JP2001156281A - 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム - Google Patents

固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム

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JP2001156281A
JP2001156281A JP33537799A JP33537799A JP2001156281A JP 2001156281 A JP2001156281 A JP 2001156281A JP 33537799 A JP33537799 A JP 33537799A JP 33537799 A JP33537799 A JP 33537799A JP 2001156281 A JP2001156281 A JP 2001156281A
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Isao Hirota
功 広田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色差信号Cr,Cbが五の目状配置の補色カ
ラーコーディングの場合には、水平方向の色解像度が通
常の水平2繰り返しコーディングに対して水平4繰り返
しと同程度(即ち、1/2)に低下する 【解決手段】 複数個の画素(センサ部11)のうち、
行方向において隣接する2行を単位としてこれら2行に
位置する画素群の各信号電荷を、同じ側に位置する垂直
CCD12に行単位で読み出すとともに、行方向におい
て隣接する2行を単位としてこれら2行に位置する画素
群の各信号電荷を反対側に位置する垂直CCD12に行
単位で読み出し、これら垂直CCD12の各々において
垂直2画素の信号電荷同士および斜め2画素の信号電荷
同士を加算するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びその駆動方法並びにカメラシステムに関し、特に静止
画/動画に兼用可能なカラー方式の固体撮像素子および
その駆動方法、並びに当該固体撮像素子を撮像デバイス
として用いたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラへのスチル機能搭載
への期待などを背景に、静止画/動画兼用可能な固体撮
像素子の開発が進められている。一般に、静止画は正方
格子、動画は13.5MHzをベースとして考えられて
いる。したがって、両者を兼用するには、いずれかの方
式で補間/圧縮が必要となる。ここで、静止画が高画素
ノンフォーマットであるのに対して、動画はNTSC/
PALなどの放送方式で律促されるため、静止画用多画
素の固体撮像素子からのダウンコンバージョンにより、
NTSC/PALなどのテレビジョン信号を作り出すこ
とが最も効率的と考えられる。
【0003】ダウンコンバージョン(高フレームレート
化)のための手法としては、一部のラインの信号電荷を
センサ部から垂直転送部へ読み出さず、他のラインの信
号電荷のみをセンサ部から垂直転送部へ読み出すいわゆ
る間引き読み出しを行う方式と、手振れ補正の場合のよ
うに、有効画素領域の中心領域を切り出す方式などが知
られている。
【0004】前者の方式は、原色フィルタを有する固体
撮像素子を撮像デバイスとして用いたデジタルスチルカ
メラなどにおいて、一部のラインの信号電荷をセンサ部
から垂直転送部へ読み出さないことで、垂直方向の情報
を削減し、高フレームレート化を実現しており、主に多
画素の画像情報を液晶TVモニタに出力するときなどに
用いられている。しかし、この手法では、信号を間引く
ことから、サンプリング周波数を下げることになり、空
間的な折り返しが増えるため、綺麗な画像が得られず、
動画として記録保管する目的には不向きであった。
【0005】一方、後者の方式を用いた場合には、多画
素時に放送方式の切り出しを行うと静止画/動画間の画
角の変化が大きくなるとともに、多くの画素情報を捨て
る結果となって効率が悪い。このような理由から、ダウ
ンコンバージョンの方法として、従来は、信号電荷の転
送過程での混合(垂直加算)によって静止画/動画の垂
直圧縮処理を行う手法が採られている。
【0006】この信号電荷の転送過程での垂直圧縮処理
を実行するには、カラーフィルタのカラーコーディング
が最大の課題となる。すなわち、原色R(赤),G
(緑),B(青)の場合は縦ストライプとして垂直加算
するのが無難であるのに対して、補色はCy(シア
ン),Ye(イエロー),G(グリーン),Mg(マゼ
ンタ)の4色あり、縦ストライプとした場合には、水平
方向の色解像度の点で不利となる。そこで、水平転送部
によるシフト加算(以下、水平シフト加算と称す)の手
法を採って水平駆動周波数については常に一定とする。
【0007】ところが、Cy,Ye,G,Mgが例えば
図45に示すように配列された補色市松カラーコーディ
ングでは、インターレース動作に対応するために、垂直
方向において2画素分の信号電荷を混合(以下、垂直2
画素混合と称す)することによって得られる色差信号C
r(G+Cy,Mg+Ye),Cb(Mg+Cy,G+
Ye)が、垂直方向で交互に得られる線順次となるた
め、色差信号Cr,Cbを保持したままの垂直混合は不
可能であった。なお、図45において、左側が奇数(O
DD)フィールドを、右側が偶数(EVEN)フィール
ドをそれぞれ示し、またCyをC、YeをY、MgをM
と略記している(以下、各図において同様とする)。
【0008】これに対して、垂直混合を可能とし、水平
シフト加算を実現するために、図46に示す如き補色カ
ラーコーディングが提案されている(文献;1997年
映像情報メディア学会年次大会(ITE'97:1997 ITE Ann
ual Convention)「ハイビジョン/NTSC出力を有す
る単板カラー撮像の検討」pp37〜pp38参照)。この補色
カラーコーディングによれば、図46から明らかなよう
に、色差信号Cr(G+Cy,Mg+Ye),Cb(M
g+Cy,G+Ye)が五の目状に得られることにな
る。
【0009】このように、色差信号Cr,Cbが五の目
状の配置となる従来の補色カラーコーディングでは、図
47に示すように、先に水平転送部にラインシフトされ
た1ライン分の信号電荷を、水平ブランキング期間で2
ビット(2画素分)シフトした後に、次の1ライン分の
信号電荷をラインシフトすることにより、同じカラー成
分の信号同士を垂直混合できる。すなわち、色差信号C
r,Cbを保持したまま垂直混合を実現できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、色差信
号Cr,Cbが五の目状の配置、即ち色差信号Cr,C
bが水平方向および垂直方向で交互に得られる補色カラ
ーコーディングの場合には、上述したように、水平2ビ
ットシフトを伴う垂直混合、即ち2画素分だけ離れた同
じ色成分の信号同士の加算によって垂直圧縮処理を実現
することになるため、水平方向の色解像度が通常の水平
2繰り返しコーディングに対して水平4繰り返しと同程
度(即ち、1/2)に低下するという課題がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、任意の垂直圧縮が可
能で、かつ水平・垂直解像度のバランスがとれた動画撮
像/静止画撮像に兼用可能な固体撮像素子およびその駆
動方法ならびにカメラシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像素
子は、行列状に配された複数個のセンサ部と、これら複
数個のセンサ部に対して各列ごとに配された複数本の垂
直転送部と、複数個のセンサ部のうち行方向において隣
接する2行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部
群の各信号電荷を複数本の垂直転送部のうちの同じ側に
位置する垂直転送部に行単位で読み出す第1の読み出し
手段と、複数個のセンサ部のうち行方向において隣接す
る2行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部群の
各信号電荷を複数本の垂直転送部のうちの反対側に位置
する垂直転送部に行単位で読み出す第2の読み出し手段
と、複数本の垂直転送部の各々において第1の読み出し
手段によって読み出された垂直2画素の信号電荷を加算
するとともに、第2の読み出し手段によって読み出され
た斜め2画素の信号電荷を加算する加算駆動手段と、複
数本の垂直転送部の各々で垂直2画素加算および斜め2
画素加算された信号電荷をライン単位で受けてこれを水
平転送する水平転送部とを備えた構成となっている。
【0013】上記構成の固体撮像素子およびその駆動方
法において、複数個の画素(センサ部)のうち、行方向
(垂直方向)で隣接する2行を単位としてこれら2行に
位置するセンサ部群の各信号電荷を、例えば左側に位置
する垂直転送部に行単位で読み出す。すると、同一の垂
直転送部の隣り合う2つの転送段には、画素配列上、互
いに行方向に位置する2つの画素の信号電荷が読み出さ
れる。また、行方向で隣接する2行を単位としてこれら
2行に位置するセンサ部群の各信号電荷を、左側に位置
する転送部と右側に位置する垂直転送部に行単位で読み
出す。すると、同一の垂直転送部の隣り合う2つの転送
段には、画素配列上、互いに斜めに位置する2つの画素
の信号電荷が読み出される。そして、周知のフィールド
読み出しと同様の駆動を行うことで、隣り合う2つの転
送段の各信号電荷が加算される。すなわち、垂直2画素
の信号電荷同士および斜め2画素の信号電荷同士が加算
される。これら加算された信号電荷はライン単位で水平
転送される。
【0014】本発明によるカメラシステムは、上記構成
の固体撮像素子を撮像デバイスとして用いる。また、こ
の固体撮像素子に対して静止画モードと動画モードとを
択一的に設定可能とする。そして、その撮像モードに応
じて固体撮像素子を駆動するとともに、動画撮像モード
の設定時には、垂直転送部内での垂直2画素および斜め
2画素の信号電荷の加算を行い、この加算した信号電荷
をライン単位で水平転送部に移送し、当該水平転送部内
で必要に応じて複数ライン分の加算を行った後水平転送
するようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、CCD型撮像素子(以下、CCD撮像素子と称す)
に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定さ
れるものではなく、固体撮像素子全般に適用可能であ
る。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るCCD
撮像素子を示す概略構成図であり、例えばIS(インタ
ーレーススキャン)−IT(インターライントランスフ
ァ)方式の単板カラーCCD撮像素子に適用した場合を
例に採って示している。
【0017】図1において、本実施形態に係るCCD撮
像素子10は、行列状に配された複数個のセンサ部(画
素)11、これらセンサ部11の垂直列ごとに配された
複数本の垂直CCD(垂直転送部)12、センサ部11
と垂直CCD12との間に介在する読み出しゲート部1
3、垂直CCD12の一方の端部側に配された水平CC
D(水平転送部)14、水平CCD14の転送先側の端
部に配された電荷検出部16および出力回路17を有す
る構成となっている。
【0018】また、図1には示していないが、CCD撮
像素子10の撮像エリア(画素エリア)18上にはカラ
ーフィルタ19が配される。このカラーフィルタ19と
しては、例えば図2に示すように、奇数行がG/B、偶
数行がR/Gの原色市松配列のカラーコーディングを持
つ原色フィルタが用いられる。この原色フィルタは、同
一色が水平方向(列方向)にて2画素ごとに繰り返さ
れ、垂直方向(列方向)にて2画素ごとに繰り返される
水平2繰り返し、垂直2繰り返し(2×2)のカラーコ
ーディングとなっている。
【0019】かかる構成のCCD撮像素子10におい
て、センサ部11は例えばPN接合のフォトダイオード
からなり、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷
に光電変換して蓄積する。行列状に配された複数個のセ
ンサ部11に対して、各列ごとに複数本の垂直CCD1
2が配されている。
【0020】読み出しゲート部13は、後述する読み出
しパルスXSGが印加されることにより、行方向におい
て隣接する2行を単位としてこれら2行に位置するセン
サ部群の各信号電荷を同じ側(本例では、図の左側)に
位置する垂直CCD12に行単位で読み出し、また行方
向において隣接する2行を単位としてこれら2行に位置
するセンサ部群の各信号電荷を反対側(図の右側と左
側)に位置する垂直CCD12に行単位で読み出す構成
となっている。
【0021】図1に示す例では、1行目と2行目、5行
目と6行目、……の各信号電荷を反対側に位置する垂直
CCD12に行単位で読み出し、3行目と4行目、7行
目と8行目、……の各信号電荷を同じ側に位置する垂直
CCD12に行単位で読み出す構成となっている。この
読み出しゲート部13の具体的な構成については後述す
る。
【0022】垂直CCD12は、例えば4相の垂直転送
クロックVφ1〜Vφ4によって転送駆動される。4相
の垂直転送クロックVφ1〜Vφ4のうち、垂直転送ク
ロックVφ1,Vφ3は、図3の波形図に示すように、
低レベル(“L”レベル)、中間レベル(“M”レベ
ル)および高レベル(“H”レベル)の3値をとるよう
に設定されており、垂直ブランキング期間において発生
する3値目(“H”レベル)のパルスが読み出しパルス
XSGとなる。
【0023】垂直CCD12内では、周知のフィールド
読み出し駆動の場合と同様に、4相の垂直転送クロック
Vφ1〜Vφ4のタイミング関係により、隣り合う2つ
のパケット間で信号電荷の加算が行われるとともに、加
算するパケットの組み合わせが第1フィールドと第2フ
ィールドで変わるようになっている。ここで、パケット
とは、1画素分の信号電荷を扱う単位(1転送段)を言
うものとする。
【0024】すなわち、第1フィールドでは、図3
(A)に示すように、垂直転送クロックVφ1,Vφ3
に読み出しパルスXSGが立った後、垂直転送クロック
Vφ1〜Vφ3が“M”レベル、垂直転送クロックVφ
4が“L”レベルとなることで、画素配列の例えば1行
目と2行目、3行目と4行目、……に相当する各パケッ
ト間で信号電荷の加算が行われる。一方、第2フィール
ドでは、図3(B)に示すように、垂直転送クロックV
φ1,Vφ3に読み出しパルスXSGが立った後、垂直
転送クロックVφ1,Vφ3,Vφ4が“M”レベル、
垂直転送クロックVφ2が“L”レベルとなることで、
画素配列の例えば2行目と3行目、4行目と5行目、…
…に相当する各パケット間で信号電荷の加算が行われ
る。
【0025】そして、垂直CCD12は、隣り合う2パ
ケット間で加算された信号電荷を、垂直転送クロックV
φ1〜Vφ4によって転送駆動されることにより、図4
のタイミングチャートに示すように、水平ブランキング
期間の一部において垂直転送(ラインシフト)して水平
CCD14に移送する。
【0026】水平CCD14は、例えば2相の水平転送
クロックHφ1,Hφ2によって転送駆動されることに
より、垂直CCD12からラインシフトされた信号電荷
を、水平ブランキング期間後の水平走査期間において順
次水平転送して電荷検出部16に供給する。この水平C
CD14の動作は通常モードでの転送動作である。
【0027】電荷検出部16は、例えばフローティング
・ディフュージョン・アンプによって構成されている。
すなわち、水平CCD14から信号電荷が注入されるフ
ローティングディフュージョンFDと、電荷を排出する
リセットドレインRDと、フローティングディフュージ
ョンFDとリセットドレインRDとの間に配されたリセ
ットゲートRGとからなり、水平CCD14から順次供
給される信号電荷を検出し、これを信号電圧に変換す
る。リセットドレインRDには、所定のリセットドレイ
ン電圧VRDが印加されている。
【0028】図5は、センサ部11、垂直CCD12お
よび読み出しゲート部13の構成の第1例を示す平面パ
ターン図である。図5において、垂直CCD12は、垂
直方向に平行に延在する複数本の転送チャネル21と、
これら転送チャネル21の上方に垂直方向に順に配さ
れ、かつ水平方向に平行に延在する4相の垂直転送クロ
ックVφ1〜Vφ4に対応した転送電極22-1〜22-4
とを有する構成となっている。転送電極22-1〜22-4
は、2ライン(垂直2画素)を1単位として形成されて
いる。
【0029】これらの転送電極22-1〜22-4におい
て、例えば、2相目,4相目の垂直転送クロックVφ
2,Vφ4が印加される転送電極22-2,22-4が1層
目のポリシリコン(図中、一点鎖線で示す)によって形
成され、1相目,3相目の垂直転送クロックVφ1,V
φ3が印加される転送電極22-1,22-3が2層目のポ
リシリコン(図中、二点鎖線で示す)によって形成され
ている。そして、1層目のポリシリコンからなる転送電
極22-2,22-4と、2層目のポリシリコンからなる転
送電極22-1,22-3とは、転送チャネル21上におい
て互いにオーバーラップしている。
【0030】ここで、センサ部11の周囲において、一
例として、図5にハッチングで示すように、素子分離用
のチャネルストップ部23について、1行目、6行目の
各センサ部11aでは図の右側において、2行目〜5行
目、7行目、8行目の各センサ部11bでは図の左側に
おいてチャネルストップ部23が除去され、以降、8行
(垂直8画素)ごとに繰り返されるパターン形状となっ
ている。これに対して、転送電極22-1〜22-4は、転
送チャネル21上だけでなく、センサ部11の開口縁ま
で幅広に形成されることで、チャネルストップ部23が
形成されていない部分において読み出しゲート部13の
ゲート電極を兼ねている。
【0031】上記の画素構造において、読み出しパルス
XSGが転送電極22-1,22-3を通して読み出しゲー
ト部13に印加されることにより、各センサ部11から
の信号電荷の読み出しが行われる。具体的には、1相目
の垂直転送クロックVφ1に読み出しパルスXSGが立
つことで、2行目、4行目、8行目、…のセンサ部11
bの信号電荷が、左向きの矢印で示すように、図の左側
に位置する垂直CCD12に読み出され、6行目、…の
センサ部11aの信号電荷が、右向きの矢印で示すよう
に、図の右側に位置する垂直CCD12に読み出され
る。
【0032】また、3相目の垂直転送クロックVφ3に
読み出しパルスXSGが立つことにより、1行目、…の
センサ部11aの信号電荷が、右向きの矢印で示すよう
に、図の右側に位置する垂直CCD12に読み出され、
3行目、5行目、7行目、…のセンサ部11bの信号電
荷が、左向きの矢印で示すように、図の左側に位置する
垂直CCD12に読み出される。
【0033】上述したように、水平2、垂直2繰り返し
のカラーコーディングのカラーフィルタ19を有するC
CD撮像素子10において、行方向において隣接する2
行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部群の各信
号電荷を同じ側(本例では、図の左側)に位置する垂直
CCD12に行単位で読み出し、また行方向において隣
接する2行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部
群の各信号電荷を反対側(図の右側と左側)に位置する
垂直CCD12に行単位で読み出すことで、垂直CCD
12内では隣り合う2パケットの信号電荷の加算が行わ
れる。
【0034】この垂直CCD12内における2パケット
間での信号電荷の加算により、画素配列において、縦
(上下)に位置する2画素間での信号電荷の加算(垂直
2画素加算)と、斜めに位置する2画素間での信号電荷
の加算(斜め2画素加算)が交互に行われる。図6に、
センサ部11からの信号電荷の読み出しおよび2画素加
算が行われる際のタイミング例を示す。読み出しパルス
XSGは、垂直ブランキング(V−BLK)期間に発生
される。
【0035】具体的には、第1フィールドにおいては、
図7(A)に示すように、1行目と2行目、5行目と6
行目、…の各2行間で斜め2画素加算(DI;Diagonal
ly Integration)が行われ、3行目と4行目、7行目と
8行目、…の各2行間で垂直2画素加算(VI;Vertic
al Integration)が行われる。なお、本例では、斜め2
画素加算をさらに左右に振るようにしている。すなわ
ち、1行目と2行目、9行目と10行目、…の各2行間
では右斜め上(左斜め下)の2画素間で加算が行われ、
5行目と6行目、13行目と14行目、…の各2行間で
は右斜め下(左斜め上)の2画素間で加算が行われる。
【0036】一方、第2フィールドでは、図7(B)に
示すように、2行目と3行目、4行目と5行目、…の各
2行間で垂直2画素加算が行われ、6行目と7行目、8
行目と9行目、…の各2行間で斜め2画素加算が行われ
る。なお、斜め2画素加算の際に、6行目と7行目、…
の各2行間では、右斜め上(左斜め下)の2画素が、8
行目と9行目、…の各2行間では右斜め下(左斜め上)
の2画素がそれぞれ加算される。
【0037】原色を加算することにより、B+R=M
g、G+R=Ye、B+G=Cyとなる。すなわち、図
2に示す原色2×2市松配列のカラーフィルタ19を有
するCCD撮像素子10において、垂直CCD12内で
垂直2画素加算および斜め2画素加算を行うことによ
り、図7(A),(B)に示すように、その加算結果が
補色2×2配列のカラーコーディングとなる。図7にお
いて、CyをC、YeをYe、MgをMと略記してお
り、また黒丸は画素を模式的に示し、矢印で示す斜め2
画素間および垂直2画素間で加算が行われるものとする
(以下、各図において同様とする)。
【0038】なお、本例では、原色フィルタのカラーコ
ーディングが、奇数行がG/B、偶数行がR/Gの場合
について説明したが、これに限られるものではなく、R
とBが入れ替わったカラーコーディングや、奇数行と偶
数行が入れ替わったカラーコーディングの原色フィルタ
であっても良い。
【0039】このように、垂直2画素加算および斜め2
画素加算によって得られた補色2×2配列のカラーコー
ディングにおいて、加算して得られた2行分の信号電荷
を1ライン分の信号電荷として取り扱い、1水平期間に
に各信号電荷をライン単位で水平CCD14に垂直転送
し、順に水平転送する動作を2回(2ライン分)繰り返
すことにより、垂直CCD12内で加算した信号電荷を
独立に読み出す1/2PS(プログレッシブ)圧縮を実
現できる。この1/2PS圧縮時のタイミング例を図8
に示す。
【0040】次に、垂直2画素加算および斜め2画素加
算によって得られた補色2×2配列のカラーコーディン
グにおいて、加算して得られた2行分の信号電荷を1ラ
イン分の信号電荷として取り扱い、2ライン単位で水平
CCD14へ転送する2ラインシフトを行って水平CC
D14内でライン加算する処理を基本とする垂直方向の
加算圧縮の動作について説明する。
【0041】なお、水平CCD14内でのライン加算に
よる垂直方向の加算圧縮は、水平CCD14において、
その水平転送動作を停止した状態で、垂直転送(ライン
シフト動作を2ライン分、又はそれ以上実行することに
よって実現できる。このとき必要に応じて、水平CCD
14で1ビット(1段分)だけ転送する1ビットシフト
も行われる。
【0042】先ず、1/2IS(インターレーススキャ
ン)圧縮を行う場合の動作について説明する。この1/
2IS圧縮では、図7(A)のカラーコーティングを用
いるものとし、また第1フィールドと第2フィールドと
で2ラインシフトを行うラインの組み合わせを変える。
【0043】1/2IS圧縮について図9の動作説明図
を用いて説明する。図9において、(A)は第1フィー
ルドの場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞ
れ示しており、第1フィールド(A)では、1ライン目
と2ライン目(a1)、3ライン目と4ライン目(a
2)、…の組み合わせで、第2フィールド(B)では、
2ライン目と3ライン目(b1)、4ライン目と5ライ
ン目(b2)、…の組み合わせで2ラインシフトを行う
ようにする。この1/2IS圧縮時のタイミング例を図
10に示す。
【0044】先ず、第1フィールド(A)において、斜
め2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を、次いで垂直2画素加算による2
ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,
…)を順に水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では、2ライン分の信号電荷が
そのまま加算される2ライン通常加算(Normal)
が行われる。そして、このときの加算結果は、…,G+
Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…となる。
これらの信号電荷は、水平CCD14によって順に水平
転送され、電荷検出部16で信号電圧に変換されて後段
の信号処理系に出力される。
【0045】続いて、斜め2画素加算による3ライン目
の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を、次いで
垂直2画素加算による4ライン目の信号電荷(…,C
y,Ye,Cy,Ye,…)を順に水平CCD14にラ
インシフトする。これにより、水平CCD14内では2
ライン通常加算が行われ、その加算結果は、…,Mg+
Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…となる。こ
れらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換さ
れて後段の信号処理系に出力される。
【0046】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Y
e,…、続いて…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+C
y,G+Ye,…、以降、その繰り返しで信号が出力さ
れる。ここで、(G+Cy),(Mg+Ye)が色差信
号Cr、(Mg+Cy),(G+Ye)が色差信号Cb
であることから、色差信号Crと色差信号Cbがライン
単位で交互に出力される。
【0047】次に、第2フィールド(B)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Y
e,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,Ye+G,C
y+Mg,Ye+G,Cy+Mg,…となる。これらの
信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後
段の信号処理系に出力される。
【0048】続いて、垂直2画素加算による4ライン目
の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を、次
いで斜め2画素加算による5ライン目の信号電荷(…,
Mg,G,Mg,G,…)を順に水平CCD14にライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では2ラ
イン通常加算が行われ、その加算結果は、…,Ye+M
g,Cy+G,Ye+Mg,Cy+G,…となる。これ
らの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換され
て後段の信号処理系に出力される。
【0049】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,Ye+G,Cy+Mg,Ye+G,Cy+M
g,…、続いて…,Ye+Mg,Cy+G,Ye+M
g,Cy+G,…、以降、その繰り返しで信号が出力さ
れる。ここで、(Ye+G),(Cy+Mg)が色差信
号Cb、(Ye+Mg),(Cy+G)が色差信号Cr
であることから、色差信号Cbと色差信号Crがライン
単位で交互に出力される。
【0050】上述したように、水平2繰り返し、垂直2
繰り返しの原色カラーコーティングに対して、垂直CC
D12内で垂直2画素加算および斜め2画素加算を行
い、かつ水平CCD14内で2ラインシフト加算を行う
ことにより、1/2IS圧縮を実現できるとともに、色
差信号Cr(Ye+Mg,Cy+G)と色差信号Cb
(Ye+G,Cy+Mg)をライン単位で交互に出力で
きる(色差線順次出力)。しかも、第1フィールドと第
2フィールドとで垂直2画素加算および斜め2画素加算
を行う2画素(2行)の組み合わせを変えることによ
り、インターレース動作を実現できる。
【0051】原色(R,G,B)から補色(G,Ye,
Mg,Cy)に変換後の信号処理については、一般の補
色市松とは分光特性や信号レベルが異なるため、後段の
信号処理系において、次のような原色分離の信号処理を
行い、その後通常の原色配列と同等の処理を行うように
すれば良い。
【0052】Mg+Cy(以下、MgCyと記す),G
+Ye(以下、GYeと記す)は色差信号Cbであり、
G+Cy(以下、GCyと記す),Mg+Ye(以下、
MgYeと記す)は色差信号Crであり、これら色差信
号Cb,Crに含まれるRGB信号は、 MgCy=R+G+2B GYe=R+3G GCy=3G+B MgYe=2R+G+B である。
【0053】したがって、これらの色差信号から再びR
GB原色信号を演算で求めると、 G={3(GCy+GYe)−(MgCy−MgYe)}/16 ={3(3G+B+R+3G) −(R+G+2B+2R+G+B)}/16 R=(MgYe−GCy+2G)/2 ={(2R+G+B)−(3G+B)+2G}/2 B=(MgCy−GYe+2G)/2 ={(R+G+2B)−(R+3G)+2G}/2 となる。
【0054】輝度信号Yに関しては、上式のGをそのま
ま用いるか、各ラインの色差信号を加算することで、 2Y=MgCy+GYe=GCy+MgYe=4G+2
R+2B から簡易に作ることができる。
【0055】次に、1/4IS圧縮を行う場合の動作に
ついて説明する。第1例に係る1/4IS圧縮では、図
7(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の
加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直
加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールド
とで4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第
1例に係る1/4IS圧縮の動作について図11の動作
説明図を用いて説明する。
【0056】図11において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。この1/4IS圧縮時の
タイミング例を図12に示す。
【0057】先ず、第1フィールド(A)では、最初
に、1ライン目、2ライン目の信号電荷を捨て、しかる
後斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を、次いで垂直2画素加算に
よる4ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,C
y,…)を順に水平CCD14にラインシフトする。こ
れにより、水平CCD14内では2ライン通常加算が行
われ、その加算結果は、…,G+Ye,Mg+Cy,G
+Ye,Mg+Cy,…となる。
【0058】この2ライン通常加算後1ビットシフトを
行い、次いで斜め2画素加算による5ライン目の信号電
荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を水平CCD14に
ラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、1ビットシフト加算を伴う3ライン(6画素)分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+
Ye,2Mg+Cy,2G+Ye,2Mg+Cy,…と
なる。
【0059】この3ライン加算後1ビットシフトを行
い、次いで垂直2画素加算による6ライン目の信号電荷
(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、1ビットシフト加算を伴う4ライン(8画素)分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+
2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,…となる。
【0060】これらの信号電荷は順に水平転送され、信
号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。こ
のように、3ライン目〜6ライン目までは、ラインシフ
ト→ラインシフト→1ビットシフト→ラインシフト→1
ビットシフト→ラインシフトの手順によって4ライン分
の信号電荷の加算が行われる。そのタイミング例を図1
2(A)に示す。
【0061】次の7ライン目〜10ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加
算による7ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行い、続いて垂直2画素加算による8ラ
イン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)
を水平CCD14にラインシフトする。これにより、水
平CCD14内では、2ライン1ビットシフト加算が行
われる。その加算結果は、…,G+Cy,Mg+Ye,
G+Cy,Mg+Ye,…となる。この2ライン1ビッ
トシフト加算後、斜め2画素加算による9ライン目の信
号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を、続いて垂直
2画素加算による10ライン目の信号電荷(…,Ye,
Cy,Ye,Cy,…)を順に水平CCD14にライン
シフトする。これにより、水平CCD14内では4ライ
ン分の信号電荷の加算が行われる。このときの加算結果
は、…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,…となる。
【0062】これらの信号電荷は順に水平転送され、信
号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。こ
のように、7ライン目〜10ライン目までは、ラインシ
フト→1ビットシフト→ラインシフト→ラインシフト→
ラインシフトの手順によって4ライン分の信号電荷の加
算が行われる。そのタイミング例を図12(B)に示
す。
【0063】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2G+2Cy,2
Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg
+Cy),(G+Ye)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0064】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
斜め2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,G,
Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシフト
し、続いて垂直2画素加算による2ライン目の信号電荷
(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
2ライン通常加算が行われ、その加算結果は、…,G+
Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…となる。
【0065】この2ライン通常加算後1ビットシフトを
行い、次いで斜め2画素加算による3ライン目の信号電
荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を水平CCD14に
ラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、1ビットシフト加算を伴う3ライン分の信号電荷の
加算が行われ、その加算結果は、…,2G+Cy,2M
g+Ye,2G+Cy,2Mg+Ye,…となる。
【0066】この3ライン加算後1ビットシフトを行
い、次いで垂直2画素加算による4ライン目の信号電荷
(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、4ライン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結
果は、…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,…となる。これらの信号電荷は順
に水平転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理
系に出力される。
【0067】次の5ライン目〜8ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加算
による5ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行い、続いて垂直2画素加算による6ラ
イン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)
を水平CCD14にラインシフトする。これにより、水
平CCD14内では、2ライン1ビットシフト加算が行
われる。その加算結果は、…,G+Ye,Mg+Cy,
G+Ye,Mg+Cy,…となる。この2ライン1ビッ
トシフト加算後、斜め2画素加算による7ライン目の信
号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を、続いて垂直
2画素加算による8ライン目の信号電荷(…,Cy,Y
e,Cy,Ye,…)を順に水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では4ライン
分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2
G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+
2Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0068】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,…、続いて…,2G+2Ye,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+
Cy),(Ye+Mg)が色差信号Cr、(G+Y
e),(Mg+Cy)が色差信号Cbであることから、
色差信号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0069】第2例に係る1/4IS圧縮の場合にも、
図7(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算
の加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂
直加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィール
ドとで4ラインの組み合わせを変えるようにする。この
第2例に係る1/4IS圧縮の動作について図13の動
作説明図を用いて説明する。
【0070】図13において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、2ライ
ン目〜5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、4ライン目〜7
ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0071】先ず、第1フィールド(A)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Y
e,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,Ye+G,C
y+Mg,Ye+G,Cy+Mg,…となる。
【0072】この2ライン通常加算後、垂直2画素加算
による4ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,
Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで
1ビットシフトを行った後斜め2画素加算による5ライ
ン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を水平
CCD14にラインシフトする。これにより、水平CC
D14内では、1ビットシフト加算を伴う4ライン分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+
2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0073】次の6ライン目〜9ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加算
による6ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,
Ye,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで
1ビットシフトを行った後斜め2画素加算による7ライ
ン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を水平
CCD14にラインシフトする。これにより、水平CC
D14内では、2ライン1ビットシフト加算が行われ
る。その加算結果は、…,Cy+G,Ye+Mg,Cy
+G,Ye+Mg,…となる。この2ライン1ビットシ
フト加算後、さらに1ビットシフトを行い、次いで垂直
2画素加算による8ライン目の信号電荷(…,Cy,Y
e,Cy,Ye,…)を、続いて斜め2画素加算による
9ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)
を順に水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴う
4ライン分の信号電荷の加算が行われる。このときの加
算結果は、…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+
2Cy,2Mg+2Ye,…となる。これらの信号電荷
は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後段の信号
処理系に出力される。
【0074】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2G+2Cy,2
Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+
Ye),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0075】次に、第2フィールド(B)では、最初
に、1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨て、しかる
後垂直2画素加算による4ライン目の信号電荷(…,Y
e,Cy,Ye,Cy,…)を水平CCD14にライン
シフトし、次いで1ビットシフトを行った後斜め2画素
加算による5ライン目の信号電荷(…,Mg,G,M
g,G,…)を水平CCD14にラインシフトする。こ
れにより、水平CCD14内では2ライン1ビットシフ
ト加算が行われる。その加算結果は、…,Ye+G,C
y+Mg,Ye+G,Cy+Mg,…となる。
【0076】この2ライン1ビットシフト加算後、さら
に1ビットシフトを行い、続いて垂直2画素加算による
6ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を、次いで斜め2画素加算による7ライン目の信号
電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を順に水平CCD
14にラインシフトする。これにより、水平CCD14
内では、1ビットシフト加算を伴う4ライン分の信号電
荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,
…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号
電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0077】次の8ライン目〜11ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加
算による8ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,C
y,Ye,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで斜め2画素加算による9ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われる。そして、その加算結果は、…,C
y+G,Ye+Mg,Cy+G,Ye+Mg,…とな
る。この2ライン通常加算後、垂直2画素加算による1
0ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,
…)を、続いて1ビットシフトを行った後斜め2画素加
算による11ライン目の信号電荷(…,Mg,G,M
g,G,…)を順に水平CCD14にラインシフトす
る。これにより、水平CCD14内では4ライン分の信
号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+2
Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Y
e,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0078】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2G+2Cy,2
Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+
Ye),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0079】第3例に係る1/4IS圧縮の場合には、
図7(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算
の加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂
直加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィール
ドとで4ラインの組み合わせを変えるようにする。この
第3例に係る1/4IS圧縮の動作について図14の動
作説明図を用いて説明する。
【0080】図14において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0081】先ず、第1フィールド(A)では、最初
に、1ライン目、2ライン目の信号電荷を捨て、しかる
後斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシ
フトし、次いで1ビットシフトを行った後斜め2画素加
算による4ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,
G,…)を水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では2ライン1ビットシフト加
算が行われる。その加算結果は、…,2G,2Mg,2
G,2Mg,…となる。
【0082】この2ライン1ビットシフト加算後1ビッ
トシフトを行い、次いで垂直2画素加算による5ライン
目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を、
続いて垂直2画素加算による6ライン目の信号電荷
(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を順に水平CCD
14にラインシフトする。これにより、水平CCD14
内では、2回の1ビットシフト加算を伴う4ライン分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+
2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0083】次の7ライン目〜10ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加
算による7ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行い、しかる後斜め2画素加算による8
ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では、2ライン1ビットシフト加算が行わ
れる。その加算結果は、…,2G,2Mg,2G,2M
g,…となる。この2ライン1ビットシフト加算後、垂
直2画素加算による9ライン目の信号電荷(…,Ye,
Cy,Ye,Cy,…)を、続いて垂直2画素加算によ
る10ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,C
y,…)を順に水平CCD14にラインシフトする。こ
れにより、水平CCD14内では、1ビットシフト加算
を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行われる。そし
て、その加算結果は、…,2G+2Cy,2Mg+2Y
e,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…となる。これら
の信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて
後段の信号処理系に出力される。
【0084】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2G+2Cy,2
Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+
Ye),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0085】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
垂直2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,C
y,Ye,Cy,Ye,…)を、続いて垂直2画素加算
による2ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,
Cy,…)を順に水平CCD14にラインシフトする。
これにより、水平CCD14内では2ライン通常加算が
行われ、その加算結果は、…,2Cy,2Ye,2C
y,2Ye,…となる。
【0086】この2ライン通常加算後、斜め2画素加算
による3ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,
G,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行い、しかる後斜め2画素加算による4
ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では、1ビットシフト加算を伴う4ライン
分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+
2Ye,…となる。これらの信号電荷は、水平CCD1
4によって順に水平転送され、電荷検出部16で信号電
圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0087】次の5ライン目〜8ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加算
による5ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,
Ye,…)を、次いで垂直2画素加算による6ライン目
の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を順に
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では2ライン通常加算が行われ、その加算
結果は、…,2Cy,2Ye,2Cy,2Ye,…とな
る。この2ライン通常加算後1ビットシフトを行い、次
いで斜め2画素加算による7ライン目の信号電荷(…,
Mg,G,Mg,G,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。さらに、1ビットシフトを行った後斜め2画
素加算による8ライン目の信号電荷(…,G,Mg,
G,Mg,…)を水平CCD14にラインシフトする。
これにより、水平CCD14内では、2回の1ビットシ
フト加算を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行われ
る。そして、その加算結果は、…,2G+2Cy,2M
g+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…とな
る。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に
変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0088】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,…、続いて…,2G+2Cy,2M
g+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg
+Cy),(G+Ye)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0089】第4例に係る1/4IS圧縮の場合にも、
図7(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算
の加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂
直加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィール
ドとで4ラインの組み合わせを変えるようにする。この
第4例に係る1/4IS圧縮の動作について図15の動
作説明図を用いて説明する。
【0090】図15において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、2ライ
ン目〜5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、4ライン目〜7
ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0091】先ず、第1フィールド(A)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Y
e,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
G,Mg,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…Ye+G,Cy
+Mg,Ye+G,Cy+Mg,…となる。
【0092】この2ライン通常加算後1ビットシフトを
行い、しかる後斜め2画素加算による4ライン目の信号
電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を水平CCD14
にラインシフトし、次いで1ビットシフトを行った後垂
直2画素加算による5ライン目の信号電荷(…,Ye,
Cy,Ye,Cy,…)を水平CCD14にラインシフ
トする。これにより、水平CCD14内では、1ビット
シフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行わ
れ、その加算結果は、…,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,2Mg+2Cy,…となる。これら
の信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて
後段の信号処理系に出力される。
【0093】次の6ライン目〜9ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加算
による6ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,
Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで
1ビットシフトした後斜め2画素加算による7ライン目
の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を水平CC
D14にラインシフトする。これにより、水平CCD1
4内では、2ライン1ビットシフト加算が行われ、その
加算結果は、…,Ye+Mg,Cy+G,Ye+Mg,
Cy+G,…となる。
【0094】この2ライン1ビットシフト加算後1ビッ
トシフトを行い、しかる後斜め2画素加算による8ライ
ン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を、次
いで垂直2画素加算による9ライン目の信号電荷(…,
Ye,Cy,Ye,Cy,…)を順に水平CCD14に
ラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、1ビットシフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の
加算が行われ、その加算結果は、…,2Mg+2Ye,
2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…とな
る。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に
変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0095】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2Mg+2Ye,
2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…、以
降その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+Y
e),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(Mg+Y
e),(G+Cy)が色差信号Crであることから、色
差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力さ
れることになる。
【0096】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨て、しかる後斜
め2画素加算による4ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシフト
し、次いで1ビットシフトした後垂直2画素加算による
5ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,
…)を水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では2ライン1ビットシフト加算
が行われ、その加算結果は、…,G+Ye,Mg+C
y,G+Ye,Mg+Cy,…となる。
【0097】この2ライン1ビットシフト加算後、垂直
2画素加算による6ライン目の信号電荷(…,Cy,Y
e,Cy,Ye,…)を、次いで斜め2画素加算による
7ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)
を順に水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴う
4ライン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果
は、…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…となる。次の8ライン目〜11
ライン目までの4ライン分の信号電荷の垂直加算では、
先ず、斜め2画素加算による8ライン目の信号電荷
(…,G,Mg,G,Mg,…)を、次いで垂直2画素
加算による9ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,C
y,Ye,…)を順に水平CCD14にラインシフトす
る。これにより、水平CCD14内では2ライン通常加
算が行われ、その加算結果は、…,G+Cy,Mg+Y
e,G+Cy,Mg+Ye,…となる。
【0098】この2ライン通常加算後、垂直2画素加算
による10ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,C
y,Ye,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで1ビットシフトを行った後斜め2画素加算による1
1ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)
を水平CCD14にラインシフトする。これにより、水
平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴う4ライ
ン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,
2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg
+2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送
され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力さ
れる。
【0099】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、次に…,2G+2Cy,2M
g+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以降
その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+Y
e),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(G+Cy),
(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、色差信
号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力される
ことになる。
【0100】図16は、センサ部11、垂直CCD12
および読み出しゲート部13の構成の第2例を示す平面
パターン図である。図16において、図5(第1例)の
平面パターン図と同等部分には同一符号を付し、その説
明については重複するのでここでは省略するものとす
る。
【0101】第1例と第2例の違いは、チャネルストッ
プ部23のパターンの形状にある。すなわち、第1例に
係るチャネルストップ部23のパターン例の場合には、
図7(A),(B)から明らかなように、斜め加算と垂
直加算を交互にし、斜め加算をさらに交互に左右に振る
ようにしているのに対して、第2例に係るチャネルスト
ップ部23のパターン例の場合には、斜め加算と垂直加
算を交互にし、垂直加算をさらに交互に左右に振るよう
にしている。
【0102】具体的には、図16にハッチングを示すよ
うに、素子分離用のチャネルストップ部23について、
1行目、5行目、7行目、8行目の各センサ部11aで
は図の右側において、2行目〜4行目、6行目の各セン
サ部11bでは図の左側においてチャネルストップ部2
3が除去され、以降、8行(垂直8画素)ごとに繰り返
されるパターン形状となっている。
【0103】上記の画素構造において、1相目の垂直転
送クロックVφ1に読み出しパルスXSGが立つこと
で、2行目、4行目、6行目、…のセンサ部11bの信
号電荷が、左向きの矢印で示すように、図の左側に位置
する垂直CCD12に読み出され、8行目、…のセンサ
部11aの信号電荷が、右向きの矢印で示すように、図
の右側に位置する垂直CCD12に読み出される。
【0104】また、3相目の垂直転送クロックVφ3に
読み出しパルスXSGが立つことにより、1行目、5行
目、7行目、…のセンサ部11aの信号電荷が、右向き
の矢印で示すように、図の右側に位置する垂直CCD1
2に読み出され、3行目、…のセンサ部11bの信号電
荷が、左向きの矢印で示すように、図の左側に位置する
垂直CCD12に読み出される。
【0105】これにより、垂直CCD12内では隣り合
う2パケットの信号電荷の加算が行われる。この信号電
荷の加算により、斜め2画素加算と垂直2画素加算が交
互に繰り返され、かつ垂直加算がさらに左右に振られる
ことになる。そして、その加算結果が、図17に示すよ
うに、補色2×2配列のカラーコーディングとなる。図
17において、(A)は第1フィールドの場合を、
(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示している。
また、第1フィールド(A)と第2フィールド(B)
で、2画素加算を行う行の組み合わせを変える。
【0106】具体的には、第1フィールド(A)におい
ては、1行目と2行目、5行目と6行目、…の各2行間
で斜め2画素加算(DI)が行われ、3行目と4行目、
7行目と8行目、…の各2行間で垂直2画素加算(V
I)が行われる。一方、第2フィールド(B)において
は、2行目と3行目、8行目と9行目、…の各2行間で
垂直2画素加算が行われ、4行目と5行目、6行目と7
行目、…の各2行間で斜め2画素加算が行われる。な
お、斜め2画素加算の際に、第1フィールドでは右斜め
上(左斜め下)の2画素が、第2フィールドでは右斜め
下(左斜め上)の2画素がそれぞれ加算される。
【0107】続いて、この補色2×2配列のカラーコー
ディングの場合の1/2IS圧縮の動作について説明す
る。この1/2IS圧縮では、図17(A)のカラーコ
ーディングを用いるものとし、また第1フィールドと第
2フィールドとで2ラインシフトを行うラインの組み合
わせを変えるようにする。
【0108】1/2IS圧縮について図18の動作説明
図を用いて説明する。図18において、(A)は第1フ
ィールドの場合を、(B)は第2フィールドの場合をそ
れぞれ示しており、第1フィールド(A)では、1ライ
ン目と2ライン目(a1)、3ライン目と4ライン目
(a2)、…の組み合わせで、第2フィールド(B)で
は、2ライン目と3ライン目(b1)、4ライン目と5
ライン目(b2)、…の組み合わせで2ラインシフトを
行うようにする。
【0109】先ず、第1フィールド(A)において、斜
め2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を水平CCD14にラインシフト
し、次いで垂直2画素加算による2ライン目の信号電荷
(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は2ライン通常加算が行われ、その加算結果は、…,G
+Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…とな
る。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に
変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0110】続いて、斜め2画素加算による3ライン目
の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を水平CC
D14にラインシフトし、次いで垂直2画素加算による
4ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では2ライン通常加算が行われ、
その加算結果は、…,G+Ye,Mg+Cy,G+Y
e,Mg+Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水
平転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に
出力される。
【0111】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Y
e,…、続いて…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+C
y,G+Ye,…、以降その繰り返しで信号が出力され
る。ここで、(G+Cy),(Mg+Ye)が色差信号
Cr、(Mg+Cy),(G+Ye)が色差信号Cbで
あることから、色差信号Crと色差信号Cbがライン単
位で交互に出力される。
【0112】次に、第2フィールド(B)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Y
e,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで斜め2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,
Mg,G,Mg,G,…)を水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,Mg+Ye,
G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,…となる。これらの
信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後
段の信号処理系に出力される。
【0113】続いて、垂直2画素加算による4ライン目
の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を、次
いで斜め2画素加算による5ライン目の信号電荷(…,
Mg,G,Mg,G,…)を順に水平CCD14にライ
ンシフトする。これにより、水平CCD14内では2ラ
イン通常加算が行われ、その加算結果は、…,G+Y
e,Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,…となる。こ
れらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換さ
れて後段の信号処理系に出力される。
【0114】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,G+C
y,…、続いて…,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,
Mg+Cy,…、以降その繰り返しで信号が出力され
る。ここで、(Mg+Ye),(G+Cy)が色差信号
Cr、(G+Ye),(Mg+Cy)が色差信号Cbで
あることから、色差信号Crと色差信号Cbがライン単
位で交互に出力される。
【0115】上述したように、水平2繰り返し、垂直2
繰り返しの原色カラーコーティングに対して、垂直CC
D12内で垂直2画素加算および斜め2画素加算を行
い、かつ水平CCD14内で2ラインシフト加算を行う
ことにより、1/2IS圧縮を実現できるとともに、色
差信号Cr(Ye+Mg,Cy+G)と色差信号Cb
(Ye+G,Cy+Mg)をライン単位で交互に出力で
きる(色差線順次出力)。しかも、第1フィールドと第
2フィールドとで垂直2画素加算および斜め2画素加算
を行う2画素(2行)の組み合わせを変えることによ
り、インターレース動作を実現できる。
【0116】次に、図17に示す補色2×2配列のカラ
ーコーディングの場合の1/4IS圧縮の動作を、第1
例〜第4例について説明する。第1例および第2例では
図17(A)のカラーコーディングを用い、第3例およ
び第4例では図17(B)のカラーコーディングを用い
るものとし、また第1フィールドと第2フィールドとで
2ラインシフトを行うラインの組み合わせを変える。
【0117】第1例に係る1/4IS圧縮の動作につい
て図19の動作説明図を用いて説明する。図19におい
て、(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フ
ィールドの場合をそれぞれ示している。そして、第1フ
ィールド(A)では、3ライン目〜6ライン目、7ライ
ン目〜10ライン目、…の組み合わせで、第2フィール
ド(B)では、1ライン目〜4ライン目、5ライン目〜
8ライン目、…の組み合わせで垂直加算を行うようにす
る。
【0118】先ず、第1フィールドにおいて、最初に、
1ライン目と2ライン目の信号電荷を捨て、続いて斜め
2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を、次いで垂直2画素加算による4
ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を順に水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では2ライン通常加算が行わ
れ、その加算結果は、…,G+Ye,Mg+Cy,G+
Ye,Mg+Cy,…となる。
【0119】この2ライン通常加算後、斜め2画素加算
による5ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行った後垂直2画素加算による6ライン
目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では1ビットシフト加算を伴う4ライン分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+
2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0120】次の7ライン目〜10ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加
算による7ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行った後垂直2画素加算による8ライン
目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では、2ライン1ビットシフト加算が行わ
れ、その加算結果は、…,G+Cy,Mg+Ye,G+
Cy,Mg+Ye,…となる。この2ライン1ビットシ
フト加算後1ビットシフトを行い、続いて斜め2画素加
算による9ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を、次いで垂直2画素加算による10ライン目
の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を順に
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では1ビットシフト加算を伴う4ライン分
の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G
+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2
Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0121】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Y
e,2Mg+2Cy,…、続いて…,2G+2Cy,2
Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+
Ye),(Mg+Cy)が色差信号Cb、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、
色差信号Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力
されることになる。
【0122】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
斜め2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,G,
Mg,G,Mg,…)を、続いて垂直2画素加算による
2ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,
…)を順に水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では2ライン通常加算が行わ
れ、その加算結果は、…,G+Cy,Mg+Ye,G+
Cy,Mg+Ye,…となる。
【0123】この2ライン通常加算後、斜め2画素加算
による3ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行った後垂直2画素加算による4ライン
目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では、1ビットシフト加算を伴う4ライン分
の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G
+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2
Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0124】次の5ライン目〜8ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加算
による5ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,
G,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで1
ビットシフトを行った後垂直2画素加算による6ライン
目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では2ライン1ビットシフト加算が行われ、
その加算結果は、…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+C
y,G+Ye,…となる。この2ライン1ビットシフト
加算後1ビットシフトを行い、次いで斜め2画素加算に
よる7ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,
…)を、続いて垂直2画素加算による8ライン目の信号
電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を順に水平C
CD14にラインシフトする。これにより、水平CCD
14内では、2回の1ビットシフト加算を伴う4ライン
分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+
2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0125】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,…、続いて…,2Mg+2Cy,
2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,…、以
降その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Cr、(Mg+C
y),(G+Ye)が色差信号Cbであることから、色
差信号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力さ
れることになる。
【0126】第2例に係る1/4IS圧縮の動作につい
て図20の動作説明図を用いて説明する。図20におい
て、(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フ
ィールドの場合をそれぞれ示している。そして、第1フ
ィールド(A)では、4ライン目〜7ライン目、8ライ
ン目〜11ライン目、…の組み合わせで、第2フィール
ド(B)では、2ライン目〜5ライン目、6ライン目〜
9ライン目、…の組み合わせで垂直加算を行うようにす
る。
【0127】先ず、第1フィールドにおいて、最初に、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨て、続いて垂直
2画素加算による4ライン目の信号電荷(…,Cy,Y
e,Cy,Ye,…)を、次いで斜め2画素加算による
5ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)
を順に水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では2ライン通常加算が行われ、
その加算結果は、…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+C
y,G+Ye,…となる。
【0128】この2ライン通常加算後1ビットシフトを
行い、次いで垂直2画素加算による6ライン目の信号電
荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水平CCD1
4にラインシフトし、続いて1ビットシフトを行った後
斜め2画素加算による7ライン目の信号電荷(…,M
g,G,Mg,G,…)を水平CCD14にラインシフ
トする。これにより、水平CCD14内では2回の1ビ
ットシフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行
われ、その加算結果は、…,2Mg+2Cy,2G+2
Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,…となる。これ
らの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換され
て後段の信号処理系に出力される。
【0129】次の8ライン目〜11ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加
算による8ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Y
e,Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで1ビットシフトを行った後斜め2画素加算による9
ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では、2ライン1ビットシフト加算が行わ
れ、その加算結果は、…,Mg+Ye,G+Cy,Mg
+Ye,G+Cy,…となる。この2ライン1ビットシ
フト加算後、垂直2画素加算による10ライン目の信号
電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を、次いで斜
め2画素加算による11ライン目の信号電荷(…,G,
Mg,G,Mg,…)を順に水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では1ビット
シフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行わ
れ、その加算結果は、…,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…となる。これら
の信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて
後段の信号処理系に出力される。
【0130】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,…、続いて…,2Mg+2Ye,2
G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…、以降
その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg+C
y),(G+Ye)が色差信号Cb、(Mg+Ye),
(G+Cy)が色差信号Crであることから、色差信号
Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力されるこ
とになる。
【0131】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
垂直2画素加算による2ライン目の信号電荷(…,C
y,Ye,Cy,Ye,…)を、続いて斜め2画素加算
による3ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,M
g,…)を順に水平CCD14にラインシフトする。こ
れにより、水平CCD14内では2ライン通常加算が行
われ、その加算結果は、…,G+Cy,Mg+Ye,G
+Cy,Mg+Ye,…となる。
【0132】この2ライン通常加算後1ビットシフトを
行い、次いで垂直2画素加算による4ライン目の信号電
荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を、続いて1ビ
ットシフトを行った後斜め2画素加算による5ライン目
の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を順に水平
CCD14にラインシフトする。これにより、水平CC
D14内では、2回の1ビットシフト加算を伴う4ライ
ン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,
2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg
+2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送
され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力さ
れる。
【0133】次の6ライン目〜9ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加算
による6ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,
Cy,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで
1ビットシフトを行い、しかる後斜め2画素加算による
7ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)
を水平CCD14にラインシフトする。これにより、水
平CCD14内では2ライン1ビットシフト加算が行わ
れ、その加算結果は、…,G+Ye,Mg+Cy,G+
Ye,Mg+Cy,…となる。この2ライン1ビットシ
フト加算後、垂直2画素加算による8ライン目の信号電
荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を、続いて斜め
2画素加算による9ライン目の信号電荷(…,Mg,
G,Mg,G,…)を順に水平CCD14にラインシフ
トする。これにより、水平CCD14内では、1ビット
シフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の加算が行わ
れ、その加算結果は、…,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,2Mg+2Cy,…となる。これら
の信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて
後段の信号処理系に出力される。
【0134】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,2Mg+2Ye,…、続いて…,2G+2Ye,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,…、以
降その繰り返しで信号が出力される。ここで、(G+C
y),(Mg+Ye)が色差信号Cr、(G+Ye),
(Mg+Cy)が色差信号Cbであることから、色差信
号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力される
ことになる。
【0135】第3例に係る1/4IS圧縮の動作につい
て図21の動作説明図を用いて説明する。図21におい
て、(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フ
ィールドの場合をそれぞれ示している。そして、第1フ
ィールド(A)では、2ライン目〜5ライン目、6ライ
ン目〜9ライン目、…の組み合わせで、第2フィールド
(B)では、4ライン目〜7ライン目、8ライン目〜1
1ライン目、…の組み合わせで垂直加算を行うようにす
る。
【0136】先ず、第1フィールドにおいて、最初に、
1ライン目の信号電荷を捨て、次いで斜め2画素加算に
よる2ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,
…)を、続いて斜め2画素加算による3ライン目の信号
電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を順に水平CCD
14にラインシフトする。これにより、水平CCD14
内では2ライン通常加算が行われ、その加算結果は、
…,2Mg,2G,2Mg,2G,…となる。
【0137】この2ライン通常加算後、垂直2画素加算
による4ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,
Ye,…)を水平CCD14にラインシフトし、次いで
1ビットシフトを行った後垂直2画素加算による6ライ
ン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では1ビットシフト加算を伴う4ライン分
の信号電荷の加算が行われる。その加算結果は、…,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+
2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0138】次の6ライン目〜9ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加算
による6ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,
G,…)を、次いで斜め2画素加算による7ライン目の
信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を順に水平C
CD14にラインシフトする。これにより、水平CCD
14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結果
は、…,2G,2Mg,2G,2Mg,…となる。この
2ライン通常加算後1ビットシフトを行い、次いで垂直
2画素加算による8ライン目の信号電荷(…,Cy,Y
e,Cy,Ye,…)を、続いて1ビットシフトを行っ
た後垂直2画素加算による9ライン目の信号電荷(…,
Ye,Cy,Ye,Cy,…)を順に水平CCD14に
ラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、1ビットシフト加算を伴う4ライン分の信号電荷の
加算が行われ、その加算結果は、…,2Mg+2Ye,
2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…とな
る。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧に
変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0139】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,…、続いて…,2Mg+2Ye,2
G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,…、以降
その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg+C
y),(G+Ye)が色差信号Cb、(Mg+Ye),
(G+Cy)が色差信号Crであることから、色差信号
Cbと色差信号Crがライン単位で交互に出力されるこ
とになる。
【0140】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨て、次いで垂直
2画素加算による4ライン目の信号電荷(…,Ye,C
y,Ye,Cy,…)を水平CCD14にラインシフト
し、続いて1ビットシフトを行った後垂直2画素加算に
よる5ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Y
e,…)を水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では2ライン1ビットシフト加
算が行われ、その加算結果は、…,2Ye,2Cy,2
Ye,2Cy,…となる。
【0141】この2ライン1ビットシフト加算後、斜め
2画素加算による6ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を、次いで斜め2画素加算による7
ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を
順に水平CCD14にラインシフトする。これにより、
水平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴う4ラ
イン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、
…,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,
2G+2Cy,…となる。これらの信号電荷は順に水平
転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出
力される。
【0142】次の8ライン目〜11ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加
算による8ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,C
y,Ye,…)を水平CCD14にラインシフトし、次
いで1ビットシフトを行った後垂直2画素加算による9
ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を水平CCD14にラインシフトする。これによ
り、水平CCD14内では2ライン1ビットシフト加算
が行われ、その加算結果は、…,2Ye,2Cy,2Y
e,2Cy,…となる。
【0143】この2ライン1ビットシフト加算後1ビッ
トシフトを行い、次いで斜め2画素加算による10ライ
ン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を、続
いて垂直2画素加算による11ライン目の信号電荷
(…,Mg,G,Mg,G,…)を順に水平CCD14
にラインシフトする。これにより、水平CCD14内で
は、2回の1ビットシフト加算を伴う4ライン分の信号
電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2Mg+2
Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,
…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号
電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0144】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Y
e,2G+2Cy,…、続いて…,2Mg+2Cy,2
G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,…、以
降、その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg
+Ye),(G+Cy)が色差信号Cr、(Mg+C
y),(G+Ye,が色差信号Cbであることから、色
差信号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力さ
れることになる。
【0145】第4例に係る1/4IS圧縮の動作につい
て図22の動作説明図を用いて説明する。図22におい
て、(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フ
ィールドの場合をそれぞれ示している。そして、第1フ
ィールド(A)では、3ライン目〜6ライン目、7ライ
ン目〜10ライン目、…の組み合わせで、第2フィール
ド(B)では、1ライン目〜4ライン目、5ライン目〜
8ライン目、…の組み合わせで垂直加算を行うようにす
る。
【0146】先ず、第1フィールドにおいて、最初に、
1ライン目、2ライン目の信号電荷を捨て、続いて斜め
2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,Mg,
G,Mg,G,…)を水平CCD14にラインシフト
し、次いで1ビットシフトを行った後垂直2画素加算に
よる4ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Y
e,…)を水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴
う2ライン通常加算が行われ、その加算結果は、…,M
g+Ye,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,…とな
る。
【0147】この2ライン1ビットシフト通常加算後、
1ビットシフトを行い、次いで垂直2画素加算による5
ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を、続いて斜め2画素加算による6ライン目の信号
電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を順に水平CCD
14にラインシフトする。これにより、水平CCD14
内では、2回の1ビットシフト加算を伴う4ライン分の
信号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2Mg
+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,2G+2C
y,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0148】次の7ライン目〜10ライン目までの4ラ
イン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、斜め2画素加
算による7ライン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,
G,…)を、次いで垂直2画素加算による8ライン目の
信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,Ye,…)を順に水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結
果は、…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Y
e,…となる。この2ライン通常加算後1ビットシフト
を行い、次いで垂直2画素加算による9ライン目の信号
電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を、続いて1
ビットシフトを行った後斜め2画素加算による10ライ
ン目の信号電荷(…,Mg,G,Mg,G,…)を順に
水平CCD14にラインシフトする。これにより、水平
CCD14内では1ビットシフト加算を伴う4ライン分
の信号電荷の加算が行われる。その加算結果は、…,2
Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+
2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送さ
れ、信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力され
る。
【0149】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Y
e,2G+2Cy,…、続いて…,2Mg+2Cy,2
G+2Ye,2Mg+2Cy,2G+2Ye,…、以降
その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg+Y
e),(G+Cy)が色差信号Cr、(Mg+Cy),
(G+Ye)が色差信号Cbであることから、色差信号
Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力されるこ
とになる。
【0150】次に、第2フィールド(B)では、先ず、
垂直2画素加算による1ライン目の信号電荷(…,C
y,Ye,Cy,Ye,…)を水平CCD14にライン
シフトし、続いて1ビットシフトを行った後斜め2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,
Mg,…)を水平CCD14にラインシフトする。これ
により、水平CCD14内で2ライン1ビットシフト加
算が行われ、その加算結果は、…,Mg+Cy,G+Y
e,Mg+Cy,G+Ye,…となる。
【0151】この2ライン1ビットシフト加算後、斜め
2画素加算による3ライン目の信号電荷(…,G,M
g,G,Mg,…)を、続いて垂直2画素加算による4
ライン目の信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,
…)を順に水平CCD14にラインシフトする。これに
より、水平CCD14内では、1ビットシフト加算を伴
う4ライン分の信号電荷の加算が行われ、その加算結果
は、…,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,…となる。これらの信号電荷は順に
水平転送され、信号電圧に変換されて後段の信号処理系
に出力される。
【0152】次の5ライン目〜8ライン目までの4ライ
ン分の信号電荷の垂直加算では、先ず、垂直2画素加算
による5ライン目の信号電荷(…,Cy,Ye,Cy,
Ye,…)を、次いで斜め2画素加算による6ライン目
の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,…)を水平CC
D14にラインシフトする。これにより、水平CCD1
4内では2ライン通常加算が行われ、その加算結果は、
…,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…
となる。この2ライン通常加算後、斜め2画素加算によ
る7ライン目の信号電荷(…,G,Mg,G,Mg,
…)を水平CCD14にラインシフトし、続いて1ビッ
トシフトを行った後垂直2画素加算による8ライン目の
信号電荷(…,Ye,Cy,Ye,Cy,…)を水平C
CD14にラインシフトする。これにより、水平CCD
14内では、1ビットシフト加算を伴う4ライン分の信
号電荷の加算が行われ、その加算結果は、…,2G+2
Cy,2Mg+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Y
e,…となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、
信号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0153】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2Mg+2Cy,2G+2Ye,2Mg+2C
y,2G+2Ye,…、続いて…,2G+2Cy,2M
g+2Ye,2G+2Cy,2Mg+2Ye,…、以降
その繰り返しで信号が出力される。ここで、(Mg+C
y),(G+Ye)が色差信号Cb、(G+Cy),
(Mg+Ye)が色差信号Crであることから、色差信
号Crと色差信号Cbがライン単位で交互に出力される
ことになる。
【0154】ここまで説明したチャネルストップ部23
の2つのパターン例では、図5の第1例および図16の
第2例共に、垂直2画素加算および斜め2画素加算後の
補色カラーコーディングが、水平2×垂直8の繰り返し
(図7および図17を参照)となっているが、チャネル
ストップ部23のパターンをさらに変更することによ
り、図23に示すように、水平2×垂直16の繰り返し
の補色カラーコーディングとすることも可能である。
【0155】図23において、(A)は第1フィールド
を、(B)は第2フィールドをそれぞれ示しており、第
1フィールド(A)と第2フィールド(B)とで2画素
加算を行う行の組み合わせを変えている。この水平2×
垂直16の繰り返しの補色カラーコーディングの場合に
も、水平CCD14での2ライン通常加算や2ライン1
ビットシフト加算の組み合わせにより、垂直方向の加算
圧縮による1/2ISや1/4IS圧縮などを行うこと
が可能である。ここで、1/4IS圧縮の場合を例にと
って説明する。
【0156】具体的には、図23(A)のカラーコーデ
ィングを用いるものとすると、図24(第1例)および
図25(第2例)に示すように、第1フィールド(A)
および第2フィールド(B)共に、最初に…,Mg+C
y,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…、続いて…,
G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…、以
降、その繰り返しとなり、(Mg+Cy),(G+Y
e)が色差信号Cb、(G+Cy),(Mg+Ye)が
色差信号Crであることから、色差信号Crと色差信号
Cbがライン単位で交互に出力される。
【0157】上述したように、水平2繰り返し、垂直2
繰り返しの原色カラーコーティングに対して、垂直CC
D12内で垂直2画素加算および斜め2画素加算を行
い、かつ水平CCD14内で1ビットシフトを伴う4ラ
イン加算を行うことにより、1/4IS圧縮を実現でき
るとともに、色差信号Cr(Ye+Mg,Cy+G)と
色差信号Cb(Ye+G,Cy+Mg)をライン単位で
交互に出力できる(色差線順次出力)。しかも、第1フ
ィールドと第2フィールドとで垂直2画素加算および斜
め2画素加算を行う2画素(2行)の組み合わせを変え
ることにより、インターレース動作を実現できる。
【0158】以上、カラーフィルタ19として原色フィ
ルタを用いた場合の動作例について説明したが、本発明
は、原色フィルタへの適用に限られるものではなく、補
色フィルタにも同様に適用可能である。以下、カラーフ
ィルタ19として補色フィルタを用いた場合の動作例に
ついて説明する。
【0159】図26に、補色フィルタのカラーコーディ
ングの一例を示す。本例に係る補色フィルタは、図26
から明らかなように、奇数行がMg/G、偶数行がCy
/Yeの補色2×2配列のカラーコーディングとなって
いる。なお、補色フィルタとしては、図26に示すカラ
ーコーディングのものに限られるものではなく、Cyと
Ye、MgとGが入れ替わったカラーコーディングや、
奇数行と偶数行が入れ替わったカラーコーディングのも
のであっても良い。
【0160】図26の補色2×2配列のカラーコーディ
ングの補色フィルタにおいて、チャネルストップ部23
の図5に示すパターン例のもとに、原色フィルタの場合
と同様に、垂直CCD12内で垂直2画素加算および斜
め2画素加算を行うものとすると、その加算結果は、図
27に示すように、色差信号Cb(Ye+G,Cy+M
g),Cr(Ye+Mg,Cy+G)がライン単位で交
互に得られる色差線順次となる。図27において、
(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フィー
ルドの場合をそれぞれ示している。
【0161】具体的には、第1フィールド(A)では、
1行目と2行目、5行目と6行目、…の各2行間で斜め
2画素加算(DI)が行われ、3行目と4行目、7行目
と8行目、…の各2行間で垂直2画素加算(VI)が行
われ、その加算結果は、奇数ラインがMg+Ye,G+
Cy,Mg+Ye,G+Cy,…、偶数ラインがMg+
Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…となる。た
だし、第2フィールド(B)の場合には、2行目と3行
目、4行目と5行目、…の各2行間で垂直2画素加算が
行われ、6行目と7行目、8行目と9行目、…の各2行
間で斜め2画素加算が行われることにより、色差信号C
b(Ye+G,Cy+Mg),Cr(Ye+Mg,Cy
+G)が2ラインごとに交互に得られることになる。
【0162】上述したように、補色2×2配列のカラー
コーディングの補色フィルタにおいて、垂直2画素加算
および斜め2画素加算によって得られる色差線順次の加
算結果を、水平ブランキング期間にライン単位で順に水
平CCD14に垂直転送し、かつ水平有効期間に順に水
平転送することにより、垂直CCD12内での加算後の
信号電荷を独立に読み出す1/2PS圧縮を実現でき
る。
【0163】そして、後段の信号処理系では、(Mg+
Ye),(G+Cy),(Mg+Cy),(G+Ye)
の2ライン4種類の信号出力より、輝度信号Yと色差信
号Cb,Crを下記の式から演算する。
【0164】 Y=(Mg+Ye)+(G+Cy) =(Mg+Cy)+(G+Ye) Cb=(Mg+Cy)−(G+Ye) Cr=(Mg+Ye)−(G+Cy) また、色差信号Cb,Crの重心合わせをし、下記の式
に基づく原色分離の計算を行う。
【0165】R=Cr+0.129*Y G=Y−(Cr−Cb) B=Cb+0.22*(Y−Cr) 続いて、1/2IS圧縮の動作について説明する。この
1/2IS圧縮では、図27(A)の加算結果を用いる
ものとし、また第1フィールドと第2フィールドとで2
ラインシフトを行うラインの組み合わせを変えるように
する。
【0166】1/2IS圧縮について図28の動作説明
図を用いて説明する。図28において、(A)は第1フ
ィールドの場合を、(B)は第2フィールドの場合をそ
れぞれ示しており、第1フィールド(A)では、1ライ
ン目と2ライン目(a1)、3ライン目と4ライン目
(a2)、…の組み合わせで、第2フィールド(B)で
は、2ライン目と3ライン目(b1)、4ライン目と5
ライン目(b2)、…の組み合わせで2ラインシフトを
行うようにする。
【0167】第1フィールド(A)において、斜め2画
素加算による1ライン目の信号電荷(…,Mg+Ye,
G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,…)を、次いで垂直
2画素加算による2ライン目の信号電荷(…,G+Y
e,Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,…)を順に水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結
果は、…,2Ye+Mg+G,2Cy+Mg+G,2Y
e+Mg+G,2Cy+Mg+G,…(図中、…,2Y
MG,2CMG,2YMG,2CMG,…と略記する)
となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電
圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0168】続いて、斜め2画素加算による3ライン目
の信号電荷(…,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,M
g+Ye,…)を、次いで垂直2画素加算による4ライ
ン目の信号電荷(…,G+Ye,Mg+Cy,G+Y
e,Mg+Cy,…)を順に水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,2G+Cy+
Ye,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,2Mg
+Cy+Ye,…(図中、…,2GCY,2MCY,2
GCY,2MCY,…と略記する)となる。これらの信
号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後段
の信号処理系に出力される。
【0169】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2Ye+Mg+G,2Cy+Mg+G,2Ye
+Mg+G,2Cy+Mg+G,…、続いて…,2G+
Cy+Ye,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,
2Mg+Cy+Ye,…、以降、その繰り返しで信号が
出力される。
【0170】次に、第2フィールド(B)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Mg+Cy,G
+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…)を、次いで斜め2
画素加算による3ライン目の信号電荷(…,Mg+Y
e,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,…)を順に水平
CCD14にラインシフトする。これにより、水平CC
D14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結果
は、…,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,2M
g+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,…(図中、…,2
MCY,2GCY,2MCY,2GCY,…と略記す
る)となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信
号電圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0171】続いて、垂直2画素加算による4ライン目
の信号電荷(…,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,M
g+Cy,…)を、次いで斜め2画素加算による5ライ
ン目の信号電荷(…,G+Cy,Mg+Ye,G+C
y,Mg+Ye,…)を順に水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,2Ye+Mg
+G,2Cy+Mg+G,2Ye+Mg+G,2Cy+
Mg+G,…(図中、…,2YMG,2CMG,2YM
G,2CMG,…と略記する)となる。これらの信号電
荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後段の信
号処理系に出力される。
【0172】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,2M
g+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,…、続いて…,2
Ye+Mg+G,2Cy+Mg+G,2Ye+Mg+
G,2Cy+Mg+G,…、以降、その繰り返しで信号
が出力される。
【0173】そして、後段の信号処理系では、(2Mg
+Cy+Ye),(2G+Cy+Ye),(2Ye+M
g+G),(2Cy+Mg+G)の2ライン4種類の信
号出力より、輝度信号Yと色差信号Cb,Crを下記の
式から演算する。
【0174】 2Y=(2Mg+Cy+Ye)+(2G+Cy+Ye) =(2Ye+Mg+G)+(2Cy+Mg+G) 2Cb=(2Cy+Mg+G)−(2Ye+Mg+G) +(2Mg+Cy+Ye)−(2G+Cy+Ye) =(Cy+Mg)−(G+Ye) 2Cr=(2Mg+Cy+Ye)−(2G+Cy+Ye) +(2Ye+Mg+G)−(2Cy+Mg+G) =(Mg+Ye)−(Cy+G) 次に、1/4IS圧縮について第1例〜第4例の4つの
例の場合を説明する。なお、これら第1例〜第4例の各
動作は、原色フィルタを用いた場合の図5に示すパター
ン例での第1例〜第4例の各動作と基本的に同じである
ため、その詳細な動作説明についてはここでは省略する
ものとする。
【0175】先ず、第1例に係る1/4IS圧縮では、
図27(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加
算の加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として
垂直加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィー
ルドとで4ラインの組み合わせを変えるようにする。こ
の第1例に係る1/4IS圧縮の動作について図29の
動作説明図を用いて説明する。
【0176】図29において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0177】そして、図11の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目、2ライン目の信号
電荷を捨てた後、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算を行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を2回行
い、次の4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を
行い、次いで2ライン通常加算を2回行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,4G+2C
y+2Ye,4Mg+2Cy+2Ye,4G+2Cy+
2Ye,4Mg+2Cy+2Ye,…、続いて…,4C
y+2Mg+2G,4Ye+2Mg+2G,4Cy+2
Mg+2G,4Ye+2Mg+2G,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0178】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目から、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算後、2ライン1ビットシフト加算を2回行い、次の4
ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を行い、次い
で2ライン通常加算を2回行い、以降、同様の動作を繰
り返す。これにより、最初に…,4C+2M+2G,4
Y+2M+2G,4C+2M+2G,4Y+2M+2
G,…、続いて…,4G+2Cy+2Ye,4Mg+2
Cy+2Ye,4G+2Cy+2Ye,4Mg+2Cy
+2Ye,…、以降、その繰り返しで信号が出力され
る。
【0179】図29では、4G+2Cy+2Yeを2G
CY、4Mg+2Cy+2Yeを2MCY、4Cy+2
Mg+2Gを2CMG、4Ye+2Mg+2Gを2YM
Gとそれぞれ略記している(以下、各図において同様と
する)。これは、1/2IS圧縮の場合の加算結果と同
じある。したがって、これら信号出力から、1/2IS
圧縮において示した式に基づいて、輝度信号Yと色差信
号Cb,Crを求めることができる。
【0180】第2例に係る1/4IS圧縮でも、図27
(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第2
例に係る1/4IS圧縮の動作について図30の動作説
明図を用いて説明する。
【0181】図30において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、2ライ
ン目〜5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、4ライン目〜7
ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0182】そして、図13の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目の信号電荷を捨てた
後、最初の4ラインでは、2ライン通常加算を2回行
い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行い、次の4
ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を2回行い、
次いで2ライン通常加算を行い、以降、同様の動作を繰
り返す。これにより、最初に…,2GCY,2MCY,
2GCY,2MCY,…、続いて…,2CMG,2YM
G,2CMG,2YMG,…、以降、その繰り返しで信
号が出力される。
【0183】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨てた後、最初の
4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を2回行
い、次いで2ライン通常加算を行い、次の4ラインで
は、2ライン通常加算を2回行い、次いで2ライン1ビ
ットシフト加算を行い、以降、同様の動作を繰り返す。
これにより、最初に…,2GCY,2MCY,2GC
Y,2MCY,…、続いて…,2CMG,2YMG,2
CMG,2YMG,…、以降、その繰り返しで信号が出
力される。
【0184】第3例に係る1/4IS圧縮では、図27
(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第3
例に係る1/4IS圧縮の動作について図31の動作説
明図を用いて説明する。
【0185】図31において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0186】そして、図14の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目、2ライン目の信号
電荷を捨てた後、最初の4ラインでは、2ライン1ビッ
トシフト加算を2回行い、次いで2ライン通常加算を行
い、次の4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を
行い、次いで2ライン通常加算を2回行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2GCY,
2MCY,2GCY,2MCY,…、続いて…,2CM
G,2YMG,2CMG,2YMG,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0187】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目から、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算を2回行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行
い、次の4ラインでは、2ライン通常加算を行い、次い
で2ライン1ビットシフト加算を2回行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2MCY,
2GCY,2MCY,2GCY,…、続いて…,2CM
G,2YMG,2CMG,2YMG,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0188】第4例に係る1/4IS圧縮でも、図27
(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第4
例に係る1/4IS圧縮の動作について図32の動作説
明図を用いて説明する。
【0189】図32において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、2ライ
ン目〜5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、4ライン目〜7
ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0190】そして、図15の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目の信号電荷を捨てた
後、最初の4ラインでは、2ライン通常加算を行い、次
いで2ライン1ビットシフト加算を2回行い、次の4ラ
インでは、2ライン1ビットシフト加算を2回行い、次
いで2ライン通常加算を行い、以降、同様の動作を繰り
返す。これにより、最初に…,2GCY,2MCY,2
GCY,2MCY,…、続いて…,2YMG,2CM
G,2YMG,2CMG,…、以降、その繰り返しで信
号が出力される。
【0191】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨てた後、最初の
4ラインでは、1ビット加算を行い、次いで2ライン通
常加算を2回行い、次の4ラインでは、2ライン通常加
算を2回行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行
い、以降、同様の動作を繰り返す。これにより、最初に
…,2GCY,2MCY,2GCY,2MCY,…、続
いて…,2CMG,2YMG,2CMG,2YMG,
…、以降、その繰り返しで信号が出力される。
【0192】続いて、チャネルストップ部23のパター
ン例として、図16に示すパターン例を用いた場合の垂
直圧縮の動作について説明する。
【0193】図26の補色2×2配列のカラーコーディ
ングの補色フィルタにおいて、原色フィルタの場合と同
様に、垂直CCD12内で垂直2画素加算および斜め2
画素加算を行うものとすると、その加算結果は、図33
に示すように、色差信号Cr(Mg+Ye,G+C
y)、Cb(Mg+Cy,G+Ye)がライン単位で交
互に得られる色差線順次となる。図33において、
(A)は第1フィールドの場合を、(B)は第2フィー
ルドの場合をそれぞれ示している。
【0194】具体的には、第1フィールド(A)では、
1行目と2行目、5行目と6行目、…の各2行間で斜め
2画素加算(DI)が行われ、3行目と4行目、7行目
と8行目、…の各2行間で垂直2画素加算(VI)が行
われ、その加算結果は、奇数ラインがMg+Ye,G+
Cy,Mg+Ye,G+Cy,…、偶数ラインがMg+
Cy,G+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…となる。た
だし、第2フィールド(B)の場合には、2行目と3行
目、8行目と9行目、…の各2行間で垂直2画素加算が
行われ、4行目と5行目、6行目と7行目、…の各2行
間で斜め2画素加算が行われることにより、色差信号C
b(Ye+G,Cy+Mg),Cr(Ye+Mg,Cy
+G)が2ラインごとに交互に得られることになる。
【0195】上述した垂直2画素加算および斜め2画素
加算によって得られる色差線順次の加算結果を用いて、
先ず、1/2IS圧縮の動作について説明する。この1
/2IS圧縮では、図33(A)の加算結果を用いるも
のとし、また第1フィールドと第2フィールドとで2ラ
インシフトを行うラインの組み合わせを変えるようにす
る。
【0196】1/2IS圧縮について図34の動作説明
図を用いて説明する。図34において、(A)は第1フ
ィールドの場合を、(B)は第2フィールドの場合をそ
れぞれ示しており、第1フィールド(A)では、1ライ
ン目と2ライン目(a1)、3ライン目と4ライン目
(a2)、…の組み合わせで、第2フィールド(B)で
は、2ライン目と3ライン目(b1)、4ライン目と5
ライン目(b2)、…の組み合わせで2ラインシフトを
行うようにする。
【0197】第1フィールド(A)において、斜め2画
素加算による1ライン目の信号電荷(…,Mg+Ye,
G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,…)を、次いで垂直
2画素加算による2ライン目の信号電荷(…,G+Y
e,Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,…)を順に水
平CCD14にラインシフトする。これにより、水平C
CD14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結
果は、…,2Ye+Mg+G,2Cy+Mg+G,2Y
e+Mg+G,2Cy+Mg+G,…(図中、…,2Y
MG,2CMG,2YMG,2CMG,…と略記する)
となる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電
圧に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0198】続いて、斜め2画素加算による3ライン目
の信号電荷(…,G+Cy,Mg+Ye,G+Cy,M
g+Ye,…)を、次いで垂直2画素加算による4ライ
ン目の信号電荷(…,G+Ye,Mg+Cy,G+Y
e,Mg+Cy,…)を順に水平CCD14にラインシ
フトする。これにより、水平CCD14内では2ライン
通常加算が行われ、その加算結果は、…,2G+Cy+
Ye,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,2Mg
+Cy+Ye,…(図中、…,2GCY,2MCY,2
GCY,2MCY,…と略記する)となる。これらの信
号電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後段
の信号処理系に出力される。
【0199】以降、第1フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第1フィールドでは、最
初に…,2Ye+Mg+G,2Cy+Mg+G,2Ye
+Mg+G,2Cy+Mg+G,…、続いて…,2G+
Cy+Ye,2Mg+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,
2Mg+Cy+Ye,…、以降、その繰り返しで信号が
出力される。
【0200】次に、第2フィールド(B)では、最初
に、1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後垂直2画素
加算による2ライン目の信号電荷(…,Mg+Cy,G
+Ye,Mg+Cy,G+Ye,…)を、次いで斜め2
画素加算による3ライン目の信号電荷(…,G+Cy,
Mg+Ye,G+Cy,Mg+Ye,…)を順に水平C
CD14にラインシフトする。これにより、水平CCD
14内では2ライン通常加算が行われ、その加算結果
は、…,2Cy+Mg+G,2Ye+Mg+G,2Cy
+Mg+G,2Ye+Mg+G,…(図中、…,2CM
G,2YMG,2CMG,2YMG,…と略記する)と
なる。これらの信号電荷は順に水平転送され、信号電圧
に変換されて後段の信号処理系に出力される。
【0201】続いて、垂直2画素加算による4ライン目
の信号電荷(…,Mg+Cy,G+Ye,Mg+Cy,
G+Ye,…)を、次いで斜め2画素加算による5ライ
ン目の信号電荷(…,Mg+Ye,G+Cy,Mg+Y
e,G+Cy,…)を順に水平CCD14にラインシフ
トする。これにより、水平CCD14内では2ライン通
常加算が行われ、その加算結果は、…,2Mg+Cy+
Ye,2G+Cy+Ye,2Mg+Cy+Ye,2G+
Cy+Ye,…(図中、…,2MCY,2GCY,2M
CY,2GCY,…と略記する)となる。これらの信号
電荷は順に水平転送され、信号電圧に変換されて後段の
信号処理系に出力される。
【0202】以降、第2フィールドにおいて同様の動作
が繰り返される。これにより、第2フィールドでは、最
初に…,2Cy+Mg+G,2Ye+Mg+G,2Cy
+Mg+G,2Ye+Mg+G,…、続いて…,2Mg
+Cy+Ye,2G+Cy+Ye,2Mg+Cy+Y
e,2G+Cy+Ye,…、以降、その繰り返しで信号
が出力される。
【0203】次に、1/4IS圧縮の第1例〜第4例の
4つの例の動作について説明する。なお、これら第1例
〜第4例の各動作は、原色フィルタを用いた場合の第1
例〜第4例の各動作と基本的に同じであるため、その詳
細な動作説明についてはここでは省略するものとする。
【0204】先ず、第1例に係る1/4IS圧縮では、
図33(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加
算の加算結果を用いるものとし、4ラインを単位として
垂直加算を行う。そして、第1フィールドと第2フィー
ルドとで4ラインの組み合わせを変えるようにする。こ
の第1例に係る1/4IS圧縮の動作について図35の
動作説明図を用いて説明する。
【0205】図35において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0206】そして、図19の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目、2ライン目の信号
電荷を捨てた後、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算を2回行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行
い、次の4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を
2回行い、次いで2ライン通常加算を行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2GCY,
2MCY,2GCY,2MCY,…、続いて…,2CM
G,2YMG,2CMG,2YMG,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0207】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目から、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算を2回行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行
い、次の4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を
2回行い、次いで2ライン通常加算を行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2CMG,
2YMG,2CMG,2YMG,…、続いて…,2MC
Y,2GCY,2MCY,2GCY,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0208】第2例に係る1/4IS圧縮でも、図33
(A)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第2
例に係る1/4IS圧縮の動作について図36の動作説
明図を用いて説明する。
【0209】図36において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、4ライ
ン目〜7ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、2ライン目〜
5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0210】そして、図20の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目〜3ライン目の信号
電荷を捨てた後、最初の4ラインでは、2ライン通常加
算を行い、次いで2ライン1ビットシフト加算を2回行
い、次の4ラインでは、2ライン1ビットシフト加算を
行い、次いで2ライン通常加算を2回行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2MCY,
2GCY,2MCY,2GCY,…、続いて…,2YM
G,2CMG,2YMG,2CMG,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0211】一方、第2フィールド(B)においては、
先ず1ライン目の信号電荷を捨て、しかる後最初の4ラ
インでは、2ライン通常加算を行い、次いで2ライン1
ビットシフト加算を2回行い、次の4ラインでは、2ラ
イン1ビットシフト加算を行い、次いで2ライン通常加
算を2回行い、以降、同様の動作を繰り返す。これによ
り、最初に…,2CMG,2YMG,2CMG,2YM
G,…、続いて…,2GCY,2MCY,2GCY,2
MCY,…、以降、その繰り返しで信号が出力される。
【0212】第3例に係る1/4IS圧縮では、図33
(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第3
例に係る1/4IS圧縮の動作について図37の動作説
明図を用いて説明する。
【0213】図37において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、2ライ
ン目〜5ライン目、6ライン目〜9ライン目、…の組み
合わせで、第2フィールド(B)では、4ライン目〜7
ライン目、8ライン目〜11ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0214】そして、図21の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目の信号電荷を捨てた
後、最初の4ラインでは、2ライン通常加算を2回行
い、次いで2ライン1ビットシフト加算を行い、次の4
ラインでは、2ライン通常加算後、2ライン1ビットシ
フト加算を2回行い、以降、同様の動作を繰り返す。こ
れにより、最初に…,2MCY,2GCY,2MCY,
2GCY,…、続いて…,2YMG,2CMG,2YM
G,2CMG,…、以降、その繰り返しで信号が出力さ
れる。
【0215】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目〜3ライン目の信号電荷を捨て、最初の4ラ
インでは、2ライン1ビットシフト加算を行い、次いで
2ライン通常加算を2回行い、次の4ラインでは、2ラ
イン1ビットシフト加算を2回行い、次いで2ライン通
常加算を行い、以降、同様の動作を繰り返す。これによ
り、最初に…,2YMG,2CMG,2YMG,2CM
G,…、続いて…,2MCY,2GCY,2MCY,2
GCY,…、以降、その繰り返しで信号が出力される。
【0216】第4例に係る1/4IS圧縮でも、図33
(B)に示す垂直2画素加算および斜め2画素加算の加
算結果を用いるものとし、4ラインを単位として垂直加
算を行う。そして、第1フィールドと第2フィールドと
で4ラインの組み合わせを変えるようにする。この第4
例に係る1/4IS圧縮の動作について図38の動作説
明図を用いて説明する。
【0217】図38において、(A)は第1フィールド
の場合を、(B)は第2フィールドの場合をそれぞれ示
している。そして、第1フィールド(A)では、3ライ
ン目〜6ライン目、7ライン目〜10ライン目、…の組
み合わせで、第2フィールド(B)では、1ライン目〜
4ライン目、5ライン目〜8ライン目、…の組み合わせ
で垂直加算を行うようにする。
【0218】そして、図22の場合と同様に、第1フィ
ールド(A)において、1ライン目、2ライン目の信号
電荷を捨てた後、最初の4ラインでは、2ライン1ビッ
トシフト加算を2回行い、次いで2ライン通常加算を行
い、次の4ラインでは、2ライン通常加算を行い、次い
で2ライン1ビットシフト加算を2回行い、以降、同様
の動作を繰り返す。これにより、最初に…,2YMG,
2CMG,2YMG,2CMG,…、続いて…,2MC
Y,2GCY,2MCY,2GCY,…、以降、その繰
り返しで信号が出力される。
【0219】一方、第2フィールド(B)においては、
1ライン目から、最初の4ラインでは、1ビット加算を
行い、次いで2ライン通常加算を2回行い、次の4ライ
ンでは、2ライン通常加算を2回行い、次いで2ライン
1ビットシフト加算を行い、以降、同様の動作を繰り返
す。これにより、最初に…,2MCY,2GCY,2M
CY,2GCY,…、続いて…,2CMG,2YMG,
2CMG,2YMG,…、以降、その繰り返しで信号が
出力される。
【0220】以上、チャネルストップ部23の2つのパ
ターン例についての動作説明では、垂直2画素加算およ
び斜め2画素加算後の補色カラーコーディングが、水平
2×垂直8繰り返し(図27および図33を参照)とな
っているが、チャネルストップ部23のパターンをさら
に変更することにより、図39に示すように、水平2×
垂直16の繰り返しの補色カラーコーディングとするこ
とも可能である。
【0221】図39において、(A)は第1フィールド
を、(B)は第2フィールドをそれぞれ示しており、第
1フィールド(A)と第2フィールド(B)とで2画素
加算を行う行の組み合わせを変えている。この水平2×
垂直16の繰り返しの補色カラーコーディングの場合に
も、水平CCD14での2ライン通常加算や2ライン1
ビットシフト加算の組み合わせにより、垂直方向の加算
圧縮による1/2ISや1/4IS圧縮を行うことが可
能である。ここでは、1/4ISの場合を例に採って説
明する。
【0222】具体的には、図39(A)のカラーコーデ
ィングを用いるものとすると、図40(第1例)および
図41(第2例)に示すように、第1フィールド(A)
および第2フィールド(B)共に、最初に…,2MC
Y,,2GCY,2MCY,2GCY,…、続いて…,
2CMG,2YMG,2CMG,2YMG,…、以降、
その繰り返しとなる。
【0223】ここで再び、後段の信号処理系で行われる
原色分離の演算について述べる。先ず、R/G/Bを完
全に分離可能な演算式は、先述したように、 B=(MgCy−GYe+2G)/2 G={3(GCy+GYe)−(MgCy+MgY
e)}/16 R=(Mg−GCy+2G)/2 となる。その分光特性を図42(A)に示す。
【0224】原色分離の演算式において、色成分が多け
れば多い程、それだけ広い範囲の信号を使って演算する
ことになるため、解像度が落ちることになる。したがっ
て、解像度を上げる場合には、演算に使う色成分ができ
るだけ少ない方が望ましいことになる。このような観点
から、以下に、各種の演算式の例を示す。なお、以下の
演算式では、MgをM、CyをC、YeをYと略記する
ものとする。
【0225】先ず、第1例は、 B=(MC−GY/2)/2 G={3(GC+GY)−(MC+MY)}/16 R=(MY−GC/2)/2 であり、その分光特性を図42(B)に示す。この第1
例の演算式では、B,Rの演算式に2Gが含まれないこ
とから、解像度を上げることができる。ただし、図42
(B)の分光特性から明らかなように、B,Rの分光カ
ーブが550〔nm〕前後でマイナスになり、Bが長波
長側で、Rが短波長側でうねりがでるため色再現が若干
犠牲になる。
【0226】第2例は、 B=(MC−GY/2)/2−(MY−GC/2)/8 G=(GY−1.075*R)*0.3 =(GC−1.075*B)*0.3 R=(MY−GC/2)/2−(MC−GY/2)/8 であり、その分光特性を図42(C)に示す。この第2
例の演算式では、BについてはRのうねり成分、即ち
(MY−GC/2)/8を除き、RについてはBのうね
り成分、即ち(MC−GY/2)/8を除いているの
で、解像度を上げることができることに加えて、色再現
を上げることができる。すなわち、分光特性と解像度の
バランスがとれたものとなる。このB,Rの演算式につ
いては、以下の第3例〜第5例に共通である。
【0227】一方、Gについては、色差信号Cbのライ
ン(GY)からGを算出し、色差信号Crのライン(G
C)からGを算出するようにしている。すなわち、色差
信号Cb,Crの各ラインから独立にGを作ることによ
り、Gの解像度を上げることができる。このように、C
b,Crの各ラインから独立にGを作ることについて
も、以下の第3例〜第5例に共通である。
【0228】第3例は、 B=(MC−GY/2)/2−(MY−GC/2)/8 G=(GY−0.1*MC−1.175*R)*0.3 =(GC−0.1*MY−1.075*B)*0.3 R=(MY−GC/2)/2−(MC−GY/2)/8 であり、その分光特性を図42(D)に示す。この第3
例の演算式によれば、Gの分光カーブの長波長側を0に
より近づけることができる。
【0229】第4例は、 B=(MC−GY/2)/2−(MY−GC/2)/8 G={MC+GY−(R+B)*2)/5 ={GC+MY−(R+B)*2)/5 R=(MY−GC/2)/2−(MC−GY/2)/8 であり、その分光特性を図43(A)に示す。
【0230】第5例は、 B=(MC−GY/2)/2−(MY−GC/2)/8 G=(GY+0.075*MC−R)*0.3 =(GC+0.075*MY−B)*0.3 R=(MY−GC/2)/2−(MC−GY/2)/8 であり、その分光特性を図43(B)に示す。
【0231】第6例は、Gについてのみの演算式であ
り、 G={(GC+GY)+(MC+MY)}/9 であり、その分光特性を図43(C)に示す。この第6
例の演算式は、単純に全部の色を足し合わせることによ
ってGを作るというものであり、演算が非常に簡単であ
るという利点がある反面、図43(C)の分光特性から
明らかなように、Gの分光カーブが短波長側、長波長側
共に浮き上がってしまうため、分光特性が犠牲となる。
【0232】図44は、本実施形態に係るCCD撮像素
子を撮像デバイスとして用いた本発明に係るカメラシス
テムの構成の一例を示すブロック図である。
【0233】本カメラシステムは、CCD撮像素子5
1、光学系の一部を構成するレンズ52、CCD撮像素
子51を駆動するCCD駆動回路53、撮像モードを設
定する撮像モード設定部54およびCCD撮像素子51
の出力信号に対して各種の信号処理をなす信号処理回路
55を有する構成となっている。CCD撮像素子51に
は、図2に示す原色水平2繰り返し、垂直2繰り返しの
カラーコーティングや、図26に示す補色水平2繰り返
し、垂直2繰り返しのカラーコーディングを持つカラー
フィルタ56が装着されている。
【0234】かかる構成のカメラシステムにおいて、被
写体(図示せず)からの入射光(像光)は、光学系のレ
ンズ52によってカラーフィルタ56を通してCCD撮
像素子51の撮像面上に結像される。CCD撮像素子5
1としては、静止画撮像に対応した多画素で、図1に示
した画素構成のものが用いられる。このCCD撮像素子
51は、CCD駆動回路53により、撮像モード設定部
54で設定された撮像モードに応じて駆動される。
【0235】ここで、撮像モード設定部54では、静止
画モードおよび動画モードの設定が可能であり、さらに
動画モードについてはNTSC/PAL/HD等の各テ
レビジョン方式に対応した撮像モードの設定が可能とな
っている。CCD駆動回路53は、撮像モード設定部5
4で静止画モードが設定されたときには、CCD撮像素
子51を周知のフレーム読み出しと同様の駆動、即ち第
1フィールドでは例えば垂直転送クロックVφ3にの
み、第2フィールドでは垂直転送クロックVφ1にのみ
読み出しパルスXSGを立てて各画素からの信号電荷の
読み出し、垂直転送および水平転送の各駆動を行う。
【0236】CCD駆動回路53はさらに、撮像モード
設定部54で動画モードが設定されたときには、静止画
用多画素のCCD撮像素子51からの加算圧縮によるダ
ウンコンバージョンによってNTSC/PAL/HD等
の各テレビジョン方式に対応したテレビジョン信号を作
り出すために、先述した各テレビジョン方式に対応した
圧縮、即ち垂直2画素加算および斜め2画素加算を基本
とする垂直圧縮を実現するようにCCD撮像素子51を
駆動する。この動画モードでの動作により、先述したよ
うに、色差信号Cr,Cbを保持したまま垂直圧縮処理
が行われ、各テレビジョン方式に対応したテレビジョン
信号へのダウンコンバージョンが実行される。
【0237】以上により、1つのCCD撮像素子51で
静止画撮像および動画撮像の双方に対応可能なカメラシ
ステムを実現できる。これにより、デジタルスチルカメ
ラ用多画素CCD撮像素子を撮像デバイスとして用いる
ことで、画素を低下させることなく、NTSC方式やP
AL方式のテレビジョン画像のモニタリングが可能とな
る。特に、CCD撮像素子51では任意の垂直圧縮が可
能なため、水平・垂直の解像度のバランスがとれた動画
を得ることができる。
【0238】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数個の画素のうち、行方向において隣接する2行を単
位としてこれら2行に位置する画素群の各信号電荷を、
同じ側に位置する垂直転送部に行単位で読み出すととも
に、行方向において隣接する2行を単位としてこれら2
行に位置する画素群の各信号電荷を反対側に位置する垂
直転送部に行単位で読み出し、これら垂直転送部の各々
において垂直2画素の信号電荷同士および斜め2画素の
信号電荷同士を加算するようにしたことにより、水平・
垂直解像度のバランスがとれた動画撮像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCCD撮像素子を示
す概略構成図である。
【図2】原色2×2のカラーコーディングを示す図であ
る。
【図3】垂直2画素加算および斜め2画素加算のタイミ
ングチャートである。
【図4】通常モードでのタイミングチャートである。
【図5】チャネルストップ部の第1パターン例を示す概
略平面図である。
【図6】センサ部からの信号電荷の読み出しおよび2画
素加算が行われる際のタイミングチャートである。
【図7】原色フィルタでの第1パターン例の場合の垂直
2画素加算および斜め2画素加算の動作説明図である。
【図8】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1/
2PS圧縮時のタイミングチャートである。
【図9】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1/
2IS圧縮の動作説明図である。
【図10】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/2IS圧縮時のタイミングチャートである。
【図11】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図12】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮時のタイミングチャートである。
【図13】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図14】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第3例の動作説明図である。
【図15】原色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第4例の動作説明図である。
【図16】チャネルストップ部の第2パターン例を示す
概略平面図である。
【図17】原色フィルタでの第2パターン例の場合の垂
直2画素加算および斜め2画素加算の動作説明図であ
る。
【図18】原色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/2IS圧縮の動作説明図である。
【図19】原色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図20】原色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図21】原色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第3例の動作説明図である。
【図22】原色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第4例の動作説明図である。
【図23】原色フィルタでの他のパターン例の場合の加
算結果を示す図である。
【図24】原色フィルタでの他のパターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図25】原色フィルタでの他のパターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図26】補色2×2のカラーコーディングを示す図で
ある。
【図27】補色フィルタでの第1パターン例の場合の垂
直2画素加算および斜め2画素加算の動作説明図であ
る。
【図28】補色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/2IS圧縮の動作説明図である。
【図29】補色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図30】補色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図31】補色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第3例の動作説明図である。
【図32】補色フィルタでの第1パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第4例の動作説明図である。
【図33】補色フィルタでの第2パターン例の場合の垂
直2画素加算および斜め2画素加算の動作説明図であ
る。
【図34】補色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/2IS圧縮の動作説明図である。
【図35】補色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図36】補色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図37】補色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第3例の動作説明図である。
【図38】補色フィルタでの第2パターン例の場合の1
/4IS圧縮の第4例の動作説明図である。
【図39】補色フィルタでの他のパターン例の場合の加
算結果を示す図である。
【図40】補色フィルタでの他のパターン例の場合の1
/4IS圧縮の第1例の動作説明図である。
【図41】補色フィルタでの他のパターン例の場合の1
/4IS圧縮の第2例の動作説明図である。
【図42】原色分離の各演算式に対応した分光特性を示
す図(その1)である。
【図43】原色分離の各演算式に対応した分光特性を示
す図(その2)である。
【図44】本発明に係るカメラシステムの構成の一例を
示すブロック図である。
【図45】従来例(その1)の場合の色差信号Cb,C
rの配置関係を示す図である。
【図46】従来例(その2)の場合の色差信号Cb,C
rの配置関係を示す図である。
【図47】従来例(その2)の場合における垂直圧縮の
動作説明図である。
【符号の説明】
10,51…CCD撮像素子、12…垂直CCD(垂直
転送部)、13…読み出しゲート部、14…水平CCD
(水平転送部)、16…電荷検出部、19…カラーフィ
ルタ、53…CCD駆動回路、54…撮像モード設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA13 CA02 DA11 DB03 DB08 DB11 FA06 GC08 GC09 GC14 5C024 AX01 CY09 CY12 DX01 GX03 GY01 GY04 GZ27 JX15 JX25 5C065 AA01 AA03 CC01 DD02 DD07 DD17 EE05 EE06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配された複数個のセンサ部と、 前記複数個のセンサ部に対して各列ごとに配された複数
    本の垂直転送部と、 前記複数個のセンサ部のうち、行方向において隣接する
    2行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部群の各
    信号電荷を前記複数本の垂直転送部のうちの同じ側に位
    置する垂直転送部に行単位で読み出す第1の読み出し手
    段と、 前記複数個のセンサ部のうち、行方向において隣接する
    2行を単位としてこれら2行に位置するセンサ部群の各
    信号電荷を前記複数本の垂直転送部のうちの反対側に位
    置する垂直転送部に行単位で読み出す第2の読み出し手
    段と、 前記複数本の垂直転送部の各々において前記第1の読み
    出し手段によって読み出された垂直2画素の信号電荷を
    加算するとともに、前記第2の読み出し手段によって読
    み出された斜め2画素の信号電荷を加算する加算駆動手
    段と、 前記複数本の垂直転送部の各々で垂直2画素加算および
    斜め2画素加算された信号電荷をライン単位で受けてこ
    れを水平転送する水平転送部とを備えたことを特徴とす
    る固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記水平転送部内で複数ライン分の信号
    電荷を加算することを特徴とする請求項1記載の固体撮
    像素子。
  3. 【請求項3】 前記加算駆動手段は、第1フィールドと
    第2フィールドとで斜め加算の組み合わせを変えること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記水平転送部内での複数ライン分の加
    算において、第1フィールドと第2フィールドとで加算
    の組み合わせを変えることを特徴とする請求項1記載の
    固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 前記加算駆動手段は、行によって垂直2
    画素加算および斜め2画素加算の組み合わせを変えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 同一の色が行方向において2画素ごと
    に、列方向において2画素ごとに繰り返されるカラーコ
    ーディングを持つカラーフィルタを有することを特徴と
    する請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 行列状に配された複数個のセンサ部のう
    ち、行方向において隣接する2行を単位としてこれら2
    行に位置するセンサ部群の各信号電荷を、前記複数個の
    センサ部に対して列ごとに配された複数本の垂直転送部
    のうちの同じ側に位置する垂直転送部に行単位で読み出
    すとともに、行方向において隣接する2行を単位として
    これら2行に位置するセンサ部群の各信号電荷を前記複
    数本の垂直転送部のうちの反対側に位置する垂直転送部
    に行単位で読み出し、 前記複数本の垂直転送部の各々において前記複数個のセ
    ンサ部から読み出された垂直2画素の信号電荷同士およ
    び斜め2画素の信号電荷同士を加算し、 垂直2画素加算および斜め2画素加算された信号電荷を
    ライン単位で水平転送部に移送して水平転送することを
    特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記水平転送部内で複数ライン分の信号
    電荷を加算することを特徴とする請求項7記載の固体撮
    像素子の駆動方法。
  9. 【請求項9】 行列状に配された複数個のセンサ部のう
    ち、行方向において隣接する2行を単位としてこれら2
    行に位置するセンサ部群の各信号電荷を、前記複数個の
    センサ部に対して列ごとに配された複数本の垂直転送部
    のうちの同じ側に位置する垂直転送部に行単位で読み出
    すとともに、行方向において隣接する2行を単位として
    これら2行に位置するセンサ部群の各信号電荷を前記複
    数本の垂直転送部のうちの反対側に位置する垂直転送部
    に行単位で読み出し、前記複数本の垂直転送部の各々に
    おいて前記複数個のセンサ部から読み出された垂直2画
    素の信号電荷同士および斜め2画素の信号電荷同士を加
    算し、これら2画素加算された信号電荷をライン単位で
    水平転送部に移送して水平転送する固体撮像素子と、 静止画モードと動画モードとを択一的に設定可能な撮像
    モード設定手段と、前記撮像モード設定手段によって設
    定された撮像モードに応じて前記固体撮像素子を駆動す
    る駆動手段とを備えたことを特徴とするカメラシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、前記撮像モード設定
    手段によって動画モードが設定されたときに、前記水平
    転送部内で複数ライン分の信号電荷を加算することを特
    徴とする請求項9記載のカメラシステム。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段は、前記撮像モード設定
    手段によって動画モードが設定されたときに、第1フィ
    ールドと第2フィールドとで垂直2画素加算および斜め
    2画素加算の組み合わせを変えてインターレース動作を
    行うことを特徴とする請求項9記載のカメラシステム。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段は、前記撮像モード設定
    手段によって動画モードが設定されたときに、第1フィ
    ールドと第2フィールドとで前記水平転送部内での加算
    の組み合わせを変えてインターレース動作を行うことを
    特徴とする請求項9記載のカメラシステム。
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