JP2001087921A - 加工方法 - Google Patents

加工方法

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JP2001087921A
JP2001087921A JP27140799A JP27140799A JP2001087921A JP 2001087921 A JP2001087921 A JP 2001087921A JP 27140799 A JP27140799 A JP 27140799A JP 27140799 A JP27140799 A JP 27140799A JP 2001087921 A JP2001087921 A JP 2001087921A
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cutting tool
cutting
diffraction grating
workpiece
processing method
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Takao Yokomatsu
孝夫 横松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い形状精度の回折格子を短時間で加工す
る。 【解決手段】 断面ブレーズド形状の多数の回折格子3
1、32、33、・・・・を、5軸の自由度を有する工
作機械に取り付けたバイト22により被加工物19にフ
ライカット加工する。中央部の格子31は最大のピッチ
Pで最小の傾斜角度α1 を有し、端部の格子は最小のピ
ッチで最大の傾斜角度を有する。最小の傾斜角度をαmi
n とし最大の傾斜角度をαmax としたとき、バイト22
の刃先角度θを(90−αmin)゜から(90−αmax)
゜の間の値とする。バイト22の切り刃稜24bを格子
31、32、33、・・・・の傾斜面31b、32b、
33b、・・・・にそれぞれ合わせながら、被加工物1
9とバイト22を相対駆動すると共に、バイト22を高
速度で回転駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回折光学素子を
成形するための金型材料に、断面ブレーズド形状の多数
の微細な回折格子を切削工具により高精度に加工する回
折格子の加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学系の高性能化や小型化の要求
が高まるにつれ、回折光学素子が注目されている。特
に、断面ブレーズド形状(鋸歯形状)の回折格子は薄型
で回折効率が高いため、産業上の多様な分野で利用され
つつあり、例えばレーザービームプリンタ等の記録装置
の走査光学系、光ディスク再生装置の光ピックアップ等
への利用が検討されている。
【0003】ブレーズド形状の回折格子は凸のパワーを
持つ回折格子として使用されることが多く、この種の回
折格子を量産するための金型は逆のブレーズド形状を有
している。金型材料として、レプリカで平坦な形状を製
作する場合はリン青銅、無酸素銅、真鍮等の軟質金属が
使用され、プラスチックやガラスで成形する場合は平
面、球面、自由曲面を問わず、金型母材にニッケルメッ
キ、銅メッキ等を表面処理したものが使用され、ニッケ
ルメッキ、銅メッキ等の表面処理層が切削加工されてい
る。そして、ガラスモールドでは金型母材に超硬材料が
使用されている。
【0004】例えば図6に示すように、金型材料から成
る被加工物1には多数の微細な要素から成る格子2が形
成されており、この格子2の傾斜面aは中央部に向けら
れている。傾斜面2aのベース面2bに対する角度は傾
斜角度αとされ、傾斜面2aの軸線に対する角度は開き
角度βとされている。また、格子2の高さは一定とされ
ていると共に、格子2のピッチは中央部から端部に向か
って微細にされている。このため、格子2の傾斜角度α
は、中央部から端部に向かって大きくされている。
【0005】被加工物1が軸対称である場合には、格子
2の開き角度βは端部において最小の開き角度βmin と
なるので、超硬又は単結晶のダイヤモンドから成るバイ
ト3の刃先角度θは、最小の開き角度βmin よりも小さ
くされている。そして、被加工物1を加工する際には、
被加工物1を数値制御マシニングセンタ等の工作機械の
主軸に取り付け、被加工物1とバイト3をX、Y方向に
相対駆動すると共に、被加工物1を回転駆動している。
【0006】図7〜図9に示すように、被加工物1が軸
対称でない同心の楕円形状である場合には、単純な切削
加工は行えず、例えば特開平9−239603号公報に
開示されている溝切削方法が利用されている。この溝切
削方法では5以上の自由度を有する工作機械により直交
3軸スライダと回転2軸割出盤により被加工物1とバイ
ト3を相対駆動し、シェーパ加工を行っている。そし
て、シャンクの長手方向を軸としてバイト3を回転駆動
すると共に、シェーパ加工中にバイト3の向きを変化さ
せることにより、格子2の断面形状の変化に対応させて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
ービームプリンタの走査光学系等を中心に、高さが一定
で傾斜角度αが任意に変化する回折格子を特つ光学レン
ズの今後の需要の増加が予想されている反面で、特開平
9―239603号公報に開示されている溝切削方法で
は、良好な断面形状と表面粗さの格子2を得ることが困
難になっている。
【0008】即ち、上述の溝切削方法はシャンクの長手
方向を軸としてバイト3を回転駆動することにより傾斜
角度αに対応させ、直交3軸スライダと回転2軸割出盤
により被加工物1とバイト3を相対駆動してシエーパ加
工を行うので、切削送り速度は大きくても毎秒0.01
m程度であり、高精度な切削加工に必要な毎秒10mの
オーダの切削送り速度を得ることができない状態になっ
ている。従って、切削抵抗が大きくなり、格子2の良好
な形状精度と表面粗さを得ることができない。また、格
子2にバリ等が発生することも多いため、格子2として
最も重要な高い回折効率も得られない結果となってい
る。
【0009】例えば、格子2の高さは一定の1.5μm
とされているので、100%に近い回折効率を得るため
には、高さには±0.05μmの誤差しか許容されてい
ない。しかしながら、シェーパ加工では加工抵抗が大き
くなるので、高さの誤差は許容誤差の数倍になってしま
い、格子2の高い形状精度を達成することは不可能な状
態になっている。
【0010】これに対し、高い切削速度を得るために
は、バイト3を回転駆動してフライカット加工を行うこ
とも考えられている。そして、軸対称でなく回折格子2
の断面形状が変化する場合には、図10に示すように格
子2の最小の開き角度βmin よりも小さい刃先角度θを
特つバイト3により1回目の加工を行い、その後に図1
1に示すように同一の格子2に対して2回目の加工を行
うことが考えられている。しかしながら、同一の格子2
に対してバイト3のアライメントを2度行うため、アラ
イメント誤差が累積し、格子2の内部に例えば突出部2
cが発生することがある。従って、格子2の高い形状精
度を得ることが極めて困難である上に、加工時間も2倍
になってしまうという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
高い形状精度で短時間で加工し得る加工方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1に係る回折格子の加工方法は、断面
が三角形状で傾斜面の傾斜角度が変化する多数の要素を
被加工物に切削工具により加工する加工方法であって、
前記傾斜角度のうちの最小値をαmin とし最大値をαma
x としたとき、前記切削工具の刃先角度を(90−αmi
n)゜から(90−αmax)゜の間の値とし、前記傾斜面
を創成する前記切削工具の切り刃稜を前記傾斜角度が変
化する前記傾斜面に合わせるように、前記切削工具と前
記被加工物を相対駆動すると共に前記切削工具を回転駆
動して、全ての前記多数の要素を加工することを特徴と
する。
【0013】本発明の請求項2に係る発明は、前記多数
の要素はブレーズド回折格子を構成することを特徴とす
る請求項1に記載の加工方法である。
【0014】本発明の請求項3に係る発明は、前記切削
工具と前記被加工物を5軸の自由度を有する工作機械に
より相対駆動してフライカット加工を行うことを特徴と
する請求項1又は2に記載の加工方法である。
【0015】本発明の請求項4に係る発明は、請求項1
又は2又は3に記載の加工方法を用いて創成したことを
特徴とする回折光学素子である。
【0016】本発明の請求項5に係る発明は、請求項1
又は2又は3に記載の加工方法を用いて創成した型によ
り製作した回折格子を有することを特徴とする回折光学
素子である。
【0017】本発明の請求項6に係る発明は、請求項4
又は5に記載の光学素子を有する光学系である。
【0018】本発明の請求項7に係る発明は、請求項6
に記載の光学系を有する記録装置である。
【0019】本発明の請求項8に係る発明は、請求項6
に記載の光学系を有する記録装置である。
【0020】本発明の請求項8に係る発明は、前記回折
格子の格子線の面内での形状では楕円であることを特徴
とする請求項6又は7又は8に記載の光学系又は装置で
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図5に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る加工
方法を実施するための加工装置の正面図であり、この加
工装置は5軸の自由度を有し、非軸対称で傾斜面の傾斜
角度が任意に変化する断面ブレーズド形状(三角形状)
の多数の要素(回折格子又はその型)をフライカット加
工できるようにされている。以下、便宜上、この多数の
要素を「回折格子」と云うことにする。
【0022】図示しないベース上には、Xスライダ11
が左右のX方向に移動自在に設置され、Xスライダ11
の上部にはYスライダ12が紙面と直交するY方向に移
動自在に設置されている。そして、ベース上でYスライ
ダ12と対向する位置には、Zスライダ13が上下のZ
方向に移動自在に設けられている。
【0023】Zスライダ13には、B軸割出盤14がY
軸と平行な軸を中心として回転自在に搭載され、このB
軸割出盤14には取付プレート15が固定されている。
取付プレート15の一端には工具駆動装置16が取り付
けられ、取付プレート15の他端にはカウンタウエイト
17が取り付けられている。これにより、工具駆動装置
16はY軸と平行な軸を中心として回転可能とされてい
ると共に、カウンタウエイト17によって工具駆動装置
16のB軸に対するモーメントが相殺され、B軸駆動系
の負荷が軽減されている。
【0024】Yスライダ12の上部には、C軸割出盤1
8がZ軸を中心として回転自在に設けられ、このC軸割
出盤18の上面には被加工物19が載置されている。ま
た、工具駆動装置16のロータ20には、バイトホルダ
21を介してバイト22が保持されている。バイト22
はバイトホルダ21に固定されたシャンク23と、この
シャンク23に固定されたチップ24とから構成されて
おり、チップ24は超硬又は単結晶のダイヤモンドとさ
れている。そして、被加工物19は例えば回折格子を量
産するための金型材料とされ、リン青銅、無酸素銅、真
鍮等の軟質金属か、或いは超硬母材に切削可能なニッケ
ルメッキ、銅メッキ等の表面処理が施されたものとされ
ている。
【0025】図2は被加工物19とバイト22の位置関
係を示し、加工前の被加工物19の表面は平面とされて
おり、この被加工物19にはピッチが変化する片側数千
本の回折格子30の創成が可能とされている。回折格子
30は断面ブレーズド形状とされ、その高さは一定の
1.5μmとされている。回折格子30のピッチは端部
で最も微細な20μmとされ、中央部に向かって次第に
粗くされ、中央部では最も粗い2000μmとされてい
る。
【0026】被加工物19を加工する際には、被加工物
19をC軸割出盤18にそれぞれの回転中心が一致する
ように固定し、被加工物19とバイト22の位置をアラ
イメントする。この際に、図示しないNCコントローラ
からの制御により、バイト22の先端24aと回折格子
30の最深部30aが一致するように位置決めすると共
に、バイト22の切り刃稜24bがXY平面でみた場合
の楕円溝の法線方向に向くように、X、Y、Zスライダ
11、12、13とB軸割出盤14、C軸割出盤18を
駆動する。そして、被加工物19とバイト22を毎秒数
mmの速度で駆動すると共に、バイト22を10000
rpm程度の高速度で回転駆動し、バイト22を被加工
物19に対して5〜10μm切り込むことにより、所定
のプレーズド形状の回折格子30を切削加工する。
【0027】ここで、図3に示すようにバイト22の刃
先角度θは、最大のピッチPで最小の傾斜角度α1 を有
する中央部の回折格子31を加工するように(90−α
1 )゜ としている。そして、この刃先角度θを有する
バイト22の切り刃稜24bを回折格子31の傾斜面3
1bに合わせている。このときに、回折格子31のピッ
チPは2000μmであり、高さは1.5μmであるの
で、傾斜角度α1 は0.0430゜となり、刃先角度θ
は89.957゜となる。
【0028】次に、回折格子31に順次に隣接する全て
の回折格子32、33、・・・・を加工する場合にも、
上述と同様な刃先角度θを有するバイト22を使用す
る。即ち、傾斜角度α2 を有する回折格子32を加工す
る際には、バイト22の切り刃稜24bを回折格子32
の傾斜面32bに合わせる。同様に、傾斜角度α3 を有
する回折格子33を加工する際には、バイト22の切り
刃稜24bを回折格子33の傾斜面33bに合わせる。
このときに、バイト22の切り刃稜24bを傾斜面31
b、32b、33b、・・・・に順次に合わせるように
被加工物19とバイト22を相対的に変位させるが、バ
イト22の刃先24aを回折格子31、32、33、・
・・・の最深部31a、32a、33a、・・・・に合
わせることは当然である。
【0029】ところで、図4に示すように回折格子30
の断面形状は、理想的な断面形状から斜線部Sを切り落
とした形状となり、回折格子30の本来の高さhは実際
の高さh’となって現れる。この場合の回折効率は、本
来の高さhと実際の高さh’の比にほぼ比例して低下す
る。実際の高さh’はh・cosα・cosαとして計
算でき、実際の高さh’が最小となる部分は傾斜角度α
が最大の位置、即ちピッチPが最小の部分である。従っ
て、ピッチPの最小値は20μmであり本来の高さhは
1.5μmであるので、傾斜角度αは4.289゜とな
り、実際の高さh’は1.492μmとなる。この値は
本来の高さhから誤差量8nmを引いた値であり、本来
の高さhに対する99.47%の値である。従って、上
述の加工方法による回折効率の低下分は0.53%とな
り、回折効率は殆ど低下しないことが分かる。
【0030】一方、上述の説明ではバイト22の刃先角
度θを最小の傾斜角度αminを有する中央部の回折格子
31によって決定したが、図5に示すように最大の傾斜
角度αmaxを有する端部の回折格子nnに合わせること
も考えられる。この場合には、刃先角度θを(90−α
max)゜とし、切り刃稜24bを回折格子nnの傾斜面
nnbに合わせることになる。結果として、実際の高さ
h’は1.501μmとなるので、設計値との誤差はむ
しろ少なくなり、回折効率の低下も少なくなる。しかし
ながら、バイト22の刃先角度θが(90−αmin)゜
よりも小さいので、設計値からオーバーハングする斜線
部S’が発生する場合がある。この斜線部S’が金型に
発生した場合には、離型時に成型品が破損する危険があ
るので、十分に注意する必要がある。
【0031】そして、刃先角度θを一定の(90−αmi
n)゜とし、図2においてバイト22の切り刃稜24b
を回折格子30の傾斜面30bに合わせるのではなく、
他の切り刃稜24cを回折格子30の垂直面30cに合
わせることが考えられる。しかしながら、θ=(90α
min)゜ではh’=0.015μm、刃先角度θを一定
の(90−αmin)゜とした場合のh’は150μmと
なり、誤差を論ずるレベルではなく、切り刃稜24bを
傾斜面24bに合わせることが重要であることが分か
る。
【0032】このように実施例では、(90−αmax)
゜<θ<(90−αmin)゜となるように刃先角度θを
決定し、切り刃稜24bを傾斜面31b、32b、33
b、・・・・に合わせるので、ピッチPと傾斜面31
b、32b、33b、・・・・が次第に変化する平面楕
円状で断面ブレーズド形状の多数の回折格子31、3
2、33、・・・・を、リン青銅、無酸素銅、真鍮等の
軟質金属、或いは超硬母材に表面処理したニッケルメッ
キ層、銅メッキ層等に、バリを発生させることなく、極
めて高い形状精度と表面粗さで創成することができる。
【0033】なお、実施例では被加工物19を金型材料
として説明したが、被加工物19を光学用樹脂とした場
合でも、同一のバイト22を使用し、回折格子31、3
2、33、・・・・の傾斜面31b、32b、33b、
・・・・にバイト22の切り刃稜24bを合わせて切削
加工することにより、高い形状精度と表面粗さを有する
回折格子を直接に得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る加工方
法は、切削工具の刃先角度を(90−αmin)゜から
(90−αmax)゜の間の値とし、傾斜面を創成する切
削工具の切り刃稜を傾斜角度が変化する傾斜面に合わせ
るように、切削工具と被加工物を相対駆動すると共に切
削工具を回転駆動して、全ての回折格子を加工するの
で、5軸の自由度を持つ工作機械を使用してフライカッ
ト加工を行い切削抵抗の少ない加工を実行でき、バリの
ない高い形状精度と表面粗さの回折格子を加工できる。
【0035】また、同一の切削工具で全ての回折格子を
加工しても、回折格子の高さの変化を10nm程度に抑
制でき、回折効率を低下させることがない。更に、フラ
イカット加工が可能である上に、1つの回折格子に対し
て切削工具のアライメントを2度行うことはないので、
加工時間の短縮が可能となる。そして、プラスチックを
直接切削加工するか、或いは金型を切削加工してモール
ド成形することにより、レーザービームプリンタ等の記
録装置の走査光学系や光ディスク再生装置に使用可能な
ピント変動抑制レンズを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の加工方法を実施するための切削装置の
正面図である。
【図2】回折格子とバイトの位置関係の説明図である。
【図3】回折格子の加工方法の説明図である。
【図4】回折格子の形状誤差の説明図である。
【図5】回折格子の形状誤差の説明図である。
【図6】従来例の切削状態の説明図である。
【図7】従来例の平面図である。
【図8】従来例の横断面図である。
【図9】従来例の縦断面図である。
【図10】従来の加工方法の説明図である。
【図11】従来例の加工方法の説明図である。
【符号の説明】
11 Xスライダ 12 Yスライダ 13 Zスライダ 14 B軸割出盤 16 工具駆動装置 18 C軸割出盤 19 被加工物 22 バイト 24 チップ 24a 刃先 24b、24c 切り刃稜 30〜33 回折格子 30a〜33a 最深部 30b〜nnb 傾斜面 α、α1 〜α3 傾斜角度 θ 刃先角度

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が三角形状で傾斜面の傾斜角度が変
    化する多数の要素を被加工物に切削工具により加工する
    加工方法であって、前記傾斜角度のうちの最小値をαmi
    n とし最大値をαmax としたとき、前記切削工具の刃先
    角度を(90−αmin)゜から(90−αmax)゜の間の
    値とし、前記傾斜面を創成する前記切削工具の切り刃稜
    を前記傾斜角度が変化する前記傾斜面に合わせるよう
    に、前記切削工具と前記被加工物を相対駆動すると共に
    前記切削工具を回転駆動して、全ての前記多数の要素を
    加工することを特徴とする加工方法。
  2. 【請求項2】 前記多数の要素はブレーズド回折格子を
    構成することを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
  3. 【請求項3】 前記切削工具と前記被加工物を5軸の自
    由度を有する工作機械により相対駆動してフライカット
    加工を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の加
    工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3に記載の加工方法
    を用いて創成したことを特徴とする回折光学素子。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3に記載の加工方法
    を用いて創成した型により製作した回折格子を有するこ
    とを特徴とする回折光学素子。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の光学素子を有す
    る光学系。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光学系を有する記録装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光学系を有する記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回折格子の格子線の面内での形状で
    は楕円であることを特徴とする請求項6又は7又は8に
    記載の光学系又は装置。
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