JP2001086852A - 緑化装置及び緑化物施工方法 - Google Patents

緑化装置及び緑化物施工方法

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JP2001086852A
JP2001086852A JP26902199A JP26902199A JP2001086852A JP 2001086852 A JP2001086852 A JP 2001086852A JP 26902199 A JP26902199 A JP 26902199A JP 26902199 A JP26902199 A JP 26902199A JP 2001086852 A JP2001086852 A JP 2001086852A
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greening
soil
planting
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Yoshifumi Matsuki
良文 松木
Tatsu Nagai
龍 長井
Osamu Matsumoto
理 松本
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Gunze Ltd
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    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植栽面上の緑化物の位置ズレ・転倒を防止で
きるようにする。 【解決手段】 植栽面8に容器3内の培土5に植物Sを
植生した多数の緑化物13を配置し、この多数の緑化物
13の周囲にネット留め手段15を配置すると共にこの
ネット留め手段15を植栽面8に対して固定し、前記緑
化物13に上から被せてその浮き上がりを防止するシー
ト状ネット14の周囲をネット留め手段15に留める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑化装置及び緑化
物施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの屋上等をリラクゼーション
可能な憩いの広場、園芸セラピーの菜園、ビオトープ等
として有効利用し、ヒートアイランド現象の抑制にも繋
げようという、屋上緑化が注目されている。そして、こ
の屋上緑化は、屋上にグランドカバープランツ、カーペ
ットフラワー等を並べる、芝生を敷き詰める等のグラン
ドカバーが施工されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋上緑化は、屋上にグ
ランドカバーを施工するだけで実現可能であるが、台風
等の強い季節風が襲うと、緑化物が位置ズレを生じた
り、転倒したりすることがあり、その修正に多大な人力
を労することがある。本発明は、このような従来技術の
種々の問題点を解決することを目的とする。本発明は、
植栽面上の多数の緑化物をシート状ネットで浮き上がり
を防止することにより、緑化物の位置ズレ・転倒を防止
できるようにした緑化装置を提供することを目的とす
る。
【0004】また、本発明は、植栽面上の多数の緑化物
にシート状ネットを上から被せ、緑化物の周囲を囲む部
材にネットを留めることにより、緑化物の位置ズレ・転
倒の防止を簡単に施工できるようにした緑化物施工方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明装置における課題
解決のための第1の具体的手段は、植栽面8に多数の緑
化物13を配置し、この緑化物13に浮き上がりを防止
するシート状ネット14を上から被せ、このネット14
の周囲をネット留め手段15で留めていることである。
これによって、植栽面8に配置した多数の緑化物13の
浮き上がりをシート状ネット14で防止し、緑化物13
の位置ズレ・転倒等を確実に防止する。
【0006】本発明装置における課題解決のための第2
の具体的手段は、植栽面8に容器3内の培土5に植物S
を植生した多数の緑化物13を配置し、この多数の緑化
物13の周囲にネット留め手段15を配置すると共にこ
のネット留め手段15を植栽面8に対して固定し、前記
緑化物13に上から被せてその浮き上がりを防止するシ
ート状ネット14の周囲をネット留め手段15に留めて
いることである。これによって、植栽面8に配置した多
数の緑化物13の浮き上がりをシート状ネット14で確
実に防止し、このネット14を留めるネット留め手段1
5の固定も確実になる。
【0007】本発明装置における課題解決のための第3
の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、前
記植栽面8と緑化物13との間に排水手段16を設けて
いることである。これによって、大雨が降っても、緑化
物13の浸水を抑制する。本発明方法における課題解決
のための第1の具体的手段は、植栽面8に多数の緑化物
13を配置する工程と、この多数の緑化物13にシート
状ネット14を上から被せる工程と、前記緑化物13の
周囲を囲む部材にネット14を留める工程とを有してい
ることである。
【0008】これによって、植栽面8に配置した多数の
緑化物13の浮き上がりを簡単な施工で実施できる。本
発明方法における課題解決のための第2の具体的手段
は、建造物20屋上のグランド面21に植栽面8を囲む
ようにネット留め手段15を設ける工程と、前記植栽面
8に容器3内の培土5に植物を植生した多数の緑化物1
3を配置する工程と、この多数の緑化物13にシート状
ネット14を上から被せてネット14の周囲部をネット
留め手段15に留める工程とを有していることである。
【0009】これによって、建造物20屋上のグランド
面21の緑化を簡単な施工で実施できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、2において、高層ビル等の
建造物20の屋上のグランド面21に緑化装置12を適
用しており、この緑化装置12は大別して、植栽面8に
配置される多数の緑化物13と、この緑化物13に被せ
るシート状ネット14と、このネット14の周囲を留め
るネット留め手段15と、植栽面8と緑化物13との間
に配置される排水手段16とを備えている。
【0011】高層ビル等の建造物20の屋上はコンクリ
ート、モルタル等で形成され、周囲に立ち上がり壁20
aを備えるか、又は金網等で形成されたフェンスが取り
付けられており、グランド面21の周囲には排水溝22
が形成されている。緑化にはこのグランド面21の全面
を使用してもよいが、通常はその一部が植栽面8として
使用されることになる。この植栽面8には防水シートを
敷設しておいてもよい。ネット留め手段15は植栽面8
を囲繞するように植栽面8の周囲に設けられており、ア
ルミ合金、合成樹脂等の不腐性材料で形成された枠材1
5aの上面に係止部15bを設けて構成されている。
【0012】前記枠材15aは全周一体物に形成するこ
ともできるが、種々の長さの直線形状及び曲線形状のも
のを用意しておき、これを組み合わせて連結して所要形
状の枠に形成することが好ましく、外側面は立ち上がり
壁20aがあればそれに密接される。枠材15aの底部
には下方に開放の排水凹部15cと、取り付け部15d
とが形成され、取り付け部15dは固定具23、例え
ば、植栽面8に植設したアンカーボルト及びナット、又
はコンクリート釘等を介して、建造物20に対して固定
する。
【0013】前記係止部15bは、枠材15aの上面に
頭付きピン又はフック金具を取り付けて形成されてお
り、ネット14の周縁部を直接係止するか、又は紐或い
はワイヤを使って連結する。この係止部15bは枠材1
5aから一体成形で突起を突出して形成することも可能
である。枠材15aで囲繞されたその内側の植栽面8上
には、排水手段16として台座16aが載置されてい
る。この台座16aは脚部16bを有し、その下方を水
が流れるように植栽面8から浮き上がって配置され、そ
の上面に複数の緑化物13を載置可能になっている。
【0014】この台座16aは、枠材15aと同様に、
アルミ合金、合成樹脂等の不腐性材料で形成されてお
り、平面視において、植栽面8と略同一形状又は複数に
分割した形状に形成されている。この台座16aは、植
栽面8に対して載置するだけでもよいが、固定具を介し
て固定しておくことが好ましい。前記緑化物13は、容
器3内に培土5を充填し、この培土5に植物Sを植生し
たものであり、容器3は平鉢が使用され、植物Sには多
肉植物の他、ツバ、セダム、イチゴ、ガザニア等のグラ
ンドカバー、カーペットフラワー等として知られている
植物、また、リラクゼーション、セラピー、ビオトープ
等に有効な植物が使用できる。
【0015】前記ネット14は、合成樹脂又は天然素材
で、矩形又は植栽面8の平面形状と略同形状のシート状
に形成されており、メッシュ目合が10〜200mmの
ものが使用できるが、略50〜100mmが好ましく、
10〜50mmだと緑化物13の抑えは確実になるが、
大きく育った植物Sには被せ難くなり、100〜200
mmだと被せるのは容易になるが、平鉢容器3の抑えが
不十分になる可能性がある。このネット14は、メッシ
ュ目を植物Sに嵌合しながら緑化物13に被せるが、容
器3及び培土5を押さえ付けるような張り状態でネット
留め手段15に取り付けることが好ましい。
【0016】次に、前記緑化装置12の施工方法を説明
する。建造物20の屋上のグランド面21に緑化したい
植栽面8を決定し、この植栽面8を囲むようにネット留
め手段15を設ける。このネット留め手段15によって
囲まれた植栽面8に排水手段16の台座16aを配置
し、水回りを確保し、その台座16aの上に容器3内の
培土5に植物を植生した緑化物13を多数配置する。こ
の緑化物13は、配置してその周囲をネット留め手段1
5の枠材15aに当接し、位置ズレをしないようにし、
また、枠材15aが弯曲している部位ではそれに沿うよ
うな側面を有する容器3を使用するか、枠材15aとの
間の隙間に石等の緑化資材を配置する。
【0017】緑化物13の配置完了後に、それら全体に
上からシート状ネット14を被せ、このネット14の周
縁を枠材15aの係止部15bに係止し、ネット14自
体が強風で飛ばないように固定し、施工を完了する。前
記ネット14は、複数枚で全緑化物13及びその他の緑
化資材を被うようにしてもよく、緑化物13押さえ付け
てその浮き上がりを防止することにより、ひとつの緑化
物13が他の緑化物13の上に載ったり、植物Sが倒れ
たりすることを防止できる。
【0018】その後、緑化物13の植物Sが成長するこ
とにより、ネット14は植物Sに隠れて見えなくなる。
前記緑化物13は、容器3に培土を充填して、その培土
に播種し又は植物Sを挿芽し、平面上で栽培したもので
もよいが、栽培効率が低く、また、モルタル法面等に利
用し難いという問題がある。この緑化物13を次のよう
に構成することにより、栽培効率を高め、モルタル法面
等の各種条件の植栽面8の緑化に適用できるようにな
る。
【0019】図1,3において、植物栽培ユニット1を
使用した緑化物13及びその製造工程を示している。植
物栽培ユニット1は、平鉢容器3にシート状網体4の一
部4aを配置し、その網体4の一部4aの上から平鉢容
器3内に培土5を充填し、この培土5表面を前記網体4
の残部4bで被い、網体4の周囲部を平鉢容器3内に始
末して構成されている。前記平鉢容器3は、周囲壁部3
aと底部3bとを有し、上部が開放された薄い矩形体容
器であり、周囲壁部3aの下部又は底部3bに複数の排
水穴6が形成されている。図示の平鉢容器3は内部が1
室のものであるが、内部に周囲壁部3aと同高さ又は低
い中仕切りを設けて、複数室に形成してもよい。すなわ
ち、複数の平鉢容器3を縦横に並べた形状一体成形した
ものでもよい。
【0020】平鉢容器3は、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、硬質ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリオレフィン樹脂、ABS 樹脂等の種々の合成
樹脂が使用でき、そのような合成樹脂で発泡体にして、
軽量でかつ断熱性を有する容器にしておくことが好まし
い。前記網体4は、平鉢容器3と同様な合成樹脂又は天
然素材で長方形シート状に形成されており、メッシュ目
合が1〜15mmのものが使用できるが、略3〜10m
mが好ましく、1〜3mmだと培土5の抑えは確実にな
るが植物Sの挿芽がやり難くなり、10〜15mmだと
植物Sの挿芽は容易になるが培土5の抑えが不十分にな
る可能性がある。
【0021】この網体4は、2つ折りにした状態でその
1面(半分の面積)が平鉢容器3の内底面以上の大き
さ、すなわち平鉢容器3の2倍の大きさに形成している
ことが好ましく、その一部(半分)4aを平鉢容器3に
敷設した状態で培土5を充填し、残部(残りの半分)4
bを折り返して充填した培土5の上側に被せると、網体
4の上下部分で培土5を挟んで包囲する状態となる。網
体4はそれのみで培土5を包んで運搬等をするものでは
なく、平鉢容器3の助けを借りて培土5を包むものなの
で、そのメッシュ目合は培土5の粒度よりも大きくとも
支障はなく、培土5を収納するのは実質的に平鉢容器3
である。
【0022】またこれにより、培土5の下になる網体4
の前記一部4aは、底部3bの全面を被う必要はなく、
残部4bで培土5を包むときにめくれ上がらないよう
に、その少なくとも一部分が培土5で押さえ付けられる
ようになっておればよい。さらに、培土5の上側に被せ
た網体4の残部4bは、周囲壁部3a近傍で平鉢容器3
の内奥側に押し込むように手仕舞いされるが、網体4の
幅を底部3bの長辺又は短辺と略同一長さにしておい
て、長手方向先端のみを平鉢容器3内に押し込んで始末
するようにしてもよい。
【0023】前記培土5としては、植物の栽培に通常使
用されている基本用土(赤玉土、黒土、川砂)、改良用
土(腐葉土、ピートモス)、調整用土(バーミキュライ
ト、パーライト)等の各種の培土(培養土)を使用する
ことができ、天然土壌、人工土壌、あるいはこれらの混
合物のいずれであっても良い。前述のように平鉢容器3
内の培土5を網体4で包囲した植物栽培ユニット1は、
鎮圧、整地、潅水等をすることにより培土5が締まり、
網体4が培土5になじむようになり、培土5が網体4で
保留されている状態では、60度程度傾斜させても培土
5の崩落はなく、安息角が大幅に大きくなる。
【0024】このような植物栽培ユニット1に、その網
体4の上から培土5に多数本の植物Sを縦横に間隔をお
いて挿芽する。そして、挿芽した植物Sの周囲の培土5
を押さえつけておく。この状態で緑化物13となる。前
記植物Sとしては、ベンケイソウ科等の多肉植物が特に
有効であるが、その他の植物でもよい。このような植物
Sは一般的に、挿芽後略1週間で発根し、摘心(下段よ
り3〜4葉残して摘心する)のため略1ヶ月程度で1株
が3〜5芽立ちの大株に増殖され、かつ完全活着して逆
さに吊しても落下しない状態になり、挿芽後略3ヶ月で
出荷可能状態になる。
【0025】図4は立体栽培用の立体栽培台7を示して
おり、この立体栽培台7は、山形鋼、T形鋼、角材、棒
材等を使用して2等辺三角枠体形状に形成したものであ
り、2つの辺の側面に上下方向に長い傾斜載置面7Aを
複数並列形成しており、各傾斜載置面7Aにはそれぞれ
上下方向複数枚の緑化物13(植物栽培ユニット1)を
載置可能になっている。前記傾斜載置面7Aは左右に載
置レール7aを有し、正面側から緑化物13を挿入しそ
の左右両端を受持し、最下段のものを受け止め、その上
側に上段のものを載せていく。
【0026】なお、立体栽培台7は傾斜載置面7Aの傾
斜角度を変更自在にしておくことが好ましく、三角体の
1面にのみ複数の傾斜載置面7Aを形成したものでもよ
い。また、植物栽培ユニット1を立体栽培台7の傾斜載
置面7Aに並べた状態で挿芽工程を行うことができる。
すなわち、立体栽培台7に植物栽培ユニット1を並べて
挿芽工程を行い、その状態のまま立体栽培に移行するこ
とが可能である。立体栽培台7を使って行う立体栽培
は、ビニールハウス等のトンネル内でおこなわれ、栽培
面積を平面栽培の数倍に有効利用できる。この立体栽培
の期間は、通常2〜3ヶ月間であるが、植物Sの種類、
又は施工する植栽面8の潅水、日照等の環境条件によっ
て、適宜設定される。
【0027】植物Sは発根して完全活着した状態で立体
栽培に移すことが好ましいが、傾斜載置面7Aの傾斜角
度を緩くしておくと、挿芽直後の緑化物13を立体栽培
台7に移したり、植物栽培ユニット1に挿芽する工程を
立体栽培台7上で行ったりすることが十分可能になる。
立体栽培して生育した緑化物13又は挿芽作業をする植
物栽培ユニット1は、図5に示すような不腐性ゲージ9
に配列することができる。この不腐性ゲージ9はアルミ
合金等の金属、合成樹脂又は木材等で四角枠形状に形成
されていて、複数枚の緑化物13又は植物栽培ユニット
1を挿入配置可能であり、運搬、植栽面8への施工等に
際して、複数枚の緑化物13又は植物栽培ユニット1を
1組として取り扱えるようにする。
【0028】そして、不腐性ゲージ9に脚部を形成して
おけば、排水手段16付きの緑化物集合体となり、前記
図1に示すグランド面21に取り付けることができる。
このような不腐性ゲージ9に配置した緑化物13は、図
6に示すように、高層ビルの屋上のモルタル法面等の傾
斜状又は垂直に近い状態の植栽面8に、載置又はゲージ
固定具10を介して取り付けることができる。この植栽
施工は、モルタル法面の植栽面8にネット留め手段15
の枠材15aを固定具23を介して取り付け、緑化物1
3入りの不腐性ゲージ9を枠材15a内にはめ込むと共
にゲージ固定具10を介して取り付け、緑化物13の植
物Sの上からネット14を被せる。
【0029】ネット14はメッシュ目が植物Sに嵌合し
て、網体4に当接又は近接することになり、その状態で
周縁を係止部15bに係止して固定すると、ネット14
は建造物20に対して堅牢に取り付けられ、緑化物13
を強風が吹いても脱落しない状態に植栽面8に押さえ付
ける、または、浮き上がりを規制する。このようにして
育成、養生された植物Sは、植栽面8の急傾斜や、高層
ビルの強風に対しても、培土5が網体4及びネット14
によってしっかり固定されているため、脱落、崩壊、飛
散等をする心配がなく、強健な根鉢体を形成することが
できる。また、平鉢容器3に発泡材を使用すると、高層
ビルの屋上の緑化施工した場合でも、モルタル面の温度
変化に対して、非常に大きな断熱効果を発揮することが
できる。
【0030】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
緑化物13は植栽面8に直接載置してもよく、緑化物1
3の容器3の底部に排水溝を設けてそれを排水手段16
としてもよく、曲面枠材15aに沿う容器3を形成する
場合は、発泡材製矩形体の側面を曲面に加工し、かつそ
の上面をくり抜いて又は圧縮して培土5を充填する凹部
を形成するようにしてもよい。ネット留め手段15は、
緑化物13の周囲を囲む建造物20の立ち上がり壁20
a又はグランド面21自体に、釘等の係止具を取り付け
て係止部15bとしてもよく、また、枠材15aは角形
状に限らず、表面を石等に疑似化した形状にしてもても
よい。
【0031】また、緑化適用個所としては、ビル屋上だ
けでなく、一般家屋の屋上、トタン屋根、薄土壌基板屋
上等も可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明装置によれば、 植
栽面8に配置した多数の緑化物13にシート状ネット1
4を上から被せているので、緑化物13の浮き上がりを
確実に防止でき、緑化物13を容器3内の培土5に植物
Sを植生して形成し、これを植栽面8に配置しているの
で、緑化物13の位置ズレ・転倒をより確実に防止で
き、ネット14を植栽面8に対して固定したネット留め
手段15で強固に留めておくことができ、植栽面8と緑
化物13との間に排水手段16を設けているので、降水
量が大でも緑化物13の浸水を抑制できる。
【0033】また、本発明方法によれば、緑化物配置工
程、シート状ネット被せ工程、ネット留め工程という少
ない工程で緑化が施工でき、建造物20屋上のグランド
面21等の緑化を簡単かつ容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す説明図である。
【図2】同断面正面図である。
【図3】緑化物及びその製作を示す説明図である。
【図4】立体栽培状態を示す斜視図である。
【図5】緑化物の不腐性ゲージ組み込み状態を示す斜視
図である。
【図6】緑化物をモルタル法面に配置した状態を示す断
面正面図である。
【符号の説明】
1 植物栽培ユニット 3 平鉢容器 4 網体 5 培土 8 植栽面 12 緑化装置 13 緑化物 14 ネット 15 ネット留め手段 16 排水手段 20 建造物 21 グランド面 S 植物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 理 東京都中央区日本橋2丁目10−4 グンゼ 株式会社内 Fターム(参考) 2B022 AB04 AB08 AB20 BA02 BA04 BA15 BA16 2D044 DA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植栽面に多数の緑化物を配置し、この緑
    化物に浮き上がりを防止するシート状ネットを上から被
    せ、このネットの周囲をネット留め手段で留めているこ
    とを特徴とする緑化装置。
  2. 【請求項2】 植栽面に容器内の培土に植物を植生した
    多数の緑化物を配置し、この多数の緑化物の周囲にネッ
    ト留め手段を配置すると共にこのネット留め手段を植栽
    面に対して固定し、前記緑化物に上から被せてその浮き
    上がりを防止するシート状ネットの周囲をネット留め手
    段に留めていることを特徴とする緑化装置。
  3. 【請求項3】 前記植栽面と緑化物との間に排水手段を
    設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の緑
    化装置。
  4. 【請求項4】 植栽面に多数の緑化物を配置する工程
    と、この多数の緑化物にシート状ネットを上から被せる
    工程と、前記緑化物の周囲を囲む部材にネットを留める
    工程とを有していることを特徴とする緑化物施工方法。
  5. 【請求項5】 建造物屋上のグランド面に植栽面を囲む
    ようにネット留め手段を設ける工程と、前記植栽面に容
    器内の培土に植物を植生した多数の緑化物を配置する工
    程と、この多数の緑化物にシート状ネットを上から被せ
    てネットの周囲部をネット留め手段に留める工程とを有
    していることを特徴とする緑化物施工方法。
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JP (1) JP2001086852A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196282A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Nakada Sangyo Kk 屋根構造
EP3195723A4 (en) * 2014-09-19 2018-07-11 Limited Liability Company Anter Multi-story farm having vertical growing assemblies

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