JP2001086604A - 組電池及び残容量検出装置 - Google Patents

組電池及び残容量検出装置

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JP2001086604A
JP2001086604A JP26124499A JP26124499A JP2001086604A JP 2001086604 A JP2001086604 A JP 2001086604A JP 26124499 A JP26124499 A JP 26124499A JP 26124499 A JP26124499 A JP 26124499A JP 2001086604 A JP2001086604 A JP 2001086604A
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Naoki Maruno
直樹 丸野
Kazuhiro Araki
一浩 荒木
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Honda Motor Co Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残容量の検出精度の向上を図った組電池およ
び、残容量検出装置を提供する。 【解決手段】 開放電圧―残容量の変化特性の小さい複
数の電池セルからなるバッテリ1に、開放電圧−残容量
の変化特性が大きく、且つ、前記電池セルと同等の容量
を有する残容量検知用電池セル32を直列に接続する。
残容量検知回路31は、所定のタイミングで残容量検知
用電池セル32の電圧Vi、電流Ibattを検知し、
これらの値から開放電圧を求める。そして、残容量検知
用電池セル32の、開放電圧−残容量特性から、求めた
開放電圧に対応する残容量を検出する。このようにして
残容量検知用電池セル32の残容量を検出すると、残容
量検知回路31は、この残容量をバッテリ1の残容量と
して、バッテリ制御装置へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電池セルで
構成される組電池に係り、特に、異なる特性を持つ電池
セルが直列接続されて構成された組電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両走行用の駆動源としてエ
ンジンの他にモータを備えたハイブリッド車両が知られ
ている。このハイブリッド車両の一種に、モータをエン
ジンの出力を補助する補助駆動源として使用するパラレ
ルハイブリッド車がある。このパラレルハイブリッド車
は、例えば、加速時においてはモータによってエンジン
の出力をアシストし、減速時においては、減速回生によ
ってバッテリ等への充電を行うなど、様々な制御を行
い、バッテリの残容量を確保しつつ運転者の要求を満足
できるようになっている。
【0003】このバッテリの残容量を検出する方法とし
て、バッテリの放電電流を積算して残容量を算出する方
法がある。これは、所定のタイミングでバッテリの放電
電流を検知して、この値を積算して残容量を検出する方
法である。しかし、バッテリの放電電流を検知する電流
センサの精度が悪い場合、検知された電流値には誤差が
生じることとなる。上述したように、バッテリの残容量
はこの電流値を積算して得られるものであるから、電流
値とともに誤差をも積算することとなり、この結果、算
出される残容量の値には大きな誤差が含まれることとな
る。このように、電流積算によって残容量を算出する
と、算出された残容量の値に誤差が生じてしまうため、
残容量の検出精度が低いという欠点がある。
【0004】また、バッテリの残容量を求める他の方法
として、開放電圧、即ち無負荷状態における電圧値を推
定することにより、残容量を求める方法がある。具体的
には、所定のタイミングでバッテリ電流と、バッテリ電
圧とを複数サンプリングして、これらのサンプリングデ
ータを元にバッテリの開放電圧を推定し、即ち、無負荷
状態における電圧値を推定し、この推定開放電圧から残
容量を検出する。この方法は、前述した放電電流を積算
して残容量を求める方法に比べ残容量の検出精度が高
く、正確な残容量の値を得ることができる。
【0005】しかし、この方法は、開放電圧から残容量
を検出するため、図3に示すように、残容量の変化に伴
う開放電圧の変化が少ない、即ち開放電圧―残容量の変
化特性が小さい電池セルには適用することができなかっ
た。そして、ハイブリッド車両のバッテリのセル電池と
して使用頻度の高いNi−MH(ニッケル水素電池)
や、負極グラファイト系リチウム電池などは、図3に示
すような電圧−残容量の変化特性が小さい特性を有する
ため、上述した検出方法即ち、開放電圧から残容量を検
出する方法では、残容量を検出することができなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この結果、Ni−MH
(ニッケル水素電池)や、負極グラファイト系リチウム
電池などの、残容量に伴う電圧の変化が少ない特性を有
する電池セルで構成されるバッテリにおいては、検出精
度が少々低下する電流積算によって残容量を検出してい
た。この結果、残容量の検出精度は低く、正確な残容量
を検出することが困難であった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、Ni―MHや負極グラファイト系リチウム電池
のように、残容量に応じて電圧値が変化しない特性を持
つ電池セルを有する組電池において、残容量の検出精度
の向上を図った組電池および、残容量検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、開放電圧−残容量の変化
特性が小さい複数の第1の電池セル(実施形態では、バ
ッテリ1を構成する電池セルであり、例えばNi−MH
(ニッケル水素電池)や負極グラファイト系リチウム電
池等)と、開放電圧−残容量の変化特性が大きく、且
つ、前記第1の電池セルと同等の容量を有する少なくと
も1つの第2の電池セル(実施形態では、残容量検出用
電池セル32であり、例えば負極ハードカーボン系リチ
ウム電池等)とを直列に接続して構成されることを特徴
とする。
【0009】このように、開放電圧―残容量の変化特性
が大きい電池セルを、複数の開放電圧−残容量の変化特
性が小さい電池セルに直列接続されているため、全ての
セルの残容量は、組電池の残容量であるとみなすことが
できる。この結果、残容量の検出が簡単である開放電圧
−残容量の変化特性が大きい電池セルの残容量を検出す
ることにより、この検出した残容量を組電池(実施形態
ではバッテリ1)の残容量として扱うことができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、開放電圧
―残容量の変化特性の小さい複数の第1の電池セルと、
開放電圧−残容量の変化特性が大きく、且つ、前記第1
の電池セルと同等の容量を有する少なくとも1つの第2
の電池セルとを直列に接続して構成される組電池の残容
量を検出する残容量検出装置において、前記何れかの第
2の電池セルの開放電圧から前記第2の電池セルの残容
量を前記組電池の残容量として検出することを特徴とす
る。
【0011】このように、組電池を構成する電池セルは
すべて直列接続されているため、開放電圧―残容量の変
化特性の大きい第2の電池セルの残容量を求めれば、こ
の残容量を組電池の残容量とみなすことができる。ま
た、開放電圧―残容量の変化特性の大きい電池セルであ
れば、その開放電圧と、開放電圧―残容量特性とから残
容量を検出することができるため、残容量を正確に検出
することができる。この結果、残容量の検出精度の向上
を実現することができる。
【0012】なお、組電池を構成する全てのセルを、残
容量に伴って開放電圧が大きく変化する特性を持つ電池
セルに交換するという方法も考えられるが、このような
特性を持つ電池セルは、他の電池セルに比べ高額であ
る。このため、特に、多くの電池セルが接続されて構成
される組電池(例えば、ハイブリッド車両におけるバッ
テリ等)においては、コストがかかり実用的ではない。
【0013】従って、組電池を構成する大部分の電池セ
ルに低コストである電池セル、即ち、開放電圧−残容量
の変化特性が小さい電池セルを複数使用し、その一部に
残容量の検出精度を向上させるための電池セル、即ち、
開放電圧―残容量の変化特性が大きい電池セルを組み込
むことにより、安価で、且つ、残容量の検出精度が高い
組電池及び残容量検出装置を実現することができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の組電池において、前記第2の電池セルは、電気
二重層コンデンサであることを特徴とする。
【0015】このように、電気二重層コンデンサを開放
電圧―残容量(電気蓄積量)の変化特性の大きい電池セ
ルとして用いる。この電気二重層コンデンサは、容量が
大きいため電気蓄積量も大きく、バッテリに変わる電気
蓄積手段として注目(開発)されており、コンデンサと
しての特性を有するため、電気蓄電量(バッテリで言う
ところの残容量)と電圧が比例関係である。そして、こ
のような特性を持つため、電気二重層コンデンサの両端
の電圧を検出することによって電気二重層コンデンサの
残容量を簡単に且つ正確に、算出することが可能とな
る。この結果、残容量検出精度が向上し、より正確な残
容量を得ることができる。
【0016】なお、小容量の電気二重層コンデンサにお
いては、これを並列接続することで、全体としての電気
二重層コンデンサの容量を大きくすることが可能とな
る。これにより、組電池を構成する電池セルの容量が大
きい場合においても、電気二重層コンデンサの並列合成
容量と上述の電池セルの容量とを等価にすることで大容
量の電池セルにおいても適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1はパラレルハイブリッド車両におい
て適応した実施形態を示している。この図において、符
号1は高圧系のバッテリであり、複数の電池セルを直列
に接続したモジュールを1単位として、更に複数個のモ
ジュールを直列に接続して構成されている。これら電池
セルは、Ni―MH(ニッケル水素電池)あるいは、グ
ラファイト系のリチウム電池であり、図3に示すような
開放電圧OCV―残容量SOC特性を示す。図3におい
て、横軸は残容量SOCであり単位は(%)である。ま
た縦軸は開放電圧OCV、即ち無負荷状態における電圧
値である。このようにNi―MH、及びグラファイト系
のリチウム電池の特性は、残容量SOCに伴う開放電圧
OCVの変化が少ない。
【0018】符号2はパワードライブユニットであり、
スイッチング素子が2つ直列接続されたものが3つ並列
接続されて構成されている。符号3は燃料の燃焼エネル
ギーで作動するエンジンであり、符号4はエンジン3と
併用して用いられ、電気エネルギーで作動するモータで
ある。エンジン3及びモータ4の両方の駆動力は、オー
トマチックトランスミッションあるいはマニュアルトラ
ンスミッションよりなるトランスミッション(図示せ
ず)を介して駆動輪(図示せず)に伝達される。また、
ハイブリッド車両の減速時には、駆動輪からモータ4に
駆動力が伝達され、モータ4は発電機として機能してい
わゆる回生制動力を発生し、バッテリ1の充電を行う。
なお、駆動用のモータ4とは別に、バッテリ1の充電用
の発電機を備える構成としてもよい。
【0019】モータ4の駆動及び回生は、モータ制御装
置6からの制御指令を受けてパワードライブユニット2
により行われる。具体的には、パワードライブユニット
2内部のスイッチング素子がモータ制御装置6によって
オン、オフされることにより、バッテリ1からの電力が
三相線を介してモータ2に供給されたり、あるいは、モ
ータ2の回生電力がバッテリ1に供給される。
【0020】符号5はバッテリ制御装置であり、バッテ
リ電圧Vbatt、バッテリ電流Ibatt、バッテリ
温度Tbattを所定のタイミングで検知しており、ま
た、残容量検知システム30からバッテリ1の残容量S
OCを受取り、モータ制御装置6へ出力する。符号7
は、エンジン制御装置であり、エンジン回転数NE、車
速等を所定期間毎にモニタして、モータ回生や、アシス
ト、減速などのモードを判断する。また同時に、エンジ
ン制御装置7は、上述のモード判定の結果と、バッテリ
制御装置5から送信された残容量SOCからアシスト/
回生量の決定を行う。なお、バッテリ制御装置5、モー
タ制御装置6、エンジン制御装置7は、CPU(中央演
算装置)およびメモリにより構成され、制御装置の機能
を実現するためのプログラムを実行することによりその
機能を実現させる。
【0021】次に、残容量検知システム30は、図2に
示すように構成されている。図2において、符号31は
残容量検知回路であり、符号32は残容量検知用電池セ
ルである。残容量検知回路31には、残容量検知用電池
セル32の温度Ti、電圧Vi、及びバッテリ電流Ib
attの信号が入力される。なお、バッテリ1内の電池
セル及び残容量検知用電池セル32は、全て直列に接続
されているため、バッテリ電流Ibattの値と、残容
量検知用電池セル32に流れている電流は等価である。
したがって、残容量検知回路31に入力されるバッテリ
電流Ibattの値は、残容量検知用電池セル32に流
れている電流値とみなすことができる。
【0022】また、残容量検知用電池セル32は、例え
ば負極ハードカーボン系リチウム電池であり、図4に示
すような開放電圧−残容量特性を持つ。図4において、
横軸は残容量SOCであり単位は(%)であり、縦軸は
開放電圧OCVである。図4に示すように、残容量検知
用電池セル32は、残容量SOCと、開放電圧OCVと
の相関性が高く、残容量SOCの変化に伴い開放電圧O
CVが大きく変化する特性を持っている。これにより、
開放電圧OCVが決定すれば、この特性から残容量SO
Cを検出することができる。
【0023】上述した構成からなる本発明の第1の実施
形態によるバッテリ1の残容量の検出について図2、図
4、図5を参照して詳細に説明する。先ず、ハイブリッ
ド車両が走行している場合における、バッテリ1の残容
量検出方法について説明する。
【0024】車両走行中においては、バッテリ電流Ib
attは流れている。したがって、残容量検知用電池セ
ル32から検知される電圧Viは開放電圧ではないこと
となる。このため、開放電圧をまず推定する処理が残容
量検出回路31によって行われる。残容量検出回路31
は、所定のタイミングでバッテリ1の放電電流Ibat
t、電圧Viを所定の間隔で複数個サンプリングする。
そして、サンプリングされた放電電流Ibatt、電圧
Viは、図5に示す電流―電圧の2次元のグラフにプロ
ットされる。即ち、図5のグラフ上に(Ibatt、V
i)の点がプロットされる。また、図5において、横軸
は放電電流Ibattであり、縦軸は電圧Viである。
そして、残容量検知回路31によってサンプリングされ
た複数のバッテリ電流Ibattと、その時の残容量検
知用電池セルの電圧Viは、順次、(Ibatt、V
i)の点として、このグラフ上にプロットされていく。
【0025】また、このサンプリング数は、予め設定さ
れている値であり、残容量検知回路31は、サンプリン
グ数が設定値に達するまで所定の間隔で電流Ibat
t、電圧Viのサンプリングを続ける。次に、放電電流
Ibatt、電圧Viのサンプリング数が、設定された
値に達すると、残容量検知回路31は、プロットした複
数の(電流Ibatt、電圧Vi)点から、図5に示す
ような漸近線Bを求める。そして、求めた漸近線Bにお
けるI=0の点、即ちY切片E0を検出する。このY切
片E0は、電流Ibattが流れていないときのバッテ
リViの値、即ち、残容量検知用電池セル32の推定開
放電圧OCVとみなすことができる。
【0026】最後に、このようにして求められた推定開
放電圧OCVと、図4に示されている残容量検知用電池
セルの開放電圧OCV−残容量SOC特性から現在の残
容量検知用電池セル32の残容量SOCを検出する。即
ち、推定開放電圧OCVに対応する残容量SOCの値を
図4のグラフから検出する。そして、このようにして求
められた残容量検知用電池セル32の残容量SOCは、
バッテリ1の残容量SOCとして、残容量検知回路31
からバッテリ制御装置5へ出力される。
【0027】次に、車両停車中における、バッテリ1の
残容量検出方法について説明する。車両停車中において
は、バッテリ1の放電電流Ibattは流れていない。
従って、残容量検知用電池セル32の電圧は、開放電圧
OCVとなる。従って、この開放電圧OCVの値と、図
4に示した残容量検知用電池セル32の開放電圧OCV
−残容量SOC特性を示すグラフとから残容量SOCを
求めることができる。具体的には、図4に示したグラフ
上で、残容量検知用電池セル32の開放電圧OCVに対
応する残容量SOCを求めれば良い。そして、検出され
た残容量SOCの値は、残容量検知回路31からバッテ
リ制御装置5へ出力され、モータ制御等を行うための重
要なパラメータとして扱われる。
【0028】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、残容量検知用電池セル32の代わ
りに電気二重層コンデンサを電池セルに直列接続して、
電気二重層コンデンサの残容量を検出し、バッテリ1の
残容量としてみなし、バッテリ制御装置5に出力しても
良い。この場合、電池セルと同容量の電気二重層コンデ
ンサを用いることを前提とする。なお、電気二重層コン
デンサが小容量であって、電池セルと同じ容量を得られ
なかった場合は、小容量の電気二重層コンデンサを電池
セルと同容量となるまで複数並列接続し、これを一つの
電気二重層コンデンサとみなし、電池セルに直列に接続
すればよい。
【0029】また、図4に示したような残容量SOCと
開放電圧OCVとの相関性が高く、残容量SOCの変化
に伴い開放電圧OCVが大きく変化する特性と持った素
子であれば、残容量検知用電池32や、上述の電気二重
層コンデンサに代わって採用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による組電
池によれば、開放電圧―残容量の変化特性の小さい複数
の第1の電池セルと、開放電圧−残容量の変化特性が大
きく、且つ、第1の電池セルと同等の容量を有する第2
の電池セルを少なくとも1つ有し、複数の第1の電池セ
ルと、第2の電池セルとを直列に接続して組電池を構成
する。
【0031】このように、開放電圧―残容量の変化特性
が大きい電池セル、即ち、負極ハードカーボン系リチウ
ム電池を、複数の開放電圧−残容量の変化特性が小さい
電池セル、即ち、ニッケル系の電池セル等に直列接続す
ることで、開放電圧―残容量の変化特性が大きい電池セ
ルの残容量を蓄電池全体の残容量としてみなすことが可
能となる。
【0032】また、請求項2の発明によれば、開放電圧
−残容量の変化特性が小さい複数の電池セルと、開放電
圧−残容量の変化特性が大きく、且つ、前記電池セルと
同等の容量を有する電池セルとを直列に接続して構成
し、開放電圧−残容量の変化特性が大きい電池セルの残
容量を検出し、この検出した残容量を組電池の残容量と
する。このように、開放電圧―残容量の変化特性が大き
い電池セルは、開放電圧を検出すれば、開放電圧―残容
量特性から残容量を求める事ができる。これにより、残
容量の検出精度が向上し、正確な残容量を検出すること
が可能となる。
【0033】また、請求項3に記載の発明によれば、残
容量と電圧値が比例関係である特性を持つ電気二重層コ
ンデンサを、複数の開放電圧−残容量の変化特性が小さ
い電池セル、即ち、残容量に伴う開放電圧変化が小さい
電池セルに直列接続する。このように、電気二重層コン
デンサと、全ての電池セルとを直列に接続することによ
って、電気二重層コンデンサの残容量を組電池の残容量
とみなすことが可能となる。
【0034】また、電気二重層コンデンサの残容量は、
電気二重層コンデンサの両端電圧を検出することによ
り、両端電圧と、残容量の関係から、残容量を容易に算
出することができる。これにより、残容量検出精度も向
上し、正確な値の残容量を得ることができる。また、小
容量である電気二重層コンデンサにおいては、これらを
並列接続することで、全体の電気二重層コンデンサの容
量を大きくすることが可能となる。これにより、組電池
を構成する電池セルの容量が大きい場合においても、電
気二重層コンデンサセルの並列合成容量と上述の電池セ
ルの容量とを等価になるまで電気二重層コンデンサセル
を並列に接続することで、大容量の電池セルにおいても
適用することができる。
【0035】この結果、この電気二重層コンデンサの両
端電圧を検出することにより、両端電圧と、残容量の関
係から、残容量を算出することが可能となる。この結
果、残容量検出精度も向上し、正確な値の残容量を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド車両の全体構成図である。
【図2】 本発明の一実施形態における組電池の構成を
示すブロック図である。
【図3】 ニッケル水素電池、負極グラファイト系リチ
ウム電池の開放電圧―残容量特性を示す図である。
【図4】 負極ハードカーボン系リチウム電池の開放電
圧―残容量特性を示す図である。
【図5】 車両走行中における電流―電圧特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 バッテリ(組電池) 2 パワードライブユニット 30 残容量検知システム 31 残容量検知回路(残容量検出装置) 32 残容量検知用電池セル(第2の電池セル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB11 CB12 CC01 CC04 CC27 5H030 AA08 AS08 FF44 5H115 PG04 PI14 PI16 PI29 PO17 PU01 PU25 QE10 QI04 QN03 QN12 TB01 TE02 TI02 TI05 TI06 TI10 TR19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放電圧−残容量の変化特性が小さい複
    数の第1の電池セルと、 開放電圧−残容量の変化特性が大きく、且つ、前記第1
    の電池セルと同等の容量を有する少なくとも1つの第2
    の電池セルと、 を直列に接続して構成されることを特徴とする組電池。
  2. 【請求項2】 開放電圧−残容量の変化特性が小さい複
    数の第1の電池セルと、開放電圧−残容量の変化特性が
    大きく、且つ、前記第1の電池セルと同等の容量を有す
    る少なくとも1つの第2の電池セルとを直列に接続して
    構成される組電池の残容量を検出する残容量検出装置に
    おいて、 前記何れかの第2の電池セルの開放電圧から前記第2の
    電池セルの残容量を前記組電池の残容量として検出する
    ことを特徴とする残容量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の電池セルは、電気二重層コン
    デンサであることを特徴とする請求項1記載の組電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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