４…吸収部材、 ３０ａ〜３０ｄ…ボトル収容部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 純一 静岡県三島市南町６番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 Ｆターム(参考） 2C056 EA12 EA22 EB20 EB45 KC06

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 その凹陥部の底に夫々突出位置を異なら
   せて突起を有する複数のボトル収容部のうち特定のボト
   ル収容部の凹陥部にのみ装着可能なインクボトルであっ
   て、 所定のインクを収容して上記特定のボトル収容部の凹陥
   部に装着される容器本体と、 この容器本体の外側から内側に向けて凹んで設けられ、
   上記複数のボトル収容部の凹陥部に設けられた突起を収
   容可能な凹所と、 この凹所内に突設され、上記特定のボトル収容部以外の
   他のボトル収容部へ当該容器本体が装着されることを禁
   止すべく上記他のボトル収容部の凹陥部に設けられた突
   起に当接する凸部と、 を有することを特徴とするインクボトル。
2. 【請求項２】 上記凸部は、上記ボトル収容部の数より
   １つ少ない数だけ設けられていることを特徴とする請求
   項１に記載のインク供給装置。
3. 【請求項３】 夫々異なる種類のインクを収容した複数
   のインクボトルを、夫々インクの種類に対応して設けら
   れた複数のボトル収容部に装着し、各ボトル収容部に設
   けられた供給装置によって各ボトル収容部に装着された
   インクボトル内のインクを供給するインク供給装置にお
   いて、 上記ボトル収容部は、他の種類のインクボトルが装着さ
   れることを禁止すべくインクボトルの挿入方向に沿って
   延設された突起を有し、 上記インクボトルは、上記突起を受入れる凹所を有し、
   この凹所内には、他の種類のボトル収容部へ当該インク
   ボトルを装着することを禁止すべく他の種類のボトル収
   容部の上記突起に当接する凸部が設けられており、 上記突起および凸部の少なくとも一方の高さは、上記凸
   部が上記突起に当接した状態で、上記供給装置によるイ
   ンクの供給を禁止する高さに設定されていることを特徴
   とするインク供給装置。
4. 【請求項４】 上記凸部は、上記ボトル収容部の数より
   １つ少ない数だけ設けられていることを特徴とする請求
   項３に記載のインク供給装置。