JP2001085329A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

半導体装置の作製方法

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JP2001085329A JP26286299A JP26286299A JP2001085329A JP 2001085329 A JP2001085329 A JP 2001085329A JP 26286299 A JP26286299 A JP 26286299A JP 26286299 A JP26286299 A JP 26286299A JP 2001085329 A JP2001085329 A JP 2001085329A
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理 中村
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英人 大沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 珪素の結晶化を助長する金属元素を利用して
得られる結晶質半導体を用いて作製されるTFTにおい
て、工程数の増加を極力抑え、TFT特性に当該金属元
素の悪影響が及ぶことを抑制する技術を提供することを
課題とする。 【解決手段】結晶化は結晶化を助長する金属元素105
により行ない、結晶化された領域に隣接された領域10
4bで前記金属元素のゲッタリングを行ない、結晶化と
ゲッタリングとを同一の熱処理工程(図1(D))で行
わす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書で開示する発明は、
結晶質半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(以下、TF
Tと記す)による能動回路を設けた半導体装置およびそ
の作製方法に関する。特に本発明は、画像表示領域とそ
の駆動回路とを同一基板上に設けた液晶表示装置に代表
される電気光学装置、および電気光学装置を搭載した電
子機器に好適に利用できる。尚、本明細書における半導
体装置とは、半導体特性を利用することで機能する装置
全般を指し、上記電気光学装置およびその電気光学装置
を搭載した電子機器をその範疇に含んでいる。
【0002】
【従来の技術】従来より薄膜状の半導体を用いたTFT
が知られている。薄膜状の半導体は、非晶質半導体から
なるものと、結晶質半導体からなるものの2つに大別さ
れる。
【0003】非晶質半導体は作製温度が低く、気相法で
比較的容易に作製することが可能で量産性に富むため、
最も一般的に用いられており、主にアクティブマトリク
ス型液晶表示装置のアクティブマトリクス回路を構成す
るために利用されている。しかし、非晶質珪素膜を用い
たTFTは動作速度が遅いため、Pチャネル型のTFT
が実用化できないという問題がある。このため、非晶質
半導体よりも導電性等の物性が優れている、結晶質半導
体からなるTFTの作製方法の確立が強く求められてい
る。
【0004】結晶質半導体としては、多結晶半導体、微
結晶半導体等が知られている。これら結晶質半導体を得
る方法としては、 (1)成膜時に結晶質を有する膜を直接成膜する。 (2)非晶質半導体膜を成膜しておき、レーザー光を照
射することによって結晶性を付与する。 (3)非晶質半導体膜を成膜しておき、熱処理によって
結晶性を付与する。といった方法が知られている。
【0005】しかしながら、(1)の方法では、良好な
半導体物性を有する膜を均一に成膜することが難しく、
成膜温度も600℃以上と高温なため、安価なガラス基
板が使用できないという問題があった。
【0006】(2)の方法は、400℃以下の温度でも
高品質な結晶質半導体が得られることが知られており、
一般的にはエキシマレーザー光の照射による方法が行な
われている。しかしながら、レーザー光の照射面積が小
さく、レーザー発振装置の安定性も充分でないため、耐
熱性の低い安価なガラス基板が使用できるものの、大面
積基板上の非晶質珪素を処理するためにはスループット
や均一性において問題を有している。
【0007】(3)の方法では、大面積に対応できる利
点はあるが、固相結晶化現象を利用するため、結晶粒径
のばらつきも大きく、600〜900℃以上の高温で数
十時間にわたる熱処理が必要である。このため、スルー
プットの問題に加え、(1)と同様に安価なガラス基板
が使用できないという問題がある。
【0008】このような問題を解決するための1つの手
段として、本出願人の発明である所定の金属元素を用い
て結晶化を促進させる方法(特開平8−78329号公
報)がある。これは、非晶質半導体膜にNiに代表され
る金属元素を添加し、その後に熱処理により結晶質半導
体膜を得る方法である。この方法によると、600℃以
下かつ短時間で結晶質半導体膜を得ることができるの
で、安価なガラス基板を利用することができる。しか
し、結晶質半導体膜中にNi元素が残留するので、それ
によって作製されるTFTは、特性のばらつき、信頼性
の低下といった問題があった。
【0009】残留Ni元素の除去に関しては、本出願人
によりゲッタリング処理による方法(特開平10−21
4786号公報)が開示されているが、選択的にNi元
素を添加するためのマスク形成工程と、ゲッタリング元
素を選択的に添加するためのマスク形成工程が必要とさ
れ、熱処理も結晶化工程とゲッタリング工程とで2回行
なう必要があること、などの工程増加の問題があり、生
産性やコストを悪化させていた。
【0010】また、本出願人によりゲッタリング処理に
よる方法(特開平11−97352号公報)が開示され
ているが、選択的にNi元素を添加するためのマスク形
成工程と、ゲッタリング元素を選択的に添加するための
マスク形成工程とが必要であった。加えて、耐熱性の高
い無機膜をマスクとして用いていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、珪素の結
晶化を助長する金属元素を利用して得られる結晶質半導
体を用いて作製されるTFTにおいて、工程数の増加を
極力抑え、TFT特性に当該金属元素の悪影響が及ぶこ
とを抑制する技術を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、結晶化は結晶化を助長する金属元素により行
ない、結晶化された領域に隣接された領域で前記金属元
素のゲッタリングを行なわせることを特徴とする半導体
装置の作製方法である。
【0013】他の発明の構成は、結晶化は結晶化を助長
する金属元素により行ない、結晶化された領域に隣接さ
れた領域で前記金属元素のゲッタリングを行ない、結晶
化とゲッタリングとを同一の熱処理工程で行わすことを
特徴とする半導体装置の作製方法である。
【0014】さらに他の発明の構成は、結晶化は結晶化
を助長する金属元素により行ない、結晶化された領域に
隣接された領域で前記金属元素のゲッタリングが行なわ
れ、ゲッタリング元素は非晶質半導体に選択的に添加さ
れ、結晶化を助長する金属元素はゲッタリング元素が添
加された領域(以下、ゲッタリング領域という)を含む
非晶質半導体全体に添加されることを特徴とする半導体
装置の作製方法である。
【0015】上記3つの発明の構成において、結晶化を
助長する金属元素として、Niを用いることが最も好ま
しい。一般に金属元素として、Fe、Co、Ni、R
u、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Au、G
e、Pb、Inから選ばれた一種または複数種類のもの
を用いることができる。
【0016】上記3つの発明の構成において、ゲッタリ
ング元素としてはP(リン)を用いることが最も好まし
かった。ゲッタリング元素としては、P、As、Sb、
Nを挙げることができる。この意味でゲッタリング元素
には、長周期型周期表における15族元素から選ばれた
ものを用いることができる。本明細書で開示する発明
は、当該金属元素としてニッケル(Ni)を選択し、ゲ
ッタリング元素として燐(P)を選択した場合に最も高
い効果を得ることができる。
【0017】結晶化を助長するための金属元素の添加や
ゲッタリング元素の添加方法は、イオン注入法、溶液を
用いた拡散法、固体を用いた拡散法、スパッタ法やCV
D法で成膜した膜から拡散させる方法、プラズマ処理
法、ガス吸着法等の方法を用いることができる。またこ
れらの方法を組み合わせて利用することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、ア
クティブマトリクス型液晶表示装置を例にとり、以下に
示す実施形態において詳細な説明を行うこととする。
【0019】[実施形態1]図1〜図5を用いて本発明の
実施形態を説明する。ここでは表示領域の画素TFT
と、表示領域の周辺に設けられる駆動回路のTFTを同
一基板上に作製する方法について工程に従って詳細に説
明する。但し、説明を簡単にするために、制御回路では
シフトレジスタ回路、バッファ回路などの基本回路であ
るCMOS回路と、サンプリング回路を形成するnチャ
ネル型TFTとを図示することにする。
【0020】図1に本実施形態の作製工程を示す。ま
ず、コーニング1737ガラス基板101(歪点667
℃)上に20〜150nm(好ましくは30〜80n
m)の厚さで非晶質珪素膜102を成膜する。
【0021】本実施形態では非晶質半導体膜として非晶
質珪素膜をプラズマCVD法で55nmの厚さに成膜し
たが、非晶質珪素半導体以外にも非晶質珪素ゲルマニウ
ム膜などの化合物半導体膜も使用できる。
【0022】非晶質半導体膜の成膜の際に、ガラス基板
と非晶質半導体膜の間に絶縁膜を入れても良い。特に前
記絶縁膜と非晶質半導体膜とを大気解放せずに連続的に
形成することで、その表面が汚染されることを防ぐこと
が可能になり、作製するTFTの特性バラツキやしきい
値電圧の変動を低減させることができる。
【0023】非晶質半導体膜の成膜方法としては、プラ
ズマCVD法以外に減圧CVD法やスパッタ法などの公
知の方法を用いることができる。
【0024】また、本実施形態では基板101としてコ
ーニング1737ガラスを使用したが、最終的な目的、
用途に合わせて他の基板材料も使用できる事は言うまで
もない。(図1(A))
【0025】非晶質珪素膜を成膜した後、ゲッタリング
元素を選択的に添加するためのマスクとして、フォトレ
ジストによりレジストマスク103を形成し、ゲッタリ
ング元素を選択的に添加することで、ゲッタリング領域
を形成する。マスクの材料としては、例えば酸化珪素膜
など、ゲッタリング元素の添加を遮れるものならどのよ
うな材料でも構わないが、本実施形態では工程を簡略化
するためフォトレジストを用いた。
【0026】ゲッタリング元素としては、燐(P)、砒
素(As)、アンチモン(Sb)、窒素(N)を挙げる
ことができる。この意味でゲッタリング元素には、長周
期型周期表の15族の元素から選ばれたものを用いるこ
とができる。本実施形態では、ゲッタリング元素として
燐を用いた。具体的には、フォスフィン(PH3)を質
量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法で添加
した。勿論、質量分離を行うイオンインプランテーショ
ン法を用いても良い。
【0027】非晶質珪素膜102のうちレジストマスク
で保護されていない領域に1×10 19〜1×1021atom
s/cm3の濃度で燐(P)を添加し、燐元素添加領域10
4a〜104bを得た。レジストマスクで保護された領
域には燐は添加されないため、選択的に燐元素添加領域
(ゲッタリング領域)104a〜104bを作ることが
出来た。燐元素の添加終了後、レジストマスク103を
除去した。(図1(B))
【0028】その後、非晶質珪素膜102の結晶化を助
長するための触媒元素としてのNiを含有した溶液をス
ピンコート法により塗布し、Ni含有層105を形成し
た。Niは非晶質珪素膜102の結晶化を助長するため
の金属元素触媒元素としてのうちのひとつであるが、N
i以外にも金属元素として、Fe、Co、Ru、Rh、
Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Au、Ge、Pb、I
nから選ばれた一種または複数種類のものを用いること
ができる。
【0029】本発明ではNi含有層105を形成する際
にスピンコート法を用いているが、触媒元素を含む薄膜
をスパッタ法や蒸着法といった気相法を用いて成膜する
手段をとっても良い。(図1(C))
【0030】次に熱処理(500℃〜700℃、2〜2
4時間、好ましくは550℃〜600℃、4時間〜12
時間)を施す。ここでは、550℃、12時間の熱処理
を施した。この熱処理工程では、まず燐が添加されてい
ない領域がNiの触媒作用により結晶化され、結晶質珪
素107a〜107cを得ることが出来ると同時、また
は直後にNiは燐元素添加領域104a〜104bで燐
と結合し、固定化された。
【0031】燐は800℃以下ではほとんど拡散せず、
また燐とNiの結合は強固であるため、最終的にNi含
有領域層107に存在していたNiは、ほぼ全てがリン
元素添加領域104a〜104bに固定化される。
【0032】本実施形態における熱処理は、抵抗加熱式
ヒーターを備えた加熱炉にて行なったが、例えば赤外光
の照射による熱処理でも構わない。
【0033】以上のようにして、Niの触媒作用による
結晶化と、結晶化終了後のNiのゲッタリングを1回の
熱処理で行なうことができた。(図1(D))
【0034】また、この熱処理において通常の結晶成長
とは異なる結晶成長が観察される。(図15(A)、図
15(B))
【0035】非晶質珪素膜の表面全面にNiが保持され
ているにも関わらず、リン元素添加領域の存在により、
リン元素添加領域の端部から基板面と平行な方向に結晶
成長している針状の結晶が図15(A)および図15
(B)で観察できる。こうして形成される領域の結晶は
非常に大きく、この領域をTFTのソース領域またはド
レイン領域となるよう配置すると低抵抗化が図れるとと
もに活性化しやすくなるため有用である。
【0036】なお、図15(A)は、575℃、12時
間のアニ−ルを行った後、FPM処理を60分行った後
の光学顕微鏡写真である。また、図15(B)は、55
0℃、12時間のアニ−ルを行った後、FPM処理を6
0分行った後の光学顕微鏡写真である。
【0037】また、非晶質珪素膜は含有水素量にもよる
が、好ましくは400〜500℃で1時間程度の熱処理
を行い、水素を十分に脱離させてから結晶化させること
が望ましい。その場合、含有水素量を5atom%以下とす
ることが好ましい。
【0038】そして、結晶質珪素107a〜107cを
島状にパターニングして、島状半導体層108〜111
を形成する。(図1(C))
【0039】その後、プラズマCVD法またはスパッタ
法により50〜100nmの厚さの酸化珪素膜によるマ
スク層112を形成する。(図2(A))
【0040】そしてレジストマスク113を設け、nチ
ャネル型TFTを形成する島状半導体層109〜111
の全面にしきい値電圧を制御する目的で1×1016〜5
×1017atoms/cm3程度の濃度でp型を付与する不純物
元素としてボロン(B)を添加した。ボロン(B)の添
加はイオンドープ法で実施しても良いし、非晶質珪素膜
を成膜するときに同時に添加しておくこともできる。
【0041】ここでのボロン(B)添加は必ずしも必要
でないが、この工程(チャネルドープ工程という)でボ
ロン(B)を添加した半導体層114〜116はnチャ
ネル型TFTのしきい値電圧を所定の範囲内に収めるた
めに形成することが好ましかった。なお、本明細書中で
は上記濃度範囲でp型不純物元素を含む半導体層114
〜116をチャネルドープ半導体層と呼ぶ。(図2
(B))
【0042】駆動回路のnチャネル型TFTのLDD領
域を形成するために、n型を付与する不純物元素を島状
半導体層114、116に選択的に添加する。そのた
め、あらかじめレジストマスク117a〜117dを形
成した。n型を付与する不純物元素としては、燐(P)
や砒素(As)を用いれば良く、ここでは燐(P)を添
加すべく、フォスフィン(PH3)を用いたイオンドー
プ法を適用した。形成された不純物領域117、118
の燐(P)濃度は2×1016〜5×1019atoms/cm3
範囲とすれば良い。本明細書中では、ここで形成された
不純物領域118〜120に含まれるn型を付与する不
純物元素の濃度を(n-)と表す。また、不純物領域1
20は、画素マトリクス回路の保持容量を形成するため
の半導体層であり、この領域にも同じ濃度で燐(P)を
添加した。(図2(C))
【0043】次に、マスク層112をフッ酸などにより
除去して、図2(B)と図2(C)で添加した不純物元
素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰囲気中
で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レーザー
活性化の方法により行うことができる。また、両者を併
用して行っても良い。本実施形態では、レーザー活性化
の方法を用い、KrFエキシマレーザー光(波長248
nm)を用い、線状ビームを形成して、発振周波数5〜
50Hz、エネルギー密度100〜500mJ/cm2
として線状ビームのオーバーラップ割合を80〜98%
として走査して、島状半導体層が形成された基板全面を
処理した。尚、レーザー光の照射条件には何ら限定され
る事項はなく、実施者が適宣決定すれば良い。(図2
(D))
【0044】そして、ゲート絶縁膜121をプラズマC
VD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの厚
さで珪素を含む絶縁膜で形成する。珪素を含む絶縁膜と
しては、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜を用
いることができる。窒化酸化膜は、珪素、窒素及び酸素
を所定の量で含む絶縁膜であり、SiOxNyで表され
る絶縁膜である。窒化酸化膜はSiH4、N2O及びNH
3を原料ガスとして作製することが可能であり、含有す
る窒素濃度が25atomic%以上50atomic%未満とすると
良い。本実施形態では、120nmの厚さで窒化酸化珪
素膜を形成した。ゲート絶縁膜には、他の珪素を含む絶
縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0045】次に、ゲート電極を形成するために第1の
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施形態では、導電性の窒化物金
属膜から成る導電層(A)122と金属膜から成る導電
層(B)123とを積層させた。導電層(B)123は
タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(M
o)、タングステン(W)から選ばれた元素、または前
記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合わせた
合金膜(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta合金
膜)で形成すれば良く、導電層(A)122は窒化タン
タル(TaN)、窒化タングステン(WN)、窒化チタ
ン(TiN)膜、窒化モリブデン(MoN)で形成す
る。また、導電層(A)122は代替材料として、タン
グステンシリサイド、チタンシリサイド、モリブデンシ
リサイドを適用しても良い。導電層(B)は低抵抗化を
図るために含有する不純物濃度を低減させると良く、特
に酸素濃度に関しては30ppm以下とすると良かっ
た。例えば、タングステン(W)は酸素濃度を30pp
m以下とすることで20μΩcm以下の比抵抗値を実現
することができた。
【0046】導電層(A)122は10〜50nm(好
ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)123は
200〜400nm(好ましくは250〜350nm)
とすれば良い。本実施形態では、導電層(A)122に
30nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層(B)12
3には350nmのTa膜を用い、いずれもスパッタ法
で形成した。このスパッタ法による成膜では、スパッタ
用のガスのArに適量のXeやKrを加えておくと、形
成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を防止すること
ができる。尚、図示しないが、導電層(A)122の下
に2〜20nm程度の厚さでP(燐)をドープした珪素
膜を形成しておくことは有効である。これにより、その
上に形成される導電膜の密着性向上と酸化防止を図ると
同時に、導電層(A)または導電層(B)が微量に含有
するアルカリ金属元素がゲート絶縁膜120に拡散する
のを防ぐことができる。(図3(A))
【0047】次に、レジストマスク124a〜124e
を形成し、導電層(A)122と導電層(B)123と
を一括でエッチングしてゲート電極125〜128と容
量配線129を形成する。ゲート電極125〜128と
容量配線129は、導電層(A)から成る125a〜1
28aと、導電層(B)から成る125b〜128bと
が一体として形成されている。この時、駆動回路に形成
するゲート電極126、127は不純物領域118、1
19の一部と、ゲート絶縁膜121を介して重なるよう
に形成する。(図3(B))
【0048】次いで、駆動回路のpチャネル型TFTの
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、p型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極125をマスクとして、自己整合的に不
純物領域を形成する。このとき、nチャネル型TFTが
形成される領域はレジストマスク130で被覆してお
く。そして、ジボラン(B26)を用いたイオンドープ
法で不純物領域131を形成した。この領域のボロン
(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3となる
ようにする。本明細書中では、ここで形成された不純物
領域131に含まれるp型を付与する不純物元素の濃度
を(p++)と表す。(図3(C))
【0049】次に、nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行った。レジストのマスク132a〜132cを
形成し、n型を付与する不純物元素が添加して不純物領
域133〜137を形成した。これは、フォスフィン
(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域の
燐(P)濃度を1×1019〜1×1021atoms/cm3とし
た。本明細書中では、ここで形成された不純物領域13
3〜137に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度
を(n+)と表す。(図3(D))
【0050】不純物領域133〜137には、既に前工
程で添加された燐(P)またはボロン(B)が含まれて
いるが、それに比して十分に高い濃度でP(燐)が添加
されるので、前工程で添加された燐(P)またはボロン
(B)の影響は考えなくても良い。また、不純物領域1
38に添加された燐(P)濃度は図3(C)で添加され
たボロン(B)濃度の1/2〜1/3なのでp型の導電
性が確保され、TFTの特性に何ら影響を与えることは
なかった。
【0051】そして、画素マトリクス回路のnチャネル
型TFTのLDD領域を形成するためのn型を付与する
不純物添加の工程を行った。ここではゲート電極128
をマスクとして自己整合的にn型を付与する不純物元素
をイオンドープ法で添加した。添加する燐(P)の濃度
は1×1016〜5×1018atoms/cm3であり、図2
(C)および図3(C)と図3(D)で添加する不純物
元素の濃度よりも低濃度で添加することで、実質的には
不純物領域138、139のみが形成される。本明細書
中では、この不純物領域138、139に含まれるn型
を付与する不純物元素の濃度を(n--)と表す。(図4
(A))
【0052】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行った。熱処理は酸素濃度が
1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲
気中で400〜800℃、代表的には500〜600℃
で行うものであり、本実施形態では550℃で4時間の
熱処理を行った。また、基板101に石英基板のような
耐熱性を有するものを使用した場合には、800℃で1
時間の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該
不純物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域
との接合を良好に形成することができた。
【0053】この熱処理において、ゲート電極125〜
128と容量配線129形成をする金属膜125b〜1
29bは、表面から5〜80nmの厚さで導電層(C)
125c〜129cが形成される。例えば、導電層
(B)125b〜129bがタングステン(W)の場合
には窒化タングステン(WN)が形成され、タンタル
(Ta)の場合には窒化タンタル(TaN)を形成する
ことができる。また、導電層(C)125c〜129c
は、窒素またはアンモニアなどを用いた窒素を含むプラ
ズマ雰囲気にゲート電極125〜128と容量配線12
9を晒しても同様に形成することができる。さらに、3
〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃
で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を水素化
する工程を行った。この工程は熱的に励起された水素に
より半導体層のダングリングボンドを終端する工程であ
る。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズ
マにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
(図4(B))
【0054】図6(A)および図7(A)はここまでの
工程におけるTFTの上面図であり、A−A'断面およ
びC−C'断面は図4(B)のA−A'およびC−C'に
対応している。また、B−B'断面およびD−D'断面は
図8(A)および図9(A)の断面図に対応している。
図6および図7の上面図はゲート絶縁膜を省略している
が、ここまでの工程で少なくとも島状半導体層108〜
111上にゲート電極125〜128と容量配線129
が図に示すように形成されている。
【0055】活性化および水素化の工程が終了したら、
ゲート配線とする第2の導電膜を形成する。この第2の
導電膜は低抵抗材料であるアルミニウム(Al)や銅
(Cu)を主成分とする導電層(D)と、にチタン(T
i)やタンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブ
デン(Mo)から成る導電層(E)とで形成すると良
い。本実施形態では、チタン(Ti)を0.1〜2重量
%含むアルミニウム(Al)膜を導電層(D)140と
し、チタン(Ti)膜を導電層(E)141として形成
した。導電層(D)140は200〜400nm(好ま
しくは250〜350nm)とすれば良く、導電層
(E)141は50〜200(好ましくは100〜15
0nm)で形成すれば良い。(図4(C))
【0056】そして、ゲート電極に接続するゲート配線
を形成するために導電層(E)141と導電層(D)1
40とをエッチング処理して、ゲート配線142、14
3と容量配線144を形成た。エッチング処理は最初に
SiCl4とCl2とBCl3との混合ガスを用いたドラ
イエッチング法で導電層(E)の表面から導電層(D)
の途中まで除去し、その後燐酸系のエッチング溶液によ
るウエットエッチングで導電層(D)を除去することに
より、下地との選択加工性を保ってゲート配線を形成す
ることができた。
【0057】図6(B)および図7(B)はこの状態の
上面図を示し、A−A'断面およびC−C'断面は図4
(D)のA−A'およびC−C'に対応している。また、
B−B'断面およびD−D'断面は図8(B)および図9
(B)のB−B'およびD−D'に対応している。図6
(B)および図7(B)において、ゲート配線142、
143の一部は、ゲート電極125、126、128の
一部と重なり電気的に接触している。この様子はB−
B'断面およびD−D'断面に対応した図8(B)および
図9(B)の断面構造図からも明らかで、第1の導電層
を形成する導電層(C)と第2の導電層を形成する導電
層(D)とが電気的に接触している。
【0058】第1の層間絶縁膜145は500〜150
0nmの厚さで酸化珪素膜または酸化窒化珪素膜で形成
され、その後、それぞれの島状半導体層に形成されたソ
ース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホール
を形成し、ソース配線146〜149と、ドレイン配線
150〜153を形成する。図示していないが、本実施
形態ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含む
アルミニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパッ
タ法で連続して形成した3層構造の積層膜とした。
【0059】次に、パッシベーション膜154として、
窒化珪素膜、酸化珪素膜、または窒化酸化珪素膜を50
〜500nm(代表的には100〜300nm)の厚さ
で形成する。この状態で水素化処理を行うとTFTの特
性向上に対して好ましい結果が得られた。例えば、3〜
100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で
1〜12時間の熱処理を行うと良く、あるいはプラズマ
水素化法を用いても同様の効果が得られた。なお、ここ
で後に画素電極とドレイン配線を接続するためのコンタ
クトホールを形成する位置において、パッシベーション
膜154に開口部を形成しておいても良い。(図5
(A))
【0060】図6(C)および図7(C)のはこの状態
の上面図を示し、A−A'断面およびC−C'断面は図5
(A)のA−A'およびC−C'に対応している。また、
B−B'断面およびD−D'断面は図8(C)および図9
(C)のB−B'およびD−D'に対応している。図6
(C)と図7(C)では第1の層間絶縁膜を省略して示
すが、島状半導体層108、109、111の図示され
ていないソースおよびドレイン領域にソース配線14
6、147、149とドレイン配線150、151、1
53が第1の層間絶縁膜に形成されたコンタクトホール
を介して接続している。
【0061】その後、有機樹脂からなる第2の層間絶縁
膜155を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有機
樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポ
リイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を使
用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重合
するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して形
成した。そして、第2の層間絶縁膜155にドレイン配
線153に達するコンタクトホールを形成し、画素電極
156、157を形成する。画素電極は、透過型液晶表
示装置とする場合には透明導電膜を用いれば良く、反射
型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用いれば良
い。本実施形態では透過型の液晶表示装置とするため
に、酸化インジウム・スズ(ITO)膜を100nmの
厚さにスパッタ法で形成した。(図5(B))
【0062】こうして同一基板上に、駆動回路のTFT
と表示領域の画素TFTとを有した基板を完成させるこ
とができた。駆動回路にはpチャネル型TFT201、
第1のnチャネル型TFT202、第2のnチャネル型
TFT203、表示領域には画素TFT204、保持容
量205が形成した。本明細書では便宜上このような基
板をアクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0063】駆動回路のpチャネル型TFT201に
は、島状半導体層108にチャネル形成領域206、ソ
ース領域207a、207b、ドレイン領域208a,
208bを有している。第1のnチャネル型TFT20
2には、島状半導体層109にチャネル形成領域20
9、ゲート電極126と重なるLDD領域210(以
降、このようなLDD領域をLovと記す)、ソース領域
211、ドレイン領域212を有している。このLov領
域のチャネル長方向の長さは0.5〜3.0μm、好ま
しくは1.0〜1.5μmとした。第2のnチャネル型
TFT203には、島状半導体層110にチャネル形成
領域213、LDD領域214,215、ソース領域2
16、ドレイン領域217を有している。このLDD領
域はLov領域とゲート電極127と重ならないLDD領
域(以降、このようなLDD領域をLoffと記す)とが
形成され、このLoff領域のチャネル長方向の長さは
0.3〜2.0μm、好ましくは0.5〜1.5μmで
ある。画素TFT204には、島状半導体層111にチ
ャネル形成領域218、219、Loff領域220〜2
23、ソースまたはドレイン領域224〜226を有し
ている。Loff領域のチャネル長方向の長さは0.5〜
3.0μm、好ましくは1.5〜2.5μmである。さ
らに、容量配線129、144と、ゲート絶縁膜と同じ
材料から成る絶縁膜と、画素TFT204のドレイン領
域226に接続し、n型を付与する不純物元素が添加さ
れた半導体層227とから保持容量205が形成されて
いる。図5(B)では画素TFT204をダブルゲート
構造としたが、シングルゲート構造でも良いし、複数の
ゲート電極を設けたマルチゲート構造としても差し支え
ない。
【0064】本実施形態では、TFTの形式としてトッ
プゲート型の場合の例を示した。しかし、ゲート電極が
活性層の下側(基板側)にあるボトムゲート型のTFT
にも本発明は利用することができる。さらにゲート電極
を耐熱性を有する導電性材料で形成することによりLD
D領域やソース領域およびドレイン領域の活性化を容易
とし、ゲート配線低抵抗材料で形成することにより、配
線抵抗を十分低減できる。従って、表示領域(画面サイ
ズ)が4インチクラス以上の表示装置に適用することが
可能になる。
【0065】[実施形態2]本実施形態では、実施形態1
における結晶化とゲッタリングの熱処理を同一の熱処理
工程中に2段階に分けて行なう例である。なお、図面お
よび符号は実施形態1と兼ねる。
【0066】まず、実施形態1と同様に、基板101上
に非晶質珪素膜102を55nmの厚さに成膜した。
【0067】次にレジストマスク103を形成し、ゲッ
タリング元素として燐(P)を選択的に添加した。実施
形態1と同様に、フォスフィン(PH3)を質量分離し
ないでプラズマ励起したイオンドープ法で1×1019
1×1021atoms/cm3の濃度で添加した。
【0068】レジストマスク103を除去した後、非晶
質珪素膜102の結晶化を助長するための触媒元素とし
てのNiを含有した溶液をスピンコート法により塗布
し、Ni含有層105を形成した。
【0069】次に加熱炉にて550℃4時間の熱処理を
行ない、Niの触媒作用により非晶質珪素膜102を結
晶化させ、結晶質珪素107a〜107cを得た。その
後、電気炉から取り出すことなく600℃4時間の熱処
理を行ない、Niのゲッタリング処理を行なった。
【0070】一般に熱処理温度は基板材料の歪点以下で
行なわれ、また、処理温度が歪点に近づくほど基板に変
形を起こさせることが知られている。本実施ではコーニ
ング1737ガラス基板(歪点667℃)を使用した
が、本実施形態程度の処理温度であれば、基板の変形を
ほとんど起こさせることなく、処理時間を短縮すること
が可能であった。
【0071】このように、結晶化とゲッタリングの処理
温度を段階的に変化させることにより、実質的に2回の
熱処理が行なわれてはいるが、同一の熱処理工程におい
て行なわれたため、結果的に実施形態1よりも短時間で
行なうことができた。
【0072】処理温度を段階的に変化させるにあたって
は、複数回変化させても良いし、段階的ではなく、連続
的に変化させても良い。
【0073】その後の工程は実施形態1や他の公知の方
法に従ってTFTを作製する。
【0074】[実施形態3]本実施形態では、アクティブ
マトリクス基板から、アクティブマトリクス型液晶表示
装置を作製する工程を説明する。図10に示すように、
実施形態1で作製した図5(B)の状態のアクティブマ
トリクス基板に対し、配向膜601を形成する。通常液
晶表示素子の配向膜にはポリイミド樹脂が多く用いられ
ている。対向側の対向基板602には、遮光膜603、
透明導電膜604および配向膜605を形成した。配向
膜を形成した後、ラビング処理を施して液晶分子がある
一定のプレチルト角を持って配向するようにした。そし
て、画素マトリクス回路と、CMOS回路が形成された
アクティブマトリクス基板と対向基板とを、公知のセル
組み工程によってシール材やスペーサ(共に図示せず)
などを介して貼りあわせる。その後、両基板の間に液晶
材料606を注入し、封止剤(図示せず)によって完全
に封止した。液晶材料には公知の液晶材料を用いれば良
い。このようにして図10に示すアクティブマトリクス
型液晶表示装置が完成した。
【0075】次にこのアクティブマトリクス型液晶表示
装置の構成を、図11の斜視図および図12の上面図を
用いて説明する。尚、図11と図12は、図1〜図5と
図10の断面構造図と対応付けるため、共通の符号を用
いている。また、図12で示すE―E’に沿った断面構
造は、図5(B)に示す画素マトリクス回路の断面図に
対応している。
【0076】図11においてアクティブマトリクス基板
は、ガラス基板101上に形成された、表示領域306
と、走査信号駆動回路304と、画像信号駆動回路30
5で構成される。表示領域には画素TFT204が設け
られ、周辺に設けられる駆動回路はCMOS回路を基本
として構成されている。走査信号駆動回路304と、画
像信号駆動回路305はそれぞれゲート配線128とソ
ース配線149で画素TFT204に接続している。ま
た、FPC731が外部入力端子734に接続され、入
力配線302、303でそれぞれの駆動回路に接続して
いる。
【0077】図12は表示領域306のほぼ一画素分を
示す上面図である。ゲート配線143は、図示されてい
ないゲート絶縁膜を介してその下の半導体層111と交
差している。図示はしていないが、半導体層には、ソー
ス領域、ドレイン領域、n--領域でなるLoff領域が形
成されている。また、161はソース配線149とソー
ス領域224とのコンタクト部、162はドレイン配線
153とドレイン領域226とのコンタクト部、163
はドレイン配線153と画素電極156のコンタクト部
である。保持容量205は、画素TFT204のドレイ
ン領域226から延在する半導体層227とゲート絶縁
膜を介して容量配線129、144が重なる領域で形成
されている。
【0078】なお、本実施形態のアクティブマトリクス
型液晶表示装置は、実施形態1で説明した構造と照らし
合わせて説明したが、実施形態2の構成とも自由に組み
合わせてアクティブマトリクス型液晶表示装置を作製す
ることができる。
【0079】[実施形態4]本発明を実施して作製された
アクティブマトリクス基板および液晶表示装置並びにE
L型表示装置は様々な電気光学装置に用いることができ
る。そして、そのような電気光学装置を表示装置として
組み込んだ電子機器全てに本発明を適用することがでで
きる。電子機器としては、パーソナルコンピュータ、デ
ジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯情報端末(モバイル
コンピュータ、携帯電話、電子書籍など)、ナビゲーシ
ョンシステムなどが上げられる。
【0080】図13(A)はパーソナルコンピュータで
あり、マイクロプロセッサやメモリーなどを備えた本体
2001、画像入力部2002、表示装置2003、キ
ーボード2004で構成される。本発明は表示装置20
03やその他の信号処理回路を形成することができる。
【0081】図13(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示装置2102、音声入力部2103、操
作スイッチ2104、バッテリー2105、受像部21
06で構成される。本発明は表示装置2102やその他
の信号制御回路に適用することができる。
【0082】図13(C)はテレビゲームまたはビデオ
ゲームなどの電子遊技機器であり、CPU等の電子回路
2308、記録媒体2304などが搭載された本体23
01、コントローラ2305、表示装置2303、本体
2301に組み込まれた表示装置2302で構成され
る。表示装置2303と本体2301に組み込まれた表
示装置2302とは、同じ情報を表示しても良いし、前
者を主表示装置とし、後者を副表示装置として記録媒体
2304の情報を表示したり、機器の動作状態を表示し
たり、或いはタッチセンサーの機能を付加して操作盤と
することもできる。また、本体2301とコントローラ
2305と表示装置2303とは、相互に信号を伝達す
るために有線通信としても良いし、センサ部2306、
2307を設けて無線通信または光通信としても良い。
本発明は、表示装置2302、2303に適用すること
ができる。表示装置2303は従来のCRTを用いるこ
ともできる。
【0083】図13(D)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示装置2402、スピーカー部2
403、記録媒体2404、操作スイッチ2405で構
成される。尚、記録媒体にはDVD(Digital Versati
le Disc)やコンパクトディスク(CD)などを用い、
音楽プログラムの再生や映像表示、ビデオゲーム(また
はテレビゲーム)やインターネットを介した情報表示な
どを行うことができる。本発明は表示装置2402やそ
の他の信号制御回路に好適に利用することができる。
【0084】図13(E)はデジタルカメラであり、本
体2501、表示装置2502、接眼部2503、操作
スイッチ2504、受像部(図示しない)で構成され
る。本発明は表示装置2502やその他の信号制御回路
に適用することができる。
【0085】図14(A)はフロント型プロジェクター
であり、光源光学系および表示装置2601、スクリー
ン2602で構成される。本発明は表示装置やその他の
信号制御回路に適用することができる。図14(B)は
リア型プロジェクターであり、本体2701、光源光学
系および表示装置2702、ミラー2703、スクリー
ン2704で構成される。本発明は表示装置やその他の
信号制御回路に適用することができる。
【0086】なお、図14(C)に、図14(A)およ
び図14(B)における光源光学系および表示装置26
01、2702の構造の一例を示す。光源光学系および
表示装置2601、2702は光源光学系2801、ミ
ラー2802、2804〜2806、ダイクロイックミ
ラー2803、ビームスプリッター2807、液晶表示
装置2808、位相差板2809、投射光学系2810
で構成される。投射光学系2810は複数の光学レンズ
で構成される。図14(C)では液晶表示装置2808
を三つ使用する三板式の例を示したが、このような方式
に限定されず、単板式の光学系で構成しても良い。ま
た、図14(C)中で矢印で示した光路には適宣光学レ
ンズや偏光機能を有するフィルムや位相を調節するため
のフィルムや、IRフィルムなどを設けても良い。ま
た、図14(D)は図14(C)における光源光学系2
801の構造の一例を示した図である。本実施例では、
光源光学系2801はリフレクター2811、光源28
12、レンズアレイ2813、2814、偏光変換素子
2815、集光レンズ2816で構成される。尚、図1
4(D)に示した光源光学系は一例であって図示した構
成に限定されるものではない。
【0087】また、ここでは図示しなかったが、本発明
はその他にも、ナビゲーションシステムやイメージセン
サの読み取り回路などに適用することも可能である。こ
のように本願発明の適用範囲はきわめて広く、あらゆる
分野の電子機器に適用することが可能である。
【0088】このように、本願発明の適用範囲はきわめ
て広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能
である。また、本実施形態の電子機器は実施形態1〜3
のどのような組み合わせから成る構成を用いても実現す
ることができる。
【発明の効果】本明細書で開示する発明では、 (1)非晶質半導体膜にゲッタリング領域を選択的に形
成する。 (2)ゲッタリング領域も含めた非晶質半導体膜全体に
結晶化を助長する金属元素を添加する。 (3)当該金属元素による非晶質半導体の結晶化と、当
該金属元素のゲッタリングを同一の熱処理工程で行な
う。 (3)上記ゲッタリング領域を除去し、当該金属元素に
より結晶化した領域を活性層として用いる。という構成
を基本的に採用する。
【0089】こうすることで、半導体膜の結晶化を助長
する金属元素を利用して得られる結晶質半導体膜を用い
て作製されるTFTにおいて、その特性に当該金属元素
の悪影響が及ぶことを抑制することができる。
【0090】また、本明細書で開示する発明は、上記効
果を得ることが簡略化された作製工程において得られる
という特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す断面図。
【図2】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す断面図。
【図3】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す断面図。
【図4】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す断面図。
【図5】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す断面図。
【図6】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す上面図。
【図7】 画素TFT、保持容量、駆動回路のTFTの
作製工程を示す上面図。
【図8】 駆動回路のTFTの作製工程を示す上面図。
【図9】 画素TFTの作製工程を示す上面図。
【図10】 液晶表示装置の構造を示す断面図。
【図11】 液晶表示装置の構造を示す斜視図。
【図12】 表示領域の画素を示す上面図
【図13】 電子機器の一例を示す図。
【図14】 電子機器の一例を示す図。
【図15】 光学顕微鏡による結晶成長の写真図。
【符号の説明】
101 基板 102 非晶質珪素膜 103a〜103c レジストマスク 104a〜104b 燐元素添加領域(ゲッタリング領
域) 105 Ni含有層 106 Niの動き 107a〜107c 結晶質珪素 108〜111 島状半導体層 112 マスク層 113 レジストマスク 114から116 チャネルドープ半導体層 117a〜117d レジストマスク 118〜120 n-型不純物領域 121 ゲート絶縁膜 122 導電層(A) 123 導電層(B) 124a〜124e レジストマスク 125〜128 ゲート電極 129 容量配線 125c〜129c 導電層(C) 130 レジストマスク 131 P++不純物領域 132a〜132c レジストマスク 133〜137 n+不純物領域 138〜139 n--不純物領域 140 導電層(D) 141 導電層(E) 142〜143 ゲート配線 144 容量配線 145 第1の層間絶縁膜 146〜149 ソース配線 150〜153 ドレイン配線 154 パッシベーション膜 155 第2の層間絶縁膜 156〜157 画素電極
フロントページの続き Fターム(参考) 5F052 AA17 DA02 DB03 EA15 EA16 FA06 HA03 JA04 5F110 AA01 AA16 BB02 CC02 DD02 DD07 EE04 EE06 EE14 EE44 FF04 FF28 FF30 GG02 GG13 GG25 GG32 GG45 GG51 HJ01 HJ04 HJ18 HJ23 HL04 HL06 HL23 HM15 NN02 NN23 NN27 NN36 PP01 PP10 PP34 PP35 QQ24 QQ25 QQ28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非晶質半導体膜上にマスクを形成する工程
    と、 前記非晶質半導体膜中に選択的に15族元素を添加する
    ことでゲッタリング領域を形成する工程と、 前記マスクを除去する工程と、 前記非晶質半導体膜上に結晶化を助長する金属元素を添
    加する工程と、 前記非晶質半導体膜の結晶化と前記金属元素のゲッタリ
    ングを1回の熱処理で行なうことを特徴とする半導体装
    置の作製方法。
  2. 【請求項2】非晶質半導体膜上にマスクを形成する工程
    と、 前記非晶質半導体膜中に選択的に15族元素を添加する
    ことでゲッタリング領域を形成する工程と、 前記マスクを除去する工程と、 前記非晶質半導体膜上に結晶化を助長する金属元素を添
    加する工程と、 前記非晶質半導体膜の結晶化と前記金属元素のゲッタリ
    ングを同一の熱処理工程で行なうことを特徴とする半導
    体装置の作製方法。
  3. 【請求項3】非晶質半導体膜上にマスクを形成する工程
    と、 前記非晶質半導体膜中に選択的に15族元素を添加する
    ことでゲッタリング領域を形成する工程と、 前記マスクを除去する工程と、 前記非晶質半導体膜の全面に結晶化を助長する金属元素
    を添加する工程と、 前記非晶質半導体膜の結晶化と前記金属元素のゲッタリ
    ングを同一の熱処理で行なうことを特徴とする半導体装
    置の作製方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか一における前記
    マスクは、フォトレジストにより形成されることを特徴
    とする半導体装置の作製方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれか一において、前
    記金属元素として、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、P
    d、Os、Ir、Pt、Cu、Au、Ge、Pb、In
    から選ばれた一種または複数種類のものを用いられるこ
    とを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3のいずれか一において、前
    記金属元素として、Niが用いられることを特徴とする
    半導体装置の作製方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一に記載された
    前記半導体装置とは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、
    プロジェクター、ゴーグル型ディスプレイ、カーナビゲ
    ーション、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末であ
    ることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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