JP2001086800A - 同期電動機の界磁極検出方法 - Google Patents

同期電動機の界磁極検出方法

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JP2001086800A
JP2001086800A JP26410299A JP26410299A JP2001086800A JP 2001086800 A JP2001086800 A JP 2001086800A JP 26410299 A JP26410299 A JP 26410299A JP 26410299 A JP26410299 A JP 26410299A JP 2001086800 A JP2001086800 A JP 2001086800A
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Junichi Watanabe
淳一 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界磁極検出中の電動機の速度を抑え、回転量
(移動量)を少なくし、、界磁極検出時間を短くできる
界磁極検出方法を提供する。 【解決手段】 印加する電流の位相ρの補正量γを変化
させて、印加する電流の大きさにかかわらず発生電磁力
が零になる電流位相補正量δ0 を、発生電磁力の極性を
加速度の極性より判定して求め(処理29)、電流位相
補正量δ0 を用いて発生電磁力が最大となる電流位相補
正量δ1 を導出し(処理36)、電流位相補正量δ1
位置検出器で検出された仮の界磁極位置θより印加する
電流の位相ρを決定する同期電動機の界磁極検出方法に
おいて、1推定期間における補正量での電磁力指令出力
が終わり、次の期間における補正量での電磁力指令出力
時に、速度が零でなければ零になるまで待ち(処理3
2)、電動機が動いている間は次の推定のトルク指令は
加えないようにした(処理33)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期電動機のベクト
ル制御方法に関し、特に界磁極位置の検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同期電動機のベクトル制御は、位
置検出器(レゾルバやパルス検出器)により界磁極位置
を検出し、界磁極位置に同期した位相の正弦波電流の振
幅および位相の制御を行い電磁力制御を行うものであ
る。一般に、同期電動機の界磁極位置をφ、検出した界
磁極位置をθ、φとθの差をδ1 、印加する電流の位相
をρ、電流位相の補正量をγ、実際の界磁極位置φと印
加する電流の位相差をδとすると、次の(1)式から
(3)式が成立する。 φ=θ+δ1 ・・・(1) ρ=θ+γ ・・・(2) δ=φ−ρ=δ1 −γ ・・・(3) また、界磁極の大きさをΦ、印加する電流の大きさをI
とすると、発生電磁力Tは(4)式となる。 T=K×Φ×I×cos( δ) ・・・(4) 但し、Kは正の定数である。発生電磁力Tは、回転形同
期電動機の場合は発生トルクであり、直動形同期電動機
(リニアモータ)の場合は発生推力である。
【0003】以下、回転形同期電動機を例として説明を
行う。基本的に発生トルクが最大になる電流位相の補正
量γ(=δ1 )は、印加する電流によらず発生電磁力T
が零になる電流位相の補正量δ0を90°ずらしたもの
である。この電流位相の補正量を求める方法として、発
生トルクの極性に応じて電流位相の補正量γを更新して
いく方法(特開平8−182399)がある。この方法
は、電流位相の補正量γ1 、γ2 、(ただし、γ1 <δ
0 <γ2 )をそれぞれ下限値、上限値とする範囲内にあ
る補正量γ3 (例えば、γ3 =(γ1+γ2 )/2)を
与えて、発生トルクの極性を調べて、このときの発生ト
ルクの極性が下限の補正量γ1 のときの発生トルクの極
性と異なった場合、上限の補正量γ2 を補正量γ3 で更
新し、上限の補正量γ2 のときの発生トルクの極性と異
なった場合には下限の補正量γ1 を補正量γ3 で更新す
る。以上の処理1回を推定1回として、この推定を所定
回数繰り返して得られた補正量γの最終値をδ0 として
いる。発生トルクの極性の判定法としては、トルク指令
の符号と速度変化(加速度)の符号が一致したときを
正、一致しないときを負としている。また、トルク指令
は、仮の目標値まで単調増加させて加速度を随時求めて
いき、加速度が大きいときは目標値を小さくし、加速度
が小さいときは目標値を大きくする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、推定と推定の間の時間が一定であったの
で、時間が長い場合は界磁極検出時間の増大につなが
る。また、時間が短い場合は次の推定の開始時に電動機
が動いていることがあり、トルク指令を与えるとその速
度から加速することがあるので、速度が高くなり、移動
距離も大きくなる。さらに、次の推定開始時に電動機が
惰性で動いていて摩擦で減速している場合は、その減速
度の絶対値が基準加速度になってしまい、それを超える
加速度を検出するまでトルク指令を上げるので、電動機
の速度が高くなり、回転量(移動量)も増えるという問
題があった。そこで、本発明は、界磁極検出中の電動機
の速度を抑えて、回転量(移動量)を少なくして界磁極
検出時間を短くすることができる、同期電動機の界磁極
検出方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、印加する電流の位相(ρ)の補正量
(γ)を変化させて、印加する電流の大きさにかかわら
ず発生電磁力が零になる電流位相補正量(δ0 )を、前
記発生電磁力の極性を加速度の極性より判定して求め、
前記電流位相補正量(δ0 )を用いて前記発生電磁力が
最大になる電流位相補正量(δ1 )を導出し、前記電流
位相補正量(δ1 )と位置検出器で検出された仮の界磁
極位置(θ)より印加する電流の位相(ρ)を決定する
同期電動機の界磁極検出方法において、1推定期間にお
ける補正量での電磁力指令出力が終わり、次の期間にお
ける補正量での電磁力指令を出力する時に、速度が零に
なっているかを確認し、速度が零ならば電磁力指令を出
力し、速度が零でなければ零になるまで待つことを特徴
とする。また、前記同期電動機は回転形同期電動機又は
直動形同期電動機(リニアモータ)であることを特徴と
し、さらに、前記速度はエンコーダの平均速度であるこ
とを特徴としている。この同期電動機の界磁極検出方法
によれば、回転形または直動形の同期電動機において、
推定と推定の間で必ず電動機が停止して検出速度が零で
あることを確認し、速度=零を確認したら直ちに次の推
定処理を開始するようにしたので、推定と推定の間に一
定の時間を置く場合、その時間が長い場合は時間を短縮
できるので、界磁極検出時間の増大を抑制できる。ある
いは、推定と推定の間の一定の時間が短い場合には、次
の推定開始時に未だ電動機が動いている状態のまま次の
トルク指令を与えてしまうので、その速度から加速する
ため速度が高くなり、回転量、移動量が大きくなるとい
った不都合な現象を抑制できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る同期電動機の界磁極検出方法による検出処理のフロ
ーチャートである。図2は図1に示す位相補正量の更新
処理のフローチャートである。図3は図1に示す界磁極
検出方法が適用される同期電動機のベクトル制御回路の
ブロック図である。図4は図3に示すマイクロプロセッ
サのブロック図である。図5は図4に示すトルク指令の
生成方法を示す図である。図6は図5に示すトルク指令
を一次関数で生成した図である。図7は図6に示すトル
ク指令の目標値を低くした場合を示す図である。図8は
図1に示す位相補正量δ1 を求める説明図である。図3
は、同期電動機の界磁極検出方法が適用される同期電動
機(3相)のベクトル制御による駆動装置の回路構成を
表わすブロック図である。図中のエンコーダ7は同期電
動機6の回転位置を検出する。マイクロプロセッサ1
は、トルク指令iとカウンタ8で検出された同期電動機
6の位置xを用いて演算を行い、2相の電流指令Iu、
Ivを、それぞれD/A変換機2、3によってデジタル
/アナログ変換して2相/3相変換回路4に出力する。
2相/3相変換回路4は、入力した2相の電流指令を3
相の電流指令iu、iv、iwに変換して、パワーアン
プ5を制御する。パワーアンプ5は、これら3相の電流
指令iu、iv、iwに対応した電流を同期電動機6に
供給して同期電動機6を駆動する。なお、同期電動機6
が直動形同期電動機(リニアモータ)の場合でも同様で
あって、リニアモータの場合は、エンコーダ7がリニア
スケールとなり、センサレスとしてポールセンサ等を省
略し、本実施の形態のようなソフトウェアによる界磁極
推定方法によって磁極位置を推定して、リニアスケール
からの位置検出信号xにより、マイクロプロセッサ1は
電流指令を出力し、座標変換回路よりゲートパルス発生
回路を介しパワーアンプ5を制御して、3相電流により
リニアモータ6を運転・駆動することになる。
【0007】図4は、マイクロプロセッサ1のブロック
図である。界磁極位置演算器101は、位置情報xより
仮の界磁極位置θを演算する。速度演算器102は、位
置情報xの時間差分(微分)で速度を演算する。加速度
演算器103は、速度演算器102の速度情報の時間差
分(微分)で加速度を演算する。トルク指令発生器10
4は、界磁極検出中は、後述のパターンに従ったトルク
指令iを発生し、検出後は制御に応じたトルク指令iを
生成する。トルク極性判定器105は、加速度情報をも
とに実際の界磁極位置φと印加する電流指令の位相ρと
の位相差δに係わるcos(δ)の符号を判定する。す
なわち、トルク極性判定器105は、電流位相の補正量
δ1 の推定中は、任意の電流位相補正量γに対して、ま
ずトルク指令0のときの速度変化(加速度)Acc1を
記憶する。Acc1は外乱による加速度である。ここ
で、加速度Acc1を予め設定している加速度Acc2
と比較して大きい方を加速度の大きさを判定する基準加
速度Acc0とする。できれば、Acc0はAcc1よ
りも5%以上大きい値とする。一定時間おきに加速度A
cc3を計算し、基準加速度Acc0より大きくなった
ときの加速度の符号で発生トルクの極性を判断する。も
し、指令が最大トルク指令になっても加速度Acc3が
基準加速度Acc0より小さい場合はその時の加速度A
cciの符号で発生トルクの極性を判断する。なお、加
速度Acc1、Acc3は加速度演算器103が測定す
る。電流位相補正器106は後述する方法により電流位
相補正量δ0 を推定し、発生トルクの極性が正になるよ
うに、電流位相補正量γ=δ1 (=δ0 +90°)また
はγ=δ1 (=δ0 −90°)を出力する。加算器10
7は、界磁極位置演算器101の出力である仮の界磁極
位置θと電流位相補正器106の出力である電流位相補
正量γを加算して印加する電流の位相ρを出力する。こ
の電流の位相ρは正弦関数発生器110によってsin
(ρ)に変換される。また、電流の位相ρと−120°
発生器108の出力を加算器109で加算することによ
りρ−120°となり、正弦関数発生器111によって
sin(ρ−120°)に変換される。正弦関数発生器
110、111はそれぞれ印加する電流位相ρおよびρ
−120°をアドレスとして与えることで、プログラム
メモリ上に記憶されているsin関数を取り出すことが
できる。乗算器112、113はトルク指令発生器10
4から出力されたトルク指令iにそれぞれsin
(ρ)、sin(ρ−120°)を乗じて2相の電流指
令Iu、Ivを出力する。
【0008】次に、本実施の形態における電流位相補正
量δ1の推定方法を図1のフローチャートを参照しなが
ら説明する。 (処理21)初期値を設定する。すなわち、電流位相補
正量γ=0°、推定回数j=1、時間t=0とする。時
間tは、トルク指令iの計算や加速度の測定などの処理
の基準時間である。処理22に進む。 (処理22)後述の方法でトルク指令iを計算する。処
理23に進む。 (処理23)時間tを判定する。以下それぞれ、 t=0の場合、処理24に進む。 t=k・Δtの場合、処理26に進む。 t=tI M A X の場合、処理28に進む。 t=t0 (t0 =8・tI M A X )の場合、処理3
2に進む。 その他は、処理31に進む。ただし、kは正の整数
で、k・Δt<tI M A X である。tI M A X はトルク
指令iがiM A X になる時間である。 (処理24)加速度Acc1を測定する。処理25に進
む。 (処理25)加速度Acc1の絶対値と予め設定してい
る加速度Acc2(>0)を比較して、大きい方を基準
加速度Acc0(>0)とする。処理31に進む。 (処理26)加速度Acc3を測定する。処理27に進
む。 (処理27)加速度Acc3の絶対値と基準加速度Ac
c0を比較する。|Acc3|がAcc0より大きいと
きは処理29へ、そうでないときは処理31に進む。 (処理28)加速度Acc3を測定する。処理29に進
む。 (処理29)後述の方法で電流位相補正量γを更新す
る。処理30に進む。 (処理30)トルク指令iを作成する基準時間t1 を求
める。t1 =tとする。ここで、tは加速度Acc3の
絶対値が基準加速度Acc0より大きくなった時間か、
I M A X である。処理31に進む。 (処理31)時間を更新する。t=t+Δtとする。処
理22に進む。処理23でt=t0 = 8・t
1 M A X で、 (処理32)Δt間の平均速度を検出し、零のときは処
理33へ、そうでないときは処理22に進む。 (処理33)時間を初期値に戻す。t=0とする。処理
34に進む。 (処理34)推定回数jと最大推定回数jM A X とを比
較する。jがjM A X より小さいときは処理35へ、そ
うでないときは処理36に進む。 (処理35)推定回数jを更新する。j=j+1とす
る。処理22に進む。 (処理36)後述の方法により電流位相補正量δ1 を決
定する。処理を終了する。
【0009】次に、図2により電流位相補正量γを更新
する方法を説明する。 (処理41)推定回数jを判定する。j=1の場合は処
理42に、j=2〜jM A X の場合は、処理45に進
む。なお、図1の説明よりj>jM A X になることはな
い。 (処理42)加速度Acc3の符号を調べる。Acc3
≧0の場合は、処理43に進む。Acc3<0の場合
は、処理44に進む。 (処理43)正の加速度が得られる限界値(以下、正の
限界値と略す)γp 、負の加速度が得られる限界値(以
下、負の限界値と略す)γm を初期化する。γp =0
°、γm =180°とする。処理48に進む。なお、γ
p は加速度Acc3≧0と判断した時のδ0 にもっとも
近い電流位相補正量γを入れる。γm は加速度Acc3
<0と判断した時のδ0 のもっとも近い電流位相補正量
γを入れる。 (処理44)正の限界値γp 、負の限界値γm を初期化
する。γp =180°、γm =0°とする。処理48に
進む。 (処理45)加速度Acc3の符号を調べる。Acc3
≧0の場合は処理46に進む。Acc3<0の場合は処
理47に進む。 (処理46)正の限界値γp を更新する。γp =γとす
る。処理48に進む。 (処理47)負の限界値γm を更新する。γm =γとす
る。処理48に進む。 (処理48)次に使用する電流位相補正量γを計算す
る。γ=(γp +γm )/2とする。処理を終了する。
【0010】次に、図5をもとにトルク指令iを発生さ
せる方法を述べる。時間の区切りt2 〜t0 は、処理3
0で決まったt1 =tをもとに次のように決める。 t2 =2・t t3 =3・t t4 =4・t t5 =5・t t6 =6・t t7 =7・t t0 =8・t トルク指令iは以下のように決定する。0≦t<t1
ときは、i=f(t)とする。関数f(t)は、f
(0)=0、かつf(t1 )=iM A X で、区間0≦t
≦t1 で単調増加するものとする。なお、iM A X は最
大のトルク指令が望ましいが、最大トルクより小さくて
もかまわない。例えば、最大トルク指令の90%や50
%でもよい。t1 ≦t<t2 のときは、i= f(t2
−t)とする。t2 ≦t<t3 のときは、i=−f(t
−t2 )とする。t3 ≦t<t4 のときは、i=−f
(t4 −t)とする。t4 ≦t<t5 のときは、i=−
f(t−t4 )とする。t5 ≦t<t6 のときは、i=
−f(t6 −t)とする。t6 ≦t<t7 のときは、i
= f(t−t6 )とする。t7 ≦t<t8 のときは、
i=f(t6 −t)とする。図6は、f(t)として1
次関数を用いた例で、t1 =tI M A X の場合である。 f(t)=iM A X /tI M A X ・t となる。図7は、図6と同じf(t)を使用している
が、tがtI M A X になる前に|Acc3|>Acc0
となった場合で、t1 =tI M I D (<tI M A X )の
ときの例である。トルク指令iの目標値の絶対値は、時
間t1 におけるトルク指令iM I D (<iM A X )にな
る。
【0011】図8は、印加する電流の大きさによらず発
生トルクが0となる電流位相補正量δ0 から最大トルク
が得られる電流位相補正量δ1 を求める方法を説明する
図である。図8において斜線の部分がAcc3≧0にな
る電流位相補正量γの範囲である。電流位相補正量γ=
0°のときの加速度Acc3の符号により次の組み合わ
せが考えられる。 (1)Acc3≧0のとき(図8(1)と(4)に対
応) δ1 =δ0 −90° (2)Acc3<0のとき(図8(2)と(3)に対
応) δ1 =δ0 +90° なお、δ0 は必ず0°と180°の間で求まる。以上、
回転形同期電動機について説明したが、直動形同期電動
機(リニアモータ)であっても、トルクを推力に置き換
えて、界磁極位置の推定・補正処理が同様に可能であっ
て、本実施の形態により、回転形、直動形いずれの同期
電動機でも精度の高い界磁極推定処理が可能となった。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電動機が止まるまで次の電磁力指令を出力しないので、
界磁極検出中の電動機の速度を抑え、回転量(移動量)
を少なくし、また界磁極検出時間を短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る同期電動機の界磁極
検出方法による検出処理のフローチャートである。
【図2】図1に示す位相補正量の更新処理のフローチャ
ートである。
【図3】図1に示す界磁極検出方法が適用される同期電
動機のベクトル制御回路のブロック図である。
【図4】図3に示すマイクロプロセッサのブロック図で
ある。
【図5】図4に示すトルク指令の生成方法を示す図であ
る。
【図6】図5に示すトルク指令を一次関数で生成した図
である。
【図7】図6に示すトルク指令の目標値を低くした場合
を示す図である。
【図8】図1に示す位相補正量δ1 を求める説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2、3 D/A変換器 4 2/3相変換回路 5 パワーアンプ 6 同期電動機 7 エンコーダ 8 カウンタ 101 界磁極位置演算器 102 速度演算器 103 加速度演算器 104 トルク指令発生器 105 トルク極性判定器 106 電流位相補正器 107、109 加算器 108 −120°発生器 110、111 正弦関数発生器 112、113 乗算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加する電流の位相(ρ)の補正量
    (γ)を変化させて、印加する電流の大きさにかかわら
    ず発生電磁力が零になる電流位相補正量(δ0 )を、前
    記発生電磁力の極性を加速度の極性より判定して求め、
    前記電流位相補正量(δ0 )を用いて前記発生電磁力が
    最大になる電流位相補正量(δ1 )を導出し、前記電流
    位相補正量(δ1 )と位置検出器で検出された仮の界磁
    極位置(θ)より印加する電流の位相(ρ)を決定する
    同期電動機の界磁極検出方法において、1推定期間にお
    ける補正量での電磁力指令出力が終わり、次の期間にお
    ける補正量での電磁力指令を出力する時に、速度が零に
    なっているかを確認して、速度が零ならば電磁力指令を
    出力し、速度が零でなければ零になるまで待つことを特
    徴とする同期電動機の界磁極検出方法。
  2. 【請求項2】 前記同期電動機は回転形同期電動機又は
    直動形同期電動機であることを特徴とする請求項1記載
    の同期電動機の界磁極検出方法。
  3. 【請求項3】 前記速度はエンコーダの平均速度である
    ことを特徴とする請求項1記載の同期電動機の界磁極検
    出方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199864A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 永久磁石形同期電動機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008199864A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 永久磁石形同期電動機の制御装置

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