JP2001085664A - 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム - Google Patents

固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム

Info

Publication number
JP2001085664A
JP2001085664A JP31622299A JP31622299A JP2001085664A JP 2001085664 A JP2001085664 A JP 2001085664A JP 31622299 A JP31622299 A JP 31622299A JP 31622299 A JP31622299 A JP 31622299A JP 2001085664 A JP2001085664 A JP 2001085664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical transfer
addition
signal
signal charges
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31622299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4487351B2 (ja
Inventor
Isao Hirota
功 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31622299A priority Critical patent/JP4487351B2/ja
Publication of JP2001085664A publication Critical patent/JP2001085664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487351B2 publication Critical patent/JP4487351B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色差信号Cr,Cbが五の目状の配置の補色
カラーコーディングの場合には、2画素分離れた同じ色
成分の信号同士の加算によって垂直圧縮を実現すること
になるため、水平方向の解像度が通常の水平2繰り返し
コーディングに対して水平4繰り返しと同程度(即ち、
1/2)に低下する。 【解決手段】 行列状に配された複数個のセンサ部11
のうち、一行おきに位置するセンサ部群の各信号電荷を
例えば図の左側に位置する垂直CCD12に読み出し、
他の一行おきに位置するセンサ部群の各信号電荷を例え
ば図の右側に位置する垂直CCD12に読み出し、複数
本の垂直CCD12の各々において各センサ部12から
読み出された斜め2画素の信号電荷を加算し、さらに水
平CCD14内で複数ライン分の信号電荷を加算して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びその駆動方法並びにカメラシステムに関し、特に静止
画/動画に兼用可能なカラー方式の固体撮像素子および
その駆動方法、並びに当該固体撮像素子を撮像デバイス
として用いたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラへのスチル機能搭載
への期待などを背景に、静止画/動画兼用可能な固体撮
像素子の開発が進められている。一般に、静止画は正方
格子、動画は13.5MHzをベースとして考えられて
いる。したがって、両者を兼用するには、いずれかの方
式で補間/圧縮が必要となる。ここで、静止画が高画素
ノンフォーマットであるのに対して、動画はNTSC/
PALなどの放送方式で律促されるため、静止画用多画
素の固体撮像素子からのダウンコンバージョンにより、
NTSC/PALなどのテレビジョン信号を作り出すこ
とが最も効率的と考えられる。
【0003】ダウンコンバージョン(高フレームレート
化)のための手法としては、一部のラインの信号電荷を
センサ部から垂直転送部へ読み出さず、他のラインの信
号電荷のみをセンサ部から垂直転送部へ読み出すいわゆ
る間引き読み出しを行う方式と、手振れ補正の場合のよ
うに、有効画素領域の中心領域を切り出す方式などが知
られている。
【0004】前者の方式は、原色フィルタを有する固体
撮像素子を撮像デバイスとして用いたデジタルスチルカ
メラなどにおいて、一部のラインの信号電荷をセンサ部
から垂直転送部へ読み出さないことで、垂直方向の情報
を削減し、高フレームレート化を実現しており、主に多
画素の画像情報を液晶TVモニタに出力するときなどに
用いられている。しかし、この手法では、信号を間引く
ことから、サンプリング周波数を下げることになり、空
間的な折り返しが増えるため、綺麗な画像が得られず、
動画として記録保管する目的には不向きであった。
【0005】一方、後者の方式を用いた場合には、多画
素時に放送方式の切り出しを行うと静止画/動画間の画
角の変化が大きくなるとともに、多くの画素情報を捨て
る結果となって効率が悪い。このような理由から、ダウ
ンコンバージョンの方法として、従来は、信号電荷の転
送過程での混合(垂直加算)によって静止画/動画の垂
直圧縮処理を行う手法が採られている。
【0006】この信号電荷の転送過程での垂直圧縮処理
を実行するには、カラーフィルタのカラーコーディング
が最大の課題となる。すなわち、原色R(赤),G
(緑),B(青)の場合は縦ストライプとして垂直加算
するのが無難であるのに対して、補色はC(シアン),
Y(イエロー),G(グリーン),M(マゼンタ)の4
色あり、縦ストライプとした場合には水平方向の色解像
度の点で不利となる。そこで、水平転送部によるシフト
加算(以下、水平シフト加算と称す)の手法を採って水
平駆動周波数については常に一定とする。
【0007】ところが、C,Y,G,Mが例えば図24
に示すように配列された補色市松カラーコーディングで
は、インターレース動作に対応するために、垂直方向に
おいて2画素分の信号電荷を混合(以下、垂直2画素混
合と称す)することによって得られる色差信号Cr(G
+C,M+Y),Cb(M+C,G+Y)が、垂直方向
で交互に得られる線順次となるため、色差信号Cr,C
bを保持したままの垂直混合は不可能であった。なお、
図24において、左側が奇数(ODD)フィールドを、
右側が偶数(EVEN)フィールドをそれぞれ示してい
る。
【0008】これに対して、垂直混合を可能とし、水平
シフト加算を実現するために、図25に示す如き補色カ
ラーコーディングが提案されている(文献;1997年
映像情報メディア学会年次大会(ITE'97:1997 ITE Ann
ual Convention)「ハイビジョン/NTSC出力を有す
る単板カラー撮像の検討」pp37〜pp38参照)。この補色
カラーコーディングによれば、図25から明らかなよう
に、色差信号Cr(G+C,M+Y),Cb(M+C,
G+Y)が五の目状に得られることになる。
【0009】このように、色差信号Cr,Cbが五の目
状の配置となる従来の補色カラーコーディングでは、図
26に示すように、先に水平転送部にラインシフトされ
た1ライン分の信号電荷を、水平ブランキング期間で2
ビット(2画素分)シフトした後に、次の1ライン分の
信号電荷をラインシフトすることにより、同じカラー成
分の信号同士を垂直混合できる。すなわち、色差信号C
r,Cbを保持したまま垂直混合を実現できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、色差信
号Cr,Cbが五の目状の配置、即ち色差信号Cr,C
bが水平方向および垂直方向で交互に得られる補色カラ
ーコーディングの場合には、上述したように、水平2ビ
ットシフトを伴う垂直混合、即ち2画素分だけ離れた同
じ色成分の信号同士の加算によって垂直圧縮処理を実現
することになるため、水平方向の色解像度が通常の水平
2繰り返しコーディングに対して水平4繰り返しと同程
度(即ち、1/2)に低下するという課題がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、任意の垂直圧縮が可
能で、かつ水平・垂直解像度のバランスがとれた動画撮
像/静止画撮像に兼用可能な固体撮像素子およびその駆
動方法ならびにカメラシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像素
子は、行列状に配された複数個のセンサ部と、これら複
数個のセンサ部に対して各列ごとに配された複数本の垂
直転送部と、複数個のセンサ部のうち、一行おきに位置
するセンサ部群の各信号電荷を複数本の垂直転送部のう
ちの一方側に位置する垂直転送部に読み出し、他の一行
おきに位置するセンサ部群の各信号電荷を複数本の垂直
転送部のうちの他方側に位置する垂直転送部に読み出す
読み出し手段とを備えている。さらに、複数本の垂直転
送部の各々において複数個のセンサ部から読み出された
斜め2画素の信号電荷を加算する加算駆動手段を有して
いる。
【0013】上記構成の固体撮像素子およびその駆動方
法において、複数個の画素(センサ部)のうち、一行お
きに位置する画素群の各信号電荷を例えば左側に位置す
る垂直転送部に読み出し、他の一行おきに位置する画素
群の各信号電荷を例えば右側に位置する垂直転送部に読
み出す。すると、同一の垂直転送部の隣り合う2つの転
送段には、画素配列上、互いに斜めに位置する2つの画
素の信号電荷が読み出される。そして、周知のフィール
ド読み出しと同様の駆動を行うことで、隣り合う2つの
転送段の各信号電荷が加算される。すなわち、斜め2画
素の信号電荷の加算読み出しが行われる。
【0014】本発明によるカメラシステムは、行列状に
配された複数個の画素のうち、一行おきに位置する画素
群の各信号電荷を例えば左側に位置する垂直転送部に読
み出し、他の一行おきに位置する画素群の各信号電荷を
例えば右側に位置する垂直転送部に読み出し、複数本の
垂直転送部の各々において各画素から読み出された斜め
2画素の信号電荷を加算して出力可能な固体撮像素子を
撮像デバイスとして用いる。また、この固体撮像素子に
対して静止画モードと動画モードとを択一的に設定可能
とする。そして、その撮像モードに応じて固体撮像素子
を駆動するとともに、動画撮像モードの設定時には、垂
直転送部内での斜め2画素の信号電荷の加算を行うよう
にする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、CCD型撮像素子(以下、CCD撮像素子と称す)
に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定さ
れるものではなく、固体撮像素子全般に適用可能であ
る。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るCCD
撮像素子を示す概略構成図であり、例えばIS(インタ
ーレーススキャン)−IT(インターライントランスフ
ァ)方式の単板カラーCCD撮像素子に適用した場合を
例に採って示している。
【0017】図1において、本実施形態に係るCCD撮
像素子10は、行列状に配された複数個のセンサ部(画
素)11、これらセンサ部11の垂直列ごとに配された
複数本の垂直CCD(垂直転送部)12、センサ部11
と垂直CCD12との間に介在する読み出しゲート部1
3、垂直CCD12の一方の端部側に配された水平CC
D(水平転送部)14、水平CCD14の転送先側の端
部に配された電荷検出部16および出力回路17を有す
る構成となっている。
【0018】また、図1には示していないが、CCD撮
像素子10の撮像エリア(画素エリア)18上には、例
えば補色市松カラーコーディングのカラーフィルタ19
が配される。このカラーフィルタ19は、例えば図2に
示すように、偶数行がM/C/G/C、奇数行がG/Y
/M/Yのカラーコーディング19-1(A)、または偶
数行がM/C/G/Y、奇数行がG/Y/M/Cのカラ
ーコーディング19−2(B)、即ち同一色が水平方向
(列方向)において4画素ごとに繰り返され、垂直方向
(列方向)において2画素ごとに繰り返される水平4繰
り返し、垂直2繰り返しのカラーコーディングとなって
いる。
【0019】かかる構成のCCD撮像素子10におい
て、センサ部11は例えばPN接合のフォトダイオード
からなり、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷
に光電変換して蓄積する。行列状に配された複数個のセ
ンサ部11に対して、各列ごとに複数本の垂直CCD1
2が配されている。
【0020】読み出しゲート部13は、後述する読み出
しパルスXSGが印加されることにより、一行おきに位
置するセンサ部群、例えば奇数(ODD)行のセンサ部
11の信号電荷を一方側(本例では、図の左側)に位置
する垂直CCD12に読み出し、他の一行おきに位置す
るセンサ部群、例えば偶数(EVEN)行のセンサ部1
1の信号電荷を他方側(本例では、図の右側)に位置す
る垂直CCD12に読み出す構成となっている。この読
み出しゲート部13の具体的な構成については後述す
る。
【0021】垂直CCD12は、例えば4相の垂直転送
クロックVφ1〜Vφ4によって転送駆動される。4相
の垂直転送クロックVφ1〜Vφ4のうち、垂直転送ク
ロックVφ1,Vφ3は、図3の波形図に示すように、
低レベル(“L”レベル)、中間レベル(“M”レベ
ル)および高レベル(“H”レベル)の3値をとるよう
に設定されており、垂直ブランキング期間において発生
する3値目(“H”レベル)のパルスが読み出しパルス
XSGとなる。
【0022】垂直CCD12内では、周知のフィールド
読み出し駆動の場合と同様に、4相の垂直転送クロック
Vφ1〜Vφ4のタイミング関係により、隣り合う2つ
のパケット間で信号電荷の加算が行われるとともに、加
算するパケットの組み合わせが第1フィールドと第2フ
ィールドで変わるようになっている。ここで、パケット
とは、1画素分の信号電荷を扱う単位(1転送段)を言
うものとする。
【0023】すなわち、第1フィールドでは、図3
(A)に示すように、垂直転送クロックVφ1,Vφ3
に読み出しパルスXSGが立った後、垂直転送クロック
Vφ1〜Vφ3が“M”レベル、垂直転送クロックVφ
4が“L”レベルとなることで、画素配列の例えば1行
目と2行目、3行目と4行目、……に相当する各パケッ
ト間で信号電荷の加算が行われる。
【0024】第2フィールドでは、図3(B)に示すよ
うに、垂直転送クロックVφ1,Vφ3に読み出しパル
スXSGが立った後、垂直転送クロックVφ1,Vφ
3,Vφ4が“M”レベル、垂直転送クロックVφ2が
“L”レベルとなることで、画素配列の例えば2行目と
3行目、4行目と5行目、……に相当する各パケット間
で信号電荷の加算が行われる。
【0025】そして、垂直CCD12は、隣り合う2パ
ケット間で加算された信号電荷を、垂直転送クロックV
φ1〜Vφ4によって転送駆動されることにより、図4
のタイミングチャートに示すように、水平ブランキング
期間の一部において垂直転送(ラインシフト)して水平
CCD14に移送する。
【0026】水平CCD14は、例えば2相の水平転送
クロックHφ1,Hφ2によって転送駆動されることに
より、垂直CCD12からラインシフトされた信号電荷
を、水平ブランキング期間後の水平走査期間において順
次水平転送して電荷検出部16に供給する。この水平C
CD14の動作は通常モードでの転送動作である。
【0027】電荷検出部16は、例えばフローティング
・ディフュージョン・アンプによって構成されている。
すなわち、水平CCD14から信号電荷が注入されるフ
ローティングディフュージョンFDと、電荷を排出する
リセットドレインRDと、フローティングディフュージ
ョンFDとリセットドレインRDとの間に配されたリセ
ットゲートRGとからなり、水平CCD14から順次供
給される信号電荷を検出し、これを信号電圧に変換す
る。リセットドレインRDには、所定のリセットドレイ
ン電圧VRDが印加されている。
【0028】図5は、センサ部11、垂直CCD12お
よび読み出しゲート部13の具体的な構成の一例を示す
平面パターン図である。図5において、垂直CCD12
は、垂直方向に平行に延在する複数本の転送チャネル2
1と、これら転送チャネル21の上方に垂直方向に順に
配され、かつ水平方向に平行に延在する4相の垂直転送
クロックVφ1〜Vφ4に対応した転送電極22-1〜2
2-4とを有する構成となっている。転送電極22-1〜2
2-4は、2ライン(垂直2画素)を1単位として形成さ
れている。
【0029】これらの転送電極22-1〜22-4におい
て、例えば、2相目,4相目の垂直転送クロックVφ
2,Vφ4が印加される転送電極22-2,22-4が1層
目のポリシリコン(図中、一点鎖線で示す)によって形
成され、1相目,3相目の垂直転送クロックVφ1,V
φ3が印加される転送電極22-1,22-3が2層目のポ
リシリコン(図中、二点鎖線で示す)によって形成され
ている。そして、1層目のポリシリコンからなる転送電
極22-2,22-4と、2層目のポリシリコンからなる転
送電極22-1,22-3とは、転送チャネル21上におい
て互いにオーバーラップしている。
【0030】ここで、センサ部11の周囲において、図
5にハッチングで示すように、一行おき(本例では、奇
数行)の各センサ部11oについては図の左側、他の一
行おき(本例では、偶数行)の各センサ部11eについ
ては図の右側において素子分離用のチャネルストップ部
23を除いた形状をしている。これに対して、転送電極
22-1〜22-4は、転送チャネル21上だけでなく、セ
ンサ部11の開口縁まで幅広に形成されることで、チャ
ネルストップ部23が形成されていない部分において読
み出しゲート部13のゲート電極を兼ねている。
【0031】上記の画素構造において、読み出しパルス
XSGが転送電極22-1,22-3を通して読み出しゲー
ト部13に印加されることにより、各センサ部11から
の信号電荷の読み出しが行われる。具体的には、1相目
の垂直転送クロックVφ1に読み出しパルスXSGが立
つことで、奇数行のセンサ部11oの信号電荷が、左向
きの矢印で示すように、図の左側に位置する垂直CCD
12に読み出される。また、3相目の垂直転送クロック
Vφ3に読み出しパルスXSGが立つことで、偶数行の
センサ部11eの信号電荷が、右向きの矢印で示すよう
に、図の右側に位置する垂直CCD12に読み出され
る。
【0032】上述したように、水平4繰り返し、垂直2
繰り返しのカラーコーディングのカラーフィルタ19を
有するCCD撮像素子10において、一行おきに位置す
るセンサ部群、例えば奇数行のセンサ部11oの信号電
荷を一方側(本例では、図の左側)に位置する垂直CC
D12に読み出し、他の一行おきに位置するセンサ部
群、例えば偶数行のセンサ部11eの信号電荷を他方側
(本例では、図の右側)に位置する垂直CCD12に読
み出すようにしたことにより、垂直CCD12内では隣
り合う2パケットの信号電荷の加算が行われる。この加
算により、画素配列において、斜めに位置する2画素間
での信号電荷の加算が行われる。
【0033】すなわち、図2(A)に示すカラーコーデ
ィング、即ち奇数行がM/C/G/C、偶数行がG/Y
/M/Yの補色カラーコーディングのカラーフィルタ1
9-1を有するCCD撮像素子10において、斜め2画素
加算(混合)を行うことにより、色差(クロマ)信号C
r,Cbが点順次で出力される。なお、本例では、カラ
ーフィルタ19-1のカラーコーディングが、偶数行がM
/C/G/C、奇数行がG/Y/M/Yの場合について
説明したが、これに限られるものではなく、図2(B)
に示すカラーコーディング、即ち偶数行がM/C/G/
Y、奇数行がG/Y/M/Cや、偶数行がM/C/M/
Y、奇数行がG/Y/G/C、又はそれぞれ奇数行、偶
数行が入れ替わったカラーコーディングなど、斜め2画
素加算時に色差信号Cr,Cbが点順次となるカラーコ
ーディングであれば良い。
【0034】ここで、補色カラーコーディングと色差信
号Cr,Cbとの関係について、図6に示す一般的な補
色カラーコーディングを例に採って説明する。
【0035】通常、CCD撮像素子ではフィールド読み
出しを行うことから、第1フィールドでは、a1,a2
の垂直2画素の組み合わせで信号電荷の混合が行われ
る。したがって、水平CCDで転送される信号電荷の順
番は、a1ラインを考えると、(G+Cy),(Mg+
Ye),(G+Cy),(Mg+Ye),……となる。
なお、第2フィールドでは、bの垂直2画素の組み合わ
せとなる。
【0036】この順番で出力される信号電荷を電気信号
に変換し、これを後段の色信号処理系で処理して輝度信
号Yと色差信号Cr,Cbを構成するには、Y信号は隣
り同士を加え、色差信号Cr,Cbは減ずるようにす
る。すなわち、Y信号は、 Y信号=|(G+Cy)+(Mg+Ye)|×1/2 =1/2(2B+3G+2R) の近似信号を用いる。色差信号Crは、 Cr=(Mg+Ye)−(G+Cy) の近似信号を用いる。
【0037】次に、a2ラインを考えると、水平CCD
からは、(Mg+Cy),(G+Ye),(Mg+C
y),(G+Ye),……の順番で出力されることか
ら、これによりY信号を構成すると、 Y信号=|(G+Ye)+(Mg+Cy)|×1/2 =1/2(2B+3G+2R) となり、a1ラインと同一構成でバランスする。同様
に、色差信号Cbは、 Cb=(G+Ye)−(Mg+Cy) で近似される。第2フィールドも同様である。
【0038】一方、本実施形態に係るCCD撮像素子1
0では、水平4繰り返し、垂直2繰り返しの補色カラー
コーディング(図2を参照)に対して、フィールド読み
出しを行って垂直CCD12内で斜め2画素加算を行う
ことにより、水平CCD14からは、図7の動作説明図
から明らかなように、各ラインa1,a2,a3におい
て、?+MG+C、Y+G、M+C、Y+MG+
、Y+G、M+C、Y+MG+?の順に信号電荷が
出力される。
【0039】ここで、下線を付したのが色差信号Cr
を、下線を付さないのが色差信号Cbをそれぞれ表して
いる。ここでは、MgをM、CyをC、YeをYと略記
するものとし、以下の説明でも同様とする。なお、図7
は、第1フィールドの場合の動作説明である。この第1
フィールドでは、ある1つの画素について右斜め上(左
斜め下)の画素との間で2画素加算が行われる。
【0040】一方、第2フィールドでは、先述したよう
に、加算する2つのパケットの組み合わせが変わること
から、ある1つの画素について左斜め上(右斜め下)の
画素との間で2画素加算が行われる。これにより、図8
の動作説明図から明らかなように、各ラインb1,b2
において、?+MG+C、Y+G、M+C、Y+M
G+C、Y+G、M+C、Y+MG+?の順に信号電
荷が出力される。
【0041】このように、水平4繰り返し、垂直2繰り
返しの補色カラーコーディングに対して、斜め2画素加
算を行うことにより、色差信号Cr,Cbが点順次で出
力されることになる。しかも、第1フィールドと第2フ
ィールドとで斜め加算する2画素の組み合わせを変える
ことにより、インターレース動作を実現できる。
【0042】また、輝度信号は、先述したことから明ら
かなように、Y/M/G/Cの各画素信号の加算によっ
て得られる。したがって、水平CCD14から出力され
る斜め2画素加算による信号電荷を1ビットとすると、
後段の信号処理回路において2ビットずつ加算処理する
ことによって輝度信号が得られる。このとき、4画素分
の加算となるが、垂直CCD12内で斜め2画素加算を
行っているため、実質的には、垂直2画素、水平方向で
は3画素加算相当となる。
【0043】その結果、垂直方向では2画素加算、水平
方向では3画素加算となるため、水平方向で4画素加算
する場合に比べて、垂直解像度と水平解像度とのバラン
スが良いものとなる。また、垂直CCD12の各々には
同じ色のみが存在することになるため、垂直方向でさら
に加算圧縮することが可能となる。この垂直方向でのさ
らなる加算圧縮を行うことにより、フレームレートを上
げることができる。なお、垂直方向での加算圧縮は、水
平CCD14において、その水平転送動作を停止した状
態で、垂直転送(ラインシフト)動作を2ライン分、又
はそれ以上実行することによって実現できる。
【0044】以上説明した、斜め2画素加算を基本とす
る加算圧縮によるダウンコンバージョンが可能なCCD
撮像素子10は、静止画撮像と動画撮像の双方に対応可
能な静止画/動画兼用の撮像デバイスとして用いられ
る。具体的には、CCD撮像素子10を静止画多画素の
撮像素子とし、この静止画多画素のCCD撮像素子から
の加算圧縮によるダウンコンバージョンによってNTS
C/PAL/HDTV等のテレビジョン方式に対応した
テレビジョン信号を作り出すようにする。
【0045】なお、静止画の撮像デバイスとして用いる
場合には、本実施形態に係るCCD撮像素子10が斜め
2画素加算を前提とした構造であることから、一例とし
て、第1フィールドでは垂直転送クロックVφ3にの
み、第2フィールドでは垂直転送クロックVφ1にのみ
読み出しパルスXSGが立つようにする、即ち周知のフ
レーム読み出しと同様の駆動を行うことで、2フィール
ドで全画素の情報を独立に得ることができ、これにより
高画質の静止画を得ることができる。
【0046】ここで、各テレビジョン方式に対応したテ
レビジョン信号を作り出す一例として、図9に示す画素
構成の場合を考える。図9には、有効画素領域31にお
ける水平画素数が1920、垂直画素数(ライン数)が
1440の画素構成が示されている。なお、実際には、
有効画素領域31の上下左右には、黒情報を得るための
オプティカルブラック(光学的黒)領域の他に、若干の
有効画素が配されている。また、インターレース動作時
の水平駆動周波数は、NTSC/PAL共に38.25
MHzとなる。
【0047】アスペクト比が4:3の静止画撮像の場合
には、この有効画素領域31の画素情報をそのまま用い
ることになる。また、静止画撮像時において、モニタリ
ングモードを実現するには、NTSC方式では、144
0ラインに対して1/3.0圧縮を行うことで480ラ
インを実現し、PAL方式では、1440ラインに対し
て1/2.5圧縮を行うことで576ラインを実現す
る。
【0048】アスペクト比が4:3の動画撮像の場合
は、NTSC方式では、1213ラインに対して1/
2.5圧縮を行うことになる。このとき、有効画素領域
の上下計227(=1440−1213)ライン分を手
振れ補正に利用することになり、その割合は約19%と
なる。PAL方式では、1150ラインに対して1/
2.0圧縮を行うことになる。このとき、290(=1
440−1150)ライン分を手振れ補正に利用するこ
とになり、その割合は約25%となる。
【0049】アスペクト比が16:9(HDTV)の動
画撮像の場合は、水平画素数が1920、垂直画素数
(ライン数)が1080の有効画素領域となる。そし
て、NTSC方式では、970ラインに対して1/2.
0圧縮を行うことになる。このとき、有効画素領域の上
下計110(=1080−970)ライン分を手振れ補
正に利用はることになり、その割合は約11%となる。
PAL方式では、863ラインに対して1/1.5圧縮
を行うことになる。このとき、217(=1080−8
63)ライン分を手振れ補正に利用することになり、そ
の割合は約25%となる。
【0050】上述した圧縮率1/3.0、1/2.5、
1/2.0、1/1.5のうち、1/2.0および1/
2.5の場合を例にとって、その具体的な圧縮(加算)
動作について説明する。
【0051】先ず、NTSC方式での1/2.0圧縮の
インターレース動作について、図10の動作説明図に基
づいて、図11のタイミングチャートを用いて説明す
る。この1/2.0圧縮では、垂直CCD12内で斜め
2画素間での信号電荷の加算を行い、その2画素加算し
た信号電荷を1ライン分の信号電荷として水平CCD1
4へ順に2ライン分ずつシフト(2ラインシフト)し、
この水平CCD14内で2ライン(4画素)分の信号電
荷の加算を行う。
【0052】具体的には、第1フィールドでは、先ず垂
直ブランキング期間(V−BLK)において、垂直転送
クロックVφ1,Vφ3に読み出しパルスXSGを立て
ることによって各センサ部(画素)11から信号電荷を
読み出す。この信号電荷の読み出しの際に、垂直CCD
12内において、1行目の各画素の信号電荷と2行目の
右斜め上の各画素の信号電荷とを加算し、3行目の各画
素の信号電荷と4行目の右斜め上の各画素の信号電荷と
を加算し、という具合に2行ごとに斜め2画素加算が行
われる。
【0053】その後、NTSC方式での有効画素領域の
下側(水平CCD14側)の不要画素領域の信号電荷に
ついては、垂直CCD12を高速にて転送駆動すること
によって掃き捨てる動作を行う。この高速掃き捨て動作
は、周知の技術を用いることによって実現できる。その
後、2ライン分ずつラインシフト動作を繰り返して実行
する。この2ライン分のラインシフトを行うことによ
り、水平CCD14内において、2ライン分、1列につ
き計4画素分の信号電荷の加算が行われる。
【0054】これにより、水平CCD14からは先ず、
(?+M21)+(?+M41)(G11+C22)
+(G31+C42)、(Y12+G23)+(Y32
+G43)、(M13+C24)+(M33+C4
4)、…続いて、(?+M61)+(?+M81)
(G51+C62)+(G71+C82)、(Y52+
G63)+(Y72+G83)、(M53+C64)+
(M73+C84)、……という具合に、加算された4
画素分の信号電荷が順に出力される。
【0055】上述した一連の動作の繰り返しにより、第
1フィールドでの1/2.0圧縮が行われる。ここで、
下線を付したのが色差信号Crを、下線を付さないのが
色差信号Cbをそれぞれ表している。また、図10の動
作説明図において、○印および●印を付した4行ずつ
が、第1フィールドで信号電荷が加算される組み合わせ
となり、加算後のライン重心が◆印を付した位置とな
る。
【0056】第2フィールドの場合にも、第1フィール
ドの場合と同様の動作によって1/2.0圧縮が行われ
る。ただし、第2フィールドでは、図10の動作説明図
において、△印を付した4行ずつが信号電荷が加算され
る組み合わせとなり、加算後のライン重心が×印を付し
た位置となる。なお、最初の1ラインについては、4画
素分の加算が行われないため掃き捨てられることにな
る。
【0057】これにより、水平CCD14からは先ず、
(?+M41)+(?+M61)(G31+C42)
+(G51+C62)、(Y32+G43)+(Y52
+G63)、(M33+C44)+(M53+C6
4)、…続いて、(?+M81)+(?+M101)
(G71+C82)+(G91+C102)、(Y72
+G83)+(Y92+G103)、(M73+C8
4)+(M93+C104)、……という具合に、加算
された4画素分の信号電荷が順に出力される。
【0058】なお、本例では、第1フィールド、第2フ
ィールド共に、ある1つの画素について、右斜め上(左
斜め下)の画素との間で斜め2画素加算を行うとした
が、図8の動作説明図に基づいて述べたように、第2フ
ィールドでは、ある1つの画素について、左斜め上(右
斜め下)の画素との間で斜め2画素加算を行うようにし
ても良く、また第1フィールド、第2フィールド共に、
左斜め上(右斜め下)の画素との間で斜め2画素加算を
行うようにしても良い。
【0059】次に、NTSC方式での1/2.5圧縮の
インターレース動作について、図12の動作説明図に基
づいて、図13のタイミングチャートを用いて説明す
る。この1/2.5圧縮では、垂直CCD12内で斜め
2画素加算を行い、その2画素加算した信号電荷を1ラ
イン分の信号電荷として水平CCD14へ2ライン分/
3ライン分のシフト(2ラインシフト/3ラインシフ
ト)を交互に繰り返し、この水平CCD14内で2ライ
ン(4画素)分/3ライン(6画素)分の信号電荷の加
算を繰り返して実行する。
【0060】具体的には、第1フィールドでは、先ず垂
直ブランキング期間(V−BLK)において、垂直転送
クロックVφ1,Vφ3に読み出しパルスXSGを立て
ることによって各センサ部(画素)11から信号電荷を
読み出す。この信号電荷の読み出しの際に、垂直CCD
12内において、1行目の各画素の信号電荷と2行目の
右斜め上の各画素の信号電荷とを加算し、3行目の各画
素の信号電荷と4行目の右斜め上の各画素の信号電荷と
を加算し、という具合に2行ごとに斜め2画素加算が行
われる。
【0061】その後、NTSC方式での有効画素領域の
下側(水平CCD14側)の不要画素領域の信号電荷に
ついては、垂直CCD12を高速にて転送駆動すること
によって掃き捨てる動作を行う。その後先ず、2ライン
分の信号電荷についてラインシフト動作を行うことによ
り、水平CCD14内において、2ライン分、計4画素
分の信号電荷を加算する。続いて、次の3ライン分の信
号電荷についてラインシフト動作を行うことにより、水
平CCD14内において、3ライン分、1列につき計6
画素分の信号電荷を加算する。
【0062】これにより、水平CCD14からは先ず、
(?+M21)+(?+M41)(G11+C22)
+(G31+C42)、(Y12+G23)+(Y32
+G43)、…続いて、(?+M61)+(?+M8
1)+(?+M101)(G51+C62)+(G7
1+C82)+(G91+C102)、(Y52+G6
3)+(Y72+G83)+(Y93+G103)、…
…続いて、(?+M121)+(?+M141)(G
111+C122)+(G131+C142)、(Y1
12+G123)+(Y132+G143)、…という
具合に、加算された4画素分の信号電荷と6画素分の信
号電荷とがラインごとに繰り返して出力される。
【0063】上述した一連の動作の繰り返しにより、第
1フィールドでの圧縮が行われる。ここで、下線を付し
たのが色差信号Crを、下線を付さないのが色差信号C
bをそれぞれ表している。また、図12の動作説明図に
おいて、○印を付した4行ずつおよび●印を付した6行
ずつが、第1フィールドで信号電荷が加算される組み合
わせとなり、加算後のライン重心が◆印を付した位置と
なる。
【0064】第2フィールドの場合にも、第1フィール
ドの場合と同様の動作によって圧縮が行われる。ただ
し、第2フィールドでは、図12の動作説明図におい
て、△印を付した4行ずつおよび▲印を付した6行ずつ
が信号電荷が加算される組み合わせとなり、加算後のラ
イン重心が×印を付した位置となる。なお、最初の1ラ
インについては、4画素分または6画素分の加算が行わ
れないため掃き捨てられることになる。そして、2フィ
ールドで1/2.5圧縮が実現される。すなわち、一方
のフィールドで10画素が1/2に圧縮され、それが2
フィールドで行われることから、1/2.5(=10/
4)圧縮となる。
【0065】これにより、水平CCD14からは先ず、
(?+M41)+(?+M61)(G31+C42)
+(G51+C62)、(Y32+G43)+(Y52
+G63)、…続いて、(?+M81)+(?+M10
1)+(?+M121)(G71+C82)+(G9
1+C102)+(G111+C122)、(Y72+
G83)+(Y92+G103)+(Y112+G12
3)、……続いて、(?+M141)+(?+M16
1)(G131+C142)+(G151+C16
2)、(Y132+G143)+(Y152+G16
3)、…という具合に、加算された4画素分の信号電荷
と6画素分の信号電荷とがラインごとに繰り返して出力
される。
【0066】なお、本例では、第1フィールド、第2フ
ィールド共に、ある1つの画素について、右斜め上(左
斜め下)の画素との間で斜め2画素加算を行うとした
が、第2フィールドでは、ある1つの画素について、左
斜め上(右斜め下)の画素との間で斜め2画素加算(図
8を参照)を行うようにしても良く、また第1フィール
ド、第2フィールド共に、左斜め上(右斜め下)の画素
との間で斜め2画素加算を行うようにしても良い。
【0067】ただし、上述した1/2.5圧縮の動作の
場合には、加算された4画素分の信号電荷と6画素分の
信号電荷とがラインごとに繰り返して出力されることか
ら、フィールド間でライン重心が変わるとともに、ライ
ンごとに信号量が変わることになる。ライン重心のフィ
ールド間差は若干であり、上下のラインから補正しても
著しい画質劣化にはならない。ただし、信号量について
は、後段の信号処理回路において、ラインごとにゲイン
コントロールを行う必要がある。
【0068】続いて、ラインごとに信号量が変わること
のないようにした1/2.5圧縮の動作について、図1
4の動作説明図に基づいて説明する。
【0069】この例では、4行分の信号電荷については
加算を行い、次の1行分の信号電荷については間引き動
作を行い、次の4行分の信号電荷については加算を行
い、次の1行分の信号電荷については間引き動作を行
い、…という具合に4画素加算と間引きを繰り返すこと
によって1/2.5圧縮を実現している。ここで、間引
き動作とは、特定の行において信号電荷を読み出さない
動作を言うものとする。
【0070】具体的には、第1フィールドでは、各セン
サ部(画素)11から4行分を単位として1行おきに信
号電荷が読み出され、5行に1行の割合で信号電荷の読
み出しが間引かれる。このとき、読み出された信号電荷
について、垂直CCD12内において、1行目の各画素
の信号電荷と2行目の右斜め上の各画素の信号電荷とを
加算し、3行目の各画素の信号電荷と4行目の右斜め上
の各画素の信号電荷とを加算し、という具合に2行ごと
に斜め2画素加算が行われる。
【0071】その後、斜め2画素加算が行われた2ライ
ン分の信号電荷について、続けてラインシフト動作を行
うことにより、水平CCD14内において、2ライン
分、1列につき計4画素分の信号電荷を加算する。これ
により、水平CCD14からは、(?+M21)+(?
+M41)(G11+C22)+(G31+C4
2)、(Y12+G23)+(Y32+G43)、…と
いう具合に、加算された4画素分の信号電荷が順に出力
される。
【0072】次の1行分の信号電荷については間引かれ
ていることから、垂直CCD12内において、次の4行
の最初の1行目との間で斜め2画素加算が行われても、
その最初の1行目の信号電荷がそのまま加算結果として
蓄積される。また、次の4行分の信号電荷については、
2行目と3行目との間で斜め2画素加算が行われる。そ
して、最終の行については、その次に間引かれる行との
間で2画素加算が行われ、最終の行の信号電荷がそのま
ま加算結果として蓄積される。
【0073】そして、この3ライン分の信号電荷につい
て、続けてラインシフト動作を行うことにより、水平C
CD14内において、3ライン分、1列につき計4画素
分の信号電荷を加算する。これにより、水平CCD14
からは、(M61)+(?+M81)+(?)(C6
2)+(G71+C82)+(G91)、(G63)+
(Y72+G83)+(Y92)、…という具合に、加
算された4画素分の信号電荷が順に出力される。
【0074】上述した一連の動作の繰り返しにより、第
1フィールドでの圧縮が行われる。ここで、下線を付し
たのが色差信号Crを、下線を付さないのが色差信号C
bをそれぞれ表している。また、図14の動作説明図に
おいて、○印および●印を付した4行ずつが、第1フィ
ールドで信号電荷が加算される組み合わせとなり、加算
後のライン重心が◆印を付した位置となる。
【0075】第2フィールドの場合にも、第1フィール
ドの場合と同様の動作によって圧縮が行われる。ただ
し、第2フィールドでは、図14の動作説明図におい
て、△印および▲印を付した4行ずつが信号電荷が加算
される組み合わせとなり、加算後のライン重心が×印を
付した位置となる。なお、最初の1ラインについては、
4画素分の加算が行われないため掃き捨てられることに
なる。そして、2フィールドで1/2.5圧縮が実現さ
れる。
【0076】これにより、水平CCD14からは先ず、
(?+M41)+(?+M61)(G31+C42)
+(G51+C62)、(Y32+G43)+(Y52
+G63)、…続いて、(M81)+(?+M101)
+(?)(C82)+(G91+C102)+(G1
11)、(G83)+(Y92+G103)+(Y11
2)、……続いて、(?+M141)+(?+M16
1)(G131+C142)+(G151+C16
2)、(Y132+G143)+(Y152+G16
3)、…という具合に、加算された4画素分の信号電荷
が順次出力される。
【0077】上述したように、間引き動作を併用した1
/2.5圧縮を行うことにより、加算された4画素分の
信号電荷が各ラインごとに出力される。したがって、ラ
インごとに信号量が変わるようなことはないため、後段
の信号処理回路においてラインごとにゲインコントロー
ルを行う、というような複雑な信号処理を行わなくて済
むことになる。
【0078】なお、本例では、第1フィールド、第2フ
ィールド共に、ある1つの画素について、右斜め上(左
斜め下)の画素との間で斜め2画素加算を行うとした
が、第2フィールドでは、ある1つの画素について、左
斜め上(右斜め下)の画素との間で斜め2画素加算(図
8を参照)を行うようにしても良く、また第1フィール
ド、第2フィールド共に、左斜め上(右斜め下)の画素
との間で斜め2画素加算を行うようにしても良い。
【0079】上述した1/2.5圧縮で用いる間引き動
作は、周知の技術によって容易に実現できる。具体的に
は、図15の画素部の配線図から明らかなように、読み
出しパルスXSGが立つ1相目、3相目の垂直転送クロ
ックとして、2系統の垂直転送クロックVφ1,Vφ
1′およびVφ3,Vφ3′を用意する。そして、垂直
転送クロックVφ1′,Vφ3′については、読み出し
パルスXSGが立たないものとする。
【0080】さらに、6種類の垂直転送クロックVφ
1,Vφ1′,Vφ2,Vφ3,Vφ3′,Vφ4に対
応して6本のクロックライン41〜46をパターン配線
する。このとき、間引きを行う行については、垂直転送
クロックVφ1′又はVφ3′を転送するクロックライ
ン42又は45を配線するようにする。図14で説明し
た1/2.5圧縮の場合には、間引く行について、1行
おきにクロックライン42とクロックライン45とを配
線すれば良い。図15の配線例では、n+2行目の転送
電極22-1に垂直転送クロックVφ1′を印加し、n−
3行目の転送電極22-3に垂直転送クロックVφ3′を
印加するようにしており、n+2行目とn−3行目が間
引き対象行となる。
【0081】そして、間引き動作を行わないモードで
は、配線パターン41,43,44,46を通して転送
電極22-1,22-2,22-3,22-4に垂直転送クロッ
クVφ1,Vφ2,Vφ3,Vφ4を与えることによ
り、垂直転送クロックVφ1とVφ3に読み出しパルス
XSGが立つことから、全センサ部11から信号電荷が
垂直CCD12に読み出されるとともに、垂直CCD1
2内で先述した斜め2画素加算が行われる。
【0082】一方、間引き動作を行うモードでは、配線
パターン41,43,44,46を通して転送電極22
-1,22-2,22-3,22-4に垂直転送クロックVφ
1,Vφ2,Vφ3,Vφ4を与えることにより、垂直
転送クロックVφ1′とVφ3′には読み出しパルスX
SGが立たないことから、これら垂直転送クロックVφ
1′とVφ3′が印加される行においては、信号電荷の
読み出しは行われず、それ以外の行においてのみ信号電
荷の読み出しが行われるとともに、垂直CCD12内で
先述した斜め2画素加算が行われる。
【0083】以上、カラーフィルタ19として補色フィ
ルタを用いた場合の動作例について説明したが、本発明
は、補色フィルタへの適用に限られるものではなく、原
色フィルタにも同様に適用可能である。以下、カラーフ
ィルタ19として原色フィルタを用いた場合の動作例に
ついて説明する。図16に、例えば4種類の原色フィル
タ19-3(A)〜19-6(B)のカラーコーディング例
を示す。
【0084】図16において、原色フィルタ19-3
(A)は、R/G/B斜めストライプ配列で、GがV
(垂直)方向/H(水平)方向共に2繰り返し、R/B
がV方向/H方向共に4繰り返しのカラーコーディング
となっている。原色フィルタ19-4(B)は、G/R/
B市松配列で、各色がV方向/H方向共に4繰り返しの
カラーコーディングとなっている。
【0085】原色フィルタ19-5(C)は、G斜めスト
ライプR/B市松配列で、GがV方向/H方向共に2繰
り返し、R/BがV方向2繰り返し、H方向4繰り返し
のカラーコーディングとなっている。原色フィルタ19
-6(D)は、G/R/B市松配列で、各色がV方向2繰
り返し、H方向4繰り返しのカラーコーディングとなっ
ている。
【0086】ここで、原色フィルタ19-3(A)を用い
たCCD撮像素子10において、補色フィルタの場合と
同様に、斜め2画素加算(混合)を行うことにより、同
色が加算される、即ちGとG、RとR、BとBの斜め2
画素間で信号電荷が加算される。その結果、図17に示
すように、斜め2画素加算後も原色が保持され、G縦ス
トライプ、R/B市松配列のカラーコーディングとな
る。なお、図17において、黒丸は画素を模式的に示し
ており、また矢印で示す斜め2画素間で加算が行われる
ものとする。
【0087】このように、斜め加算後も原色が保持され
ることにより、1/2PS(プログレッシブスキャン;
全画素独立読み出し)圧縮で用いれば、即ち斜め2画素
加算した情報をそのまま用いれば、後段の信号処理系で
の原色分離処理が不要になるため、解像度や信号処理系
の回路規模の点でメリットがある。
【0088】一方、1/4IS(インターレーススキャ
ン)圧縮で用いた場合には、次のような動作となる。1
/4IS圧縮では、斜め2画素加算した信号電荷を1ラ
イン分の信号電荷として取り扱い、4ライン単位として
垂直加算を行う(このとき必要に応じて1ビットシフト
も行う)とともに、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変える。
【0089】1/4IS圧縮について図18の動作説明
図を用いて説明する。図18において、(A)は第1フ
ィールドの場合を、(B)は第2フィールドの場合をそ
れぞれ示しており、第1フィールド(A)では、1ライ
ン目〜4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、3ライン目〜6
ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行う。
【0090】先ず、第1フィールド(A)において、1
ライン目の信号電荷(G,B,G,R,…)を水平CC
D14にラインシフトし、次いで水平CCD14で1ビ
ット(1段)だけ転送する1ビットシフトを行い、続い
て2ライン目の信号電荷(G,R,G,B,…)を水平
CCD14にラインシフトする。これにより、水平CC
D14内では、2ライン1ビットシフト加算が行われ、
その加算結果は、…,B+G,G+R,R+G,G+
B,…となり、B+G=Cy、G+R=Yeであること
から、…,Cy,Ye,Ye,Cy,…となる。
【0091】この状態において、3ライン目の信号電荷
(G,B,G,R,……)と4ライン目の信号電荷
(G,R,G,B,……)とを水平CCD14に2ライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では、4
ライン(8画素)分の信号電荷の加算が行われる。この
とき、3ライン目と4ライン目の2ライン加算では、そ
の加算結果が、2G,B+R,2G,R+B,2G,…
となり、B+R=Mgであることから、2G,Mg,2
G,Mg,2G,…となる。
【0092】そして、1ライン目〜4ライン目までの4
ライン(8画素)分の信号電荷の加算において、その加
算結果は、図18(A)に示すように、2G+Cy,M
g+Ye,2G+Ye,Mg+Cy,…となる。なお、
図中、2GをG、CyをC、MgをM、YeをYと略記
している。これらの信号電荷は、水平CCD14によっ
て順に水平転送され、電荷検出部16で信号電圧に変換
されて後段の信号処理系に出力される。
【0093】次の5ライン目〜8ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の加算では、先ず、5ライン目の信号電
荷(G,B,G,R,……)と6ライン目の信号電荷
(G,R,G,B,……)とを水平CCD14に2ライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では2ラ
イン加算が行われ、その加算結果は、…,B+R,2
G,R+B,2G,…となり、R+B=Mgであること
から、…,Mg,2G,Mg,2G,…となる。
【0094】この状態において、7ライン目の信号電荷
(G,B,G,R,……)を水平CCD14にラインシ
フトし、次いで1ビットシフトを行った後、8ライン目
の信号電荷(G,R,G,B,……)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は5ライン目〜8ライン目までの4ライン分の信号電荷
の加算が行われる。このとき、7ライン目と8ライン目
との間では、2ライン1ビットシフト加算が行われる。
【0095】7ライン目と8ライン目との間での2ライ
ン1ビットシフト加算による加算結果は、…,B+G,
G+R,R+G,G+B,…となり、B+G=Cy、G
+R=Yeであることから、…,Cy,Ye,Ye,C
y,…となる。そして、5ライン目〜8ライン目までの
4ライン分の信号電荷の加算結果は、図18(A)に示
すように、Mg+Cy,2G+Ye,Mg+Ye,2G
+Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。以降、第1フィールドにおいて同様の動作が繰り返
される。
【0096】次に、第2フィールド(B)での動作につ
いて説明する。最初に、3ライン目の信号電荷(G,
B,G,R,……)と4ライン目(G,R,G,B,…
…)の信号電荷とを水平CCD14に2ラインシフトす
る。これにより、水平CCD14内では2ライン加算が
行われ、その加算結果は、…,2G,R+B,2G,B
+R,…となり、R+B=Mgであることから、…,2
G,Mg,2G,Mg,…となる。
【0097】この状態において、5ライン目の信号電荷
(G,B,G,R,……)を水平CCD14にラインシ
フトし、次いで1ビットシフトを行った後、6ライン目
の信号電荷(G,R,G,B,……)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、3ライン目〜6ライン目までの4ライン分の信号電
荷の加算が行われる。このとき、5ライン目と6ライン
目との間では、2ライン1ビットシフト加算が行われ
る。
【0098】5ライン目と6ライン目との間での2ライ
ン1ビットシフト加算による加算結果は、…,G+R,
R+G,G+B,B+G,…となり、G+R=Ye,G
+B=Cyであることから、…,Ye,Ye,Cy,C
y,…となる。そして、2ライン目〜5ライン目までの
4ライン分の信号電荷の加算結果は、図18(B)に示
すように、2G+Ye,Mg+Ye,2G+Cy,Mg
+Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0099】7ライン目〜10ライン目までの4ライン
分の信号電荷の加算では、7ライン目の信号電荷(G,
B,G,R,…)を水平CCD14にラインシフトし、
次いで1ビットシフトを行った後、8ライン目の信号電
荷(G,R,G,B,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では、2ライ
ン1ビットシフト加算が行われ、その加算結果は、…,
G+R,R+G,G+B,B+G,…となり、G+R=
Ye、G+B=Cyであることから、…,Ye,Ye,
Cy,Cy,…となる。
【0100】この状態において、9ライン目の信号電荷
(G,B,G,R,……)と10ライン目の信号電荷
(G,R,G,B,……)とを水平CCD14に2ライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では、4
ライン分の信号電荷の加算が行われる。このとき、9ラ
イン目と10ライン目の2ライン加算では、その加算結
果が、B+R,2G,R+B,2G,…となり、B+R
=Mgであることから、Mg,2G,Mg,2G,…と
なる。
【0101】そして、7ライン目〜10ライン目までの
4ライン(8画素)分の信号電荷の加算において、その
加算結果は、図18(B)に示すように、Mg+Ye,
2G+Ye,Mg+Cy,2G+Cy,…となる。これ
らの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換され
て後段の信号処理系に出力される。以降、第2フィール
ドにおいて同様の動作が繰り返される。
【0102】上述したように、図16(A)に示すカラ
ーコーディングの原色フィルタ19-4を用いたCCD撮
像素子において、斜め2画素加算および1ビットシフト
加算を含む4ライン加算による1/4IS圧縮を行うこ
とにより、出力されるラインごとに色差信号Cb(Cy
+Mg,Ye+G)と色差信号Cr(Mg+Ye,G+
Cy)が交互に並んだ色差点順次の信号が得られること
になる。
【0103】原色(R,G,B)から補色(G,Ye,
Mg,Cy)に変換後の信号処理については、一般の補
色市松とは分光特性や信号レベルが異なるため、次のよ
うな原色分離の信号処理を行い、その後通常の原色配列
と同等の処理を行うようにすれば良い。
【0104】Mg+Cy(以下、MCと記す),G+Y
e(以下、GYと記す)は色差信号Cbであり、G+C
y(以下、GCと記す),Mg+Ye(以下、MYと記
す)は色差信号Crであり、これら色差信号Cb,Cr
に含まれるRGB信号は、 MC=R+G+2B GY=R+3G GC=3G+B MY=2R+G+B である。
【0105】したがって、これらの色差信号から再びR
GB原色信号を演算で求めると、 G={3(GC+GY)−(MC−MY)}/16 ={3(3G+B+R+3G) −(R+G+2B+2R+G+B)}/16 R=(MY−GC+2G)/2 ={(2R+G+B)−(3G+B)+2G}/2 B=(MC−GY+2G)/2 ={(R+G+2B)−(R+3G)+2G}/2 となる。
【0106】輝度信号Yに関しては、上式のGをそのま
ま用いるか、各ラインの色差信号を加算することで、 2Y=MC+GY=GC+MY=4G+2R+2B から簡易に作ることができる。なお、この式において、
2YのYは輝度信号を、GY,MYのYはYeをそれぞ
れ表わすものとする。
【0107】次に、図16(B)に示すカラーコーディ
ングの原色フィルタ19-4を用いた場合について説明す
る。この場合には、斜め2画素加算を行うことにより、
GとG、BとG、RとB、GとRがそれぞれ加算され
る。その結果、図19に示すように、補色配列のカラー
コーティングとなる。なお、図中、YeをY、Mgを
M、CyをCと略記している。
【0108】この補色配列のカラーコーティングにおい
て、例えば1/2IS圧縮は次のようにして行う。この
場合にも、第1フィールドと第2フィールドとで、加算
する2ラインの組み合わせを変える。1/2IS圧縮に
ついて図20の動作説明図を用いて説明する。同図にお
いて、(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2
フィールドの場合をそれぞれ示しており、第1フィール
ド(A)では、1ライン目と2ライン目、3ライン目と
4ライン目、…の組み合わせで、第2フィールド(B)
では、2ライン目と3ライン目、4ライン目と5ライン
目、…の組み合わせで2ラインシフトを行う。
【0109】先ず、第1フィールド(A)では、1ライ
ン目の信号電荷(G,Cy,Mg,Ye,…)を水平C
CD14にラインシフトし、次いで水平CCD14で1
ビットシフトを行い、続いて2ライン目の信号電荷(M
g,Ye,G,Cy,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
1ビットシフト加算が行われ、その加算結果は、図20
(A)に示すように、Cy+Mg,Mg+Ye,Ye+
G,G+Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水平
転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出
力される。
【0110】続いて、3ライン目の信号電荷(G,C
y,Mg,Ye,…)をラインシフトし、次いで1ビッ
トシフトを行った後4ライン目の信号電荷(Mg,Y
e,G,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトす
る。これにより、2ライン1ビットシフト加算が行わ
れ、その加算結果は、図20(A)に示すように、Cy
+Mg,Mg+Ye,Ye+G,G+Cy,…となる。
これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換
されて後段の信号処理系に出力される。以降、第1フィ
ールドにおいて同様の動作が繰り返される。
【0111】次に、第2フィールド(B)では、2ライ
ン目の信号電荷(Mg,Ye,G,Cy,…)を水平C
CD14にラインシフトし、次いで水平CCD14で1
ビットシフトを行い、続いて3ライン目の信号電荷
(G,Cy,Mg,Ye,…)を水平CCD14にライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では2ラ
イン1ビットシフト加算が行われ、その加算結果は、図
20(B)に示すように、Ye+G,G+Cy,Cy+
Mg,Mg+Ye,…となる。これらの信号電荷は順に
水平転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系
に出力される。
【0112】続いて、4ライン目の信号電荷(Mg,Y
e,G,Cy,…)をラインシフトし、次いで1ビット
シフトを行った後5ライン目の信号電荷(G,Cy,M
g,Ye,…)を水平CCD14にラインシフトする。
これにより、2ライン1ビットシフト加算が行われ、そ
の加算結果は、図20(B)に示すように、Ye+G,
G+Cy,Cy+Mg,Mg+Ye,…となる。これら
の信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて
後段の信号処理系に出力される。以降、第2フィールド
において同様の動作が繰り返される。
【0113】上述したように、図16(B)に示すカラ
ーコーディングの原色フィルタ19-4を用いたCCD撮
像素子において、斜め2画素加算および2ライン1ビッ
トシフト加算による1/2IS圧縮を行うことにより、
出力されるラインごとに色差信号Cb(Cy+Mg/Y
e+G)と色差信号Cr(Mg+Ye/G+Cy)が交
互に並んだ色差点順次の信号が得られることになる。
【0114】なお、本例では、1/2IS圧縮の場合に
ついて説明したが、1/2PS圧縮の場合には、斜め2
画素加算によって得られる補色(G,Ye,Mg,C
y)の信号電荷が独立に読み出される補色独立読み出し
となる。
【0115】次に、図16(C)に示すカラーコーディ
ングの原色フィルタ19-5を用いた場合について説明す
る。この場合には、斜め2画素加算を行うことにより、
GとG、BとB、RとRが加算される。その結果、図2
1(A),(B)に示すように、斜め加算後も原色が保
持され、G,B,G,Rを単位として各色がストライプ
状に配置される原色縦ストライプのカラーコーディング
となる。
【0116】なお、斜め2画素加算を行う際に、第1フ
ィールドと第2フィールドとで行の組み合わせを変える
ことになる。図21において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。第1フィールドでは、ある画素について右斜
め上(左斜め下)の画素との間で斜め2画素加算が行わ
れ、第2フィールドでは、ある画素について左斜め上
(右斜め下)の画素との間で斜め2画素加算が行われ
る。
【0117】このように、図16(C)に示すカラーコ
ーディングの原色フィルタ19-5を用いたCCD撮像素
子では、斜め2画素加算の結果が原色縦ストライプのカ
ラーコーディングとなることにより、水平CCD14内
における加算時に任意のライン数を加算できるため、任
意の圧縮率が実現できる。また、斜め加算後も原色であ
るため、後段の信号処理系における原色分離の必要がな
く、信号処理系の回路規模が小さくて済む。
【0118】特に、原色市松配列に対して、R/Bのみ
水平4繰り返しが4と低下するのみであるため、デジタ
ルスチルカメラに撮像デバイスとして搭載した際の解像
度の低下を低く抑えることができるという利点がある。
また、垂直方向では色差線順次のような信号処理による
解像度の低下が少ないため、高い圧縮率を得る場合に有
利となる。
【0119】次に、図16(D)に示すカラーコーディ
ングの原色フィルタ19-6を用いた場合について説明す
る。この場合には、斜め2画素加算を行うことにより、
GとG、BとB、RとB、GとRが加算される。その結
果、図22(A),(B)に示すように、G,Cy,M
g,Yeを単位として各色がストライプ状に配置される
補色縦ストライプのカラーコーディングとなる。
【0120】この場合にも、斜め2画素加算を行う際
に、第1フィールドと第2フィールドとで行の組み合わ
せを変えることになる。図22において、(A)は第1
フィールドの場合を、(B)は第2フィールドの場合を
それぞれ示している。第1フィールドでは、ある画素に
ついて右斜め上(左斜め下)の画素との間で斜め2画素
加算が行われ、第2フィールドでは、ある画素について
左斜め上(右斜め下)の画素との間で斜め2画素加算が
行われる。
【0121】このように、図16(D)に示すカラーコ
ーディングの原色フィルタ19-6を用いたCCD撮像素
子では、斜め2画素加算の結果が補色縦ストライプのカ
ラーコーディングとなることにより、原色縦ストライプ
の場合と同様に、水平CCD14内における加算時に任
意のライン数を加算できるため、任意の圧縮率が実現で
きる。
【0122】図23は、本実施形態に係るCCD撮像素
子を撮像デバイスとして用いた本発明に係るカメラシス
テムの構成の一例を示すブロック図である。
【0123】本カメラシステムは、CCD撮像素子5
1、光学系の一部を構成するレンズ52、CCD撮像素
子51を駆動するCCD駆動回路53、撮像モードを設
定する撮像モード設定部54およびCCD撮像素子51
の出力信号に対して各種の信号処理をなす信号処理回路
55を有する構成となっている。
【0124】CCD撮像素子51には、図2(A),
(B)に示す水平4繰り返し、垂直2繰り返しの補色カ
ラーコーディング、図16(A),(B)に示す水平4
繰り返し、垂直4繰り返しの原色カラーコーディング、
あるいは図16(C),(D)に示す水平4繰り返し、
垂直2繰り返しの原色カラーコーディングを持つカラー
フィルタ56が装着されている。
【0125】かかる構成のカメラシステムにおいて、被
写体(図示せず)からの入射光(像光)は、光学系のレ
ンズ52によってカラーフィルタ56を通してCCD撮
像素子51の撮像面上に結像される。CCD撮像素子5
1としては、静止画撮像に対応した多画素で、図1に示
した画素構成のものが用いられる。このCCD撮像素子
51は、CCD駆動回路53により、撮像モード設定部
54で設定された撮像モードに応じて駆動される。
【0126】ここで、撮像モード設定部54では、静止
画モードおよび動画モードの設定が可能であり、さらに
動画モードについてはNTSC/PAL/HD等の各テ
レビジョン方式に対応した撮像モードの設定が可能とな
っている。CCD駆動回路53は、撮像モード設定部5
4で静止画モードが設定されたときには、CCD撮像素
子51を周知のフレーム読み出しと同様の駆動、即ち第
1フィールドでは例えば垂直転送クロックVφ3にの
み、第2フィールドでは垂直転送クロックVφ1にのみ
読み出しパルスXSGを立てて各画素からの信号電荷の
読み出し、垂直転送および水平転送の各駆動を行う。
【0127】CCD駆動回路53はさらに、撮像モード
設定部54で動画モードが設定されたときには、静止画
用多画素のCCD撮像素子51からの加算圧縮によるダ
ウンコンバージョンによってNTSC/PAL/HD等
の各テレビジョン方式に対応したテレビジョン信号を作
り出すために、先述した各テレビジョン方式に対応した
圧縮、即ち斜め2画素加算を基本とする垂直圧縮を実現
するようにCCD撮像素子51を駆動する。この動画モ
ードでの動作により、先述したように、色差信号Cr,
Cbを保持したまま垂直圧縮処理が行われ、各テレビジ
ョン方式に対応したテレビジョン信号へのダウンコンバ
ージョンが実行される。
【0128】以上により、1つのCCD撮像素子51で
静止画撮像および動画撮像の双方に対応可能なカメラシ
ステムを実現できる。これにより、デジタルスチルカメ
ラ用多画素CCD撮像素子を撮像デバイスとして用いる
ことで、画素を低下させることなく、NTSC方式やP
AL方式のテレビジョン画像のモニタリングが可能とな
る。特に、CCD撮像素子51では任意の垂直圧縮が可
能なため、水平・垂直の解像度のバランスがとれた動画
を得ることができる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数個の画素のうち、一行おきに位置する画素群の各信
号電荷を例えば左側に位置する垂直転送部に読み出し、
他の一行おきに位置する画素群の各信号電荷を例えば右
側に位置する垂直転送部に読み出するようにしたことに
より、垂直転送部内において斜め2画素間での信号電荷
の加算が可能となるため、水平・垂直解像度のバランス
がとれた動画撮像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る固体撮像素子の構成
例を示す概略構成図である。
【図2】補色フィルタのカラーコーディング例を示す図
である。
【図3】斜め2画素加算時のタイミングチャートであ
る。
【図4】通常モードでのタイミングチャートである。
【図5】センサ部周辺の具体的な構成の一例を示す平面
パターン図である。
【図6】一般的なカラーコーディングを示す図である。
【図7】第1フィールドでの斜め2画素加算の動作説明
図である。
【図8】第2フィールドでの斜め2画素加算の動作説明
図である。
【図9】テレビジョン方式に対応した信号を作り出す場
合の画素構成の一例を示す図である。
【図10】1/2.0圧縮の場合の動作説明図である。
【図11】1/2.0圧縮の場合のタイミングチャート
である。
【図12】1/2.5圧縮の場合の動作説明図である。
【図13】1/2.5圧縮の場合のタイミングチャート
である。
【図14】間引きを伴う1/2.5圧縮の場合の動作説
明図である。
【図15】間引きを伴う1/2.5圧縮を実現するため
の配線パターン図である。
【図16】原色フィルタのカラーコーディング例を示す
図である。
【図17】図16(A)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタを用いた場合の斜め2画素加算の加算結果を
示す図である。
【図18】図16(A)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタでの1/4IS圧縮時の動作説明図である。
【図19】図16(B)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタを用いた場合の斜め2画素加算の加算結果を
示す図である。
【図20】図16(B)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタでの1/2IS圧縮時の動作説明図である。
【図21】図16(C)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタを用いた場合の斜め2画素加算の加算結果を
示す図である。
【図22】図16(D)のカラーコーディングを持つ原
色フィルタを用いた場合の斜め2画素加算の加算結果を
示す図である。
【図23】本発明に係るカメラシステムの構成の一例を
示すブロック図である。
【図24】従来例(その1)の場合の色差信号Cr,C
bの配置関係を示す図である。
【図25】従来例(その2)の場合の色差信号Cr,C
bの配置関係を示す図である。
【図26】従来例(その2)の場合における垂直圧縮の
動作説明図である。
【符号の説明】
10,51…CCD撮像素子、12…垂直CCD、13
…読み出しゲート部、14…水平CCD、16…電荷検
出部、19,56…カラーフィルタ、19-1,19-2…
補色フィルタ、19-3,19-4,19-5,19-6…原色
フィルタ、53…CCD駆動回路、54…撮像モード設
定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配された複数個のセンサ部と、 前記複数個のセンサ部に対して各列ごとに配された複数
    本の垂直転送部と、 前記複数個のセンサ部のうち、一行おきに位置するセン
    サ部群の各信号電荷を前記複数本の垂直転送部のうちの
    一方側に位置する垂直転送部に読み出し、他の一行おき
    に位置するセンサ部群の各信号電荷を前記複数本の垂直
    転送部のうちの他方側に位置する垂直転送部に読み出す
    読み出し手段とを備えたことを特徴とする固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 前記複数本の垂直転送部の各々において
    前記複数個のセンサ部から読み出された斜め2画素の信
    号電荷を加算する加算駆動手段と、 前記複数本の垂直転送部の各々で斜め2画素加算された
    信号電荷をライン単位で受けてこれを水平転送する水平
    転送部とを有することを特徴とする請求項1記載の固体
    撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記水平転送部内で複数ライン分の信号
    電荷を加算することを特徴とする請求項2記載の固体撮
    像素子。
  4. 【請求項4】 前記加算駆動手段は、第1フィールドと
    第2フィールドとで斜め加算の組み合わせを変えること
    を特徴とする請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 前記水平転送部内での複数ライン分の加
    算において、第1フィールドと第2フィールドとで加算
    の組み合わせを変えることを特徴とする請求項3記載の
    固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記加算駆動手段は、行によって斜め加
    算の組み合わせを変えることを特徴とする請求項2記載
    の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 同一の色が行方向において2画素ごとに
    繰り返されるカラーコーディングを持つカラーフィルタ
    を有することを特徴とする請求項2記載の固体撮像素
    子。
  8. 【請求項8】 前記カラーフィルタは、同一の色が列方
    向において4画素ごとに繰り返され、前記複数本の垂直
    転送部の各々での斜め2画素加算によって色差信号が点
    順次となるカラーコーディングを持つことを特徴とする
    請求項7記載の固体撮像素子。
  9. 【請求項9】 行列状に配された複数個のセンサ部のう
    ち一行おきに位置するセンサ部群の各信号電荷を、前記
    複数個のセンサ部に対して列ごとに配された複数本の垂
    直転送部のうちの一方側に位置する垂直転送部に読み出
    し、 前記複数個のセンサ部のうち他の一行おきに位置するセ
    ンサ部群の各信号電荷を前記複数本の垂直転送部のうち
    の他方側に位置する垂直転送部に読み出し、 前記複数本の垂直転送部の各々において前記複数個のセ
    ンサ部から読み出された斜め2画素の信号電荷を加算す
    ることを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記複数本の垂直転送部の各々で斜め
    2画素加算された信号電荷をライン単位で水平転送部に
    移送し、この水平転送部内で複数ライン分の信号電荷を
    加算することを特徴とする請求項9記載の固体撮像素子
    の駆動方法。
  11. 【請求項11】 行列状に配された複数個のセンサ部の
    うち、一行おきに位置するセンサ部群の各信号電荷を、
    前記複数個のセンサ部に対して列ごとに配された複数本
    の垂直転送部のうちの一方側に位置する垂直転送部に読
    み出すとともに、他の一行おきに位置するセンサ部群の
    各信号電荷を前記複数本の垂直転送部のうちの他方側に
    位置する垂直転送部に読み出し、前記複数本の垂直転送
    部の各々において前記複数個のセンサ部から読み出され
    た斜め2画素の信号電荷を加算して出力可能な固体撮像
    素子と、 静止画モードと動画モードとを択一的に設定可能な撮像
    モード設定手段と、前記撮像モード設定手段によって設
    定された撮像モードに応じて前記固体撮像素子を駆動す
    る駆動手段とを備えたことを特徴とするカメラシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記固体撮像素子は、前記複数本の垂
    直転送部の各々で斜め2画素加算されたライン単位で信
    号電荷を受けてこれを水平転送する水平転送部とを有
    し、 前記駆動手段は、前記撮像モード設定手段によって動画
    モードが設定されたときに、前記水平転送部内で複数ラ
    イン分の信号電荷を加算することを特徴とする請求項1
    1記載のカメラシステム。
  13. 【請求項13】 前記駆動手段は、前記撮像モード設定
    手段によって動画モードが設定されたときに、第1フィ
    ールドと第2フィールドとで斜め加算の組み合わせを変
    えてインターレース動作を行うことを特徴とする請求項
    11記載のカメラシステム。
  14. 【請求項14】 前記駆動手段は、前記撮像モード設定
    手段によって動画モードが設定されたときに、第1フィ
    ールドと第2フィールドとで前記水平転送部内での加算
    の組み合わせを変えてインターレース動作を行うことを
    特徴とする請求項11記載のカメラシステム。
JP31622299A 1999-07-15 1999-11-08 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム Expired - Fee Related JP4487351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31622299A JP4487351B2 (ja) 1999-07-15 1999-11-08 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20121099 1999-07-15
JP11-201210 1999-07-15
JP31622299A JP4487351B2 (ja) 1999-07-15 1999-11-08 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001085664A true JP2001085664A (ja) 2001-03-30
JP4487351B2 JP4487351B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=26512652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31622299A Expired - Fee Related JP4487351B2 (ja) 1999-07-15 1999-11-08 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487351B2 (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002085002A1 (fr) * 2001-04-12 2002-10-24 Nikon Corporation Capteur d'images a semi-conducteurs
JP2004215249A (ja) * 2002-12-20 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置及びその駆動方法、並びにカメラ
US7148926B2 (en) * 2001-05-15 2006-12-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image sensing apparatus and signal processing method therefor
JP2007142908A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及び撮像方法
JP2008263623A (ja) * 2008-05-14 2008-10-30 Sony Corp 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
US7701498B2 (en) 2002-12-20 2010-04-20 Panasonic Corporation Solid-state image pickup device, drive method therefor and camera
US8120690B2 (en) 2001-04-12 2012-02-21 Nikon Corporation Imaging device
JP2013048409A (ja) * 2011-02-28 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像装置
JP2013048408A (ja) * 2011-02-21 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像素子
JP2013048410A (ja) * 2011-02-28 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像装置
JP5345258B2 (ja) * 2011-02-21 2013-11-20 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5378627B2 (ja) * 2011-03-11 2013-12-25 富士フイルム株式会社 撮像装置およびその動作制御方法ならびに撮像システム
JP5378626B2 (ja) * 2011-03-11 2013-12-25 富士フイルム株式会社 撮像装置およびその動作制御方法
JP5380629B2 (ja) * 2011-02-21 2014-01-08 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
WO2014007280A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
WO2014007279A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
WO2014007281A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
JP5411390B2 (ja) * 2011-02-21 2014-02-12 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5474258B2 (ja) * 2011-03-11 2014-04-16 富士フイルム株式会社 撮像装置及び撮像プログラム
JP5524406B2 (ja) * 2011-03-11 2014-06-18 富士フイルム株式会社 撮像装置及び撮像プログラム
JP5621059B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
JP5621057B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5621056B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5624228B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-12 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラム
EP2800355A4 (en) * 2011-12-27 2015-08-12 Fujifilm Corp IMAGING DEVICE, METHOD FOR CONTROLLING THE IMAGING APPARATUS AND CONTROL PROGRAM
CN106298822A (zh) * 2015-06-29 2017-01-04 豪威科技股份有限公司 用于减少色彩混叠的彩色滤光器阵列及图像传感器

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8120690B2 (en) 2001-04-12 2012-02-21 Nikon Corporation Imaging device
WO2002085002A1 (fr) * 2001-04-12 2002-10-24 Nikon Corporation Capteur d'images a semi-conducteurs
US7148926B2 (en) * 2001-05-15 2006-12-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image sensing apparatus and signal processing method therefor
JP4557540B2 (ja) * 2002-12-20 2010-10-06 パナソニック株式会社 固体撮像装置及びその駆動方法、並びにカメラ
US7701498B2 (en) 2002-12-20 2010-04-20 Panasonic Corporation Solid-state image pickup device, drive method therefor and camera
JP2004215249A (ja) * 2002-12-20 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置及びその駆動方法、並びにカメラ
JP2007142908A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及び撮像方法
JP4618328B2 (ja) * 2008-05-14 2011-01-26 ソニー株式会社 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP2008263623A (ja) * 2008-05-14 2008-10-30 Sony Corp 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP5380629B2 (ja) * 2011-02-21 2014-01-08 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5411390B2 (ja) * 2011-02-21 2014-02-12 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP2013048408A (ja) * 2011-02-21 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像素子
JP5345258B2 (ja) * 2011-02-21 2013-11-20 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP2013048409A (ja) * 2011-02-28 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像装置
JP2013048410A (ja) * 2011-02-28 2013-03-07 Fujifilm Corp カラー撮像装置
JP5378626B2 (ja) * 2011-03-11 2013-12-25 富士フイルム株式会社 撮像装置およびその動作制御方法
JP5378627B2 (ja) * 2011-03-11 2013-12-25 富士フイルム株式会社 撮像装置およびその動作制御方法ならびに撮像システム
JP5474258B2 (ja) * 2011-03-11 2014-04-16 富士フイルム株式会社 撮像装置及び撮像プログラム
JP5524406B2 (ja) * 2011-03-11 2014-06-18 富士フイルム株式会社 撮像装置及び撮像プログラム
EP2800383A4 (en) * 2011-12-27 2015-09-02 Fujifilm Corp COLOR PICTURE ELEMENT
EP2800355A4 (en) * 2011-12-27 2015-08-12 Fujifilm Corp IMAGING DEVICE, METHOD FOR CONTROLLING THE IMAGING APPARATUS AND CONTROL PROGRAM
JPWO2013100039A1 (ja) * 2011-12-27 2015-05-11 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
JP5621059B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
JP5621057B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5621056B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-05 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子
JP5624228B2 (ja) * 2011-12-27 2014-11-12 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラム
WO2014007281A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
JP5698873B2 (ja) * 2012-07-06 2015-04-08 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
JP5702895B2 (ja) * 2012-07-06 2015-04-15 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
JP5698874B2 (ja) * 2012-07-06 2015-04-08 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子及び撮像装置
WO2014007279A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
WO2014007280A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 富士フイルム株式会社 カラー撮像素子および撮像装置
US9143747B2 (en) 2012-07-06 2015-09-22 Fujifilm Corporation Color imaging element and imaging device
US9219894B2 (en) 2012-07-06 2015-12-22 Fujifilm Corporation Color imaging element and imaging device
US9324749B2 (en) 2012-07-06 2016-04-26 Fujifilm Corporation Color imaging element and imaging device
CN106298822A (zh) * 2015-06-29 2017-01-04 豪威科技股份有限公司 用于减少色彩混叠的彩色滤光器阵列及图像传感器
JP2017017692A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 オムニヴィジョン テクノロジーズ インコーポレイテッド カラーエイリアシングを減少するためのカラーフィルタアレイパターン
CN106298822B (zh) * 2015-06-29 2018-04-20 豪威科技股份有限公司 用于减少色彩混叠的彩色滤光器阵列及图像传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4487351B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4487351B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
US7564492B2 (en) Solid-state image sensing device and camera using the same
US7440019B2 (en) Solid-state image pick-up device
US7002630B1 (en) Method of driving solid-state imaging device, solid-state imaging device and camera
JPS6359587B2 (ja)
US7148926B2 (en) Image sensing apparatus and signal processing method therefor
WO2006009721A1 (en) Image sensor for still or video photography
US7515184B2 (en) Solid-state image sensor, solid-state image sensing apparatus, camera, and method for controlling a solid-state image sensor
JP4310830B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
US7701498B2 (en) Solid-state image pickup device, drive method therefor and camera
JP2001156281A (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP2000152256A (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP4618328B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP2000023046A (ja) 撮像装置
JP3880374B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置
JP3925479B2 (ja) 撮像装置
JP3660915B2 (ja) 撮像装置とその信号処理方法
JP2005191943A (ja) 固体撮像装置およびこれを備えたカメラ
JP2001145025A (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法
JP3180191B2 (ja) 撮像装置
JP2635545B2 (ja) 固体撮像装置
JP3698604B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP4347981B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法
JPS60172890A (ja) 固体撮像装置
JPS6276884A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090428

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091007

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees